JP2011126420A - 車両用表示装置及び車両用表示方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な構成で運転者の視認速度を高めることが可能な車両用表示装置及び車両用表示方法を提供する。
【解決手段】運転者の前面に表示面を有する車両用表示装置1において、将来車両位置算出部40aは、車速検出部10により検出された車速情報と、操舵角検出部20により検出された操舵角情報とに基づいて、所定時間経過後の車両位置を算出する。そして、交点算出部40bは、算出された車両位置と運転者の視点位置とにより規定される直線を視線として推定し、その視線と表示面との交点を算出する。そして、表示位置制御部40cは、優先順位が高い表示情報ほど、算出された交点の近くに表示されるように、表示面に複数の表示情報を表示する。
【選択図】図4
【解決手段】運転者の前面に表示面を有する車両用表示装置1において、将来車両位置算出部40aは、車速検出部10により検出された車速情報と、操舵角検出部20により検出された操舵角情報とに基づいて、所定時間経過後の車両位置を算出する。そして、交点算出部40bは、算出された車両位置と運転者の視点位置とにより規定される直線を視線として推定し、その視線と表示面との交点を算出する。そして、表示位置制御部40cは、優先順位が高い表示情報ほど、算出された交点の近くに表示されるように、表示面に複数の表示情報を表示する。
【選択図】図4
Description
本発明は、運転者の前面に配置される表示面に表示される複数の表示情報の表示位置を変更することが可能な車両用表示装置及び車両用表示方法に関する。
従来、自動車等の車両に搭載される表示装置においては、運転者が表示装置上に表示される情報を認識する速度を高めるために、運転者の視線を検出する視線検出器を設け、該視線検出器からの信号に基づいて表示装置に表示される情報の表示位置を変更させるものがある(例えば、特許文献1)。
しかし、特許文献1に記載の自動車用表示装置は、運転者の視線を検出するための装置を必要とし、表示システムが複雑化するとともに、コストが増大するおそれがある。さらに、運転者は視認したい情報を変更する場合に、視線の方向をその視認したい情報に向ける。従って、単純に視線に追従して情報の表示位置を変更することは、運転者が視認したい情報以外のものが視線の先に表示される場合があり、運転者にとって不快な印象を与えてしまうおそれがある。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、簡易な構成で運転者の視認速度を高めることが可能な車両用表示装置及び車両用表示方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る車両用表示装置は、
表示面に複数の表示情報を表示する車両用表示装置であって、
車両の車速を示す車速情報を検出する車速検出手段と、
前記車両の操舵角を示す操舵角情報を検出する操舵角検出手段と、
前記車速検出手段により検出された前記車速情報と、前記操舵角検出手段により検出された前記操舵角情報とに基づいて、所定時間経過後の前記車両の位置を算出する将来車両位置算出手段と、
前記将来車両位置算出手段により算出された前記車両の位置と前記車両の運転者の視点の位置とを結ぶ直線と、前記表示面との交点を算出する交点算出手段と、
前記交点算出手段により算出された前記交点に基づいて、前記複数の表示情報の前記表示面上における位置を制御する表示位置制御手段と、
を備えることを特徴とする。
表示面に複数の表示情報を表示する車両用表示装置であって、
車両の車速を示す車速情報を検出する車速検出手段と、
前記車両の操舵角を示す操舵角情報を検出する操舵角検出手段と、
前記車速検出手段により検出された前記車速情報と、前記操舵角検出手段により検出された前記操舵角情報とに基づいて、所定時間経過後の前記車両の位置を算出する将来車両位置算出手段と、
前記将来車両位置算出手段により算出された前記車両の位置と前記車両の運転者の視点の位置とを結ぶ直線と、前記表示面との交点を算出する交点算出手段と、
前記交点算出手段により算出された前記交点に基づいて、前記複数の表示情報の前記表示面上における位置を制御する表示位置制御手段と、
を備えることを特徴とする。
前記表示位置制御手段は、前記複数の表示情報がその優先順位が高いほど前記交点の近くに表示されるように、前記複数の表示情報の前記表示面上における位置を制御してもよい。
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点に係る車両用表示方法は、
表示面に複数の表示情報を表示する車両用表示方法であって、
車両の車速を示す車速情報を検出する車速検出ステップと、
前記車両の操舵角を示す操舵角情報を検出する操舵角検出ステップと、
前記車速検出ステップにより検出された前記車速情報と、前記操舵角検出ステップにより検出された前記操舵角情報とに基づいて、所定時間経過後の前記車両の位置を算出する将来車両位置算出ステップと、
前記将来車両位置算出ステップにより算出された前記車両の位置と前記車両の運転者の視点の位置とを結ぶ直線と、前記表示面との交点を算出する交点算出ステップと、
前記交点算出ステップにより算出された前記交点に基づいて、前記複数の表示情報の前記表示面上における位置を制御する表示位置制御ステップと、
を備えることを特徴とする。
表示面に複数の表示情報を表示する車両用表示方法であって、
車両の車速を示す車速情報を検出する車速検出ステップと、
前記車両の操舵角を示す操舵角情報を検出する操舵角検出ステップと、
前記車速検出ステップにより検出された前記車速情報と、前記操舵角検出ステップにより検出された前記操舵角情報とに基づいて、所定時間経過後の前記車両の位置を算出する将来車両位置算出ステップと、
前記将来車両位置算出ステップにより算出された前記車両の位置と前記車両の運転者の視点の位置とを結ぶ直線と、前記表示面との交点を算出する交点算出ステップと、
前記交点算出ステップにより算出された前記交点に基づいて、前記複数の表示情報の前記表示面上における位置を制御する表示位置制御ステップと、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、簡易な構成で運転者の視認速度を高めることが可能な車両用表示装置及び車両用表示方法を提供できる。
以下に本発明の実施形態を図を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る車両用表示装置1の概略構成を示すブロック図である。本実施形態に係る車両用表示装置1は、図1に示すように、車速検出部10と、操舵角検出部20と、表示部30と、制御部40と、から構成される。
車速検出部10は、車速を示す車速情報を検出するものである。車速検出部10は、車速を計測するための周知の車速センサから構成されている。車速検出部10は、制御部40と接続され、検出された車速情報を制御部40に送信する。
操舵角検出部20は、運転者による車両のステアリング操作の操舵角を示す操舵角情報を検出するものである。操舵角検出部20は、例えばステアリングシャフト(図示せず)に設けられた回転角センサであって、回転角を検出することにより操舵角を検出する。そして、検出された操舵角の正負の符号により右方向または左方向の操舵方向が表される。操舵角検出部20は、制御部40と接続され、検出された操舵角情報を制御部40に送信する。
表示部30は、制御部40が出力する表示情報を表示する表示面31を有する。図2に車両2内から前方を見た場合の車両2と道路3を模式的に表した図を示す。表示面31は、図2に示すように、HUD(ヘッドアップディスプレイ)として用いられる車両2のフロントガラスから構成される。しかし表示面31は、フロントガラスに限られず、例えば運転者の前面に配置されるLCD(Liquid Crystal Display)から構成されてもよい。表示部30は、制御部40からの描画情報を示す信号に基づいて、駆動回路(図示せず)を介して、表示面31に表示情報を表示する。表示面31は、例えば、図2に示すように、複数の表示領域a〜gを有する。各表示領域a〜gは、後述する表示制御処理により複数の表示情報のうちの1つと対応付けられ、その対応する表示情報が表示される。複数の表示領域a〜gの多くは、表示情報の視認性を高めるため、表示面31のうち運転者側の領域(ハンドル2aの前面の領域)に配置される。なお、表示情報の詳細については後述する。
制御部40は、車速検出部10からの車速情報と、操舵角検出部20からの操舵角情報とに基づいて、複数の表示情報の表示面31上の表示位置を制御するものである。制御部40は、例えば図1に示すように、CPU(Central Processing Unit)41、ROM(Read-Only Memory)42、RAM(Random Access Memory)43及び入出力インターフェイス(I/F)44、表示情報DB(データベース)45を備えたマイクロコンピュータから構成される。CPU41は、ROM42内に予め記憶された後述する表示制御処理のための表示制御プログラムを読み出し、実行する。ROM42は、例えばCPU41が実行する表示制御プログラムや表示制御プログラムの実行に必要な各種の情報(例えば運転者の視点位置や表示面31の配置位置を示す情報)を記憶している。RAM43は、CPU41が各種の処理を行う際の作業領域として用いられる。また、車速検出部10、操舵角検出部20、及び表示部30は、入出力インターフェイス44を介して、制御部40の各部と接続されている。
表示情報DB45は、車両が有する各種の機能により表示面31に表示される内容を示す表示情報と、その表示情報の表示面31における表示態様とを対応付けて記憶するものである。図3に、表示情報DB45の一例を示す。本実施形態における表示情報DB45は、図3に示すように、表示情報と、その表示情報の表示時期と、その表示情報の表示可能領域と、その表示情報の優先順位とを含む。「表示情報」には、例えば図3に示すように、ACC/クルーズ機能のステータス等を示す「ACC/クルーズ」、各種の警告や車両情報等を示す「警告メッセージ」、車両の走行速度やエンジン回転数を示す「メインゲージ」、燃料計や水温計、シフトレバーの位置等を示す「サブゲージ」、トリップコンピュータやメニュー機能等を示す「マルチファンクション」、ターン・バイ・ターンを示す「簡易ナビゲーション」、再生中のトラック名を示す「オーディオ」といったものが挙げられる。「表示時期」は、表示情報が表示される時期を表すものである。「一時的表示」は、表示情報が示す車両の機能により、必要に応じて、その表示情報が一時的に表示されることを表す。「常時表示」は、例えば車両が始動することにより各機能部品に電源が供給されている状態で常に表示されることを表す。また「常時表示(動作中のみ)」は、表示情報が示す車両の機能が動作しているときにのみ表示されることを表す。「表示可能領域」は、表示領域a〜gのうち、各表示情報を表示可能な表示領域を表すものである。なお、表示情報は、この「表示可能領域」に限定されず、全ての表示領域a〜gに表示可能としてもよい。しかし、図2に示すように、運転者が車両2の運転に特に必要な表示情報について、運転者が視認しやすい下段の表示領域a〜eを表示可能領域として設定することで、さらに視認性を向上させることができる。「優先順位」は、車両の運転の際に運転者に視認させる必要性が高い順に表示情報を並べた場合の順位を表すものである。
次に本実施形態の車両用表示装置1の制御部40が機能する処理について説明する。制御部40は、図4に示すように、将来車両位置算出部40aと、交点算出部40bと、表示位置制御部40cとして機能する。
将来車両位置算出部40aは、車速検出部10からの車速情報と操舵角検出部20からの操舵角情報とに基づいて、所定時間(例えば5秒)経過後の車両位置を算出するものとして機能する。以下に、具体的な算出方法の一例について説明する。図5に示すように、車両2の現在の車両位置を原点Oとして、xyz座標系を規定する。車速検出部10からの車速情報が示す走行速度がvであり、操舵角検出部20からの操舵角情報が示す旋回方向が「右」、かつ旋回半径がrである場合、所定時間Tfwd経過後の車両位置Pcar(xcar、ycar、0)は以下の式で表すことができる。
交点算出部40bは、将来車両位置算出部40aにより算出された所定時間Tfwd経過後の車両位置Pcarと運転者の視点位置Pdriverとに基づいて算出される視線Lと、表示部30の表示面31との交点Psightを算出するものとして機能する。ここで、交点算出部40bにおいて算出される運転者の視線Lについて説明する。運転者の視点位置Pdriver(例えば、運転者の両目の間の中心位置)は、車両内において一定の位置であるとみなすことができる。また、運転者は、必要に応じてバックミラーや左右のサイドミラー、ダッシュボード上のインストルメント・クラスター、カーオーディオ装置、カーナビゲーション装置等に向ける場合を除き、基本的には数秒先に車両があると想定される位置に視線を向けると考えられる。従って、本実施形態では、操舵角情報と車速情報とから所定時間Tfwd経過後の車両位置Pcarを算出することにより、運転者の視点位置Pdriverと所定時間Tfwd経過後の車両位置Pcarとにより決定する直線を運転者の視線Lとして推定する。
以下に、交点算出部40bにおける具体的な視線Lと交点Psightの算出方法の一例について説明する。図6に示すように、車両2の運転者の視点位置Pdriver(xdriver、−ydriver、zdriver)及び所定時間Tfwd経過後の車両位置Pcar(xcar、ycar、0)が示されるとき、これらの座標点を通る1本の直線が視線Lとして算出される。また、表示部30の表示面31が、x−y平面と垂直であって、y軸方向に−ydisplayだけオフセットして設けられている。すなわち、表示面31は、x−z平面と距離ydisplay離れて平行に設けられている。そして、視線Lと表示面31との交点Psightのx座標xsightは、以下の式で算出される。
また、図7に示すように、車両2の運転者の視点位置Pdriver(xdriver、−ydriver、zdriver)及び所定時間Tfwd経過後の車両位置Pcar(xcar、ycar、0)が示されるとき、視線Lと表示面31との交点Psightのz座標zsightは、以下の式で算出される。
表示位置制御部40cは、交点算出部40bにより算出された交点Psightに基づいて、表示面31に表示する表示情報の表示位置を制御するものとして機能する。具体的には、表示位置制御部40cは、例えば複数の表示領域a〜gを有する表示面31において、表示情報DB45に記憶された優先順位の高い表示情報が、優先的に交点Psightとの距離が短い表示領域a〜gに表示されるように制御する。さらに具体的には、表示位置制御部40cは、表示情報DB45を参照して、各表示情報について表示時期であるか否か判別し、表示時期に該当する表示情報について優先順位と、表示可能領域と交点Psightとの距離と、に基づいて、各表示情報に表示領域a〜gを割り当てる。そして、各表示情報と、その割り当てられた表示領域a〜gとを対応付けてRAM43に記憶する。そして、表示位置制御部40cは、RAM43に記憶された表示情報と、表示情報と対応付けて記憶された表示領域a〜gとに基づいて表示面31に表示するための描画情報を生成し、表示部30に送信する。
次に、制御部40のCPU41が実行する表示制御処理について図8を用いて説明する。
まず、制御部40は、車速検出部10から車速情報、操舵角検出部20から操舵角情報を取得する(ステップS11)。具体的には、制御部40は例えば、操舵角情報として旋回半径r=50m、旋回方向:右、車速情報としてv=50km/hを示す情報を取得する。
次に、制御部40は、ステップS11で取得した操舵角情報及び車速情報に基づいて、所定時間(例えば5秒)経過後の車両位置を算出する(ステップS12)。具体的には、図2に示すように、所定時間Tfwd経過後の車両位置Pcar(xcar、ycar、0)は、旋回半径rと、所定時間Tfwdと、走行速度vとを用いて式(1)及び式(2)から算出される。
次に、制御部40は、式(3)及び式(4)から、運転者の視点位置Pdriver(xdriver、−ydriver、zdriver)と所定時間Tfwd経過後の車両位置Pcar(xcar、ycar、0)とによって規定される視線Lと、表示面31との交点Psight(xsight、−ydisplay、zsight)を算出する(ステップS13)。
次に制御部40は、ステップS13で算出された交点Psightと、表示面31上の表示領域a〜gとの距離を算出する(ステップS14)。
次に制御部40は、表示面31に表示する表示情報を抽出する(ステップS15)。具体的には、表示情報DB45に記憶された各表示情報について、「表示時期」が「常時表示」のものは全て抽出する。また、「表示時期」が「常時表示(動作中のみ)」である場合には、その表示情報が示す車両の機能が動作中であるか否かを判別後、動作中である表示情報を抽出する。また、「表示時期」が「一時的表示」の場合には、例えばその表示情報が示す車両の機能が表示情報の表示指示を示す信号を出力しているか否かを判別し、その信号を出力している場合には、その表示情報を抽出する。例えば、図3に示す表示情報DB45に記憶された表示情報のうち、全て動作中であり、「警告メッセージ」機能からの表示指示を示す信号の出力がない場合、「ACC/クルーズ」、「メインゲージ」、「サブゲージ」、「マルチファンクション」、「簡易ナビゲーション」、「オーディオ」が抽出される。
次に、制御部40は、ステップ15で抽出された表示情報と、交点Psightと表示領域a〜gとの距離に基づいて、表示情報を表示する表示領域a〜gを抽出する(ステップS16)。具体的には、制御部40は、表示情報DB45を参照して、ステップ15で抽出された表示情報の優先順位が高い順に、その表示情報の表示可能領域の中で最も交点Psightとの距離が短い表示領域を抽出し、その表示情報と抽出された表示領域とを対応付けてRAM43に記憶する。
ここで、例えば、ステップS15において「ACC/クルーズ」、「メインゲージ」、「サブゲージ」、「マルチファンクション」、「簡易ナビゲーション」、「オーディオ」の6つの表示情報が抽出された場合について図9(a)を用いて説明する。
まず、図9(a)の読み取り方について説明する。図9(a)は、抽出された表示情報を表示情報DB45を参照して優先順位の高い順に上から並べてある。また、「交点との距離の順位」は、ステップS14で算出された各表示領域a〜gと交点Psightとの距離に基づいて、各表示領域a〜gを交点Psightとの距離の短い順に順位付けし、その順位を各表示情報の表示可能領域と対応付けて示したものである。例えば、車両2の左旋回時において交点Psightが図9(b)に示す位置にある場合、各表示領域a〜gを交点Psightとの距離が短い順に並べると、「a、b、c、f、d、g、e」となる。従って、図9(a)に示すように、「メインゲージ」の「交点との距離の順位」の欄には、表示領域aについて順位が1番であることを示す「1」、表示領域bについて順位が2番であることを示す「2」、というように各表示領域a〜gの交点Psightとの距離の順位が示されている。また、「メインゲージ」の表示可能領域は表示領域a〜gの全てであるため、「交点との距離の順位」の欄のうち表示領域a〜gの全ての欄に交点Psightとの距離の順位が示されている。また、「ACC/クルーズ」の表示可能領域は表示領域f、gであるため、「交点との距離の順位」の欄のうち表示領域f、gの欄に交点Psightとの距離の順位が示され、表示領域a〜eの欄には表示不可能であることを示す「X」が示されている。
次に、図9(a)を用いて各表示情報に対応する表示領域を抽出する方法の一例について説明する。制御部40は、まず表示情報DB45を参照して6つの表示情報の中で優先順位が1番である「メインゲージ」について、表示可能領域a〜gの中で最も交点Psightとの距離が短い表示領域として「交点Pとの距離の順位」が「1」である表示領域aを抽出する。次に、制御部40は優先順位が2番である「ACC/クルーズ」について、表示可能領域f、gの中で最も交点距離が短い表示領域として「交点Pとの距離の順位」が「4」である表示領域fを抽出する。次に、制御部40は優先順位が3番である「簡易ナビゲーション」について、表示可能領域a〜gのうちすでに抽出された表示領域a、fを除く表示領域b〜e、gの中で最も交点Psightとの距離が短い表示領域として「交点との距離の順位」が「2」である表示領域bを抽出する。なお、すでに抽出された表示領域は、図9(a)において二重取消線で示されている。このように、制御部40は、優先順位が4番以下の表示情報についても同様に、各表示情報に対応する表示領域を抽出する。そして、制御部40は、表示情報と、抽出された表示領域とを対応付けてRAM43に記憶する。
次に制御部40は、ステップS15で抽出された各表示情報をステップS16で抽出された表示領域に表示するための描画情報を生成し、生成された描画情報を表示部30に出力することにより表示面31に表示する(ステップS17)。具体的には、例えば「メインゲージ」については車速検出部10から受信した信号に基づいて計算された車両速度やエンジン回転速度等の情報を表示するための画像情報を生成する。そして制御部40は、各表示情報について生成された画像情報を対応する表示領域に表示するための描画情報を生成する。この描画情報は、表示部30に出力されて、表示面31に表示される。例えば、図9(a)に示すように各表示情報に対応する表示領域が抽出された場合、生成された描画情報は、図9(b)に示すように、表示面31に表示される。
また、ステップS15において、図3に示す表示情報DB45に記憶された表示情報のうち、全て動作中であり、「警告メッセージ」機能からの表示指示を示す信号の出力がある場合について説明する。この場合、制御部40は、「ACC/クルーズ」、「警告メッセージ」、「メインゲージ」、「サブゲージ」、「マルチファンクション」、「簡易ナビゲーション」、「オーディオ」を抽出する。また、車両2の右旋回時において交点Psightが図10(b)に示す位置にある場合、各表示領域a〜gを交点Psightとの距離が短い順に並べると、「g、f、e、d、c、b、a」となる。
そして、ステップS16において、制御部40は、図10(a)に示すように各表示情報に対応する表示領域を抽出する。そして、制御部40は、ステップS17において前述したように描画情報を生成する。そして、生成された描画情報は、図10(b)に示すように表示面31に表示される。
そして、ステップS17の処理を終了した後、制御部40は、ステップS11に処理を戻し、例えばエンジンキーが回されて車両2の電源がオフになるまで上述の処理を繰り返す。
以上のように、本実施形態に係る車両用表示装置1は、車両2の車速と操舵角とから、運転者の視線Lを推定し、推定された視線Lと表示面31との交点Psightに基づいて、優先順位の高い表示情報が交点Psightの近くに表示されるように制御する。これにより、運転者の視線を検出するための複雑な装置を用いることなく、運転者の視線を推定し、その視線に基づいて表示情報の表示位置を変更することができる。
また、本実施形態に係る車両用表示装置1は、車両2の車速と操舵角に基づいて表示位置を変更している。そのため、実際に運転者の視線を検出し、その視線に基づいて表示情報の表示位置を変更する従来の自動車用表示装置のように、運転者が視認したい表示情報に視線を向けた場合に、その視線の先に視認したい表示情報以外の表示情報が表示されることはない。例えば、従来の自動車用表示装置であれば、実際に運転者の視線を検出し、その視線の先に「メインゲージ」を優先的に表示するように設定されていたとする。この場合、運転者が「オーディオ」の表示を見ようとして視線の向きを変えると、その視線に追従して「メインゲージ」が視線の先に表示される。従って、本来運転者が見ようとしていた「オーディオ」の表示が見にくくなり、運転者に不快感を与えるおそれがある。これに対し、本発明では、実際に運転者が「オーディオ」を見ようとして視線の向きを変えても、実際の運転者の視線に追従して表示は変更されないので、運転者は他の表示情報に邪魔されることなく「オーディオ」の表示を見ることができる。このように、本実施形態に係る車両用表示装置1によれば、運転者は、視線の先にある表示情報以外の表示情報を視認しようとして、視線の向きを変更した場合、他の表示情報に邪魔されることなく視認したい表示情報を視認することができる。
1 車両用表示装置
10 車速検出部
20 操舵角検出部
30 表示部
31 表示面
40 制御部
40a 将来車両位置算出部
40b 交点算出部
40c 表示位置制御部
41 CPU
42 ROM
43 RAM
44 入出力インターフェイス(I/F)
45 表示情報DB
2 車両
2a ハンドル
a〜g 表示領域
10 車速検出部
20 操舵角検出部
30 表示部
31 表示面
40 制御部
40a 将来車両位置算出部
40b 交点算出部
40c 表示位置制御部
41 CPU
42 ROM
43 RAM
44 入出力インターフェイス(I/F)
45 表示情報DB
2 車両
2a ハンドル
a〜g 表示領域
Claims (3)
- 表示面に複数の表示情報を表示する車両用表示装置であって、
車両の車速を示す車速情報を検出する車速検出手段と、
前記車両の操舵角を示す操舵角情報を検出する操舵角検出手段と、
前記車速検出手段により検出された前記車速情報と、前記操舵角検出手段により検出された前記操舵角情報とに基づいて、所定時間経過後の前記車両の位置を算出する将来車両位置算出手段と、
前記将来車両位置算出手段により算出された前記車両の位置と前記車両の運転者の視点の位置とを結ぶ直線と、前記表示面との交点を算出する交点算出手段と、
前記交点算出手段により算出された前記交点に基づいて、前記複数の表示情報の前記表示面上における位置を制御する表示位置制御手段と、
を備えることを特徴とする車両用表示装置。 - 前記表示位置制御手段は、前記複数の表示情報がその優先順位が高いほど前記交点の近くに表示されるように、前記複数の表示情報の前記表示面上における位置を制御する、
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用表示装置。 - 表示面に複数の表示情報を表示する車両用表示方法であって、
車両の車速を示す車速情報を検出する車速検出ステップと、
前記車両の操舵角を示す操舵角情報を検出する操舵角検出ステップと、
前記車速検出ステップにより検出された前記車速情報と、前記操舵角検出ステップにより検出された前記操舵角情報とに基づいて、所定時間経過後の前記車両の位置を算出する将来車両位置算出ステップと、
前記将来車両位置算出ステップにより算出された前記車両の位置と前記車両の運転者の視点の位置とを結ぶ直線と、前記表示面との交点を算出する交点算出ステップと、
前記交点算出ステップにより算出された前記交点に基づいて、前記複数の表示情報の前記表示面上における位置を制御する表示位置制御ステップと、
を備えることを特徴とする車両用表示方法。
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JP2009286693A JP2011126420A (ja) | 2009-12-17 | 2009-12-17 | 車両用表示装置及び車両用表示方法 |
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