JP2013245156A - 戸建て住宅用下地構造物とその施工方法 - Google Patents
戸建て住宅用下地構造物とその施工方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013245156A JP2013245156A JP2012121809A JP2012121809A JP2013245156A JP 2013245156 A JP2013245156 A JP 2013245156A JP 2012121809 A JP2012121809 A JP 2012121809A JP 2012121809 A JP2012121809 A JP 2012121809A JP 2013245156 A JP2013245156 A JP 2013245156A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mass
- fine aggregate
- mortar
- lightweight
- parts
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Abstract
【解決手段】(A)(a)セメント100質量部に対して(b)細骨材20〜117質量部、(c)ポリマーディスパージョン又は再乳化粉末樹脂11〜40質量部、及び(d)繊維0.10〜0.25質量部を含有し、前記(b)細骨材中の(b1)軽量細骨材の比率が0.04〜0.62である軽量モルタルを塗り付けた後の表層部0.5〜3mmの位置に(B)耐アルカリ性ガラス繊維メッシュシートを埋設した戸建て住宅用下地構造物。
【選択図】なし
Description
従って、本発明の課題は、サッシュ、窓ガラス等の荷重(静的載荷)だけでなく、地震発生時等の振動による動的載荷にも耐え得る、曲げ剛性及びひび割れ抵抗性に優れた戸建て住宅用下地構造物を提供することにある。
〔1〕(A)(a)セメント100質量部に対して(b)細骨材20〜117質量部、(c)ポリマーディスパージョン又は再乳化粉末樹脂11〜40質量部、及び(d)繊維0.10〜0.25質量部を含有し、前記(b)細骨材中の(b1)軽量細骨材の比率が0.04〜0.62である軽量モルタルを塗り付けた後の表層部0.5〜3mmの位置に(B)耐アルカリ性ガラス繊維メッシュシートを埋設した戸建て住宅用下地構造物。
〔2〕(b1)軽量細骨材が、エチレン酢酸ビニル共重合体の発泡体、発泡ポリスチレン系樹脂、及びパーライトから選ばれる1種又は2種以上である〔1〕記載の戸建て住宅用下地構造物。
〔3〕(d)繊維が繊維長6〜15mmの有機繊維及び繊維長10〜25mmの耐アルカリ性ガラス繊維から選ばれる1種又は2種以上である〔1〕又は〔2〕記載の戸建て住宅用下地構造物。
〔4〕(d)繊維中の繊維長10〜25mmの耐アルカリ性ガラス繊維の比率が質量比で0.24〜0.63である〔3〕記載の戸建て住宅用下地構造物。
〔5〕(A)(a)セメント100質量部に対して(b)細骨材20〜117質量部、(c)ポリマーディスパージョン又は再乳化粉末樹脂11〜40質量部、及び(d)繊維0.10〜0.25質量部を含有し、前記(b)細骨材中の(b1)軽量細骨材の比率が0.04〜0.62である軽量モルタルを塗り付けた後、表層部0.5〜3mmの位置に(B)耐アルカリ性ガラス繊維メッシュシートを埋設する戸建て住宅用下地構造物の施工方法。
用いられる耐アルカリ性ガラス繊維、メッシュシートは、メッシュ状のシート状になっていればよく、不織形状でも織物形状でもよい。繊維メッシュシートは、モルタルの厚さが16mm程度であることを考慮すると目付量は140〜170g/m2が好ましく、繊維メッシュシートの厚さは0.20〜0.40mmが適切である。したがって、繊維メッシュシートを配敷する位置は、モルタル表層から0.5〜3.0mmの位置が好ましい。
本発明に使用する繊維メッシュシートは、モルタルとの付着性に優れ、繊維の引張強度の高い耐アルカリ性ガラス繊維メッシュシートが好ましい。目間隔は4〜10mmが好ましく、耐アルカリ性を付与するジルコニアの含有量は14mass%以上であることが好ましい。耐アルカリ性ガラス繊維メッシュシートの目間隔が4mm未満ではメッシュの間にモルタルのペースト分しか回らないため耐アルカリ性ガラス繊維メッシュシートとの付着力が低下する。そのため、曲げ強さと曲げタフネスが低下する。耐アルカリ性ガラス繊維メッシュシートの目間隔が10mmを超えるとガラス繊維の径が同じ場合は目付量が低下するため、モルタルの単位体積当たりのガラス繊維の含有量が低下する。そのため、曲げタフネスが低下する。
表1に記載の材料と水を、表2〜表5の組成になるように容量100Lのパン型ミキサに投入し、温度約20℃、湿度60%の環境下で約5分間混練し、モルタルを製造した。
また、得られたモルタルを用いてJASS 15M−102により、図3の試験体を作製した。
得られたモルタル及び試験体について、フロー試験、単位容積質量、吸水試験、曲げ強さ試験、コテ作業性の確認を行った。その結果を表12〜表15に示す。
1−1.フロー試験
20℃の試験室でJISR5201により測定した。
1−2.単位容積質量の測定
20℃の試験室で500mLステンレス製容器を用い、JISA1171により測定した。
2−1.吸水試験
JISA1171に従って、20℃の試験室で24時間の吸水量を測定した。評価基準は表6の通りである。
JASS15M-102により作製した4×4×16cmの試験体を用い、材齢7日で曲げ強さを測定した。メッシュシートは試験体作製時に図3に示す位置に埋設した。試験は、たわみ量0.5mm/min一定で実施した。
コテ作業性の評価試験
900×900×12mm塗装合板の塗装面に850×850mmのWラスをステープルで止め、20℃の試験室で10mm厚さに金ゴテで各試料を850×850mm塗り付けた。24時間後、各試料を5mm厚さで塗り付け、コテ作業性と耐アルカリ性ガラス繊維メッシュシートの施工性の評価を行った。
物性試験結果とコテ作業性の評価結果を考慮した総合評価の基準を表11に示す。
2:間柱
3:小幅板
4:防水紙
5:ラス網
6:住宅用下地構造物
6−1:住宅用下地構造物(モルタル部分)
6−2:住宅用下地構造物(繊維シート)
Claims (5)
- (A)(a)セメント100質量部に対して(b)細骨材20〜117質量部、(c)ポリマーディスパージョン又は再乳化粉末樹脂11〜40質量部、及び(d)繊維0.10〜0.25質量部を含有し、前記(b)細骨材中の(b1)軽量細骨材の比率が0.04〜0.62である軽量モルタルを塗り付けた後の表層部0.5〜3mmの位置に(B)耐アルカリ性ガラス繊維メッシュシートを埋設した戸建て住宅用下地構造物。
- (b1)軽量骨材が、エチレン酢酸ビニル共重合体の発泡体、発泡ポリスチレン系樹脂及びパーライトから選ばれる1種又は2種以上である請求項1記載の戸建て住宅用下地構造物。
- (d)繊維が繊維長6〜15mmの有機繊維及び繊維長10〜25mmの耐アルカリ性ガラス繊維から選ばれる1種又は2種以上である請求項1又は2記載の戸建て住宅用下地構造物。
- (d)繊維中の繊維長10〜25mmの耐アルカリ性ガラス繊維の比率が質量比で0.24〜0.63である請求項3記載の戸建て住宅用下地構造物。
- (A)(a)セメント100質量部に対して(b)細骨材20〜117質量部、(c)ポリマーディスパージョン又は再乳化粉末樹脂11〜40質量部、及び(d)繊維0.10〜0.25質量部を含有し、前記(b)細骨材中の(b1)軽量細骨材の比率が0.04〜0.62である軽量モルタルを塗り付けた後、表層部0.5〜3mmの位置に(B)耐アルカリ性ガラス繊維メッシュシートを埋設する戸建て住宅用下地構造物の施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012121809A JP2013245156A (ja) | 2012-05-29 | 2012-05-29 | 戸建て住宅用下地構造物とその施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012121809A JP2013245156A (ja) | 2012-05-29 | 2012-05-29 | 戸建て住宅用下地構造物とその施工方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013245156A true JP2013245156A (ja) | 2013-12-09 |
Family
ID=49845213
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012121809A Pending JP2013245156A (ja) | 2012-05-29 | 2012-05-29 | 戸建て住宅用下地構造物とその施工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013245156A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015000820A (ja) * | 2013-06-13 | 2015-01-05 | 太平洋マテリアル株式会社 | ポリマーセメントモルタル、及びポリマーセメントモルタルを用いた工法 |
JP2015101512A (ja) * | 2013-11-26 | 2015-06-04 | 太平洋マテリアル株式会社 | 戸建て住宅の外壁構造及びその施工方法 |
CN110734258A (zh) * | 2019-11-21 | 2020-01-31 | 中国十七冶集团有限公司 | 一种利用eva废料制备的楼地面保温隔声砂浆 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61179938A (ja) * | 1985-02-05 | 1986-08-12 | 鐘淵化学工業株式会社 | 壁外断熱構築法 |
JPS6366362A (ja) * | 1987-05-22 | 1988-03-25 | 倉敷紡績株式会社 | 補強用基布 |
JPH06219797A (ja) * | 1993-01-27 | 1994-08-09 | Daiwabo Co Ltd | 補強用ポリプロピレン繊維および繊維補強セメント成形体 |
JPH11246254A (ja) * | 1997-11-24 | 1999-09-14 | Materiaux De Construction Internatl | ガラス繊維強化コンクリート成形品製造用混合物並びに成形品製造方法及び装置 |
JP2009155192A (ja) * | 2007-12-28 | 2009-07-16 | Taiheiyo Materials Corp | 軽量モルタル |
-
2012
- 2012-05-29 JP JP2012121809A patent/JP2013245156A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61179938A (ja) * | 1985-02-05 | 1986-08-12 | 鐘淵化学工業株式会社 | 壁外断熱構築法 |
JPS6366362A (ja) * | 1987-05-22 | 1988-03-25 | 倉敷紡績株式会社 | 補強用基布 |
JPH06219797A (ja) * | 1993-01-27 | 1994-08-09 | Daiwabo Co Ltd | 補強用ポリプロピレン繊維および繊維補強セメント成形体 |
JPH11246254A (ja) * | 1997-11-24 | 1999-09-14 | Materiaux De Construction Internatl | ガラス繊維強化コンクリート成形品製造用混合物並びに成形品製造方法及び装置 |
JP2009155192A (ja) * | 2007-12-28 | 2009-07-16 | Taiheiyo Materials Corp | 軽量モルタル |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015000820A (ja) * | 2013-06-13 | 2015-01-05 | 太平洋マテリアル株式会社 | ポリマーセメントモルタル、及びポリマーセメントモルタルを用いた工法 |
JP2015101512A (ja) * | 2013-11-26 | 2015-06-04 | 太平洋マテリアル株式会社 | 戸建て住宅の外壁構造及びその施工方法 |
CN110734258A (zh) * | 2019-11-21 | 2020-01-31 | 中国十七冶集团有限公司 | 一种利用eva废料制备的楼地面保温隔声砂浆 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5026250B2 (ja) | 軽量モルタル | |
US20120322902A1 (en) | Cementitious foam compositions | |
JP2007320783A (ja) | 厚付けモルタル | |
JP5883640B2 (ja) | 重量ポリマーセメントモルタル | |
JP2010150075A (ja) | 大型タイル接着材 | |
JP4947716B2 (ja) | 建築用セメントモルタル | |
JP2009096657A (ja) | 左官用セメントモルタル | |
JP5041521B2 (ja) | 高強度修復材 | |
JP5792056B2 (ja) | 塗りモルタル | |
JP6641083B2 (ja) | タイル施工方法及び外壁タイル張り構造 | |
JP2007176740A (ja) | 厚付けモルタル | |
JP2013245156A (ja) | 戸建て住宅用下地構造物とその施工方法 | |
JP2007277017A (ja) | タイル用接着剤 | |
KR100398074B1 (ko) | 건축물의 온돌바닥 난방용 자기수평성을 갖는시멘트계모르타르조성물 | |
JP6438738B2 (ja) | タイル接着材 | |
JP5164201B2 (ja) | 低温用軽量モルタル | |
JP5923399B2 (ja) | 弾性接着材 | |
CN102503315A (zh) | 一种建筑用外墙保温抹面砂浆的配方 | |
JP3683201B2 (ja) | 低収縮軽量モルタル、及び低収縮軽量モルタルを用いた下地調整工法 | |
JP5746504B2 (ja) | 建築下地用セメントモルタル | |
JP2009215136A (ja) | 水硬性組成物 | |
JP6170383B2 (ja) | タイル接着材 | |
JP2008247669A (ja) | レベリング材及びレベリング材を施工したコンクリート床構造体 | |
JP2010132477A (ja) | タイル接着材 | |
JP6462476B2 (ja) | 弾性タイル下地調整材 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150428 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160121 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160126 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160324 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20160607 |