JP2013247012A - 電気コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成で、絶縁ハウジング11に設けられた係止部材(軸受け部材)11cの破損・折損を良好に防止するとともに、接続操作手段(アクチュエータ)13の脱落を防止することを可能とする。
【解決手段】絶縁ハウジング11に設けられた係止部材(軸受け部材)11cに対して、接続操作手段(アクチュエータ)13の回動軸部13cが組み付けられる際などにおける前記係止部材11cの弾性変位の方向を、印刷配線基板Pの表面に対して略直交する方向に設定し、当該係止部材11cの弾性変位を印刷配線基板Pにより受けさせて、作業者や他の電気部品が接触する等による外力が係止部材11cに付加された際に、当該係止部材11cを印刷配線基板の表面に向かって弾性変位させて印刷配線基板により支持させるように構成したものである。
【選択図】図7

Description

本発明は、絶縁ハウジングの内部に信号伝送媒体を挿入してから接続操作手段を回動操作することにより電気的な接続を行う構成になされた電気コネクタに関する。
一般に、種々の電気機器等において用いられている印刷配線基板には、フレキシブル・プリンテッド・サーキット(FPC)や、フレキシブル・フラット・ケーブル(FFC)等の各種信号伝送媒体を、印刷配線基板に電気的に接続するための電気コネクタが実装されて使用されることが行われている。例えば、下記の特許文献1に記載されている電気コネクタにおいては、印刷配線基板上に実装された電気コネクタの前端側に設けられた挿入口から、FPCやFFC等からなる信号伝送媒体が内部に向かって挿入され、その信号伝送媒体の挿入後に接続操作手段(アクチュエータ)が回動操作されることによってコンタクト部材が弾性変位し、それらのコンタクト部材が信号伝送媒体に圧接することで電気的な接続が行われるようになっている。
このように回動操作される接続操作手段(アクチュエータ)は、絶縁ハウジングやコンタクトに設けられた軸受け部に回動軸部が回動可能に支持されている。そして、その接続操作手段に設けられた回動軸部は、例えば、コネクタ長手方向の両端面から外方に向かって突出するように形成されており、それらの両回動軸部に対応して、絶縁ハウジングの長手方向両端部分に、片持ちアーム状をなすようにして一対の係止部材が設けられている。これらの係止部材は、通常、絶縁ハウジングと一体的に形成された板状の部材により形成されており、その片持ちアーム状をなす係止部材の弾性付勢力によって、上述した接続操作手段の回動軸部が、回転方向、軸方向及び径方向のうちの少なくとも一方向に支持される構成になされている。
このとき、上述した接続操作手段(アクチュエータ)を絶縁ハウジングに組み付けるにあたっては、当該接続操作手段の回動軸部が、絶縁ハウジング側の一対の係止部材同士の間部分に押し入れられることがしばしば行われている。そのように接続操作手段が絶縁ハウジング側に押し入れられる際の係止部材は、コネクタ長手方向の外方側に向かって押し広げられる方向に弾性変位し、そのときの弾性変位で係止部材に生じる応力で接続操作手段の回動軸部の支持が、上述したように回転方向、軸方向及び径方向のうちの少なくとも一方向に行われる。そして、このような接続操作手段の押し込み作業を容易に行わせるために、係止部材の剛性を小さくして弾性変位し易くすることが行われている。
一方、接続操作手段(アクチュエータ)の回動操作は、その一部に作業者の爪や指先を引っ掛けるようにして行われるが、その接続操作手段を支持している係止部材が、絶縁ハウジングの両端部分から作業者側に向かって突出する構造になされている場合には、作業者の爪や指先が係止部材に接触して、接続操作手段の回動操作が円滑に行われなくなるおそれがあるのみならず、特に上述したような組み付け容易化のために係止部材の剛性を小さくしている場合には、係止部材に破損や折損が発生するおそれがある。さらに、接続操作手段を回動操作する際、或いは非操作状態にあっても作業者や他の電気部品が接触するなどの外力が付加されると、接続操作手段の回動軸部が係止部材から脱落し、接続操作手段の全体が絶縁ハウジングから外れてしまうおそれもある。
特開2009−266666号公報
そこで本発明は、簡易な構成で、接続操作手段(アクチュエータ)の係止部材の破損・折損を良好に防止するとともに、接続操作手段の脱落を防止することができるようにした電気コネクタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明では、印刷配線基板上に実装された状態で、絶縁ハウジングの内部に信号伝送媒体を挿入した後に接続操作手段を回動操作することにより電気的な接続を行う構成になされたものであって、前記接続操作手段に設けられた回動軸部が、前記絶縁ハウジングに片持ちアーム状をなすように設けられた係止部材の弾性力によって支持される構成になされ、前記接続操作手段の回動軸部が、前記係止部材を所定の方向に弾性変位させるようにして当該係止部材に組み付けられる構成になされた電気コネクタにおいて、前記係止部材は、前記接続操作手段の回動軸部が組み付けられる際における弾性変位の方向が、前記印刷配線基板の表面に対して略直交する方向となるように構成され、当該係止部材の弾性変位が前記印刷配線基板により受けられる構成が採用されている。
このとき、本発明における前記係止部材は、前記回動軸部を回動可能に支持する構成になされていることが可能である。
また、本発明における前記係止部材は、前記絶縁ハウジングから一体的に延出する片持ちアーム状部材から形成され、その係止部材の延出方向と直交する断面において、前記印刷配線基板と直交する方向の寸法T1が、前記印刷配線基板と平行な方向の寸法T2よりも小さく(T1<T2)形成されることが可能である。
このような構成を有する本発明によれば、接続操作手段(アクチュエータ)の組み付け時や回動操作中又はそれ以外のときに、作業者や他の電気部品が接触する等による外力が係止部材に付加された際に、当該係止部材は印刷配線基板の表面に向かって弾性変位することとなり、接続操作手段の押し込み作業を容易に行わせるために係止部材の剛性を小さくして弾性変位し易くした場合においても、その係止部材の弾性変位が印刷配線基板により受けられて支持されることから、係止部材の破損・折損が良好に防止されるとともに、係止部材により接続操作手段が良好に支持されることから、接続操作手段の脱落が防止される。
また、本発明における前記係止部材は、前記印刷配線基板と略平行な方向に延在して前記接続操作手段の回動軸部を載置する軸支持面と、その軸支持面に段差状に形成されて前記接続操作手段の回動軸部を前記印刷配線基板の表面と略平行な方向に係止する位置規制面と、を備えていることが望ましい。さらに、前記回動軸部には、前記係止部材の位置規制面に対して前記信号伝送媒体の挿入方向に対面する位置保持面が設けられていることが望ましい。
このような構成を有する本発明によれば、接続操作手段が絶縁ハウジング側に良好に保持されることとなり、接続操作手段の脱落がより確実に防止される。
また、本発明においては、前記絶縁ハウジングの内部に複数のコンタクト部材が多極状をなして並列するように取り付けられ、前記係止部材は、前記印刷配線基板からの高さH1が、前記コンタクト部材の基板接合部の高さH2よりも低くなるように形成されている(H1<H2)ことが望ましい。
このような構成を有する本発明によれば、コンタクト部材の基板接合部の両側部分に並列するように配置された係止部材が、コンタクト部材の基板接合部より上方に突出しない配置になされているため、係止部材から上方側の領域で接続操作手段の回動操作が行われることとなり、接続操作手段に接触する作業者の爪や指先の下方側に係止部材が位置することから、接続操作手段の回動操作を行う際に、作業者の爪や指先が係止部材に強く接触することがなくなり、接続操作手段の回動操作が円滑に行われるとともに、係止部材の破損等がより確実に防止される。
以上述べたように本発明にかかる電気コネクタは、接続操作手段(アクチュエータ)の回動軸部を支持する係止部材に対して接続操作手段の回動軸部が組み付けられる際などにおける係止部材の弾性変位の方向を、印刷配線基板の表面に対して略直交する方向に設定し、当該係止部材の弾性変位を前記印刷配線基板により受けさせ、作業者や他の電気部品が接触する等による外力が係止部材に付加された際に、当該係止部材を印刷配線基板の表面に向かって弾性変位させて印刷配線基板により支持させるように構成したものであるから、簡易な構成で、接続操作手段(アクチュエータ)の係止部材の破損・折損を良好に防止するとともに、接続操作手段の脱落を防止することができ、電気コネクタの信頼性を低廉かつ大幅に向上させることができる。
本発明の一実施形態にかかる電気コネクタにおいて、アクチュエータを解放位置に立ち上げた状態を正面上方側から表した外観斜視説明図である。 図1に表された電気コネクタの平面説明図である。 図1に表された電気コネクタの正面説明図である。 図1に表された電気コネクタの側面説明図である。 図3中のV―V線に沿った横断面説明図である。 図3中のVI―VI線に沿った横断面説明図である。 図1〜図6に表された電気コネクタに対して信号伝送媒体(FPC)を挿入しようとする直前の状態をコネクタ背面上方側から表した外観斜視説明図である。 図1〜図6に表された電気コネクタに信号伝送媒体(FPC)を挿入してアクチュエータを挟持位置に押し倒した状態をコネクタ背面上方側から表した外観斜視説明図である。 図8に表された信号伝送媒体(FPC)の挟持状態にある電気コネクタの側面説明図である。 図8に表された信号伝送媒体(FPC)の挟持状態にある電気コネクタにおける図5相当の横断面説明図である。 図8に表された信号伝送媒体(FPC)挟持状態にある電気コネクタにおける図6相当の横断面説明図である。 図7に表された電気コネクタにおいて、アクチュエータが絶縁ハウジングより分離した状態を表した斜視図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
[コネクタ全体構造について]
まず、図1〜図12に示された実施形態における電気コネクタ10は、細長状に延在する絶縁性部材からなる絶縁ハウジング(インシュレータ)11を備えている。この絶縁ハウジング11は、薄肉の中空状筐体から形成されており、対向する長手側の両端縁部分の一方側(図5の左端側)には、フレキシブル・プリンテッド・サーキット(FPC)やフレキシブル・フラット・ケーブル(FFC)等からなる信号伝送媒体Fが挿入される前方側挿入口11aが、横細長の開口形状を有するようにして設けられている。また、その前方側挿入口11aとは反対側の他端側(図5の右端側)には、後述する導電コンタクト12や、接続操作手段としてのアクチュエータ13を装着するための後方側開口部が設けられており、上述した前方側挿入口11aから後方側開口部に至るまでの間部分が、中空状通路をなすように形成されている。
以下において、絶縁ハウジング11の長手方向に相当する方向を「コネクタ長手方向」と呼ぶとともに、前方側挿入口11a及び後方側開口部のそれぞれに向かう各方向を「コネクタ前方」及び「コネクタ後方」と呼ぶこととする。また、それらの「コネクタ長手方向」及び「コネクタ前後方向」の双方に直交する方向を「コネクタ上下方向」と呼ぶこととする。
[導電コンタクトについて]
上述した絶縁ハウジング11の中空状通路の内部には、略H字形状を横向きにした側面形状を有する薄板状金属製部材からなる複数体の導電コンタクト(コンタクト部材)12が、コネクタ前後方向に延在するように挿入されている。それらの各導電コンタクト12は、絶縁ハウジング11の横幅方向(コネクタ長手方向)に沿って適宜の間隔をなして多極状に並列するように配置されており、同一形状のものが隣接して配置され、又は異なる形状のものが交互に配置されている。これらの各導電コンタクト12は、信号伝送用又はシールド用のいずれかとして用いられ、後述するように各導電コンタクト12の後端端部分(図5の右端部分)が、印刷配線基板P上に実装されて使用されるようになっている。
このような導電コンタクト12の各々は、上述したようにコネクタ後端側に設けられた後方側開口部からコネクタ前方側(図5の左方側)に向かって押し込むようにして装着されており、信号伝送媒体(FPC又はFFC等)Fの表面又は裏面に形成された信号伝送用導電路(信号線)又はシールド用導電路(シールド線)のいずれかに対応した位置に当該導電コンタクト12のそれぞれが配置されている。これらの各導電コンタクト12は、信号伝送媒体Fの挿抜方向(図5の左右方向)に沿って延在する一対の細長状ビーム部材からなる可動コンタクトビーム12a及び固定コンタクトビーム12bをそれぞれ有している。
可動コンタクトビーム12a及び固定コンタクトビーム12bは、上述した絶縁ハウジング11の中空通路の内部空間において、コネクタ上下方向に適宜の間隔をなして互いに対向した状態に配置されており、コネクタ前後方向(図5の左右方向)に沿って細長状をなすように延在している。そのうちの固定コンタクトビーム12bは、前記絶縁ハウジング11の底部内壁面に沿って延在するように配置されていて、当該絶縁ハウジング11の内部で略不動状態となるように固定されている。
その固定コンタクトビーム12bには、コネクタ前後延在方向(図5の左右方向)における中央部分よりやや後方側(図5の右方側)に、略鉛直方向(図5の上下方向)に延在する細幅板状の連結支柱部12cが一体的に連結されている。そして、その連結支柱部12cの上端部分には、上述した可動コンタクトビーム12aがコネクタ前後方向(図5の左右方向)に延在するように一体的に連結されている。この可動コンタクトビーム12aは、連結支柱部12c又はその近傍を中心として回動するように弾性変形し、それによって固定コンタクトビーム12bに対して可動コンタクトビーム12aが弾性的な可撓性を有する構成になされている。これらの各可動コンタクトビーム12aの回動するような弾性変形は、図5の紙面を含む平面内において行われ、当該可動コンタクトビーム12aの延在方向における両端部分が図示上下方向に弾性変位される構成になされている。
さらに、上述した可動コンタクトビーム12aの前端部分(図5の左端側部分)には、信号伝送媒体(FPC又はFFC等)Fの図示上面側に形成された信号伝送用又はシールド用の導電路(図示省略)のいずれかに接続される接点部として端子接触凸部12a1が図示下向きの突形状をなすように設けられている。そして、この可動コンタクトビーム12aに設けられた端子接触凸部12a1と、その直下位置に対面するように配置された固定コンタクトビーム12bどうしの間に、前記信号伝送媒体Fが挟持されるようになっている。
このとき、上述した可動コンタクトビーム12aの端子接触凸部12a1に対応して、固定コンタクトビーム12b側にも、信号伝送媒体(FPC又はFFC等)Fの図示下面側に形成された信号伝送用又はシールド用の導電路(図示省略)のいずれかに接続される端子接触凸部を図示上向きの突形状をなすように設けることも可能である。また、それらの端子接触凸部同士は、互いの位置をコネクタ前方側(図示左方側)或いはコネクタ後方側(図示右方側)にずらして配置することも可能である。さらに、本実施形態における固定コンタクトビーム12bは、基本的に不動状態となるように固定されているが、信号伝送媒体(FPC又はFFC等)Fの挿入を容易化する等の目的で、例えば当該固定コンタクトビーム12bの前端部分が絶縁ハウジング11の底壁面から僅かに浮き上がるように形成して弾性変位可能となるように構成することも可能である。
このような固定コンタクトビーム12bにおけるコネクタ後端側部分(図5の右端側部分)には、上述した印刷配線基板P上に形成された導電路(図示省略)に半田接続される基板接合端子部12b1が形成されていて、当該基板接合端子部12b1を介して印刷配線基板Pに対する電気的接続が行われるようになっている。
さらに、その固定コンタクトビーム12bには、上述した基板接合端子部12b1の上方に相当する部分に、側面視において下方側に略円弧状に窪むように形成されたカム受け部12b2が設けられており、そのカム受け部12b2が有する略円弧状の窪み部分に、絶縁ハウジング11の後端部分に装着されたアクチュエータ(接続操作手段)13の押圧カム部13aが、図示上方側から滑動自在に当接した状態で配置されている。また、そのアクチュエータ13の押圧カム部13aの上方側部分には、可動コンタクトビーム12aのコネクタ後端部分に設けられた被作動部12a2が滑動自在に圧接されている。
[アクチュエータについて]
上述した接続操作手段としてのアクチュエータ13は、絶縁ハウジング11におけるコネクタ後方側の端縁部分(図5の右端部分)に沿って回動自在となるように取り付けられており、当該アクチュエータ(接続操作手段)13が、図1〜図7に示されているような略鉛直上方に向かって立設状態にある初期位置から、図8〜図11に示されているようにコネクタ後方側(図5の右方側)に向かって押し倒されるまで回動操作されることによって、導電コンタクト12の可動コンタクトビーム12aが上述したように弾性変形され、信号伝送媒体(FPC又はFFC等)Fに対して導電コンタクト12が電気的に接続される構成になされている。
より具体的には、アクチュエータ(接続操作手段)13は、全体が略板状部材から形成されており、上述した絶縁ハウジング11のコネクタ後端部分(図5の右端部分)に、コネクタ長手方向に沿って細長状に延在する回動操作部13bを有している。また、このアクチュエータ13におけるコネクタ長手方向の両端面には、一対の回動軸部13c,13cが、同方向の外方側に向かって突出するように設けられており、それらの回動軸部13c,13cが、絶縁ハウジング11側に係止部材として設けられた軸受け部材11c,11cに回動自在に支持されている。これらの各軸受け部材(係止部材)11cの構造については後段において詳細に説明する。
上述したようにアクチュエータ(接続操作手段)13のコネクタ長手方向の両端部分に配置された回動軸部13c,13c同士は、当該回動軸部13c,13cと同軸上をなすようにしてコネクタ長手方向に延在する押圧カム部13aにより一体的に連結されている。そして、アクチュエータ13の回動操作部13bに対して組立作業者が適宜の回動操作力を付与することで、アクチュエータ13の全体が、回動軸13c,13c及び押圧カム部13aを回動中心として回動され、図1〜図7のように上方側に立ち上げられた初期状態の位置である「解放位置」と、図8〜図11のようにコネクタ後方側に向かって略水平に倒された状態の「挟持位置」との間で回動されるようになっている。
また、このアクチュエータ(接続操作手段)13の回動中心寄りの領域には、上述した回動操作が行われる構造に対応して、導電コンタクト12との干渉を回避する複数のスリットが櫛歯状をなすように形成されている。
さらに、コネクタ長手方向の両側に配置された一対の回動軸部13c,13c同士を結ぶ押圧カム部13aは、横断面略楕円形状をなす軸状部材から形成されており、アクチュエータ(接続操作手段)13の回動中心に沿って延在している。その押圧カム部13aが有する横断面略楕円形状において、長軸方向の両端部に相当する位置には所定のカム作用面13a1が形成されている。そして、上述したようにアクチュエータ13が、「解放位置」(図5〜図7参照)から、「挟持位置」(図8〜図11参照)に向かってコネクタ後方側に押し倒す回動操作が行われる際に、当該押圧カム部13aの回転半径が、前述した固定コンタクトビーム12bと可動コンタクトビーム12aとの間において増大する方向に変化し、そのような押圧カム部13aの径変化に従って、可動コンタクトビーム12aのコネクタ後端側に設けられた被作動部12a2が上方側に持ち上げられるように変位していき、それに伴って、コネクタ前端側に設けられた端子接触凸部12a1が下方に押し下げられていく構成になされている。
さらに、この押圧カム部13aが有する横断面略楕円形状の短軸方向においては、上述した固定コンタクトビーム12bのカム受け部12b2上を滑動する湾曲状回動面が形成されている。また、その湾曲状回動面に対して短軸方向に対向する部分には、上述した可動コンタクトビーム12aの被作動部12a2に当接する平坦状支持面13a2が形成されている。そして、その押圧カム部13aの平坦状支持面13a2が、特に図5に示されているように、可動コンタクトビーム12aの被作動部12a2に対して面接触している場合には、当該平坦状支持面13a2に発生する姿勢保持力によって、アクチュエータ13の全体が「解放位置」である初期状態に維持されるようになっている。
そして、上述したようにアクチュエータ(接続操作手段)13が「解放位置」にある初期状態において、図7に示されているように、絶縁ハウジング11の前方側部分に信号伝送媒体(FPC又はFFC等)Fが対面するように配置され、絶縁ハウジング11の前方側挿入口11aを通して信号伝送媒体Fが内部に挿入される。その後、図8〜図11に示されているようにアクチュエータ13がコネクタ後方側に向かって傾倒され、略水平状態となるまで回動される。このようにしてアクチュエータ13が最終の回動位置である「挟持位置」の直前まで回動されてきたときに、上述した押圧カム部13aの回動半径は最大となり、その最大半径となった位置からさらに微小角度だけ回動した位置である「挟持位置」において、信号伝送媒体Fの表面に形成された信号伝送用またはグランド用の導電路(図示省略)のいずれかにに対して、上述した可動コンタクトビーム12aの端子接触凸部12a1が圧接された状態に維持され、それによって電気的な接続が行われる構成になされている。
[ロック部材について]
一方、絶縁ハウジング11のコネクタ長手方向の両端部分、すなわち上述した導電コンタクト12の両側外方部分には、当該絶縁ハウジング11の内部に挿入された信号伝送媒体(FPC又はFFC等)Fの抜止めを行う一対のロック部材14,14が、コネクタ前端側から後方側(図6の右方側)に向かって押し込むようにして装着されている。これらの各ロック部材14も、信号伝送媒体Fの挿入方向(図6の右方向)に沿って延在する一対の細長状ビーム部材からなる可動ロックビーム14a及び固定ロックビーム14bをそれぞれ有している。
それらの各ロック部材14を構成している可動ロックビーム14a及び固定ロックビーム14bは、絶縁ハウジング11に設けられた中空通路の内部空間で上下方向に適宜の間隔をなして互いに対向した状態に配置されており、コネクタ前後方向(図6の左右方向)に細長状に延在するように配置されている。そのうちの固定ロックビーム14bは、絶縁ハウジング11の底部内壁面に沿って延在するように配置されていて、当該絶縁ハウジング11の内部で略不動状態となるように固定されている。
また、本実施形態における固定ロックビーム14bのコネクタ前端側部分(図6の左端側部分)には、印刷配線基板P上に形成されたグランド導電路、または固定用半田領域に半田接続される基板接合端子部14b1が形成されていて、当該基板接合端子部14b1を介して印刷配線基板Pに対する固定が行われるようになっている。
そのような固定ロックビーム14bには、コネクタ前後延在方向(図6の左右方向)における中央部分からややコネクタ後方側の部位に、略鉛直方向(図6の上下方向)に延在する細幅板状の連結支柱部14cが一体的に連結されている。そして、その連結支柱部14cの上端部分には、上述した可動ロックビーム14aが、コネクタ前後方向(図6の左右方向)に延在するように一体的に連結されている。
従って、この可動ロックビーム14aは、連結支柱部14cの上端部分又はその近傍を中心として回動するように弾性変形する構成になされており、上述した固定ロックビーム14bに対して可動ロックビーム14aが弾性的な可撓性を有している。この可動ロックビーム14aの回動は、図6の紙面を含む平面内において行われ、当該可動ロックビーム14aの延在方向における両端部分(図6の左右端部分)が、図示上下方向に弾性変位される構成になされている。
一方、固定ロックビーム14bのコネクタ後端部分(図6の右端側部分)には、前述したアクチュエータ13の押圧カム部13aを滑動自在に受けるカム受け部14b2が、側面視において下方側に略円弧状に窪むように形成されており、そのカム受け部14b2が有している略円弧状の窪み部分に、前述したアクチュエータ13の押圧カム部13aが、図示上方側から滑動自在に当接するように配置されている。アクチュエータ13及び押圧カム部13a、並びにそれらに付随する構造は、前述した導電コネクタ12の場合と同様であるので説明を省略する。
さらに、可動ロックビーム14aのコネクタ前端部分(図6の左端側部分)には、信号伝送媒体(FPC又はFFC等)Fに係合する係止ロック部14dが設けられている。そのロック部材14側に設けられた係止ロック部14dに対応して、信号伝送媒体Fの端末部分には、特に図7に示されているように、当該信号伝送媒体Fの幅方向(コネクタ長手方向)両側の端縁部分に、切り欠き状の凹部からなる係合位置決め部Fa,Faが形成されている。そして、この信号伝送媒体Fに設けられた係合位置決め部Fa,Faに対応して、電気コネクタ10側に上述した係止ロック部14d,14dが設けられており、その係止ロック部14d,14dの係止作用(ロック作用)によって、信号伝送媒体Fの挿入状態が保持される構成になされている。
より具体的には、上述した各ロック部材14に設けられた係止ロック部14dは、側面略三角形状をなすフック状部材から形成されており、コネクタ前方側(図6の左方側)の前端部から後方(図6の右方)に向かって斜め下方に傾斜して延びる傾斜案内辺14d1を備えている。この傾斜案内辺14d1は、電気コネクタ10の内部に信号伝送媒体(FPC又はFFC等)Fが差し込まれた際のガイド機能を有するものである。
すなわち、信号伝送媒体(FPC又はFFC等)Fの挿入に伴って当該信号伝送媒体Fの端末先端縁が係止ロック部14dに当接すると、上述した傾斜案内辺14d1の案内作用によって、係止ロック部14dが、可動ロックビーム14aの弾性力に抗して上方に持ち上げられるようにして信号伝送媒体Fの表面上に乗り上げる。更に、信号伝送媒体Fがコネクタ奥側(図6の右方側)に向かって押し込まれ、当該信号伝送媒体Fに設けられた係合位置決め部Faが係止ロック部14dの直下位置に配置されたときに、可動ロックビーム14aの弾性復元力によって係止ロック部14dが、信号伝送媒体Fの係合位置決め部Faの内部に向かって落ち込むように下方移動する。
このときの係止ロック部14dは、信号伝送媒体(FPC又はFFC等)Fに設けられた係合位置決め部Faに対して完全に落ち込まないで半係合の状態となるが、例えば図11に示されているように、アクチュエータ(接続操作手段)13が「挟持位置」まで回動された際に、上述したように押圧カム部13aにカム押し上げ作用が発生することによって、係止ロック部14dが更に下降していき、信号伝送媒体Fの係合位置決め部Faに対して十分な係合状態(ロック状態)となる位置まで移行することによって、信号伝送媒体Fの抜止めが確実に行われる。
ここで、前述したようにアクチュエータ(接続操作手段)13に設けられた一対の回動軸部13c,13cは、絶縁ハウジング11側に係止部材として設けられた軸受け部材11c,11cにより回動自在に支持されているが、それらの各軸受け部材(係止部材)11cは、絶縁ハウジング11のコネク長手方向における両端部分から一体的に突出するように設けられている。より具体的に説明すると、それらの各軸受け部材11cは、絶縁ハウジング11の底面側下方部分の壁面から、コネクタ後方側に向かって片持ちアーム状に突出する板状部材から形成されており、当該軸受け部材11cの上面部分に、上述した回動軸部13cが回動自在に載置された構成になされている。
上述した各軸受け部材(係止部材)11cは、その上面として、印刷配線基板Pと略平行な水平方向に延在する軸支持面11c1を有している。当該軸支持面11c1は、所定幅の平坦面をなしてコネクタ後方側に延出するように形成されていて、その軸支持面11c1上に、上述したアクチュエータ(接続操作手段)13の回動軸部13cが滑動自在に載置されている。この軸支持面11c1の幅寸法、すなわち当該軸受け部材11cの延出方向(コネクタ後方)と直交する断面において印刷配線基板Pと平行な方向(水平方向)の寸法T2に対して、印刷配線基板Pと直交する高さ方向の寸法T1が、より小さくなるように形成されており(T1<T2)、そのような寸法の大小関係によって、軸受け部材11cが上下方向に弾性可撓性を有する構成になされている。
このように軸受け部材(係止部材)11cの軸支持面11c1は、アクチュエータ(接続操作手段)13の回動軸部13cの下方に接触配置されているとともに、当該軸受け部材11cが上下方向に弾性可撓性を有している。従って、絶縁ハウジング11の後方側開口部を通してアクチュエータ13が、コネクタ前方側に向かって押し入れられて組み付けが行われる際に、当該軸受け部材11cは、印刷配線基板Pの表面に対して略直交する方向と下方向に向かって弾性変位される。そして、その軸受け部材11cの弾性変位が、印刷配線基板Pの表面により受けられる構成になされている。
また、上述したようにアクチュエータ(接続操作手段)13の回動軸部13cが載置されている軸受け部材(係止部材)11cの軸支持面11c1は平坦面をなされているが、当該軸受け部材11cを構成している板状部材の突出側先端部分に段差部11c2が、上方に突出するように形成されていて、その段差部11c2の立ち上がり壁面に、回動軸部13cを位置規制する位置規制面11c3が形成されている。この位置規制面11c3は、上述した回動軸部13cに対してコネクタ後方側から対面するように形成されている。
このような軸受け部材(係止部材)11cに対して、アクチュエータ(接続操作手段)13の回動軸部13c側には、横断面において略円弧形状をなす回動許容面13c1が設けられているとともに、その回動許容面13c1における周方向の両端部に連続するようにして、横断面略直線状の平坦面からなる2箇所の位置保持面13c2,13c2が周方向に連設されている。それらの位置保持面13c2,13c2同士は、横断面において互いに略直交する2方向に延在する位置関係になされている。そして、アクチュエータ(接続操作手段)13が、図1〜図7のように上方側に立ち上げられた状態の「解放位置」にある場合において、回動軸部13cの回動許容面13c1が軸受け部材11cにおける軸支持面11c1の平坦面上に載置されることによって、アクチュエータ13が回動可能な状態になされる。
一方、このようにアクチュエータ(接続操作手段)13が上方側に立ち上げられた「解放位置」にある場合には、上述した軸受け部材(係止部材)11cの段差状立壁面からなる位置規制面11c3に、回動軸部13cの位置保持面13c2が近接した状態に配置され、それによって回動軸部13cのコネクタ後方側への回動軸部13cの移動が規制され、同方向におけるアクチュエータ13の脱落が防止されるようになっている。
なお、アクチュエータ(接続操作手段)13が、図8〜図11のように略水平に傾倒されて「挟持位置」にある場合における回動軸部13cの位置保持面13c2は、軸受け部材11cにおける軸支持面11c1の上方位置に離間した状態に配置され、上述した押圧カム部13aに生じる回動付勢力によってアクチュエータ13が、略水平の傾倒状態に維持されるようになっている。
このときの軸受け部材(係止部材)11cは、前述したように導電コンタクト12の後端側部分に設けられた基板接合端子部12b1に対して、コネクタ長手方向の両側外方領域に並列した配置関係になされているが、印刷配線基板Pからの高さ寸法において、軸受け部材11cの方が低くなるように設定されている。すなわち、導電コンタクト12の基板接合端子部12b1は、印刷配線基板Pからの高さ寸法がH2に設定されているのに対して、軸受け部材11cの最大高さ寸法、より具体的には上述した位置規制面11c1の高さ寸法H1は、導電コンタクト12の基板接合端子部12b1の高さH2よりも低くなるように形成されている(H1<H2)。
このように本実施形態においては、アクチュエータ(接続操作手段)13の回動軸部13cを回動可能に支持している軸受け部材(係止部材)11cが上下方向に弾性可撓性を有し、絶縁ハウジング11の後方側部分にアクチュエータ13が組み付けられる際などにおいて、軸受け部材11cが、印刷配線基板Pの表面に向かって弾性変位されて印刷配線基板Pの表面により受けられる構成になされていることから、アクチュエータ13の組み付け時や回動操作中又はそれ以外のときに、作業者や他の電気部品が接触する等による外力が軸受け部材11cに付加された際に、当該軸受け部材11cは、印刷配線基板Pにより下方側から保持された状態となる。特に、アクチュエータ13の組み付け作業を容易化するために軸受け部材11cの剛性を小さくして弾性変位し易くした場合であっても、上述したように軸受け部材11cの弾性変位が印刷配線基板Pにより受けられて支持されることから、軸受け部材11cの破損・折損が良好に防止される。また、軸受け部材11cによりアクチュエータ13が良好に支持されることから、当該アクチュエータ13の脱落が防止される。
特に、本実施形態における軸受け部材(係止部材)11cには、アクチュエータ(接続操作手段)13の回動軸部13cを、信号伝送媒体(FPC又はFFC等)Fの挿入方向である水平方向に係止する段差部11c2が設けられており、また、その軸受け部材11cの段差部11c2に対して回動軸部13cに、信号伝送媒体Fの挿入方向に対面する位置保持面13c2が設けられていることから、アクチュエータ13は、絶縁ハウジング11側に良好に保持され、信号伝送媒体Fの挿入方向におけるアクチュエータ13の脱落等が、より一層確実に防止される。
さらに、本実施形態における軸受け部材(係止部材)11cは、導電コンタクト12の基板接合端子部12b1より低く設定され(H1<H2)、上方に突出しないような配置関係になされているため、当該軸受け部材11cから上方側の領域において、アクチュエータ(接続操作手段)13の回動操作が行われることとなる。すなわち、アクチュエータ13に接触する作業者の爪や指先の下方側に、軸受け部材11cが位置する構成になされていることから、当該アクチュエータ13の回動操作を行う際に、作業者の爪や指先が軸受け部材11cに強く接触することがなくなり、アクチュエータ13の回動操作が円滑に行われるとともに、軸受け部材11cの破損等が防止される。
以上、本発明者によってなされた発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能であるというのはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、アクチュエータ(接続操作手段)の回動軸部を支持する係止部材が、回動軸部を回転可能に支持する軸受け部材により構成されているが、係止部材が、アクチュエータの回動軸部を回転方向には支持しない場合、より具体的には、アクチュエータの回動軸部をコンタクト部材により回動可能に支持して、係止部材ではアクチュエータの回動軸部を軸方向及び径方向に支持する構成としたものに対しても、本発明は同様に適用することが可能である。
また、上述した実施形態では、電気コネクタに固定される信号伝送媒体として、フレキシブル・プリンテッド・サーキット(FPC)、及びフレキシブル・フラット・ケーブル(FFC)を採用しているが、その他の信号伝送用媒体等を用いた場合に対しても本発明は同様に適用することができる。
さらに、上述した実施形態にかかる接続操作手段としてのアクチュエータは、絶縁ハウジングの後端部分に配置されているが、前端側部分にアクチュエータが配置された電気コネクタや、前端側部分と後端側部分との間部分にアクチュエータが配置された電気コネクタに対しても、本発明は同様に適用することが可能である。
さらにまた、上述した実施形態は、接続操作手段として回動可能なアクチュエータを備えた電気コネクタに対して本発明を適用したものであるが、本発明は、例えばスライド状をなして往復移動するアクチュエータを備えた電気コネクタに対しても同様に適用することが可能である。
また、上述した実施形態にかかる電気コネクタは、同一形状の導電コンタクトを用いたものであるが、形状が異なる導電コンタクトを用いたものであっても本発明は同様に適用することが可能である。
本発明は、各種電気機器に使用する多種多様な電気コネクタに対して広く適用することが可能である。
10 電気コネクタ
11 絶縁ハウジング(インシュレータ)
11a 前方側挿入口
11c 軸受け部材(係止部材)
11c1 軸支持面
11c2 段差部
11c3 位置規制面
12 導電コンタクト
12a 可動コンタクトビーム
12a1 端子接触凸部(接点部)
12a2 被作動部
12b 固定コンタクトビーム
12b1 基板接合端子部
12b2 カム受け部
12c 連結支柱部
13 アクチュエータ(接続操作手段)
13a 押圧カム部
13a1 カム作用面
13a2 平坦状支持面
13b 回動操作部
13c 回動軸部
13c1 回動許容面
13c2 位置保持面
14 ロック部材
14a 可動ロックビーム
14b 固定ロックビーム
14b1 基板接合端子部
14b2 カム受け部
14c 連結支柱部
14d 係止ロック部
14d1 傾斜案内辺
F 信号伝送媒体(FPC又はFFC等)
Fa 係合位置決め部

Claims (6)

  1. 印刷配線基板上に実装された状態で、絶縁ハウジングの内部に信号伝送媒体を挿入した後に接続操作手段を回動操作することにより電気的な接続を行う構成になされたものであって、
    前記接続操作手段に設けられた回動軸部が、前記絶縁ハウジングに片持ちアーム状をなすように設けられた係止部材の弾性力によって支持される構成になされ、
    前記接続操作手段の回動軸部が、前記係止部材を所定の方向に弾性変位させるようにして当該係止部材に組み付けられる構成になされた電気コネクタにおいて、
    前記係止部材は、前記接続操作手段の回動軸部が組み付けられる際における弾性変位の方向が、前記印刷配線基板の表面に対して略直交する方向となるように構成され、当該係止部材の弾性変位が前記印刷配線基板により受けられる構成になされていることを特徴とする電気コネクタ。
  2. 前記係止部材が、前記回動軸部を回動可能に支持する構成になされていることを特徴とする請求項1記載の電気コネクタ。
  3. 前記係止部材は、前記絶縁ハウジングから一体的に延出する片持ちアーム状部材から形成され、
    その係止部材の延出方向と直交する断面において、前記印刷配線基板と直交する方向の寸法T1が、前記印刷配線基板と平行な方向の寸法T2よりも小さく(T1<T2)形成されていることを特徴とする請求項1記載の電気コネクタ。
  4. 前記係止部材は、前記印刷配線基板と略平行な方向に延在して前記接続操作手段の回動軸部を載置する軸支持面と、その軸支持面に段差状に形成されて前記接続操作手段の回動軸部を前記印刷配線基板の表面と略平行な方向に係止する位置規制面と、を備えていることを特徴とする請求項1記載の電気コネクタ。
  5. 前記回動軸部には、前記係止部材の位置規制面に対して前記信号伝送媒体の挿入方向に対面する位置保持面が設けられていることを特徴とする請求項4記載の電気コネクタ。
  6. 前記絶縁ハウジングの内部に複数のコンタクト部材が多極状をなして並列するように取り付けられ、
    前記係止部材は、前記印刷配線基板からの高さH1が、前記コンタクト部材の基板接合部の高さH2よりも低くなるように形成されている(H1<H2)ことを特徴とする請求項1記載の電気コネクタ。
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