JP2013251659A - 画像処理装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧縮後の画像データを記憶するために必要なメモリー容量を削減する。
【解決手段】画像を複数のブロックに分割し、前記ブロック単位で圧縮処理を行うことにより、各ブロックの符号データを生成する圧縮処理手段と、前記圧縮処理手段による制御に応じて、前記各ブロックの符号データと、前記符号データに付加すべきヘッダー情報の作成に必要な所定の圧縮パラメーターを記憶する記憶手段と、前記記憶手段から前記各ブロックの符号データと前記圧縮パラメーターを読み出し、前記圧縮パラメーターを用いて前記ヘッダー情報を作成し、当該作成したヘッダー情報に基づいて各符号データの伸張処理を行う伸張処理手段とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像処理装置及び画像形成装置に関する。
周知のように、JPEG(Joint Photographic Experts Group)とは、静止画像のデジタルデータを圧縮する方式の一つである。このJPEG方式は、1枚の画像をバンドと呼ばれる所定サイズ(例えば8画素×8画素)のブロックに分割し、このバンド単位で離散コサイン変換、量子化、ハフマン符号によるエントロピー符号化等を行うことにより、各バンドの符号データ(圧縮データ)を得るものである。
下記特許文献1には、白黒画像処理データをJPEG圧縮記録する場合において、JPEG処理特有のブロック歪み等の影響により、記録時に画質を損なってしまうという欠点を解決する技術が開示されている。
特開平10−42286号公報
ところで、JPEG方式の圧縮処理によって得られる各バンドの符号データは、その符号データを伸張する際に必要となるヘッダー情報が付加されて1つのバンドデータを構成する。つまり、JPEG方式による圧縮後の画像データは、ヘッダー情報と符号データから構成されたバンドデータの集合である。
このヘッダー情報は、圧縮処理に使用される圧縮パラメーターの内、サンプル比とクオリティー(圧縮率)から作成されるものである。従来では、各バンドの符号データのそれぞれに同一のヘッダー情報が付加されていたため、1つのバンドデータのサイズが大きくなり、圧縮後の画像データを記憶するために大容量のメモリーが必要であった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、圧縮後の画像データを記憶するために必要なメモリー容量を削減可能な画像処理装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明では、画像処理装置に係る第1の解決手段として、画像を複数のブロックに分割し、前記ブロック単位で圧縮処理を行うことにより、各ブロックの符号データを生成する圧縮処理手段と、前記圧縮処理手段による制御に応じて、前記各ブロックの符号データと、前記符号データに付加すべきヘッダー情報の作成に必要な所定の圧縮パラメーターを記憶する記憶手段と、前記記憶手段から前記各ブロックの符号データと前記圧縮パラメーターを読み出し、前記圧縮パラメーターを用いて前記ヘッダー情報を作成し、当該作成したヘッダー情報に基づいて各符号データの伸張処理を行う伸張処理手段とを備える、という手段を採用する。
また、本発明では、画像処理装置に係る第2の解決手段として、上記第1の解決手段において、前記圧縮処理手段は、JPEG方式による圧縮処理を行い、前記記憶手段は、前記圧縮パラメーターとしてサンプル比及び圧縮率を記憶する、という手段を採用する。
また、本発明では、画像形成装置に係る第3の解決手段として、上記第1または第2の解決手段を有する画像処理装置を備える、という手段を採用する。
また、本発明では、画像処理装置に係る第4の解決手段として、画像を複数のブロックに分割し、前記ブロック単位で圧縮処理を行うことにより、各ブロックの符号データを生成すると共に、所定の圧縮パラメーターを用いて前記符号データに付加すべきヘッダー情報を作成する圧縮処理手段と、前記圧縮処理手段による制御に応じて、先頭ブロックの符号データに前記ヘッダー情報を付加して記憶すると共に残りのブロックの符号データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段から前記ヘッダー情報が付加された先頭ブロックの符号データと残りのブロックの符号データを読み出し、前記先頭ブロックの符号データに付加されたヘッダー情報に基づいて前記先頭ブロックの符号データと残りのブロックの符号データの伸張処理を行う伸張処理手段とを備える、という手段を採用する。
また、本発明では、画像処理装置に係る第5の解決手段として、上記第4の解決手段において、前記圧縮処理手段は、JPEG方式による圧縮処理を行い、前記圧縮パラメーターとしてサンプル比及び圧縮率を用いて前記ヘッダー情報を作成する、という手段を採用する。
また、本発明では、画像形成装置に係る第6の解決手段として、上記第4または第5の解決手段を有する画像処理装置を備える、という手段を採用する。
本発明によれば、符号データを伸張する際に必要となるヘッダー情報を各符号データに付加して記憶手段に記憶する必要がなくなるので、圧縮後の画像データ(つまり各ブロックの符号データ)を記憶するために必要なメモリー容量(記憶手段の容量)を削減することが可能となる。
第1実施形態に係る複合機100の要部構成を示す正面透視図である。 第1実施形態に係る複合機100の機能ブロック図である。 制御部60の圧縮処理部60aが実行する圧縮処理を示すフローチャート(a)と、制御部60の伸張処理部60bが実行する伸張処理を示すフローチャート(b)である。 画像データメモリー61に記憶された各バンドの符号データと圧縮パラメーターのイメージ図(a)と、ヘッダー情報に基づく各符号データの伸張処理のイメージ図(b)である。 第2実施形態に係る複合機100Aの機能ブロック図である。 制御部60Aの圧縮処理部60cが実行する圧縮処理を示すフローチャート(a)と、制御部60Aの伸張処理部60dが実行する伸張処理を示すフローチャート(b)である。 画像データメモリー61に記憶された各バンドの符号データとヘッダー情報のイメージ図(a)と、ヘッダー情報に基づく各符号データの伸張処理のイメージ図(b)である。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態について説明する。なお、以下では、本発明の一実施形態として、コピー機、プリンター及びファクシミリ等の機能を併せ持つ電子写真方式の複合機を例示して説明する。
〔第1実施形態〕
図1は、第1実施形態に係る複合機100の要部構成を示す正面透視図である。この図1に示すように、複合機100は、原稿を読み取ってその原稿の画像データ(以下、原稿画像データと称す)を生成する原稿読取装置1と、原稿読取装置1から得られた原稿画像データまたは通信回線を介して外部機器から受信した画像データ(以下、受信画像データと称す)に基づいて印刷用紙(記録媒体)に画像を形成する複合機本体2とを備えている。
原稿読取装置1は、スキャナー10及びADF(Auto Document Feeder:自動原稿給紙装置)20から構成されている。スキャナー10は、プラテンガラス11上にセットされた原稿、またはADF20によって自動給紙される原稿の読み取りを行うものであり、プラテンガラス11、白色基準板12、フルレートキャリッジ13、ハーフレートキャリッジ14、集光レンズ15及びCCD(Charge Coupled Devices)センサー16を備えている。
プラテンガラス11は、読み取り対象の原稿を1枚ずつセットするためのガラス板である。白色基準板12は、シェーディング補正用の白色基準データを取得するための白色板である。フルレートキャリッジ13は、プラテンガラス11の下方において、不図示のキャリッジ搬送機構によりプラテンガラス11に沿って左右方向(走査方向)に往復移動可能に設けられており、照明光を斜め上方に向けて出射するランプ13aと、照明光の反射光を後述するハーフレートキャリッジ14に向けて反射するミラー13bを内蔵する。
ハーフレートキャリッジ14は、フルレートキャリッジ13と同様に、不図示のキャリッジ搬送機構によりプラテンガラス11に沿って左右方向に往復移動可能に設けられており、フルレートキャリッジ13のミラー13bからの入射光を下方に向けて反射するミラー14aと、ミラー14aからの入射光を後述する集光レンズ15に向けて反射するミラー14bを内蔵する。なお、キャリッジ搬送機構により、フルレートキャリッジ13の移動量とハーフレートキャリッジ14の移動量との比率は1:0.5となるように制御されている。これにより、集光レンズ15に達するまでの照明光の光路長が一定となるように制御される。
プラテンガラス11上にセットされた原稿を読み取る場合は、フルレートキャリッジ13及びハーフレートキャリッジ14を走査方向に移動させることで原稿をスキャンするが、後述するADF20によって原稿を自動給紙する場合には、フルレートキャリッジ13及びハーフレートキャリッジ14を所定の原稿読取位置にて待機させ、原稿側を移動(搬送)させることで複数枚セットされた原稿を連続的にスキャンする。
集光レンズ15は、ハーフレートキャリッジ14のミラー14bからの入射光を集光してCCDセンサー16の受光面に結像させる。CCDセンサー16は、不図示のCCD駆動部から供給されるタイミング信号に同期して作動し、受光面にて受光した光を光電変換することにより、読み取った原稿の画像に応じたアナログ電圧信号を生成してAFE(アナログフロントエンド:図示省略)に出力する。なお、AFEは、上記のアナログ電圧信号を所定のゲイン設定値にて増幅した後にデジタル変換することで、読み取った原稿の画像を表す原稿画像データを生成し、この原稿画像データを後述の複合機本体2の制御部60に出力する。
ADF20は、原稿載置トレイ22にセットされた複数枚の原稿を1枚ずつ連続的に自動給紙するものであり、プラテンカバー21、原稿載置トレイ22、ピックアップローラー23、レジストローラー24、プラテンローラー25及び排紙ローラー26等から構成されている。プラテンカバー21は、スキャナー10の上面に対して開閉可能に設けられており、プラテンガラス11上に原稿をセットして読み取りを行う場合における原稿押さえカバーとしての役割と、ピックアップローラー23、レジストローラー24、プラテンローラー25及び排紙ローラー26等の自動給紙機構に使用される部材の収納用筐体としての役割を担っている。なお、図1では、プラテンカバー21が閉じられた状態を示している。
原稿載置トレイ22は、読み取り対象の原稿をセットするためのトレイである。ピックアップローラー23は、原稿載置トレイ22にセットされた原稿を1枚ずつピックアップしてレジストローラー24に搬出するためのローラーである。レジストローラー24は、所定のタイミングで原稿をプラテンローラー25に搬送するためのローラーである。プラテンローラー25は、原稿を所定の原稿読取位置を経由して排紙ローラー26に搬送するためのローラーである。排紙ローラー26は、読み取り完了後の原稿を外部に排出するためのローラーである。これら各ローラーの回転動作は、複合機本体2の制御部60により制御されている。
複合機本体2は、原稿読取装置1から得られた原稿画像データ、または通信回線を介して外部機器から受信した受信画像データがRGB色空間データである場合には、それらの画像データをCMYK色空間データである印刷用画像データに変換する機能を有している(後述の制御部60の機能)。周知のように、RGB色空間データとは、光三原色であるR(赤)、G(緑)、B(青)の各色に対応する画素(画像を構成する最小単位)の階調値を示すデジタルデータである。
また、CMYK色空間データとは、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)の印刷用の色材(複合機100においてはトナー)の三原色にK(キープレート:ブラック)の色材を加えて減法混合により画像を表現するデータである。電子写真方式の複合機100においては、CMYKの各色毎に感光体表面に現像したトナー画像を重ね合わせて一枚のトナー画像を形成する。各色のトナー画像は、ドットと呼ばれるトナー配置ポイントの2次元配列によって構成されている。つまり、CMYK色空間データとは、各色のトナー画像について、どの位置のドットにトナーを配置するのかを2値で示すデジタルデータである。
そして、この複合機本体2は、上記の印刷用画像データに基づくトナー画像を印刷用紙上に形成するトナー画像形成部3と、印刷用紙上にトナー画像を定着させて完成画像とする定着部4と、印刷用紙を搬送するための用紙搬送機構5と、各種サイズの印刷用紙を収容するための給紙カセット6、7、8とを備えている。さらに、複合機本体2には、手前側に開閉自在な手差しトレイ9が設けられており、手差しトレイ9に載置された印刷用紙を用紙搬送機構5によって搬送可能な構成となっている。
トナー画像形成部3は、中間転写ベルト31と、CMYKの各色にそれぞれ対応したトナー画像形成ユニットF(FY、FM、FC、FK)と、駆動ローラー32と、テンションローラー33と、二次転写ローラー34と、クリーナー35とから構成されている。中間転写ベルト31は、各トナー画像形成ユニットF(FY、FM、FC、FK)によって形成(現像)される各色のトナー画像を順次重ねて1次転写するための中間転写体であり、駆動ローラー32及びテンションローラー33に張架されて、図1において時計回りに回走する構成となっている。
トナー画像形成ユニットF(FY、FM、FC、FK)は、それぞれ感光体ドラムFaと、帯電部Fbと、露光部Fcと、現像部Fdと、一次転写ローラーFeとを備え、さらに不図示のクリーニング装置及び除電装置等とを備える。感光体ドラムFaは、円柱に形状設定され、その周面に静電潜像及び当該静電潜像に基づくトナー画像が形成されるものである。帯電部Fbは、感光体ドラムFaに対して対向配置され、感光体ドラムFaの周面を帯電状態とするものである。
露光部Fcは、レーザー光を帯電状態の感光体ドラムFaの周面において走査して静電潜像を形成するものであり、詳細には、トナーを配置すべきドット位置に対応する感光体ドラムFa上の位置に対してレーザー光を照射する。現像部Fdは、感光体ドラムFaの周面に対してトナーを付着させることによって感光体ドラムFaの周面上に静電潜像に基づくトナー画像を現像するものである。
一次転写ローラーFeは、中間転写ベルト31を挟んで感光体ドラムFaと対向配置され、感光体ドラムFaに現像されたトナー画像を中間転写ベルト31に一次転写するものである。二次転写ローラー34は、中間転写ベルト31を挟んで駆動ローラー32と対向配置されており、中間転写ベルト31表面に転写されているトナー画像(各色のトナー画像が重ね合されたもの)を、給紙カセット6、7、8のいずれかから用紙搬送機構5によって搬送される印刷用紙に2次転写するものである。クリーナー35は、クリーニングローラーやクリーニングブレード等を備え、中間転写ベルト31の残留トナーを除去するものである。
定着部4は、印刷用紙上に二次転写されたトナー画像を定着させて完成画像とするものであり、加圧・加熱することによりトナー画像を定着させる加熱ローラー41を備えている。用紙搬送機構5は、給紙カセット6、7、8から印刷用紙を1枚ずつ搬出するためのピックアップローラー51、52、53と、ピックアップした印刷用紙をトナー画像形成部3(駆動ローラー32と2次転写ローラー34とのニップ部分)に搬送するための給紙ローラー54、55、56と、定着部4による定着処理後の印刷用紙を外部に排紙するための排紙ローラー57等から構成されている。給紙カセット6、7、8は、複合機本体2に対して引き出し自在に取り付けられており、各種サイズの用紙を収容するものである。
図2は、複合機100の機能ブロック図である。この図2において、図1と同じ構成要素には同一符号を付し、説明を省略する。図2において、符号60は制御部、符号61は画像データメモリー、符号62は操作表示部、符号63は通信I/Fある。なお、符号200は、複合機100へ画像データを送信する外部機器(例えばパーソナルコンピューターやファクシミリ等)である。
制御部60は、例えばCPU(Central Processing Unit)コアや、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等のメモリー、入出力インターフェイスなどが一体的に組み込まれたマイクロコントローラーであり、操作表示部62から入力される操作信号、原稿読取装置1から得られた原稿画像データ、及び通信I/F63を介して外部機器200から受信した受信画像データに基づいて、複合機100の全体動作(原稿読取装置1による原稿読取動作、トナー画像形成部3によるトナー画像形成動作、定着部4による定着動作、用紙搬送機構5による用紙搬送動作など)を制御する。
また、上述したように、この制御部60は、原稿読取装置1から得られた原稿画像データ、または通信回線を介して外部機器200から受信した受信画像データがRGB色空間データである場合には、それらの画像データをCMYK色空間データである印刷用画像データに変換する機能も有している。
画像データメモリー61は、例えばフラッシュメモリーなどの書き換え可能な不揮発性メモリーであり、制御部60による制御の下、画像読取装置1から得られた原稿画像データや、外部機器200から受信した受信画像データ、及び上記の印刷用画像データなどの画像データを記憶する。
操作表示部62は、操作キー部62aと表示部62bとを備えており、ユーザーの操作に応じた指示を入力するとともに、複合機100の状態を示す情報等の各種情報を表示する。操作キー部62aは、スタートキー、ストップ/クリアキー、電源キー、テンキー(数値入力キー)、及び機能切替キー等のハードキーを備える。尚、機能切替キーとは、複合機100で実現されるコピー機能、プリント機能、スキャン機能、及びファクシミリ機能の各々をユーザーが使用する場合に、各機能の動作モードへ複合機100を切り替える為のキーである。表示部62bは、タッチパネル機能を有しており、ソフトキーを含む画面が表示される。
通信I/F63は、複合機100(詳しくは制御部60)と外部機器200との間で通信を行うためのインターフェイスであり、LAN(Local Area Network)等のネットワークによって外部機器200と通信可能に接続されている。
なお、第1実施形態の制御部60は、原稿画像データ或いは受信画像データに基づく画像をバンドと呼ばれる所定サイズの複数のブロックに分割し、このバンド単位でJPEG方式による圧縮処理を行うことにより、各バンドの符号データを生成する圧縮処理部60aを備えている。画像データメモリー61は、上記圧縮処理部60aによる制御に応じて、各バンドの符号データと、符号データに付加すべきヘッダー情報の作成に必要な所定の圧縮パラメーター(サンプル比及びクオリティー(圧縮率))を記憶する。
さらに、第1実施形態の制御部60は、画像データメモリー61から各バンドの符号データと圧縮パラメーター(サンプル比及びクオリティー)を読み出し、圧縮パラメーターを用いてヘッダー情報を作成し、当該作成したヘッダー情報に基づいて各符号データの伸張処理を行う伸張処理部60bを備えている。
なお、上記の構成要素において、圧縮処理部60a、伸張処理部60b及び画像データメモリー61は、本発明の画像処理装置を構成するものである。つまり、本実施形態の複合機100は、画像データに基づく画像を記録媒体上に形成する画像形成手段(トナー画像形成部3、定着部4、用紙搬送機構5等)と、その画像を処理する画像処理装置とを備えた画像形成装置に相当する。
次に、上記のように構成された複合機100の動作、特に制御部60による原稿画像データ(或いは受信画像データでも良い)の圧縮及び伸張処理について図面を参照しながら説明する。図3(a)は、制御部60の圧縮処理部60aが実行する圧縮処理を示すフローチャートであり、図3(b)は、制御部60の伸張処理部60bが実行する伸張処理を示すフローチャートである。
図3(a)に示すように、圧縮処理部60aは、原稿画像データの圧縮処理として、まず、原稿画像データに基づく画像をバンドと呼ばれる所定サイズ(例えば8画素×8画素)の複数のブロックに分割し(ステップS1)、このバンド単位でJPEG方式による圧縮処理、つまりバンド単位で離散コサイン変換、量子化テーブルによる量子化、ハフマン符号によるエントロピー符号化等を行うことにより、各バンドの符号データを生成する(ステップS2)。
そして、圧縮処理部60aは、画像データメモリー61を制御して、上記圧縮処理によって得られた各バンドの符号データと、符号データに付加すべきヘッダー情報の作成に必要な所定の圧縮パラメーター(サンプル比及びクオリティー)を記憶させる(ステップS3)。図4(a)は、画像データメモリー61に記憶された各バンドの符号データと、圧縮パラメーターのイメージ図である。この図に示すように、第1実施形態において圧縮処理の終了後、各バンドの符号データは、ヘッダー情報が付加されない状態で画像データメモリー61に保存されることになる。
一方、図3(b)に示すように、伸張処理部60bは、各バンドの符号データの伸張処理として、まず、画像データメモリー61から各バンドの符号データと圧縮パラメーター(サンプル比及びクオリティー)を読み出す(ステップS11)。そして、伸張処理部60bは、図4(b)に示すように、圧縮パラメーターを用いてヘッダー情報を作成し(ステップS12)、当該作成したヘッダー情報を各符号データに付加して伸張処理、つまり離散コサイン変換、量子化、エントロピー符号化の逆の処理を行う(ステップS13)。
以上のような第1実施形態によれば、従来のように、符号データを伸張する際に必要となるヘッダー情報を各符号データに付加して画像データメモリー61に記憶する必要がなくなるので、圧縮後の画像データ(つまり各バンドの符号データ)を記憶するために必要なメモリー容量を削減することが可能となる。例えば、ヘッダー情報のサイズを、カラー画像で1バンド当たり572バイト、1ページ当たり(1画像当たり)55バンドあると想定すると、572×55=約30.7kバイトのメモリー容量を削減できることになる。
また、基本的にヘッダー情報はあまり変わることがないため、一度作成したヘッダー情報はn個分保存しておき、同じヘッダー情報にて伸張処理を行う場合は保存しておいたヘッダー情報を再利用することにより、ヘッダー情報の作成にかかるパフォーマンスを向上させることができる。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本第2実施形態は、上記第1実施形態と比較して制御部60の機能が異なるだけであるので、以下では第1実施形態の相違点に着目して説明する。従って、第2実施形態において、第1実施形態と重複する説明は省略し、同一の構成要素には同一の符号を付けるものとする。
図5は、第2実施形態の複合機100A(第1実施形態と区別するために符号を100Aとする)の機能ブロック図である。第2実施形態の制御部60A(第1実施形態と区別するために符号を60Aとする)は、第1実施形態の制御部60と同様に、操作表示部62から入力される操作信号、原稿読取装置1から得られた原稿画像データ、及び通信I/F63を介して外部機器200から受信した受信画像データに基づいて、複合機100Aの全体動作(原稿読取装置1による原稿読取動作、トナー画像形成部3によるトナー画像形成動作、定着部4による定着動作、用紙搬送機構5による用紙搬送動作など)を制御する機能を有している。
第2実施形態の制御部60Aは、原稿画像データ或いは受信画像データに基づく画像を複数のバンドに分割し、このバンド単位でJPEG方式による圧縮処理を行うことにより、各バンドの符号データを生成すると共に、所定の圧縮パラメーター(サンプル比及びクオリティー)を用いて符号データに付加すべきヘッダー情報を作成する圧縮処理部60cを備えている。画像データメモリー61は、上記圧縮処理部60cによる制御に応じて、先頭バンドの符号データにヘッダー情報を付加して記憶すると共に残りのバンドの符号データを記憶する。
さらに、第2実施形態の制御部60Aは、画像データメモリー61からヘッダー情報が付加された先頭バンドの符号データと残りのバンドの符号データを読み出し、先頭バンドの符号データに付加されたヘッダー情報に基づいて先頭バンドの符号データと残りのバンドの符号データの伸張処理を行う伸張処理部60dを備えている。
次に、上記のように構成された複合機100Aの動作、特に制御部60Aによる原稿画像データ(或いは受信画像データでも良い)の圧縮及び伸張処理について図面を参照しながら説明する。図6(a)は、制御部60Aの圧縮処理部60cが実行する圧縮処理を示すフローチャートであり、図6(b)は、制御部60Aの伸張処理部60dが実行する伸張処理を示すフローチャートである。
図6(a)に示すように、圧縮処理部60cは、原稿画像データの圧縮処理として、まず、原稿画像データに基づく画像をバンドと呼ばれる所定サイズ(例えば8画素×8画素)の複数のブロックに分割し(ステップS21)、このバンド単位でJPEG方式による圧縮処理、つまりバンド単位で離散コサイン変換、量子化テーブルによる量子化、ハフマン符号によるエントロピー符号化等を行うことにより、各バンドの符号データを生成する(ステップS22)。
そして、圧縮処理部60cは、圧縮パラメーターのサンプル比及びクオリティーを用いて符号データに付加すべきヘッダー情報を作成し(ステップS23)、画像データメモリー61を制御して、先頭バンドの符号データにヘッダー情報を付加して記憶させると共に残りのバンドの符号データを記憶させる(ステップS24)。図7(a)は、画像データメモリー61に記憶された各バンドの符号データとヘッダー情報のイメージ図である。この図に示すように、第2実施形態において圧縮処理の終了後、先頭バンドの符号データのみ、ヘッダー情報が付加された状態で画像データメモリー61に保存されることになる。
一方、図6(b)に示すように、伸張処理部60dは、各バンドの符号データの伸張処理として、まず、画像データメモリー61からヘッダー情報が付加された先頭バンドの符号データと残りのバンドの符号データを読み出す(ステップS31)。そして、伸張処理部60dは、図7(b)に示すように、先頭バンドの符号データに付加されたヘッダー情報を他のバンドの各符号データに付加して伸張処理、つまり離散コサイン変換、量子化、エントロピー符号化の逆の処理を行う(ステップS32)。
以上のような第2実施形態によれば、第1実施形態と同様に、符号データを伸張する際に必要となるヘッダー情報を各符号データに付加して画像データメモリー61に記憶する必要がなくなるので、圧縮後の画像データ(つまり各バンドの符号データ)を記憶するために必要なメモリー容量を削減することが可能となる。例えば、ヘッダー情報のサイズを、カラー画像で1バンド当たり572バイト、1ページ当たり55バンドあると想定すると、572×(55−1)=約30kバイトのメモリー容量を削減できることになる。
以上、本発明の第1及び第2実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に制限されることなく、本発明の範囲内で自由に変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、複合機100(100A)を例に挙げて説明したが、本発明は、プリンター、複写機、ファクシミリ等の他の画像形成装置にも適用することができる。また、本発明は、画像形成装置に限らず、画像データを圧縮する機能を持った画像処理装置に広く適用することができる。
100、100A…複合機、1…原稿読取装置、2…複合機本体、10…スキャナー、20…ADF(Auto Document Feeder)、3…トナー画像形成部、4…定着部、5…用紙搬送機構、6、7、8…給紙カセット、60、60A…制御部、60a、60c…圧縮処理部、60b、60d…伸張処理部、61…画像データメモリー、62…操作表示部、63…通信I/F、200…外部機器

Claims (6)

  1. 画像を複数のブロックに分割し、前記ブロック単位で圧縮処理を行うことにより、各ブロックの符号データを生成する圧縮処理手段と、
    前記圧縮処理手段による制御に応じて、前記各ブロックの符号データと、前記符号データに付加すべきヘッダー情報の作成に必要な所定の圧縮パラメーターを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段から前記各ブロックの符号データと前記圧縮パラメーターを読み出し、前記圧縮パラメーターを用いて前記ヘッダー情報を作成し、当該作成したヘッダー情報に基づいて各符号データの伸張処理を行う伸張処理手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記圧縮処理手段は、JPEG方式による圧縮処理を行い、
    前記記憶手段は、前記圧縮パラメーターとしてサンプル比及び圧縮率を記憶することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 請求項1または2に記載の画像処理装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
  4. 画像を複数のブロックに分割し、前記ブロック単位で圧縮処理を行うことにより、各ブロックの符号データを生成すると共に、所定の圧縮パラメーターを用いて前記符号データに付加すべきヘッダー情報を作成する圧縮処理手段と、
    前記圧縮処理手段による制御に応じて、先頭ブロックの符号データに前記ヘッダー情報を付加して記憶すると共に残りのブロックの符号データを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段から前記ヘッダー情報が付加された先頭ブロックの符号データと残りのブロックの符号データを読み出し、前記先頭ブロックの符号データに付加されたヘッダー情報に基づいて前記先頭ブロックの符号データと残りのブロックの符号データの伸張処理を行う伸張処理手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  5. 前記圧縮処理手段は、JPEG方式による圧縮処理を行い、前記圧縮パラメーターとしてサンプル比及び圧縮率を用いて前記ヘッダー情報を作成することを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 請求項4または5に記載の画像処理装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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