JP2013244817A - 燃料電池車両 - Google Patents

燃料電池車両 Download PDF

Info

Publication number
JP2013244817A
JP2013244817A JP2012119131A JP2012119131A JP2013244817A JP 2013244817 A JP2013244817 A JP 2013244817A JP 2012119131 A JP2012119131 A JP 2012119131A JP 2012119131 A JP2012119131 A JP 2012119131A JP 2013244817 A JP2013244817 A JP 2013244817A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel cell
vehicle
communication hole
cell stack
fuel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012119131A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideharu Naito
秀晴 内藤
Yusuke Nara
由介 奈良
Seishi Yoshinaga
成志 好永
Hidetada Kojima
秀忠 小嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2012119131A priority Critical patent/JP2013244817A/ja
Publication of JP2013244817A publication Critical patent/JP2013244817A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T90/00Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02T90/10Technologies relating to charging of electric vehicles
    • Y02T90/16Information or communication technologies improving the operation of electric vehicles

Landscapes

  • Fuel Cell (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】簡単且つコンパクトな構成を有するとともに、燃料電池スタックに外部から衝撃が付与された際、連通孔を良好に保護することを可能にする。
【解決手段】燃料電池自動車10は、燃料電池スタック14と、前記燃料電池スタック14を車両側フレームに搭載するためのマウント部材70とを備える。マウント部材70は、前方側マウント部材70F及び後方側マウント部材70Bを備える。前方側マウント部材70Fは、燃料電池スタック14の前方下部角部を挟んだ水平部74a及び鉛直部74bにより燃料ガス出口連通孔40bを覆って配置される。
【選択図】図4

Description

本発明は、燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電する燃料電池を有し、複数の前記燃料電池が車両幅方向に積層される燃料電池スタックと、車両側フレームに前記燃料電池スタックを搭載するためのマウント部材とを備える燃料電池車両に関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる電解質膜の両側に、それぞれアノード電極及びカソード電極を配設した電解質膜・電極構造体(MEA)を、セパレータによって挟持した発電セルを備えている。この種の燃料電池は、通常、所定の数の発電セルを積層することにより、車載用燃料電池スタックとして使用されている。
上記の車載用燃料電池スタックでは、車両に外力が付与された際に、燃料電池スタックに対する外力の影響を抑制する必要がある。このため、例えば、特許文献1に開示されている車両が知られている。この車両は、図8に示すように、燃料電池1が燃料電池ケース2に収納されるとともに、前記燃料電池ケース2は、複数のサイドフレーム3に固定されている。
具体的には、一対のサイドフレーム3間に、2本のクロスメンバー4が橋渡しされるとともに、前記クロスメンバー4間には、マウントメンバ5が交差する方向に延在して設けられている。マウントメンバ5には、図示しないマウントを介して燃料電池ケース2が取り付けられている。
特開2008−132800号公報
ところで、燃料電池1では、燃料ガス、酸化剤ガス及び冷却媒体を前記燃料電池1に供給するために、該燃料電池1の積層方向に貫通する複数の連通孔が設けられている。このため、上記の特許文献1では、車両に外部から衝撃荷重が付与された際に、連通孔を確実に保護することができないという問題がある。
本発明は、この種の問題を解決するものであり、簡単且つコンパクトな構成を有するとともに、燃料電池スタックに外部から衝撃が付与された際、連通孔を良好に保護することが可能な燃料電池車両を提供することを目的とする。
本発明は、燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電する燃料電池を有し、複数の前記燃料電池が車両幅方向に積層されるとともに、燃料ガス、酸化剤ガス又は冷却媒体である流体を積層方向に流通させる複数の連通孔が形成される燃料電池スタックと、車両側フレームに前記燃料電池スタックを搭載するためのマウント部材とを備える燃料電池車両に関するものである。
この燃料電池車両では、燃料電池スタックの車両前方向に位置する前端部側角部には、1つの連通孔が配置される一方、マウント部材は、車両幅方向に延在している。そして、マウント部材は、断面屈曲形状を有し、燃料電池スタックの前端部側角部を挟んだ2辺により1つの連通孔を覆って配置される前方側マウント部材を備えている。
また、この燃料電池車両では、前方側マウント部材により覆われる1つの連通孔は、燃料ガス連通孔であることが好ましい。
さらに、この燃料電池車両では、燃料電池スタックの車両後方向に位置する後端部側角部には、別の1つの連通孔が配置されるとともに、マウント部材は、前記燃料電池スタックの前記後端部側角部を挟んだ2辺により前記別の1つの連通孔を覆って配置される後方側マウント部材を備えることが好ましい。
さらにまた、この燃料電池車両では、前方側マウント部材及び後方側マウント部材は、車両側フレームを構成するサイドフレームに固定されることが好ましい。
また、この燃料電池車両では、前方側マウント部材は、車両側フレームを構成するサイドフレームに固定されるとともに、後方側マウント部材は、前記車両側フレームを構成するサスペンションマウント部に固定されることが好ましい。
本発明によれば、前方側マウント部材は、燃料電池スタックの前端部側角部を挟んだ2辺により1つの連通孔を覆って配置されている。このため、車両に外部荷重が付与された際、前方側マウント部材は、前記外部荷重を確実に受けることができる。これにより、燃料電池スタックの連通孔に外部荷重が直接作用することがなく、簡単且つコンパクトな構成で、前記連通孔を良好に保護することが可能になる。
本発明の第1の実施形態に係る燃料電池自動車の要部平面説明図である。 前記燃料電池自動車の要部斜視説明図である。 前記燃料電池自動車を構成する燃料電池スタックの要部分解斜視図である。 前記燃料電池スタックの正面説明図である。 前記燃料電池スタックを構成する燃料電池の要部分解斜視説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る燃料電池自動車の要部斜視説明図である。 前記燃料電池自動車を構成する燃料電池スタックの正面説明図である。 特許文献1に開示されている車両の要部斜視説明図である。
図1に示すように、本発明の第1の実施形態に係る燃料電池自動車(燃料電池車両)10は、フロントボックス(所謂、モータルーム)12に収容される燃料電池スタック14を備える。
燃料電池スタック14は、複数の燃料電池16が、立位姿勢で燃料電池自動車10の車長方向(矢印L方向)に交差する車幅方向(矢印H方向)に積層されて構成される。
図1及び図2に示すように、複数の燃料電池16の積層方向一端には、第1ターミナルプレート18a、第1絶縁プレート20a及び第1エンドプレート22aが外方に向かって、順次、配設される。複数の燃料電池16の積層方向他端には、第2ターミナルプレート18b、第2絶縁プレート20b及び第2エンドプレート22bが外方に向かって、順次、配設される。
第1エンドプレート22aの中央部からは、第1ターミナルプレート18aに接続された第1出力端子24aが延在する。第2エンドプレート22bの中央部からは、第2ターミナルプレート18bに接続された第2出力端子24bが延在する。
図3及び図4に示すように、第1エンドプレート22a及び第2エンドプレート22bは、横長(縦長でもよい)の長方形状を有するとともに、各角部には、断面略L字状を有する締結部材26a、26b、26c及び26dが配置される。各締結部材26a〜26dは、両端を第1エンドプレート22a及び第2エンドプレート22bにボルト28を介して固定され、複数の積層された燃料電池16に積層方向(矢印H方向)の締め付け荷重を付与する。
図5に示すように、燃料電池16は、横長の長方形状を有するとともに、電解質膜・電極構造体30が、第1セパレータ32及び第2セパレータ34に挟持される。第1セパレータ32及び第2セパレータ34は、例えば、鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板、あるいはめっき処理鋼板等の金属セパレータやカーボンセパレータにより構成される。
燃料電池16の矢印L方向(図5中、水平方向)の一端縁部には、積層方向である矢印H方向に互いに連通して、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給するための酸化剤ガス入口連通孔36a、冷却媒体を供給するための冷却媒体入口連通孔38a、及び燃料ガス、例えば、水素含有ガスを排出するための燃料ガス出口連通孔40bが、矢印T方向(鉛直方向)に配列して設けられる。
燃料電池16の矢印L方向の他端縁部には、矢印H方向に互いに連通して、燃料ガスを供給するための燃料ガス入口連通孔40a、冷却媒体を排出するための冷却媒体出口連通孔38b、及び酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス出口連通孔36bが、矢印T方向に配列して設けられる。
第1セパレータ32の電解質膜・電極構造体30に向かう面32aには、酸化剤ガス入口連通孔36aと酸化剤ガス出口連通孔36bとに連通し、矢印L方向に延在する複数本の酸化剤ガス流路42が設けられる。
第2セパレータ34の電解質膜・電極構造体30に向かう面34aには、燃料ガス入口連通孔40aと燃料ガス出口連通孔40bとに連通し、矢印L方向に延在する複数本の燃料ガス流路44が設けられる。
互いに隣接する燃料電池16を構成する第1セパレータ32の面32bと、第2セパレータ34の面34bとの間には、冷却媒体入口連通孔38aと冷却媒体出口連通孔38bとを連通し、矢印L方向に延在する複数本の冷却媒体流路46が設けられる。
第1セパレータ32及び第2セパレータ34には、それぞれシール部材48、50が、一体的又は個別に設けられる。シール部材48、50は、例えば、EPDM、NBR、フッ素ゴム、シリコーンゴム、フロロシリコーンゴム、ブチルゴム、天然ゴム、スチレンゴム、クロロプレーン、又はアクリルゴム等のシール材、クッション材、あるいはパッキン材等の弾性を有するシール部材を使用する。
電解質膜・電極構造体30は、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜52と、前記固体高分子電解質膜52を挟持するカソード電極54及びアノード電極56とを備える。
カソード電極54及びアノード電極56は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層と、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子が前記ガス拡散層の表面に一様に塗布されて形成される電極触媒層とを有する。電極触媒層は、固体高分子電解質膜52の両面に形成されている。
図3に示すように、第1エンドプレート22aには、酸化剤ガス入口連通孔36a、酸化剤ガス出口連通孔36b、燃料ガス入口連通孔40a及び燃料ガス出口連通孔40bに連通する酸化剤ガス供給マニホールド60a、酸化剤ガス排出マニホールド60b、燃料ガス供給マニホールド62a及び燃料ガス排出マニホールド62bが取り付けられる。
図2及び図3に示すように、第2エンドプレート22bには、冷却媒体入口連通孔38a及び冷却媒体出口連通孔38bに連通する冷却媒体供給マニホールド64a及び冷却媒体排出マニホールド64bが取り付けられる。
なお、上記の構成に代えて、第1エンドプレート22aに、全てのマニホールド(酸化剤ガス供給マニホールド60a、酸化剤ガス排出マニホールド60b、燃料ガス供給マニホールド62a、燃料ガス排出マニホールド62b、冷却媒体供給マニホールド64a及び冷却媒体排出マニホールド64b)を設けてもよい。
図1に示すように、燃料電池スタック14は、マウント部材70を介して燃料電池自動車10を構成する車両側フレーム、例えば、左右一対のサイドフレーム72に固定される。マウント部材70は、前方側マウント部材70F及び後方側マウント部材70Bを備える。
図1〜図4に示すように、前方側マウント部材70Fは、車幅方向(矢印H方向)に燃料電池スタック14よりも長尺に延在するとともに、L字状の断面屈曲形状を有する。前方側マウント部材70Fは、水平方向に平行する水平部74aと、重力方向に平行する鉛直部74bとを一体に設ける。
前方側マウント部材70Fは、図4に示すように、燃料電池スタック14の車両前方向(矢印La方向)に位置する前方下部角部(前端部側角部)を挟んだ水平部74a及び鉛直部74b(2辺)により、燃料ガス出口連通孔(1つの連通孔)40bを覆って配置される。水平部74aは、燃料ガス出口連通孔40bの内方側端部位置よりも内方に距離S1だけ突出する一方、鉛直部74bは、前記燃料ガス出口連通孔40bの上部側端部位置よりも外方(上方)に距離S2だけ突出する。
図1〜図3に示すように、前方側マウント部材70Fを構成する水平部74aの長尺方向両端縁部には、取り付け脚部76の一端が設けられる。一対の取り付け脚部76は、重力方向に延在し、それぞれの他端が各サイドフレーム72に固定される。前方側マウント部材70Fは、締結部材26aに溶接又はボルト締結により固定される。
図1〜図4に示すように、後方側マウント部材70Bは、車幅方向(矢印H方向)に燃料電池スタック14よりも長尺に延在するとともに、L字状の断面屈曲形状を有する。前方側マウント部材70Fは、水平方向に平行する水平部78aと、重力方向に平行する鉛直部78bとを一体に設ける。
後方側マウント部材70Bは、図4に示すように、燃料電池スタック14の車両後方向(矢印Lb方向)に位置する後方上部角部(後端部側角部)を挟んだ水平部78a及び鉛直部78b(2辺)により、燃料ガス入口連通孔(別の1つの連通孔)40aを覆って配置される。水平部78aは、燃料ガス入口連通孔40aの内方側端部位置よりも内方に距離S3だけ突出する一方、鉛直部78bは、前記燃料ガス入口連通孔40aの下部側端部位置よりも外方(下方)に距離S4だけ突出する。
図1〜図3に示すように、後方側マウント部材70Bを構成する水平部78aの長尺方向両端縁部には、取り付け脚部80の一端が設けられる。一対の取り付け脚部80は、重力方向に延在し、それぞれの他端が各サイドフレーム72に固定される。後方側マウント部材70Bは、締結部材26cに溶接又はボルト締結により固定される。
このように構成される燃料電池自動車10の動作について、以下に説明する。
先ず、図2及び図3に示すように、第1エンドプレート22aの酸化剤ガス供給マニホールド60aには、空気等の酸化剤ガスが供給されるとともに、前記第1エンドプレート22aの燃料ガス供給マニホールド62aには、水素ガス等の燃料ガスが供給される。さらに、第2エンドプレート22bの冷却媒体供給マニホールド64aには、純水やエチレングリコールオイル等の冷却媒体が供給される。
図5に示すように、酸化剤ガスは、酸化剤ガス供給マニホールド60aから各燃料電池16の酸化剤ガス入口連通孔36aに供給されるとともに、燃料ガスは、燃料ガス供給マニホールド62aから前記燃料電池16の燃料ガス入口連通孔40aに供給される。さらに、冷却媒体は、冷却媒体供給マニホールド64aから燃料電池16の冷却媒体入口連通孔38aに供給される。
このため、酸化剤ガスは、酸化剤ガス入口連通孔36aから第1セパレータ32の酸化剤ガス流路42に導入される。酸化剤ガスは、矢印L方向に移動しながら、電解質膜・電極構造体30を構成するカソード電極54に供給される。
一方、燃料ガスは、燃料ガス入口連通孔40aから第2セパレータ34の燃料ガス流路44に導入される。この燃料ガスは、矢印L方向に移動しながら、電解質膜・電極構造体30を構成するアノード電極56に供給される。
従って、電解質膜・電極構造体30では、カソード電極54に供給される酸化剤ガスと、アノード電極56に供給される燃料ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費され、発電が行われる。これにより、燃料電池自動車10は、走行可能になる。
次いで、カソード電極54から酸化剤ガス出口連通孔36bに排出された酸化剤ガスは、図2及び図3に示すように、第1エンドプレート22aの酸化剤ガス排出マニホールド60bに排出される。一方、アノード電極56から燃料ガス出口連通孔40bに排出された燃料ガスは、第1エンドプレート22aの燃料ガス排出マニホールド62bに排出される。また、冷却媒体は、冷却媒体流路46に導入された後、冷却媒体出口連通孔38bから第2エンドプレート22bの冷却媒体排出マニホールド64bに排出される。
この場合、第1の実施形態では、燃料電池スタック14は、前方側マウント部材70F及び後方側マウント部材70Bを介して、燃料電池自動車10を構成する左右一対のサイドフレーム72に固定されている。前方側マウント部材70Fは、図1〜図4に示すように、断面屈曲形状を有し、燃料電池スタック14の前方下部角部を挟んだ水平部74a及び鉛直部74bにより、燃料ガス出口連通孔40bを覆って配置されている。
このため、図1、図2及び図4に示すように、燃料電池自動車10に前方から後方(矢印Lb方向)に外部荷重が付与された際、前方側マウント部材70Fは、前記外部荷重を確実に受けることができる。これにより、燃料電池スタック14の燃料ガス出口連通孔40bに外部荷重が直接作用することがない。このため、簡単且つコンパクトな構成で、燃料ガス出口連通孔40bを良好に保護することが可能になるという効果が得られる。
また、第1の実施形態では、後方側マウント部材70Bは、断面屈曲形状を有し、図4に示すように、燃料電池スタック14の後方上部角部を挟んだ水平部78a及び鉛直部78bにより、燃料ガス入口連通孔40aを覆って配置されている。従って、燃料電池自動車10に後方から前方(矢印La方向)に外部荷重が付与された際、燃料電池スタック14の燃料ガス入口連通孔40aに外部荷重が直接作用することがない。これにより、簡単且つコンパクトな構成で、燃料ガス入口連通孔40aを良好に保護することができるという効果が得られる。
なお、後方側マウント部材70Bは、必要に応じて設ければよく、少なくとも前方側マウント部材70Fのみが設けられていればよい。また、前方側マウント部材70F及び後方側マウント部材70Bは、酸化剤ガス入口連通孔36a及び酸化剤ガス出口連通孔36bを覆って配置するように構成することもできる。
図6は、本発明の第2の実施形態に係る燃料電池自動車(燃料電池車両)90の要部斜視説明図である。
なお、第1の実施形態に係る燃料電池自動車10と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。また、以下に説明する第3の実施形態においても同様に、その詳細な説明は省略する。
燃料電池スタック14は、マウント部材92を介して燃料電池自動車90を構成する車両側フレームに固定される。マウント部材92は、前方側マウント部材92F及び後方側マウント部材92Bを備える。
前方側マウント部材92Fは、上述した前方側マウント部材70Fと同様に構成され、車両側フレームを構成する左右一対のサイドフレーム72に固定される。後方側マウント部材92Bは、上述した後方側マウント部材70Bと同様に構成されるとともに、車両側フレームを構成する左右一対のサスペンションマウント部94に固定される。なお、サスペンションマウント部94は、図示しないが、サスペンションを車体に組み付けるマウント構造を覆うマウントカバーにより構成される。
このように構成される第2の実施形態では、後方側マウント部材92Bは、左右一対のサスペンションマウント部94に固定されている。このため、後方側マウント部材92Bは、車体のタワーバーとしての機能を有することができる。従って、第2の実施形態は、上記の第1の実施形態と同様の効果が得られる他、車体剛性の向上を図ることが可能になるという利点が得られる。
図7は、本発明の第3の実施形態に係る燃料電池自動車(燃料電池車両)100の要部斜視説明図である。
燃料電池スタック14は、マウント部材102を介して燃料電池自動車100を構成する車両側フレームに固定される。マウント部材102は、前方側マウント部材102F及び後方側マウント部材102Bを備える。
前方側マウント部材102Fは、断面屈曲形状を有し、燃料電池スタック14の前方下部角部を挟んだ水平部104a及び鉛直部104bにより、燃料ガス出口連通孔40bを覆って配置される。
後方側マウント部材102Bは、断面屈曲形状を有し、燃料電池スタック14の後方下部角部を挟んだ水平部106a及び鉛直部106bにより、酸化剤ガス出口連通孔36bを覆って配置される。
このように構成される第3の実施形態では、前方側マウント部材102Fにより、燃料ガス出口連通孔40bを確実に保護することができるとともに、後方側マウント部材102Bにより、酸化剤ガス出口連通孔36bを良好に保護することが可能になるという効果が得られる。
10、90、100…燃料電池自動車 12…フロントボックス
14…燃料電池スタック 16…燃料電池
22a、22b…エンドプレート 26a〜26d…締結部材
28…ボルト 30…電解質膜・電極構造体
32、34…セパレータ 36a…酸化剤ガス入口連通孔
36b…酸化剤ガス出口連通孔 38a…冷却媒体入口連通孔
38b…冷却媒体出口連通孔 40a…燃料ガス入口連通孔
40b…燃料ガス出口連通孔 42…酸化剤ガス流路
44…燃料ガス流路 46…冷却媒体流路
48、50…シール部材 52…固体高分子電解質膜
54…カソード電極 56…アノード電極
70、92、102…マウント部材 72…サイドフレーム
70B、92B、102B…後方側マウント部材
70F、92F、102F…前方側マウント部材
74a、78a、104a、106a…水平部
74b、78b、104b、106b…鉛直部
76、80…取り付け脚部 94…サスペンションマウント部

Claims (5)

  1. 燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電する燃料電池を有し、複数の前記燃料電池が車両幅方向に積層されるとともに、燃料ガス、酸化剤ガス又は冷却媒体である流体を積層方向に流通させる複数の連通孔が形成される燃料電池スタックと、
    車両側フレームに前記燃料電池スタックを搭載するためのマウント部材と、
    を備える燃料電池車両であって、
    前記燃料電池スタックの車両前方向に位置する前端部側角部には、1つの連通孔が配置される一方、
    前記マウント部材は、前記車両幅方向に延在するとともに、断面屈曲形状を有し、前記燃料電池スタックの前記前端部側角部を挟んだ2辺により前記1つの連通孔を覆って配置される前方側マウント部材を備えることを特徴とする燃料電池車両。
  2. 請求項1記載の燃料電池車両において、前記前方側マウント部材により覆われる前記1つの連通孔は、燃料ガス連通孔であることを特徴とする燃料電池車両。
  3. 請求項1又は2記載の燃料電池車両において、前記燃料電池スタックの車両後方向に位置する後端部側角部には、別の1つの連通孔が配置されるとともに、
    前記マウント部材は、前記燃料電池スタックの前記後端部側角部を挟んだ2辺により前記別の1つの連通孔を覆って配置される後方側マウント部材を備えることを特徴とする燃料電池車両。
  4. 請求項3記載の燃料電池車両において、前記前方側マウント部材及び前記後方側マウント部材は、前記車両側フレームを構成するサイドフレームに固定されることを特徴とする燃料電池車両。
  5. 請求項3記載の燃料電池車両において、前記前方側マウント部材は、前記車両側フレームを構成するサイドフレームに固定されるとともに、
    前記後方側マウント部材は、前記車両側フレームを構成するサスペンションマウント部に固定されることを特徴とする燃料電池車両。
JP2012119131A 2012-05-25 2012-05-25 燃料電池車両 Pending JP2013244817A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012119131A JP2013244817A (ja) 2012-05-25 2012-05-25 燃料電池車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012119131A JP2013244817A (ja) 2012-05-25 2012-05-25 燃料電池車両

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013244817A true JP2013244817A (ja) 2013-12-09

Family

ID=49844949

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012119131A Pending JP2013244817A (ja) 2012-05-25 2012-05-25 燃料電池車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013244817A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN105960730B (zh) 燃料电池堆及其装配构造
JP6090996B2 (ja) 燃料電池スタック
US9905878B2 (en) Fuel cell stack and fuel cell vehicle
JP6025650B2 (ja) 燃料電池スタック
US20170170507A1 (en) Fuel cell system
US20160226092A1 (en) Fuel cell stack
JP2017162560A (ja) 燃料電池スタックの車載用マウント構造
JP5829535B2 (ja) 燃料電池システム
JP5054080B2 (ja) 燃料電池スタック
JP6104833B2 (ja) 燃料電池スタック
JP2013193724A (ja) 燃料電池システム
JP5879239B2 (ja) 車載用燃料電池システム
JP5802186B2 (ja) 車載用燃料電池システム
US9905877B2 (en) Fuel cell stack
JP5214297B2 (ja) 燃料電池スタック
JP2013206856A (ja) 車載用燃料電池スタック
JP5710786B2 (ja) 燃料電池スタック
JP6104113B2 (ja) 燃料電池
JP6166223B2 (ja) 燃料電池搭載車両
JP2015000712A (ja) 燃料電池スタック用搭載構造
JP2013098154A (ja) 燃料電池スタック
US10879553B2 (en) Fuel cell stack
JP2013244817A (ja) 燃料電池車両
JP2013189159A (ja) 燃料電池車両
JP2015061398A (ja) 燃料電池車両