JP2013250188A - 欠陥検出装置、欠陥検出方法、および欠陥検出プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】欠陥検出装置は、撮像部10と撮像部10が取得した第1検査画像を処理する画像処理部20とを備え、画像処理部20は、第1検査画像を複数の第1領域に分割し、それぞれの第1領域に含まれる画素が持つ画素データの平均値Aを算出し、それぞれの画素の画素データを、それぞれの第1領域の平均値Aを補間するデータに置き換えることで基準画像を作り、第1検査画像の画素データから基準画像の画素データを減算して、第2検査画像を作り、第2検査画像を複数の第2領域に分割し、それぞれの第2領域に含まれる画素が持つ画素データの平均値Bを算出し、それぞれの第2領域に含まれる画素の画素データを平均値Bに置き換えることで比較画像を作り、第2検査画像と比較画像との画素データの差分を計算し、差分が所定の閾値以上となる画素データに対応する位置を欠陥として検出する。
【選択図】図2
Description
次に、画像処理部は、第1検査画像の画素データから基準画像の画素データを減算して、第2検査画像を作る。つまり、第1検査画像から画像むらの影響が取り除かれた、あるいは軽減された画像データとして第2検査画像が得られる。
次に、画像処理部は、第2検査画像を複数の第2領域に分割し、それぞれの第2領域に含まれる画素が持つ画素データの平均値Bを算出し、平均値Bから比較画像を作る。つまり、いずれかの第2領域内に欠陥データが含まれている場合であっても、平均化されることでレベリングされた画像データとして比較画像が得られる。
次に、画像処理部は、第2検査画像と比較画像との画素データの差分を計算する。つまり、第2検査画像と比較画像との画素データの差分を計算することで、欠陥データが含まれている場合には、欠陥データが抽出される。画像処理部は、抽出された差分が所定の閾値以上となる画素データに対応する位置を欠陥として検出する。
従って、検査対象が、シェーディングなどの画像むらが避けられない被検査物であっても、より欠陥検出感度が高い欠陥検出装置を提供することができる。
次に、画像処理部は、第1検査画像の画素データから基準画像の画素データを減算して、第2検査画像を作る。つまり、第1検査画像から画像むらの影響が取り除かれた、あるいは軽減された画像データとして第2検査画像が得られる。
次に、画像処理部は、第2検査画像を複数の第2領域に分割し、それぞれの第2領域に含まれる画素が持つ画素データの平均値Bを算出し、平均値Bから比較画像を作る。つまり、いずれかの第2領域内に欠陥データが含まれている場合であっても、平均化されることでレベリングされた画像データとして比較画像が得られる。
次に、画像処理部は、第2検査画像と比較画像との画素データの差分を計算する。つまり、第2検査画像と比較画像との画素データの差分を計算することで、欠陥データが含まれている場合には、欠陥データが抽出される。画像処理部は、抽出された差分が所定の閾値以上となる画素データに対応する位置を欠陥として検出する。
次に、画像処理部は、第1検査画像の画素データから基準画像の画素データを減算して、第2検査画像を作る。つまり、第1検査画像から画像むらの影響が取り除かれた、あるいは軽減された画像データとして第2検査画像が得られる。
次に、画像処理部は、第2検査画像を複数の第2領域に分割し、それぞれの第2領域に含まれる画素が持つ画素データの平均値Bを算出し、それぞれの第2領域に含まれる画素の画素データを平均値Bに置き換えることで比較画像を作る。つまり、いずれかの第2領域内に欠陥データが含まれている場合であっても、平均化されることでレベリングされた画像データとして比較画像が得られる。
次に、画像処理部は、第2検査画像と比較画像との画素データの差分を計算する。つまり、第2検査画像と比較画像との画素データの差分を計算することで、欠陥データが含まれている場合には、欠陥データが抽出される。画像処理部は、抽出された差分が所定の閾値以上となる画素データに対応する位置を欠陥として検出する。
次に、第1検査画像の画素データから基準画像の画素データを減算して、第2検査画像を作る。つまり、第1検査画像から画像むらの影響が取り除かれた、あるいは軽減された画像データとして第2検査画像が得られる。
次に、第2検査画像を複数の第2領域に分割し、それぞれの第2領域に含まれる画素が持つ画素データの平均値Bを算出し、平均値Bから比較画像を作る。つまり、いずれかの第2領域内に欠陥データが含まれている場合であっても、平均化されることでレベリングされた画像データとして比較画像が得られる。
次に、第2検査画像と比較画像との画素データの差分を計算する。つまり、第2検査画像と比較画像との画素データの差分を計算することで、欠陥データが含まれている場合には、欠陥データが抽出される。抽出された差分が所定の閾値以上となる画素データに対応する位置を欠陥として検出する。
従って、シェーディングなどの画像むらが避けられない被検査物であっても、より検出感度が高い欠陥検出方法を提供することができる。
被検査物を撮像して被検査物の第1検査画像を取得する。被検査物に検出すべき欠陥がある場合には、欠陥を反映した画像データを有する第1検査画像が得られる。これに対して、まず、第1検査画像を複数の第1領域に分割し、それぞれの第1領域に含まれる画素が持つ画素データの平均値Aと平均値Aを補間するデータとを算出し、平均値Aと平均値Aを補間するデータとから基準画像を作る。つまり、いずれかの第1領域内に欠陥データが含まれている場合であっても、平均化されることで欠陥データはレベリングされ、複数の第1領域に亘る画像むらが反映された画像データとして基準画像が得られる。
次に、第1検査画像の画素データから基準画像の画素データを減算して、第2検査画像を作る。つまり、第1検査画像から画像むらの影響が取り除かれた、あるいは軽減された画像データとして第2検査画像が得られる。
次に、第2検査画像を複数の第2領域に分割し、それぞれの第2領域に含まれる画素が持つ画素データの平均値Bを算出し、平均値Bから比較画像を作る。つまり、いずれかの第2領域内に欠陥データが含まれている場合であっても、平均化されることでレベリングされた画像データとして比較画像が得られる。
次に、第2検査画像と比較画像との画素データの差分を計算する。つまり、第2検査画像と比較画像との画素データの差分を計算することで、欠陥データが含まれている場合には、欠陥データが抽出される。抽出された差分が所定の閾値以上となる画素データに対応する位置を欠陥として検出する。
従って、本適用例の欠陥検出プログラムによると、シェーディングなどの画像むらが避けられない被検査物であっても、より検出感度が高い欠陥検出方法を提供することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る欠陥検出装置100を説明する機能ブロック図である。
欠陥検出装置100は、被検査物1を撮像し、画像処理により被検査物1の欠陥を検出する装置であり、撮像部10、画像処理部20、CPU30、入出力端末40、記憶部50などを含み構成されている。
撮像部10は、光学系11、撮像素子12、ADC回路13などから構成され、CPU30の制御のもとに被検査物1を撮像し、撮像画像(以下第1検査画像)を画像処理部20に送る。第1検査画像は、撮像素子12が捉えたマトリクス状の画素情報であり、画素毎の例えば輝度情報などの画素データから構成される。
画像処理部20は、CPU30の制御のもとに、後述する欠陥検出方法に従い第1検査画像を処理することにより被検査物1の欠陥を検出する。
ここで言う欠陥とは、平板状製造物において、その表面に現れた意図しない生成状態を呈する部分を言う。具体的には、例えば、シリコンウェーハー上にPZT(チタン酸ジルコン酸鉛)などを薄膜成形したもの(プリンタヘッド前工程のウェーハー)の表面のエッチング異常や、PZT単体の表面の傷、異物、樹脂フィルム表面やガラス表面、配線などの金属めっき表面の傷、異物、薄膜貼り合わせ時の異物挟み込みによる形状異常などである。
CPU30は、欠陥検出装置100の全体を司るCPU(Central Processing Unit)である。
入出力端末40は、欠陥検出装置100の稼動制御、検査結果の表示などを行うインターフェイス端末である。
記憶部50は、画像処理部20によって処理された画像情報や欠陥検出プログラム31などを格納する記憶装置である。
欠陥検出プログラム31は、CPU30により実行されるプログラムであり、以下に説明する欠陥検出方法に従い欠陥検出装置100を動作させる。
図2は、欠陥検出装置100を用いて被検査物1の欠陥を検出する方法を示すフローチャートである。また、図3(a),(b)は、欠陥を検出する際に必要な基準画像を作成する画像処理の方法を説明するグラフである。図1,図2、および図3(a),(b)を参照して欠陥検出方法を説明する。
次に、被検査物1を撮像して被検査物1の第1検査画像を取得し(ステップS2)、第1検査画像を記憶部50に格納する(ステップS3)。
次に、それぞれの第1領域に含まれる画素が持つ画素データの平均値(以下平均値A)を算出する(ステップS5)。
ここで、画像に周期性パターンが含まれる場合とは、第1検査画像における画素データの値が連続的に変化する起伏がある場合で、その起伏に周期性が認められる場合を言う。また、周期性が認められるとは、起伏の頂点の間隔を比較した場合に10倍以上の差異が無い場合を言う。
このように、それぞれの第1領域の平均値Aを補間するデータに置き換えることで基準画像を作り、基準画像を記憶部50に格納する(ステップS7)。
なお、それぞれの平均値Aを結ぶことによる補間は、上記のような直線によるもの(直線近似)に限定するものではなく、2次曲線などで結ぶ曲線近似や、空間で捉えた場合には、曲面で結ぶ方法であっても良い。
つまり、基準画像は、欠陥データがレベリングされ、画像むらが反映された画像データとして作成される。従って、第1検査画像の画像データから基準画像の画像データを差し引くことで、欠陥データを際立たせることが可能となる。
次に、それぞれの第2領域に含まれる画素が持つ画素データの平均値(以下平均値B)を算出して比較画像を生成し(ステップS11)、記憶部50に格納する(ステップS12)。
次に、判定画像に対し所定の閾値をもって判定し、欠陥の検出を行う(ステップS14)。具体的には、判定画像を構成するそれぞれの画素の画素データと所定の閾値とを比較して画素毎に判定を行う。
次に、欠陥検出結果の出力をする(ステップS15)。具体的には、判定画像に対して検出した欠陥位置を示す画素を識別表示した画像を生成し入出力端末40などに表示し、欠陥検出を完了する。
上述した方法に従って実施した例について以下に説明する。
図4(a)は、実施例における被検査物1を模式的に示す平面図、図4(b)は、第1検査画像を構成する画素の輝度分布の例を示すグラフである。
図4(a)に示す被検査物1は、矩形平板であり、表面には許容できる画像むら4と、検出すべき欠陥3がある例を示している。被検査物1を撮像して得られた第1検査画像は、図4(a)に示すX方向の行と、X方向に交差するY方向の列とでマトリクス状に並ぶ画素データ(輝度分布)から構成される。図4(b)に示すグラフは、図4(a)に1点鎖線で示す位置に対応する画素行の輝度分布を示しており、欠陥3に対応する位置(D1部)の輝度が低下している様子を示している。また、画像むら4は、図4(b)に示すように輝度が周期的に低下している。画像むら4の中央部分の距離(u1、u2)は、画像むら4の周期幅を示すものである。u1とu2の距離は略同じである。
図5は、本実施例における具体的な欠陥検出方法を示すフローチャートである。
図5を参照して本実施例の欠陥検出方法を説明する。
次に、被検査物1を撮像して被検査物1の第1検査画像を取得し、第1検査画像を記憶部50に格納する(ステップSA2)。
次に、欠陥の検出を行う画素行をセットする。初期位置はn=1とする(ステップSA3)。nには、最終行の値まで順にセットされる。
次に、格納した第1検査画像から、第n行の画素データを抽出する(ステップSA4)。
次に、第n行の検査(欠陥の検出)を行い(ステップSA5)、検査結果を記憶部50に格納する(ステップSA6)。
ステップSA5の画素行毎の検査(欠陥検出)の方法を示すサブルーチンについては、後述する。
Passと認識された場合は、検査が完了しているかを確認する(ステップSA9)。具体的には、nの値が所定の最終行の値に達したかを確認する。
ステップSA7にて、Failと認識された場合には、検査を継続するか確認する(ステップSA8)。具体的には、欠陥が検出されたタイミングで被検査物1の検査を終了するモード(フェイルストップモード)などに予め設定されていた場合には、検査を完了し、検査結果の出力する(ステップSA10)。検査を継続する場合には、検査が完了しているかを確認する(ステップSA9)。
ステップSA9にて、検査が完了していないと認識された場合、具体的には、nの値が所定の最終行の値に達していない場合には、nの値をインクリメントして(ステップSA11)、次の第n行の画素を抽出し(ステップSA4)、以降ステップSA5以降を繰り返す。
ステップSA9にて、検査が完了したと認識された場合、具体的には、nの値が所定の最終行の値に達した場合には、検査結果の出力をし(ステップSA10)、検査を完了する。具体的には、検出した欠陥位置を示す画素を識別表示した画像を生成し、入出力端末40などに表示し、欠陥検出を完了する。
図6は、ステップSA5の画素行毎の検査(欠陥検出)の方法を示すサブルーチン、つまり、一つの画素行における欠陥検出方法を示すフローチャートである。
図7(a)〜(c)、および図8(a)〜(c)は、画像処理部20によって処理される画像データ(輝度分布)を示すグラフである。
まず、抽出された画素行2の画素データ(以下データa)を記憶部50に格納する(ステップSB1)。図7(a)にデータaのグラフを示す。このグラフは、画素行2の輝度Lの分布を示すものである。
次に、画像処理部20において、画素行2の画素データを複数の第1領域に分割する(ステップSB2)。具体的には、図7(b)に示すように、連続する一行の画素を、破線部分で分割された複数の第1領域としての隣り合う小集団の画素グループに分割する。本実施例では、第1領域の幅を、画像むら4の周期の約6.5分の1としている。
次に、それぞれの第1領域に含まれる画素が持つ画素データ(輝度L)の平均値(以下平均値A)を算出する(ステップSB3)。
このように、それぞれの第1領域の平均値Aを補間するデータに置き換えることでデータb(基準画像)を作り、データbを記憶部50に格納する(ステップSB5)。
なお、それぞれの平均値Aを結ぶ補間は、上記のような直線によるもの(直線近似)に限定するものではなく、2次曲線などで結ぶ方法(曲線近似)であっても良い。
次に、それぞれの第2領域に含まれる画素が持つ画素データの平均値(以下平均値B)を算出してデータd(比較画像)を生成し(ステップSB9)、記憶部50に格納する(ステップSB10)。
次に、画像処理部20は、判定画像データに対し所定の閾値をもって判定し、欠陥の検出を行う(ステップSB12)。具体的には、判定画像を構成するそれぞれの画素の画素データと所定の閾値とを比較して画素毎に判定を行う。以上により、第n行の画素データを対象とした検査(欠陥の検出)を完了する。
第1検査画像では、データaに対して欠陥3に対応するD1部を検出する閾値L1が設定できないが、判定画像では、判定画像データに対して欠陥3に対応するD2部を検出する閾値L2の設定が可能となっている。
撮像部10は、被検査物1を撮像して被検査物1の第1検査画像を取得する。被検査物1に検出すべき欠陥3がある場合には、欠陥3を反映した画像データを有する第1検査画像が得られる。これに対して、画像処理部20は、まず、第1検査画像を複数の第1領域に分割し、それぞれの第1領域に含まれる画素が持つ画素データの平均値Aを算出し、それぞれの画素の画素データを、それぞれの第1領域の平均値Aを補間するデータに置き換えることで基準画像を作る。つまり、いずれかの第1領域内に欠陥データが含まれている場合であっても、平均化されることで欠陥データがレベリングされ、複数の第1領域に亘る画像むら4が反映された画像データとして基準画像が得られる。次に、画像処理部20は、第1検査画像の画素データから基準画像の画素データを減算して、第2検査画像を作る。つまり、第1検査画像から画像むら4の影響が取り除かれた、あるいは軽減された画像データとして第2検査画像が得られる。
具体的には、実施例の場合には、図8(b),(c)に示すように、第1検査画像としてのデータaから画像むら4が反映されたデータbを減算して、画像むら4の影響が取り除かれた、あるいは軽減されたデータcが作られる。
具体的には、実施例の場合には、データcを複数の第2領域に分割し、それぞれの第2領域に含まれる画素が持つ画素データの平均値Bを算出し、それぞれの第2領域に含まれる画素の画素データを平均値Bに置き換えることでデータdを作る。次に、画像処理部20は、データcとデータdとの画素データの差分を計算する。
つまり、例えば、第2検査画像(データc)に画像むら4による影響が残っている場合であっても、比較画像(データd)との画素データの差分を計算することで、画像むら4による影響をより多く取り除くことができ、欠陥データが含まれている場合には、欠陥データが抽出される。
また、被検査物1は、平板状製造物であり、例えば半導体デバイスや表示パネルなどがあると説明したが、被検査物1の対象としては、これらに限定するものではなく、略均一な状態の表面に撮像素子によって識別され数値化できる欠陥が含まれるものや、表面が均一ではなくとも、所定のパターンをマスキングすることによって均一な表面と欠陥による異常状態とに識別され数値化できるものが適用できる。具体的には、例えば、シリコンウェーハー上にPZT(チタン酸ジルコン酸鉛)などを薄膜成形したもの(プリンタヘッド前工程のウェーハー)の表面のエッチング異常の検出や、PZT単体の表面の傷、異物の検出、樹脂フィルム表面やガラス表面、配線などの金属めっき表面の傷、異物の検出、薄膜貼り合わせ時の異物挟み込みによる形状異常などの検出にも適用できる。
図1に戻り、欠陥検出プログラムについて説明する。
本実施形態における欠陥検出プログラムとしての欠陥検出プログラム31は、欠陥検出装置100を動作させるプログラムであり、記憶部50に格納されている。欠陥検出装置100を動作させるにあたり、入出力端末40からの操作などにより起動し、画像処理部20におけるデータ処理としてCPU30により実行される。
具体的には、上述した欠陥検出方法の例におけるステップS2あるいはステップSA2などで取得された第1検査画像の画像データに対し、予め入出力端末40などからの入力で設定された所定の閾値や、所定の検査モードなどを参照して、例えば、ステップS3からステップS15、あるいはステップSA3からステップSA11などを含む処理を行う。
Claims (10)
- 被検査物を撮像して前記被検査物の第1検査画像を取得する撮像部と、
前記撮像部が取得した前記第1検査画像を処理する画像処理部と、を備え、
前記画像処理部は、
前記第1検査画像を複数の第1領域に分割し、それぞれの前記第1領域に含まれる画素が持つ画素データの平均値Aと前記平均値Aを補間するデータとを算出し、前記平均値Aと前記平均値Aを補間するデータとから基準画像を作り、
前記第1検査画像の画素データから前記基準画像の画素データを減算して、第2検査画像を作り、
前記第2検査画像を複数の第2領域に分割し、それぞれの前記第2領域に含まれる画素が持つ画素データの平均値Bを算出し、前記平均値Bから比較画像を作り、
前記第2検査画像と前記比較画像との画素データの差分を計算し、前記差分が所定の閾値以上となる画素データに対応する位置を欠陥として検出することを特徴とする欠陥検出装置。 - 前記第1検査画像に周期性パターンが含まれる場合に、
前記第1領域は、前記周期性パターンの周期の4分の1以下であることを特徴とする請求項1に記載の欠陥検出装置。 - 前記第1検査画像に周期性パターンが含まれる場合に、
前記第1領域は、前記周期性パターンの周期の6分の1以下であることを特徴とする請求項1に記載の欠陥検出装置。 - 前記第1領域は、前記第1検査画像を構成する複数の画素行、あるいは前記画素行と交差する複数の画素列をそれぞれ分割して得られる画素グループであることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の欠陥検出装置。
- 前記第1領域は、前記第1検査画像を構成する隣り合う複数の分割された画素列、あるいは隣り合う複数の分割された画素行の画素からなる画素グループであることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の欠陥検出装置。
- 前記画素データは、輝度情報であることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の欠陥検出装置。
- 前記画像処理部は、前記第1検査画像を複数の第1領域に分割し、それぞれの前記第1領域に含まれる画素が持つ画素データの平均値Aを算出し、それぞれの前記画素の画素データを、それぞれの前記第1領域の前記平均値Aを補間するデータに置き換えることで基準画像を作ることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の欠陥検出装置。
- 前記画像処理部は、前記第2検査画像を複数の第2領域に分割し、それぞれの前記第2領域に含まれる画素が持つ画素データの平均値Bを算出し、それぞれの前記第2領域に含まれる画素の画素データを前記平均値Bに置き換えることで比較画像を作ることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載の欠陥検出装置。
- 被検査物を撮像して前記被検査物の第1検査画像を取得するステップと、
前記第1検査画像を複数の第1領域に分割し、それぞれの前記第1領域に含まれる画素が持つ画素データの平均値Aと前記平均値Aを補間するデータとを算出し、前記平均値Aと前記平均値Aを補間するデータとから基準画像を作るステップと、
前記第1検査画像の画素データから前記基準画像の画素データを減算して、第2検査画像を作るステップと、
前記第2検査画像を複数の第2領域に分割し、それぞれの前記第2領域に含まれる画素が持つ画素データの平均値Bを算出し、前記平均値Bから比較画像を作るステップと、
前記第2検査画像と前記比較画像との画素データの差分を計算し、前記差分が所定値以上となる画素データに対応する位置を欠陥として検出するステップと、を含むことを特徴とする欠陥検出方法。 - 被検査物の欠陥を検出する欠陥検出装置で実行され、
前記被検査物を撮像して得られた第1検査画像を処理することで欠陥を検出するプログラムであって、
前記第1検査画像を複数の第1領域に分割し、それぞれの前記第1領域に含まれる画素が持つ画素データの平均値Aと前記平均値Aを補間するデータとを算出し、前記平均値Aと前記平均値Aを補間するデータとから基準画像を作るステップと、
前記第1検査画像の画素データから前記基準画像の画素データを減算して、第2検査画像を作るステップと、
前記第2検査画像を複数の第2領域に分割し、それぞれの前記第2領域に含まれる画素が持つ画素データの平均値Bを算出し、前記平均値Bから比較画像を作るステップと、
前記第2検査画像と前記比較画像との画素データの差分を計算し、前記差分が所定値以上となる画素データに対応する位置を欠陥として検出するステップと、を含むことを特徴とする欠陥検出プログラム。
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