JP2013519617A - 単結晶冷却装置およびこれを含む単結晶成長装置 - Google Patents

単結晶冷却装置およびこれを含む単結晶成長装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013519617A
JP2013519617A JP2012552784A JP2012552784A JP2013519617A JP 2013519617 A JP2013519617 A JP 2013519617A JP 2012552784 A JP2012552784 A JP 2012552784A JP 2012552784 A JP2012552784 A JP 2012552784A JP 2013519617 A JP2013519617 A JP 2013519617A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
single crystal
cooling
cooling device
crystal
inner diameter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012552784A
Other languages
English (en)
Inventor
チョー、ヒョン−ジョン
リ、ホン−ウ
カク、マン−ソク
ムン、ジ−フン
Original Assignee
エルジー シルトロン インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エルジー シルトロン インコーポレイテッド filed Critical エルジー シルトロン インコーポレイテッド
Publication of JP2013519617A publication Critical patent/JP2013519617A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C30CRYSTAL GROWTH
    • C30BSINGLE-CRYSTAL GROWTH; UNIDIRECTIONAL SOLIDIFICATION OF EUTECTIC MATERIAL OR UNIDIRECTIONAL DEMIXING OF EUTECTOID MATERIAL; REFINING BY ZONE-MELTING OF MATERIAL; PRODUCTION OF A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; SINGLE CRYSTALS OR HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; AFTER-TREATMENT OF SINGLE CRYSTALS OR A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; APPARATUS THEREFOR
    • C30B15/00Single-crystal growth by pulling from a melt, e.g. Czochralski method
    • C30B15/14Heating of the melt or the crystallised materials
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C30CRYSTAL GROWTH
    • C30BSINGLE-CRYSTAL GROWTH; UNIDIRECTIONAL SOLIDIFICATION OF EUTECTIC MATERIAL OR UNIDIRECTIONAL DEMIXING OF EUTECTOID MATERIAL; REFINING BY ZONE-MELTING OF MATERIAL; PRODUCTION OF A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; SINGLE CRYSTALS OR HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; AFTER-TREATMENT OF SINGLE CRYSTALS OR A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; APPARATUS THEREFOR
    • C30B15/00Single-crystal growth by pulling from a melt, e.g. Czochralski method
    • C30B15/20Controlling or regulating
    • C30B15/206Controlling or regulating the thermal history of growing the ingot
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C30CRYSTAL GROWTH
    • C30BSINGLE-CRYSTAL GROWTH; UNIDIRECTIONAL SOLIDIFICATION OF EUTECTIC MATERIAL OR UNIDIRECTIONAL DEMIXING OF EUTECTOID MATERIAL; REFINING BY ZONE-MELTING OF MATERIAL; PRODUCTION OF A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; SINGLE CRYSTALS OR HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; AFTER-TREATMENT OF SINGLE CRYSTALS OR A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; APPARATUS THEREFOR
    • C30B29/00Single crystals or homogeneous polycrystalline material with defined structure characterised by the material or by their shape
    • C30B29/02Elements
    • C30B29/06Silicon
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T117/00Single-crystal, oriented-crystal, and epitaxy growth processes; non-coating apparatus therefor
    • Y10T117/10Apparatus
    • Y10T117/1016Apparatus with means for treating single-crystal [e.g., heat treating]

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)

Abstract

本発明は、単結晶冷却装置およびこれを含む単結晶成長装置に関する。本発明の単結晶冷却装置は、冷却部本体と、前記冷却部本体の内壁と外壁に冷却物質が移動できる通路とを含む単結晶冷却装置において、前記単結晶冷却装置は円筒形状であり、前記単結晶冷却装置の第1内径R1は、前記単結晶冷却装置が適用されて成長する単結晶の内径R2の1.5倍以上である。
【選択図】図1

Description

本発明は、単結晶冷却装置およびこれを含む単結晶成長装置に関する。
半導体を製造するためにはウェハを製造しなければならず、ウェハを製造のためには、まず単結晶シリコンをインゴット形態に成長させなければならない。
一般的に、半導体回路の素材として用いられるシリコンは、いわゆるチョクラルスキー(Czochralski)法(以下、CZ法とする)によってその単結晶が成長されており、最近、このようなシリコン単結晶に対する品質要求が厳しくなっている。
CZ法によるシリコン単結晶の成長において、結晶の冷却速度は、結晶の成長速度と様々な成長欠陥の形成挙動などに非常に大きい影響を与える要素である。
通常の単結晶インゴット成長装置において、水冷管は、ルツボ内でシリコン溶融物(melt)から引上げられながら成長する単結晶インゴットを速かに冷却させるための装置である。
従来の水冷管は、いわゆるホットゾーン(hot-zone)内部に位置するように成長チャンバーの上部に設置され、その内部で流動する冷却水の循環過程で、水冷管内の空き空間から引上げられる単結晶インゴットを冷却させるためのものである。
ところで、従来の水冷管は、その表面が不透明であるだけでなく、鏡面のように光沢を有しているので、単結晶インゴットおよびホットゾーンから発散される輻射熱を吸収できず、反射させる問題がある。これは結果的にインゴットの引上速度を低下させ、成長炉内部のホットゾーンの構造を変更しなければならないなどの多くの問題点を招いてします。
一方、このような問題を解決するために、既存の水冷管を改善しようとする試みがあるが、単結晶内の結晶欠陥を効果的に制御するのには限界がある。
本発明は、シリコン単結晶の冷却効率を実質的に最大化できる単結晶冷却装置およびこれを含む単結晶成長装置を提供することを目的とする。
本発明の単結晶冷却装置は、冷却部本体と、前記冷却部本体の内壁と外壁に冷却物質が移動できる通路とを含む単結晶冷却装置において、前記単結晶冷却装置は円筒形状であり、前記単結晶冷却装置の第1内径R1は、前記単結晶冷却装置が適用されて成長する単結晶の内径R2の1.5倍以上である。
また、本発明の単結晶成長装置は、単結晶成長のためのチャンバーと、前記チャンバー内に備えられたルツボと、前記ルツボを加熱できるヒーターと、前記チャンバーで成長する単結晶を冷却させる冷却装置とを含み、前記単結晶冷却装置は円筒形状であり、前記単結晶冷却装置の第1内径R1は前記単結晶の内径R2の1.5倍以上である。
本発明の単結晶冷却装置およびこれを含む単結晶成長装置によれば、シリコン単結晶の冷却過程を正確に分析することで、実質的に冷却効率を最大化することができる。
また、本発明によれば、冷却装置の形状または素材のデザインを改善することで、冷却効率を適正レベル以上に向上させ、結果的に20nmの結晶欠陥を制御することができる。
また、本発明によれば、20nmの結晶欠陥が制御された製品の収率向上と共に結晶の引上速度を増加させることで、生産性が大きく向上する効果も発現できる。
実施例に係る単結晶の成長装置の例示図である。 実施例に係る単結晶の冷却装置の上面例示図である。 実施例に係る単結晶の冷却装置の断面例示図である。 実施例に係る単結晶冷却装置が備えられた単結晶成長装置を利用した単結晶成長時の効果を示す図である。
実施例の説明において、各層(膜)、領域、パターンまたは構造物が基板、各層(膜)、領域、パッドまたはパターンの「上」または「下」に形成されると記載される場合、「上」と「下」は「直接」または「他の層を介して」形成されるものを全部含む。また、各層の上または下に対する基準は、図面を基準として説明する。図面における各構成要素の大きさは、説明の便宜を図って誇張されることがあり、実際適用される大きさを意味するものではない。
(実施例)
図1は、実施例に係る単結晶の成長装置の例示図である。
実施例に係るシリコン単結晶成長装置100は、チャンバー110、ルツボ120、ヒーター130、引上手段140および冷却装置160等を含むことができる。
例えば、実施例に係る単結晶成長装置100は、チャンバー110と、前記チャンバー110の内部に備えられ、シリコン溶液を収容するルツボ120と、前記チャンバー110の内部に備えられ、前記ルツボ120を加熱するヒーター130および単結晶成長時に単結晶を冷却させる冷却装置160を含むことができる。
前記チャンバー110は、半導体などの電子部品の素材として用いられるシリコンウェハ用単結晶インゴットを成長させるための所定の工程が行われる空間を提供する。ここで、シリコン単結晶インゴットIGを成長させる代表的な製造方法としては、単結晶である種結晶Sをシリコン融液SMに漬けた後、ゆっくり引上げながら結晶を成長させるCZ法を採用することができる。
この方法によれば、種結晶Sから細長い結晶を成長させるネッキング(necking)工程と、結晶を直径方向に成長させて目標直径とするショルダーリング(shouldering)工程と、一定の直径を有する結晶に成長させるボディグローイング(body growing)工程と、一定の長さにボディグローイングが進んだ後、結晶の直径を徐々に減少させて最終的に溶融シリコンと分離させるテーリング(tailing)工程を順に経ることで、単結晶インゴットIGの成長が完了する。
前記チャンバー110の内壁には、ヒーター130の熱が前記チャンバー110の側壁部に放出されないように輻射断熱体132が設置される。
実施例では、シリコン単結晶成長時の酸素濃度を制御するために、石英ルツボ120の回転速度、チャンバー内部の圧力条件など多様な因子を調節することができる。例えば、実施例は酸素濃度を制御するために、シリコン単結晶成長装置のチャンバー110内部に、アルゴンガスを注入して下部に排出することができる。
前記ルツボ120は、シリコン融液SMを収容できるように、前記チャンバー110の内部に備えられ、石英材質からなることができる。前記ルツボ120の外部には、ルツボ120を支持できるように黒鉛からなるルツボ支持台122が備えられる。前記ルツボ支持台122は、回転軸125上に固定設置され、この回転軸125は駆動手段(図示されない)により回転され、ルツボ120を回転および昇降運動させながら、固液界面が同じ高さを維持するようにする。
前記ヒーター130は、ルツボ120を加熱するようにチャンバー110の内部に備えられる。例えば、前記ヒーター130は、ルツボ支持台122を取り囲む円筒形状を有することができる。このようなヒーター130は、ルツボ120内に搭載された高純度の多結晶シリコン塊を溶融させてシリコン融液SMとすることになる。
前記引上手段140は、ケーブルを巻いて引上げることができるように、チャンバー110の上部に設置することができる。このケーブルの下部には、ルツボ120内のシリコン融液SMに接触して引上げられながら単結晶インゴットIGを成長させる種結晶Sが設置される。前記引上手段140は、単結晶インゴットIGの成長時ケーブルを巻いて引上げながら回転運動し、この時シリコン単結晶インゴットIGは、ルツボ120の回転軸125と同一軸を中心として、ルツボ120の回転方向と反対方向に回転させながら引上げることができる。
前記単結晶インゴットIGの成長時、ルツボからの熱を遮断するための熱遮蔽手段150が、単結晶インゴットIGとシリコン融液SMの間に設置される。
以下、実施例に係る単結晶冷却装置およびこれを含む単結晶成長装置に対する技術的背景を説明する。
数10ナノスケールの回路線幅を有するナノ技術半導体メモリーデバイス時代の到来に伴い、シリコンウェハ内の結晶欠陥の規格も共に厳しくなっている。例えば、過去2000年度前後では、100nmの大きさまでの欠陥しか規格化していなかったが、最近では45nm、さらには37nmの大きさまでも問題視されている。
実施例は、無欠陥シリコン単結晶製造方法として、ボロンコフ(Voronkov)理論に基づいたV/G制御技術を採用することができる。ここで、Vは単結晶の成長速度(すなわち、引上速度)であり、Gは成長界面付近における温度勾配である。結晶成長中にV/Gパラメータ(parameter)を特定臨界値に近くなるように維持させると、結晶化しながら発生する点欠陥の濃度を過飽和しないようにすることができ、結果的に凝集した結晶欠陥がない点欠陥のみが存在する無欠陥単結晶を得ることができる。
しかし、現実的に結晶半径方向への温度勾配を非常に一定するように維持させることはほぼ不可能であるので、無欠陥引上速度のマージンが狭くなる。実際シリコン単結晶の成長において、一定する単結晶直径を得るために引上速度を調節することになるので、引上速度のマージンからわずかずれて点欠陥の過飽和が発生することがある。
もし結晶成長中に、V(Vacancy)-richであるバカンシー(Vacancy)過飽和がわずか発生すると、その過飽和によって熱力学的にエネルギーが上昇するので、過飽和を解消するために凝集現象が起きることができる。このような凝集現象は一つの物理化学反応(kinetics)として扱われる。
近頃、ボイド(Void)欠陥の発生を制御する技術が研究されているが、最近イシューとなっている20nm大きさレベルの欠陥まで制御するには限界がある。
ここで、実施例は、シリコン単結晶の冷却効率を実質的に最大化できる単結晶冷却装置およびこれを用いた単結晶成長装置を提供することを目的とする。
結晶欠陥が形成される過程は、液体から固体へと結晶化しながら発生する(i)点欠陥形成段階と、結晶が冷却しながら過飽和によって互いに凝集する(ii)相互反応段階からなっている。以上のような結晶欠陥形成挙動を数式化すると、以下のようである。
(i)点欠陥形成段階
Figure 2013519617
ここで、CvはV/Gs≦ξの時0であり、V/Gsの増加に応じて増加する。
Cvは、結晶化直後の結晶内のバカンシー濃度として、ボロンコフ理論に基づいて臨界値ξに対するV/Gsの差により決定され、固液界面付近の結晶内の垂直温度勾配Gsが減少するほど、または結晶引上速度Vが増加するほど増加することになる。実験的に、バカンシー濃度Cvは以下の数2のように1次式で簡略化することができる。さらに、熱均衡方程式(Heat balance equation)からV/Gsは数3のように表すことができる。
Figure 2013519617
Figure 2013519617
(ここで、KSは固相の熱伝達係数、KLは液相の熱伝達係数、Gsは結晶の垂直温度勾配、GLは液相の垂直温度勾配である)
これによって、単結晶引上速度Vは、以下のように数4で表すことができる。
Figure 2013519617
以上から、結晶の垂直温度勾配Gsが初期バカンシー濃度を決定する重要な因子であることが分かる。
(ii)相互反応段階
上記のように、初期バカンシー濃度が決定されると、結晶の冷却過程中に外部拡散および過飽和による凝集現象などの挙動が起きる。このようなバカンシー挙動は、冷却速度の影響を受けることになる。冷却速度Q(cooling rate)は、結晶の温度勾配(単位の長さ当たりの温度差)と単位時間当り結晶が引上げられる速度である引上速度に直接的に比例するので、以下の数5で表すことができる。
ここで、Vを数4で表した式に代入すると、数5のようにGsの二乗に比例することになる。即ち、冷却速度QはGsに相当な影響を受けることになるので、Gsの向上がバカンシーが凝集する挙動を効果的に制御できることを予想できる。
Figure 2013519617
ここで、αは固液界面付近GsとV-rich欠陥形成温度区間のGsの比例定数として、熱シールド構成および冷却装置構成に応じて0.5〜1.5程度の値を有する。
上記内容によれば、点欠陥濃度および結晶欠陥挙動に大きく影響を与える因子は、結晶の温度勾配Gsであることが分かる。
また、結晶化以後の冷却過程で点欠陥濃度の過飽和による点欠陥間の相互反応時、早い冷却によって点欠陥凝集現象を抑制する必要がある。このためには、結晶の温度勾配Gsをさらに向上させることが好ましい。
図2は、実施例に係る単結晶の冷却装置160の上面例示図であり、図3は実施例に係る単結晶の冷却装置160の断面例示図である。
実施例は、従来技術による冷却効率の増大限界を克服することで、実質的に20nmの結晶欠陥を制御することを目的とする。冷却効率を増大させるためには、成長中の単結晶からより多くの輻射熱を吸収することが必要であり、以下の数6で表すように2つの方法が提案される。
(数6)
Radiation_Heat=Aεσ×(T4crystal-T4cooler)
(Aは冷却装置(cooler)の表面積、εは放射率、σはボルツマン定数、TCrystalは結晶の表面温度、TCoolerは冷却装置の表面温度)
実施例では、20nmの結晶欠陥を制御するためには、冷却装置の内径R1を増大させることで表面積を広め、さらには冷却装置の表面の放射率をより増大させることが好ましい。
実施例に係る単結晶冷却装置160は、円筒形状からなることができ、前記単結晶冷却装置の第1内径R1は、前記単結晶冷却装置が適用されて成長する単結晶の内径R2の1.5倍以上である。例えば、前記単結晶冷却装置の第1内径R1は、前記単結晶冷却装置が適用されて成長する単結晶の内径R2の1.5倍ないし2.0倍にすることができるが、これに限定されるものではない。
また、実施例に係る単結晶の冷却装置160は、冷却部本体162と、前記冷却部本体162の内壁と外壁に冷却物質が移動できる通路(図示されない)と、前記冷却部本体162の表面に形成されたコーティング層164を含むことができる。前記冷却物質は冷却水からなることができるが、これに限定されるものではない。
例えば、前記コーティング層164は、冷却部本体162の内部表面に形成された第1コーティング層164aと前記冷却部本体の外部表面に形成された第2コーティング層164bを含むことができるが、これに限定されるものではない。
実施例では、前記コーティング層164は、冷却装置表面の放射率を最大化できる炭素ナノチューブコーティング層やセラミックコーティング層からなることができるが、これに限定されるものではない。
図4は、実施例に係る単結晶冷却装置が備えられた単結晶成長装置を利用した単結晶成長時の効果を示す図である。また表1は、単結晶冷却装置の内径およびコーティング層の材質に応じた冷却速度および欠陥比率の実験例である。
Figure 2013519617
<比較例>
比較例1は、冷却装置、例えば水冷管内部に円筒形状の黒鉛管を密着挿入して、Gs値を評価したものである。比較例2は、水冷管内部をセラミックコーティングして、Gs値を評価したものである。
比較例1に比べて比較例2の方がGs値が向上していることが分かるが、結晶の冷却速度は1.29K/minとして、20nmの結晶欠陥を制御できるレベル(1.4K/min以上)の冷却速度を達成することはできなかった。比較例の結晶引上速度は約0.5mm/minであった。
<実施例>
実施例1では、セラミックコーティング冷却装置の内径R1を既存に比べて約33%広げ、結晶引上速度を無欠陥成長が可能となるように調整することで、結晶冷却速度が1.5K/minを超えることを確認できた。冷却速度が1.5K/minを超えることで、20nmの欠陥の発生比率が大幅に改善された。
実施例2は、炭素ナノチューブを冷却装置内部にコーティングした後、結晶引上速度を0.55mm/minに上げた時Gs値を評価したものである。冷却速度の場合、20nmの結晶欠陥を制御できるレベルである1.44K/minに達していることが分かる。
実施例3は、冷却装置の内径R1を既存に比べて約33%広げ、炭素ナノチューブを冷却装置内部にコーティングした後、結晶の引上速度を0.6mm/minに上げた時Gs値を評価したものである。実施例3は、実施例1、2よりもさらに冷却速度を向上させることで、より優れる20nmの結晶欠陥の制御効果を期待できる。
本発明の単結晶冷却装置およびこれを含む単結晶成長装置によれば、シリコン単結晶の冷却過程を正確に分析することで、実質的に冷却効率を最大化することができる。
また、本発明によれば、冷却装置の形状または素材のデザインを改善することで、冷却効率を適正レベル以上に向上させ、結果的に20nmの結晶欠陥を制御することができる。
また、本発明によれば、20nmの結晶欠陥が制御された製品の収率向上と共に結晶の引上速度を増加させることで、生産性が大きく向上する効果も発現できる。
以上の実施例で説明された特徴、構造、効果などは、少なくとも1つの実施例に組合せることができ、必ず1つの実施例に限定されるものではない。また、各実施例に例示した特徴、構造、効果などは、当業者であれば、別の実施例に組合せたり変形して実施可能であり、このような組合と変形も本発明の範囲内に含まれるものであると解釈されるべきである。
また、以上では実施例を中心に本発明を説明したが、これは例示であり、本発明はこれらの実施例に限定されるものではなく、当業者であれば、本発明の本質的な特性を逸脱しない範囲で、以上に例示されていない多様な変形と応用が可能であることは自明である。例えば、実施例に具体的に開示された各構成要素は、変形して実施可能であり、このような変形と応用に係る差異点も、添付された特許請求の範囲の範囲内に含まれるものであると解釈されるべきである。
本発明の単結晶冷却装置およびこれを含む単結晶成長装置によれば、シリコン単結晶の冷却過程を正確に分析することで、実質的に冷却効率を最大化することができる。
また、本発明によれば、冷却装置の形状または素材のデザインを改善することで、冷却効率を適正レベル以上に向上させ、結果的に20nmの結晶欠陥を制御することができる。

Claims (10)

  1. 冷却部本体と、
    前記冷却部本体の内壁と外壁に冷却物質が移動できる通路と、
    を含む単結晶冷却装置において、
    前記単結晶冷却装置は円筒形状であり、前記単結晶冷却装置の第1内径R1は、前記単結晶冷却装置が適用されて成長する単結晶の内径R2の1.5倍以上である、単結晶冷却装置。
  2. 前記単結晶冷却装置の第1内径R1は、前記単結晶冷却装置が適用されて成長する単結晶の内径R2の1.5倍ないし2.0倍である、請求項1に記載の単結晶冷却装置。
  3. 前記冷却部本体の表面に形成された炭素ナノチューブコーティング層をさらに含む、請求項1に記載の単結晶冷却装置。
  4. 前記冷却部本体の表面に形成されたセラミックコーティング層をさらに含む、請求項1に記載の単結晶冷却装置。
  5. 単結晶成長のためのチャンバーと、
    前記チャンバー内に備えられたルツボと、
    前記ルツボを加熱できるヒーターと、
    前記チャンバーで成長する単結晶を冷却させる冷却装置と、
    を含み、
    前記単結晶冷却装置は円筒形状であり、前記単結晶冷却装置の第1内径R1は前記単結晶の内径R2の1.5倍以上である、単結晶成長装置。
  6. 前記単結晶冷却装置の第1内径R1は、前記単結晶の内径R2の1.5倍ないし2.0倍である、請求項5に記載の単結晶成長装置。
  7. 前記冷却装置は、冷却部本体と、前記冷却部本体の内部表面に形成された炭素ナノチューブコーティング層とを含む、請求項5に記載の単結晶成長装置。
  8. 前記冷却部本体の外部表面に形成された第2コーティング層をさらに含む、請求項7に記載の単結晶成長装置。
  9. 前記冷却装置は、冷却部本体と、前記冷却部本体の内部表面に形成されたセラミックコーティング層とを含む、請求項5に記載の単結晶成長装置。
  10. 前記冷却部本体の外部表面に形成された第2コーティング層をさらに含む、請求項9に記載の単結晶成長装置。
JP2012552784A 2010-02-12 2010-07-21 単結晶冷却装置およびこれを含む単結晶成長装置 Pending JP2013519617A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR10-2010-0013326 2010-02-12
KR1020100013326A KR101266701B1 (ko) 2010-02-12 2010-02-12 단결정 냉각장치 및 이를 포함하는 단결정 성장장치
PCT/KR2010/004777 WO2011099680A1 (en) 2010-02-12 2010-07-21 Single crystal cooler and single crystal grower including the same

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013519617A true JP2013519617A (ja) 2013-05-30

Family

ID=44367932

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012552784A Pending JP2013519617A (ja) 2010-02-12 2010-07-21 単結晶冷却装置およびこれを含む単結晶成長装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20110197809A1 (ja)
JP (1) JP2013519617A (ja)
KR (1) KR101266701B1 (ja)
DE (1) DE112010005257T5 (ja)
TW (1) TWI427197B (ja)
WO (1) WO2011099680A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020138887A (ja) * 2019-02-28 2020-09-03 信越半導体株式会社 単結晶育成装置及び単結晶育成方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9945048B2 (en) * 2012-06-15 2018-04-17 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. Semiconductor structure and method
CN105002556A (zh) * 2014-04-21 2015-10-28 洛阳金诺机械工程有限公司 一种拉制硅芯时提高硅芯结晶速度的装置

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04317491A (ja) * 1991-04-11 1992-11-09 Kawasaki Steel Corp 単結晶引上装置用冷却筒
JP2000344592A (ja) * 1999-04-01 2000-12-12 Komatsu Electronic Metals Co Ltd 単結晶インゴット製造装置及び方法
JP2001002490A (ja) * 1999-06-17 2001-01-09 Mitsubishi Materials Corp 単結晶引上装置
JP2001220289A (ja) * 2000-02-08 2001-08-14 Sumitomo Metal Ind Ltd 高品質シリコン単結晶の製造装置
JP2002201090A (ja) * 2000-12-28 2002-07-16 Shin Etsu Handotai Co Ltd 単結晶育成方法および単結晶育成装置
JP2003165790A (ja) * 2001-11-27 2003-06-10 Sumitomo Mitsubishi Silicon Corp 単結晶引上装置
JP2003277185A (ja) * 2002-03-22 2003-10-02 Sumitomo Mitsubishi Silicon Corp 単結晶の育成方法
JP2006213582A (ja) * 2005-02-07 2006-08-17 Sumco Corp シリコン結晶の製造方法およびその製造装置
JP2006347853A (ja) * 2005-06-20 2006-12-28 Sumco Corp シリコン単結晶の育成方法
JP2007284260A (ja) * 2006-04-12 2007-11-01 Sumco Techxiv株式会社 シリコン単結晶の製造方法
KR20090079002A (ko) * 2008-01-16 2009-07-21 주식회사 실트론 실리콘 단결정 잉곳 성장장치
JP2009292682A (ja) * 2008-06-05 2009-12-17 Sumco Corp シリコン単結晶の引上げ装置及び引上げ方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1182281A4 (en) * 2000-01-31 2009-03-04 Shinetsu Handotai Kk SINGLE CRYSTAL DEVICE AND METHOD OF PRODUCING A CRYSTAL WITH THE SAID DEVICE AND CRYSTAL
US8890312B2 (en) * 2006-05-26 2014-11-18 The Hong Kong University Of Science And Technology Heat dissipation structure with aligned carbon nanotube arrays and methods for manufacturing and use

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04317491A (ja) * 1991-04-11 1992-11-09 Kawasaki Steel Corp 単結晶引上装置用冷却筒
JP2000344592A (ja) * 1999-04-01 2000-12-12 Komatsu Electronic Metals Co Ltd 単結晶インゴット製造装置及び方法
JP2001002490A (ja) * 1999-06-17 2001-01-09 Mitsubishi Materials Corp 単結晶引上装置
JP2001220289A (ja) * 2000-02-08 2001-08-14 Sumitomo Metal Ind Ltd 高品質シリコン単結晶の製造装置
JP2002201090A (ja) * 2000-12-28 2002-07-16 Shin Etsu Handotai Co Ltd 単結晶育成方法および単結晶育成装置
JP2003165790A (ja) * 2001-11-27 2003-06-10 Sumitomo Mitsubishi Silicon Corp 単結晶引上装置
JP2003277185A (ja) * 2002-03-22 2003-10-02 Sumitomo Mitsubishi Silicon Corp 単結晶の育成方法
JP2006213582A (ja) * 2005-02-07 2006-08-17 Sumco Corp シリコン結晶の製造方法およびその製造装置
JP2006347853A (ja) * 2005-06-20 2006-12-28 Sumco Corp シリコン単結晶の育成方法
JP2007284260A (ja) * 2006-04-12 2007-11-01 Sumco Techxiv株式会社 シリコン単結晶の製造方法
KR20090079002A (ko) * 2008-01-16 2009-07-21 주식회사 실트론 실리콘 단결정 잉곳 성장장치
JP2009292682A (ja) * 2008-06-05 2009-12-17 Sumco Corp シリコン単結晶の引上げ装置及び引上げ方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020138887A (ja) * 2019-02-28 2020-09-03 信越半導体株式会社 単結晶育成装置及び単結晶育成方法
JP7059967B2 (ja) 2019-02-28 2022-04-26 信越半導体株式会社 単結晶育成装置及び単結晶育成方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20110197809A1 (en) 2011-08-18
DE112010005257T5 (de) 2013-05-29
TWI427197B (zh) 2014-02-21
WO2011099680A9 (en) 2013-06-06
KR101266701B1 (ko) 2013-05-22
TW201144489A (en) 2011-12-16
WO2011099680A1 (en) 2011-08-18
KR20110093341A (ko) 2011-08-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5136970B2 (ja) 高品質シリコン単結晶インゴットの成長装置,その装置を利用した成長方法
KR100798594B1 (ko) 실리콘 단결정의 인상 방법
JP4919343B2 (ja) 単結晶引上装置
JP3955375B2 (ja) シリコン単結晶の製造方法およびシリコン単結晶ウエーハ
JPH1179889A (ja) 結晶欠陥が少ないシリコン単結晶の製造方法、製造装置並びにこの方法、装置で製造されたシリコン単結晶とシリコンウエーハ
KR101105950B1 (ko) 단결정 잉곳 제조장치
JP2010100474A (ja) シリコン単結晶引上げ水平磁場の最適化方法およびシリコン単結晶の製造方法
JP2007261846A (ja) 無欠陥のシリコン単結晶を製造する方法
JP5249498B2 (ja) シリコン単結晶の成長方法,成長装置及びそれから製造されたシリコンウエハ
WO2017159028A1 (ja) シリコン単結晶の製造方法
JP2009114054A (ja) 酸素濃度特性が改善した半導体単結晶の製造方法
JP2005162599A (ja) 均一なベイカンシ欠陥を有するシリコン単結晶インゴット、シリコンウエハ、シリコン単結晶インゴットの製造装置、及びシリコン単結晶インゴットの製造方法
JP2013519617A (ja) 単結晶冷却装置およびこれを含む単結晶成長装置
JP6107308B2 (ja) シリコン単結晶製造方法
JP5415052B2 (ja) 極低欠陥半導体単結晶製造方法及びその製造装置
JP4461781B2 (ja) シリコン単結晶の製造方法及びシリコン単結晶製造装置の設計方法並びにシリコン単結晶製造装置
JP5223513B2 (ja) 単結晶の製造方法
JP6597857B1 (ja) 熱遮蔽部材、単結晶引き上げ装置及び単結晶の製造方法
JP2022526817A (ja) 本体長さ後半の歪みが低減されたインゴットの製造方法
JP5136518B2 (ja) シリコン単結晶の育成方法
JP2007210820A (ja) シリコン単結晶の製造方法
WO2022254885A1 (ja) シリコン単結晶の製造方法
JP5696710B2 (ja) シリコン単結晶インゴット
JPH06271384A (ja) 単結晶引き上げ方法
JP5150865B2 (ja) シリコン単結晶インゴットの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130910

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130917

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140318

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140902