JP2013244031A - 洗濯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】脱水成功率を高めるための排水撹拌を、必要なときには実行し、必要ないときには実行しないように制御する。
【解決手段】本実施形態の洗濯機は、水槽内に洗濯・脱水兼用の回転槽を回転可能に収容した槽体と、前記回転槽内に収容された洗濯物を撹拌する撹拌体と、運転を制御する制御手段を備える。制御手段は、所定の条件を満たしたときに、槽体内の水を排出する排水時に回転槽内の洗濯物のアンバランス状態を解消することを目的として撹拌体を駆動して洗濯物を撹拌する排水撹拌を行う。制御手段は、洗いの無い設定の運転を実行する場合、最初の排水では前記排水撹拌を実行しない。
【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、洗濯機に関する。
縦型の全自動洗濯機においては、回転中心軸線が上下方向を向く回転槽が水槽内に回転可能に収容され、回転槽内の底部に撹拌体(パルセータ)が回転可能に配設されている。洗濯を行う場合、洗濯物を前記回転槽内に収容した状態で、操作パネルでコースを設定し、スタートボタンを操作する。すると、洗い行程、すすぎ行程、最終脱水行程が順に行われる。洗い行程では、回転槽内および水槽内(槽内)に水および洗剤を供給して貯留した状態で、撹拌体を回転させることにより洗濯物を撹拌して洗う洗い運転が行われる。洗い運転が終了したら、排水弁を開放動作させて槽内の水を機外へ排出し、この後、中間脱水が行われる。中間脱水では、回転槽および撹拌体を一体に高速回転させることで、洗濯物を遠心脱水する。すすぎ行程では、洗剤を使用しない以外、洗い行程と同様に行われる。洗い行程が終了したら、最終脱水が行われる。最終脱水は、中間脱水と同様に行われる。
このような構成の洗濯機において、中間脱水や最終脱水を行う際に、回転槽内の洗濯物が偏在した状態(アンバランス状態)となっていると、回転槽の回転に伴い回転槽が首振り状態となって大きく揺れ、回転槽の回転数を高くすることができなくなり、脱水を行うことができなくなることがある。このような場合、安全レバーを備えたアンバランス検出装置により水槽の大きな横揺れを検出したら、回転槽の回転を一旦停止させ、この後、洗濯物の偏りを修正するための修正行程を行う。修正行程では、槽内に給水して貯留し、撹拌体を回転させて洗濯物の偏りを修正し、この後、排水し、再度脱水を行うようにしている。このように、脱水運転を失敗すると、回転槽の回転を一旦停止させた後、槽内への給水、修正撹拌、排水という動作が必要となり、洗濯運転の時間が長くなってしまうとともに、使用水量も多くなってしまう。
そこで、近年では、中間脱水や最終脱水の成功率を高めるために、洗い行程およびすすぎ行程の終盤において、撹拌体による撹拌を一旦停止した後、所定の水位となるまで排水して水量を少なくした後、撹拌体を回転させてほぐし撹拌(バランス撹拌)を行うことで、回転槽内において洗濯物ができるだけ偏らないようにすることが提案されている。このような排水時の撹拌を排水撹拌とよぶことにする。
しかしながら、このような構成のものでは、洗い行程およびすすぎ行程の排水時において、常に上記排水撹拌を行う必要がある。
特許第3178352号公報
そこで、脱水成功率を高めるための排水撹拌を、必要なときには実行し、必要ないときには実行しないように制御することができる洗濯機を提供する。
本実施形態の洗濯機は、水槽内に洗濯・脱水兼用の回転槽を回転可能に収容した槽体と、前記回転槽内に収容された洗濯物を撹拌する撹拌体と、運転を制御する制御手段を備える。制御手段は、所定の条件を満たしたときに、槽体内の水を排出する排水時に回転槽内の洗濯物のアンバランス状態を解消することを目的として撹拌体を駆動して洗濯物を撹拌する排水撹拌を行う。そして、制御手段は、洗いの無い設定の運転を実行する場合、最初の排水では前記排水撹拌を実行しない。
第1実施形態を示す洗濯機の概略構成図 概略的な電気的構成を示すブロック図 運転の全体の流れを概略的に示す図 排水撹拌処理の流れを概略的に示す図 設定水位と、重量検知の検知結果と、排水撹拌の制御内容を示す図 容量検知の際のパルス数と、容量検知による判定結果と、排水撹拌の制御内容を示す図 第2実施形態を示すもので、運転の全体の流れを概略的に示す図その1 運転の全体の流れを概略的に示す図その2 アンバラ修正処理の流れを概略的に示す図
以下、複数の実施形態による洗濯機を図面に基づいて説明する。各実施形態において実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
(第1実施形態)
第1実施形態について図1〜図6を参照して説明する。図1には、縦型の全自動洗濯機の概略構成が示されている。この図1において、洗濯機1の外殻は、外箱2と、この外箱2の上部に装着されたトップカバー3とにより構成されている。トップカバー3には、図示しない洗濯物出入口を開閉する洗濯蓋4が開閉可能に設けられている。外箱2内には、水槽5が配設されている。水槽5は、底部が閉塞されかつ上面が開口した円筒容器状をなしていて、外箱2の四隅に設けられた吊り棒6aと図示しないコイルばねを主体に構成された防振装置6を介して弾性的に吊り下げ支持されている。水槽5の中心軸線は上下方向に指向している。
水槽5の内部には、洗濯槽と脱水槽を兼ね回転槽7が収容配置されている。回転槽7も底部が閉塞され上面が開口した円筒容器状をなしている。この回転槽7は、中心軸線を上下方向に指向させた状態で、その中心軸線を中心に回転可能とされている。回転槽7は、周壁部に多数の脱水孔8を有するとともに、上端部にバランスリング9を備えている。各脱水孔8は、回転槽7の周壁部を厚さ方向に貫通していて、回転槽7の内外を連通させている。この回転槽7には、前記トップカバー3の洗濯物出入口を通して洗濯物が出し入れされる。回転槽7内の底部には、撹拌体10が回転可能に配設されている。この場合、水槽5と回転槽7で槽体30を構成している。
水槽5の下方には洗濯機モータ11およびクラッチ機構12が設けられている。クラッチ機構12は、洗濯機モータ11により撹拌体10のみを回転させる場合と、撹拌体10と回転槽7を一体的に回転させる場合とを切り替えるためのものである。水槽5の底部に形成された排水口13には、排水弁14を介して排水ホース15が接続されている。排水弁14が開放されると、回転槽7内および水槽5内の水(槽体30内の水)が排水ホース15を通して機外へ排出されるようになっている。排水弁14は排水手段を構成している。
この場合、前記クラッチ機構12と排水弁14は、水槽5の底部下面に設けられた切替用モータ16により連動して切り替え操作されるようになっている。具体的には、切替用モータ16により排水弁14を開放動作させた場合には、クラッチ機構12は、前記洗濯機モータ11により撹拌体10と回転槽7を一体的に回転させるように切り替えられる。また、排水弁14を閉鎖動作させた場合には、クラッチ機構12は、洗濯機モータ11により撹拌体10のみを独立させて回転させるように切り替えられる。切替用モータ16は、クラッチ機構12と排水弁14を連動させて切り替えるための切替駆動手段を構成する。切替駆動手段としては、電磁ソレノイドで構成することもできる。
外箱2内の下部には、制御手段を構成する制御装置18が設けられている。また、トップカバー3の内部には、安全レバー19によって操作される安全スイッチ20が設けられている。安全レバー19は、トップカバー3の下部から水槽5の外周面と外箱2の内面との間に位置するように垂下する状態に設けられている。安全スイッチ20は、水槽5が揺れて当該水槽5の外面が安全レバー19に当接することに伴い操作されることで、水槽5の揺れが大きいことを検出する。
トップカバー3の上面における前部(図1の左側)には、操作パネル21が設けられている。操作パネル21には、表示部22(図2参照)や操作入力部23(図2参照)が設けられている。トップカバー3内には、回転槽7内および水槽5内へ給水するための給水弁24(図2参照)や、水槽5内の水位を検出するための水位センサ25(図2参照)が設けられている。給水弁24には、図示はしないが水道の蛇口に接続された給水ホースが接続されていて、その給水弁24が開放されると、水道水が、図示しない注水口を通して回転槽7内ひいては水槽5内に供給されるようになっている。
図2は、洗濯機1の電気的構成を、制御装置18を中心として概略的に示したブロック図である。制御装置18は、例えばマイクロコンピュータを主体に構成されたもので、洗濯機の動作全般を制御する機能を備えている。この制御装置18には、前記操作入力部23、水位センサ25、安全スイッチ20、洗濯機モータ11の回転数を検出する回転センサ26などから信号が入力される。制御装置18は、これらの入力信号と、予め備えた制御プログラムに基づき、給水弁24、洗濯機モータ11、切替用モータ16などを制御する。
次に上記構成の作用を説明する。使用者が洗濯をする場合、回転槽7内に洗濯物を収容するとともに、洗剤を投入した状態で、操作入力部23を操作して運転をスタートさせる。すると、制御装置18は、図3の運転を実行する。制御装置18は、まず操作入力部23により設定された運転で洗いがあるか無いかを判断し(ステップA1)、洗いがある場合には、「YES」に従ってステップA2へ移行する。洗いが無いと判断した場合には、後述する。
ステップA2では、重量検知を実施するか否かを判断する。重量検知は、使用者が操作入力部23により設定水位を設定していた場合には実施せず、設定水位が設定されていない場合には実行する。この重量検知は、回転槽7内に投入された洗濯物の重量を推定して、洗いの際の設定水位を決めるために実施するものである。ステップA2で重量検知を実施すると判断した場合には、「YES」に従ってステップA3へ移行し、重量検知を行う。その重量検知は、給水前の状態(洗濯物が水で濡れていない乾布の状態)で、洗濯機モータ11により撹拌体10を所定の短時間回転させ、そのときの回転センサ26のパルス数をカウンし、そのカウント数に基づき洗濯物の重量を判定する。制御装置18は、その検知した重量に応じて水位を決定する。
図5には、重量検知結果と水位との関係が示されている。また、この図5には、後述する排水撹拌の有無と、実施する場合の制御内容も示されている。この場合、排水撹拌を実施する条件は、設定水位で「低」以上若しくは重量検知で1.5kg以上と判断した場合であり、設定水位で「少」以下若しくは重量検知で1.5kg未満と判断された場合には排水撹拌を実施しない。
制御装置18は、重量検知を行った後、給水弁24を開放動作させて給水を開始する(ステップA4)。給水弁24を開放させると、水道水が槽体30内(回転槽7内および水槽5内)に供給される。このとき、排水弁14は閉鎖されていて、槽体30内に供給された水は貯留される。槽体30内の水位は水位センサ25により検知される。なお、ステップA2において、重量検知を実施しないと判断した場合には、「NO」に従ってステップA4へ移行する。給水を開始し、槽体30内の水位が容量検知水位に達したら(ステップA5で「YES」)、給水を停止し、容量検知を行う(ステップA6,A7)。
容量検知は、重量検知と同様に、洗濯機モータ11により撹拌体10を所定の短時間回転させ、そのときの回転センサ26のパルス数をカウントし、そのカウント数に基づき洗濯物の容量を判定する。図6には、容量検知時のパルス数と容量検知結果との関係が示されている。この場合、容量の判定は、水位に置き換えて判定している。また、この図6には、後述する排水撹拌の有無、実施する場合の制御内容も示されている。前記重量検知と容量検知では次の点が異なっている。すなわち、重量検知では、乾布の状態で洗濯物の重量を判定するのに対して、容量検知では、湿布(洗濯物が濡れた状態)の状態で洗濯物の容量を判定するようにしている。
制御装置18は、容量検知が終了したら、給水を再開し、設定水位に達するまで給水を続ける(ステップA8,A9)。設定水位に達したら、給水を停止し(ステップA10)、この後、洗いを実行する(ステップA11)。洗い運転では、洗濯機モータ11により撹拌体10を回転させて洗濯水および洗濯物を撹拌する。撹拌は、撹拌体10を回転させ、正転と反転を所定時間ごとに交互に繰り返すことで行われる。
洗いが終了したらステップA12へ移行し、すすぎがあるか否かを判断する。すすぎがある場合には、「YES」に従ってステップA13へ移行し、洗いがあったか否かを判断する。洗いがあったと判断した場合には、「YES」に従ってステップA14へ移行し、排水撹拌を実施するか否かを判断する。排水撹拌を実施するか否かの判断は、図6における容量検知の検知結果と排水撹拌の有無で判断する。この場合、排水撹拌を実施する条件は、容量検知で「低」以上と判断した場合であり、容量検知で「少」(「少」未満も「少」と判定)と判断された場合には排水撹拌を実施しないと判断する。排水撹拌は、後述する脱水時における脱水成功率を高めるために、洗濯物のアンバランス状態を極力是正するために行うものである。容量が「低」以上の場合、洗濯物の量が比較的多くて絡みが発生しやすく、脱水時にアンバランス状態が発生しやすいと判断されるため、排水撹拌を実施する。逆に、容量が「少」と判断された場合には、洗濯物の量が少なく、絡みも少なく、脱水時にアンバランス状態が発生し難いと判断されるため、排水撹拌を実施しないとしている。ステップA14において排水撹拌を実施すると判断した場合には、ステップA15へ移行して排水撹拌処理を実行する。
排水撹拌処理については、図4を参照して説明する。制御装置18は、排水撹拌処理では、まず、排水弁14を開放させて排水を開始し(ステップB1)、1回目の排水撹拌水位になったら排水を停止する(ステップB2,B3)。そして、排水撹拌1を実行する(ステップB4)。この排水撹拌1は、撹拌体10を、洗い時の撹拌動作よりも短周期で正転および反転させる動作を所定時間行う。この排水撹拌1の制御内容は図6参照。このように洗い時のときよも少ない量の水で撹拌動作を行うことにより、回転槽7内の洗濯物の絡みがほぐされ、偏りが是正されることが期待できる。制御装置18は、次に、2回目の排水撹拌を実施するか否かを判断する(ステップB5)。実施する場合には、ステップB6へ移行して排水を再開し、2回目の排水撹拌水位になったら排水を停止する(ステップB7,B8)。そして、排水撹拌2を実行する(ステップB9)。この排水撹拌2も、撹拌体10を上記排水撹拌1と同様に動作させる。この2回目の排水撹拌を行うことにより、回転槽7内の洗濯物の偏りを一層是正することができる。排水撹拌2が終了したら、メインルーチンのステップA16へ移行する。
なお、ステップB5において、2回目の排水撹拌を実施しないと判断した場合には、「NO」に従ってメインルーチンのステップA16へ移行する。また、図3のステップA14において、容量検知の結果により排水撹拌を実施しないと判断した場合には、「NO」に従ってステップA16へ移行する。
図3において、制御装置18は、ステップA16では排水1を実行し、この後、脱水1を実行する(ステップA17)。脱水1では、洗濯機モータ11により回転槽7を一方向に高速回転させ、洗濯物を遠心脱水する。脱水1が終了したら、回転槽7の回転を停止させ、排水弁14を閉鎖する(ステップA18)。制御装置18は、次に、すすぎ給水1を実行し(ステップA19)、この後すすぎ撹拌1を実行する(ステップA20)。すすぎ給水1では、洗い時の設定水位と同様な水位まで給水する。すすぎ撹拌1では、撹拌体10を洗い時と同様に動作させる。
すすぎ撹拌1が終了したら、制御装置18は、ステップA21へ移行し、再度排水撹拌を実施するか否かを判断する。排水撹拌を実行すると判断した場合には、ステップA22へ移行し、排水撹拌処理を実行する。この排水撹拌処理も、ステップA15の排水撹拌処理(図4参照)と同様である。排水撹拌処理が終了したら、制御装置18は、ステップA23へ移行し、排水2を実行した後、すすぎ2回目を実施するか否かを判断する(ステップA24)。なお、ステップA21において、排水撹拌を実施しないと判断した場合には、「NO」に従ってステップA23へ移行し、排水撹拌処理は実行しない。ステップA24においてすすぎ2回目を実施すると判断した場合には、ステップA25へ移行し、脱水2を実行した後、排水弁14を閉鎖する(ステップA26)。制御装置18は、次に、すすぎ給水2を実行し(ステップA27)、この後すすぎ撹拌2を実行する(ステップA28)。すすぎ給水2でも、洗い時の設定水位と同様な水位まで給水する。すすぎ撹拌2では、撹拌体10を洗い時と同様に動作させる。なお、ステップA24においてすすぎ2回目を実施しないと判断した場合には、ステップA34へ移行し最終脱水を実行することになる。
すすぎ撹拌2が終了したら、制御装置18は、ステップA29へ移行し、脱水ありか否かを判断する。脱水ありと判断した場合には、ステップA30へ移行し、洗いまたはすすぎがあったか否かを判断する。洗いまたはすすぎがあったと判断した場合には、ステップA31へ移行し、排水撹拌を実施するか否かを判断する。排水撹拌を実行すると判断した場合には、ステップA32へ移行し、排水撹拌処理を実行する。この排水撹拌処理も、ステップA15の排水撹拌処理(図4参照)と同様である。排水撹拌処理が終了したら、制御装置18は、ステップA33へ移行し、排水3を実行した後、最終脱水を実行する(ステップA34)。最終脱水も、脱水1、脱水2と同様に、回転槽7を一方向に高速回転させる。最終脱水が終了したら、回転槽7の回転を停止させ、排水弁14を閉鎖しておく(ステップA35)。これにより、洗濯運転が終了する。なお、ステップA31において、排水撹拌を実施しないと判断した場合には、「NO」に従ってステップA33へ移行し、排水撹拌処理は実行しない。
ここで、使用者が、例えば洗濯機1とは別の場所で手洗いした洗濯物を回転槽7内に投入し、操作入力部23により洗いの無い運転を設定した場合について説明する。このような場合、制御装置18は、ステップA1で洗いありか否かを判断した際に、洗いが無い場合には、「NO」に従ってステップA12へ移行する。そして、ステップA12ですすぎありと判断した場合には、ステップA13へ移行し、洗いありか否かを判断する。ここで、制御装置18は、洗い無しと判断し、「NO」に従ってステップA16へ移行し、排水1から始めることになる。したがってこの場合、最初の排水では排水撹拌処理を実行しない。
ただし、この場合、重量検知および容量検知が行われず、設定水位が決まっていないため、すすぎ給水1では、例えば高水位に設定して給水し、すすぎ撹拌1が行われる。このすすぎ撹拌1の後は、設定水位が高水位であるため、ステップA22で排水撹拌を実行し、また、すすぎの2回目を実行した場合には、ステップA32で排水撹拌を実行する。なお、洗い無しの設定時に設定水位が設定されていれば、その設定水位に応じて排水撹拌の有無を判断し(図5参照)、排水撹拌の実施を制御するようにする。
上記した実施形態によれば、所定の条件を満たしたときに(設定水位が「低」以上、重量検知の結果が「1.5kg」以上、若しくは容量検知の判定結果が「低」以上)、槽体30内の水を排出する排水時に回転槽7内の洗濯物のアンバランス状態を解消することを目的として排水撹拌を行う構成の洗濯機において、制御装置18は、洗いの無い設定の運転を実行する場合、最初の排水では前記排水撹拌を実行しない。これにより、洗いの設定が無く、排水から行いたい場合に、最初の排水で排水撹拌を実行しないことで、最初の排水から排水撹拌を行う場合に比べて運転時間の短縮や消費電力の低減が可能になる。また、排水から行いたい使用者が途中で排水を止められるようなことになると違和感を感じてしまう可能性があるが、本実施形態によれば、最初の排水で排水撹拌を行わないことでそのような違和感を与えないようにできる。よって、脱水成功率を高めるための排水撹拌を、必要なときには実行し、必要ないときには実行しないように制御することで、運転時間の短縮や消費電力の低減が可能になる。
(第2実施形態)
図7A、図7Bおよび図8は第2実施形態を示す。この第2実施形態は上記した第1実施形態とは次の点が異なっている。まず、図7Aにおいて、ステップA1〜A11までは図3と同様である。制御装置18は、ステップA12においてすすぎがあるか否かを判断し、ありの場合には、「YES」に従ってステップA36へ移行し排水1を実行し、この後、脱水1を実行する(ステップA37)。この脱水1では、設定された脱水時間が終了するまでアンバラ状態が発生するか否かを判断する(ステップA38、A39)。この場合、安全スイッチ20が所定回数、例えば3回動作したら、アンバラ状態が発生したと判断し、2回まではアンバラ状態が発生したとは判断しない。安全スイッチ20の動作回数が3回になり、アンバラ状態が発生したと判断した場合には、ステップA38で「YES」に従ってステップA40へ移行し、アンバラ修正処理を行う。
アンバラ修正処理については、図8を参照して説明する。制御装置18は、アンバラ修正処理では、まず回転槽7の回転を停止させることで脱水を停止させる(ステップC1)。この後、アンバラ修正のための給水を行う(ステップC2)。この給水の際の水位は、洗濯物の量の多少にかかわらず高水位にて行う。給水後、アンバラ修正撹拌を行う(ステップC3)。このアンバラ修正撹拌は、撹拌体10を、洗い時の撹拌動作よりも短周期で正転および反転させる動作を所定時間行う。アンバラ修正撹拌が終了したら、排水撹拌処理を行う(ステップC4)。この排水撹拌処理は、図4と同様な処理である。この排水撹拌処理を行うことで、洗濯物のアンバランス状態を一層解消することが期待できる。
排水撹拌処理が終了したら、排水弁14を開放させて槽体30内の排水を行い(ステップC5)、この後、図7のステップA37へ戻り、再度脱水1を行う。脱水1において、アンバラ状態を検知しない状態で、設定された脱水時間が終了したら、ステップA39で「YES」に従ってステップA41へ移行し脱水を停止させ、また、排水弁14を閉鎖する(ステップA42)。
なお、脱水1において、アンバラ修正処理を所定回数例えば3回実行しても、アンバラ状態を解消できない場合には、制御装置18は、表示部22およびブザーを動作させて使用者に異常状態を報知する。この場合には、使用者が回転槽7内の洗濯物のアンバランス状態を手で修正し、脱水をやり直すことになる。
制御装置18は、排水弁14を閉鎖した後、すすぎ給水1を実行し(ステップA43)、この後すすぎ撹拌1を実行する(ステップA44)。すすぎ撹拌1が終了したら、制御装置18は、アンバラ動作があったか否かを判断する(ステップA45)。アンバラ動作とは、この場合、脱水1においてアンバラ修正処理を行った場合には「あり」と判断し、アンバラ修正処理を行わなかった場合には「なし」と判断する。また、ステップA45においては、脱水1において複数回アンバラ修正処理を行ってもアンバラ状態を解消できず、異常報知して脱水をやり直した場合には、アンバラ動作ありと判断してもよいが、使用者によりアンバランス状態が解消されていることが予想されるので、アンバラ動作なしと判断することもできる。
制御装置18は、ステップA45においてアンバラ動作ありと判断した場合には、「YES」に従ってステップA46へ移行し、排水撹拌処理を実行する。この排水撹拌処理も、図4と同様な処理である。排水撹拌処理が終了したら、制御装置18は、槽体30内の排水を実行し(ステップA47)、この後、図7BのステップA48へ移行し、すすぎ2回目を実施するか否かを判断する(ステップA48)。なお、ステップA45において、アンバラ動作なしと判断した場合には、「NO」に従ってステップA47へ移行し、排水撹拌処理は実行しない。ステップA48においてすすぎ2回目を実施すると判断した場合には、ステップA49へ移行し、脱水2を実行する。
脱水2においても、脱水1の場合と同様に、設定された脱水時間が終了するまでアンバラ状態が発生するか否かを判断する(ステップA50、A51)。この場合も、安全スイッチ20が所定回数、例えば3回動作したら、アンバラ状態が発生したと判断し、2回まではアンバラ状態が発生したとは判断しない。安全スイッチ20の動作回数が3回になり、アンバラ状態が発生したと判断した場合には、ステップA50で「YES」に従ってステップA52へ移行し、アンバラ修正処理を行う。アンバラ修正処理は、図8と同様な処理である。制御装置18は、脱水2の脱水時間が終了したら、ステップA53へ移行し脱水を停止させ、また、排水弁14を閉鎖する(ステップA54)。
なお、脱水2においても、脱水1の場合と同様に、アンバラ修正処理を所定回数例えば3回実行しても、アンバラ状態を解消できない場合には、制御装置18は、表示部22およびブザーを動作させて使用者に異常状態を報知する。この場合には、使用者が回転槽7内の洗濯物のアンバランス状態を手で修正し、脱水をやり直すことになる。
制御装置18は、排水弁14を閉鎖した後、すすぎ給水2を実行し(ステップA55)、この後すすぎ撹拌2を実行する(ステップA55)。すすぎ撹拌2が終了したら、制御装置18は、ステップA57へ移行して脱水ありか否かを判断する。脱水ありと判断した場合には、ステップA58へ移行してアンバラ動作ありか否かを判断する。アンバラ動作とは、この場合は、脱水2においてアンバラ修正処理を行った場合には「あり」と判断し、脱水2においてアンバラ修正処理を行わなかった場合には「なし」と判断する。なお、ステップA58においては、脱水1と脱水2のどちらかにおいてアンバラ修正処理を行った場合には「あり」と判断し、脱水1と脱水2のどちらもアンバラ修正処理を行わなかった場合には「なし」と判断するようにしてもよい。
制御装置18は、ステップA58においてアンバラ動作ありと判断した場合には、「YES」に従ってステップA59へ移行し、排水撹拌処理を実行する。この排水撹拌処理も、図4と同様な処理である。排水撹拌処理が終了したら、制御装置18は、槽体30内の排水を実行し(ステップA60)、この後、最終脱水を実行する(ステップA48)。なお、ステップA58において、アンバラ動作なしと判断した場合には、「NO」に従ってステップA60へ移行し、排水撹拌処理は実行しない。
最終脱水においても、脱水1、脱水2の場合と同様に、設定された脱水時間が終了するまでアンバラ状態が発生するか否かを判断する(ステップA62、A63)。この場合も、安全スイッチ20が所定回数、例えば3回動作したら、アンバラ状態が発生したと判断し、2回まではアンバラ状態が発生したとは判断しない。安全スイッチ20の動作回数が3回になり、アンバラ状態が発生したと判断した場合には、「YES」に従ってステップA64へ移行し、アンバラ修正処理を行う。アンバラ修正処理は、図8と同様な処理である。制御装置18は、最終脱水の脱水時間が終了したら、ステップA65へ移行し脱水を停止させ、また、排水弁14を閉鎖しておく(ステップA66)。これにより、洗濯運転が終了する。
上記実施形態において、使用者が、例えば洗濯機1とは別の場所で手洗いした洗濯物を回転槽7内に投入し、操作入力部23により洗いの無い運転を設定した場合について説明する。このような場合、制御装置18は、ステップA1で洗いありか否かを判断した際に、洗いが無い場合には、「NO」に従ってステップA12へ移行する。そして、ステップA12ですすぎありと判断した場合には、ステップA36へ移行し排水1を実行し、この後、脱水1を実行することになる。したがってこの場合も、最初の排水では排水撹拌処理を実行しないので、第1実施形態と同様な作用効果を得ることができる。
また、上記実施形態においては、すすぎ撹拌1、すすぎ撹拌2のあとの排水時に、アンバラ動作ありか否かを判断し、アンバラ動作があった場合には排水撹拌処理を実行し、アンバラ動作がないと判断した場合には排水撹拌処理を実行しないように制御するようにしている。これによっても、脱水成功率を高めるための排水撹拌を、必要なときには実行し、必要ないときには実行しないように制御することで、運転時間の短縮や消費電力の低減が可能になる。さらに、アンバラ修正処理においては、アンバラ修正撹拌後の排水時に排水撹拌を実行することで、アンバランス状態を一層解消することが期待できる。
(その他の実施形態)
重量検知手段、容量検知手段としては、回転センサ26を例示したが、これに限られず、例えば洗濯機モータ11に流れる電流を検知する電流検知手段を利用することもできる。
また、アンバラ状態を検知するアンバラ検知手段としては、安全レバー19を備えた安全スイッチ20を例示したが、これに限られず、例えば水槽5に設けた加速度センサからなる振動センサを利用することもできる。
排水弁14とクラッチ機構12が連動していない場合には、排水撹拌において、排水を一旦停止させずに、排水しながら撹拌体10を回転させてほぐし撹拌を行うようにしてもよい。
以上説明したように本実施形態の洗濯機によれば、所定の条件を満たしたときに、槽体内の水を排出する排水時に回転槽内の洗濯物のアンバランス状態を解消することを目的として撹拌体を駆動して洗濯物を撹拌する排水撹拌を行う。そして、制御手段は、洗いの無い設定の運転を実行する場合、最初の排水では前記排水撹拌を実行しない。これにより、脱水成功率を高めるための排水撹拌を、必要なときには実行し、必要ないときには実行しないように制御することができる。
図面中、1は洗濯機、2は外箱、5は水槽、7は回転槽、10は撹拌体、11は洗濯機モータ、12はクラッチ機構、14は排水弁、18は制御装置(制御手段)、19は安全レバー、20は安全スイッチ、23は操作入力手段、24は給水弁、30は槽体を示す。

Claims (1)

  1. 水槽内に洗濯・脱水兼用の回転槽を回転可能に収容した槽体と、前記回転槽内に収容された洗濯物を撹拌する撹拌体と、運転を制御する制御手段を備え、前記制御手段は、所定の条件を満たしたときに、前記槽体内の水を排出する排水時に前記回転槽内の洗濯物のアンバランス状態を解消することを目的として前記撹拌体を駆動して洗濯物を撹拌する排水撹拌を行う構成の洗濯機において、
    前記制御手段は、洗いの無い設定の運転を実行する場合、最初の排水では前記排水撹拌を実行しないことを特徴とする洗濯機。
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