JP2018031508A - 射撃訓練システム - Google Patents

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Abstract

【課題】標的装置、並びに射撃場内に現示器を配置し、射撃時に撃った弾丸が標的から外れた場合でも、弾丸の弾着地点近傍に現示効果を付与することにより、射撃後に、訓練者がすぐに目視で弾着地点を確認することができ、より実戦に即した射撃訓練を行うことが可能な射撃訓練システムを提供する。【解決手段】本発明の射撃訓練システムXは、射撃訓練で射撃を行う訓練者80と、射撃装置30と、標的装置20と、制御装置10と、現示装置50(現示装置50−1〜現示装置50−13を総称する場合、現示装置50と称する。)とから構成されている。射撃装置30と制御装置10との間、標的装置20と制御装置10との間、および現示装置50と制御装置10との間は、互いに、例えば無線通信により接続されている。【選択図】 図1

Description

本発明は、実弾を用いて射撃訓練を行う射撃訓練システムに関する。
従来の実弾を用いて射撃訓練を行う射撃訓練システムにおいては、例えば、訓練者が火器を使用して標的に向って射撃を行い、弾丸が標的に命中した場合に、標的の振動を検出して標的が倒れるものや、センサで弾丸通過による衝撃波等を検知して弾着位置(座標)を検出し、表示器に標的への弾着位置を表示できるようにしたものなどがある。
例えば、特許文献1には、標的装置1と標的制御装置30とを備え、標的装置1は、標的より広い所定範囲の弾着を検出するエリア検出センサ部220を備え、標的制御装置30は、エリア検出センサ部220の値から所定範囲内の弾着座標及びエリアを算出する弾着位置算出部312と、弾着順番に対応した弾着座標を表示欄710のエリア410に対応する座標内にマーク形式で表示し、画面表示範囲外の弾着方向を表示する弾着描画部313とを備えることを特徴とする射撃訓練システムが開示されている。
また、特許文献2には、標的装置と標的制御装置とを備える射撃訓練システムにおいて、標的装置は、標的より広い所定範囲の弾着を検出するセンサを備え、標的制御装置は、センサの値から所定範囲内の弾着座標及びエリアを算出する弾着位置算出手段と、弾着順に弾着座標をリスト表示するとともに、弾着座標のエリアに対応する所定範囲の座標内にマーク形式で表示し、標的の種類と訓練者のレベルに応じて得点及び表示色を設定した採点用テーブルを参照して、弾着座標に応じてリストの背景色とマークを所定の表示色で表示する弾着描画手段と、を備えることを特徴とする射撃訓練システムが開示されている。
特開2013−174425号公報 特開2014−126257号公報
また、特許文献1の射撃訓練システムにおいて、標的装置1は、目標/弾着位置報知部120を有しており、目標/弾着位置報知部120は、標的駆動部130により駆動された標的15の頭、右肩、左肩、身体等の弾着した箇所をレーザ等で照射して指し示すことが記載されている。
また、特許文献1および2の射撃訓練システムでは、標的装置の標的に向って弾丸が発射された際、標的装置に備えたセンサの検出範囲を弾丸が通過することで、センサが弾丸の通過位置(座標)を検出し、標的装置が標的制御装置と通信を行い、弾丸の通過位置情報が標的制御装置に送信され、標的制御装置は、弾丸の通過位置情報を基にして、標的に対する弾丸の命中若しくは至近を外れて通過した箇所を表示器に表示するようにしている。
しかしながら、訓練中、訓練者は、目で火器の照準を標的に合わせながら弾丸を発射しており、目で照準先の標的を見続けているため、弾丸が命中以外の標的の至近を通過した場合(外れた場合)に、どの方向に弾丸が外れたのかをすぐに目視で確認することが困難であった。
また、訓練の合間に、訓練者が標的制御装置の表示器に表示された標的の至近を外れて通過した弾丸の位置を確認することは可能であるが、実際の戦闘行動を想定した射撃においては、弾丸が標的から外れた際に表示器を見るようなことは現実有り得ない。
つまり、従来の実弾を用いた射撃訓練においては、発射した弾丸が標的から外れた場合に、外れたことはわかっても、方向を修正して射撃を行うことが困難であった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、標的装置、並びに射撃場内に現示器を配置し、射撃時に撃った弾丸が標的から外れた場合でも、弾丸の弾着地点近傍に現示効果を付与することにより、射撃後に、訓練者がすぐに目視で弾着地点を確認することができ、より実戦に即した射撃訓練を行うことが可能な射撃訓練システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の射撃訓練システムは、火器から弾丸を発射して射撃訓練を行う訓練者と、前記訓練者が装備する射撃装置と、前記訓練者が行う射撃訓練の標的を備えた標的装置と、前記標的装置の前記標的に対し前記訓練者が前方より行った射撃訓練の結果を解析する制御装置と、射撃場内の前記標的装置の後方側に複数配置され、前記弾丸の弾着地点の近傍で現示動作を行う現示装置とから構成され、前記射撃装置と前記制御装置との間、前記標的装置と前記制御装置との間、および前記現示装置と制御装置との間は、互いに、無線通信により接続された射撃訓練システムであって、前記射撃装置は、前記火器と、前記火器の振動を検知して、前記弾丸の発射を検出するセンサ部と、前記火器の位置を検出する位置検出部と、前記センサ部で検出した弾丸発射情報および弾丸発射時刻情報と、前記位置検出部で検出した火器位置情報とを前記制御装置に送信する制御部と、を備え、前記標的装置は、前記標的の手前側もしくは前記標的と一体化して設置され、前記火器から発射された弾丸の通過位置を検出するエリア検出センサ部と、前記標的装置の位置を検出する位置検出部と、前記エリア検出センサ部からの弾丸通過に係るデータを基に弾丸通過座標を算出すると共に、弾丸通過座標情報および弾丸通過時刻情報と、前記位置検出部で検出した標的装置位置情報とを前記制御装置に送信する制御部と、を備え、前記現示装置は、前記現示装置の位置を検出する位置検出部と、前記位置検出部で検出した現示装置位置情報を前記制御装置に送信する制御部と、を備え、前記制御装置は、前記訓練者が行った射撃訓練の結果、前記火器から発射された弾丸が前記標的に命中しなかった場合に、前記射撃装置から取得した弾丸発射情報および弾丸発射時刻情報、並びに火器位置情報と、前記標的装置から取得した弾丸通過座標情報および弾丸通過時刻情報、並びに標的装置位置情報とを基に、前記火器から発射された弾丸の射撃角度および射撃場内での弾着地点を算出する弾着地点算出手段と、前記弾着地点算出手段による弾着地点情報および前記現示装置から取得した現示装置位置情報を基に、前記弾着地点の最も近くに配置された現示装置を割り出して、当該現示装置に対して現示指示信号を送信する現示動作指示手段と、を有する制御部を備えることを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明の射撃訓練システムは、上記した射撃訓練システムにおいて、前記標的装置は、現示動作を行う現示部を備え、前記制御装置は、前記制御部の前記現示動作指示手段が、前記訓練者が行った射撃訓練の結果、前記火器から発射された弾丸が前記標的に命中した場合に、前記標的装置に対して現示指示信号を送信することを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明の射撃訓練システムは、上記した射撃訓練システムにおいて、前記制御装置は、前記制御部の前記弾着地点算出手段が、前記射撃装置の火器および弾丸の種別に基づいて、前記弾丸の射撃角度および射撃場内での弾着地点を算出することを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明の射撃訓練システムは、上記した射撃訓練システムにおいて、前記制御装置は、前記制御部の前記現示動作指示手段が、発煙、発光または発音、並びに煙の色、光の色、音または音声を変えることで、前記標的に対する射撃の状態に応じて所定の現示指示信号を送信することを特徴とする。
本発明によれば、標的装置、並びに射撃場内に現示器を配置し、射撃時に撃った弾丸が標的から外れた場合でも、弾丸の弾着地点近傍に現示効果を付与することにより、射撃後に、訓練者がすぐに目視で弾着地点を確認することができ、より実戦に即した射撃訓練を行うことができる。
本発明の一実施形態に係る射撃訓練システムのシステム構成図である。 図1における現示装置の具体的な設置例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る射撃装置の制御構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る標的装置の制御構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る標的装置の一例を示す概観図である。 標的装置のエリア検出センサ部の弾着エリアを説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る現示装置の制御構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る制御装置の制御構成を示すブロック図である。 制御装置の標的制御指示テーブルの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る射撃訓練システムにおける制御装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る制御装置の表示部に表示する弾丸通過結果の画面例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態に係る射撃訓練システムについて説明する。
本発明の一実施形態に係る射撃訓練システムは、標的装置、並びに射撃場内に現示器を配置し、射撃時に撃った弾丸が標的から外れた場合でも、弾丸の弾着地点近傍に現示効果を付与することにより、射撃後に、訓練者がすぐに目視で弾着地点を確認することができ、より実戦に即した射撃訓練を行うことできるものである。
[射撃訓練システムの構成]
本発明の一実施形態に係る射撃訓練システムの構成について、図1を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る射撃訓練システムのシステム構成図である。
本発明の一実施形態に係る射撃訓練システムXは、図1に示すように、射撃訓練で射撃を行う訓練者80と、射撃装置30と、標的装置20と、制御装置10と、現示装置50(現示装置50−1〜現示装置50−13を総称する場合、現示装置50と称する。)とから構成されている。射撃装置30と制御装置10との間、標的装置20と制御装置10との間、および現示装置50と制御装置10との間は、互いに、例えば無線通信により接続されている。なお、図1では、射撃装置30と制御装置10と標的装置20を、それぞれ1台ずつ示しているが、1台の制御装置10に対して、射撃装置30並びに標的装置20を複数台、信号接続するように構成することも可能である。
射撃装置30は、訓練者80が射撃訓練を行う際に、体に身に着けるものである。
標的装置20は、実弾を用いた射撃訓練の標的となる装置である。標的装置20は、予め作成されたスケジュール情報又は制御装置10からの指示により標的24aに隠顕動作を行わせる。また、標的24aは、制御部21により駆動制御される脱着可能な標的本体であり、射撃の目標となる。エリア検出センサ部25は、弾丸通過の座標に係る値を検出する。エリア検出センサ部25の弾丸通過座標の検出可能な範囲を、エリア400として示す。このエリア400及びその他のエリアの詳細については後述する。
制御装置10は、標的装置20への制御指示や動作状態の表示、弾着結果等を表示する標的装置20のコントローラである。また、制御装置10は、標的装置20の状態取得や弾丸通過座標情報の取得を行う。制御装置10は、標的装置20のエリア検出センサ部25が検出する弾丸通過座標情報を使用し、標的装置20の制御方法や弾着結果の表示方法を改善することができる。
現示装置50は、射撃場内の標的装置20の後方側に所定の間隔を設けて多数配置され、射撃時に訓練者80が撃った弾丸が標的から外れた場合に、制御装置10から送信された現示指示信号に基づいて、弾着地点に近接した装置により、発煙、発光、発音等の現示動作を行う。
ここで、現示装置50の具体的な設置例について、図2を参照して説明する。図2は、図1における現示装置の具体的な設置例を示す図である。
図1における現示装置50は、単にシステム全体の中の配置関係を示したにすぎず、実際には、訓練者80が撃った弾丸(実弾)が直接現示装置50に着弾し、破壊してしまう危険性があるため、図2に示すように、弾丸が飛来してくる方向(前方)に停弾堤を設けて直接弾丸が現示装置50に着弾するのを防御する。更に、停弾堤の後方に設けた穴部の底に現示装置50を設置するようにする。なお、後述するが、現示装置50は、具体的な現示動作を行う現示部55を有しているが、現示動作としては、図2に示すように、例えば、煙の量を可変とする発煙方式や光の発光色を可変とする発光方式や音の音量、種類、大きさ等を可変とする発音方式がある。
[射撃装置の制御構成]
次に、本発明の一実施形態に係る射撃訓練システムXの射撃装置30の制御構成について、図3を参照して説明する。図3は、本発明の一実施形態に係る射撃装置の制御構成を示すブロック図である。
射撃装置30は、図3に示すように、制御部31と、記憶部32と、通信部33と、火器34と、位置検出部35と、センサ部36と、電源部37とを含んで構成される。制御部31は、記憶部32,通信部33,位置検出部35,センサ部36,電源部37といった射撃装置30を構成する各部と信号接続され、射撃装置30を構成する各部や射撃装置30全体を制御する。
火器34は、射撃訓練を行う訓練者80が装備し、訓練者80が操作して弾丸等の実弾を発射するための、例えば小銃である。
位置検出部35は、GPS(Global Positioning System)等を使って火器34の位置情報を取得し、制御部31に送信する。
センサ部36は、火器34に取り付けられ、訓練者80が火器34から弾丸を発射した際、火器34の振動を検知して、弾丸の発射を検出する振動センサである。センサ部36は、火器34の振動を検知すると、検知した振動情報を基に弾丸発射情報を制御部31へ送信する。なお、センサ部36は、例えば弾丸通過による衝撃波を検知して、検知した衝撃波を基に弾丸発射情報を送信する衝撃波センサであってもよい。
制御部31は、時計機能を備え、センサ部36から弾丸発射情報を受信し、受信した弾丸発射情報を、受信した時点の時刻情報(即ち、弾丸発射時刻情報)と対応付けて、記憶部32に記憶させる。また、制御部31は、位置検出部35から火器位置情報を受信し、受信した火器位置情報を、受信した時点の時刻情報と対応付けて、記憶部32に記憶させる。
また、制御部31は、弾丸発射情報および弾丸発射時刻情報、並びに火器位置情報を、記憶部32から逐次読み出して、通信部33を介して制御装置10に送信する。
記憶部32は、制御部31からの指示により、弾丸発射時刻情報と対応付けて、弾丸発射情報を記憶する。また、記憶部32は、制御部31からの指示に基づき、位置検出部35から取得した火器位置情報を時刻情報とともに記憶する。
通信部33は、制御装置10の通信部13との間で、アンテナ33aを介して、無線通信を行う。
電源部37は、射撃装置30を構成する各部に電源を供給する。
[標的装置の制御構成]
次に、本発明の一実施形態に係る射撃訓練システムXの標的装置20の制御構成について、図4〜図6を参照して説明する。図4は、本発明の一実施形態に係る標的装置の制御構成を示すブロック図である。図5は、本発明の一実施形態に係る標的装置の一例を示す概観図である。また、図6は、標的装置のエリア検出センサ部の弾着エリアを説明するための図である。
標的装置20は、図4に示すように、制御部21と、記憶部22と、通信部23と、標的24aに接続される標的駆動部24と、エリア検出センサ部25と、位置検出部26と、現示部27と、台車28aに接続される台車駆動部28と、電源部29とを含んで構成される。制御部21は、記憶部22,通信部23,標的駆動部24,エリア検出センサ部25,位置検出部26,現示部27,台車駆動部28,電源部29といった標的装置20を構成する各部と信号接続され、標的装置20を構成する各部や標的装置20全体を制御する。
また、標的装置20は、内蔵する制御部21による自律制御、制御装置10からの無線又は有線によるプログラム制御、又はオペレータ(図示せず)によるマニュアル操作による制御を行うことができる。
標的駆動部24は、標的24aを駆動するためのモータ、エンコーダ、電磁アクチュエータ等を含む部位である。標的駆動部24は、標的24aを脱着して交換可能に構成されている。標的駆動部24は、連結部とモータ等を用いて、敵(訓練者80)の身体動作に対応する多彩な表現を行う。標的駆動部24は、制御部21からの指示により、例えば、訓練者80の位置情報、または後述するエリア検出センサ部25からの弾丸通過座標情報に応じて、標的24aに昇降、回転、起立、または倒れといった動作を行わせる(図5参照)。
エリア検出センサ部25は、動作する標的24aの手前側もしくは標的24aと一体化して設置され、訓練者80が装備する火器34から発射された弾丸の通過を検出し、弾丸通過に係るデータを制御部21に送信する。
ここで、図6を参照して、エリア検出センサ部25により弾丸通過を検出した値から、制御部21で算出できる弾丸通過座標の一例について説明する。この例では、制御部21は、エリア検出センサ部25からの信号を基に、標的24aと正対する向きに、左右をX座標、上下をY座標として弾丸通過座標を算出する。
より具体的には、制御部21は、エリア検出センサ部25の中心から垂直平面上のXY座標を算出する。具体的に、制御部21は、検出範囲の中心を基準とした座標位置基点450の座標を(X,Y)=(0,0)とし、このX座標及びY座標の距離により、エリアを判定する。
具体的には、制御部21は、算出した弾丸通過座標から、例えばエリア400〜エリア420のようなエリアを判定できる。
エリア400は、例えば、縦約5m×横約5mの四角形のエリアで、エリア検出センサ部25で検知可能な所定範囲を示す。なお、エリア400は、座標位置基点450を中心とした円形のエリアであっても構わない。
エリア410は、例えば、縦約120cm×横約120cmの四角形のエリアで、制御装置10の表示部14に表示される標的24aとその周辺の所定範囲を示している。また、エリア410は、至近弾に対応するエリアである。
エリア420は、ほぼ標的24aの範囲の座標に対応する標的エリアである。このエリア420に弾丸通過があると命中弾となる。なお、標的24aは実施例に示すような人型形状でなく、円形状であっても構わず、エリア420は標的24aの形状に合わせて座標を設定するようにすればよい。
位置検出部26は、GPS等を使って標的装置20の位置情報を取得し、制御部21に送信する。
現示部27は、火器34から発射された弾丸が標的24aに弾着した場合に、制御部21からの指示により、発煙、発光、発音等の現示動作を行う。
台車駆動部28は、制御部21からの指示により、モータと車輪等を用いて、台車28aに搭載された標的装置20全体を前後または左右方向に所定の距離だけ移動させる部位である(図5参照)。なお、台車駆動部28は、前後左右に敷かれたレールやケーブル(図示せず)上を移動するように構成されていてもよい。
制御部21は、弾丸通過座標算出手段21aを備え、エリア検出センサ部25で検出した弾丸通過に係るデータから、実際のエリア400内における弾丸通過座標を算出し、弾丸通過座標情報を、受信した時点の時刻情報(即ち、弾丸通過時刻情報)と対応付けて、記憶部22の弾丸通過座標テーブル22bに記憶させる。また、制御部21は、位置検出部26から標的装置位置情報を受信し、受信した標的装置位置情報を、受信した時点の時刻情報と対応付けて、記憶部22の位置情報テーブル22aに記憶させる。
また、制御部21は、弾丸通過座標情報および弾丸通過時刻情報、並びに標的装置位置情報を、記憶部22から読み出して、通信部23を介して制御装置10に送信する。
記憶部22は、位置情報テーブル22aと、弾丸通過座標テーブル22bを備え、制御部21からの指示により、位置検出部26から取得した標的装置位置情報を時刻情報とともに位置情報テーブル22aに記憶するとともに、制御部21からの指示により、制御部21の弾丸通過座標算出手段21aで算出した弾丸通過座標情報を弾丸通過時刻情報とともに弾丸通過座標テーブル22bに記憶する。
通信部23は、制御装置10の通信部13との間で、アンテナ23aを介して、無線通信を行う。
電源部29は、標的装置20を構成する各部に電源を供給する。
[現示装置の制御構成]
次に、本発明の一実施形態に係る射撃訓練システムXの現示装置50の制御構成について、図7を参照して説明する。図7は、本発明の一実施形態に係る現示装置の制御構成を示すブロック図である。
現示装置50は、図7に示すように、制御部51と、記憶部52と、通信部53と、位置検出部54と、電源部56とを含んで構成される。制御部51は、記憶部52,通信部53,位置検出部54,現示部55,電源部56といった現示装置50を構成する各部と信号接続され、現示装置50を構成する各部や現示装置50全体を制御する。
位置検出部54は、GPS(Global Positioning System)等を使って現示装置50の位置情報を取得し、制御部51に送信する。
現示部55は、制御部51からの指示により、発煙、発光、発音等の現示動作を行う。
制御部51は、制御装置10から送信された現示指示信号に基づいて、現示部55に対して、発煙、発光、発音等の現示動作を行わせるための制御信号を送信する。また、制御部51は、位置検出部54から現示装置50の位置情報を受信し、受信した現示装置位置情報を、受信した時点の時刻情報と対応付けて、記憶部52の位置情報テーブル52aに記憶させる。
また、制御部51は、現示装置位置情報を、記憶部52から読み出して、通信部53を介して制御装置10に送信する。
記憶部52は、位置情報テーブル52aを備え、制御部51からの指示に基づき、位置検出部54から取得した現示装置位置情報を時刻情報とともに記憶する。
通信部53は、制御装置10の通信部13との間で、アンテナ53aを介して、無線通信を行う。
電源部56は、現示装置50を構成する各部に電源を供給する。
[制御装置の制御構成]
次に、本発明の一実施形態に係る射撃訓練システムXの制御装置10の制御構成について、図8を参照して説明する。図8は、本発明の一実施形態に係る制御装置の制御構成を示すブロック図である。
制御装置10は、図8に示すように、制御部11と、記憶部12と、通信部13と、表示部14と、入力部15と、電源部16とを含んで構成される。制御部11は、記憶部12,通信部13,表示部14,入力部15,電源部16といった制御装置10を構成する各部と信号接続され、制御装置10を構成する各部や制御装置10全体を制御する。
制御部11は、CPU、GPU、DSP等であり、記憶部12に記憶されたプログラム等を、ハードウェア資源を用いて実行する。制御部11は、標的装置20への指示を行い、各種データを表示部14に表示するよう制御する。
記憶部12は、RAM、ROM、HDD、フラッシュメモリ等を備えた記憶部位である。記憶部12は、標的装置20の制御や弾着の分析用のプログラムやデータ等を記憶する。このプログラムやデータの詳細については後述する。なお、記憶部12は、汎用的なOS(Operating System)やファームウェア等も記憶している。
表示部14は、汎用的な液晶や有機ELディスプレイやプロジェクタやインクジェットプリンタやレーザプリンタ等の画像/文字を出力する部位である。表示部14は、後述する弾着の情報を含む各種情報を表示、出力する。
入力部15は、スイッチやキーボードやマウスやタッチパネル等の入力部位である。入力部15は、主に制御装置10の管理者(ユーザ)の指示を検知することができる。
通信部13は、射撃装置30の通信部33、標的装置20の通信部23および現示装置50の通信部53との間で、アンテナ13aを介して、無線通信を行う。
電源部16は、制御装置10を構成する各部に電源を供給する。
また、制御部11は、標的弾着判定手段111と、弾着地点算出手段112と、弾丸通過座標描画手段113と、標的動作指示手段114と、現示動作指示手段115とを備えている。
標的弾着判定手段111は、記憶部12の標的弾着エリア座標テーブル122を参照し、標的装置20から取得した弾丸通過座標情報から、弾丸が標的24aに弾着(命中)したか否かの判定を行う。
弾着地点算出手段112は、標的弾着判定手段111による判定の結果、弾丸が標的24aに弾着(命中)しなかった場合に、射撃装置30から取得した弾丸発射情報、弾丸発射時刻情報および火器位置情報、並びに、標的装置20から取得した標的装置位置情報、弾丸通過座標情報および弾丸通過時刻情報を基にして、弾丸が射撃訓練場内のどの地点に弾着したかを算出する。
つまり、弾着地点算出手段112は、火器位置情報、標的装置位置情報および弾丸通過座標情報を基に、火器34から弾丸通過座標点までの水平距離(L)と火器34と弾丸通過座標点までの高低差(H)を算出し、更に、水平距離(L)と高低差(H)から火器34から発射された弾丸の射撃角度(S)を算出する。更に、弾着地点算出手段112は、図示していない火器34および弾丸の種類に応じた発射速度情報テーブルから弾丸の発射速度を参照し、弾丸の射撃角度(S)および火器34から弾丸通過座標点までの水平距離(L)を基にして、火器34から発射された弾丸が標的24aに命中しなかった場合の射撃場内での弾着地点を算出する。
なお、火器34からの弾丸の発射速度は、射撃装置30から取得した弾丸発射時刻情報、標的装置20から取得した弾丸通過時刻情報、並びに水平距離(L)と高低差(H)から求めるようにしてもよい。
弾丸通過座標描画手段113は、標的装置20から取得した弾丸通過座標情報および弾丸通過時刻情報、並びに記憶部12の標的弾着エリア座標テーブル122のデータを基にして、弾丸の通過したポイントや標的24aに命中したか否か等の各種情報を表示部14に描画する。
標的動作指示手段114は、記憶部12の標的制御指示テーブル123を参照し、標的装置20の標的24aの起立/倒れ等の動作指示を行う。
現示動作指示手段115は、火器34から発射された弾丸が標的24aに弾着(命中)した場合に、標的装置20に対して現示指示信号を送信し、また、標的24aに弾着(命中)しなかった場合に、弾着地点算出手段112による弾着地点情報および現示装置位置登録テーブル125に登録された現示装置位置情報を基に、射撃訓練場内での弾丸弾着地点に最も近い現示装置50を割り出して、当該現示装置50に対して現示指示信号を送信する。
また、記憶部12は、射撃訓練DB121と、標的弾着エリア座標テーブル122と、標的制御指示テーブル123と、現示装置位置登録テーブル124とを備えている。
射撃訓練DB121は、SQL等のデータベースである。射撃訓練DB121は、射撃装置30から取得した弾丸発射情報、弾丸発射時刻情報および火器位置情報、並びに、標的装置20から取得した標的装置位置情報、弾丸通過座標情報および弾丸通過時刻情報を記憶する。また、射撃訓練DB121は、標的弾着判定手段111により判定された標的弾着判定結果、弾着地点算出手段112により算出された弾着地点算出結果等のデータを記憶する。
標的弾着エリア座標テーブル122は、標的装置20のエリア検出センサ部25で検知可能な所定範囲(図6のエリア400)において、標的24aの範囲(図6のエリア420)の座標を網羅したテーブルである。
標的制御指示テーブル123は、訓練者80と標的装置20間の距離と標的装置20の制御内容を示すテーブルである。図9は、制御装置の標的制御指示テーブルの一例を示す図である。
現示装置位置登録テーブル124は、現示装置50−1〜現示装置50−13から取得した各現示装置の位置情報を識別IDおよび時刻情報とともに記憶するテーブルである。
[制御装置の動作]
次に、本発明の一実施形態に係る射撃訓練システムXにおける制御装置10の動作について、図10を参照して説明する。図10は、本発明の一実施形態に係る射撃訓練システムにおける制御装置の動作を示すフローチャートである。
ステップS101において、制御装置10の制御部11は、射撃装置30から火器34の位置情報、また、標的装置20から標的装置の位置情報を取得する。なお、現示装置50は、移動することがないため、射撃訓練が始まる前、制御装置10の制御部11が事前に各現示装置50の位置情報を取得しておく。
具体的には、制御装置10の制御部11は、射撃装置30に対して、火器34の位置情報の送信要求を行い、射撃装置30の制御部31は、位置検出部35から火器34の位置情報を取得して、通信部33を介して制御装置10に送信する。制御装置10の制御部11は、火器34の位置情報を、通信部13を介して取得し、記憶部12の射撃訓練DB121に記憶する。
また、制御装置10の制御部11は、標的装置20に対して、標的装置20の位置情報の送信要求を行い、標的装置20の制御部21は、位置検出部26から標的装置20の位置情報を取得して、通信部23を介して制御装置10に送信する。制御装置10の制御部11は、標的装置20の位置情報を、通信部13を介して取得し、記憶部12の射撃訓練DB121に記憶する。
ステップS102において、訓練者80が火器34から弾丸を発射すると、制御装置10の制御部11は、射撃装置30から弾丸発射情報および弾丸発射時刻情報を取得する。
具体的には、訓練者80が火器34から弾丸を発射した場合、射撃装置30では、センサ部36が火器34の振動を検知し、検知した振動情報を基に弾丸発射情報を制御部31へ送信し、制御部31は受信した弾丸発射情報および弾丸発射時刻情報を、通信部33を介して制御装置10に送信する。制御装置10の制御部11は、射撃装置30から通信部13を介して取得した弾丸発射情報および弾丸発射時刻情報を記憶部12の射撃訓練DB121に記憶する。
ステップS103において、制御装置10の制御部11は、標的装置20から弾丸通過座標情報および弾丸通過時刻情報を取得する。
具体的には、標的装置20では、エリア検出センサ部25が火器34から発射された弾丸の通過を検知すると、弾丸通過に係るデータを制御部21に送信し、制御部21は受信した弾丸通過に係るデータから、実際のエリア400内における弾丸通過座標を算出し、弾丸通過座標情報をおよび弾丸通過時刻情報を、通信部23を介して制御装置10に送信する。制御装置10の制御部11は、標的装置20から通信部13を介して取得した弾丸通過座標情報をおよび弾丸通過時刻情報を記憶部12の射撃訓練DB121に記憶する。
ステップS104において、制御装置10の制御部11では、標的弾着判定手段111が記憶部12の標的弾着エリア座標テーブル122を参照し、標的装置20から取得した弾丸通過座標情報について、弾丸が標的24aに弾着したか否かの判定を行い、弾丸が標的24aに弾着しなかった場合(NO:外れ)には、ステップS105に処理を進め、弾丸が標的24aに弾着した場合(YES:命中)には、ステップS107に処理を進める。
弾丸が標的24aに弾着しなかった場合(NO:外れ)、ステップS105において、制御装置10の制御部11では、弾着地点算出手段112が射撃装置30から取得した火器位置情報および弾丸発射時刻情報、並びに、標的装置20から取得した標的位置情報、弾丸通過座標情報および弾丸通過時刻情報を基に、弾丸が射撃場内のどの地点に弾着したかを算出する。
ステップS106において、制御装置10の制御部11では、現示動作指示手段115が弾着地点算出手段112による弾着地点情報および現示装置位置登録テーブル125に登録された現示装置位置情報を基に、射撃場内の弾着地点の最も近くに配置された現示装置50を割り出して、当該現示装置50に対して現示指示信号を送信する。
例えば、図1において、訓練者80が火器34から発射した弾丸が弾道R1で示すように、標的装置20のエリア検出センサ部25の通過座標点(x1、y1)を通過した場合(外れ)には、制御装置10の制御部11は、弾着地点算出手段112で、射撃装置30から取得した火器位置情報および弾丸発射時刻情報、並びに、標的装置20から取得した標的装置位置情報、弾丸通過座標情報(x1、y1)および弾丸通過時刻情報を基に弾着地点を算出し、弾丸が射撃場内の弾着地点P1に弾着したと算出することができるため、現示装置50−6に対して現示指示信号を送信することになる。同様に、弾丸が弾道R3で示すように、標的装置20のエリア検出センサ部25の通過座標点(x3、y3)を通過した場合(外れ)には、制御装置10の制御部11は、弾丸が射撃場内の弾着地点P3に弾着したと算出することができるため、現示装置50−1に対して現示指示信号を送信することになる。
そして、現示装置50は、制御装置10から送信された現示指示信号に基づき、現示部55を制御して、発煙、発光、発音等の現示動作を行う。
一方、弾丸が標的24aに弾着した場合(YES:命中)、ステップS107において、制御装置10の制御部11は、標的装置20に対して現示指示信号を送信する。
例えば、図1において、訓練者80が火器34から発射した弾丸が弾道R2で示すように、標的装置20のエリア検出センサ部25の通過座標点(x2、y2)を通過した場合(命中)には、制御装置10の制御部11は、標的装置20に対して現示指示信号を送信する。
そして、標的装置20は、制御装置10から送信された現示指示信号に基づき、現示部27を制御して、発煙、発光、発音等の現示動作を行う。
また、ステップS108において、制御装置10の制御部11は、弾丸通過座標描画手段113によって、記憶部12の射撃訓練DB121に記憶した標的装置20から取得した弾丸通過座標情報および弾丸通過時刻情報、並びに記憶部12の標的弾着エリア座標テーブル122のデータを基にして、弾丸の通過したポイントや標的24aに命中したか否か(弾着結果)等の各種情報を表示部14に描画する。
ここで、図11の画面例500を参照して、制御装置10の表示部14に表示する弾着結果の画面例について説明する。図11は、本発明の一実施形態に係る制御装置の表示部に表示する弾丸通過結果の画面例を示す図である。
制御装置10の制御部11は、例えば、表示部14のプログラムの専用ウィンドウ等に、ボタン群600、表示欄700〜720のような表示要素を画面例500のように配置して表示する。制御部11は、入力部15を用いたOSのGUI(Graphical User Interface)により、これらの表示要素に対するユーザの指示を検知可能である。
ボタン群600は、標的装置20を制御し各種の処理を呼び出すためのユーザインタフェース用のボタンである。ここでは、標的24aへの弾着結果や分析に係る弾着位置検出のボタンが選択されている状態を示す。ボタン群600は、他にも、標的装置20の生データのモニター、起立/倒れ等のスケジュールの設定、グループに分けた制御処理、訓練情報の表示、訓練結果の表示、保守用の機能の呼び出し、結果の印刷、プログラムの終了等のボタンを選択できる。
表示欄700は、訓練を行う訓練者を表示する部位である。
表示欄710は、弾丸通過結果として取得したデータ及び算出した弾丸通過座標の一覧をリスト形式で表示する部位である。
制御装置10の制御部11は、このリストに、弾丸発射順番(No.)、弾着(弾丸通過)時刻、標的24aへの弾着結果、及び実際の弾丸通過座標のX座標及びY座標といった情報を表示する。
表示欄720は、標的装置20のエリア検出センサ部25で弾丸通過を検出可能な座標のうち上述(図6参照)のエリア410に相当する領域を描画する部位である。
制御部11は、表示欄720に、座標位置基点450を中心として、エリア420を実際の標的23の形状や大きさに該当するイメージ図等として描画する。この上で、制御部11は、表示欄720に、各弾丸通過座標の情報を基に、画面内の該当する弾丸通過座標にマーク801、802等のようにマーク形式で複数の弾丸通過結果の表示を行う。
弾丸通過座標がエリア420内の場合(命中)は、標的24aに弾着したとして、例えばマーク801のように、赤色等の表示色で表示する。また、弾丸通過座標がエリア420より外であった場合(外れ)は、標的24aから外れたとして、例えばマーク802ように、黒色で表示する。
また、制御部11は、マーク801、802等において、表示欄710のリスト表示の弾丸発射順番を丸印の横に描画する。これにより、何発目の弾着位置かを、容易に知ることが可能になる。
上述したように、本発明の一実施形態に係る射撃訓練システムによれば、標的装置、並びに射撃場内に現示器を配置し、射撃時に撃った弾丸が標的から外れた場合でも、弾丸の弾着地点近傍に現示効果を付与することにより、射撃後に、訓練者がすぐに目視で弾着地点を確認することができ、より実戦に即した射撃訓練を行うことができる。
また、射撃場が何もない平地であれば、直接弾着結果を目視することが可能であるが、高低さや地形による障害、草木等により黙視できないことが想定される場合に、本発明のように、現示を与えることができれば、訓練者は確実に弾着地点を判断することができる。
また、現示の色、音、音声を変えることで、敵車両に当たった等を表現可能であり、同じ弾着地点に数発あてることで敵車両を倒す、等の訓練も可能となる。
例えば、煙の量を可変する、光の色を変える、音をより大きな爆発音にする等である。
なお、上記実施の形態の構成及び動作は例であって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して実行することができることは言うまでもない。
本発明は、実弾を用いて射撃訓練を行う射撃訓練システムを構築する産業で利用される。
10:制御装置、11:制御部、12:記憶部、13:通信部、13a:アンテナ、14:表示部、15:入力部、16:電源部、20:標的装置、21:制御部、21a:弾丸通過座標算出手段、22:記憶部、22a:位置情報テーブル、22b:弾丸通過座標テーブル、23:通信部、23a:アンテナ、24:標的駆動部、24a:標的、25:エリア検出センサ部、26:位置検出部、27:現示部、28:台車駆動部、28a:台車、29:電源部、30:射撃装置、31:制御部、32:記憶部、33:通信部、33a:アンテナ、34:火器、35:位置検出部、36:センサ部、37:電源部、50,50−1〜50−13:現示装置、51:制御部、52:記憶部、52a:位置情報テーブル、53:通信部、54:位置検出部、55:現示部、56:電源部、80:訓練者、111:標的弾着判定手段、112:弾着地点算出手段、113:弾丸通過座標描画手段、114:標的動作支持手段、115:現示動作支持手段、121:射撃訓練DB、122:標的弾着エリア座標テーブル、123:標的制御指示テーブル、124:現示装置位置登録テーブル、400:エリア、410:エリア、420:エリア、450:座標位置基準点、500:画面、600:ボタン群、700,710,720:表示欄、801,802:マーク。
P1:弾着地点、P2:弾着点、P3:弾着地点、R,R1,R2,R3:弾道、X:射撃訓練システム。

Claims (4)

  1. 火器から弾丸を発射して射撃訓練を行う訓練者と、前記訓練者が装備する射撃装置と、前記訓練者が行う射撃訓練の標的を備えた標的装置と、前記標的装置の前記標的に対し前記訓練者が前方より行った射撃訓練の結果を解析する制御装置と、射撃場内の前記標的装置の後方側に複数配置され、前記弾丸の弾着地点の近傍で現示動作を行う現示装置とから構成され、前記射撃装置と前記制御装置との間、前記標的装置と前記制御装置との間、および前記現示装置と制御装置との間は、互いに、無線通信により接続された射撃訓練システムであって、
    前記射撃装置は、
    前記火器と、
    前記火器の振動を検知して、前記弾丸の発射を検出するセンサ部と、
    前記火器の位置を検出する位置検出部と、
    前記センサ部で検出した弾丸発射情報および弾丸発射時刻情報と、前記位置検出部で検出した火器位置情報とを前記制御装置に送信する制御部と、を備え、
    前記標的装置は、
    前記標的の手前側もしくは前記標的と一体化して設置され、前記火器から発射された弾丸の通過位置を検出するエリア検出センサ部と、
    前記標的装置の位置を検出する位置検出部と、
    前記エリア検出センサ部からの弾丸通過に係るデータを基に弾丸通過座標を算出すると共に、弾丸通過座標情報および弾丸通過時刻情報と、前記位置検出部で検出した標的装置位置情報とを前記制御装置に送信する制御部と、を備え、
    前記現示装置は、
    前記現示装置の位置を検出する位置検出部と、
    前記位置検出部で検出した現示装置位置情報を前記制御装置に送信する制御部と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記訓練者が行った射撃訓練の結果、前記火器から発射された弾丸が前記標的に命中しなかった場合に、
    前記射撃装置から取得した弾丸発射情報および弾丸発射時刻情報、並びに火器位置情報と、前記標的装置から取得した弾丸通過座標情報および弾丸通過時刻情報、並びに標的装置位置情報とを基に、前記火器から発射された弾丸の射撃角度および射撃場内での弾着地点を算出する弾着地点算出手段と、
    前記弾着地点算出手段による弾着地点情報および前記現示装置から取得した現示装置位置情報を基に、前記弾着地点の最も近くに配置された現示装置を割り出して、当該現示装置に対して現示指示信号を送信する現示動作指示手段と、を有する制御部を備えることを特徴とする射撃訓練システム。
  2. 請求項1記載の射撃訓練システムにおいて、
    前記標的装置は、
    現示動作を行う現示部を備え、
    前記制御装置は、
    前記制御部の前記現示動作指示手段が、前記訓練者が行った射撃訓練の結果、前記火器から発射された弾丸が前記標的に命中した場合に、前記標的装置に対して現示指示信号を送信することを特徴とする射撃訓練システム。
  3. 請求項1または2に記載の射撃訓練システムにおいて、
    前記制御装置は、
    前記制御部の前記弾着地点算出手段が、前記射撃装置の火器および弾丸の種別に基づいて、前記弾丸の射撃角度および射撃場内での弾着地点を算出することを特徴とする射撃訓練システム。
  4. 請求項2または3に記載の射撃訓練システムにおいて、
    前記制御装置は、
    前記制御部の前記現示動作指示手段が、発煙、発光または発音、並びに煙の色、光の色、音または音声を変えることで、前記標的に対する射撃の状態に応じて所定の現示指示信号を送信することを特徴とする射撃訓練システム。
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