JPH0952125A - テーパー付形鋼部材の成形装置 - Google Patents
テーパー付形鋼部材の成形装置Info
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- JPH0952125A JPH0952125A JP20879295A JP20879295A JPH0952125A JP H0952125 A JPH0952125 A JP H0952125A JP 20879295 A JP20879295 A JP 20879295A JP 20879295 A JP20879295 A JP 20879295A JP H0952125 A JPH0952125 A JP H0952125A
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- roll
- forming
- forming machine
- roll forming
- moving
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 建造物の屋根および天井部材に使用される長
尺のテーパー付形鋼部材を連続的に成形するためのコン
パクトなロール成形機の提供を目的とする。 【解決手段】 予めテーパーをつけてスリットしたフー
プ状の帯鋼板を、向かい合わせに平行に配置された一連
のアウトボードタイプのロール成形機によりコモンベッ
ドに搭載された一方の固定ロール成形機、これに対して
必要テーパー角度分だけ傾斜した移動ベッドに搭載され
た他方の移動ロール成形機により被成形材に要求される
形状を具備したカリバーを有する一連の成形ロール群で
連続的にテーパー付形鋼部材を所望の形状に成形する装
置である。
尺のテーパー付形鋼部材を連続的に成形するためのコン
パクトなロール成形機の提供を目的とする。 【解決手段】 予めテーパーをつけてスリットしたフー
プ状の帯鋼板を、向かい合わせに平行に配置された一連
のアウトボードタイプのロール成形機によりコモンベッ
ドに搭載された一方の固定ロール成形機、これに対して
必要テーパー角度分だけ傾斜した移動ベッドに搭載され
た他方の移動ロール成形機により被成形材に要求される
形状を具備したカリバーを有する一連の成形ロール群で
連続的にテーパー付形鋼部材を所望の形状に成形する装
置である。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼製の屋根および
天井部材に使用されるテーパー付形鋼部材のロール成形
装置に関するものである。
天井部材に使用されるテーパー付形鋼部材のロール成形
装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に多角形あるいはドームのような比
較的大きな建造物の屋根および天井部材は、長尺で、強
度と耐候性が必要であることからステンレス薄鋼板が使
用されている。しかも、この長尺薄鋼板の前記屋根およ
び天井部材は、建造物の性格上或るテーパーが必要であ
る。
較的大きな建造物の屋根および天井部材は、長尺で、強
度と耐候性が必要であることからステンレス薄鋼板が使
用されている。しかも、この長尺薄鋼板の前記屋根およ
び天井部材は、建造物の性格上或るテーパーが必要であ
る。
【０００３】従来、このようなテーパー付形鋼部材のロ
ール成形は、一連のアウトボードタイプのロール成形機
により予めテーパー形状に加工された切板材料を片側毎
のロール成形を行っていた。この片側毎のロール成形と
は、先ずテーパー形状に加工された切板材料縁部の一方
を所望の形状にロール成形した後、前記材料を反転させ
るか、成形機自身を反転させるか、或いはロール成形機
を２基設置して進行、退行させて、もう片方の材料縁部
を必要とする形状に成形することが行われていたため、
非能率的である上、成形後の部材の寸法精度が著しく劣
るという問題点があった。しかも、前述の屋根および天
井部材は、長尺であるのに加えて薄いため取り扱いが容
易でない上、要求される形状にロール成形するには、相
当広大な場所を必要とするという成形場所の問題点もあ
った。また、ロール成形は地上で行うため成形後の部材
を組立て、施工場所に運搬するにも大変な労力が要求さ
れていた。
ール成形は、一連のアウトボードタイプのロール成形機
により予めテーパー形状に加工された切板材料を片側毎
のロール成形を行っていた。この片側毎のロール成形と
は、先ずテーパー形状に加工された切板材料縁部の一方
を所望の形状にロール成形した後、前記材料を反転させ
るか、成形機自身を反転させるか、或いはロール成形機
を２基設置して進行、退行させて、もう片方の材料縁部
を必要とする形状に成形することが行われていたため、
非能率的である上、成形後の部材の寸法精度が著しく劣
るという問題点があった。しかも、前述の屋根および天
井部材は、長尺であるのに加えて薄いため取り扱いが容
易でない上、要求される形状にロール成形するには、相
当広大な場所を必要とするという成形場所の問題点もあ
った。また、ロール成形は地上で行うため成形後の部材
を組立て、施工場所に運搬するにも大変な労力が要求さ
れていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述のよう
な実情に鑑みなされたものであって、既存の一連のアウ
トボードタイプのロール成形機を用いて建造物の屋根お
よび天井部材に使用される長尺のテーパー付形鋼部材を
コンパクトでかつ連続的に成形するためのロール成形機
を提供することを目的とする。
な実情に鑑みなされたものであって、既存の一連のアウ
トボードタイプのロール成形機を用いて建造物の屋根お
よび天井部材に使用される長尺のテーパー付形鋼部材を
コンパクトでかつ連続的に成形するためのロール成形機
を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、予めテーパー
をつけてスリットしたフープ状の帯鋼板を、向かい合わ
せに平行に配置された一連のアウトボードタイプのロー
ル成形機において、コモンベッドに搭載、固定された一
方の固定ロール成形機と、前記固定ロール成形機出側端
部を支点に成形素材に求められるテーパー角度分を前記
固定ロール成形機に対し傾斜可能な状態で搭載し、かつ
平行移動可能な移動ベッドに搭載された移動ロール成形
機と、前記移動ベッドおよび前記移動ロール成形機とを
水平方向に基台上に敷設したレール上を傾斜移動させる
サーボモータと、被成形材を所望の形状に成形する一連
のカリバーを有する成形ロール群から構成されるテーパ
ー付形鋼部材ロール成形装置を要旨とするものである。
をつけてスリットしたフープ状の帯鋼板を、向かい合わ
せに平行に配置された一連のアウトボードタイプのロー
ル成形機において、コモンベッドに搭載、固定された一
方の固定ロール成形機と、前記固定ロール成形機出側端
部を支点に成形素材に求められるテーパー角度分を前記
固定ロール成形機に対し傾斜可能な状態で搭載し、かつ
平行移動可能な移動ベッドに搭載された移動ロール成形
機と、前記移動ベッドおよび前記移動ロール成形機とを
水平方向に基台上に敷設したレール上を傾斜移動させる
サーボモータと、被成形材を所望の形状に成形する一連
のカリバーを有する成形ロール群から構成されるテーパ
ー付形鋼部材ロール成形装置を要旨とするものである。
【０００６】
【発明の実施の形態】以上のような構成からなるロール
成形装置により、図１に示したような形状を有する屋根
および天井に使用される長尺部材を連続的に精度の高い
テーパー付形鋼部材を得ることができる。図１（ａ）に
本発明で成形したテーパー付形鋼部材の斜視図を、また
図１（ｂ）にその正面断面図を示した。図１において、
本発明によるロール成形機で凹状に成形部材は立上がり
部１、フィン付立上がり部２、底部３で構成され、前記
形状の部材は次の成形された部材の立上がり部１の頂部
がフィン付立上がり部２と嵌合し、隣合わせで順次規則
的に並べ、組立てられて屋根および天井を形成され完成
される。
成形装置により、図１に示したような形状を有する屋根
および天井に使用される長尺部材を連続的に精度の高い
テーパー付形鋼部材を得ることができる。図１（ａ）に
本発明で成形したテーパー付形鋼部材の斜視図を、また
図１（ｂ）にその正面断面図を示した。図１において、
本発明によるロール成形機で凹状に成形部材は立上がり
部１、フィン付立上がり部２、底部３で構成され、前記
形状の部材は次の成形された部材の立上がり部１の頂部
がフィン付立上がり部２と嵌合し、隣合わせで順次規則
的に並べ、組立てられて屋根および天井を形成され完成
される。
【０００７】このような形状の形鋼部材は、フープ状の
帯鋼板を本発明のロール成形装置で成形する前に別に設
けたスリッターで予め被成形素材に要求される所望のテ
ーパーを付与してスリットされるか、或いは本発明のロ
ール成形装置の直前に設けたスリッターでスリットされ
た後、向かい合わせに平行に配置された一連のアウトボ
ードタイプのロール成形機により所望の形状に成形され
る。前記の一連のアウトボードタイプのロール成形機に
おいて、本発明のロール成形装置ではコモンベッドに搭
載された一方の固定ロール成形機と前記コモンベッドに
対して必要テーパー角度分だけ傾斜した移動ベッドに搭
載された他方の移動ロール成形機により被成形材に要求
される形状を具備したカリバーを有する一連の成形ロー
ル群で連続的にテーパー付形鋼部材が所望の形状に成形
される。
帯鋼板を本発明のロール成形装置で成形する前に別に設
けたスリッターで予め被成形素材に要求される所望のテ
ーパーを付与してスリットされるか、或いは本発明のロ
ール成形装置の直前に設けたスリッターでスリットされ
た後、向かい合わせに平行に配置された一連のアウトボ
ードタイプのロール成形機により所望の形状に成形され
る。前記の一連のアウトボードタイプのロール成形機に
おいて、本発明のロール成形装置ではコモンベッドに搭
載された一方の固定ロール成形機と前記コモンベッドに
対して必要テーパー角度分だけ傾斜した移動ベッドに搭
載された他方の移動ロール成形機により被成形材に要求
される形状を具備したカリバーを有する一連の成形ロー
ル群で連続的にテーパー付形鋼部材が所望の形状に成形
される。
【０００８】図２に本発明で使用するアウトボードタイ
プのロール成形機の平面図を、また、図３にその側面図
を示す。図２および図３において、コモンベッド（固
定）４には一方の固定ロール成形機７が搭載され、この
固定ロール成形機出側端部を支点に成形素材に求められ
るテーパー角度分だけ前記固定ロール成形機に対し基台
１０上に敷設した移動レール６上で移動、傾斜可能な状
態で移動ベッド５に移動ロール成形機８を搭載、配置し
た。前述の固定ロール成形機７とコモンベッド４、およ
び移動ロール成形機８と移動ベッド５は、それぞれ一体
的に構成されているため、特に、移動ロール成形機８は
移動ベッド５を移動、傾斜させることにより成形に必要
なテーパーが付与される。これら固定ロール成形機およ
び移動ロール成形機には、被成形素材を所望の形状に成
形するための上下一対の成形ロールで形成されるカリバ
ーを有しており、前記固定ロール成形機および移動ロー
ル成形機の各成形ステップにおけるロールスタンドの上
下一対のロール群で一つの形状に成形するカリバーを形
づくることになる。
プのロール成形機の平面図を、また、図３にその側面図
を示す。図２および図３において、コモンベッド（固
定）４には一方の固定ロール成形機７が搭載され、この
固定ロール成形機出側端部を支点に成形素材に求められ
るテーパー角度分だけ前記固定ロール成形機に対し基台
１０上に敷設した移動レール６上で移動、傾斜可能な状
態で移動ベッド５に移動ロール成形機８を搭載、配置し
た。前述の固定ロール成形機７とコモンベッド４、およ
び移動ロール成形機８と移動ベッド５は、それぞれ一体
的に構成されているため、特に、移動ロール成形機８は
移動ベッド５を移動、傾斜させることにより成形に必要
なテーパーが付与される。これら固定ロール成形機およ
び移動ロール成形機には、被成形素材を所望の形状に成
形するための上下一対の成形ロールで形成されるカリバ
ーを有しており、前記固定ロール成形機および移動ロー
ル成形機の各成形ステップにおけるロールスタンドの上
下一対のロール群で一つの形状に成形するカリバーを形
づくることになる。
【０００９】このカリバーを構成する各ロールスタンド
は、前記成形機の入り側から順に、本発明装置では９つ
のロールスタンドは前述のように上下一対のロール群で
構成され、最終スタンドで最終形状に成形される。前記
の上下一対のロール群で構成される各ロールスタンド
は、図２および図３で便宜的に入り側より順に＃１、＃
２、＃３、＃４、＃５、＃６、＃７、＃８および＃９ロ
ールスタンドに区分される。前記コモンベットに搭載さ
れた固定ロール成形機には、＃１−１、＃２−１、＃３
−１、＃４−１、＃５−１、＃６−１、＃７−１、＃８
−１、＃９−１の上下ロールセットが所望のカリバーを
持って設けられ、また、同様に移動ベッド２に搭載され
た移動ロール成形機には入り側より＃１−２、＃２−
２、＃３−２、＃４−２、＃５−２、＃６−２、＃７−
２、＃８−２、および＃９−２の上下ロールセットが所
望のカリバーを持って設けられている。
は、前記成形機の入り側から順に、本発明装置では９つ
のロールスタンドは前述のように上下一対のロール群で
構成され、最終スタンドで最終形状に成形される。前記
の上下一対のロール群で構成される各ロールスタンド
は、図２および図３で便宜的に入り側より順に＃１、＃
２、＃３、＃４、＃５、＃６、＃７、＃８および＃９ロ
ールスタンドに区分される。前記コモンベットに搭載さ
れた固定ロール成形機には、＃１−１、＃２−１、＃３
−１、＃４−１、＃５−１、＃６−１、＃７−１、＃８
−１、＃９−１の上下ロールセットが所望のカリバーを
持って設けられ、また、同様に移動ベッド２に搭載され
た移動ロール成形機には入り側より＃１−２、＃２−
２、＃３−２、＃４−２、＃５−２、＃６−２、＃７−
２、＃８−２、および＃９−２の上下ロールセットが所
望のカリバーを持って設けられている。
【００１０】図４には、上記固定ロール成形機入り側の
ロールセット＃１−１および移動ロール成形機入り側の
ロールセット＃１−２の４つの成形ロール群で構成され
るカリバーで第一段階の形状に成形される。以下順次各
ロールスタンドでのロールセットにより＃９−１と＃９
−２の最終形状まで成形される。前述のロールスタンド
数は要求される形状に応じて任意に変更可能である。
ロールセット＃１−１および移動ロール成形機入り側の
ロールセット＃１−２の４つの成形ロール群で構成され
るカリバーで第一段階の形状に成形される。以下順次各
ロールスタンドでのロールセットにより＃９−１と＃９
−２の最終形状まで成形される。前述のロールスタンド
数は要求される形状に応じて任意に変更可能である。
【００１１】前記＃１〜＃９の各ロール群を駆動する動
力源であるロール駆動用ＡＣサーボモーター１０は、移
動ベッドに載置された移動ロール成形機に影響されない
よう前記固定ベッドおよび移動側ベッド下部を貫通して
取り付けられている。前記ロール駆動用ＡＣサーボモー
ターのそれぞれの駆動力から分配された成形に必要な回
転速度が減速機を経て各ロール群が同期回転可能なよう
に必要トルクが与えられる。
力源であるロール駆動用ＡＣサーボモーター１０は、移
動ベッドに載置された移動ロール成形機に影響されない
よう前記固定ベッドおよび移動側ベッド下部を貫通して
取り付けられている。前記ロール駆動用ＡＣサーボモー
ターのそれぞれの駆動力から分配された成形に必要な回
転速度が減速機を経て各ロール群が同期回転可能なよう
に必要トルクが与えられる。
【００１２】前述において、更に大きな成形に必要な回
転トルクが要求される場合には、前記ロール駆動用ＡＣ
サーボモーターを増設も可能である。この場合、増設さ
れたロール駆動用ＡＣサーボモーターを入り側と出側に
配置することにより成形形鋼部材の成形中のテンション
コントロールも可能になり、安定成形および成形時の縁
波防止等の欠陥も解消される。
転トルクが要求される場合には、前記ロール駆動用ＡＣ
サーボモーターを増設も可能である。この場合、増設さ
れたロール駆動用ＡＣサーボモーターを入り側と出側に
配置することにより成形形鋼部材の成形中のテンション
コントロールも可能になり、安定成形および成形時の縁
波防止等の欠陥も解消される。
【００１３】成形されるテーパー付形鋼の素材であるフ
ープ状の帯鋼板のロール成形機への挿入は、予めテーパ
ー状にスリットされた材料の広い方よりエントリーガイ
ド１３により挿入、案内されロール成形機の各ロールカ
リバーを経て順次最終形状に成形される。基台上に敷設
した移動レール６上を外側に向かって移動ベッド５およ
び移動ロール成形機８を移動させるため、固定ベッド４
の外側には、ＡＣサーボモーター９を配置し、必要角度
のテーパー分だけ前記ＡＣサーボモーターの駆動をコン
トロールして固定ベッド出側を支点にして傾動させる。
また、移動ベッドに載置された移動ロール成形機は、テ
ーパー材の挿入移動量により前記移動ベッド移動用のＡ
Ｃサーボモーター８および９の回転数を調整して固定ベ
ッド側に前進、後退可能な構造としている。更に、前記
テーパー材の挿入移動量の検出は、搬送ロールまたはメ
ジャリングロール１１の回転数を検出することで行われ
る。従って、移動ベッドの移動量検出は前記搬送ロール
またはメジャリングロール１１を介してコンピューター
により逐次パルス発生量に比例して前記移動ベッド移動
用のＡＣサーボモーター８および９の回転数をコントロ
ールすることで必要テーパー分だけ移動ベッド５に搭載
された移動ロール成形機８が傾斜させられる。なお、エ
ントリーガイド１３は前記移動ベッドと一体化して連動
し被成形材を前記各ロール成形機の入り側に導く。
ープ状の帯鋼板のロール成形機への挿入は、予めテーパ
ー状にスリットされた材料の広い方よりエントリーガイ
ド１３により挿入、案内されロール成形機の各ロールカ
リバーを経て順次最終形状に成形される。基台上に敷設
した移動レール６上を外側に向かって移動ベッド５およ
び移動ロール成形機８を移動させるため、固定ベッド４
の外側には、ＡＣサーボモーター９を配置し、必要角度
のテーパー分だけ前記ＡＣサーボモーターの駆動をコン
トロールして固定ベッド出側を支点にして傾動させる。
また、移動ベッドに載置された移動ロール成形機は、テ
ーパー材の挿入移動量により前記移動ベッド移動用のＡ
Ｃサーボモーター８および９の回転数を調整して固定ベ
ッド側に前進、後退可能な構造としている。更に、前記
テーパー材の挿入移動量の検出は、搬送ロールまたはメ
ジャリングロール１１の回転数を検出することで行われ
る。従って、移動ベッドの移動量検出は前記搬送ロール
またはメジャリングロール１１を介してコンピューター
により逐次パルス発生量に比例して前記移動ベッド移動
用のＡＣサーボモーター８および９の回転数をコントロ
ールすることで必要テーパー分だけ移動ベッド５に搭載
された移動ロール成形機８が傾斜させられる。なお、エ
ントリーガイド１３は前記移動ベッドと一体化して連動
し被成形材を前記各ロール成形機の入り側に導く。
【００１４】前記搬送ロールまたはメジャリングロール
１１によって前記テーパー材の挿入移動量の検出が行い
にくい先端部および末端部については、固定ロール成形
機および移動ロール成形機の入り側および出側に設けた
光電スイッチにより入出端部を検出し、予め各成形ロー
ルの回転量による成形材料の予想移動量をコンピュータ
ーで演算、解析した適切な比例係数の計算値により移動
ベッド側のロール成形機を平行移動できるようにしてあ
る。
１１によって前記テーパー材の挿入移動量の検出が行い
にくい先端部および末端部については、固定ロール成形
機および移動ロール成形機の入り側および出側に設けた
光電スイッチにより入出端部を検出し、予め各成形ロー
ルの回転量による成形材料の予想移動量をコンピュータ
ーで演算、解析した適切な比例係数の計算値により移動
ベッド側のロール成形機を平行移動できるようにしてあ
る。
【００１５】
【実施例】本発明の実施例として、板厚０．４mmのステ
ンレスカラー鋼板およびＳＳ４００相当品を用いて図１
の最終成形品を製造した。先ず、対象建造物の屋根部中
心から端部までの一辺の長さを想定して帯鋼フープ材を
準備し、成形品末端幅１００mm、成形品先端幅５００mm
の範囲内で、テーパー度を１／１００〜１／５００に
て、予め帯鋼フープ材を別に設けたスリッターでテーパ
ー付帯鋼フープ材にスリットした。このようにスリット
されたテーパー付帯鋼フープ材を図２および図３に示す
成形機で要求される形材の形状に成形した。当該成形機
は前記テーパー度を１／１００〜１／５００に合わせて
入り側の固定ロール成形機と移動ロール成形機の間隔を
成形品先端幅にセットしてテーパー付帯鋼フープ材の幅
の広い方から成形機に成形速度ｍａｘ５ｍ／ｍｉｎによ
り通板した。成形の順序は、図４に示すように＃１〜＃
９の成形スタンド順で順次最終形状に成形し、図１に示
したようなテーパー付形鋼を得た。
ンレスカラー鋼板およびＳＳ４００相当品を用いて図１
の最終成形品を製造した。先ず、対象建造物の屋根部中
心から端部までの一辺の長さを想定して帯鋼フープ材を
準備し、成形品末端幅１００mm、成形品先端幅５００mm
の範囲内で、テーパー度を１／１００〜１／５００に
て、予め帯鋼フープ材を別に設けたスリッターでテーパ
ー付帯鋼フープ材にスリットした。このようにスリット
されたテーパー付帯鋼フープ材を図２および図３に示す
成形機で要求される形材の形状に成形した。当該成形機
は前記テーパー度を１／１００〜１／５００に合わせて
入り側の固定ロール成形機と移動ロール成形機の間隔を
成形品先端幅にセットしてテーパー付帯鋼フープ材の幅
の広い方から成形機に成形速度ｍａｘ５ｍ／ｍｉｎによ
り通板した。成形の順序は、図４に示すように＃１〜＃
９の成形スタンド順で順次最終形状に成形し、図１に示
したようなテーパー付形鋼を得た。
【００１６】前述のようにして得られたテーパー付形鋼
を繰り返し成形し、隣り合わせに組み合わせることによ
り、大形の円形ドーム或いは多角形を有する建造物の屋
根および天井部材に使用する長尺のテーパー付形鋼部材
を連続的に非常にコンパクトな装置で成形することがで
きる。また、本発明のロール成形機は地上で成形後屋根
或いは天井部までクレーン等の手段で運搬することも可
能であるが、施工時に予め成形機を屋根或いは天井の中
心部に据え付けて帯鋼フープ材をアンコイルしながら順
次本発明成形機で成形、組み立てを実行することも十分
可能である。
を繰り返し成形し、隣り合わせに組み合わせることによ
り、大形の円形ドーム或いは多角形を有する建造物の屋
根および天井部材に使用する長尺のテーパー付形鋼部材
を連続的に非常にコンパクトな装置で成形することがで
きる。また、本発明のロール成形機は地上で成形後屋根
或いは天井部までクレーン等の手段で運搬することも可
能であるが、施工時に予め成形機を屋根或いは天井の中
心部に据え付けて帯鋼フープ材をアンコイルしながら順
次本発明成形機で成形、組み立てを実行することも十分
可能である。
【００１７】更に、本発明では或る特定形状のテーパー
付形鋼について限定して説明したが、種々の形状のテー
パー付形鋼を成形ロールカリバーを変更することで容易
に成形することが出来る。
付形鋼について限定して説明したが、種々の形状のテー
パー付形鋼を成形ロールカリバーを変更することで容易
に成形することが出来る。
【００１８】
【発明の効果】上述したように、本発明は長尺のテーパ
ー付形鋼部材を一連のアウトボードタイプのロール成形
機において片側のロール成形機を必要テーパー分だけ平
行移動させ順次所望形状とするロールカリバーで順次成
形することにより短時間に一回の成形パスで成形可能と
するものである。また、ロール成形機もコンパクトに収
納でき、屋根材、天井材を施工する際に前記ロール成形
機を屋上ないし屋根上に設置し、成形素材であるフープ
状帯鋼コイルをアンコイラーで巻き戻しながら前記ロー
ル成形機で成形後直ちに施工できる利点を有するもので
ある。
ー付形鋼部材を一連のアウトボードタイプのロール成形
機において片側のロール成形機を必要テーパー分だけ平
行移動させ順次所望形状とするロールカリバーで順次成
形することにより短時間に一回の成形パスで成形可能と
するものである。また、ロール成形機もコンパクトに収
納でき、屋根材、天井材を施工する際に前記ロール成形
機を屋上ないし屋根上に設置し、成形素材であるフープ
状帯鋼コイルをアンコイラーで巻き戻しながら前記ロー
ル成形機で成形後直ちに施工できる利点を有するもので
ある。
【図１】本発明により成形されたテーパー付形鋼部材を
示す図で、図１（ａ）は斜視図であり、図１（ｂ）は正
面断面図である。
示す図で、図１（ａ）は斜視図であり、図１（ｂ）は正
面断面図である。
【図２】本発明のロール成形機の平面図。
【図３】本発明のロール成形機の側面図。
【図４】本発明ロール成形機の成形ロール群とそれぞれ
のロールカリバーによる成形順序を示す図。
のロールカリバーによる成形順序を示す図。
１…成形部材立上がり部 ２…成形部材フィン付立上がり部 ３…底部 ４…コモンベッド ５…移動ベッド ６…移動レール ７…固定ロール成形機 ８…移動ロール成形機 ９…成形機移動用ＡＣサーボモーター １０…ロール駆動源 １１…メジャリングロール １２…被成形材 １３…エントリーガイド １４…基台
Claims (1)
- 【請求項１】 予めテーパーをつけてスリットしたフー
プ状の帯鋼板を、向かい合わせに平行に配置された一連
のアウトボードタイプのロール成形機において、コモン
ベッドに搭載、固定された一方の固定ロール成形機と、
前記固定ロール成形機出側端部を支点に成形素材に求め
られるテーパー角度分を前記固定ロール成形機に対し傾
斜可能な状態で配置し、かつ平行移動可能な移動ベッド
に搭載された移動ロール成形機と、前記移動ベッドおよ
び前記移動ロール成形機とを水平方向に基台上に敷設し
たレール上を傾斜移動させるサーボモータと、被成形材
を所望の形状に成形する一連のカリバーを有する成形ロ
ール群から構成されるテーパー付形鋼部材ロール成形装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20879295A JPH0952125A (ja) | 1995-08-16 | 1995-08-16 | テーパー付形鋼部材の成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20879295A JPH0952125A (ja) | 1995-08-16 | 1995-08-16 | テーパー付形鋼部材の成形装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0952125A true JPH0952125A (ja) | 1997-02-25 |
Family
ID=16562198
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20879295A Pending JPH0952125A (ja) | 1995-08-16 | 1995-08-16 | テーパー付形鋼部材の成形装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0952125A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002043886A1 (en) * | 2000-11-29 | 2002-06-06 | Ortic Ab | A roll forming machine |
| JP2008272811A (ja) * | 2007-05-02 | 2008-11-13 | Hiroshi Ona | ロールを用いてフレキシブル断面を有する長尺部材の製造方法およびフレキシブル断面材の冷間ロール成形装置 |
| JP2012510370A (ja) * | 2008-11-28 | 2012-05-10 | バジェ ペルフィラドーラス イ リネアス エスペシアレス，エセ．エレ． | ローラ式成型装置 |
-
1995
- 1995-08-16 JP JP20879295A patent/JPH0952125A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002043886A1 (en) * | 2000-11-29 | 2002-06-06 | Ortic Ab | A roll forming machine |
| EP1661636A2 (en) * | 2000-11-29 | 2006-05-31 | Ortic AB | A roll forming machine and method |
| EP1661636A3 (en) * | 2000-11-29 | 2006-06-07 | Ortic AB | A roll forming machine and method |
| US7107807B2 (en) | 2000-11-29 | 2006-09-19 | Ortic Ab | Roll forming machine |
| KR100798532B1 (ko) * | 2000-11-29 | 2008-01-28 | 오르틱 아베 | 롤 성형기 |
| CZ299153B6 (cs) * | 2000-11-29 | 2008-05-07 | Ortic Ab | Válcovací stroj |
| CN100408215C (zh) * | 2000-11-29 | 2008-08-06 | 奥迪克股份公司 | 滚轧成型机 |
| JP2008272811A (ja) * | 2007-05-02 | 2008-11-13 | Hiroshi Ona | ロールを用いてフレキシブル断面を有する長尺部材の製造方法およびフレキシブル断面材の冷間ロール成形装置 |
| JP2012510370A (ja) * | 2008-11-28 | 2012-05-10 | バジェ ペルフィラドーラス イ リネアス エスペシアレス，エセ．エレ． | ローラ式成型装置 |
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