JP2013258406A - 誘導性負荷駆動制御装置および誘導性負荷駆動制御方法 - Google Patents

誘導性負荷駆動制御装置および誘導性負荷駆動制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】リニアソレノイドの摺動抵抗を低減しつつ、誘導性負荷に流れる電流の検出可能範囲に適合するように電流リップル量を同一回路上で変化させることが可能な誘導性負荷駆動制御装置を提供する。
【解決手段】目標値制御部11aは、PWM制御による変動周期T1よりも大きな変動周期T2を持ち、設定電流値情報FIにて指定された平均値IAVRを有する目標電流値Iを生成し、駆動制御回路12に入力し、駆動制御回路12は、誘導性負荷15に流れる電流Ifが目標電流値Iに追従するようにPWM信号を生成し、駆動回路13のスイッチング素子をオン/オフ制御することで、誘導性負荷15に流れる電流IfをPWM制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は誘導性負荷駆動制御装置および誘導性負荷駆動制御方法に関し、特に、自動車用オートマチックトランスミッションなどに使用されるソレノイドアクチュエータの誘導性負荷の駆動装置および駆動制御方法に適用して好適なものである。
自動車用オートマチックトランスミッションなどに使用されるソレノイドアクチュエータでは、PWM(パルス幅変調)制御によって誘導性負荷に流れる電流を制御する方法がある。
図21は、従来の誘導性負荷駆動制御装置が適用される閉ループ制御系の概略構成の一例を示すブロック図である。
図21において、リニアソレノイドなどの誘導性負荷15の一端には、誘導性負荷15を駆動する駆動回路13が接続され、誘導性負荷15の他端には、電流検出抵抗17が直列接続されている。そして、駆動回路13の前段には、PWM制御をアナログ処理で行う駆動制御回路102が接続され、駆動制御回路102の前段には、D/Aコンバータ101が接続されている。
また、電流検出抵抗17の両端には、誘導性負荷15に流れる電流の平均値を検出する平均電流検出回路14が接続され、平均電流検出回路14の出力側は駆動制御回路102に接続されている。
そして、誘導性負荷15に流れる電流の目標値を示す電流値制御情報FCは、D/Aコンバータ101にてアナログデータに変換された後、駆動制御回路102に入力される。また、誘導性負荷15のインダクタンスLに流れる電流Ifは電流検出抵抗17に流れ、誘導性負荷15に流れる電流Ifの平均値IAVRが平均電流検出回路14にて検出され、駆動制御回路102に入力される。
そして、駆動制御回路102は、誘導性負荷15に流れる電流Ifの平均値IAVRが電流値制御情報FCで示される目標値に一致するようにPWM信号を生成し、駆動回路13のスイッチング素子をオン/オフ制御することで、誘導性負荷15に流れる電流IfをPWM制御する。
図22は、従来の誘導性負荷駆動制御装置が適用される閉ループ制御系の概略構成のその他の例を示すブロック図である。
図22において、誘導性負荷15の一端には駆動回路13が接続され、誘導性負荷15の他端には電流検出抵抗17が直列接続されている。そして、駆動回路13の前段には、PWM制御をデジタル処理で行う駆動制御回路112が接続されている。
また、電流検出抵抗17の両端には平均電流検出回路14が接続され、平均電流検出回路14の出力側はA/Dコンバータ111を介して駆動制御回路112に接続されている。
そして、誘導性負荷15に流れる電流の目標値を示す電流値制御情報FCは駆動制御回路12に入力される。また、誘導性負荷15のインダクタンスLに流れる電流Ifは電流検出抵抗17に流れ、誘導性負荷15に流れる電流Ifの平均値IAVRが平均電流検出回路114にて検出され、その平均値IAVRがA/Dコンバータ111にてデジタルデータに変換された後、駆動制御回路112に入力される。
そして、駆動制御回路112は、誘導性負荷15に流れる電流Ifの平均値IAVRが電流値制御情報FCで示される目標値に一致するようにPWM信号を生成し、駆動回路13のスイッチング素子をオン/オフ制御することで、誘導性負荷15に流れる電流IfをPWM制御する。
図23は、従来の誘導性負荷駆動制御装置によるPWM制御時の誘導性負荷15の電流Ifの波形を示すタイミングチャートである。
図23において、誘導性負荷15の電流Ifは、PWM信号がハイレベルの時に増加するとともに、PWM信号がロウレベルの時に減少し、その電流Ifの平均値IAVRが電流値制御情報FCで示される目標値に一致するように制御される。
なお、PWM信号の状態(ハイレベル、ロウレベル)は、駆動回路13に使用されるスイッチング素子の機能によって決定され、上の例では、PWM信号の状態がハイレベルの時にオン、PWM信号の状態がロウレベルの時にオフに移行するスイッチング素子を前提としている。
ここで、駆動回路13のスイッチング素子をオン/オフ制御することで、誘導性負荷15に流れる電流Ifにピーク電流IHを最大値、ボトム電流ILを最小値とする電流リップルが発生する。PWM信号の周期Tは、自動車用オートマチックトランスミッションの制御において、リニアソレノイドのプランジャに微振動を与え、リニアソレノイドの摺動抵抗が極小化されるように設定される。
また、電流リップル量(IH−IL)は、平均電流検出回路14にて検出される平均値IAVRの誤差が発生しないようにするために、平均電流検出回路14の電流検出可能範囲の仕様内に収まるように設定される。
ここで、特性が異なる誘導性負荷15に流れる電流Ifを制御する場合、ピーク電流IHおよびボトム電流ILが変化することから、誘導性負荷15に流れる電流Ifが平均電流検出回路14の電流検出可能範囲を超えることがある。
図24は、従来の誘導性負荷駆動制御装置によるPWM制御時において、誘導性負荷15の特性が異なる場合の電流Ifの波形を示すタイミングチャートである。
図24において、誘導性負荷15のインダクタンスLが小さくなると、その誘導性負荷15に流れる電流If´の電流リップル量(IH−IL)が増大し、従来の電流Ifの電流リップル量(IH−IL)に対応して平均電流検出回路14の電流検出可能範囲を設定すると、電流If´の電流リップル量(IH−IL)は、平均電流検出回路14の電流検出可能範囲を超えるようになる。
このため、特性が異なる誘導性負荷15に流れる電流Ifを制御する場合、誘導性負荷15の特性に合わせて電流検出可能範囲の異なる複数の平均電流検出回路14を用意したり、考え得る範囲のピーク電流IHおよびボトム電流ILに対応した電流検出可能範囲を持つ平均電流検出回路14を用意したりすることが行われる。
また、例えば、特許文献1には、電磁弁の駆動電流をパラメータとして電磁弁の種々の印加電圧に対するディザ周波数をマップから求めることにより、電磁弁のヒステリシス動作の低減と可動部分の摩耗の低減の双方を充分満足させる方法が開示されている。
また、例えば、特許文献2には、パルス幅変調回路にセットされる制御目標およびディザ周波数設定値を変えることで、電磁比例制御弁に対する制御目標に加えてディザ周波数も自動で可変されるようにして、ディザ周波数の可変な電磁比例制御弁の制御を安価に実現する方法が開示されている。
図25は、従来の誘導性負荷駆動制御装置によるPWM信号にディザ信号を付加した時の誘導性負荷15の電流Ifの波形を示すタイミングチャートである。
図25において、PWM信号よりも周波数の高いディザ信号(その周期を△tとする)をPWM信号に重畳することにより、PWM信号のオン時間およびオフ時間が細分化され、細分化された区間の中でさらにオン/オフの時比率Rを設定することでピーク電流IHおよびボトム電流ILが調整される。すなわち、PWM信号のオン時間内であっても、細分化された区間△tにおけるスイッチング素子がオフしている時間△t・(1−R)では電流Ifが下がり、PWM信号のオフ時間であっても細分化された区間△tにおけるスイッチング素子がオンしている時間△t・(1−R)では電流Ifが上がる。このため、誘導性負荷15の特性の違いに応じてディザ信号の時比率Rを変化させることにより、誘導性負荷15に流れる電流Ifの電流リップル量(IH−IL)の違いを吸収することができ、誘導性負荷15の特性が異なる場合においても、平均電流検出回路14の電流検出可能範囲内に電流リップル量(IH−IL)を収めることができる。時比率R=1とすると、電流リップル量(IH−IL)が最大となる。
特開2007−40361号公報 特開平11−159652号公報
しかしながら、誘導性負荷15の特性に合わせて電流検出可能範囲の異なる複数の平均電流検出回路14を用意する方法では、誘導性負荷15ごとに異なる回路設計が必要となるため、設計に要する時間と開発コストの増大を招くという問題があった。
また、考え得る範囲のピーク電流IHおよびボトム電流ILに対応した電流検出可能範囲を持つ平均電流検出回路14を用意する方法では、平均電流検出回路14の電流検出可能範囲の仕様が一意に決められるため、その仕様外の誘導性負荷15を使用できなくなる上に、電流リップル量(IH−IL)の小さな誘導性負荷15を使用すると、平均電流検出回路14の電流検出可能範囲のごく一部しか使用されなくなることから、回路上の無駄が生じるという問題があった。
また、PWM信号にディザ信号を付加する方法では、平均電流検出回路14の電流検出可能範囲内に電流リップル量(IH−IL)を収めるには、誘導性負荷15の特性の違いに応じてディザ信号の時比率Rを変化させる必要があることから、誘導性負荷15ごとにICを交換する必要があり、コストアップを招くという問題があった。
そこで、本発明の目的は、リニアソレノイドの摺動抵抗を低減しつつ、誘導性負荷に流れる電流の検出可能範囲に適合するように電流リップル量を同一回路上で変化させることが可能な誘導性負荷駆動制御装置および誘導性負荷駆動制御方法を提供することである。
上述した課題を解決するために、請求項1記載の誘導性負荷駆動制御装置によれば、 誘導性負荷に流れる電流の一定期間におけるPWM制御による変動量が目標電流値に近づくように前記誘導性負荷の駆動制御を行う駆動制御手段と、前記誘導性負荷に流れる電流のPWM制御による変動周期よりも大きくなるように前記目標電流値の変動周期を制御する目標値制御手段とを備え、前記目標値制御手段は、設定電流値情報と電流リップル情報とが入力され、前記目標電流値の周期・時刻情報を固定値として保持する周期・時刻情報保持部、前記目標電流値の前記電流リップル情報を変数として保持する電流リップル情報保持部、前記設定電流値情報を変数として保持する設定電流値情報保持部、前記目標電流値の発生タイミングを生成するタイミング発生回路および前記目標電流値の波形を発生する信号発生回路とを有することを特徴とする。
また、請求項2記載の誘導性負荷駆動制御装置によれば、前記電流リップル情報保持部は、前記目標電流の前記電流リップル情報が外部から与えられることを特徴とする。
また、請求項3記載の誘導性負荷駆動制御装置によれば、前記電流リップル情報は、前記目標電流値の電流リップル量を指定することを特徴とする。
また、請求項4記載の誘導性負荷駆動制御方法によれば、誘導性負荷に流れる電流の一定期間におけるPWM制御による変動量が目標電流値に近づくように前記誘導性負荷の駆動制御を行う駆動制御ステップと、前記誘導性負荷に流れる電流のPWM制御による変動周期よりも大きくなるように前記目標電流値の変動周期を制御する目標値制御ステップとを備え、前記目標値制御ステップは、設定電流値情報と電流リップル情報とが入力され、周期・時刻情報保持部で前記目標電流値の周期・時刻情報を固定値として保持し、電流リップル情報保持部で前記目標電流値の前記電流リップル情報を変数として保持し、設定電流値情報保持部で前記設定電流値情報を変数として保持し、タイミング発生回路で前記目標電流値の発生タイミングを生成し、信号発生回路で前記目標電流値の波形を発生することを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、誘導性負荷に流れる電流のPWM制御による変動周期よりも大きくなるように目標電流値の変動周期を制御することで、リニアソレノイドの摺動抵抗を極小化するための電流リップル量を目標電流値にて与えることが可能となる。このため、誘導性負荷に流れるPWM制御による電流の変動周期を小さくすることが可能となり、誘導性負荷の特性が異なる場合においても、誘導性負荷の特性により影響される電流リップル量を外部から設定することによって、その増減を小さくすることが可能となることから、リニアソレノイドの摺動抵抗を低減しつつ、誘導性負荷に流れる電流の検出可能範囲に適合するように電流リップル量を同一回路上で変化させることが可能となる。
本発明の第1実施形態に係る誘導性負荷駆動制御装置が適用される閉ループ制御系の概略構成を示すブロック図である。 図1の駆動制御回路12の概略構成を示すブロック図である。 図1の閉ループ制御系の概略構成を示す等価回路図である。 図3の等価回路におけるスイッチング素子SWのスイッチング周期をリニアソレノイドの摺動抵抗を極小化させるように設定した時のオン/オフ状態と誘導性負荷15の電流Ifの波形を示すタイミングチャートである。 図3の等価回路におけるスイッチング素子SWのスイッチング周期を小さくした時のオン/オフ状態と誘導性負荷15の電流Ifの波形を示すタイミングチャートである。 電流リップル周波数とリニアソレノイドの摺動抵抗との関係を示す図である。 図1の目標値制御部11aの概略構成を示すブロック図である。 図1の駆動制御回路12に入力される目標電流値Iの波形の一例を示す図である。 図1の駆動制御回路12に入力される目標電流値Iの波形のその他の例を示す図である。 図1の駆動制御回路12に入力される目標電流値Iの波形を設定する変数を示す図である。 図1の誘導性負荷15に流れる電流Ifの波形の一例を示す図である。 図1の誘導性負荷15に流れる電流Ifの波形のその他の例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る誘導性負荷駆動制御装置が適用される閉ループ制御系の概略構成を示すブロック図である。 図13の目標値制御部11bの概略構成を示すブロック図である。 本発明の第3実施形態に係る目標値制御部11cの概略構成を示すブロック図である。 本発明の第4実施形態に係る目標値制御部11dの概略構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る周期・時刻情報の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る電流リップル情報の一例を示す図である。 図1の駆動制御回路12に入力される目標電流値Iの周波数を500Hz(図6の電流リップル周波数f2に対応)に設定した時の目標電流値Iの波形を示す図である。 図1の駆動制御回路12に入力される目標電流値Iの周波数を500Hz(図6の電流リップル周波数f2に対応)、図3の等価回路におけるスイッチング素子SWのスイッチング周波数を5kHz(図6の電流リップル周波数f1に対応)に設定した時の誘導性負荷15に流れる電流Ifの波形を示す図である。 従来の誘導性負荷駆動制御装置が適用される閉ループ制御系の概略構成の一例を示すブロック図である。 従来の誘導性負荷駆動制御装置が適用される閉ループ制御系の概略構成のその他の例を示すブロック図である。 従来の誘導性負荷駆動制御装置によるPWM制御時の誘導性負荷15の電流Ifの波形を示すタイミングチャートである。 従来の誘導性負荷駆動制御装置によるPWM制御時において、誘導性負荷15の特性が異なる場合の電流Ifの波形を示すタイミングチャートである。 従来の誘導性負荷駆動制御装置によるPWM信号にディザ信号を付加した時の誘導性負荷15の電流Ifの波形を示すタイミングチャートである。
以下、本発明の実施形態に係る誘導性負荷駆動制御装置について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る誘導性負荷駆動制御装置が適用される閉ループ制御系の概略構成を示すブロック図である。
図1において、誘導性負荷15の一端には駆動回路13が接続され、誘導性負荷15の他端には、電流検出抵抗17が直列接続されている。そして、駆動回路13の前段には、PWM制御をアナログ処理で行う駆動制御回路12が接続され、駆動制御回路12の前段には、目標値制御部11aが接続されている。
また、電流検出抵抗17の両端には平均電流検出回路14が接続され、平均電流検出回路14の出力側は駆動制御回路12に接続されている。
ここで、駆動制御回路12は、誘導性負荷15に流れる電流IfをPWM制御により変動させて目標電流値Iに近づくよう(追従するよう)に誘導性負荷15の駆動制御を行うことができる。例えば、駆動制御回路12は、誘導性負荷15に流れる電流Ifの平均値IAVRと目標電流値Iとの偏差に基づいて、PWM制御によるパルス幅を設定することができる。
目標値制御部11aは、誘導性負荷15に流れる電流IfのPWM制御による変動周期T1よりも大きくなるように目標電流値Iの変動周期T2を制御することができる。例えば、目標電流値Iの変動周期T2は、誘導性負荷15であるリニアソレノイドの摺動抵抗が極小化されるように設定し、PWM制御による変動周期T1は、目標電流値Iに追従して変化する電流Ifの電流リップル量が平均電流検出回路14による電流検出可能範囲に適合するように設定することができる。すなわち、PWM制御による変動周期T1が小さいほどPWM制御による電流Ifの変動が小さくなるので、目標電流値Iの振幅がある程度大きくても、周期T1を小さくして電流Ifのピーク電流IHおよびボトム電流ILが電流検出可能範囲内に収まるようにすることができる。
そして、誘導性負荷15に流れる電流Ifの平均値IAVRを指定する設定電流値情報FIは、目標値制御部11aに入力される。そして、目標値制御部11aは、PWM制御による変動周期T1よりも大きな変動周期T2を持ち、設定電流値情報FIにて指定された平均値IAVRを有する目標電流値Iを生成し、駆動制御回路12に入力する。
また、誘導性負荷15のインダクタンスLに流れる電流Ifは電流検出抵抗17に流れ、誘導性負荷15に流れる電流Ifの平均値IAVRが平均電流検出回路14にて検出され、駆動制御回路12に入力される。
そして、駆動制御回路12は、誘導性負荷15に流れる電流Ifが目標電流値Iに追従するようにPWM信号を生成し、駆動回路13のスイッチング素子をオン/オフ制御することで、誘導性負荷15に流れる電流IfをPWM制御する。
これにより、誘導性負荷15に流れる電流IfのPWM制御による変動周期T1よりも大きい目標電流値Iの変動周期T2を制御することができ、リニアソレノイドの摺動抵抗を極小化するための電流リップル周波数を目標電流値Iにて与えることが可能となる。このため、誘導性負荷15に流れるPWM制御による電流の変動周期T1を小さくすることが可能となり、誘導性負荷15の特性が異なる場合においても、誘導性負荷15の特性により影響される電流リップル量の増減を小さくすることが可能となることから、リニアソレノイドの摺動抵抗を低減しつつ、誘導性負荷15に流れる電流Ifの検出可能範囲に適合するように電流リップルを同一回路上で変化させることが可能となる。
図2は、図1の駆動制御回路12の概略構成を示すブロック図である。
図2において、駆動制御回路12には、三角波発振器21、D/Aコンバータ22、オペアンプ23およびコンパレータ24が設けられ、駆動回路13には、電界効果トランジスタ25が設けられている。
そして、オペアンプ23の一方の入力端子にはD/Aコンバータ22の出力端子が接続され、オペアンプ23の他方の入力端子には平均電流検出回路14の出力端子が接続され、コンパレータ24の一方の入力端子には三角波発振器21の出力端子が接続され、コンパレータ24の他方の入力端子にはオペアンプ23の出力端子が接続され、コンパレータ24の出力端子は電界効果トランジスタ25のゲートに接続されている。
また、電界効果トランジスタ25には、誘導性負荷15のインダクタンスLが直列接続され、電界効果トランジスタ25とインダクタンスLとの接続点には、ダイオードDiのカソードが接続されている。
そして、目標値制御部11aにて生成された目標電流値Iは、D/Aコンバータ22にてアナログデータに変換された後、オペアンプ23に入力されるとともに、平均電流検出回路14にて検出された誘導性負荷15のインダクタンスLに流れる電流Ifの平均値IAVRはオペアンプ23に入力される。そして、目標電流値Iと電流Ifの平均値IAVRとの偏差がオペアンプ23にて検出された後、コンパレータ24に入力される。また、コンパレータ24には、三角波発振器21にて生成された三角波が入力され、目標電流値Iと電流Ifの平均値IAVRとの偏差が三角波発振器21にて生成された三角波と比較される。
そして、目標電流値Iと電流Ifの平均値IAVRとの偏差が三角波発振器21にて生成された三角波のレベルより大きい場合には、電界効果トランジスタ25のゲートにはオフ信号がコンパレータ24から出力され、目標電流値Iと電流Ifの平均値IAVRとの偏差が三角波発振器21にて生成された三角波のレベル以下の場合には、電界効果トランジスタ25のゲートにはオン信号がコンパレータ24から出力される。
そして、電界効果トランジスタ25のゲートにオン信号が入力されると、電界効果トランジスタ25がオンし、インダクタンスLに流れる電流Ifが増加する。一方、電界効果トランジスタ25のゲートにオフ信号が入力されると、電界効果トランジスタ25がオフし、インダクタンスLに流れる電流Ifが減少することにより、誘導性負荷15に流れる電流IfがPWM制御され、誘導性負荷15に流れる電流Ifが目標電流値Iに追従するように制御される。なお、ダイオードDiは、電界効果トランジスタ25がオフしたときに電流Ifの電流経路を与えるための転流ダイオードである。
図3は、図1の閉ループ制御系の概略構成を示す等価回路図である。
図3において、電界効果トランジスタ25は、スイッチング素子SWとオン抵抗RONで等価的に表現することができ、誘導性負荷15は、インダクタンスLとソレノイド抵抗RLで等価的に表現することができる。
そして、電源Vbat、スイッチング素子SW、オン抵抗RON、ソレノイド抵抗RLおよびインダクタンスLが順次直列接続されている。
図4は、図3の等価回路におけるスイッチング素子SWのスイッチング周期をリニアソレノイドの摺動抵抗を極小化させるように設定した時のオン/オフ状態と誘導性負荷15の電流Ifの波形を示すタイミングチャートである。
図4において、図3のインダクタンスLの電流Ifは、PWM信号がハイレベルの時に増加するとともに、PWM信号がロウレベルの時に減少する。
ここで、簡単のために、図3のオン抵抗RONおよびソレノイド抵抗RLがないものとし、電源Vbatの電圧をVBATとすると、電流Ifのピーク電流IH、ボトム電流ILおよび平均値IAVRには、以下の(1)式〜(3)式の関係が得られる。
IH−IL=VBAT/L・TR=VF/L・TF ・・・(1)
T=TR+TF ・・・(2)
IAVR=(IH+IL)/2 ・・・(3)
ここで、VFはダイオードDiの順方向電圧である。これらの(1)式〜(3)式を解くと、以下の(4)式〜(6)式の関係が得られる。
IH=IAVR+VBAT・VF・T/(2L・(VBAT+VF)) ・・・(4)
IL=IAVR−VBAT・VF・T/(2L・(VBAT+VF)) ・・・(5)
TR=VF・T/(VBAT+VF) ・・・(6)
(4)式および(5)式に示すように、電流リップル量(IH−IL)は、インダクタンスLの値に反比例し、周期Tに比例することが判る。このため、図5に示すように、PWM信号の周波数を増加させ、周期T1を小さくすることで、PWM制御による電流リップル量(IH−IL)を小さくすることができる。図5では平均値IAVRを固定にしているが、さらに平均値IAVRを変化させたとしても、周期T1を小さくすることにより、誘導性負荷15の特性が異なる場合においても、平均電流検出回路14の電流検出可能範囲に平均値IAVRの変化とPWM制御による変動分を合わせた電流リップル量(IH−IL)を収めることができる。
図5の状態でPWM信号の周期T1を小さくし、PWM信号の周波数を図6に示すf1に設定すると、リニアソレノイドの摺動抵抗が極小化される周波数f2から離れるため、リニアソレノイドの摺動抵抗が増大する。
このため、駆動制御回路12に与えられる目標電流値Iの変動周期T2をPWM信号の変動周期T1よりも大きくし、目標電流値Iの周波数をf1に設定することにより、PWM信号の周期T1を小さくした場合においても、リニアソレノイドの摺動抵抗を極小化することができ、リニアソレノイドの摺動抵抗を低減しつつ、誘導性負荷15に流れる電流Ifの検出可能範囲に適合するように電流リップルを同一回路上で変化させることが可能となる。
図7は、図1の目標値制御部11aの概略構成を示すブロック図である。
図7において、目標値制御部11aには、目標電流値Iの周期・時刻情報(時刻情報は非正弦波のための情報)を固定値として保持する周期・時刻情報保持部31a、目標電流値Iの電流リップル情報((IH−IL)に限らず、ピーク電流IHおよびボトム電流ILの場合もある。また、後述のIRIPPLEの場合もある。なお、ここでIHおよびILは、電流検出可能範囲の上限および下限をPWM制御による電流Ifの変動幅の最大値だけ狭めたものになっている。以下、同様。)を固定値として保持する電流リップル情報保持部32a、設定電流値情報FIを変数として保持する設定電流値情報保持部33a、目標電流値Iの発生タイミングを生成するタイミング発生回路34aおよび目標電流値Iの波形を発生する信号発生回路35aが設けられている。
そして、設定電流値情報FIが目標値制御部11aに入力されると、設定電流値情報保持部33aに保持される。そして、タイミング発生回路34aは、周期・時刻情報保持部31aに保持されている周期・時刻情報に基づいて、目標電流値Iの発生タイミングを生成し、信号発生回路35aに出力する。そして、信号発生回路35aは、タイミング発生回路34aにて発生された発生タイミングに従いつつ、電流リップル情報保持部32aに保持されている電流リップル情報および設定電流値情報保持部33aに保持されている設定電流値情報FIに基づいて目標電流値Iの波形を発生し、図1の駆動制御回路12に出力する。
ここで、図1の目標値制御部11aは、図8に示すように、設定電流値情報FIにて平均値IAVRが指定されたサインカーブ状の目標電流値Iの波形を生成してもよいし、図9に示すように、設定電流値情報FIにて平均値IAVRが指定された三角波状の目標電流値Iの波形を生成してもよい。
例えば、図10に示すように、サインカーブ状の目標電流値Iの波形Iampは、電流Ifの平均値をIAVR,電流リップル振幅をIRIPPLE=min((IH−IAVR),(IAVR−IL))、周波数をfとすると、以下の式(7)で表すことができる。
Iamp=IRIPPLE*sin(2πft)+IAVR ・・・(7)
なお、周期1/fは図7の周期・時刻情報保持部31a、電流リップル振幅IRIPPLEは図7の電流リップル情報保持部32a、平均値をIAVRは図7の設定電流値情報保持部33aに保持することができる。そして、信号発生回路35aは、(7)式に基づいて目標電流値Iの波形を発生することができる。
そして、駆動制御回路12は、誘導性負荷15に流れる電流Ifが図8の周期T2の目標電流値Iに追従するように図5の周期でPWM信号を生成し、駆動回路13のスイッチング素子をオン/オフ制御することで、図11に示すような電流Ifを誘導性負荷15に流すことができる。
あるいは、目標電流値Iとして図9の波形が与えられた場合には、駆動制御回路12は、誘導性負荷15に流れる電流Ifが図9の周期T2の目標電流値Iに追従するように図5の周期でPWM信号を生成し、駆動回路13のスイッチング素子をオン/オフ制御することで、図12に示すような電流Ifを誘導性負荷15に流すことができる。
図13は、本発明の第2実施形態に係る誘導性負荷駆動制御装置が適用される閉ループ制御系の概略構成を示すブロック図である。
図13において、この第2実施形態では、図1の目標値制御部11aの代わりに目標値制御部11bが設けられている。ここで、図1の目標値制御部11aでは、設定電流値情報FIが変数として入力されるのに対し、図13の目標値制御部11bでは、設定電流値情報FIおよび電流リップル波形制御情報FRが変数として入力される。なお、電流リップル波形制御情報FRは、目標電流値Iの電流リップル量を指定することができる。
図14は、図13の目標値制御部11bの概略構成を示すブロック図である。
図14において、目標値制御部11bには、目標電流値Iの周期・時刻情報を固定値として保持する周期・時刻情報保持部31b、目標電流値Iの電流リップル情報を変数として保持する電流リップル情報保持部32b、設定電流値情報FIを変数として保持する設定電流値情報保持部33b、目標電流値Iの発生タイミングを生成するタイミング発生回路34bおよび目標電流値Iの波形を発生する信号発生回路35bが設けられている。
そして、設定電流値情報FIおよび電流リップル波形制御情報FRが目標値制御部11
bに入力されると、設定電流値情報FIは設定電流値情報保持部33bに保持されるとともに、電流リップル波形制御情報FRは電流リップル情報保持部32bに保持される。そして、信号発生回路35bは、タイミング発生回路34bにて発生された発生タイミングに従いつつ、電流リップル情報保持部32bに保持されている電流リップル情報FRおよび設定電流値情報保持部33bに保持されている設定電流値情報FIに基づいて目標電流値Iの波形を発生し、図13の駆動制御回路12に出力する。
図15は、本発明の第3実施形態に係る目標値制御部11cの概略構成を示すブロック図である。
図15において、目標値制御部11cには、目標電流値Iの波形制御情報FR1を変数として保持する周期・時刻情報保持部31c、目標電流値Iの電流リップル情報FR2を変数として保持する電流リップル情報保持部32c、設定電流値情報FIを変数として保持する設定電流値情報保持部33c、目標電流値Iの発生タイミングを生成するタイミング発生回路34cおよび目標電流値Iの波形を発生する信号発生回路35cが設けられている。なお、波形制御情報FR1は、目標電流値Iの周期・時刻を指定することができ、電流リップル情報FR2は目標電流値Iの電流リップル量を指定することができる。
そして、波形制御情報FR1、電流リップル情報FR2および設定電流値情報FIが目標値制御部11cに入力されると、設定電流値情報FIは設定電流値情報保持部33cに保持され、電流リップル情報FR2は電流リップル情報保持部32cに保持され、波形制御情報FR1は周期・時刻情報保持部31cに保持される。そして、信号発生回路35cは、タイミング発生回路34cにて発生された発生タイミングに従いつつ、電流リップル情報保持部32cに保持されている電流リップル情報FR2、設定電流値情報保持部33cに保持されている設定電流値情報FIおよび周期・時刻情報保持部31cに保持されている波形制御情報FR1に基づいて目標電流値Iの波形を発生する。
図16は、本発明の第4実施形態に係る目標値制御部11dの概略構成を示すブロック図である。
図16において、目標値制御部11dには、目標電流値Iの周期・時刻情報を固定値として保持する周期・時刻情報保持部31d、目標電流値Iの電流リップル情報を固定値として保持する電流リップル情報保持部32d、設定電流値情報FIを変数として保持する設定電流値情報保持部33d、目標電流値Iの発生タイミングを生成するタイミング発生回路34d、目標電流値Iの波形を発生する信号発生回路35d、波形選択情報FSを変数として保持する波形選択情報保持部36dおよび目標電流値Iの波形を制御する波形制御回路37dが設けられている。
なお、波形制御回路37dには、目標電流値Iの波形(例えば、三角波、正弦波、鋸歯状波)を制御する制御データが記憶され、三角波、正弦波、鋸歯状波などを生成する計算処理手順を組み込むことができる。また、波形選択情報FSは、波形制御回路37dに記憶されている目標電流値Iの波形の制御データの選択信号である。この選択信号は、例えば、目標電流値Iの波形が三角波の場合には0、正弦波の場合には1、鋸歯状波の場合には2に設定することができる。
そして、設定電流値情報FIおよび波形選択情報FSが目標値制御部11dに入力されると、設定電流値情報FIは設定電流値情報保持部33dに保持されるとともに、波形選択情報FSは波形選択情報保持部36dに保持される。そして、タイミング発生回路34dは、周期・時刻情報保持部31dに保持されている周期・時刻情報および波形選択情報保持部36dに保持されている波形選択情報FSに基づいて、目標電流値Iの発生タイミングを生成し、信号発生回路35dに出力する。そして、信号発生回路35dは、タイミング発生回路34dにて発生された発生タイミングおよび波形選択情報保持部36dに保持されている波形選択情報FSに従いつつ、電流リップル情報保持部32dに保持されている電流リップル情報および設定電流値情報保持部33dに保持されている設定電流値情報FIに基づいて目標電流値Iの波形を発生する。
なお、図16の実施形態では、周期・時刻情報を固定値、電流リップル量を固定値として扱う方法について説明したが、図14に示すように、電流リップル量を外部から与えるようにしてもよく、図15に示すように、周期・時刻情報および電流リップル量を外部から与えるようにしてもよい。
図17は、本発明の一実施形態に係る周期・時刻情報の一例を示す図である。
図17において、周期・時刻情報としては、例えば、周期を2ms、周波数を500Hzに設定することができる。
図18は、本発明の一実施形態に係る電流リップル情報の一例を示す図である。
図18において、電流リップル情報としては、例えば、電流リップル振幅(IRIPPLE)を50mAに設定することができる。
図19は、図1の駆動制御回路12に入力される目標電流値Iの周波数を500Hz(図6の電流リップル周波数f2に対応)に設定した時の波形を示す図である。
図19において、設定電流値情報FIを100mAに設定し、周期・時刻情報を図17に示したように設定し、電流リップル情報を図18に示したように設定した場合、周波数が500Hz、電流リップル量(IH−IL)が100mA、平均値IAVRが100mAの目標電流値Iを得ることができる。
図20は、図1の駆動制御回路12に入力される目標電流値Iの周波数を500Hz(図6の電流リップル周波数f2に対応)、図3の等価回路におけるスイッチング素子SWのスイッチング周波数を5kHz(図6の電流リップル周波数f1に対応)に設定した時の波形を示す図である。
図20において、目標電流値Iが図19の波形で与えられる場合、スイッチング素子SWのスイッチング周波数を5kHzに設定すると、500Hzの電流リップル波形に5kHzの電流リップル波形が重畳された電流Ifを誘導性負荷15に流すことができる。 なお、図5に示すように、PWM信号の周期T1を小さくすることにより、電流リップル量(IH−IL)を小さくすることができ、平均電流検出回路14に用いられるA/Dコンバータに入力される最大電流値を小さくすることが可能となることから、A/Dコンバータのビット数を削減することができる。
例えば、1LSBが1mAの場合、設定電流値情報FIを900mA、電流リップル振幅(IRIPPLE)を100mAに設定したものとする。この場合、図21の誘導性負荷15に流れる最大電流値が例えば1100mA(2進数では(10001001100)の11ビットデータ)になるのに対し、図1の誘導性負荷15に流れる最大電流値は、本発明により1020mA(2進数では(1111111100)の10ビットデータ)にすることができ、図21のA/Dコンバータでは11ビット必要であるのに対し、図1のA/Dコンバータでは10ビットで済ませることができる。
また、本発明の実施例の構成では、誘導性負荷15に流れる電流Ifが目標電流値Iに追従し、そのPWM制御による電流変動幅も一定範囲に収まることから、ウィンドウAD方式(US2006/0055574A1)を利用したA/D変換が利用でき、A/Dコンバータの回路規模を小さくすることができる。
11a、11b、11c、11d 目標値制御部
12 駆動制御回路
13 駆動回路
14 平均電流検出回路
15 誘導性負荷
17 電流検出抵抗
21 三角波発振器
22 D/Aコンバータ
23 オペアンプ
24 コンパレータ
25 電界効果トランジスタ
Di ダイオード
L インダクタンス
RL ソレノイド抵抗
RON オン抵抗
SW スイッチング素子
Vbat 電源
31a、31b、31c、31d 周期・時刻情報保持部
32a、32b、32c、32d 電流リップル情報保持部
33a、33b、33c、33d 設定電流値情報保持部
34a、34b、34c、34d タイミング発生回路
35a、35b、35c、35d 信号発生回路
36d 波形選択情報保持部
37d 波形制御回路

Claims (4)

  1. 誘導性負荷に流れる電流の一定期間におけるPWM制御による変動量が目標電流値に近づくように前記誘導性負荷の駆動制御を行う駆動制御手段と、
    前記誘導性負荷に流れる電流のPWM制御による変動周期よりも大きくなるように前記目標電流値の変動周期を制御する目標値制御手段とを備え、
    前記目標値制御手段は、設定電流値情報と電流リップル情報とが入力され、前記目標電流値の周期・時刻情報を固定値として保持する周期・時刻情報保持部、前記目標電流値の前記電流リップル情報を変数として保持する電流リップル情報保持部、前記設定電流値情報を変数として保持する設定電流値情報保持部、前記目標電流値の発生タイミングを生成するタイミング発生回路および前記目標電流値の波形を発生する信号発生回路とを有することを特徴とする誘導性負荷駆動制御装置。
  2. 前記電流リップル情報保持部は、前記目標電流の前記電流リップル情報が外部から与えられることを特徴とする請求項1記載の誘導性負荷駆動制御装置。
  3. 前記電流リップル情報は、前記目標電流値の電流リップル量を指定することを特徴とする請求項1記載の誘導性負荷駆動制御装置。
  4. 誘導性負荷に流れる電流の一定期間におけるPWM制御による変動量が目標電流値に近づくように前記誘導性負荷の駆動制御を行う駆動制御ステップと、
    前記誘導性負荷に流れる電流のPWM制御による変動周期よりも大きくなるように前記目標電流値の変動周期を制御する目標値制御ステップとを備え、
    前記目標値制御ステップは、設定電流値情報と電流リップル情報とが入力され、周期・時刻情報保持部で前記目標電流値の周期・時刻情報を固定値として保持し、電流リップル情報保持部で前記目標電流値の前記電流リップル情報を変数として保持し、設定電流値情報保持部で前記設定電流値情報を変数として保持し、タイミング発生回路で前記目標電流値の発生タイミングを生成し、信号発生回路で前記目標電流値の波形を発生することを特徴とする誘導性負荷駆動制御方法。
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