JP2013254629A - 蓄電装置及び二次電池 - Google Patents

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史弥 金武
Yoshikatsu Kawabata
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Abstract

【課題】振動を受ける状態で使用されても、積層型の電極組立体を構成する正極、セパレータ及び負極相互間のずれを抑制する。
【解決手段】二次電池(蓄電装置)10は、タブ13a,14aをそれぞれ有する正極13及び負極14がセパレータ15を間に挟んだ状態で積層された電極組立体12を有する。正極13、負極14及びセパレータ15は矩形状に形成され、セパレータ15の各辺は正極13及び負極14の各辺よりも長く形成されている。電極組立体12は金属フィルムと樹脂フィルムとのラミネートフィルムで形成された袋状の外装シート11内に収容されている。外装シート11は積層方向において電極組立体12の両側に配置された2つの矩形部11aを有し、4辺において矩形部11a同士が直接又はセパレータ15を介して連結された連結部11bを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、蓄電装置及び二次電池に係り、詳しくは正極及び負極がセパレータを間に挟んだ状態で積層された積層型の電極組立体を有する蓄電装置及び二次電池に関する。
二次電池やキャパシタのような蓄電装置は再充電が可能であり、繰り返し使用することができるため電源として広く利用されている。二次電池を構成する電極組立体には、積層型と巻回型とがある。積層型の電極組立体は、複数の正極及び複数の負極がセパレータを間に挟んだ状態で交互に積層されている。積層された正極、セパレータ及び負極の間で位置ずれが生じると、正極と負極とが短絡したり、電池の性能が低下したりする。
積層された正極、セパレータ及び負極間の位置ずれを防ぐために、テープで止めたり(特許文献1参照)、帯状のセパレータをつづら折り状に折り畳んだ状態で使用したりするものがある。また、特許文献1には、正極電極(正極)及び負極電極(負極)の少なくとも一方が、2枚のシート状のセパレータを貼り合わせたセパレータ袋内に収容され、電極のタブがセパレータ袋の開口部から外部に突出する構成も開示されている。さらに、セパレータ袋をアルミラミネートフィルム製の容器に収容する構成も開示されている。
特開2011−243403号公報
しかし、テープで止めたり、つづら折り状に折り畳んだ状態のセパレータを用いたりするだけでは、二次電池が車両等に搭載されて振動を受ける状態で使用された場合、振動による位置ずれが起こる可能性がある。特許文献1には、セパレータ袋をアルミラミネートフィルム製の容器に収容する構成も開示されているが、セパレータ袋はアルミラミネートフィルム製の容器に収容されているだけで、両者を固定する構成はない。
本発明は、前記の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、振動を受ける状態で使用されても、積層型の電極組立体を構成する正極、セパレータ及び負極相互間のずれを抑制することができる蓄電装置及び二次電池を提供することにある。
前記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、正極及び負極がセパレータを間に挟んだ状態で積層された積層型の電極組立体を有する蓄電装置である。そして、前記正極、前記負極及び前記セパレータは矩形状に形成され、前記セパレータの各辺は前記正極及び前記負極の各辺よりも長く形成されている。前記電極組立体は金属フィルムと樹脂フィルムとのラミネートフィルムで形成された袋状の外装シート内に収容されており、前記外装シートは積層方向において前記電極組立体の両側に配置された2つの矩形部を有し、前記外装シートは4辺において前記矩形部同士が直接又は前記セパレータを介して連結された連結部を有し、前記4辺のうち少なくとも1辺の連結部において前記矩形部の間に前記セパレータを挟んだ状態で前記矩形部同士及び前記セパレータが熱融着されている。
ここで、「袋状の外装シート」とは、蓄電装置として使用される状態において袋状である外装シートを意味し、最初から袋状のものに限らず、2枚のシートの周囲を熱融着したり、1枚のシートを二つ折りにして両側を熱融着したりして袋状にしたものも含む。また、「熱融着」とは、熱で溶融して接着することを意味し、直接熱を加えて溶融するものに限らず、超音波溶融のように直接熱を加えるのではなく、溶融するものが発する熱で溶融して接着することも含む。
この発明では、電極組立体はラミネートフィルムで形成された袋状の外装シート内に収容されており、電極組立体を密閉状態にするために外装シートが熱融着された部分において、セパレータが外装シートに熱融着されている。セパレータの各辺は正極及び負極の各辺よりも長く形成されており、セパレータを正極及び負極の外側で外装シートに熱融着すれば、セパレータによる正極及び負極の位置ずれ防止作用が強くなる。したがって、振動を受ける状態で使用されても、積層型の電極組立体を構成する正極、セパレータ及び負極相互間のずれを抑制することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記セパレータは、帯状のものがつづら折り状に折り畳まれた状態に構成されている。セパレータは1枚ずつバラバラの状態で、それぞれ正極及び負極と交互に積層され、外装シートに熱融着されてもよい。しかし、帯状のものがつづら折り状に折り畳まれた状態のセパレータを使用して、折り曲げ部を位置決めに利用すれば、正極及び負極のずれが防止された状態で外装シートとセパレータとの熱融着を行うことが容易になる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記正極及び前記負極は前記1辺側の辺からタブが突出形成され、前記外装シート及び前記セパレータは、前記1辺の延びる方向において、前記タブを挟んだ両側の位置で熱融着されている。この発明では、タブの位置ずれが確実に防止される。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の発明において、前記外装シート及び前記セパレータは、互いに対向する2辺が熱融着されている。外装シートが袋状であれば、電極組立体を密閉するには1辺の熱融着で済む。しかし、1辺の熱融着では、正極、負極及びセパレータに対する位置ずれ防止作用が弱い。この発明では、外装シート及びセパレータは、互いに対向する2辺が熱融着されているため、位置ずれ防止作用が向上し、隣り合う2辺を熱融着する場合に比べて、位置ずれ防止作用が高くなる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、互いに対向する前記2辺は、前記タブが突出する辺と、その辺と対向する辺である。タブが突出する辺は、必ず熱融着を行う辺である。この発明では、必ず熱融着を必要とするタブが突出する辺に加えて、その辺に対向する辺を加えた2辺を熱融着することにより、少ない熱融着作業で効率良く、正極、負極及びセパレータ間のずれを抑制することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、互いに対向する前記2辺は、前記タブが突出する辺に直交する2辺である。この発明では、タブが突出していない2辺を熱融着するため、熱融着は正極及び負極を含まずに外装シートとセパレータのみの熱融着ができ、2辺の熱融着は同じ条件で容易に行うことができる。なお、この発明でも、タブが突出する辺の熱融着は必要である。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の蓄電装置の構成を備えた二次電池である。したがって、この発明の二次電池は請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の発明と同様の効果を有する。
請求項1〜請求項7に記載の発明によれば、振動を受ける状態で使用されても、積層型の電極組立体を構成する正極、セパレータ及び負極相互間のずれを抑制することができる蓄電装置及び二次電池を提供することができる。
第1の実施形態の二次電池の一部破断模式正面図。 (a),(b),(c)は製造方法を示す模式斜視図。 第2の実施形態の二次電池の一部破断模式正面図。 (a),(b),(c)は製造方法を示す模式斜視図。 別の実施形態の二次電池の一部破断模式正面図。 (a),(b)はそれぞれ別の実施形態の外装シートの模式斜視図。
(第1の実施形態)
以下、本発明を具体化した第1の実施形態を図1及び図2にしたがって説明する。
図1に示すように、蓄電装置としての二次電池10は、袋状の外装シート11内に、積層型の電極組立体12が収容されている。電極組立体12は、タブ13a,14aをそれぞれ有するシート状の正極13及びシート状の負極14がセパレータ15を間に挟んだ状態で交互に積層されて構成されている。電極組立体12の積層方向の最も外側にはいずれもセパレータ15が配置され、その両セパレータ15は外装シート11と対向している。電極組立体12の正極13及び負極14は、タブ13a,14aの部分を除いた部分が矩形状に形成され、矩形状の部分に図示しないが活物質層が形成されている。
セパレータ15は、帯状のものがつづら折り状に折り畳まれた状態に構成されており、セパレータ15は折り畳まれた状態で矩形状に形成されている。セパレータ15は畳まれた状態の矩形の各辺が正極13及び負極14の各辺より長く形成されている。セパレータ15は、材質がポリプロピレンで形成されている。
外装シート11は、金属フィルムと樹脂フィルムとのラミネートフィルムで形成され、例えば、金属フィルムとしてアルミニウムフィルムが、樹脂フィルムとしてポリプロピレンフィルムがそれぞれ使用され、金属フィルムが中間に配置された三層構成となっている。外装シート11も矩形状に形成され、各辺がセパレータ15の各辺より長く形成されている。
外装シート11は、電極組立体12及び図示しない電解液が収容された状態で4辺が閉じるように、少なくとも1辺において熱融着されている。詳述すると、外装シート11は積層方向において電極組立体12の両側に配置された2つの矩形部11aを有し、外装シート11は4辺において矩形部11a同士が直接又はセパレータ15を介して連結された連結部11bを有する。そして、矩形部11aの4辺のうち少なくとも1辺の連結部11bにおいて矩形部11aの間にセパレータ15を挟んだ状態で矩形部11a同士及びセパレータ15が熱融着されている。 外装シート11は熱融着部16においてセパレータ15と熱融着されている。この実施形態では、外装シート11は、1枚のシートを二つ折りにして矩形状にし、折り曲げられた辺と対向する辺からタブ13a,14aが突出する状態に電極組立体12が収容された状態で、折り曲げられた辺と隣り合う2辺と、タブ13a,14aが突出する辺の合計3辺が熱融着されて熱融着部16が形成されている。
この実施形態では、外装シート11の折り曲げ部と、折り曲げ部以外の3辺に沿って形成された熱融着部16が連結部11bとなる。折り曲げ部で構成される連結部11bは、矩形部11a同士が直接連結された連結部11bとなり、熱融着部16で構成された連結部11bは、矩形部11a同士が直接連結された部分と、矩形部11aがセパレータ15を介して連結された部分とで構成される。正極13及び負極14は1辺側の辺からタブ13a,14aが突出形成されている。外装シート11及びセパレータ15は、タブ13a,14aが突出形成された1辺の延びる方向において、タブ13a,14aを挟んだ両側の位置で熱融着されている。また、外装シート11及びセパレータ15は、互いに対向する2辺で熱融着されている。この実施形態では、互いに対向する2辺は、タブ13a,14aが突出する辺に直交する2辺である。
なお、図1は二次電池10の構成を分かり易くするため模式的に描いたものであり、実際は、正極13及び負極14の枚数は数十枚である。また、外装シート11、正極13、負極14及びセパレータ15の各辺の寸法の比も正確ではない。
次に、二次電池10の製造方法を説明する。
図2(a)に示すように、正極13、負極14及びセパレータ15を準備し、つづら折り状のセパレータ15のそれぞれ対向する位置に、正極13及び負極14を交互に1枚ずつ挿入する。正極13及び負極14をセパレータ15の対向する位置に挿入する際、タブ13a,14aのセパレータ15からの突出位置を見て所定の位置に配置した状態においてセパレータ15で押さえて、次の正極13あるいは負極14を挿入することを繰り返す。そして、全ての正極13及び負極14を挿入した状態でセパレータ15を押圧すると、図2(b)に示すように、正極13及び負極14がセパレータ15で挟持され、かつタブ13a及びタブ14aが同じ側に突出した状態の電極組立体12が得られる。
次に図2(c)に示すように、その電極組立体12を二つ折りの外装シート11に挟む。そして、先ず外装シート11の折り曲げられた箇所の両側の部分に対して熱融着(ヒートシール)を行う。このとき、セパレータ15も共に熱融着される。熱融着は、正極13及び負極14に掛からない位置で行われ、熱融着部16は正極13及び負極14の外側に位置する。その結果、外装シート11はタブ13a,14aが突出する辺を除いた3辺が閉じた袋状になる。次に袋状になった外装シート11に電解液を注入した後、外装シート11内を減圧、脱気した状態で袋の開口部を熱融着することで、二次電池10が完成する。なお、外装シート11及びセパレータ15の熱融着(ヒートシール)は、例えば、加熱されたバーやローラをシールすべき箇所に押圧して行うシール機や、超音波シール機(超音波溶着機)を使用して行うことができる。
なお、タブ13a及びタブ14aはそのままの状態でもよいが、それぞれ1つになるように溶着したり、リード用の金属片を溶接したりして使用するのが好ましい。
次に前記のように構成された二次電池10の作用を説明する。
二次電池10は、単体でも使用されるが、一般には複数の二次電池10が直列あるいは並列に接続されて構成された組電池として使用される。そして、二次電池10は種々の用途に使用されるが、例えば、車両に搭載されて走行用モータの電源や他の電気機器の電源としても使用される。
二次電池10が車両に搭載されて使用される場合、特に、フォークリフト等の産業車両には乗用車と異なりサスペンションが装備されていないため、二次電池10が産業車両に搭載された場合は、走行中に二次電池10に振動が激しく加わる。電極組立体12を構成する正極13、負極14及びセパレータ15は、電極組立体12が外装シート11内の所定位置に収容された状態で、外装シート11の周囲が熱融着される際、セパレータ15が外装シート11に熱融着されて一体化されている。そのため、振動が激しく加わっても正極13、負極14及びセパレータ15相互の位置ずれが防止され、短絡が生じることが回避される。
この実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)二次電池10(蓄電装置)は、正極13及び負極14がセパレータ15を間に挟んだ状態で積層された電極組立体12を有する。正極13、負極14及びセパレータ15は矩形状に形成され、セパレータ15の各辺は正極13及び負極14の各辺よりも長く形成されている。電極組立体12は金属フィルムと樹脂フィルムとのラミネートフィルムで形成された袋状の外装シート11内に収容されており、外装シート11は積層方向において電極組立体12の両側に配置された2つの矩形部11aを有し、外装シート11は4辺において矩形部11a同士が直接又はセパレータ15を介して連結された連結部11bを有する。4辺のうち少なくとも1辺の連結部11bにおいて矩形部11aの間にセパレータ15を挟んだ状態で矩形部11a同士及びセパレータ15が熱融着されている。したがって、セパレータ15による正極13及び負極14の位置ずれ防止作用が強くなり、二次電池10が振動を受ける状態で使用されても、積層型の電極組立体12を構成する正極13、セパレータ15及び負極14相互間のずれを抑制することができる。
(2)セパレータ15は、帯状のものがつづら折り状に折り畳まれた状態に構成されている。セパレータ15は1枚ずつバラバラの状態で、それぞれ正極13及び負極14と交互に積層され、外装シート11に熱融着されてもよい。しかし、帯状のものがつづら折り状に折り畳まれた状態のセパレータ15を使用して、折り曲げ部を位置決めに利用すれば、正極13及び負極14のずれが防止された状態で外装シート11とセパレータ15との熱融着を行うことが容易になる。
(3)正極13及び負極14は1辺側の辺からタブ13a,14aが突出形成され、
外装シート11及びセパレータ15は、1辺の延びる方向において、タブ13a,14aを挟んだ両側の位置で熱融着されている。したがって、タブ13a,14aの位置ずれが確実に防止される。
(4)外装シート11及びセパレータ15は、互いに対向する2辺が熱融着されている。外装シート11が袋状であれば、電極組立体12を密閉するには1辺の熱融着で済む。しかし、1辺の熱融着では、正極13、負極14及びセパレータ15に対する位置ずれ防止作用が弱い。外装シート11及びセパレータ15は、対向する2辺が熱融着されているため、位置ずれ防止作用が向上し、隣り合う2辺を熱融着する場合に比べて、位置ずれ防止作用が高くなる。
(5)互いに対向する2辺は、タブ13a,14aが突出する辺に隣り合う2辺、即ちタブ13a,14aが突出する辺に直交する2辺である。したがって、タブ13a,14aが突出していない対向する2辺を熱融着するため、熱融着は外装シート11とセパレータ15のみの熱融着ができ、2辺の熱融着は同じ条件で容易に行うことができる。
(第2の実施形態)
次に第2の実施形態を図3及び図4にしたがって説明する。この実施形態の二次電池10は、外装シート11とセパレータ15との熱融着箇所が第1の実施形態と異なっており、その他の構成は、第1の実施形態の構造と基本的に同様である。第1の実施形態と同様の部分は同一符号を付して詳しい説明を省略する。
外装シート11として初めから袋状に形成されたものが使用され、図3に示すように、
外装シート11には、タブ13a,14aが突出する側の辺と、その辺と対向する辺の2辺に熱融着部16が形成されている。即ち、セパレータ15は、タブ13a,14aが突出する側の辺と、その辺と対向する辺において外装シート11と熱融着されている。外装シート11は最終形態が、正極13、負極14及びセパレータ15を密封した状態となればよい。しかし、外装シート11の既に閉じている辺を熱融着しないことを意味するものではなく、この実施形態では、既に閉じている辺をセパレータ15とともに熱融着している。
この二次電池10を製造する場合も、第1の実施形態と同様に、図4(a)に示すように、正極13、負極14及びつづら折り状のセパレータ15を準備する。そして、第1の実施形態と同様にして、全ての正極13及び負極14をつづら折り状のセパレータ15の対向する面の間に挿入して、図4(b)に示すように、正極13及び負極14がセパレータ15で挟持され、かつタブ13a及びタブ14aが同じ側に突出した状態の電極組立体12が得られる。
次に図4(c)に示すように、袋状の外装シート11に電極組立体12を挿入した後、先ず外装シート11の開口部と反対側の辺を熱融着する。次に外装シート11内に電解液を注入した後、減圧、脱気した状態で開口部側の辺を熱融着すると二次電池10が完成する。
この実施形態においても、第1の実施形態の(1)〜(4)と同様な効果を得ることができる他に次の効果を得ることができる。
(6)対向する2辺は、タブ13a,14aが突出する辺と、その辺と対向する辺の2辺である。タブ13a,14aが突出する辺は、必ず熱融着を行う辺である。したがって、必ず熱融着を必要とするタブ13a,14aが突出する辺に加えて、その辺に対向する辺を加えた2辺を熱融着することにより、少ない熱融着作業で効率良く、正極13、負極14及びセパレータ15間のずれを抑制することができる。
(7)外装シート11として最初から袋状のものを使用するため、電極組立体12を構成する正極13、負極14及びセパレータ15の枚数が多くても、熱融着の作業が容易になる。
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。
○ 電極組立体12は、正極13のタブ13aと負極14のタブ14aとが、同じ端部側に突出する構成に限らず、図5に示すように、互いに反対側に突出する構成であってもよい。この場合、外装シート11には、筒状のものを使用して、筒状の外装シート11の2つの開口端からタブ13a及びタブ14aが突出した状態で正極13と負極14を外装シート11内に配置し、タブ13a及びタブ14aが突出する開口端に対応する対向する2辺を熱融着するのが好ましい。
○ 外装シート11を最初から袋状に形成されたものに代えて、例えば、図6(a)に示すように、二つ折りに形成された外装シート11の一方の部分に、収容する電極組立体12の厚さに対応した収容溝17を予め形成しておいてもよい。
○ 図6(b)に示すように、二つ折りに形成された外装シート11の一方の部分に、電極組立体12を収容する収容凹部18が形成されたものを使用してもよい。
○ 正極13のタブ13aと負極14のタブ14aとが、電極組立体12の同じ端部側に突出する構成においても、外装シート11として、筒状のものを使用してもよい。この場合は、対向する2辺が開口部に沿った対向する2辺となる。
○ 正極13及び負極14のタブ13a,14aの突出位置は、矩形状の正極13及び負極14の一辺の端部に限らず、中間部にしてもよい。
○ 外装シート11を形成するラミネートフィルムは、金属フィルムと熱可塑性樹脂フィルムとの組み合わせであればよく、アルミニウムフィルムとポリプロピレンフィルムとの組み合わせに限らない。
○ セパレータ15の材質もポリプロピレンに限らず、外装シート11を形成する樹脂フィルムと同じ材料又はその樹脂フィルムの溶融温度で溶融し、かつ樹脂フィルムと相溶性がよい材料で形成されたものであってもよい。
○ セパレータ15として、つづら折り状に折り畳まれた構成のものを使用する場合、正極13及び負極14の数が多い場合、1つではなく複数使用してもよい。
○ セパレータ15は、つづら折り状に折り畳まれた構成のものではなく、1枚ずつばらばらのシート状のものを使用したり、袋状のものを使用したりしてもよい。
○ 車両は走行用モータを備えた一般の車両やフォークリフトに限らず、例えば、ショベルローダーやトーイングトラクター等の他の産業車両であってもよい。また、運転者を必要とする車両に限らず無人搬送車であってもよい。
○ 蓄電装置は、二次電池10に限らず、例えば、電気二重層キャパシタやリチウムイオンキャパシタ等のようなキャパシタであってもよい。
10…蓄電装置としての二次電池、11…外装シート、11a…矩形部、11b…連結部、12…電極組立体、13…正極、13a,14a…タブ、14…負極、15…セパレータ、16…熱融着部。

Claims (7)

  1. 正極及び負極がセパレータを間に挟んだ状態で積層された積層型の電極組立体を有する蓄電装置であって、
    前記正極、前記負極及び前記セパレータは矩形状に形成され、
    前記セパレータの各辺は前記正極及び前記負極の各辺よりも長く形成され、
    前記電極組立体は金属フィルムと樹脂フィルムとのラミネートフィルムで形成された袋状の外装シート内に収容されており、
    前記外装シートは積層方向において前記電極組立体の両側に配置された2つの矩形部を有し、
    前記外装シートは4辺において前記矩形部同士が直接又は前記セパレータを介して連結された連結部を有し、前記4辺のうち少なくとも1辺の連結部において前記矩形部の間に前記セパレータを挟んだ状態で前記矩形部同士及び前記セパレータが熱融着されていることを特徴とする蓄電装置。
  2. 前記セパレータは、帯状のものがつづら折り状に折り畳まれた状態に構成されている請求項1に記載の蓄電装置。
  3. 前記正極及び前記負極は前記1辺側の辺からタブが突出形成され、
    前記外装シート及び前記セパレータは、前記1辺の延びる方向において、前記タブを挟んだ両側の位置で熱融着されている請求項1又は請求項2に記載の蓄電装置。
  4. 前記外装シート及び前記セパレータは、互いに対向する2辺で熱融着されている請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の蓄電装置。
  5. 互いに対向する前記2辺は、前記タブが突出する辺と、その辺と対向する辺である請求項4に記載の蓄電装置。
  6. 互いに対向する前記2辺は、前記タブが突出する辺に直交する2辺である請求項4に記載の蓄電装置。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の蓄電装置の構成を備えた二次電池。
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