JPH08241281A - ライセンス管理システム - Google Patents
ライセンス管理システムInfo
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- JPH08241281A JPH08241281A JP7042948A JP4294895A JPH08241281A JP H08241281 A JPH08241281 A JP H08241281A JP 7042948 A JP7042948 A JP 7042948A JP 4294895 A JP4294895 A JP 4294895A JP H08241281 A JPH08241281 A JP H08241281A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 プログラムの不正利用を防止する。
【構成】 サーバ１１は、プログラムのダウンロード要
求に対する処理を行う実行管理部１１１、クライアント
１２に対するプログラムの利用許可情報の検証を行う利
用許可情報検証部１１２、クライアント１２からの利用
許可情報の発行の要求を処理する利用許可情報管理部１
１４、クライアント１２に対応した利用許可情報を生成
する利用許可情報生成部１１５および利用許可情報を保
持する利用許可情報表１１３とを備えている。クライア
ント１２は、サ−バ１１に対してプログラムのダウンロ
ードを要求する実行要求部１２１、サーバ１２に対して
利用許可情報の発行を要求する利用許可要求部１２３、
サーバ１１の各プログラムに対する利用許可情報を保持
する利用許可情報表１２４および利用許可情報表１２４
の管理を行う利用許可情報管理部１２２とを備えてい
る。
求に対する処理を行う実行管理部１１１、クライアント
１２に対するプログラムの利用許可情報の検証を行う利
用許可情報検証部１１２、クライアント１２からの利用
許可情報の発行の要求を処理する利用許可情報管理部１
１４、クライアント１２に対応した利用許可情報を生成
する利用許可情報生成部１１５および利用許可情報を保
持する利用許可情報表１１３とを備えている。クライア
ント１２は、サ−バ１１に対してプログラムのダウンロ
ードを要求する実行要求部１２１、サーバ１２に対して
利用許可情報の発行を要求する利用許可要求部１２３、
サーバ１１の各プログラムに対する利用許可情報を保持
する利用許可情報表１２４および利用許可情報表１２４
の管理を行う利用許可情報管理部１２２とを備えてい
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明はライセンス管理方式に
関し、特にサーバコンピュータに格納されたプログラム
を、クライアントコンピュータにダウンロードして実行
する場合のライセンス管理システムに関する。
関し、特にサーバコンピュータに格納されたプログラム
を、クライアントコンピュータにダウンロードして実行
する場合のライセンス管理システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】最近、大容量の記憶装置にデータベース
やプログラムを蓄積し、１つのサーバコンピュータにそ
の記憶装置を集中管理させ、複数のクライアントコンピ
ュータがそのデータベースやプログラムを共通の資源と
して効率的に利用するコンピュータシステムについて、
多くの発明や提案が行われている。このような発明の一
例が特開昭５ー１２２２６号公報に記載されている。
やプログラムを蓄積し、１つのサーバコンピュータにそ
の記憶装置を集中管理させ、複数のクライアントコンピ
ュータがそのデータベースやプログラムを共通の資源と
して効率的に利用するコンピュータシステムについて、
多くの発明や提案が行われている。このような発明の一
例が特開昭５ー１２２２６号公報に記載されている。
【０００３】このコンピュータシステムの特徴は、サー
バプログラム１個によって処理すべきクライアントコン
ピュータからの要求の数が定義された記憶手段と、クラ
イアントコンピュータから発行される要求の数と記憶手
段に定義された要求数とに基づいて、起動するサーバプ
ログラムの数を制御するサーバ制御手段とを具備してい
る点にある。このように、クライアントコンピュータか
ら発行される要求の数と記憶手段に定義された要求数と
に基づいて起動するサーバプログラムの数を制御するこ
とによって、クライアントコンピュータからの要求数に
応じて動的にサーバプログラムの数を変更することがで
き、それによって、サーバプログラム数の最適化が図
れ、サーバコンピュータ内の資源を有効に利用すること
ができる。
バプログラム１個によって処理すべきクライアントコン
ピュータからの要求の数が定義された記憶手段と、クラ
イアントコンピュータから発行される要求の数と記憶手
段に定義された要求数とに基づいて、起動するサーバプ
ログラムの数を制御するサーバ制御手段とを具備してい
る点にある。このように、クライアントコンピュータか
ら発行される要求の数と記憶手段に定義された要求数と
に基づいて起動するサーバプログラムの数を制御するこ
とによって、クライアントコンピュータからの要求数に
応じて動的にサーバプログラムの数を変更することがで
き、それによって、サーバプログラム数の最適化が図
れ、サーバコンピュータ内の資源を有効に利用すること
ができる。
【０００４】このような従来のコンピュータシステムに
おいて、サーバコンピュータに登録されているプログラ
ムを複数のクライアントコンピュータが利用するとき、
その利用許可（ライセンス）の管理は、あらかじめクラ
イアントコンピュータ側にプログラム利用の鍵となるハ
ードウェアやデータを設定し、プログラムのダウンロー
ド要求時にその有無を確認することによってプログラム
の利用を制御するという方式がとられていた
おいて、サーバコンピュータに登録されているプログラ
ムを複数のクライアントコンピュータが利用するとき、
その利用許可（ライセンス）の管理は、あらかじめクラ
イアントコンピュータ側にプログラム利用の鍵となるハ
ードウェアやデータを設定し、プログラムのダウンロー
ド要求時にその有無を確認することによってプログラム
の利用を制御するという方式がとられていた
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】この従来のライセンス
管理方式では、クライアント側でプログラムの実行を制
御していたため、鍵となるハードウェアやデータを複製
することにより、不正使用が可能となるという問題があ
る。
管理方式では、クライアント側でプログラムの実行を制
御していたため、鍵となるハードウェアやデータを複製
することにより、不正使用が可能となるという問題があ
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明のライセンス管理
システムは、サーバコンピュータに格納されていてライ
センスによって利用することができる、クライアントコ
ンピュータ数が制限されたプログラムを、前記サーバコ
ンピュータにネットワークで接続されているクライアン
トコンピュータへダウンロードして該クライアントコン
ピュータがそのプログラムを実行するコンピュータシス
テムである。
システムは、サーバコンピュータに格納されていてライ
センスによって利用することができる、クライアントコ
ンピュータ数が制限されたプログラムを、前記サーバコ
ンピュータにネットワークで接続されているクライアン
トコンピュータへダウンロードして該クライアントコン
ピュータがそのプログラムを実行するコンピュータシス
テムである。
【０００７】このシステムのクライアントコンピュータ
は、プログラムに対する当該クライアントコンピュータ
の利用許可情報を格納しているクライアント側利用許可
情報表と、前記クライアント側利用許可情報表を管理す
るクライアント側利用許可情報管理手段と、前記サーバ
コンピュータに対してプログラムのダウンロードを要求
する場合において、クライアント側利用許可情報管理手
段を介してクライアント側利用許可情報表を参照し、当
該クライアントコンピュータが当該プログラムに対する
利用許可情報を有するか否かを判断し、当該クライアン
トコンピュータが当該プログラムに対する利用許可情報
を有する場合には、提示のために、当該利用許可情報を
サーバコンピュータに送出する実行要求手段とを具備し
ている。
は、プログラムに対する当該クライアントコンピュータ
の利用許可情報を格納しているクライアント側利用許可
情報表と、前記クライアント側利用許可情報表を管理す
るクライアント側利用許可情報管理手段と、前記サーバ
コンピュータに対してプログラムのダウンロードを要求
する場合において、クライアント側利用許可情報管理手
段を介してクライアント側利用許可情報表を参照し、当
該クライアントコンピュータが当該プログラムに対する
利用許可情報を有するか否かを判断し、当該クライアン
トコンピュータが当該プログラムに対する利用許可情報
を有する場合には、提示のために、当該利用許可情報を
サーバコンピュータに送出する実行要求手段とを具備し
ている。
【０００８】サーバコンピュータは、各クライアントコ
ンピュータに対する各プログラムの利用許可情報が格納
されているサーバ側利用許可情報表と、実行要求手段か
ら提示された利用許可情報とサーバ側利用許可情報表に
格納されている利用許可情報とを比較し、前記クライア
ントコンピュータ側から提示された利用許可情報が、サ
ーバ側利用許可情報表に格納されている利用許可情報に
該当するか否かの検証を行う利用許可情報検証手段と、
前記クライアントコンピュータからのプログラムのダウ
ンロード要求に対応して該ダウンロードの実行を管理す
る実行管理手段とを具備している。
ンピュータに対する各プログラムの利用許可情報が格納
されているサーバ側利用許可情報表と、実行要求手段か
ら提示された利用許可情報とサーバ側利用許可情報表に
格納されている利用許可情報とを比較し、前記クライア
ントコンピュータ側から提示された利用許可情報が、サ
ーバ側利用許可情報表に格納されている利用許可情報に
該当するか否かの検証を行う利用許可情報検証手段と、
前記クライアントコンピュータからのプログラムのダウ
ンロード要求に対応して該ダウンロードの実行を管理す
る実行管理手段とを具備している。
【０００９】実行管理手段は、実行要求手段から送出さ
れた利用許可情報を受信すると、当該利用許可情報を利
用許可情報検証手段に提示し、当該利用許可情報に該当
する利用許可情報がサーバ側利用許可情報表に格納され
ていることを、利用許可情報検証手段が検証した場合に
は、クライアントコンピュータから要求されたプログラ
ムのダウンロードを許可し、当該利用許可情報に該当す
る利用許可情報がサーバ側利用許可情報表に格納されて
いないことを、利用許可情報検証手段が検証した場合に
は、クライアントコンピュータから要求されたプログラ
ムのダウンロードを拒否する。
れた利用許可情報を受信すると、当該利用許可情報を利
用許可情報検証手段に提示し、当該利用許可情報に該当
する利用許可情報がサーバ側利用許可情報表に格納され
ていることを、利用許可情報検証手段が検証した場合に
は、クライアントコンピュータから要求されたプログラ
ムのダウンロードを許可し、当該利用許可情報に該当す
る利用許可情報がサーバ側利用許可情報表に格納されて
いないことを、利用許可情報検証手段が検証した場合に
は、クライアントコンピュータから要求されたプログラ
ムのダウンロードを拒否する。
【００１０】クライアントコンピュータは、さらに、ダ
ウンロードを要求しようとするプログラムに対する利用
許可情報がクライアント側利用許可情報表に格納されて
いなかった場合において、当該プログラムに対する利用
許可情報の発行を、実行要求手段の制御の下で、前記サ
ーバコンピュータに要求する利用許可要求手段を有し、
サーバコンピュータは、サーバ側利用許可情報表を管
理して前記利用許可情報の発行の要求を処理する利用許
可情報管理手段と、サーバ側利用許可情報管理手段の制
御に従って、利用許可要求手段が要求する利用許可情報
に該当する利用許可情報を生成する利用許可情報生成手
段とを備えることができる。
ウンロードを要求しようとするプログラムに対する利用
許可情報がクライアント側利用許可情報表に格納されて
いなかった場合において、当該プログラムに対する利用
許可情報の発行を、実行要求手段の制御の下で、前記サ
ーバコンピュータに要求する利用許可要求手段を有し、
サーバコンピュータは、サーバ側利用許可情報表を管
理して前記利用許可情報の発行の要求を処理する利用許
可情報管理手段と、サーバ側利用許可情報管理手段の制
御に従って、利用許可要求手段が要求する利用許可情報
に該当する利用許可情報を生成する利用許可情報生成手
段とを備えることができる。
【００１１】その場合には、サーバ側利用許可情報管理
手段は、利用許可要求手段から前記利用許可情報の発行
の要求があったとき、サーバ側利用許可情報表を参照し
て当該利用許可情報の発行が要求されているプログラム
が利用可能状態にあるか、否かを検査し、当該プログラ
ムが利用可能状態にない場合には当該利用許可情報の発
行を拒否し、当該プログラムが利用可能状態にある場合
には、利用許可情報生成手段に対して当該利用許可情報
の生成を指示し、生成された利用許可情報を当該クライ
アントコンピュータに発行する。
手段は、利用許可要求手段から前記利用許可情報の発行
の要求があったとき、サーバ側利用許可情報表を参照し
て当該利用許可情報の発行が要求されているプログラム
が利用可能状態にあるか、否かを検査し、当該プログラ
ムが利用可能状態にない場合には当該利用許可情報の発
行を拒否し、当該プログラムが利用可能状態にある場合
には、利用許可情報生成手段に対して当該利用許可情報
の生成を指示し、生成された利用許可情報を当該クライ
アントコンピュータに発行する。
【００１２】サーバ側利用許可情報管理手段は、当該利
用許可情報の発行が要求されているプログラムが利用可
能状態にあるか、否かを検査するとき、当該利用許可情
報の発行の要求があったプログラムについて利用許可情
報が与えられているクライアントコンピュータ数を検査
し、該クライアントコンピュータ数が所定の上限に達し
ていなければ、当該プログラムが利用可能状態にあると
判定し、利用許可情報生成手段によって生成された利用
許可情報をサーバ側利用許可情報表に登録すると共に、
クライアントコンピュータの利用許可要求手段を介し
て、当該利用許可情報をクライアント側利用許可情報管
理手段に発行し、クライアント側利用許可情報管理手段
は当該利用許可情報をクライアント側利用許可情報表に
登録することができる。
用許可情報の発行が要求されているプログラムが利用可
能状態にあるか、否かを検査するとき、当該利用許可情
報の発行の要求があったプログラムについて利用許可情
報が与えられているクライアントコンピュータ数を検査
し、該クライアントコンピュータ数が所定の上限に達し
ていなければ、当該プログラムが利用可能状態にあると
判定し、利用許可情報生成手段によって生成された利用
許可情報をサーバ側利用許可情報表に登録すると共に、
クライアントコンピュータの利用許可要求手段を介し
て、当該利用許可情報をクライアント側利用許可情報管
理手段に発行し、クライアント側利用許可情報管理手段
は当該利用許可情報をクライアント側利用許可情報表に
登録することができる。
【００１３】
【作用】実行管理手段は、クライアント側利用許可情報
表から読み出された利用許可情報を受信すると、当該利
用許可情報を利用許可情報検証手段に提示し、当該利用
許可情報に該当する利用許可情報がサーバ側利用許可情
報表に格納されていることを利用許可情報検証手段が検
証した場合には、クライアントコンピュータから要求さ
れたプログラムのダウンロードを許可し、当該利用許可
情報に該当する利用許可情報がサーバ側利用許可情報表
に格納されていないことを、利用許可情報検証手段が検
証した場合には、クライアントコンピュータから要求さ
れたプログラムのダウンロードを拒否する。このよう
に、クライアントコンピュータで発行された利用許可情
報をサーバコンピュータ側で照合し、確認するので、利
用許可情報の不正使用を防止することが出来る。
表から読み出された利用許可情報を受信すると、当該利
用許可情報を利用許可情報検証手段に提示し、当該利用
許可情報に該当する利用許可情報がサーバ側利用許可情
報表に格納されていることを利用許可情報検証手段が検
証した場合には、クライアントコンピュータから要求さ
れたプログラムのダウンロードを許可し、当該利用許可
情報に該当する利用許可情報がサーバ側利用許可情報表
に格納されていないことを、利用許可情報検証手段が検
証した場合には、クライアントコンピュータから要求さ
れたプログラムのダウンロードを拒否する。このよう
に、クライアントコンピュータで発行された利用許可情
報をサーバコンピュータ側で照合し、確認するので、利
用許可情報の不正使用を防止することが出来る。
【００１４】さらに、ダウンロードを要求しようとする
プログラムに対する利用許可情報がクライアント側利用
許可情報表に格納されていなかった場合には、サーバ側
利用許可情報管理手段は、サーバ側利用許可情報表を参
照して当該利用許可情報の発行が要求されているプログ
ラムが利用可能状態にあるか、否かを検査し、当該プロ
グラムが利用可能状態にない場合には当該利用許可情報
の発行を拒否し、当該プログラムが利用可能状態にある
場合には、利用許可情報生成手段に対して当該利用許可
情報の生成を指示し、生成された利用許可情報を当該ク
ライアントコンピュータに発行する。このように、新し
い利用許可情報の発行が要求される場合には、サーバコ
ンピュータ側でその利用許可情報を発行するので、クラ
イアントコンピュータ側が新たな利用許可情報を発行し
てそれを不正使用することを防止することができる。
プログラムに対する利用許可情報がクライアント側利用
許可情報表に格納されていなかった場合には、サーバ側
利用許可情報管理手段は、サーバ側利用許可情報表を参
照して当該利用許可情報の発行が要求されているプログ
ラムが利用可能状態にあるか、否かを検査し、当該プロ
グラムが利用可能状態にない場合には当該利用許可情報
の発行を拒否し、当該プログラムが利用可能状態にある
場合には、利用許可情報生成手段に対して当該利用許可
情報の生成を指示し、生成された利用許可情報を当該ク
ライアントコンピュータに発行する。このように、新し
い利用許可情報の発行が要求される場合には、サーバコ
ンピュータ側でその利用許可情報を発行するので、クラ
イアントコンピュータ側が新たな利用許可情報を発行し
てそれを不正使用することを防止することができる。
【００１５】着目しているクライアントコンピュータ
が、新たなプログラムを恒久的に利用しようとする場合
には、当該プログラムについて利用許可情報が与えられ
ているクライアントコンピュータ数が所定の上限に達し
ていないことが必要である。サーバ側利用許可情報管理
手段は、当該クライアントコンピュータに対して新たに
発行された利用許可情報をサーバ側利用許可情報表に登
録すると共に、クライアントコンピュータの利用許可要
求手段、クライアント側利用許可情報管理手段を介し
て、当該利用許可情報をクライアント側利用許可情報表
に登録する。このようにして、新たに発行された利用許
可情報は、サーバコンピュータ側とクライアントコンピ
ュータ側の両方にほぼ同時に登録される。
が、新たなプログラムを恒久的に利用しようとする場合
には、当該プログラムについて利用許可情報が与えられ
ているクライアントコンピュータ数が所定の上限に達し
ていないことが必要である。サーバ側利用許可情報管理
手段は、当該クライアントコンピュータに対して新たに
発行された利用許可情報をサーバ側利用許可情報表に登
録すると共に、クライアントコンピュータの利用許可要
求手段、クライアント側利用許可情報管理手段を介し
て、当該利用許可情報をクライアント側利用許可情報表
に登録する。このようにして、新たに発行された利用許
可情報は、サーバコンピュータ側とクライアントコンピ
ュータ側の両方にほぼ同時に登録される。
【００１６】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。以下の記述において、サーバコンピュータおよびク
ライアントコンピュータをそれぞれサーバ、クライアン
トと記す。図１は本発明のライセンス管理システムシス
テムを構成するコンピュータシステムの一例を示すブロ
ック図である。サーバ１１は、実行管理部１１１、利用
許可情報検証部１１２、利用許可情報管理部１１４、利
用許可情報生成部１１５および利用許可情報表１１３と
備えている。実行管理部１１１はクライアント１２から
のプログラムのダウンロード要求に対する処理を行う。
利用許可情報検証部１１２はクライアント１２に対する
プログラムの利用許可情報の検証を行う。ここで利用許
可情報とは、当該クライアントにプログラムの利用許可
（ライセンス）が付与されていることを示す情報であ
る。利用許可情報表１１３は、各プログラムと、それぞ
れのプログラムについて利用許可情報をもつクライアン
トとの対応を保持する。利用許可情報管理部１１４は、
利用許可情報表１１３を管理し、クライアント１２に現
在は利用許可されていないプログラムに対する利用許可
情報の発行の要求がクライアントからあった場合には、
該要求に応答して当該要求を許可または拒否する（当該
要求を処理する）。利用許可情報生成部１１５はクライ
アント１２に対する新たな利用許可情報を生成する。
る。以下の記述において、サーバコンピュータおよびク
ライアントコンピュータをそれぞれサーバ、クライアン
トと記す。図１は本発明のライセンス管理システムシス
テムを構成するコンピュータシステムの一例を示すブロ
ック図である。サーバ１１は、実行管理部１１１、利用
許可情報検証部１１２、利用許可情報管理部１１４、利
用許可情報生成部１１５および利用許可情報表１１３と
備えている。実行管理部１１１はクライアント１２から
のプログラムのダウンロード要求に対する処理を行う。
利用許可情報検証部１１２はクライアント１２に対する
プログラムの利用許可情報の検証を行う。ここで利用許
可情報とは、当該クライアントにプログラムの利用許可
（ライセンス）が付与されていることを示す情報であ
る。利用許可情報表１１３は、各プログラムと、それぞ
れのプログラムについて利用許可情報をもつクライアン
トとの対応を保持する。利用許可情報管理部１１４は、
利用許可情報表１１３を管理し、クライアント１２に現
在は利用許可されていないプログラムに対する利用許可
情報の発行の要求がクライアントからあった場合には、
該要求に応答して当該要求を許可または拒否する（当該
要求を処理する）。利用許可情報生成部１１５はクライ
アント１２に対する新たな利用許可情報を生成する。
【００１７】クライアント１２は、実行要求部１２１、
利用許可要求部１２３、利用許可情報表１２４および利
用許可情報管理部１２２を備えている。実行要求部１２
１はサーバ１１に対してプログラムのダウンロードを要
求する。利用許可要求部１２３はサーバ１１に対してプ
ログラムの利用許可情報の発行を要求する。利用許可情
報表１２４は、サーバ１１の各プログラムに対する利用
許可情報を保持する。利用許可情報管理部１２２は利用
許可情報表１２４を管理する。
利用許可要求部１２３、利用許可情報表１２４および利
用許可情報管理部１２２を備えている。実行要求部１２
１はサーバ１１に対してプログラムのダウンロードを要
求する。利用許可要求部１２３はサーバ１１に対してプ
ログラムの利用許可情報の発行を要求する。利用許可情
報表１２４は、サーバ１１の各プログラムに対する利用
許可情報を保持する。利用許可情報管理部１２２は利用
許可情報表１２４を管理する。
【００１８】サーバ１１のプログラムをクライアント１
２へダウンロードして、クライアント１２で該プログラ
ムを実行する場合には、実行要求部１２１は、利用許可
情報管理部１２２に指令して、利用許可情報表１２４を
参照してクライアント１２が当該プログラムに対する利
用許可情報をもっているか否かを検査させる。実行要求
部１２１は、クライアント１２が前記プログラムに対す
る利用許可情報をもっていると判断した場合には、実行
要求部１２１はサーバ１１の実行管理部１１１に対し、
実行許可情報を提示して前記プログラムのダウンロード
を要求する。
２へダウンロードして、クライアント１２で該プログラ
ムを実行する場合には、実行要求部１２１は、利用許可
情報管理部１２２に指令して、利用許可情報表１２４を
参照してクライアント１２が当該プログラムに対する利
用許可情報をもっているか否かを検査させる。実行要求
部１２１は、クライアント１２が前記プログラムに対す
る利用許可情報をもっていると判断した場合には、実行
要求部１２１はサーバ１１の実行管理部１１１に対し、
実行許可情報を提示して前記プログラムのダウンロード
を要求する。
【００１９】実行管理部１１１は、クライアント１２か
らの前記プログラムのダウンロード要求に応答して利用
許可情報検証部１１２に指令して、利用許可情報表１１
３に保持されている利用許可情報と提示された利用許可
情報とを比較検証させる。提示された利用許可情報が利
用許可情報表１１３に保持されている利用許可情報と一
致する場合には、実行管理部１１１は前記プログラムの
ダウンロードを許可し、一致しなかった場合には、実行
管理部１１１は当該プログラムのダウンロードを拒否す
る。当該プログラムのダウンロードが許可された場合、
クライアント１２はそのプログラムをダウンロードして
実行する。
らの前記プログラムのダウンロード要求に応答して利用
許可情報検証部１１２に指令して、利用許可情報表１１
３に保持されている利用許可情報と提示された利用許可
情報とを比較検証させる。提示された利用許可情報が利
用許可情報表１１３に保持されている利用許可情報と一
致する場合には、実行管理部１１１は前記プログラムの
ダウンロードを許可し、一致しなかった場合には、実行
管理部１１１は当該プログラムのダウンロードを拒否す
る。当該プログラムのダウンロードが許可された場合、
クライアント１２はそのプログラムをダウンロードして
実行する。
【００２０】実行要求部１２１は、クライアント１２が
前記プログラムに対する利用許可情報を持っていないと
判断した場合には、利用許可要求部１２３を制御して、
サーバ１１の利用許可情報管理部１１４に対して利用許
可情報の発行を要求する。利用許可情報管理部１１４
は、クライアント１２からの利用許可情報の発行要求に
応答して利用許可情報表１１３を参照して当該プログラ
ムに対する利用許可情報を有するクライアント数を確認
し、そのクライアント数が、予め定められた上限に達し
ていれば利用許可情報の発行を拒否し、上限に達してい
なければ利用許可情報生成部に指令して利用許可情報を
生成させる。利用許可情報管理部１１４は、生成された
利用許可情報を利用許可情報表１１３に登録するととも
に、その利用許可情報をクライアント１２に発行する。
利用許可情報が発行されたときには、その利用許可情報
は利用許可要求部１２３を介してクライアント側の利用
許可情報管理部１２２に伝達される。利用許可情報管理
部１２２はその利用許可情報をクライアント側の利用許
可情報表１２４に登録する。
前記プログラムに対する利用許可情報を持っていないと
判断した場合には、利用許可要求部１２３を制御して、
サーバ１１の利用許可情報管理部１１４に対して利用許
可情報の発行を要求する。利用許可情報管理部１１４
は、クライアント１２からの利用許可情報の発行要求に
応答して利用許可情報表１１３を参照して当該プログラ
ムに対する利用許可情報を有するクライアント数を確認
し、そのクライアント数が、予め定められた上限に達し
ていれば利用許可情報の発行を拒否し、上限に達してい
なければ利用許可情報生成部に指令して利用許可情報を
生成させる。利用許可情報管理部１１４は、生成された
利用許可情報を利用許可情報表１１３に登録するととも
に、その利用許可情報をクライアント１２に発行する。
利用許可情報が発行されたときには、その利用許可情報
は利用許可要求部１２３を介してクライアント側の利用
許可情報管理部１２２に伝達される。利用許可情報管理
部１２２はその利用許可情報をクライアント側の利用許
可情報表１２４に登録する。
【００２１】図２は、クライアント１２の利用許可情報
表１２４に保持されている利用許可情報２１の構成例を
示す図であり、プログラムのダウンロード元となるサー
バを識別するためのサーバ名２１１、ダウンロードする
プログラムを識別するためのプログラム名２１２、クラ
イアント１２がサーバ１１から、プログラム名２１２で
識別されるプログラムのダウンロードを許可された際に
利用許可情報生成部１１５が発行した鍵情報２１３で構
成されている。
表１２４に保持されている利用許可情報２１の構成例を
示す図であり、プログラムのダウンロード元となるサー
バを識別するためのサーバ名２１１、ダウンロードする
プログラムを識別するためのプログラム名２１２、クラ
イアント１２がサーバ１１から、プログラム名２１２で
識別されるプログラムのダウンロードを許可された際に
利用許可情報生成部１１５が発行した鍵情報２１３で構
成されている。
【００２２】図３は、サーバ１１の利用許可情報表１１
３に保持されている利用許可情報３１の構成例を示す図
であり、ダウンロードされるプログラムを識別するため
のプログラム名３１１、プログラム名３１１で識別され
るプログラムの実行が許可されているクライアントの識
別名であるクライアント名３１２、クライアント１２に
対してプログラム名３１１で識別されるプログラムのダ
ウンロードを許可した際に利用許可情報生成部１１５が
生成した鍵情報３１３で構成されている。
３に保持されている利用許可情報３１の構成例を示す図
であり、ダウンロードされるプログラムを識別するため
のプログラム名３１１、プログラム名３１１で識別され
るプログラムの実行が許可されているクライアントの識
別名であるクライアント名３１２、クライアント１２に
対してプログラム名３１１で識別されるプログラムのダ
ウンロードを許可した際に利用許可情報生成部１１５が
生成した鍵情報３１３で構成されている。
【００２３】
【発明の効果】本発明は次の効果を有する。 １．サーバ上のプログラムと前記プログラムの利用を許
可されたクライアントとの対応を示す利用許可情報をサ
ーバ及びクライアントの双方で保持し、サーバからのダ
ウンロード時に、双方の利用許可情報の検証を行うこと
によって、ライセンスの不正な使用を防止する。 ２．現在、ダウンロードを要求しようとするプログラム
に対する利用許可情報をクライアントが持っていない場
合には、サーバ側利用許可情報表を参照して当該利用許
可情報の発行が要求されているプログラムが利用可能状
態にあるか、否かを検査し、当該プログラムが利用可能
状態にない場合には当該利用許可情報の発行を拒否し、
当該プログラムが利用可能状態にある場合には、サーバ
コンピュータ側でその利用許可情報を発行するので、ク
ライアントコンピュータ側が新たな利用許可情報を発行
してそれを不正使用することを防止することができる。
可されたクライアントとの対応を示す利用許可情報をサ
ーバ及びクライアントの双方で保持し、サーバからのダ
ウンロード時に、双方の利用許可情報の検証を行うこと
によって、ライセンスの不正な使用を防止する。 ２．現在、ダウンロードを要求しようとするプログラム
に対する利用許可情報をクライアントが持っていない場
合には、サーバ側利用許可情報表を参照して当該利用許
可情報の発行が要求されているプログラムが利用可能状
態にあるか、否かを検査し、当該プログラムが利用可能
状態にない場合には当該利用許可情報の発行を拒否し、
当該プログラムが利用可能状態にある場合には、サーバ
コンピュータ側でその利用許可情報を発行するので、ク
ライアントコンピュータ側が新たな利用許可情報を発行
してそれを不正使用することを防止することができる。
【図１】本発明のライセンス管理システムを構成するコ
ンピュータシステムの一例を示すブロック図である。
ンピュータシステムの一例を示すブロック図である。
【図２】クライアントの利用許可情報表に保持されてい
る利用許可情報の構成例を示す図である。
る利用許可情報の構成例を示す図である。
【図３】サーバの利用許可情報表に保持されている利用
許可情報の構成例を示す図である。
許可情報の構成例を示す図である。
１１ サーバ １２ クライアント １１１ 実行管理部 １１２ 利用許可情報検証部 １１３ 利用許可情報表（サーバ側） １１４ 利用許可情報管理部（サーバ側） １１５ 利用許可情報生成部 １２１ 実行要求部 １２２ 利用許可情報管理部（クライアント側） １２３ 実行要求部 １２４ 利用許可情報表（クライアント側）
Claims (4)
- 【請求項１】 サーバコンピュータに格納されていてラ
イセンスによって利用することができる、クライアント
コンピュータ数が制限されたプログラムを、前記サーバ
コンピュータにネットワークで接続されているクライア
ントコンピュータへダウンロードして該クライアントコ
ンピュータがそのプログラムを実行するコンピュータシ
ステムにおいて、 前記クライアントコンピュータは、プログラムに対する
当該クライアントコンピュータの利用許可情報を格納し
ているクライアント側利用許可情報表と、前記クライア
ント側利用許可情報表を管理するクライアント側利用許
可情報管理手段と、前記サーバコンピュータに対してプ
ログラムのダウンロードを要求する場合において、クラ
イアント側利用許可情報管理手段を介してクライアント
側利用許可情報表を参照し、当該クライアントコンピュ
ータが当該プログラムに対する利用許可情報を有するか
否かを判断し、当該クライアントコンピュータが当該プ
ログラムに対する利用許可情報を有する場合には、提示
のために、当該利用許可情報をサーバコンピュータに送
出する実行要求手段とを具備し、 サーバコンピュータは、各クライアントコンピュータに
対する各プログラムの利用許可情報が格納されているサ
ーバ側利用許可情報表と、実行要求手段から提示された
利用許可情報とサーバ側利用許可情報表に格納されてい
る利用許可情報とを比較し、前記クライアントコンピュ
ータ側から提示された利用許可情報が、サーバ側利用許
可情報表に格納されている利用許可情報に該当するか否
かの検証を行う利用許可情報検証手段と、前記クライア
ントコンピュータからのプログラムのダウンロード要求
に対応して該ダウンロードの実行を管理する実行管理手
段とを具備し、 前記実行管理手段は、実行要求手段から送出された利用
許可情報を受信すると、当該利用許可情報を利用許可情
報検証手段に提示し、当該利用許可情報に該当する利用
許可情報がサーバ側利用許可情報表に格納されているこ
とを、利用許可情報検証手段が検証した場合には、クラ
イアントコンピュータから要求されたプログラムのダウ
ンロードを許可し、当該利用許可情報に該当する利用許
可情報がサーバ側利用許可情報表に格納されていないこ
とを、利用許可情報検証手段が検証した場合には、クラ
イアントコンピュータから要求されたプログラムのダウ
ンロードを拒否することを特徴とするライセンス管理シ
ステム。 - 【請求項２】 クライアントコンピュータは、さらに、
ダウンロードを要求しようとするプログラムに対する利
用許可情報がクライアント側利用許可情報表に格納され
ていなかった場合において、当該プログラムに対する利
用許可情報の発行を、実行要求手段の制御の下で、前記
サーバコンピュータに要求する利用許可要求手段を有
し、 サーバコンピュータは、サーバ側利用許可情報表を管理
して前記利用許可情報の発行の要求を処理する利用許可
情報管理手段と、サーバ側利用許可情報管理手段の制御
に従って、利用許可要求手段が要求する利用許可情報に
該当する利用許可情報を生成する利用許可情報生成手段
とを有し、 前記サーバ側利用許可情報管理手段は、利用許可要求手
段から前記利用許可情報の発行の要求があったとき、サ
ーバ側利用許可情報表を参照して当該利用許可情報の発
行が要求されているプログラムが利用可能状態にある
か、否かを検査し、当該プログラムが利用可能状態にな
い場合には当該利用許可情報の発行を拒否し、当該プロ
グラムが利用可能状態にある場合には、利用許可情報生
成手段に対して当該利用許可情報の生成を指示し、生成
された利用許可情報を当該クライアントコンピュータに
発行することを特徴とする請求項１に記載のライセンス
管理システム。 - 【請求項３】 サーバ側利用許可情報管理手段は、前記
利用許可情報の発行の要求があったプログラムについて
利用許可情報が与えられているクライアントコンピュー
タ数を検査し、該クライアントコンピュータ数が所定の
上限に達していなければ、当該プログラムが利用可能状
態にあると判定し、利用許可情報生成手段によって生成
された利用許可情報をサーバ側利用許可情報表に登録す
ると共に、クライアントコンピュータの利用許可要求手
段を介して、当該利用許可情報をクライアント側利用許
可情報管理手段に発行し、クライアント側利用許可情報
管理手段は当該利用許可情報をクライアント側利用許可
情報表に登録することを特徴とする請求項２に記載のラ
イセンス管理システム。 - 【請求項４】 クライアント側利用許可情報表に格納さ
れる利用許可情報はサーバ名、プログラム名、および当
該利用許可情報を識別する鍵情報名を記録するフィール
ドを有し、サーバ側利用許可情報表に格納される利用許
可情報はプログラム名、クライアント名および当該利用
許可情報を識別する鍵情報名を記録するフィールドを有
する、請求項２または３に記載のライセンス管理システ
ム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7042948A JPH08241281A (ja) | 1995-03-02 | 1995-03-02 | ライセンス管理システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7042948A JPH08241281A (ja) | 1995-03-02 | 1995-03-02 | ライセンス管理システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08241281A true JPH08241281A (ja) | 1996-09-17 |
Family
ID=12650248
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7042948A Pending JPH08241281A (ja) | 1995-03-02 | 1995-03-02 | ライセンス管理システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08241281A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002342167A (ja) * | 2001-05-14 | 2002-11-29 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | エンティティ情報管理装置 |
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| US9112678B2 (en) | 2000-07-06 | 2015-08-18 | Sony Corporation | Information processing apparatus and method |
Citations (3)
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| JPH05346851A (ja) * | 1992-06-16 | 1993-12-27 | Mitsubishi Electric Corp | ソフトウェアライセンス管理装置 |
| JPH06223040A (ja) * | 1993-01-26 | 1994-08-12 | Omron Corp | ソフトウェアライセンス管理システム |
-
1995
- 1995-03-02 JP JP7042948A patent/JPH08241281A/ja active Pending
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