JP2013249042A - 車両用表示装置 - Google Patents

車両用表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013249042A
JP2013249042A JP2012127371A JP2012127371A JP2013249042A JP 2013249042 A JP2013249042 A JP 2013249042A JP 2012127371 A JP2012127371 A JP 2012127371A JP 2012127371 A JP2012127371 A JP 2012127371A JP 2013249042 A JP2013249042 A JP 2013249042A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
vehicle
state
screen
driving operation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012127371A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6068837B2 (ja
Inventor
Hiroyuki Shimazaki
博之 嶋崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2012127371A priority Critical patent/JP6068837B2/ja
Publication of JP2013249042A publication Critical patent/JP2013249042A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6068837B2 publication Critical patent/JP6068837B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】車両に関し複数の操作部位を操作対象として予め定めた運転操作を必要とする状況において、正しい運転操作を短時間で運転者に伝える。
【解決手段】任意の可視情報を表示可能な画面を有する表示部150と、車両において予め定めた特定の運転操作に適した状態を表示開始状態として検出する状態検出部110と、前記状態検出部が前記表示開始状態を検出した時に、予め前記特定の運転操作と関連付けられた複数の操作対象部位のそれぞれと対応する複数の表示要素を、同時にもしくは異なるタイミングで前記表示部の画面上に表示すると共に、複数種類の表示状態を予め定めた順序に従って自動的に切り替えて操作手順を案内する表示制御部160とを備える。エンジン始動の操作を案内する。矢印形状のパターンで操作の方向と順序を表示する。アニメーションにより操作の内容を表示する。
【選択図】図2

Description

本発明は車両に搭載され、前記車両の運転操作に関連する情報を運転者が視認可能な可視情報として表示する車両用表示装置に関する。
車両に関する表示装置の従来技術として、例えば特許文献1及び特許文献2が知られている。
特許文献1は、車両用タイヤチェーンの取扱説明に関する情報を画面に表示可能な情報表示装置を開示している。また、特許文献1に開示された技術においては、表示画面上に操作キー部を表示して、ユーザの入力操作を受け付け可能にしている。すなわち、操作キー部をユーザが操作することにより、画面に表示する内容を必要に応じてページ単位で順番に切り替えることができる。
特許文献2は、カーナビゲーション等の機能を有する車載装置において、表示内容を切り替えるための技術を開示している。具体的には、車両が走行中か否かに応じて走行モードと停車モードとを自動的に識別し、現在のモードに適した操作メニューを画面上に表示することを開示している。また、メニューを表示した後、どのスイッチが操作されたかに応じて、運転者及び同乗者の何れかに適した操作メニューの表示制御を行うことも開示している。
特開平9−23122号公報 特開2005−153671号公報
ところで、自動車業界においては、技術の進歩や市場のニーズの変化などがあるため、自動車の運転操作にも様々な変化が生じ始めている。
例えば、自動車の推進力を発生するエンジンを始動する際には、従来より運転者がキーシリンダにエンジンキーを差し込んで、エンジンキーを回転する操作を行っている。しかし、最近の自動車においては、ボタン操作によりエンジンを始動するように、運転操作が変更されている場合がある。また、エンジン始動時に急発進などの危険な状態が発生するのを避けるために、ブレーキペダルを踏み込んだ状態でない限りエンジンが始動しないように制御されている場合も多い。また、自動変速機を搭載した自動車の場合には、変速機のシフトレバーが特定のシフト位置にある場合にはエンジンが始動しないように制御されている可能性もある。
そのため、運転操作に慣れている熟練した運転者であったとしても、運転操作が従来とは異なる新しい自動車を運転する際には、運転操作がよく分からないという事態に遭遇することになる。
従って、車両に搭載された計器板等の表示装置において、運転者がどの操作部位を操作すればよいのかをランプの点灯等により表示することが考えられる。しかし、複数の操作部位をほぼ同時に、あるいは順番に操作しなければならないような状況においては、運転者は、操作が必要な部位を表示により特定できたとしても、正しい操作手順を把握することはできない。
そのため、新しい自動車、あるいは他人の所有する自動車を運転するような場合には、運転の前に、自動車の説明書を取り出して運転操作の説明を読まなければならない。従って、例えば特許文献1に開示された技術のように、説明書の内容を表示装置の画面上に表示することも考えられる。
しかしながら、特許文献1のような技術を採用した場合であっても、運転者がページめくり等の操作を繰り返し、現在必要とする運転操作に関連するページを説明書の中から探し出し、更にその説明内容を読まなければならない。そのため、正しい運転操作ができる状態になるまでに面倒な操作が必要になる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、車両に関し複数の操作部位を操作対象として予め定めた運転操作を必要とする状況において、正しい運転操作を短時間で運転者に伝えることが可能な車両用表示装置を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る車両用表示装置は、下記(1)〜(6)を特徴としている。
(1) 車両に搭載され、前記車両の運転操作に関連する情報を運転者が視認可能な可視情報として表示する車両用表示装置であって、
任意の可視情報を表示可能な画面を有する表示部と、
前記車両において予め定めた特定の運転操作に適した状態を、表示開始状態として検出する状態検出部と、
前記状態検出部が前記表示開始状態を検出した時に、予め前記特定の運転操作と関連付けられた複数の操作対象部位のそれぞれと対応する複数の表示要素を、同時にもしくは異なるタイミングで前記表示部の画面上に表示すると共に、複数種類の表示状態を予め定めた順序に従って自動的に切り替えて操作手順を案内する表示制御部と
を備えること。
(2) 上記(1)に記載の車両用表示装置であって、
前記状態検出部は、前記車両の推進力を発生する駆動源を始動するための運転操作に適した状態を、表示開始状態として検出し、
前記表示制御部は、前記複数の表示要素として、少なくともブレーキ操作を表す第1の表示要素と、前記駆動源の始動操作を表す第2の表示要素とを表示すること。
(3) 上記(2)に記載の車両用表示装置であって、
前記表示制御部は、前記複数の表示要素の中の少なくとも1つについて、対応する操作対象部位の操作方向を表す矢印形状の表示パターンを、前記表示要素の近傍に更に表示すること。
(4) 上記(1)〜(3)のいずれか1つに記載の車両用表示装置であって、
前記表示制御部は、前記複数の表示要素の中の少なくとも1つを、時間経過に伴って変化するアニメーションとして表示すること。
(5) 上記(1)に記載の車両用表示装置であって、
前記表示制御部は、前記特定の運転操作を表す表示を開始した後で、前記運転操作と一致する操作状態を検出した場合には、前記運転操作を表す表示を終了し、他の画面を表示すること。
(6) 上記(1)に記載の車両用表示装置であって、
前記状態検出部は、少なくとも前記車両の運転席に運転者が着座したか否かを表す状態を検出すること。
上記(1)の構成の車両用表示装置によれば、特定の運転操作、例えばエンジン始動のための操作が必要になった時に、操作手順の案内を自動的に表示することができる。また、複数の表示要素を画面上に表示するので、複雑な操作が必要な場合であっても操作対象部位の特定が容易になる。また、複数種類の表示状態を自動的に切り替えるので、正しい操作手順を運転者に伝えることが可能になる。
上記(2)の構成の車両用表示装置によれば、車両のエンジン等の駆動源を始動するための運転操作を運転者が行おうとしている状況において、運転者がボタン操作等の特別な操作をしなくても、前記駆動源の始動のための正しい操作手順を運転者に伝えることが可能になる。
上記(3)の構成の車両用表示装置によれば、矢印形状の表示パターンを表示するので、対応する操作対象部位の正しい操作方向を視覚情報として運転者に知らせることができる。すなわち、例えばブレーキペダルを踏み込む操作や、ボタンを押す操作などを正しく運転者に伝えることができる。
上記(4)の構成の車両用表示装置によれば、運転操作の開始後の時間経過に伴う操作対象部位の状況の変化を表現することができる。従って、例えばブレーキペダルを踏み込む正しい運転操作などの状況を、運転者は視覚情報として短時間で把握することが可能になる。
上記(5)の構成の車両用表示装置によれば、表示した運転操作を運転者が認識したとみなされる状況においては、表示を切り替えるための特別な入力操作を運転者が行わなくても、表示画面を自動的に切り替えることができる。
上記(6)の構成の車両用表示装置によれば、運転者が運転席に着座していない場合のように、運転操作を行う可能性が低い時に、無駄な表示が行われるのを抑制することができる。これにより、無駄な電力消費を抑制できる。
本発明の車両用表示装置によれば、車両に関し複数の操作部位を操作対象として予め定めた運転操作を必要とする状況において、正しい運転操作を短時間で運転者に伝えることが可能になる。従って、運転者が新しい仕様の自動車を運転しようとする場合や、他人の所有する自動車を運転するような場合であっても、自動車の説明書を開くことなく短時間で正しい運転操作を把握可能になる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、車両用計器板ユニットの外観を示す正面図である。 図2は、図1に示した車両用計器板ユニットの電気回路の構成例を示すブロック図である。 図3は、エンジン始動の運転操作に関する案内画面を表示する時の画面表示の状態遷移を示す正面図である。 図4は、エンジン始動の運転操作に関する案内画面を表示するための制御の内容を示すフローチャートである。
本発明の車両用表示装置に関する具体的な実施の形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
<外観の具体例>
車両用計器板ユニット100の外観を図1に示す。本実施形態においては、本発明の車両用表示装置を図1に示した車両用計器板ユニット100の中に組み込む場合を想定している。勿論、本発明の車両用表示装置は車両用計器板ユニット100とは別の独立した車載器として構成することもできる。
図1に示した車両用計器板ユニット100においては、中央部に、様々な情報を運転者に見える可視情報として表示可能なマルチ表示画面10を備えている。また、マルチ表示画面10の左側には速度計20が配置してあり、マルチ表示画面10の右側には回転計30が配置してある。
速度計20は、車両の現在の走行速度(車速:km/h)を目盛りを指し示す指針の向きにより表示する。回転計30は、エンジンの回転速度(×1000rpm)を目盛りを指し示す指針の向きにより表示する。
また、マルチ表示画面10の上方には、車両の方向指示器の動作状態と連動して点滅するターンLランプ41及びターンRランプ42が備わっている。また、マルチ表示画面10の右下の位置に、トリップノブ43が配置してある。
マルチ表示画面10に表示する情報の内容については、必要に応じて変更することができるが、この画面の中に常時表示する情報として、変速機シフト位置表示部15、オドメータ表示部16、及びトリップメータ表示部17が設けてある。
変速機シフト位置表示部15は、車両の変速機の操作に関する現在のシフト位置を表示する。すなわち、「パーキング位置:P」、「ドライブ位置:D」、「ニュートラル位置:N」などを表示することができる。
オドメータ表示部16は、車両の現在までの積算走行距離を1km単位の数値で表示する。トリップメータ表示部17は、ある時点からの車両の走行距離を0.1km単位の数値で表示する。トリップノブ43を操作することにより、トリップメータ表示部17の数値を0に初期化することができる。
図1に示したマルチ表示画面10においては、上記以外の表示要素として、第1操作部位表示部11、第2操作部位表示部12、複合操作表示部13、及びブレーキ操作方向表示部14が表示されている。これらの表示要素については後で詳細に説明する。
<電気回路の構成例>
図1に示した車両用計器板ユニット100の電気回路の構成例を図2に示す。
図1に示すように、車両用計器板ユニット100はマイクロコンピュータ110、モータドライバ120、速度計駆動機構130、回転計駆動機構140、液晶表示器150、表示用コントローラ160、メモリ170、180、電源回路190、インタフェース191及び192を備えている。
マイクロコンピュータ110(CPU)は、読み出し専用メモリ(ROM)111、揮発性メモリ(RAM)112、及びCAN通信制御部113を内蔵している。マイクロコンピュータ110は、読み出し専用メモリ111に予め保持されているプログラムを実行して装置全体を制御することにより、車両用計器板ユニット100に必要とされる様々な機能を実現する。具体的な動作については後で説明する。
速度計駆動機構130は、モータドライバ120を介してマイクロコンピュータ110と接続されている。速度計駆動機構130は、図示しない電気モータを駆動し、図1に示した速度計20の指針を駆動する。
回転計駆動機構140は、モータドライバ120を介してマイクロコンピュータ110と接続されている。回転計駆動機構140は、図示しない電気モータを駆動し、図1に示した回転計30の指針を駆動する。
液晶表示器150は、図1に示したマルチ表示画面10に相当する平面状の画面を有しており、この画面は個別に制御可能な多数の画素で構成されている。各画素の表示内容を制御することにより、画面上の各々の領域に、文字、数字、図形、画像などの可視情報を表示することができる。
液晶表示器150は、表示用コントローラ160を介してマイクロコンピュータ110と接続されている。表示用コントローラ160は、マイクロコンピュータ110から出力される所定の表示制御用コマンドに従い、液晶表示器150の表示画面に対して指定されたグラフィック情報を描画する。
メモリ170は、フラッシュメモリ(FLASH ROM)により構成してある。メモリ170は、液晶表示器150の画面に表示可能な様々な情報を保持している。具体的には、マルチ表示画面10の背景を描画するために必要なビットマップの画像データや、様々な表示要素(図1中の11〜17など)の各々を表すビットマップの画像データがメモリ170に保持されている。
また、本実施形態においては、例えば図3に示すように予め定めた順番に従って表示内容を変化させるために必要な特別なデータもメモリ170上に保持されている。この特別なデータについては、表示要素(図1中の11〜17など)単位の画像データと、複数の表示要素を用いて表示内容(表示位置、表示形態、表示のオンオフ等)を事前に定めた順番に従って時系列で変化させるための制御用データとで構成することができる。あるいは、複数の表示要素で構成されるある領域全体の画像に関する動画を表示するために、予め用意した複数画像フレームのデータをメモリ170上に保持しても良い。
メモリ180は、不揮発性メモリ(EEPROM)により構成してある。メモリ180は、様々な定数データを予め保持している。マイクロコンピュータ110は、メモリ180にアクセスし、メモリ180上の定数データを必要に応じて参照することができる。
電源回路190は、マイクロコンピュータ110の動作に必要な安定した直流電源電圧Vcc(例えば+5V)やリセット信号などを生成する。電源回路190の入力には、車両に搭載された車載電源装置200から所定の直流電源電圧(+B:例えば+12V)が供給される。
インタフェース(I/F)191の入力には、イグニッション信号(+IGN)が印加される。このイグニッション信号は、車両のエンジンを制御するエンジン制御装置300から出力される。一般的な車両の場合と同様に、イグニッション信号は、エンジンが始動しているか否かを信号のオンオフで表す二値信号である。
本実施形態においては、予め定めた条件下でエンジン始動ボタン(図示せず)が運転者によって操作された時に、エンジン制御装置300はエンジンを始動する。従って、エンジン制御装置300はエンジンの状態を常に把握しており、イグニッション信号も生成できる。
イグニッション信号(+IGN)は、インタフェース191を介してマイクロコンピュータ110の入力ポートに印加される。
インタフェース192は、車両側のCAN(Controller Area Network)規格の通信ネットワークと接続されている。この通信ネットワークには、例えば図2に示すシート制御装置400が接続されている。シート制御装置400は、車両に搭載されている運転席やその他の乗員用座席の各々の状態を検出したり姿勢を調整するための制御を行う。
図2に示す例では、シートスイッチSSがシート制御装置400に接続されている。このシートスイッチSSは、運転席のシートベース上に運転者が着座したか否かを検出することができる。シート制御装置400は、シートスイッチSSの状態を常時監視している。シートスイッチSSの状態に変化が発生した場合には、シート制御装置400はシートスイッチSSの状態を表す情報、CANの通信ネットワークを経由して車両用計器板ユニット100に与える。
従って、車両用計器板ユニット100のマイクロコンピュータ110は、現在のシートスイッチSSの状態を表す情報、すなわち運転者が着座しているか否かを表す情報を、インタフェース192を介して入力することができる。
<車両のエンジンの始動>
<エンジン始動の条件>
本実施形態においては、エンジン制御装置300は次の条件を満たしている時にエンジンを始動する。
(A1)ブレーキペダルが踏み込まれている状態である。かつ、
(A2)「エンジン始動ボタン」が押された。
従って、車両を運転する運転者は、エンジンを始動する際には、上記2つの条件を同時に満たすように運転操作を行う必要がある。
<エンジン始動の案内表示>
エンジンを始動する際に、運転者が上記の運転操作の条件を知らない場合には、正しい運転操作を行うことができず操作にとまどうことになる。従って、図1及び図2に示した車両用計器板ユニット100は、エンジンを始動する際に、運転者に対して正しい運転操作について案内表示を行うための特別な表示機能を有している。
すなわち、車両用計器板ユニット100は、エンジンを始動する可能性が高い状況において、マルチ表示画面10上に、正しい運転操作を表す案内を自動的に表示する。
<案内表示の具体例>
エンジン始動の運転操作に関する案内画面を表示する時の画面表示の状態遷移の具体例が図3に示されている。なお、図3に示す各画面表示状態C1、C2、C3は、図1に示したマルチ表示画面10の上側半分に相当する領域の表示状態を表している。
本実施形態においては、時間の経過に伴って図3に示す画面表示状態C1、C2、C3の順に表示内容が自動的に遷移する。
図3に示した画面表示状態C1において、マルチ表示画面10上には第1操作部位表示部11、第2操作部位表示部12、及び複合操作表示部13が表示されている。
第1操作部位表示部11は、上記エンジン始動の条件(A1)に対応する実際の操作部位であるブレーキペダルに相当する表示要素である。具体的には、ブレーキペダルの形状を表す図形パターンと、「BRAKE」の文字列パターンとで第1操作部位表示部11を構成してある。
第2操作部位表示部12は、上記エンジン始動の条件(A2)に対応する実際の操作部位である「エンジン始動ボタン」に相当する表示要素である。具体的には、実際の「エンジン始動ボタン」の外観形状を表す円形パターンと、その円形内に配置された「エンジンスタート/ストップ」の文字列パターンとで第2操作部位表示部12を構成してある。
複合操作表示部13は、「+」の記号と同じ形状のパターンである。この複合操作表示部13の表示内容は、第1操作部位表示部11に相当する一方の操作部位の操作と、第2操作部位表示部12に相当する他方の操作部位の操作とを同時に行う必要があることを意味している。
図3の画面表示状態C1の表示を開始してから所定時間(例えば1秒)が経過すると、画面表示状態C2の状態に自動的に遷移する。また、画面表示状態C2の表示を開始してから所定時間(例えば2秒)が経過すると画面表示状態C3の状態に自動的に遷移する。
画面表示状態C2においては、ブレーキ操作方向表示部14が表示内容に追加されている。ブレーキ操作方向表示部14は、第1操作部位表示部11の右上方から左下方の第1操作部位表示部11に向かう方向の矢印パターンとして構成してある。
また、画面表示状態C2においては、ブレーキ操作方向表示部14をこの矢印の方向、すなわち第1操作部位表示部11の方向に向かって少しずつ移動するように、変化する画像、つまりアニメーションとして表示する。また、ブレーキ操作方向表示部14の移動に伴って、第1操作部位表示部11のブレーキペダルの図形パターンについても、踏み込む(押し下げる)状態を表すような変化を有するアニメーションとして表示する。
画面表示状態C3においては、始動ボタン操作方向表示部18が表示内容に追加されている。始動ボタン操作方向表示部18は、第1操作部位表示部11の右上方から左下方の第2操作部位表示部12に向かう方向の矢印パターンとして構成してある。
また、画面表示状態C3においては、始動ボタン操作方向表示部18をこの矢印の方向、すなわち第2操作部位表示部12の方向に向かって少しずつ移動するように、変化する画像、つまりアニメーションとして表示する。
図3に示したような表示内容の変化については、メモリ170に保持されている一連の表示用データを、予め定めた順序に従って表示用コントローラ160が順番に読み出して液晶表示器150内部の表示用フレームメモリに書き込むことにより実現することができる。
なお、本実施形態においては、第2操作部位表示部12が単なる表示要素である場合を想定しているが、実際の操作部位である「エンジン始動ボタン」を第2操作部位表示部12と共通にすることも可能である。例えば、マルチ表示画面10の画面上に透明なタッチパネルを配置することが考えられる。その場合、第2操作部位表示部12と対応するタッチパネル上の位置を運転者がタッチした操作を、「エンジン始動ボタン」の操作とみなすことができる。この操作を検出した時には、車両用計器板ユニット100からエンジン制御装置300に対してボタン操作の信号を送ることにより、エンジンを始動することが可能になる。
<車両用計器板ユニット100の動作>
エンジン始動の運転操作に関する案内画面を表示するための制御の内容を図4に示す。図4に示す制御の内容は、マイクロコンピュータ110の処理によって実現する。この処理の内容について以下に説明する。
車両の車載電源装置200から車両用計器板ユニット100に電源が供給されてマイクロコンピュータ110が起動すると、マイクロコンピュータ110は所定の初期化を実施した後、図4のステップS11から処理を開始する。
ステップS11では、マイクロコンピュータ110は車両のエンジンが始動中か否かを識別する。具体的には、エンジン制御装置300から出力されるイグニッション信号(IGN+)の状態を監視して、イグニッションのオンオフをマイクロコンピュータ110が把握する。イグニッションがオンであればステップS16に進み、イグニッションがオフ(エンジン停止中)であればステップS12に進む。
ステップS12では、マイクロコンピュータ110は車両の運転席に運転者が着座した状態か否かを識別する。具体的には、マイクロコンピュータ110がシートスイッチSSの状態を示す情報をシート制御装置400から受け取り、この情報に基づいて着座の有無を検出する。着座していない状態から着座状態に変化したことを検出すると、ステップS12からS13に進む。
ステップS13では、マイクロコンピュータ110は、表示用コントローラ160に予め定めた表示制御コマンドを与え、液晶表示器150の画面であるマルチ表示画面10上に、所定の初期画面を表示する。例えば、マルチ表示画面10に背景を描画し、更に変速機シフト位置表示部15、オドメータ表示部16、トリップメータ表示部17等の各表示要素を表示する。
ステップS14では、マイクロコンピュータ110はこの車両のエンジン始動のための運転操作に関する案内画面をマルチ表示画面10内に表示するためのデータを所定の場所にセットする。すなわち、図3に示す第1操作部位表示部11、第2操作部位表示部12、複合操作表示部13、ブレーキ操作方向表示部14、及び始動ボタン操作方向表示部18の各表示要素を表示するために必要な画像データをメモリ170から読み出し、これらを表示対象として表示用コントローラ160上に保持する。
ステップS15では、マイクロコンピュータ110はS14で表示用コントローラ160上にセットした各表示要素の画像データを用いて、予め定めた「エンジン始動操作」の操作順序に従い、図3に示す各画面表示状態C1、C2、C3のように順番に表示内容を変更する。
従って、運転者は、「エンジン始動操作」の正しい操作手順をマルチ表示画面10内の表示内容から瞬時に把握することができる。
表示された操作手順に従って、運転者が正しいエンジン始動操作をを行うと、この操作をエンジン制御装置300が検出し、実際にエンジンを始動する。これにより、エンジン制御装置300の出力するイグニッション信号(IGN+)がオフからオンに切り替わる。
イグニッション信号(IGN+)がオンに切り替わると、マイクロコンピュータ110の処理はステップS11からS16に進む。
ステップS16では、マイクロコンピュータ110はマルチ表示画面10上に通常時の画面を表示する。例えば、この状態では既にエンジンを始動しているので、「エンジン始動操作」に関する案内表示は不要である。従って、図3に示した第1操作部位表示部11、第2操作部位表示部12、複合操作表示部13、ブレーキ操作方向表示部14、始動ボタン操作方向表示部18は全てマルチ表示画面10から消去し、代わりに他の表示要素を必要に応じて表示する。
<車両用計器板ユニット100の利点>
エンジン始動操作のように複数の操作部位を同時に操作しなければならず、しかも車種や仕様に応じて操作手順が異なるような場合であっても、正しい操作手順が自動的に表示されるので、運転者は運転操作にとまどうことなく運転を開始することができる。また、各操作部位をアニメーションとして表示したり、操作の方向を表示することにより、正しい運転操作を視覚的に瞬時に把握することが可能になる。
<変形の可能性>
図3に示した表示例においては、ブレーキ操作方向表示部14及び始動ボタン操作方向表示部18の表示/非表示により操作の順序を表現しているが、代わりに操作の順番を表す番号の表示要素を用いても良い。例えば、図3に示すブレーキ操作方向表示部14の代わりに「1」の文字パターンを表示し、始動ボタン操作方向表示部18の代わりに「2」の文字パターンを表示することが考えられる。また、操作の順序を理解しやすくするために、「1」の文字パターンを点滅表示した後で、「2」の文字パターンを点滅表示するように制御しても良い。
図1、図2に示した車両用計器板ユニット100においては、エンジンを始動する場合の運転操作を想定しているが、電気モータの駆動力により推進力を発生する電気自動車の場合には、エンジンの代わりに電気モータを始動する場合の操作を表示することが考えられる。この場合にも、イグニッション信号と同等の信号を扱うので、運転操作の案内を表示すべき始動の条件を自動的に検出し、自動的に案内表示を開始することができる。
10 マルチ表示画面
11 第1操作部位表示部(第1の表示要素)
12 第2操作部位表示部(第2の表示要素)
13 複合操作表示部
14 ブレーキ操作方向表示部(矢印形状の表示パターン)
15 変速機シフト位置表示部
16 オドメータ表示部
17 トリップメータ表示部
18 始動ボタン操作方向表示部(矢印形状の表示パターン)
20 速度計
30 回転計
41 ターンLランプ
42 ターンRランプ
43 トリップノブ
100 車両用計器板ユニット
110 マイクロコンピュータ(状態検出部)
111 読み出し専用メモリ
112 揮発性メモリ
113 CAN通信制御部
120 モータドライバ
130 速度計駆動機構
140 回転計駆動機構
150 液晶表示器(表示部)
160 表示用コントローラ(表示制御部)
170,180 メモリ
190 電源回路
191,192 インタフェース
200 車載電源装置
300 エンジン制御装置
400 シート制御装置
C1,C2,C3 画面表示状態
SS シートスイッチ

Claims (4)

  1. 車両に搭載され、前記車両の運転操作に関連する情報を運転者が視認可能な可視情報として表示する車両用表示装置であって、
    任意の可視情報を表示可能な画面を有する表示部と、
    前記車両において予め定めた特定の運転操作に適した状態を、表示開始状態として検出する状態検出部と、
    前記状態検出部が前記表示開始状態を検出した時に、予め前記特定の運転操作と関連付けられた複数の操作対象部位のそれぞれと対応する複数の表示要素を、同時にもしくは異なるタイミングで前記表示部の画面上に表示すると共に、複数種類の表示状態を予め定めた順序に従って自動的に切り替えて操作手順を案内する表示制御部と
    を備えることを特徴とする車両用表示装置。
  2. 前記状態検出部は、前記車両の推進力を発生する駆動源を始動するための運転操作に適した状態を、表示開始状態として検出し、
    前記表示制御部は、前記複数の表示要素として、少なくともブレーキ操作を表す第1の表示要素と、前記駆動源の始動操作を表す第2の表示要素とを表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用表示装置。
  3. 前記表示制御部は、前記複数の表示要素の中の少なくとも1つについて、対応する操作対象部位の操作方向を表す矢印形状の表示パターンを、前記表示要素の近傍に更に表示する
    ことを特徴とする請求項2に記載の車両用表示装置。
  4. 前記表示制御部は、前記複数の表示要素の中の少なくとも1つを、時間経過に伴って変化するアニメーションとして表示する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の車両用表示装置。
JP2012127371A 2012-06-04 2012-06-04 車両用表示装置 Expired - Fee Related JP6068837B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012127371A JP6068837B2 (ja) 2012-06-04 2012-06-04 車両用表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012127371A JP6068837B2 (ja) 2012-06-04 2012-06-04 車両用表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013249042A true JP2013249042A (ja) 2013-12-12
JP6068837B2 JP6068837B2 (ja) 2017-01-25

Family

ID=49848140

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012127371A Expired - Fee Related JP6068837B2 (ja) 2012-06-04 2012-06-04 車両用表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6068837B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180062883A (ko) * 2016-12-01 2018-06-11 이래오토모티브시스템 주식회사 인포테인먼트 장치 및 사용자 인터페이스

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008179212A (ja) * 2007-01-23 2008-08-07 Aisin Aw Co Ltd 状態制御装置、状態制御方法、案内制御装置および案内制御方法
JP2009514734A (ja) * 2005-11-11 2009-04-09 フオルクスヴアーゲン アクチエンゲゼルシヤフト 有利には自動車内に設けられる情報装置と、車両データを通知するための方法、とりわけ車両機能および該車両機能の操作に関する情報を通知するための方法
JP2010247799A (ja) * 2009-04-20 2010-11-04 Denso Corp 車載装置の制御システム
JP2012086789A (ja) * 2010-10-22 2012-05-10 Denso Corp 車両用操作入力システム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009514734A (ja) * 2005-11-11 2009-04-09 フオルクスヴアーゲン アクチエンゲゼルシヤフト 有利には自動車内に設けられる情報装置と、車両データを通知するための方法、とりわけ車両機能および該車両機能の操作に関する情報を通知するための方法
JP2008179212A (ja) * 2007-01-23 2008-08-07 Aisin Aw Co Ltd 状態制御装置、状態制御方法、案内制御装置および案内制御方法
JP2010247799A (ja) * 2009-04-20 2010-11-04 Denso Corp 車載装置の制御システム
JP2012086789A (ja) * 2010-10-22 2012-05-10 Denso Corp 車両用操作入力システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180062883A (ko) * 2016-12-01 2018-06-11 이래오토모티브시스템 주식회사 인포테인먼트 장치 및 사용자 인터페이스

Also Published As

Publication number Publication date
JP6068837B2 (ja) 2017-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN103909864B (zh) 车辆显示装置以及包括车辆显示装置的车辆
US20130038434A1 (en) On-vehicle display device
JPWO2011055699A1 (ja) 車両用表示装置
CN105134934B (zh) 用于辅助汽车驾驶员的方法和设备
US20100211254A1 (en) Driving mode changing device
JP2007302116A (ja) 車両搭載機器の操作装置
JP6361318B2 (ja) 車両用画像表示装置、車両用画像表示方法
US20130190977A1 (en) Operating device for vehicle
JP2008168799A (ja) 車両用表示装置
KR20170094562A (ko) 목록에서 객체를 선택하기 위한 방법 및 장치
JP2007210462A (ja) 車両用表示制御装置および車両用表示システム
JP6221396B2 (ja) ヘッドアップディスプレイ装置
JP2018103834A (ja) 車載システム
JP5083121B2 (ja) 車両用表示装置
WO2015141087A1 (ja) 操作装置
JP5686053B2 (ja) 表示装置
JP6068837B2 (ja) 車両用表示装置
JP2019209803A (ja) 表示装置、表示方法及び表示装置の制御プログラム
JP2018135030A (ja) 自動運転操作支援装置
JP2019118222A (ja) 電動車両の表示システム
JP2010100260A (ja) 車両状態表示装置
JP2009058275A (ja) 車両用表示装置
JP5664336B2 (ja) 表示制御システム、表示制御装置及びプログラム
JP2011126420A (ja) 車両用表示装置及び車両用表示方法
JP7325919B2 (ja) 車両用表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20150122

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150520

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160311

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160322

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160421

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160913

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161031

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161226

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6068837

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees