JP6344790B2 - 射撃訓練システム - Google Patents
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Description
これに対し、弾の衝撃波等をセンサで検出して弾着位置を検出し、表示器に弾着位置(座標)を表示できるようにした移動標的装置もある。この場合の表示例を図15に示す。図15に示すように、標的に弾着した弾と標的付近に弾着した弾とが表示されている。この場合は、弾が標的に命中しなかった場合でも弾の通過位置が解ることになるが、弾の通過位置は、移動標的の走行位置や走行速度にかかわらず、標的の周りのある範囲内でしか解らない。
しかしながら、上述した従来の弾着位置表示画面では、標的を中心としたある範囲内での弾着位置は解るが、標的装置の速度等の移動情報との関連を見ることができなかった。例えば、時速30kmで走行する移動標的装置に命中させたのか、時速5kmで走行している移動標的装置に命中させることができなかったのか、または移動標的装置の速度が速くなると必ず遅れ方向に外している等の関連を見ることができなかった。
移動可能な標的装置と、該標的装置から弾着位置を示す弾着位置情報を受信して表示する表示処理装置とを備える射撃訓練システムであって、
前記標的装置は、
標的体を備える標的部と、
弾着位置を検知して前記弾着位置情報を作成するセンサ部と、
前記センサ部から前記弾着位置情報を受信すると、弾着時点を示す弾着時刻情報と、弾着時点における当該標的装置の動作に関する情報である標的動作情報とを取得する第1の制御部と、
前記第1の制御部から、前記弾着位置情報と前記弾着時刻情報と前記標的動作情報とを受信して、前記表示処理装置へ送信する第1の通信部とを備え、
前記表示処理装置は、前記標的装置から送信される情報を受信する第2の通信部と、
前記第2の通信部で受信した前記弾着位置情報と前記弾着時刻情報と前記標的動作情報とに基づき、前記弾着位置情報と前記標的動作情報又は前記弾着時間情報の少なくとも一方を(相互関係を)関連付けて視覚的に図示化して表示する射撃結果表示情報を作成する第2の制御部と、
前記第2の制御部から前記射撃結果表示情報を受信して弾着位置情報と標的動作情報又は弾着時間情報の少なくとも一方を(相互関係を)関連付けて視覚的に図示化して表示する表示部とを備えることを特徴とする射撃訓練システム。
図1に示すように、本発明の実施形態に係る射撃訓練システムは、射撃訓練を制御する制御装置10と、射撃の標的となる標的装置20と、射撃を行う射撃装置(不図示)と、を備える。射撃装置は、例えば、実弾を発射可能な銃である。
制御装置の構成について説明する。
図1に示すように、制御装置10は、制御部11と、記憶部12と、通信部13と、表示部14とを備える。制御部11は、記憶部12、通信部13、表示部14といった制御装置10を構成する各部と信号接続され、該制御装置10を構成する各部や制御装置10全体を制御する。
制御装置10は、射撃訓練を制御する制御装置として動作するとともに、標的装置20からの弾着位置情報等を処理して表示する表示処理装置としても動作する。
また、通信部13は、標的装置20に対する移動方向や移動速度や標的板24aの傾きや起立動作や倒れ動作や回転の有無、左回転、右回転などの回転動作に関する指示を、標的装置20へ送信する。
また、制御部11は、標的装置20に対する移動方向や移動速度や隠顕若しくは回転動作に関する指示を作成し、通信部13を介して標的装置20へ送信させる。隠顕動作とは、例えば、標的板24aが倒れた状態(隠状態)や起立した状態(顕状態)になるよう動作することである。
また、制御部11は、CPU(Central Processing Unit)と制御部11の動作プログラム等を格納するメモリを備え、該CPUは、その動作プログラムに従って動作する。
図4(a)に示すように、表示部14の表示画面40において、中央左に数値表示部43、中央右にビジュアル表示部44、左上に分析用表示選択ボタン41、その下に表示方法選択ボタン42が配置されている。数値表示部43は、射撃結果の数値データを表示する。ビジュアル表示部44は、射撃結果をグラフや図によりビジュアル表示するもので、例えば、標的表示44hと弾着位置(不図示)が表示される。
表示方法選択ボタン42は、例えば、弾着位置のビジュアル表示について、標的装置20の移動情報あるいは標的傾き情報若しくは標的回転情報を表示する方法などを選択する。
標的装置の構成について説明する。
図1に示すように、標的装置20は、制御部21と、記憶部22と、通信部23と、標的部24と、センサ部25と、電源部26とを備える。制御部21は、記憶部22と、通信部23と、標的部24と、センサ部25と、電源部26といった標的装置20を構成する各部と信号接続され、該標的装置20を構成する各部や標的装置20全体を制御する。
また、制御部21は、標的部24から標的板24aが起立中の状態か又は倒れ中の状態かを示す標的傾き情報を、例えば周期的に受信し、センサ部25から弾着位置情報を受信すると、該受信したときの時刻情報と対応付けて標的傾き情報を記憶部22に記憶させる。なお、制御部21は、センサ部25から弾着位置情報を受信したときに(受信する都度)、標的傾き情報を受信するようにしてもよい。
また、制御部21は、標的部24から標的板24aが回転中であるか否か又は回転方向を示す標的回転情報、例えば左に回転しているかなどの回転を示す標的回転情報を、例えば周期的に受信し、センサ部25から弾着位置情報を受信すると、該受信したときの時刻情報と対応付けて標的回転情報を記憶部22に記憶させる。なお、制御部21は、センサ部25から弾着位置情報を受信したときに(受信する都度)、標的回転情報を受信するようにしてもよい。
また、制御部21は、CPU(Central Processing Unit)と制御部21の動作プログラム等を格納するメモリを備え、該CPUは、その動作プログラムに従って動作する。
また、標的部24は、標的板24aが回転しているか否か、及び又は、左回転か又は右回転かを検出し、標的板24aが回転しているか否か、及び又は、左回転か又は右回転かを示す標的回転情報を制御部21へ送信する。
通信部23は、標的装置20の制御部21から受信した弾着位置情報、弾着時刻情報、標的動作情報等を、制御装置10へ送信する。
図5は、本発明の第1実施例に係る射撃結果表示を示す図である。図5の例では、ビジュアル表示部44において、標的表示44h及びその周辺に、4カ所の弾着位置が丸印で示され、さらに各丸印には、右又は左方向の矢印が付されている。それらの矢印において、右方向の矢印は、弾着時点における標的装置20の移動方向が右方向であったことを示し、左方向の矢印は、弾着時点における標的装置20の移動方向が左方向であったことを示す。また、矢印横線の上下両方に付された斜線(矢印の矢尻の数)は、例えば上下斜線1本あたり弾着時点における標的装置20の速度が10km/時であったことを示す。また、矢印横線の上のみに付された斜線は、例えば1本あたり弾着時点における標的装置20の速度が1km/時であったことを示す。
したがって、例えば、矢印51は、弾着時点において、標的装置20の移動方向が左方向であり、標的装置20の速度が26km/時であったことを示す。また、矢印52は、弾着時点において、標的装置20の移動方向が右方向であり、標的装置20の速度が32km/時であったことを示す。
あるいは、矢印横線の長さが標的装置20の速度を示す。そして、矢印横線の上下両方に付された斜線(矢印の矢尻の数)は、1組あたり射撃開始からの経過時間又は最初の弾着時刻からの経過時間例えば10分を示す。矢印横線の上のみに付された斜線の数は、例えば1本あたり射撃開始からの経過時間又は最初の弾着時刻からの経過時間例えば1分を示す。としても良い。
このように、相互関係を関連付けて視覚的に図示化して表示することで、射手及び教官は一目で、標的の動作状態又は経過時間と弾着位置との関係性を含む射撃訓練の結果を把握することができる。
図7は、本発明の第2実施例に係る射撃結果表示を示す図である。図7(a)の例では、ビジュアル表示部44において、標的表示44h及びその周辺に、9カ所の弾着位置が丸印で示され、図7(b)の例では、6カ所の弾着位置が丸印で示されている。
さらに各丸印内には、図7(a)ではバツ印(×印)、図7(b)では黒丸印(・印)が付されている。バツ印は、図7の紙面の表から裏へ貫通する方向であり、弾着時点において、標的装置20の移動方向が後方向(射撃装置から遠ざかる方向)であったことを示す。黒丸印は、図7の紙面の裏から表へ貫通する方向であり、弾着時点において、標的装置20の移動方向が前方向(射撃装置に近づく方向)であったことを示す。
したがって、図7(a)の例では、標的装置20の移動方向が後方向であり、弾着時点における標的装置20の速度は、3カ所は速度10m/時であり、2カ所は速度50m/時であり、4カ所は速度100m/時である。また、図7(b)の例では、標的装置20の移動方向が前方向であり、弾着時点における標的装置20の速度は、3カ所は速度10m/時であり、3カ所は速度50m/時である。
このように、第2実施例においても、標的表示44hを表示する標的表示画面において、弾着位置情報と標的装置20の移動方向情報及び速度情報を、アイコン表示することで、射撃結果表示を行っている。なお、標的装置20が前後に移動した場合は、バツ印と黒丸印とを混在するように表示することも可能である。
このように関連付けて視覚的に図示化して表示することで、射手及び教官は一目で、標的の動作状態と弾着位置との関係性を含む射撃訓練の結果を把握することができる。
図8は、本発明の第3実施例に係る射撃結果表示を示す図である。図8(a)の例は、弾着時点において標的板24aが起立中であった場合であり、ビジュアル表示部44において、標的表示44hに、4カ所の弾着位置が黒山印で示されている。図8(b)の例は、弾着時点において標的板24aが倒れ中であった場合であり、ビジュアル表示部44において、標的表示44hに、4カ所の弾着位置が図8(a)の黒山印と逆の逆黒山印で示されている。
図9(a)は、円内に白山を配置した白山印92と、円内に逆白山を配置した逆白山印91とによるアイコン表示であり、それぞれ、図8の黒山印と逆黒山印によるアイコン表示の代わりに使用する。図9(a)において、白山印92と逆白山印91の大きさを変えることで、標的板24aの起立中と倒れ中の程度を示すことも可能である。
このように、相互関係を関連付けて視覚的に図示化して表示することで、射手は一目で、弾着時刻における標的の動作状態を含む射撃訓練の結果を把握することができる。
なお、第3実施例のアイコン(図9参照)を第1実施例(図5参照)に適用することで、標的板24aが隠顕動作中で且つ左右方向に動いている場合の射撃訓練結果を表示することができる。
また、標的板24aが隠顕動作ではなく回転している場合には、例えば図5の白丸○の内部に左右の矢印を付加したアイコンを使用することで、弾着時刻において標的板24aがどちらの向きに回転していたかを射撃訓練結果として表示することもできる。
このように関連付けて視覚的に図示化して表示することで、射手及び教官は一目で、標的の(起立中と倒れ中の)動作状態と弾着位置との関係性を含む射撃訓練の結果を把握することができる。
図11は、本発明の第4実施例に係る射撃結果表示を示す図である。図11(a)の例では、ビジュアル表示部44において、標的表示44h及びその周辺に、弾着位置がそれぞれ3カ所ずつ、バツ印(×印)、三角印、四角印で示されている。四角印は、射撃開始後、最初の弾着時刻(t0)から所定の第1の時刻(t1)までの間に弾着したことを示す。三角印は、第1の時刻(t1)から所定の第2の時刻(t2)までの間に弾着したことを示す。バツ印は、第2の時刻(t2)以降に弾着したことを示す。
図11(a)は、標的表示44hを表示する標的表示画面であり、また、弾着位置を表示する弾着位置表示画面である。
図11(b)は、弾着時刻と弾着位置との関係性の分析結果を表示する分析結果表示画面である。
このように、第4実施例においては、弾着時刻と標的板24aの中心の目標位置からのズレの大きさとの関係を分析し、標的表示画面であって弾着位置表示画面である図11(a)において弾着位置情報を表示し、グラフ表示画面であって分析結果表示画面である図11(b)において弾着時刻と弾着位置との関係性の分析結果を相互関係を関連付けて視覚的に図示化して表示することにより、射撃結果表示を行っている。
こうして、図4(b)に示したように、弾着位置情報を表示する図11(a)と、弾着時刻と弾着位置との関係性の分析結果を表示する図11(b)の両画面を、同一画面上に相互関係を関連付けて視覚的に図示化して表示することによって、射手は一目で、弾着時刻と弾着位置との関係性を含む射撃訓練の結果を把握し分析することができる。
このように関連付けて視覚的に図示化して表示することで、射手及び教官は一目で、標的の(移動方向及び速度の)動作状態と射撃開始からの経過時間又は最初の弾着時刻からの経過時間と弾着位置との関係性を含む射撃訓練の結果を把握することができる。
また、図11(b)の画面を第1実施例(図5参照)の射撃結果と組み合わせることで、標的の動作状態と弾着位置と弾着時刻との関係性を含む射撃訓練の結果とその分析結果を、同一画面上で確認することができる。この場合、例えば図5の白丸○のアイコンに代えて、図11(a)の四角印、三角印、バツ印のアイコンを使用する。そして、その図5と図11(b)とを同一画面上に表示する。
図12は、本発明の第5実施例に係る射撃結果表示を示す図である。図12の例では、グラフ表示部45において、標的装置20の移動方向及び速度と、標的板24aの中心の目標位置からのズレの大きさとの関係を示すグラフ表示を行っている。縦軸は、弾着位置が目標位置からずれるズレ量の大きさ、横軸の左半分は、標的装置20の左方向への移動速度であり、横軸の右半分は、標的装置20の右方向への移動速度である。
グラフ121は、標的装置20の左方向への移動速度と、目標位置からのズレ量の大きさとの関係を示し、グラフ122は、標的装置20の右方向への移動速度と、目標位置からのズレ量の大きさとの関係を示す。図12から、標的装置20の左右方向への移動速度が速くなるにつれて、弾着位置が目標位置からずれるズレ量が大きくなることが解る。
このように、第5実施例においては、標的装置20の移動方向及び速度と標的板24aの中心の目標位置からのズレの大きさとの関係を分析し、分析結果表示画面であるグラフ表示画面において射撃結果表示を行っている。
図12は、標的装置20の動作状態(移動方向及び速度)と標的板24aの中心の目標位置からのズレの大きさとの関係性の分析結果を表示する分析結果表示画面である。
また、図12の画面を第1実施例(図5参照)の射撃結果と組み合わせることで、標的の動作状態(移動方向及び速度)と弾着位置との関係性を含む射撃訓練の結果とその分析結果を、同一画面上で確認することができる。
このように関連付けて視覚的に図示化して表示することで、射手及び教官は一目で、標的の(移動方向及び速度の)動作状態と弾着位置との関係性を含む射撃訓練の結果を把握することができる。
図13は、本発明の第6実施例に係る射撃結果表示を示す図である。図13の例では、グラフ表示部45において、弾着時刻と標的板24aの中心の目標位置からのズレの大きさとの関係を、標的装置20が左方向へ移動する場合と、標的装置20が右方向へ移動する場合とに分けて示すグラフ表示を行っている。縦軸の上半分は、標的装置20が左方向へ移動する場合において弾着位置が目標位置からずれるズレ量の大きさ、縦軸の下半分は、標的装置20が右方向へ移動する場合において弾着位置が目標位置からずれるズレ量の大きさを示す。横軸は、射撃開始からの経過時間又は最初の弾着時刻からの経過時間である。
このように、第6実施例においては、標的装置20が左方向及び右方向へ移動するそれぞれの場合において、弾着時刻と標的板24aの中心の目標位置からのズレの大きさとの関係を分析し、グラフ表示画面において射撃結果表示を行っている。
また、図13の画面を第1実施例(図5参照)の射撃結果と組み合わせることで、標的の動作状態と弾着位置と弾着時刻との関係性を含む射撃訓練の結果とその分析結果を、同一画面上で確認することができる。
このように関連付けて視覚的に図示化して表示することで、射手及び教官は一目で、標的の(移動方向の)動作状態と射撃開始からの経過時間又は最初の弾着時刻からの経過時間と弾着位置との関係性を含む射撃訓練の結果を把握することができる。
まず、操作者が射撃装置、例えば銃を用い、標的装置20を狙って射撃を行う。射撃装置から発射された弾丸が、標的装置20又は標的装置20付近に弾着すると、センサ部25が弾着位置を検知して、弾着位置情報を標的装置20の制御部21へ送信する。また、標的部24は、標的板24aが起立中の状態か又は倒れ中の状態かを示す標的傾き情報を、例えば所定の周期で制御部21へ送信する。また、標的部24は、標的板24aが回転しているか否か及び左回転又は右回転かを示す標的回転情報を、例えば所定の周期で制御部21へ送信する。
表示部14は、制御部11から各種の射撃結果表示情報を受信し、これらの情報を相互関係を関連付けて視覚的に図示化して表示画面に表示する。
なお、図14では、一例として標的の移動方向と速度を上部に記載しているが、例えば、第1〜第6実施例に示したアイコン表示や分析表示を用いて相互関係を関連付けて視覚的に図示化して表示することで、射手に対して射撃訓練結果やその分析結果を一目で更に分かり易く提示することができる。
(1)弾着位置に加え、弾着した時点における標的装置の位置や移動方向や移動速度や射撃開始からの経過時間又は最初の弾着時刻からの経過時間を(相互関係を)関連付けて視覚的に図示化して表示できるので、弾着位置に対する標的装置の位置や移動方向や移動速度や射撃開始からの経過時間又は最初の弾着時刻からの経過時間の影響を知ることが容易となり、射撃訓練の効果が向上する。また、教官の指導が容易になり、射手も自ら射撃結果から射撃を修正できるので、射撃錬度を向上できる。
(2)標的装置の移動方向として、左右方向や前後方向を表示できるので、弾着位置に対する移動方向の影響を詳しく知ることができる。
(3)弾着した時点において標的板が起立中であったか倒れ中であったかを示す標的傾き情報を表示できるので、起立中又は倒れ中の標的板に対する弾着結果を知ることができ、射撃訓練の効果が向上する。
(4)射撃開始からの経過時間又は最初の弾着時刻からの経過時間と、弾着位置が目標位置からずれるズレ量の大きさとの関係などを分析して表示できるので、さらに射撃訓練の効果が向上する。
前記実施形態では、標的体として板状の標的板を用いたが、標的対象は必ずしも板状である必要はなく、立体的な標的体であってもよい。
また、前記実施形態では、センサ部に衝撃センサを用いたが、衝撃センサに限られるものではなく、例えば、標的体の周囲の弾着位置を検知するのでなければ、振動センサでもよい。
また、前記実施形態では、標的装置と制御装置との間の通信を無線で行ったが、有線で行うことも可能である。
また、前記実施形態では、標的装置が、弾着時点における標的動作情報(標的装置の位置情報、移動方向情報、移動速度情報、標的傾き情報、標的回転情報)を検知して制御装置へ送信し、制御装置において、それらの情報を分析して(相互関係を)関連付けて視覚的に図示化して表示するようにしたが、標的装置が、弾着時点における標的動作情報のうち、少なくとも1つの情報を検知して制御装置へ送信し、制御装置において、前記少なくとも1つの情報を(相互関係を)関連付けて視覚的に図示化して表示するようにすることも可能である。また、標的装置が、弾着時点における標的動作情報のうち、任意の組み合わせによる複数の情報を検知して制御装置へ送信し、制御装置において、前記任意の組み合わせによる複数の情報を(相互関係を)関連付けて視覚的に図示化して表示するようにすることも可能である。
第1の構成は、
移動可能な標的装置と、該標的装置から弾着位置を示す弾着位置情報を受信して表示する表示処理装置とを備える射撃訓練システムであって、
前記標的装置は、
標的体を備える標的部と、
弾着位置を検知して前記弾着位置情報を作成するセンサ部と、
前記センサ部から前記弾着位置情報を受信すると、弾着時点を示す弾着時刻情報と、弾着時点における当該標的装置の動作に関する情報である標的動作情報とを取得する第1の制御部と、
前記第1の制御部から、前記弾着位置情報と前記弾着時刻情報と前記標的動作情報とを受信して、前記表示処理装置へ送信する第1の通信部とを備え、
前記表示処理装置は、前記標的装置から送信される情報を受信する第2の通信部と、
前記第2の通信部で受信した前記弾着位置情報と前記弾着時刻情報と前記標的動作情報とに基づき、前記弾着位置情報と前記標的動作情報又は前記弾着時間情報の少なくとも一方を(相互関係を)関連付けて視覚的に図示化して表示する射撃結果表示情報を作成する第2の制御部と、
前記第2の制御部から前記射撃結果表示情報を受信して弾着位置情報と標的動作情報又は弾着時間情報の少なくとも一方を(相互関係を)関連付けて視覚的に図示化して表示する表示部とを備えることを特徴とする射撃訓練システム。
前記第1の制御部は、前記標的動作情報として、弾着時点における当該標的装置の移動速度情報を取得し、
前記第1の通信部は、前記移動速度情報を受信して、前記表示処理装置へ送信し、
前記第2の制御部は、前記第2の通信部で受信した情報に基づき、前記移動速度情報と前記移動方向情報と射撃結果表示情報を(相互関係を)関連付けて視覚的に図示化することを特徴とする射撃訓練システム
前記第1の制御部は、前記標的動作情報としてさらに、弾着時点における当該標的装置の移動方向情報を取得し、
前記第1の通信部は、さらに前記移動方向情報を受信して、前記表示処理装置へ送信し、
前記第2の制御部は、前記第2の通信部で受信した情報に基づき、前記標的傾き情報と射撃結果表示情報を(相互関係を)関連付けて視覚的に図示化することを特徴とする射撃訓練システム。
前記第1の制御部は、前記標的動作情報としてさらに、弾着時点における当該標的装置の位置情報を取得し、
前記第1の通信部は、さらに前記標的装置の位置情報を受信して、前記表示処理装置へ送信し、
前記第2の制御部は、前記第2の通信部で受信した情報に基づき、前記標的装置の位置情報と射撃結果表示情報を(相互関係を)関連付けて視覚的に図示化することを特徴とする射撃訓練システム。
前記第1の制御部は、前記標的動作情報としてさらに、前記標的体が起立中であるか又は倒れ中であるかを示す標的傾き情報を前記標的部から取得し、
前記第1の通信部は、さらに前記標的傾き情報を受信して、前記表示処理装置へ送信し、
前記第2の制御部は、前記第2の通信部で受信した情報に基づき、前記標的傾き情報と射撃結果表示情報を(相互関係を)関連付けて視覚的に図示化することを特徴とする射撃訓練システム。
前記第1の制御部は、前記標的動作情報としてさらに、前記標的体が回転中であるか否か又は回転方向を示す標的回転情報を前記標的部から取得し、
前記第1の通信部は、さらに前記標的回転情報を受信して、前記表示処理装置へ送信し、
前記第2の制御部は、前記第2の通信部で受信した情報に基づき、前記標的回転情報と射撃結果表示情報を(相互関係を)関連付けて視覚的に図示化することを特徴とする射撃訓練システム。
前記第2の制御部は、前記射撃結果表示情報として、前記弾着位置情報に含まれる弾着位置を表示する弾着位置の表示情報と、前記標的動作情報に含まれる前記標的装置の動作状態と前記弾着位置情報に含まれる弾着位置との関係性の分析結果、又は前記弾着時刻情報に含まれる前記弾着時刻と前記弾着位置情報に含まれる前記弾着位置との関係性の分析結果を(相互関係を)関連付けて視覚的に図示化して表示する分析結果の表示情報とを含む射撃結果表示情報を作成し、
前記表示部は、前記第2の制御部から前記射撃結果表示情報を受信して、前記弾着位置と前記分析結果とを、(相互関係を)関連付けて視覚的に図示化して表示することを特徴とする射撃訓練システム。
前記第2の制御部は、前記射撃結果表示情報として、前記標的動作情報に含まれる前記標的装置の動作状態と前記弾着位置情報に含まれる弾着位置との関係性の分析結果、又は前記弾着時刻情報に含まれる前記弾着時刻と前記弾着位置情報に含まれる前記弾着位置との関係性の分析結果を関連付けて視覚的に図示化して表示する分析結果表示画面の表示情報を含む射撃結果表示情報を作成し、
前記表示部は、前記第2の制御部から前記射撃結果表示情報を受信して、前記射撃結果表示情報と前記分析結果を(相互関係を)関連付けて視覚的に図示化して表示することを特徴とする射撃訓練システム。
前記第2の制御部は、前記弾着時刻情報に含まれる前記弾着時刻と前記弾着位置情報に含まれる前記弾着位置との関係性の分析結果を関連付けて視覚的に図示化して表示する分析結果表示画面の表示情報として、最初の弾着時刻からの経過時間と弾着位置との関係を関連付けて視覚的に図示化して示す表示情報を作成し、
前記表示部は、前記第2の制御部から前記射撃結果表示情報を受信して、前記最初の弾着時刻からの経過時間と弾着位置との関係を(相互関係を)関連付けて視覚的に図示化して表示することを特徴とする射撃訓練システム。
Claims (6)
- 移動可能な標的装置と、該標的装置から弾着位置を示す弾着位置情報を受信して表示する表示処理装置とを備える射撃訓練システムであって、
前記標的装置は、
標的体を備える標的部と、
弾着位置を検知して前記弾着位置情報を作成するセンサ部と、
前記センサ部から前記弾着位置情報を受信すると、弾着時点を示す弾着時刻情報と、弾着時点における当該標的装置の動作に関する情報である標的動作情報とを取得する第1の制御部と、
前記第1の制御部から、前記弾着位置情報と前記弾着時刻情報と前記標的動作情報とを受信して、前記表示処理装置へ送信する第1の通信部とを備え、
前記表示処理装置は、前記標的装置から送信される情報を受信する第2の通信部と、
前記第2の通信部で受信した前記弾着位置情報と前記弾着時刻情報と前記標的動作情報とに基づき、前記弾着位置情報と前記標的動作情報又は前記弾着時刻情報の少なくとも一方を関連付けて視覚的に図示化して表示する射撃結果表示情報を作成する第2の制御部と、
前記第2の制御部から前記射撃結果表示情報を受信して前記弾着位置情報と前記標的動作情報又は前記弾着時刻情報の少なくとも一方を関連付けて視覚的に図示化して表示する表示部とを備え、さらに、
前記第1の制御部は、前記標的動作情報として、弾着時点における当該標的装置の移動速度情報と移動方向情報とを取得し、
前記第1の通信部は、前記移動速度情報と前記移動方向情報とを受信して、前記表示処理装置へ送信し、
前記第2の制御部は、前記第2の通信部で受信した情報に基づき、前記移動速度情報と前記移動方向情報と射撃結果表示情報を関連付けて視覚的に図示化することを特徴とする射撃訓練システム。 - 請求項1に記載された射撃訓練システムであって、
前記第1の制御部は、前記標的動作情報としてさらに、前記標的体が起立中であるか又は倒れ中であるかを示す標的傾き情報を前記標的部から取得し、
前記第1の通信部は、さらに前記標的傾き情報を受信して、前記表示処理装置へ送信し、
前記第2の制御部は、前記第2の通信部で受信した情報に基づき、前記標的傾き情報と射撃結果表示情報を関連付けて視覚的に図示化することを特徴とする射撃訓練システム。 - 移動可能な標的装置と、該標的装置から弾着位置を示す弾着位置情報を受信して表示する表示処理装置とを備える射撃訓練システムであって、
前記標的装置は、
標的体を備える標的部と、
弾着位置を検知して前記弾着位置情報を作成するセンサ部と、
前記センサ部から前記弾着位置情報を受信すると、弾着時点を示す弾着時刻情報と、弾着時点における当該標的装置の動作に関する情報である標的動作情報とを取得する第1の制御部と、
前記第1の制御部から、前記弾着位置情報と前記弾着時刻情報と前記標的動作情報とを受信して、前記表示処理装置へ送信する第1の通信部とを備え、
前記表示処理装置は、前記標的装置から送信される情報を受信する第2の通信部と、
前記第2の通信部で受信した前記弾着位置情報と前記弾着時刻情報と前記標的動作情報とに基づき、前記弾着位置情報と前記標的動作情報又は前記弾着時刻情報の少なくとも一方を関連付けて視覚的に図示化して表示する射撃結果表示情報を作成する第2の制御部と、
前記第2の制御部から前記射撃結果表示情報を受信して前記弾着位置情報と前記標的動作情報又は前記弾着時刻情報の少なくとも一方を関連付けて視覚的に図示化して表示する表示部とを備え、さらに、
前記第2の制御部は、前記射撃結果表示情報として、前記弾着位置情報に含まれる弾着位置を表示する弾着位置の表示情報と、前記標的動作情報に含まれる前記標的装置の動作状態と前記弾着位置情報に含まれる弾着位置との関係性の分析結果、又は前記弾着時刻情報に含まれる弾着時刻と前記弾着位置情報に含まれる前記弾着位置との関係性の分析結果を関連付けて視覚的に図示化して表示する分析結果の表示情報とを含む射撃結果表示情報を作成し、
前記表示部は、前記第2の制御部から前記射撃結果表示情報を受信して、前記弾着位置と前記分析結果とを、関連付けて視覚的に図示化して表示することを特徴とする射撃訓練システム。 - 請求項3に記載された射撃訓練システムであって、
前記第2の制御部は、前記弾着時刻情報に含まれる前記弾着時刻と前記弾着位置情報に含まれる前記弾着位置との関係性の分析結果を関連付けて視覚的に図示化して表示する分析結果表示画面の表示情報として、最初の弾着時刻からの経過時間と弾着位置との関係を関連付けて視覚的に図示化して示す表示情報を作成し、
前記表示部は、前記第2の制御部から前記射撃結果表示情報を受信して、前記最初の弾着時刻からの経過時間と弾着位置との関係を関連付けて視覚的に図示化して表示することを特徴とする射撃訓練システム。 - 移動可能な標的装置と、該標的装置から弾着位置を示す弾着位置情報を受信して表示する表示処理装置とを備える射撃訓練システムであって、
前記標的装置は、
標的体を備える標的部と、
弾着位置を検知して前記弾着位置情報を作成するセンサ部と、
前記センサ部から前記弾着位置情報を受信すると、弾着時点を示す弾着時刻情報と、弾着時点における当該標的装置の動作に関する情報である標的動作情報とを取得する第1の制御部と、
前記第1の制御部から、前記弾着位置情報と前記弾着時刻情報と前記標的動作情報とを受信して、前記表示処理装置へ送信する第1の通信部とを備え、
前記表示処理装置は、前記標的装置から送信される情報を受信する第2の通信部と、
前記第2の通信部で受信した前記弾着位置情報と前記弾着時刻情報と前記標的動作情報とに基づき、前記弾着位置情報と前記標的動作情報又は前記弾着時刻情報の少なくとも一方を関連付けて視覚的に図示化して表示する射撃結果表示情報を作成する第2の制御部と、
前記第2の制御部から前記射撃結果表示情報を受信して前記弾着位置情報と前記標的動作情報又は前記弾着時刻情報の少なくとも一方を関連付けて視覚的に図示化して表示する表示部とを備え、さらに、
前記第2の制御部は、前記射撃結果表示情報として、前記標的動作情報に含まれる前記標的装置の動作状態と前記弾着位置情報に含まれる弾着位置との関係性の分析結果、又は前記弾着時刻情報に含まれる弾着時刻と前記弾着位置情報に含まれる前記弾着位置との関係性の分析結果を関連付けて視覚的に図示化して表示する分析結果表示画面の表示情報を含む射撃結果表示情報を作成し、
前記表示部は、前記第2の制御部から前記射撃結果表示情報を受信して、前記射撃結果表示情報と前記分析結果を関連付けて視覚的に図示化して表示することを特徴とする射撃訓練システム。 - 請求項5に記載された射撃訓練システムであって、
前記第2の制御部は、前記弾着時刻情報に含まれる前記弾着時刻と前記弾着位置情報に含まれる前記弾着位置との関係性の分析結果を関連付けて視覚的に図示化して表示する分析結果表示画面の表示情報として、最初の弾着時刻からの経過時間と弾着位置との関係を関連付けて視覚的に図示化して示す表示情報を作成し、
前記表示部は、前記第2の制御部から前記射撃結果表示情報を受信して、前記最初の弾着時刻からの経過時間と弾着位置との関係を関連付けて視覚的に図示化して表示することを特徴とする射撃訓練システム。
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