JP2013255878A - 懸濁固形物の分離・濃縮脱水装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】懸濁液からの分離固形物の濃縮脱水における省エネルギー、省スペース化及び低コスト化を実現すると共に、環境負荷の低減を図る。
【解決手段】懸濁した処理対象水W1中の懸濁固形物を濾過してフィルタ13に堆積させることにより固形物と液体分に分ける固液分離手段1と、フィルタ13に堆積・形成された固形物をフィルタ13から回収する回収手段2と、回収した固形物を移送する移送手段3と、移送した固形物を脱水する脱水手段4からなり、回収手段2と、移送手段3と、脱水手段4が互いに連続しているものである。
【選択図】図1
【解決手段】懸濁した処理対象水W1中の懸濁固形物を濾過してフィルタ13に堆積させることにより固形物と液体分に分ける固液分離手段1と、フィルタ13に堆積・形成された固形物をフィルタ13から回収する回収手段2と、回収した固形物を移送する移送手段3と、移送した固形物を脱水する脱水手段4からなり、回収手段2と、移送手段3と、脱水手段4が互いに連続しているものである。
【選択図】図1
Description
本発明は、懸濁水から分離回収した固形物を濃縮脱水する装置に関するものである。
懸濁水とは、無機系であれば金属加工排水やセメント排水などの工場排水、有機系であれば洗米排水などの食品工場排水や水処理汚泥のような、微細粒子の固形物を含む水のことである。これらの懸濁水を廃棄物として扱う場合にはその減容が求められ、あるいは有価物として利用可能な場合には循環と有効利用が求められる。そして、懸濁水を廃棄あるいは有効利用する場合は、固形物と液体分を効率よく分離することが極めて重要である。
懸濁水として、典型的には有機系排水処理による活性汚泥が挙げられる。これは汚水中に含まれる有機物を食べる微生物の集合体であり、有機物を分解させる処理(ばっき処理)が終了し沈降させた後の上澄みを処理水とし、沈降した汚泥で再びばっき処理に返送されずに廃棄の対象となる汚泥を余剰汚泥という。
余剰汚泥の処理においては含水率をいかに下げるかが非常に重要である。これは余剰汚泥に含まれる水分が多いと廃棄物量が増し、廃棄のための費用を大幅に増加するためである。また、水分が多く含まれているとトラックなどによる運搬が困難であり、「廃棄物の処理および清掃に関する法律」により、余剰汚泥を産業廃棄物として埋め立て廃棄する際には固形物濃度が15%以上でなければならないという制限があるためである。加えて、余剰汚泥の濃縮がさらに進めば汚泥の熱価が高まり、汚泥を焼却処理する際の燃料を減少させることができるからである。
図9は、従来の技術による余剰汚泥の処理工程の一例を示すものである。この例において、原水槽からの懸濁水をばっき槽によりばっき処理して有機物を分解する工程では、汚泥の固形分含有率は0.2〜0.3%程度である。続く沈澱槽では、ばっき槽からの流入固形物を重力沈降によって濃縮し、固形分含有率を0.5〜1.0%にまで上昇させる(沈降汚泥)。さらに沈澱槽から返送汚泥として循環させる汚泥以外を余剰汚泥として汚泥濃縮槽にいれ、12〜24時間の重力沈降をすることで固形分含有率を1〜2%にまで上昇させる(濃縮汚泥)。こうして得られた濃縮汚泥に対し、汚泥の固形物濃度が15%以上となるように脱水機を用いて機械的に脱水する。汚泥の産業廃棄コストは非常に高いため、多大なエネルギーと多量の薬剤を使用して汚泥の減容化を図っており、このためより効率のよい濃縮方法の開発が望まれている。なお、ここでは余剰汚泥を一例に挙げたが、懸濁水処理の基本は同じであり、すなわち、水中の固形物の効率的な回収と回収固形物の減容化にある。
固液分離の技術には重力濃縮による方法、ベルトプレス脱水による方法、乾燥による方法、プレコート式回転ドラム型固液分離装置による方法など、種々の方法がある。たとえば重力濃縮は、懸濁物を重力により沈降させて固形分含有率1〜2%に濃縮する固液分離方法であり、ベルトプレス脱水は、対象となる懸濁固形物をろ布により圧搾脱水する固液分離方法であり、乾燥は、通気により固形物に含まれる水分を蒸発させる方法であり、プレコート式回転ドラム型固液分離装置による方法は、例えば下記の特許文献に記載されたようなプレコート式回転ドラム型固液分離装置によって懸濁水から固形物を分離回収するものである。
しかしながら、重力濃縮による固液分離では、懸濁粒子が沈降するための滞留時間を確保するために槽容量を大きくする必要があり、粒径の小さい懸濁粒子は密度が小さいため沈降性が低く、投入した原水中の固形物の約10〜20%が上澄み水として濃縮槽から流出するといった問題がある。また重力濃縮後の固形分含有率は1〜2%であって、依然として含水率が高いので更なる脱水技術を必要とする。このような重力濃縮に対し、遠心力を用いた遠心濃縮等の動力を用いた機械濃縮といわれる方法では処理速度は速くなり、かつ固形分含有率も4%程度に増加するが、固形分含有率が15%以上になるまで濃縮するには重力濃縮同様に更なる機械脱水を必要とする。
また、ベルトプレス脱水に代表される機械脱水は、ある程度濃縮されたもの(重力濃縮等の処理を行った後の固形分含有率1〜4%程度の固形物)に対し動力を用いて固形分含有率15%以上に濃縮するものである。脱水機のみを使用する場合には装置が大きくなるため、また固形分含有率が1%以下の低い状態で機械脱水を行うとリーク(加圧により固形物が加圧部以外へ流出する現象)の幅が大きくなるため、機械脱水の前提として濃縮工程が必要となる場合が多い。また多くの脱水機はリーク防止のために多量の高分子凝集剤を用いる必要があり、消費電力も大きく、かつろ布を用いる場合は洗浄のために多量の上水を使用することからランニングコストの増加と環境への影響が懸念されている。
また、乾燥による脱水では水分を蒸発させるために多大なエネルギーを必要とし、自然乾燥を行う場合は莫大な時間がかかる問題がある。
これらに比較すると、プレコート式回転ドラム型固液分離装置による方法では、対象処理水中の固形物の数パーセントしか分離濾水中に流出しないため、重力濃縮に比べ固形物の流出が少なく、滞留時間が短いため槽容量も過大にならない。しかもプレコート式回転ドラム型固液分離装置は機械脱水で必要とされるような前段での濃縮工程を必要とせず、消費電力も小さく、さらには高分子凝集剤を用いる必要がないといった利点がある。しかしこの方法によれば、回転ドラムからの回収固形分含有率が8〜12%程度であり、廃棄する場合の規定である固形分含有率15%以上を満たしていなかった。
本発明は、以上のような点に鑑みてなされたものであって、その技術的課題は、懸濁液からの分離固形物の濃縮脱水における省エネルギー、省スペース化及び低コスト化を実現すると共に、環境負荷の低減を図ることにある。
上述した技術的課題を有効に解決するための手段として、請求項1の発明に係る懸濁固形物の分離・濃縮脱水装置は、懸濁した処理対象水中の懸濁固形物を濾過してフィルタに堆積させることにより固形物と液体分に分ける固液分離手段と、前記フィルタに堆積・形成された固形物をフィルタから回収する回収手段と、回収した固形物を移送する移送手段と、移送した固形物を脱水する脱水手段からなり、回収手段と、移送手段と、脱水手段が互いに連続しているものである。
請求項2の発明に係る懸濁固形物の分離・濃縮脱水装置は、請求項1に記載の構成において、固液分離手段が、固形物で懸濁した処理対象水が供給される固液分離槽と、この固液分離槽内に前記処理対象水に一部浸漬された状態で循環移動可能に配置されて外周面に前記処理対象水中の固形物を付着・堆積させるフィルタを備えるプレコート式固液分離装置からなるものである。
請求項3の発明に係る懸濁固形物の分離・濃縮脱水装置は、請求項1又は2に記載の構成において、回収手段が固液分離手段におけるフィルタのうち処理対象水に浸漬していない場所に位置する転写部からなり、前記フィルタに堆積した固形物を前記転写部に剥離・転写するものである。
請求項4の発明に係る懸濁固形物の分離・濃縮脱水装置は、請求項3に記載の構成において、転写部が、透水性のあるシート及びこれを固液分離手段におけるフィルタに堆積した固形物のうち処理対象水に浸漬していない部分に押し付けながら移動させるローラからなるものである。
請求項5の発明に係る懸濁固形物の分離・濃縮脱水装置は、請求項1〜4のいずれかに記載の構成において、移送手段が、透水性のあるシート及びこれを一定方向へ送り出すローラからなるものである。
請求項6の発明に係る懸濁固形物の分離・濃縮脱水装置は、請求項5に記載の構成において、脱水手段が循環移動する無端のシートと移送手段のシートの一部からなり、移送手段により移送される固形物を前記両シート間で圧搾することにより脱水するものである。
請求項7の発明に係る懸濁固形物の分離・濃縮脱水装置は、請求項5に記載の構成において、脱水手段が、移送手段により移送される固形物中の水分を吸引する吸引装置からなるものである。
請求項8の発明に係る懸濁固形物の分離・濃縮脱水装置は、請求項5又は6に記載の構成において、固液分離手段により分離された濾水により移送手段のシートの洗浄を行う洗浄手段を有するものである。
請求項9の発明に係る懸濁固形物の分離・濃縮脱水装置は、請求項8に記載の構成において、洗浄手段が、洗浄排水の貯蔵部と固形物除去のための重力沈降部を有するものである。
請求項10の発明に係る懸濁固形物の分離・濃縮脱水装置は、請求項9に記載の構成において、重力沈降部の上澄みを洗浄水として用いるものである。
請求項11の発明に係る懸濁固形物の分離・濃縮脱水装置は、請求項9に記載の構成において、重力沈降部で沈降した固形物を固液分離手段へ返送するものである。
本発明に係る懸濁固形物の分離・濃縮脱水装置によれば、固液分離手段によって、処理対象水中の懸濁固形物を濾過してフィルタに堆積させることにより固形物と液体分に分け、前記フィルタの固形物をフィルタから回収手段によって回収し、回収した固形物を移送手段によって移送すると共に脱水手段によって脱水するといった工程を連続的に行うことができ、設置面積を縮減することができる。
また、固液分離手段としてプレコート式固液分離装置を用いることで、高分子凝集剤を使用する必要がなくなるため、処理水の排出先への環境負荷や、高分子凝集剤製造にかかる環境負荷の低減が可能である。
また、固液分離による濾水を脱水部の洗浄水に使用することにより、上水使用量を抑えることができ、その結果、濃縮脱水のためのランニングコストを節減することができる。
また、洗浄手段における重力沈降部で沈降した固形物を固液分離手段へ返送することによって、固形物の回収率を一層向上することができる。
以下、本発明に係る懸濁固形物の分離・濃縮脱水装置の好ましい実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
まず図1は、本発明に係る懸濁固形物の分離・濃縮脱水装置の第一の実施の形態を概略的に示すものであって、すなわちこの濃縮脱水装置は、懸濁した処理対象水中の懸濁固形物を濾過してフィルタに堆積させることにより固形物と液体分に分けるプレコート式固液分離装置1と、前記フィルタに堆積された固形物をフィルタから回収する回収手段2と、回収した固形物を移送する移送手段3と、移送した固形物を脱水する脱水手段4からなるものである。
プレコート式固液分離装置1は、懸濁固形物SSで懸濁した処理対象水W1を貯留する固液分離槽11と、この固液分離槽11内に水平軸心を中心として回転可能に配置され、外周壁がワイヤクロスや濾布などによる円筒状のフィルタ13からなる固液分離ドラム12とを備える。すなわちこの固液分離装置1は、固液分離槽11内へ処理対象水W1を供給する一方、回転する固液分離ドラム12のフィルタ13を通過した水(濾水W2)を、排水口14を通じて排出することによって、フィルタ13の内外に水頭差を発生させ、処理対象水W1の水分がフィルタ13を通過する過程で、このフィルタ13の外周面に処理対象水W1中の懸濁固形物SSが固形分含有率3〜6%に濃縮された状態で付着・堆積したマットMを形成させ、この固形物マットM自体の濾過機能を利用して、フィルタ13のメッシュサイズより粒径の細かい懸濁固形物SSを分離可能としたものである。
なお、プレコート式固液分離装置1の固液分離槽11に供給する処理対象水W1としては固形分含有率0.5〜1%であることが望ましいが、0.1〜2%程度であれば処理は可能である。
回収手段2は、固液分離ドラム12のフィルタ13の外周面に形成された固形物マットMの表面に、固液分離槽11における処理対象水W1の水位より上方で接触しながら、固液分離ドラム12と逆方向へ回転されることによって、前記フィルタ13から固形物マットMを剥離して転写・付着させる転写ローラ21と、この転写ローラ21に転写・付着された固形物マットMを掻き取るスクレーパ22からなる。
転写ローラ21の外周面は、固液分離ドラム12のフィルタ13よりも目開きが小さく、表面積が大きい素材で覆われた構造を有する。例えば固液分離ドラム12のフィルタ13が目開き180μmである場合には、転写ローラ21の外周面はそれ以下の目開きのものが採用され、素材としてはポリエステル、ナイロン、金属、ゴムなどいずれでもよい。
すなわち、固液分離ドラム12のフィルタ13に堆積した固形物マットMは、固液分離槽11における処理対象水W1の水位より上方で転写ローラ21により圧搾されて押しつぶされ、再びフィルタ13と転写ローラ21が離れる際にどちらかに付着することとなるが、ここでどちらの面に付着するかはフィルタ13あるいは転写ローラ21の素材によるものであり、双方の表面積や物理的吸着性などによって決まる。転写ローラ21の外周面を覆う素材としては、上述のとおりフィルタ13よりも目開きが小さく表面積が大きいものであればよいが、フィルタ13と転写ローラ21の接触面で圧力がかかり固形物マットMから水分が染み出してくることを考えると透水性の素材が望ましく、さらに後段の脱水においてロール圧搾を行うことを考慮すると、ろ布のような材質にするのが望ましい。
また、固液分離ドラム12のフィルタ13に堆積した固形物マットMを剥離・転写する手段としては、フィルタ13と転写ローラ21が直接接して転写ローラ21が一定圧でフィルタ13を押す構造、又はフィルタ13と転写ローラ21が直接には接しておらず転写ローラ21がフィルタ13に堆積した固形物マットMにのみ接する構造、のいずれかをとる。このうち、後者の構造では、転写ローラ21はフィルタ13から1〜5mmの間隔をあけて設置されるものとする。フィルタ13と転写ローラ21が直接接する場合もそうでない場合も、転写のメカニズムは先に説明したとおりであるが、転写ローラ21がフィルタ13に堆積した固形物マットMにのみ接する場合は、押しつぶしのための圧力が小さくなるため、フィルタ13と転写ローラ21の接点で転写されずにずり落ちる固形物の量が減り、回収物の固形分含有率は低くなるが全体の固形物回収量は多くなる。
なお、固液分離ドラム12のフィルタ13と転写ローラ21が完全に接する場合の回収物の固形分含有率は8〜12%程度であり、フィルタ13に堆積した固形物マットMにのみ転写ローラ21が接する場合は6〜8%程度である。これらの転写方法のうちどちらを採用するかは、固形物の種類や後段での脱水方法など、総合的な判断で決めることが望ましい。
図2は、回収手段2の稼動構造の例を示すもので、参照符号201はプレコート式固液分離装置1の固液分離ドラム12を回転させるモータ、参照符号202はモータ201の駆動トルクを固液分離ドラム12に伝達するベルト又はチェーンである。そして、図2における(A)は、モータ201による固液分離ドラム12の駆動力が、フィルタ13に形成された固形物マット(不図示)との接触面圧によって転写ローラ102に伝達される構造としたものであり、(B)は、モータ201の駆動トルクを固液分離ドラム12に伝達するベルト又はチェーン202を、転写ローラ102を経由して巻き掛けることで、フィルタ13と転写ローラ102が同じ駆動系で回転する構造としたものであり、(C)は、転写ローラ102が固液分離ドラム12を駆動させる駆動系とは別系統の駆動系、すなわちモータ203及びその駆動トルクを転写ローラ102に伝達するベルト又はチェーン204によって回転する構造としたものである。このうち、転写ローラ102がフィルタ13との接触面圧で稼動する(A)の構造は、フィルタ13上に堆積した固形物によって転写ローラ102が空回りをする可能性があるため、フィルタ13と転写ローラ102が共に駆動源を持つ(B)又は(C)の構造が望ましい。
また、図3及び図4は、固液分離ドラム12のフィルタ13と転写ローラ21の間で固形物マットMが圧搾される過程で染み出した水によって、水面から浮上した固形物マットMが、図1に破線矢印で示すようにずり落ちるのを防止するようにした回収手段2の構造の一例を示すものである。
すなわち、図3に示すように、転写ローラ21の外周部を、透水性を有する円筒状のメッシュシート21aで構成すると共に、このメッシュシート21aの内周に、多数の集水溝21bを円周方向所定間隔(例えば10〜30mm間隔)で設けたものである。集水溝21bは、図4に示すように、転写ローラ21の軸心と平行な方向に対して適当に傾斜しているものとする。
このように構成すれば、固液分離ドラム12のフィルタ13と転写ローラ21のメッシュシート21aとの間で固形物マットMが圧搾される過程で染み出した水は、メッシュシート21aの内周へ流入して集水溝21bに捕捉され、転写ローラ21の回転によって集水溝21bが上昇して行くのに伴い、傾斜した集水溝21bに沿って図4に矢印Fで示すように流れ、転写ローラ21の軸方向一側から、プレコート式固液分離装置1の固液分離槽11(図1参照)へ排出される。
図1に示す第一の実施の形態では、固形物を移送する移送手段3と、固形物を脱水する脱水手段4が、スクリュープレス装置100によって構成されている。
このスクリュープレス装置100は、一端に、投入口101aを有し他端に排出口101bを有する円筒状のハウジング101と、このハウジング101の内周空間に配置され投入口101a側が小径、排出口101b側が大径となる円錐状スクリュー102と、前記ハウジング101と円錐状スクリュー102の間に配置された金属製の円筒状スクリーン103とを有する。そして、回収手段2において転写ローラ21からスクレーパ22で掻き取った固形物がハウジング101の投入口101aから投入された固形物は、円錐状スクリュー102の回転によって下流側(排出口101b側)へ送られながら、円錐状スクリュー102と円筒状スクリーン103の間で生じる剪断力と圧搾力によって脱水されるようになっている。
スクリュープレス装置100の好適な例としては、円錐状スクリュー102のスクリュー羽根250mm、全長200mmに対し通常押圧板のテーパーコーンに開口25〜40mmを設けるが、本装置100では同じスクリュー羽根押圧板を用いた場合でスクリュー全長を1/2〜1/3に短縮することが可能である。これは、本装置での投入固形物の固形分含有率は8〜12%であり重力濾過を必要としないため、導入した固形物に対し脱水初期から圧力をかけることが可能であるため、また固形分含有率が高く、スクリューへの投入初期から円錐スクリューによる圧力をかけることができるためである。したがって、高分子凝集剤は不要である。
そして図1に示す第一の実施の形態によれば、プレコート式固液分離装置1において、処理対象水W1中の懸濁固形物を濾過してフィルタ13に堆積させることにより固形物(固形物マットM)と液体分(濾水W2)に分け、フィルタ13上の固形物を回収手段2によって回収し、回収した固形物を移送手段3によって移送すると共に脱水手段4によって脱水するといった工程を連続的に行うことができ、特に、スクリュープレス装置100が移送手段3と脱水手段4を兼ねるものであるため、設置面積を縮減することができる。
次に図5は、本発明に係る懸濁固形物の分離・濃縮脱水装置の第二の実施の形態を概略的に示すものである。
この第二の実施の形態においては、プレコート式固液分離装置1の上側に、複数のローラ202〜204と、これらのローラ202〜204を経由して横長の環状に巻き掛けられた透水性を有する無端のシート201からなるコンベア200が配置されている。このコンベア200は、固液分離ドラム12のフィルタ13からシート201に剥離・転写した固形物マットMを、シート201ごと移送する移送手段3であると同時に、最も固液分離ドラム12側に位置するローラ202が、固液分離ドラム12のフィルタ13の外周面に形成された固形物マットMの表面に、固液分離槽11における処理対象水W1の水位より上方でシート201を接触させることによって、固液分離ドラム12と逆方向へ回転されることによって、前記フィルタ13から固形物マットMを剥離してシート201に転写・付着させる転写ローラとなっており、すなわちコンベア200における固液分離槽11側の端部が回収手段2として機能するものである。
この場合、移送手段3としてのシート201が固液分離ドラム12のフィルタ13からの固形物マットMの剥離・転写部分と連続しているため、剥離・転写を効率よく行うにはシート201の稼動距離をフィルタ13の稼動距離の±10%となるように、移送速度を調節することが好ましい。
また、第二の実施の形態においては、脱水手段4は乾燥装置300で構成されている。この乾燥装置300は、コンベア200のうち最も固液分離ドラム12側に位置するローラ202から反対側のローラ203へ向けて、固液分離ドラム12のフィルタ13からシート201に剥離・転写した固形物マットMをシート201ごと移送する部分を覆うように配置された通気ケース301と、この通気ケース301内へ、その下流側(ローラ203側)の開口部301aから乾燥空気を供給する給気装置302からなるものである。
通気ケース301は、例えばシート201の上下を10〜50mmの間隔をあけて囲うことの可能な形状で、断熱材で囲った金属、又は塩化ビニル、陶製などのものを用いることができる。また、給気装置302としては、ばっき処理などで使用する吸気ラインを利用して通気ケース301内を出口側の開口部301bから吸引するものや、焼却熱や機械熱などの排熱を利用して加熱・乾燥した空気を開口部301aから通気ケース301内へ供給するものなどが考えられる。供給された乾燥空気は、シート201ごと移送される固形物マットMの移送方向と逆方向へ通気されることによって、固液分離ドラム12側から移送される含水率の高い固形物マットM1を効率良く脱水することができる。
したがって本装置を用いて濃縮脱水すれば、転写回収された含水率の高い固形分からなる固形物マットM1に対して脱水を行うため、脱水工程前段の重力脱水は不必要であり、高分子凝集剤を使用する必要もない。
また、プレコート式固液分離装置1において、処理対象水W1中の懸濁固形物を濾過してフィルタ13に堆積させることにより固形物(固形物マットM)と液体分(濾水W2)に分け、フィルタ13上の固形物を回収手段2によって回収し、回収した固形物を移送手段3によって移送すると共に脱水手段4によって脱水するといった工程を連続的に行うことができ、特に、コンベア200が回収手段2及び移送手段3を兼ねるものであると共に、乾燥装置300からなる脱水手段4がコンベア200による固形物の移送経路上に設置され、移送過程で乾燥脱水するように設置されているので、設置面積を縮減することができる。
なお、参照符号206は、コンベア200のうち固液分離ドラム12の反対側の端部に位置するローラ204の外周を通るシート201に接するように配置され、通気ケース301内を通って乾燥・脱水された固形物マットM2を剥離するスクレーパである。
次に図6は、本発明に係る懸濁固形物の分離・濃縮脱水装置の第三の実施の形態を概略的に示すものである。
この第三の実施の形態も、プレコート式固液分離装置1の上側には、複数のローラ202〜205と、これらのローラ202〜205を経由して横長の環状に巻き掛けられた透水性を有する無端のシート201からなるコンベア200が配置されており、このうち最も固液分離ドラム12側に位置するローラ202は、プレコート式固液分離装置1のフィルタ13のうち処理対象水W1に浸漬していない部分に近接して配置されており、このローラ202とその外周面を経由するシート201の一部によって、回収手段2が構成されている。すなわち回収手段2は、ローラ202によってシート201の一部をフィルタ13の外周面に形成された固形物マットMに押し付け、この固形物マットMをフィルタ13の外周面から剥離させて転写回収するものである。
また、第三の実施の形態においては、脱水手段4はベルトプレス装置400で構成されている。このベルトプレス装置400は、複数のローラ402〜405と、これらのローラ402〜405を経由して巻き掛けられた透水性を有する無端のシート401からなり、このシート401の一部を、ローラ402,403によって、コンベア200における最も固液分離ドラム12側のローラ202からその反対側のローラ203へ向かうシート201による移送過程の固形物マットMに押し付け、これによって、固形物マットMが移送されながらコンベア200のシート201とベルトプレス装置400のシート401間で圧搾され脱水されるようになっている。したがって、コンベア200は、回収手段2及び移送手段3を兼ねるものであるのに加え、脱水手段4の一部も構成するものであるということができ、すなわちコンベア200とベルトプレス装置400によって、回収手段2、移送手段3及び脱水手段4が互いに連続して構成されているものである。
上記構成によれば、コンベア200とベルトプレス装置400の間への導入初期から、高圧力での圧搾が可能であり、重力脱水(固形分含有率を5%まで濃縮)、予備加圧(固形分含有率を8%にまで濃縮)を経ずに、初圧力2〜6kgf/cm2からの順次加圧を行うことができる。すなわち、加圧部までの導入は他のベルトプレス機器のように長くても構わないが、導入部分を100〜500mmと短い構造を取ることが可能である。
また、本装置を用いて濃縮脱水すれば、転写回収された含水率の高い固形分からなる固形物マットM1に対して脱水を行うため、脱水工程前段の重力脱水は不必要であり、圧力によるサイドリークを抑制することができるため、高分子凝集剤を使用する必要もない。
しかも、プレコート式固液分離装置1において、処理対象水W1中の懸濁固形物を濾過してフィルタ13に堆積させることにより固形物(固形物マットM)と液体分(濾水W2)に分け、フィルタ13上の固形物を回収手段2によって回収し、回収した固形物を移送手段3によって移送すると共に脱水手段4によって脱水するといった工程を連続的に行うことができ、特に、コンベア200が回収手段2、移送手段3及び脱水手段4を兼ねるものであるため、設置面積を縮減することができる。
なお、プレコート式固液分離装置1のフィルタ13から剥離・転写した固形物マットの固形分含有率が8〜10%あり流動性が低くなっていることを鑑みれば、図5に示す第二の実施の形態や、図6に示す第三の実施の形態のように、剥離・転写からシート201ごと移送する方法が効率的ではあるが、その移送速度はフィルタ13からの剥離・転写速度に縛られるものであり、一方、図1に示す第一の実施の形態のように、スクリュープレス装置100を用いて移送と共に脱水を行う方法は、転写ローラ21による剥離・転写速度に縛られないものであることから、いずれの移送方法を用いるかは、後段の脱水方法などの種々の条件を鑑みて決めるのが望ましい。
次に図7は、本発明に係る懸濁固形物の分離・濃縮脱水装置の第四の実施の形態を概略的に示すものである。
この第四の実施の形態は、脱水手段4として吸引装置500を採用したことを特徴としており、すなわちシート201の下に、吸引ポンプP5に接続されたサクションボックス501を設け、シート201上を移動する汚泥の水分を吸引することによって脱水を行うようにしたものである。
この第四の実施の形態でも、コンベア200は、回収手段2及び移送手段3を兼ねるものであるのに加え、脱水手段4の一部も構成するものであるということができ、すなわちコンベア200と吸引装置500によって、回収手段2、移送手段3及び脱水手段4が互いに連続して構成されているものである。したがって、転写回収された含水率の高い固形分からなる固形物マットM1に対して脱水を行うため、脱水工程前段の重力脱水は不必要であり、圧力によるサイドリークを抑制することができるため、高分子凝集剤を使用する必要もなく、しかも、処理対象水W1中の懸濁固形物を固液分離装置1のフィルタ13で濾過して回収手段2によって回収し、回収した固形物を移送手段3によって移送すると共に脱水手段4によって脱水するといった工程を連続的に行うことができ、特に、コンベア200が回収手段2、移送手段3及び脱水手段4を兼ねるものであるため、設置面積を縮減することができる。
なお、このような吸引装置500で脱水を行う場合に限っては、回収手段2(コンベア200)の転写回収シート201としてろ布を用いた場合には、その厚みにより吸引圧がサクションボックス501から横方向へ逃げる可能性があるため、金属製のシートを用いるのがよい。
また、吸引装置500で吸引する際にシート201上の固形物マットM1の厚さが不均一だと吸引圧が一定にならないため、サクションボックス501上へ移動する前にローラ502を用いて汚泥を均一化する手段を設けることも好ましい。
次に図8は、本発明に係る懸濁固形物の分離・濃縮脱水装置の第五の実施の形態を概略的に示すものである。この第五の実施の形態は、第三の実施の形態に濾水W2による洗浄手段5を付加したことを特徴とする。
これについて説明すると、脱水手段4によって脱水した固形物マットM2をスクレーパ206などで剥離した後のシート201には、剥離残渣の固形物が付着しており、また脱水手段4としてベルトプレス装置400や図5のような乾燥装置300などを用いた場合には、ろ布などからなるシート201に固形物が入り込むため、シート201を洗浄する工程が必須である。そこで図8に示す第五の実施の形態は、洗浄手段5として、固液分離装置1のフィルタ13において排出された濾水W2を有効に利用して洗浄を行うものである。
詳しくは、プレコート式固液分離装置1において処理対象水W1の濾過により分離された濾水W2は、いったん濾水貯留槽51に貯留する。洗浄水として使用する濾水W2はSS濃度50〜200ppm程度のものである。そしてこの濾水貯留槽51からポンプP1で吐出した洗浄水が、スプレーノズル52を通り、高圧のシャワーとなって、固形物マットM2の剥離後のシート201を洗浄するようになっている。スプレーノズル52の目詰まりを防止するため、このスプレーノズル52のオリフィス呼び径は4mm以上とするのが好ましい。また、洗浄水量は60〜240L/kg−DS−dayを目安とする。
洗浄後の排水W3には、洗浄によりシート201から除去された残渣や、圧搾脱水により固形分から出る水分などによる固形物が多く含まれている。この洗浄排水W3は濾水貯留槽51を通り排出するが、洗浄排水W3が多量である場合は、固形物の除去を行うようにすることが好ましい。
洗浄排水W3から固形物を除去する方法としては、重力沈降あるいは簡易濾過などの方法が採用可能である。図8では重力沈降を行う場合の構造を示している。すなわち洗浄排水W3はいったん洗浄排水貯留槽53に蓄え、ここで固形物SSの重力沈降を行う。洗浄排水貯留槽53の底部は沈降物を集めるために30〜60度の勾配を設け、滞留時間を5〜30分とし、粗大な粒子のみを沈降させる構造とする。例えば5分の沈降により60〜70%の固形分を沈降させることが可能である。
沈降した固形物SSは、洗浄排水貯留槽53の底部から、プレコート式固液分離装置1による処理対象の原水W0を貯留する原水槽6へ、ポンプP2によって、原水W0の流入水量に対し10〜50%の割合で返送されるようになっている。
一方、洗浄排水貯留槽53で固形物SSが沈降した後の上澄み水W4は越流によって濾水貯留槽51に流入する構造としている。濾水貯留槽51に流入した上澄み水W4は再度洗浄排水W3として使用される以外は処理水W5として不図示のばっき槽へポンプP3により返送し、排水基準を満たしていれば系外に排出することも可能である。
洗浄排水貯留槽53で重力沈降を行った上澄み水W4を直接、洗浄水として用いてもよい。この場合は洗浄排水貯留槽53から上澄み水W4をポンプP4によってスプレーノズル52へ送り、シート201の洗浄水として用いた後、上述と同様に沈降分離を行う構造とする。この場合も上述のように重力沈降による固形物沈降率は5分で60〜70%であるため、洗浄排水貯留槽53で洗浄水として循環する水の固形物濃度は徐々に上昇し、最終的にはスプレーノズル52の閉塞を起こすおそれがあるため、洗浄排水貯留槽53の水は適宜交換、又は原水槽6へ返送することが好ましい。
また、蒸発や、あるいは原水槽6への返送によって、洗浄排水貯留槽53の水量が減少するため、濾水貯留槽51から水の適宜補給を行う必要がある。このため濾水貯留槽51の水を洗浄水として利用するほうがスプレーノズル52の閉塞防止やメンテナンスの上から好ましいが、重力沈降を行った洗浄排水貯留槽53の上澄み水W4を洗浄水として使用する場合には、濾水貯留槽51に洗浄排水W3が流入しないため、より固形分含有率の低い処理水W5を得ることができ、これが水質を満たしていれば処理済水として排出することが可能である。このように、洗浄水の利用方法は目的に応じて選択するのが望ましい。
なお、本発明は上述した各実施の形態に限定されるものではないことは勿論である。
1 プレコート式固液分離装置
11 固液分離槽
12 固液分離ドラム
13 フィルタ
2 回収手段
21 転写ローラ
3 移送手段
4 脱水手段
5 洗浄手段
6 原水槽
100 スクリュープレス装置
200 コンベア
201,401 シート
300 乾燥装置
400 ベルトプレス装置
500 吸引装置
M 固形物マット
11 固液分離槽
12 固液分離ドラム
13 フィルタ
2 回収手段
21 転写ローラ
3 移送手段
4 脱水手段
5 洗浄手段
6 原水槽
100 スクリュープレス装置
200 コンベア
201,401 シート
300 乾燥装置
400 ベルトプレス装置
500 吸引装置
M 固形物マット
Claims (11)
- 懸濁した処理対象水中の懸濁固形物を濾過してフィルタに堆積させることにより固形物と液体分に分ける固液分離手段と、前記フィルタに堆積・形成された固形物をフィルタから回収する回収手段と、回収した固形物を移送する移送手段と、移送した固形物を脱水する脱水手段からなり、回収手段と、移送手段と、脱水手段が互いに連続していることを特徴とする懸濁固形物の分離・濃縮脱水装置。
- 固液分離手段が、固形物で懸濁した処理対象水が供給される固液分離槽と、この固液分離槽内に前記処理対象水に一部浸漬された状態で循環移動可能に配置されて外周面に前記処理対象水中の固形物を付着・堆積させるフィルタを備えるプレコート式固液分離装置からなることを特徴とする請求項1に記載の懸濁固形物の分離・濃縮脱水装置。
- 回収手段が固液分離手段におけるフィルタのうち処理対象水に浸漬していない場所に位置する転写部からなり、前記フィルタに堆積した固形物を前記転写部に剥離・転写することを特徴とする請求項1又は2に記載の懸濁固形物の分離・濃縮脱水装置。
- 転写部が、透水性のあるシート及びこれを固液分離手段におけるフィルタに堆積した固形物のうち処理対象水に浸漬していない部分に押し付けながら移動させるローラからなることを特徴とする請求項3に記載の懸濁固形物の分離・濃縮脱水装置。
- 移送手段が、透水性のあるシート及びこれを一定方向へ送り出すローラからなることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の懸濁固形物の分離・濃縮脱水装置。
- 脱水手段が循環移動する無端のシートと移送手段のシートの一部からなり、移送手段により移送される固形物を前記両シート間で圧搾することにより脱水するものであることを特徴とする請求項5に記載の懸濁固形物の分離・濃縮脱水装置。
- 脱水手段が、移送手段により移送される固形物中の水分を吸引する吸引装置からなることを特徴とする請求項5に記載の懸濁固形物の分離・濃縮脱水装置。
- 固液分離手段により分離された濾水により移送手段のシートの洗浄を行う洗浄手段を有するものであることを特徴とする請求項5又は6に記載の懸濁固形物の分離・濃縮脱水装置。
- 洗浄手段が、洗浄排水の貯蔵部と固形物除去のための重力沈降部を有することを特徴とする請求項8に記載の懸濁固形物の分離・濃縮脱水装置。
- 重力沈降部の上澄みを洗浄水として用いることを特徴とする請求項9に記載の懸濁固形物の分離・濃縮脱水装置。
- 重力沈降部で沈降した固形物を固液分離手段へ返送することを特徴とする請求項9に記載の懸濁固形物の分離・濃縮脱水装置。
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