JP7160607B2 - 射撃訓練システム - Google Patents

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Description

本発明は、射撃訓練システムに係り、特に射撃訓練における標的への着弾結果表示技術に関する。
従来、射撃訓練のためのシステムが提案されている。これらの射撃訓練システムでは、訓練者が標的を射撃し、標的に着弾があった時に、着弾位置を検出するセンサからの座標(X、Y)を取得し、指揮官や射手の近傍に設置された端末のモニタに結果表示を行っていた。例えば、特許文献1に開示される射撃訓練システムは、レーザー銃を用いた射撃訓練システムであり、レーザー銃から発射される光弾が標的板に着弾した位置に応じた採点を行う。特許文献2に開示される標的装置では、標的面に命中した命中弾の弾痕位置の座標データをビデオカメラにより検出する。特許文献3に開示される実弾を用いた射撃訓練システムでは、エリア検出センサにより、標的よりも広い範囲の弾着を検知している。
特開2006-184002号公報 特開平8-226794号公報 特開2014-126257号公報
特許文献1等の従来のシステムでは、射手や指揮官の近傍に設置された端末のモニタに射撃結果表示を行っていたため、射手は端末のモニタを見て間接的にしか標的の着弾点を確認することができず、標的上の着弾位置を直接的に知ることができない。そのため、次弾の発射時に目標位置や射撃姿勢を逐次修正しながら訓練を実施して、訓練効率を上げることが難しい。
本発明の目的は、上記の課題を解決し、射撃訓練時における着弾位置を射手が直接的に知ることにより、次弾の発射時に目標位置や射撃姿勢を修正しながら訓練を行うことを可能とする射撃訓練システムを提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明においては、射撃訓練システムであって、標的への弾着を検知する検出器を含む標的装置と、標的装置に標的を投影するプロジェクタと、標的装置とプロジェクタと通信可能な端末と、を備え、端末は、標的に対応する得点テーブルを記憶する記憶部と、プロジェクタに標的を投影するための画像データを生成して送信し、検出器の検出信号を受信し、着弾位置と得点を算出する制御部とを有し、制御部は、算出した着弾位置と得点に基づき、標的装置に着弾位置と得点を投影するための画像データを生成してプロジェクタに送信し、プロジェクタは標的に重畳して着弾位置と得点を投影する構成の射撃訓練システムを提供する。
標的上に射撃結果を投影することにより、射手は標的と射撃結果を見ながら射撃を行うことができる。標的に表示された射撃結果を確認しながら次弾の射撃が行えるため、視線を標的に固定したまま目標位置や射撃姿勢を修正できる。
従来の射撃評価システムの装置構成を示す図である。 標的装置の一構成を示す図である。 ラバータイプのセンサの一構成を示す図である。 実施例1に係る、射撃訓練システムの構成を示す図である。 実施例1に係る、射撃訓練システムの端末構成のブロック図である。 実施例1に係る、着弾位置、得点投影表示の一例を示す図である。 実施例1に係る、着弾点を描画するフローの一例を示す図である。 実施例1に係る、複数の投影画像の切り替えを説明する図である。 実施例1に係る、標的画像と点数テーブルの一例を示す図である。 実施例2に係る、投影画像のカラー表示の変更例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を説明するに先立ち、従来の射撃評価システムの構成について説明する。
図1は従来の射撃評価システムの装置構成を示す図である。射手1は銃などの火器2を使用し、実弾を標的装置3に設けられた標的4に向かって発射し、訓練を実施する。着弾位置は、標的装置3の検出器5により検知され、射手の近傍に設置された端末7に通知することで、そのモニタ上に着弾位置を表示する。また、端末7から訓練時の情報(使用標的、使用火器等)の訓練条件の設定が行えるようになっている。端末7は射手1の近くに設置され、射手1と標的4との間に距離があっても射手1は着弾位置や得点等を確認することが可能である。端末7と標的装置3の制御装置6とは無線等によりデータの入出力を行う。
図2を用いて標的装置3の一構成例について説明する。なお、図2は図1において側面図を示した標的装置3の正面図である。標的装置3は、標的4、検出器5、制御装置6を含んで構成される。標的4は、例えばヒトのシルエット等の板状形状をしており、制御装置6により起立/倒れといった動作制御がなされる。検出器5は標的4の前に設置され、射撃の弾着を検知する。検出器5は標的4よりも広い検出エリア21への弾着が検知でき、また標的4への着弾如何に関わらず、検出エリア21への弾着を検知する。検出エリア21は標的4と同一面上のエリアであって、標的4よりも広い領域が設定される。検出器5は、検出エリア21の通過位置の位置座標を検出して着弾座標とする。実弾の位置座標の検出には、衝撃波を検出する複数のセンサや複数の超音波センサ等を用い、検出器5は複数のセンサが衝撃波を検知した時間、複数のセンサ間の位置関係から検出エリア21におけるXY座標に変換された着弾座標を算出する。
ただし、けん銃等の初速の遅い火器の場合は、衝撃波を検知するタイプのセンサでは着弾位置を検知できない。そのような場合には、図3に示すようなラバータイプのセンサを使用することができる。木枠31の裏表をラバー32,33ではさみ、木枠下部に設けた複数のセンサ34で弾の通過位置を検出するものである。弾がラバーを通過したときに、弾の衝撃波が音響センサ、超音波センサ等の複数のセンサで検知され、複数のセンサが衝撃波を検知した時間、センサ間の位置関係から、検出エリア35におけるXY座標に変換された着弾座標を算出する。ラバー32,33は伸縮能力を有し、弾丸貫通時の貫通穴が収縮可能な自己修復材料であることが望ましい。この場合の標的としては、標的4のような形状をした的紙をラバー上に貼りつける。
弾着時には、端末7に弾着位置、時間、得点等を表示し、射手は端末7のモニタを見て射撃結果を得ることが出来る。モニタへの表示に関しては特許文献3に開示のものが知られている。得点は自動計算され、総得点も表示が可能である。特許文献3では、着弾位置算出部が算出した座標からその座標に応じた得点を算出する。このような射撃評価システムでは、検出器5の検出結果より算出される着弾座標及び火器の口径サイズから、着弾位置を中心とする弾の外径に応じた採点を可能としている。
しかしながら、このような従来の射撃評価システムにおいて、図3のラバータイプのセンサを使用する場合は、的紙をラバーに貼り付けるものであったため、射撃目標である標的の位置の変更が難しかった。また、射手や指揮官の近傍に設置された端末のモニタに弾着結果の表示を行っているため、標的上の着弾位置を直接的に知ることができず、次弾の発射時に目標位置や射撃姿勢を逐次修正しながら訓練を実施することが困難だった。
実施例1は、投影装置であるプロジェクタを使用して標的を投影する射撃訓練システムの実施例である。すなわち、本実施例は、射撃訓練システムであって、標的への弾着を検知する検出器を含む標的装置と、標的装置に標的を投影するプロジェクタと、プロジェクタ及び標的装置と通信可能な端末とを備え、端末は、標的に対応する得点テーブルを記憶する記憶部と、標的装置に標的を投影するための画像データを生成してプロジェクタに送信し、検出器の検出信号を受信し、着弾位置と得点を算出する制御部とを有し、制御部は、算出した着弾位置と得点に基づき、標的装置に投影するための着弾位置と得点の画像データを生成してプロジェクタに送信し、プロジェクタは標的に重畳して着弾位置と得点を投影する射撃訓練システムの実施例である。
実施例1の射撃訓練システムの装置構成を図4A、端末7の一構成例を図4Bに示す。本実施例の射撃訓練システムでは、プロジェクタ40を使用し、標的装置3のラバータイプのセンサ39の表面に標的画像を投影する。ここでラバータイプのセンサ39は、図3に示したようなラバータイプのセンサに、端末7と無線等によりデータの送受信を行う制御装置が付設されたものである。ラバータイプのセンサ39に投影する標的画像については、端末7よりプロジェクタ40に標的の画像データ等を送信し、プロジェクタ40は受信した画像データや映像データを使って投影を行う。更に、端末7は、作成した着弾位置と得点の画像データをプロジェクタ40に送信する。
図4Bは本実施例の端末7の一構成を示すブロック図である。端末7はPC(Personal Computer)や専用機等を用いることができ、表示部41、電源部42、入力部43、送受信部44、記憶部45、制御部46を有する。表示部41は、液晶などのFPD(Flat Panel Display)であり、射撃システムの制御画面を表示したり、弾着に関する情報を表示したりすることができる。電源部42は端末7に電源を供給する。入力部43はキーボード、マウス、タッチパネル等であり、端末7の操作者からの入力を受ける。印字部46-1はプリンタ等である。
送受信部44は制御部46と、標的装置3及びプロジェクタ40との間でデータの送受信を行うためのインタフェースである。記憶部45は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disc Drive)、フラッシュメモリ等の不揮発メモリなどで構成される。制御部46で実行するプログラムの他、標的装置3、プロジェクタ40の制御や、標的装置3への着弾の分析等のために必要なデータを記憶している。ここでは、着弾の採点に使用する複数の得点テーブル451、口径テーブル452、及び標的損耗テーブル453を示している。口径テーブル452には、訓練で使用する火器の口径を事前に登録しておく。更に、記憶部45には、射手毎の過去の射撃訓練の結果である着弾位置や得点などを記憶蓄積しておく。
制御部46はCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサで構成され、記憶部45に格納されている各種の処理プログラムを実行する。ここでは、制御部46に実行される機能の一部として、標的を設定し、標的装置3に投影する標的画像を生成する目標設定部461、標的装置3から受信する検出信号に基づき着弾位置を算出し、着弾位置の画像データを作成する着弾位置算出部462、算出した着弾位置に基づき、得点を計算する採点処理部463とを示している。これらは対応する処理プログラムを実行することで実現される。記憶部45に格納される得点テーブル451は、標的装置3のラバータイプのセンサ39に投影される標的画像に対応し、標的画像上の着弾点に応じた得点を記録している。得点テーブル451は、標的装置3に投影される標的画像の種類分作成しておき、採点処理部463は、着弾位置算出部463が算出した着弾位置に基づき、対応する得点テーブルを使って得点を計算する。
図1に示した従来構成にあっては、訓練時に標的に着弾があった際には、着弾位置を端末7のモニタに表示していたが、本実施例では、プロジェクタ40により、投影標的の標的画像、並びに着弾位置と得点を、標的装置3のラバータイプのセンサ39の表面に投影する。すなわち、端末7の制御部46が、標的の画像データに加え、着弾位置と得点の画像データを送受信部44からプロジェクタ40に転送し、プロジェクタ40は、着弾位置と得点とを、標的画像に重ね合わせてラバータイプのセンサ39上に投影する。この際、制御部46の着弾位置算出部462は、ラバータイプのセンサ39に投影された標的上で、算出した着弾位置座標を中心とした、着弾位置を射手が認識可能な大きさの円に変換した画像データを作成し、プロジェクタ40がその変換された画像データを使ってラバータイプのセンサ39上に着弾位置を投影する。すなわち、制御部46の着弾位置算出部462は、算出した着弾位置に基づき、その画像データを生成する際に、射手が標的装置3で着弾位置を認識可能な大きさの画像データに変換する機能を備える。
図5に、この弾着を示す変換画像の投影標的上の表示例を、図6に着弾から投影標的上へ表示するまでの処理フロー(S1~S6)を示す。図5の(a)は比較のための端末7のモニタへの表示例、同図の(b)は本実施例の標的を投影するラバータイプのセンサ39への変換画像の表示例を示している。同図の(b)の投影標的であるラバータイプのセンサ39側の着弾位置の表示では、着弾順の番号の表示や、最後の着弾点の表示色を変更、着弾位置に応じた得点により色を変更する等してもよい。又、同図の(c)に示すように、着弾点の変換画像とそれぞれの得点点数を表示したり、同図の(d)に示すように、着弾点の変換画像と合計点を表示したり、(e)のように着弾順序を表示してもよい。又、(b)、(c)、(d)を任意に組合せて表示してもよい。すなわち、制御部46は、算出した得点の画像データを生成する際に、複数の得点の合計点の画像データを生成して、表示することができる。なお、着弾点の変換画像の表示は(b)、(c)、(d)、(e)に示したような円形形状の表示でなくてもよく、矢印や△、十字等の記号を使用して表示してもよい。又、射撃終了時にはプレビュー機能を持ち、同図の(f)のように時間の経過と共に着弾順に着弾位置を表示させてもよく、その場合の合計得点を合わせて表示することもできる。プレビューについては、倍速での表示も可能とする。
本実施例の射撃訓練システム構成により、射手は射手近傍の端末7のモニタを見て間接的に着弾点を確認するのではなく、実際の標的装置3のラバータイプのセンサ39の表面に投影された投影標的上で着弾点と得点やその合計点を直接的に知ることが出来、射撃の結果が実標的上で視認できる。そのため、射手の癖や射撃時の注意点について、標的を見ながら確認することができる。更に、訓練開始前に、記憶部45に記憶蓄積した射手の過去の射撃結果である着弾位置や得点や合計点をラバータイプのセンサ39上の投影標的に重畳して投影することで、過去の射撃結果を参照し、前回の射撃で得点が低い要因、癖を分析した上で射撃訓練を実施することが出来る。
射撃結果の表示は射撃後でも行うことができるが、本実施例の構成によれば、射撃中に並行して着弾結果を表示させることができる。また、人型標的や的紙等の固定標的ではなくプロジェクタ40を使った投影標的を使用することにより、1回の射撃訓練の中で、射撃標的の形や位置などを逐次変更しての訓練が実施可能となる。
図7に示すように、訓練開始からの経過時間20秒、21~40秒、41~60秒、61~80秒各々で、制御部46の目標設定部461が、あらかじめ登録してある射撃標的の投影画像の映像フレームを順に投影していき、着弾ありなしを確認し(S1)、着弾あり時にはセンサ52より着弾点の座標を取得する(S2)。そして、訓練中の標的画像に着弾点を描画する。また、得点表示時は、射撃標的に対応する得点テーブルから着弾位置に応じた得点を取得し、着弾位置の近くに得点を描画表示する(S3)。すなわち、制御部46は、算出した得点の画像データを生成する際に、着弾位置の近くに得点を表示する画像データを生成することにより、射手がラバータイプのセンサ39の表面上の投影画像で得点を認識し易くする。
図7に示すように、得点テーブルは、訓練開始からの各経過時間に表示される投影画像各々に対し、テーブルA~Dとして記憶しておき、これらを順次取得する。すなわち、記憶部45は、複数の標的各々に対応する得点テーブルを記憶し、制御部46は、訓練開始からの経過時間に応じて、標的装置3に投影する標的を逐次変更し、採点処理部463は逐次変更される標的に対応する得点テーブルを使って得点を算出する。
また、標的を映像で隠顕動作させるときも同様に、現出時と隠滅時で対応する得点テーブルをそれぞれ持たせることが出来る。可動標的の使用時においては、図7に例示したような投影画像を使用、或いは同じ画像を使用し、その表示の中心点をラバータイプのセンサ39上で移動させて表示してもよい。その際は、得点テーブルの得点を投影位置の移動分ずらして利用するものとする。また、人や車両、船舶等の移動体を標的とした場合は、標的である移動体の移動に合わせて得点テーブルを持たせることも出来る。
図8に投影画像と対応する得点テーブルの一例を示す。同図の左側に、図7の訓練開始から20秒迄に表示される投影画像47を、同図の右側に、対応する得点テーブル48を示した。例えば、表示する標的画像の1mm単位での得点テーブル48を生成する。投影画像47は、30mm×30mmであり、その中心を中心とする3つの同心円において異なった得点配分とされ、中心より5点、3点、1点とされている。また、そこから外れた着弾については0点とされる。対応する得点テーブル48は、検出エリア(30mm×30mm)を1mm四方の枠で区切り、X座標が0~29、Y座標が0~29のテーブルである。標的である投影画像47の形と得点から、得点テーブル48の各座標に対して該当する位置の得点が設定される。
このとき、1mm四方のマスに標的の形を表す線(ここでは3つの同心円)が少しでもかぶっていれば、隣接する得点のうち、高い方の得点を設定するものとする。このため、標的の形を描く線(この例では同心円)の太さも得点テーブル48の値に影響する。標的の線の太さも考慮するため、着弾検出座標の1mmに線がかぶっていれば、高い方の点数として得点テーブル48を生成する。得点テーブル48は、標的である投影画像に表示される得点5点、3点、1点に応じて作成されるものであり、着弾点に応じた得点を記録するものである。
実施例2は、射撃結果である着弾位置や得点に応じて投影標的の画像自身を更新して投影する射撃訓練システムの実施例である。すなわち、本実施例の構成においては、実施例1で説明したようにプロジェクタ40を利用して投影画像、着弾位置、得点やその合計点を表示するだけでなく、制御部46が、着弾位置や得点や、合計点などの着弾条件に応じてプロジェクタ40が標的装置3に投影する標的の画像データを変更する。制御部46の目標設定部461が、着弾位置や得点や、着弾条件に応じた投影標的の画像に更新することで、訓練中に射手が視覚的に訓練状況を知ることができる。
例えば、図9に示すように、射手の得点の合計点0~5点、6~10点、11~15点、16~20点に対応して、投影画像の色を画像A、B、C、Dのように変更し、同時に画像A、B、C、Dに対応する得点テーブルを使って得点を算出する。すなわち、制御部46は、算出された得点に応じて、プロジェクタ40が標的装置3に投影するための画像データを変更する。好適には、制御部46は、算出された得点の合計点に応じて、標的装置3に投影する画像データの色を変更することにより、射手が自分の訓練結果の認識を容易に行えるようにできる。
また、図7の訓練開始から41秒~60秒、61秒~80秒の投影画像ように、標的とする投影画像が人物である場合には、着弾位置により標的損耗テーブル453の記憶データなどを利用して負傷した画像を表示し、標的画像が車両の場合は損耗状況を反映させた故障した画像とすることで、よりリアルな訓練が実施可能となる。更にまた、プロジェクタ40による投影画像により、弾の着弾による煙や爆発硬化を投影画像の着弾点に表示させても良い。
以上説明した各種実施例の射撃訓練システムによれば、射手が射撃目標とする標的画像に着弾点や得点などの射撃結果を直接的に投影することにより、常に射撃目標を見ながら射撃を行うことができる。その結果、標的画像上に表示された着弾位置を確認しながら次弾の射撃が行えるため、連続して射撃する場合でも、都度視線は標的に固定したまま目標修正が可能となる。更に、射手個人の過去の射撃結果を射撃目標に重ねて表示することで、射撃開始前に自分の着弾傾向を知ることができ、着弾傾向を念頭にしながら射撃訓練を行うことができる。また更に、投影標的を使用することにより、可動する標的映像を使用しての訓練も可能となり、投影標的の映像フレーム毎の得点テーブルを使用することで、投影標的の映像に応じた採点ができる。更にまた、射手用の表示器を使用しなくても射撃訓練を行うことが出来る。
なお、本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明のより良い理解のために詳細に説明したのであり、必ずしも説明の全ての構成を備えるものに限定されるものではない。例えば、標的装置のラバータイプのセンサは、ラバータイプに限定されず、標的や射撃結果の投影が可能であり、着弾位置が検出可能なセンサであれば、他の構成のものであっても良い。
更に、上述した各構成、機能、制御部等は、それらの一部又は全部を実現するプログラムを作成する例を中心に説明したが、それらの一部又は全部を例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現しても良いことは言うまでもない。すなわち、処理部の全部または一部の機能は、プログラムに代え、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積回路などにより実現してもよい。
1 射手
2 火器
3 標的装置
4 標的
5 検出器
6 制御装置
7 端末
21、35 検出エリア
31 木枠
32、33 ラバー
34 センサ
39 ラバータイプのセンサ
40 プロジェクタ
41 表示部
42 電源部
43 入力部
44 送受信部
45 記憶部
46 制御部
46-1 印字部
47 投影画像
48 得点テーブル

Claims (5)

  1. 射撃訓練システムであって、
    標的への弾着を検知する検出器を含む標的装置と、
    前記標的装置に前記標的を投影するプロジェクタと、
    前記標的装置と前記プロジェクタと通信可能な端末と、を備え、
    前記端末は、前記標的に対応する得点テーブルを記憶する記憶部と、前記プロジェクタに前記標的を投影するための画像データを生成して送信し、前記検出器の検出信号を受信し、着弾位置と得点を算出する制御部とを有し、
    前記制御部は、
    算出した前記着弾位置と前記得点に基づき、前記標的装置に投影するための前記着弾位置と前記得点の画像データを生成して前記プロジェクタに送信し、
    前記プロジェクタは前記標的に重畳して前記着弾位置と前記得点を投影し、
    前記記憶部は、
    複数の前記標的各々に対応する複数の得点テーブルを記憶し、
    前記制御部は、
    訓練開始からの経過時間に応じて、前記標的装置に投影する前記標的の形または位置または両方を逐次変更し、逐次変更される前記標的に対応する得点テーブルを使って前記得点を算出し、
    算出された前記得点に応じて、前記プロジェクタが前記標的装置に投影する前記画像データを変更することにより、投影標的の映像フレーム毎の得点テーブルが使用され、投影標的の映像に応じた採点がされる
    ことを特徴とする射撃訓練システム。
  2. 請求項1に記載の射撃訓練システムであって、
    前記制御部は、
    算出した前記着弾位置の前記画像データを生成する際に、射手が前記標的装置で前記着弾位置を認識可能な大きさの画像データとする、
    ことを特徴とする射撃訓練システム。
  3. 請求項1に記載の射撃訓練システムであって、
    前記制御部は、
    前記得点の前記画像データを生成する際に、前記着弾位置の近くに前記得点を表示する画像データを生成する、
    ことを特徴とする射撃訓練システム。
  4. 請求項1に記載の射撃訓練システムであって、
    前記制御部は、
    前記得点の前記画像データを生成する際に、複数の前記得点の合計点の画像データを生成する、
    ことを特徴とする射撃訓練システム。
  5. 請求項1に記載の射撃訓練システムであって、
    前記制御部は、
    算出された前記得点に応じて、前記プロジェクタが前記標的装置に投影する前記画像データを変更し、、
    前記得点の合計点に応じて、前記標的装置に投影する前記画像データの色を変更する
    ことを特徴とする射撃訓練システム。
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