JP2013256791A - 管杭及びその施工方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】直線状に延びる円筒状に形成されたストレート部5と、該ストレート部5の杭先端側となる端部の外周面にそのストレート部5の杭先端側を覆うように取付けられた、引抜抵抗として機能する円筒状のカバー部6とを有し、該カバー部6は、杭頭側と杭先端側との端部のうちの少なくとも杭頭側の端部の内周径がストレート部5の外周径よりも大きく形成されていて、内周面側にストレート部5の杭先端側が挿入され、且つその軸線がストレート部5の軸線と同一直線上となる状態で該ストレート部5に取付けられている構成とする。
【選択図】図5
Description
従来においては、引抜抵抗増加させた杭として、杭先端部分に螺旋形状等の鋼板等で加工された杭支持板を有する回転圧入杭において、前記杭支持板の外周に接して、その外周形状に合致するよう曲げ加工された支持板外周鋼板を、当該杭支持板の上下両方向に突出させて設けることを特徴とする回転圧入杭が知られている(例えば、特許文献1)。
さらに、前記回転圧入杭においては、前記杭支持板の加工費や回転圧入工法適用により費用が高くなることが問題点として挙げられる。
しかしながら、鋼杭埋設作業と鋼杭周囲に充填剤を充填する作業は手数がかかる上、経済的とは言い難い。また、前記特許文献2の図1(B)に示すような杭の形状では、打撃工法や振動工法等の打込み杭工法では施工時に大きな抵抗となり施工費の増大に繋がる。
しかし、杭の引抜抵抗力の確保については特に考慮されておらず、港湾構造物、橋梁基礎や建物の基礎等に必要な引抜抵抗力を確保することが困難であると考えられる。
しかしながら、港湾構造物、橋梁基礎や建物の基礎等においては、大きな先端支持力と共に、より大きな引抜抵抗力を必要とする場合が考えられるが、前記鋼管杭の場合は、大きな引抜抵抗力の確保については特に考慮されていないため、場合によって十分な引抜抵抗力を得られない可能性がある。
また、前記カバー部によってアンカー効果による高い引抜抵抗力を確保できること。
さらには、前記カバー部を、その軸線がストレート部の軸線と同一直線上となるように該杭本体に取付けることにより、杭全体として軸対称の形状となるため、施工時の軸力伝達時において偏心が生じず、施工性がより高まること。
即ち、前記課題を解決するため、本発明の管杭は、直線状に延びる円筒状に形成されたストレート部と、該ストレート部の杭先端側となる端部の外周面にそのストレート部の杭先端側を覆うように取付けられた、引抜抵抗として機能する円筒状のカバー部とを有し、前記カバー部は、杭頭側と杭先端側との端部のうちの少なくとも杭頭側の端部の内周径がストレート部の外周径よりも大きく形成されていて、内周面側に前記ストレート部の杭先端側が挿入され、且つその軸線が該ストレート部の軸線と同一直線上となる状態で該ストレート部に取付けられていることを特徴とするものである。
あるいは、前記カバー部は、杭先端側の内周径が前記ストレート部の外周径よりも小さく形成されていて、杭先端側の内周面とストレート部の杭先端側の端部の外周面とが当接した状態で該ストレート部に取付けられているものとすることができる。
また、前記管杭を、該管杭に振動を与える振動工法によって地盤に打設することができる。
あるいは、前記管杭を、該管杭に地盤に対する押し込み力を付与する圧入工法により該地盤に打設することができる。
さらに、前記管杭を、前記ストレート部の内部の空間に挿入した、掘削ヘッドを有する掘削ロッドによって地盤を掘削しながら該管杭を埋設する中堀工法により打設することができる。
また、前記打撃工法、振動工法、圧入工法、中堀工法を用いて前記管杭を打設する場合には、前記管杭における前記ストレート部及びカバー部の外周面に水を噴射しながら該管杭を地盤に打設するようにしてもよい。
図1及び図2は、本発明に係る管杭の第1の実施の形態を示すもので、この実施の形態の管杭1は、直線状に延びる筒状に形成されたストレート部2と、該ストレート部2の杭先端側となる端部の外周面に取付けられたカバー部3を備えている。
ここで、この前記ストレート部2は、断面が真円の形状であることが望ましい。このように断面形状を真円の形状とすることにより、施工時や供用時の軸力伝達時において偏心が生じないようにすることができる。
この実施の形態のカバー部3は、軸線方向長さが前記ストレート部2よりも短く、また、内周径が前記ストレート部2の外周径D1よりも大径となるように形成されている。そのため、このカバー部3は、軸線方向の全長にわたってストレート部2の外周面から外方に張り出している一方で、該カバー部の内周面3aと該ストレート部2の外周面との間には空間が形成されて相互に非接触な状態となっている。
また、カバー部3のストレート部2からの張り出し量は、施工箇所等によって任意に設定することができるが、基本的には、カバー部3の張り出し量が大きいほど、管杭全体としての引き抜き抵抗力は大きくなる。
さらに、このカバー部3の上下両端面は、該カバー部3の軸線方向と直交する方向に延びる平坦面となっていて、上端側、即ち杭頭側の端面は引張方向に対する土砂への抵抗となって引張抵抗力の向上に寄与し、下端側、即ち杭先端側の端面は周囲の土砂に対する接触面積を拡大させて先端支持力の向上に寄与している。
このように、このカバー部3を、該カバー部3の軸線L2とストレート部2の軸線L1とが同一線上となるように取り付けることにより、管杭全体としての軸線に対称の形状となるので、施工時や供用時の軸力伝達時において管杭全体が一層偏心しにくい。
これらのリブは、いずれも、鋼板等の剛性の高い素材により形成された、前記カバー部3とほぼ同じ軸線方向長さを有する板状のもので、相互に同じ板幅を有している。そして、各リブの板幅方向の一端側がカバー部3の内周面3aに、他端側がストレート部2の外周面に溶接等の各種手段によりそれぞれ固定されている。これにより、前記カバー部3は、これらのリブにより、その軸線L2がストレート部2の軸線L1と常に同一直線上となった状態で保持されることとなる。
この実施の形態においては、前記リブは全部で4枚設けられていて、図1(b)に示すように、平面視において管杭の軸線を中心とした90度の角度をなす位置にそれぞれ配設されている。しかしながら、リブの枚数や前記空間内における配設位置は任意に設定することができる。
また、管杭1の杭頭部に装着したバイブロハンマによる振動によって該管杭1を地盤に打設する振動工法を適用することができる。
さらには、管杭1の杭先端部分に、高圧の水を噴射可能なノズルを取付け、該ノズルから打設方向に水を噴射して地盤を切削しながら杭を支持層まで打設する、ウォータージェット工法にも適用することができる。
あるいは、前記のバイブロハンマによる振動とノズルからの水噴射(ウォータージェット)とを併用して管杭1を支持層まで打設するウォータージェット併用振動工法にも適用することができ、この場合には、打設による騒音・振動を低減でき、さらには、排土量についても抑制できるという利点がある。
さらに、必要に応じて、管杭1の周面部にもセメントミルク等の流動性固化材を充填して、管杭1の周面摩擦力を増大させることができ、これにより、引抜抵抗力のさらなる向上を図ることができる。
この場合においては、前述のウォータージェットを利用した切削を併用することができ、また、該ノズルを通じ管杭1の周面にセメントミルク等の流動性固化材を充填し、根固めを行うようにしてもよい。
さらには、前記カバー部3がストレート部2の外周面から外方に突出しているため、このカバー部3が地盤に対するアンカー効果を発揮して、これにより管杭全体として高い引抜抵抗力を確保できる。
特に、この実施の形態の管杭の場合は、カバー部3の内周面3aとストレート部2の外周面との間に形成された空間に、地盤の土が入り込んで詰まるため、さらに大きな先端支持力及び引抜抵抗力を得ることが可能となる。
特に、この実施の形態のように、カバー部3の内周径及び外周径D2がストレート部2の外周径D1よりも大きく、該カバー部3がストレート部の外周面よりも大きく張り出している場合、周面摩擦による施工抵抗が大きい地盤おいては、ストレート部2の外周面と地盤との間に空隙をより拡げることができるため、施工抵抗の抑制効果が向上する。
しかしながら、カバー部3をストレート部に取付ける手段としては、これ以外の構成を用いることができ、例えば、図3に示すように、ストレート部2をカバー部3の内周面内に挿入させた状態で、カバー部3の上端面側及び下端面側にそれぞれ板体状の閉塞部材10,11を取付けて、カバー部3の内周面とストレート部2の外周面との間の空間を閉塞する構成を用いることができる。なお、この閉塞部材については、図3のように上下両端面でなく、上端側のみまたは下端側のみに設けるようにしてもよい。
さらには、図4に示すように、前記閉塞部材と前記第1の実施の形態のリブとを併用してもよく、この場合には、閉塞部材又はリブのどちらか一方のみを採用する場合に比べ、管杭先端の剛性が飛躍的に向上させることが可能となる。
なお、前記ストレート部5については、前記第1の実施の形態のストレート部2と実質的に同様の構成であり、また同等の作用効果を奏するため、詳細な説明は省略する。また、図5及び図6に示すものの場合、管杭4の下端側が杭先端側、上端側が杭頭側となっている。
このカバー部6は、軸線方向長さは前記ストレート部5よりも短く形成され、軸線方向長さの全長にわたって均一な肉厚となっており、管杭全体としての軸線に対称の形状として施工時や供用時の軸力伝達時において管杭全体の偏心を抑制するため、軸線L2が前記ストレート部5の軸線L1と同一直線上となるようにストレート部5に取付けられている。
さらに、このカバー部6の上下両端面は、該カバー部6の軸線方向と直交する方向に延びる平坦面となっていて、上端側、即ち杭頭側の端面は引張方向に対する土砂への抵抗となって引張抵抗力を向上させ、下端側、即ち杭先端側の端面は周囲の土砂に対する接触面積を拡大させて先端支持力を向上させている。
ここで、前記カバー部6としては、鋼板等の金属板をロールベンディングまたは専用金型により少しずつプレスする方法等を用いて前記テーパ面を形成したものを用いることができる。
そして、下端側の内周面6a側が、内周径と同じ外周径であるストレート部5の杭先端側の外周面に当接した状態で、該ストレート部5に溶接等の各種手段により接合されている。
したがって、このカバー部6は、外周面6b全体が、該カバー部6の杭頭側の端部(上端部)の外周径D4を最大として、ストレート部5の外周面から外方に張り出した状態となっている。
しかしながら、この第2の実施の形態の管杭4においては、前記カバー部6の外周面6b側に、杭先端側の方向に行くに従って次第に先細るテーパ面が形成された構成としたことにより、そのテーパ面によって施工時の周面摩擦力抑制効果が得られ、これにより、施工性が一層向上するという利点がある。
さらに、前記カバー部6は、テーパ面となっている外周面6b全体をストレート部5の外周面から外方に張り出させた態様となっているため、水平方向の投影面積がさらに拡大し、これにより、少ない根入れ長であっても通常の杭(テーパを形成していないストレート杭)と同等以上の先端支持力を発揮することができ、特に硬質の支持層に貫入させる場合には非常に有利である。
しかも、カバー部6は、杭頭側に行くに従ってストレート部5の外周面から大きく張り出すため、該カバー部6によるアンカー効果がより一層向上し、引抜抵抗力が格段に向上する。
一般的に、地盤は深度が深くなるほど硬くなり、また深い層ほど高い鉛直支持力および引抜抵抗力が獲得できるため、カバー部3,6の下端部は、ストレート部2,5の下端部にできるだけ近い位置とすることが望ましい。
なお、前記ストレート部8については、前記第1の実施の形態のストレート部2と実質的に同様の構成であり、また同等の作用効果を奏するため、詳細な説明は省略する。また、図7及び図8に示すものの場合、管杭7の下端側が杭先端側、上端側が杭頭側となっている。
また、軸線方向長さが前記ストレート部8よりも短く、軸線方向長さの全長にわたって均一な肉厚に形成されていて、管杭全体としての軸線に対称の形状として施工時や供用時の軸力伝達時において管杭全体の偏心を抑制するため、軸線L2が前記ストレート部8の軸線L1と同一直線上となるように該ストレート部8に取付けられている。
さらに、このカバー部6の上端面と下端面は、該カバー部材6の軸線方向と直交する方向に延びる平坦面となっていて、引張抵抗力と先端支持力とをそれぞれ向上させている。
なお、前記カバー部9としては、前記第2の実施の形態と同様に、鋼板等の金属板をロールベンディングまたは専用金型により少しずつプレスする方法等を用いて前記テーパ面を形成したものを用いることができる。
一方で、杭頭側の内周径は、前記ストレート部8の外周径D5よりも大きく形成されていて、これにより、杭頭側の外周面は、該カバー部9の杭頭側の端部(上端部)の外周径D6を最大として、ストレート部8の外周面から外方に張り出した状態となっている。
したがって、前記カバー部9は、ストレート部8との当接位置の高さを境に、該当接位置より下方側はストレート部の下端部よりも下方に、当接位置より上方側はストレート部の下端部よりも上方にそれぞれ位置することとなる。なお、カバー部9の外周面9aがストレート部8の外周面よりも外方に張り出す位置は、該カバー部9の肉厚の関係から、前記トレート部8との当接位置の高さよりも下方側に位置する(図7(a)参照)。
しかしながら、この第3の実施の形態の管杭7においては、カバー部9の杭先端側の内周径が前記ストレート部の外周径よりも小さく形成されているため、前記第1及び第2の実施の形態の場合に比べて、施工時に先端側からストレート部8の内周面に流入する土砂の量を少なく抑えることができる。これにより、管杭7における先端閉塞を抑制できるため、施工時の管杭の打ち込みに対する地盤の抵抗を低減でき、施工性をより向上させる効果がある。
なお、前記第2及び第3の実施の形態の管杭の場合、閉塞部材はテーパ面を有するカバー部の上端部にのみ存在するため、打設の際に該閉塞部材が抵抗になることはなく、したがって、閉塞部材の有無に変わらず高い施工性を得ることができる。
前記第1〜第3の実施の形態の管杭1,4,7は、先端が図11の管杭20と同様に、断面が真円形状であり且つ先端が開口している。そのため、第1〜第3の実施の形態の管杭1,4,7は、ストレート部2,5,8の外周径D1,D3,D5の5倍以上支持層に根入れする必要がある。
この場合において、第1及び第2の実施の形態のカバー部3,6,9について、各上端部の外径であるD2,D4、軸線方向長さ(高さ)H1,H2,H3は以下のように決定される。
杭を地盤に施工する際には、第1〜第3の実施の形態のカバー部3,6,9の上端部の外周径D2,D4,D6は、各ストレート部2,5,8の外周径D1,D3,D5と異なるため、各ストレート部2,5,8と支持層の地盤の内周面との間には空隙が生じる。
しがし、引抜抵抗力を獲得するためには、施工後において、第1〜第3の実施の形態のカバー部3,6,9の上方に支持層の地盤が戻る必要がある。
その場合、戻る地盤の総量は前記主動土圧理論により導かれる。
ここで、第2の実施の形態に係る管杭4の場合を例にとると、図12より、空隙の総量は(5D4−H2)×(D4−D3)/2で定まる。
一方、主動土圧により流入する地盤の総量は1/2×(5D3−H2)×(5D3−H2)×Tan(45°−(φ/2))である(ただし、φは地盤の内部摩擦角)。
以後、式を順次展開すると、最終的に、
D4+H2Tan(45°−(φ/2))<D3(1+5Tan(45°−(φ/2)))
となる。
ここで、地盤の物理的性質としてφは最大45°であることは公知であるため、
D4+H2<D3(1+5Tan(45°−(45°/2)))
つまり、D4+H2<3.071D3が成立する範囲にD4及びH2が存在することが望ましい。
このとき、D4>D3である。
また、第1の実施の形態の管杭1についても、該第1の実施の形態のカバー部3の外周径D2と、第2の実施の形態のカバー部6の上端部の外周径D4とが同じである場合は、D1,D2,H1との関係では同様の式が成立する。
さらに、第3の実施の形態の管杭7についても、該第3の実施の形態のカバー部9の外周径D6と、第2の実施の形態のカバー部6の上端部の外周径D4とが同じである場合は、D5,D6,H3との関係では同様の式が成立する。
この実験においては、本発明に管杭として、前記第2の実施の形態に係る管杭4(カバー部6の上端部の外周径D4とストレート部5の外周径D3との拡径率D4/D3)と、図11に示すストレート部5と略同形同大のストレート杭20とを用い、それぞれについて有限要素法を用いた数値実験を行い、引抜抵抗を求めた。なお、引抜抵抗比は、ストレート杭20の引抜抵抗に対する第2の実施の形態に係る管杭4の引抜抵抗の比率である。
図13に結果を示す。
なお、図13において、杭の引抜抵抗は、杭を地盤(地層)に施工(貫入施工)した後に杭を鉛直上向きに引き抜いた場合において、杭がストレート部5の外周径D3の10%上昇したときの抵抗である。
また、引抜抵抗比は、比較例のストレート杭10の引抜抵抗を1.0とした場合の、本発明に係る管杭4の引抜抵抗である。即ち、引抜抵抗比は、本発明に係る管杭4の引抜抵抗と、比較例のストレート杭10の引抜抵抗との比率と定義される。
また、図13から、前記引抜抵抗比は、カバー部6の上端部の外周径D4と、ストレート部5の外周径D3との比率(拡径率)D4/D3と正の相関関係を有することがわかる。
即ち、カバー部6の上端部の外周径D4と、ストレート部5の外周径D3との比率(拡径率)D4/D3を大きくすればするほど、大きな引抜抵抗を得ることができる。
そのため、杭本数を削減することでの材料費低減を図ることができ、また、工期短縮に寄与し、施工コストも同時に低減させることが可能となることがわかった。
2,5,8 ストレート部
3,6,9 カバー部
L1 ストレート部の軸線
L2 カバー部の軸線
Claims (9)
- 直線状に延びる円筒状に形成されたストレート部と、該ストレート部の杭先端側となる端部の外周面にそのストレート部の杭先端側を覆うように取付けられた、引抜抵抗として機能する円筒状のカバー部とを有し、
前記カバー部は、杭頭側と杭先端側との端部のうちの少なくとも杭頭側の端部の内周径がストレート部の外周径よりも大きく形成されていて、内周面側に前記ストレート部の杭先端側が挿入され、且つその軸線が該ストレート部の軸線と同一直線上となる状態で該ストレート部に取付けられていることを特徴とする管杭。 - 前記カバー部は、外周面側が、杭先端側の方向に行くに従って次第に先細るテーパ面となっていることを特徴とする請求項1に記載の管杭。
- 前記カバー部は、杭先端側の端部の内周径が前記ストレート部の外周径と同径に形成されていて、杭先端側の端部の内周面側がストレート部の外周面に当接した状態で該ストレート部に取付けられていることを特徴とする請求項2に記載の管杭。
- 前記カバー部は、杭先端側の端部の内周径が前記ストレート部の外周径よりも小さく形成されていて、杭先端側の内周面とストレート部の杭先端側の端部の外周面とが当接した状態で該ストレート部に取付けられていることを特徴とする請求項2に記載の管杭。
- 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の管杭を、該管杭に打撃を加えて打ち込む打撃工法によって地盤に打設することを特徴とする管杭の施工方法。
- 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の管杭を、該管杭に振動を与える振動工法によって地盤に打設することを特徴とする管杭の施工方法。
- 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の管杭を、該管杭に地盤に対する押し込み力を付与する圧入工法により該地盤に打設することを特徴とする管杭の施工方法。
- 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の管杭を、前記ストレート部の内部の空間に挿入した、掘削ヘッドを有する掘削ロッドによって地盤を掘削しながら該管杭を埋設する中堀工法により打設することを特徴とする管杭の施工方法。
- 前記管杭における前記ストレート部及びカバー部の外周面に水を噴射しながら該管杭を地盤に打設することを特徴とする請求項6〜請求項8のいずれかに記載の管杭の施工方法。
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