JP2000173701A - シート状導電路用コネクタ - Google Patents

シート状導電路用コネクタ

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JP2000173701A
JP2000173701A JP10350347A JP35034798A JP2000173701A JP 2000173701 A JP2000173701 A JP 2000173701A JP 10350347 A JP10350347 A JP 10350347A JP 35034798 A JP35034798 A JP 35034798A JP 2000173701 A JP2000173701 A JP 2000173701A
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sheet
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conductive path
connector
terminal fitting
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Yutaka Noro
豊 野呂
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート状導電路の取付作業を簡単にする。 【解決手段】 操作部材30の仮係止操作部36を押圧
すると、操作部材30に設けられた係合突部40はハウ
ジング10に設けられた張り出し部43を乗り越えてそ
の下方の係合溝46に係合されて、操作部材30は開放
位置に仮係止される。これに伴って操作部材30は軸部
35を中心に傾動されて、全体が傾いた姿勢で開放位置
に配される。前方からリボンケーブル1をハウジング1
0内に差し込んだ後、操作部材30の解除操作部37を
押圧することで、係合突部40は係合を解除され、張り
出し部43を乗り越えてその上方に配される。これに伴
って操作部材30は軸部35を中心に傾動され、水平な
姿勢で保持位置に配される。この操作部材30により、
リボンケーブル1は端子金具22に接続された状態で押
圧保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート状導電路が
取り付けられるコネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、シート状導電路の一例であるリボ
ンケーブル用のコネクタとして、リボンケーブルの差込
み抵抗をなくして作業性の向上を図ったZIF(Zero I
nsersion Force)タイプと称されるものがあり、その一
つとして、実公平5−5670号公報に記載のものが知
られている。これは、図12に示すように、コネクタハ
ウジングa内に上下一対のアーム部cを有する端子金具
bを収容するとともに、コネクタハウジングaの上面に
沿うように板状の操作部材dを回動可能に装着したもの
である。操作部材dの前端の鉤状引掛部eは上側のアー
ム部cの前端に係合され、操作部材dの後端側は、コネ
クタハウジングaの上面から離間されている。リボンケ
ーブルgを接続する際には、図13に示すように、作業
者は一方の手で操作部材dの後端を押し下げて、支点部
fを中心として操作部材dを同図の反時計回り方向に揺
動させる。すると、鉤状引掛部eが上側のアーム部cを
持ち上げて弾性撓みさせ、下側のアーム部cとの間に隙
間を空けるので、この隙間にもう一方の手で持ったリボ
ンケーブルgを差し込むようにする。差し込んだ後、操
作部材dから指を離せば、上側のアーム部cが弾性復帰
して下側のアーム部cとの間でリボンケーブルgを挟圧
し、端子金具bとリボンケーブルgが所定の接触圧をも
って接続される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来のもので
は、リボンケーブルgの取付作業をするには、作業者は
一方の手で操作部材dを押さえつつ、もう一方の手でリ
ボンケーブルgを挿入する必要があり、すなわち両手を
用いて作業する必要があって、煩わしく面倒なものとな
っていた。本発明は上記のような事情に基づいて完成さ
れたものであって、シート状導電路の取付作業を簡単に
することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、シート状導電路に
接続される端子金具を備えたコネクタハウジングには操
作部材が設けられており、この操作部材は、前記シート
状導電路を前記端子金具と接続される位置に挿入するた
めの隙間を確保できる開放位置と、前記シート状導電路
を前記端子金具に接続された状態に押圧保持できる保持
位置とに傾動可能に設けられているコネクタにおいて、
前記コネクタハウジングと前記操作部材との間には、こ
の操作部材を前記開放位置に仮係止可能なロック手段が
設けられている構成としたところに特徴を有する。
【0005】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記コネクタハウジングには、前記端子金具が複数
本備えられており、各端子金具は、受け部と片持ち状に
突出するアーム部とが対向状に形成され、これらの間に
前記シート状導電路が挟持可能とされる一方、前記操作
部材には前記アーム部の先端への引掛部が設けられ、前
記操作部材を開放位置に傾動させることで、前記アーム
部を弾性撓みさせて前記隙間を確保するようにしたもの
であって、一部の前記端子金具に対応する前記引掛部が
除去されている構成としたところに特徴を有する。請求
項3の発明は、請求項1または請求項2の発明におい
て、前記コネクタハウジングには、前記シート状導電路
が前記操作部材側に捲れるのを規制するストッパ部が設
けられている構成としたところに特徴を有する。
【0006】
【発明の作用及び効果】<請求項1の発明>コネクタハ
ウジングに取り付けた端子金具にシート状導電路を接続
するには、操作部材を開放位置に傾動させる。この操作
部材の傾動動作に伴って所定幅の隙間が確保され、この
状態で操作部材はロック手段により仮係止される。シー
ト状導電路をこの隙間に通し、端子金具と接続される位
置まで挿入する。挿入が完了したら、ロック手段の仮係
止を解除して、操作部材を保持位置に傾動させること
で、シート状導電路は端子金具に接続された状態に押圧
保持される。このように、操作部材を開放位置に一時的
に仮係止してから、シート状導電路を挿入し、仮係止を
解除して操作部材を保持位置に傾動する、といった一連
の操作を片手で行うことができ、シート状導電路をコネ
クタハウジングに取り付ける作業を簡単なものとするこ
とができる。
【0007】<請求項2の発明>シート状導電路を取り
付けるには、操作部材を開放位置に仮係止し、引掛部に
引っ掛けられた端子金具のアーム部を弾性撓みさせて隙
間を確保し、そこにシート状導電路を挿入する。このと
き、シート状導電路は引掛部が設けられていない端子金
具のアーム部と受け部との間に挟まれて、仮保持状態と
される。そして、ロック手段の仮係止を解除して操作部
材を開放位置から保持位置に傾動させると、撓んでいた
アーム部が弾性復元して、受け部との間にシート状導電
路が保持される。すなわち、操作部材を保持位置に傾動
させる前に、シート状導電路は撓み変形されない端子金
具によって仮保持されているから、操作部材が保持位置
に傾動される衝撃等でシート状導電路の位置ずれするの
を防ぐことができる。
【0008】<請求項3の発明>シート状導電路がコネ
クタハウジング内に取り付けられた後、シート状導電路
が操作部材側へ捲られた場合、シート状導電路はストッ
パ部に引っ掛かってその捲れが規制されるから、操作部
材に捲れ力が及ぶのを防ぐことができる。これにより、
操作部材のシート状導電路に対する押圧力を維持するこ
とができ、シート状導電路は安定した状態で端子金具と
接続することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
から図10を用いて説明する。この実施形態のコネクタ
は、図1及び図2に示すように、おおまかには、端子金
具22を備えたコネクタハウジング10(以下、ハウジ
ング10という)の上面に操作部材30が被せられるこ
とで構成され、後に前方からリボンケーブル1が取り付
けられるようになっている。このリボンケーブル1は、
特許請求の範囲に記載したシート状導電路に相当し、可
撓性を有するシート状の基材2の先端部分の下面には補
強板3が設けられており、上面には複数条(本実施形態
では3条)の導電路4が間隔を空けて形成され、補強板
3の後方の導電路4は保護フィルム5により覆われてい
る。
【0010】ハウジング10は、合成樹脂材からなり、
上面と前面を開放したブロック状に形成された本体部1
1の両側方に軸受部14が設けられている。軸受部14
は、本体部11の底面に沿って外側へ張り出す軸受用板
部15と、この軸受用板部15の上方に配されて前方へ
片持ち状に突出する軸受用押え部16とからなる。軸受
用板部15の上面には、後記する操作部材30の軸部3
5を支承するための弧状受け面17が形成され、軸受用
押え部16の前端には規制爪18が形成されている。
【0011】両軸受部14の内側の側縁には壁部19が
本体部11の後部12と同じ高さまで立ち上げられた
後、ストッパ部20が庇状に内側へ突出して形成されて
いる。これら壁部19、ストッパ部20及び本体部11
の後部12に囲まれた空間が収容空間21とされ、ここ
に前方からリボンケーブル1が差込可能とされている。
この収容空間21には、リボンケーブル1に接続可能な
端子金具22が配されており、本体部11には、この端
子金具22を取付可能なスリット状のキャビティ13が
横並びに3条形成されている。
【0012】端子金具22は、図1及び図3に示すよう
に、下向きの二股状に形成された取付部23と、取付部
23の下端から前方へ片持ち状に延びる受け部24と、
取付部23の上端から受け部24に対してほぼ平行に形
成され、上方へ弾性撓み可能なアーム部26とを備えて
いる。かかる端子金具22は、キャビティ13内に上方
から取付部23を圧入させることによって取り付けられ
ている。取り付けられた端子金具22の受け部24は収
容空間21の床面に沿って延びており、受け部24の前
端近くに上向きに突出させた受け側突起25が収容空間
21の床面から突き出している。アーム部26の前端に
は、受け側突起25と対向して、下方の収容空間21内
に突出する押え突起27が形成されており、自由状態
(アーム部26が弾性撓みしていない状態)における両
突起25,27の隙間28は、リボンケーブル1の厚さ
よりも小さく設定されている。さらに、アーム部26の
前端には、段差状に立ち上がるとともに、前方へ突出す
る係止部29が形成されている。この係止部29には、
後述する操作部材30の引掛部33が係合されるように
なっている。
【0013】操作部材30は、合成樹脂製であって、図
1及び図2に示すように、全体として板状をなし、ハウ
ジング10に被さるようにして取り付けられている。操
作部材30のハウジング10に被せられる側の面には、
操作部材30の曲げ剛性を高めるための補強リブ31が
4条所定幅をおいて設けられている。これら補強リブ3
1の間には端子金具22のアーム部26を収容可能なア
ーム部収容溝32が3条並んで設けられており、操作部
材30の後端側に開放して形成されている。これら3条
のアーム部収容溝32のうち、両端に位置するアーム部
収容溝32Aの先端部分は、図3(A)に示すように、
操作部材30の前端から鈎状に設けられた引掛部33に
より覆われており、このアーム部収容溝32Aに収容さ
れた端子金具22Aの係止部29が引掛部33に係合さ
れている。また、図3(B)に示すように、操作部材3
0の前端において、真ん中のアーム部収容溝32Bに対
応した位置には引掛部が設けられておらず、端子金具2
2Bの係止部29の下側は干渉物の無い自由空間とされ
ている。
【0014】操作部材30の両側縁からは、エンド補強
リブ34が張り出して形成され、図2に示すように、ハ
ウジング10の壁部19と軸受部14の軸受用押え部1
6との間に嵌合されており、外側面には、円柱状の軸部
35が突出して設けられている。軸部35は軸受用押え
部16と軸受用板部15の弧状受け面17の間に嵌めら
れ、前方の規制爪18に当接することで、操作部材30
がハウジング10に対して上下方向及び前方への遊動が
規制されている。この軸部35が弧状受け面17に密着
して摺接しつつ回動することにより、操作部材30は前
部が持ち上げられた開放位置(図5ないし図7に示す)
と全体が水平な状態とされた保持位置(図2,3,4,
8及び図9に示す)とに傾動変位し得るようになってい
る。また、引掛部33が係止部29に係合することで操
作部材30の後方への遊動が規制される。
【0015】さて、操作部材30とハウジング10の後
端部分には、特許請求の範囲に記載したロック手段が設
けられており、これにより操作部材30を開放位置に仮
係止できるようになっている。操作部材30側には、両
側面の後端縁から係合突部40が外側へ飛び出して設け
られている(図1参照)。この係合突部40は、図4に
示すように、台形状に形成され、上下面が斜めにカット
されることで傾斜面41,42が設けられている。
【0016】一方、ハウジング10側には、軸受部14
の後端部分の内面に張り出し部43と係合溝46が上下
に連続して設けられている(図1参照)。張り出し部4
3は、図4に示すように、係合突部40と同様に台形状
に形成され、上下面に傾斜面44,45が設けられてお
り、大きさは係合突部40よりも小さく形成されてい
る。その下方には、係合突部40を嵌合可能な大きさに
形成された係合溝46が設けられている。
【0017】ここで、操作部材30は、係合突部40の
傾斜面42が張り出し部43の傾斜面44に当接された
状態では、図4及び図8に示す保持位置に配される。ま
た、係合突部40が係合溝46内に嵌合され、係合突部
40の傾斜面41が張り出し部43の傾斜面45に当接
された状態では、操作部材30は図5及び図7に示す開
放位置に配されるようになっている。
【0018】また、図2に示すように、操作部材30の
上面において、前端と後端にはぞれぞれリブ状の仮係止
操作部36と解除操作部37とが横切って形成されてお
り、これら操作部36,37を押圧することで操作部材
30を傾動操作できるようになっている。
【0019】本実施形態は以上のような構造であり、続
いてその作用について説明する。まず、図3に示すよう
に、ハウジング10に端子金具22と操作部材30を取
り付けておく。そして、作業者が操作部材30の後端に
設けられた仮係止操作部36を押圧することにより、図
5に示すように、軸部35を中心に操作部材30が傾動
され、操作部材30の後部は沈み込みつつ、前部が持ち
上げられて、操作部材30は傾いた姿勢で開放位置に配
される。
【0020】このように、操作部材30が開放位置に傾
動されるのに伴って、3本の端子金具22のうち両端に
位置する端子金具22Aは、図6(A)に示すように、
係止部29が引掛部33に係合されているから、アーム
部26が持ち上げられて上方へ撓み変形される。これに
より、アーム部26の押え突起27と受け部24の受け
側突起25との間の隙間28は、リボンケーブル1の厚
さよりも十分大きく形成される。一方、3本のうち真ん
中に位置する端子金具22Bは、図6(B)に示すよう
に、係止部29の下側が自由空間とされているから、操
作部材30が傾動されてもアーム部26は変形されな
い。
【0021】このときロック手段は、図7に示すよう
に、係合突部40が張り出し部43の傾斜面44により
案内されつつ係合溝46内に嵌合され、係合突部40の
傾斜面41と張り出し部43の傾斜面45とが接した状
態で係合される。これに伴って、操作部材30は開放位
置に仮係止され、これにより作業者は仮係止操作部36
から一旦手を離すことができる。
【0022】続いて、ハウジング10の前方からリボン
ケーブル1を収容空間21内に差し込む。このとき、両
端の端子金具22Aは、図6(A)に示すように、アー
ム部26が上方に撓み変形させられ、上記したように隙
間28が広く形成されているから、リボンケーブル1は
これらの端子金具22Aの干渉を受けることなく奥側へ
差し込まれる。一方、真ん中の端子金具22Bの隙間2
8は、操作部材30が傾動される前と変化していないか
ら、図6(B)に示すように、リボンケーブル1は、押
え突起27と受け側突起25とに干渉し、アーム部26
を上方へやや押しつつ奥側へと圧入される。このとき、
リボンケーブル1に干渉する端子金具22は、3本のう
ちの真ん中の1本だけであるから、リボンケーブル1を
差し込む際に作業者に必要な差し込み力はそれほど大き
くはなく、作業者は容易に差込作業を行えるようになっ
ている。
【0023】このようにして、リボンケーブル1はハウ
ジング10の収容空間21内に収容される。この状態で
リボンケーブル1は真ん中の端子金具22により挟持さ
れ、仮保持状態とされているから、ぐらつきが抑制され
ている。
【0024】次に、作業者が操作部材30の前端に設け
られた解除操作部37を押圧すると、操作部材30は軸
部35を中心に傾動されて、図8に示すように、水平な
姿勢で保持位置に配される。これにより、リボンケーブ
ル1はその導電路4が端子金具22に接続された状態で
押圧保持される。ロック手段は、図4に示すように、係
合突部40が張り出し部43の傾斜面45に案内されつ
つ張り出し部43の上方へ戻される。
【0025】これに伴って、両端の端子金具22Aは、
図9(A)に示すように、アーム部26が弾性復元し、
リボンケーブル1は押え突起27と受け側突起25との
間に挟まれた状態で保持される。一方、真ん中の端子金
具22Bは、図9(B)に示すように、操作部材30の
傾動の影響を受けることなくリボンケーブル1を保持し
ている。
【0026】このとき、端子金具22Aのアーム部26
の弾性復元力により、操作部材30は勢いよく保持位置
へと傾動されており、このアーム部26の押え突起27
がリボンケーブル1に突き当たる際にリボンケーブル1
には衝撃力が加えられる。ところが、リボンケーブル1
は真ん中の端子金具22Bによって仮保持され、ぐらつ
きが抑えられているから、リボンケーブル1は他の2本
の端子金具22Aから衝撃を受けても、位置ずれするの
が防がれる。
【0027】このようにしてリボンケーブル1はハウジ
ング10に取り付けられ、導電路4は端子金具22と電
気的に接続される。ここで、図10に示すように、ハウ
ジング10の外部に導出したリボンケーブル1が操作部
材30側へ捲り上げられることがある。このような場合
でも、リボンケーブル1は収容空間21と操作部材30
との間に設けられたストッパ部20に引っ掛かって捲れ
上げられるのが規制されるから、操作部材30に捲れ力
が及ぶのを防ぐことができる。これにより、操作部材3
0のリボンケーブル1に対する押圧力を維持することが
でき、リボンケーブル1は安定した状態で端子金具22
と接続される。
【0028】以上説明したように本実施形態によれば、
操作部材30及びハウジング10にロック手段を設ける
ことにより、操作部材30を開放位置に一時的に仮係止
してから、リボンケーブル1を収容空間21に差し込
み、仮係止を解除して操作部材30を保持位置に傾動す
る、といった一連の操作を片手で行うことができ、リボ
ンケーブル1をハウジング10に取り付ける作業を簡単
なものとすることができる。また、操作部材30を開放
位置から保持位置に傾動させる前に、リボンケーブル1
は撓み変形されない端子金具22によって仮保持されて
いるから、操作部材30が保持位置に傾動される衝撃等
でリボンケーブル1の位置ずれするのを防ぐことができ
る。
【0029】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記した実施形態のように、リボンケーブルが二
股状の端子金具に挟持される場合に限らず、本発明は、
例えば端子金具が一枚の舌片状に形成され、リボンケー
ブルが端子金具と操作部材との間に挟持される場合にも
適用できる。 (2)また、本発明は端子金具の本数に関わらず適用で
きる。
【0030】(3)上記した実施形態では、3本の端子
金具のうち1本がリボンケーブルを仮保持する機能を有
する構造とした場合を示したが、その他複数本の端子金
具が用いられるコネクタの場合は、リボンケーブルを差
し込む圧力が大きくなり過ぎない程度の数の端子金具に
リボンケーブルの仮保持機能を持たせれば良い。
【0031】(4)ストッパ部の形状は上記した実施形
態のものに限らず、例えば、図11に示すように、壁部
19の前端部分が架け渡されることでストッパ部20が
設けられたものも本発明に含まれる。 (5)また本発明は、丸形の導電線を複数本並設して表
裏両面に樹脂フィルムを積層して帯状に形成したタイプ
のフラットケーブル用のコネクタにも同様に適用するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るコネクタの組み付け
前の斜視図
【図2】コネクタとリボンケーブルの斜視図
【図3】コネクタの断面図
【図4】コネクタの背面図
【図5】操作部材が開放位置に仮係止された状態を示す
側面図
【図6】同断面図
【図7】同背面図
【図8】操作部材が保持位置に傾動された状態を示す側
面図
【図9】リボンケーブルが保持位置に配された操作部材
により押圧保持された状態を示す断面図
【図10】リボンケーブルが操作部材側に煽られた状態
を示す断面図
【図11】他の実施形態に係るハウジングの斜視図
【図12】従来例の断面図
【図13】リボンケーブルを差し込む作業を示す断面図
【符号の説明】
1…リボンケーブル(シート状導電路) 10…コネクタハウジング 20…ストッパ部 22…端子金具 24…受け部 26…アーム部 28…隙間 29…係止部 30…操作部材 33…引掛部 40…係合突部 43…張り出し部 46…係合溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状導電路に接続される端子金具を
    備えたコネクタハウジングには操作部材が設けられてお
    り、この操作部材は、前記シート状導電路を前記端子金
    具と接続される位置に挿入するための隙間を確保できる
    開放位置と、前記シート状導電路を前記端子金具に接続
    された状態に押圧保持できる保持位置とに傾動可能に設
    けられているコネクタにおいて、 前記コネクタハウジングと前記操作部材との間には、こ
    の操作部材を前記開放位置に仮係止可能なロック手段が
    設けられていることを特徴とするシート状導電路用コネ
    クタ。
  2. 【請求項2】 前記コネクタハウジングには、前記端子
    金具が複数本備えられており、各端子金具は、受け部と
    片持ち状に突出するアーム部とが対向状に形成され、こ
    れらの間に前記シート状導電路が挟持可能とされる一
    方、前記操作部材には前記アーム部の先端への引掛部が
    設けられ、前記操作部材を開放位置に傾動させること
    で、前記アーム部を弾性撓みさせて前記隙間を確保する
    ようにしたものであって、 一部の前記端子金具に対応する前記引掛部が除去されて
    いることを特徴とする請求項1記載のシート状導電路用
    コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記コネクタハウジングには、前記シー
    ト状導電路が前記操作部材側に捲れるのを規制するスト
    ッパ部が設けられていることを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載のシート状導電路用コネクタ。
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JP10350347A Pending JP2000173701A (ja) 1998-12-09 1998-12-09 シート状導電路用コネクタ

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013247012A (ja) * 2012-05-28 2013-12-09 Daiichi Seiko Co Ltd 電気コネクタ
JP2014075342A (ja) * 2012-09-12 2014-04-24 Molex Inc コネクタおよびそれを使用する接続デバイス

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