JP2013245927A - 訓練支援システム - Google Patents

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敬 菱沼
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Abstract

【課題】訓練用映像と、当該訓練の模範結果とを重ね合せて表示することによって、訓練者の習熟度を高める。
【解決手段】訓練の際に、訓練者の動作や視線などを含む訓練結果を記憶する訓練結果データベース6aと、記憶した訓練用映像を表示するHMD3とスクリーン4と、当該訓練における訓練者の動作を検出する動作センサ72と、当該訓練における訓練者の視線を検出する視線センサ73と、記憶した訓練結果に基づいて、当該訓練における模範映像を選定する模範結果選定タスク75と、記憶した訓練用映像と、選定した模範映像とに基づいて、訓練用映像と模範映像とを重ね合せてHMD3に表示するシナリオ表示タスク76と、を備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、訓練用映像と、当該訓練の模範結果とを重ね合せて表示することによって、訓練者の習熟度を高める訓練支援システムに関する。
例えば射撃訓練やミサイル発射訓練などにおいては、実弾を用いた訓練以外に、訓練用映像が表示される訓練装置を用いた訓練が行われている。訓練装置による訓練では、訓練者は表示された訓練用映像に対して、実弾を用いる場合と同様に射撃や発射などの操作を行うものである。訓練装置による訓練は、実弾を用いる場合に比べてコストを低減することが出来るとともに、実際に標的を破壊しないため、反復訓練が容易である。
このような訓練装置について、照準の定め方についての指導を射手が銃を構えて標的に対し狙いを定めているときに行うことができ、また、実弾を撃たない模擬射撃で射撃行為を代替できる射撃訓練装置に関する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この技術は、画像メモリ内に記憶された映像の中心点を着弾点とみなし、着弾点と同映像内に撮影されている標的とのずれを割り出すものである。
特開平09−004999号公報
ところで、訓練において習熟度を高めるには、模範となる動作、操作、タイミングを真似して習得することが最適である。そこで、例えば訓練装置に手本となる模範手順(模範結果)を合わせて表示して、模範結果に倣うようにすることで、習熟度を効果的に向上させることが出来ると考えられる。しかしながら、特許文献1に記載された技術では、着弾点と同映像内に撮影されている標的とのずれを割り出すものであって、当該訓練の模範結果とを重ね合せて表示することはできなかった。
また、訓練者の習熟度は、経験や訓練内容などによって差異があり、同一訓練者の同一訓練であっても、部分ごとに習熟度にバラツキが生じるものである。さらに、例えば同一訓練を複数の訓練者が行う場合には、訓練者ごとに動作時間、操作時間や操作方法などを絶対評価するだけではなく、訓練者相互で相対評価することで、他の訓練者に対する習熟度を容易に比較することが出来ると考えられる。
そこで、この発明は、訓練用映像と、当該訓練の模範結果とを重ね合せて表示することによって、訓練者の習熟度を高める訓練支援システムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、訓練に使用する訓練用映像のシナリオを記憶する訓練シナリオ記憶手段と、前記訓練の際に、訓練者の動作や視線などを含む訓練結果を記憶する訓練結果記憶手段と、前記訓練シナリオ記憶手段に記憶した前記訓練用映像を表示する表示装置と、当該訓練における前記訓練者の動作を検出する動作検出手段と、当該訓練における前記訓練者の視線を検出する視線検出手段と、前記訓練結果記憶手段に記憶した訓練結果に基づいて、当該訓練における模範結果を選定する模範結果選定手段と、前記訓練シナリオ記憶手段に記憶した前記訓練用映像と、前記模範結果選定手段によって選定した前記模範結果とに基づいて、前記訓練用映像と前記模範結果とを重ね合せて前記表示装置に表示するシナリオ表示手段と、を備えることを特徴とする訓練支援システムである。
この発明によれば、訓練結果記憶手段に記憶した訓練結果に基づいて、当該訓練における模範結果が選定され、訓練シナリオ記憶手段に記憶した訓練用映像と、模範結果選定手段によって選定した模範結果とに基づいて、訓練用映像と模範結果とが重ね合せて表示装置に表示される。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の訓練支援システムにおいて、前記模範結果選定手段は、前記訓練者の習熟度に合わせて当該訓練の模範結果を選定する、ことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の訓練支援システムにおいて、当該訓練における前記訓練者の前記訓練結果と、前記訓練結果記憶手段に記憶した他の訓練者の前記訓練結果とに基づいて、前記訓練者の前記訓練結果を評価する評価手段と、を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、訓練用映像と当該訓練の模範結果とを重ね合せて表示し、訓練者は模範結果を参照しながら訓練を受けることが出来るので、効果的に訓練を受けることが出来る。つまり、訓練者が模範結果を参照することで、訓練用映像に対する適切な動作や操作などを習得することが容易となる。
請求項2に記載の発明によれば、訓練者の習熟度に合わせて模範結果を選定するので、適切に、無理なく習熟度を高めることが出来る。つまり、訓練者の習熟度に合わせて、目標とする(実現可能な)模範結果を段階的に表示することができる。
請求項3に記載の発明によれば、訓練者同士の評価、すなわち相対評価が可能である。このように、絶対評価だけではなく、他の訓練者と相対評価が可能となることで、例えば同程度の訓練経験を有する訓練者同士を比較することが可能となる。これにより、訓練者全体の習熟度を向上させることが可能である。
この発明の実施の形態に係る訓練支援システムを示す概略ブロック図である。 図1の訓練支援システムによる射撃訓練を示す概略図である。 図1の訓練支援システムにおける射撃訓練時にヘッドマウントディスプレイを介して訓練者が見る映像を示す図である。 図1の訓練支援システムにおける模範結果選定タスクの処理手順を示すフローチャートである。 図1の訓練支援システムにおける射撃訓練時にヘッドマウントディスプレイに表示される映像を示す図であり、(a)は訓練時におけるある時点を示し、(b)は(a)からわずかな時間が経過した時点を示し、(c)は(b)からわずかな時間が経過した時点を示している。
以下、この発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1ないし図5は、この発明の実施の形態1を示している。図1または図2に示すように、訓練支援システム1は、銃器2と、表示装置としての網膜型ヘッドマウントディスプレイ(HMD)3およびスクリーン4と、訓練シナリオ記憶部5と、訓練結果記憶部6と、訓練サーバ7とを備えている。この実施の形態においては、射撃訓練について説明するものとする。具体的には、訓練者Mは、図2に示すように銃器2を保持するとともにHMD3を頭部に装着し、図3に示すようにHMD3に映し出される標的T(飛行機H)などの訓練用映像Sと、スクリーン4に映し出される背景映像Lとが重なり合った状態を見るようになっている。
銃器2は、訓練者Mが標的Tを狙撃するためのものであり、後述する訓練サーバ7の操作センサ71によって、照準方位や引き金操作などが検出されるようになっている。検出された銃器2による操作は、評価タスク77によって、適切であったか否か、つまり、的中したか否かが判定されるようになっている。
HMD3は、後述する訓練シナリオ記憶部5に記憶した訓練用映像Sのうち主として標的Tを表示する表示装置であり、図2に示すように訓練者Mが頭部に装着して使用するものである。このHMD3は、訓練用映像Sを表示するとともに外側を視認可能な透過型の画面31を有している。画面31には、例えば図3に示すように、訓練用映像Sの標的Tと、訓練者M1の視点E1と、模範映像RBの模範視点EBとをそれぞれ表示するようになっている。このようなHMD3を装着した訓練者M1は、画面31に表示された標的Tと、訓練者M1の視点E1と、模範映像RBの模範視点EBとともに、スクリーン4に表示された背景映像Lを見るようになっている。
スクリーン4は、後述する訓練シナリオ記憶部5に記憶した訓練用映像Sのうち主として背景映像Lを表示する表示装置であり、図2に示すように訓練場に配設されている。背景映像Lとは、シナリオに対応する空や山並み、街並みなどの映像データのことである。このように、表示装置はHMD3とスクリーン4とを有しており、例えば図3に示すように、背景映像Lに標的Tが現れたような臨場感のある映像を、訓練者Mに見せるようになっている。
訓練シナリオ記憶部5は、訓練用映像Sをデータとして記憶する訓練シナリオデータベース5aを格納するものである。訓練用映像Sとは、具体的には、訓練を識別する訓練IDごとに、標的Tの大きさや形状、表示位置と、背景映像Lとを表示タイミングに沿って時系列に記憶したデータである。つまり、訓練シナリオデータベース5aには、訓練用映像Sとして、シナリオに沿って標的Tを所定の位置に表示したり、移動させたりする映像と、背景映像Lとをそれぞれ記憶している。また、訓練用映像Sは、標的Tの大きさや、移動速度、表示タイミングなどを変えることによって、訓練の難易度を変更可能である。この訓練シナリオデータベース5aには、訓練シナリオを策定、更新すると訓練用映像Sを登録、更新する。
訓練結果記憶部6は、訓練中の訓練者Mの操作、動作、視線などを含む訓練結果Rをデータとして記憶する訓練結果データベース6aを格納するものである。訓練結果Rとは、具体的には、訓練者Mを識別する訓練者ID、訓練を識別する訓練IDごとに、訓練実施日時、訓練時の訓練者Mの操作、動作、視線などを時系列に記憶したデータである。つまり、訓練結果Rは、訓練時の訓練者Mの操作、動作、視線などを再現できるものである。また、訓練結果Rとしては、訓練における模範的な操作、動作、視線などを模擬データとして記憶できるようになっている。この模擬データは、訓練者IDとして、実在の訓練者Mの訓練者IDとして記憶されない値(例えば「00000」など)とすることで、当該データが模擬データであると判定できるようになっている。この訓練結果データベース6aには、訓練の開始前に模擬データを登録し、訓練終了後に訓練者Mの訓練結果Rを登録する。また、訓練結果データベース6aは、訓練結果Rとともに、後述する評価タスク77による評価を記憶する。
訓練サーバ7は、図1に示すように、主として、操作センサ71と、動作検出手段としての動作センサ72と、視線検出手段としての視線センサ73と、表示制御部74と、模範結果選定手段としての模範結果選定タスク75と、シナリオ表示手段としてのシナリオ表示タスク76と、評価タスク77とを備えている。
操作センサ71は、銃器2の引金を引く操作、照準方位を合わせる操作など銃器2に関する操作を検出して、制御部70に伝送するものである。
動作センサ72は、訓練者Mの身体の各部位に装着したセンサ(図示略)から、動作を検出するものである。具体的には、動作センサ72は、体の向きや銃器2の構え方(姿勢)などを検出して、制御部70に伝送するものである。
視線センサ73は、訓練者Mの眼球運動を測定し、視線方向および視点を検出して、制御部70に伝送するものである。
表示制御部74は、HMD3の画面31およびスクリーン4の表示を制御するものである。具体的には、シナリオ表示タスク76から伝送されたデータにもとづいてHMD3に訓練用映像Sの標的Tを表示し、スクリーン4に訓練用映像Sの背景映像Lを表示するとともに、HMD3に模範結果選定タスク75で選定した模範となる訓練結果R(模範映像RB)を重ね合せて表示するようになっている。また、表示制御部74は、視線センサ73で検出した視点Eを画面31にリアルタイムで表示する。
模範結果選定タスク75は、訓練結果データベース6aに記憶した訓練結果Rに基づいて、当該訓練における模範結果を選定する機能を有するプログラム、タスクである。模範結果選定タスク75は、訓練シナリオの策定時や訓練者Mの訓練の開始前などに起動される。この模範結果選定タスク75は、具体的には図3に示すフローチャートに基づいた処理を行う。まず、実施する訓練を取得する(ステップS11)。ここで、実施する訓練は、入力部(図示略)によって訓練IDを入力、設定できるようになっている。そして、訓練結果データベース6aに記憶した訓練結果Rから、当該訓練IDと同じ訓練IDの訓練結果Rをすべて取得する(ステップS12)。そして、取得した訓練結果Rから、模範となる訓練結果(模範結果)を取得する(ステップS13)。模範結果とは、複数の訓練者Mの訓練結果Rの中で、最も評価が高い、すなわち、操作、動作、視線などが最も適切なもののことであり、当該訓練の訓練結果Rが存在しない場合や、評価の高い訓練結果Rが存在しない場合には、模擬データを取得する。また、この実施の形態では、模範結果のうち視線(視点)のデータを模範映像RBとする。
また、模範結果選定タスク75は、模範映像RBを、(A)当該訓練者Mの苦手な部分のみについて選定するか、(B)全体について選定するかをタスクの起動前に入力、設定できるようになっている。ここで、苦手な部分とは、当該訓練において訓練者Mの操作、動作、視線などが、模範映像RBに対して所定範囲外のずれが生じている箇所をいう。そして、(A)苦手な部分のみについて選定する場合は、ステップS13において訓練シナリオの中で適切に反応できなかった箇所のみ模範映像RBを取得する。
さらに、模範結果選定タスク75は、当該訓練を複数に分割しその部分ごとに評価の高い訓練結果Rを取得して、その複数の訓練結果Rを組み合わせて1つの模範映像RBとして選定するかをタスクの起動前に入力、設定できるようになっている。この場合は、1つの模範映像RBとして、複数の訓練者Mの訓練結果Rを選定することもある。
このような模範結果選定タスク75は、例えば、訓練者Mの苦手な部分のみについて、複数の訓練結果Rを組み合わせて1つの模範映像RBを選定する。そして、このようにして選定した模範映像RBは記憶部79が一時的に記憶する。
シナリオ表示タスク76は、HMD3の画面31に、訓練用映像Sの標的Tと模範映像RBとを重ね合せて表示し、スクリーン4に、訓練用映像Sの背景映像Lを表示するためのデータを表示制御部74に伝送する機能を有するプログラム、タスクである。このシナリオ表示タスク76は、模範結果選定タスク75の終了後に起動されるようになっている。表示制御部74に伝送されたデータは、記憶部79が一時的に記憶する。
評価タスク77は、訓練後に起動され、訓練者Mの訓練シナリオに対する操作、動作、視線が適切なタイミングで適切に行われたか否かを判定して、その評価を訓練結果データベース6aに記憶する機能を有するプログラム、タスクである。具体的には、評価タスク77は、操作センサ71、動作センサ72、視線センサ73からのデータと、模擬データとにもとづいて、標的Tに命中したか否かなどを判定する。具体的には、例えば標的Tに照準方位を合わせ、適切なタイミングで引き金を引いた場合は的中した(成功した)とし、照準方位が異なっていたり、タイミングが不当であったり、操作が不当であったりした場合は的中していない(失敗した)ものと判定する。そして、このような判定結果を点数に換算したり、「初級」、「中級」、「上級」、「最上級」などのようにランク付けしたりして、評価として訓練結果データベース6aに記憶する。
制御部70は、主として、操作センサ71と、動作センサ72と、視線センサ73と、表示制御部74と、模範結果選定タスク75と、シナリオ表示タスク76と、評価タスク77とをそれぞれ制御する機能を有している。また、制御部70は、模範結果選定タスク75と、シナリオ表示タスク76とを、プログラム、タスクとして格納している。また、制御部70は、これらのプログラム、タスクで使用する記憶部79を備えている。
次に、このような構成の訓練支援システムの作用などについて説明する。
まず、訓練シナリオが作成されて、訓練シナリオデータベース5aに訓練用映像Sがデータとして記憶される。また、当該訓練シナリオに対応する模擬データが生成されて訓練結果データベース6aに記憶される。
訓練の開始前に、模範結果選定タスク75が起動される。図4に示すフローチャートのステップS11において実施する訓練が取得され、ステップS12において訓練結果データベース6aから当該訓練と同一訓練の訓練結果Rが取得される。ここでは、訓練が実施前であり訓練結果Rが記憶されていないために、模擬データが取得される。そして、ステップS13において模範映像RBとして模擬データが取得される。
そして、訓練者M1によって、銃器2およびHMD3が装着され、身体の各部位に動作センサ72が装着される。
そして、シナリオ表示タスク76によってHMD3およびスクリーン4に訓練用映像Sが表示されて、訓練が開始される。このとき、HMD3には、訓練用映像Sの標的Tと、模範映像RBと、訓練者M1の視点E1が表示されるとともに、スクリーン4に訓練用映像Sの背景映像Lが表示される。
そして、訓練者M1によって、訓練用映像Sの標的Tに対して、所定の動作、操作がされる。このとき、操作センサ71によって銃器2に関する操作が検出され、動作センサ72によって訓練者M1の動作が検出され、視線センサ73によって訓練者M1の視線方向および視点が検出されて、制御部70に伝送される。
ここで、訓練中の訓練者M1は、HMD3に表示される模範映像RBを参照することによって、自身の操作の遅れなどを認識し、適切なタイミングでの操作、視点などを手本にすることが出来る。具体的には例えば、図5(a)に示すように訓練者M1の視点E1と模範視点EBとがともに画面31の略中央部に位置している場合は、両者には差異がないことがわかる。
ところが、図5(a)からわずかな時間が経過した時点においては、図5(b)に示すように訓練者M1の視点E1は画面31の略中央部に位置しているが、模範視点EBは画面31の中央部から右側に位置している。つまり、訓練者M1の視点E1は画面31の略中央部から動くことなく一点に留まっているのに対して、模範視点EBは画面31内を動いている。そして、図5(b)からわずかな時間が経過した時点においては、図5(c)に示すように訓練者M1の視点E1は画面31の中央部から左側で標的Tから離れた場所に位置しているが、模範視点EBは標的Tを捉えている。つまり、訓練者M1の視点E1は標的Tを捉えることが出来ないのに対して、模範視点EBは標的Tを捉えている。このように、訓練者M1は模範映像RBに倣って、すなわち、訓練者M1の視点E1を模範視点EBに倣って動かすことによって、図5(c)に示されたタイミングで標的Tに視点E1を合わせられるように訓練することができる。
そして、訓練後は、訓練者M1の訓練結果R1が訓練結果データベース6aに記憶される。
つづいて、評価タスク77が起動されて、訓練者M1の訓練シナリオに対する操作、動作、視線を判定、評価して、その評価が訓練結果データベース6aに記憶される。
このようにして、訓練者M1〜Mnに対する訓練が行われる。
同一訓練を複数の訓練者M1〜Mnが実施済みである場合や、訓練者M1の2回目以降の同一訓練の場合は、模範結果選定タスク75のステップS12において訓練結果データベース6aから当該訓練と同一訓練の訓練結果R1〜Rnが取得され、ステップS13において模範映像RBとして、複数の訓練者M1〜Mnの訓練結果R1〜Rnの中から最も評価が高いものが取得される。
そして、シナリオ表示タスク76によってHMD3およびスクリーン4に訓練用映像Sが表示されるとともに、HMD3には、模範映像RBが表示される。
また、模範結果選定タスク75において模範映像RBを、当該訓練者M1の苦手な部分のみに、複数の訓練結果Rを組み合わせて1つの模範映像RBを選択するように設定した場合は、当該訓練者Mの苦手な部分のみに、シナリオ表示タスク76によってHMD3に組み合わされた模範映像RBが表示される。
以上のように、この訓練支援システム1によれば、訓練用映像Sと当該訓練の模範映像RBとを重ね合せてHMD3に表示するので、訓練者Mは模範映像RBを参照しながら訓練を受けることが出来るので、効果的に訓練を受けることが出来る。つまり、訓練者Mが模範映像RBを参照することで、訓練用映像Sに対する適切な動作や操作などを習得することが容易となる。具体的には、例えば図5(b)に示すように視点を一点に留めず、模範映像RBのように視点を動かすようにすることで、図5(c)に示すように標的Tに早く反応することができるようになる。
また、苦手な部分のみ模範映像RBを表示するようにすることで、HMD3への表示処理の負荷を軽減することが可能である。また、苦手な部分についてのみ模範映像RBを表示するので、苦手な部分を集中して訓練を受けることが可能であり、より効果的に習熟度を向上することが可能である。
さらに、複数の訓練者Mの訓練結果Rを組み合わせて1つの模範映像RBとすることにより、各訓練結果Rの中から最適な部分を組み合わせることが出来るので、より適切な模範映像RBを取得することが出来る。このようにして、訓練結果Rを訓練者M相互で補完しあうことが出来るので、訓練者M全体の習熟度を向上することが可能である。
(実施の形態2)
この実施の形態2では、模範結果選定タスク75が、図4に示すフローチャートのステップS13において、訓練者の習熟度に合わせて当該訓練の模範結果を選定する点で、実施の形態1の模範結果選定タスク75と異なる。このため、実施の形態1と同等の構成については、同一符号を付することで、その説明を省略する。以下の実施の形態についても同様とする。
模範結果選定タスク75は、具体的には、ステップS13において、まず、当該訓練者Mの習熟度を判定する。習熟度は、訓練結果データベース6aに記憶された当該訓練者Mの同一訓練または他の訓練の訓練結果Rやその評価から判定する。そして、ステップS12で取得した訓練結果Rの中から、当該訓練者Mの習熟度よりも評価がわずかに上の訓練結果Rを模範映像RBとする。具体的には例えば、当該訓練の訓練者Mの評価が「初級」の場合は、1段階上の「中級」の訓練結果Rを選定したり、評価が「45点」の場合は「55点」の訓練結果Rを選定したりする。
そして、訓練者Mの評価が「初級」から「中級」へと向上すれば、「上級」の訓練結果Rを選定するようになる。
このようにして、模範結果選定タスク75は、訓練者Mの習熟度に合わせて訓練結果R(模範映像RB)を選定するので、適切に、無理なく習熟度を高めることが出来る。つまり、訓練者Mの習熟度に合わせて、目標とする(実現可能な)模範映像RBを段階的に表示することができる。
(実施の形態3)
この実施の形態3では、評価タスク77が、訓練における訓練者Mの訓練結果Rと、訓練結果データベース6aに記憶した他の訓練者Mの訓練結果Rとに基づいて、訓練者Mの訓練結果Rを評価する点で、実施の形態1の評価タスク77と異なる。
評価タスク77は、訓練者Mの訓練シナリオに対する操作、動作、視線を、他の訓練者Mの訓練結果Rと比較し評価(相対評価)する。相対評価とは、他の訓練者Mと比較して、当該訓練者Mの習熟度を評価するものである。そして、評価を訓練結果データベース6aに記憶する。
このようにして、評価タスク77は、訓練者M同士の評価、すなわち相対評価が可能である。絶対評価だけではなく、他の訓練者Mと相対評価が可能となることで、訓練者M全体における訓練者Mの習熟度を把握することができる。具体的には例えば、同程度の訓練経験を有する他の訓練者Mと比較することにより、習熟度を客観的に判断することが容易になる。
以上、この発明の実施の形態について説明したが、具体的な構成は、上記の実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、上記の実施の形態では、射撃訓練について説明したが、ミサイル発射訓練などの他の訓練にも適用できることはもちろんである。
また、シナリオ表示タスク76によってHMD3に訓練用映像Sを表示し、スクリーン4に背景映像Lを表示するように説明したが、HMD3に訓練用映像Sおよび背景映像Lを表示するようにしてもよい。
さらに、訓練シナリオデータベース5a、訓練結果データベース6aは、訓練サーバ7に備えるようにしてもよいことはもちろんである。
さらにまた、HMD3に模範映像RBの模範視点EBを表示するだけではなく、模範結果選定タスク75で選定した模範結果の操作、動作を、例えば引金を引いた場合に所定の音声を発したり、身体の所定の部位に所定の振動を与えたりするようにしてもよい。
1 訓練支援システム
2 銃器
3 網膜型ヘッドマウントディスプレイ(表示装置、HMD)
4 スクリーン(表示装置)
5 訓練シナリオ記憶部
6 訓練結果記憶部
7 訓練サーバ
71 操作センサ
72 動作センサ(動作検出手段)
73 視線センサ(視線検出手段)
75 模範結果選定タスク(模範結果選定手段)
76 シナリオ表示タスク(シナリオ表示手段)
77 評価タスク(評価手段)
M 訓練者
S 訓練用映像
R 訓練結果
RB 模範映像
T 標的
L 背景映像

Claims (3)

  1. 訓練に使用する訓練用映像のシナリオを記憶する訓練シナリオ記憶手段と、
    前記訓練の際に、訓練者の動作や視線などを含む訓練結果を記憶する訓練結果記憶手段と、
    前記訓練シナリオ記憶手段に記憶した前記訓練用映像を表示する表示装置と、
    当該訓練における前記訓練者の動作を検出する動作検出手段と、
    当該訓練における前記訓練者の視線を検出する視線検出手段と、
    前記訓練結果記憶手段に記憶した訓練結果に基づいて、当該訓練における模範結果を選定する模範結果選定手段と、
    前記訓練シナリオ記憶手段に記憶した前記訓練用映像と、前記模範結果選定手段によって選定した前記模範結果とに基づいて、前記訓練用映像と前記模範結果とを重ね合せて前記表示装置に表示するシナリオ表示手段と、
    を備えることを特徴とする訓練支援システム。
  2. 前記模範結果選定手段は、前記訓練者の習熟度に合わせて当該訓練の模範結果を選定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の訓練支援システム。
  3. 当該訓練における前記訓練者の前記訓練結果と、前記訓練結果記憶手段に記憶した他の訓練者の前記訓練結果とに基づいて、前記訓練者の前記訓練結果を評価する評価手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の訓練支援システム。
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