JP2013506550A5 - - Google Patents

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Description

標準的な凝集は、水中の微粒子をフロックに凝集する水処理で幅広く使用されているプロセスである。このフロックは、水流の頂部(又は上部)にまで浮上し、又は底部にまで沈んでよく、又、水中からすばやく除去され得る。凝集剤又は凝集薬剤は、水中のコロイドや他の浮遊粒子を凝集し、フロックを形成することで凝集を促進する化学物質である。凝集剤は一般的に水処理プロセスで使用され、水中の小さな粒子の沈殿を改善する。ミクロン径以上の微粒子は、相互に反発しあう静電的帯電(負の帯電が多い)により水中にて連続的に動いている。化学凝固剤はこの静電的帯電を中性にして、微粒子が衝突、凝固し始める。これら凝集した大きな粒子をフロックと呼ぶ。多くの凝集剤は、アルミニウム、鉄、カルシウム又はマグネシウムのような多価陽イオンである。又、変性ポリアクリルアミドのような長鎖ポリマー凝集剤が、水処理プロセスで一般的に使用されている。これらは、負に帯電した微粒子と相互に作用する正に帯電した微粒子である。更に、これら化学物質は、適当なpHと温度状況との下で、水と反応して相互に結合し物理的に小さな微粒子をフロックに捕捉する長鎖を形成する不溶性水酸化物を形成してもよい。
本発明の混合物/試薬は、生物学的水処理性を高めることによる従来技術と比べて多くの利点を供する。凝集剤/微量栄養素/ポリマーの混合物は、処理が行われる間にフロック径を大きくし、フロックの生物活性を増やし、又汚染を低減する。当業者には明らかであるとは思うが、フロックは、フロック内のバイオマスを増やすだけではなく、より多くの栄養素をバイオマスへ供して、生物活性を長期間保持する。フロックが大きくなることにより、標準技術と比べて生物活性が改善されると共に、汚染が低減されるという相乗効果が供されるのである。
実施例について説明してきたが、本発明は他の態様を採ってもよいことは当業者には理解し得るであろう。

なお、本明細書の開示内容は、以下の態様を含み得る。
(態様1)
生物学的水処理プロセスで水処理するための混合物であって、
有機系凝集剤、
微量栄養素、および
ポリマー
を含んで成り、
前記生物学的水処理性を向上させるために、前記凝集剤、前記微量栄養素および前記ポリマーが所定の比で混合される、水処理するための混合物。
(態様2)
前記凝集剤、前記微量栄養素および前記ポリマーが、前記生物学的水処理性を向上させるために相乗的な量で前記水へ加えられる、態様1に記載の水処理するための混合物。
(態様3)
前記混合物が、20〜60重量部の前記凝集剤、4〜8重量部の前記微量栄養素および1〜5重量部の前記ポリマーを含んで成る、態様1又は2に記載の水処理するための混合物。
(態様4)
水1リットル当たりに8〜17mgの量の前記凝集剤が供され、水1リットル当たりに0.2〜1mgの量の前記微量栄養素が供され、および水1リットル当たりに1.5〜3mgの量の前記ポリマーが供される、態様1〜3のいずれかに記載の水処理するための混合物。
(態様5)
前記凝集剤が生分解性を有している、態様1〜4のいずれかに記載の水処理するための混合物。
(態様6)
前記凝集剤が天然有機系凝集剤である、態様1〜5のいずれかに記載の水処理するための混合物。
(態様7)
前記凝集剤がでんぷん系凝集剤である、態様1〜6のいずれかに記載の水処理するための混合物。
(態様8)
前記微量栄養素が、鉄、亜鉛、ナトリウム、マグネシウムおよびマンガンの塩から成る群から選択される塩を含んで成る、態様1〜7のいずれかに記載の水処理するための混合物。
(態様9)
前記微量栄養素が複数の無機塩を含んで成る、態様8に記載の水処理するための混合物。
(態様10)
前記微量栄養素が、1つ又はそれよりも多い塩化鉄(FeCl )、硫化マグネシウム(MgSO )、硫化ナトリウム(Na SO )、硫化亜鉛(ZnSO )および塩化マンガン(MnCl )を含んで成る、態様8又は9に記載の水処理するための混合物。
(態様11)
前記微量栄養素が酵母を含んで成る、態様1〜7のいずれかに記載の水処理するための混合物。
(態様12)
前記ポリマーが天然ポリマーである、態様1〜11のいずれかに記載の水処理するための混合物。
(態様13)
前記ポリマーがキトサンである、態様1〜12のいずれかに記載の水処理するための混合物。
(態様14)
生物学的水処理プロセスのための試薬であって、
微量栄養素、および
天然ポリマー
を含んで成り、
前記試薬が、凝集剤との相乗的な量で前記プロセスに適用される、試薬。
(態様15)
前記凝集剤よりも先に又は前記凝集剤と共に、前記試薬が前記プロセスに適用される、態様14に記載の試薬。
(態様16)
前記試薬が、4〜8重量部の前記微量栄養素および1〜5重量部の前記ポリマーを含んで成り、20〜60重量部の前記凝集剤と共に適用される、態様14又は15に記載の試薬。
(態様17)
ポリマー/微量栄養素の比が、処理水1リットル当たり0.2/1.5mg〜1/3mgである、態様14〜16のいずれかに記載の試薬。
(態様18)
前記微量栄養素が、鉄、亜鉛、ナトリウム、マグネシウムおよびマンガンの塩から成る群から選択される塩を含んで成る、態様14〜17のいずれかに記載の試薬。
(態様19)
前記微量栄養素が複数の無機塩を含んで成る、態様18に記載の試薬。
(態様20)
前記微量栄養素が、1つ又はそれよりも多い塩化鉄(FeCl )、硫化マグネシウム(MgSO )、硫化ナトリウム(Na SO )、硫化亜鉛(ZnSO )および塩化マンガン(MnCl )を含んで成る、態様18又は19に記載の試薬。
(態様21)
前記微量栄養素が酵母を含んで成る、態様14〜17のいずれかに記載の試薬。
(態様22)
前記ポリマーが天然ポリマーである、態様14〜21のいずれかに記載の試薬。
(態様23)
前記ポリマーがキトサンである、態様14〜22のいずれかに記載の試薬。
(態様24)
生物学的水処理システムであって、
有機系凝集剤、微量栄養素およびポリマーを含んで成り、
前記凝集剤、前記微量栄養素および前記ポリマーが、所定の相乗比で混合され、生物学的水処理プロセスの水へ添加される、生物学的水処理システム。
(態様25)
前記凝集剤、微量栄養素およびポリマーが、水処理プロセスの水へ添加される前に、前記所定の相乗比で混合される、態様24に記載の生物学的水処理システム。
(態様26)
前記凝集剤、微量栄養素およびポリマーが、前記水処理プロセスの場で混合される、態様24に記載の生物学的水処理システム。
(態様27)
前記生物学的水処理プロセスが、膜バイオリアクターを含んで成る、態様24〜26のいずれかに記載の生物学的水処理システム。
(態様28)
前記生物学的水処理プロセスが、浸水スポンジを含んで成る、態様24〜26のいずれかに記載の生物学的水処理システム。
(態様29)
前記生物学的水処理プロセスが、浸水膜バイオリアクターを含んで成る、態様24〜26のいずれかに記載の生物学的水処理システム。
(態様30)
20〜60重量部の前記凝集剤、4〜8重量部の前記微量栄養素および1〜5重量部の前記ポリマーを含んで成る、態様24〜29のいずれかに記載の生物学的水処理システム。
(態様31)
水1リットル当たりに8〜17mgの量の前記凝集剤が供され、水1リットル当たりに0.2〜1mgの量の前記微量栄養素が供され、および水1リットル当たりに1.5〜3mgの量の前記ポリマーが供される、態様24〜30のいずれかに記載の生物学的水処理システム。
(態様32)
前記凝集剤が生分解性を有している、態様24〜31のいずれかに記載の生物学的水処理システム。
(態様33)
前記凝集剤が天然有機系凝集剤である、態様24〜32のいずれかに記載の生物学的水処理システム。
(態様34)
前記凝集剤がでんぷん系凝集剤である、態様33に記載の生物学的水処理システム。
(態様35)
前記微量栄養素が、鉄、亜鉛、ナトリウム、マグネシウムおよびマンガンの塩から成る群から選択される塩を含んで成る、態様24〜34のいずれかに記載の生物学的水処理システム。
(態様36)
前記微量栄養素が複数の無機塩を含んで成る、態様35に記載の生物学的水処理システム。
(態様37)
前記微量栄養素が、1つ又はそれよりも多い塩化鉄(FeCl )、硫化マグネシウム(MgSO )、硫化ナトリウム(Na SO )、硫化亜鉛(ZnSO )および塩化マンガン(MnCl )を含んで成る、態様35又は36に記載の生物学的水処理システム。
(態様38)
前記微量栄養素が酵母を含んで成る、態様24〜34のいずれかに記載の生物学的水処理システム。
(態様39)
前記ポリマーが天然ポリマーである、態様24〜38のいずれかに記載の生物学的水処理システム。
(態様40)
前記ポリマーがキトサンである、態様24〜39のいずれかに記載の生物学的水処理システム。
(態様41)
生物学的水処理するための方法であって、
処理を必要とする水へ所定の相乗比で微量栄養素、ポリマーおよび有機系凝集剤を添加する工程、および
得られた処理水がフロックを形成する工程を含んで成る、方法。
(態様42)
前記水から前記フロックを除去することを更に含んで成る、態様41に記載の生物学的水処理するための方法。
(態様43)
前記微量栄養素、前記ポリマーおよび前記有機系凝集剤を前記水へ別々に添加する、態様41又は42に記載の生物学的水処理するための方法。
(態様44)
前記微量栄養素および/又は前記ポリマーを前記凝集剤よりも先に又は前記凝集剤と共に添加する、態様41又は42に記載の生物学的水処理するための方法。
(態様45)
前記微量栄養素と前記ポリマーと前記有機系凝集剤とを前記水へ添加する前に混合する、態様41又は42に記載の生物学的水処理するための方法。
(態様46)
20〜60重量部の前記凝集剤、4〜8重量部の前記微量栄養素および1〜5重量部の前記ポリマーを前記水へ添加する、態様41〜45のいずれかに記載の生物学的水処理するための方法。
(態様47)
水1リットル当たりに8〜17mgの量の前記凝集剤が供され、水1リットル当たりに0.2〜1mgの量の前記微量栄養素が供され、および水1リットル当たりに1.5〜3mgの量の前記ポリマーが供される、態様41〜46のいずれかに記載の生物学的水処理するための方法。
(態様48)
前記凝集剤が生分解性を有している、態様41〜47のいずれかに記載の生物学的水処理するための方法。
(態様49)
前記凝集剤が天然有機系凝集剤である、態様41〜48のいずれかに記載の生物学的水処理するための方法。
(態様50)
前記凝集剤がでんぷん系凝集剤である、態様49に記載の生物学的水処理するための方法。
(態様51)
前記微量栄養素が、鉄、亜鉛、ナトリウム、マグネシウムおよびマンガンの塩から成る群から選択される塩を含んで成る、態様41〜50のいずれかに記載の生物学的水処理するための方法。
(態様52)
前記微量栄養素が複数の無機塩を含んで成る、態様51に記載の生物学的水処理するための方法。
(態様53)
前記微量栄養素が、1つ又はそれよりも多い塩化鉄(FeCl )、硫化マグネシウム(MgSO )、硫化ナトリウム(Na SO )、硫化亜鉛(ZnSO )および塩化マンガン(MnCl )を含んで成る、態様51又は52に記載の生物学的水処理するための方法。
(態様54)
前記微量栄養素が酵母を含んで成る、態様41〜50のいずれかに記載の生物学的水処理するための方法。
(態様55)
前記ポリマーが天然ポリマーである、態様41〜54のいずれかに記載の生物学的水処理するための方法。
(態様56)
前記ポリマーがキトサンである、態様55に記載の生物学的水処理するための方法。
(態様57)
生物学的水処理での有機系凝集剤の効能を向上させる方法であって、
前記方法が、水へ前記凝集剤を添加する前に、又は同時に前記凝集剤と微量栄養素およびポリマーの相乗的な量と混合することを含んで成る、方法。
(態様58)
前記微量栄養素およびポリマーと前記有機系凝集剤との混合が、前記水を処理するための生物学的水処理装置内で行われる、態様57に記載の方法。
(態様59)
生物学的水処理プロセスで凝集剤を使用することにより生成されるフロックの特性を変える方法であって、
所定の相乗比で、前記凝集剤、微量栄養素およびポリマーを別々に又は同時に処理を必要とする水へ添加することを含んで成る、フロックの特性を変える方法。
(態様60)
前記特性が、1つ又はそれよりも多い前記フロックの径、生物学的活性、密度、沈降速度、粘度、表面特性、汚泥容量指標(SVI)および領域沈降速度(ZSV)である、態様59に記載のフロックの特性を変える方法。
(態様61)
20〜60重量部の前記凝集剤、4〜8重量部の前記微量栄養素および1〜5重量部の前記ポリマーを前記水へ添加する、態様59又は60に記載のフロックの特性を変える方法。
(態様62)
処理水1リットル当たりに8〜17mgの量の前記凝集剤が供され、処理水1リットル当たりに0.2〜1mgの量の前記微量栄養素が供され、および処理水1リットル当たりに1.5〜3mgの量の前記ポリマーが供される、態様59〜61のいずれかに記載のフロックの特性を変える方法。
(態様63)
前記凝集剤が生分解性を有している、態様59〜62のいずれかに記載のフロックの特性を変える方法。
(態様64)
前記凝集剤が天然有機系凝集剤である、態様59〜63のいずれかに記載のフロックの特性を変える方法。
(態様65)
前記凝集剤がでんぷん系凝集剤である、態様64に記載のフロックの特性を変える方法。
(態様66)
前記微量栄養素が、鉄、亜鉛、ナトリウム、マグネシウムおよびマンガンの塩から成る群から選択される塩を含んで成る、態様59〜65のいずれかに記載のフロックの特性を変える方法。
(態様67)
前記微量栄養素が複数の無機塩を含んで成る、態様66に記載のフロックの特性を変える方法。
(態様68)
前記微量栄養素が、1つ又はそれよりも多い塩化鉄(FeCl )、硫化マグネシウム(MgSO )、硫化ナトリウム(Na SO )、硫化亜鉛(ZnSO )および塩化マンガン(MnCl )を含んで成る、態様66又は67に記載のフロックの特性を変える方法。
(態様69)
前記微量栄養素が酵母を含んで成る、態様59〜65のいずれかに記載のフロックの特性を変える方法。
(態様70)
前記ポリマーが天然ポリマーである、態様59〜69のいずれかに記載のフロックの特性を変える方法。
(態様71)
前記ポリマーがキトサンである、態様70に記載のフロックの特性を変える方法。
(態様72)
有機系凝集剤、微量栄養素およびポリマーを前記水へ添加する工程を含んで成る水処理方法であって、
前記凝集剤、前記微量栄養素および前記ポリマーを所定の相乗比で前記水に混合して、前記水中の微粒子の凝集性を向上させる、方法。
(態様73)
有機系凝集剤、微量栄養素およびポリマーを前記水へ添加する工程を含んで成る水処理方法であって、
前記凝集剤、前記微量栄養素および前記ポリマーを所定の相乗比で前記水に混合して、前記水を処理するために使用される膜バイオリアクター中の膜表面における汚染を低減する、方法。
(態様74)
有機系凝集剤、微量栄養素およびポリマーを前記水へ添加する工程を含んで成る水処理方法であって、
前記凝集剤、前記微量栄養素および前記ポリマーを所定の相乗比で前記水に混合して、前記水を処理するために使用される生物学的処理システム中のバイオマスによるリンおよび/又は窒素の消費を改善する、方法。
(態様75)
有機系凝集剤、微量栄養素およびポリマーを前記水へ添加する工程を含んで成る水処理方法であって、
前記凝集剤、前記微量栄養素および前記ポリマーを所定の相乗比で前記水に混合して、前記水を処理するために使用される生物学的処理システム中のバイオマスおよび/又はフロックの生物活性を改善する、方法。
(態様76)
有機系凝集剤、微量栄養素およびポリマーを前記水へ添加する工程を含んで成る水処理方法であって、
前記凝集剤、前記微量栄養素および前記ポリマーを所定の相乗比で前記水に混合して、前記水を処理するために使用される膜バイオリアクター中の流束を改善する、方法。

Claims (22)

  1. 生物学的水処理プロセスで水処理するための混合物であって、
    有機系凝集剤、
    微量栄養素、および
    ポリマー
    を含んで成り、
    前記生物学的水処理性を向上させるために、前記凝集剤、前記微量栄養素および前記ポリマーが所定の比で混合される、水処理するための混合物。
  2. 前記凝集剤、前記微量栄養素および前記ポリマーが、前記生物学的水処理性を向上させるために相乗的な量で前記水へ加えられる、請求項1に記載の水処理するための混合物。
  3. 前記混合物が、20〜60重量部の前記凝集剤、4〜8重量部の前記微量栄養素および1〜5重量部の前記ポリマーを含んで成る、請求項1又は2に記載の水処理するための混合物。
  4. 水1リットル当たりに8〜17mgの量の前記凝集剤が供され、水1リットル当たりに0.2〜1mgの量の前記微量栄養素が供され、および水1リットル当たりに1.5〜3mgの量の前記ポリマーが供される、請求項1〜3のいずれかに記載の水処理するための混合物。
  5. 前記凝集剤がでんぷん系凝集剤である、請求項1〜4のいずれかに記載の水処理するための混合物。
  6. 前記微量栄養素が、鉄、亜鉛、ナトリウム、マグネシウムおよびマンガンの塩から成る群から選択される塩を含んで成る、請求項1〜5のいずれかに記載の水処理するための混合物。
  7. 前記微量栄養素が、1つ又はそれよりも多い塩化鉄(FeCl)、硫化マグネシウム(MgSO)、硫化ナトリウム(NaSO)、硫化亜鉛(ZnSO)および塩化マンガン(MnCl)を含んで成る、請求項1〜6のいずれかに記載の水処理するための混合物。
  8. 前記微量栄養素が酵母を含んで成る、請求項1〜6のいずれかに記載の水処理するための混合物。
  9. 前記ポリマーが天然ポリマーである、請求項1〜8のいずれかに記載の水処理するための混合物。
  10. 前記ポリマーがキトサンである、請求項1〜9のいずれかに記載の水処理するための混合物。
  11. 生物学的水処理プロセスのための試薬であって、
    微量栄養素、および
    天然ポリマー
    を含んで成り、
    前記試薬が、凝集剤との相乗的な量で前記プロセスに適用される、試薬。
  12. 前記凝集剤よりも先に又は前記凝集剤と共に、前記試薬が前記プロセスに適用される、請求項11に記載の試薬。
  13. 生物学的水処理システムであって、
    有機系凝集剤、微量栄養素およびポリマーを含んで成り、
    前記凝集剤、前記微量栄養素および前記ポリマーが、所定の相乗比で混合され、生物学的水処理プロセスの水へ添加される、生物学的水処理システム。
  14. 前記凝集剤、微量栄養素およびポリマーが、水処理プロセスの水へ添加される前に、前記所定の相乗比で混合される、請求項13に記載の生物学的水処理システム。
  15. 前記凝集剤、微量栄養素およびポリマーが、前記水処理プロセスの場で混合される、請求項13に記載の生物学的水処理システム。
  16. 前記生物学的水処理プロセスが、膜バイオリアクターを含んで成る、請求項13〜15のいずれかに記載の生物学的水処理システム。
  17. 前記生物学的水処理プロセスが、浸水スポンジを含んで成る、請求項13〜15のいずれかに記載の生物学的水処理システム。
  18. 前記生物学的水処理プロセスが、浸水膜バイオリアクターを含んで成る、請求項13〜15のいずれかに記載の生物学的水処理システム。
  19. 前記凝集剤が天然有機系凝集剤である、請求項13〜18のいずれかに記載の生物学的水処理システム。
  20. 前記凝集剤がでんぷん系凝集剤である、請求項13〜19のいずれかに記載の生物学的水処理システム。
  21. 生物学的水処理での有機系凝集剤の効能を向上させる方法であって、
    前記方法が、水へ前記凝集剤を添加する前に、又は同時に前記凝集剤と微量栄養素およびポリマーの相乗的な量と混合することを含んで成る、方法。
  22. 生物学的水処理プロセスで凝集剤を使用することにより生成されるフロックの特性を変える方法であって、
    所定の相乗比で、前記凝集剤、微量栄養素およびポリマーを別々に又は同時に処理を必要とする水へ添加することを含んで成る、フロックの特性を変える方法。
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