JP2005121313A - 映像射撃学習ツール - Google Patents

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Abstract

【課題】 映像を標的に用いた射撃訓練で、訓練者が訓練映像其々の場面で適切な動作を適切なタイミングで行えるよう訓練し、かつ訓練の結果を評価できるようにする。
【解決手段】 訓練映像の内容に対応して訓練者がとるべき拳銃の取り出し、警告、拳銃の構え、射撃などの動作のタイミングを訓練映像のフレーム番号に対応させて予め設定したデータ4、命中データ8を格納した制御装置2と、制御装置2に接続され、訓練者が自分の動作を示すタイミング信号として入力する入力装置5と、訓練映像3が表示される表示装置1と、制御装置2に接続された記憶装置9を設け、制御装置2は、前記タイミング信号が訓練映像3のどのフレームに対応するかを検出して、検出したフレームがデータ4、命中データ8で指定されたフレーム範囲に含まれるかどうかを判定し、判定結果を表示装置に表示するとともに前記記憶装置に9に記憶格納するように構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、動画映像を用いて射撃訓練を行う装置に係り、特に訓練者の射撃に至るまでの動作の訓練や状況判断能力を育成する映像射撃学習ツールに関する。
従来の動画映像を用いた射撃訓練装置には、例えば特許文献1に開示されたものがある。特許文献1に開示された装置は、図4に示すように、訓練映像が投影される標的スクリーン13と、訓練映像3を標的スクリーン13に投影する投影装置11と、実銃でトリガーを弾いたときに発するような光を発光する発光装置を備えた模擬火器10と、模擬火器10から標的スクリーン13に投射される光を検知して着弾位置を検出し出力するカメラ12と、カメラ12および投影装置11に接続されたコンピュータ2と、を含んで構成されている。
コンピュータ2は、カメラ12から送られてきた弾着座標とコンピュータ2内の記憶媒体に記録されている命中範囲と非命中範囲のデータから弾丸を検出した時点のフレームに最も近いフレームを選択して抽出したデータ及び予め入力されている標的映像の特定部分とを比較照合して命中したか否かを判別し、その判別結果に応じて命中映像と非命中映像との一方を選択して再生する着弾位置による命中判定の制御と操作の制御をすると共に、命中位置を訓練映像に重ねて表示する。
特開平9−126690号公報
前記従来の装置では、標的スクリーンに投影された映像に光を弾丸に模擬した射撃を行い、命中位置を検出して適切な場所に命中したかを否かを判別し、適切なタイミングで射撃を行ったか否かを判定していた。
しかしながら、上記従来の装置では、射撃による着弾位置の評価のみしか判定できないものであり、実際には、拳銃を取り出す動作、拳銃をかまえる動作等の訓練映像内の流れの中で行う動作については、適切なタイミングで必要な動作を行ったかどうか評価を行うことができなかった。そのため、訓練者の横に指導者がついて訓練後評価を行っている。また、訓練後の評価の際に訓練者が訓練映像に没頭して指導者が指摘したことを覚えていないケースもありうる。
本発明は、訓練映像の流れの中で、訓練者が訓練映像それぞれの場面で適切な動作を適切なタイミングで行えるよう訓練するとともに、訓練の結果を評価できるようにすることを課題とする。
本発明は上記の課題を達成するために、拳銃の使用、すなわち射撃が必要になるまでの状況の変化を訓練映像で表現し、訓練映像の内容に対応して訓練者(射撃訓練を受ける者)がとるべき行動(動作)を順を追って予め設定し、訓練者は訓練映像を見ながら、自分の動作を予め設定された入力信号として画面に合わせて訓練装置に入力する。訓練装置には、予め訓練映像の画面のどの範囲でどのような動作を訓練者が取るべきかを設定しておき、訓練装置は、訓練者が各動作を表わす信号を入力したタイミングが、予め設定された画面の範囲内であるかどうか、また予め設定された画面の範囲内に、対応する動作を表わす信号が入力されたかどうかを判断する。
すなわち、上記の課題を達成する本発明の装置は、訓練映像の動画の映像データを保持して出力する制御装置と、前記制御装置から出力される訓練映像の映像データを入力として訓練映像を表示する表示装置と、予め定められた動作に対応するタイミング信号を前記制御装置に入力する入力装置とを有し、訓練者が映像を見ながら射撃訓練を行うように構成された映像射撃学習ツールを対象とする。特に、本発明の制御装置は、前記予め定められた動作が訓練映像のどの場面からどの場面までの間に実行されたらよいかを指定したタイミング情報を保持格納する記憶手段と、前記タイミング信号が訓練映像のどの場面が表示されているときに入力装置から入力されたかを認識する認識手段と、前記タイミング情報と認識手段の認識結果を比較し、前記タイミング信号が入力されたときの訓練映像の場面が、前記タイミング信号に対応する動作についてタイミング情報で指定された訓練映像の場面の範囲内に含まれているかどうか、および、前記予め定められた動作について前記タイミング情報で指定された場面の範囲内で、前記予め定められた動作に対応するタイミング信号が入力されているかどうかを判定し、判定結果を前記表示装置に表示させる判定手段とを含んで構成することを特徴とする。
また、判定結果に応じて、訓練映像を変化させる映像制御手段を設けてもよい。また、タイミング信号に対応する前記予め定められた動作としては、警棒を使用するまでに行うべき動作、警棒使用、拳銃を使用するまでに行うべき動作、射撃、の各動作を含むものとしてよい。さらに、訓練映像の任意の位置を指定できる指定手段を設け、射撃の際には、この指定手段で着弾位置を指定し、着弾位置が適切かどうかを判定するようにしてもよい。前記判定手段の判定結果は、磁気ディスク、磁気テープ、光ディスク、あるいは紙などの記録媒体に記録するようにしておくのが望ましい。
上記の構成により、訓練者は表示装置に表示された訓練映像を見ながら、訓練映像の状況に応じて、予め定められた動作を示すタイミング信号を入力装置から制御装置に入力する。入力装置から入力されたタイミング信号が訓練映像のどの画面のときに入力されたかを検出し、検出結果と予め定められた動作が訓練映像のどの場面からどの場面までの間に実行されたらよいかを指定したタイミング情報を比較して判定すれば、訓練映像の流れにあわせて訓練者がどのような動作を行ったか判定することが可能になり、訓練後の評価にて各動作について適切であったかまたは行ってないことを判定結果に基づいて評価することができる。
本発明によれば、訓練者が、訓練映像の状況に対応して、適切な動作を適切なタイミングで行ったかどうかを判定することが可能となり、この判定に基づき訓練者の動作と模範的な行動との違いについて判断できる。その結果、単に射撃の命中率の向上を目指す訓練ではなく、射撃に至るまでの行動、動作についての実戦的な訓練が可能になるとともに、従来、必ず指導者がいないと成り立っていなかった訓練が訓練者のみでも行えるという効果がある。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施例1に係わる映像射撃学習ツールの構成を示す斜視図である。本実施例の装置は、訓練映像3を表示するための表示画面1aを備えた表示装置1と、表示装置1に接続され訓練映像3を表示するための映像データを格納した制御装置2と、制御装置2に接続された記憶装置9と、制御装置2に接続され訓練者が予め定められた動作ごとにその実行を示すタイミング信号を入力する入力装置5と、を含んで構成されている。
訓練映像3は、例えば現場より通報があり訓練者があたかも現場に臨場し、標的を発見して標的が銃器を向けて発砲してくるような一連の状況を表わすように構成された音声・映像をいう。この訓練映像3は、MPEG及びJPEGといったファイル形式であれば、1枚1枚の映像がフレーム管理により再生され映像として表示される。
入力装置5には、キーボードとマウスが含まれており、訓練映像3に対して、訓練者が、拳銃を取出す動作、拳銃をかまえる動作、警告を行う動作、拳銃による射撃、警棒を取出す動作、警棒使用というような動作を実施すべきと判断した場合に、訓練者が動作の実行を示すタイミング信号を制御装置2に入力するものである。信号の入力は、本実施例ではキーボードからキー入力する構成としてあるが、表示装置1の表示画面1aに入力ボタン14を表示させるやり方や外部にハードボタンを設ける等を採用することが可能で、特に限定されるものではない。
制御装置2には、訓練映像3が映像及び音声の媒体として格納され、訓練映像3を保存及び再生する機能を持つ。また、格納された訓練映像3に対して、拳銃を取出す動作、拳銃をかまえる動作、警告を行う動作、警棒を取出す動作、警棒使用というような動作のタイミングを指定したデータ4と拳銃による射撃、威嚇射撃という射撃動作のタイミングを指定した命中データ8を格納した記憶手段、前記タイミング信号が訓練映像のどの場面が表示されているときに入力されたかを認識する認識手段、そして、一連の訓練の中で、訓練者が入力装置5へ動作を入力した情報(タイミング信号)とデータ4または命中データ8と比較判定を行う判定手段を備えている。データ4と命中データ8を総称してタイミング情報という。
制御装置2での判定結果は表示装置1に表示され、さらに記憶装置9に記憶される。記憶装置9は本実施例ではハードディスクを備えたコンピュータに普通に用いられる装置であるが、光磁気ディスク装置やプリンタなどの、制御装置から電気的若しくは光や電波等の通信手段により接続された装置であってもよい。
訓練映像3は、MPEG及びJPEGといったファイル形式となっていて、このファイル中のフレーム1からフレーム100までに1パターンの訓練映像3として内蔵されている。そして、訓練を開始するとフレーム1からフレーム100までが順に再生される。
図2に、訓練映像3とデータ4、命中データ8の構成を示す。データ4は、再生するフレーム1からフレーム100の中で、拳銃を取り出す等の予め定められた動作それぞれを行うべきフレーム範囲をフレームAからフレームBの範囲というように其々指定したもので、動作範囲をフレームの指定により確定したものである。このデータ4は、訓練映像3に対して訓練者が行うべき各動作のタイミングとして用いられる。前記予め定められた動作は、拳銃の取出し、拳銃をかまえる、警告を発声、警棒の取出し、警棒使用などの動作であり、訓練内容に応じて複数種類準備された訓練映像は、いずれもこれらの動作のうち少なくとも1つを含んでいる。本実施例では、拳銃の取出しの動作をフレームAからフレームB、警告を発生の動作をフレームCからフレームD、拳銃をかまえる動作をフレームEからフレームFとしている。
また、この訓練映像3は、射撃を行っても良い場面と射撃を行ってはいけない場面に分類される。命中データ8には、訓練映像3内で定められた拳銃による射撃、威嚇射撃という射撃動作を行ってもよい範囲がそれぞれフレームZからフレームYの範囲としてフレームの指定が行われ、命中データ8として制御装置2に格納されている。
図5に映像の再生開始(表示開始)すなわち訓練開始から終了までのフローの例を示す。まず、訓練開始にあたり、複数準備されている訓練映像のうちから、訓練内容に合った特定の訓練映像3が選択される。(手順1)
訓練者は、訓練映像3の再生が開始(手順2)されたら、再生される訓練映像3を見て、表示される状況が、拳銃を取出すべき状況であると判断したら、その時点で拳銃取り出し動作を示すタイミング信号を入力し(手順3)、次いで拳銃をかまえるべき状況であると判断したらその時点で拳銃をかまえる動作を示すタイミング信号を入力し(手順4)、威嚇射撃あるいは標的に対する射撃を行うべき状況であると判断したらその時点で威嚇射撃あるいは標的に対する射撃を示すタイミング信号を入力する(手順5)。射撃前の警告を行う動作、警棒を取出す動作、警棒使用というような動作についても、それらを実施すべき段階にあると判断した時点で、入力装置5より前記各動作の実行を示すタイミング信号を制御装置2に入力する。警告を行う動作、警棒を取出す動作、警棒使用というような動作については、図5では記載を省略してある。
訓練映像3がフレーム100まで再生され、映像が終了(手順6)すると、表示装置1に、判定手段による評価結果が表示(手順7)され、一連の訓練終了となる。
制御装置2では、各動作に関して、認識手段により、入力装置5から入力されたタイミング信号が訓練映像のどのフレーム番号の映像が表示されているときに入力されたか(あるいは入力されなかったか)が認識され、判定手段で、前記認識したフレーム番号とデータ4または命中データ8で指定された映像のフレーム番号の比較判定を行い、その動作が適切であったか、遅かったか、早すぎたか、または行っていない等の判定の上、判定結果は訓練映像の再生終了後に表示装置1に表示される。
判定結果の表示は、各動作に対しての評価、射撃に対しての評価が示される。さらに、評価の内容は記憶装置9に送られて記録され、その記録を基に、訓練者自身及び他の評価が再評価される。
次に、入力装置5から制御装置2に入力された動作情報(タイミング信号)と映像のフレーム番号とデータ4または命中データ8の比較判定について説明する。訓練者が、入力装置5から、訓練映像3に対応して、前記予め定められた動作のうちから選択した動作の実行を示すタイミング信号を入力すると、制御装置2では、認識手段が入力装置5から入力されたタイミング信号が訓練映像のどのフレーム番号の映像が表示されているときに入力されたか(あるいは入力されなかったか)を認識し、判定手段がその情報(映像のフレーム番号)とデータ4または命中データ8の比較判定を行う。認識されたフレーム番号がその動作に対してデータ4で予め決められたフレーム範囲であるかどうか、例えば拳銃の取出しの動作であればフレームAからフレームB、あるいは拳銃による射撃の動作であれば命中データ8のフレームZからフレームYといったそれぞれの範囲の間であるかどうかが判断され、指定された範囲の間であれば、その動作は適切であったと判断し、その範囲に無ければ遅かったかまたは早すぎたか、さらに動作が行われていなければ、行っていない等を判定する。
本実施例によれば、従来の訓練装置では射撃をした位置(着弾位置)による評価しかできなかったのに対し、本実施例では、射撃を行うまでに必要な動作や警棒を使用するまでに必要な動作及び警棒使用が適切であったかを判定することが可能となる。これにより随時訓練中に指導者が訓練者の動作について監視し指導する方式から、この装置を用いるだけで訓練者の各動作を判定でき、訓練者も自分の動作をイメージしながら簡単に訓練が行える方式とすることができる。したがって、従来、カリキュラムにより特定時間を割り当てて行っている訓練が、指導者が立ち会わなくても、個人のあいている時間で訓練が可能となり、訓練効率の向上につながるという利点がある。
実施例2として、命中判定機能を付加した映像射撃学習ツールについて説明する。本実施例の装置構成が前記実施例1と異なる点は、入力装置5が、表示装置1に表示されている訓練映像の任意の場所を着弾点として指定する着弾指定手段を備えていることと、制御装置2は、前記実施例1で格納しているデータ4および命中データ8に加え、訓練映像の人(通行人等)、乗り物、建物のような射撃をするとよくない範囲と立ち木、道路などの背景の範囲に映像中を区分けした範囲データ6、射撃をしてもよい場面で人の頭、胴体、手、足、心臓部、武器等の範囲に区分けした命中範囲データ7というように範囲を指定して細分化したデータを格納していることと、制御装置2が前記着弾指定手段で指定された場所が訓練映像のどのフレーム番号の映像のどの座標位置であるかを認識する着弾位置認識手段を備えていることと、前記判定手段は、実施例1で述べた機能に加え、着弾位置認識手段で認識された着弾位置と前記範囲データ6、命中範囲データ7とを比較して着弾位置の適否、射撃の適否を判定する機能を備えていることと、認識された着弾位置に着弾マークを表示する機能を備えていることである。前記判定手段はまた、着弾位置判定後、着弾位置に応じて、それ以後の訓練映像を其々着弾位置に適した映像に切り替える映像制御手段を有している。他の構成は前記実施例1と同様なので説明を省略する。
制御装置2での判定結果は、着弾位置の判定結果を含め、表示装置1に表示され、さらに記憶装置9に記憶される。
図3に訓練映像3とデータ4、命中データ8、範囲データ6、命中範囲データ7の構成について示す。以下に、データ4、命中データ8、範囲データ6、命中範囲データ7の構成について説明する。訓練映像3は、MPEG及びJPEGといったファイル形式となっていて、このファイル中のフレーム1から100までに1パターンの訓練映像3として内蔵されている。また、命中判定された場合に分岐される訓練映像3として、フレーム110からフレーム150、フレーム160からフレーム180も内蔵している。
データ4には、再生する訓練映像3の中で、拳銃を取出す等の動作範囲をフレームAからフレームBの範囲というように其々指定しておき、動作範囲をフレームの指定により確定しておく。これを訓練映像3に対して訓練者が行うべき各動作のタイミングの基準として用いる。動作は、拳銃の取出し、拳銃をかまえる、警告を発声、警棒の取出し、警棒使用という動作のうち少なくとも1つを含んでいる。本実施例では、拳銃の取出しの動作をフレームAからフレームB、警告を発する動作をフレームCからフレームD、拳銃をかまえる動作をフレームEからフレームFとしている。
この訓練映像3は、射撃を行っても良い場面と射撃を行ってはいけない場面に分類され、命中データ8は、訓練映像3内で、定められた威嚇射撃、標的に対する射撃、という射撃動作の対象となる訓練映像の場面を、其々射撃の種別に応じて、例えばフレームYからフレームZの範囲としてフレームの指定を行ったデータである。
範囲データ6は、この命中データ8で指定された訓練映像3のフレームの1枚1枚について、人、建物、乗り物のような射撃をするとよくない範囲と、立ち木や道路などの範囲の切り出しを行い、データとしたものである。図3では、画面の標的を除く上半部を射撃をするとよくない範囲、画面の標的を除く下半部を射撃可能な範囲として設定した例を示してある。
また、命中範囲データ7は、標的の部位を頭、胴体、手、足、心臓、武器等に分類して範囲を区分けしたデータである。
図6に本実施例における訓練映像の再生開始、すなわち訓練開始から終了までのフローを示す。以下、図6に示すフローを参照して訓練の手順を説明する。
訓練開始にあたり、まず、複数準備されている訓練映像の中から訓練の内容に応じた訓練映像3を選択する(手順11)。そして、訓練映像の再生開始、すなわち訓練を開始(手順12)すると、フレーム1から順に訓練映像3が再生される。
訓練者は、表示装置1の表示画面1aに再生表示される訓練映像3を見ながらどのような動作を行うべきかを判断し、実行すべきであると判断した動作に対応する信号(タイミング信号)を入力装置5から入力する。例えばこの状況では拳銃を取り出すべきだと判断したら、その時点で、拳銃を取り出す動作に対応して予め定められているタイミング信号を入力する(手順13)。次に、取り出した拳銃を標的に向けてかまえるときだと判断したら、その時点で、拳銃をかまえる動作に対応して予め定められているタイミング信号を入力する(手順14)。
もちろん、拳銃を取り出すべきだと判断する状況を見落としたら、いきなり、拳銃を標的に向けてかまえるときだと判断することにもなりうる。
訓練途中に射撃動作(この場合は、訓練映像3上の着弾位置の指定)が行われた場合には、入力装置5で着弾位置が指定された訓練映像3のフレーム番号に基づいて、訓練映像が分岐される(手順15)。訓練途中に射撃動作が行われなかった場合には、そのまま訓練映像の再生が終了し、手順20に進んで訓練の評価結果が表示装置1に表示される。
訓練映像3のフレームYからフレームZの射撃を行ってもよい範囲で、入力装置5から表示画面1aの訓練映像3上の任意の場所が指定されると、射撃動作が行われたと判断され、指定された訓練映像のフレーム番号が検出されるとともに、フレーム上の指定された場所が命中した個所(着弾点)として認識され、映像面の座標が算出(手順16)されてその点に着弾マークが表示される。
次いで、着弾点として検出されたフレーム番号と映像面の座標が範囲データ6と比較、判定され、その後の訓練映像3は、命中した個所によりそれに適した他の映像として、フレーム110へ映像を分岐する制御が行われる(手順17)。着弾点が標的外の場合、その後の訓練映像3は、標的外に着弾した状況に合わせた訓練映像(この場合、フレーム110〜150)に分岐され、訓練映像3の再生が終了したら、手順20に進んで訓練の評価結果が表示装置1に表示される。
着弾点が標的の場合、手順18に進み、着弾点の座標と命中範囲データ7が比較判定される。例えば着弾点が標的の手、足であった場合、その後の訓練映像3は、その状況に合わせた訓練映像(この場合、フレーム160〜180)に分岐され(手順22)、訓練映像3の再生が終了したら、手順20に進んで訓練の評価結果が表示装置1に表示される。また、着弾点が標的の頭、胴体であった場合、その後の訓練映像3は、その状況に合わせた訓練映像に分岐され(手順19)、訓練映像3の再生が終了したら、手順20に進んで訓練の評価結果が表示装置1に表示される。
そして、評価結果が表示装置1に表示されると、一連の訓練終了となる。制御装置2では、各動作に関して、入力装置5に入力された各動作に対応するタイミング信号(射撃動作については着弾位置を指定したタイミング)に基づいて各動作が実行された時点の訓練映像のフレーム番号をその都度認識し、認識した各動作ごとの訓練映像のフレーム番号とデータ4と命中データ8の比較判定を行い、その動作が適切であったか、遅かったか、早すぎたか、または行っていない等の判定の上、評価結果として訓練終了後に表示装置1に表示する。
認識した各動作ごとの訓練映像のフレーム番号とデータ4と命中データ8の比較判定は次のように行われる。ある動作のタイミング信号が入力された時点における訓練映像が、その動作について予めデータ4もしくは命中データ8で決められたフレーム範囲であるか、例えば拳銃の取出しの動作であればフレームAからフレームB、あるいは拳銃による射撃の動作であれば命中データ8のフレームYからフレームZといった範囲の間であれば、適切であったと判断し、その範囲に無ければ遅かったかまたは早すぎたか、さらに動作が行われていなければ、行っていない等を判定する。射撃が行われた場合には、検出された着弾位置が範囲データ6および命中範囲データ7と比較され、着弾点が適切であったかどうかが評価される。
なお、前記制御装置2に、訓練映像3を表示装置1で表示する時にモードの切替を行い、訓練映像でデータ4や命中データ8を用いて訓練者がその映像でどのような動作を行う場面かをテロップや印で映像上に重ねて表示する動作表示手段を設けることにより、訓練終了後、訓練者に訓練映像に合わせた適切な動作やそのタイミングを教示することができる。
本実施例の構成の装置は、実施例1の構成と比較して、命中データ8に加え、範囲データ6を設定、保持することにより、指定した着弾点と範囲データ6とを比較して着弾した個所により、それに適合した映像に変化させることが可能になった。また、命中範囲データ7を設定、保持することにより、指定した着弾点と命中範囲データ7とを比較して着弾した個所により、それに適合した映像に変化させることが可能になった。さらに、動作表示手段により、データ4や命中データ8を用いて訓練映像3にその指定したフレームからフレーム間で訓練者が実行するべき動作を訓練映像に重ねて表示を行うことが可能になった。
本発明の実施例1に係わる映像射撃学習ツールの構成を示す斜視図である。 本発明の実施例1に係わる映像射撃学習ツールの一連の映像とデータの構成を示す概念図である。 本発明の実施例2に係わる映像射撃学習ツールの一連の映像とデータの構成を示す概念図である。 従来技術の装置構成の例を示す斜視図である。 本発明の実施例1に係わる訓練の手順の例を示すフロー図である。 本発明の実施例2に係わる訓練の手順の例を示すフロー図である。
符号の説明
1 表示装置
2 制御装置
3 訓練映像
4 データ
5 入力装置
6 範囲データ
7 命中範囲データ
8 命中データ
9 記憶装置
10 模擬火器
11 投影装置
12 カメラ(検出装置)
13 標的スクリーン

Claims (8)

  1. 訓練映像の映像データを保持して出力する制御装置と、前記制御装置から出力される訓練映像の映像データを入力として訓練映像を表示する表示装置と、予め定められた動作に対応するタイミング信号を前記制御装置に入力する入力装置とを有し、訓練者が映像を見ながら射撃訓練を行うように構成された映像射撃学習ツールであって、
    前記制御装置は、前記予め定められた動作が訓練映像のどの場面からどの場面までの間に実行されたらよいかを指定したタイミング情報を保持格納する記憶手段と、前記タイミング信号が訓練映像のどの場面が表示されているときに入力装置から入力されたかを認識する認識手段と、前記タイミング情報と認識手段の認識結果を比較し、前記タイミング信号が入力されたときの訓練映像の場面が、前記タイミング信号に対応する動作についてタイミング情報で指定された訓練映像の場面の範囲内に含まれているかどうか、および、前記予め定められた動作について前記タイミング情報で指定された場面の範囲内で、前記予め定められた動作に対応するタイミング信号が入力されているかどうかを判定し、判定結果を前記表示装置に表示させる判定手段とを含んで構成されてなる映像射撃学習ツール。
  2. 請求項1に記載の映像射撃学習ツールにおいて、前記予め定められた動作は、訓練者が拳銃を使用するまでに行うべき動作および射撃を含むことを特徴とする映像射撃学習ツール。
  3. 請求項2に記載の映像射撃学習ツールにおいて、前記制御装置は、判定結果に基づいて、前記表示装置に出力する訓練映像を切り替える映像制御手段を備えていることを特徴とする映像射撃学習ツール。
  4. 請求項2または3に記載の映像射撃学習ツールにおいて、前記入力装置は、表示装置に表示された訓練映像の任意の点を着弾位置として指定する着弾指定手段を備えており、前記制御装置は、射撃が行われてもよい訓練映像の各場面について画面上の射撃対象部位を区分し、かつ適切な射撃対象部位を指定した命中範囲データを格納するとともに、前記着弾指定手段で指定された着弾位置が訓練映像画面のどの位置であるかを認識する着弾位置認識手段を備え、前記判定手段は、前記着弾位置認識手段で認識した着弾位置と前記命中範囲データを比較して着弾位置が前記射撃対象部位の区分のどれに含まれるかをも判定し、着弾位置が適切な位置であるかどうかを表示装置に表示するよう構成されているとともに、前記映像制御手段は着弾位置の判定結果に基づいても前記表示装置に出力する訓練映像を切り替えるよう構成されていることを特徴とする映像射撃学習ツール。
  5. 請求項2または3に記載の映像射撃学習ツールにおいて、前記入力装置は、表示装置に表示された訓練映像の任意の点を着弾位置として指定する着弾指定手段を備えており、前記制御装置は、射撃が行われてもよい訓練映像の各場面について射撃をすると危険であると判断される範囲とそうでない範囲に分類した範囲データを格納するとともに、前記着弾指定手段で指定された着弾位置が訓練映像画面のどの位置であるかを認識する着弾位置認識手段を備え、前記判定手段は、前記着弾位置認識手段で認識した着弾位置と前記範囲データを比較して着弾位置が前記射撃をすると危険であると判断される範囲とそうでない範囲のどれに含まれるかを判定し、適切な範囲への射撃であったかどうかを評価して、評価結果を表示装置に表示するよう構成されているとともに、前記映像制御手段は着弾範囲の判定結果に基づいても前記判定結果に基づいて前記表示装置に出力する訓練映像を切り替えるよう構成されていることを特徴とする映像射撃学習ツール。
  6. 請求項1から5のうちのいずれか1項に記載の映像射撃学習ツールにおいて、前記制御装置は、表示装置に表示される訓練映像に重ねて、前記タイミング情報に基づいて、表示される訓練映像に対応して訓練者が取るべき動作を示す情報を表示する動作表示手段を含んで構成されていることを特徴とする映像射撃学習ツール。
  7. 請求項1から6のうちのいずれか1項に記載の映像射撃学習ツールにおいて、前記制御装置は、判定結果もしくは評価結果もしくはその双方を記録する記録手段を含んで構成されていることを特徴とする映像射撃学習ツール。
  8. 請求項1から6のうちのいずれか1項に記載の映像射撃学習ツールにおいて、前記予め定められた動作は、警棒を使用するまでに行うべき動作、警棒使用、拳銃を使用するまでに行うべき動作、射撃、の各動作を含むことを特徴とする映像射撃学習ツール。
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JP2013245927A (ja) * 2012-05-29 2013-12-09 Japan Radio Co Ltd 訓練支援システム

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