JP6811108B2 - 油圧装置、油圧ポンプ、及び油圧ポンプのメンテナンス方法 - Google Patents
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Description
油圧ポンプと、前記油圧ポンプからの作動油によって駆動される油圧モータとを備える油圧装置であって、
前記油圧ポンプは、
少なくとも前記油圧ポンプの周方向に配列された複数の第1ピストンと、
前記油圧ポンプの周方向に沿って設けられ、前記油圧ポンプの半径方向に沿って前記複数の第1ピストンをそれぞれ往復運動可能に案内するための複数の第1シリンダが形成された第1シリンダブロックと、
前記第1シリンダブロックの径方向外側に配置され、前記複数の第1ピストンに対向して設けられるリングカムと、
前記第1シリンダブロックの内周側に位置して前記第1シリンダブロックに囲まれて、前記複数の第1ピストン及び前記複数の第1シリンダによってそれぞれ形成される複数の第1作動室に供給される作動油が収容される低圧油収容空間を含む低圧油ラインと、
を含むことを特徴とする。
また、例えば、低圧油ラインにアキュムレータを設けない場合であっても、低圧油ラインにおける脈動を抑制することができる。
さらに、低圧油ラインを、油圧ポンプの周方向に沿って並べて複数配置する必要がないので、流路を形成するための配管等を削減することができ、油圧ポンプを含む油圧装置の構造を簡素化することができる。
前記油圧ポンプは、前記油圧ポンプの軸方向における前記第1シリンダブロックの少なくとも一方側に設けられたエンドプレートを含み、
前記油圧モータは、前記エンドプレートに支持されていることを特徴とする。
前記油圧ポンプは、前記油圧ポンプの軸方向における前記第1シリンダブロックの少なくとも一方側に設けられたエンドプレートを含み、
前記エンドプレートは、前記エンドプレートの開口と、前記開口を塞ぐように設けられた蓋と、を含む。
前記油圧ポンプは、前記油圧ポンプの軸方向における前記第1シリンダブロックの少なくとも一方側に設けられたエンドプレートを含み、
前記油圧モータは、前記エンドプレートを挟んで前記第1シリンダブロックとは反対側に配置されることを特徴とする。
また、複数の油圧モータの配置スペースを確保しやすくなり、例えば、複数の油圧モータの内の1つが故障した場合であっても、残りの油圧モータによって、継続して油圧装置を駆動することが可能になる。
前記油圧ポンプは、前記複数の第1作動室から吐出される前記作動油を導くための高圧油ラインを含み、
前記油圧モータは、
前記油圧モータの周方向に配列された複数の第2ピストンと、
前記油圧モータの半径方向に沿って前記複数の第2ピストンをそれぞれ往復運動可能に案内するための複数の第2シリンダが形成された第2シリンダブロックと、
前記油圧モータの前記第2シリンダブロックの径方向内側に配置され、前記複数の第2ピストンに対向して設けられるカムを有するカムシャフトと、
前記複数の第2ピストンおよび前記複数の第2シリンダによってそれぞれ形成される複数の第2作動室と前記高圧油ラインとの連通状態をそれぞれ切り替えるための複数の高圧弁と、
前記複数の第2作動室と前記低圧油ラインの前記低圧油収容空間との連通状態をそれぞれ切り替えるための複数の低圧弁と、を含むことを特徴とする。
前記油圧モータは、各々の前記第2作動室に対応して設けられる一組の前記高圧弁と前記低圧弁とが同軸上に配置されることを特徴とする。
前記油圧ポンプは、前記低圧油ラインの前記低圧油収容空間の容積を小さくするように、前記第1シリンダブロックの径方向内側に配置された容積低減部をさらに含むことを特徴とする。
油圧ポンプと、前記油圧ポンプからの油によって駆動される油圧モータとを備える油圧装置であって、
前記油圧ポンプは、
前記油圧ポンプの周方向に配列された複数の第1ピストンと、
前記油圧ポンプの半径方向に沿って前記複数の第1ピストンをそれぞれ往復運動可能に案内するための複数の第1シリンダが形成される第1シリンダブロックと、
前記油圧ポンプの軸方向における前記第1シリンダブロックの少なくとも一方側に設けられたエンドプレートを含み、
前記油圧モータは、前記エンドプレートに支持され、前記エンドプレートを挟んで前記第1シリンダブロックとは反対側に配置される。
上記(9)の構成によれば、油圧モータが、油圧ポンプのエンドプレートに支持され、エンドプレートを挟んで第1シリンダブロックとは反対側に配置されるので、油圧ポンプに対して軸方向に隣接したスペースを有効活用して油圧モータを配置することができる。このため、大きな出力を確保するために多数の第1ピストンを備えた大径の油圧ポンプを採用することで、油圧ポンプの側方のスペースを確保し難い場合であっても、油圧モータの配置スペースを比較的容易に確保することができる。
また、複数の油圧モータの配置スペースを確保しやすくなり、例えば、複数の油圧モータの内の1つが故障した場合であっても、残りの油圧モータによって、継続して油圧装置を駆動することが可能になる。
油圧ポンプと、前記油圧ポンプからの作動油によって駆動される油圧モータとを備える油圧装置であって、
前記油圧ポンプは、
前記油圧ポンプの周方向に配列された複数の第1ピストンと、
前記油圧ポンプの半径方向に沿って前記複数の第1ピストンをそれぞれ往復運動可能に案内するための複数の第1シリンダが形成された第1シリンダブロックと、
前記複数の第1ピストン及び前記複数の第1シリンダによってそれぞれ形成される複数の第1作動室に供給される作動油を収容する低圧油収容空間を有する低圧油ラインと、を含み、
前記油圧モータは、前記低圧油ラインの前記低圧油収容空間の内部に配置される。
上記(10)の構成によれば、油圧モータが、低圧油ラインの低圧油収容空間の内部に配置されるので、油圧ポンプの第1シリンダブロックの内周側のスペースを有効活用して油圧モータを配置することができる。また、油圧モータから排出される作動油を低圧油ラインの低圧油収容空間に導くための流路を設ける必要がない。そのため、油圧装置の構造を簡素化することができ、油圧装置の製造やメンテナンスが容易となる。
風を受けて回転するように構成されたロータと、
前記ロータが回転することによって駆動するように構成された上記(1)から(10)のいずれか一つに記載の油圧装置と、
を備えることを特徴とする。
ラジアルピストン式の油圧ポンプであって、
少なくとも前記油圧ポンプの周方向に配列された複数の第1ピストンと、
前記油圧ポンプの周方向に沿って設けられ、前記油圧ポンプの半径方向に沿って前記複数の第1ピストンをそれぞれ往復運動可能に案内するための複数の第1シリンダが形成された第1シリンダブロックと、
前記第1シリンダブロックの径方向外側に配置され、前記複数の第1ピストンに対向して設けられるリングカムと、
前記第1シリンダブロックの内周側に位置して前記第1シリンダブロックに囲まれて、前記複数の第1ピストン及び前記複数の第1シリンダによってそれぞれ形成される複数の第1作動室に供給される作動油が収容される低圧油収容空間を含む低圧油ラインと、
を備えることを特徴とする。
また、例えば、低圧油ラインにアキュムレータを設けない場合であっても、低圧油ラインにおける脈動を抑制することができる。
さらに、低圧油ラインを、油圧ポンプの周方向に沿って並べて複数配置する必要がないので、流路を形成するための配管等を削減することができ、油圧ポンプの構造を簡素化することができる。
油圧ポンプの半径方向に沿って往復運動可能に複数の第1ピストンをそれぞれ案内するための複数の第1シリンダを有する第1シリンダブロックの内周側において前記第1シリンダブロックに囲まれる低圧油収容空間を有し、該低圧油収容空間に収容された作動油が前記複数の第1ピストン及び前記複数の第1シリンダによってそれぞれ形成される複数の第1作動室に供給されるように構成された油圧ポンプのメンテナンス方法であって、
前記油圧ポンプの軸方向において前記第1シリンダブロックの少なくとも一方側に設けられたエンドプレートの少なくとも一部を取り外すステップと、
前記エンドプレートの少なくとも一部を取り外すことで形成される開口を介して前記低圧油収容空間にアクセスして前記油圧ポンプをメンテナンスするステップと、
を備えることを特徴とする。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
図1に示すように、風力発電装置1は、複数のブレード2と、ブレード2が放射状に取り付けられたハブ3と、を含むロータ5を備えている。ロータ5は、油圧装置13の油圧ポンプ7のロータ部材(後述の円筒部材701、リングカム702等)に連結される。油圧ポンプ7のステータ部材(後述の第1シリンダブロック703等)は、ナセル11に支持されている。こうして、ロータ5は、油圧ポンプ7を介してナセル11に対して回転可能に支持されている。ナセル11は、洋上又は陸上に立設されたタワー12の上端部に取り付けられている。
油圧モータ8には、発電機6が連結されている。例えば、発電機6は、電力系統に連系されるとともに、油圧モータ8によって駆動される同期発電機である。
また、低圧油ライン10は、高圧油ライン9と同様に、油圧ポンプ7の内部流路及び油圧モータ8の内部流路のみによって構成されていてもよい。また、別の実施形態において、低圧油ライン10は、油圧ポンプ7の内部流路及び油圧モータ8の内部流路に加え、油圧モータ8の出口と油圧ポンプ7の入口とを接続する配管と、を含んで構成されていてもよい。
図2は、幾つかの実施形態に係る油圧装置の構成を示す図である。なお、図2(a)は幾つかの実施形態に係る油圧装置の軸方向断面を模式的に示す図であり、図2(b)は幾つかの実施形態に係る油圧装置における油圧モータの配置を模式的に示す図である。
図3は、幾つかの実施形態に係る油圧ポンプの構成を示す図である。なお、図3(a)は幾つかの実施形態に係る油圧ポンプの径方向断面を示す図であり、図3(b)は幾つかの実施形態に係る油圧ポンプの軸方向断面を示す図であり、図3(c)は図3(a)における油圧ポンプのピストン周辺部を拡大した図である。
各々の油圧モータ8には、発電機6が接続されている。
図2(a)に示す例示的な実施形態では、油圧ポンプ7の軸方向に複数のリングカム702が配置されており、各リングカム702のカム面には油圧ポンプ7の周方向に配列された複数の第1ピストン707(具体的には後述のローラ707a)が当接するようになっている。
幾つかの実施形態において、第1シリンダブロック703の環状部703aは、油圧ポンプ7の周方向及び軸方向に連続して一体に構成された部材であってもよい。また、他の幾つかの実施形態では、第1シリンダブロック703の環状部703aは、油圧ポンプ7の周方向及び軸方向の少なくとも一方に分割された複数のセグメントを含んでいても良い。
また、幾つかの実施形態において、複数の第1ピストン707は、軸方向に複数列設けられていてもよい。
なお、本実施形態において、低圧油収容空間727は、第1シリンダブロック703の内壁面によって画定されるが、これに限られない。
図4に例示するように、油圧ポンプ7は、低圧油収容空間727の容積を小さくするように、第1シリンダブロックの径方向内側に配置された容積低減部741を含んでいてもよい。
図4に例示的に示す実施形態において、容積低減部741は、第1シリンダブロック703の板部703bに支持されて、板部703bから低圧油収容空間727に向かって突出するように設けられている。低圧油収容空間727の内部には空間743が形成されている。
また、低圧油収容空間727の内部に空間743が形成される場合、容積低減部741を設けない場合に比べて油圧ポンプ7及び油圧装置13の重量を軽くすることもできる。従って、油圧装置13が風力発電装置1に適用される場合には、ナセル11の重量を軽くすることができるので、ナセル11の重量に起因するタワー12の損傷を抑制することができる。
なお、幾つかの実施形態において、上述の外部配管10aには、油圧モータ8から排出された低圧の作動油に含まれる不純物を除去するためのフィルタ14が設けられていてもよい。
幾つかの実施形態において、第1高圧油ライン711は、第1シリンダブロック703に形成されたシリンダブロック内部高圧流路713と、エンドプレート731に形成されたエンドプレート内部高圧流路715とを含む。
各々の軸方向ライン713aは、油圧ポンプ7の周方向において隣り合う第1シリンダ705の間に配列され、一方の端部が第1シリンダブロック703の環状部703aのエンドプレート731側の端面に開口している。
また、各々の高圧油連通部713bには、第1作動室709と、シリンダブロック内部高圧流路713の軸方向ライン713aとの連通状態を切り替えるための第1高圧弁719が設けられている。第1高圧弁719が開くことによって、第1作動室709によって昇圧された高圧の作動油が高圧油連通部713bを介してシリンダブロック内部高圧流路713の軸方向ライン713aに導かれるようになっている。
また、エンドプレート内部高圧流路715は、エンドプレート731内に略環状に形成されるとともに、各々の上流軸方向ライン715aの他方の端部に連通する周方向ライン715bを含む。
また、エンドプレート内部高圧流路715は、一方の端部が周方向ライン715bに連通して、エンドプレート731内を軸方向に延びると共に、他方の端部が各々の油圧モータ8の入口(内部流路)に連通する下流軸方向ライン715cを含む。
また、例えば、第1低圧油ライン721にアキュムレータを設けない場合であっても、第1低圧油ライン721における脈動を抑制することができる。
さらに、第1低圧油ライン721を、油圧ポンプ7の周方向に沿って並べて複数配置する必要がないので、油圧ポンプ7の内部流路や、流路を形成するための配管等を削減することができ、油圧ポンプ7及び油圧装置13の構造を簡素化することができる。
その結果、油圧モータ8から排出される低圧の作動油を油圧ポンプ7の第1低圧油ライン721に供給するための流路と、油圧ポンプ7からの作動油を油圧モータ8に供給するための流路と、を短くすることができるので、油圧装置13の構造を簡素化することができる。
例えば、油圧装置13を風力発電装置1に適用する場合には、ナセル11の内部における油圧ポンプ7の側方のスペースを確保し難い場合であっても、ナセル11の内部における油圧ポンプ7の後方のスペースを有効活用して油圧モータ8を配置することができる。
また、複数の油圧モータ8の配置スペースを確保しやすくなり、例えば、複数の油圧モータ8の内の1つが故障した場合であっても、残りの油圧モータ8によって、継続して油圧装置13を駆動することが可能になる。
第1実施形態とは別の実施形態について、図5A〜図5Cを参照して説明する。なお、以下の説明において第1実施形態と構成を共通にする箇所には同一符号を付して重複した説明を省略する。
本実施形態に係る油圧装置13が第1実施形態と異なる点は、油圧モータ8が、第1低圧油ライン721の低圧油収容空間727に配置される点である。
また、油圧モータ8のカムシャフト801は、油圧ポンプ7のエンドプレート731の開口を塞ぐように設けられた蓋部819を貫通して油圧モータ8の軸方向に延在している。油圧モータ8のカムシャフト801は、蓋部819と、油圧モータ8の第2シリンダブロック803と、に対し、軸受を介して回転可能に支持されている。
また、幾つかの実施形態において、第2シリンダブロック803の環状部803aは、油圧モータ8の周方向及び軸方向に連続して一体に構成された部材であってもよい。また、他の幾つかの実施形態では、第2シリンダブロック803の環状部803aは、油圧モータ8の周方向及び軸方向の少なくとも一方に分割された複数のセグメントを含んでいても良い。
図5A〜図5Cにおいて例示的に示す幾つかの実施形態では、エンドプレート内部高圧流路715は、周方向ライン715bに連通して、エンドプレート731内を径方向内側に向かって延在する1つ又は複数の径方向ライン715dを含む。
幾つかの実施形態において、第2高圧油ライン811は、油圧モータ8の軸方向における第2シリンダブロック803の一方の端部に略環状に形成されて、油圧ポンプ7のエンドプレート731に形成された複数の径方向ライン715dに連通する高圧油マニホールド811aを含む。
各々の第2高圧油連通部811cには、第2作動室809と軸方向ライン811bとの連通状態をそれぞれ切り替えるための第2高圧弁813が設けられている。第2高圧弁813が開くことによって、油圧ポンプ7によって昇圧された高圧の作動油が、第2高圧油連通部811cを介して第2シリンダブロック803の第2作動室809に導かれるようになっている。
このような構成によれば、蓋733bを外すことによってエンドプレート731の開口から油圧ポンプ7の内部及び油圧モータ8にアクセスすることができ、油圧装置13のメンテナンスが容易となる。
次に図7及び図8を参照して、幾つかの実施形態に係る油圧ポンプ7のメンテナンス方法について説明する。ここで、図7は、幾つかの実施形態に係る油圧ポンプのメンテナンス方法の流れを示すフロー図である。また、図8は、幾つかの実施形態に係る油圧ポンプのメンテナンスの様子を示す図である。
なお、ステップS001に先立ち、低圧油ライン10に存在する油をタンク等に回収する必要がある。
このように、エンドプレート731そのものを油圧ポンプ7から取り外す場合には、例えば、図2、図5A及び図6に例示的に示した油圧装置13において、エンドプレート731とともに油圧モータ8を取り外すことができるので、例えば、風力発電装置1に適用される油圧ポンプ7をメンテナンスする場合において、例えば複数設けられた油圧モータ8を上空で個別に取り外すことが不要となり、作業の工程を削減することができる。また、油圧ポンプ7の内部にアクセスするための開口が大きく形成されるので、メンテナンス作業を容易にすることができる。
このように、エンドプレート731の一部を油圧ポンプ7から取り外すようにすれば、例えば、風力発電装置1に適用される油圧ポンプ7をメンテナンスする場合において、上空で取り外す部位の大きさ及び重さを低減することができるので、メンテナンス作業を容易にすることができる。
なお、他の幾つかの実施形態において、エアシャワー装置19は前室15の側壁ではなく、前室15の天井又は床に設けられていてもよい。
また、上述したように、第1シリンダブロック703の板部703bの通風穴23に取り付けられた封止プラグを取り外して、フィルタ付ファン21を取り付けて、油圧ポンプ7の低圧油収容空間727に向けて空気を送りこむ。
最後に、油圧ポンプ7の内部で作業者等が点検や補修等のメンテナンス作業を行い、本メンテナンス方法を終了する。
また、図9に例示的に示す実施形態において、前室15は、前室本体15aと、作業者等が前室15に入室するためのドア17aと、前室15の天井に設けられたエアシャワー装置19とを含む。図9に例示的に示す実施形態では、図8に示した油圧ポンプ7と前室15とを隔離する側壁とドア17bは省略されている。
2 ブレード
3 ハブ
5 ロータ
6 発電機
7 油圧ポンプ
9 高圧油ライン
10 低圧油ライン
10a 外部配管
11 ナセル
12 タワー
13 油圧装置
14 オイルフィルタ
15 前室
17 ドア
19 エアシャワー装置
21 フィルタ付ファン
23 通風穴
701 円筒部材
702 リングカム
703 第1シリンダブロック
704 軸受
705 第1シリンダ
707 第1ピストン
707a 第1ローラ
707b 第1ピストン本体
709 第1作動室
711 第1高圧油ライン
713 シリンダブロック内部高圧流路
713a 第1軸方向ライン
713b 第1高圧油連通部
715 エンドプレート内部高圧流路
715a 上流軸方向ライン
715b 周方向ライン
715c 下流軸方向ライン
715d 径方向ライン
719 第1高圧弁
721 第1低圧油ライン
723 シリンダブロック内部低圧流路
725 エンドプレート内部低圧流路
727 低圧油収容空間
729 第1低圧弁
731 エンドプレート
732 開口
733a 蓋
733b 蓋
741 容積低減部
743 空間
745 開口
8 油圧モータ
801 カムシャフト
801a 偏心カム
803 第2シリンダブロック
805 第2シリンダ
807 第2ピストン
809 第2作動室
811 第2高圧油ライン
811a 高圧油マニホールド
811b 第2軸方向ライン
811c 第2高圧油連通部
813 第2高圧弁(高圧弁)
815 第2低圧油ライン
817 第2低圧弁(低圧弁)
819 蓋部
Claims (11)
- 油圧ポンプと、前記油圧ポンプからの作動油によって駆動される油圧モータとを備える油圧装置であって、
前記油圧ポンプは、
少なくとも前記油圧ポンプの周方向に配列された複数の第1ピストンと、
前記油圧ポンプの周方向に沿って設けられ、前記油圧ポンプの半径方向に沿って前記複数の第1ピストンをそれぞれ往復運動可能に案内するための複数の第1シリンダが形成された第1シリンダブロックと、
前記第1シリンダブロックの径方向外側に配置され、前記複数の第1ピストンに対向して設けられるリングカムと、
前記第1シリンダブロックの内周側に位置して前記第1シリンダブロックに囲まれて、前記複数の第1ピストン及び前記複数の第1シリンダによってそれぞれ形成される複数の第1作動室に供給される作動油が収容される低圧油収容空間を含む低圧油ラインと、
を含み、
前記油圧ポンプは、前記油圧ポンプの軸方向における前記第1シリンダブロックの少なくとも一方側に、前記低圧油収容空間に対して前記軸方向に隣接して設けられたエンドプレートを含み、
前記エンドプレートは、前記低圧油収容空間に連通するとともに、前記低圧油収容空間とともに前記低圧油ラインを形成する開口を有する
ことを特徴とする油圧装置。 - 前記油圧モータは、前記エンドプレートに支持されていることを特徴とする請求項1に記載の油圧装置。
- 前記エンドプレートは、前記開口を塞ぐように設けられた蓋と、を含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の油圧装置。
- 前記油圧モータは、前記エンドプレートを挟んで前記第1シリンダブロックとは反対側に配置されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の油圧装置。
- 前記油圧ポンプは、前記低圧油ラインの前記低圧油収容空間の容積を小さくするように、前記第1シリンダブロックの径方向内側に配置された容積低減部をさらに含むことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の油圧装置。
- 油圧ポンプと、前記油圧ポンプからの作動油によって駆動される油圧モータとを備える油圧装置であって、
前記油圧ポンプは、
前記油圧ポンプの周方向に配列された複数の第1ピストンと、
前記油圧ポンプの半径方向に沿って前記複数の第1ピストンをそれぞれ往復運動可能に案内するための複数の第1シリンダが形成された第1シリンダブロックと、
前記複数の第1ピストン及び前記複数の第1シリンダによってそれぞれ形成される複数の第1作動室に供給される作動油を収容する低圧油収容空間を有する低圧油ラインと、を含み、
前記油圧モータは、前記低圧油ラインの前記低圧油収容空間の内部に配置されることを特徴とする油圧装置。 - 前記油圧ポンプは、前記複数の第1作動室から吐出される前記作動油を導くための高圧油ラインを含み、
前記油圧モータは、
前記油圧モータの周方向に配列された複数の第2ピストンと、
前記油圧モータの半径方向に沿って前記複数の第2ピストンをそれぞれ往復運動可能に案内するための複数の第2シリンダが形成された第2シリンダブロックと、
前記油圧モータの前記第2シリンダブロックの径方向内側に配置され、前記複数の第2ピストンに対向して設けられるカムを有するカムシャフトと、
前記複数の第2ピストンおよび前記複数の第2シリンダによってそれぞれ形成される複数の第2作動室と前記高圧油ラインとの連通状態をそれぞれ切り替えるための複数の高圧弁と、
前記複数の第2作動室と前記低圧油ラインの前記低圧油収容空間との連通状態をそれぞれ切り替えるための複数の低圧弁と、
を含む請求項6に記載の油圧装置。 - 前記油圧モータは、各々の前記第2作動室に対応して設けられる一組の前記高圧弁と前記低圧弁とが同軸上に配置されることを特徴とする請求項7に記載の油圧装置。
- 風を受けて回転するように構成されたロータと、
前記ロータが回転することによって駆動するように構成された請求項1から8のいずれか一項に記載の油圧装置と、
を備えることを特徴とする風力発電装置。 - 請求項1乃至5の何れか一項に記載の油圧装置を構成する油圧ポンプのメンテナンス方法であって、
前記油圧ポンプの軸方向において前記第1シリンダブロックの少なくとも一方側に設けられたエンドプレートの少なくとも一部を取り外すステップと、
前記エンドプレートの少なくとも一部を取り外すことで形成される開口を介して前記低圧油収容空間にアクセスして前記油圧ポンプをメンテナンスするステップと、
を備えることを特徴とする油圧ポンプのメンテナンス方法。 - 前記油圧ポンプの軸方向における前記エンドプレートが設けられる側の前記油圧ポンプの端部に、作業者を洗浄するための前室を取り付けるステップをさらに備えることを特徴とする請求項10に記載の油圧ポンプのメンテナンス方法。
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