JP2013522507A - 壁を建築構造体に取り付けるためのシステム及び方法 - Google Patents
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Abstract
建築構造体の曲面屋根に壁を連結するように構成された、板材から形成された取付け部材。該取付け部材は、少なくとも2つのセグメント:平坦な中心部及び断面において該中心部に対して垂直に延びた一対の壁を有する第1のセグメントであって、該一対の壁が、該中心部に対して垂直方向に向いた凹部を画定し、該凹部が、建築構造体の壁の一部を収容するように構成されている、該第1のセグメント;及び該第1のセグメントの該壁の1つから延びた第2のセグメントであって、断面において該第1のセグメントの該平坦な中心部と同じ平面を向き、該第2のセグメントから断面において突き出た長手方向リブを備え、該長手方向リブが、湾曲建築用パネルのリブと係合するように構成されている、該第2のセグメントを備えている。
【選択図】 図1
【選択図】 図1
Description
本願は、引用により全容が本明細書中に組み込まれている2010年3月24日出願の米国特許出願第12/659,886号の優先権を主張するものである。
(開示分野)
本開示は、壁を建築構造体に連結するための、板材から形成される取付け部材、このような取付け部材を使用して構築される建築構造体、及び壁を建築構造体に連結する取付け部材を形成するための取付け部材成形システムに関する。
本開示は、壁を建築構造体に連結するための、板材から形成される取付け部材、このような取付け部材を使用して構築される建築構造体、及び壁を建築構造体に連結する取付け部材を形成するための取付け部材成形システムに関する。
(背景情報)
従来の方法は、板材建築用パネル、例えば、亜鉛めっき鋼薄板からなる建築構造体の建築の分野で周知である。このような建築構造体の屋根は、並べて取り付けられる相互連結アーチ型建築用パネルから形成することができ、該建築構造体の端壁は、実質的に平坦な建築用パネル又は他の適切な材料から形成することができる。パネルは、互いに隣接させて配置して、パネルの縁が重なり合うシール接合部を形成することによって相互連結される。結果として、建築構造体の長さは、屋根を形成する相互連結パネルの数及び各パネルの幅の増大とともに増大する。他方、建築構造体の幅は、各パネルの長さによって決まる。したがって、建築構造体の全体のサイズは、各パネルの寸法及びパネルの総数によって決まる。
従来の建築構造体では、端壁は、典型的には、屋根の最も外側の縁にある1枚のアーチ型建築用パネルに連結される。しかしながら、本発明者らは、このような端壁の1枚の建築用パネルの外縁への取り付けでは、一部の建築構造体には適し得ない構造的に弱い接合部が形成されることを認めた。特に、本発明者らは、このタイプの接合部は、ある領域で座屈することがあり、このような座屈した領域が、接合部の強度及び建築構造体の構造的完全性を著しく低下させ得ることを認めた。例えば、屋根を形成する各パネルのサイズが大きくなると、その重量も重くなる。重量は重力であり、構造体にモーメントを加えるため、各パネルの幅及び長さが増大すると、パネルに大きいモーメントがかかり、この接合部が破壊され得る。
例示的な態様に従って、建築構造体の曲面屋根に壁を連結するための取付け部材を形成するためのシステムを説明する。該システムは、支持構造体、及び板材の平面が実質的に垂直に向いている該板材を受け取るように構成され、該支持構造体によって支持された切断アセンブリを備え、該切断アセンブリは、該板材の送り方向に沿って該板材を第1の部分と第2の部分に切断するスリッタを備え、該スリッタは、該板材の第1の部分及び第2の部分を実質的に垂直の向きに支持するガイドを有し、該ガイドは、該板材の第1の部分を第1の方向に案内し、かつ該板材の第2の部分を該第1の方向とは異なる第2の方向に案内する。該システムは、支持構造体によって支持された成形アセンブリも備えている。該成形アセンブリは、切断アセンブリから板材を受け取るように構成され、フレーム、及び該フレームによって支持された複数のローラを備え、該複数のローラは、板材の第1の部分が該複数のローラに沿って送り方向に通過するときに該板材の第1の部分に衝当して該板材の第1の部分の断面形状を変形させて取付け部材を成形するように配置され、該取付け部材は、断面における第1の平坦なセグメント及び該第1のセグメントから断面において垂直に延びた第2のセグメントを含む、送り方向に対して垂直な平面に断面における複数のセグメントを有する。
別の態様に従って、板材から形成される取付け部材を説明する。該取付け部材は、建築構造体の曲面屋根に壁を連結するように構成され、該曲面屋根は、複数の湾曲建築用パネルから形成され、該取付け部材は、長手方向に湾曲し、該長手方向に対して垂直な平面に断面における所定の形状を有する。該取付け部材は、平坦な中心部及び断面において該中心部に対して垂直に延びた一対の壁を有する第1のセグメントを備え、該一対の壁は、該中心部に対して垂直方向に向いた凹部を画定し、該凹部が、建築構造体の壁の一部を収容するように構成されている。該取付け部材は、第1のセグメントの壁の1つから延びた第2のセグメントをさらに備え、該第2のセグメントは、断面において該第1のセグメントの平坦な中心部と同じ平面を向き、該第2のセグメントから断面において突き出た長手方向リブを備え、該長手方向リブは、湾曲建築用パネルのリブと係合するように構成されている。
別の態様に従って、建築構造体を説明する。該建築構造体は、複数の相互連結された建築用パネルから形成された曲面屋根を備え、該各建築用パネルは、長手方向に延び、該長手方向に垂直な平面に断面における所定の形状を有し、かつ断面におけるリブを有する中心部を備えている。該建築構造体はまた、壁も備えている。さらに、該建築構造体は、曲面屋根に壁を取り付けるための、板材から形成された取付け部材を備えている。該取付け部材は、平坦な中心部及び断面において該中心部に対して垂直に延びた一対の壁を有する第1のセグメントであって、該一対の壁が、該中心部に対して垂直方向に向いた凹部を画定し、該凹部が、建築構造体の壁の一部を収容するように構成されている、該第1のセグメント;及び該第1のセグメントの壁の1つから延びた第2のセグメントであって、断面において該第1のセグメントの平坦な中心部と同じ平面を向き、該第2のセグメントから断面において突き出た長手方向リブを備え、該長手方向リブが、湾曲建築用パネルのリブと係合するように構成されている、該第2のセグメントを備え;該第1のセグメントの該平坦な中心部が、該曲面屋根の第1の建築用パネルに連結され、該第2のセグメントの該長手方向リブが、該曲面屋根の第2の建築用パネルのリブに連結されている。
さらに別の態様に従って、壁を建築構造体に連結するための取付け部材を形成する方法を説明する。該方法は、板材供給源からの板材を第1の部分と第2の部分に送り方向に切断する工程であって、該板材の平面が、垂直に向けられている、該工程;該板材の第1の部分が該第1の方向に案内され、かつ該板材の第2の部分が該第1の方向とは異なる第2の方向に案内されるように、該板材の第1の部分及び第2の部分をガイドで垂直の向きに支持する工程;該板材の第1の部分を複数のローラを介して移動させる工程であって、該複数のローラが、該板材の第1の部分が該複数のローラに沿って送り方向に通過するときに該第1の部分に衝当して取付け部材を成形するように配置され、該取付け部材が、断面における第1の平坦なセグメント及び該第1のセグメントから断面において垂直に延びた第2のセグメントを含む、送り方向に対して垂直な平面に断面における複数のセグメントを有する、工程;及び該取付け部材の該第2のセグメントをクリンプして、該取付け部材の長さに沿って該取付け部材に長手方向の湾曲を付与する工程を含む。
なお別の態様に従って、建築構造体の曲面屋根に壁を連結するための取付け部材を形成するためのシステムを説明する。該システムは、支持構造体、及び板材を受け取るように構成され、該支持構造体によって支持された切断アセンブリを備え、該切断アセンブリは、該板材の送り方向に沿って該板材を第1の部分と第2の部分に切断するスリッタを備え、該スリッタは、該板材の第1の部分及び第2の部分を支持するガイドを有し、該ガイドは、該板材の第1の部分を第1の方向に案内し、かつ該板材の第2の部分を該第1の方向とは異なる第2の方向に案内する。該システムは、切断アセンブリから板材を受け取るように構成され、支持構造体によって支持された成形アセンブリをさらに備えている。該成形アセンブリは、フレーム、及び該フレームによって支持された複数のローラを備え、該複数のローラは、該板材の第1の部分が該複数のローラに沿って該送り方向に通過するときに該板材の第1の部分に衝当して、該板材の第1の部分の断面形状を変形させて取付け部材を成形するように配置され、該取付け部材は、断面における第1の平坦なセグメント及び該第1のセグメントから断面において垂直に延びた第2のセグメントを含む、該送り方向に対して垂直な平面に断面における複数のセグメントを有する。成形アセンブリは、取付け部材であって:平坦な中心部及び断面において該中心部に対して垂直に延びた一対の壁を有する第1のセグメントであって、該一対の壁が、該中心部に対して垂直方向に向いた凹部を画定し、該凹部が、建築構造体の壁の一部を収容するように構成されている、該第1のセグメント;及び該第1のセグメントの壁の1つから延びた第2のセグメントであって、断面において該第1のセグメントの平坦な中心部と同じ平面を向き、該第2のセグメントから断面において突き出た長手方向リブを備え、該長手方向リブが、湾曲建築用パネルのリブと係合するように構成されている、該第2のセグメントを備える、該取付け部材を成形するように構成されている。
本開示のこれら及び他の特徴及び利点は、以下の説明、特許請求の範囲、及び添付の図面からより良く理解できるであろう。
(例示的な実施態様の詳細な説明)
板材から形成された建築用パネルを使用して構築される建築構造体は、様々な構造に建築することができる。例えば、図1〜図3は、本明細書に記載される建築用パネル及び取付け部材を使用して構築できる建築構造体の例示的な形状を例示している。これらの例示的な建築構造体の形状は、切妻型建築構造体;この例は図1に示されている;円形型建築構造体;この例は図2に示されている;及び例が図3に示されている2倍半径型又は2半径型建築構造体を含む。図1〜図3に例示されている例示的な建築構造体では、長手方向に湾曲した建築用パネルを使用して屋根部分が形成され、実質的に直線状の建築用パネル又は他の材料を使用して平坦な壁部分が形成されている。様々な半径の長手方向に湾曲した部分を有する建築用パネルと直線部分を有する建築用パネルを併用して、他の形状、例えば、一側が他側よりも高い差し掛け建築構造体及び他の変更形態も組み立てることができる。
板材から形成された建築用パネルを使用して構築される建築構造体は、様々な構造に建築することができる。例えば、図1〜図3は、本明細書に記載される建築用パネル及び取付け部材を使用して構築できる建築構造体の例示的な形状を例示している。これらの例示的な建築構造体の形状は、切妻型建築構造体;この例は図1に示されている;円形型建築構造体;この例は図2に示されている;及び例が図3に示されている2倍半径型又は2半径型建築構造体を含む。図1〜図3に例示されている例示的な建築構造体では、長手方向に湾曲した建築用パネルを使用して屋根部分が形成され、実質的に直線状の建築用パネル又は他の材料を使用して平坦な壁部分が形成されている。様々な半径の長手方向に湾曲した部分を有する建築用パネルと直線部分を有する建築用パネルを併用して、他の形状、例えば、一側が他側よりも高い差し掛け建築構造体及び他の変更形態も組み立てることができる。
図4は、曲面屋根構造体を端壁に取り付けるための従来の方法を例示している。図4では、L型金属部材として示されている縁パネル2が、接合部を形成するために屋根パネル1の縁部分に取り付けられている。縁パネル2の短い脚は、屋根パネル1の最も外側の上縁のリップにボルト止めされ、縁パネル2の長い脚は、屋根パネル1の縁の近傍を下方に延びている。エルボ型パネル3が、縁パネル2の短い脚の上に延在し、縁パネル2にボルト止めされ、残りの部分は、端壁パネル5の上部の上に延在する。典型的には、木製の梁4が、パネル3の下側と端壁パネル5の上部との間に配設される。
しかしながら、本発明者らは、従来の取付け部材、すなわち湾曲建築用パネルの最も外側の縁に取り付けられる取付け部材の構造が不利であることに気付いた。例えば、従来の構造体は、建築用パネルの縁に取り付けられており、捻れて座屈や破壊を引き起こし得ることから安定性に欠ける。図4に示されているように、縁パネル2と屋根パネル1との間の開いた空間が支持されていない領域となり、これらの応力を特に受けやすいであろう。
本明細書に記載される例示的な建築用パネル及び取付け部材は、板材、例えば、厚みが約0.035インチ〜約0.080インチ(約0.889mm〜約2.032mm)の構造用鋼薄板などから形成することができる。これらの建築用パネル及び取付け部材は、他の板材、例えば、他のタイプの鋼、ガルバリウム、ジンカリューム(zincalume)、アルミニウム、又は建築に適した他の建築用材料からも形成することができる。建築用パネル及び取付け部材の厚みは、通常は、使用される板材の種類によって約0.035インチ〜約0.080インチ(約0.889mm〜約2.032mm)(±10%)の範囲とすることができる。もちろん、建築用パネル及び取付け部材は、板材が強度、靭性、加工性などの適切な工学的性質を有する限り、他の厚み及び他の建築用板材を使用して形成することができる。また、建築用パネルと取付け部材は、必ずしも同じ材料から形成しなくても良いことに留意されたい。
ここで、本明細書に記載される例示的な取付け部材と共に使用できる例示的な建築用パネルを図5、図6a、及び図6bを参照して説明する。図5に例示されているように、例示的な建築用パネル10は、湾曲中心部30、断面において該湾曲中心部30から延びた湾曲側部36及び38、並びに断面において該側部36及び38のそれぞれから延びた一対の連結部32及び34を備えている。湾曲中心部30の全体の輪郭線は、曲線状の点線Cによって例示されている。連結部32は、図5に例示されているフック部32aを備えても良いが;通常は、任意の適切な構造を連結部32に使用することができる。同様に、連結部34は、ヘム部34aを備えることができ、フック部32aとヘム部34aは、建築用パネルを隣接した建築用パネルに接合するために相補的な形状である。しかしながら、連結部34の連結部32への接合を可能にする任意の適切な相補的な形状を、該連結部34に使用することができる。
図5に示されているように、建築用パネルは、複数のセグメント12、14、16、18、20、22、24、26、及び28も備えている。これらのセグメントは、建築用パネル10の長さに沿って長手方向Lに延在する。これらのセグメントは、長手方向変形部、長手方向リブ、及び補強リブなどと呼ぶこともでき、荷重で座屈及び湾曲しないように建築用パネル10を補強する役割を果たす。この例では、セグメント22、24、26、及び28は、断面において外側に延在し、セグメント12、14、16、18、及び20は、断面において内側に延在する。参照のために、本明細書で使用される内側は、建築用パネルの断面の幾何中心に近い方を指し、外側は、建築用パネルの断面の幾何中心から遠い方を指す。図5に示されているように、隣接セグメントは、互いに反対方向に延在する。例えば、セグメント12は、内側に延在する一方、隣接セグメント22は、外側に延在する。図5の例では、所与のセグメントの隣接セグメントに対する深さはdである。建築用パネルのセグメントの深さは、図5の例に例示されているように全て同じとしても良いし;又はセグメントの深さは、互いに異なるようにしても良い。
図5に例示されている例示的な建築用パネル10は、5つの内側に延在するセグメント12、14、16、18、及び20と4つの外側に延在するセグメント22、24、26、及び28を備えているが、外側に延在するセグメント及び内側に延在するセグメントの数は、他の数を使用しても良い。例えば、外側に延在するセグメントの数は、内側に延在するセグメントの数よりも多くても少なくても良い。望まれる断面形状及び建築用パネルによって、セグメントの様々なサイズと数の組み合わせを使用することができる。
図6aは、本明細書に記載される特定の例示的な実施態様に使用することができる別の例示的な建築用パネルの断面図である。この例示的な建築用パネル39は、中心部40、及び該中心部40の両端部から延びた2つの傾斜した側壁部44、45を備えている。中心部40は、直線状であり、この部分の剛性を高めるために、長手方向リブ43を備えることができる。該中心部が、ノッチ補強部又は長手方向リブを備えると仮定すると、中心部30は、2つの部分中心部41、42に分けることができる。このような機能構造は図示されていないが、傾斜側壁部44、45は、建築用パネルのこれらの部分を補強するためにノッチを備えることもできる。引き続き図6aを参照すると、建築用パネル39は、傾斜側壁部44、45のそれぞれから延びた2つのウイング部46、47をさらに備え;該ウイング部46、47は、直線状の中心部40に対して実質的に平行であり、ノッチ補強部50、51を備えることができる。ヘム部48が、一方のウイング部46から延び、相補的なフック部49が、他方のウイング部47から延びている。
図6bは、本明細書に記載される特定の例示的な実施態様に使用できる別の例示的な建築用パネルの断面図である。例示的な建築用パネル55は、湾曲した中心部56を備え、その両端部から一対の外側に広がっている傾斜側壁部57、58が延びている。パネル55は、傾斜側壁部57、58のそれぞれの外側端部から延びた2つのウイング部59、60も備えている。パネル55はまた、ウイング部59、60の剛性を高めるためにこれらの部分にノッチ61、62も備えるのが好ましいであろう。同様に、図6bには例示されていないが、各傾斜側壁部にノッチ補強部を備えるのが好ましいであろう。引き続き図6bを参照すると、一方のウイング部59の端部にヘム部53があり、他方のウイング部60の端部に、該ヘム部53を受容できる相補的なフック部54がある。
図6cは、本明細書に記載される特定の例示的な実施態様に使用できる別の例示的な建築用パネルの断面図である。例示的な建築用パネル63は、断面が凸状のベース64、該凸状ベース64の両側の末端縁から該凸状ベースに対して横断方向に上側に突き出た一対の離隔した直立側部65及び66、並びに該側部65の上端縁から該側部65に対して横断方向に内側に突き出た上部内向きフランジ部67を備えている。上部外向きフランジ部68が、側部66の上端縁から該側部66に対して横断方向に外側に突き出ており、該フランジ部68は、その外端縁に下向きの末端部66aを有する。内向きフランジ部67は、末端部67aを備え、該末端部67aは、側部65に向かって曲げられて反転曲がり部又は折り畳み部を形成し、2倍の厚みを有する。外向きフランジ部68は、下方に曲げられて直線状の下向き末端部68aを形成し、底部開口を備えた概ね逆U字型の連結溝を画定している。外向きフランジ部68によって形成された底部開口は、内向きフランジ部67よりも幅が広いため、次の隣接したパネルの内向きフランジ部を、底部開口を介して直接受容することができ、パネルの組み立てが容易になる。ベース64及び側部65、66は、パネル63の構造的完全性を向上させるために、これらの部分に波形を設けることができる。
図7aは、例示的な取付け部材に連結された図5の建築用パネル、及び特定の例示的な実施態様に従った、端壁に連結された該取付け部材を例示している。図7aは、多数の湾曲建築用パネルからなる曲面屋根70を示している。湾曲建築用パネルは、第2の屋根パネル74に連結された第1の屋根パネル72を含む。図示されているように、第1の屋根パネル72の連結部32は、長手方向において、第2の屋根パネル74の連結部34に連結されている。曲面屋根70の2つの建築用パネルの底部には、取付け部材76が係合している。取付け部材76は、屋根建築用パネル72、74の底部に連結された、断面がL型の第1の部分78を備えている。取付け部材76はまた、第1の部分78の底部に入れ子状に収容された、同様に断面がL型の第2の部分80も備えている。
第1の部分78の垂直壁と第2の部分80の垂直壁との間には、シール要素82(例えば、ネプレン、或いは任意の他の適切な材料、例えば、ゴム、プラスチック、及び当業者の評価が得られる他のポリマー及び/又は発泡材料)が入れ子状に収容されている。シール要素82は、端壁84の頂部をシールして、建築構造体の外部と内部との間の防湿層となる。例示的な実施態様に従った建築構造体の端壁84は、典型的には、形状が実質的に平面的であり、板材、コンクリートシンダーブロック、木材、又は当業者に周知の任意の他の適切な建築材料から形成される相互連結された建築用パネルから構成することができる。図7bは、シール要素82は備えるが端壁84は備えていない、取付け部材76に係合した曲面屋根70を例示している。図7cは、シール要素82も端壁84も備えていない、取付け部材76に連結された曲面屋根70を例示している。
有利なことに、本明細書の例示的な実施態様で説明される取付け部材を使用して構築された例示的な建築構造体は、端壁を2つの建築用パネルの底部に取り付けることができるため、端壁を屋根に取り付ける従来の技術の弱点を解消することができる。この構成は、応力及び曲げモーメントに強い断面が三角形の支持構造体を屋根と端壁との間に形成するため、さらなる剛性及び強度を接合部に付与することができる。例えば、図7aに示されているように、三角形の頂部は、建築用パネル72と74との間の継ぎ目部であり、上壁は、建築用パネル72、74の内壁であり、ベースは、取付け部材76によって形成されている。
加えて、2つの建築用パネルの底部間に端壁を取り付けることにより、従来の技術では容易に達成できなかった有利な構造が可能となる。例えば、本開示の例示的な実施態様の端壁は、屋根パネルの縁に取り付ける必要がないため、端壁を、曲面屋根の縁から任意の望ましい距離で差し込むことができる。端壁は、1つ又は2つの建築用パネルの幅で差し込んで軒を形成することもできるし、又はより長い距離で差し込んで、開口しているが覆われた領域(例えば、避難所又は日よけ領域)を形成することもできる。さらに、壁を建築構造体の内側にも取り付けることできるため、請負業者は、内部仕切りのある建造物を建築することができる。
図8aは、例示的な取付け部材の等角図を例示している。この例示的な取付け部材76は、図8aに示されている長手方向L、及び該長手方向Lに対して垂直な平面における断面を有する。取付け部材76は、典型的には、建築構造体の屋根を形成する建築用パネルにおける長手方向の湾曲に一致するように長手方向Lに湾曲しているため、該取付け部材76を、これらの建築用パネルに密着させることができる。
例示的な取付け部材76は、2つの部分:L型の断面を有する第1の部分78及び同様にL型の断面を有する第2の部分80から形成されている。第1の部分78は、一端には溝壁92を備え、他端には長手方向リブ96(弓状部として示されている)を備えている。同様に、第2の部分80も、一端には溝壁90を備え、他端には長手方向リブ98を備えている。第2の部分80が第1の部分78に係合すると、取付け部材76は、端壁を収容するための溝を形成する第1のセグメント、及び屋根の第1の湾曲建築用パネルのリブに係合する長手方向リブを備えた第2のセグメントを有する。
例示的な取付け部材76の第1のセグメントは、3つの構成要素:(i)平坦な中心部93(すなわち第1の部分78の、第2の部分80の壁を越えて延在する部分)、(ii)第2の部分80の垂直溝壁92、及び(iii)第1の部分78の垂直溝壁92から形成され、これらの構成要素が全体として、該中心部93に対して垂直な方向に向いた凹部94を画定している。凹部94は、端壁84の上部を収容するように設計され、図7aに例示されているシール要素82を備えることができる。平坦な中心部93の上部は、第1のパネルに隣接した屋根の第2の湾曲建築用パネルの底部を垂直方向に支持し、例えば、ボルト、ねじ、リベット、又は他の適切な手段によって該第2の湾曲建築用パネルの底部に取り付けることができる。例示的な取付け部材76の第2のセグメントは、第1のセグメントから延び、第2の部分80の壁90から始まっており、第1のセグメントの平坦な中心部93との同じ平面に位置している。第2のセグメントは、第1の部分78の端部の長手方向リブ96及び第2の部分80の端部の長手方向リブ98を備え、これらのリブは、図5に示されている建築用パネルの長手方向リブ部分16、又は図6aに示されている建築用パネルの長手方向リブ部分43を収容するように設計されている。これらのリブ96、98は、任意の適切な手段;例えば、リベット、ボルト、ねじ、溶接、又は任意の他の適切な手段によって建築用パネルの長手方向リブに取り付けることができる。凹部94の寸法は、特定の例示的な実施態様における様々なサイズの端壁部分を収容するために変更することができる。例えば、図8bは、断面においてやや狭い凹部94を備えた例示的な取付け部材を例示し、図8cは、断面においてさらに狭い凹部94を備えた例示的な取付け部材を例示している。
図9aは、図8a〜図8cに示されている例示的な取付け部材76の断面を例示している。断面において、例示的な取付け部材76は、第1の部分78及び第2の部分80を備えている。第1の部分78は、一端には垂直溝壁90を備え、他端には、曲面屋根を形成する建築用パネルの長手方向リブ部分に係合するように設計された長手方向リブを備えている。第2の部分80は、一端には垂直溝壁90を備え、他端には長手方向リブ98を備えている。第1の部分78と第2の部分80が互いに係合すると、これらの部分は、端壁の上部を収容するように設計された凹部94を形成する。取付け部材76は、例えば、ボルト、リベット、ねじ、溶接、これらの任意の組み合わせ、又は任意の他の適切な手段を使用して湾曲建築用パネルに取り付けることができる。
図9bは、例示的な実施態様に従った取付け部材100を例示している。取付け部材100は、L型の断面を有する第1の部分102及びC型の断面を有する第2の部分104を備えている。第1の部分102は、一端には垂直溝壁103を備え、他端には、湾曲建築用パネルの長手方向リブを収容するように設計された長手方向リブ112を備えている。第2の部分104は、端壁の上部を収容するように設計された凹部110を形成する2つの垂直溝壁106及び108を備えた取付け部材の溝セグメントである。このセグメントは、端壁の上部をシールするためのシール要素も備えることができる。C型の第2の部分104は、L型の第1の部分102に入れ子状に収容され、例えば、ボルト、リベット、ねじ、溶接、又は任意の他の適切な手段によって建築用パネルに取り付けることができる。
図9cは、さらに別の例示的な実施態様に従った取付け部材を例示している。取付け部材120は、1枚の板から形成され、その両端部は、曲面屋根を形成する湾曲建築用パネルの長手方向リブ部分に係合するように設計された長手方向リブ128、130を備えている。取付け部材120の中心セグメントは、凹部126を画定する2つの垂直溝壁122及び124を備えている。凹部126は、端壁の上部を収容することができ、端壁の上部をシールするシール要素を備えることもできる。
図10a及び図10bは、別の例示的な実施態様に従った取付け部材を例示している。図10aは、湾曲建築用パネル72に取り付けられ、内部にシール部材115が挿入された、C型の断面を有する取付け部材114の等角図を例示している。図10bは、取付け部材114の拡大等角図を例示している。取付け部材114は、端壁の上部を収容するように設計された凹部118を画定する垂直溝壁116、117を備えている。
図11は、例示的な取付け部材を形成するシステム150を例示している。システム150は、この例では可動トレーラープラットフォームとして示されている支持構造体152を備え、該支持構造体は、トラックで牽引することができるため、システム150を現場まで容易に輸送することができる。板材、例えば、鋼板材のコイルを支持するコイルホルダ154が、支持構造体152によって支持されている。板材のコイル155が、コイルホルダに支持されて示されている。また、駆動ユニット156が、コイルホルダ154に近接して支持構造体152に支持されている。駆動ユニット156は、板材を把持してシステム150内を送るためのゴム又は他の適切な材料を表面に備えた、対向した駆動ローラを備えている。駆動ユニット156は、駆動ローラを駆動するための油圧モータ又は電気モータを備えても良いし、或いは駆動ユニット156は、空気圧又は手動で運転しても良く、板材をコイルホルダ154からシステム150の次の構成要素に送るように設計されている。
例示されているように、例示的なシステム150の構成要素は、好ましくは、使用中は実質的に垂直の向きに板材を支持し(実質的に垂直とは、本明細書では、支持構造体152が水平にされた後、重力の軸に平行な向きに対して数度以内、例えば、1°〜2°以下の任意の向きと定義される)、該板材を送り方向Fに移動させる。有利なことに、板材が垂直の向きで進むように構成要素を配置することにより、構成要素が、水平の配置よりも場所を取らなくて済み、これにより1台のトレーラでの全ての構成要素の輸送が容易になる。しかしながら、本開示の実施態様は、水平の配置に構成された1つ以上の構成要素を備えても良いことを明確に企図している。例えば、このような実施態様では、コイルホルダ154は、水平の回転軸を備え、水平に向いた駆動ユニット156に板材を送ることができ、次いで水平に向いた板材を、システム150の次の構成要素に送ることができる。
せん断アセンブリ158及びスリッティングアセンブリ160を含む切断アセンブリが、駆動ユニット156に近接して支持構造体152上に支持されている。該切断アセンブリは、板材を、例示的な実施態様に従った望ましい取付け部材に成形するのに適した形状(典型的には、送り方向Fに沿って長い長方形)及びサイズに切断する。せん断アセンブリ158は、送り方向Fに垂直な方向、すなわち図11に示されている垂直方向に板材を切断する。例示的なスリッティングアセンブリ160は、その長さに沿って板材を2つの部分:スクラップ板材である上部及び取付け部材を形成するために使用される下部に切断する。スリッティングアセンブリ160は、作業者による回収のために板材の上部を第1の方向(すなわち送り方向Fの平面外)に案内し、かつ成形アセンブリ162に向けて第1の方向とは異なる第2の方向(例えば、送り方向Fに沿った方向)に板材の下部を案内するガイドを備えている。
成形アセンブリ162は、板材を望ましい断面形状(例えば、C型又はL型の断面)に成形するように設計された複数の油圧駆動式ローラを備えている。しかしながら、該ローラは、任意の適切な手段、例えば、電気、手動、又は空気圧などでも駆動させることができることに留意されたい。望ましい断面形状を有する取付け部材が成形されたら、該取付け部材を、長手方向に曲げるためのクリンピングローラを備えた曲げアセンブリ164内を送り戻すことができる。曲げアセンブリ164の後部は、板材を切断アセンブリから成形アセンブリ162に案内するガイドを備え、例示的な曲げアセンブリ164は、送り方向Fに対して垂直に支持構造体上を移動できるようにトラックに取り付けられている。有利なことに、この構成では、輸送を容易にするために曲げアセンブリをトレーラの内部に収容することができ、かつ曲げアセンブリを延ばして、切断アセンブリから成形アセンブリ162へのトラックを画定することができる。
支持構造体152はまた、取付け部材成形システム150の構成要素の運転を制御するために使用される、例えば、プログラマブル論理制御装置(PLC)又はマクロプロセッサベースの制御装置とすることができる制御装置166も備えている。加えて、電源、例えば、ディーゼル発電機168を、システム150の様々な機能に電力を供給するために支持構造体152に設けることもできる。加えて、例示的な実施態様では、建築用パネル形成装置を支持構造体152に設けることもできる。例えば、米国特許第5,249,445号、同第5,359,871号、又は米国特許出願第2003/0000156号に記載されているような建築用パネル成形装置を、取付け部材成形システム150によって占有されていない支持構造体152の部分に支持させることができる。
ここで、建築構造体の曲面屋根に端壁を連結する取付け部材を形成するための例示的なシステムの個々の構成要素について、特定の図面を参照して説明する。
図12aは、例示的な実施態様に従った例示的なコイルホルダ154(本明細書では繰り出し装置(decoiler)とも呼ぶ)を例示している。図12aに示されているように、繰り出し装置154は、フレーム169(例えば、水平な金属プラットフォーム)及び該フレーム169によって支持された複数の支持ローラアセンブリ170を備え、各支持ローラアセンブリ170は、円錐支持ローラ171、外側支持部材178、及び内側支持部材173を備えている。内側支持部材173及び外側支持部材178は、適切な軸受を介して各支持ローラ171を支持している。図12aの例では、4つの支持ローラアセンブリ171が存在し、その1つは、この図では隠れている。繰り出し装置154はまた、中心回転スピンドル172も備え、該回転スピンドルは、板材のコイルを繰り出し装置154の中心に維持する役割を果たす。図12bは、板材のコイル155が配置されている繰り出し装置154を例示しており、該板材のコイル155が、外面、中空コア、及び該中空コアの内面を有することが分かる。
図12aと図12bとの比較から分かるように、回転スピンドル172は、板材のコイル155の中空コアの底部開口に一致するように配置される。図12a及び図12bに示されているように、点線「B」は、回転スピンドル172の回転軸を示し、この回転軸は、コイル155の円筒軸に一致している。スピンドル172の回転軸「B」は、フレーム169における水平面(例えば、図12a及び図12bの例に示されているような支持プラットフォームの平面)に対して垂直に向いている。回転軸Bは、繰り出し装置の使用中は、Z方向に沿って実質的に垂直に向いている。本明細書でいう「実質的に垂直」とは、繰り出し装置の回転軸Bが、重力方向に対して数度の範囲内(例えば、1〜2度以下)である。言い換えれば、支持フレーム169が、数度の「レベル」の範囲内(例えば、1〜2度以下)で水平方向に向いていると、回転軸Bは、実質的に垂直に向くことになる。
図12aの例を再び参照すると、回転スピンドル172は、回転プラットフォーム175(例えば、金属板のディスク)、該回転プラットフォーム175によって支持された一連の径方向部材174a及び174b、垂直軸176(及び関連するハウジングや軸受)、並びに該径方向部材174a、174bを固定及び/又は案内するキャップ177を備えることができる。回転スピンドル172は、調節機構を備えることができ、一部の径方向部材174bは、はさみ機構により回転軸Bに対して垂直な径方向内側及び外側に移動可能であるが、他の径方向部材174aは固定位置を有する。適切なはさみ機構は、例えば、はさみ機構の下側リンク機構を、スピンドル172の中心回転軸の外面を上下に滑動する垂直スリーブに連結することによって設けることができ、該スリーブが(例えば、油圧によって)押し上げられると、上側はさみ機構と下側はさみ機構が互いに近づき、これにより径方向部材174bが径方向外側に移動し、逆も同様である。もちろん、径方向部材174bの位置は、当業者には理解できるように、油圧の代わりに手回しによって駆動されるはさみ機構により制御することもできる。
径方向部材174a、174bは、板材のコイル155が繰り出し装置に配置される(例えば、ホイスト又はフォークリフトに保持された紐によって繰り出し装置154に向かって下げられる)ときに、径方向部材174a、174bの傾斜した縁が、コイル155を概ね中心位置に案内する役割を果たすように、好ましくは、図12aに示されているように傾斜した上縁を有する形状である。次いで、径方向部材174b(位置が調節可能である)を、協働するように外側に移動させて、コイル155の内面に接触させて該コイル155を中心位置に押し込み、これによりコイルの円筒軸を回転スピンドル172の回転軸Bに一致させることができる。板材のコイル155が使い切られたら、径方向部材174bを径方向内側に引き込めることができる。
図12cは、適切な軸受を介して支持ローラ171を支持する内側支持部材173及び外側支持部材178を含む支持ローラアセンブリ170の側断面図を例示している。図12cに例示されているように、円錐支持ローラ106はそれぞれ、太い端部と細い端部を有する円錐状であり、それぞれの回転軸Cを有する。円錐支持ローラ171は、それぞれの回転軸Cが回転スピンドルの回転軸Bに向かって、すなわちコイル155の中心に向かって径方向に延び、かつ該回転スピンドルの回転軸Bに対して垂直な水平方向に対して角θ上向いているため、該コイル155の底部に接触する円錐支持ローラ171の部分が、実質的に水平に配置される。円錐支持ローラ171のこの向きにより、コイル155の平坦な底部の各支持ローラ171の長さに沿った支持が可能となる。各支持ローラアセンブリ170はまた、外側支持部材178によって支持された回転軸Bに対して平行に向いた回転軸を有する側面ローラ179を備えることもでき、該側面ローラ179は、板材のコイル155が支持ローラ171の外縁を越えて径方向外側に移動するのを防止する横方向の支持体となり得る。
円錐支持部材171の寸法は、予測される板材のコイルの予想サイズに基づいて選択することができる。典型的なコイル155は、例えば、約24インチ(約60.96cm)の内径、約40インチ(約101.60cm)の外径、及び約36インチ(約91.44cm)の高さを有することができる。一般に、各円錐支持ローラ171の長さは、コイル155の内径と外径との差と少なくとも同じ長さにするべきである、すなわち各円錐支持ローラ171の長さは、コイル155に巻かれた板材の径方向の幅と少なくとも同じ長さにするべきである。典型的なサイズの板材のコイルを収容するために、円錐支持ローラ106は、長さを約12.3インチ(約31.24cm)、細い端部の直径を約2.25インチ(約5.72cm)、太い端部の直径を約5.3インチ(約13.46cm)とすることができる。支持ローラ171の細い端部は、回転スピンドル172の回転軸Bから(すなわちコイル155の円筒軸から)約9インチ(約22.86cm)の距離に配置し、支持ローラ171の太い端部は、回転軸Bから約12.3インチ(約31.24cm)の距離に配置することができる。円錐支持ローラ171の太い端部及び細い端部の直径は、R1/R2=A1/A2の関係に従って選択するべきであり、図12cに示されているように、A1は、細い端部に近いローラ171の直径であり、A2は、太い端部に近いローラ171の直径であり、R1は、回転軸Bから直径A1のローラ171上の接触点までの距離であり、そしてR2は、回転軸Bから直径A2のローラ171上の接触点までの距離である。この関係が成立するように支持ローラの寸法を選択することにより、回転軸Bからどの距離でも、支持ローラ171に乗っている板材の線速度が、その位置における支持ローラ171の表面の線速度に一致することになる。したがって、R1及びR2は、コイルの予想サイズに対応するように設計することができ、A1は、望ましい値(例えば、望ましい構造強度に十分な大きさ、例えば、2.25インチ(約5.72cm)、2.5インチ(6.35cm)、3インチ(7.62cm)など)に選択することができ、そしてA2は、R1、R2、及びA1に基づいて算出することができる。図12cから分かるように、角θは、sinθ=A1/(2・R1)=A2/(2・R2)によって求めることができる。他のコイルのサイズを収容する支持ローラの適切な寸法は、当業者であれば、上記の説明から選択することができる。
繰り出し装置154及び本明細書に記載される他の装置の様々な構成要素の製造に使用される材料の選択は、収容するコイル及び板材の予想サイズ及び重量に基づいて行うことができる。例えば、上記のように、金属建造物の建築に使用される典型的なコイルは、例えば、約20インチ(約50.80cm)の内径(すなわち、中空コアの直径が約20インチ(約50.80cm))、約40インチ(約101.60cm)の外径、及び約36インチ(約91.44cm)の高さを有することができる。このようなコイルの重量は、例えば、典型提起には約6000〜9000ポンド(約2722〜約4082kg)の範囲とすることができる。本開示に従った様々な構成要素の製造に使用される材料は、使用されるコイル及び板材の重量に対応できるように選択するべきである。例えば、フレーム部品は、例えば、厚みが0.5〜0.75インチ(1.27〜約1.91cm)のステンレス鋼又はアルミニウム合金板から形成することができ、支持ローラは、ステンレス鋼又はポリウレタンから形成することができ、連結ロッド及び軸は、ステンレス鋼又は硬化鋼から形成することができ、軸受及び歯車は、硬化鋼などから形成することができる。
コイルホルダ154は、板材がコイルから送られるときに該板材が張るようにするために回転部材の回転を妨げる引張り機構を備えることができる。例えば、引張り機構は、回転部材と共に回転する該回転部材に取り付けられた回転ディスクによって実現することができ、該回転ディスクに対して制御可能な摩擦力が加えられるように、該回転ディスクにブレーキシュー又は他の装置を押圧することができる。コイルホルダ154は、径方向に調節可能なクランプ機構(例えば、垂直に向いたローラ)も備えることができ、該クランプ機構は、コイル176の最も外側の板材に対して径方向内側及び外側に移動して適切な位置にきて、該コイルの保持紐が解かれたときに該コイルの巻きが緩むのを防止することができる。コイルホルダ154は、コイルを回転させて、例えば、コイル155から駆動ユニット156内への板材の送りを容易にするために、一対の支持ローラ171を駆動する駆動機構も備えることができる。加えて、コイルホルダ154を、支持構造体152の側部に取り付けることができる調節可能なプラットフォームに配置して、システム150全体が輸送されるときにコイルホルダ154を非使用位置(例えば、垂直回転軸を約90度回転した位置)に再配置することができる。コイルホルダ154に使用できる例示的な繰り出しシステムは、引用により全容が本明細書中に組み込まれている、本願と同日に出願された米国特許出願第______号(代理人整理番号:011925-0084-999)(名称:「垂直板金繰り出しシステム及び方法(Vertical Sheet Metal Decoiling Systems and Methods)」)に開示されている。
図13は、例示的な実施態様に従った例示的な駆動ユニット156を例示している。駆動ユニット156は、内部の該駆動ユニットの構成要素を支持するフレーム180を備えている。フレーム180には、挿入される板材を垂直の向きに支持する一対の入口ガイドローラ182が取り付けられている。挿入された板材は、駆動ユニット156内を、図13では右から左である送り方向に移動する。板材は、ローラ188と190との間を送り方向に通過する。ローラ190は、フレーム180に固定され、ローラ188は、歯車192によって駆動される軸186に取り付けられている。歯車192は、油圧アセンブリ184に係合した駆動歯車194によって駆動され、ローラ188の回転を駆動して、板材を、駆動ユニット156内を送り方向に移動させる。
例示的なコイルホルダ154から供給される板材に加えて、駆動ユニット156は、現場で得られることがあるスクラップ板金を受け取って移動させることもできる。例えば、適切な板材が、例示的なスリッティングアセンブリ160を参照して以下に説明されるように予めスリッティングされていると、追加の取付け部材を形成するのに十分なスクラップ板材が得られることがある。このスクラップ板材は、手動又は任意の他の適切な機構によって駆動ユニット156に送ることができる。
図14、図15a、図15b、図15c、及び図15dは、切断アセンブリの例示的な実施態様を例示している。切断アセンブリは、図14に例示されているせん断アセンブリ158を含む。せん断アセンブリ158は、支持構造体152上に支持されるように構成されたフレーム200を含む。該フレームには、図14では右から左である送り方向に板材がせん断アセンブリ158内を移動するときに該板材を案内する垂直ガイド部材202が取り付けられている。また、該フレームには、板材がせん断アセンブリ158内を送り方向に移動するときに該板材を水平方向に支持するガイドローラ204も取り付けられている。該フレーム内には、板材を垂直軸、すなわち送り方向Fに垂直な平面に沿って切断するために使用される刃206(例えば、ギロチン型の刃)が取り付けられている。刃206は、フレーム200に取り付けられた油圧ピストン208によって駆動されて板材を切断する。
図15a及び図15bはそれぞれ、例示的な実施態様に従ったスリッティングアセンブリ160の例示的な正面図及び側面図を例示している。スリッティングアセンブリ160は、内部の該スリッティングアセンブリの構成要素を支持するフレーム210を含む。板材は、該板材を実質的に垂直の向きに支持する入口ガイドローラ224を通ってスリッティングアセンブリ160内を通過する。板材が入口ガイドローラ224を通過した後、該板材は、送り方向に沿って長さ方向に上部と下部の2つの部分に裂かれる。例示的な実施態様では、上部は、回収のために送り方向の平面外に送られるスクラップ金属であり、下部は、成形アセンブリ162に向かって送り方向に送られて取付け部材に成形される。もちろん、板材の各部分の目的及び使用は、単に例示目的で説明したものであり、簡単に逆にすることもできる。
図15c及び図15dは、スリッティング部材226及び近接した板材支持要素の拡大図を例示している。図示されているように、スリッティング部材226は、垂直方向にオフセットされた一対の切断ホイール232、236、及び該切断ホイール236の下の軸に取り付けられ、該切断ホイール232の反対側に支持されたストリッパホイール234を備えており、該ストリッパホイールは、スリッティングプロセス中に板材が切断ホイール236に付着するのを防止する。切断ホイール232は、水平ガイドローラ222の上の軸に取り付けられている。運転中は、板材料は、油圧駆動切断ホイール232と236との間に通されて長さ方向に裂かれる。切断ホイール232、236は、フレーム210に取り付けられた油圧アセンブリ228の油圧モータによって回転駆動される。支持部材238によって支持された水平ガイドローラ222一式(例えば、正方形ブラケット、バー、又は他の支持体)が、板材がスリッティング部材226内を通過するときに該板材を支持して移動させる。支持部材238(例えば、矩形ブラケット、バー、又は他の支持体)によって支持された様々な水平ガイドローラ222である。油圧駆動されると説明されているが、スリッティング部材226は、任意の適切な方法、例えば、電気、手動、又は空気圧などでも駆動させることができることに留意されたい。
本発明者らは、上部が重力によって下部に対して下方に折れ曲がるのを防止し、かつスリッティングアセンブリ160の引掛かりを防止するためには、板材が裂かれた(すなわち板材が送り方向に上部と下部に切断された)直後に該板材の上部を支持することが望ましいことに気付いた。これにより、スリッティングアセンブリ160内での板材の引掛かりによって引き起こされ得るスリッティング部材226の損傷も防止される。したがって、本開示の例示的な実施態様は、板材がスリッティング部材226によって裂かれた直後に該板材を垂直に支持する垂直ローラ230(例えば、V型又はU型の凹部を備えたローラ)を備えている。これらの垂直ローラ230は、板材の上部(すなわちスクラップ金属)が落下して板材の下部の邪魔になるのを防止する。垂直ガイドローラ230は、支持部材238によって支持され、フレーム210に移動可能に取り付けられた調節可能なペデスタル216に取り付けられている。調節可能なペデスタル216は、トラックに取り付けられ、ハンドル車218によって一組のリンク機構を介して上下に移動させることができる。この調節機能により、スリッティングアセンブリ160は、様々なサイズの取付け部材に適した様々な断面幅の板材に切断することができる。
図から分かるように、板材の上部は、板材の下部とは異なる経路に沿って通過する。この下部は、共にフレーム210に固着された固定ガイド部材212及び垂直ガイドローラ214に沿って通過する。下部はまた、その上端部が、垂直ガイドローラ231(例えば、V型又はU型の凹部を備えたローラ)によって支持されている。垂直ガイドローラ230と同様に、垂直ガイドローラ231も、様々なサイズの取付け部材に適した様々な断面幅の板材に対応するために調節可能なペデスタル216に取り付けられている。
図16a〜図16oは、取付け部材を形成するために板材に望ましい断面形状を付与するための例示的な成形アセンブリ162を例示している。図16aは、板材のL型部分を成形するのに適した例示的なローラの構造を例示している。図16aでは、垂直方向Zに向けられた平坦な板材は、成形アセンブリ162の右側から進入し、一連のローラを通って送り方向Fに移動し、そして該板材にL型の断面が付与されて該成形アセンブリの左側から出る。成形アセンブリ162は、内部の成形アセンブリの構成要素を支持するフレーム240を備えている。図16aの右から説明を始めると、入口ガイドアセンブリ241がフレーム240に取り付けられ、該入口ガイドアセンブリは、固定部材、及び板材が垂直の向きで成形アセンブリに進入するときに該板材を支持する垂直に向いたローラを含む。入口ガイドアセンブリ241は、様々な断面幅の板材に対応するために調節可能な一組の上部垂直ガイドローラ243(例えば、V型又はU型の凹部を内部に備えている)を含む。
板材が、入口ガイドアセンブリ241を送り方向Fに通過した後、該板材は、第1の対の軸:前軸246と後軸247との間を通過する。前軸246及び後軸247は、これらの軸の回転を可能にする軸受を介してフレーム240に取り付けられている。凹状ローラ248が、前軸246の上端部に位置し、相補的な凸状ローラ249が後軸247の上端部に位置し;両方のローラは、調節可能なプラットフォーム263によって所定の位置に支持されている。板材が、凹状ローラ248と凸状ローラ249との間を通過すると、これらのローラが、板材に衝当して該板材に長手方向のリブを成形する。また、前軸246の下端部には、垂線に対して約15°の角度をなす円錐ローラ250が取り付けられ;そして後軸247の下端部には、相補的な円錐ローラ251が取り付けられている。板材がこれらの円錐ローラ250と251との間を通過するときに、これらのローラが板材に衝当して該板材を曲げ始めて第1の曲がりを形成し、最終的にL型の断面が得られる。
次に、板材が第2の対の軸:前軸252と後軸253との間を通過する。前軸252は、フレーム240の底部から該フレームのほぼ中心まで垂直方向に延び、調節可能なプラットフォーム267によって支持されている。前軸252の上部には、垂線に対して約45°の角度をなす上部円錐ローラ254が取り付けられている。上部円錐ローラ254を、以下にさらに説明されるように取り外して円錐ローラ258に交換して、板材を異なる形状に成形することができる。後軸253の中間部分には、上部円錐ローラ254と係合するように設計された、同様に取り外し可能な相補的な円錐ローラ255が取り付けられた、調節可能なプラットフォーム267によって支持されている。
図16b、図16c、図16f、図16g、図16l、及び図16mに例示されているように、円錐ローラ254、255は、移動可能であり、成形アセンブリ162が板材にC型の断面部分を形成するように構成されている場合に使用される。板材がこれらの円錐ローラ254と255との間を通過するときに、これらのローラが板材に衝当して、該板材の上部を曲げてC型の断面が得られる。
上部円錐ローラ254は、手動クランク機構を使用する調節機構260(例えば、摩擦ロック機構)によって緩めて取り外すことができる。上部円錐ローラ254は、円筒ローラ258と交換することができる。交換用円筒ローラ258は、成形アセンブリが、L型の断面部分を板材に成形するように構成されている場合に使用される。したがって、上部円錐ローラ254が円筒ローラ258に交換されると、ローラ255、258は、板材に一切の断面形状を付与することなく、代わりに単に水平ガイドとして機能し、板材を成形アセンブリ内を移動させる役割を果たす。前軸252の下端部には、垂線に対して約30°の角度をなす円錐ローラ256が取り付けられ;そして後軸253の下端部には、相補的な円錐ローラ257が取り付けられている。板材がこれらの円錐ローラ256と257との間を通過するときに、これらのローラが板材に衝当して、該板材をさらに曲げてよりL型の断面が得られる。言い換えれば、以下にさらに説明されるように、円錐ローラ254は、成形アセンブリ162を使用して板材からC型部材(例えば、2箇所が90度曲がったC型部材)を成形する場合に使用され、円筒ローラ258は、成形アセンブリ162を使用して板材からL型部材を成形する場合に使用される。
板材は、第2の対の軸252と253との間を送り方向Fに通過した後、第3の対の軸:前軸268と後軸269との間を通過する。前軸268及び後軸269は、これらの軸の回転を可能にする軸受を介してフレーム240に取り付けられている。凹状ローラ270が、前軸268の上端部に位置し、そして相補的な凸状ローラ271が、後軸269の上端部に位置し、両方のローラは、調節可能なプラットフォーム263によって所定の位置に支持されている。板材が、凹状ローラ270と凸状ローラ271との間を通過するときに、これらのローラが、さらに板材に衝当して該板材に長手方向リブをさらに形成する。また、前軸268の下端部には、垂線に対して約45°の角度をなす円錐ローラ272が取り付けられ;そして後軸269の下端部には、相補的な円錐ローラ273が取り付けられている。板材が、これらの円錐ローラ272と273との間を通過するときに、これらのローラが、板材に衝当して、さらに該板材を曲げてよりL型の断面が得られる。
次に、板材は、第4の対の軸:前軸274と後軸275との間を通過する。前軸274は、フレーム240の底部から該フレームのほぼ中心まで垂直に延び、調節可能なプラットフォーム267によって支持されている。前軸274の上部には、垂線に対して約75°の角度をなす上部円錐ローラ276が取り付けられている。上部円錐ローラ276を、以下にさらに説明されるように取り外して円筒ローラ280と交換して板材を異なる形状に成形することができる。後軸275の中間部分には、上部円錐ローラ276と係合するように設計された相補的な円錐ローラ277が取り付けられ、調節可能なプラットフォーム267に支持されている。
図16b、図16c、図16f、図16g、図16l、及び図16mに例示されているように、円錐ローラ276、277は、成形アセンブリ162が、C型の断面部分を板材に成形するように構成されている場合に使用される。板材がこれらの円錐ローラ276と277との間を通過するときに、これらのローラが板材に衝当して、該板材の上部をさらに曲げてC型の断面が得られる。
上部円錐ローラ276は、手動クランク機構を使用する調節機構261(例えば、摩擦ロック機構)によって緩めて取り外すことができる。上部円錐ローラ276は、円筒ローラ280と交換することができる。交換用円筒ローラ280は、成形アセンブリが、L型の断面部分を板材に成形するように構成されている場合に使用される。したがって、上部円錐ローラ276が円筒ローラ280に交換されると、ローラ277、280は、板材に一切の断面形状を付与することなく、代わりに単に水平ガイドとして機能し、板材を成形アセンブリ内を移動させる役割を果たす。前軸274の下端部には、垂線に対して約60°の角度をなす円錐ローラ278が取り付けられ;そして後軸275の下端部には、相補的な円錐ローラ279が取り付けられている。板材がこれらの円錐ローラ278と279との間を通過するときに、これらのローラが板材に衝当して、該板材をさらに曲げてよりL型の断面が得られる。
板材は、第4の対の軸274と275との間を送り方向Fに通過した後、第5の対の軸:前軸283と後軸289との間を通過する。前軸283及び後軸289は、これらの軸の回転を可能にする軸受を介してフレーム240に取り付けられている。凹状ローラ285が、前軸283の上端部に位置し、そして相補的な凸状ローラ286が、後軸289の上端部に位置し、両方のローラは、調節可能なプラットフォーム263によって所定の位置に支持されている。板材が、凹状ローラ285と凸状ローラ286との間を通過するときに、これらのローラが、さらに板材に衝当して該板材に長手方向リブをさらに成形する。また、前軸283の下端部には、垂線に対して約75°の角度をなす円錐ローラ287が取り付けられ;そして後軸289の下端部には、相補的な円錐ローラ288が取り付けられている。板材が、これらの円錐ローラ287と288との間を通過するときに、これらのローラが、板材に衝当してさらに該板材を曲げて、よりL型の断面が得られる。
最後に、板材は、第6の対の軸:前軸286と後軸290との間を通過する。前軸286及び後軸290は、これらの軸の回転を可能にする軸受を介してフレーム240に取り付けられている。凹状ローラ291が、前軸286の上端部に位置し、そして相補的な凸状ローラ292が、後軸290の上端部に位置し、両方のローラは、調節可能なプラットフォーム263によって所定の位置に支持されている。板材が、凹状ローラ286と凸状ローラ292との間を通過するときに、これらのローラが、さらに板材に衝当して該板材に長手方向リブをさらに成形する。また、前軸286の下端部には、円筒ローラ293が取り付けられ;そして後軸290の下端部には、相補的な円筒ローラ294が取り付けられている。板材が、これらの円筒ローラ293と294との間を通過するときに、これらのローラは、板材に衝当して、該板材を望ましいL型の断面に完全に曲げる。
さらに、前軸286のほぼ中間には、円筒ローラ259が取り付けられ;そして後軸290のほぼ中間には、相補的な円筒ローラ265が取り付けられている。図16b、図16c、図16f、図16g、図16l、及び図16mに例示されているように、これらのローラは、成形アセンブリ162が、C型の断面部分を板材に成形するように構成されている場合に使用される。これらの円筒ローラ259、265は、様々なサイズのC型部分を成形するために軸上を上下に調節できるように、ねじによって軸286、290のトラックに取り付けられている。板材の上部がこれらの円筒ローラ259と265との間を通過するときに、これらのローラが板材に衝当して、該板材の上部を望ましいC型の断面に完全に曲げる。したがって、上記のようにどのローラの組み合わせが使用されるかによって、板材を異なる形状、例えば、L型部材又はC型部材(例えば、2箇所が90度曲がったC型部材)に成形することができる。
上述のように、円錐ローラ254、255、276、277は、調節可能なプラットフォーム267に支持され、該調節可能なプラットフォームは、調節機構282によって垂直方向に調節可能であり、該調節機構は、該調節可能なプラットフォーム267をフレーム内で上下に移動させるために一組のリンク機構を介して取り付けられた手動クランクを受容するように構成されたソケットを備えている。この機能構造により、成形アセンブリ162が、様々なサイズの取付け部材に対応することができる。
加えて、ローラ248、249、270、271、285、286、291、292は、調節機構262によって垂直方向に調節できる調節可能なプラットフォーム263によって支持されている。この調節機構262は、調節可能なプラットフォーム267をフレーム240内で上下に移動させるために一組のリンク機構を介して取り付けられた手動クランクを受容するように構成されたソケットを備えている。
成形アセンブリ162の出口には、一組のガイドローラ、フレームに固定された下部ガイドローラ264、及び一組の上部ガイドローラ266が配置され、該一組の上部ガイドローラは、取付け部材に望ましい断面形状が付与された後の様々なサイズの取付け部材に対応するために調節可能であり、かつ/又はフレームから取り外し可能である。
例示されている例示的な実施態様では、成形アセンブリ162内の軸及びローラは、油圧モータによって駆動される。しかしながら、軸及びローラは、任意の適切な方法、例えば、電気、手動、又は空気圧などで駆動することができることに留意されたい。油圧アセンブリ244が、駆動歯車295に連結されており、該駆動歯車は、フレームの上部で軸に取り付けられた歯車に噛合している。例示されているように、大歯車242は、後軸247、253、269、275、289、290の上部に取り付けられている。これらの大歯車242は、連結歯車296によって互いに連結されている。さらに、大歯車242は、前軸246、268、283、286に取り付けられた小歯車297に噛合し、該小歯車を駆動する。図から分かるように、前軸252、274は、フレーム240の上部まで完全には延びていない。したがって、フレームの上部から底部まで完全に延びている後軸253、257は、前軸252、274の底部に取り付けられた小歯車298に噛合する、底部に取り付けられた歯車を有する。小歯車298は、これらの前軸を駆動する。
ここで図16b〜図16oを参照すると、様々なサイズのC型及びL型取付け部材を成形するために構成された例示的な成形センブリ162の様々な構成が示されている。
図16b及び図16cはそれぞれ、断面がC型の取付け部材を成形するように構成された成形アセンブリ162の正面図及び後面図を例示している。図から分かるように、板材は、図16bの右側から進入するが、その時点では実質的に平面的である。板材が、C型の断面を付与するように構成されたローラ間を通過すると、望ましい断面形状を有する板材が右側から出る。図16d及び図16eはそれぞれ、断面がL型の取付け部材を成形するように構成された成形アセンブリ162の正面図及び後面図を例示している。図16f及び図16gはそれぞれ、断面がC型の取付け部材を成形するように構成された成形アセンブリ162の正面図及び後面図を例示している。図16h及び図16iはそれぞれ、断面がL型の取付け部材を成形するように構成された成形アセンブリ162の正面図及び後面図を例示している。図16j及び図16kはそれぞれ、断面がL型の取付け部材を成形するように構成された成形アセンブリ162の正面図及び後面図を例示している。図16l及び図16mはそれぞれ、断面がC型の取付け部材を成形するように構成された成形アセンブリ162の正面図及び後面図を例示している。図16n及び図16oはそれぞれ、断面がL型の取付け部材を成形するように構成された成形アセンブリ162の正面図及び後面図を例示している。
図17は、例示的な曲げアセンブリ164を例示している。例示的な曲げアセンブリ164は、該曲げアセンブリ164の支持構造体152に対する出入りを可能にするトラック302に取り付けられたベース300を含む。曲げアセンブリ164は、内部の構成要素を支持するフレーム304を含む。フレーム304には、一対のクリンプローラ:これらのローラ間を通過する板材の部分をクリンプするように設計された下部クリンプローラ312及び上部クリンプローラ314を駆動する下部クリンプアセンブリ316が取り付けられている。クリンプローラ312及び314はそれぞれ、間にある空間によって離隔した複数のクリンプ刃を備えている。1つのクリンプローラの刃は、対向するクリンプローラの刃と刃の間の空間の反対側に位置し、これらの間を通過する板材をクリンプし、これにより取付け部材に長手方向の湾曲又はアーチを付与する。下部クリンプローラ312と上部クリンプローラ314との間の間隔は、リンク機構を介して下部クリンプアセンブリ316に取り付けられたハンドル車320によって調節可能である。この調節により、板材に付与されるクリンプを調節できるため、取付け部材の長手方向の湾曲を、建築構造体の屋根形成する湾曲建築用パネルの長手方向の湾曲に一致するように変更することができる。
曲げアセンブリ164はまた、一対のクリンプローラ330、332に取り付けられた上部クリンプアセンブリ318も備え、これらのクリンプローラも、取付け部材に異なる長手方向の湾曲を形成するために調節可能なオフセットを有する。クリンプローラ330と332との間の間隔は、歯車アセンブリを介して上部クリンプアセンブリ318に連結されたハンドル車322によって調節される。上部クリンプアセンブリ318と下部クリンプアセンブリ316の両方を有するため、曲げアセンブリは、C型取付け部材の対向する両側をクリンプして長手方向の湾曲を形成することができる。
加えて、下部クリンプアセンブリ316と上部クリンプアセンブリ318との間の間隔は、ハンドル車324によって調節することができる。この調節により、曲げアセンブリ164は、様々なサイズの取付け部材に対応することができる。L型の断面を有する取付け部材に対応するために、上部クリンプアセンブリ318は、該上部クリンプアセンブリが曲げアセンブリ内を移動するときに取付け部材のいかなる部分にも衝当しないでハウジング304内を十分に上昇することができることに留意されたい。次いで、下部クリンプアセンブリ316が、L型取付け部材の一側をクリンプして長手方向の湾曲を形成する。クリンプローラ312、314、330、332は、油圧モータ328によって駆動することができ、該油圧モータは、これらのローラに駆動力を供給する。油圧アセンブリ328は、制御装置326(例えば、PLC)による制御によりオン・オフすることができる。
また、曲げアセンブリ164のベース300には、上部及び下部を有するガイドアセンブリ306が取り付けられており、該上部は、作業者がスクラップ金属を回収できるように該スクラップ金属を外側に案内し、該下部は、取付け部材に成形される板材の部分を成形アセンブリ162に案内する。ガイドアセンブリの上部は、スクラップ金属を外側に案内するために湾曲した上部ガイド308(例えば、板材が通過できる空間を間に備えた湾曲ブラケット)を備え、該上部ガイド308は、様々なサイズのスクラップ金属に対応するために該上部ガイド308の垂直方向の調節を可能にする軸336に取り付けられている。同様に、ガイドアセンブリ306の下部は、下部ガイド310(例えば、板材が通過できる空間を間に備えた線形ブラケット)を備え、該下部ガイドは、取付け部材に成形されるのに適した様々なサイズの板材に対応するためにこれらの下部ガイドを上下に調節することができる軸334に取り付けられている。
図18は、操作者が取付け部材成形システム150の様々な機能を制御することができる例示的な制御パネル166を例示している。制御装置166は、単純なPLCによって、又は当業者には周知であろうより複雑なマイクロプロセッサをベースとした制御装置によって制御することができる。コントロール類には、システム150をオン・オフするための電源スイッチ340が含まれる。コントロール類にはまた、システム150に板材を該システム内を送り方向に移動させる起動ボタン344、及び板材の移動を停止させる停止ボタン342も含まれる。また、システム内を移動する取付け部材を前方及び後方に一気に移動させることができるジョグスイッチ348、及びせん断アセンブリ158に電力を供給して該せん断アセンブリに板材を送り方向に対して垂直な方向に切断させるせん断ボタン346も含まれる。制御パネルは、制御装置にデータ(例えば、建築用パネルの長さを制御するデータ)を入力するための数字キーパッド350、及び制御装置の操作者に情報を示すディスプレイ352をさらに備えている。制御装置166にはさらに、取付け部材成形システムと建築用パネル成形システムとを切り替えるための切替えスイッチ354(同じ支持構造体上に取付け部材成形システムと建築用パネル成形システムの両方を備えた例示的な実施態様の場合)、板材がせん断された後に該板材を取付け部材成形システムから取り出すための取り出しボタン356、油圧停止358、緊急停止360、点火スイッチ362、エンジン始動364、ディーゼル発電機の高速/低速切替えスイッチ366、低電圧パイロットランプ368、並びに燃料、圧力、温度、及び電圧を含むディーゼル発電機の様々なパラメータを表示するディーゼル発電機パネル370を含む様々な他のコントロール類が含まれる。
例示的な実施態様に関して本発明を説明してきたが、当業者であれば、添付の特許請求の範囲に規定されている本発明の範囲から逸脱することなく、例示的な実施態様の様々な変更が可能であることを理解できよう。
Claims (28)
- 建築構造体の曲面屋根に壁を連結するための取付け部材を形成するためのシステムであって、
a.支持構造体;
b.板材の平面が実質的に垂直に向いている該板材を受け取るように構成され、該支持構造体によって支持された切断アセンブリであって、該板材の送り方向に沿って該板材を第1の部分と第2の部分に切断するスリッタを備え、該スリッタが、該板材の該第1の部分及び該第2の部分を実質的に垂直の向きに支持するガイドを有し、該ガイドが、該板材の該第1の部分を第1の方向に案内し、かつ該板材の該第2の部分を該第1の方向とは異なる第2の方向に案内する、該切断アセンブリ;及び
c.該支持構造体によって支持された成形アセンブリを備え、該成形アセンブリが、該切断アセンブリから板材を受け取るように構成され:
i.フレーム、及び
ii.該フレームによって支持された複数のローラであって、該板材の該第1の部分が該複数のローラに沿って該送り方向に通過するときに該板材の該第1の部分に衝当して、該板材の該第1の部分の断面形状を変形させて取付け部材を成形するように配置され、該取付け部材が、断面における第1の平坦なセグメント及び該第1のセグメントから断面において垂直に延びた第2のセグメントを含む、該送り方向に対して垂直な平面に断面における複数のセグメントを有する、該複数のローラを備えている、前記システム。 - d.前記支持構造体に支持された、前記取付け部材を曲げるための曲げアセンブリであって:
該曲げアセンブリ内に配置され、互いにオフセットされた第1の対のクリンプローラであって、該取付け部材が該曲げアセンブリに進入するときに前記取付け部材の第2のセグメントが該クリンプローラ間を通過する時に該取付け部材を受け取るように構成されている、該第1の対のクリンプローラを備え、
該第1の対のクリンプローラが、該取付け部材の第2のセグメントをクリンプして、該取付け部材の長さに沿って該取付け部材に長手方向の湾曲を付与するように構成されている、該曲げアセンブリをさらに備えている、請求項1記載のシステム。 - 前記取付け部材が:
a.平坦な中心部及び断面において該中心部に対して垂直に延びた一対の壁を有する第1のセグメントであって、該一対の壁が、該中心部に対して垂直方向に向いた凹部を画定し、該凹部が、建築構造体の壁の一部を収容するように構成されている、該第1のセグメント;及び
b.該第1のセグメントの壁の1つから延びた第2のセグメントであって、断面において該第1のセグメントの該平坦な中心部と同じ平面を向き、該第2のセグメントから断面において突き出た長手方向リブを備え、該長手方向リブが、湾曲建築用パネルのリブに係合するように構成されている、該第2のセグメントを備えるように、前記システムが、該取付け部材を形成するように構成されている、請求項1記載のシステム。 - 前記複数のローラが:
a.軸に取り付けられた調節可能なプラットフォームに取り付けられた一組の上部ローラ;及び
b.一組の下部ローラを備え;
c.該一組の上部ローラと該一組の下部ローラとの間の距離が、異なるサイズの取付け部材に対応できるように調節可能である、請求項1記載のシステム。 - 前記支持構造体に支持された建築用パネル成形装置をさらに備えている、請求項1記載のシステム。
- 板材を前記切断アセンブリに送るように構成され、前記支持構造体によって支持された繰り出し装置をさらに備え、該繰り出し装置が、その回転軸が垂直方向に対して平行となるように垂直方向に向いている、請求項1記載のシステム。
- 前記繰り出し装置及び前記切断アセンブリに近接して前記支持構造体に支持された駆動ユニットをさらに備え、該駆動ユニットが、前記板材を該繰り出し装置から該切断アセンブリに送るように構成されている、請求項6記載のシステム。
- 前記曲げアセンブリが、互いにオフセットされ、かつ前記第1の対のクリンプローラに対してオフセットされた第2の対のクリンプローラをさらに備え、該第1の対のクリンプローラと該第2の対のクリンプローラとの間の距離が、異なるサイズの取付け部材に対応するために調節可能である、請求項1記載のシステム。
- 前記成形アセンブリのローラの少なくとも1つが、前記取付け部材をL型又はC型の断面に成形するために取り外し可能である、請求項1記載のシステム。
- 前記曲げアセンブリが、前記支持構造体に支持された可動プラットフォームに取り付けられ、かつ前記切断アセンブリと前記成形アセンブリとの間に位置している、請求項1記載のシステム。
- 建築構造体の曲面屋根に壁を連結するように構成され、板材から形成された取付け部材であって、該曲面屋根が、複数の湾曲建築用パネルから形成され、該取付け部材が、長手方向に湾曲し、かつ該長手方向に対して垂直な平面に断面における所定の形状を有し、該取付け部材が:
a.平坦な中心部及び断面において該中心部に対して垂直に延びた一対の壁を有する第1のセグメントであって、該一対の壁が、該中心部に対して垂直方向に向いた凹部を画定し、該凹部が、建築構造体の壁の一部を収容するように構成されている、該第1のセグメント;及び
b.該第1のセグメントの壁の1つから延びた第2のセグメントであって、断面において該第1のセグメントの該平坦な中心部と同じ平面を向き、該第2のセグメントから断面において突き出た長手方向リブを備え、該長手方向リブが、湾曲建築用パネルのリブに係合するように構成されている、該第2のセグメントを備えている、前記取付け部材。 - 前記湾曲建築用パネルの前記中心部が、断面におけるリブを有し、前記取付け部材の前記長手方向リブが、該建築用パネルの前記リブと係合するように構成されている、請求項11記載の取付け部材。
- 板材の2つの部分から形成されている、請求項11記載の取付け部材。
- a.前記第1のセグメントの前記壁の1つを形成する、断面における第1のL型部分;及び
b.該第1のセグメントの他の壁を形成する、断面における第2のL型部分を備え、
c.該第1のL型部分が、該第2のL型部分に係合して該取付け部材の該第1のセグメントを形成する、請求項13記載の取付け部材。 - a.断面におけるL型部分;及び
b.断面におけるC型部分を備え、
c.該C型部分が、該L型部分に入れ子状に収容されて該取付け部材の前記第1のセグメントを形成する、請求項13に記載の取付け部材。 - 板材の1つの部分から形成されている、請求項11記載の取付け部材。
- a.前記第2のセグメントの反対側の壁から延びた第3のセグメントであって、断面において前記第1のセグメントの前記平坦な中心部と同じ平面を向き、第2の長手方向リブを備える、該第3のセグメント;及び
b.断面において該第3のセグメントから突き出た第2の長手方向リブであって、別の湾曲建築用パネルのリブと係合するように構成されている、該第2の長手方向リブをさらに備えている、請求項16記載の取付け部材。 - 前記板材が、厚みが約0.035インチ〜約0.060インチ(約0.889mm〜約1.524mm)の板材を含む、請求項11記載の取付け部材。
- 建築構造体であって、
a.複数の相互連結された建築用パネルから形成された曲面屋根であって、該各建築用パネルが、長手方向に延び、該長手方向に対して垂直な平面に断面における所定の形状を有し、かつ断面におけるリブを有する中心部を備えている、該曲面屋根;
b.壁;及び
c.該曲面屋根に該壁を取り付けるための、板材から形成された取付け部材であって:
i.平坦な中心部及び断面において該中心部に対して垂直に延びた一対の壁を有する第1のセグメントであって、該一対の壁が、該中心部に対して垂直方向に向いた凹部を画定し、該凹部が、建築構造体の壁の一部を収容するように構成されている、該第1のセグメント;及び
ii.該第1のセグメントの壁の1つから延びた第2のセグメントであって、断面において該第1のセグメントの該平坦な中心部と同じ平面を向き、該第2のセグメントから断面において突き出た長手方向リブを備え、該長手方向リブが、湾曲建築用パネルのリブに係合するように構成されている、該第2のセグメントを備え;及び
iii.該第1のセグメントの該平坦な中心部が、該曲面屋根の第1の建築用パネルに連結され、該第2のセグメントの該長手方向リブが、該曲面屋根の第2の建築用パネルのリブに連結されている該取り付け部材を備える、前記建築構造体。 - 前記壁が、前記建築構造体の外壁である、請求項19記載の建築構造体。
- 前記壁が、前記曲面屋根の縁から、前記相互連結された建築用パネルの1つの幅よりも離れ位置で差し込まれて、開口しているが覆われた領域を形成する、請求項19記載の建築構造体。
- 前記壁が、前記建築構造体の内壁である、請求項19記載の建築構造体。
- 前記壁が、一組の相互連結された建築用パネルから形成されている、請求項19記載の建築構造体。
- 前記壁が、一組のコンクリートブロックから形成されている、請求項19記載の建築構造体。
- 壁を建築構造体に連結するための取付け部材を形成する方法であって:
a.板材供給源からの板材を第1の部分と第2の部分に送り方向に切断する工程であって、該板材の平面が、実質的に垂直に向けられている、該工程;
b.該板材の該第1の部分が該第1の方向に案内され、かつ該板材の該第2の部分が該第1の方向とは異なる第2の方向に案内されるように、該板材の該第1の部分及び該第2の部分をガイドで垂直の向きに支持する工程;
c.該板材の該第1の部分を複数のローラを介して移動させる工程であって、該複数のローラが、該板材の該第1の部分が該複数のローラに沿って送り方向に通過するときに該第1の部分に衝当して取付け部材を成形するように配置され、該取付け部材が、断面における第1の平坦なセグメント及び断面において該第1のセグメントから垂直に延びた第2のセグメントを含む、該送り方向に対して垂直な平面に断面における複数のセグメントを有する、該工程;及び
d.該取付け部材の該第2のセグメントをクリンプして、該取付け部材の長さに沿って該取付け部材に長手方向の湾曲を付与する工程を含む、前記方法。 - 前記取付け部材が:
a.平坦な中心部及び断面において該中心部に対して垂直に延びた一対の壁を有する第1のセグメントであって、該一対の壁が、該中心部に対して垂直方向に向いた凹部を画定し、該凹部が、建築構造体の壁の一部を収容するように構成されている、該第1のセグメント;及び
b.該第1のセグメントの壁の1つから延びた第2のセグメントであって、断面において該第1のセグメントの該平坦な中心部と同じ平面を向き、該第2のセグメントから断面において突き出た長手方向リブを備え、該長手方向リブが、湾曲建築用パネルのリブに係合するように構成されている、該第2のセグメントを備えている、請求項25記載の方法。 - a.前記取付け部材の第1のセグメントを曲面屋根の第1の建築用パネルに取り付ける工程;
b.該取付け部材の第2のセグメントを、該第1の建築用パネルに隣接した該曲面屋根の第2の建築用パネルに取り付ける工程;及び
c.前記取付け部材を建築構造体の壁の一部に取り付ける工程をさらに含む、請求項25記載の方法。 - 建築構造体の曲面屋根に壁を連結するための取付け部材を形成するためのシステムであって、
a.支持構造体;
b.板材を受け取るように構成された、該支持構造体によって支持された切断アセンブリであって、該板材の送り方向に沿って該板材を第1の部分と第2の部分に切断するスリッタを備え、該スリッタが、該板材の該第1の部分及び該第2の部分を支持するガイドを有し、該ガイドが、該板材の該第1の部分を第1の方向に案内し、かつ該板材の該第2の部分を該第1の方向とは異なる第2の方向に案内する、該切断アセンブリ;及び
c.該支持構造体によって支持された成形アセンブリを備え、該成形アセンブリが、該切断アセンブリから板材を受け取るように構成され:
i.フレーム、及び
ii.該フレームによって支持された複数のローラであって、該板材の該第1の部分が該複数のローラに沿って該送り方向に通過するときに該板材の該第1の部分に衝当して、該板材の該第1の部分の断面形状を変形させて取付け部材を成形するように配置され、該取付け部材が、断面における第1の平坦なセグメント及び該第1のセグメントから断面において垂直に延びた第2のセグメントを含む、該送り方向に対して垂直な平面に断面における複数のセグメントを有する、該複数のローラを備え;
該取付け部材が:
平坦な中心部及び断面において該中心部に対して垂直に延びた一対の壁を有する第1のセグメントであって、該一対の壁が、該中心部に対して垂直方向に向いた凹部を画定し、該凹部が、建築構造体の壁の一部を収容するように構成されている、該第1のセグメント;及び
該第1のセグメントの壁の1つから延びた第2のセグメントであって、断面において該第1のセグメントの該平坦な中心部と同じ平面を向き、該第2のセグメントから断面において突き出た長手方向リブを備え、該長手方向リブが、湾曲建築用パネルのリブに係合するように構成されている、該第2のセグメントを備えるように、該成形アセンブリが、該取付け部材を成形するように構成されている、前記システム。
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