JP2013252685A - 木質化粧成形品の製造方法 - Google Patents

木質化粧成形品の製造方法 Download PDF

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実 高林
Harukazu Kubota
治和 窪田
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Abstract

【課題】木材薄板の透明性を向上することで、その裏面側に配した意匠層が透けて現れ、木材薄板と複合して見えることによって木目模様に変化を持たせることができる木質化粧成形品を提供する。
【解決手段】木材薄板1とその裏面側に積層された意匠層3とを備える積層シート7を射出成形型内に配置し、積層シート7の裏面に樹脂射出成形体4を一体成形し、その後、射出成形型を開いて積層シート7の表面と型面との間に形成した隙間に透明な塗膜を形成する熱硬化性塗料を注入し、射出成形型を閉じて熱硬化性塗料を型面と木材薄板1との間で加圧しながら加熱することにより、第1透明塗膜2を形成するとともに、木材薄板1を透明化させて、その木目模様に変化を与える意匠層3を第1透明塗膜2及び木材薄板1を介して外観上表面に出現させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、木質化粧成形品の製造方法に関するものである。
車両内装部品などに用いられる木質化粧成形品は、例えば、突板などの木材薄板を射出成形型内に配置し、その裏面側に合成樹脂を射出成形することにより木材薄板の裏面に樹脂射出成形体を一体化する方法で製造されている。
この場合、木質感を強調するための塗装仕上げが行われる。塗装仕上げにおいては、樹脂射出成形体と一体化した木材薄板に染料や顔料等の着色剤を刷り込んで着色し(「サップ」、「ワイピング」などと呼ばれる場合がある。)、その上に着色塗装(木目模様が確認できる程度の透明性(着色透明)を有する。)および透明塗装(着色透明に対し無色透明である)を施す。そして、研磨(サンディング)後、羽布磨き(バフィング)または仕上げ塗装(透明塗装を補うもので、硬度、平滑性、耐汚性などの表面物性、および、艶などの確保を目的とする)を施す、という方法がとられている。近年、これを進化させた方法として、予め木材薄板を着色し、透明塗装を施した後に、樹脂射出成形体と一体化し、研磨後、仕上げ塗装を施す、という方法もとられている。これらの方法では、工程が数多くあることに加え、各工程で熟練工や、精緻な塗装機械、研磨機械等が必要となり、このことが容易な製品製造の障害となっている。
特許文献1には、工数低減のため、インモールドコーティングにより木材薄板の表面に透明塗膜を形成する技術が開示されている。すなわち、木材化粧板の裏面に樹脂製基材を一体成形した後に、木材化粧板と型面との間を開いて隙間を形成し、該隙間に熱硬化性塗料を注入した後、型を閉じて加圧しながら加熱することで木材化粧板の表面に透明塗膜を形成する金型内被覆成形方法が開示されている。しかしながら、この文献では、加圧により塗料が木材薄板の細孔内に進入する点は開示されているものの、塗料は加圧力によって表面側から押圧されることでケバ立ちや発泡を規制し、これにより平滑で美麗な塗膜を形成する点が開示されているにすぎない。
一方、特許文献2には、木材をスライスすることにより得られる突板と、その裏面側に接着された有色の補強材と、補強材の裏面側に接合された合成樹脂製の基材とを備えた木質化粧成形品が開示されている。この文献では、突板がある程度の透光性を持つことを利用して、有色の補強材の色を突板の透光性の高い木目部分を通して外部に出現させているが、突板の表面に透明な塗膜を単に通常の塗装機で形成するだけでは、突板の透明性が不十分である。
特許文献3には、樹脂射出成形体を備えたものではないが、木質化粧シートに関し、木質薄板の表面に塗布した透明な着色合成樹脂を木質薄板の内部にまで浸透させることで、木質薄板に透明感を付与することが開示されている。しかしながら、着色合成樹脂は、アプリケータ等により木質薄板の表面に所定厚みとなるように塗布した後、ヒートローラなどを用いて加熱加圧することで木質薄板内に浸透されており、インモールドコーティングを利用した木材薄板の透明化については何ら開示されていない。
特開2003−159724号公報 特開2001−347606号公報 特開2004−114574号公報
本発明は、以上の点に鑑み、木材薄板の透明性を向上することで、その裏面側に配した意匠層が透けて現れ、木材薄板と複合して見えることによって木目模様に変化を持たせることができる木質化粧成形品の製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る木質化粧成形品の製造方法は、木材薄板と該木材薄板の裏面側に積層された意匠層とを備える積層シートを射出成形型内に配置し、前記射出成形型内で合成樹脂を射出することにより前記積層シートの裏面に樹脂射出成形体を一体成形し、その後、前記射出成形型を開いて前記積層シートの表面と型面との間に形成した隙間に透明な塗膜を形成する熱硬化性塗料を注入し、前記射出成形型を閉じて前記熱硬化性塗料を型面と前記木材薄板との間で加圧しながら加熱することにより、第1透明塗膜を形成するとともに、前記木材薄板を透明化させて、前記木材薄板の木目模様に変化を与える前記意匠層を前記第1透明塗膜及び前記木材薄板を介して外観上表面に出現させるものである。
本発明によれば、木材薄板の裏面側にその木目模様に変化を与える意匠層を設けた上で、インモールドコーティングにより木材薄板の表面側に第1透明塗膜を形成しつつ木材薄板を透明化する。インモールドコーティングにより木材薄板の透明性を向上することができるので、意匠層を明確に視認可能とすることができ、木目模様に変化を持たせて意匠性に優れた木質化粧成形品を得ることができる。
実施形態に係る木質化粧成形品の断面模式図 他の実施形態に係る木質化粧成形品の断面模式図 実施形態に係る製造工程を模式的に示す工程図
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1に示された一実施形態に係る木質化粧成形品は、木材薄板(1)と、該木材薄板の表面側に配された第1透明塗膜(2)と、該木材薄板の裏面側に配された意匠層(3)と、該意匠層の裏面側に配された樹脂射出成形体(4)とを備えてなる積層体である。
図2に示された他の実施形態に係る木質化粧成形品は、上記構成に加え、木材薄板(1)と第1透明塗膜(2)との間に第2透明塗膜(5)が介在するとともに、意匠層(3)と樹脂射出成形体(4)との間に補強材(6)が介在したものである。第2透明塗膜(5)と補強材(6)は任意の構成要素であり、これらのいずれか一方のみを設けたものであってもよい。
上記木材薄板(1)としては、木材をスライスすることにより形成された突板や単板などを用いることができる。木材薄板(1)の厚みとしては、透明性を向上させる上で薄肉であることが好ましく、例えば0.1〜0.6mm程度のものが用いられ、より好ましくは0.2mm程度のものが用いられる。
木材の種類については特に限定されず、針葉樹でも広葉樹でもよい。一般に、針葉樹は、その柔細胞や樹脂道から発生する木材内樹脂を利用して透明化を図りやすいのに対し、広葉樹は、木材内樹脂を利用した透明化が困難である。しかしながら、本実施形態では、高温、高圧、高気密のインモールドコーティング法を用いるため、木材内樹脂の少ない広葉樹についても有利に透明化を図ることができ、好ましい。広葉樹として具体的には、ブナ、バーズアイメイプルが好ましい例として挙げられる。
上記第1透明塗膜(2)は、熱硬化性塗料を用いたインモールドコーティングにより木材薄板(1)の表面側に形成される透明な塗膜であり、木材薄板(1)や意匠層(3)が確認できる程度の透明性が求められる。その限りにおいて、半透明や着色されたものであっても構わない。なお、透明性の制御と着色を目的に第2透明塗膜(5)を設けた場合、通常は、第1透明塗膜(2)は無色透明の艶塗装とする。但し、塗膜形成時に半透明以上になる樹脂に顔料等を添加して仕上り塗膜を調整することにより、艶塗装以外の塗装仕上げにも対応できる。
第1透明塗膜(2)は、木材薄板(1)を保護する保護層としての役割のほか、上記熱硬化性塗料が木材薄板(1)に浸透等することにより、木材薄板(1)の透明化にも寄与している。木材薄板(1)を透明化させるためには、上記熱硬化性塗料としては、屈折率が木材薄板(1)と近い樹脂を選択して用いることが好ましい。
上記熱硬化性塗料に用いる樹脂としては、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、アミノ樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂などが挙げられる。好ましくは、アクリル樹脂をウレタン変性してなるウレタン変性アクリル樹脂である。該ウレタン変性アクリル樹脂において、熱硬化性というのは、ウレタン結合による架橋開始反応を、過酸化物の熱分解で発生する酸素フリーラジカルに委ねていることにある。また、アクリル樹脂を用いているのは、成形品の表面硬度と透明性に有利だからである。該熱硬化性塗料は、インモールドコーティングにおいて迅速に硬化するため、迅速にラジカル重合が開始できる官能基を持ち、さらにモノマー、オリゴマー及びポリマーの配合物であることが好ましい。ここで、オリゴマーとはモノマーの2量体〜20量体までの低重合体であり、ポリマーはそれよりも重合度の大きい高分子である。
第1透明塗膜(2)の厚みは、200〜800μmであることが好ましい。第1透明塗膜(2)が薄いと、木材薄板(1)の凹凸が表面に現れてしまい、鏡面仕上げ製品としての質は低くなる。また、第1透明塗膜(2)の厚みが200μm以上であることにより、意匠に深みを出すことができ、更に、第1透明塗膜(2)の水分透過率が下がるため、木材薄板(1)が膨潤・劣化することを抑制できるものと考えられる。逆に厚いと、高温になったときに割れが入ることがある。第1透明塗膜(2)の厚みは、500〜600μmであることがさらに好ましい。
上記意匠層(3)は、木材薄板(1)の裏面に配されて、所望の意匠を表現する層であり、透明化された木材薄板(1)を介してその木目模様に変化を与えるものであれば、その態様は特に限定されない。このように意匠としては、木材薄板(1)の木目模様に変化を与えるものであればよく、例えば、各種の絵柄(木目、石目、砂目、布目、皮絞など)、文字、記号、幾何学模様、全面ベタ柄などが挙げられる。
意匠層(3)としては、接着樹脂含浸基材などの接着剤を保持する基材を用いることができる。このように接着剤を保持する基材を用いることにより、木材薄板(1)と、任意に設けられる補強材(6)との間にあって、これらを貼り合わせる働きを持たせることができる。該基材としては、和紙やクラフト紙などの紙の他、不織布、布、木材薄板、フィルムなどが挙げられる。これらの中でも、布や和紙が好ましく用いられる。その理由は、任意の補強材(6)として綿織布を採用した場合の積層シートの強度、接着剤の保持量、曲げ性能、基材自体の耐湿性・耐熱性、層間剥離性、接着剤との相溶性、浸透性などを総合的に勘案した結果によるものである。
基材に含浸する接着樹脂としては、着色フェノール樹脂が好ましい。フェノール樹脂を用いることにより、車両内装部品に充当することを考慮した場合に、耐湿性や耐熱性などを確保することができる。
意匠層(3)としては、和紙に着色フェノール樹脂を含浸したフェノール樹脂含浸紙を用いることが好ましい。この場合、着色フェノール樹脂の単なる含浸により全面ベタ柄の意匠としてもよく、あるいはまた、スクリーン印刷やインクジェット印刷等の印刷により絵柄などを描いてもよい。
意匠層(3)としては、接着性を有しない材料を用いて意匠を付与した繊維材料を用いてもよい。例えば、染色または捺染した不織布が挙げられる。この場合、別途接着剤を用いて、木材薄板(1)の裏面に貼り合わせればよい。
上記樹脂射出成形体(4)を形成する合成樹脂としては、例えば、ポリスチレン(PS)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)などのスチレン系樹脂、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)などのオレフィン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂(PC)、アクリル系樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂などが挙げられ、熱可塑性樹脂でも、熱硬化性樹脂でもよく、特に限定されない。これらの合成樹脂はそれぞれ単独で用いても2種以上ブレンドして用いてもよい。なお、熱硬化性樹脂による射出成形は一般に金型温度を高く保つ必要があり、金型内で木材薄板が熱による変形、変色、組成変性を起こす可能性があるので、好ましくは熱可塑性樹脂を用いることである。
上記第2透明塗膜(5)は、木材薄板(1)と第1透明塗膜(2)との間に介在する透明な塗膜であり、インモールドコーティングに先立って、木材薄板(1)の表面に形成される。これにより、第1透明塗膜(2)を形成する塗料が、木材薄板(1)に浸透等する度合いを制御することにより、木材薄板(1)の透明性を制御するという働きをする。なお、第2透明塗膜(5)は、スプレーコーティング、カーテンフローコーティング、ディッピング等の塗布方法により形成される。
第2透明塗膜(5)には、木材薄板(1)や意匠層(3)が確認できる程度の透明性が求められる。その限りにおいて、半透明や着色されたものであっても構わない。木材薄板本来の好ましくない黄色味を消し、所望の色を表現するという観点からは、着色されていることが好ましい。着色剤としては、顔料、染料のいずれも使用可能である。単位発色濃度あたりの表面積が小さく、紫外線による劣化に対し有利である点で、顔料が好ましく用いられる。硬化特性への悪影響を避けるため、添加量は、樹脂に対し5重量%以下であることが好ましい。
第2透明塗膜(5)を構成する樹脂は、薄膜が形成でき、かつ、膜化後に透明性を発現する樹脂であれば特に限定されない。木材薄板(1)との密着性に優れるという点で、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂などが好ましく例示される。第2透明塗膜(5)を形成する塗料としては、溶剤系でも、ホットメルト系でもよく、特に限定されない。
第2透明塗膜(5)は、その厚みが大きいほど、第1透明塗膜(2)を形成する塗料の木材薄板(1)への浸透等が阻害され、木材薄板(1)の透明性が低くなる。第2透明塗膜(5)の厚みは2〜10μmであることが好ましい。第2透明塗膜(5)は、インモールドコーティング時に圧力がかかることにより、第1透明塗膜(2)を構成する樹脂に押されて、薄く伸びながら木材薄板(1)表面の凹部に押し込まれ、これにより、該凹部に第1透明塗膜(2)を構成する樹脂が入り込み、木材薄板(1)が透明化するものと考えられる。上記厚みの範囲であれば、インモールドコーティングで加圧される際、第1透明塗膜(2)を形成する塗料の木材薄板(1)表面の凹部へ入り込みを調整しやすく、木材薄板(1)の透明性の制御性が向上する。
上記補強材(6)は、意匠層(3)の裏面に積層されて木材薄板(1)を補強する役割を有するとともに、意匠層(3)と樹脂射出成形体(4)との間でアンカー効果により両者の密着性を高める役割がある。そのため、補強材(6)には、射出樹脂が物理的に絡みつくか、あるいは、融合、溶着又は接着等が成形後に瞬時に行われる性能を持つことが好ましい。ここで、融合とは、射出成形時に補強材(6)が溶けて射出樹脂と混ざり合い、境目がなくなる現象をいい、補強材として例えばABSシートなどを用いた場合に起こる。また、溶着とは、射出成形時に補強材(6)の表面が溶け、そこに射出樹脂が付着する現象をいい、補強材としてPCシートなどを用いた場合に起こる。
補強材(6)として、具体的には、布、不織布、紙、木材薄板、フィルムなどが用いられる。これらの中でも、引張強度、耐熱性、耐薬品性、価格、加工性能などの点で、綿織布が好ましく用いられる。
次に、実施形態に係る木質化粧成形品の製造方法について説明する。
1.積層シート(インサート品)の製造
木材薄板(1)と、その裏面に積層された意匠層(3)と、を備える積層シート(7)を作製する。積層シート(7)は、意匠層(3)の裏面に積層一体化された補強材(6)を備えてもよく、また、木材薄板(1)の表面に第2透明塗膜(5)が形成されてもよい。
積層シート(7)は、意匠層(3)として着色フェノール樹脂含浸紙のような接着樹脂含浸基材を用いる場合、熱圧着により木材薄板(1)及び補強材(6)と積層一体化した状態に形成することができる。
詳細には次の手順で作製することができる。大きさをほぼ同じくする木材薄板(1)と、意匠層(3)としての接着樹脂含浸基材と、必要に応じて補強材(6)をそれぞれ準備する。意匠層(3)を中央、その上下に木材薄板(1)及び補強材(6)を配置し、これらを150℃に昇温したシリコンゴムシート2枚で挟み、温度および圧力を制御可能な上下2枚の定盤を有する圧締機械の、150℃に保持された定盤上に設置する。上下2枚の定盤で挟み、0.5〜1.5MPaで圧締し、3〜5分間加圧を継続する。定盤を開放して、得られた積層シート(7)をゴムシートで挟んだまま取り出し、その後、ゴムシートを外して、室温にて冷却する。第2透明塗膜(5)を形成する場合は、積層シート(7)を合板等に固定して、塗料をスプレーコーティング、カーテンフローコーティング、ディッピングなどにより積層シート(7)の表面に付与することで塗膜を形成する。
2.積層シートと樹脂射出成形体との一体化
積層シート(7)と樹脂射出成形体(4)との一体化は、図3(a)及び(b)に示すようにシートインサート成形により行う。すなわち、積層シート(7)を射出成形型(10)内に配置し、該射出成形型(10)内で合成樹脂(11)を射出することにより、積層シート(7)の裏面(7B)に樹脂射出成形体(4)を一体成形する。
積層シート(7)は、シートインサート成形に先立って、真空成形等の手法により、最終品に近い所定形状に予備成形してもよい。予備成形された積層シート(7)は、図3(a)及び(b)に示すように、射出成形型(10)内にセットされる。射出成形型(10)は、合成樹脂(11)が射出されるゲート(12)を持つ可動型(13)と、該可動型(13)との間で樹脂射出成形体(4)を成形するためのキャビティを形成する固定型(14)とよりなる。積層シート(7)は、その表面(7A)、即ち木材薄板(1)側の面を、固定型(14)の型面に向け、裏面(7B)、即ち意匠層(3)又は補強材(6)側の面を、射出樹脂側に向けた状態で、射出成形型(10)内に配置される。射出成形型(10)を型閉めした後、ゲート(12)を通じて溶融した合成樹脂(11)をキャビティ内に射出することにより、積層シート(7)の裏面(7B)に樹脂射出成形体(4)が積層一体化される。
特に限定するものではないが、射出する合成樹脂(11)の温度は、200〜300℃であることが好ましく、また、合成樹脂(11)の射出圧は100〜200MPaであることが好ましい。
3.第1透明塗膜の形成
第1透明塗膜(2)は、インモールドコーティングにより積層シート(7)の表面(7A)に形成される。インモールドコーティングは金型内塗装(広義のインモールドコーティング)の1つで、樹脂を成形後、金型(成形型)内に塗料を注入して成形体表面を塗装する方法であり、狭義のインモールドコーティング、又は「注入法」とも呼ばれる。このインモールドコーティング(注入法)を利用することにより、木材薄板(1)の透明性を格段に向上させることができる。
詳細には、図3(c)に示すように、射出成形型(10)をわずかに開いて積層シート(7)の表面(7A)と固定型(14)の型面との間に隙間(15)を形成する。隙間(15)は、可動型(13)をわずかに後退させるようにして型開きすることで、樹脂射出成形体(4)が可動型(13)に付着した状態で移動し、これにより、積層シート(7)の表面(7A)と固定型(14)との間に形成される。この状態で、固定型(14)に設けられた塗料注入機(16)から透明な塗膜を形成する熱硬化性塗料(17)を、上記隙間(15)に注入する。そして、図3(d)に示すように射出成形型(10)を閉じて、熱硬化性塗料(17)を型面と積層シート(7)の表面(7A)、即ち木材薄板(1)との間で加圧しながら加熱することにより、第1透明塗膜(2)が形成されるとともに、木材薄板(1)が透明化される。
特に限定するものではないが、合成樹脂(11)の射出後に型開きする時間は、合成樹脂(11)が熱可塑性樹脂の場合は5〜10秒後が好ましい。これより短時間の場合、樹脂射出成形体(4)の冷却形成の進み具合が少なく、熱硬化性塗料(17)の注入間隙の確保が不十分な場合がある。また、合成樹脂(11)の射出後、型開きまで長時間が経過すると、樹脂射出成形体(4)の温度が低下し、注入した熱硬化性塗料(17)の硬化度が低下する場合がある。
また、インモールドコーティング時における射出成形型(10)の型面(特には、熱硬化性塗料(17)が注入される固定型(14)の型面)の温度は60〜100℃に設定されることが、熱硬化性塗料(17)を迅速に硬化させる上で好ましい。また、インモールドコーティング時に、型面と木材薄板(1)との間で熱硬化性塗料(17)を加圧する際の圧力(即ち、可動型(13)と固定型(14)との間に掛ける圧力)は、20〜40MPaであることが、木材薄板(1)の透明性を高める上で好ましく、より好ましくは20〜30MPaである。
上記のようにしてインモールドコーティングにより第1透明塗膜(2)を形成した後、射出成形型(10)を型開きして、脱型することにより、木質化粧成形品が得られる。
このようにして得られた木質化粧成形品であると、インモールドコーティングにより木材薄板(1)が顕著に透明化される。そのため、木材薄板(1)の裏面側に設けた意匠層(3)を、第1透明塗膜(2)及び木材薄板(1)を介して外観上明確に視認可能とすることができる。このように本実施形態では、木材薄板(1)の裏面側の意匠層(3)を透けて見せるために、木材薄板(1)を積極的に透明化するものであり、これにより、意匠層(3)が木材薄板(1)と複合して見えることによって木目模様に変化を持たせることができ、意匠性に優れた木質化粧成形品が得られる。
特に、本実施形態によれば、インモールドコーティング時に、射出成形型(10)内に注入された熱硬化性塗料(17)は、型面と木材薄板(1)の間で加圧されながら加熱されることで、瞬時に硬化して塗膜(2)を形成する。このとき、木材薄板(1)は密閉圧縮状態にあり、適当な加熱が施されることで、木材薄板(1)に含まれる天然の樹脂分が流動して、木材薄板(1)の内部の空隙を満たし、これにより透明化するものと考えられる。この他に、熱硬化性塗料(17)が木材薄板(1)に浸透等すること、すなわち、例えば、加圧された熱硬化性塗料(17)が木材薄板(1)の表面の空隙に入り込みこれを満たしたり、熱硬化性塗料(17)中の成分(分子量の低いモノマーなど)が木材薄板(1)の内部へと浸透して空隙を満たしたりすることなどにより、更なる透明化に繋がるものと考えられる。
本実施形態であると、また、金型表面の転写性に優れるインモールドコーティングにより木材薄板(1)の表面を被覆する透明塗膜(2)を形成するものであり、また、意匠層(3)を木材薄板(1)の表面側ではなく、裏面側に配することにより、従来のような複雑な着色のための塗装工程が不要となり、塗装工程の簡略化に繋がるとともに、簡単な構成で意匠性を高めることができる。
また、図2に示す実施形態であると、木材薄板(1)と第1透明塗膜(2)との間に第2透明塗膜(5)を介在させたので、インモールドコーティング時に第1透明塗膜(2)を形成する熱硬化性塗料(17)が、木材薄板(1)に浸透等する度合いを制御することができる。これにより、木材薄板(1)に所望の透明性を付与することができる。
本実施形態に係る木質化粧成形品の用途としては、特に限定されず、例えば、自動車のインストルメントパネルなどの車両内装部品、家具や建具などの表面化粧材、家電製品や通信機器などの各種電化製品の筺体を構成するものなどとして用いることができる。
以下、実施例により本発明をさらに詳しく説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものでない。
[実施例1]
木材薄板(1)としては、厚み0.2mmのブナ(広葉樹)の突板を用いた。意匠層(3)としては、山根和紙の店製の機械漉き和紙「長良」(55g/m)に、接着剤として住友ベークライト株式会社製「スミライトレジンPR51283」を、付着量:160〜190g/mにて含浸させたフェノール樹脂含浸紙を用い、該フェノール樹脂含浸紙に、UV硬化型インクで黒色の文字と記号を描いたものを用いた。また、補強材(6)として、綿織布(145g/m)を用いた。
意匠層(3)の表裏両側に木材薄板(1)と補強材(6)を配置し、これらを150℃に昇温したシリコンゴムシート2枚で挟み、温度および圧力を制御可能な上下2枚の定盤を有する圧締機械の、150℃に保持された定盤上に設置した。上下2枚の定盤で挟み、1MPaで圧締し、3分間加圧を継続した後、定盤を開放し、得られた積層シート(7)をゴムシートで挟んだまま取り出し、その後、ゴムシートを外して、室温にて冷却した。
得られた積層シート(7)を、図3(a)及び(b)に示すように、射出成形型(10)内に配置し、該射出成形型(10)内で合成樹脂(11)を射出することにより、積層シート(7)の裏面(7B)に樹脂射出成形体(4)を一体成形した(シートインサート成形)。合成樹脂(11)としては、日本エイアンドエル(株)製「テクニエースPAX−1420」(PC/ABS樹脂)を用い、射出時の温度は260℃、射出圧は200MPaに設定した。
シートインサート成形後、図3(c)及び(d)に示すように、インモールドコーティングにより第1透明塗膜(2)を形成した。その際、合成樹脂(11)を射出してから8秒後に可動型(13)を移動させて型開きし、幅約1.3mmの隙間(15)を形成した。第1透明塗膜(2)を形成する熱硬化性塗料(17)としては、大日本塗料(株)製「プラグラス8000」(ウレタン変性アクリル樹脂:モノマー、オリゴマー及びポリマーの配合品)を用いて、該隙間(15)に注入した。インモールドコーティング時における射出成形型(10)の型面温度は80℃とし、また熱硬化性塗料(17)を加圧する際の圧力は30MPaとした。なお、インモールドコーティング時における木材薄板(1)の表面温度は190〜210℃であった。得られた木質化粧成形品において、その表面に形成された第1透明塗膜(2)は無色透明であり、またその厚みは600μmであった。
[比較例1]
上記実施例1においてシートインサート成形後に、成形品を脱型し、その木材薄板側の表面に対し、クリア塗料(浜二ペイント(株)製「ソルレスクリヤーNDP−300UT」:不飽和ポリエステル樹脂)をスプレーコーティングにより塗布して、厚み600μmの無色透明な塗膜を積層することで、木質化粧成形品を作製した。
上記実施例1の木質化粧成形品と、比較例1の木質化粧成形品と、実施例1におけるインサート成形後の第1透明塗膜のない成形品(比較例2)とについて、表面の意匠性を下記の評価基準に従って評価した。その結果、比較例2では、意匠層(3)の文字と記号がほとんど確認できず、評価点の平均値は1.9であった。また、スプレーコーティングにより透明塗膜を形成した比較例1では、比較例2に比べれば、意匠層(3)の文字及び記号を視認することはできたものの、木材薄板(1)の透明性に劣るため、ぼんやりとしか確認できず、評価点の平均値は2.2であった。これに対し、実施例1であると、比較例1に比べて、木材薄板(1)の透明性が格段に向上しており、意匠層(3)の文字及び記号をはっきりと視認することができ、評価点の平均値は4.7であった。
[木質化粧成形品表面の意匠性評価]
木質化粧成形品表面の意匠性をモニター試験により評価した。10人の検査員が次の評価基準により評価し、評価点の平均値を求めた。
5:意匠層の文字(記号を含む)や色をはっきりと視認でき、大変優れた意匠効果を得ることができた。
4:意匠層の文字や色が表面の意匠に影響し、優れた意匠効果を得ることができた。
3:意匠層の文字や色を視認でき、木目模様への若干の意匠効果を得ることができた。
2:意匠層の文字や色を若干視認することはできるが、意匠効果を得ることができなかった。
1:意匠層の文字や色を表面から確認することができず、意匠効果を得ることはできなかった。
[実施例2]
木材薄板(1)として、厚み0.2mmのバーズアイメイプル(メイプルのうち、鳥眼杢と呼ばれる鳥の眼状の美しい木目が表されたものをいう。広葉樹)の突板を用いた。意匠層(3)としては、接着剤として住友ベークライト株式会社製「スミライトレジンPR51283」に黒色顔料(野間化学工業(株)製「D.ブラック」)を樹脂に対して0.7重量%添加したものを用い、該接着剤を山根和紙の店製の機械漉き和紙「長良」(55g/m)に、付着量:160〜190g/mにて含浸させた黒色のフェノール樹脂含浸紙を用いた。その他は実施例1と同様にして木質化粧成形品を作製した。
[実施例3]
上記実施例2において、熱圧着により積層シートを作製した後、同積層シートを合板に固定して、その木材薄板(1)側の表面に対し、塗料(浜二ペイント(株)製「ウレタンコート6011PS」に黒色顔料(野間化学工業(株)製「D.ブラック」)を樹脂に対して0.5重量%添加したもの)をスプレーコーティングにより塗布して、厚み2μmの第2透明塗膜を積層した。得られた第2透明塗膜(5)を持つ積層シート(7)を用いて、その他は実施例2と同様にして木質化粧成形品を作製した。
[比較例3]
上記実施例2においてシートインサート成形後に、成形品を脱型し、その木材薄板側の表面に対し、クリア塗料(浜二ペイント(株)製「ソルレスクリヤーNDP−300UT」)をスプレーコーティングにより塗布して、厚み600μmの無色透明な塗膜を積層することで、木質化粧成形品を作製した。
上記実施例2の木質化粧成形品と、比較例3の木質化粧成形品と、実施例2におけるインサート成形後の第1透明塗膜のない成形品(比較例4)とについて、表面の意匠性を上記の評価基準に従って評価した。その結果、比較例4では、黒色の意匠層(3)はほとんど確認できず、評価点の平均値は2.0であった。また、スプレーコーティングにより透明塗膜を形成した比較例3では、比較例4に比べれば、意匠層(3)を視認することはできたものの、木材薄板(1)の透明性に劣るため、木材薄板(1)の木目模様を際立たせるような意匠効果は得られず、評価点の平均値は2.5であった。これに対し、実施例2であると、比較例3に比べて、木材薄板(1)の透明性が格段に向上しており、黒色の意匠層(3)が、木材薄板(1)の持つ鳥眼杢の美しい木目模様を際立たせており、優れた意匠効果が得られ、評価点の平均値は4.8であった。また、第2透明塗膜(5)を積層シート(7)に予め設けておいた実施例3であると、木材薄板(1)の透明性が実施例2に対して抑えられており、実施例2に対して黒色度は低いものの、木材薄板(1)の持つ鳥眼杢の美しい木目模様を際立たせており、実施例2とはまた別の優れた意匠効果が得られ、評価点の平均値は3.6であった。
1…木材薄板、2…第1透明塗膜、3…意匠層、4…樹脂射出成形体、5…第2透明塗膜、6…補強材、7…積層シート、10…射出成形型、11…合成樹脂、15…隙間、17…熱硬化性塗料

Claims (6)

  1. 木材薄板と該木材薄板の裏面側に積層された意匠層とを備える積層シートを射出成形型内に配置し、前記射出成形型内で合成樹脂を射出することにより前記積層シートの裏面に樹脂射出成形体を一体成形し、
    前記射出成形型を開いて前記積層シートの表面と型面との間に形成した隙間に透明な塗膜を形成する熱硬化性塗料を注入し、前記射出成形型を閉じて前記熱硬化性塗料を型面と前記木材薄板との間で加圧しながら加熱することにより、第1透明塗膜を形成するとともに、前記木材薄板を透明化させて、前記木材薄板の木目模様に変化を与える前記意匠層を前記第1透明塗膜及び前記木材薄板を介して外観上表面に出現させる
    ことを特徴とする木質化粧成形品の製造方法。
  2. 前記熱硬化性塗料がウレタン変性アクリル樹脂からなり、前記第1透明塗膜の厚みが200〜800μmであることを特徴とする請求項1記載の木質化粧成形品の製造方法。
  3. 前記熱硬化性塗料を前記型面と木材薄板との間で加圧する際の圧力が20〜40MPaであることを特徴とする請求項1又は2記載の木質化粧成形品の製造方法。
  4. 前記木材薄板の表面に厚み2〜10μmの第2透明塗膜が形成された前記積層シートを前記射出成形型内に配置することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の木質化粧成形品の製造方法。
  5. 前記意匠層がフェノール樹脂含浸紙からなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の木質化粧成形品の製造方法。
  6. 前記意匠層の裏面に補強材が積層一体化された前記積層シートを前記射出成形型内に配置することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の木質化粧成形品の製造方法。
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