JP2014521859A - 再生エネルギー型発電装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】再生エネルギー型発電装置1は、ブレード2と、ブレード2を介して受け取った再生可能エネルギーによってブレード2とともに回転するハブ4と、ハブ4に連結された回転シャフト6と、回転シャフト6を軸支する一対の軸受20,22と、各軸受20,22の軸受箱21,23を下方から支持するナセル台板30Aを含むナセル30と、一対の軸受20,22の軸受箱21,23の上部を互いに連結する連結フレーム40とを備える。
Description
例えば、特許文献1〜8記載の風力発電装置では、ハブに近い前方軸受とハブから遠い後方軸受とを含む一対の軸受を介して、ロータがナセル側に支持されている。また、特許文献7及び8には、前方軸受と後方軸受の軸受箱を一体的に設けた構成も開示されている。
ところが、特許文献7及び8に記載の風力発電装置では、一体的に設けられた前方軸受と後方軸受の軸受箱がナセル内の大きなスペースを占めることになり、ナセル内の限られたスペースの有効活用が困難になる。
なお、再生エネルギー型発電装置は3個以上の軸受を含んでいてもよく、この場合、全軸受から選択された一対の軸受について、各軸受の軸受箱をナセル台板によって下方から支持するとともに、各軸受の軸受箱の上部を連結フレームで互いに連結してもよい。
また、各軸受の軸受箱の上部を互いに連結する連結フレームがナセル内において占めるスペースは、特許文献7及び8のように各軸受の軸受箱を一体化する場合に比べて小さいから、ナセル内のスペースの有効活用を図ることができる。
自動調心性を有する軸受は、軸のたわみなどに起因した外輪と内輪との間の相対的な傾きが生じる場合にも使用でき、ラジアル荷重、両方向のスラスト荷重及びこれらの合成荷重を負荷する能力が大きいので、振動、衝撃荷重を受ける用途に適している。しかし、再生可能エネルギー源から回転シャフトに複雑且つ過大な荷重が入力されると自動調心軸受が有するがたつきのために内輪が外輪に対して相対的に動いて、ロータ系全体や回転シャフトの端部に取り付けられた被駆動装置の振動発生の原因となり得る。よって、上述のように敢えて自動調心性を有しない軸受を採用することで、ロータ系全体や被駆動装置の振動抑制に寄与できる。一方、このように自動調心性を有しない一対の軸受で回転シャフトを軸支する場合、各軸受に調心性がないために、各軸受の芯のずれは許容しがたい。そのため、自動調心性を有しない軸受を採用する場合、上述したナセル台板及び連結フレームを用いて各軸受の軸受箱を拘束することで享受できる軸受寿命の改善効果は、自動調心軸受を採用する場合に比べて顕著になる。
また、回転シャフトを一対の軸受(前方軸受及び後方軸受)で軸支する場合、回転シャフトの軸方向に沿った荷重を負担可能なスラスト軸受を一方の軸受として選択し、回転シャフトの半径方向に沿った荷重を負担可能なラジアル軸受を他方の軸受として選択する設計が考えられる。この場合において、被駆動装置側に位置する後方軸受としてスラスト軸受を採用することで、回転シャフトの伸びの基準となるスラスト軸受から被駆動装置までの距離を縮めて、回転シャフトの伸び(例えば、被駆動装置側からの伝熱や軸受自体の発熱によって昇温された回転シャフトの熱伸び)に起因する被駆動装置とナセル台板との相対変位を小さくできる。これにより、被駆動装置とナセル台板との相対変位によって両者間の支持部や周囲機器との間の配管類に過度な荷重が加わって支持部や配管が損傷する可能性を低減できる。
上記構成の連結フレームを用いれば、一対の軸受の軸受箱の上部同士を連結板部によって連結して軸受間の同芯維持に寄与できるだけでなく、連結板部に設けられた取付部に部品昇降機構を取り付ける場合において部品昇降機構の荷重をサポート部によって支えることができる。
回転シャフトを一対の軸受により軸支する場合、前方軸受の方が後方軸受に比べてハブに近いために大きな荷重が加わることになる。そこで、前方軸受が取り付けられる第1領域側から後方軸受が取り付けられる第2領域側に向かって回転シャフトを縮径させることで、後方軸受よりも大きな体格の前方軸受を採用して、前方軸受の耐久性を向上させることができる。また、第2領域周辺の回転シャフトが比較的小径になり、回転シャフトの重量を軽減するとともに、後方軸受を軽量化・コンパクト化できる。
さらに、前方軸受の内輪のハブ側への移動を規制する第1段差部と、後方軸受の内輪のハブ側への移動を規制する第2段差部とを、それぞれ第1領域及び第2領域に設けるとともに、第2段差部における最大径よりも前方軸受の内輪の内径を大きくすることで、前方軸受、後方軸受の順に、回転シャフトのハブとは反対側の端部から嵌めていく軸受組み付け手法が採用可能になる。これにより、回転シャフトへの前方軸受及び後方軸受の組み付け作業を容易に行うことが可能になる。
上記構成のナセル台板を用いれば、前方軸受の軸受箱と後方軸受の軸受箱をそれぞれナセル台板の壁部及びリブによって下方から確実に支持することができる。また、水平板部よりも高い位置にて前方軸受及び後方軸受の軸受箱が支持されることになり、回転シャフトとナセル床面の間にスペースを形成することができる。回転シャフト下方のこのスペースは、一実施形態においては、作業員がナセル内機器のメンテナンスを行うためのスペースとして利用可能である。
このように、ナセル台板の水平板部の中央に設けた台板開口を塞ぐナセルデッキ板に、ナセル内とタワー内とを繋ぐデッキ開口を設けることで、例えば、ナセル内−タワー内間の搬送対象部品のデッキ開口を介した移動が可能となる。一実施形態においては、比較的スペースに余裕がある回転シャフトよりも上方のナセル内空間を有効活用して搬送作業を効率化する観点から、ナセル内−タワー内間の搬送対象部品の移動は回転シャフトの上方から搬送対象部品を吊った状態で行ってもよい。この際、上述のように、搬送対象部品の通過経路としてのデッキ開口を、前方軸受と後方軸受の間であり、且つ、回転シャフトを避けた領域の少なくとも一部に設けることで、ナセル内とタワー内との間の搬送中における搬送対象部品と回転シャフトや軸受との干渉を防止できる。
これにより、連結フレームの上方から搬送対象部品を吊った状態でナセル内−タワー内間における搬送対象部品のデッキ開口を介した移動を行う際、搬送対象部品と連結フレームとの干渉を防止できる。
このように前方軸受が取り付けられる第1領域側から後方軸受が取り付けられる第2領域側に向かって回転シャフトを縮径させることで、後方軸受よりも大きな体格の前方軸受を採用して、前方軸受の耐久性を向上させることができる。また、第2領域周辺の回転シャフトが比較的小径になり、回転シャフトの重量を軽減するとともに、後方軸受を軽量化・コンパクト化できる。
さらに、デッキ開口に対応する軸方向位置における回転シャフトの直径を第2領域と略同一にすることで、回転シャフトの上方から搬送対象部品を吊った状態での搬送対象部品のナセル内−タワー間の移動に利用できるデッキ開口の面積を比較的大きく確保できる。
ヨー旋回座軸受の内径Dが3〜5m程度の大型の再生エネルギー型発電装置では、各軸受(特に前方軸受)に加わる大きな荷重に耐えるために一対の軸受間の距離をある程度は確保する必要がある。一方、軸受間の距離を過度に大きくすると、回転シャフトやナセル等の重量増加を招き、コスト増大の要因となる。
そこで、ヨー旋回座軸受で囲まれた円形領域の外側、且つ、該円形領域とハブとの間に前方軸受を配置し、ヨー旋回座軸受の中心軸と、該中心軸から0.25Dの距離だけハブとは反対側に遠ざった位置との間に後方軸受を配置することで、軸受(特に前方軸受)の耐久性の確保と回転シャフトやナセル等の重量増加の抑制を両立することができる。また、このような前方軸受と後方軸受の配置を採用することで、数メートル程度の距離が両軸受間に生まれる。そのため、ヨー旋回座軸受の中心軸における回転シャフトの下面から水平板部までの鉛直方向の距離を2m以上4m以下とすれば、前方軸受と後方軸受との間、且つ、回転シャフトと水平板部との間に比較的広いスペースが形成される。このスペースは、例えば作業員によるナセル内機器のメンテナンス作業を行うために利用可能である。また、軸受中心がヨー旋回座軸受の中心軸より後方にずれる事により、ヨー旋回座軸受が受けるハブ重量や風圧によるモーメントを軽減する事ができ、ヨー旋回座軸受をコンパクトに設計することができる。
前方軸受と後方軸受との間の距離を0.8L以上1.0L以下にすることで、軸受(特に前方軸受)の耐久性の確保と回転シャフトやナセル等の重量増加の抑制を両立することができる。
ハブ中心とヨー旋回座軸受の中心軸との間の距離(オーバーハング量)を1.55L以上にすることで、ブレードとタワーとの接触を効果的に防止することができる。また、オーバーハング量を1.85L以下にすることで、軸受に作用する荷重を抑制できる。
なお、ハブ4はハブカバー5によって覆われている。またナセル30は、洋上又は地上に立設されたタワー8の上に設けられる。
図1に示す例では、ドライブトレイン10は、回転シャフト6に取り付けられた油圧ポンプ12と、高圧油ライン13及び低圧油ライン15を介して油圧ポンプ12に接続される油圧モータ14とを含んでいる。油圧ポンプ12は、回転シャフト6によって駆動されて作動油を昇圧し、高圧の作動油(圧油)を生成する。油圧ポンプ12の出口は、高圧油ライン13を介して油圧モータ14の入口に接続されている。そのため、油圧ポンプ12で生成された圧油は高圧油ライン13を介して油圧モータ14に供給され、この圧油によって油圧モータ14が駆動される。油圧モータ14で仕事をした後の低圧の作動油は、油圧モータ14の出口と油圧ポンプ12の入口との間に設けられた低圧油ライン15を経由して、油圧ポンプ12に再び戻される。また、油圧モータ14の出力軸は発電機16の回転シャフトに接続されており、油圧モータ14の回転が発電機16に入力されるようになっている。
なお、油圧ポンプ12、油圧モータ14及び発電機16の個数は特に限定されず、それぞれ、少なくとも一つあればよい。
なお、機器設置台46の下方には、ナセル台板30Aの水平板部32が略水平方向に延在しており、この水平板部32にヨー旋回機構52のヨーモータ52Aが設けられている。なお、図2では、油圧ポンプ12と油圧モータ14との間の配管(高圧油ライン13,低圧油ライン15)は省略している。
なお、図1には、ナセル台板30Aにヨー旋回機構52を固定した例を示したが、ヨー旋回機構52はタワー8に取り付けてもよい。この場合、ヨー旋回機構52のピニオンギア52Bは、ナセル台板30Aに設けたリングギアと噛み合わせればよい。
水平板部32には壁部34の内周に沿って台板開口31が設けられており、この台板開口31はナセルデッキ板38によって塞がれる。ナセルデッキ板38は、ナセル内機器のメンテナンスを行う際の作業員の足場として用いられる。ナセルデッキ板38にはデッキ開口39が形成されており、このデッキ開口39を介してナセル30内とタワー8内とが繋がっている。これにより、図1に示すように、ナセル30内の部品昇降機構54によるデッキ開口39を介した搬送対象部品56の移動が可能になる。デッキ開口39は必要に応じて開閉自在になっていてもよく、例えばデッキ開口39を介した搬送対象部品56の搬送作業時に限ってデッキ開口39を開くことも可能である。
これにより、比較的スペースに余裕がある回転シャフト6よりも上方のナセル30内空間を有効活用して、部品昇降機構54による搬送対象部品56のナセル30内−タワー8内間の移動を行うことができる。すなわち、部品昇降機構54によって回転シャフト6の上方から搬送対象部品56を吊った状態で、搬送対象部品56と回転シャフト6や軸受箱21,23との干渉を防止しつつ、搬送対象部品56のナセル30内−タワー8内間の搬送作業を行うことができる。
また、タワー8内の各フロア70A〜70Cのフロア開口72A〜72Cを、ナセル30の旋回時におけるデッキ開口39の軌跡に対応する位置に設けておけば、図1に示すように、ナセル30内の部品昇降機構54で搬送対象部品56を吊ったまま、フロア開口72A〜72Cを介した搬送対象部品56のタワー8内における移動が可能になる。
一方、各軸受箱21,23の上部は連結フレーム40によって互いに連結され、連結フレーム40によって拘束される。
なお、取付部43は、部品昇降機構としてのクレーンのジブを任意の締結部材を用いて固定可能に構成されていてもよい。また、サポート部44は、図4に示すように、作業員が昇降する際の階段としても機能するようになっていてもよい。
これにより、連結フレーム40の上方から搬送対象部品56を吊った状態でナセル30内−タワー8内間における搬送対象部品56のデッキ開口39を介した移動を行う際、搬送対象部品56と連結フレーム40との干渉を防止できる。
また、同図に示すように、前方軸受20の軸受箱21には、回転シャフト6のフランジとの共締めによってハブ4に締結されたブレーキディスク60を把持することで回転シャフト6を制動するブレーキキャリパ62が複数取り付けられていてもよい。
例えば、油圧ポンプ(被駆動装置)12を回転シャフト6に取り付ける場合、ハブ4側に位置する前方軸受20と油圧ポンプ12側に位置する後方軸受22との両方を自動調心性が実質的に無い軸受で構成してもよい。自動調心性を有する軸受は、内輪と外輪との間の拘束力が弱いため、再生可能エネルギー源としての風から回転シャフト6に複雑な荷重が入力されると内輪が外輪に対して相対的に動いて、回転シャフト6の端部に取り付けられた油圧ポンプ12の振動発生の原因となり得る。よって、上述のように敢えて自動調心性を有しない軸受を採用することで、油圧ポンプ12の振動抑制に寄与できる。このことは、油圧ポンプ12に替えて発電機16を回転シャフト6の端部に取り付けた場合にも当てはまり、前方軸受20,22を自動調心性がない軸受とすることで発電機16の振動抑制に寄与できる。
また、油圧ポンプ(被駆動装置)12を回転シャフト6のハブ4から遠い端部に取り付けるとともに被駆動装置26をナセル30のナセル台板30Aに支持させる場合、ハブ4側に位置する前方軸受20をラジアル軸受とし、油圧ポンプ12側に位置する後方軸受22をスラスト軸受としてもよい。このように、油圧ポンプ12側に位置する後方軸受22としてスラスト軸受を採用することで、回転シャフト6の伸びの基準となるスラスト軸受から油圧ポンプ12までの距離を縮めて、回転シャフト6の伸び(例えば、油圧ポンプ12側からの伝熱や軸受(20,22)自体の発熱によって昇温された回転シャフト6の熱伸び)に起因する油圧ポンプ12とナセル台板30Aとの相対変位を小さくできる。これにより、油圧ポンプ12とナセル台板30Aとの相対変位によって油圧ポンプ12−ナセル台板30A間の支持部(支持アーム26)や配管類(高圧油ライン13や低圧油ライン15)に過度な荷重が加わって支持部(支持アーム26)や配管類が損傷する可能性を低減できる。このことは、油圧ポンプ12に替えて発電機16を回転シャフト6の端部に取り付けるとともに支持アーム26によってナセル台板30Aに支持した場合にも当てはまり、後方軸受22をスラスト軸受とすることで回転シャフト6の伸びに起因する油圧ポンプ12−ナセル台板30A間の支持部(支持アーム26)の損傷の可能性を低減できる。
なお、図5には、自動調心性を有しないラジアル軸受としての前方軸受20が複列円筒ころ軸受であり、自動調心性を有しないスラスト軸受としての後方軸受22が複列円錐ころ軸受である例を示している。
また、第1領域6Aには内輪20Aのハブ4側への移動を規制する第1段差部64が形成されており、第2領域6Bには内輪22Aのハブ4側への移動を規制する第2段差部66が形成されている。そして、前方軸受20の内輪20Aの内径Dinは、第2段差部66における回転シャフト6の最大径D2maxよりも大きくなっている。これにより、前方軸受20、後方軸受22の順に、回転シャフト6のハブ4とは反対側の端部から嵌めていく軸受組み付け手法が採用可能になる。よって、回転シャフト6への前方軸受20及び後方軸受22の組み付け作業を容易に行うことが可能になる。
そこで、ヨー旋回座軸受50の内径D(図5参照)が3m以上5m以下の場合、前方軸受20はヨー旋回座軸受50で囲まれた円形領域の外側、且つ、該円形領域とハブ4との間に配置され、後方軸受22はヨー旋回座軸受50の中心軸Cと、中心軸Cから0.25Dの距離だけハブ4とは反対側に遠ざかった位置Pとの間に配置され、中心軸Cにおける回転シャフト6の下面から水平板部32までの鉛直方向の距離Hは2m以上4m以下にしてもよい。これにより、軸受(特に前方軸受20)の耐久性の確保と回転シャフト6やナセル30等の重量増加の抑制を両立することができる。また、このような前方軸受20と後方軸受22の配置を採用することで、数メートル程度の距離が軸受20,22間に生まれる。そのため、ヨー旋回座軸受50の中心軸Cにおける回転シャフト6の下面から水平板部32までの鉛直方向の距離Hを2m以上4m以下であることもあり、前方軸受20と後方軸受22との間、且つ、回転シャフト6と水平板部32との間に比較的広いスペースが形成される。このスペースは、例えば作業員によるナセル内機器のメンテナンス作業を行うために利用可能である。
ハブ中心Oとヨー旋回座軸受50の中心軸Cとの間の距離(オーバーハング量)を1.55L以上にすることで、ブレード2とタワー8との接触を効果的に防止することができる。また、オーバーハング量を1.85L以下にすることで、軸受20,22に作用する荷重を抑制できる。
2 ブレード
3 ロータ
4 ハブ
5 ハブカバー
6 回転シャフト
8 タワー
10 ドライブトレイン
12 油圧ポンプ
13 高圧油ライン
14 油圧モータ
15 低圧油ライン
16 発電機
20 前方軸受
20A 内輪
20B 外輪
20C 転動体
21 軸受箱
22 後方軸受
22A 内輪
22B 外輪
22C 転動体
23 軸受箱
26 支持アーム
30 ナセル
30A ナセル台板
30B ナセルカバー
30C ナセルフレーム
31 台板開口
32 水平板部
33 保持穴
34 壁部
35 凹部
36 リブ
37 凹部
38 ナセルデッキ板
39 デッキ開口
40 連結フレーム
42 連結板部
44 サポート部
46 機器設置台
50 ヨー旋回座軸受
52 ヨー旋回機構
52A ヨーモータ
52B ピニオンギア
54 部品昇降機構
56 搬送対象部品
58 マンホール
60 ブレーキディスク
62 ブレーキキャリパ
64 第1段差部
66 第2段差部
70A〜70C フロア
72A〜72C フロア開口
Claims (14)
- 再生可能エネルギーから電力を生成する再生エネルギー型発電装置であって、
ブレードと、
前記ブレードを介して受け取った前記再生可能エネルギーによって前記ブレードとともに回転するハブと、
前記ハブに連結された回転シャフトと、
前記回転シャフトを軸支する一対の軸受と、
各軸受の軸受箱を下方から支持するナセル台板を含むナセルと、
別々に設けられた前記一対の軸受の軸受箱の上部を互いに連結する連結フレームとを備えることを特徴とする再生エネルギー型発電装置。 - 前記回転シャフトの前記ハブから遠い端部に取り付けられるとともに前記ナセル台板に支持され、前記回転シャフトによって駆動される被駆動装置をさらに備え、
前記一対の軸受は、自動調心性を有しないラジアル軸受からなり前記ハブ側に位置する前方軸受と、自動調心性を有しないスラスト軸受からなり前記被駆動装置側に位置する後方軸受とを含むことを特徴とする請求項1に記載の再生エネルギー型発電装置。 - 前記前方軸受は複列円筒ころ軸受であり、前記後方軸受は複列円錐ころ軸受であることを特徴とする請求項2に記載の再生エネルギー型発電装置。
- 再生可能エネルギーから電力を生成する再生エネルギー型発電装置であって、
ブレードと、
前記ブレードを介して受け取った前記再生可能エネルギーによって前記ブレー
ドとともに回転するハブと、
前記ハブに連結された回転シャフトと、
前記回転シャフトを軸支する一対の軸受と、
各軸受の軸受箱を下方から支持するナセル台板を含むナセルと、
前記一対の軸受の軸受箱の上部を互いに連結する連結フレームとを備え、
前記連結フレームは、前記回転シャフトの上方に設けられて前記一対の軸受の軸受箱の上部同士を連結する連結板部と、前記回転シャフトの両側において前記連結板部を前記ナセル台板に支持するサポート部とを含み、
前記連結板部には、搬送対象部品を搬送するための部品昇降機構の前記連結フレームへの取付部が設けられていることを特徴とする再生エネルギー型発電装置。 - 前記一対の軸受は、前記ハブ側に位置する前方軸受と、該前方軸受よりも前記ハブから遠い位置に設けられる後方軸受とを含み、
前記回転シャフトは、前記前方軸受が取り付けられる第1領域と、前記後方軸受が取り付けられる第2領域とを有し、前記第1領域側から前記第2領域側に向かって前記回転シャフトは縮径されており、
前記第1領域には前記前方軸受の内輪の前記ハブ側への移動を規制する第1段差部が形成されており、前記第2領域には前記後方軸受の内輪の前記ハブ側への移動を規制する第2段差部が形成されており、
前記第2段差部における最大径よりも前記前方軸受の前記内輪の内径のほうが大きいことを特徴とする請求項1に記載の再生エネルギー型発電装置。 - 再生可能エネルギーから電力を生成する再生エネルギー型発電装置であって、
ブレードと、
前記ブレードを介して受け取った前記再生可能エネルギーによって前記ブレー
ドとともに回転するハブと、
前記ハブに連結された回転シャフトと、
前記回転シャフトを軸支する一対の軸受と、
各軸受の軸受箱を下方から支持するナセル台板を含むナセルと、
前記一対の軸受の軸受箱の上部を互いに連結する連結フレームとを備え、
前記ナセル台板は、水平方向に延在する水平板部と、前記水平板部上に設けられた壁部と、前記回転シャフトの軸方向に直交する方向に沿って、前記回転シャフトを挟んで対向する前記壁部の一対の内壁面間に延在するリブとを含み、
前記一対の軸受は、前記ハブ側に位置する前方軸受と、該前方軸受よりも前記ハブから遠い位置に設けられる後方軸受とを含み、
前記前方軸受の軸受箱は、前記壁部のうち前記ハブ側によって下方から支持されており、
前記後方軸受の軸受箱は、前記リブによって下方から支持されていることを特徴とする再生エネルギー型発電装置。 - ヨー旋回座軸受を介して前記ナセルを支持するタワーと、
前記ナセル台板の前記水平板部の中央に設けられた台板開口を塞ぐナセルデッキ板とをさらに備え、
前記ナセルデッキ板には、前記前方軸受と前記後方軸受の間であり、且つ、前記回転シャフトを避けた領域の少なくとも一部にデッキ開口が形成されており、
前記デッキ開口を介して前記ナセル内と前記タワー内とが繋がっていることを特徴とする請求項6に記載の再生エネルギー型発電装置。 - 前記連結フレームは、前記デッキ開口の少なくとも一部が前記連結フレームとオーバーラップせずに露出するように、前記デッキ開口の少なくとも一部の上方を避けて配置されることを特徴とする請求項7に記載の再生エネルギー型発電装置。
- 前記回転シャフトは、前記前方軸受が取り付けられる第1領域と、前記後方軸受が取り付けられる第2領域とを有し、前記第1領域側から前記第2領域側に向かって前記回転シャフトは縮径されており、
前記回転シャフトは、前記デッキ開口に対応する軸方向位置において、前記第2領域と略同径であることを特徴とする請求項7に記載の再生エネルギー型発電装置。 - ヨー旋回座軸受を介して前記ナセルを支持するタワーをさらに備え、
前記ヨー旋回座軸受は内径Dが3m以上5m以下であり、
前記一対の軸受は、前記ハブ側に位置する前方軸受と、該前方軸受よりも前記ハブから遠い位置に設けられる後方軸受とを含み、
前記前方軸受は、前記ヨー旋回座軸受で囲まれた円形領域の外側、且つ、該円形領域と前記ハブとの間に配置され、
前記後方軸受は、前記ヨー旋回座軸受の中心軸と、該中心軸から0.25Dの距離だけ前記ハブとは反対側に遠ざった位置との間に配置され、
前記ナセル台板は、水平方向に延在する水平板部と該水平板部上に設けられた壁部とを含み、
前記ヨー旋回座軸受の前記中心軸における前記回転シャフトの下面から前記水平板部までの鉛直方向の距離は2m以上4m以下であることを特徴とする請求項1に記載の再生エネルギー型発電装置。 - 前記ハブの中心と前記前方軸受との間の前記回転シャフトの軸方向に沿った距離をLとしたとき、前記前方軸受と前記後方軸受との間の距離は0.8L以上1.0L以下であることを特徴とする請求項10に記載の再生エネルギー型発電装置。
- 前記ハブの中心と前記前方軸受との間の前記回転シャフトの軸方向に沿った距離をLとしたとき、前記ハブの中心と前記ヨー旋回座軸受の前記中心軸との距離は1.55L以上1.85L以下であることを特徴とする請求項10に記載の再生エネルギー型発電装置。
- 前記回転シャフトに取り付けられ、前記回転シャフトによって駆動される油圧ポンプと、
前記油圧ポンプからの圧油によって駆動される少なくとも一つの油圧モータと、
前記少なくとも一つの油圧モータに接続される少なくとも一つの発電機とをさらに備え、
前記油圧ポンプは、前記回転シャフトの前記ハブから遠い端部に取り付けられており、
前記少なくとも一つの油圧モータ及び前記少なくとも一つの発電機は、前記回転シャフト及び前記油圧ポンプの側方に配置されることを特徴とする請求項1に記載の再生エネルギー型発電装置。 - 前記再生エネルギー型発電装置は、前記再生可能エネルギーとしての風から電力を生成する風力発電装置であることを特徴とする請求項1に記載の再生エネルギー型発電装置。
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