JPH11142097A - 射撃訓練装置 - Google Patents

射撃訓練装置

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Publication number
JPH11142097A
JPH11142097A JP30747397A JP30747397A JPH11142097A JP H11142097 A JPH11142097 A JP H11142097A JP 30747397 A JP30747397 A JP 30747397A JP 30747397 A JP30747397 A JP 30747397A JP H11142097 A JPH11142097 A JP H11142097A
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shooting
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unit
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JP30747397A
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Inventor
Juichi Sugano
重一 菅野
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Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 標的への弾着数を自動的に計数し、弾着数や
命中率等の射撃結果を速やかに出力できる射撃訓練装置
を提供する。 【解決手段】 中央局装置4は、訓練スケジュールに基
づいて標的の現出・隠蔽指示指令を無線送信する。標的
装置2は、受信した標的の現出・隠蔽指示指令に基づい
て標的21を現出・隠蔽する。標的21への弾着を衝撃
センサ22で検出する。弾着数計数部27は、衝撃セン
サ22の出力信号に基づいて標的21への弾着を判定す
るとともに、弾着数を計数する。標的装置2は、中央局
装置4から供給される弾着数送信要求を受信すると、弾
着数計数結果を無線送信する。中央局装置4は、標的装
置4側から送信された弾着数計数結果を受信するととも
に、命中率等の評価データを算出して、射撃訓練の結果
を画像表示装置43に表示するとともに、必要に応じて
プリンタ装置44で印字する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、実在の標的を実
弾を用いて射撃することで射撃訓練を行なうことのでき
る装置に係り、詳しくは、標的への弾着数を自動的に計
数し、弾着数や命中率等の射撃結果を速やかに出力でき
るようにした射撃訓練装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特開平7−234096号公報には、実
弾を使用して動画像標的へ射撃することができるように
した射撃訓練装置が記載されている。この射撃訓練装置
は、訓練映像が投影されるスクリーンと、弾丸がスクリ
ーンを通過するときに発生する音を検出する3個以上の
音響センサと、各音響センサが検出した音の検出時間の
差に基づいてスクリーンにおける弾着座標を算出する弾
着座標計測部と、スクリーンに訓練映像を投影する投影
機と、この投影機に映像信号を送る映像再生機器であっ
て訓練映像と共に弾丸命中映像および弾丸非命中映像を
記録した記録媒体を有する再生器と、訓練映像1フレー
ム毎の命中範囲と非命中範囲を予め記憶した記憶装置
と、再生器を1フレーム毎に制御すると共に、弾着座標
計測部から送られてきた弾着座標と記憶装置に記憶され
ている命中範囲および非命中範囲のデータとを照合して
命中したか否かを判別し、その判別結果に応じて再生器
における弾丸命中映像と弾丸非命中映像とのうち一方を
選択して再生させるデータ処理制御部と、訓練映像に重
ね合せて弾着位置に弾着マークを表示するスーパインポ
ーズ合成装置と、判別結果に基づいた訓練結果を採点表
として出力する出力装置とを備えて構成されている。
【0003】特開平8−170897号公報には、実弾
を使用して対向者映像標的に対して射撃を行ない、的確
な命中判定が即座に表示されるようにした対向射撃訓練
装置が記載されている。この対向射撃訓練装置は、標的
となる対向者をカメラにより撮影し、その映像を投影機
によりスクリーン上に投影し、画像処理装置によりこの
映像中に命中と外れとの範囲を区分けし、また、弾着位
置を計測する弾着位置計測部を設け、この弾着位置と前
記の命中と外れの範囲データとから命中または外れの判
定をデータ処理装置により行ない、また、スーパインポ
ーズ合成装置によりスクリーン上の弾着位置に弾着マー
クを映像に重ねて表示するようにした射撃訓練装置を2
組備えて構成されている。
【0004】特開平8−233497号公報には、実弾
射撃をしても位置検出機構が破損しない映像標的を用い
た射撃訓練装置を提供するとともに、例えば人物像の手
足または頭等の絵柄の着弾位置により着弾得点を変える
ことができるようにした射撃訓練装置が記載されてい
る。この射撃訓練装置は、射撃訓練映像が投影される標
的スクリーンと、弾着音を検出する3個以上の音響セン
サと、各音響センサが検出信号に基づいてスクリーンに
おける弾着座標を算出する弾着座標計測部と、スクリー
ンに射撃訓練映像を投影する投影機と、投影映像を記録
した記録媒体と、記録媒体を再生する再生器と、訓練映
像の1フレーム毎の命中範囲と非命中範囲を予め記憶し
た記憶装置と、弾着座標と記憶装置に記憶されている命
中範囲と非命中範囲のデータとを比較照合して命中した
か否かを判別し、その判別結果に応じて再生器における
弾丸命中映像と弾丸非命中映像とのうち一方を選択して
再生させるデータ処理制御部と、射撃訓練映像に重ね合
せて弾着位置に弾着マークを表示する映像合成装置と、
判別結果に基づいた訓練結果を採点表として出力する出
力装置とを有する映像標的射撃訓練装置であって、射撃
訓練映像のいつが射撃可能状態であり、どの部分に弾着
すればよいかを説明するための手段と、実際に実弾によ
る射撃訓練を行なう手段と、実際に射撃を行なった過程
を訓練映像とともに再現する手段とを備える構成とされ
ている。
【0005】特開平9−79800号公報には、実際に
即した実弾射撃訓練を効率的に行なえるようにした射撃
訓練装置が記載されている。この射撃訓練装置は、第1
および第2の射場に、夫々標的となる映像を投影する投
影機と、投影機より投影される映像を写し出すスクリー
ンと、スクリーン上の着弾位置を検出する着弾座標検出
部と、スクリーン上に写し出された標的位置情報と着弾
座標検出部にて検出された着弾位置情報とから命中判定
を行なうデータ処理制御部とを備え、第1の射場に第2
の射場で得られた命中判定データを伝達し、第1の射場
で訓練を受けている射手に第2の射場における射撃結果
を通知すると共に、第2の射場に第1の射場で得られた
命中判定データを伝達し、第2の射場で訓練を受けてい
る射手に第1の射場における射撃結果を通知するよう構
成されている。
【0006】特開平7−270100号公報には、実際
の発砲状況に近い射撃訓練を効率良く行なうことのでき
る射撃訓練装置が記載されている。この射撃訓練装置
は、射撃手の発射する弾丸の進行方向に平行に移動用軌
道が設置され、標的を支持する標的支持部は標的と共に
移動用軌道上を往復移動するよう構成されている。標的
支持部は、走行中に任意のタイミングで標的を隠顕動作
させる。射撃手は、隠顕動作しながら移動用軌道を往復
移動する標的に対して射撃を行なう。標的上の弾着位置
はテレビカメラで撮影され、テレビモニタ上に表示され
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】特開平7−23409
6号公報,特開平8−170897号公報,特開平8−
233497号公報,特開平9−79800号公報等に
記載されているように、スクリーン上に写し出された標
的映像を標的にして射撃訓練を行なう装置においては、
複数の音響センサの検出信号に基づいてスクリーンにお
ける弾着座標を算出して命中判定を行なうとともに、訓
練結果を採点表として出力すること等がなされている。
【0008】一方、特開平7−270100号公報に記
載されているように、スクリーン上に投影された標的映
像ではなく実在の標的を用いる射撃訓練装置では、目視
により弾着を確認し、発射弾数と弾着数とをカウントし
て記録を行ない、手作業により算出して評価を実施して
いる。
【0009】図5は実在の標的を用いた従来の射撃訓練
において評価結果が得られるまでの過程の説明図であ
る。ステップS101では、支援要員の関与によって標
的の隠顕制御がなされる。射撃手は、射撃の開始により
予め決められた弾数を予め決められた時間内で射撃する
(ステップS102,S103)。射撃終了後に支援要
員の関与により標的の目視を行ない(ステップS10
4)、弾着数をカウントする(ステップS105)。次
に決められた弾数と弾着数とに基づいて評価算出を行な
い(ステップS106)、結果報告となる(ステップS
107)。
【0010】このように、実在の標的を用いた射撃訓練
においては、標的目視,弾着数カウント,評価算出のた
めに多くの支援要員が必要である。また、目視判定によ
って弾着数をカウントしているため、カウントミスが生
ずることがあるとともに、訓練結果(命中率等)が判明
するまでに時間がかかり、評価データが即時に得られな
いという問題がある。
【0011】この発明はこのような課題を解決するため
なされたもので、支援要員を不要にするとともに、射撃
訓練における結果を正確にかつ速やかに得ることができ
るようにした射撃訓練装置を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
この発明に係る射撃訓練装置は、標的と、標的に弾丸が
弾着した際に発生する衝撃を検出する衝撃センサと、衝
撃センサの出力信号に基づいて標的に対する弾着数を計
数する弾着数計数部と、弾着数を出力する出力装置とを
備えたことを特徴とする。
【0013】衝撃センサは、標的への弾着(命中)によ
って発生する衝撃に対応した出力を発生する。弾着数計
数部は、衝撃センサの出力信号に基づいて標的に対する
弾着数を計数する。計数された弾着数は、画像表示装置
やプリンタ装置等の出力装置から出力される。よって、
支援要員の関与なしに、射撃結果を速やかに得ることが
できる
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて添付図面に基づいて説明する。図1はこの発明に係
る射撃訓練装置の全体ブロック構成である。この発明に
係る射撃訓練装置1は、1または複数の標的装置2と、
機関砲装置3と、中央局装置4とからなる。標的装置2
と中央局装置4との間、ならびに、機関砲装置3と中央
局装置4との間は、無線データ通信によって各種の指令
やデータの伝送が行なえるようにしている。標的装置2
が複数設けられる場合、各標的装置2にはそれぞれ異な
る無線チャネルが割り当てられており、中央局装置4
は、標的装置2毎に標的の隠顕を制御し、また、標的装
置2毎に弾着数のデータを得るようにしている。なお、
各標的装置2に対して識別番号を付与し、識別番号と各
種の指令やデータを対応付けて送受信することで、同一
の無線通信チャネルを用いて、個々の標的装置2を区別
するようにしてもよい。
【0015】標的装置2は、標的21と、衝撃センサ2
2と、標的隠顕駆動部23と、標的装置制御部24と、
送受信機25と、標的装置アンテナ26と、弾着数計数
部27とからなる。弾着数計数部27は、増幅部71
と、A/D変換器72と、弾着判定部73と、計数部7
4とを備える。
【0016】送受信機25は、標的装置アンテナ26を
介して中央局装置4から無線送信された自己の標的装置
2当ての指令データを受信すると、受信した指令データ
25aを標的装置制御部24へ供給する。
【0017】標的装置制御部24は、受信した指令デー
タ25aが標的21の隠顕を指示するデータである場
合、標的隠顕指令24aを標的隠顕駆動部23へ供給す
る。標的装置制御部24は、標的21を現出させる指令
を標的隠顕駆動部23に供給するに先立って、図示しな
いリセット指令を計数部74へ供給して、計数部74を
計数値を0にリセットさせる。また、標的装置制御部2
4は、標的21を隠蔽する指令を標的隠顕駆動部23に
供給した後は、図示しない計数停止指令を計数部74へ
供給して、計数部74の計数動作を停止させる。これに
より、標的21が隠蔽されている状態で標的21の支持
台等への弾着を誤計数しないようにしている。標的装置
制御部24は、受信した指令データ25aが弾着数計数
結果の送信を要求するものである場合、弾着数計数部2
7で計数した弾着数データを送受信機25へ供給して、
弾着数データを送信させる。
【0018】標的隠顕駆動部23は、標的装置制御部2
4から供給される標的隠顕指令24aに基づいて標的2
1を隠顕させる。標的隠顕駆動部23は、標的21を上
下動させたり、標的を起立平伏させたりすることで、標
的を現出させたり標的を隠蔽する。標的21を回動させ
ることで、標的面を訓練者の方向へ向けたり、標的面を
訓練者の方向と直交する方向へ向けたりすることで、標
的面を隠顕するようにしてもよい。
【0019】衝撃センサ22は、標的21を隠顕自在に
支持する標的支持部材の基部等の着弾の虞れがなく、か
つ、標的21への弾着による衝撃を検出できる場所に設
けている。衝撃センサ22の出力信号22aは弾着数計
数部27へ供給される。
【0020】増幅器71は、衝撃センサ22の出力信号
22aを増幅する。増幅された衝撃信号はA/D変換器
72へ供給され、デジタル衝撃信号へ変換されて弾着判
定部73へ供給される。弾着判定部73は、デジタル衝
撃信号にデジタル信号処理を施して衝撃センサ22によ
って検出された衝撃が着弾によるものか否かを判定す
る。弾着判定部73は、弾着による衝撃と判定した場合
には、弾着検出出力を計数部74へ供給する。弾着判定
部73は、弾着による衝撃信号の波形データと標的21
の隠顕に伴う衝撃信号の波形データを備え、デジタル衝
撃信号と各波形データとの相関を求めることで、弾着を
正確に判定する構成としてもよい。計数部74は、弾着
検出出力を計数することで着弾数を計数する。
【0021】機関砲装置3は、機関砲(火器)31と、
発射数計数部32と、機関砲制御部33と、送受信機3
4と、機関砲装置アンテナ35とからなる。発射数計数
部32は、機関砲31から発射された弾丸数を計数す
る。発射数計数結果32aは機関砲制御部33へ供給さ
れる。送受信機34は、機関砲装置アンテナ35を介し
て中央局装置4から無線送信された自己の機関砲装置3
当ての指令データを受信すると、受信した指令データ3
4aを機関砲制御部33へ供給する。機関砲制御部33
は、受信した指令データ34aが発射数計数結果の送信
を要求するものである場合、発射数計数部32で計数し
た発射数計数データ32aを送受信機34へ供給して、
発射数を送信させる。
【0022】中央局装置4は、中央局制御部41と、操
作部42と、CRTディスプレイ装置や液晶表示装置等
の画像表示装置43と、プリンタ装置44と、スケジュ
ール記憶部45と、射撃結果記憶部46と、送受信機4
7と、中央局アンテナ48とからなる。
【0023】中央局制御部41は、操作部42からスケ
ジュール入力要求が供給されると、画像表示装置43に
スケジュール入力のためのメニュー画面を表示させ、こ
のメニュー画面に基づいて操作部42から入力される訓
練スケジュールをスケジュール記憶部45へ記憶させ
る。操作部42を用いて、射撃訓練とする標的装置2の
指定、隠顕させる標的装置の順序、隠顕タイミング等を
入力することで、一連射撃訓練スケジュールを作成する
ことができる。
【0024】中央局制御部41は、操作部42から射撃
訓練開始要求が入力されると、スケジュール記憶部45
に記憶された訓練スケジュールに基づいて各種の指令デ
ータを生成し、生成した指令データを送受信機47へ供
給して送信させる。例えば、中央局制御部41は、特定
の標的装置2に対して標的21を現出させる指令を送信
し、予め設定した標的現出時間が経過した時点で標的2
1を隠蔽する指令を送信する。また、中央局制御部41
は、標的21を隠蔽する指令を送信した後に、弾着数計
数結果の送信を要求する指令を送信する。そして、この
指令に対して標的装置2側から送信された弾着数計数結
果が送受信機47を介して供給されると、中央局制御部
41は受信した弾着数計数結果を標的装置2と訓練スケ
ジュール(何回目の標的現出であるか)との対応を付け
て射撃結果記憶部46へ格納する。また、中央局制御部
41は、発射数計数結果の送信を要求する指令を送受信
機47を介して送信する。そして、この指令に対して機
関砲装置3側から送信された発射数計数結果が送受信機
47を介して供給されると、中央局制御部41は発射数
計数結果を訓練スケジュールとの対応を付けて射撃結果
記憶部46へ格納する。なお、機関砲装置3が複数設け
られている場合、各機関砲装置3との対応を付けて発射
数計数結果を射撃結果記憶部46へ格納する。
【0025】中央局制御部41は、一連の訓練スケジュ
ールが終了した時点で、射撃結果記憶部46に格納した
弾着数計数結果,発射数計数結果を読み出して、命中率
を演算し、各標的装置の隠顕動作毎に発射数,弾着数,
命中率からなる射撃訓練評価結果を作成し、作成した射
撃訓練評価結果を画像表示装置43に表示させる。ま
た、操作部42から印刷指令が入力された場合、ならび
に、印刷要求が既に入力されている場合は、射撃訓練評
価結果データをプリンタ装置44に供給してハードコピ
ーとして出力させる。
【0026】以上の構成であるからこの発明に係る射撃
訓練装置1は、予め設定した訓練スケジュールに基づい
て標的21の隠顕を遠隔制御することができる。さら
に、標的21への弾着を衝撃センサ22を用いて検出
し、弾着数計数部27で弾着数を計数して、弾着数計数
結果を中央局装置4へ伝送することができる。中央局装
置4側では、射撃訓練の終了と同時に射撃訓練評価デー
タを出力装置である画像表示装置43の画面上に表示さ
せたり、出力装置であるプリンタ装置44に印字させる
ことができる。
【0027】図2はこの発明に係る射撃訓練装置におい
て評価結果が得られるまでの過程を示す説明図である。
この発明に係る射撃訓練装置1は、ステップS1に示す
標的の制御、ステップS3に示す弾着数カウント、ステ
ップS5に示す評価算出、ステップS6に示す結果報告
の各過程を標的装置2と中央局装置4とによって行なう
ことができる。よって、この発明に係る射撃訓練装置1
を用いることで、支援要員が関与する必要がなくなると
ともに、射撃訓練における結果を正確にかつ速やかに得
ることができる。
【0028】図3はこの発明に係る射撃訓練装置の動作
を示すタイミングチャートである。図3は射撃訓練装置
1の動作を時系列に沿って示したものである。図3にお
いて横軸は時間の経過を示しているが、時間幅を厳密に
示すものではない。図3(a)に示すように、中央局装
置4は、予め設定された訓練スケジュールに基づいて標
的現出を指示する隠顕指令信号(標的現出指令信号)を
無線送信する。図3(b)に示すように、この標的現出
指令信号を受信した標的装置2は、標的21を現出させ
る。標的21が現出されると射撃訓練者は、図3(c)
に示すように、機関砲31を発射する。図3(d)に示
すように、機関砲装置3の発射数計数部32は、発射さ
れた弾丸数を計数する。発射された弾丸が標的21に命
中すると、図3(e)に示すように、その衝撃が衝撃セ
ンサ22によって検出される。図3(f)に示すよう
に、標的装置2の弾着計数部27は、衝撃センサ22の
出力信号22aに基づいて弾着数(命中数)を計数す
る。予め設定した標的現出時間が経過した時点で中央局
装置4は、図3(a)に示すように、標的隠蔽を指示す
る隠顕指令信号(標的隠蔽指令信号)を無線送信する。
図3(b)に示すように、この標的隠蔽指令信号を受信
した標的装置2は、標的21を隠蔽させる。
【0029】次いで、図3(a)に示すように、中央局
装置4は、弾着数送信要求を無線送信し、この弾着数送
信要求に対して標的装置2側から無線送信される弾着数
データを受信し、受信した弾着数データを射撃結果記憶
部46へ記憶させる。次に、中央局装置4は、発射数送
信要求を無線送信し、この発射数送信要求に対して機関
砲装置3側から無線送信される発射数データを受信し、
受信した発射数データを射撃結果記憶部46へ記憶させ
る。なお、発射数データを収集した後に、弾着数データ
を収集するようにしてもよい。そして、中央局装置4
は、収集した各データに基づいて射撃訓練結果を作成
し、作成した射撃訓練結果を画像表示装置43やプリン
タ装置44等の出力装置を介して出力する。
【0030】図4はこの発明に係る射撃訓練装置におけ
る各装置間での信号の送受を示す説明図である。標的装
置2は、中央局装置4から供給される標的現出指令に基
づいて標的21を現出させ、標的隠蔽指令に基づいて標
的21を隠蔽するとともに、標的現出期間中の弾着数を
計数する。標的装置2は、中央局装置4から供給される
弾着数送信要求に対して、計数した弾着数データを送信
する。機関砲装置3は、中央局装置4から供給される発
射数送信要求に基づいて発射数データを送信する。
【0031】なお、図1では、機関砲装置3に発射数計
数部32を設けるとともに、機関砲制御部33ならびに
送受信機34を介して発射数を中央局装置4へ無線送信
する構成を示したが、1回の標的現出に対して発射する
弾丸数が予め決められている場合は、発射数計数部3
2,機関砲制御部33,送受信機34ならびに機関砲装
置アンテナ35を設ける必要はない。
【0032】また、複数の機関砲を用いて各機関砲が所
定の順序で射撃訓練する場合は、各機関砲装置3毎に無
線チャネルが割り当てられており、中央局装置4は、機
関砲装置3毎に発射数のデータを得るようにしてある。
なお、各機関砲装置3に対して識別番号を付与し、同一
の無線通信チャネルを用いて、各機関砲毎の発射数を収
集できるようにしてもよい。
【0033】図1では、標的装置2側で弾着数を計数す
る構成を示したが、衝撃センサ22の出力信号22aを
送受信機25を介して送信し、標的装置2側から無線送
信された衝撃センサ22の出力信号22aを中央局装置
4側で受信し、受信した衝撃センサ22の出力信号22
aに基づいて中央局装置4側で弾着数を計数する構成と
してもよい。さらに、弾着した時刻を記憶する構成とす
ることで、標的を現出させてから初回の命中となるまで
の時間や命中状態が継続している時間等を出力するよう
にしてもよい。
【0034】図1に示した射撃訓練装置1は、標的装置
2と中央局装置4との間、ならびに、機関砲装置3と中
央局装置4との間は、無線データ通信によって各種の指
令やデータの伝送を行なう構成としているので、標的装
置2ならびに中央局装置4の設置場所を適宜移動するこ
とができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明に係る射撃
訓練装置は、標的への弾着を衝撃センサを用いて検出
し、弾着数計数部で弾着数を計数し、計数した弾着数を
画像表示装置やプリンタ装置等の出力装置から出力する
構成としてので、支援要員の関与なしに、射撃訓練の結
果を速やかに且つ正確に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る射撃訓練装置の全体ブロック構
成である。
【図2】この発明に係る射撃訓練装置において評価結果
が得られるまでの過程を示す説明図である。
【図3】この発明に係る射撃訓練装置の動作を示すタイ
ミングチャートである。
【図4】この発明に係る射撃訓練装置における各装置間
での信号の送受を示す説明図である。
【図5】実在の標的を用いた従来の射撃訓練において評
価結果が得られるまでの過程の説明図である。
【符号の説明】
1 射撃訓練装置 2 標的装置 3 機関砲装置 4 中央局装置 21 標的 22 衝撃センサ 23 標的隠顕駆動部 24 標的装置制御部 25 送受信機 26 標的装置アンテナ 27 弾着数計数部 31 機関砲 32 発射数計数部 33 機関砲制御部 34 送受信機 35 機関砲装置アンテナ 41 中央局制御部 42 操作部 43 出力装置である画像表示装置 44 出力装置であるプリンタ装置 45 スケジュール記憶部 46 射撃結果記憶部 47 送受信機 48 中央局アンテナ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 標的と、標的に弾丸が弾着した際に発生
    する衝撃を検出する衝撃センサと、この衝撃センサの出
    力信号に基づいて前記標的に対する弾着数を計数する弾
    着数計数部と、この弾着数計数部によって計数された弾
    着数を出力する出力装置とを備えたことを特徴とする射
    撃訓練装置。
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