JP2013245531A - 指詰め防止部材及びそれを備えた開閉扉 - Google Patents

指詰め防止部材及びそれを備えた開閉扉 Download PDF

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Abstract

【課題】一体ものの指詰め防止部材を枠体B側と扉C側とに取り付けると、扉Cの開閉のたびに指詰め防止部材の形が変わるので、劣化や破損を生じやすい。また、扉C開閉時において扉C本来の動きが妨げられる。扉Cの開閉のたびに当接している部分が摩耗しやすいのみならず、音鳴りが発生する。これら従来の欠点を解消する。
【解決手段】枠体B側に取り付けられる指詰め防止片1aと、扉C側に取り付けられる指詰め防止片1bからなり、2つの指詰め防止片1a、1bは互いに分離している。そして、枠体B側と扉C側とに2つの指詰め防止片1a、1bを取り付けたときの両指詰め防止片1a、1bの先端の間隔は、両者間に指が入らない隙間Xを有している。隙間がない(隙間ゼロの)場合を含む。2つの指詰め防止片1a、1bの一方の先端が、枠体Bに扉Cを開閉自在に取り付けるための蝶番Dの軸芯d上に来るように位置させると良い。
【選択図】図3

Description

本発明は、枠体とこの枠体に対して開閉自在の扉との間に指を詰めるのを防止するための指詰め防止部材及びそれを備えた開閉扉に関するものである。
扉を開閉する際、枠体と扉との間に隙間が生じ、誤ってその隙間で指を詰めるという事態が起り得る。
このような指詰めを防止するために、従来、枠体とこの枠体に開閉自在に取り付けられる扉との間に生じる隙間を塞ぐことが提案されている(例えば、特許文献1〜3参照)。
特開2008−163665号公報(図9、図10等)
実願昭62−146907号(実開昭64−50585号)のマイクロフィルム(第2図等)
登録実用新案第3133311号公報(図3〜図6等)
上記の場合にあっては、前記隙間を塞ぐための指詰め防止部材がいずれも一体ものであり、この一体ものの指詰め防止部材を特許文献1の場合には枠体側と扉側の両方に、特許文献2の場合には扉側のみに、特許文献3の場合には枠体側のみに取り付けてある。
特許文献1の場合のように、一体ものの指詰め防止部材を枠体側と扉側とに取り付けた場合には、扉の開閉のたびに前記指詰め防止部材の形が変わるので、劣化や破損を生じやすいという欠点を有している。また、枠体側と扉側の両方に一体ものの指詰め防止部材が取り付けられているので、扉開閉時において扉本来の動きが妨げられるという欠点を有している。
また、一体ものの指詰め防止部材を特許文献2、3のように扉側あるいは枠体側のみに取り付けた場合には、その他端縁部分が相手側の枠体あるいは扉に当接しているから、扉の開閉のたびに当接している部分が摩耗しやすいのみならず、音鳴りが発生するという欠点を有している。
本発明は、上記のような欠点を全て解消し得る指詰め防止部材を提供することを目的とするものである。また、本発明の他の目的は、この新規な指詰め防止部材を備えた開閉扉を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明の指詰め防止部材は、枠体とこの枠体に対して開閉自在の扉との間に指を詰めるのを防止するためのものであって、前記枠体側に取り付けられる指詰め防止片と、前記扉側に取り付けられる指詰め防止片からなり、2つの指詰め防止片は互いに分離しており、しかも、前記枠体側と前記扉側とに2つの指詰め防止片を取り付けたときの両指詰め防止片の先端間を、指の入らない隙間以下とすることを特徴とするものである。
この指詰め防止部材は、枠体とこの枠体に対して開閉自在の扉との間であって枠体に扉を開閉自在に取り付けるための蝶番が配置されている付近に、取り付けることができる。そして、前記枠体側と前記扉側とに2つの指詰め防止片をそれぞれ取り付けたときの両指詰め防止片の先端間は、指の入らない隙間以下である。
したがって、枠体に対して扉が開閉する際、2つの指詰め防止片の先端間は指の入らない隙間以下を保ち、その結果、目的とする指詰め防止という面で十分な効果が得られる。また、この指詰め防止部材によれば、構成部材である2つの指詰め防止片は互いに分離されているので、扉開閉時における扉本来の動きが妨げられることはない。
2つの指詰め防止片の一方の先端が、枠体に扉を開閉自在に取り付けるための蝶番の軸芯上に来るように位置せしめるのが良い。このようにした場合には、枠体に対して扉が開閉する際、2つの指詰め防止片の一方の先端が絶えず蝶番の軸芯上に位置し、その周りにおいてもう一方の指詰め防止部材の先端が指の入らない隙間以下を保つので、目的とする指詰め防止効果が一層高められる。
蝶番の軸芯上に来るように位置せしめた指詰め防止片の先端を、横断面円形状に膨出させるのが良い。このようにした場合には、枠体に対して扉が開閉する際、横断面円形状の膨出部が絶えず決まったところに位置し、この膨出部の周りにおいてもう一方の指詰め防止片の先端が指の入らない隙間以下を保つので、目的とする指詰め防止効果がより一層高められる。
2つの指詰め防止片が同一形状であることが望ましい。このようにした場合には、指詰め防止片を1つ用意するだけで枠体側にも扉側にも同じ形状の指詰め防止片を取り付けることで指詰め防止効果を発揮できるから、コスト的に極めて安いという利点がある。
一方、これらの新規な指詰め防止部材を備えた開閉扉を新規に提供するために、本発明では、枠体側とこの枠体に対して開閉自在の扉側とに、上記のいずれかに記載の指詰め防止部材の指詰め防止片をそれぞれ取り付け、両指詰め防止片の先端間を、指の入らない隙間以下とするものである。
この開閉扉によれば、枠体側と扉側とに取り付けられている2つの指詰め防止部材の先端間は、指の入らない隙間以下である。したがって、枠体に対して扉が開閉する際、2つの指詰め防止片の先端間は指の入らない隙間以下を保ち、その結果、目的とする指詰め防止という面で十分な効果が得られる。また、この開閉扉によれば、指詰め防止部材の構成部材である2つの指詰め防止片は互いに分離しているので、扉開閉時における扉本来の動きが妨げられることはない。
枠体側と扉側とに取り付けられている2つの指詰め防止片の一方の先端を、枠体に扉を開閉自在に取り付けるための蝶番の軸芯上に来るように位置せしめるのが良い。このようにした場合には、枠体に対して扉が開閉する際、2つの指詰め防止片の一方の先端が絶えず蝶番の軸芯上に位置し、その周りにおいてもう一方の指詰め防止片の先端が指の入らない隙間以下を保つので、目的とする指詰め防止効果が一層高められる。
なお、本発明においては、枠体側と扉側とに2つの指詰め防止片を取り付けたときの両指詰め防止片の先端間を、指の入らない隙間以下とする場合から、隙間がない(隙間ゼロの)場合までのすべてを包含する。
請求項1記載の発明によれば、枠体側と扉側とに2つの指詰め防止片を取り付けたときの両指詰め防止片の先端間は、指の入らない隙間以下である。したがって、枠体に対して扉が開閉する際、2つの指詰め防止片の先端間は指の入らない隙間以下を保ち、その結果、目的とする指詰め防止という面で十分な効果が得られる。また、この指詰め防止部材によれば、構成部材である2つの指詰め防止片は互いに分離しているので、扉開閉時における扉本来の動きが妨げられることはない。
請求項2記載の指詰め防止部材を用いた場合には、枠体に対して扉が開閉する際、2つの指詰め防止片の一方の先端が絶えず蝶番の軸芯上に位置し、その周りにおいてもう一方の指詰め防止片の先端が指の入らない隙間以下を保つので、目的とする指詰め防止効果が一層高められる。
請求項3記載の指詰め防止部材を用いた場合には、枠体に対して扉が開閉する際、横断面円形状の膨出部が絶えず決まったところに位置し、この膨出部の周りにおいてもう一方の指詰め防止片の先端が指の入らない隙間以下を保つので、目的とする指詰め防止効果がより一層高められる。
請求項4記載の発明によれば、指詰め防止片を1つ用意するだけで枠体側にも扉側にも同じ形状の指詰め防止片を取り付けることで指詰め防止効果を発揮できるから、コスト的に極めて安いという利点がある。
請求項5記載の開閉扉によれば、枠体側と扉側とに取り付けられている2つの指詰め防止片の先端間は、指の入らない隙間以下である。したがって、枠体に対して扉が開閉する際、2つの指詰め防止片の先端間は指の入らない隙間以下を保ち、その結果、目的とする指詰め防止という面で十分な効果が得られる。また、請求項5記載の開閉扉によれば、指詰め防止部材の構成部材である2つの指詰め防止片は互いに分離されているので、扉開閉時における扉本来の動きが妨げられることはない。
請求項6記載の開閉扉を用いた場合には、枠体に対して扉が開閉する際、枠体側と扉側とに取り付けられている2つの指詰め防止片の一方の先端が、絶えず蝶番の軸芯上に位置し、その周りにおいてもう一方の指詰め防止片の先端が指の入らない隙間以下を保つので、目的とする指詰め防止効果がより一層高められる。
分離している2つの指詰め防止片からなる本発明の指詰め防止部材を、枠体とこの枠体に対して開閉自在の扉との間であって両者を連結するための蝶番が扉に対して右側に位置するところに取り付けた一例を示す概略図である。 図1のA−A線拡大横断面図である。 分離している2つの指詰め防止片からなる指詰め防止部材の第一の形態を示し、枠体側に取り付けられている指詰め防止片の先端を、枠体とこの枠体に対して開閉自在の扉との間であって両者を連結するための蝶番の軸芯上に来るように位置せしめた場合の概略図で、(a)は一部の拡大横断面図、(b)〜(e)は枠体に対して扉を45°、90°、135°、180°開いた状態を示す横断面図である。 分離している2つの指詰め防止片の取り付け位置を、図3に示す場合と異ならしめた変形例を示す概略図で、(a)は一部の拡大横断面図、(b)〜(e)は枠体に対して扉を45°、90°、135°、180°開いた状態を示す横断面図である。 分離している2つの指詰め防止片からなる指詰め防止部材の第二の形態を示し、扉側に取り付けられている指詰め防止片の先端を、枠体とこの枠体に対して開閉自在の扉との間であって両者を連結するための蝶番の軸芯上に来るように位置せしめた場合の概略図で、(a)は一部の拡大横断面図、(b)〜(e)は枠体に対して扉を45°、90°、135°、180°開いた状態を示す横断面図である。 分離している2つの指詰め防止片の取り付け位置を、図5に示す場合と異ならしめた変形例を示す概略図で、 (a)は一部の拡大横断面図、(b)〜(e)は枠体に対して扉を45°、90°、135°、180°開いた状態を示す横断面図である。 分離している2つの指詰め防止片からなる指詰め防止部材の第三の形態を示し、扉側に取り付けられている指詰め防止片の先端を、枠体とこの枠体に対して開閉自在の扉との間であって両者を連結するための蝶番の軸芯上に来るように位置せしめた状態を示す概略図で、(a)は一部の拡大横断面図、(b)〜(e)は枠体に対して扉を45°、90°、135°、180°開いた状態を示す横断面図である。 扉側に取り付けられている指詰め防止片の先端形状を、図7に示す場合と異ならしめた変形例を示す概略図で、(a)は一部の拡大横断面図、(b)〜(e)は枠体に対して扉を45°、90°、135°、180°開いた状態を示す横断面図である。
分離している2つの指詰め防止片からなる本発明の指詰め防止部材の一例を、図面に基いて詳細に説明する。
ここに例示する指詰め防止部材1は、枠体Bとこの枠体Bに対して開閉自在の扉Cとの間に指を詰めるのを防止するためのものであって、例えば、図1に示すように、枠体Bとこの枠体Bに対して開閉自在の扉Cとの間であって両者を連結するための蝶番Dが扉Cに対して右側に位置するところに取り付けることができる。
この指詰め防止部材1は、前記枠体B側に取り付けられる指詰め防止片1aと、前記扉C側に取り付けられる指詰め防止片1bからなり、2つの指詰め防止片1a、1bは互いに分離している。そして、ここでは、前記枠体B側と前記扉C側とに2つの指詰め防止片1a、1bを取り付けたときの両指詰め防止片1a、1bの先端間は、指が入らない隙間Xを有する場合を例示する。なお、隙間がない(隙間ゼロの)場合も包含されるが、これについては、以下に詳述する。
したがって、上記の位置において、2つの指詰め防止片1a、1bを枠体B側と扉C側とに取り付ければ、枠体Bに対して扉Cが開閉する際、2つの指詰め防止片1a、1bの先端が絶えず同じ間隔(隙間)を保つことができる。この同じ間隔(隙間)とは、上述したように両者間に指が入らない隙間Xであるから、目的とする指詰め防止という面で十分な効果が得られる。また、この指詰め防止部材1によれば、その構成部材である2つの指詰め防止片1a、1bは互いに分離しているので、扉開閉時における扉C本来の動きが妨げられることはない。
図1は、分離している2つの指詰め防止片1a、1bからなる指詰め防止部材1を、枠体Bとこの枠体Bに対して開閉自在の扉Cとの間であって両者を連結するための蝶番Dが扉Cに対して右側に位置するところに取り付けた一例を示す概略図、図2は、図1のA−A線拡大横断面図である。
ここには、図1に示すように、上下2つの蝶番D、D間と、上側の蝶番Dの上側及び下側の蝶番Dの下側のそれぞれのところにおいて、枠体B側にこの指詰め防止部材1の一方の構成片である指詰め防止片1aを、また、扉C側にこの指詰め防止部材1のもう一方の構成片である指詰め防止片1bを取り付けた場合を例示する。このように、分離している2つの指詰め防止片1a、1bを枠体B側と扉C側とに取り付ければ、上述したように指詰め防止効果を発揮することができる。
図3は、分離している2つの指詰め防止片1a、1bからなる指詰め防止部材1の第一の形態を示す横断面図である。図3では、分離している2つの指詰め防止片1a、1bのうち枠体B側に取り付けられている指詰め防止片1aの先端が、枠体Bとこの枠体Bに対して開閉自在の扉Cとの間であって両者を連結するための蝶番Dの軸芯d上に来るように位置させた場合を例示する。そして、この軸芯d上にある指詰め防止片1aの先端から隙間Xだけ離れた位置に、扉C側に取り付けられている他方の指詰め防止片1bの先端が位置することになる。
このように、分離している2つの指詰め防止片1a、1bが枠体B側と扉C側に取り付けられている場合において、枠体Bに対して扉Cを開閉したときの2つの指詰め防止片1a、1bの動きを図3(b)〜(e)に示す。すなわち、図3(b)は、枠体Bに対して扉Cを45°開いた状態を、図3(c)は、枠体Bに対して扉Cを90°開いた状態を、図3(d)は、枠体Bに対して扉Cを135°開いた状態を、図3(e)は、枠体Bに対して扉Cを180°開いた状態を示す。
これらの場合においては、いずれも、枠体B側に取り付けられている指詰め防止片1aの先端が順次開いて行く蝶番Dの軸芯d上に絶えず位置しており、絶えずこの位置にある指詰め防止片1aの先端の周りを隙間Xの間隔をあけて他方の指詰め防止片1bの先端が回るように移動する。ここに、隙間Xは上述したように両者間に指が入らない隙間であるから、枠体Bに対して扉Cがいかなる開閉角度になったとしても、指詰めの事態は生じない。枠体Bに対して扉Cが順次閉じて行く場合でも、2つの指詰め防止片1a、1bの先端の間隔(隙間)は変わらない。
図3では、枠体Bの内面に指詰め防止片1aの基部を、扉Cの内面に指詰め防止片1bの基部を取り付けた場合を例示するが、図4に示すように、枠体Bの前面に指詰め防止片1aの基部である折曲部分を、扉Cの前面に指詰め防止片1bの基部である折曲部分を取り付けても良い。
この場合においても、図4(b)〜(e)に示すように、枠体B側に取り付けられている指詰め防止片1aの先端が順次開いて行く蝶番Dの軸芯d上に絶えず位置し、絶えずこの位置にある指詰め防止片1aの先端の周りを隙間Xの間隔をあけて他方の指詰め防止片1bの先端が回るように移動する。すなわち、一方の指詰め防止片1aの先端に対する他方の指詰め防止片1bの先端の動きは、図3(b)〜(e)に示した場合と同様である。ここに、隙間Xは上述したように両者間に指が入らない隙間であるから、枠体Bに対して扉Cがいかなる開閉角度になったとしても、指詰めの事態は生じない。枠体Bに対して扉Cが順次閉じて行く場合でも、2つの指詰め防止片1a、1bの先端の間隔(隙間)は変わらない。
一方、図3、図4の場合とは異なり、図5では、扉C側に取り付けられている指詰め防止片1bの先端が蝶番Dの軸芯d上に来るように位置させた場合を例示し、絶えずこの位置にある指詰め防止片1bの先端から隙間Xだけ離れた位置に、枠体B側に取り付けられている他方の指詰め防止片1aの先端を位置させてある。
この場合においては、図5(b)〜(e)に示すように、扉C側に取り付けられている指詰め防止片1bの先端が順次開いて行く蝶番Dの軸芯d上に絶えず位置し、絶えずこの位置にある指詰め防止片1bの先端の周りにおいて隙間Xの間隔をあけて他方の指詰め防止片1aの先端が絶えず位置することになる。すなわち、一方の指詰め防止片1bの先端に対する他方の指詰め防止片1aの先端は、停止したままである。ここに、隙間Xは上述したように両者間に指が入らない隙間であるから、枠体Bに対して扉Cがいかなる開閉角度になったとしても、指詰めの事態は生じない。枠体Bに対して扉Cが順次閉じて行く場合でも、2つの指詰め防止片1a、1bの先端の間隔(隙間)は変わらない。
なお、図6は、図5の場合とは異なって図4に示す場合と同様に、枠体Bの前面に指詰め防止片1aの基部である折曲部分を、扉Cの前面に指詰め防止片1bの基部である折曲部分を取り付けた場合を例示する。
この場合においても、図6(b)〜(e)に示すように、扉C側に取り付けられている指詰め防止片1bの先端が順次開いて行く蝶番Dの軸芯d上に絶えず位置し、絶えずこの位置にある指詰め防止片1bの先端の周りにおいて隙間Xの間隔をあけて他方の指詰め防止片1aの先端が絶えず位置することになる。すなわち、一方の指詰め防止片1bの先端に対する他方の指詰め防止片1aの先端は、図5(b)〜(e)に示す場合と同様に、停止したままである。ここに、隙間Xは上述したように両者間に指が入らない隙間であるから、枠体Bに対して扉Cがいかなる開閉角度になったとしても、指詰めの事態は生じない。枠体Bに対して扉Cが順次閉じて行く場合でも、2つの指詰め防止片1a、1bの先端の間隔(隙間)は変わらない。
また、図7、図8では、図5および図6の場合と同様に、扉C側に取り付けられている指詰め防止片1bの先端が蝶番Dの軸芯d上に来るように位置させた場合を例示し、絶えずこの位置にある指詰め防止片1bの先端から隙間Xだけ離れた位置に、枠体B側に取り付けられている他方の指詰め防止片1aの先端を位置させてある。すなわち、一方の指詰め防止片1bの先端に対する他方の指詰め防止片1aの先端は、図5(b)〜(e)、図6(b)〜(e)に示す場合と同様に、停止したままである。ここに、隙間Xは上述したように両者間に指が入らない隙間であるから、枠体Bに対して扉Cがいかなる開閉角度になったとしても、指詰めの事態は生じない。枠体Bに対して扉Cが順次閉じて行く場合でも、2つの指詰め防止片1a、1bの先端の間隔(隙間)は変わらない。
このように、分離している2つの指詰め防止片1a、1bの一方の先端が、枠体Bに扉Cを開閉自在に取り付けるための蝶番Dの軸芯d上に来るように位置させてある。
このようにした場合には、枠体Bに対して扉Cが開閉する際、2つの指詰め防止片1a、1bの一方の先端が絶えず蝶番Dの軸芯d上に位置し、その周りをもう一方の指詰め防止片の先端が絶えず同じ間隔(指が入らない隙間)を保って回るか、あるいは、その周りにおいてもう一方の指詰め防止片の先端が絶えず同じ間隔(指が入らない隙間)を保つので、目的とする指詰め防止効果が一層高められる。
そして、図2〜図6では、分離している2つの指詰め防止片1a、1bの先端をいずれも横断面円形状に膨出させてあるのに対して、図7、図8では、蝶番Dの軸芯d上に来るように位置せしめた指詰め防止片1bの先端のみを膨出させ、他方の指詰め防止片1aについては膨出させてない場合を例示してある。
2つの指詰め防止片1a、1bの先端の形状は特に限定されるものではなく、要は、両指詰め防止片1a、1bの先端の間隔が両者間に指が入らない間隔Xを有していれば良いが、好ましくは、蝶番Dの軸芯d上に来るように位置せしめた指詰め防止片1aあるいは1bの先端を横断面円形状に膨出させておくのが良い。なぜならば、枠体Bに対して扉Cが開閉する際、横断面円形状の膨出部の周りをもう一方の指詰め防止片の先端が絶えず同じ間隔(指が入らない隙間)を保って回るか、あるいは、その周りにおいてもう一方の指詰め防止片の先端が絶えず同じ間隔(指が入らない隙間)を保つので、目的とする指詰め防止効果が一層高められるからである。
最も好ましいのは、2つの指詰め防止片1a、1bの先端をいずれも横断面円形状に膨出させ、そのうちの一方の指詰め防止片1aあるいは1bの膨出部を蝶番Dの軸芯d上に来るようにすることである。この場合には、枠体Bに対して扉Cが開閉する際、横断面円形状に膨出していない先端部分を有する指詰め防止片の先端で指を怪我することを防止できる等のメリットがある。
また、図2および図3では、分離している2つの指詰め防止片1a、1bを同一形状とした場合が例示されている。
このようにした場合には、指詰め防止片1a、1bのいずれか1つを用意するだけで枠体B側にも扉C側にも同じ形状の指詰め防止片1a、1bを取り付けることで指詰め防止効果を発揮できるので、コスト的に極めて安いという利点がある。
指詰め防止部材が分離している2つの指詰め防止片1a、1bからなる場合には、上述した効果を有するほか、以下のような様々な利点を有する。例えば、2つの指詰め防止片1a、1bが分離しており、それらを枠体B側と扉C側に別個に取り付けることができるので、枠体Bに対して開閉する扉Cと擦れないため、傷や音鳴りの問題が発生しない。
また、分離している2つの指詰め防止片1a、1bの一方の先端が、枠体Bに扉Cを開閉自在に取り付けるための蝶番Dの軸芯d上に来るように位置させた場合には、蝶番Dの軸芯d上に位置する指詰め防止片1aあるいは1bの先端が蝶番Dの軸芯dより手前側に突出することがないので、意匠的にも優れている。さらに、枠体Bに対して扉Cが開閉する際の両指詰め防止片1a、1bの先端間の隙間は、両者間に指が入らない小さな隙間であるから、扉Cの開閉の際に見苦しさはない。
一方、枠体B側とこの枠体Bに対して開閉自在の扉C側とに、上述した指詰め防止部材1の指詰め防止片1a、1bをそれぞれ取り付け、両指詰め防止片1a、1bの先端の間隔は両者間に指が入らない隙間Xを有するものとする。
このような開閉扉によれば、枠体Bに対して扉Cが開閉する際、枠体B側と扉C側とに取り付けられている2つの指詰め防止片1a、1b間に指が入らないので、目的とする指詰め防止という面で十分な効果が得られる。また、指詰め防止部材1の構成部材である2つの指詰め防止片1a、1bは互いに分離しているので、扉開閉時における扉C本来の動きが妨げられることはない。
ここでは、枠体B側と扉C側とに取り付けられている2つの指詰め防止片1a、1bの一方の先端を、枠体Bに扉Cを開閉自在に取り付けるための蝶番Dの軸芯d上に来るように位置させてある。
このような開閉扉によれば、枠体Bに対して扉Cが開閉する際、2つの指詰め防止片1a、1bの一方の先端が絶えず蝶番Dの軸芯d上に位置し、その周りをもう一方の指詰め防止片の先端が絶えず同じ間隔(指が入らない隙間)を保って回るか、あるいは、その周りにおいてもう一方の指詰め防止片の先端が絶えず同じ間隔(指が入らない隙間)を保つので、目的とする指詰め防止効果がより一層高められる。
上述の例では、枠体B側と扉C側とに2つの指詰め防止片1a、1bを取り付けたときの両指詰め防止片1a、1bの先端の間隔が、両者間に指の入らない隙間Xを有するものとした場合について説明したが、この隙間はなくても、すなわち、隙間ゼロでも良い。隙間がない(隙間ゼロ)とは、2つの指詰め防止片1a、1bの両先端が互いに接触している場合をいう。
したがって、本発明においては、枠体B側と扉C側とに2つの指詰め防止片1a、1bを取り付けたときの両指詰め防止片1a、1bの先端間を、指の入らない隙間以下とする場合から、隙間がない(隙間ゼロの)場合までのすべてを包含する。
2つの指詰め防止片1a、1bを上下方向に長尺状で作製しておき、それを枠体Bおよび扉Cの高さに応じて現場で切ることができるようにしておけば、従来から設置されているものに対しても、新築の場合にも対応でき、また、異なる形式の蝶番にも十分対応できる。さらに、2つの指詰め防止片1a、1bを切ることができる素材、例えば、合成樹脂製とすれば、製造上ならびに材料費の面で有利である。
枠体B側と扉C側とに2つの指詰め防止片1a、1bを取り付けるには、通常の取付ねじを用いることができ、あるいはビス止めができるほか、粘着テープを用いることもできる。粘着テープを用いた場合には、指詰め防止片1a、1bの取付作業が簡単になるのみならず、枠体Bや扉Cに傷を付けることがないので、極めて有利である。
なお、図2〜図8において、符号d’は枠体Bに扉Cを開閉自在に取り付けるための蝶番Dの取付座であり、通常、この取付座d’を利用して取付ねじで枠体Bに対して扉Cを開閉自在に取り付けることができる。
ここでは、図1に示すように、枠体Bの右側内面と片開きの扉Cの右端面とに蝶番Dの取付座d’をそれぞれ取り付け、扉Cに対して右側に位置する蝶番Dを介して片開きの扉Cが開閉するようにした場合を例示したが、枠体Bの左側内面と片開きの扉Cの左端面とに蝶番Dの取付座d’をそれぞれ取り付け、扉Cに対して左側に位置する蝶番Dを介して片開きの扉Cが開閉するようにしても良い。
この場合においても、枠体Bの左側内面と片開きの扉Cの左端面との間で指を詰めることがないように、本発明の指詰め防止部材を適用できる。もっとも、この場合には、枠体Bおよび扉Cの右側で使用する指詰め防止部材に対して、枠体Bおよび扉Cの左側で使用し得る指詰め防止部材を別途用意する必要があるが、いずれの場合にも本発明を適用できることに変わりはない。
このように、ここでは、枠体Bの左右両側のいずれか一方の内面とこの枠体Bに対して片開きの扉の外端面との間で指を詰めることがないように、本発明の指詰め防止部材を適用した場合について説明したが、枠体Bの左右両内面とこの枠体Bに対して両開きの扉の左右両外端面との間で指を詰めることがないようにする場合にも、本発明の指詰め防止部材を適用できることは言うまでもない。この場合には、枠体Bの左右両内面と両開きの扉の左右両外端面とに、分離している2つの指詰め防止片1a、1bをそれぞれ取り付けることにより、枠体Bの左右両内面と両開きの扉の左右両外端面との間での指詰め防止効果を期待できる。
1…指詰め防止部材、1a、1b…指詰め防止片、B…枠体、C…扉、D…蝶番、d…軸芯、X…隙間。

Claims (6)

  1. 枠体とこの枠体に対して開閉自在の扉との間に指を詰めるのを防止するためのものであって、前記枠体側に取り付けられる指詰め防止片と、前記扉側に取り付けられる指詰め防止片からなり、2つの指詰め防止片は互いに分離しており、しかも、前記枠体側と前記扉側とに2つの指詰め防止片を取り付けたときの両指詰め防止片の先端間を、指の入らない隙間以下とすることを特徴とする指詰め防止部材。
  2. 2つの指詰め防止片の一方の先端が、枠体に扉を開閉自在に取り付けるための蝶番の軸芯上に来るように位置せしめたことを特徴とする請求項1記載の指詰め防止部材。
  3. 蝶番の軸芯上に来るように位置せしめた指詰め防止片の先端を、横断面円形状に膨出させることを特徴とする請求項2記載の指詰め防止部材。
  4. 2つの指詰め防止片が同一形状であることを特徴とする請求項1または2記載の指詰め防止部材。
  5. 枠体側とこの枠体に対して開閉自在の扉側とに、請求項1〜4のいずれかに記載の指詰め防止部材の指詰め防止片をそれぞれ取り付け、両指詰め防止片の先端間を、指の入らない隙間以下とすることを特徴とする開閉扉。
  6. 枠体側と扉側とに取り付けられている2つの指詰め防止片の一方の先端を、枠体に扉を開閉自在に取り付けるための蝶番の軸芯上に来るように位置せしめたことを特徴とする請求項5記載の開閉扉。
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