JP2013242897A - 電子装置システムとその電子装置,制御方法,プログラム,および記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 画像形成装置等の電子装置が複数の機能を実現する際の低コスト化とアプリのバージョンアップ作業の軽減化を計る。
【解決手段】 MFP10が、通信可能な複数の外部サーバ20(20a,20b)上のアプリ(外部アプリ)を利用可能アプリとして登録し、その登録した複数の利用可能アプリの中から利用するアプリを選択し、その選択したアプリを搭載している外部サーバとネットワーク1を介して通信することにより、そのアプリを利用して動作を実行する。
【選択図】 図1
【解決手段】 MFP10が、通信可能な複数の外部サーバ20(20a,20b)上のアプリ(外部アプリ)を利用可能アプリとして登録し、その登録した複数の利用可能アプリの中から利用するアプリを選択し、その選択したアプリを搭載している外部サーバとネットワーク1を介して通信することにより、そのアプリを利用して動作を実行する。
【選択図】 図1
Description
この発明は、画像処理装置(スキャナ装置等の画像読取装置やデジタル複写機,プリンタ,ファクシミリ装置,デジタル複合機等の画像形成装置など)等の電子装置、その電子装置と通信回線を介して接続する外部装置とを備えた電子装置システム、上記電子装置における制御方法、その電子装置のコンピュータに実行させるプログラム、およびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
例えば、近年、画像形成部(プロッタ部)と画像読取部(スキャナ部)とファクシミリ(FAX)通信部と画像処理部(コントローラ)などを組み合わせて構成し、コピー機能(複写機能),プリンタ機能,スキャナ機能,ファクシミリ機能等の各機能を自由に選択して使用できるデジタル複合機等の多機能の画像形成装置が、多くのユーザに利用されるようになっている。
従来のこのような多機能の画像形成装置は、一般に複写機ベースで構成されており、その全機能の一部を使用することによりプリンタやスキャナとして動作させたり、FAX通信部を追加することによりファクシミリ装置としても使用できるようにしたりしていた。
ところで、各機能を自由に選択して実行させるために、各機能毎にその機能を実現するためのアプリケーション(以下単に「アプリ」ともいう)を備える必要があるが、従来は、それらのアプリを全て1台の画像形成装置に備えていた(例えば特許文献1参照)。
ところで、各機能を自由に選択して実行させるために、各機能毎にその機能を実現するためのアプリケーション(以下単に「アプリ」ともいう)を備える必要があるが、従来は、それらのアプリを全て1台の画像形成装置に備えていた(例えば特許文献1参照)。
なお、アプリ(アプリケーション)とは、アプリケーション・ソフトウェア又はアプリケーション・プログラムのことを指す。このアプリは、ユーザインタフェースを行う部分で、ユーザに提供する機能を実現するためのものであり、コピー機能を実現するためのアプリ(コピーアプリ)、プリンタ機能を実現するためのアプリ(プリンタアプリ)、スキャナ機能を実現するためのアプリ(スキャナアプリ)、FAX(ファクシミリ)機能を実現するためのアプリ(FAXアプリ)などがある。
しかしながら、上述した多機能の画像形成装置において、利用すべき機能を実現するためのアプリを全て備えることは、コストアップにつながる。また、アプリの数が多いほど、アプリ(機能)をバージョンアップさせるためのサービスマンによる作業の回数が多くなる。
この発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、画像形成装置等の電子装置が複数の機能を実現する際の低コスト化とアプリのバージョンアップ作業の軽減化を計ることを目的とする。
この発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、画像形成装置等の電子装置が複数の機能を実現する際の低コスト化とアプリのバージョンアップ作業の軽減化を計ることを目的とする。
この発明は、上記の目的を達成するため、電子装置、その電子装置と通信回線を介して接続する外部装置とを備えた電子装置システム、上記電子装置における制御方法、その電子装置のコンピュータに実行させるプログラム、およびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。
請求項1の発明による電子装置は、アプリケーションを利用して動作(コピー動作,プリント動作,スキャン動作,ファクス動作など)を実行する電子装置であって、通信可能な複数の外部装置内のアプリケーションを選択的に利用可能なアプリケーションとして登録するアプリケーション登録手段と、該手段によって登録された複数のアプリケーションの中から利用するアプリケーションを選択するアプリケーション選択手段と、該手段によって選択したアプリケーションを搭載している外部装置と通信することにより、該外部装置内のアプリケーションを利用して動作を実行する制御手段とを設けたものである。
請求項2の発明による電子装置は、請求項1の電子装置において、上記アプリケーション登録手段に、操作部上の操作に従って利用可能なアプリケーションを決定するアプリケーション決定手段を備えたものである。
請求項3の発明による電子装置は、請求項1の電子装置において、上記アプリケーション登録手段に、所定の条件に基づいて利用可能なアプリケーションを決定するアプリケーション決定手段を備えたものである。
請求項4の発明による電子装置は、請求項3の電子装置において、上記アプリケーション決定手段が、最も応答パフォーマンスが優れているアプリケーションを利用可能なアプリケーションとして決定するものである。
請求項3の発明による電子装置は、請求項1の電子装置において、上記アプリケーション登録手段に、所定の条件に基づいて利用可能なアプリケーションを決定するアプリケーション決定手段を備えたものである。
請求項4の発明による電子装置は、請求項3の電子装置において、上記アプリケーション決定手段が、最も応答パフォーマンスが優れているアプリケーションを利用可能なアプリケーションとして決定するものである。
請求項5の発明による電子装置は、請求項3の電子装置において、上記アプリケーション決定手段が、最も高機能のアプリケーションを利用可能なアプリケーションとして決定するものである。
請求項6の発明による電子装置は、請求項3の電子装置において、上記アプリケーション決定手段が、最も低機能のアプリケーションを利用可能なアプリケーションとして決定するものである。
請求項7の発明による電子装置は、請求項3の電子装置において、上記アプリケーション決定手段が、上記複数のアプリケーションの利用頻度に応じて利用可能なアプリケーションを決定するものである。
請求項6の発明による電子装置は、請求項3の電子装置において、上記アプリケーション決定手段が、最も低機能のアプリケーションを利用可能なアプリケーションとして決定するものである。
請求項7の発明による電子装置は、請求項3の電子装置において、上記アプリケーション決定手段が、上記複数のアプリケーションの利用頻度に応じて利用可能なアプリケーションを決定するものである。
請求項8の発明による電子装置は、請求項1〜7のいずれかの電子装置において、上記アプリケーション登録手段を、上記各外部装置のいずれかからアプリケーション利用可能通知を受けた場合に、該外部装置内のアプリケーションを該通知に付加されている特定の認証情報と共に利用可能なアプリケーションとして登録する手段とし、上記制御手段が、動作指示が入力された場合に、該動作指示を上記アプリケーション選択手段によって選択されたアプリケーションが搭載されている外部装置へ対応する認証情報と共に送信する手段を有し、該手段によって送信された動作指示に対する応答として上記動作の実行要求を受信した場合に、該実行要求に従って動作を実行するものである。
請求項9の発明による電子装置システムは、請求項1〜7のいずれかの電子装置と外部装置とを通信回線を介して通信可能に接続する電子装置システムにおいて、上記外部装置に、アプリケーション記憶手段と、上記電子装置から動作指示を受信した場合に、上記アプリケーション記憶手段に記憶されているアプリケーションによって該動作指示の内容を処理し、対応する動作の実行要求を上記動作指示に対する応答として上記電子装置へ送信する制御手段とを設け、上記電子装置の制御手段が、動作指示が入力された場合に、該動作指示を上記アプリケーション選択手段によって選択されたアプリケーションが搭載されている外部装置へ送信する手段を有し、該手段によって送信された動作指示に対する応答として上記動作の実行要求を受信した場合に、該実行要求に従って動作を実行するものである。
請求項10の発明による電子装置システムは、請求項9の電子装置システムにおいて、上記外部装置に、アプリケーション記憶手段と、上記電子装置から動作指示を受信した場合に、該動作指示の正当性を確認するための認証処理を行う認証手段と、該手段による認証が成功した場合に、上記アプリケーション記憶手段に記憶されているアプリケーションによって該動作指示の内容を処理し、対応する動作の実行要求を上記動作指示に対する応答として上記電子装置へ送信する制御手段とを設け、上記電子装置のアプリケーション登録手段を、上記各外部装置のいずれかからアプリケーション利用可能通知を受けた場合に、該外部装置内のアプリケーションを該通知に付加されている特定の認証情報と共に利用可能なアプリケーションとして登録する手段とし、上記電子装置の制御手段が、動作指示が入力された場合に、該動作指示を上記アプリケーション選択手段によって選択されたアプリケーションが搭載されている外部装置へ対応する認証情報と共に送信する手段を有し、該手段によって送信された動作指示に対する応答として上記動作の実行要求を受信した場合に、該実行要求に従って動作を実行するものである。
請求項11の発明による電子装置システムは、アプリケーションを利用して動作を実行する電子装置と複数の外部装置とを通信回線を介して通信可能に接続する電子装置システムにおいて、上記複数の外部装置のうち、少なくとも1台の外部装置をアプリケーション搭載用サーバ、他の1台の外部装置をアプリケーション管理用サーバとし、上記アプリケーション搭載用サーバに、アプリケーション記憶手段と、上記電子装置から動作指示を受信した場合に、上記アプリケーション記憶手段に記憶されているアプリケーションによって該動作指示の内容を処理し、対応する動作の実行要求を上記動作指示に対する応答として上記電子装置へ送信する制御手段とを設け、上記アプリケーション管理用サーバに、上記アプリケーション搭載用サーバ内のアプリケーションとして、複数のアプリケーションを管理するアプリケーション管理手段と、該手段による管理状況に基づいて通信可能な複数の外部装置内のアプリケーションを利用可能なアプリケーションとして登録するアプリケーション登録手段と、該手段によって登録されたアプリケーションの情報を上記電子装置へ送信するアプリケーション情報送信手段とを設け、上記電子装置に、上記アプリケーション管理用サーバからの上記情報に基づいて利用可能なアプリケーションを登録するアプリケーション登録手段と、該手段によって登録された複数のアプリケーションの中から利用するアプリケーションを選択するアプリケーション選択手段と、動作指示が入力された場合に、該動作指示を上記アプリケーション選択手段によって選択されたアプリケーションが搭載されている外部装置へ送信し、該動作指示に対する応答として上記動作の実行要求を受信した場合に、該実行要求に従って動作を実行する制御手段とを設けたものである。
請求項12の発明による電子装置システムは、請求項11の電子装置システムにおいて、上記電子装置のアプリケーション登録手段に、操作部上の操作に従って利用可能なアプリケーションを決定するアプリケーション決定手段を備えたものである。
請求項13の発明による電子装置システムは、請求項11の電子装置システムにおいて、上記電子装置のアプリケーション登録手段に、所定の条件に基づいて利用可能なアプリケーションを決定するアプリケーション決定手段を備えたものである。
請求項14の発明による電子装置システムは、請求項13の電子装置システムにおいて、上記電子装置のアプリケーション決定手段が、最も応答パフォーマンスが優れているアプリケーションを利用可能なアプリケーションとして決定するものである。
請求項13の発明による電子装置システムは、請求項11の電子装置システムにおいて、上記電子装置のアプリケーション登録手段に、所定の条件に基づいて利用可能なアプリケーションを決定するアプリケーション決定手段を備えたものである。
請求項14の発明による電子装置システムは、請求項13の電子装置システムにおいて、上記電子装置のアプリケーション決定手段が、最も応答パフォーマンスが優れているアプリケーションを利用可能なアプリケーションとして決定するものである。
請求項15の発明による電子装置システムは、請求項13の電子装置システムにおいて、上記電子装置のアプリケーション決定手段が、最も高機能のアプリケーションを利用可能なアプリケーションとして決定するものである。
請求項16の発明による電子装置システムは、請求項13の電子装置システムにおいて、上記電子装置のアプリケーション決定手段が、最も低機能のアプリケーションを利用可能なアプリケーションとして決定するものである。
請求項17の発明による電子装置システムは、請求項13の電子装置システムにおいて、上記電子装置のアプリケーション決定手段が、上記複数のアプリケーションの利用頻度に応じて利用可能なアプリケーションを決定するものである。
請求項16の発明による電子装置システムは、請求項13の電子装置システムにおいて、上記電子装置のアプリケーション決定手段が、最も低機能のアプリケーションを利用可能なアプリケーションとして決定するものである。
請求項17の発明による電子装置システムは、請求項13の電子装置システムにおいて、上記電子装置のアプリケーション決定手段が、上記複数のアプリケーションの利用頻度に応じて利用可能なアプリケーションを決定するものである。
請求項18の発明による電子装置システムは、アプリケーションを利用して動作を実行する電子装置と複数の外部装置とを通信回線を介して通信可能に接続する電子装置システムにおいて、上記複数の外部装置のうち、少なくとも1台の外部装置をアプリケーション搭載用サーバ、他の1台の外部装置をアプリケーション管理用サーバとし、上記アプリケーション搭載用サーバに、アプリケーション記憶手段と、上記電子装置から動作指示を受信した場合に、上記アプリケーション記憶手段に記憶されているアプリケーションによって該動作指示の内容を処理し、対応する動作の実行要求を上記動作指示に対する応答として上記電子装置へ送信する制御手段とを設け、上記アプリケーション管理用サーバに、上記アプリケーション搭載用サーバ内のアプリケーションとして、複数のアプリケーションを管理するアプリケーション管理手段と、該手段による管理状況に基づいて通信可能な複数の外部装置内のアプリケーションを利用可能なアプリケーションとして登録するアプリケーション登録手段と、該手段によって登録された複数のアプリケーションの中から利用するアプリケーションを選択するアプリケーション選択手段と、該手段によって選択したアプリケーションの情報を上記電子装置へ送信するアプリケーション情報送信手段とを設け、上記電子装置に、上記アプリケーション管理用サーバからの上記情報に基づいて利用するアプリケーションを登録するアプリケーション登録手段と、動作指示が入力された場合に、該動作指示を上記アプリケーション登録手段によって登録されたアプリケーションが搭載されている外部装置へ送信し、該動作指示に対する応答として上記動作の実行要求を受信した場合に、該実行要求に従って動作を実行する制御手段とを設けたものである。
請求項19の発明による電子装置システムは、請求項18の電子装置システムにおいて、上記アプリケーション管理用サーバのアプリケーション登録手段に、所定の条件に基づいて利用可能なアプリケーションを決定するアプリケーション決定手段を備えたものである。
請求項20の発明による電子装置システムは、請求項19の電子装置システムにおいて、上記アプリケーション管理用サーバのアプリケーション決定手段が、最も応答パフォーマンスが優れているアプリケーションを利用可能なアプリケーションとして決定するものである。
請求項21の発明による電子装置システムは、請求項19の電子装置システムにおいて、上記アプリケーション管理用サーバのアプリケーション決定手段が、最も高機能のアプリケーションを利用可能なアプリケーションとして決定するものである。
請求項20の発明による電子装置システムは、請求項19の電子装置システムにおいて、上記アプリケーション管理用サーバのアプリケーション決定手段が、最も応答パフォーマンスが優れているアプリケーションを利用可能なアプリケーションとして決定するものである。
請求項21の発明による電子装置システムは、請求項19の電子装置システムにおいて、上記アプリケーション管理用サーバのアプリケーション決定手段が、最も高機能のアプリケーションを利用可能なアプリケーションとして決定するものである。
請求項22の発明による電子装置システムは、請求項19の電子装置システムにおいて、上記アプリケーション管理用サーバのアプリケーション決定手段が、最も低機能のアプリケーションを利用可能なアプリケーションとして決定するものである。
請求項23の発明による電子装置システムは、請求項19の電子装置システムにおいて、上記アプリケーション管理用サーバのアプリケーション決定手段が、上記複数のアプリケーションの利用頻度に応じて利用可能なアプリケーションを決定するものである。
請求項24)の発明による電子装置システムは、請求項19の電子装置システムにおいて、上記アプリケーション管理用サーバのアプリケーション決定手段が、上記電子装置の搭載メモリに応じて利用可能なアプリケーションを決定するものである。
請求項23の発明による電子装置システムは、請求項19の電子装置システムにおいて、上記アプリケーション管理用サーバのアプリケーション決定手段が、上記複数のアプリケーションの利用頻度に応じて利用可能なアプリケーションを決定するものである。
請求項24)の発明による電子装置システムは、請求項19の電子装置システムにおいて、上記アプリケーション管理用サーバのアプリケーション決定手段が、上記電子装置の搭載メモリに応じて利用可能なアプリケーションを決定するものである。
請求項25の発明による制御方法は、アプリケーションを利用して動作を実行する電子装置における制御方法であって、通信可能な複数の外部装置内のアプリケーションを利用可能なアプリケーションとして登録し、該ステップによって登録された複数のアプリケーションの中から利用するアプリケーションを選択し、その選択したアプリケーションを搭載している外部装置と通信することにより、該外部装置内のアプリケーションを利用して動作を実行するものである。
請求項26の発明による制御方法は、請求項25の制御方法において、操作部上の操作に従って利用可能なアプリケーションを決定するものである。
請求項26の発明による制御方法は、請求項25の制御方法において、操作部上の操作に従って利用可能なアプリケーションを決定するものである。
請求項27の発明による制御方法は、請求項25の制御方法において、所定の条件に基づいて利用可能なアプリケーションを決定するものである。
請求項28の発明による制御方法は、請求項27の制御方法において、最も応答パフォーマンスが優れているアプリケーションを利用可能なアプリケーションとして決定するものである。
請求項29の発明による制御方法は、請求項27の制御方法において、最も高機能のアプリケーションを利用可能なアプリケーションとして決定するものである。
請求項30の発明による制御方法は、請求項27の制御方法において、最も低機能のアプリケーションを利用可能なアプリケーションとして決定するものである。
請求項28の発明による制御方法は、請求項27の制御方法において、最も応答パフォーマンスが優れているアプリケーションを利用可能なアプリケーションとして決定するものである。
請求項29の発明による制御方法は、請求項27の制御方法において、最も高機能のアプリケーションを利用可能なアプリケーションとして決定するものである。
請求項30の発明による制御方法は、請求項27の制御方法において、最も低機能のアプリケーションを利用可能なアプリケーションとして決定するものである。
請求項31の発明による制御方法は、請求項25〜30のいずれかの制御方法において、上記各外部装置のいずれかからアプリケーション利用可能通知を受けた場合に、該外部装置内のアプリケーションを該通知に付加されている特定の認証情報と共に利用可能なアプリケーションとして登録し、動作指示が入力された場合に、該動作指示を選択されたアプリケーションが搭載されている外部装置へ対応する認証情報と共に送信し、その動作指示に対する応答として上記動作の実行要求を受信した場合に、該実行要求に従って動作を実行するものである。
請求項32の発明によるプログラムは、アプリケーションを利用して動作を実行する電子装置のコンピュータに、通信可能な複数の外部装置内のアプリケーションを利用可能なアプリケーションとして登録するアプリケーション登録機能と、該機能によって登録された複数のアプリケーションの中から利用するアプリケーションを選択するアプリケーション選択機能と、該機能によって選択したアプリケーションを搭載している外部装置と通信することにより、該外部装置内のアプリケーションを利用して動作を実行する制御機能とを実現させるためのプログラムである。
請求項33の発明によるプログラムは、請求項32のプログラムにおいて、上記アプリケーション登録機能に、操作部上の操作に従って利用可能なアプリケーションを決定するアプリケーション決定機能を備えたものである。
請求項34の発明によるプログラムは、請求項32のプログラムにおいて、上記アプリケーション登録機能に、所定の条件に基づいて利用可能なアプリケーションを決定するアプリケーション決定機能を備えたものである。
請求項35の発明によるプログラムは、請求項34のプログラムにおいて、上記アプリケーション決定機能が、最も応答パフォーマンスが優れているアプリケーションを利用可能なアプリケーションとして決定するものである。
請求項34の発明によるプログラムは、請求項32のプログラムにおいて、上記アプリケーション登録機能に、所定の条件に基づいて利用可能なアプリケーションを決定するアプリケーション決定機能を備えたものである。
請求項35の発明によるプログラムは、請求項34のプログラムにおいて、上記アプリケーション決定機能が、最も応答パフォーマンスが優れているアプリケーションを利用可能なアプリケーションとして決定するものである。
請求項36の発明によるプログラムは、請求項34のプログラムにおいて、上記アプリケーション決定機能が、最も高機能のアプリケーションを利用可能なアプリケーションとして決定するものである。
請求項37の発明によるプログラムは、請求項34のプログラムにおいて、上記アプリケーション決定機能が、最も低機能のアプリケーションを利用可能なアプリケーションとして決定するものである。
請求項38の発明によるプログラムは、請求項32〜37のいずれかのプログラムにおいて、上記アプリケーション登録機能を、上記各外部装置のいずれかからアプリケーション利用可能通知を受けた場合に、該外部装置内のアプリケーションを該通知に付加されている特定の認証情報と共に利用可能なアプリケーションとして登録する機能とし、上記制御機能が、動作指示が入力された場合に、該動作指示を上記アプリケーション選択機能によって選択されたアプリケーションが搭載されている外部装置へ対応する認証情報と共に送信する機能を有し、該機能によって送信された動作指示に対する応答として上記動作の実行要求を受信した場合に、該実行要求に従って動作を実行するものである。
請求項39の発明による記録媒体は、請求項32〜38のいずれかのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
請求項37の発明によるプログラムは、請求項34のプログラムにおいて、上記アプリケーション決定機能が、最も低機能のアプリケーションを利用可能なアプリケーションとして決定するものである。
請求項38の発明によるプログラムは、請求項32〜37のいずれかのプログラムにおいて、上記アプリケーション登録機能を、上記各外部装置のいずれかからアプリケーション利用可能通知を受けた場合に、該外部装置内のアプリケーションを該通知に付加されている特定の認証情報と共に利用可能なアプリケーションとして登録する機能とし、上記制御機能が、動作指示が入力された場合に、該動作指示を上記アプリケーション選択機能によって選択されたアプリケーションが搭載されている外部装置へ対応する認証情報と共に送信する機能を有し、該機能によって送信された動作指示に対する応答として上記動作の実行要求を受信した場合に、該実行要求に従って動作を実行するものである。
請求項39の発明による記録媒体は、請求項32〜38のいずれかのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
この発明によれば、複数の電子装置で共通のアプリを使用できるため、その各電子装置は低コストで複数の機能を利用できることになる。また、アプリのバージョンアップ作業の軽減化を計ることもできる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて具体的に説明する。
まず、この発明による電子装置システムの第1実施例である画像形成システムについて説明する。
図1は、その画像形成システムのネットワーク接続例を示す概念図である。なお、図示の都合上、デジタル複合機(以下「MFP」ともいう)は1台のみ図示している。
まず、この発明による電子装置システムの第1実施例である画像形成システムについて説明する。
図1は、その画像形成システムのネットワーク接続例を示す概念図である。なお、図示の都合上、デジタル複合機(以下「MFP」ともいう)は1台のみ図示している。
この画像形成システムは、電子装置として複数台のMFP10(他の画像処理装置でもよい)を、外部装置(アプリ搭載用サーバ)として複数台の外部サーバ20(20a,20b,・・・)をそれぞれ備え、それらをLAN(ローカルエリアネットワーク)等のネットワーク1によって通信可能に接続できるものである。なお、MFP10と外部サーバ20は、ネットワーク1によって1対多の関係で通信することができるが、MFP10と外部サーバ20とをUSBやIEEE1394等の通信回線によって接続することにより、MFP10と外部サーバ20が1対1の関係で通信することも可能である。
次に、MFP10のハードウェア構成例について、図2を用いて具体的に説明する。
図2は、MFP10のハードウェア構成例を示すブロック図である。
このMFP10は、デジタル複写機,プリンタ,FAX装置,スキャナ装置としての機能、つまりコピー機能,プリンタ機能,FAX機能,スキャナ機能を含む各種機能を実現できる画像形成装置であり、図2に示すように、コントローラ11,FCU(ファックスコントロールユニット)12,エンジンインタフェース(以下「インタフェース」を「I/F」ともいう)13,およびエンジン14等によって構成されている。これらの構成が、原稿の画像読み取り,プリント(画像形成),画像データ送信等の画像処理を行うためのハードウェア資源である。
図2は、MFP10のハードウェア構成例を示すブロック図である。
このMFP10は、デジタル複写機,プリンタ,FAX装置,スキャナ装置としての機能、つまりコピー機能,プリンタ機能,FAX機能,スキャナ機能を含む各種機能を実現できる画像形成装置であり、図2に示すように、コントローラ11,FCU(ファックスコントロールユニット)12,エンジンインタフェース(以下「インタフェース」を「I/F」ともいう)13,およびエンジン14等によって構成されている。これらの構成が、原稿の画像読み取り,プリント(画像形成),画像データ送信等の画像処理を行うためのハードウェア資源である。
コントローラ11は、後述する各アプリを利用し(各アプリへの動作指示に対する応答である動作の実行要求を受信し)、MFP10の各部を統括的に制御するものである。その制御により、各種機能を実現することができる。
FCU12は、FAX装置又はモデム機能(FAX通信機能)を有するデジタル複写機や他のMFP(デジタル複合機)等の画像形成装置等の外部装置との通信を公衆回線経由で制御するものである。
エンジンI/F13は、エンジン14をPCI(Peripheral Component Interconnect)バスに接続するためのインタフェースである。
FCU12は、FAX装置又はモデム機能(FAX通信機能)を有するデジタル複写機や他のMFP(デジタル複合機)等の画像形成装置等の外部装置との通信を公衆回線経由で制御するものである。
エンジンI/F13は、エンジン14をPCI(Peripheral Component Interconnect)バスに接続するためのインタフェースである。
エンジン14は、原稿の画像を読み取るスキャナ(画像読取手段)、そのスキャナによって読み取られた画像データあるいは外部装置から受信したデータに基づいて用紙等の記録媒体上に画像形成(プリント)を行うプロッタ(画像形成手段)や、原稿をスキャナの画像読取位置へ自動給送する自動原稿給送装置(ADF)、プロッタで画像形成された用紙に対してソート,穴開け,ステープル処理等の後処理を行う後処理装置などのハードウェアデバイスに相当するものである。
コントローラ11は、CPU101,ASIC(Application Specific Integrated Circuit)102,SDRAM103,ROM104,NVRAM105,HDD(ハードディスクドライブ)106,操作部107,モデム108,USB(Universal Serial Bus)・I/F109,IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)1394・I/F110,およびMAC(Media Access Controller)・I/F111等によって構成されている。なお、操作部107は実際にはコントローラ11の外側に配置されている。
CPU101は、ASIC102を介してデータ処理(各機能の制御)を行う演算処理手段である。
ASIC102は、CPUインタフェース,SDRAMインターフェース,ローカルバスインタフェース,PCIインタフェース,HDDインタフェース等からなる多機能デバイスボードであり、CPU101の制御対象となるデバイスの共有化を図り、アーキテクチャの面からアプリ等の開発の高効率化を支援するものである。
ASIC102は、CPUインタフェース,SDRAMインターフェース,ローカルバスインタフェース,PCIインタフェース,HDDインタフェース等からなる多機能デバイスボードであり、CPU101の制御対象となるデバイスの共有化を図り、アーキテクチャの面からアプリ等の開発の高効率化を支援するものである。
このASIC102には、エンジン14の操作命令等を受け付ける操作部107が直接的に接続されると共に、モデム108も直接的に接続される。また、USB・I/F109,IEEE1394・I/F110,MAC・I/F111,FCU12,およびエンジンI/F13がPCIバス112を介して接続される。
SDRAM103は、各種プログラムを記憶するプログラムメモリや、CPU101がデータ処理を行う際に使用するワークメモリ等として使用するメインメモリである。なお、このSDRAM103の代わりに、DRAMやSRAMを使用してもよい。
SDRAM103は、各種プログラムを記憶するプログラムメモリや、CPU101がデータ処理を行う際に使用するワークメモリ等として使用するメインメモリである。なお、このSDRAM103の代わりに、DRAMやSRAMを使用してもよい。
ROM104は、CPU101が実行するプログラムや固定データを記憶している固定メモリである。なお、このROM104に、種々のアプリ(内部アプリ)を記憶しておくこともできる。
NVRAM105は、変更可能な種々のパラメータ等のデータを記憶する不揮発性メモリであり、電源がオフになっても記憶内容を保持するようになっている。なお、このNVRAM105として、RAMと電池を利用したバックアップ回路を集積した不揮発性RAMや、EEPROM,フラッシュメモリ等の不揮発性メモリを使用することができる。
NVRAM105は、変更可能な種々のパラメータ等のデータを記憶する不揮発性メモリであり、電源がオフになっても記憶内容を保持するようになっている。なお、このNVRAM105として、RAMと電池を利用したバックアップ回路を集積した不揮発性RAMや、EEPROM,フラッシュメモリ等の不揮発性メモリを使用することができる。
HDD106は、電源のオン・オフに関係なくデータを記憶保存する記憶装置(記録媒体)である。このHDD106に、上述したSDRAM103内のデータ、あるいはNVRAM105内のデータを記憶しておくこともできる。
操作部107は、エンジン14又は外部サーバ20に対する動作指示等のデータを入力するための各種の操作キー(操作スイッチ又は操作ボタンともいう)およびLCD又はCRTの文字表示器を有する操作手段であり、例えば図3に示すようなものがある。
操作部107は、エンジン14又は外部サーバ20に対する動作指示等のデータを入力するための各種の操作キー(操作スイッチ又は操作ボタンともいう)およびLCD又はCRTの文字表示器を有する操作手段であり、例えば図3に示すようなものがある。
モデム108は、変復調手段であり、図示しない外部装置へ公衆回線経由でデータを送信する場合、そのデータを公衆回線に流せる形に変調する。また、外部装置から送られてくる変調されたデータを受信した場合、そのデータを復調する。
USB・I/F109およびIEEE1394・I/F110はそれぞれ、外部装置(周辺機器)と直接接続して通信を行うための、USB規格,IEEE1394規格のインタフェース(直接インタフェース)である。
MAC・I/F111は、LAN等のネットワーク1を介して外部サーバ20を含む外部装置と通信を行うためのネットワークインタフェースである。
なお、USB・I/F109やIEEE1394・I/F110以外の直接インタフェースをコントローラ11に増設することもできる。
USB・I/F109およびIEEE1394・I/F110はそれぞれ、外部装置(周辺機器)と直接接続して通信を行うための、USB規格,IEEE1394規格のインタフェース(直接インタフェース)である。
MAC・I/F111は、LAN等のネットワーク1を介して外部サーバ20を含む外部装置と通信を行うためのネットワークインタフェースである。
なお、USB・I/F109やIEEE1394・I/F110以外の直接インタフェースをコントローラ11に増設することもできる。
次に、MFP10の操作部107について、図3を参照して説明する。
図3は、この操作部107の構成例を示すレイアウト図である。
この操作部107は、液晶タッチパネル51,テンキー52,クリア/ストップキー53,スタートキー(プリントキー)54,予熱キー55,リセットキー56,割り込みキー57,初期設定キー58,および機能切替キー59を備えている。
液晶タッチパネル51は、液晶ディスプレイの表面にタッチパネルを備えており、機能キーや部数、機械の状態を示すメッセージ等を表示することができる。
テンキー52は、印刷部数(コピー枚数)や倍率等の数値を入力するためのキーである。
クリア/ストップキー53は、置数(印刷部数)をクリアしたり、実行中の動作(読み取り動作又は印刷動作)をストップさせたりするためのキーである。
図3は、この操作部107の構成例を示すレイアウト図である。
この操作部107は、液晶タッチパネル51,テンキー52,クリア/ストップキー53,スタートキー(プリントキー)54,予熱キー55,リセットキー56,割り込みキー57,初期設定キー58,および機能切替キー59を備えている。
液晶タッチパネル51は、液晶ディスプレイの表面にタッチパネルを備えており、機能キーや部数、機械の状態を示すメッセージ等を表示することができる。
テンキー52は、印刷部数(コピー枚数)や倍率等の数値を入力するためのキーである。
クリア/ストップキー53は、置数(印刷部数)をクリアしたり、実行中の動作(読み取り動作又は印刷動作)をストップさせたりするためのキーである。
操作部107を備えたMFP10では、割り込みキー57の押下により割り込みモードに移行する。割り込みモードは、スタートキー54の押下(動作指示)によって開始されたコピー動作(コピージョブ)の実行中あるいは操作中において、一時的に他のコピー動作を割り込んで行うときに使用するモードである。
そのため、割り込みキー57が押下された場合は、その押下前のコピーモード、あるいはコピー動作の途中であればその途中経過情報をNVRAM105又はHDD106に書き込んで記憶した後、割り込みモードに移行し、コピーモードを初期化する。
そのため、割り込みキー57が押下された場合は、その押下前のコピーモード、あるいはコピー動作の途中であればその途中経過情報をNVRAM105又はHDD106に書き込んで記憶した後、割り込みモードに移行し、コピーモードを初期化する。
そして、スタートキー54の押下により割り込みコピー動作を開始し、そのコピー動作が終了した後、割り込みキー57の押下により割り込みモードを解除し、NVRAM105又はHDD106に記憶したコピーモードあるいはコピー途中経過情報を読み出して割り込みモード移行(設定)前の状態に復帰させ、スタートキー54の押下により割り込み前のコピーモードでコピー動作を再開することができる。
初期設定キー58が押下されると、機械の初期状態を任意にカスタマイズすることが可能である。
すなわち、機械に収納されている転写紙(用紙)のサイズを設定したり、予熱キー55を押した時(但しコピーモードをクリアするためのモードクリアキーとして使用された時)に設定される初期状態を任意に設定することが可能である。
また、キー操作が一定時間行われなかった場合に、優先して選択されるアプリ等も選択するとか、国際エネルギースター計画に従った低電力状態への移行時間の設定や、オートオフ/スリープモードへの移行時間の設定を行うことが可能である。
すなわち、機械に収納されている転写紙(用紙)のサイズを設定したり、予熱キー55を押した時(但しコピーモードをクリアするためのモードクリアキーとして使用された時)に設定される初期状態を任意に設定することが可能である。
また、キー操作が一定時間行われなかった場合に、優先して選択されるアプリ等も選択するとか、国際エネルギースター計画に従った低電力状態への移行時間の設定や、オートオフ/スリープモードへの移行時間の設定を行うことが可能である。
予熱キー55が約1秒以上押下されると、機械は待機状態から予熱状態に移行し、図示しない定着ユニット内の定着ローラの表面温度(定着温度)を低下させたり、操作部107の表示を消灯する。
ここで、予熱状態は、国際エネルギースター計画でいう、低電力状態を意味している。
予熱状態やオフ状態/スリープ状態を解除し、待機状態に移行させる場合は、予熱キー55を再度押下する。
機能切替キー59は、コピー機能,プリンタ機能,スキャナ機能,FAX機能のいずれかの選択に切り替えるためのキーである。
ここで、予熱状態は、国際エネルギースター計画でいう、低電力状態を意味している。
予熱状態やオフ状態/スリープ状態を解除し、待機状態に移行させる場合は、予熱キー55を再度押下する。
機能切替キー59は、コピー機能,プリンタ機能,スキャナ機能,FAX機能のいずれかの選択に切り替えるためのキーである。
コピー機能とは、スキャナに原稿の画像を読み取らせ、その画像データをプロッタに送って用紙等の記録媒体上に可視画像として印刷(形成)させるコピー動作を行わせる機能のことである。
プリンタ機能とは、外部装置からの画像データをそのまま又は加工処理してプロッタに送って記録媒体上に可視画像として印刷させるプリンタ動作を行わせる機能のことである。
スキャナ機能とは、スキャナに原稿の画像を読み取らせ、その画像データをメモリ(SDRAM103,NVRAM105,又はHDD106)に書き込んで記憶(蓄積)させるスキャナ動作を行わせる機能のことである。
プリンタ機能とは、外部装置からの画像データをそのまま又は加工処理してプロッタに送って記録媒体上に可視画像として印刷させるプリンタ動作を行わせる機能のことである。
スキャナ機能とは、スキャナに原稿の画像を読み取らせ、その画像データをメモリ(SDRAM103,NVRAM105,又はHDD106)に書き込んで記憶(蓄積)させるスキャナ動作を行わせる機能のことである。
なお、その処理後のスタートキー54の押下により、SDRAM103又はHDD106内の画像データを呼び出し(読み出し)、その画像データに基づいて転写紙上に画像を印刷することができる。
FAX機能とは、スキャナに原稿の画像を読み取らせ、その画像データをFCU12によって外部装置へ送信させるFAX送信動作と、外部装置からFCU12によって画像データを受け取り、その画像データをプロッタに送って記録媒体上に画像を形成させるFAX受信動作を行わせる機能のことである。
FAX機能とは、スキャナに原稿の画像を読み取らせ、その画像データをFCU12によって外部装置へ送信させるFAX送信動作と、外部装置からFCU12によって画像データを受け取り、その画像データをプロッタに送って記録媒体上に画像を形成させるFAX受信動作を行わせる機能のことである。
図4および図5は、液晶タッチパネル51に表示される操作画面の異なる例を示す図である。
オペレータ(ユーザ)が、液晶タッチパネル51に表示されている画面中のいずれかの機能キーにタッチすることにより、その機能キーの枠内に表示されている機能(モード)が選択され、その白黒表示が反転する。
また、機能の詳細を指定しなければならない場合(例えば変倍であれば変倍値等)は、その機能キーにタッチすることにより、詳細な機能の設定用操作画面が表示される。
液晶タッチパネル51は、ドット表示器を使用しているため、その時の最適な表示をグラフィカルに行うことが可能である。
オペレータ(ユーザ)が、液晶タッチパネル51に表示されている画面中のいずれかの機能キーにタッチすることにより、その機能キーの枠内に表示されている機能(モード)が選択され、その白黒表示が反転する。
また、機能の詳細を指定しなければならない場合(例えば変倍であれば変倍値等)は、その機能キーにタッチすることにより、詳細な機能の設定用操作画面が表示される。
液晶タッチパネル51は、ドット表示器を使用しているため、その時の最適な表示をグラフィカルに行うことが可能である。
図4は、液晶タッチパネル51に表示されるコピー機能設定用の操作画面の一例を示す図である。
このMFP10のコントローラ11は、機能切替キー59によってコピー機能(コピーアプリ)の選択に切り替えられると、コピーモードを設定し、液晶タッチパネル51の表示画面を図4に示すコピー機能設定用の操作画面に切り替える。
このコピー機能設定用の操作画面において、略中央の上部には「コピーできます」「お待ちください」等のメッセージを表示するメッセージエリアが設けられている。
そして、そのメッセージエリアの外側に、以下に示す各機能(動作指示)キーがそれぞれ設けられている。
このMFP10のコントローラ11は、機能切替キー59によってコピー機能(コピーアプリ)の選択に切り替えられると、コピーモードを設定し、液晶タッチパネル51の表示画面を図4に示すコピー機能設定用の操作画面に切り替える。
このコピー機能設定用の操作画面において、略中央の上部には「コピーできます」「お待ちください」等のメッセージを表示するメッセージエリアが設けられている。
そして、そのメッセージエリアの外側に、以下に示す各機能(動作指示)キーがそれぞれ設けられている。
すなわち、メッセージエリアの下側に、転写紙を自動的に選択するための自動用紙選択キー[自動用紙選択]、転写紙を手動で選択するための転写紙選択キー、コピー倍率(原稿の画像に対するプロッタによって最終的に印刷される画像の変倍率であり、最終画像印刷倍率ともいう)を等倍にセットするための等倍キー[等倍]、転写紙サイズに合わせて自動的に拡大/縮小の変倍処理を指示するための用紙指定変倍キー[用紙指定変倍]、表紙/合紙モードの設定を指示するための表紙/合紙キー[表紙/合紙]、ソート処理されたコピー(コピー済み転写紙)を一部ずつとじる際のとじ代等の編集内容を指定するため編集モード,スタンプや日付やページ等の印字の設定を指示するための印字キーの設定を指示するための編集/印字キー[編集/印字]、転写紙の表裏両面に画像を印刷する両面モード,複数枚の原稿の画像を1枚の転写紙に集約して印刷する集約印刷モード,1枚の原稿の画像を複数枚の転写紙に分割して印刷する分割印刷モードの設定をそれぞれ指示するための両面/集約/分割キー[両面/集約/分割]、コピー倍率として拡大/縮小倍率をセットするための変倍キー[変倍]がそれぞれ設けられている。
また、メッセージエリアの左側に、原稿の種類を選択する原稿種類キー、画像濃度を自動的に調整する自動濃度キー[自動濃度]等が設けられている。
さらに、メッセージエリアの右側に、原稿枚数を表示する原稿枚数表示部、セットされた枚数(印刷部数)を表示するセット枚数表示部、コピーした枚数を表示するコピー枚数表示部が設けられており、その下側に、コピーを一部ずつページ順にそろえる処理を指定(指示)するためのソートキー[ソート]、コピーをページ毎に仕分けする処理を指定するためのスタックキー[スタック]、ソート処理されたコピーを一部ずつ綴じる処理を指定するためのステープルキー[ステープル]等がそれぞれ設けられている。
さらに、メッセージエリアの右側に、原稿枚数を表示する原稿枚数表示部、セットされた枚数(印刷部数)を表示するセット枚数表示部、コピーした枚数を表示するコピー枚数表示部が設けられており、その下側に、コピーを一部ずつページ順にそろえる処理を指定(指示)するためのソートキー[ソート]、コピーをページ毎に仕分けする処理を指定するためのスタックキー[スタック]、ソート処理されたコピーを一部ずつ綴じる処理を指定するためのステープルキー[ステープル]等がそれぞれ設けられている。
図5は、液晶タッチパネル51に表示されるスキャナ機能用の操作画面の一例を示す図である。
このMFP10の制御部は、機能切替キー59によってスキャナ機能の選択に切り替えられると、スキャナモードを設定し、液晶タッチパネル51の表示画面を図7に示す操作画面に切り替える。
この操作画面には、略中央の上部には「スキャナ読み取りできます」「お待ちください」等のメッセージを表示するメッセージエリアが設けられている。
そして、そのメッセージエリアの外側に、各機能(動作指示)キーがそれぞれ設けられているが、それらについては説明を省略する。
このMFP10の制御部は、機能切替キー59によってスキャナ機能の選択に切り替えられると、スキャナモードを設定し、液晶タッチパネル51の表示画面を図7に示す操作画面に切り替える。
この操作画面には、略中央の上部には「スキャナ読み取りできます」「お待ちください」等のメッセージを表示するメッセージエリアが設けられている。
そして、そのメッセージエリアの外側に、各機能(動作指示)キーがそれぞれ設けられているが、それらについては説明を省略する。
次に、MFP10の主要な機能構成例について、図6を用いて具体的に説明する。
図6は、MFP10の主要な機能構成例を示すブロック図である。
このMFP10のコントローラ11は、通信処理部121,アプリ選択部122,アプリ情報記憶部123,および制御部124としての機能を備えている。これらの機能は、図2のCPU101がROM104内のプログラムに従って動作し、必要に応じて図2のSDRAM103,NVRAM105,HDD106,MAC・I/F111,USB・I/F109,IEEE1394・I/F110を選択的に使用することにより実現できるものである。
図6は、MFP10の主要な機能構成例を示すブロック図である。
このMFP10のコントローラ11は、通信処理部121,アプリ選択部122,アプリ情報記憶部123,および制御部124としての機能を備えている。これらの機能は、図2のCPU101がROM104内のプログラムに従って動作し、必要に応じて図2のSDRAM103,NVRAM105,HDD106,MAC・I/F111,USB・I/F109,IEEE1394・I/F110を選択的に使用することにより実現できるものである。
通信処理部121は、ネットワーク1上の複数台の外部サーバ20(20a,20b,・・・)にそれぞれ搭載されているアプリ(以下「外部アプリ」という)231,232と通信を行ったり、直接接続された外部装置と通信を行う通信手段である。なお、外部アプリ231,232を直接接続し、それらと通信を行うこともできる。
アプリ選択部122は、外部アプリ231,232を含む複数の外部アプリからそれぞれ送られてくるコマンド(動作の実行要求)等のデータを受け取り、それらのデータを制御部124に送る(引き渡す)。また、制御部124から動作指示等のデータを受け取ると、それを外部アプリ231,232を含む複数の外部アプリへ振り分けて送る。つまり、どのアプリに送るか送付先を判断し、その送付先へ受け取ったデータを送る。よって、このアプリ選択部122が、アプリケーション登録手段およびアプリケーション選択手段としての機能を果たす。なお、ROM204もしくはHDD206にもアプリ(内部アプリ)が記憶されている場合には、そのアプリに対しても外部アプリに対する処理と同様の処理を行うことができる。
アプリ選択部122は、外部アプリ231,232を含む複数の外部アプリからそれぞれ送られてくるコマンド(動作の実行要求)等のデータを受け取り、それらのデータを制御部124に送る(引き渡す)。また、制御部124から動作指示等のデータを受け取ると、それを外部アプリ231,232を含む複数の外部アプリへ振り分けて送る。つまり、どのアプリに送るか送付先を判断し、その送付先へ受け取ったデータを送る。よって、このアプリ選択部122が、アプリケーション登録手段およびアプリケーション選択手段としての機能を果たす。なお、ROM204もしくはHDD206にもアプリ(内部アプリ)が記憶されている場合には、そのアプリに対しても外部アプリに対する処理と同様の処理を行うことができる。
アプリ情報記憶部123は、利用可能な外部アプリの存在場所(IPアドレス)、つまりその外部アプリが搭載されている外部サーバ20の設置場所や、利用可能な外部アプリの種類など、外部アプリを管理するための各種情報をアプリ管理テーブルとして記憶する。それによって、MFP10で利用可能なアプリを登録できる。このアプリ情報記憶部123は、図2のSDRAM103,NVRAM105,又はHDD106上に存在し、情報が変わるたびに変更(更新)される。よって、このアプリ情報記憶部123が、アプリケーション登録手段としての機能を果たす。なお、ROM204もしくはHDD206にもアプリ(内部アプリ)が記憶されている場合には、そのアプリも外部アプリと同様に登録することができる。
制御部124は、通信処理部121,アプリ選択部122,操作部107,アプリ情報記憶部123,およびエンジン14を含む各部を統括的に制御するものであり、制御手段としての機能を果たす。
よって、制御部124は、アプリ選択部122,通信処理部121,およびネットワーク1を介して外部アプリ231,232を含む複数の外部アプリと選択的に通信を行うことにより、その各外部アプリを選択的に利用して各種の機能を実現することが可能になる。
よって、制御部124は、アプリ選択部122,通信処理部121,およびネットワーク1を介して外部アプリ231,232を含む複数の外部アプリと選択的に通信を行うことにより、その各外部アプリを選択的に利用して各種の機能を実現することが可能になる。
次に、外部サーバ20のハードウェア構成例について、図7を用いて具体的に説明する。
図7は、外部サーバ20のハードウェア構成例を示すブロック図である。
この外部サーバ20は、PC(パーソナルコンピュータ)等の情報処理装置であり、図7に示すように、CPU201,ASIC202,SDRAM203,ROM204,NVRAM205,HDD206,操作部207,モデム208,USB・I/F209,IEEE1394・I/F210,およびMAC・I/F211等によって構成されている。
図7は、外部サーバ20のハードウェア構成例を示すブロック図である。
この外部サーバ20は、PC(パーソナルコンピュータ)等の情報処理装置であり、図7に示すように、CPU201,ASIC202,SDRAM203,ROM204,NVRAM205,HDD206,操作部207,モデム208,USB・I/F209,IEEE1394・I/F210,およびMAC・I/F211等によって構成されている。
この外部サーバ20の構成は、図2によって説明したコントローラ11の構成とほとんど同様なので、それと異なる部分についてのみ説明する。
操作部207は、MFP10に対する動作指示等のデータを入力するためのキーボードやマウス等の入力装置と、LCDディスプレイ又はCRTディスプレイ等の表示装置とによって構成されている。なお、表示装置の表面に、例えばタッチパネルを備えることもできる。
操作部207は、MFP10に対する動作指示等のデータを入力するためのキーボードやマウス等の入力装置と、LCDディスプレイ又はCRTディスプレイ等の表示装置とによって構成されている。なお、表示装置の表面に、例えばタッチパネルを備えることもできる。
次に、外部サーバ20の主要な機能構成例について、図8を用いて具体的に説明する。
図8は、MFP10および外部サーバ20aの主要な機能構成例を示すブロック図である。なお、説明の都合上、外部アプリ231に後述するアプリ通信処理部241等の各部が備えられているように図示している。
図8は、MFP10および外部サーバ20aの主要な機能構成例を示すブロック図である。なお、説明の都合上、外部アプリ231に後述するアプリ通信処理部241等の各部が備えられているように図示している。
外部サーバ20aは、アプリ通信処理部241,アプリ制御部242,および装置情報記憶部243としての機能を備えている。これらの機能は、図7のCPU201がROM104に記憶されている外部アプリ231に従って動作し、必要に応じてMAC・I/F211,USB・I/F209,IEEE1394・I/F210を使用することにより実現できるものである。
アプリ通信処理部241は、ネットワーク1上の各MFP10と通信を行ったり、直接接続されたMFPと通信を行う通信手段である。
アプリ通信処理部241は、ネットワーク1上の各MFP10と通信を行ったり、直接接続されたMFPと通信を行う通信手段である。
アプリ制御部242は、アプリ通信処理部241および装置情報記憶部243を制御するものであり、制御手段としての機能を果たす。
装置情報記憶部243は、外部サーバ20aで利用可能な画像処理装置に関する情報を記憶するアプリケーション記憶手段である。それによって、外部サーバ20aで利用可能な画像処理装置を登録できる。この装置情報記憶部243は、図7のSDRAM203,NVRAM205,又はHDD206上に存在し、情報が変わるたびに変更される。
装置情報記憶部243は、外部サーバ20aで利用可能な画像処理装置に関する情報を記憶するアプリケーション記憶手段である。それによって、外部サーバ20aで利用可能な画像処理装置を登録できる。この装置情報記憶部243は、図7のSDRAM203,NVRAM205,又はHDD206上に存在し、情報が変わるたびに変更される。
なお、他の外部サーバ20bの主要な機能構成も、外部サーバ20aと略同様なので、図示および説明を省略する。また、外部サーバ20(20a,20b,・・・)上のアプリ、つまり外部アプリ231,232を含む各外部アプリによる処理はそれぞれ、実際には対応するCPU201が外部アプリに従って動作することによって実行するが、説明の都合上、以後は、外部アプリが処理を実行するものとして説明する場合もある。
ここで、外部アプリは、種々の機能を実現させるためのものである。つまり、外部アプリ231,232を含む各外部アプリを、コピー機能を実現させるためのコピーアプリ、プリンタ機能を実現させるためのプリンタアプリ、スキャナ機能を実現させるためのスキャナアプリ、又はFAX機能を実現させるためのFAXアプリとするなど、いずれか1つの機能を実現するためのアプリとしたり、複数種類のアプリを組み合わせたものにするなど、どのようなアプリであっても構わない。例えば、外部アプリ231(外部アプリ−1)を基本(低いバージョン)のコピー機能とプリンタ機能を実現させるためのアプリ、外部アプリ232(外部アプリ−2)を基本のスキャナ機能とFAX機能を実現させるためのアプリとし、他の外部アプリ(外部アプリ−3)を高いバージョンのコピー機能とプリンタ機能を実現させるためのアプリ、更に他の外部アプリ(外部アプリ−4)を高いバージョンのスキャナ機能とFAX機能を実現させるためのアプリとしてもよい。
なお、MFP10以外に、単体のプリンタ,スキャナ,デジタル複写機,又はFAX装置等の他の画像処理装置をネットワーク1経由で又は直接接続することもできる。これらの画像処理装置は、図示は省略するが、MFP10と同様な構成のコントローラを備え、後述するこの発明に係わる制御(処理)を行うことができる。
次に、上述したように構成した第1実施例の画像形成システムにおけるこの発明に係わる制御(処理)について、図9〜図21を参照して具体的に説明する。
〔第1制御例〕
まず、MFPの起動時のそのMFP10と外部サーバ20内のアプリである外部アプリとの間の通信シーケンスの第1例(基本)について、図9を参照して説明する。なお、説明の都合上、外部アプリは外部アプリ231,232の2台しか存在しないものとする。
図9は、MFP10の起動時のそのMFP10と外部アプリ231,232との間の通信シーケンスの第1例を示す図である。
〔第1制御例〕
まず、MFPの起動時のそのMFP10と外部サーバ20内のアプリである外部アプリとの間の通信シーケンスの第1例(基本)について、図9を参照して説明する。なお、説明の都合上、外部アプリは外部アプリ231,232の2台しか存在しないものとする。
図9は、MFP10の起動時のそのMFP10と外部アプリ231,232との間の通信シーケンスの第1例を示す図である。
MFP10のアプリ選択部122は、起動(電源ON)時に、予め登録されている外部アプリ231,232(図6のアプリ情報記憶部123のアプリ管理テーブルに記憶されている情報によって示されたもの)に対して起動通知(MFP起動通知)を発行する。つまり、通信処理部121により、MFP起動通知を外部アプリ231(1),232(2)へ順次送信させる(S101〜S104)。外部アプリ231,232に対するMFP起動通知にはそれぞれ、その外部アプリ231,232を識別するアプリ識別番号を付加するが、それはアプリ搭載場所の情報と共に図3のアプリ情報記憶部123から取得する。
ここで、図6のアプリ情報記憶部123に記憶されているアプリ管理テーブルについて、表1を参照して説明する。表1の例では、外部アプリが4つ登録されている。
ここで、図6のアプリ情報記憶部123に記憶されているアプリ管理テーブルについて、表1を参照して説明する。表1の例では、外部アプリが4つ登録されている。
図9の説明に戻る。
外部アプリ231は、それを搭載している外部サーバ20aが起動していた場合には、いずれかのMFP10からMFP起動通知を受信すると、その通知に対する応答として自己の識別情報を含むアプリ利用可能通知(アプリ1利用可能通知)を対応するMFP10(MFP起動通知を送信したMFP10)へ送信する(S105)。
外部アプリ232も、それを搭載している外部サーバ20bが起動していた場合には、MFP10からMFP起動通知を受信すると、その通知に対する応答として自己のアプリの識別情報を含むアプリ利用可能通知(アプリ2利用可能通知)をMFP10へ送信する(S107)。
外部アプリ231は、それを搭載している外部サーバ20aが起動していた場合には、いずれかのMFP10からMFP起動通知を受信すると、その通知に対する応答として自己の識別情報を含むアプリ利用可能通知(アプリ1利用可能通知)を対応するMFP10(MFP起動通知を送信したMFP10)へ送信する(S105)。
外部アプリ232も、それを搭載している外部サーバ20bが起動していた場合には、MFP10からMFP起動通知を受信すると、その通知に対する応答として自己のアプリの識別情報を含むアプリ利用可能通知(アプリ2利用可能通知)をMFP10へ送信する(S107)。
MFP10のアプリ選択部122は、通信処理部121により、外部アプリ231からアプリ1利用可能通知を、外部アプリ232からアプリ2利用可能通知をそれぞれ受信すると、それらの通知に付加されているアプリ識別情報から外部アプリ231,232が利用可能かどうかを判断できる。この処理例では、外部アプリ231,232のいずれも利用可能であるため、アプリ情報記憶部123のアプリ管理テーブル内の対応するアプリ利用の可/不可を「可」とすることにより、外部アプリ231,232を利用可能なアプリとして登録する(S106,S108)。
その後、操作部107から動作指示が入力され、それを制御部124を介して受け取ると(S109)、アプリ情報記憶部123のアプリ管理テーブルの内容を参照して、利用可能なアプリの中から利用(使用)するアプリ(ここでは外部アプリ231(1)とする)を選択(決定)し、その利用するアプリに関する情報を利用アプリ管理テーブルとしてアプリ情報記憶部123に記憶することにより、外部アプリ231(1)を利用するアプリとして登録する。そして、その外部アプリ231に対して、受け取った動作指示を通信処理部121によって送信させる(S110,S111)。
ここで、利用アプリ管理テーブルについて、表2を参照して説明する。
ここで、利用アプリ管理テーブルについて、表2を参照して説明する。
外部アプリ231は、いずれかのMFP10から動作指示を受信すると、その動作指示の内容を処理し(S112)、対応する動作の実行要求(コマンド)を受信した動作指示に対する応答(動作指示応答)として対応するMFP10(動作指示を送信したMFP10)へ送信する(S113)。例えば、動作指示が原稿を2部コピーするコピー指示であった場合には、その指示の内容を処理して、2部のコピーの実行要求(コマンド)を受信したコピー指示に対する応答としてMFP10へ送信する。
MFP10のアプリ選択部122は、外部アプリ231からの動作指示応答(実行要求)を通信処理部121によって受信すると、その動作指示応答を制御部124へ送る(S114,S115)。
MFP10のアプリ選択部122は、外部アプリ231からの動作指示応答(実行要求)を通信処理部121によって受信すると、その動作指示応答を制御部124へ送る(S114,S115)。
制御部124は、アプリ選択部122から動作指示応答を受け取ると、その動作指示応答(実行要求)によって要求された動作(コマンド処理)を実行する。
なお、この処理では、MFP10が自己の電源ON(電源投入)時に各外部アプリへMFP起動通知を送信するようにしているが、その通知を他のタイミング(例えば操作部107上のキー操作による指示)で行ってもよい。あるいは、MFP10の電源がON状態で外部アプリが起動した際に、その外部アプリがMFP10を特定し、そのMFP10へ自己のアプリの利用可能通知を送信することもできる。
なお、この処理では、MFP10が自己の電源ON(電源投入)時に各外部アプリへMFP起動通知を送信するようにしているが、その通知を他のタイミング(例えば操作部107上のキー操作による指示)で行ってもよい。あるいは、MFP10の電源がON状態で外部アプリが起動した際に、その外部アプリがMFP10を特定し、そのMFP10へ自己のアプリの利用可能通知を送信することもできる。
次に、MFP10の起動時のそのMFP10と外部サーバ20内のアプリである外部アプリとの間の通信シーケンスの第2例について、図10を参照して説明する。なお、説明の都合上、外部アプリは外部アプリ231,232の2つしか存在しないものとする。
図10は、MFP10の起動時のそのMFP10と外部アプリ231,232との間の通信シーケンスの第2例を示す図である。
図10は、MFP10の起動時のそのMFP10と外部アプリ231,232との間の通信シーケンスの第2例を示す図である。
MFP10の各部は、ステップS121〜S124の処理(図9によって説明したステップS101〜S104の処理と同じ)を行うことにより、MFP起動通知を外部アプリ231,232へ送信するが、この例の場合は、外部アプリ232を搭載している外部サーバ20bが電源OFF(ネットワーク障害等の別の原因でもよい)でダウン状態のため、外部アプリ232と通信できず(通信エラーとなり)、その外部アプリ232からはアプリ2利用可能通知が送られてこない。
MFP10のアプリ選択部122は、外部アプリ231からのアプリ1利用可能通知のみを通信処理部121によって受信し、その通知に付加されているアプリ識別情報から外部アプリ231のみが利用可能なことを判断し、アプリ情報記憶部123のアプリ管理テーブル内の対応するアプリ利用の可/不可を「可」とすることにより、外部アプリ231を利用可能なアプリとして登録する(S125,S126)。
その後、操作部107から動作指示が入力され(S127)、それを制御部124を介して受け取ると、アプリ情報記憶部123のアプリ管理テーブルの内容を参照して、利用可能なアプリの中から利用するアプリを選択するが、図10の例では利用可能なアプリが外部アプリ231(1)しかないので、それを選択し、そのアプリに関する情報を利用アプリ管理テーブルとしてアプリ情報記憶部123に記憶することにより、外部アプリ231(1)を利用するアプリとして登録する。そして、その外部アプリ231に対して、受け取った動作指示を通信処理部121によって送信させる(S128,S129)。
以後のステップS130〜S133の処理は、図9によって説明したステップS112〜S116の処理と同様なので、説明を省略する。
なお、MFP10以外のMFPでも、図10によって説明した処理と同様の処理を行うことができる。
以後のステップS130〜S133の処理は、図9によって説明したステップS112〜S116の処理と同様なので、説明を省略する。
なお、MFP10以外のMFPでも、図10によって説明した処理と同様の処理を行うことができる。
次に、MFP10の起動時のそのMFP10と外部サーバ20内のアプリである外部アプリとの間の通信シーケンスの第3例について、図11を参照して説明する。なお、説明の都合上、外部アプリは外部アプリ231,232の2つしか存在しないものとする。
図11は、MFP10の起動時のそのMFP10と外部アプリ231,232との間の通信シーケンスの第3例を示す図である。
図11は、MFP10の起動時のそのMFP10と外部アプリ231,232との間の通信シーケンスの第3例を示す図である。
MFP10の各部は、ステップS141〜S144の処理(図9によって説明したステップS101〜S104の処理と同じ)を行うことにより、MFP起動通知を外部アプリ231,232へ送信するが、この例の場合は、外部アプリ231,232をそれぞれ搭載している外部サーバ20a,20bのいずれも電源OFF(ネットワーク障害等の別の原因でもよい)でダウン状態のため、外部アプリ231,232と通信できず、その外部アプリ231,232のいずれからもアプリ利用可能通知が送られてこない。
そのため、MFP10のアプリ選択部122は、外部アプリ231又は232を利用可能なアプリとして登録することはない。
そのため、MFP10のアプリ選択部122は、外部アプリ231又は232を利用可能なアプリとして登録することはない。
その後、操作部107から動作指示が入力され、それを制御部124を介して受け取ると(S145)、アプリ情報記憶部123のアプリ管理テーブルの内容を参照するが、利用可能なアプリが登録されていないため、受け取った動作指示に対する応答としてエラー応答を制御部124へ送る(S146)。
制御部124は、そのエラー応答を受け取ると、操作部107から入力された動作指示に対応する機能を使えない旨をユーザに知らせるためのエラー画面(例えば図12参照)を図3に示した操作部107上(実際には液晶タッチパネル51上)に表示する。
制御部124は、そのエラー応答を受け取ると、操作部107から入力された動作指示に対応する機能を使えない旨をユーザに知らせるためのエラー画面(例えば図12参照)を図3に示した操作部107上(実際には液晶タッチパネル51上)に表示する。
次に、MFP10による利用可能なアプリを決定するための処理の第1例について、図13,図14を参照して説明する。
図13は、MFP10がユーザによる操作部107上のキー操作によって利用可能なアプリを決定する際のそのMFP10内での通信シーケンスの一例を示す図である。
図13は、MFP10がユーザによる操作部107上のキー操作によって利用可能なアプリを決定する際のそのMFP10内での通信シーケンスの一例を示す図である。
MFP10の制御部124は、例えば図9によって説明したような処理によって外部アプリ231(1),232(2)を含む複数の外部アプリを利用可能なアプリとして登録した後、ユーザによる操作部107上のキー操作によってアプリ選択画面表示要求が入力されると(S151)、利用可能なアプリの種類情報の取得要求(利用可能アプリ種類情報取得要求)をアプリ選択部122へ送る(S152)。
アプリ選択部122は、その取得要求を受け取ると、アプリ情報記憶部123のアプリ管理テーブルから利用可能なアプリの種類情報を取得し(読み込み)(S153)、それを利用可能アプリ種類情報取得要求に対する応答(利用可能アプリ種類情報取得結果応答)として制御部124へ送る(S154)。
アプリ選択部122は、その取得要求を受け取ると、アプリ情報記憶部123のアプリ管理テーブルから利用可能なアプリの種類情報を取得し(読み込み)(S153)、それを利用可能アプリ種類情報取得要求に対する応答(利用可能アプリ種類情報取得結果応答)として制御部124へ送る(S154)。
制御部124は、アプリ選択部122から利用可能アプリ種類情報取得結果応答を受け取ると、その内容に基づいて、例えば図14に示すようなアプリ選択画面を操作部107上に表示する(S155)。
ここで、そのアプリ選択画面について、簡単に説明しておく。
アプリ選択画面には、ユーザが選択することが可能なレベルのアプリの特徴を示す情報を表示する。この例では、アプリの種類とバージョン情報を示しているが、MFP10に備えている機能の種類を具体的に示すなど、よりユーザが選択しやすい画面を操作部107上に表示してもよい(ユーザが選択できる内容が表示されていることが重要)。
MFP10で利用不可能なアプリの情報は、最初から選択の候補から除外する。
ここで、そのアプリ選択画面について、簡単に説明しておく。
アプリ選択画面には、ユーザが選択することが可能なレベルのアプリの特徴を示す情報を表示する。この例では、アプリの種類とバージョン情報を示しているが、MFP10に備えている機能の種類を具体的に示すなど、よりユーザが選択しやすい画面を操作部107上に表示してもよい(ユーザが選択できる内容が表示されていることが重要)。
MFP10で利用不可能なアプリの情報は、最初から選択の候補から除外する。
利用不可能な状況とは、オプションを購入していないために、アプリの利用が不可能な設定になっていたり、あるいはアプリが正常に動作するための十分なメモリが搭載されていないなどの理由により、そのアプリを利用することが許されていない状況を示す。
この例では、ユーザ等による操作部107上のキー操作(ボタンの押下)によって利用可能なアプリを選択することができるようになっているが、デフォルトで利用するアプリが決まっていてもよいし、操作部107上のキー操作による指定ではなく、予め図2のROM104,NVRAM105,又はHDD106に利用するアプリの種類が書き込まれていてもよい。
この例では、ユーザ等による操作部107上のキー操作(ボタンの押下)によって利用可能なアプリを選択することができるようになっているが、デフォルトで利用するアプリが決まっていてもよいし、操作部107上のキー操作による指定ではなく、予め図2のROM104,NVRAM105,又はHDD106に利用するアプリの種類が書き込まれていてもよい。
図13の説明に戻る。
その後、ユーザによるアプリ選択画面上のキー操作によって利用するアプリ(ここでは外部アプリ231(1),232(2)とする)の種類が選択されることにより、それらのアプリの利用指示をアプリ選択部122へ送る(S156)。
アプリ選択部122は、外部アプリ231(1),232(2)の利用指示を受け取ると、外部アプリ231,232を利用可能なアプリとして決定し、再登録する。
その後、ユーザによるアプリ選択画面上のキー操作によって利用するアプリ(ここでは外部アプリ231(1),232(2)とする)の種類が選択されることにより、それらのアプリの利用指示をアプリ選択部122へ送る(S156)。
アプリ選択部122は、外部アプリ231(1),232(2)の利用指示を受け取ると、外部アプリ231,232を利用可能なアプリとして決定し、再登録する。
次に、MFP10による利用可能なアプリを決定するための処理の第2例について、図15を参照して説明する。
図15は、MFP10による利用可能なアプリを決定するための処理の第2例を説明するための説明図である。
図15は、MFP10による利用可能なアプリを決定するための処理の第2例を説明するための説明図である。
MFP10のアプリ選択部122は、起動(電源ON)時あるいは他のタイミング(操作部107上のキー操作による指示)で図9によって説明した処理を開始すると、予め登録されている外部アプリ231,232を含む複数の外部アプリ(この例では3つの外部アプリとする)のIPアドレスを取得し、例えば図15の(a)に示すように、それらのIPアドレスを含むアプリ選択画面(アプリケーション選択画面)を制御部124によって操作部107上に表示させる。なお、操作部107上のキー操作による指示で操作部107上にアプリ選択画面を表示させる場合、サービスマンが操作部107上のキー操作によって所定の暗証番号を入力してサービスマンモードにするか、あるいはユーザの管理者が操作部107上のキー操作によって所定の暗証番号を入力して管理者モードにすることにより、アプリ選択画面の表示が可能になる。
次に、そのアプリ選択画面上のIPアドレスの指定により(全てのIPアドレスを指定してもよい)、その指定されたIPアドレスに基づいて対応する外部アプリへ通信処理部121によってMFP起動通知を送信させる。
その後、MFP起動通知の送信先の外部アプリ(複数の外部アプリとする)からアプリ利用可能通知を受信すると、それらの通知に付加されているアプリ識別情報からそれらの外部アプリが利用可能なことを判断し、アプリ情報記憶部123のアプリ管理テーブル内の対応するアプリ利用の可/不可を「可」とすることにより、利用可能なアプリを登録する。
その後、MFP起動通知の送信先の外部アプリ(複数の外部アプリとする)からアプリ利用可能通知を受信すると、それらの通知に付加されているアプリ識別情報からそれらの外部アプリが利用可能なことを判断し、アプリ情報記憶部123のアプリ管理テーブル内の対応するアプリ利用の可/不可を「可」とすることにより、利用可能なアプリを登録する。
そして、アプリ情報記憶部123のアプリ管理テーブルの内容に基づいて、例えば図15の(b)〜(e)に示すパターン1〜4のいずれかのアプリ選択画面を操作部107上に表示させる。
ここで、その各アプリ選択画面について、簡単に説明する。
図15の(b)に示すパターン1のアプリ選択画面は、例えばネットワーク1上の全ての外部アプリの種類とバージョンを表示しており、それらの外部アプリを利用可能なアプリとして決定(選択)し、登録することができる。
ここで、その各アプリ選択画面について、簡単に説明する。
図15の(b)に示すパターン1のアプリ選択画面は、例えばネットワーク1上の全ての外部アプリの種類とバージョンを表示しており、それらの外部アプリを利用可能なアプリとして決定(選択)し、登録することができる。
図15の(c)に示すパターン2のアプリ選択画面は、同一種類の外部アプリ毎に最も高いバージョン(最新バージョン)のアプリを最初に表示する。それらの外部アプリは、対応する選択ボタンの押下で、他のバージョンに切り替えることが可能である。そして、表示されているバージョンの外部アプリを利用可能なアプリとして決定し、登録することができる。
図15の(d)に示すパターン3のアプリ選択画面は、同一種類の外部アプリ毎に最も応答パフォーマンスが優れている(高い)アプリを最初に表示する。それらの外部アプリは、対応する選択ボタンの押下で、他の応答パフォーマンスに切り替えることが可能である。そして、表示されている応答パフォーマンスの外部アプリを利用可能なアプリとして決定し、登録することができる。応答パフォーマンス(応答時間)の計測方法については、後述する図23の通信シーケンスで説明する。
図15の(e)に示すパターン4のアプリ選択画面は、同一種類の外部アプリ毎に最も機能レベル(機能個数)が高いアプリを最初に表示する。それらの外部アプリは、対応する選択ボタンの押下で、他の機能レベルに切り替えることが可能である。そして、表示されている機能レベルの外部アプリを利用可能なアプリとして決定し、登録することができる。機能レベルが高い外部アプリは、利用方法(使い方)が複雑になるため、利用者の用途によって利用可能なアプリとして決定できるようにする。
なお、パターン2〜4のアプリ選択画面に最初に表示されたアプリを必ず利用可能なアプリとして決定するようにしたり、あるいは利用可能なアプリとして決定しないようにすることもできる。
なお、パターン2〜4のアプリ選択画面に最初に表示されたアプリを必ず利用可能なアプリとして決定するようにしたり、あるいは利用可能なアプリとして決定しないようにすることもできる。
次に、MFP10による利用可能なアプリを決定するための処理の第3例について、図16を参照して説明する。
図16は、MFP10による利用可能なアプリを決定するための処理の第3例を説明するための説明図である。
図16は、MFP10による利用可能なアプリを決定するための処理の第3例を説明するための説明図である。
MFP10のアプリ選択部122は、図15によって説明した処理と同様にして、操作部107上に表示させたアプリ管理画面(図16の(a)参照)上のIPアドレスの指定により(全てのIPアドレスを指定してもよい)、その指定されたIPアドレスに基づいて対応する外部アプリへ通信処理部121によってMFP起動通知を送信させた後、MFP起動通知の送信先の外部アプリ(複数の外部アプリとする)からアプリ利用可能通知を受信すると、それらの通知に付加されているアプリ識別情報からそれらの外部アプリが利用可能なことを判断し、アプリ情報記憶部123のアプリ管理テーブル内の対応するアプリ利用の可/不可を「可」とすることにより、利用可能なアプリを登録する。
そして、アプリ情報記憶部123のアプリ管理テーブルの内容に基づいて、例えば図16の(b)〜(e)に示すパターン1〜4のいずれかのアプリ管理画面を操作部107上に表示させた後、所定の条件に基づいて利用する外部アプリを決定する(自動的に選択する)。
ここで、各アプリ管理画面と対応するアプリの決定処理について、簡単に説明する。
図16の(b)に示すパターン1のアプリ管理画面は、同一種類の外部アプリ毎に最も応答パフォーマンスが優れているアプリを表示する。よって、その応答パフォーマンスの外部アプリを利用可能なアプリとして決定し、登録することができる。
ここで、各アプリ管理画面と対応するアプリの決定処理について、簡単に説明する。
図16の(b)に示すパターン1のアプリ管理画面は、同一種類の外部アプリ毎に最も応答パフォーマンスが優れているアプリを表示する。よって、その応答パフォーマンスの外部アプリを利用可能なアプリとして決定し、登録することができる。
図16の(c)に示すパターン2のアプリ管理画面は、同一種類の外部アプリ毎に最も機能レベルが高いアプリを表示する。よって、その機能レベルの外部アプリを利用可能なアプリとして決定し、登録することができる。
図16の(d)に示すパターン3のアプリ管理画面は、同一種類の外部アプリ毎に最も機能レベルが低いアプリを表示する。よって、その機能レベルの外部アプリを利用可能なアプリとして決定し、登録することができる。
図16の(d)に示すパターン3のアプリ管理画面は、同一種類の外部アプリ毎に最も機能レベルが低いアプリを表示する。よって、その機能レベルの外部アプリを利用可能なアプリとして決定し、登録することができる。
図16の(e)に示すパターン4のアプリ管理画面は、実際には直ちに表示されるわけではなく、最初にログインIDとパスワードを入力するための画面が表示され、ログインIDとパスワードが入力され、それらと一致するログインIDとパスワードが登録されていた場合に、それらに対応するユーザ(例えばUSER−A)に予め割り当てられたアプリの種類とバージョンを含むアプリ管理画面、つまり図16の(e)に示すパターン4のアプリ管理画面が操作部107上に表示される。よって、そのアプリ管理画面上の外部アプリを利用可能なアプリとして決定し、登録することができる。
なお、外部アプリ別の利用頻度を示すアプリ管理画面を表示し、その利用頻度に応じて利用する外部アプリ(例えば最も利用されていないもの)を決定することもできる。
なお、外部アプリ別の利用頻度を示すアプリ管理画面を表示し、その利用頻度に応じて利用する外部アプリ(例えば最も利用されていないもの)を決定することもできる。
第1制御例によれば、以下の(1)(2)に示すような効果を得ることができる。
(1)MFP10(画像処理装置)が、外部アプリと通信することにより、その外部アプリを利用して動作を実行するので、つまり複数の画像処理装置で共通のアプリを使用できるため、その各画像処理装置が低コストで複数の機能を実現できることになる。また、アプリのバージョンアップ作業の軽減化を計ることもできる。さらに、内部アプリもそのまま利用して動作を実行することもできるため、自由度が増す。
(2)MFP10が、通信可能な複数の外部アプリを利用可能なアプリとして登録し、その中から利用する外部アプリを選択するので、外部アプリが格納されたサーバが何らかの原因でダウンした時でも、外部アプリを利用して動作することができ、MFPが使用不可になることを回避できる。
(1)MFP10(画像処理装置)が、外部アプリと通信することにより、その外部アプリを利用して動作を実行するので、つまり複数の画像処理装置で共通のアプリを使用できるため、その各画像処理装置が低コストで複数の機能を実現できることになる。また、アプリのバージョンアップ作業の軽減化を計ることもできる。さらに、内部アプリもそのまま利用して動作を実行することもできるため、自由度が増す。
(2)MFP10が、通信可能な複数の外部アプリを利用可能なアプリとして登録し、その中から利用する外部アプリを選択するので、外部アプリが格納されたサーバが何らかの原因でダウンした時でも、外部アプリを利用して動作することができ、MFPが使用不可になることを回避できる。
〔第2制御例〕
次に、外部アプリの起動時のその外部アプリとMFP10との間の通信シーケンスの第1例について、図17を参照して説明する。なお、説明の都合上、外部アプリは外部アプリ231,232の2つしか存在しないものとする。また、MFP10も2台しか存在しないものとする。但し、その2台をここではMFP10a(1),10b(2)とする。
図17は、外部アプリの起動時のその外部アプリとMFP10との間の通信シーケンスの第1例を示す図である。この場合、MFP10a,10bのROM104,NVRAM105,又はHDD106(図2参照)にはそれぞれ、予めMFP10のモデルに応じて利用可能なアプリの種類が記憶されているものとする。
次に、外部アプリの起動時のその外部アプリとMFP10との間の通信シーケンスの第1例について、図17を参照して説明する。なお、説明の都合上、外部アプリは外部アプリ231,232の2つしか存在しないものとする。また、MFP10も2台しか存在しないものとする。但し、その2台をここではMFP10a(1),10b(2)とする。
図17は、外部アプリの起動時のその外部アプリとMFP10との間の通信シーケンスの第1例を示す図である。この場合、MFP10a,10bのROM104,NVRAM105,又はHDD106(図2参照)にはそれぞれ、予めMFP10のモデルに応じて利用可能なアプリの種類が記憶されているものとする。
外部アプリ231(1)は、自己の起動時(外部サーバ20aの電源ON時)に、自己の識別情報を含むアプリ利用可能通知(アプリ1利用可能通知)をMFP10a(1)へ送信する(S161)。
外部アプリ232(2)も、自己の起動時(外部サーバ20bの電源ON時)に、自己の識別情報を含むアプリ利用可能通知(アプリ2利用可能通知)をMFP10b(2)へ送信する(S162)。
外部アプリ232(2)も、自己の起動時(外部サーバ20bの電源ON時)に、自己の識別情報を含むアプリ利用可能通知(アプリ2利用可能通知)をMFP10b(2)へ送信する(S162)。
MFP10a(1)のアプリ選択部122は、外部アプリ231(1)からのアプリ1利用可能通知を通信処理部121によって受信すると、その通知に付加されているアプリ識別情報から外部アプリ231が利用可能と判断し、アプリ情報記憶部123のアプリ管理テーブル内の対応するアプリ利用の可/不可を「可」とすることにより、外部アプリ231を利用可能なアプリとして登録する(S163)。
その後、操作部107から動作指示が入力され、それを制御部124を介して受け取ると、アプリ情報記憶部123のアプリ管理テーブルの内容を参照し、利用可能なアプリである外部アプリ231(1)に対して、受け取った動作指示を通信処理部121によって送信させる(S165)。
その後、操作部107から動作指示が入力され、それを制御部124を介して受け取ると、アプリ情報記憶部123のアプリ管理テーブルの内容を参照し、利用可能なアプリである外部アプリ231(1)に対して、受け取った動作指示を通信処理部121によって送信させる(S165)。
MFP10b(2)のアプリ選択部122も、外部アプリ232(2)からのアプリ2利用可能通知を通信処理部121によって受信すると、その通知に付加されているアプリ識別情報から外部アプリ232が利用可能と判断し、アプリ情報記憶部123のアプリ管理テーブル内の対応するアプリ利用の可/不可を「可」とすることにより、外部アプリ232を利用可能なアプリとして登録する(S164)。
その後、操作部107から動作指示が入力され、それを制御部124を介して受け取ると、アプリ情報記憶部123のアプリ管理テーブルの内容を参照し、利用可能なアプリである外部アプリ232(2)に対して、受け取った動作指示を通信処理部121によって送信させる(S166)。
その後、操作部107から動作指示が入力され、それを制御部124を介して受け取ると、アプリ情報記憶部123のアプリ管理テーブルの内容を参照し、利用可能なアプリである外部アプリ232(2)に対して、受け取った動作指示を通信処理部121によって送信させる(S166)。
第2制御例によれば、上記の(1)と同様の効果を得ることができる。
また、MFPのモデル毎に利用する外部アプリが決まっているので、MFPのモデル毎に最適な動作を行える。
また、MFPのモデル毎に利用する外部アプリが決まっているので、MFPのモデル毎に最適な動作を行える。
〔第3制御例〕
次に、MFP10の起動時のそのMFP10と外部サーバ20内のアプリである外部アプリとの間の通信シーケンスの第4例について、図18を参照して説明する。なお、説明の都合上、外部アプリは外部アプリ232(2)の1台しか存在しないものとする。また、図6に破線で示す内部アプリ131(3)が存在するものとする。
図18は、MFP10の起動時のそのMFP10と外部アプリ231,232との間の通信シーケンスの第4例を示す図である。
次に、MFP10の起動時のそのMFP10と外部サーバ20内のアプリである外部アプリとの間の通信シーケンスの第4例について、図18を参照して説明する。なお、説明の都合上、外部アプリは外部アプリ232(2)の1台しか存在しないものとする。また、図6に破線で示す内部アプリ131(3)が存在するものとする。
図18は、MFP10の起動時のそのMFP10と外部アプリ231,232との間の通信シーケンスの第4例を示す図である。
MFP10のアプリ選択部122は、起動(電源ON)時に、予め登録されている外部アプリ232および内部アプリ131(図6のアプリ情報記憶部123のアプリ管理テーブルに記憶されている情報によって示されたもの)に対して起動通知(MFP起動通知)を発行する。つまり、通信処理部121により、MFP起動通知を外部アプリ232(2)へ送信させる(S171,S172)。また、MFP起動通知を内部アプリ131(3)へ送る(S173)。
内部アプリ131(3)は、アプリ選択部122からMFP起動通知を受け取ると、その通知に対する応答として自己の識別情報を含むアプリ利用可能通知(アプリ3利用可能通知)をアプリ選択部122へ送る(S174)。
アプリ選択部122は、内部アプリ131からアプリ3利用可能通知を受け取ると、その通知に付加されているアプリ識別情報から内部アプリ131が利用可能と判断し、アプリ情報記憶部123のアプリ管理テーブル内の対応するアプリ利用の可/不可を「可」とすることにより、内部アプリ131(3)を利用可能なアプリとして登録する。
アプリ選択部122は、内部アプリ131からアプリ3利用可能通知を受け取ると、その通知に付加されているアプリ識別情報から内部アプリ131が利用可能と判断し、アプリ情報記憶部123のアプリ管理テーブル内の対応するアプリ利用の可/不可を「可」とすることにより、内部アプリ131(3)を利用可能なアプリとして登録する。
外部アプリ232は、それを搭載している外部サーバ20bが起動していた場合には、MFP10からMFP起動通知を受信すると、その通知に対する応答として自己の識別情報を含むアプリ利用可能通知(アプリ2利用可能通知)を対応するMFP10へ送信する(S175)。
MFP10のアプリ選択部122は、通信処理部121により、外部アプリ232からアプリ2利用可能通知を受信すると、その通知に付加されているアプリ識別情報から外部アプリ232が利用可能と判断し、アプリ情報記憶部123のアプリ管理テーブル内の対応するアプリ利用の可/不可を「可」とすることにより、外部アプリ232(2)を利用可能なアプリとして登録する(S176)。
MFP10のアプリ選択部122は、通信処理部121により、外部アプリ232からアプリ2利用可能通知を受信すると、その通知に付加されているアプリ識別情報から外部アプリ232が利用可能と判断し、アプリ情報記憶部123のアプリ管理テーブル内の対応するアプリ利用の可/不可を「可」とすることにより、外部アプリ232(2)を利用可能なアプリとして登録する(S176)。
その後、操作部107から動作指示が入力され、それを制御部124を介して受け取ると(S177)、アプリ情報記憶部123のアプリ管理テーブルの内容を参照して、利用可能なアプリの中から利用するアプリ(ここでは内部アプリ131(3)とする)を選択(決定)し、その利用するアプリに関する情報を利用アプリ管理テーブルとしてアプリ情報記憶部123に記憶することにより、内部アプリ131(3)を利用するアプリとして登録する。そして、その内部アプリ131に対して、受け取った動作指示を送る(S178)。
ここで、アプリ選択部122は、アプリの候補が複数ある場合には、予めアプリ利用優先度を内部アプリ優先又は外部アプリ優先として設定したり、あるいはアプリ種別優先度を設定しておき、それらの優先度に応じて利用するアプリを選択することができる。もちろん、操作部107上のキー操作による指示によって選択することもできる。
ここで、アプリ選択部122は、アプリの候補が複数ある場合には、予めアプリ利用優先度を内部アプリ優先又は外部アプリ優先として設定したり、あるいはアプリ種別優先度を設定しておき、それらの優先度に応じて利用するアプリを選択することができる。もちろん、操作部107上のキー操作による指示によって選択することもできる。
内部アプリ131(3)は、アプリ選択部122から動作指示を受け取ると、その動作指示の内容を処理し(S179)、対応する動作の実行要求を受け取った動作指示に対する応答(動作指示応答)としてアプリ選択部122へ送る(S180)。
アプリ選択部122は、内部アプリ131から動作指示応答(実行要求)を受け取ると、その動作指示応答を制御部124へ送る(S181)。
制御部124は、アプリ選択部122から動作指示応答を受け取ると、その動作指示応答(実行要求)によって要求された動作を実行する。
アプリ選択部122は、内部アプリ131から動作指示応答(実行要求)を受け取ると、その動作指示応答を制御部124へ送る(S181)。
制御部124は、アプリ選択部122から動作指示応答を受け取ると、その動作指示応答(実行要求)によって要求された動作を実行する。
なお、この処理では、MFP10が自己の電源ON時に外部アプリと内部アプリへMFP起動通知を送るようにしているが、その通知を他のタイミング(例えば操作部107上のキー操作による指示)で行ってもよい。
第3制御例によっても、上記の(1)と同様の効果を得ることができる。
また、MFP10が、通信可能な外部アプリだけでなく内部アプリも利用可能なアプリとして登録し、その中から利用する外部アプリを選択するので、外部アプリが格納されたサーバが何らかの原因でダウンした時でも、他の外部アプリ又は内部アプリを利用して動作することができ、MFPが使用不可になることを確実に回避できる。
また、MFP10が、通信可能な外部アプリだけでなく内部アプリも利用可能なアプリとして登録し、その中から利用する外部アプリを選択するので、外部アプリが格納されたサーバが何らかの原因でダウンした時でも、他の外部アプリ又は内部アプリを利用して動作することができ、MFPが使用不可になることを確実に回避できる。
〔第4制御例〕
次に、MFP10の起動時のそのMFP10と外部サーバ20内のアプリである外部アプリとの間の通信シーケンスの第5例について、図19を参照して説明する。なお、説明の都合上、外部アプリは外部アプリ232の1台しか存在しないものとする。また、図6に破線で示す内部アプリ131(3)が存在するものとする。
図19は、MFP10の起動時のそのMFP10と外部アプリ231,232との間の通信シーケンスの第5例を示す図である。
次に、MFP10の起動時のそのMFP10と外部サーバ20内のアプリである外部アプリとの間の通信シーケンスの第5例について、図19を参照して説明する。なお、説明の都合上、外部アプリは外部アプリ232の1台しか存在しないものとする。また、図6に破線で示す内部アプリ131(3)が存在するものとする。
図19は、MFP10の起動時のそのMFP10と外部アプリ231,232との間の通信シーケンスの第5例を示す図である。
MFP10の各部は、ステップS191〜S194の処理(図18によって説明したステップS171〜S174の処理と同じ)を行うことにより、MFP起動通知を外部アプリ232(1)と内部アプリ131(3)へ送るが、この例の場合は、外部アプリ232を搭載している外部サーバ20bが電源OFF(ネットワーク障害等の別の原因でもよい)でダウン状態のため、外部アプリ232と通信できず、その外部アプリ232からはアプリ2利用可能通知が送られてこない。
アプリ選択部122は、内部アプリ131からアプリ3利用可能通知を受け取ると、その通知に付加されているアプリ識別情報から内部アプリ131が利用可能と判断し、アプリ情報記憶部123のアプリ管理テーブル内の対応するアプリ利用の可/不可を「可」とすることにより、内部アプリ131(3)を利用可能なアプリとして登録する。
その後、操作部107から動作指示が入力され、それを制御部124を介して受け取ると(S195)、アプリ情報記憶部123のアプリ管理テーブルの内容を参照するが、利用可能なアプリは内部アプリ131(3)だけなので、内部アプリ131(3)を利用するアプリとして選択し、その利用するアプリに関する情報を利用アプリ管理テーブルとしてアプリ情報記憶部123に記憶することにより、内部アプリ131(3)を利用するアプリとして登録する。そして、その内部アプリ131に対して、受け取った動作指示を送る(S196)。
その後、操作部107から動作指示が入力され、それを制御部124を介して受け取ると(S195)、アプリ情報記憶部123のアプリ管理テーブルの内容を参照するが、利用可能なアプリは内部アプリ131(3)だけなので、内部アプリ131(3)を利用するアプリとして選択し、その利用するアプリに関する情報を利用アプリ管理テーブルとしてアプリ情報記憶部123に記憶することにより、内部アプリ131(3)を利用するアプリとして登録する。そして、その内部アプリ131に対して、受け取った動作指示を送る(S196)。
内部アプリ131(3)は、アプリ選択部122から動作指示を受け取ると、その動作指示の内容を処理し(S197)、対応する動作の実行要求を受け取った動作指示に対する応答(動作指示応答)としてアプリ選択部122へ送る(S198)。
アプリ選択部122は、内部アプリ131から動作指示応答を受け取ると、その動作指示応答を制御部124へ送る(S199)。
制御部124は、アプリ選択部122から動作指示応答を受け取ると、その動作指示応答(実行要求)によって要求された動作を実行する。
アプリ選択部122は、内部アプリ131から動作指示応答を受け取ると、その動作指示応答を制御部124へ送る(S199)。
制御部124は、アプリ選択部122から動作指示応答を受け取ると、その動作指示応答(実行要求)によって要求された動作を実行する。
その後、外部アプリ232は、それを搭載している外部サーバ20bの電源ON等によって起動すると、自己の識別情報を含むアプリ利用可能通知(アプリ2利用可能通知)をMFP10へ送信する(S200)。
MFP10のアプリ選択部122は、通信処理部121により、外部アプリ232からアプリ2利用可能通知を受信すると、その通知に付加されているアプリ識別情報から外部アプリ232が利用可能と判断し、アプリ情報記憶部123のアプリ管理テーブル内の対応するアプリ利用の可/不可を「可」とすることによりアプリ管理テーブルを更新し、外部アプリ232(2)も利用可能なアプリとして登録する(S201)。
MFP10のアプリ選択部122は、通信処理部121により、外部アプリ232からアプリ2利用可能通知を受信すると、その通知に付加されているアプリ識別情報から外部アプリ232が利用可能と判断し、アプリ情報記憶部123のアプリ管理テーブル内の対応するアプリ利用の可/不可を「可」とすることによりアプリ管理テーブルを更新し、外部アプリ232(2)も利用可能なアプリとして登録する(S201)。
その後、操作部107から動作指示が入力され、それを制御部124を介して受け取ると(S202)、アプリ情報記憶部123のアプリ管理テーブルの内容を参照して、利用可能なアプリの中から利用するアプリを選択する。ここでは、アプリの利用優先度が外部アプリ優先として予め設定されているものとする。よって、外部アプリ232(2)を利用するアプリとして選択し、その利用するアプリに関する情報を利用アプリ管理テーブルとしてアプリ情報記憶部123に記憶することにより、外部アプリ232(2)を利用するアプリとして登録する。そして、その外部アプリ232に対して、通信処理部121によって送信させる(S203,S204)。
外部アプリ231は、MFP10から動作指示を受信すると、その動作指示の内容を処理し(S205)、対応する動作の実行要求(コマンド)を受信した動作指示に対する応答(動作指示応答)として対応するMFP10へ送信する(S206)。
MFP10のアプリ選択部122は、外部アプリ231からの動作指示応答を通信処理部121によって受信すると、その動作指示応答を制御部124へ送る(S207,S208)。
MFP10のアプリ選択部122は、外部アプリ231からの動作指示応答を通信処理部121によって受信すると、その動作指示応答を制御部124へ送る(S207,S208)。
制御部124は、アプリ選択部122から動作指示応答を受け取ると、その動作指示応答によって要求された動作を実行する。
なお、この処理では、MFP10が自己の電源ON時に外部アプリと内部アプリへMFP起動通知を送るようにしているが、その通知を他のタイミング(例えば操作部107上のキー操作による指示)で行ってもよい。
なお、この処理では、MFP10が自己の電源ON時に外部アプリと内部アプリへMFP起動通知を送るようにしているが、その通知を他のタイミング(例えば操作部107上のキー操作による指示)で行ってもよい。
第4制御例によれば、第3制御例と同様の効果を得ることができる。
また、MFP10は、途中で通信可能な外部アプリが増えた場合、その外部アプリを利用可能なアプリとして追加登録するので、その追加登録した外部アプリの利用優先度が高い場合、その外部アプリを利用して動作できるため、利用者による使い勝手が向上する。
また、MFP10は、途中で通信可能な外部アプリが増えた場合、その外部アプリを利用可能なアプリとして追加登録するので、その追加登録した外部アプリの利用優先度が高い場合、その外部アプリを利用して動作できるため、利用者による使い勝手が向上する。
〔第5制御例〕
次に、MFP10の起動時のそのMFP10と外部サーバ20内のアプリである外部アプリとの間の通信シーケンスの第6例について、図20を参照して説明する。なお、説明の都合上、外部アプリは外部アプリ231,232の2台しか存在しないものとする。
図20は、MFP10の起動時のそのMFP10と外部アプリ231,232との間の通信シーケンスの第6例を示す図である。
MFP10の各部は、ステップS211〜S214の処理(図9によって説明したステップS101〜S104の処理と同じ)を行うことにより、MFP起動通知を外部アプリ231,232へ送信する。
次に、MFP10の起動時のそのMFP10と外部サーバ20内のアプリである外部アプリとの間の通信シーケンスの第6例について、図20を参照して説明する。なお、説明の都合上、外部アプリは外部アプリ231,232の2台しか存在しないものとする。
図20は、MFP10の起動時のそのMFP10と外部アプリ231,232との間の通信シーケンスの第6例を示す図である。
MFP10の各部は、ステップS211〜S214の処理(図9によって説明したステップS101〜S104の処理と同じ)を行うことにより、MFP起動通知を外部アプリ231,232へ送信する。
外部アプリ231は、それを搭載している外部サーバ20aが起動していた場合には、MFP10からMFP起動通知を受信すると、その通知に対する応答として自己の識別情報を含む自己が備えた機能を示す情報(アプリ1機能情報通知)を対応するMFP10へ送信する(S215)。
外部アプリ232も、それを搭載している外部サーバ20bが起動していた場合には、MFP10からMFP起動通知を受信すると、その通知に対する応答として自己のアプリの識別情報を含む自己が備えている(実現可能な)機能を示す情報(アプリ2機能情報通知)を対応するMFP10へ送信する(S217)。
外部アプリ232も、それを搭載している外部サーバ20bが起動していた場合には、MFP10からMFP起動通知を受信すると、その通知に対する応答として自己のアプリの識別情報を含む自己が備えている(実現可能な)機能を示す情報(アプリ2機能情報通知)を対応するMFP10へ送信する(S217)。
MFP10のアプリ選択部122は、通信処理部121により、外部アプリ231からアプリ1機能情報通知を、外部アプリ232からアプリ2機能情報通知をそれぞれ受信すると、それらの通知に付加されているアプリ識別情報から外部アプリ231,232が利用可能と判断すると共に、それらの外部アプリ231,232が備えている機能を判断し、アプリ情報記憶部123のアプリ管理テーブルに外部アプリ231,232がそれぞれ備えている機能を示す情報を記憶することにより、それらの機能を登録する(S216,S218)。
その後、制御部124は、ユーザの管理者による操作部107上のキー操作によって管理者用のログインIDとパスワードが入力され、それらと一致するログインIDとパスワードが登録されていた場合に、管理者用の特殊モードとなり、管理者用機能の要求をアプリ選択部122へ送る(S219)。
アプリ選択部122は、制御部124から管理者用機能の要求を受け取ると、管理者用機能を備えているアプリ(ここでは外部アプリ231(1)とする)を利用するアプリとして選択し、その利用するアプリに関する情報を利用アプリ管理テーブルとしてアプリ情報記憶部123に記憶することにより、外部アプリ231(1)を利用するアプリとして登録する。そして、その外部アプリ231に対して、管理者用機能に対応する動作指示を通信処理部121によって送信させる(S220,S221)。
アプリ選択部122は、制御部124から管理者用機能の要求を受け取ると、管理者用機能を備えているアプリ(ここでは外部アプリ231(1)とする)を利用するアプリとして選択し、その利用するアプリに関する情報を利用アプリ管理テーブルとしてアプリ情報記憶部123に記憶することにより、外部アプリ231(1)を利用するアプリとして登録する。そして、その外部アプリ231に対して、管理者用機能に対応する動作指示を通信処理部121によって送信させる(S220,S221)。
外部アプリ231は、MFP10から管理者用機能に対応する動作指示を受信すると、その動作指示の内容を処理し(S222)、対応する動作の実行要求を受信した動作指示に対する応答(動作指示応答)として対応するMFP10へ送信する(S223)。
MFP10のアプリ選択部122は、外部アプリ231からの動作指示応答を通信処理部121によって受信すると、その動作指示応答を制御部124へ送る(S224,S225)。
制御部124は、アプリ選択部122から動作指示応答を受け取ると、その動作指示応答(実行要求)によって要求された管理者用機能に対応する動作を実行する。
MFP10のアプリ選択部122は、外部アプリ231からの動作指示応答を通信処理部121によって受信すると、その動作指示応答を制御部124へ送る(S224,S225)。
制御部124は、アプリ選択部122から動作指示応答を受け取ると、その動作指示応答(実行要求)によって要求された管理者用機能に対応する動作を実行する。
また、制御部124は、一般ユーザによる操作部107上のキー操作によって一般ユーザ用のログインIDとパスワードが入力され、それらと一致するログインIDとパスワードが登録されていた場合に、一般ユーザ用の標準モードとなり、一般ユーザ用機能の要求をアプリ選択部122へ送る(S226)。
アプリ選択部122は、制御部124から一般ユーザ用機能の要求を受け取ると、一般ユーザ用機能を備えているアプリ(ここでは外部アプリ232(2)とする)を利用するアプリとして選択し、その利用するアプリに関する情報を利用アプリ管理テーブルとしてアプリ情報記憶部123に記憶することにより、外部アプリ232(2)を利用するアプリとして登録する。そして、その外部アプリ232に対して、一般ユーザ用機能に対応する動作指示を通信処理部121によって送信させる(S227,S228)。
アプリ選択部122は、制御部124から一般ユーザ用機能の要求を受け取ると、一般ユーザ用機能を備えているアプリ(ここでは外部アプリ232(2)とする)を利用するアプリとして選択し、その利用するアプリに関する情報を利用アプリ管理テーブルとしてアプリ情報記憶部123に記憶することにより、外部アプリ232(2)を利用するアプリとして登録する。そして、その外部アプリ232に対して、一般ユーザ用機能に対応する動作指示を通信処理部121によって送信させる(S227,S228)。
外部アプリ232は、MFP10から一般ユーザ用機能に対応する動作指示を受信すると、その動作指示の内容を処理し(S229)、対応する動作の実行要求を受信した動作指示に対する応答(動作指示応答)として対応するMFP10へ送信する(S230)。
MFP10のアプリ選択部122は、外部アプリ231からの動作指示応答を通信処理部121によって受信すると、その動作指示応答を制御部124へ送る(S231,S232)。
MFP10のアプリ選択部122は、外部アプリ231からの動作指示応答を通信処理部121によって受信すると、その動作指示応答を制御部124へ送る(S231,S232)。
制御部124は、アプリ選択部122から動作指示応答を受け取ると、その動作指示応答(実行要求)によって要求された一般ユーザ用機能に対応する動作を実行する。
なお、この処理では、MFP10が自己の電源ON時に各外部アプリへMFP起動通知を送信するようにしているが、その通知を他のタイミング(例えば操作部107上のキー操作による指示)で行ってもよい。
なお、この処理では、MFP10が自己の電源ON時に各外部アプリへMFP起動通知を送信するようにしているが、その通知を他のタイミング(例えば操作部107上のキー操作による指示)で行ってもよい。
第5制御例によっても、上記の(1)と同様の効果を得ることができる。
また、MFP10が、通信可能な外部アプリを利用可能なアプリとして登録し、その中から管理者と一般ユーザ毎に利用する外部アプリの選択を切り替えるので、管理者と一般ユーザにとってそれぞれ最適な動作を行え、管理者と一般ユーザによる使い勝手が向上する。
また、MFP10が、通信可能な外部アプリを利用可能なアプリとして登録し、その中から管理者と一般ユーザ毎に利用する外部アプリの選択を切り替えるので、管理者と一般ユーザにとってそれぞれ最適な動作を行え、管理者と一般ユーザによる使い勝手が向上する。
なお、第5制御例では、MFP10のアプリ選択部122が、図21の(a)に示す管理者用機能(管理者機能)を備えた外部アプリおよび一般ユーザ機能(一般機能)をそれぞれ備えた各外部アプリからそれらの機能を示す情報を通知してもらい、それらの機能を登録するようにしたが、同図の(b)に示す通常コピー機能,予約コピー機能,および割り込みコピー機能をそれぞれ備えた各外部アプリ、同図の(c)に示すコピー機能,プリンタ機能,スキャナ機能,およびファクス(FAX)機能をそれぞれ備えた各外部アプリ、あるいは同図の(d)に示す高セキュリティ対応機能,標準セキュリティ対応機能,低セキュリティ対応機能をそれぞれ備えた各外部アプリにそれらの機能を示す情報を通知してもらい、それらの機能を登録することもできる。
〔第6制御例〕
次に、MFP10の起動時のそのMFP10と外部サーバ20内のアプリである外部アプリとの間の通信シーケンスの第7例(MFPが最も応答パフォーマンスが優れているアプリを利用して動作を行う例)について、図23を参照して説明する。なお、説明の都合上、外部アプリは外部アプリ231,232の2台しか存在しないものとする。
図23は、MFP10の起動時のそのMFP10と外部アプリ231,232との間の通信シーケンスの第7例を示す図である。この場合、MFP10が、図22に示すように、コントローラ11にアプリ応答時間計測部125としての機能を備えているものとする。このアプリ応答時間計測部125は、外部アプリ231,232を含む各外部アプリへMFP起動通知を送信してからの時間計測を行なうものである。
次に、MFP10の起動時のそのMFP10と外部サーバ20内のアプリである外部アプリとの間の通信シーケンスの第7例(MFPが最も応答パフォーマンスが優れているアプリを利用して動作を行う例)について、図23を参照して説明する。なお、説明の都合上、外部アプリは外部アプリ231,232の2台しか存在しないものとする。
図23は、MFP10の起動時のそのMFP10と外部アプリ231,232との間の通信シーケンスの第7例を示す図である。この場合、MFP10が、図22に示すように、コントローラ11にアプリ応答時間計測部125としての機能を備えているものとする。このアプリ応答時間計測部125は、外部アプリ231,232を含む各外部アプリへMFP起動通知を送信してからの時間計測を行なうものである。
MFP10のアプリ選択部122は、起動(電源ON)時に、予め登録されている外部アプリ231,232(図22のアプリ情報記憶部123のアプリ管理テーブルに記憶されている情報によって示されたもの)に対して起動通知(MFP起動通知)を発行する。つまり、アプリ応答時間計測部125経由で通信処理部121により、MFP起動通知を外部アプリ231(1),232(2)へ順次送信させる(S251〜S256)。外部アプリ231,232に対するMFP起動通知にはそれぞれ、その外部アプリ231,232を識別するアプリ識別番号を付加するが、それはアプリ搭載場所の情報と共に図22のアプリ情報記憶部123から取得する。
アプリ応答時間計測部125は、アプリ選択部122から外部アプリ231(1)に対するMFP起動通知を受け取った時に応答時間Taの計測を、外部アプリ232(2)に対するMFP起動通知を受け取った時に応答時間Tbの計測をそれぞれ開始する。
外部アプリ231は、それを搭載している外部サーバ20aが起動していた場合には、MFP10からMFP起動通知を受信すると、その通知に対する応答として自己の識別情報を含むアプリ利用可能通知(アプリ1利用可能通知)を対応するMFP10へ送信する(S257)。
外部アプリ232も、それを搭載している外部サーバ20bが起動していた場合には、MFP10からMFP起動通知を受信すると、その通知に対する応答として自己のアプリの識別情報を含むアプリ利用可能通知(アプリ2利用可能通知)を対応するMFP10へ送信する(S260)。
外部アプリ231は、それを搭載している外部サーバ20aが起動していた場合には、MFP10からMFP起動通知を受信すると、その通知に対する応答として自己の識別情報を含むアプリ利用可能通知(アプリ1利用可能通知)を対応するMFP10へ送信する(S257)。
外部アプリ232も、それを搭載している外部サーバ20bが起動していた場合には、MFP10からMFP起動通知を受信すると、その通知に対する応答として自己のアプリの識別情報を含むアプリ利用可能通知(アプリ2利用可能通知)を対応するMFP10へ送信する(S260)。
MFP10のアプリ選択部122は、通信処理部121により、外部アプリ231からアプリ1利用可能通知を、外部アプリ232からアプリ2利用可能通知をそれぞれ受信し、アプリ応答時間計測部125経由で受け取ると、それらの通知に付加されているアプリ識別情報から外部アプリ231,232が利用可能かどうかを判断し、アプリ情報記憶部123のアプリ管理テーブル内の対応するアプリ利用の可/不可を「可」とすることにより、外部アプリ231,232を利用可能なアプリとして登録する(S257〜S262)。
アプリ応答時間計測部125は、外部アプリ231(1)からのアプリ1利用可能通知を受け取った時に応答時間Taの計測を、外部アプリ232(2)からのアプリ2利用可能通知を受け取った時に応答時間Tbの計測をそれぞれ停止する。
アプリ応答時間計測部125は、外部アプリ231(1)からのアプリ1利用可能通知を受け取った時に応答時間Taの計測を、外部アプリ232(2)からのアプリ2利用可能通知を受け取った時に応答時間Tbの計測をそれぞれ停止する。
その後、アプリ選択部122は、操作部107から動作指示が入力され、それを制御部124を介して受け取ると(S263)、アプリ情報記憶部123のアプリ管理テーブルの内容およびアプリ応答時間計測部125によって計測された応答時間Ta,Tbを参照して、利用可能なアプリの中から利用するアプリを選択する。例えば、TbとTaの関係がTb<Taだった場合には、外部アプリ231(1)の方が応答パフォーマンスが優れていると判断して、外部アプリ231(1)を利用するアプリとして優先的に選択する。
なお、図22で破線で示す内部アプリ131又は132が搭載されている場合には、応答時間を計測するまでもなく、内部アプリを利用した方が高パフォーマンスが保証されるので、内部アプリを利用するアプリとして優先的に選択することもできる。また、機能選択と組み合わせることも可能であり、同一機能を備えた複数のアプリが存在する場合、最も応答パフォーマンスが優れている(応答時間が短い)アプリを利用するアプリとして選択することもできる。
アプリ選択部122は、外部アプリ231(1)を利用するアプリとして選択した後、その利用するアプリに関する情報を利用アプリ管理テーブルとしてアプリ情報記憶部123に記憶することにより、外部アプリ231(1)を利用するアプリとして登録する。そして、その外部アプリ231に対して、受け取った動作指示をアプリ応答時間計測部125経由で通信処理部121によって送信させる(S264〜S266)。
外部アプリ231は、MFP10から動作指示を受信すると、その動作指示の内容を処理し(S267)、対応する動作の実行要求(コマンド)を受信した動作指示に対する応答(動作指示応答)として対応するMFP10へ送信する(S268)。
MFP10のアプリ選択部122は、外部アプリ231からの動作指示応答(実行要求)を通信処理部121によって受信し、アプリ応答時間計測部125経由で受け取ると、その動作指示応答を制御部124へ送る(S269〜S271)。
MFP10のアプリ選択部122は、外部アプリ231からの動作指示応答(実行要求)を通信処理部121によって受信し、アプリ応答時間計測部125経由で受け取ると、その動作指示応答を制御部124へ送る(S269〜S271)。
制御部124は、アプリ選択部122から動作指示応答を受け取ると、その動作指示応答(実行要求)によって要求された動作(コマンド処理)を実行する。
なお、この処理では、MFPが自己の電源ON時に各外部アプリへMFP起動通知を送信するようにしているが、その通知を他のタイミング(例えば操作部上のキー操作による指示)で行ってもよい。
なお、この処理では、MFPが自己の電源ON時に各外部アプリへMFP起動通知を送信するようにしているが、その通知を他のタイミング(例えば操作部上のキー操作による指示)で行ってもよい。
また、アプリ応答時間計測部による時間計測(外部アプリの応答時間)を、電源ON時(MFP起動通知時)だけでなく、MFPのジョブ実行停止時に、一定時間毎に行ってもよい(ジョブ実行時は行わない)。あるいは、新たな外部アプリが追加されたタイミングで行ってもよい。
さらに、第1実施例における各MFP10が、ネットワークだけでなく、USB・I/FやIEEE1394・I/F等の他のインタフェースにより外部アプリと通信可能に接続してその外部アプリを利用することもできる。
さらに、第1実施例における各MFP10が、ネットワークだけでなく、USB・I/FやIEEE1394・I/F等の他のインタフェースにより外部アプリと通信可能に接続してその外部アプリを利用することもできる。
〔第2実施例〕
次に、この発明による電子装置システムの第2実施例である画像形成システムについて説明する。
図24はその画像形成システムのネットワーク接続例を示す概念図であり、図1と同じ部分には同一符号を付している。
次に、この発明による電子装置システムの第2実施例である画像形成システムについて説明する。
図24はその画像形成システムのネットワーク接続例を示す概念図であり、図1と同じ部分には同一符号を付している。
この画像形成システムは、通信機能を有する電子装置として複数のMFP10(10a,10b,・・・)を、外部装置としてアプリ搭載用サーバである複数台の外部サーバ20(20a,20b,・・・)およびアプリ管理サーバ(アプリ管理用サーバ)30をそれぞれ備え、それらをLAN等のネットワーク1によって通信可能に接続できるものである。なお、例えば、MFP10と外部サーバ20は、ネットワーク1によって1対多の関係で通信することができるが、MFP10と外部サーバ20とをUSBやIEEE1394等の通信回線によって接続することにより、MFP10と外部サーバ20が1対1の関係で通信することも可能である。
なお、MFP10,外部サーバ20,アプリ管理サーバ30のハードウェア構成およびMFP10の操作部上の操作画面は、図2〜図5,図7によって説明したものと同様なので、それらの図示および説明は省略する。また、アプリ管理サーバ30のハードウェア構成は、外部サーバ20から操作部,USB・I/F,およびIEEE1394・I/Fを削除したものと同様なので、その図示および説明も省略する。
図25は図24のMFP10の主要な機能構成例を示すブロック図であり、アプリ情報記憶部がない以外は図6と同様なのでそれらの説明を省略する。
図25は図24のMFP10の主要な機能構成例を示すブロック図であり、アプリ情報記憶部がない以外は図6と同様なのでそれらの説明を省略する。
図26は、図24のアプリ管理サーバ30の主要な機能構成例を示すブロック図である。
アプリ管理サーバ30は、通信処理部301,アプリ情報記憶部302,および制御部303としての機能を備えている。
通信処理部301は、ネットワーク1上の複数台の外部サーバ20(20a,20b,・・・)にそれぞれ搭載されているアプリである外部アプリ231,232およびMFP10と通信を行ったり、直接接続された外部装置と通信を行う通信手段である。
アプリ管理サーバ30は、通信処理部301,アプリ情報記憶部302,および制御部303としての機能を備えている。
通信処理部301は、ネットワーク1上の複数台の外部サーバ20(20a,20b,・・・)にそれぞれ搭載されているアプリである外部アプリ231,232およびMFP10と通信を行ったり、直接接続された外部装置と通信を行う通信手段である。
アプリ情報記憶部302は、利用可能な外部アプリの存在場所(IPアドレス)、つまり利用可能な外部アプリが搭載されている外部サーバ20の設置場所、利用可能な外部アプリの種類、利用可能な外部アプリが実行可能な動作(機能)を示す情報など、外部アプリを管理するための各種情報をアプリ管理テーブルとして記憶する。それによって、各MFP10で利用可能な外部アプリを登録できる。このアプリ情報記憶部302は、SDRAM,NVRAM,又はHDD上に存在し、情報が変わるたびに更新される。よって、このアプリ情報記憶部302が、アプリケーション管理手段としての機能を果たす。
なお、アプリ情報記憶部302は、MFP10にもアプリ(内部アプリ)が搭載されている場合には、その内部アプリの存在場所(IPアドレス)、つまり内部アプリが搭載されているMFP10の設置場所、内部アプリの種類、内部アプリが実行可能な動作を示す情報など、内部アプリを管理するための各種情報もアプリ管理テーブルとして記憶することができる。
制御部303は、通信処理部301およびアプリ情報記憶部302を含む各部を統括的に制御するものであり、制御手段としての機能を果たす。
よって、制御部303および通信処理部301が、アプリケーション情報送信手段としての機能を果たす。
よって、制御部303および通信処理部301が、アプリケーション情報送信手段としての機能を果たす。
次に、上述したように構成した第2実施例の画像形成システムにおけるこの発明に係わる制御(処理)について、図27〜図29を参照して具体的に説明する。
〔第7制御例〕
まず、MFP10の電源ON時と動作指示時のそのMFP10と外部サーバ20内のアプリである外部アプリとアプリ管理サーバ30との間の通信シーケンスの第1例(基本)について、図27を参照して説明する。なお、説明の都合上、外部アプリは外部アプリ231,232の2台しか存在しないものとする。
図27は、MFP10の電源オン時と動作指示時のそのMFP10と外部アプリとアプリ管理サーバ30との間の通信シーケンスの第1例を示す図である。
〔第7制御例〕
まず、MFP10の電源ON時と動作指示時のそのMFP10と外部サーバ20内のアプリである外部アプリとアプリ管理サーバ30との間の通信シーケンスの第1例(基本)について、図27を参照して説明する。なお、説明の都合上、外部アプリは外部アプリ231,232の2台しか存在しないものとする。
図27は、MFP10の電源オン時と動作指示時のそのMFP10と外部アプリとアプリ管理サーバ30との間の通信シーケンスの第1例を示す図である。
外部アプリ231(1)は、それを搭載している外部サーバ20aの電源ONによって起動すると、自己の識別情報と種別情報を含むアプリ利用可能通知(アプリ1利用可能通知)をアプリ管理サーバ30へ送信する(S301)。
外部アプリ232も、それを搭載している外部サーバ20bの電源ON等によって起動すると、自己の識別情報と種別情報を含むアプリ利用可能通知(アプリ2利用可能通知)をアプリ管理サーバ30へ送信する(S303)。
外部アプリ232も、それを搭載している外部サーバ20bの電源ON等によって起動すると、自己の識別情報と種別情報を含むアプリ利用可能通知(アプリ2利用可能通知)をアプリ管理サーバ30へ送信する(S303)。
アプリ管理サーバ30の制御部303は、通信処理部301により、外部アプリ231(1)からアプリ1利用可能通知を受信すると、その通知に付加されているアプリ識別情報と種別情報から外部アプリ231が利用可能と判断すると共に、外部アプリ231の種類を判断し、外部アプリ231の名称(アプリ名),種類,IPアドレスを対応付けてアプリ情報記憶部302のアプリ管理テーブルに記憶してそのアプリ管理テーブルを更新することにより、外部アプリ231を利用可能なアプリとして登録する(S302)。
また、通信処理部301により、外部アプリ232(2)からアプリ2利用可能通知を受信すると、その通知に付加されているアプリ識別情報と種別情報から外部アプリ232が利用可能と判断すると共に、外部アプリ232の種類を判断し、外部アプリ232の名称,種類,IPアドレスを対応付けてアプリ情報記憶部302のアプリ管理テーブルに記憶してそのアプリ管理テーブルを更新することにより、外部アプリ232を利用可能なアプリとして登録する(S304)。
ここで、アプリ管理サーバ30のアプリ情報記憶部302に記憶されているアプリ管理テーブル,MFP管理テーブル,およびMFP−アプリ関連付けテーブルについて、表3〜表5を参照して説明する。
アプリ管理テーブルは、表3に示すように、ネットワーク1上のアプリ(外部アプリ231,232,・・・)毎にアプリ名,アプリが存在するIPアドレス(アプリ場所情報),アプリの種類を示す情報を記憶している。この例では、4つの外部アプリが登録されている。
アプリ管理テーブルは、表3に示すように、ネットワーク1上のアプリ(外部アプリ231,232,・・・)毎にアプリ名,アプリが存在するIPアドレス(アプリ場所情報),アプリの種類を示す情報を記憶している。この例では、4つの外部アプリが登録されている。
なお、アプリ−1(コピー機能,プリンタ機能,スキャナ機能を備えている)は第1の外部アプリ231を、アプリ−2(コピー機能,プリンタ機能を備えている)は第2の外部アプリ232を、アプリ−3(コピー機能,プリンタ機能,スキャナ機能を備えている)は第3の外部アプリを、アプリ−4(スキャナ機能を備えている)は第4の外部アプリをそれぞれ示しているものとする。それらの各アプリがそれぞれ、図21によって説明したような複数種の機能を備えるようにしてもよい。
MFP管理テーブルは、表4に示すように、ネットワーク1上のMFP10毎にMFP名,MFPのIPアドレス(MFP場所情報)を記憶している。この例では、4台のMFP10が登録されている。
表5は、MFP−アプリ関連付けテーブルであり、各MFP10が現時点で利用可能な外部アプリを示している。
なお、各外部アプリはそれぞれ複数の機能を備えていてもよい。
表5は、MFP−アプリ関連付けテーブルであり、各MFP10が現時点で利用可能な外部アプリを示している。
なお、各外部アプリはそれぞれ複数の機能を備えていてもよい。
図27の説明に戻る。
MFP10のアプリ選択部122は、電源ON(電源投入)時に、アプリ管理サーバ30に利用可能なアプリを問い合わせるべく、その検索要求(利用可能アプリ検索要求)を通信処理部121によってアプリ管理サーバ30へ送信させる(S305,S306)。
アプリ管理サーバ30の制御部303は、通信処理部301により、MFP10からの利用可能アプリ検索要求を受信すると、アプリ情報記憶部302のアプリ管理テーブルを参照し、そのアプリ管理テーブルから利用可能な外部アプリである外部アプリ231,232の種類とその各外部アプリ231,232が存在するアプリ場所情報(IPアドレス)を読み込み(S307)、それを受信した利用可能アプリ検索要求に対する応答(検索結果応答)として対応するMFP10へ送信する(S308)。
MFP10のアプリ選択部122は、電源ON(電源投入)時に、アプリ管理サーバ30に利用可能なアプリを問い合わせるべく、その検索要求(利用可能アプリ検索要求)を通信処理部121によってアプリ管理サーバ30へ送信させる(S305,S306)。
アプリ管理サーバ30の制御部303は、通信処理部301により、MFP10からの利用可能アプリ検索要求を受信すると、アプリ情報記憶部302のアプリ管理テーブルを参照し、そのアプリ管理テーブルから利用可能な外部アプリである外部アプリ231,232の種類とその各外部アプリ231,232が存在するアプリ場所情報(IPアドレス)を読み込み(S307)、それを受信した利用可能アプリ検索要求に対する応答(検索結果応答)として対応するMFP10へ送信する(S308)。
MFP10のアプリ選択部122は、アプリ管理サーバ30からの検索結果応答を通信処理部121によって受信すると、その検索結果応答に基づいて利用可能な外部アプリである外部アプリ231,232の種類をその搭載(存在)場所を示すIPアドレスと共に、例えば表1に示したようにテーブルとして記憶することにより、利用可能な外部アプリ231,232を登録する(S309,S310)。
その後、操作部107から動作指示が入力され、制御部124を介して受け取ると(S311)、先に登録したテーブルの内容を参照して、処理可能なアプリの中から利用するアプリ(ここでは外部アプリ231(1)とする)を選択し、その利用するアプリに関する情報をテーブルとして記憶することにより、外部アプリ231(1)を利用するアプリとして登録する。そして、その外部アプリ231に対して、受け取った動作指示を通信処理部121によって送信させる(S312,S313)。
以後のステップS314〜S317の処理は、図9によって説明したステップS112〜S116の処理とほとんど同様なので、説明を省略する。
なお、この処理では、MFP10の電源がON状態で外部アプリが起動した際に、その外部アプリが自己のアプリの利用可能通知をアプリ管理サーバ30へ送信するようにしたが、アプリ管理サーバ30が、自己の電源ON後、アプリが搭載されているネットワーク1上のMFP10および外部サーバ20を定期的に巡回してアプリが利用可能か否かを確認し、その確認結果に応じてアプリ情報記憶部302に記憶されているアプリ管理テーブルを更新することもできる。
なお、この処理では、MFP10の電源がON状態で外部アプリが起動した際に、その外部アプリが自己のアプリの利用可能通知をアプリ管理サーバ30へ送信するようにしたが、アプリ管理サーバ30が、自己の電源ON後、アプリが搭載されているネットワーク1上のMFP10および外部サーバ20を定期的に巡回してアプリが利用可能か否かを確認し、その確認結果に応じてアプリ情報記憶部302に記憶されているアプリ管理テーブルを更新することもできる。
次に、MFP10の電源ON時と動作指示時のそのMFP10と外部サーバ20内のアプリである外部アプリとアプリ管理サーバ30との間の通信シーケンスの第2例について、図28を参照して説明する。なお、説明の都合上、外部アプリは外部アプリ231,232の2台しか存在しないものとする。
図28は、MFP10の電源ON時と動作指示時のそのMFP10と外部アプリとアプリ管理サーバ30との間の通信シーケンスの第2例を示す図である。
図28は、MFP10の電源ON時と動作指示時のそのMFP10と外部アプリとアプリ管理サーバ30との間の通信シーケンスの第2例を示す図である。
MFP10のアプリ選択部122は、電源ON時に、アプリ管理サーバ30に利用可能なアプリを問い合わせるべく、その検索要求(利用可能アプリ検索要求)を通信処理部121によってアプリ管理サーバ30へ送信させる(S321,S322)。
アプリ管理サーバ30の制御部303は、通信処理部301により、MFP10からの利用可能アプリ検索要求を受信すると、アプリ情報記憶部302のアプリ管理テーブルを参照するが、利用可能な外部アプリが登録されていないため、利用可能な外部アプリがない旨を受信した利用可能アプリ検索要求に対する応答(検索結果応答)として対応するMFP10へ送信する(S323)。
アプリ管理サーバ30の制御部303は、通信処理部301により、MFP10からの利用可能アプリ検索要求を受信すると、アプリ情報記憶部302のアプリ管理テーブルを参照するが、利用可能な外部アプリが登録されていないため、利用可能な外部アプリがない旨を受信した利用可能アプリ検索要求に対する応答(検索結果応答)として対応するMFP10へ送信する(S323)。
MFP10のアプリ選択部122は、アプリ管理サーバ30からアプリ管理サーバ30からの検索結果応答を通信処理部121によって受信すると、その検索結果応答から利用可能な外部アプリがないことを判断し、利用可能な外部アプリの登録は行わない(S324)。
よって、その後、操作部107から動作指示が入力され、それを制御部124を介して受け取っても(S325)、利用可能なアプリが登録されていないため、受け取った動作指示に対する応答としてエラー応答を制御部124へ送る(S326)。
制御部124は、そのエラー応答を受け取ると、操作部107から入力された動作指示に対応する機能を使えない旨をユーザに知らせるためのエラー画面を図3に示した操作部107上に表示する。
よって、その後、操作部107から動作指示が入力され、それを制御部124を介して受け取っても(S325)、利用可能なアプリが登録されていないため、受け取った動作指示に対する応答としてエラー応答を制御部124へ送る(S326)。
制御部124は、そのエラー応答を受け取ると、操作部107から入力された動作指示に対応する機能を使えない旨をユーザに知らせるためのエラー画面を図3に示した操作部107上に表示する。
なお、この第7制御例でも、MFP10のアプリ選択部122が、図13〜図16によって説明したいずれかの処理(利用可能なアプリを決定するための処理)を行うことは可能である。
但し、図13,図14によって説明した処理を行う場合には、アプリ管理サーバ30からの検索結果応答を通信処理部121によって受信して利用可能な外部アプリを登録した後、ユーザによる操作部107上のキー操作によってアプリ選択画面表示要求が入力された時に、利用可能なアプリの種類情報(種別情報)の取得要求(利用可能アプリ種類情報取得要求)をアプリ選択部122へ送る。
但し、図13,図14によって説明した処理を行う場合には、アプリ管理サーバ30からの検索結果応答を通信処理部121によって受信して利用可能な外部アプリを登録した後、ユーザによる操作部107上のキー操作によってアプリ選択画面表示要求が入力された時に、利用可能なアプリの種類情報(種別情報)の取得要求(利用可能アプリ種類情報取得要求)をアプリ選択部122へ送る。
図15によって説明した処理を行う場合には、アプリ管理サーバ30からの検索結果応答を通信処理部121によって受信して利用可能な外部アプリを登録した後、その登録内容に基づいて、図15の(b)〜(e)に示すパターン1〜4のいずれかのアプリ選択画面を操作部107上に表示させる。
図16によって説明した処理を行う場合には、アプリ管理サーバ30からの検索結果応答を通信処理部121によって受信して利用可能な外部アプリを登録した後、その登録内容に基づいて、図16の(b)〜(e)に示すパターン1〜4のいずれかのアプリ管理画面を操作部107上に表示させる。
図16によって説明した処理を行う場合には、アプリ管理サーバ30からの検索結果応答を通信処理部121によって受信して利用可能な外部アプリを登録した後、その登録内容に基づいて、図16の(b)〜(e)に示すパターン1〜4のいずれかのアプリ管理画面を操作部107上に表示させる。
なお、各MFP10にアプリ応答時間計測部(図22のアプリ応答時間計測部125と同じ)を設け、アプリ管理サーバ30が、各MFP10にアプリ応答時間の取得要求を送信することによって以下の処理を行わせ、その要求に対する応答としてアプリ応答時間の取得を取得することにより、各外部アプリの応答パフォーマンスを知ることができる。
各MFP10のアプリ選択部122はそれぞれ、アプリ管理サーバ30から通信処理部121によってアプリ応答時間の取得要求を受信すると、通信処理部121によって何らかの通知を外部アプリへ送信してからその通知に対する応答を通信処理部121によって受信するまでの時間計測を各アプリ毎に行ない、その各アプリ毎の計測時間(各アプリに対する応答時間)をアプリ応答時間の取得要求に対する応答としてアプリ管理サーバ30へ送信する。
各MFP10のアプリ選択部122はそれぞれ、アプリ管理サーバ30から通信処理部121によってアプリ応答時間の取得要求を受信すると、通信処理部121によって何らかの通知を外部アプリへ送信してからその通知に対する応答を通信処理部121によって受信するまでの時間計測を各アプリ毎に行ない、その各アプリ毎の計測時間(各アプリに対する応答時間)をアプリ応答時間の取得要求に対する応答としてアプリ管理サーバ30へ送信する。
第7制御例によっても、上記の(1)(2)に示したような効果を得ることができる。
また、アプリ管理サーバ30が、ネットワーク上の利用可能な全ての外部アプリを登録するので、その各外部アプリを一括管理できる。そのため、ネットワークの障害に対応しやすくなる。また、回避策も1箇所に集中することができる。
また、MFP10が、利用可能なアプリの検索要求をアプリ管理サーバ30へ送信し、その検索要求を受信したアプリ管理サーバ30が、その検索要求に対する応答(検索結果応答)をアプリ情報記憶部302内のアプリ管理テーブルの内容に基づいて対応するMFP10へ送信し、検索結果応答を受信したMFP10が、その応答の内容(利用可能なアプリ)を登録し、その中から利用する外部アプリを選択するので、いずれかの外部アプリが格納されたサーバが何らかの原因でダウンした時でも、他の外部アプリを利用して動作することができ、MFPが使用不可になることを回避できる。
また、アプリ管理サーバ30が、ネットワーク上の利用可能な全ての外部アプリを登録するので、その各外部アプリを一括管理できる。そのため、ネットワークの障害に対応しやすくなる。また、回避策も1箇所に集中することができる。
また、MFP10が、利用可能なアプリの検索要求をアプリ管理サーバ30へ送信し、その検索要求を受信したアプリ管理サーバ30が、その検索要求に対する応答(検索結果応答)をアプリ情報記憶部302内のアプリ管理テーブルの内容に基づいて対応するMFP10へ送信し、検索結果応答を受信したMFP10が、その応答の内容(利用可能なアプリ)を登録し、その中から利用する外部アプリを選択するので、いずれかの外部アプリが格納されたサーバが何らかの原因でダウンした時でも、他の外部アプリを利用して動作することができ、MFPが使用不可になることを回避できる。
〔第8制御例〕
次に、MFP10でのMFP登録指示時のそのMFP10と外部サーバ20内のアプリである外部アプリとの間の通信シーケンスの第1例について、図29を参照して説明する。
図29は、MFP10でのMFP登録指示時のそのMFP10とアプリ管理サーバ30との間の通信シーケンスの一例を示す図である。
次に、MFP10でのMFP登録指示時のそのMFP10と外部サーバ20内のアプリである外部アプリとの間の通信シーケンスの第1例について、図29を参照して説明する。
図29は、MFP10でのMFP登録指示時のそのMFP10とアプリ管理サーバ30との間の通信シーケンスの一例を示す図である。
アプリ管理サーバ30の制御部303は、図27によって説明した処理と同様に、通信処理部301により、ネットワーク1上の通信可能な外部アプリ231(1)を含む全ての外部アプリから対応するアプリ利用可能通知を順次受信する度に、その通知に付加されているアプリ識別情報と種別情報から利用可能な外部アプリとその種類を判別し、その外部アプリの名称(アプリ名),種類,IPアドレスを対応付けてアプリ情報記憶部302のアプリ管理テーブルに記憶してそのアプリ管理テーブルを更新することにより、ネットワーク1上の利用可能な全ての外部アプリを登録する。このとき、所定の条件に基づいて、例えば以下の(a)〜(e)のいずれかに示すように各MFP10に対して利用可能な外部アプリの割り付け等を行う。つまり、各MFP10がそれぞれ利用可能な外部アプリを決定(選択)する。
(a)正規の契約を結んだMFP10に対して利用可能なアプリを対応付ける。
(b)負荷を分散するため、各外部アプリの利用頻度に応じて利用するアプリを割り当てる。例えば、利用していない外部アプリを利用可能なアプリとして優先的に割り当てる。
(b)負荷を分散するため、各外部アプリの利用頻度に応じて利用するアプリを割り当てる。例えば、利用していない外部アプリを利用可能なアプリとして優先的に割り当てる。
(c)各MFP10に対して最も応答パフォーマンスが良い外部アプリを利用可能なアプリとして優先的に割り当てる。この場合、各MFP10にアプリ応答時間計測部を設け、アプリ管理サーバ30が、各MFP10にアプリ応答時間の取得要求を送信し、その要求に対する応答としてアプリ応答時間を取得することにより、各外部アプリの応答パフォーマンスを知ることができる。各MFP10側の処理については、第7制御例で説明した通りである。
(d)MFP10の種類(例えば高速機,低速機)に応じて、利用可能なアプリを割り当てる。例えば、高速機のMFP10に対しては最も高機能のアプリ(高速動作アプリ)を、低速機のMFP10に対しては最も低機能のアプリ(低速動作アプリ)を利用可能なアプリとして割り当てる。
(e)MFP10の搭載メモリ(MFPの機種毎に決まっている)に応じて、利用可能なアプリを割り当てる。
なお、各外部アプリがそれぞれ複数の機能を備えていてもよい。
(e)MFP10の搭載メモリ(MFPの機種毎に決まっている)に応じて、利用可能なアプリを割り当てる。
なお、各外部アプリがそれぞれ複数の機能を備えていてもよい。
一方、いずれかのMFP10の制御部124は、操作部107からMFP登録指示が入力されると、例えば図29に示すように、そのMFP登録指示を通信処理部121によってアプリ管理サーバ30へ送信させる(S331,S332)。
アプリ管理サーバ30のの制御部303は、ネットワーク1上のいずれかのMFP10からのMFP登録指示を通信処理部301によって受信すると、そのMFP10が利用すべきアプリを指示すべく、アプリ情報記憶部302のアプリ管理テーブルから対応するMFP10が利用するアプリ(例えば外部アプリ231)の種類とそのアプリが存在するアプリ場所情報(IPアドレス)を読み込み(S333)、それを受信したMFP登録指示に対する応答(利用アプリ指示)として対応するMFP10へ送信する(S334)。
アプリ管理サーバ30のの制御部303は、ネットワーク1上のいずれかのMFP10からのMFP登録指示を通信処理部301によって受信すると、そのMFP10が利用すべきアプリを指示すべく、アプリ情報記憶部302のアプリ管理テーブルから対応するMFP10が利用するアプリ(例えば外部アプリ231)の種類とそのアプリが存在するアプリ場所情報(IPアドレス)を読み込み(S333)、それを受信したMFP登録指示に対する応答(利用アプリ指示)として対応するMFP10へ送信する(S334)。
MFP10のアプリ選択部122は、アプリ管理サーバ30からの利用アプリ指示を通信処理部121によって受信すると、その利用アプリ指示に基づいて利用する外部アプリの種類をその搭載場所を示すIPアドレスと共に記憶することにより、利用する外部アプリを登録する(S335,S336)。
その後、図示は省略するが、操作部107から動作指示が入力され、それを制御部124を介して受け取ると、その動作指示を先に登録した外部アプリ(利用するアプリ)へ通信処理部121によって送信させる。
その後、図示は省略するが、操作部107から動作指示が入力され、それを制御部124を介して受け取ると、その動作指示を先に登録した外部アプリ(利用するアプリ)へ通信処理部121によって送信させる。
外部アプリ231は、いずれかのMFP10から動作指示を受信すると、その動作指示の内容を処理し、対応する動作の実行要求を受信した動作指示に対する応答(動作指示応答)として対応するMFP10へ送信する。
そのMFP10のアプリ選択部122は、外部アプリ231からの動作指示応答を通信処理部121によって受信すると、その動作指示応答を制御部124へ送る。
制御部124は、アプリ選択部122から受け取った動作指示応答によって要求された動作を実行する。
そのMFP10のアプリ選択部122は、外部アプリ231からの動作指示応答を通信処理部121によって受信すると、その動作指示応答を制御部124へ送る。
制御部124は、アプリ選択部122から受け取った動作指示応答によって要求された動作を実行する。
第8制御例によっても、上記の(1)(2)に示したような効果を得ることができる。
また、アプリ管理サーバ30が、ネットワーク上の利用可能な全ての外部アプリを登録するので、その各外部アプリを一括管理できる。そのため、ネットワークの障害に対応しやすくなる。また、回避策も1箇所に集中することができる。
また、アプリ管理サーバ30が、利用可能な外部アプリの中からMFP10が利用するアプリを選択し、その選択したアプリの情報をMFP10へ送信し、その情報を受信したMFP10が、その情報に基づいて利用するアプリを登録するので、いずれかの外部アプリが格納されたサーバが何らかの原因でダウンした時でも、他の外部アプリを利用して動作することができ、MFPが使用不可になることを回避できる。
また、アプリ管理サーバ30が、ネットワーク上の利用可能な全ての外部アプリを登録するので、その各外部アプリを一括管理できる。そのため、ネットワークの障害に対応しやすくなる。また、回避策も1箇所に集中することができる。
また、アプリ管理サーバ30が、利用可能な外部アプリの中からMFP10が利用するアプリを選択し、その選択したアプリの情報をMFP10へ送信し、その情報を受信したMFP10が、その情報に基づいて利用するアプリを登録するので、いずれかの外部アプリが格納されたサーバが何らかの原因でダウンした時でも、他の外部アプリを利用して動作することができ、MFPが使用不可になることを回避できる。
なお、第2実施例でも、MFP10のコントローラ11に図25に破線で示す内部アプリ131又は132を搭載している場合、その内部アプリを利用するアプリとして選択し、その内部アプリへ動作指示を送信するなど、外部アプリに対する処理と同様の処理を行うこともできる。
〔第3実施例〕
次に、この発明による電子装置システムの第3実施例である画像形成システムについて説明する。なお、その画像形成システムのネットワーク接続例は、図1に示したものと同様とする。
まず、MFP10と外部サーバ20の主要な機能構成例について、図30を用いて具体的に説明する。
図30は、図1のMFP10および外部サーバ20aの主要な機能構成の更に他の例を示すブロック図であり、図6および図8と同じ部分には同一符号を付してそれらの説明を一部省略する。
次に、この発明による電子装置システムの第3実施例である画像形成システムについて説明する。なお、その画像形成システムのネットワーク接続例は、図1に示したものと同様とする。
まず、MFP10と外部サーバ20の主要な機能構成例について、図30を用いて具体的に説明する。
図30は、図1のMFP10および外部サーバ20aの主要な機能構成の更に他の例を示すブロック図であり、図6および図8と同じ部分には同一符号を付してそれらの説明を一部省略する。
このMFP10のコントローラ11は、通信処理部121,アプリ選択部122,アプリ情報記憶部123,制御部124,および認証処理部127としての機能を備えている。これらの機能は、図2のCPU101がROM104内のプログラムに従って動作し、必要に応じて図2のSDRAM103,NVRAM105,HDD106,MAC・I/F111,USB・I/F109,IEEE1394・I/F110を選択的に使用することにより実現できるものである。
アプリ選択部122は、図6によって説明した処理の他に、認証処理部127との間で認証情報の送受等を行う。
認証処理部127は、後述する認証処理を行う。
アプリ選択部122は、図6によって説明した処理の他に、認証処理部127との間で認証情報の送受等を行う。
認証処理部127は、後述する認証処理を行う。
外部サーバ20aは、アプリ通信処理部241,アプリ制御部242,装置情報記憶部243,およびアプリ認証部244としての機能を備えている。これらの機能は、図7のCPU201がROM104に記憶されている外部アプリ231に従って動作し、必要に応じてMAC・I/F211,USB・I/F209,IEEE1394・I/F210を使用することにより実現できるものである。
アプリ認証部244は、後述する認証処理を行う。
なお、他の外部サーバ20bの主要な機能構成も、外部サーバ20aと略同様である。
アプリ認証部244は、後述する認証処理を行う。
なお、他の外部サーバ20bの主要な機能構成も、外部サーバ20aと略同様である。
次に、上述したように構成した第3実施例の画像形成システムにおけるこの発明に係わる制御、つまりMFPの起動時のそのMFP10と外部サーバ20内のアプリである外部アプリとの間の通信シーケンスの第1例について、図31および図32を参照して説明する。なお、説明の都合上、外部アプリは外部アプリ231,232の2台しか存在しないものとする。
図31は、図30のMFP10の起動時のそのMFP10と外部アプリ231,232との間の通信シーケンスの第1例を示す図である。
図32、図30のMFP10の起動時のそのMFP10と外部アプリ231,232との間の通信シーケンスの第2例を示す図である。
図31は、図30のMFP10の起動時のそのMFP10と外部アプリ231,232との間の通信シーケンスの第1例を示す図である。
図32、図30のMFP10の起動時のそのMFP10と外部アプリ231,232との間の通信シーケンスの第2例を示す図である。
MFP10のアプリ選択部122は、起動(電源ON)時に、予め登録されている外部アプリ231,232(図30のアプリ情報記憶部123のアプリ管理テーブルに記憶されている情報によって示されたもの)に対して起動通知(MFP起動通知)を発行する。つまり、通信処理部121により、MFP起動通知を外部アプリ231(1),232(2)へ順次送信させる(S101〜S104)。外部アプリ231,232に対するMFP起動通知にはそれぞれ、その外部アプリ231,232を識別するアプリ識別番号を付加するが、それはアプリ搭載場所の情報と共に図30のアプリ情報記憶部123から取得する。
外部アプリ231は、それを搭載している外部サーバ20aが起動していた場合には、いずれかのMFP10からMFP起動通知を受信すると、その通知に対する応答として自己の識別情報および特定の認証情報(暗号に使う鍵情報など)を含むアプリ利用可能通知(アプリ1利用可能通知)を対応するMFP10(MFP起動通知を送信したMFP10)へ送信する(S105)。
外部アプリ232も、それを搭載している外部サーバ20bが起動していた場合には、MFP10からMFP起動通知を受信すると、その通知に対する応答として自己のアプリの識別情報および特定の認証情報を含むアプリ利用可能通知(アプリ2利用可能通知)をMFP10へ送信する(S107)。
外部アプリ232も、それを搭載している外部サーバ20bが起動していた場合には、MFP10からMFP起動通知を受信すると、その通知に対する応答として自己のアプリの識別情報および特定の認証情報を含むアプリ利用可能通知(アプリ2利用可能通知)をMFP10へ送信する(S107)。
MFP10のアプリ選択部122は、通信処理部121により、外部アプリ231からアプリ1利用可能通知を、外部アプリ232からアプリ2利用可能通知をそれぞれ受信すると、それらの通知に付加されているアプリ識別情報から外部アプリ231,232が利用可能かどうかを判断できる。この処理例では、外部アプリ231,232のいずれも利用可能であるため、アプリ情報記憶部123のアプリ管理テーブル内の対応するアプリ利用の可/不可を「可」とすることにより、外部アプリ231,232を利用可能なアプリとして登録する(S106,S108)。このとき、受信したアプリ1利用可能通知およびアプリ2利用可能通知にそれぞれ付加されている認証情報を合わせて記憶するため、それらの認証情報を対応する外部アプリ231,232の識別情報と共に認証処理部127へ送る(S401,S402)。
認証処理部127は、アプリ選択部122から各認証情報を対応する外部アプリ231,232の識別情報と共に受け取ると、その各認証情報とそれぞれに対応する外部アプリ231,232の識別情報とを関連付けて記憶する。
認証処理部127は、アプリ選択部122から各認証情報を対応する外部アプリ231,232の識別情報と共に受け取ると、その各認証情報とそれぞれに対応する外部アプリ231,232の識別情報とを関連付けて記憶する。
その後、アプリ選択部122は、操作部107から動作指示が入力され、それを制御部124を介して受け取ると(S411)、アプリ情報記憶部123のアプリ管理テーブルの内容を参照して、利用可能なアプリの中から利用(使用)するアプリ(ここでは外部アプリ231(1)とする)を選択(決定)し、その利用するアプリに関する情報を利用アプリ管理テーブルとしてアプリ情報記憶部123に記憶することにより、外部アプリ231(1)を利用するアプリとして登録する。続いて、その外部アプリ231に対応する認証情報の取得要求をその外部アプリ231の識別情報と共に認証処理部127へ送る(S412)。
認証処理部127は、アプリ選択部122から認証情報の取得要求を外部アプリ231の識別情報と共に受け取ると、その識別情報と関連付けて記憶してある認証情報をアプリ選択部122へ送る。
アプリ選択部122は、認証処理部127から認証情報を受け取ると、先に受け取った動作指示にその認証情報を付加して通信処理部121により送信させる(S414,S415)。
アプリ選択部122は、認証処理部127から認証情報を受け取ると、先に受け取った動作指示にその認証情報を付加して通信処理部121により送信させる(S414,S415)。
外部アプリ231は、いずれかのMFP10から動作指示を受信すると、その動作指示の正当性を確認するための認証処理を行う。つまり、アプリ認証部244が、その動作指示に付加されている認証情報を解析して、その動作指示の送信元のMFP10に予め送った認証情報と一致するか否かを判断する。そして、認証が成功した場合、つまり受信した動作指示に付加されている認証情報とその動作指示の送信元のMFP10に予め送った認証情報とが一致した場合に、その動作指示の内容を処理し(S416)、対応する動作の実行要求(コマンド)を受信した動作指示に対する応答(動作指示応答)として対応するMFP10(動作指示を送信したMFP10)へ送信する(S417)。
MFP10のアプリ選択部122は、外部アプリ231からの動作指示応答(実行要求)を通信処理部121によって受信すると、その動作指示応答を制御部124へ送る(S418,S419)。
制御部124は、アプリ選択部122から動作指示応答を受け取ると、その動作指示応答(実行要求)によって要求された動作(コマンド処理)を実行する。
制御部124は、アプリ選択部122から動作指示応答を受け取ると、その動作指示応答(実行要求)によって要求された動作(コマンド処理)を実行する。
一方、外部アプリ231は、認証が失敗した場合、つまり受信した動作指示に付加されている認証情報とその動作指示の送信元のMFP10に予め送った認証情報とが一致しなかった場合には、その動作指示の内容の処理を拒否し(S416′)、動作不可の応答(動作不可応答)を対応するMFP10(動作指示を送信したMFP10)へ送信する(S417′)。
MFP10のアプリ選択部122は、外部アプリ231からの動作不可応答を通信処理部121によって受信すると、その動作不可応答を制御部124へ送る(S418′,S419′)。
MFP10のアプリ選択部122は、外部アプリ231からの動作不可応答を通信処理部121によって受信すると、その動作不可応答を制御部124へ送る(S418′,S419′)。
なお、上述の処理では、MFP10が自己の電源ON(電源投入)時に各外部アプリへMFP起動通知を送信するようにしているが、その通知を他のタイミング(例えば操作部107上のキー操作による指示)で行ってもよい。あるいは、MFP10の電源がON状態で外部アプリが起動した際に、その外部アプリがMFP10を特定し、そのMFP10へ自己のアプリの利用可能通知を送信することもできる。
また、MFP10および外部アプリによる上述した認証処理は、図31および図32によって説明したMFP10と外部アプリ231,232との間の通信時以外の通信時にも勿論行うことができる。
この第3実施例では、第1実施例と同様の効果を得ることができる。また、MFP10と外部アプリとが互いに通信する際に認証処理を行うため、セキュリティの向上につながる。
また、MFP10および外部アプリによる上述した認証処理は、図31および図32によって説明したMFP10と外部アプリ231,232との間の通信時以外の通信時にも勿論行うことができる。
この第3実施例では、第1実施例と同様の効果を得ることができる。また、MFP10と外部アプリとが互いに通信する際に認証処理を行うため、セキュリティの向上につながる。
以上、この発明を通信機能を有するMFP(デジタル複合機)およびそれと外部装置(外部サーバやアプリ管理サーバ)とを通信可能に接続する画像形成システム(電子装置システム)に適用した実施例について説明したが、この発明はそれらに限られるものではなく、通信機能を有するスキャナ装置等の画像読取装置やデジタル複写機,プリンタ,ファクシミリ装置等の他の画像形成装置などの他の画像処理装置およびそれと外部装置とを通信可能に接続する画像処理システム、あるいは通信機能を有するネットワーク家電機器,自動販売機,医療機器,電源装置,空調システム,ガス・水道・電気等の計量システム,AV機器,遊戯機器などの他の電子装置、およびそれらと外部サーバとを通信可能に接続する電子装置システムにも適用可能である。
また、この発明によるプログラムは、画像処理装置等の電子装置のコンピュータ(CPU)に、この発明によるアプリケーション登録手段,アプリケーション選択手段,制御手段としての機能を実現させるためのプログラムであり、このようなプログラムをコンピュータに実行させることにより、上述したような効果を得ることができる。
このようなプログラムは、はじめからコンピュータに備えるROMあるいはHDD等の記憶手段に格納しておいてもよいが、記録媒体であるCD−ROMあるいはフレキシブルディスク,SRAM,EEPROM,メモリカード等の不揮発性記録媒体(メモリ)に記録して提供することもできる。そのメモリに記録されたプログラムをコンピュータにインストールしてCPUに実行させるか、CPUにそのメモリからこのプログラムを読み出して実行させることにより、上述した各手順を実行させることができる。
さらに、ネットワークに接続され、プログラムを記録した記録媒体を備える外部機器あるいはプログラムを記憶手段に記憶した外部機器からダウンロードして実行させることも可能である。
さらに、ネットワークに接続され、プログラムを記録した記録媒体を備える外部機器あるいはプログラムを記憶手段に記憶した外部機器からダウンロードして実行させることも可能である。
この発明は、画像処理装置(スキャナ装置等の画像読取装置やデジタル複写機,プリンタ,ファクシミリ装置,デジタル複合機等の画像形成装置など)等の電子装置や、その電子装置のコンピュータ、その電子装置と通信回線を介して接続する外部装置とを備えた電子装置システムに適用可能である。
1:ネットワーク 10:MFP 11:コントローラ 20:外部サーバ
30:アプリ管理サーバ 101,201:CPU 102,202:ASIC
103,203:SDRAM 104,204:ROM
105,205:NVRAM 106,206:HDD 107,207:操作部
109,209:USB・I/F 110,210:IEEE1394・I/F
111,211:MAC・I/F 131,132:内部アプリ
121:通信処理部 122:アプリ選択部 123,302:アプリ情報記憶部
124:制御部 125:アプリ応答時間計測部 127:認証処理部
131,132:内部アプリ 231,232:外部アプリ
241:アプリ通信処理部 242:アプリ制御部 243:装置情報記憶部
244:アプリ認証部
30:アプリ管理サーバ 101,201:CPU 102,202:ASIC
103,203:SDRAM 104,204:ROM
105,205:NVRAM 106,206:HDD 107,207:操作部
109,209:USB・I/F 110,210:IEEE1394・I/F
111,211:MAC・I/F 131,132:内部アプリ
121:通信処理部 122:アプリ選択部 123,302:アプリ情報記憶部
124:制御部 125:アプリ応答時間計測部 127:認証処理部
131,132:内部アプリ 231,232:外部アプリ
241:アプリ通信処理部 242:アプリ制御部 243:装置情報記憶部
244:アプリ認証部
請求項1の発明による電子装置は、外部装置に対してアプリケーションを実行させる電子装置であって、上記外部装置に搭載されているアプリケーションのうち、利用可能なアプリケーションと、該アプリケーションが搭載されている外部装置と通信を行うために必要な管理情報とを関連付けて登録するアプリケーション登録手段と、起動時に、上記アプリケーション登録手段によって登録されたアプリケーションが搭載されている外部装置に対して起動通知を送信する送信手段と、アプリケーション選択画面表示要求を受け付けた時に、上記送信手段が送信した起動通知の応答として利用可能通知を受信したアプリケーションについて、表示部に選択可能に表示するアプリケーション表示手段と、そのアプリケーション表示手段によって上記表示部に選択可能に表示されたアプリケーションの中から実行させるアプリケーションの選択を受け付けるアプリケーション選択受付手段と、そのアプリケーション選択受付手段によって選択を受け付けたアプリケーションを、そのアプリケーションと関連付けて登録された上記管理情報に基づいて、上記選択を受け付けたアプリケーションが搭載されている外部装置と通信を行って実行させる制御手段とを設けたものである。
請求項2の発明による電子装置は、請求項1の電子装置において、上記アプリケーション選択受付手段が、操作部上の操作に従って上記実行させるアプリケーションの選択を受け付ける手段を有するものである。
請求項3の発明による電子装置は、請求項1の電子装置において、上記アプリケーション選択受付手段が、所定の条件に基づいて上記実行させるアプリケーションの選択を受け付ける手段を有するものである。
請求項4の発明による電子装置は、請求項3の電子装置において、上記アプリケーション選択受付手段が、最も応答パフォーマンスが優れているアプリケーションを上記実行させるアプリケーションとして選択を受け付けるものである。
請求項3の発明による電子装置は、請求項1の電子装置において、上記アプリケーション選択受付手段が、所定の条件に基づいて上記実行させるアプリケーションの選択を受け付ける手段を有するものである。
請求項4の発明による電子装置は、請求項3の電子装置において、上記アプリケーション選択受付手段が、最も応答パフォーマンスが優れているアプリケーションを上記実行させるアプリケーションとして選択を受け付けるものである。
請求項5の発明による電子装置は、請求項3の電子装置において、上記アプリケーション選択受付手段が、最も高機能のアプリケーションを上記実行させるアプリケーションとして選択を受け付けるものである。
請求項6の発明による電子装置は、請求項1〜5のいずれかの電子装置において、上記アプリケーション登録手段を、上記外部装置のいずれかからアプリケーション利用可能通知を受けた場合に、該外部装置内のアプリケーションを、該通知に付加されている特定の認証情報と共に当該電子装置で利用可能なアプリケーションとして登録する手段とし、上記制御手段が、動作指示を、上記アプリケーション選択受付手段によって選択を受け付けたアプリケーションが搭載されている外部装置へ対応する認証情報と共に送信する手段を有し、該手段によって送信された動作指示に対する応答として動作の実行要求を受信した場合に、該実行要求に従って動作を実行するものである。
請求項7の発明による電子装置システムは、請求項1〜5のいずれかの電子装置と外部装置とを通信回線を介して通信可能に接続する電子装置システムにおいて、上記外部装置に、アプリケーション記憶手段と、上記電子装置から動作指示を受信した場合に、上記アプリケーション記憶手段に記憶されているアプリケーションによって該動作指示の内容を処理し、対応する動作の実行要求を上記動作指示に対する応答として上記電子装置へ送信する制御手段とを設け、上記電子装置の制御手段が、動作指示を、上記アプリケーション選択受付手段によって選択を受け付けたアプリケーションが搭載されている外部装置へ送信する手段を有し、該手段によって送信された動作指示に対する応答として動作の実行要求を受信した場合に、該実行要求に従って動作を実行するものである。
請求項8の発明による電子装置システムは、請求項1〜5のいずれかの電子装置と外部装置とを通信回線を介して通信可能に接続する電子装置システムにおいて、上記外部装置に、アプリケーション記憶手段と、上記電子装置から動作指示を受信した場合に、該動作指示の正当性を確認するための認証処理を行う認証手段と、該手段による認証が成功した場合に、上記アプリケーション記憶手段に記憶されているアプリケーションによって該動作指示の内容を処理し、対応する動作の実行要求を上記動作指示に対する応答として上記電子装置へ送信する制御手段とを設け、
上記電子装置のアプリケーション登録手段を、上記外部装置のいずれかからアプリケーション利用可能通知を受けた場合に、該外部装置内のアプリケーションを、該通知に付加されている特定の認証情報と共に当該電子装置で利用可能なアプリケーションとして登録する手段とし、上記電子装置の制御手段が、動作指示を上記アプリケーション選択受付手段によって選択を受け付けたアプリケーションが搭載されている外部装置へ対応する認証情報と共に送信する手段を有し、該手段によって送信された動作指示に対する応答として動作の実行要求を受信した場合に、該実行要求に従って動作を実行するものである。
上記電子装置のアプリケーション登録手段を、上記外部装置のいずれかからアプリケーション利用可能通知を受けた場合に、該外部装置内のアプリケーションを、該通知に付加されている特定の認証情報と共に当該電子装置で利用可能なアプリケーションとして登録する手段とし、上記電子装置の制御手段が、動作指示を上記アプリケーション選択受付手段によって選択を受け付けたアプリケーションが搭載されている外部装置へ対応する認証情報と共に送信する手段を有し、該手段によって送信された動作指示に対する応答として動作の実行要求を受信した場合に、該実行要求に従って動作を実行するものである。
請求項9の発明による制御方法は、外部装置に対してアプリケーションを実行させる電子装置における制御方法であって、上記外部装置に搭載されているアプリケーションのうち、利用可能なアプリケーションと、そのアプリケーションが搭載されている外部装置と通信を行うために必要な管理情報とを関連付けて登録し、起動時に、上記登録されたアプリケーションが搭載されている外部装置に対して起動通知を送信し、アプリケーション選択画面表示要求を受け付けた時に、上記送信した起動通知の応答として利用可能通知を受信したアプリケーションについて、表示部に選択可能に表示し、その表示部に選択可能に表示されたアプリケーションの中から実行させるアプリケーションの選択を受け付け、その選択を受け付けたアプリケーションを、該アプリケーションと関連付けて登録された上記管理情報に基づいて、上記選択を受け付けたアプリケーションが搭載されている外部装置と通信を行って実行させることを特徴とする。
請求項10の発明による制御方法は、請求項9の制御方法において、操作部上の操作に従って上記実行させるアプリケーションの選択を受け付ける。
請求項10の発明による制御方法は、請求項9の制御方法において、操作部上の操作に従って上記実行させるアプリケーションの選択を受け付ける。
請求項11の発明による制御方法は、請求項9の制御方法において、所定の条件に基づいて上記実行させるアプリケーションの選択を受け付ける。
請求項12の発明による制御方法は、請求項11の制御方法において、最も応答パフォーマンスが優れているアプリケーションを上記実行させるアプリケーションとして選択を受け付ける。
請求項13の発明による制御方法は、請求項11の制御方法において、最も高機能のアプリケーションを上記実行させるアプリケーションとして選択を受け付ける。
請求項12の発明による制御方法は、請求項11の制御方法において、最も応答パフォーマンスが優れているアプリケーションを上記実行させるアプリケーションとして選択を受け付ける。
請求項13の発明による制御方法は、請求項11の制御方法において、最も高機能のアプリケーションを上記実行させるアプリケーションとして選択を受け付ける。
請求項14の発明による制御方法は、請求項9〜13のいずれかの制御方法において、上記外部装置のいずれかからアプリケーション利用可能通知を受けた場合に、該外部装置内のアプリケーションを、該通知に付加されている特定の認証情報と共に当該電子装置が利用可能なアプリケーションとして登録し、動作指示を、上記選択を受け付けたアプリケーションが搭載されている外部装置へ対応する認証情報と共に送信し、その動作指示に対する応答として動作の実行要求を受信した場合に、該実行要求に従って動作を実行する。
請求項15の発明によるプログラムは、外部装置に対してアプリケーションを実行させる電子装置のコンピュータに、上記外部装置に搭載されているアプリケーションのうち利用可能なアプリケーションと、該アプリケーションが搭載されている外部装置と通信を行うために必要な管理情報とを関連付けて登録するアプリケーション登録機能と、起動時に、上記アプリケーション登録機能によって登録されたアプリケーションが搭載されている外部装置に対して起動通知を送信する送信機能と、アプリケーション選択画面表示要求を受け付けた時に、上記送信機能が送信した起動通知の応答として利用可能通知を受信したアプリケーションについて、表示部に選択可能に表示するアプリケーション表示機能と、該アプリケーション表示機能によって上記表示部に選択可能に表示されたアプリケーションの中から実行させるアプリケーションの選択を受け付けるアプリケーション選択受付機能と、そのアプリケーション選択受付機能によって選択を受け付けたアプリケーションを、該アプリケーションと関連付けて登録された上記管理情報に基づいて、上記選択を受け付けたアプリケーションが搭載されている外部装置と通信を行って実行させる制御機能とを実現させるためのプログラムである。
請求項16の発明によるプログラムは、請求項15のプログラムにおいて、上記アプリケーション選択受付機能が、操作部上の操作に従って上記実行させるアプリケーションの選択を受け付ける機能を有する。
請求項17の発明によるプログラムは、請求項15のプログラムにおいて、上記アプリケーション選択受付機能が、所定の条件に基づいて上記実行させるアプリケーションの選択を受け付ける機能を有する。
請求項18の発明によるプログラムは、請求項17のプログラムにおいて、上記アプリケーション選択受付機能が、最も応答パフォーマンスが優れているアプリケーションを上記実行させるアプリケーションとして選択を受け付ける。
請求項17の発明によるプログラムは、請求項15のプログラムにおいて、上記アプリケーション選択受付機能が、所定の条件に基づいて上記実行させるアプリケーションの選択を受け付ける機能を有する。
請求項18の発明によるプログラムは、請求項17のプログラムにおいて、上記アプリケーション選択受付機能が、最も応答パフォーマンスが優れているアプリケーションを上記実行させるアプリケーションとして選択を受け付ける。
請求項19の発明によるプログラムは、請求項17のプログラムにおいて、上記アプリケーション選択受付機能が、最も高機能のアプリケーションを上記実行させるアプリケーションとして選択を受け付ける。
請求項20の発明によるプログラムは、請求項15〜19のいずれかのプログラムにおいて、上記アプリケーション登録機能が、上記外部装置のいずれかからアプリケーション利用可能通知を受けた場合に、該外部装置内のアプリケーションを、該通知に付加されている特定の認証情報と共に当該電子装置が利用可能なアプリケーションとして登録する機能を有し、上記制御機能が、動作指示を、上記アプリケーション選択受付機能によって選択を受け付けたアプリケーションが搭載されている外部装置へ対応する認証情報と共に送信する機能を有し、該機能によって送信された動作指示に対する応答として動作の実行要求を受信した場合に、該実行要求に従って動作を実行する。
請求項21の発明による記録媒体は、請求項15〜20のいずれかのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
請求項20の発明によるプログラムは、請求項15〜19のいずれかのプログラムにおいて、上記アプリケーション登録機能が、上記外部装置のいずれかからアプリケーション利用可能通知を受けた場合に、該外部装置内のアプリケーションを、該通知に付加されている特定の認証情報と共に当該電子装置が利用可能なアプリケーションとして登録する機能を有し、上記制御機能が、動作指示を、上記アプリケーション選択受付機能によって選択を受け付けたアプリケーションが搭載されている外部装置へ対応する認証情報と共に送信する機能を有し、該機能によって送信された動作指示に対する応答として動作の実行要求を受信した場合に、該実行要求に従って動作を実行する。
請求項21の発明による記録媒体は、請求項15〜20のいずれかのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
通信処理部121は、ネットワーク1上の複数台の外部サーバ20(20a,20b,・・・)にそれぞれ搭載されているアプリ(以下「外部アプリ」という)231,232と通信を行ったり、直接接続された外部装置と通信を行う通信手段である。なお、外部アプリ231,232を直接接続し、それらと通信を行うこともできる。
図6及び以降の各図中及び表1、表2等においては、外部アプリ231を「アプリ1」、外部アプリ232を「アプリ2」と表記しており、その他の外部アプリを「アプリ3」、「アプリ4」等と表記している。
アプリ選択部122は、外部アプリ231,232を含む複数の外部アプリからそれぞれ送られてくるコマンド(動作の実行要求)等のデータを受け取り、それらのデータを制御部124に送る(引き渡す)。また、制御部124から動作指示等のデータを受け取ると、それを外部アプリ231,232を含む複数の外部アプリへ振り分けて送る。つまり、どのアプリに送るか送付先を判断し、その送付先へ受け取ったデータを送る。よって、このアプリ選択部122が、アプリケーション登録手段およびアプリケーション選択受付手段としての機能を果たす。なお、ROM204もしくはHDD206にもアプリ(内部アプリ)が記憶されている場合には、そのアプリに対しても外部アプリに対する処理と同様の処理を行うことができる。
図6及び以降の各図中及び表1、表2等においては、外部アプリ231を「アプリ1」、外部アプリ232を「アプリ2」と表記しており、その他の外部アプリを「アプリ3」、「アプリ4」等と表記している。
アプリ選択部122は、外部アプリ231,232を含む複数の外部アプリからそれぞれ送られてくるコマンド(動作の実行要求)等のデータを受け取り、それらのデータを制御部124に送る(引き渡す)。また、制御部124から動作指示等のデータを受け取ると、それを外部アプリ231,232を含む複数の外部アプリへ振り分けて送る。つまり、どのアプリに送るか送付先を判断し、その送付先へ受け取ったデータを送る。よって、このアプリ選択部122が、アプリケーション登録手段およびアプリケーション選択受付手段としての機能を果たす。なお、ROM204もしくはHDD206にもアプリ(内部アプリ)が記憶されている場合には、そのアプリに対しても外部アプリに対する処理と同様の処理を行うことができる。
アプリ情報記憶部123は、利用可能な外部アプリの存在場所(IPアドレス)、つまりその外部アプリが搭載されている外部サーバ20の設置場所や、利用可能な外部アプリの種類など、外部アプリを管理するための各種情報(管理情報)をアプリ管理テーブルとして記憶する。それによって、MFP10で利用可能なアプリを登録できる。このアプリ情報記憶部123は、図2のSDRAM103,NVRAM105,又はHDD106上に存在し、情報が変わるたびに変更(更新)される。よって、このアプリ情報記憶部123が、アプリケーション登録手段としての機能を果たす。なお、ROM204もしくはHDD206にもアプリ(内部アプリ)が記憶されている場合には、そのアプリも外部アプリと同様に登録することができる。
MFP10のアプリ選択部122は、起動(電源ON)時に、予め登録されている外部アプリ231,232(図6のアプリ情報記憶部123のアプリ管理テーブルに記憶されている情報によって示されたもの)に対して起動通知(MFP起動通知)を発行する。つまり、通信処理部121により、MFP起動通知を外部アプリ231(1),232(2)へ順次送信させる(S101〜S104)。外部アプリ231,232に対するMFP起動通知にはそれぞれ、その外部アプリ231,232を識別するアプリ識別番号を付加するが、それはアプリ搭載場所の情報と共に図6のアプリ情報記憶部123から取得する。これが、起動通知を送信する送信手段に相当する。
ここで、図6のアプリ情報記憶部123に記憶されているアプリ管理テーブルについて、表1を参照して説明する。表1の例では、外部アプリが4つ登録されている。
ここで、図6のアプリ情報記憶部123に記憶されているアプリ管理テーブルについて、表1を参照して説明する。表1の例では、外部アプリが4つ登録されている。
制御部124は、アプリ選択部122から利用可能アプリ種類情報取得結果応答を受け取ると、その内容に基づいて、例えば図14に示すようなアプリ選択画面を操作部107上に表示する(S155)。これが、アプリケーション表示手段に相当する。
ここで、そのアプリ選択画面について、簡単に説明しておく。
アプリ選択画面には、ユーザが選択することが可能なレベルのアプリの特徴を示す情報を表示する。この例では、アプリの種類とバージョン情報を示しているが、MFP10に備えている機能の種類を具体的に示すなど、よりユーザが選択しやすい画面を操作部107上に表示してもよい(ユーザが選択できる内容が表示されていることが重要)。
MFP10で利用不可能なアプリの情報は、最初から選択の候補から除外する。
ここで、そのアプリ選択画面について、簡単に説明しておく。
アプリ選択画面には、ユーザが選択することが可能なレベルのアプリの特徴を示す情報を表示する。この例では、アプリの種類とバージョン情報を示しているが、MFP10に備えている機能の種類を具体的に示すなど、よりユーザが選択しやすい画面を操作部107上に表示してもよい(ユーザが選択できる内容が表示されていることが重要)。
MFP10で利用不可能なアプリの情報は、最初から選択の候補から除外する。
図13の説明に戻る。
その後、ユーザによるアプリ選択画面上のキー操作によって利用するアプリ(ここでは外部アプリ231(1),232(2)とする)の種類が選択されることにより、それらのアプリの利用指示をアプリ選択部122へ送る(S156,S157)。
アプリ選択部122は、外部アプリ231(1),232(2)の利用指示を受け取ると、外部アプリ231,232を利用可能なアプリとして決定し、再登録する。
これが、アプリケーション選択受付手段に相当する。
その後、ユーザによるアプリ選択画面上のキー操作によって利用するアプリ(ここでは外部アプリ231(1),232(2)とする)の種類が選択されることにより、それらのアプリの利用指示をアプリ選択部122へ送る(S156,S157)。
アプリ選択部122は、外部アプリ231(1),232(2)の利用指示を受け取ると、外部アプリ231,232を利用可能なアプリとして決定し、再登録する。
これが、アプリケーション選択受付手段に相当する。
また、この発明によるプログラムは、画像処理装置等の電子装置のコンピュータ(CPU)に、この発明によるアプリケーション登録手段,アプリケーション表示手段,アプリケーション選択受付手段,制御手段としての機能を実現させるためのプログラムであり、このようなプログラムをコンピュータに実行させることにより、上述したような効果を得ることができる。
Claims (39)
- アプリケーションを利用して動作を実行する電子装置であって、
通信可能な複数の外部装置内のアプリケーションを選択的に利用可能なアプリケーションとして登録するアプリケーション登録手段と、
該手段によって登録された複数のアプリケーションの中から利用するアプリケーションを選択するアプリケーション選択手段と、
該手段によって選択したアプリケーションを搭載している外部装置と通信することにより、該外部装置内のアプリケーションを利用して動作を実行する制御手段と
を設けたことを特徴とする電子装置。 - 請求項1記載の電子装置において、
前記アプリケーション登録手段は、操作部上の操作に従って利用可能なアプリケーションを決定するアプリケーション決定手段を有することを特徴とする電子装置。 - 請求項1記載の電子装置において、
前記アプリケーション登録手段は、所定の条件に基づいて利用可能なアプリケーションを決定するアプリケーション決定手段を有することを特徴とする電子装置。 - 請求項3記載の電子装置において、
前記アプリケーション決定手段は、最も応答パフォーマンスが優れているアプリケーションを利用可能なアプリケーションとして決定することを特徴とする電子装置。 - 請求項3記載の電子装置において、
前記アプリケーション決定手段は、最も高機能のアプリケーションを利用可能なアプリケーションとして決定することを特徴とする電子装置。 - 請求項3記載の電子装置において、
前記アプリケーション決定手段は、最も低機能のアプリケーションを利用可能なアプリケーションとして決定することを特徴とする電子装置。 - 請求項3記載の電子装置において、
前記アプリケーション決定手段は、前記複数のアプリケーションの利用頻度に応じて利用可能なアプリケーションを決定することを特徴とする電子装置。 - 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の電子装置において、
前記アプリケーション登録手段は、前記各外部装置のいずれかからアプリケーション利用可能通知を受けた場合に、該外部装置内のアプリケーションを該通知に付加されている特定の認証情報と共に利用可能なアプリケーションとして登録する手段であり、
前記制御手段は、動作指示が入力された場合に、該動作指示を前記アプリケーション選択手段によって選択されたアプリケーションが搭載されている外部装置へ対応する認証情報と共に送信する手段を有し、該手段によって送信された動作指示に対する応答として前記動作の実行要求を受信した場合に、該実行要求に従って動作を実行することを特徴とする電子装置。 - 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の電子装置と外部装置とを通信回線を介して通信可能に接続する電子装置システムにおいて、
前記外部装置に、
アプリケーション記憶手段と、前記電子装置から動作指示を受信した場合に、前記アプリケーション記憶手段に記憶されているアプリケーションによって該動作指示の内容を処理し、対応する動作の実行要求を前記動作指示に対する応答として前記電子装置へ送信する制御手段とを設け、
前記電子装置の制御手段は、動作指示が入力された場合に、該動作指示を前記アプリケーション選択手段によって選択されたアプリケーションが搭載されている外部装置へ送信する手段を有し、該手段によって送信された動作指示に対する応答として前記動作の実行要求を受信した場合に、該実行要求に従って動作を実行することを特徴とする電子装置システム。 - 請求項9記載の電子装置システムにおいて、
前記外部装置に、
アプリケーション記憶手段と、前記電子装置から動作指示を受信した場合に、該動作指示の正当性を確認するための認証処理を行う認証手段と、該手段による認証が成功した場合に、前記アプリケーション記憶手段に記憶されているアプリケーションによって該動作指示の内容を処理し、対応する動作の実行要求を前記動作指示に対する応答として前記電子装置へ送信する制御手段とを設け、
前記電子装置のアプリケーション登録手段は、前記各外部装置のいずれかからアプリケーション利用可能通知を受けた場合に、該外部装置内のアプリケーションを該通知に付加されている特定の認証情報と共に利用可能なアプリケーションとして登録する手段であり、
前記電子装置の制御手段は、動作指示が入力された場合に、該動作指示を前記アプリケーション選択手段によって選択されたアプリケーションが搭載されている外部装置へ対応する認証情報と共に送信する手段を有し、該手段によって送信された動作指示に対する応答として前記動作の実行要求を受信した場合に、該実行要求に従って動作を実行することを特徴とする電子装置システム。 - アプリケーションを利用して動作を実行する電子装置と複数の外部装置とを通信回線を介して通信可能に接続する電子装置システムにおいて、
前記複数の外部装置のうち、少なくとも1台の外部装置をアプリケーション搭載用サーバ、他の1台の外部装置をアプリケーション管理用サーバとし、
前記アプリケーション搭載用サーバに、
アプリケーション記憶手段と、前記電子装置から動作指示を受信した場合に、前記アプリケーション記憶手段に記憶されているアプリケーションによって該動作指示の内容を処理し、対応する動作の実行要求を前記動作指示に対する応答として前記電子装置へ送信する制御手段とを設け、
前記アプリケーション管理用サーバに、
前記アプリケーション搭載用サーバ内のアプリケーションとして、複数のアプリケーションを管理するアプリケーション管理手段と、該手段による管理状況に基づいて通信可能な複数の外部装置内のアプリケーションを利用可能なアプリケーションとして登録するアプリケーション登録手段と、該手段によって登録されたアプリケーションの情報を前記電子装置へ送信するアプリケーション情報送信手段とを設け、
前記電子装置に、
前記アプリケーション管理用サーバからの前記情報に基づいて利用可能なアプリケーションを登録するアプリケーション登録手段と、該手段によって登録された複数のアプリケーションの中から利用するアプリケーションを選択するアプリケーション選択手段と、動作指示が入力された場合に、該動作指示を前記アプリケーション選択手段によって選択されたアプリケーションが搭載されている外部装置へ送信し、該動作指示に対する応答として前記動作の実行要求を受信した場合に、該実行要求に従って動作を実行する制御手段とを設けたことを特徴とする電子装置システム。 - 請求項11記載の電子装置システムにおいて、
前記電子装置のアプリケーション登録手段は、操作部上の操作に従って利用可能なアプリケーションを決定するアプリケーション決定手段を有することを特徴とする電子装置システム。 - 請求項11記載の電子装置システムにおいて、
前記電子装置のアプリケーション登録手段は、所定の条件に基づいて利用可能なアプリケーションを決定するアプリケーション決定手段を有することを特徴とする電子装置システム。 - 請求項13記載の電子装置システムにおいて、
前記電子装置のアプリケーション決定手段は、最も応答パフォーマンスが優れているアプリケーションを利用可能なアプリケーションとして決定することを特徴とする電子装置システム。 - 請求項13記載の電子装置システムにおいて、
前記電子装置のアプリケーション決定手段は、最も高機能のアプリケーションを利用可能なアプリケーションとして決定することを特徴とする電子装置システム。 - 請求項13記載の電子装置システムにおいて、
前記電子装置のアプリケーション決定手段は、最も低機能のアプリケーションを利用可能なアプリケーションとして決定することを特徴とする電子装置システム。 - 請求項13記載の電子装置システムにおいて、
前記電子装置のアプリケーション決定手段は、前記複数のアプリケーションの利用頻度に応じて利用可能なアプリケーションを決定することを特徴とする電子装置システム。 - アプリケーションを利用して動作を実行する電子装置と複数の外部装置とを通信回線を介して通信可能に接続する電子装置システムにおいて、
前記複数の外部装置のうち、少なくとも1台の外部装置をアプリケーション搭載用サーバ、他の1台の外部装置をアプリケーション管理用サーバとし、
前記アプリケーション搭載用サーバに、
アプリケーション記憶手段と、前記電子装置から動作指示を受信した場合に、前記アプリケーション記憶手段に記憶されているアプリケーションによって該動作指示の内容を処理し、対応する動作の実行要求を前記動作指示に対する応答として前記電子装置へ送信する制御手段とを設け、
前記アプリケーション管理用サーバに、
前記アプリケーション搭載用サーバ内のアプリケーションとして、複数のアプリケーションを管理するアプリケーション管理手段と、該手段による管理状況に基づいて通信可能な複数の外部装置内のアプリケーションを利用可能なアプリケーションとして登録するアプリケーション登録手段と、該手段によって登録された複数のアプリケーションの中から利用するアプリケーションを選択するアプリケーション選択手段と、該手段によって選択したアプリケーションの情報を前記電子装置へ送信するアプリケーション情報送信手段とを設け、
前記電子装置に、
前記アプリケーション管理用サーバからの前記情報に基づいて利用するアプリケーションを登録するアプリケーション登録手段と、動作指示が入力された場合に、該動作指示を前記アプリケーション登録手段によって登録されたアプリケーションが搭載されている外部装置へ送信し、該動作指示に対する応答として前記動作の実行要求を受信した場合に、該実行要求に従って動作を実行する制御手段とを設けたことを特徴とする電子装置システム。 - 請求項18記載の電子装置システムにおいて、
前記アプリケーション管理用サーバのアプリケーション登録手段は、所定の条件に基づいて利用可能なアプリケーションを決定するアプリケーション決定手段を有することを特徴とする電子装置システム。 - 請求項19記載の電子装置システムにおいて、
前記アプリケーション管理用サーバのアプリケーション決定手段は、最も応答パフォーマンスが優れているアプリケーションを利用可能なアプリケーションとして決定することを特徴とする電子装置システム。 - 請求項19記載の電子装置システムにおいて、
前記アプリケーション管理用サーバのアプリケーション決定手段は、最も高機能のアプリケーションを利用可能なアプリケーションとして決定することを特徴とする電子装置システム。 - 請求項19記載の電子装置システムにおいて、
前記アプリケーション管理用サーバのアプリケーション決定手段は、最も低機能のアプリケーションを利用可能なアプリケーションとして決定することを特徴とする電子装置システム。 - 請求項19記載の電子装置システムにおいて、
前記アプリケーション管理用サーバのアプリケーション決定手段は、前記複数のアプリケーションの利用頻度に応じて利用可能なアプリケーションを決定することを特徴とする電子装置システム。 - 請求項19記載の電子装置システムにおいて、
前記アプリケーション管理用サーバのアプリケーション決定手段は、前記電子装置の搭載メモリに応じて利用可能なアプリケーションを決定することを特徴とする電子装置システム。 - アプリケーションを利用して動作を実行する電子装置における制御方法であって、
通信可能な複数の外部装置内のアプリケーションを利用可能なアプリケーションとして登録し、
該ステップによって登録された複数のアプリケーションの中から利用するアプリケーションを選択し、
その選択したアプリケーションを搭載している外部装置と通信することにより、該外部装置内のアプリケーションを利用して動作を実行する
ことを特徴とする制御方法。 - 請求項25記載の制御方法において、
操作部上の操作に従って利用可能なアプリケーションを決定することを特徴とする制御方法。 - 請求項25記載の制御方法において、
所定の条件に基づいて利用可能なアプリケーションを決定することを特徴とする制御方法。 - 請求項27記載の制御方法において、
最も応答パフォーマンスが優れているアプリケーションを利用可能なアプリケーションとして決定することを特徴とする制御方法。 - 請求項27記載の制御方法において、
最も高機能のアプリケーションを利用可能なアプリケーションとして決定することを特徴とする制御方法。 - 請求項27記載の制御方法において、
最も低機能のアプリケーションを利用可能なアプリケーションとして決定することを特徴とする制御方法。 - 請求項25乃至30のいずれか一項に記載の制御方法において、
前記各外部装置のいずれかからアプリケーション利用可能通知を受けた場合に、該外部装置内のアプリケーションを該通知に付加されている特定の認証情報と共に利用可能なアプリケーションとして登録し、
動作指示が入力された場合に、該動作指示を選択されたアプリケーションが搭載されている外部装置へ対応する認証情報と共に送信し、
その動作指示に対する応答として前記動作の実行要求を受信した場合に、該実行要求に従って動作を実行する
ことを特徴とする制御方法。 - アプリケーションを利用して動作を実行する電子装置のコンピュータに、
通信可能な複数の外部装置内のアプリケーションを利用可能なアプリケーションとして登録するアプリケーション登録機能と、
該機能によって登録された複数のアプリケーションの中から利用するアプリケーションを選択するアプリケーション選択機能と、
該機能によって選択したアプリケーションを搭載している外部装置と通信することにより、該外部装置内のアプリケーションを利用して動作を実行する制御機能と
を実現させるためのプログラム。 - 請求項32記載のプログラムにおいて、
前記アプリケーション登録機能は、操作部上の操作に従って利用可能なアプリケーションを決定するアプリケーション決定機能を有することを特徴とするプログラム。 - 請求項32記載のプログラムにおいて、
前記アプリケーション登録機能は、所定の条件に基づいて利用可能なアプリケーションを決定するアプリケーション決定機能を有することを特徴とするプログラム。 - 請求項34記載のプログラムにおいて、
前記アプリケーション決定機能は、最も応答パフォーマンスが優れているアプリケーションを利用可能なアプリケーションとして決定することを特徴とするプログラム。 - 請求項34記載のプログラムにおいて、
前記アプリケーション決定機能は、最も高機能のアプリケーションを利用可能なアプリケーションとして決定することを特徴とするプログラム。 - 請求項34記載のプログラムにおいて、
前記アプリケーション決定機能は、最も低機能のアプリケーションを利用可能なアプリケーションとして決定することを特徴とするプログラム。 - 請求項32乃至37のいずれか一項に記載のプログラムにおいて、
前記アプリケーション登録機能は、前記各外部装置のいずれかからアプリケーション利用可能通知を受けた場合に、該外部装置内のアプリケーションを該通知に付加されている特定の認証情報と共に利用可能なアプリケーションとして登録する機能であり、
前記制御機能は、動作指示が入力された場合に、該動作指示を前記アプリケーション選択機能によって選択されたアプリケーションが搭載されている外部装置へ対応する認証情報と共に送信する機能を有し、該機能によって送信された動作指示に対する応答として前記動作の実行要求を受信した場合に、該実行要求に従って動作を実行することを特徴とするプログラム。 - 請求項32乃至38のいずれか一項に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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