JP2013501205A - 回転バルブおよびヒートポンプ - Google Patents

回転バルブおよびヒートポンプ Download PDF

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Abstract

【課題】 回転バルブおよびヒートポンプを構造寸法、構造コストおよび性能に関してさらに改善する。
【解決手段】 この課題は、回転バルブの切替部材が、軸に沿って回動軸線の方向に流体流れが貫流する、前記切替部材と共に移動される複数の開口部を含み、これらの開口部が、前記切替部材の回動中に、位置固定されて軸方向を向いた複数の開口部にシフトして重なり、排出部に対する供給部の様々な割り当てが、前記軸方向を向いた開口部の前記シフトによる重なりによって行われることで解決される。
【選択図】 図7

Description

本発明は、請求項1の上位概念に記載の回転バルブ(すなわち、流体の複数の流れに関する複数の位置固定した個別の供給部を備えた供給領域と、前記流体の複数の流れに関する複数の、特に前記供給部と同数の位置固定した個別の排出部を備えた排出領域とを含み、前記供給領域と前記排出領域との間に、軸線を中心に回動可能な切替部材を備えた切替領域が設けられており、前記切替部材の第1の状態において、前記複数の供給部が前記複数の排出部に第1の割り当てで接続されており、および、前記切替部材の第2の状態において、前記複数の供給部が前記複数の排出部に第2の割り当てで接続されている回転バルブ)に関し、さらに、請求項13の上位概念に記載の回転バルブ(すなわち、流体の複数の流れに関する複数の位置固定した個別の供給部を備えた供給領域と、前記流体の複数の流れに関する複数の、特に前記供給部と同数の位置固定した個別の排出部を備えた排出領域とを含み、前記供給領域と前記排出領域との間に、軸線を中心に回動可能な切替部材を備えた切替領域が設けられており、前記切替部材の第1の状態において、前記複数の供給部が前記複数の排出部に第1の割り当てで接続されており、前記切替部材の第2の状態において、前記複数の供給部が前記複数の排出部に第2の割り当てで接続されている回転バルブ)に関し、さらに、請求項18の上位概念に記載の回転バルブ(すなわち、流体の複数の流れに関する複数の位置固定した個別の供給部を備えた供給領域と、前記流体の複数の流れに関する複数の、特に前記供給部と同数の位置固定した個別の排出部を備えた排出領域とを含み、前記供給領域と前記排出領域との間に、軸線を中心に回動可能な切替部材を備えた切替領域が設けられており、前記切替部材の第1の状態において、前記複数の供給部が前記複数の排出部に第1の割り当てで接続されており、前記切替部材の第2の状態において、前記複数の供給部が前記複数の排出部に第2の割り当てで接続されている回転バルブ)に関し、さらに、請求項37の上位概念に記載のヒートポンプ(すなわち、複数の中空要素であって、前記中空要素の各々に少なくとも1つの第1ゾーンと第2のゾーンとが、前記中空要素内に配置された作動媒体を熱力学的な状態変数に応じて移動させるために備えられており、その際、前記中空要素の各々が、第1の流体によって貫流され得る前記中空要素の第1の流路を備えた前記第1のゾーンと、第2の流体によって貫流される得る前記中空要素の第2の流路を備えた前記第2のゾーンとに接続されており、これにより、それぞれ熱エネルギーが前記流体の1つと前記ゾーンの1つとの間で交換可能である中空要素と、バルブ装置であって、前記ゾーンの1つの前記流路が前記バルブ装置によって連続的に互いに連結可能であり、かつ、前記連結の順序が前記バルブ装置によって前記ヒートポンプの動作中にシフトされるバルブ装置とを含むヒートポンプ)に関する。
それぞれ熱力学的に活性な多数の流路を備えたヒートポンプを制御するために複数の流体流れをシフト連結する場合、基本的に回転バルブを用いることが公知である。
特許文献1は、板状の中空要素が互いに固定的に接続された積層構造のヒートポンプを開示しており、この場合、中空要素は吸着・脱着領域を含み、中空要素がそれぞれ流路となっている。これらの複数の流路は、中空要素の端部側に配置された対の回転バルブを介して直列に互いにシフト連結され、これにより、所定の構造寸法においてヒートポンプの性能を最適化することができる。
本発明に係るこのような当該分野のヒートポンプには、可能な多くの用途、例えば、建築設備工学等の定置技術における廃熱利用、ソーラー空調システムまたは車両用、特に商用車用の独立型空調設備などの用途がある。
国際公開第2007/068481号パンフレット
本発明の課題は、回転バルブおよびヒートポンプを構造寸法、構造コストおよび性能に関してさらに改善することである。
この課題は、冒頭に挙げた回転バルブに関して、本発明に従って、請求項1に記載の特徴により解決される。軸方向を向いた開口部を備えた回転バルブの切替部材を実現することによって、流体流れをシフト連結するために有効かつ特にコンパクトな解決手段が提供される。冒頭に挙げた従来技術からは、ただ、シフト連結の領域における径方向を向いた流れ開口部のみが公知であるが、これは、少なくとも構造スペースに関して高コストの解決手段、例えば、互いにずらして径方向に向けて配置された開口部を内部に有する二重壁のシリンダ、といった解決手段に導くことになる。
本発明に係る回転バルブは、ヒートポンプに関して相異なる温度の複数の流体流れを制御すること、例えば熱を回収することに適しているだけでなく、また一般的に流体流れをシフト連結すること、例えば化学反応器における溶液の含有物を回収することにも適している。
この場合、好適な詳細形態では、前記切替部材は、軸方向の長手体として構成されており、位置固定したほぼ円筒状の壁部内に収容されている。その際、供給部または排出部が、壁部における径方向を向いた開口部を介して結合されている。これにより、特に、平行な流路からなる積層体を接続するために、供給部あるいは排出部を特に均一に離間して直線状に適切に配置することが可能となる。
この場合、特に好ましくは、前記長手体は、複数の供給部と同数の、軸方向を向いた個別の流体流れ用通路を持ち、その際、各通路は、壁部の前記開口部の1つに接続するための径方向の開口部を有する。軸方向の個別の通路は、例えば軸に沿って長手方向を向いた穿孔によって製造することができる。特に、前記通路は直線状にかつ平行に延在でき、これによって、従来技術により公知である通路の螺旋化が必要ではなくなる。
特に有利であるのは、隣接した流体流れの混合を回避するために、両者の少なくとも一方、すなわち長手体または壁部が、環状に周回しているシール部材を有し、これらのシール部材は、前記両者のもう一方、すなわち長手体または壁部と共に密封する働きをする。これにより、壁部の、前記軸方向にずらされた開口部が互いに分離されている。その際、好ましくは、製造が容易になるように、環状のシール材が、径方向の突出部において両者の少なくとも一方、すなわち長手体または壁部によって収容されている。また、代替的または補完的に、シール材は、前記長手体および/または前記壁部と一体的に構成することもできる。長手体および壁部の材料を適切に選定した場合、当該構成部品の材料が同時にまた密封作用を有することも可能であり、例えば、1つまたは複数のプラスチックと金属とからなる材料ペアを適切に選択した場合にこれが可能となる。シールをそれぞれの構成部品に一体化して構成することも可能であり、これは、構成部品とは別の材料からなるシールをこの構成部品に対して噴着させることによって実現される。
本発明の第1の有利な実施形態の場合、前記長手体がほぼ一体的な構成部品として形成されている。これは、例えばプラスチック製の射出成形部品であってもよく、このような射出成形部品は、特に後加工における1つまたは複数のステップを通じて、例えば長手方向の通路のために穿孔部を設けるステップを通じて後加工されている。
適当な代替実施形態では、前記長手体は軸方向に積層された複数の長手体要素としても構成することができる。このように複数の長手体要素に分割することでモジュール構造が可能となり、このモジュール構造は、共通部品化というコンセプトに基づいて、様々な個数の流路に容易に適合可能である。この場合、好ましくは、前記長手体要素の少なくとも幾つかが共通部品として構成されている。
別の好ましい実施形態では、前記切替部材が、その中を軸方向に通る回動可能な軸によって支持されており、その際、この軸は、好ましい詳細形態では、軸方向に互いに前後に配置された複数の構成部品を保持するための連結棒として構成されている。これにより、前記切替部材は、閉鎖部品の保守または交換のために容易に解体することができる。
好ましい詳細形態では、前記切替部材が端部側で支承部材を介して回動可能に支承されており、その際、特に前記支承部材が流体を封止するための回転シールを有する。一般的にこれにより、摩擦力が低減されることで前記切替部材の精密な案内が可能となる。その際、前記回転シールは流体漏出に対する補足的な遮断部となり、この遮断部は、特に健康または環境に有害な流体の場合に有用である。好都合には、前記切替部材の対向し合う端部にそれぞれ支承部材を設けておくことができる。
本発明に係る回転バルブは、特に数多くの供給部および排出部を連結することに適しており、従って、1つの好ましい実施形態では、それぞれ少なくとも4つの、特に少なくとも8つの供給部および排出部が具備されている。
さらに、本発明の前記課題は、冒頭に挙げた回転バルブに関して、請求項13に記載の特徴によって解決される。回転バルブの本発明に係るこの解決手段の場合、前記個別のシール材を隔壁の端部側の領域に設けることによって、および、前記シール材が密封しながら支持することによって、前記切替部材の個別の通路を特に良好に封止することが実現され、これにより、前記回転バルブの効率および動作信頼性が、簡単な手段によって従来技術に比べて格段に改善される。
前記シール材は、特にU字状、H字状またはX字状の断面を有してもよい。また、それ以外の適切な断面も考えられる。1つの有利な実施形態では、前記シール材は、弾性のシール突起部を有するように構成されており、このシール突起部は内壁に当接している。その際、一般的に有利であることに、前記シール材は、形状結合によって隔壁の溝内に嵌め込まれており、これにより、接着またはその他の高コストの固定方式による対策が必要でなくなる。
一般的に有利であることに、このような実施形態の場合、割り当てを変更するために、通路は、位置固定した内部シリンダの内壁の、周方向にずらされて径方向を向いた開口部にシフトして重なる。その際、前記内部シリンダとこの内部シリンダを取り囲む外部ハウジングとの間に、互いに分離されて軸方向に相互に前後に配置された環状室が設けられている。この構造形態の場合、径方向を向いた開口部がシフトして重なることによって連結が実現される。この場合、特に周方向において前記シール材の幅を適切に設計することによって、摺動中に開口部と通路とを所望通りに分離することが実現できる。その際、前記シール材を十分に幅広く設計した場合、回転する切替部材の旋回時に常時、隣接した流路が接続されることを防止できる。この場合、前記流路の全てについて平均的な開口時間は適宜短縮される。あるいはまた、周方向に狭くなったシール材を設けることもでき、この場合、隣接した流路が不所望に接続されることを回避できるように、回転する切替部材は、流体流れの混合を回避するために十分高速な段階的切替移動によって回動される。
さらに、本発明の前記課題は、冒頭に挙げた回転バルブに関して、請求項18に記載の特徴によって解決される。本発明に係るこの実施形態の場合、同心の環状溝によって、供給路をコンパクトに確実かつ低コストで接続することが実現される。このような構造上の解決手段は、特にただ比較的少数の、例えば2〜4つの流路を備えた回転バルブに関して好都合である。しかし基本的にはまた、それ以上の流路を備えた実施態様に対しても用いることができる。またこの解決手段の場合、好都合であることに、割り当てを変更するために、通路は、位置固定した内部シリンダの内壁の、周方向にずらされて径方向を向いた開口部に重なる。その際、前記内部シリンダとこの内部シリンダを取り囲む外部ハウジングとの間に、互いに分離されて軸方向に相互に前後に配置された環状室が設けられている。
本発明の前記課題は、冒頭に挙げたヒートポンプに関して、請求項37に記載の特徴によって解決される。本発明に係る回転バルブを前記ヒートポンプと組み合わせることは特に有利である。これは、前記回転バルブを密封性または構造寸法に関して最適化することによって、ヒートポンプの構造寸法または性能に関する特性も改善されるからである。
さらに、前記中空要素を部分要素の複数の平行な層の積層体として構成することによって、周囲を流れる流体と前記中空要素の熱力学的に活性な領域との間の特に良好な熱伝導を保証できる。これにより、ヒートポンプの性能を、所定の構造寸法の場合にも増大させることができる。
通例、第1のゾーンとの交換状態にある第1の流体と、第2のゾーンとの交換状態にある第2の流体とは、互いに異なっていて回路内に接続部を有することはないであろう。本発明においては、要求仕様に応じて材料的に同一の流体であってもよく、これらの流体は、構成に応じて相互の接続部を有することも可能である。
本ヒートポンプの好ましい1実施形態の場合、前記中空要素が吸着要素として構成されており、第1のゾーンの領域に作動媒体用の吸着/脱着領域を有し、第2のゾーンの領域に作動媒体用の凝縮/蒸発領域を有する。本ヒートポンプの使用分野に応じて、作動媒体と吸着/脱着剤とを異なるように選定することもできる。
好ましい詳細形態では、流路の少なくとも1つが端部側の接続片を持ち、この場合、流体は、これらの接続片の領域で複数の流れ経路に分配される。好適な詳細形態では、流体用の1つまたは複数の流れ経路を、互いに連続して配置された部分要素間の1つまたは複数の間隙によって容易に構成することができる。1つの好ましい詳細形態では、前記間隙は表面積を拡大する内部構造を備えることもできる。
特に好ましい実施形態では、前記中空要素はそれぞれ個別のモジュールとして構成されており、特に互いに熱接触していない。このようにすることで、隣接した流れ経路間の熱エネルギーの不所望な交換が低減される。このことは、特に、当該時点の連結の仕方により、隣接した流れ経路の互いの温度差が大きくなるような場合に重要である。この場合、好ましい別態様では、隣接した中空要素間に、熱絶縁性の、特に弾性の材料からなる層を配置しておくことができる。例えば、これは、発泡プラスチックまたは繊維質の絶縁マットであってもよい。
本発明の可能な1実施形態の場合、バルブ装置が、幾つかの個別の、特に電磁操作式のマニホールドバルブを連結して構成することができる。特に比較的少数の流れ経路を備えたヒートポンプの場合、個別バルブのこのような連結が好都合なことがあり、この場合、特に流れ経路の数を増やす際に本発明に係る回転バルブが有利である。
特に好ましい1実施形態の場合、バルブ装置が、請求項1〜36のいずれか1項に記載の少なくとも1つの、特に少なくとも2つの回転バルブを含む。これは、これらの本発明に係る回転バルブによって流体流れを低コストで確実に切り替えることができるからである。
有利な1詳細形態では、前記中空要素の流路の少なくとも幾つかが、弾性を有する変形可能な接続片を介して回転バルブの供給部および/または排出部に接続されている。これにより、熱作用によって生じたヒートポンプの膨張を容易に補償することができ、このことは、特に中空要素の大きな積層体の場合に有用である。
本発明の特に好ましい1実施形態の場合、前記第2の流体が空気からなる。これにより、空気は、例えば加熱または冷却等の調節のために、直接、特に第2のゾーンの中空要素を介して導通させることができる。この場合、ヒートポンプの設計および動作方式に応じて、気流は、例えば建物や車両の暖房または冷房のために用いることができる。しかしまた、この空気は、本発明においては、例えば人や技術設備のために調節された周囲大気として用いずに、非常に一般的に、熱運搬媒体とみなすこともできる。
本発明に係る好ましい1実施形態では、前記第2の流体の回転バルブが、段状に螺旋化された隔壁を有する切替部材を具備し、この場合、特に螺旋の段部の個数が中空要素の個数と一致する。これにより、このような切替部材は、周囲を覆うただ一重の壁のシリンダと組み合わせることができ、比較的高コストで製造しなければならない隔壁の連続螺旋を設ける必要がなくなる。このような構造形態は、特に空気などの気体状の流体に関して、体積流量が大きく、同時にまた圧力差が小さい場合に望ましい。なぜなら、例えば、二重壁の外部シリンダの環状室のような措置は、ここでは妨害作用を及ぼす恐れがあるからである。この場合、製造が特に簡素化されるように、前記切替部材は、特に共通部品として構成された、軸方向に互いに前後に配置されている複数の切替部材要素で構成されている。
本発明のさらに別の有利な実施例では、前記第2の流体が、前記中空要素の第2のゾーン(B)にわたって2つの流路を備えた回転バルブを介して分配される。ただ2つだけの通路を介するこのような分配は、特に熱容量が比較的小さな気体状の流体、例えば空気の場合に有利である。なぜなら、これにより、圧力差が小さい場合に大きな流れ断面が、従ってまた大きな体積流量が実現できるからである。
前記回転バルブのさらに別の好ましい実施例は、前記複数の供給部のうちの少なくとも1つの供給部が、第1の熱交換器割り当てにおいて、特に加熱器のような第1の熱交換器を介して、関連付けられた排出部に接続されていることを特徴とする。この熱交換器は、好ましくは、回転バルブの外部に配置された熱源である。前記複数の供給部のうちの少なくとも1つの別の供給部が、第2の熱交換器割り当てにおいて、特に冷却器のような第2の熱交換器を介して、関連付けられた排出部に接続されている。この第2の熱交換器は、好ましくは、同様に回転バルブの外部に配置されたヒートシンクである。前記複数の供給部の残りの供給部は、通過部割り当てにおいて、特にそれぞれ1つの通過路を介して、関連付けられた排出部に接続されている。前述した回転バルブは、さらにその前に説明したような、同相に制御された2つの回転バルブに取って代わることができる。これにより、必要なシールの数を格段に削減することができる。さらに、この回転バルブの動作時に生じる摩擦モーメントを低減することができる。この前述した回転バルブが必要とする構造スペースは、対として統合されることでこの回転バルブ1つと同じ機能を果たす、さらにその前に説明した回転バルブの場合よりも小さい。また、この種の回転バルブを製造するための材料使用量も低減される。その上、不所望な圧力損失を生じる内部の平行な長い流体経路と、内部の熱伝達部とを削減することができる。さらにまた、複数の回転バルブを同期させて同相で駆動するには制御技術上高コストを要するが、このような駆動を必要としなくなる。本発明に係るこの回転バルブは、簡単な方法で、関連付けられた供給部と排出部とを段階的に直接相互に接続すること、または両熱交換器の一方を介して相互に接続することを可能にする。これにより、回転バルブの製造コストを著しく低減できる。その上、装置全体の配置をよりコンパクトで、より平坦にすることが可能となる。
前記回転バルブのさらに別の好ましい実施例は、前記切替部材が多数の通過路を備えた回転体を有し、これらの通過路が、前記通過路割り当てにおいて前記残りの供給部を前記関連付けられた排出部に接続することを特徴とする。上述したこの回転バルブは、前記熱交換器の一方、特に熱源およびヒートシンクの一方を介して、あるいは前記熱交換器を迂回するバイパスとしての前記通過路のうちの1つを介して、複数の熱的に活性なモジュールによって簡単な方法で、閉じた流体回路を制御することを可能にする。各2つの熱的に活性なモジュールの間にある前記熱交換器の中間接続部の場所は、前記回転体を移動することによって段階的に移動させることができる。
前記回転バルブのさらに別の好ましい実施例は、前記通過路が軸方向に前記回転体を延通していることを特徴とする。前記通過路は、好ましくは直線状に前記回転体の中を延通している。
前記回転バルブのさらに別の好ましい実施例は、複数の、特に4つの環状室が前記回転体の周囲に延在しており、これらの環状室が、前記回転体の状態に応じて、前記供給部および/または排出部のそれぞれ1つに接続されていることを特徴とする。前記環状室は、径方向に内側が前記回転体によって、径方向に外側が前記回転体のハウジングによって画定されている。軸方向において、前記環状室は好ましくは径方向の画定壁によって画定され、これらの画定壁は前記回転体から径方向に外へ向かって延びている。
前記回転バルブのさらに別の好ましい実施例は、前記環状室のそれぞれ2つが、前記熱交換器の一方を介して対として互いに接続されていることを特徴とする。関連付けられた流路は、前記供給部の1つから前記環状室の1つを介して前記熱交換器の一方にまで延びている。そして、この熱交換器から、前記流路は、割り当てられた次の環状室を介して、関連付けられた排出部にまで延びている。
前記回転バルブのさらに別の好ましい実施例は、前記環状室が、径方向の開口部と軸方向に中断された接続路とを介して、対として前記供給部の1つまたは前記排出部の1つに接続されていることを特徴とする。前記接続路は、これらの接続路が、関連付けられた供給部を前記熱交換器の一方を介して、関連付けられた排出部に接続することによって、中断されている。それに対して、前記通過路はバイパスとなっていて、流体の流れが前記熱交換器を迂回し、すなわち直接前記供給部の1つとそれに関連付けられた排出部との間を通ることを可能にする。
前記回転バルブのさらに別の好ましい実施例は、連続的に様々な通過路または前記環状室と前記熱交換器の一方とを介して前記供給部が前記関連付けられた排出部に接続されるように前記回転体が設計されており、かつ、前記回転体が固定的なハウジングの中で段階的に回動可能であることを特徴とする。これにより、簡単な方法で、常時2つの供給部が前記熱交換器のそれぞれ1つを介して前記関連付けられた排出部に接続されていることが可能となる。残りの供給部は、前記通過路を介して、関連付けられた排出部に接続されている。
前記回転バルブのさらに別の好ましい実施例は、前記ハウジングが、実質的に中空円筒の形状を有することを特徴とする。前記中空円筒のシェルは、好ましくは、ただ接続通路によってのみ中断されており、これらの接続通路は、前記環状室をそれに関連付けられた熱交換器に接続する。前記供給部および排出部は、好ましくは、前記ハウジングの、それ以外では閉じられている端壁を通って延びている。
前記回転バルブのさらに別の好ましい実施例は、前記回転体が軸方向に積層された複数の長手体要素を含むことを特徴とする。前記長手体要素は、例えば、前記回転体の中を延通している駆動軸上に積層することができる。前記長手体要素は、材料結合、例えば溶接または接着によって互いに結合できる。しかしまた、前記長手体要素を互いに圧接することも可能である。
前記回転バルブのさらに別の好ましい実施例は、前記長手体要素の少なくとも幾つかが共通部品として構成されていることを特徴とする。これにより、前記回転バルブの製造および/または組立が簡素化される。
前記回転バルブのさらに別の好ましい実施例の場合、前記回転バルブの第1の個数の通過路がそれぞれ第1の流れ方向に貫流されることが実現されており、この場合、前記回転バルブの第2の個数の通過路が、前記第1の流れ方向とは逆向きの第2の流れ方向に貫流される。これにより、簡単な方法で、例えば熱的に活性なモジュール内の貫流方向を、一方では吸着と脱着との間、および他方では蒸発と凝縮との間の工程切替時に反転させることができる。このことは、ヒートポンプの全体的効率にとって有利である。なぜなら、冷却工程および加熱工程の際に前記熱的に活性なモジュール(例えば収着モジュール)内の前記流れ方向に沿って温度プロファイルの適合が向上するからである。
この場合、好ましい詳細形態では、前記回転バルブの少なくとも1つの供給部と1つの排出部とが前記回転バルブの袋状通路に接続されており、その際、特に前記袋状通路の供給部と排出部とが前記回転バルブの同じ端面側に連通する。このような袋状通路によって、前記流体流れを容易に逆方向に転向させることができ、その際、この転向の場所は、前記回転バルブの更なる切替時に一緒に進む。前記袋状通路は、好ましい詳細形態では、軸方向に延びており、前記回転体の環状室への径方向の接続開口部を持つ。
様々な流れ方向を容易に実現するために、好ましい回転バルブでは、前記第1の個数の通過路と前記第2の個数の通過路とのいずれもが、それらの長さにわたって、前記回転バルブの周方向にオフセットを有すること、特に隣接する供給部と排出部との距離の大きさにおけるオフセットを有することが実現されている。この場合、特に好ましくは、通過路の前記オフセットは、軸方向に互いに前後に配置された前記回転バルブの構造区域における少なくとも1つの第1の部分オフセットと1つの第2の部分オフセットとを合計したものになる。このことは、圧力損失および/または製造技術の点で有利となり得る。特に、前記オフセットが、3つ以上の部分オフセット、例えば4つの部分オフセットを合計したものになり得る。
また別の態様では、好ましいが必須ではなく、前記第1の流れ方向の前記通過路の個数が、前記第1の流れ方向とは逆向きの前記第2の流れ方向の前記通過路の個数と異なっていてもよい。
一般的に好ましい1実施形態では、前記回転バルブの回転体が共に回動するシール板を有し、このシール板が、軸方向に面状に密封するようにハウジングの固定シール板に当接している。この場合、特に前記シール板はセラミック材料からなる。これにより、隣接する通過路の信頼性のある封止が実現でき、その際、特に、前記通過路を供給部と排出部とにシフト連結することが、前記シール板の開口部にシフトして重なることによって実現できる。
さらに別の有利な実施形態では、前記回転バルブの回転体が、2つの軸方向に互いに前後に配置された部分体を含み、その際、これらの部分体は、軸方向に力が印加されて互いに支持し合っている。このようにして、例えば端面のシールおよび/またはその他のシールは、力が印加されて圧し付けられる。この場合、好ましい詳細形態では、前記部分体間にばね弾性部材が設けられており、このばね弾性部材によって前記力の印加は少なくとも支援される。特に好ましくは、前記ばね弾性部材は、前記部分体の通過路を接続するための弾性接続片の形態で構成することができる。例えば弾性材料製の短ホースまたは波形ベローズの形態であるこのような接続片によって、前記部分体の通過路の区域を流体密に貫通接続することができる。前記接続片に弾性予荷重を加えること(圧縮すること)によって、例えばハウジング側の端表面に対向する前記回転体のシールに対して力を印加することができる。
あるいは、軸方向の弾性公差補償は、互いに前後に配置された部分体間の永久弾性の成形部品によって、または前記回転体の端面における弾性予荷重が加えられたシール要素によって実現できる。
本発明のその他の特徴および利点については、以下で説明する実施例および従属請求項によって明らかにする。
以下において、本発明の複数の好ましい実施例について説明し、添付した図面を用いて詳述する。
本発明に係るヒートポンプを示す全体立体図である。 図1のヒートポンプを示す分解図である。 図1のヒートポンプを示す側面図である。 図1のヒートポンプの中空要素を示す立体断面図である。 図1のヒートポンプの中空要素からなる積層体を示す立体図である。 図5の積層体の立体模式図から一部を切り取った部分拡大図である。 本発明に係る回転バルブの第1の実施例を示す立体分解図である。 図7の回転バルブの回動可能な切替部材を示す、一部を切り取った立体図である。 図8の切替部材の、複数部品で構成された変更態様を示す。 長手体として構成された図9の切替部材が有する長手体要素を示す。 回転バルブの別の実施例の切替部材を示す立体図である。 図11に示した切替部材を備えた回転バルブの部分断面図である。 図12の回転バルブの、切替部材の回動軸線に対して垂直方向の断面図である。 図13の回転バルブの変更態様を示す部分断面図である。 図12の回転バルブを示す、一部を切り取った全体図である。 図12および図15の回転バルブを示す、一部を切り開いたさらに別の図である。 回転バルブのさらに別の実施例を示す、回動軸線に対して平行に延びる断面図である。 図17の回転バルブを示す、線B−Bに沿った断面図である。 流路数が7つの場合における本発明に係る回転バルブの切替工程を示す模式図である。 回転バルブのさらに別の実施例が第1のバルブ状態にあるところを示す模式断面図である。 図20のバルブが第2のバルブ状態にあるところを示す。 図20の回転バルブの展開模式図であり、この展開は全体で540°にわたって行われている。 図20の回転バルブの中央部における切替部材構成部品を示す立体スケッチ図である。 図20の回転バルブの端部側における切替部材構成部品を示す立体スケッチ図である。 さらに別の実施例に係る回転バルブの切替機能を示す簡略図である。 図25の回転バルブが第1の状態にあるところを示す展開図である。 図26の回転バルブが第2の状態にあるところを示す。 図26および図27の回転バルブを示す長手方向断面詳細図である。 図28の線XXIX−XXIXに沿った断面図である。 図28の線XXX−XXXに沿った断面図である。 図26の回転バルブの変更実施形態が第1の状態にあるところを示す展開図である。 図31の回転バルブが第2の状態にあるところを示す。 回転バルブのさらに別の実施形態の切替機能を示す模式図である。 図33の回転バルブが第1の切替状態にあるところを示す展開図である。 図34の回転バルブの変更態様を示す。 図35の回転バルブの構造的な実現態様を示す模式図である。 図36の線A−AおよびB−Bに沿った模式断面図である。 図33〜図37に示した回転バルブに関する温度プロファイルを示す模式図である。
図1にはヒートポンプが示されており、このヒートポンプの場合、複数の、ここでは全部で12個の中空要素1が、積層式で互いに平行に配置されている。中空要素1からなるこの積層は、連結棒2を介して取り外し可能に結合されて1つの構造ユニットとなっている。
前記中空要素1の各々は、吸着/脱着ゾーンの形態である第1のゾーンAと、蒸発/凝縮ゾーンの形態である第2のゾーンBとを有する。前記第1のゾーンAは、前記中空要素1の各々に関して、図示されていないポンプを介して搬送されて貫流する第1の流体のそれぞれ第1の流路3が導通されてそれにより支持され、前記第2のゾーンは、前記中空要素1の各々に関して、第2の流体の第2の流路4が導通されてそれにより支持される。この第2の流体は、本例では第1の流体とは異なっているが、必ずしも異なっている必要はない。ここでは、前記流路3、4の各々は端面側の接続部3a、3bを有し、これらの接続部は互いに反対方向を向いており、それぞれ、前記流路3、4を貫流する流体のための供給部または排出部として働く。
前記連結棒2を介して結合されている中空要素1からなる積層は、本ヒートポンプの支持フレーム5内に配置されている。この支持フレーム5の外側に全部で4つの回転バルブが配置されており、中空要素1の前記積層に接続されている。その際、2つのほぼ同構造の回転バルブ6が、前記収着側Aの供給部および排出部3a、3bに接続されている。特にバルブ内で分離された流路の個数に関して前記回転バルブとは一般的に異なった構成であるが、2つの互いに同構造である回転バルブ7が、中空要素1の前記第2のゾーンあるいは蒸発/凝縮側Bに接続されている。
前記回転バルブ6、7は、全体が互いに平行に整向されている。その際、前記回転バルブ6、7の回動中心軸6a、7aがモジュール式の駆動ユニット8に接続されており、この駆動ユニットは図2に模式的に示されている。この駆動ユニット8は電動モータ8aを含み、この電動モータによって、歯付ベルト8bを介して、4つの駆動輪8cが前記回転バルブ6、7のそれぞれの軸7a、6aを駆動するために同期して動かされる。本構造の場合、全ての回転バルブ6、7が同じ角速度で駆動される。
中空要素1の前記収着側Aの回転バルブ6は供給領域6bを有しており、この供給領域は12個の個別の供給部6cを具備し、従って、前記12個の中空要素の各々は、前記回転バルブ6内の個別の通路に相当する。前記蒸発器側Bの前記回転バルブ7は、より少数であるただ4つの個別の供給部7cを供給領域7bに有する。なぜなら、ヒートポンプのこの側では、通例、前記流路を前記収着側ほど厳密に分離する必要がないからである。従って、それぞれ前記中空要素1の複数個が、それらの第2のゾーンBに関して、それぞれ前記バルブ7内の流路の1つに同時に接続されている。この点については、従来技術である特許文献1の解説を参照のこと。
前記隣接する中空要素1は互いに離間して保持されており、この保持は、ここでは前記中空要素間の適切なスペーサ部材9によって実現される。従って、前記中空要素1間にそれぞれ空隙が残されており、これにより、前記中空要素は互いに良好に熱絶縁されている。この熱絶縁をさらに改善するために、断熱板43(図6を参照)、例えば発泡ポリマー製または繊維質断熱材製の断熱板を挿入しておくことができる。
前記中空要素1の前記個々の接続部3a、3b、4a、4bは、前記回転バルブ6、7の対応接続部6d、7dに接続されており、これらの対応接続部は、それぞれ一列に整向されて、前記ほぼ円筒状に形成された回転バルブの排出領域の壁部から径方向に延びている。本ヒートポンプの熱作用による回動を補償するために、前記回転バルブ6、7の前記接続部7d、6dは、弾性の接続片、例えばホース部材または波形ベローズを介して、中空要素1からなる前記積層の前記接続部3a、3b、4a、4bに接続されている。
特に図4〜図6から明らかなように、前記個々の中空要素1は、流体を備えた熱交換器を最適化するためにそれぞれ部分要素10の積層として構成されており、これらの部分要素の中をそれぞれ前記流体が貫流する。前記部分要素10の各々は板状の平坦な要素として構成されており、その中に複数の吸着要素11が前記流体の流れ方向に互いに並んで配置されていて、前記流体流れ方向に対して垂直方向のブリッジ12を介して材料密に互いに分離されている。前記吸着要素11は、主として前記第1のゾーンAの領域に配置されており(図4を参照)、その際、前記ゾーンBにも同様に、前記ブリッジ12を介して互いに分離された蒸発/凝縮構造体が設けられている。図示されていないこれらの構造体は、例えば毛管構造体からなり、十分な量の作動媒体を液相でしっかりと保持することができる。前記吸着要素11は本実施例では活性炭からなり、前記作動媒体はメタノールである。ヒートポンプの温度範囲および使用目的に応じて、吸着材料、作動媒体および蒸発器領域の構成を任意に組み合わせることが考えられる。また基本的に、本発明に係るヒートポンプは、前記吸着/脱着方式に限定されているわけではなく、任意の適切な熱力学的に活性な中空要素1、例えば化学吸着作用を有する中空要素を設けることもできる。
前記部分要素10の各々は、蓋板10aによって材料密に閉じられた板要素として形成されている。これらの閉じられた要素10は、小さなスペーサ部材14a(図6を参照)を介して互いに離間して積層され、かつ、前記中空要素の外部密閉板13に対して離間して保持される。従って、本例ではそれぞれ3つの部分要素10が積層されてなる前記中空要素1の各々に、前記流体用に4つの平坦な貫流経路14が存在する。これらの貫流経路14は、流体流れ方向に全体にわたって延在するスペーサ部材14aによってさらに細分されている。これらのスペーサ部材14aは、諸構成部品をさらに削減するために、蓋板10aおよび/または密閉板13における打ち出しであってもよい。
さらに、前記貫流経路14は、図示されていない表面積を拡大する構造体、例えばフィンを備えていてもよい。
前記流体用の前記中空要素1の端部側接続領域に接続片15が設けられており、これらの接続片は、収集タンク方式または吸入口方式で、前記部分要素10間の前記複数の貫流領域14へ前記流体を分配する。
前記蓋板10aと前記ブリッジ12とによって密封して分離された前記部分要素10の室の各々から、側方にそれぞれ注入細管16が突き出ており(図5を参照)、この注入細管を介して前記個々の室を真空排気して室に作動媒体を注入することができる。この注入の後、前記注入細管16は、例えば押圧によって持続的に閉鎖される。この注入工程を簡素化するために、それぞれ密封して分離された室の、対向する各端面に注入細管16が配置されており、これにより、前記室の中をその長手方向に、すなわち前記流体の流れ方向に対して垂直方向に、前記作動媒体を貫流させることができる。こうして、注入工程中に一方の側で真空を印加し、対向するもう一方の側で前記対応する注入細管を介して前記作動媒体を供給することができる。
全体として、部分要素10を備えて分離された中空要素1からなる本ヒートポンプのこのモジュール構造によって、前記個別の中空要素の熱絶縁により熱効率が改善されるだけでなく、また保守が容易な構造が提供されて、ただ不具合のある中空要素だけを交換すればよく、中空要素の積層全体を交換する必要がなくなる。
図1〜図3のヒートポンプ図に模式的に示された回転バルブ6、7は、それらの構造様式において、前記様々な流路のシフト連結が、径方向を向いた隔壁を介して、それに接する、二重壁シリンダ内の環状室に接続することによって行われるという点で従来技術に一致している。前記隔壁は、前記シリンダ壁の開口部に接続して前記回転バルブの切替領域を形成する。
図7には、このような回転バルブの本発明に係る発展形態が示されており、この回転バルブは、特に好ましい実施態様において、前述したヒートポンプと直接組み合わせることができ、とりわけ構造寸法が小さくなり、製造が簡素化され、個別の通路の密封性が向上するという点で利点を有する。
この場合、回動可能に駆動される切替部材16が、ただ一重の壁の中空シリンダ17内に配置されており、この中空シリンダは、中空要素1の前記積層の接続部3a、3bに接続するために直列に配置された等間隔の接続開口部17aを有する。図8に、前記切替部材16が個別に示されている。これは、ほぼ円筒状の長手体として構成された要素であり、中心軸または中心軸線18を中心に回動可能である。前記切替部材16は、その周方向に幾つかの軸方向の平行な穿孔部16aを有し、その個数はここでは12個であり、前記中空要素の個数あるいは個別のシフト連結された流路の個数に一致する。円筒状の長手体として形成された前記切替部材16の長さにわたって、一連の、ここでは環状に周回する径方向の突出部16bが設けられている。これらの突出部16bは対として設計されており、これにより、対となった突出部の間に、図示されていないリングシールが形状結合によって保持されている。これにより、全体としてシール部材が等間隔の環状室16cの構成のために形成され、これらの環状室は、前記シールリングを介して流体密に互いに分離されている。各環状室16cは、流体流れに対して径方向を向いた穿孔部16dを有し、この穿孔部がそれぞれただ1つの軸方向の通路16aに連通する。これらの径方向の穿孔部16dは適宜周方向に互いにずらして配置されており、これにより、これらの穿孔部は、前記ピッチ1を備えた周回状の螺旋を形成する。従って、全体として、端面側で軸方向に連通する通路穿孔部16aの各々が、ただ1つの環状室16cに径方向に接続されている。その際、前記環状室16cの各々は、残りの他の環状室に対しては流体密に封止されて、中空要素1の積層への前記接続開口部17aの1つに位置合わせされている。
図7が示すように、前記通路16aの端面側の軸方向開口部は、制御ディスク19の軸方向を向いた対応開口穿孔部19a上を摺動する。前記制御ディスクは、端面側で密閉するように前記回転バルブ上に載設されて、位置固定的に密封するように外部シリンダ17に接続されている。
従って、前記個々の軸方向の通路16aは、前記切替部材16の回動中に一緒に移動される軸方向の開口部として、前記制御ディスク19の、位置固定されて軸方向を向いた前記様々な供給開口部19aにシフトして位置合わせされる。前記制御ディスク19は、この実施形態の場合、本発明における供給領域を形成し、同時にまた前記回転バルブの前記切替領域の一部となっている。
このような前記開口部16aへの前記開口部19aの切替移行領域において、隣接する通路の不所望な流体交換を低減するために、あるいはまた完全に回避するために、星形のシール要素20が、前記制御ディスク19と前記切替部材16の端面との間に挿入されている。そこでは、前記シール要素20の星形のフィンガー部20aが、前記切替部材16の端面の径方向の溝16a内に係合する。
接続用小ホースからなるシステム(図示せず)が、前記制御ディスク19の前記供給開口部19aに接続されており、もう一方の側が本ヒートポンプの基本概念に従って他の開口部19aまたは外部の熱交換器につながる。外部の熱交換器または熱源への接続に関しては、全般的に、従来技術である特許文献1を参照のこと。
図9は、図8に対して機能の点では同一である前記切替部材16の変更態様を示す。この場合、前記切替部材16は、長手体要素21(図10を参照)と、異なった形態を有する端部部材22とからなる積層として構成されている。その際、前記長手体要素21の少なくとも数個はそれぞれ同構造であり、前記通路の個数に従って小角度ずつ互いに回動してずらして構成されている。このような構造をさらに簡素化するために、形状結合する収容部23が、中心駆動軸に形状結合により接続できるように前記長手体要素21の中に設けられており、その際、前記収容部23は、前記通路の個数に対応する対称性を有する。本例では、前記収容部23は、6つに分割された回転対称性のみを有し、従って、前記収容部23に対する前記径方向開口部16dの配置の点で異なった2つの長手体要素21が、12個の長手体要素からなる積層全体を構成するために交互に用いられる。
図示されていない1代替態様の場合、軸と収容部とが12個に分割された対称性を有し、この場合、ただ1種類の長手体要素しか必要とされない。
本例では、前記回転バルブ6、7は、十分な耐熱性を有するプラスチックから製造されており、その際、中空要素1からなる前記積層は、その壁部および接続部が実質的に金属薄板で構成されている。前記回転バルブ6、7を構成するためにプラスチックを用いる場合は、特に架橋された熱可塑性プラスチックが推奨される。
前記切替部材16の前述した構造によって、前記流路の連結のシフトが、前記流体流れに対して軸方向を向いた開口部が重なることによって実現され、これにより、構造長さが著しく短縮され、前記諸構成部品の個数および成形が低減あるいは簡素化される。特に、従来技術とは異なり、中空要素1の前記積層との前記接続部の領域にある二重壁シリンダ、および前記位置固定したシリンダ壁の間に構成された環状室が必要ではなくなる。
図11〜図18は、径方向の隔壁を有する切替部材24を備えた回転バルブの実施態様および変更態様を示す。これらの場合、径方向に延びる隔壁25によって分離された通路は、周方向にずらされた穿孔部26(図16を参照)を備えた内部シリンダを介して移動され、これにより、前記通路は、前記隔壁25の移動中にそれぞれ様々な開口部26に次々と重なる。その際、前記穿孔部26の各々が、前記位置固定された内部シリンダ27と位置固定された外部シリンダ28との間に構成された環状室29内に連通する。この場合、前記外部シリンダ28には、直列に等間隔に配置された接続部30が、中空要素1の前記積層との接続のために設けられている。このような実施形態の場合、前記流路をシフト連結するための切替工程は、前記隔壁25が流体流れに対して径方向を向いた開口部26上を摺動することによって実施される。
回転バルブのこのような実施形態に関連して、以下において、従来技術に対する本発明に係る一連の改善点を説明する。
図11は、このような回転バルブの前記切替部材24の構成を供給領域31と共に示す。この供給領域は、その構造様式の点では図8の切替部材16と同様に形成されているが、こちらの場合は、切替部材の機能を担っていない。これは、前記供給領域で前記流路割り当てのシフトが行われないからである。前記供給領域31と前記切替部材24とは、相対回動不能に接続された個別の構成部品として、それらの中を共通に通る軸18を介して連結棒の方式で安全ねじ32によって互いに接続されている。
前記星形に径方向に延びる隔壁25は、その径方向の端部領域に、有利には、ばね弾性を有して配置されたシール材33を軸方向に延びるシールストリップの方式で有する。図13は、典型例としての実施態様を示す。この実施態様の場合、前記シールストリップ33はU字状の断面を有し、その際、追加的なばね弾性要素34が、前記隔壁25の端面と前記シール材33との間に挿入されている。これにより、前記個々の軸方向の通路を特に良好に互いに封止することが実現される。
前記隔壁25の径方向の端部領域におけるこのようなシールストリップの変更態様が図14に示されている。この場合、前記シール33は、前記内壁面上を摺動するシールリップの形式で構成されており、このシールリップは、パイピング状の増厚部35を介して前記隔壁25の対応する端面側溝内に形状結合により嵌め込まれている。
さらに別の有利な発展形態が図12に示されている。この発展形態の場合、前記切替部材24の中心軸18は、前記回転バルブの少なくとも一端で軸受ブッシュ36内に支承されており、この軸受ブッシュは、さらに回転シール37を有する。この回転シール37は、外部スペースに対して生じる恐れのある流体の漏れを補足的に封止する。
本発明に係る回転バルブのさらに別の実施例が、図17および図18に示されている。このバルブの場合も、前記流れ経路の連結は、径方向を向いた隔壁25と内部シリンダ27の壁部にある径方向を向いた開口部とによって行われ、これらの開口部は、図示されていない外部シリンダの環状室内に連通する。
図17および図18の実施態様では、例えば図11の実施態様とは異なり、前記隔壁25によって細分された軸方向の室への前記流体流れの供給領域が、簡単かつコンパクトに設計されている。この設計は、軸に沿って長手方向を向き、前記隔壁25により分離された前記切替部材の各室が、それぞれ1つの穿孔部38を介してそれぞれ1つの相異なる同心状の環状溝39に接続されていることによって実現される。その際、前記環状溝39の各々は、残りの他の環状溝39と同一平面にあるが、相異なる直径を有する。図17および図18のこの実施例では、ただ2つの流れ経路について、対応するシフト連結を行うためのただ2つの環状溝39が図示されている。3つ以上の同心状の環状溝を設けることも可能であり、その際、一般に特に多くの数の流れ経路、例えば前述した諸実施例のように12個の流れ経路がある場合には、構造上必要なコストがさらに増大する。しかし、このような回転バルブは、例えば、前述のヒートポンプの蒸発器/凝縮器領域を連結するために用いる際に非常に好適である。なぜなら、そこでは大抵の場合、ただわずかな数の、例えば2つまたは4つの個別の流れ経路だけが連結されるからである。
前記切替部材の前記環状溝39を前記流体流れの外部供給部に接続することは、前記シリンダに位置固定的に接続された供給板41の穿孔部40を介して行われる。その際、これらの穿孔部40の各々は前記環状溝39のただ1つに連通し、これにより、図17に示されているように、前記供給板41の前記開口部40の各々は、前記切替部材の回動状態とは無関係に、軸方向の隔壁25によって形成された、前記切替部材の軸方向の室のただ1つに接続されている。前記環状溝を流体密に分離することを保証するために、それぞれOリングシール42が、前記供給板41と前記環状溝39との間に設けられている。
図17および図18には、見やすくするために、前記外部シリンダと前記内部シリンダ27を包囲するその環状室とは図示されていない。
図19は、シフト連結された7つの流れ経路あるいは流体流れを備えた回転バルブの切替機能を模式的に示す。3つの切替状態A、B、Cが示されており、状態Cは、さらに1段階後には再び状態Aに移行する。入口側にはそれぞれ前記流体流れ1〜7の番号が付されており、出口側には前記中空要素1〜7の番号が付されている。割り当てが7回切り替わった後、あるいは前記回転バルブが完全に1回転した後、当初の連結が再び実現される。
本発明に係るヒートポンプと組み合わせるための回転バルブ7に関して図20〜図24に示された本発明に係る実施例は、ただ2つの室あるいは流路44、45を有しており、前記中空要素1の前記第2のゾーンBとの熱交換を行うための第2の流体として空気と組み合わせる際に特に適している。
この実施例の前記回転バルブ7は、ただ一重の壁の外部シリンダ47を有し、この外部シリンダは、前記中空要素1への接続のために直列に配置された径方向の開口部48を有している。前記シリンダ47に収容された回動可能な切替部材24はハブまたは軸46を含み、そこから径方向に2つの隔壁25がシリンダ壁まで延びている。図11の実施例とは異なり、前記隔壁25は、軸方向に真っ直ぐに実施されてはおらず、また、従来技術の特許文献1により公知であるように連続螺旋としても実施されてはいない。その代わりに、前記隔壁25は段状に螺旋化されており、これは特に図22の展開図から見て取れる。
前記切替部材24の前記隔壁25の段状の螺旋によって、軸方向に前後に配置された複数の切替部材部分49、50で容易に構成することが可能となる。図23は、この場合の切替部材部分49を示しており、切替部材部分が、中央領域に共通部品の繰り返しとして設けられている例である。これらの共通部品は、それぞれ所定の度数だけ互いにずらして配置されている。前記切替部材部分49は、回動軸線に対して平行に径方向に延びる平坦な隔壁区域49aと、回動軸線に対して垂直方向に延びて前記隔壁区域49aに接続する、本例では開口角30°のカバー部49bとを有し、これらよって、全体として、前記切替部材24の段状に螺旋化された室あるいは流路44、45が構成される。
端部側に配置された、密閉部材を構成する切替部材部分50は、180°の開口角を有する個々のカバー部50bを有し、これらの180°カバー部は、前記切替部材24の対向し合う両端部に互いに対して逆向きに配置されている。これにより、外部供給部と外部排出部とが容易に前記室44、45として構成される。なぜなら、前記流体(ここでは空気)が前記外部シリンダ47の一方の端面からのみ供給され、それに対向する端面からのみ排出されることが可能となるからである(図22の展開図も参照)。この場合、前記第2のゾーンBの前記中空要素が有する当該時点の動作状態に応じて、供給される空気は、蒸発器空気または凝縮器空気と呼ぶこともできる。
基本原理としては必ずしも必要ではないが、前記回転バルブのさらに別の好ましい細部として、径方向に端部側において前記隔壁区域25、49に設けられた、前記シリンダ47の曲率に相応するカバー耳部51がある。このカバー耳部51の開口角は、前記シリンダ壁の開口部48の開口角とほぼ同じ大きさであり、これにより、ある状態において(図21を参照)、それぞれ個々の中空要素1または設計によっては複数の中空要素が、前記第2のゾーンBに対して閉鎖されている。これは、動作時において、前記流れ経路の連結の断熱的な中間段階であり、これにより、本ヒートポンプの効率をさらに改善することができる。
本例では、12個の中空要素1が用いられており、従って、それぞれ30°ずつ回動して互いにずらして整向された、全部で12個の切替部材部分49、50が組み合わされて切替部材24となっている。しかしまた、前記回転バルブの機能にあまり影響を及ぼすことなく、所定の数の中空要素において、異なった段部を設けることも考えられる。
図25には、さらに別の実施例に従った回転バルブ100の切替機能が平面的に示されている。前記回転バルブ100は、複数の供給部101〜112および排出部201〜212を含み、これらの排出部は、個々に、接続ライン126あるいは128および129を介して前記供給部101〜112に割り当てることができる。前記供給部および排出部は、例えば熱的に活性なモジュール301〜312に接続されている。
前記回転バルブ100は切替部材114を含み、一方、この切替部材は回転体115を含む。この回転体は、矢印116によって示唆されているように回動可能である。前記回転体115の中には、第1の熱交換器が冷却器118の形態で示されており、この冷却器の下流側にはポンプ119が接続されている。また、第2の熱交換器が加熱器120として実施されている。
図25に示された前記回転バルブ100は、図1〜24の諸実施例を用いて上述してきたような12個の熱的に活性なモジュールにおける熱媒流体の貫流を制御するために用いられる。図25に示された前記回転バルブ100によって、前記12個の熱的に活性なモジュール301〜312の中に連続的に熱媒流体を貫流させることができる。前記モジュールのそれぞれ2つの間に、熱源、特に前記加熱器120と、ヒートシンク、特に前記再循環冷却器118とが接続されている。前記回転バルブ100は、前記加熱器120および前記再循環冷却器118の中間接続の場所を段階的に移動させる働きをし、その際、前記加熱器および前記再循環冷却器は前記模式図の回路を直接実現した場合には一緒に回転する必要があるのに対して、ここではその必要がない。従って、図25とは異なり、前記冷却器118、前記ポンプ119および前記加熱器120は、典型例としての構造上の実施例を示すこれ以降の図では、前記回転バルブ100の外部に位置固定して配置されている。
図26および図27には、図25の回転バルブ100がまず模式的な展開図で示されている。この回転バルブ100は12個の供給部101〜112を含み、これらの供給部は入口とも呼ばれ、供給領域81として統合されている。同様に、前記回転バルブ100は12個の排出部201〜212を含み、これらの排出部は出口とも呼ばれ、排出領域82として統合されている。前記供給部101〜112は、前記回転体115を含む前記切替部材114を用いることで、前記回転体115が前記矢印116の方向に回動するときに様々に前記排出部201〜212に接続することができる。図26および図27では、前記冷却器118および前記加熱器120はハウジング125の外部に配置されている。
各供給部101〜112および各排出部201〜212には、前記ハウジング125の端面の開口部が割り当てられており、このハウジングは、ほぼ中空円筒の形態を有する。前記供給部と排出部は前記ハウジング125の端面に連通している。前記ハウジング125の各開口部には、前記回転体115の開口部を割り当てることができる。これらの割り当てによって、前記供給部101〜112の各々を所定通りにそれに関連付けられた排出部201〜212に接続することができる。図26に示された実施例の場合、前記供給部102〜106および108〜112は、それぞれ1つの通過路126を介して前記関連付けられた排出部202〜206および208〜212に接続されている。前記通過路126は、直線状に前記回転体115の中を延通している。
前記供給部101および107は、中断された接続路128、129を介してそれぞれ前記関連付けられた排出部201、207に接続されている。前記接続路128、129は、前記冷却器118あるいは前記加熱器120を介して流れの転向を余儀なくさせるように隔壁等によって部分路128a、128bあるいは129a、129bに細分されている。このために、前記ハウジング125内に4つの環状室131〜134が設けられており、これらの環状室は、図26および図27の展開図では直線的な通路として示されている。前記供給部101は、前記中断された接続路129を介して前記環状室133に接続されており、一方、この環状室は前記加熱器120に接続されている。
前記加熱器120は、前記環状室134を介して前記排出部201に接続されている。同様に、前記供給部107は、前記環状室131を介して前記冷却器118に接続されており、一方、この冷却器は、前記環状室132と前記中断された接続路128とを介して前記排出部207に接続されている。前記回転体115を前記矢印116の方向に回動することによって、前記通過路126および前記中断された接続路128、129は、他の供給部および排出部に割り当てられる。この移動は、好ましくは段階的に行われ、すなわち、前記回転体115内に設けられた通路126、128、129の前記連通開口部が前記ハウジング125の、対応する開口部と重なるときに、常に前記回転体115は停止する。
図27には、前記回転体114が図26に対して1段階回動したところが示されている。図27では、前記供給部102は、前記加熱器120を介して前記関連付けられた排出部202に接続されている。同様に、前記供給部108は、前記冷却器118を介して前記関連付けられた排出部208に接続されている。前記残りの供給部101、103〜107、109〜112は、前記通過路126を介して前記関連付けられた排出部201、203〜207、209〜212に直接接続されている。
図28〜図30には、図26および図27で簡略的に示された前記回転バルブ100が、やや詳細に示されている。長手方向に切り開いて示された前記円筒状のハウジング125の中で、前記回転体115は、支承されて周囲方向に封止された駆動軸150によって回動可能に駆動されている。軸方向に前記回転体115を支承するために、前記ハウジング125の各端面にそれぞれ2つのセラミックシール板151、152が設けられている。前記セラミックシール板151は、前記ハウジング125に固定的に割り当てられている。前記セラミックシール板152は、前記回転体115に割り当てられており、この回転体と共に前記セラミックシール板151と前記ハウジング125とに対して相対的に回動する。前記両板の対には、(図示されていない)ばね機構を介して互いに対する弾性予荷重を印加しておくことができる。
4つの環状室または環状スペース131〜134が、それぞれ径方向の開口部141〜144を介して前記関連付けられた接続路128、129に接続されている。前記径方向の開口部141〜144は径方向の貫通窓であり、この貫通窓は、前記環状室131〜134と径方向に内部に配置された軸方向の前記接続路128、129との間の流体接続を生じさせる。これらの接続路は、他の全ての接続路126とは異なり、少なくともそれぞれ1つの隔壁128cあるいは129cによって2つの部分路128aおよび128bあるいは129aおよび129bに細分されている。これらの部分路128a、128bあるいは129a、129bと前記環状室131〜134との間の割り当ては、好ましくは、それぞれ2つの隣接する環状室131、132および133、134が、対応する、すなわち互いに位置合わせされた供給部101;107および排出部201;207に接続されるように選定されている。これにより、前記回転体115の状態あるいは回動に応じて、常に、前記全部で12個ある流体経路のうちの1つの流体経路が前記加熱器120の中を導通され、かつ、他の1つの流体経路が前記冷却器または再循環冷却器118の中を導通される。
図28では、前記流体は、前記供給部101から前記径方向の開口部143と前記環状室133とを介して前記加熱器120に達し、これが矢印121によって示唆されている。さらに別の矢印122によって示唆されているように、前記流体は、前記加熱器120から前記環状室134と前記径方向の開口部144とを介して前記放出部201に達する。同様に、前記流体は、前記供給部107から前記径方向の開口部141と前記環状室131とを介して前記冷却器118内へ達する。これが矢印123によって示唆されている。さらに別の矢印124によって示唆されているように、前記流体は、前記冷却器118から前記環状室132と前記径方向の開口部142とを介して前記排出部207に達する。
図28から見て取れるように、回転子軸は前記円筒状のハウジング内において軸受155、156によって支承されており、内部体積全体はシール要素154によって周囲に対して封止されている。さらに、前記4つの環状室131〜134を軸方向に互いに封止するためには、前記2つの、好ましくはセラミック面シールの対151、152は別にして、ただ3つのさらに別のシール要素157、158、159しか必要とされない。
図29および図30には、図28の前記回転バルブ100による2つの段階が示されている。図29には、矢印161および162によって、どのように前記流体が前記加熱器120から前記径方向の開口部144に達するのかが示されている。図30には、さらに別の矢印163および164によって、どのように前記流体が前記冷却器118から前記径方向の開口部142に達するのかが示されている。さらに、これらの断面図は、12個の軸方向室に細分された回転体115を示しており、この回転体は、好ましくは、プラスチック射出成形要素が共通の軸150上に形状結合によって積層されたものである。符号128および129は、隔壁128cあるいは129cによってそれぞれ2つの部分路128a、128bあるいは129a、129bに細分された通過路を示す。
前記蒸発/凝縮ゾーンの流体回路を制御するために、わずかに変更されたバルブを用いることが有利であり、このバルブの展開図が、図31および図32に2つの状態について示されている。
図31に示されているように、前記回転体115は、前記符号128および129で示された、中断された通過路のみを有する。これらの通過路は、ここでもそれぞれ隔壁128cおよび129cによって部分路128a、128bあるいは129a、129bに細分されており、環状室131〜134への径方向の貫通窓を有し、一方、これらの貫通窓は、対として2つの熱伝導体に接続されており、これらの熱伝導体は「冷却体」および「再循環冷却器」という名称で示されている。従って、図示されたこの実施形態には、符号126に該当する範疇の純粋な通過路は存在しない。
図32は、その後の状態にある前記回転バルブを示す。
この変更実施形態によって、前記回転バルブの切替状態に応じて、熱的に活性なモジュール301〜312を独自の搬送機構で駆動される少なくとも2つの分離された流体回路に割り当てることが可能となり、これらの流体回路内で、前記割り当てられたモジュールの中を流体が貫流する。
前記回転体115の中に2つのグループの通過路128および129をそれぞれ平行に通すことによって、複数の径方向の貫通窓が必要となり、これらの貫通窓が、前記全部で4つの必要な環状室のうちのそれぞれ1つの共通の環状室内へ流れを接続させる。好ましくは、前記回転体では、1つのグループの通過路内に前記隔壁が必要ではなくなり、これにより、環状室1つ当たりただ1つの大きな貫通窓しか必要とされない。これについては、ここでは図で詳細に説明することはしない。
図26、27あるいは図31、32のこれらの両実施形態は、前記範疇126、128および129に該当する貫通路の分割に関するただ2つの例に過ぎない。これらの範疇の貫通路のさらに別の分割も当然可能であり、特殊な用途にとっては有用でもある。
特に個々の通過路はまた完全に閉鎖しておくことも可能であり、これにより、そこで断熱プロセスを強制的に生じさせることができる。好ましくは、これは、図31の前記通路128a、128b、129aおよび129bの径方向の開口部を閉鎖することによって実現される。
前記回転バルブ100は、とりわけ以下の利点を有する。切替機能を高度に統合することで、2つの従来の回転バルブに取って代わる。駆動および制御に関するコストが削減される。構造がコンパクトで材料が節約される。例えばプラスチック射出成形部品を用いることができ、製造が容易で費用対効果に優れる。セラミックディスクあるいはセラミックプレート151、152によって面シールが容易に実現でき、磨耗しにくい。流れ経路が短く、各流れ経路間の熱交換が少ない。摩擦が少なく、必要とされる駆動トルクが小さい。バイパス損失が小さい。
図33〜37は、回転バルブ100のさらに別の実施形態を示し、この実施形態は、図25〜図29の回転バルブの変更態様である。従って、可能な限り、図25〜29の例と同じ符号が用いられている。
図25の例と異なり、図33の例では、熱的に活性なモジュール301〜312の一部分、すなわち、図の切替状態では前記モジュール305〜310が反対方向に貫流される。この反対方向に貫流されるモジュールの部分は、前記回転バルブ100あるいはその回転体115の切替状態と共に変化する。
それぞれ、前記モジュール301〜312の半分が、前記冷却器118の後および前記加熱器120の前で連続的な貫流状態にあり(吸着モード)、もう一方の半分がそれぞれ前記加熱器120の後および前記冷却器118の前で同状態にある(脱着モード)。逆向きのこの貫流によって、前記モジュール301〜312の、その長さLにわたる温度Tの変化に対して、より良好な適合が実現される。図38は、加熱プロセス(加熱器120の後)における流体の温度変化A、モジュール1の、その長さLにわたる温度変化Bおよび冷却プロセスにおける流体の温度変化Cを示す具体的なグラフである。前記モジュール1にわたる流体流れA、Cに関して、反対方向であることは矢印によって表されている。
当然ながら、それぞれ平行に貫流されるモジュールの前記両グループはまた相異なる大きさであってもよく、これにより、前記割り当てられたプロセスの相異なる動力学に対処することができる。
前記モジュール301〜312を通る流れ方向の逆転を構造上実現することは、前記回転体115内の袋状通路165、166によって可能となる。これらの袋状通路165、166の各々は2つの通路を含み、これらの通路は、径方向を向いたそれぞれ1つの接続開口部を介して、前記環状室131、132、133、134のそれぞれ1つに連通する。図34の切替状態の例では、流体は、前記供給部106から前記袋状通路165の一方の通路を通って前記環状室131に流入し、そこから前記冷却器118を介して前記環状室132に流入する。この流体は、次に前記袋状通路165のもう一方の通路を通って逆方向に前記排出部207へと流れる。その際、この排出部207は、前記回転バルブ100の、前記供給部106と同じ端面側に配置されている。
径方向を向いた開口部を介して前記袋状通路165、166の個々の通路と前記環状室131〜134との間の流入あるいは流出が行われることが、それぞれ流れを示す矢印記号によって平面的に示されている。すなわち、円に点を伴う記号(「矢の先端」)が前記環状室へ流入する流体を示し、円に十字を伴う記号(「矢の尾部」)が前記環状室から流出する流体を示す。
同様の流体の導通が、前記回転バルブの対向する端面側で、前記供給部112、前記排出部201、前記袋状通路166および前記環状室133、134に関しても行われ、これらの環状室の間には前記加熱器120が配置されている。
前記袋状通路165、166は、構造上の独自性、すなわち、前記回転体の中を完全に延通する通過路126が、前記回転体115内のその延在部に、前記回転体の周方向におけるそれぞれ1つのオフセット126a(角度オフセット)を有するという構造上の独自性を生じる。このオフセットは、前記回転体の隣接する供給部あるいは排出部の角度単位と一致し、従って、例えば具体例として、各端面側に12個の供給部および放出部がある場合には30°という角度になる。これにより、全体的に前記袋状通路を立体的に迂回することが実現される。この迂回がなければ、前記袋状通路の平面上に前記通過路126の幾つかが延在することになってしまうであろう。この構造の場合、同時にまた、図33に示されているように、接続された前記モジュールの中を流体が所望通りに連続的に貫流することが実現される。
図35は、図34の例の変更態様を示す。この変更態様の場合、前記オフセット126aは、第1の部分オフセット126bと第2の部分オフセット126cとが合計されたものであり、その際、通過路126の前記両部分オフセット126b、126cは、前記回転体115の構造上の様々な区域に配置されており、すなわち、それぞれ前記環状室131と132との間および前記環状室133と134との間に存在する。これにより、前記オフセットにより生じる圧力降下を低減すること、あるいは構造上の実現を全体的に簡素化することが可能となる。
図36は、図28と類似した前記回転バルブの図であり、構造上の実現に関する詳細な提案事項を含んでいる。図28で行われているのと同様に、前記ハウジング125に対する前記回転体115の端面側の封止が、それぞれセラミックシール板151、152の対によって行われており、これらのセラミックシール板のうち、それぞれ、1つのシール板152が前記回転体115と共に回動し、1つのシール板151がハウジングに固定して取り付けられている。あるいは、1つのシール板を複数の個別の小さなシールディスクで代替することも可能である。
前記シール板151、152は、シール作用を向上させるために力が印加されることによって互いに当接して支持し合う、あるいは互いに押圧し合う。この力の印加は、ばね弾性部材167によって行われる。このばね弾性部材は、弾性を有して組立中に圧縮される複数の接続片168(1つの接続片に関しては模式的に図示されている)として構成されており、その際、前記接続片は、波形ベローズまたはホース区域として形成されている。代替的あるいはまた補完的な実施形態では、個別のばね部材167’を設けることも可能である。
前記通過路126の個数に従った10個の前記接続片168が、前記回転体115の第1の部分体169と第2の部分体170との間にある。前記両部分体169、170は、それぞれ前記環状室131〜134のうちの2つと、それぞれ前記部分体169、170の周縁部に沿った2つのシール要素171とを含み、これらのシール要素によって前記環状室131〜134が封止される。
前記シール要素171は、少なくともある一定の行程にわたって軸方向に滑動することができ、これにより、弾性予荷重あるいは力の印加に相当する、前記部分体169、170の互いに相対的な軸方向の移動が可能となっている。
前記部分体169、170が弾性力により互いに相対的に回動することを回避するために、さらに、図示されていない形状結合手段あるいは周方向に作用するストッパを設けておくことができ、これらは、前記部分体の軸方向の変位を許すが、互いに対して相対的に回動することを阻止する。
代替的または補完的に、前記部分体間に追加的なばねを設けることも可能であり、これにより、前記シール板151、152に予荷重力を印加できる。
前記回転体115の軸150を軸受155、156で支承すること、および軸シール154によって支承することは、図28の例と同じように行われる。前記軸は、前記両部分体169、170に従って2つに分割しておくか、あるいは、ただ端面側の軸ジャーナル部だけで構成することも可能である。これはまた、要求仕様に応じて中断なしの軸150であってもよく、この軸の上に前記部分体169、170が軸方向に変位可能に載設されている。
図37は、さらに具体的に説明するために、図28の切断線A−AおよびB−Bに沿った前記回転バルブ100の断面図を示す。上方の径方向の接続部はそれぞれ前記加熱器120につながり、下方の径方向の接続部はそれぞれ前記冷却器118につながる。さらに、前記袋状通路165および166ならびに様々な方向に貫流される通過路125が見て取れる。
前記各実施例の独自の特徴を要求仕様に従って、有用に互いに組み合わせることができることは自明である。
1 中空要素、ピッチ、モジュール
2 連結棒
3 流路
3a、3b 接続部
4 流路
4a、4b 接続部
5 支持フレーム
6 回転バルブ、バルブ装置
6a 回動中心軸
6b 供給領域
6c 供給部
6d 接続部、排出部
7 回転バルブ、バルブ装置
7a 回動中心軸
7b 供給領域
7c 供給部
7d 接続部
8 駆動ユニット
8a 電動モータ
8b 歯付ベルト
8c 駆動輪
9 スペーサ部材
10 部分要素
10a 蓋板
11 吸着要素
12 ブリッジ
13 密閉板
14 貫流経路、流れ経路、貫流領域
14a スペーサ部材
15 接続片
16 注入細管、切替部材、長手体
16a 穿孔部、溝、通路
16b 突出部、シール部材
16c 環状室
16d 穿孔部
17 中空シリンダ、外部シリンダ、壁部
17a 接続開口部、排出部
18 中心軸、中心軸線
19 制御ディスク、供給領域
19a 開口穿孔部、供給開口部、供給領域、供給部
20 シール要素
20a フィンガー部
21 長手体要素
22 端部部材
23 収容部
24 切替部材
25 隔壁
26 穿孔部、開口部
27 内部シリンダ、円筒状の壁
28 外部シリンダ
29 環状室
30 接続部
31 供給領域、切替部材
32 安全ねじ
33 シール材
34 弾性要素
35 増厚部、溝
36 軸受ブッシュ
37 回転シール
38 穿孔部
39 環状溝
40 開口部
41 供給板
42 Oリングシール
43 断熱板
44 室、流路
45 室、流路
46 ハブ、軸
47 外部シリンダ
48 開口部
49 切替部材部分、切替部材要素
49a 隔壁区域
50 切替部材部分、切替部材要素
50a カバー部
51 カバー耳部
81 供給領域
82 排出領域
100 回転バルブ
101〜112 供給部、開口部
114 切替部材
115 回転体
116 矢印
118 冷却器、再循環冷却器
119 ポンプ
120 加熱器
125 ハウジング
126 接続ライン、通過路、通路、開口部
126a オフセット
126b、126c 部分オフセット
128 接続ライン、接続路、通路、開口部
128a、128b 部分路
128c 隔壁
129 接続ライン、接続路、通路、開口部
129a、129b 部分路
129c 隔壁
131〜134 環状室、環状スペース
141〜144 開口部
150 駆動軸、軸
151、152 セラミックシール板、セラミック面シール、セラミックディスク、セラミックプレート
154 シール要素
155、156 軸受
157〜159 シール要素
161、162 矢印
165、166 袋状通路
167 ばね弾性部材
167’ ばね部材
168 接続片、ばね弾性部材
169、170 部分体、構造区域
201〜212 排出部、開口部
301〜312 モジュール
A 第1のゾーン、収着側
B 第2のゾーン、蒸発/凝縮側、蒸発器側

Claims (50)

  1. 回転バルブであって、
    流体の複数の流れに関する複数の位置固定した個別の供給部(6c、19a;101〜112)を備えた供給領域(6b、19、81)と、
    前記流体の複数の流れに関する複数の、特に前記供給部と同数の位置固定した個別の排出部(6d、17a;201〜211)を備えた排出領域(82)とを含み、
    前記供給領域(6b、19、81)と前記排出領域(82)との間に、軸線を中心に回動可能な切替部材(16、31、24;114)を備えた切替領域が設けられており、
    前記切替部材(16;114)の第1の状態において、前記複数の供給部(6c、19a;101〜112)が前記複数の排出部(6d、17a;201〜212)に第1の割り当てで接続されており、および、
    前記切替部材(16;114)の第2の状態において、前記複数の供給部(6c、19a;101〜112)が前記複数の排出部(6d、17a;201〜212)に第2の割り当てで接続されている回転バルブにおいて、
    前記切替部材(16;114)が、軸に沿って前記回動軸線の方向に前記流体流れが貫流する、前記切替部材と共に移動される複数の開口部(16a、126、128、129)を含み、これらの開口部が、前記切替部材(16;114)の回動中に、位置固定されて軸方向を向いた複数の開口部(19a、101〜112、201〜212)にシフトして重なり、
    前記排出部(17a;201〜212)に対する前記供給部(19a;101〜112)の前記様々な割り当てが、前記軸方向を向いた開口部(16a、19a)の前記シフトによる重なりによって行われることを特徴とする回転バルブ。
  2. 前記切替部材(16)が軸方向の長手体として構成されており、この長手体が位置固定したほぼ円筒状の壁部(17)内に収容されていて、前記供給部(19a)または前記排出部(17a)が、前記壁部(17)の径方向を向いた開口部を介して結合されていることを特徴とする請求項1に記載の回転バルブ。
  3. 前記長手体が、前記複数の供給部(19a)に等しい個数の、軸方向を向いた個別の前記流体流れ用通路(16a)を有し、各通路が、前記壁部の前記開口部(17a)の1つに接続するための径方向の開口部(16d)を有することを特徴とする請求項2に記載の回転バルブ。
  4. 両者の少なくとも一方、すなわち長手体(16)または壁部(17)が、環状に周回しているシール部材(16b)を有し、これらのシール部材が、前記両者のそれぞれ他方、すなわち長手体(16)または壁部(17)と協働して密封する働きをし、これにより、前記壁部の前記開口部(17a)が互いに分離されていることを特徴とする請求項2または3のいずれか1項に記載の回転バルブ。
  5. 前記シール部材が、径方向の突出部(16b)において両者の少なくとも一方によって、すなわち長手体(16)または壁部(17)によって収容されているシール材を含むことを特徴とする請求項4に記載の回転バルブ。
  6. 前記シール部材(16b)が前記長手体および/または前記壁部と一体的に構成されていることを特徴とする請求項4に記載の回転バルブ。
  7. 前記長手体(16)がほぼ一体的な構成部品として形成されていることを特徴とする請求項2〜6のいずれか1項に記載の回転バルブ
  8. 前記長手体(16)が、軸方向に積層された複数の長手体要素(21)を含むことを特徴とする請求項2〜6のいずれか1項に記載の回転バルブ。
  9. 前記長手体要素(21)の少なくとも幾つかが共通部品として構成されていることを特徴とする請求項8に記載の回転バルブ。
  10. 前記切替部材が、その中を軸方向に通る回動可能な軸(18)によって支持されており、その際、特に前記軸(18)が、軸方向に互いに前後に配置された複数の前記切替部材の構成部品(16、21、24、31)を保持するための連結棒として構成されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の回転バルブ。
  11. 前記切替部材が端部側で支承部材を介して回動可能に支承されており、特に前記支承部材が前記流体を封止するための回転シールを有することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の回転バルブ。
  12. 前記供給部および排出部の個数が少なくとも4個、特に少なくとも8個であることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の回転バルブ。
  13. 回転バルブであって、
    流体の複数の流れに関する複数の位置固定した個別の供給部(6c、19a)を備えた供給領域(6b、19)と、
    前記流体の複数の流れに関する複数の、特に前記供給部と同数の位置固定した個別の排出部(6d、17a)を備えた排出領域とを含み、
    前記供給領域(6b、19)と前記排出領域との間に、軸線を中心に回動可能な切替部材(16、31、24)を備えた切替領域が設けられており、
    前記切替部材(16)の第1の状態において、前記複数の供給部(6c、19a)が前記複数の排出部(6d、17a)に第1の割り当てで接続されており、および、
    前記切替部材(16)の第2の状態において、前記複数の供給部(6c、19a)が前記複数の排出部(6d、17a)に第2の割り当てで接続されている回転バルブにおいて、
    前記切替部材(24)が、複数の平行な通路を備えた長手体を形成する軸方向に延びる隔壁(25)として構成されており、その際、前記隔壁(25)の径方向端部側の領域に、軸方向に延びた個別のシール材(33)が設けられており、このシール材によって前記隔壁(25)が前記切替部材を含む円筒状の壁(27)に対して密封して支持されていることを特徴とする回転バルブ。
  14. 前記シール材(33)がU字状、H字状またはX字状の断面を有することを特徴とする請求項13に記載の回転バルブ。
  15. 前記シール材(33)が弾性のシール突起部を有し、このシール突起部が前記円筒状の壁(27)に当接していることを特徴とする請求項13に記載の回転バルブ。
  16. 前記シール材(33)が形状結合によって隔壁(25)の溝(35)内に嵌め込まれていることを特徴とする請求項13〜15のいずれか1項に記載の回転バルブ。
  17. 前記割り当てを変更するために、前記通路が、位置固定した内部シリンダ(27)の内壁の、周方向にずらされて径方向を向いた開口部(26)にシフトして重なり、前記内部シリンダ(27)とこの内部シリンダを取り囲む外部ハウジング(28)との間に、相互に分離されて軸方向に互いに前後に配置された環状室(29)が設けられていることを特徴とする請求項13〜16のいずれか1項に記載の回転バルブ。
  18. 回転バルブであって、
    流体の複数の流れに関する複数の位置固定した個別の供給部(6c、19a)を備えた供給領域(6b、19)と、
    前記流体の複数の流れに関する複数の、特に前記供給部と同数の位置固定した個別の排出部(6d、17a)を備えた排出領域とを含み、
    前記供給領域(6b、19)と前記排出領域との間に、軸線を中心に回動可能な切替部材(16、31、24)を備えた切替領域が設けられており、
    前記切替部材(16)の第1の状態において、前記複数の供給部(6c、19a)が前記複数の排出部(6d、17a)に第1の割り当てで接続されており、および、
    前記切替部材(16)の第2の状態において、前記複数の供給部(6c、19a)が前記複数の排出部(6d、17a)に第2の割り当てで接続されている回転バルブにおいて、
    前記切替部材が、複数の平行な通路を備えた長手体を形成する軸方向に延びる隔壁(25)として構成されており、この場合、前記通路の各々が、回動軸線に対して同心状である複数の前記切替部材の環状溝(39)の1つに接続されており、前記環状溝(39)の各々が、前記供給部または排出部のそれぞれの位置固定した開口部(40)に重なっていることを特徴とする回転バルブ。
  19. 前記割り当てを変更するために、前記通路が、位置固定した内部シリンダ(27)の内壁の、周方向にずらされて径方向を向いた開口部(26)に重なり、前記内部シリンダ(27)とこの内部シリンダを取り囲む外部ハウジング(28)との間に、互いに分離されて軸方向に相互に前後に配置された環状室(29)が設けられていることを特徴とする請求項13〜16のいずれか1項に記載の回転バルブ。
  20. a)前記複数の供給部(101〜112)のうちの少なくとも1つの供給部が、第1の熱交換器割り当てにおいて、特に加熱器(120)のような第1の熱交換器を介して、関連付けられた排出部(201〜212)に接続されていること、
    b)前記複数の供給部(101〜112)のうちの少なくとも1つの別の供給部が、第2の熱交換器割り当てにおいて、特に冷却器(118)のような第2の熱交換器を介して、関連付けられた排出部(201〜212)に接続されていること、
    c)前記複数の供給部(101〜112)の残りの供給部が、通過部割り当てにおいて、特にそれぞれ1つの通過路(126)を介して、関連付けられた排出部に接続されていること、
    を特徴とする請求項1〜19のいずれか1項に記載の回転バルブ。
  21. 前記切替部材(114)が多数の通過路(126)を備えた回転体(115)を有し、これらの通過路が、前記通過路割り当てにおいて前記残りの供給部(101〜112)を前記関連付けられた排出部(201〜212)に接続することを特徴とする請求項1〜20のいずれか1項に記載の回転バルブ。
  22. 前記通過路(126)が軸方向に前記回転体(115)の中を延通していることを特徴とする請求項21に記載の回転バルブ。
  23. 複数の、特に4つの環状室(131〜134)が前記回転体(115)の周囲に延びており、これらの環状室が、前記回転体(115)の状態に応じて、それぞれ前記供給部(101〜112)の1つおよび/または前記排出部(201〜212)の1つに接続されていることを特徴とする請求項21および22のいずれか1項に記載の回転バルブ。
  24. 前記環状室(131、132、133、134)のそれぞれ2つが、前記熱交換器の1つを介して対として互いに接続されていることを特徴とする請求項23に記載の回転バルブ。
  25. 前記環状室(131〜134)が、径方向の開口部(141〜144)と軸方向に中断された接続路(128、129)とを介して、対として前記供給部(101〜112)の1つまたは前記排出部(201〜212)の1つに接続されていることを特徴とする請求項24に記載の回転バルブ。
  26. 前記供給部が連続的に前記様々な通過路(126)または前記環状室(131〜134)と前記熱交換器の1つとを介して前記関連付けられた排出部(201〜212)に接続されるように、前記回転体(115)が設計されており、かつ、この回転体が固定的なハウジング(125)の中で段階的に回動可能であることを特徴とする請求項24および25のいずれか1項に記載の回転バルブ。
  27. 前記ハウジング(125)が、実質的に中空円筒の形状を有することを特徴とする請求項26に記載の回転バルブ。
  28. 前記回転体(115)が軸方向に積層された複数の長手体要素を含むことを特徴とする請求項21〜27のいずれか1項に記載の回転バルブ。
  29. 前記長手体要素の少なくとも幾つかが共通部品として構成されていることを特徴とする請求項28に記載の回転バルブ。
  30. 前記回転バルブの第1の個数の通過路(126)がそれぞれ第1の流れ方向に貫流され、前記回転バルブの第2の個数の通過路(126)が、前記第1の流れ方向とは逆向きの第2の流れ方向に貫流されることを特徴とする請求項20〜29のいずれか1項に記載の回転バルブ。
  31. 前記回転バルブの少なくとも1つの供給部(106、112)と1つの排出部(201、207)とが前記回転バルブの袋状通路(165、166)に接続されており、特に前記袋状通路(165、166)の前記供給部と前記排出部とが前記回転バルブの同じ端面側に連通することを特徴とする請求項30に記載の回転バルブ。
  32. 前記第1の個数の通過路(126)と前記第2の個数の通過路(126)とのいずれもが、それらの長さにわたって、前記回転体の周方向におけるオフセット(126a)を有すること、特に、隣接する供給部(101〜112)と排出部(201〜212)との角距離の大きさにおけるオフセット(126a)を有することを特徴とする請求項30または31に記載の回転バルブ。
  33. 通過路の前記オフセット(126a)が、軸方向に互いに前後に配置された前記回転バルブの構造区域(169、170)における少なくとも1つの第1の部分オフセット(126b)と1つの第2の部分オフセット(126c)とを含むことを特徴とする請求項32に記載の回転バルブ。
  34. 前記回転バルブの回転体(115)が共に回動するシール板(152)を有し、このシール板が、軸方向に面状に密封するようにハウジング(125)の固定シール板(151)に当接しており、特に前記シール板(151、152)がセラミック材料からなることを特徴とする請求項1〜33のいずれか1項、特に請求項1〜12または20〜33のいずれか1項に記載の回転バルブ。
  35. 前記回転バルブの回転体(115)が、軸方向に互いに前後に配置された2つの部分体(169、170)を含み、前記部分体(169、170)が、軸方向に力が印加されて互いに支持し合っていることを特徴とする請求項1〜34のいずれか1項、特に請求項1〜12または20〜34のいずれか1項に記載の回転バルブ。
  36. 前記部分体間にばね弾性部材(168)が、特に前記部分体(169、170)の通過路(126)を接続するための弾性接続片の形態で設けられていることを特徴とする請求項35に記載の回転バルブ。
  37. ヒートポンプであって、
    複数の中空要素(1)であって、前記中空要素(1)の各々に少なくと1つの第1ゾーン(A)と第2のゾーン(B)とが、前記中空要素(1)内に配置された作動媒体を熱力学的な状態変数に応じて移動させるために備えられており、その際、前記中空要素(1)の各々が、第1の流体によって貫流され得る前記中空要素(1)の第1の流路(3)を備えた前記第1のゾーン(A)と、第2の流体によって貫流される得る前記中空要素(1)の第2の流路(4)を備えた前記第2のゾーン(B)とに接続されており、これにより、それぞれ熱エネルギーが前記流体の1つと前記ゾーンの1つ(A、B)との間で交換可能である中空要素と、
    バルブ装置(6、7)であって、前記ゾーンの1つの前記流路が前記バルブ装置(6、7)によって連続的に互いに連結可能であり、かつ、前記連結の順序が前記バルブ装置(6、7)によって前記ヒートポンプの動作中にシフトされるバルブ装置と、
    を含むヒートポンプにおいて、
    前記バルブ装置(6、7)が、請求項1〜36のいずれか1項に記載の回転バルブを含むことを特徴とするヒートポンプ。
  38. 前記中空要素(1)が吸着要素として構成されており、その際、前記吸着要素が、前記第1のゾーン(A)の領域に前記作動媒体用の吸着/脱着領域を有し、かつ、前記第2のゾーン(B)の領域に前記作動媒体用の凝縮/蒸発領域を有することを特徴とする請求項37に記載のヒートポンプ。
  39. 前記流路の少なくとも1つが端部側の接続片(15)を有し、前記流体が、前記接続片(15)の領域で複数の流れ経路(14)に分配されることを特徴とする請求項37または38に記載のヒートポンプ。
  40. 前記流体用の1つまたは複数の流れ経路(14)が、互いに連続して配置された部分要素(10)間の間隙によって構成されていることを特徴とする請求項37〜39のいずれか1項に記載のヒートポンプ。
  41. 前記貫流経路(14)が、表面積を拡大する構造、特にフィンを備えていることを特徴とする請求項37〜40のいずれか1項に記載のヒートポンプ。
  42. 前記中空要素(1)がそれぞれ個別のモジュールとして構成されており、これらのモジュールが、特に互いに熱接触していないことを特徴とする請求項37〜41のいずれか1項に記載のヒートポンプ。
  43. 隣接した中空要素(1)間に、熱絶縁性の、特に弾性の材料からなる層が配置されていることを特徴とする請求項42に記載のヒートポンプ。
  44. 前記バルブ装置が、幾つかの個別の、特に電磁操作式のマニホールドバルブを連結して構成されていることを特徴とする請求項37〜43のいずれか1項に記載のヒートポンプ。
  45. 前記バルブ装置が、請求項1〜36のいずれか1項に記載の少なくとも1つの、特に少なくとも2つの回転バルブ(100)を含むことを特徴とする請求項37〜44のいずれか1項に記載のヒートポンプ。
  46. 前記中空要素(1)の前記流路の少なくとも幾つかが、弾性を有する変形可能な接続片を介して前記回転バルブ(100)の前記供給部および/または排出部(6c、6d、30)に接続されていることを特徴とする請求項45に記載のヒートポンプ。
  47. 前記第2の流体が空気であることを特徴とする請求項37〜46のいずれか1項に記載のヒートポンプ。
  48. 前記第2の流体の回転バルブ(100)が、段状に螺旋化された隔壁(25)を有する切替部材(24)を具備し、特に螺旋の段部の個数が中空要素(1)の個数と一致することを特徴とする請求項37〜47のいずれか1項に記載のヒートポンプ。
  49. 前記切替部材(24)が、特に共通部品として構成されて軸方向に互いに前後に配置された複数の切替部材要素(49、50)で構成されていることを特徴とする請求項48に記載のヒートポンプ。
  50. 前記第2の流体が、前記中空要素(1)の第2のゾーン(B)にわたって2つの流路(44、45)を備えた回転バルブ(100)を介して分配されることを特徴とする請求項37〜49のいずれか1項に記載のヒートポンプ。
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