JP2013243019A - ヒューズ連設体およびこれが装着されるヒューズフォルダ - Google Patents
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Abstract
【課題】多数のヒューズを効率良くヒューズフォルダに装着可能にすると共に、ヒューズフォルダをよりコンパクトに形成することの出来る、新規な構造のヒューズ連設体およびこれが装着されるヒューズフォルダを提供すること。
【解決手段】一対のリード部16a,16bが、エレメント部18で連結された方向に延出する板形状とされた複数のヒューズ用導体12を複数用意すると共に、それら複数のヒューズ用導体12を、複数の収容部32が並列して形成されたハウジング14に収容してヒューズ連設体10とした。
【選択図】図1
【解決手段】一対のリード部16a,16bが、エレメント部18で連結された方向に延出する板形状とされた複数のヒューズ用導体12を複数用意すると共に、それら複数のヒューズ用導体12を、複数の収容部32が並列して形成されたハウジング14に収容してヒューズ連設体10とした。
【選択図】図1
Description
本発明は、ヒューズおよびヒューズが装着されるヒューズフォルダに係り、特に、複数のヒューズを装着するためのヒューズ連設体とこれが装着されるヒューズフォルダに関するものである。
よく知られているように、自動車に搭載されるジャンクションボックスやヒューズボックス等の電気接続箱には、自動車に配設された各電気部品への過電流の供給を防止するために、ヒューズが装着される複数の装着部を備えたヒューズフォルダが設けられている。例えば、特開2008−271706号公報(特許文献1)に記載のものが、それである。
このような電気接続箱のヒューズフォルダに装着されるヒューズとしては、特開2002−163974号公報(特許文献2)等に記載のヒューズが広く用いられている。特許文献2にも記載されているように、ヒューズには、ヒューズ装着部に設けられた相手方接続端子と接続するための一対のリード部が、過電流が流れた際に溶断するエレメント部で連結された金属製のヒューズ用導体が設けられている。そして、ヒューズ用導体のエレメント部が合成樹脂製のハウジングに収容されると共に、一対のリード部が、ハウジング外に突出された構造とされている。
ところで、近年では、自動車に搭載される電気部品の数が増加しており、これに対応して、電気接続箱のヒューズフォルダには、多数のヒューズ装着部が並列されている。そして、それら多数のヒューズ装着部に1つずつヒューズを装着することは時間を要し、工数の増加を招くという問題を生じていた。また、特許文献1にも記載されているように、ヒューズのリード部が接続する相手方端子としては、リード部を挟む一対の圧接刃を有する所謂音叉端子が広く用いられている。しかし、音叉端子は金属板が打ち抜き加工されて形成されていることから幅寸法が大きく、多数のヒューズ装着部を並列する場合には、ヒューズフォルダの所要スペースが大きくなり、電気接続箱の大型化を招くという問題も有していた。
本発明は、上述の事情を背景に為されたものであって、その解決課題は、多数のヒューズを効率良くヒューズフォルダに装着可能にすると共に、ヒューズフォルダをよりコンパクトに形成することの出来る、新規な構造のヒューズ連設体およびこれが装着されるヒューズフォルダを提供することにある。
ヒューズ連設体に関する本発明の第一の態様は、複数の収容部が並列して形成されたハウジングと、複数のヒューズ用導体を備えており、前記ヒューズ用導体が、板形状を有する一対のリード部がエレメント部で連結されていると共に、それら一対のリード部が連結方向に延出された形状とされている一方、前記ハウジングの前記複数の収容部のそれぞれに、前記ヒューズ用導体の前記エレメント部が前記一対のリード部を突出して収容されていることを、特徴とする。
本発明に従う構造とされたヒューズ連設体においては、エレメント部を備えたヒューズ用導体の複数がハウジングに収容されており、各ヒューズ用導体がそれぞれヒューズを構成することにより、複数のヒューズが一体的に構成されている。従って、本発明のヒューズ連設体をヒューズフォルダに装着することにより、一度に複数のヒューズを効率良く装着することが出来る。その結果、ヒューズ装着の工数を低減することが出来る。
さらに、ハウジングを共通して複数のヒューズ用導体を収容することにより、従来のように各エレメント毎に個別に独立して形成されたヒューズに比して、ヒューズ用導体の配列ピッチを小さくすることが出来る。その結果、ヒューズ連設体が装着されるヒューズフォルダも小型化することが出来て、ヒューズフォルダが設けられる電気接続箱等の小型化を図ることが出来る。
また、ヒューズ用導体に設けられる一対のリード部が、エレメント部による連結方向に延びる板形状とされており、連結方向と直交する方向に突出することなく形成されている。これにより、従来構造のように、リード部がエレメント部による連結方向と直交する方向に延出された門形状を有するヒューズに比して、該方向でのヒューズ用導体の寸法を小さくすることが出来る。その結果、ヒューズフォルダへの装着状態で、ヒューズ連設体のヒューズフォルダからの突出寸法を小さくすることが出来る。
そして、ヒューズ用導体のリード部を、エレメント部による連結方向に延びる板形状としたことにより、リード部に対して様々な方向から相手方端子を接続することが可能であり、例えば従来のヒューズと同様に、リード部の連結方向に直交する一方向から相手方端子を接続することも可能であるし、該連結方向に直交する方向で、一対のリード部に対してそれぞれ反対側から相手方端子を接続したり、リード部の連結方向で相手方端子を接続することも出来る。これにより、ヒューズフォルダへの装着方向をより高い自由度をもって設定することが出来る。
また、ヒューズ用導体は、エレメント部の太さを調節することによってヒューズの容量を自由に設定することが出来る。従って、容量の異なる複数のヒューズ用導体をハウジングに収容することで、ヒューズの容量の違いにも容易に対応することが出来る。更にまた、ハウジングを所望の個数の収容部で切断することにより、任意の数のヒューズを備えたヒューズ連設体を得ることも出来る。
ヒューズ連設体に関する本発明の第二の態様は、前記第一の態様に記載のものにおいて、前記収容部に、エレメント視認窓が貫設されているものである。
本態様によれば、エレメント視認窓を通じて、収容部に収容されたヒューズ用導体のエレメント部の状態を外部から容易に視認することが出来る。これにより、エレメント部の溶断を容易に確認することが出来る。
ヒューズ連設体に関する本発明の第三の態様は、前記第一又は第二の態様に記載のものにおいて、前記ハウジングが合成樹脂からなる一体成形品とされていると共に、該ハウジングには、前記収容部の両側において前記複数の収容部の並列方向に延びる一対の側壁部が形成されており、これら一対の側壁部に前記複数の収容部が連結部を介して連結されていると共に、前記一対の側壁部の少なくとも一方には側方差込口が開口されており、該側方差込口から前記ヒューズ用導体が差し込まれることにより、前記エレメント部が前記収容部に収容されるようになっているものである。
本態様においては、ハウジングが一体成形品とされていることから、部品点数の削減を図ることが出来る。そして、ハウジングに設けられた側方差込口からヒューズ用導体を差し込むことにより、ヒューズ用導体をハウジング内に容易に収容することが出来る。また、側壁部を切断することによって、所望の数のヒューズを備えたヒューズ連設体を容易に得ることが出来る。
ヒューズ連設体に関する本発明の第四の態様は、前記第三の態様に記載のものにおいて、前記連結部が、前記ヒューズ用導体における前記リード部の上下両側に配設されており、少なくとも前記リード部に接続される相手方端子が位置する側の前記連結部の厚さ寸法が、前記リード部の厚さ寸法よりも小さくされているものである。
本態様によれば、リード部の上下に連結部が配設されることから、ヒューズ連設体をヒューズフォルダに装着する場合には、リード部を上方の連結部で上方から支持すると共に、ヒューズフォルダから抜去する場合には、リード部を下方の連結部で下方から支持することが出来る。これにより、ヒューズフォルダへの挿抜の何れの方向に対してもリード部、延いてはヒューズ用導体を連結部で支持することが出来て、ヒューズ用導体のハウジングからの脱落を阻止することが出来る。
さらに、リード部に対して、相手方端子が位置する側の連結部の厚さが、リード部よりも薄くされている。これにより、相手方端子として、リード部を挟む圧接刃を備えた所謂音叉端子等を用いる場合には、リード部よりも先に連結部を挟ませて、連結部をガイドとして用いることによって相手方端子をより円滑に接続することが出来る。そして、相手方端子に対して予め連結部を挟ませることによって、リード部に対する相手方端子の接触圧を軽減することが出来て、接続に際するめっきの剥れ等のおそれも軽減することが出来る。
ヒューズ連設体に関する本発明の第五の態様は、前記第一又は第二の態様に記載のものにおいて、前記ハウジングが合成樹脂からなる一体成形品とされていると共に、該ハウジングには、前記収容部の上方に開口するスリット状の上方差込口と、該ハウジングの両側方に開口して前記複数の収容部の並列方向に延びる一対の側方開口部が形成されており、前記ヒューズ用導体が前記上方差込口から差し込まれることにより、前記エレメント部が前記収容部に収容されると共に、前記一対のリード部が前記一対の側方開口部を通じて前記ハウジングの外部に露出されているものである。
本態様によれば、ハウジングが一体成形品とされていることから、部品点数の削減を図ることが出来る。そして、ハウジングに設けられた上方差込口からヒューズ用導体を差し込むことにより、ヒューズ用導体をハウジング内に容易に収容することが出来る。
さらに、本態様においては、ハウジングの側方に開口された側方開口部から、ヒューズ用導体のエレメント部が露出されている。これにより、一対のリード部の連結方向となる側方から相手方端子が接続されるヒューズを構成することが出来る。
ヒューズフォルダに関する本発明は、前記ヒューズ連設体に関する本発明の第一〜第五の何れか1つの態様に記載のヒューズ連設体が装着されるヒューズフォルダであって、前記ヒューズ連設体における前記ヒューズ用導体の並列方向に沿って複数のヒューズ装着部が並列されており、これらヒューズ装着部に設けられて前記ヒューズ用導体の前記リード部と接続される相手方端子が、前記リード部を挟む一対の圧接刃を備えた形状とされていると共に、前記複数のヒューズ装着部に設けられた前記相手方端子が、前記ヒューズ用導体の並列方向で部分的に重なり合って千鳥状に配設されていることを、特徴とする。
本発明に従うヒューズフォルダは、例えば自動車に搭載されるジャンクションボックスやヒューズボックス等の電気接続箱に設けられる。このようなヒューズフォルダによれば、一対の圧接刃を備えた所謂音叉形状とされた相手方端子を千鳥状に配設することによって、各相手方端子における一対の圧接刃の間の空隙を、ヒューズ用導体の並列方向でより接近して配設することが出来る。その結果、複数のヒューズ用導体が狭ピッチで並列されたヒューズ連設体にも対応することが出来て、ヒューズフォルダの寸法を小さくすることが出来る。
ヒューズ連設体に関する本発明においては、一対のリード部が、エレメント部による連結方向と直交する方向に突出することのない板形状とされた複数のヒューズ用導体をハウジングに収容した。これにより、複数のヒューズを一体化して、効率良くヒューズフォルダに装着することが出来る。更に、ヒューズ用導体のリード部に対して様々な方向から相手方端子を接続することが出来、接続方向の設定自由度を向上することが出来る。また、ヒューズフォルダに関する本発明においては、一対の圧接刃を備えた相手方端子を、ヒューズ用導体の並列方向で千鳥状に配設した。これにより、ヒューズ連設体において複数のヒューズ用導体を狭ピッチで並列しても、これに対応して相手方端子も狭ピッチで配設することが出来て、よりコンパクトなヒューズフォルダを形成することが出来る。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
先ず、図1〜図5に、ヒューズ連設体に関する本発明の第一の実施形態としてのヒューズ連設体10を示す。ヒューズ連設体10は、複数のヒューズ用導体12がハウジング14に収容された構造とされている。なお、以下の説明において、上下方向とは、特に断りのない限り、図3中の上下方向を言い、横方向および幅方向とは、図3中の左右方向を言うものとする。
ヒューズ用導体12は、図6および図7に示すように、金属板がプレス打ち抜き加工や切削加工等されて形成された一体成形品とされている。ヒューズ用導体12は、一対のリード部16a,16bが、エレメント部18で連結された構造とされている。リード部16a,16bは、互いに略等しい大きさの矩形の板形状とされており、略全体に亘って一定の厚さ寸法(図7中、上下方向寸法):tをもって形成されている。これらリード部16a,16bの下端部には、リード部16a,16bの下面22に行くに連れて厚さ寸法が次第に小さくなるテーパ部24が形成されている。テーパ部24は、リード部16a,16bの両面において、所定の幅寸法(図6中、左右方向寸法)をもって形成されている。また、一方のリード部16bの上面26において、ヒューズ用導体12の幅方向で外側の端縁部には、ヒューズ用導体12の幅方向の外側に行くに連れて上方に突出する直角三角形状の係止突部28が形成されている。
これら一対のリード部16a,16bは、エレメント部18で互いに連結されている。エレメント部18は、正面視(図6参照)において略U字の屈曲形状とされており、その両端縁部が、リード部16a,16bのそれぞれにおける幅方向内側の側端部30,30の上端部に連結されている。エレメント部18の上下方向寸法は、リード部16a,16bの上下方向寸法と略等しい大きさに設定されている。これにより、一対のリード部16a,16bは、上下方向でエレメント部18と略等しい大きさに設定されて、エレメント部18による連結方向(図6中、左右方向)に延びる板形状とされており、エレメント部18による連結方向と直交する方向(図6中、上下方向)に殆ど突出することなく形成されている。更に、エレメント部18およびこれが接続されるリード部16a,16bの側端部30,30は、厚さ寸法が僅かに小さくされている。これにより、ヒューズ用導体12は、全体が略一定の厚さ寸法:tに設定されている。エレメント部18は、従来のヒューズと同様に、予め設定された容量を超える電流が流れた場合には溶断して両リード部16a,16b間の通電を遮断する。エレメント部18の容量は、従来のヒューズと同様に、エレメント部18の断面積を調節することによって調節可能であり、これにより、容量の異なる複数種類のヒューズ用導体12を得ることが出来る。また、本実施形態においては、エレメント部18をU字形状として、両リード部16a,16bに対して何れも上下方向で等しい上端部で連結されていることによって、後述する音叉端子54の差込に際して、何れか一方のリード部16a(16b)とエレメント部18との連結部分に応力が集中することが回避されているが、エレメント部18の具体的形状は任意の形状が採用可能であり、例えばV字形状やZ字形状等にする等しても良い。
一方、ハウジング14は、図1〜図5に示したように、合成樹脂からなる一体成形品とされている。ハウジング14は、複数の収容部32が一対の側壁部34a,34bで連結された形状とされており、ヒューズ用導体12よりもやや大きな幅寸法(図3中、左右方向寸法)をもって形成されている。収容部32は、中空で略長手の矩形ブロック形状とされており、図5に示すように、収容部32の内部空所は、ヒューズ用導体12のエレメント部18をヒューズ用導体12の厚さ方向(図7中、上下方向)で隙間を隔てて収容可能な大きさとされている。収容部32の幅方向両側には、挿通孔36,36が貫設されている。挿通孔36,36は、ヒューズ用導体12の係止突部28を除く側面視形状と略等しい大きさの長手矩形状とされている。また、図3に示すように、収容部32の底壁には、スリット状の一対のエレメント視認窓38,38が、収容部32の中央部分を挟む両側に貫設されている。
収容部32は、その幅方向両側に配設されて、複数の収容部32の並列方向に延びる一対の側壁部34a,34bに連結されている。収容部32は、側壁部34a,34bのそれぞれに対して、連結部としての上連結部40および下連結部42を介して連結されている。これら上連結部40および下連結部42は、収容部32の挿通孔36を挟む上下両側に形成されている。上連結部40は、収容部32の厚さ寸法(図2中の左右方向寸法)と略等しい厚さ寸法:tuを有する矩形ブロック形状とされている。一方、下連結部42は、ヒューズ用導体12の厚さ寸法:tよりも僅かに小さな厚さ寸法:tlを有する薄肉の板形状とされている。なお、下連結部42の下端縁部には、後述する音叉端子54の接続を容易とするために、テーパ部43が形成されている。
また、側壁部34aにおいて、収容部32の挿通孔36と対向する位置には、ヒューズ用導体12におけるリード部16aの幅方向外側端部と等しい大きさの差込凹所44が形成されている。一方、側壁部34bにおいて、収容部32の挿通孔36と対向する位置には、側方差込口46が貫設されている。側方差込口46は、ヒューズ用導体12の係止突起28を除く側面視形状と略等しい大きさの長手矩形状とされている。即ち、ハウジング14の横方向で、側壁部34aの差込凹所44、収容部32の挿通孔36,36、側壁部34bの側方差込口46が一直線上に形成されて、ヒューズ用導体12が挿入可能な差込孔が形成されており、その上方に上連結部40が配設されていると共に、下方に下連結部42が配設されている。なお、側方差込口46には、側壁部34bの上方に貫通する係止穴48が連結されている。
そして、複数の収容部32が、上連結部40,40と下連結部42,42で側壁部34a,34bに連結されて、側壁部34a,34bの長手方向で等間隔を隔てて並列して形成されている。
このような構造とされたハウジング14に、図1に示したように、側方差込口46からヒューズ用導体12が差し込まれる。ヒューズ用導体12は、リード部16a側から側方差込口46に差し込まれて、収容部32の挿通孔36,36に挿通されると共に、リード部16aの端部が側壁部34aの差込凹所44に差し込まれる。なお、側方差込口46、挿通孔36,36および差込凹所44の大きさが、ヒューズ用導体12における係止突部28を除く側面視の寸法と略等しくされていると共に、収容部32と両側壁部34a,34bの間において上連結部40と下連結部42によって上下両側でガイドされることにより、ヒューズ用導体12を安定的に挿通することが出来る。そして、図4に示したように、ヒューズ用導体12がハウジング14内に差し込まれて、係止突部28が係止穴48内で係止されることにより、ヒューズ用導体12が、ハウジング14内に収容される。
ハウジング14への収容状態で、ヒューズ用導体12のエレメント部18が、収容部32内に収容される。更に、リード部16a,16bが挿通孔36,36を通じて収容部32から突出されて、収容部32と両側壁部34a,34bの間からハウジング14の外部空間に露出されている。また、リード部16a,16bの上方に上連結部40が配設されると共に、下方に下連結部42が配設されることによって、リード部16a,16bは、上連結部40と下連結部42で上下両側から挟まれている。特に、下連結部42,42は、リード部16a,16bにおけるテーパ部24の真下に位置されている。
このように、ハウジング14に形成された複数の側方差込口46にヒューズ用導体12がそれぞれ差し込まれることによって、複数のヒューズ用導体12が、エレメント部18を収容部32に収容した状態で、ハウジング14に収容されている。以上のようにして、ヒューズ連設体10が構成されており、各ヒューズ用導体12がそれぞれ1つのヒューズを構成することによって、ヒューズ連設体10は、複数のヒューズが一体的に設けられた構造とされている。
このような構造とされたヒューズ連設体10は、図8に示すように、例えば自動車に搭載されるジャンクションボックスやヒューズボックス等の電気接続箱に設けられた、ヒューズフォルダ50に装着される。図9に、ヒューズ連設体10のハウジング14といくつかのヒューズ用導体12を省略して示すように、ヒューズフォルダ50には、複数のヒューズ装着部52が並列して設けられている。それぞれのヒューズ装着部52には、相手方端子としての一対の音叉端子54,54が対向して配設されている。音叉端子54は、従来からヒューズやリレー等の装着に広く用いられているものであり、金属板がプレス打ち抜き加工等されて形成されており、一方の端部において、一対の圧接刃56,56が隙間を隔てて対向配置された音叉形状を有している。なお、音叉端子54の他方の端部は、従来公知のように、プリント基板等に半田付けされたり、電線が接続されたりしても良い。また、複数の音叉端子54が、金属板からなるバスバーで一体形成されていても良い。
そして、ヒューズフォルダ50にヒューズ連設体10が差し込まれることによって、ハウジング14に収容された各ヒューズ用導体12のリード部16a,16bが、対応するヒューズ装着部52の音叉端子54,54における圧接刃56,56の間に上方から差し込まれて、圧接刃56,56で挟持される。このようにして、各ヒューズ装着部52に、ヒューズ用導体12が装着されて、ヒューズ装着部52の音叉端子54,54が、ヒューズ用導体12のエレメント部18を介して電気的に接続されるようになっている。
以上のように、本実施形態に従う構造とされたヒューズ連設体10によれば、ハウジング14に複数のヒューズ用導体12が収容されており、各ヒューズ用導体12で構成される複数のヒューズが一体的に構成されていることから、ヒューズ連設体10をヒューズフォルダ50に差し込むことによって、複数のヒューズを対応する各ヒューズ装着部52に一度に装着することが出来る。これにより、多数のヒューズを装着する工数を軽減することが出来る。
また、ヒューズ用導体12のリード部16a,16bが、エレメント部18と略等しい上下方向寸法に抑えられている。これにより、ヒューズ連設体10をヒューズフォルダ50に装着した際の、ヒューズフォルダ50からの突出寸法を小さくすることが出来て、延いては電気接続箱の小型化を図ることが出来る。
さらに、ヒューズ連設体10のハウジング14が一体成型品とされていることから、部品点数の削減を図ることが出来る。そして、ハウジング14の側方に側方差込口46が開口されていることにより、ヒューズ用導体12を側方差込口46から差し込んでハウジング14内に容易に収容することが出来る。また、ハウジング14の側壁部34a,34bを任意の位置で切断することによって、所望の個数のヒューズを備えたヒューズ連設体10を得ることが出来ると共に、各ヒューズ装着部52に要求される容量が異なる場合でも、予めハウジング14の対応する位置に要求される容量のヒューズ用導体12を収容することによって、容易に対応することが出来る。
そして、ハウジング14への収容状態で、ヒューズ用導体12のリード部16a,16bは、それぞれハウジング14の上連結部40と下連結部42で上下方向から挟まれている。これにより、ヒューズ連設体10をヒューズフォルダ50に差し込む際には、上連結部40で上方からリード部16a,16bを支持することが出来ると共に、ヒューズフォルダ50から抜去する際には、下連結部42でリード部16a,16bを下方から支持することが出来る。これにより、ヒューズ用導体12のハウジング14からの脱落を阻止することが出来る。更に、下連結部42は、リード部16a,16bよりも厚さ寸法が薄くされて、リード部16a,16bの真下に配設されている。これにより、リード部16a,16bを音叉端子54,54に差し込む際に、リード部16a,16bよりも先に下連結部42,42を音叉端子54,54に差し込むことによって、下連結部42をガイドとして利用して、リード部16a,16bの音叉端子54,54への差込を容易且つ安定的に行なうことが出来ると共に、リード部16a,16bを圧接刃56,56間に差し込む際に及ぼされる接触圧を軽減することが出来て、リード部16a,16bの損傷を軽減することも出来る。
更にまた、ヒューズ用導体12が、ハウジング14の外部に突出することのない収容状態で配設されることから、ヒューズ連設体10の輸送時等において、リード部16a,16bを他部材との衝突等から保護することが出来る。そして、ハウジング14の収容部32には、エレメント視認窓38が貫設されている。これにより、ヒューズ用導体12のエレメント部18が収容部32に収容されていても、エレメント視認窓38を通じて溶断の状態を外部から視認することが出来ると共に、エレメント視認窓38を通じて、収容部32内の放熱性を確保することも出来る。
次に、図10に、ヒューズ連設体に係る本発明の第二の実施形態としてのヒューズ連設体60と、これが装着されるヒューズフォルダに係る本発明の第一の実施形態としてのヒューズフォルダ62を併せ示す。なお、以下の説明において、前記第一の実施形態と同様の構造とされた部材および部位には、図中に前記第一の実施形態と同一の符号を付することにより、その説明を省略する。
図11にも示すように、本実施形態におけるヒューズ連設体60のハウジング64は、前記第一の実施形態におけるハウジング14の上連結部40が、ハウジング64の上面の全体に亘る板形状とされたものである。これにより、複数の収容部32が、一枚の板形状とされた上連結部40によって、両側の側壁部34a,34bに連結されている。なお、上連結部40において、各収容部32の上方に位置する上面には、当該収容部32に収容されたヒューズ用導体12の容量を示す容量表示66がレーザー加工等によって印字されている。更に、ハウジング64の収容部32は、前記第一の実施形態におけるハウジング14よりも短い間隔を隔てて並列されている。
一方、ヒューズ用導体70は、図10に併せ示すように、前記第一の実施形態におけるヒューズ用導体12に比して、リード部16a,16bの連結方向での長さ寸法がより大きくされており、リード部16a,16bが、連結方向に延びる長手矩形の板形状とされている。また、本実施形態のリード部16a,16bには、上下両端縁部にテーパ部24が形成されている。但し、本実施形態において、上端縁部側のテーパ部24は必ずしも必要ではない。そして、このような構造とされた複数のヒューズ用導体70が、前記第一の実施形態と同様に、ハウジング64の側方差込口46から差し込まれて、ハウジング64内に収容されることにより、ヒューズ連設体60が構成されている。
一方、ヒューズフォルダ62は、図10に示したように、複数の音叉端子54を並列状態で支持する一対の端子支持ブロック72,72が対向配置された構造とされている。端子支持ブロック72は合成樹脂から形成されており、例えばジャンクションボックスやヒューズボックス等、自動車に搭載される電気接続箱に形成されている。端子支持ブロック72は長手のブロック形状とされており、その中央部分には、上方に突出して端子支持ブロック72の長手方向に延びる中央突出部74が形成されている。
そして、複数の音叉端子54が、端子支持ブロック72に挿通されて、中央突出部74の両面に配設されている。特に本実施形態においては、複数の音叉端子54が、端子支持ブロック72の長手方向で、中央突出部74の内側面76aと外側面76bに交互に配設されており、内側面76aに配設された音叉端子54の圧接刃56と、外側面76bに配設された音叉端子54の圧接刃56が、端子支持ブロック72の長手方向で部分的に重なり合って、千鳥状に配設されている。更に、端子支持ブロック72の中央突出部74には、中央突出部74の長手方向で各音叉端子54の圧接刃56,56の隙間と等しい位置に、上方に開口するスリット状の差込スリット78が形成されている。
このような一対の端子支持ブロック72,72が互いに平行に配設されており、一方の端子支持ブロック72に設けられた音叉端子54と、他方の端子支持ブロック72に設けられた音叉端子54が対向配置されることによって、一つのヒューズ装着部80が形成されている。そして、端子支持ブロック72,72の長手方向で複数の音叉端子54が配列されていることにより、端子支持ブロック72,72の長手方向に、複数のヒューズ装着部80が並列して形成されており、これら一対の端子支持ブロック72,72を含んでヒューズフォルダ62が構成されている。なお、一方の端子支持ブロック72における中央突出部74の内側面76aに配設された音叉端子54と、他方の端子支持ブロック72における中央突出部74の外側面76bに配設された音叉端子54が対向配置されてヒューズ装着部80が構成されることにより、端子支持ブロック72,72の長手方向で並列された複数のヒューズ装着部80の音叉端子54,54の対向距離が、何れも等しくなるようにされている。
そして、図12に示すように、ヒューズフォルダ62にヒューズ連設体60が差し込まれる。これにより、ヒューズ連設体60のハウジング64内に収容された各ヒューズ用導体70のリード部16a,16bが、両端子支持ブロック72,72の差込スリット78,78に差し込まれて、音叉端子54,54とそれぞれ接続される。そして、リード部16a,16bが連結方向に延びる長手矩形状とされていることにより、端子支持ブロック72における中央突出部74の内側面76aと外側面76bに配設された両方の音叉端子54,54の何れにも接続可能とされている。
本実施形態においては、ヒューズフォルダ62を構成する一対の端子支持ブロック72,72のそれぞれにおいて、ヒューズ用導体70の並列方向となる端子支持ブロック72,72の長手方向で、複数の音叉端子54が千鳥状に配設されている。これにより、複数の音叉端子54をより挟ピッチで配列することが出来て、これに接続されるヒューズ連設体60の複数のヒューズ用導体70を、より挟ピッチで配設することが出来る。その結果、ヒューズ連設体60とこれが接続されるヒューズフォルダ62の小型化を図ることが出来る。
次に、図13に、ヒューズ連設体に係る本発明の第三の実施形態としてのヒューズ連設体90およびこれを構成するヒューズ用導体92と、ヒューズ連設体90が装着されるヒューズフォルダに係る本発明の第二の実施形態としてのヒューズフォルダ94を併せ示す。
本実施形態のヒューズ用導体92は、図14に示すように、一対のリード部16a,16bのそれぞれの幅方向の外側端縁部に、テーパ部24が形成されている。更に、リード部16a,16bにおいて、幅方向外側の上端縁部には、ヒューズ用導体92の一方の面側に突出する係止突起96,96がそれぞれ形成されていると共に、係止突起96,96の下方に位置する下端縁部には、下方に突出する差込突起98,98がそれぞれ形成されている。なお、係止突起96,96は、リード部16a,16bから上方に突出形成された突片が曲げ加工されることによって形成されている。
一方、ヒューズ連設体90のハウジング100は、合成樹脂からなる一体成形品とされており、長手のブロック形状を有している。ハウジング100には、ヒューズ用導体92に対応する形状をもって上方に開口するスリット状の上方差込口102が、ハウジング100の長手方向で等間隔を隔てて複数並列して形成されている。また、上方差込口102の開口部には、ヒューズ用導体92の係止突起96,96に対応して、ハウジング100の長手方向の一方に突出する一対の係止凹所106,106が形成されている。更に、図示は省略するが、上方差込口102の下底面には、ヒューズ用導体92の差込突起98,98が差し込まれる凹状の差込孔が形成されている。更にまた、ハウジング100の幅方向両側には、ハウジング100の側方に開口して、長手方向の全長に亘って延びる一対の側方開口部108,108が形成されている。そして、側方開口部108,108で挟まれたハウジング100の樹脂部分が、収容部32とされることにより、ハウジング100には、複数の収容部32が長手方向で等間隔を隔てて並列して形成されており、これら複数の収容部32の並列方向に、側方開口部108,108が延出されている。また、収用部32の上方において上方差込口102が開口されていることにより、収用部32が上方差込口102を通じてハウジング100の上面に開口されている。更に、図15に示すように、ハウジング100の下面には、前記第一の実施形態等と同様に、各収容部32毎に、一対のエレメント視認窓38,38が貫設されている。
このような構造とされたハウジング100の上方差込口102に、ヒューズ用導体92がそれぞれ差し込まれる。上方差込口102の形状がヒューズ用導体92の形状と略等しくされていることにより、ヒューズ用導体92を安定的に差し込むことが可能とされている。そして、ヒューズ用導体92の差込突起98,98が、上方差込口102の下底面に形成された図示しない差込孔に差し込まれると共に、係止突起96,96が係止凹所106,106に挿入されるようになっている。これにより、ヒューズ用導体92のエレメント部18が収容部32に収容されると共に、リード部16a,16bが、側方開口部108,108を通じてハウジング100の外部に露出されるようになっている。
一方、ヒューズフォルダ94は、前記第二の実施形態としてのヒューズフォルダ50と同様に、複数の音叉端子54が設けられた一対の端子支持ブロック72,72を含んで構成されている。本実施形態においても、各端子支持ブロック72に設けられた複数の音叉端子54が、端子支持ブロック72の長手方向で千鳥状に配設されている。なお、これら一対の端子支持ブロック72,72は、互いに別体の部品上に設けられており、例えば一方の端子支持ブロック72が電気接続箱に設けられる一方、他方の端子支持ブロック72がコネクタや、一方の端子支持ブロック72が設けられた電気接続箱に組み付けられる別体のサブボックス等に形成される。
そして、ヒューズ連設体90の側方開口部108,108のそれぞれに、端子支持ブロック72,72の中央突出部74,74が差し込まれる。これにより、側方開口部108,108に露呈されたヒューズ用導体92のリード部16a,16bの側方の端縁部から、音叉端子54,54がそれぞれ接続される。なお、リード部16a,16bの側端縁部にテーパ部24が形成されていることから、音叉端子54,54の横方向からの接続が円滑に行えるようにされている。このようにして、一方の端子支持ブロック72に設けられた音叉端子54と、他方の端子支持ブロック72に設けられた音叉端子54がヒューズ用導体92を介して連結されるようになっている。このように、本実施形態においては、ヒューズ用導体92を挟んで互いに反対側に配設された、一方の端子支持ブロック72に設けられた音叉端子54と、他方の端子支持ブロック72に設けられた音叉端子54によって、1つのヒューズ装着部80が構成されている。
本実施形態によれば、音叉端子54を横方向から接続可能なヒューズ連設体90を構成することが出来る。特に、ヒューズ用導体92が、上方差込口102からハウジング100内に収容されるようになっており、ヒューズ用導体92のハウジング100への差込方向と音叉端子54,54の差込方向が互いに直交されていることから、音叉端子54,54の着脱に際するヒューズ用導体92のハウジング100からの脱落を有効に阻止することが出来る。更に、ヒューズ用導体92の係止突起96が係止凹所106で係止されると共に、差込突起98が図示しない差込孔に差し込まれて係止されることにより、音叉端子54,54の着脱に際する外力からヒューズ用導体92をより安定的に支持することが出来る。
次に、図16に、ヒューズ連設体に関する本発明の第四の実施形態としてのヒューズ連設体110を示す。ヒューズ連設体110のハウジング112は、前記第一の実施形態に示したハウジング14(図 参照)の上連結部40が、下連結部42と同様に、図16に併せ示すヒューズ用導体114のリード部16a,16bよりも小さな厚さ寸法を有する板形状とされたものである。なお、上連結部40の上端縁部には、テーパ部116が形成されている。一方、ヒューズ用導体112のリード部16a,16bには、上下の両端縁部にテーパ部24,24が形成されている。そして、このようなヒューズ用導体114が側方差込口46から差し込まれることによって、ハウジング112内に収容されるようになっており、ハウジング112への収容状態で、リード部16a,16bの上下に、上連結部40と下連結部42が配設されるようになっている。
このような構造とされたヒューズ連設体110によれば、上下方向の両方向から音叉端子54,54を接続することが出来る。そして、上連結部40,40がリード部16a,16bよりも小さな厚さ寸法をもってリード部16a,16bの上方に配設されていることから、音叉端子54を上方から接続する際に、上連結部40をガイドとして利用して、安定的な接続を行なうことが出来る。
以上、本発明の実施形態について詳述してきたが、本発明はその具体的な記載によって限定されない。例えば、ヒューズ連設体のハウジングは、一体成形品でなくとも良く、図5や図12に示した部分形状を1つの部品として、該部分形状に上方から蓋体を組み付けることによって2部品で構成する等しても良い。そのような場合には、図5や図12における側方差込口46は必ずしも必要ではなく、例えば上方からヒューズ用導体を差し込んだ後に蓋体を組み付けることでハウジング内に収容する等しても良い。また、ハウジングを透明の合成樹脂で形成する等しても良く、このようにすれば、ヒューズ用導体のエレメント部の状態をより容易に視認することが出来る。
また、ヒューズ用導体のリード部が接続される相手方端子は、前述の如き一対の圧接刃を備えた所謂音叉形状の端子に限定されない。例えば、相手方端子としては、舌片形状をもって所定面積に亘ってリード部に面状に接触するようなものでも良い。
10,60,90,110:ヒューズ連設体、12,70,92,114:ヒューズ用導体、14,64,100,112:ハウジング、16a,b:リード部、18:エレメント部、32,104:収容部、34a,b:側壁部、38:エレメント視認窓、40:上連結部、42:下連結部、46:側方差込口、50,62,94:ヒューズフォルダ、52,80:ヒューズ装着部、54:音叉端子(相手方端子)、56:圧接刃、102:上方差込口、108:側方開口部
Claims (6)
- 複数の収容部が並列して形成されたハウジングと、複数のヒューズ用導体を備えており、
前記ヒューズ用導体が、板形状を有する一対のリード部がエレメント部で連結されていると共に、それら一対のリード部が連結方向に延出された形状とされている一方、
前記ハウジングの前記複数の収容部のそれぞれに、前記ヒューズ用導体の前記エレメント部が前記一対のリード部を突出して収容されている
ことを特徴とするヒューズ連設体。 - 前記収容部に、エレメント視認窓が貫設されている
請求項1に記載のヒューズ連設体。 - 前記ハウジングが合成樹脂からなる一体成形品とされていると共に、該ハウジングには、前記収容部の両側において前記複数の収容部の並列方向に延びる一対の側壁部が形成されており、これら一対の側壁部に前記複数の収容部が連結部を介して連結されていると共に、前記一対の側壁部の少なくとも一方には側方差込口が開口されており、該側方差込口から前記ヒューズ用導体が差し込まれることにより、前記エレメント部が前記収容部に収容されるようになっている
請求項1又は2に記載のヒューズ連設体。 - 前記連結部が、前記ヒューズ用導体における前記リード部の上下両側に配設されており、少なくとも前記リード部に接続される相手方端子が位置する側の前記連結部の厚さ寸法が、前記リード部の厚さ寸法よりも小さくされている
請求項3に記載のヒューズ連設体。 - 前記ハウジングが合成樹脂からなる一体成形品とされていると共に、該ハウジングには、前記収容部の上方に開口するスリット状の上方差込口と、該ハウジングの両側方に開口して前記複数の収容部の並列方向に延びる一対の側方開口部が形成されており、
前記ヒューズ用導体が前記上方差込口から差し込まれることにより、前記エレメント部が前記収容部に収容されると共に、前記一対のリード部が前記一対の側方開口部を通じて前記ハウジングの外部に露出されている
請求項1又は2に記載のヒューズ連設体。 - 前記請求項1〜5の何れか1項に記載のヒューズ連設体が装着されるヒューズフォルダであって、
前記ヒューズ連設体における前記ヒューズ用導体の並列方向に沿って複数のヒューズ装着部が並列されており、これらヒューズ装着部に設けられて前記ヒューズ用導体の前記リード部と接続される相手方端子が、前記リード部を挟む一対の圧接刃を備えた形状とされていると共に、前記複数のヒューズ装着部に設けられた前記相手方端子が、前記ヒューズ用導体の並列方向で部分的に重なり合って千鳥状に配設されている
ことを特徴とするヒューズフォルダ。
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JP2012114880A JP2013243019A (ja) | 2012-05-18 | 2012-05-18 | ヒューズ連設体およびこれが装着されるヒューズフォルダ |
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JP2021002441A (ja) * | 2019-06-20 | 2021-01-07 | 矢崎総業株式会社 | 電流遮断構造 |
-
2012
- 2012-05-18 JP JP2012114880A patent/JP2013243019A/ja active Pending
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JP7364366B2 (ja) | 2019-06-20 | 2023-10-18 | 矢崎総業株式会社 | 電流遮断構造 |
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