JP2013243089A5 - - Google Patents
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Description
導光板10は、導光板10の側面に配置した光源20からの光を照明装置1の上面に導くものである。導光板10は、導光板10の上面に配置される表示パネル(図示せず)に対応した形状、例えば、上面、下面および側面で囲まれた直方体状となっている。なお、以下では、導光板10の側面のうち光源20からの光が入射する側面を光入射面10Aと称するものとする。導光板10は、例えば、上面および下面の少なくとも一方の面に、所定のパターン化された形状を有しており、光入射面10Aから入射した光を散乱し、均一化する機能を有している。導光板10は、例えば、表示パネルと照明装置1との間に配置される光学シート(例えば、拡散板、拡散シート、レンズフィルム、偏光分離シートなど)を支持する支持体としても機能する。導光板10は、例えば、ポリカーボネート樹脂(PC)やアクリル樹脂(ポリメチルメタクリレート(PMMA))などの透明熱可塑性樹脂を主に含んで構成されている。
高分子領域34Aの、光変調層34に占める割合は、例えば、図7に示したように、光源20からの距離に拘らず、一定(均一)または略一定(略均一)となっている。その割合は、例えば、50〜98重量%であり、好ましくは75〜95重量%であり、より好ましくは85〜92重量%である。その割合は、例えば、光変調層34の原料の1つとして用いられる低分子モノマーの重量比や、低分子モノマーに照射する紫外線の強度もしくは積算量などによって調整可能なものである。
一方で、散乱領域30Bでは、第2の方向または第3の方向に伝播する光は、高分子領域34Aにおける筋状構造の短軸方向または長軸方向の平均的な筋状組織サイズの周期で、液晶領域34Bの常光屈折率と高分子領域34Aの異常光屈折率との差、または液晶領域34Bの異常光屈折率と高分子領域34Aの常光屈折率との差だけを感じながら伝播する。その結果、散乱領域30Bでは、第2の方向または第3の方向に伝播する光の散乱は、第1の方向に伝播する光の散乱と比べて小さい。
図13A,図13Bは、光変調層134におけるX軸方向、Y軸方向、Z軸方向の構造上の周期を表したものである。光変調層134は、例えば、図13A,図13Bに示したように、当該光変調層134内の位置に拘わらず、X軸方向に周期Ph20(=Ph3)、Y軸方向に周期Ph10(=Ph1)、Z軸方向に周期Pv10(=Pv1)の規則的な構造を有している。配向膜33,135は、ともに、光入射面10A(Y軸)と平行な方向に配向方向を有している。高分子領域134−1および液晶領域134−2は、ともに、光入射面10A(Y軸)と平行な方向に延在している。そのため、高分子領域134−1と液晶領域134−2との界面は、高分子領域134−1の短軸方向において密に形成され、高分子領域134−1の長軸方向において疎に形成されている。従って、周期Ph20,Pv10は短く、周期Ph10が長くなっている。
貼り合わせ後、必要に応じて配向処理を行うことが好ましい。クロスニコル偏光子の間に、貼り合わせたセルを挿入した際に、光り漏れが生じている場合には、セルをある一定時間加熱処理したり、室温で放置したりする。これにより、配向膜33,35の配向作用により、混合物44内の液晶および低分子モノマーを配向させる。その後、紫外線L3を照射して低分子モノマーを重合させてポリマー化する(図18B)。このようにして、2つの式(A>C>BおよびA/B<A1/B1)のうち少なくとも一方の式(A/B<A1/B1)を満たす光変調層34を有する光変調素子30が製造される。
(形状異方性)
高分子領域64Aおよび液晶領域64Bは、ともに、例えば、図22に模式的に示したように、光入射面10Aに対して角度θ1(図示せず)で交差する方向(配向方向)と平行または略平行な方向に延在している。高分子領域64Aおよび液晶領域64Bは、ともに、例えば、光変調層64の一端から他端に渡って連続して延在していたり、断続して延在していたりする。
高分子領域64Aおよび液晶領域64Bは、ともに、例えば、図22に模式的に示したように、光入射面10Aに対して角度θ1(図示せず)で交差する方向(配向方向)と平行または略平行な方向に延在している。高分子領域64Aおよび液晶領域64Bは、ともに、例えば、光変調層64の一端から他端に渡って連続して延在していたり、断続して延在していたりする。
高分子領域64Aの、光変調層64に占める割合は、例えば、図24に示したように、光源20からの距離に拘らず、一定(均一)または略一定(略均一)となっている。その割合は、例えば、50〜98重量%であり、好ましくは75〜95重量%であり、より好ましくは85〜92重量%である。その割合は、例えば、光変調層64の原料の1つとして用いられる低分子モノマーの重量比や、低分子モノマーに照射する紫外線の強度もしくは積算量などによって調整可能なものである。
高分子領域64Aおよび液晶領域64Bの常光屈折率が互いに等しく、かつ高分子領域64Aおよび液晶領域64Bの異常光屈折率が互いに等しいことが好ましい。この場合に、例えば、電圧無印加時には、あらゆる方向において屈折率差がほとんどなく、高い透明性が得られる。これにより、例えば、光源20からの光は、光変調層64内で散乱されることなく、光変調層64を透過する。その結果、例えば、光源20からの光(斜め方向からの光)は、光変調素子60内で透明となった領域(透明領域30A)を伝播し、光変調素子60と空気との界面において全反射され、透明領域30Aの輝度(黒表示の輝度)が、輝度を均一にした場合と比べて下がる。
散乱の異方性の大きさは、(a)散乱領域30Bにおける、高分子領域64Aと液晶領域64Bとの界面(散乱界面)の存在確率の不均一性と、(b)散乱領域30Bにおける複屈折性とによって決まる。散乱の異方性の大きさでは、上記の(a)の要素が支配的である。それは、散乱界面の存在確率を考えたときに、理想的には第2の方向には同じ媒体が続いているので第2の方向には散乱せず、第1の方向および第3の方向のみで散乱するからである。このとき、机上では、第2の方向の散乱はゼロとなるので、第2の方向と、第1の方向および第3の方向との散乱比は無限大になる。一方、複屈折性を考えたときに、第1の方向では2つの偏光成分が散乱するが、第2の方向および第3の方向では1つの偏光成分しか散乱しない。このとき、第1の方向と、第2の方向および第3の方向との散乱比は、高々2倍にしかならない。従って、散乱の異方性の大きさでは、上記の(a)の要素が支配的となる。そこで、以下では、散乱界面の存在確率と、散乱の異方性の大きさとの関係について説明し、複屈折性と、散乱の異方性の大きさとの関係についての説明は割愛する。
ところで、光変調層64および光変調層134において散乱の異方性が互いに相違しているのは、光変調層64において、光軸AX3が光入射面10Aに対して角度θ1で交差する方向(配向方向)を向いているからである。本実施の形態では、光軸AX3を光入射面10Aに対して角度θ1で交差する方向(配向方向)に向かせる方法として、例えば、配向膜63,65として、光入射面10Aと平行な面に対して角度θ1で交差する方向がラビング方向となるようにラビング処理した水平配向膜が用いられている。
[製造方法]
なお、光変調層64および光変調素子60は、上記実施の形態における光変調層34および光変調素子30の製造方法と同様の方法によって製造可能である。すなわち、配向膜63,65の配向作用により、混合物44内の液晶および低分子モノマーを配向させ、その後、紫外線を照射して低分子モノマーを重合させてポリマー化する。これにより、A>C>B、A/B<A1/B1を満たす光変調層64を有する光変調素子60が製造される。
なお、光変調層64および光変調素子60は、上記実施の形態における光変調層34および光変調素子30の製造方法と同様の方法によって製造可能である。すなわち、配向膜63,65の配向作用により、混合物44内の液晶および低分子モノマーを配向させ、その後、紫外線を照射して低分子モノマーを重合させてポリマー化する。これにより、A>C>B、A/B<A1/B1を満たす光変調層64を有する光変調素子60が製造される。
また、配向膜65近傍の高分子領域74Aは、上述の低分子モノマーを配向膜65の作用によって配向させた状態で重合化することにより得られた高分子材料によって構成されている。そのため、光変調層74のうち配向膜65近傍において、高分子領域74Aと液晶領域74Bとの界面は、配向膜65の配向方向と直交する方向において密に形成され、配向膜65の配向方向と平行な方向において疎に形成されている。ここで、配向膜65の配向方向と直交する方向とは、光入射面10Aに対して角度θ1で交差する方向(配向方向)と直交する方向であって、かつ透明基板31の表面と平行な方向、または、透明基板31の表面と直交する方向を指している。配向膜65の配向方向と平行な方向とは、光入射面10Aに対して角度θ1で交差する方向(配向方向)と平行な方向であって、かつ透明基板31の表面と平行な方向を指している。従って、周期Ph6,Pv5は短く、周期Ph5が長くなっている。ただし、高分子領域74Aおよび液晶領域74Bがともに、光入射面10Aに対して斜め方向に延在している分だけ、Y軸方向の周期Ph5が上記実施の形態の周期Ph1,Ph10よりも短くなっており、X軸方向の周期Ph6が上記実施の形態の周期Ph3,Ph20よりも長くなっている。
高分子領域74Aおよび液晶領域74Bの常光屈折率が互いに等しく、かつ高分子領域74Aおよび液晶領域74Bの異常光屈折率が互いに等しいことが好ましい。この場合に、例えば、電圧無印加時には、正面方向および斜め方向を含むあらゆる方向において屈折率差がほとんどなく、高い透明性が得られる。これにより、例えば、光源20からの光は、光変調層74内で散乱されることなく、光変調層74を透過する。その結果、例えば、光源20からの光(斜め方向からの光)は、光変調素子70内で透明となった領域(透明領域30A)を伝播し、光変調素子70と空気との界面において全反射され、透明領域30Aの輝度(黒表示の輝度)が、輝度を均一にした場合と比べて下がる。
散乱領域30Bのうち配向膜33側の部分を第2の方向に伝播する光は、高分子領域74Aにおける筋状構造の長軸方向の平均的な筋状組織サイズの周期で、液晶領域74Bの異常光屈折率と高分子領域74Aの常光屈折率との差だけを感じながら伝播する。その結果、散乱領域30Bのうち配向膜33側の部分では第2の方向に伝播する光は、あまり散乱されない。
散乱領域30Bのうち配向膜65側の部分を第1の方向に伝播する光は、高分子領域74Aにおける筋状構造の短軸方向の平均的な筋状組織サイズの周期と、高分子領域74Aにおける筋状構造の長軸方向の平均的な筋状組織サイズの周期との間の周期で、液晶領域74Bの異常光屈折率と高分子領域74Aの常光屈折率との差、および液晶領域74Bの常光屈折率と高分子領域74Aの異常光屈折率との差を感じながら伝播する。そのため、散乱領域30Bのうち配向膜65側の部分を第1の方向に伝播する光の散乱は、散乱領域30Bのうち配向膜65側の部分を、光入射面10Aに対して角度θ1で交差する方向(配向方向)であって、かつ透明基板31の表面と平行な方向に伝播する光の散乱よりも小さい。
散乱領域30Bのうち配向膜65側を、光入射面10Aと平行な方向であって、かつ透明基板31の表面と平行な方向に伝播する光は、高分子領域74Aにおける筋状構造の短軸方向の平均的な筋状組織サイズの周期と、高分子領域74Aにおける筋状構造の長軸方向の平均的な筋状組織サイズの周期との間の周期で、液晶領域74Bの異常光屈折率と高分子領域74Aの常光屈折率との差、および液晶領域74Bの常光屈折率と高分子領域74Aの異常光屈折率との差を感じながら伝播する。そのため、散乱領域30Bのうち配向膜65側を、光入射面10Aと平行な方向であって、かつ透明基板31の表面と平行な方向に伝播する光の散乱は、散乱領域30Bのうち配向膜65側を、光入射面10Aに対して角度θ1で交差する方向(配向方向)であって、かつ透明基板31の表面と平行な方向に伝播する光の散乱よりも小さい。
[効果]
次に、照明装置3の効果について説明する。本実施の形態では、光軸AX5の向きが、配向膜33側から配向膜65側に向かうにつれて、ねじれの方向に変化している。これにより、光変調層74が散乱性を示すとき、光変調層74における散乱の異方性の大きさ(A/B)が、光変調層134における散乱の異方性の大きさ(A1/B1)よりも小さくなっている。その結果、光変調層74内を伝播する光に対する異方性散乱を、光変調層134内を伝播する光に対する異方性散乱よりも緩和することができる。ここで、光源20の配列に起因する明暗のストライプは、第1の散乱と第2の散乱との差が大きいことに起因して起こる。従って、上記の異方性散乱が、光変調層74全体において緩和されることにより、光源20の配列に起因する明暗のストライプのコントラストを低減することができる。その結果、輝度の均一性を向上させることができる。
次に、照明装置3の効果について説明する。本実施の形態では、光軸AX5の向きが、配向膜33側から配向膜65側に向かうにつれて、ねじれの方向に変化している。これにより、光変調層74が散乱性を示すとき、光変調層74における散乱の異方性の大きさ(A/B)が、光変調層134における散乱の異方性の大きさ(A1/B1)よりも小さくなっている。その結果、光変調層74内を伝播する光に対する異方性散乱を、光変調層134内を伝播する光に対する異方性散乱よりも緩和することができる。ここで、光源20の配列に起因する明暗のストライプは、第1の散乱と第2の散乱との差が大きいことに起因して起こる。従って、上記の異方性散乱が、光変調層74全体において緩和されることにより、光源20の配列に起因する明暗のストライプのコントラストを低減することができる。その結果、輝度の均一性を向上させることができる。
[変形例7]
上記各実施の形態およびそれらの変形例において、例えば、図43に示したように、導光板10、透明基板31または透明基板37のうち、少なくとも光源20近傍の部分に、導光板10、透明基板31または透明基板37とは異なる屈折率の材料で形成されたスペーサ82が設けられていてもよい。このように、導光板10、透明基板31または透明基板37のうち、少なくとも光源20近傍の部分にスペーサ82を設けることにより、導光板10、透明基板31または透明基板37のうち、少なくとも光源20近傍の部分を伝播する光がスペーサ82によって屈折したり、散乱したりする。これにより、スペーサ82による屈折、散乱の分だけ、光変調層34,64,74の散乱の異方性の大きさが小さくなるので、光変調層34,64,74内を伝播する光に対する異方性散乱の作用を緩和することができる。その結果、輝度の均一性を向上させることができる。
上記各実施の形態およびそれらの変形例において、例えば、図43に示したように、導光板10、透明基板31または透明基板37のうち、少なくとも光源20近傍の部分に、導光板10、透明基板31または透明基板37とは異なる屈折率の材料で形成されたスペーサ82が設けられていてもよい。このように、導光板10、透明基板31または透明基板37のうち、少なくとも光源20近傍の部分にスペーサ82を設けることにより、導光板10、透明基板31または透明基板37のうち、少なくとも光源20近傍の部分を伝播する光がスペーサ82によって屈折したり、散乱したりする。これにより、スペーサ82による屈折、散乱の分だけ、光変調層34,64,74の散乱の異方性の大きさが小さくなるので、光変調層34,64,74内を伝播する光に対する異方性散乱の作用を緩和することができる。その結果、輝度の均一性を向上させることができる。
偏光子は、光学シャッタの一種であり、ある一定の振動方向の光(偏光)のみを通過させる。なお、偏光子は、透過軸以外の振動方向の光(偏光)を吸収する吸収型の偏光素子であってもよいが、照明装置1,2,3側に反射する反射型の偏光素子であることが輝度向上の観点から好ましい。2枚の偏光子はそれぞれ、偏光軸が互いに90°異なるように配置されており、これにより照明装置1,2,3からの出射光が液晶層を介して透過し、あるいは遮断されるようになっている。
ところで、光軸AX1,AX3,AX5は、照明装置1,2,3側の偏光子の透過軸と平行となっていてもよい。特に、より多くの偏光成分を有するバックライト光を出力する照明装置1を用いた場合には、バックライト光の、表示パネル5での利用効率を高くすることができる。
Claims (16)
- 離間して互いに対向配置された第1透明基板および第2透明基板と、
前記第1透明基板の端面に光を照射する光源と、
前記第1透明基板および前記第2透明基板の間隙に設けられ、かつ電場の大きさに応じて、前記光源からの光に対して散乱性もしくは透明性を示す光変調層と
を備え、
前記光変調層は、光学異方性を有すると共に電場に対する応答性が相対的に高い第1領域と、光学異方性を有すると共に電場に対する応答性が相対的に低い第2領域とを含み、
前記光変調層は、当該光変調層が散乱性を示すとき、以下の式を満たす構成となっている
照明装置。
A/B<A1/B1
A:前記端面と垂直な第1の方向に伝播する光に対する第1の散乱の大きさ
B:前記端面と平行な方向であって、かつ前記第1透明基板の表面と平行な第2の方向に伝播する光に対する第2の散乱の大きさ
A1:前記第1領域の光軸が前記第1透明基板の法線方向を向くと共に前記第2領域の光軸が前記端面と平行であって、かつ前記第1領域の光軸と直交する方向を向いているときに、前記端面と垂直な方向に伝播する光に対する散乱の大きさ
B1:前記第1領域の光軸が前記第1透明基板の法線方向を向くと共に前記第2領域の光軸が前記端面と平行であって、かつ前記第1領域の光軸と直交する方向を向いているときに、前記端面と平行な方向であって、かつ前記第1透明基板の表面と平行な方向に伝播する光に対する散乱の大きさ - 前記光変調層を挟み込む第1配向膜および第2配向膜を備え、
前記第1配向膜および前記第2配向膜は前記光変調層がA/B<A1/B1を満たすように形成されたものである
請求項1に記載の照明装置。 - 前記光変調層を挟み込む第1配向膜および第2配向膜を備え、
前記第1配向膜は、水平配向膜であり、
前記第2配向膜は、垂直配向膜である
請求項1に記載の照明装置。 - 前記光変調層を挟み込む第1配向膜および第2配向膜を備え、
前記第1配向膜および前記第2配向膜は、ともに、水平配向膜であり、
前記第1配向膜および前記第2配向膜の配向方向は、前記端面と交差する方向を向いている
請求項1に記載の照明装置。 - 前記第1配向膜および前記第2配向膜の配向方向は、前記端面に対して60°以上90°未満となる方向を向いている
請求項4に記載の照明装置。 - 前記光変調層を挟み込む第1配向膜および第2配向膜を備え、
前記第1配向膜および前記第2配向膜は、ともに、水平配向膜であり、
前記第1配向膜および前記第2配向膜の配向方向は、互いに等しくなっている
請求項1に記載の照明装置。 - 前記第1配向膜および前記第2配向膜の配向方向は、前記端面に対して60°以上90°未満となる方向を向いている
請求項6に記載の照明装置。 - 前記光変調層を挟み込む第1配向膜および第2配向膜を備え、
前記第1配向膜および前記第2配向膜は、ともに、水平配向膜であり、
前記第1配向膜の配向方向は、前記端面と平行な方向を向いており、
前記第2配向膜の配向方向は、前記端面と交差する方向を向いている
請求項1に記載の照明装置。 - 前記第2配向膜の配向方向は、前記端面に対して60°以上90°未満となる方向を向いている
請求項8に記載の照明装置。 - 前記第1領域は、液晶材料を含んで構成され、
前記第2領域は、高分子材料を含んで構成され、
前記第1領域の、前記光変調層に占める割合が、当該光変調層全体において均一となっている
請求項1ないし請求項9のいずれか一項に記載の照明装置。 - 前記第1領域は、液晶材料を含んで構成され、
前記第2領域は、2官能のモノマーを主原料として含み、かつ単官能もしくは多官能のモノマーを添加剤として含む材料を重合させることにより形成されたものである
請求項1ないし請求項10のいずれか一項に記載の照明装置。 - 前記第1領域および前記第2領域は、液晶材料と、重合性および液晶性を併せ持つモノマーとを、これらの重量比が95:5〜50:50の範囲内となるように混合し、その混合物に紫外線を照射して前記モノマーを硬化させることにより形成されたものである
請求項1ないし請求項11のいずれか一項に記載の照明装置。 - 前記端面は、前記光源からの光の発散角を広げる立体形状を有している
請求項1ないし請求項12のいずれか一項に記載の照明装置。 - 前記端面と前記光源との間隙を埋め込む屈折率マッチング用のオイルを備える
請求項1ないし請求項12のいずれか一項に記載の照明装置。 - 前記光変調層内のうち、少なくとも前記端面寄りの領域に、前記光変調層の屈折率とは異なる屈折率の複数のスペーサを備える
請求項1ないし請求項12のいずれか一項に記載の照明装置。 - 光を変調することにより映像を表示する表示パネルと、
前記表示パネルを背後から照明する照明装置と
を備え、
前記照明装置は、
離間して互いに対向配置された第1透明基板および第2透明基板と、
前記第1透明基板の端面に光を照射する光源と、
前記第1透明基板および前記第2透明基板の間隙に設けられ、かつ電場の大きさに応じて、前記光源からの光に対して散乱性もしくは透明性を示す光変調層と
を有し、
前記光変調層は、光学異方性を有すると共に電場に対する応答性が相対的に高い第1領域と、光学異方性を有すると共に電場に対する応答性が相対的に低い第2領域とを含み、
前記光変調層は、当該光変調層が散乱性を示すとき、以下の式を満たす構成となっている
表示装置。
A/B<A1/B1
A:前記端面と垂直な第1の方向に伝播する光に対する第1の散乱の大きさ
B:前記端面と平行な方向であって、かつ前記第1透明基板の表面と平行な第2の方向に伝播する光に対する第2の散乱の大きさ
A1:前記第1領域の光軸が前記第1透明基板の法線方向を向くと共に前記第2領域の光軸が前記端面と平行であって、かつ前記第1領域の光軸と直交する方向を向いているときに、前記端面と垂直な方向に伝播する光に対する散乱の大きさ
B1:前記第1領域の光軸が前記第1透明基板の法線方向を向くと共に前記第2領域の光軸が前記端面と平行であって、かつ前記第1領域の光軸と直交する方向を向いているときに、前記端面と平行な方向であって、かつ前記第1透明基板の表面と平行な方向に伝播する光に対する散乱の大きさ
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