JP2013241033A - 車両のシートリクライニング装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ロック時・ロック解除時のいずれの場合にもカム位置の偏りを防止する。
【解決手段】ベースプレート2と、カバープレート3と、該カバープレート3とベースプレート2とを相対回動自在に保持するホルダ4と、ベースプレート2に半径方向へ移動自在に設けられた複数のロックツース5と、該ロックツース5の夫々を押し出して該ロックツース5に形成された外歯5aをカバープレート3の内周面に形成された内歯歯車3eに押圧してロックするカム6と、該カム6をロック方向へ回転付勢する渦巻きばね7とを備え、カム6と渦巻きばね7との間に回動板8を設け、該回動板8をベースプレート2の中心を中心として相対的に回動させるガイド突起2i・ガイド長孔8fを設け、渦巻きばね7の一端をベースプレート2に掛けて他端を回動板8に掛け、回動板8とカム6とを円形孔8c・円形突起6aを介して円周方向へ一体に回動可能に連結した。
【選択図】図1
【解決手段】ベースプレート2と、カバープレート3と、該カバープレート3とベースプレート2とを相対回動自在に保持するホルダ4と、ベースプレート2に半径方向へ移動自在に設けられた複数のロックツース5と、該ロックツース5の夫々を押し出して該ロックツース5に形成された外歯5aをカバープレート3の内周面に形成された内歯歯車3eに押圧してロックするカム6と、該カム6をロック方向へ回転付勢する渦巻きばね7とを備え、カム6と渦巻きばね7との間に回動板8を設け、該回動板8をベースプレート2の中心を中心として相対的に回動させるガイド突起2i・ガイド長孔8fを設け、渦巻きばね7の一端をベースプレート2に掛けて他端を回動板8に掛け、回動板8とカム6とを円形孔8c・円形突起6aを介して円周方向へ一体に回動可能に連結した。
【選択図】図1
Description
本発明は、車両のシートリクライニング装置に関する。
車両のシートには、シートクッションに対してシートバックを所定の角度でロックできるようにするため、シートリクライニング装置が設けられている。シートリクライニング装置は、ベースプレートに円周方向に沿って略等間隔に3つのロックツースを配置し、該3つのロックツースを、ベースプレートの中心に配置したカムにより半径方向へ移動させ、夫々のロックツースの外歯をカバープレートの内歯歯車に噛み合わせて、カバープレートをロックしたりロック解除したりしている。
ところが、3つのロックツースが内歯歯車に噛み合うタイミングにバラツキが生じるため、ベースプレートの中心位置に対してカムの中心位置を移動させて調心できるように調心手段が設けられ、3つのロックツースが確実に内歯歯車に噛み合うようにしている。
しかし、カムを単一の渦巻きばねでロック方向へ回転付勢する構成では、カムには円周方向だけでなく、半径方向にもバネ力が作用し、調心手段が存在しても、ロック解除してカムがフリーになった際にはカムがベースプレートの中心に対して偏った位置を占める。カムが偏った位置を占めると、カムが偏った分だけ渦巻きばねが余分に変形し、渦巻きばねの変形が進行してばね力が低下する。また、ロック解除する際に、カムが偏った状態で回動するため、カムがロックツースをロック解除方向へ移動させる際のタイミングにもバラツキが生じる。
このため、特許文献1に記載の発明では、カム32によるポール33の半径方向中心側への移動はピン32fとカム孔33bとで行う一方、突起12の半径方向中心側の下面部12bの内径寸法が時計方向(ロック解除方向)へ向って順次に小さく設定され、最小寸法が、カム32の第2凸部322dの外径寸法に設定されている。このため、ロック解除時にカム32がロック解除方向である時計方向へ回動すると、カム32の第2凸部322dは下面部12bに当接し、カム32の中心がベースプレートの中心と一致するようになる。
ところが、特許文献1に記載の車両のシートリクライニング装置は、ロック状態でカムが調心された状態からロック解除されていく過程において、ばね力によってカムは一旦片寄った位置へ移動し、その後にカムがロック解除方向へ回動すると、カム32の中心が徐々にベースプレートの中心と一致することになる。このときにカム32の第2凸部322dがガイド部12の下面部12bに接触しながら回転する際の摩擦係数が大きく引っ掛かりが生じやすいため、操作フィーリングが悪いという問題がある。
一方、特許文献2に記載の車両のシートリクライニング装置が提案されている。これは、ばねの付勢によって偏る側に位置するカム13の被案内面13bをロック解除方向である時計方向へ延長することにより、ロック解除時のカム13の半径方向の移動を制限してカム13が偏心するのを抑制するものである。
しかし、ロック解除時にカムの半径方向の移動を制限して偏心するのを抑制すると、ロック時にカムが偏心して調心できる量も制限されるという課題がある。
そこで本発明は、上記の課題を解決した車両のシートリクライニング装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、シートクッションに設けられたベースブラケットとシートバックに設けられたアッパブラケットとのいずれか一方が固定されるベース部材と、他方に固定され前記ベース部材に対して回動自在な蓋体と、該蓋体と前記ベース部材とを相対回動自在に保持するホルダと、前記ベース部材と前記蓋体との間であって前記ベース部材に半径方向へ移動自在に設けられた複数のロックツースと、該ロックツースの夫々を押し出して該ロックツースに形成された外歯を前記蓋体の内周面に形成された内歯歯車に押圧してロックするカムと、該カムと前記蓋体との間に設けられ該カムをロック方向へ回転付勢するばねとを備えた車両のシートリクライニング装置において、
前記カムと前記ばねとの間に回動板を設け、該回動板を前記ベース部材の中心を中心として相対的に回動させるガイド手段を設け、前記ばねの一端を前記ベース部材に掛けて他端を前記回動板に掛け、前記回動板と前記カムとを円周方向に一体に回転するように調心手段を介して連結したことを特徴とする。
前記カムと前記ばねとの間に回動板を設け、該回動板を前記ベース部材の中心を中心として相対的に回動させるガイド手段を設け、前記ばねの一端を前記ベース部材に掛けて他端を前記回動板に掛け、前記回動板と前記カムとを円周方向に一体に回転するように調心手段を介して連結したことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の車両のシートリクライニング装置において、
前記調心手段は、前記カムまたは前記回動板のいずれか一方には、円周方向に所定の間隔を設けて少なくとも2つの円形孔を形成し、他方には該円形孔に所定の隙間を設けて挿入される円形断面の円形突起を軸方向へ突出形成したことを特徴とする。
前記調心手段は、前記カムまたは前記回動板のいずれか一方には、円周方向に所定の間隔を設けて少なくとも2つの円形孔を形成し、他方には該円形孔に所定の隙間を設けて挿入される円形断面の円形突起を軸方向へ突出形成したことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1または2に記載の車両のシートリクライニング装置において、
前記ガイド手段は、前記ベース部材に軸方向へ突出するガイド突起を円周方向に所定の間隔を設けて少なくとも2つ形成する一方、前記回動板には前記ガイド突起の夫々が挿入される円周方向に沿うガイド長孔を形成したことを特徴とする。
前記ガイド手段は、前記ベース部材に軸方向へ突出するガイド突起を円周方向に所定の間隔を設けて少なくとも2つ形成する一方、前記回動板には前記ガイド突起の夫々が挿入される円周方向に沿うガイド長孔を形成したことを特徴とする。
請求項1に係る車両のシートリクライニング装置によれば、回動板がベース部材に対して常にベース部材の中心を中心として回動するので、ばねの付勢力は回動板を回動させる方向にしか作用せず、回動板を半径方向へ付勢することはなく、カムには回動板を介して回動させる力のみが作用することになり、カムが半径方向の力を受けて半径方向へ移動してカムのポジションが偏るということはない。また、回動板はベース部材の中心を中心として回動するため、回動板の中心がベース部材の中心からずれることによるばね力の損失が少なく、ばねの効率が良い。更に、ロック解除の操作時に、従来のようにカムがガイド突起に接触しながら回転するという動きがなく、操作フィーリングが良い。
請求項2に係る車両のシートリクライニング装置によれば、円形孔と円形突起の隙間の分だけ、回動板に対してカムの中心が相対的に軸直角方向へ移動できるので、各ロックツースのロックが確実に行われると共に調心手段におけるカムの移動量の管理が容易である。
請求項3に係る車両のシートリクライニング装置によれば、ガイド突起とガイド長孔とによってガイド手段を構成するので、カムとばねとの間に配置した回動板にガイド手段を設けることができ、ガイド手段の構成が簡単である。
以下、本発明による車両のシートリクライニング装置の実施の形態を説明する。
(構成)
車両のシートは、シートクッションと該シートクッションに対して回動自在なシートバックとにより構成されており、シートクッションにはベースブラケットが固定され、シートバックにはアッパブラケットが固定されている。そして、ベースブラケットとアッパブラケットとの間に車両のシートリクライニング装置を構成するリクライナが設けられている。
(構成)
車両のシートは、シートクッションと該シートクッションに対して回動自在なシートバックとにより構成されており、シートクッションにはベースブラケットが固定され、シートバックにはアッパブラケットが固定されている。そして、ベースブラケットとアッパブラケットとの間に車両のシートリクライニング装置を構成するリクライナが設けられている。
リクライナの構成を、図1,図2に示す。リクライナ1はベース部材としてのベースプレート2と該ベースプレート2に対して回動自在な蓋体としてのカバープレート3とにより構成されており、ベースプレート2が前記ベースブラケットに固定され、カバープレート3が前記アッパブラケットに結合されている。ベースプレート2には凹部2cが形成される一方、カバープレート3は、円筒部3aと、該円筒部3aから軸方向に突出した第1円形突出部3bと、該第1円形突出部3bから軸方向に突出した第2円形突出部3cと、該第2円形突出部3cから軸方向に突出した第3円形突出部3dとから構成されており、円筒部3aがベースプレート2の凹部2cに嵌まり込んで、ホルダ4により相対回転自在に保持されている。
前記円筒部3aの内周面には内歯歯車3eが形成され、該内歯歯車3eに噛み合うロックツース5が半径方向へ移動自在に、ベースプレート2とカバープレート3との間であってベースプレート2の凹部2c内に3つ設けられている。即ち、図1に示すように3つのロックツース5をガイドするため、ベースプレート2には回転中心となる3つの軸部2aとロックツース5の外周部をガイドする3つの外周ガイド部2bとが凹部2cに内方に向って突出形成されている。外周ガイド部2bには、図4に示すように、ロックツース5が摺動する円弧状の摺動面2d,2e,2f,2gが形成されている。そして、軸部2aを中心として回動する夫々のロックツース5には、カバープレート3の前記内歯歯車3eに噛み合う外歯5aが形成されている。
該ロックツース5を押し出して、該ロックツース5の外歯5aを前記カバープレート3の内周面に形成された内歯歯車3eに押圧するカム6(図4参照)が、3つのロックツース5の間であって、ベースプレート2の中心位置に設けられている。カム6の外周面には、ロックツース5のカム6と対向する面に形成された凸部5bを押圧してロックするロック用押圧部6dと、凸部5cを押圧してロック解除するロック解除用押圧部6eとが夫々3組形成されている。そして、該カム6を回転付勢する渦巻きばね7が、カム6とカバープレート3との間であってカバープレート3の第2円形突出部3cの内側に設けられている。渦巻きばね7とカム6との軸方向間には、薄板状の回動板8が設けられている。
図3に示すように、回動板8は略リング状に形成されており、回動板8には、軸方向および半径方向に渦巻きばね7の収容空間を形成するため、外周部には4つの立ち上がり部8bが形成されている。また、内周部には2つの巻き掛け部8aが形成されている。この回動板8をベースプレート2の中心を中心として相対的に回動させるため、ガイド手段が設けられている。即ち、ベースプレート2の3つの外周ガイド部2bのうちの2つの半径方向中心側には、軸方向へ突出する一対のガイド突起2iが円周方向に略120度の間隔を設けて形成される一方、回動板8には外周部の相互に略120度離れた2位置に半径方向外側へ突出する円弧部8eが形成されると共に、該円弧部8eに円周方向に沿う円弧状のガイド長孔8fが形成され、該ガイド長孔8fに前記ガイド突起2iの夫々が挿入されている。
このようにベースプレート2の中心を中心として相対的に回動するようにガイドされた回動板8をロック方向へ付勢するため、前記渦巻きばね7が設けられている。即ち、回動板8には2つの係合孔8cと1つのバネ掛け孔8dとが円周方向に沿って略等間隔に120度間隔で形成されており、渦巻きばね7の軸方向へ突出する一端部7aが前記外周ガイド部2bのひとつに形成されたバネ掛け穴2hに挿入されると共にこの一端部7aの近傍部分が2つの巻き掛け部8aに巻き掛けられ、他端部7bが回動板8の前記バネ掛け孔8dに挿入されている。他端部7bの先端部はカム6の後述する遊び穴6bに挿入され、他端部7bと遊び穴6bとの間には遊び空間が存在する。
このように、ベースプレート2の中心を中心として相対的に回動するようにガイドされ、かつロック方向へ付勢される回動板8に、前記カム6が円周方向へ一体に回転するように調心手段を介して連結されている。即ち、図3に示すように回動板8には、円周方向に所定の間隔を設けて2つの円形孔8cが形成され、図4に示すようにカム6には該円形孔8cに挿入される円形断面の円形突起6aが所定の隙間を設けて軸方向へ突出形成され、前記円形突起6aが前記円形孔8cに遊嵌されている。
カム6には駆動軸を介して図示しない操作レバーが連結されており、駆動軸とスプライン結合されるセンター孔6cがカム6に形成されている。
(作用)
次に、車両のシートリクライニング装置の作用を説明する。
(作用)
次に、車両のシートリクライニング装置の作用を説明する。
図1に示すように、外力を付与しない状態では、渦巻きばね7の付勢力が回動板8に作用し、該回動板8は係合突起6a・係合孔8cを介してカム6と一体に回動するので、カム6のロック用押圧部6dがロックツース5の凸部5bを押圧して3つのロックツース5を押し出し、夫々のロックツース5が軸部2aを中心として反時計方向へ回動し、夫々のロックツース5の外歯5aがカバープレート3の内歯歯車3aと噛み合うので、ベースプレート2に対してカバープレート3の回動が拘束され、リクライナ1がロック状態を保持する。
図1のロック状態から図示しない操作レバーを操作し、カム6を渦巻きばね7の付勢力に抗して反時計方向へ回動させると、カム6のロック解除用押圧部6eがロックツース5の凸部5cを押圧して3つのロックツース5を引き戻し、夫々のロックツース5が軸部2aを中心として時計方向へ回動する。このため、図3に示すようにロックツース5の外歯5aがカバープレート3の内歯歯車3aから離れ、ベースプレート2に対してカバープレート3が開放され、リクライナ1がロック解除状態になる。
この実施の形態によれば、ガイド手段の作用により回動板8はベースプレート2の中心を中心として回動自在に保持されており、ロック時には、図1に示すように渦巻きばね7の付勢力により回動板8が時計方向へ回動され、この回動板8に連結されたカム6もベースプレート2の中心を中心として時計方向へ回動し、複数のロックツース5が半径方向外側へ押し出され、ロックツース5の外歯5aが内歯歯車3eへ押圧されてカバープレート3がロックされ、このとき調心手段の作用により回動板8に対してカム6の中心が軸直角な方向へ移動でき、このためカム6の3つのロック用押圧部6dは片当たりすることなく確実に3つのロックツース5の凸部5bに当接して、3つのロックツース5を押し出す。
一方、ロック解除時には、回動板8をロック方向へ付勢する渦巻きばね7の付勢力に抗して、操作レバーを操作してカム6をロック解除方向である反時計方向へ回動させると、カム6は回動板8と一体になって回動するため、渦巻きばね7の反力によって、この場合もカム6はベースプレート2の中心を中心として回動し、3つのロックツース5が半径方向内側へ押し戻され、ロックツース5の外歯5aが内歯歯車3eから離れる。このときも調心手段の作用により回動板8とカム6とはベースプレート2の中心を中心として回動し、このためカム6の3つのロック解除用押圧部6eは片当たりすることなく同時に3つのロックツース5の凸部5cに当接して、3つのロックツース5の外歯5aを内歯歯車3eから引き離す。
この車両のシートリクライニング装置によれば、回動板8がベースプレート2に対して常にベースプレート2の中心を中心として回動するので、渦巻きばね7の付勢力は回動板8を時計方向へ回動させる方向にしか作用せず、回動板8を半径方向へ付勢することはなく、カム6には回動板8を介してカム6を回動させる力のみが作用することになり、カム6が半径方向の力を受けて半径方向へ移動してカム6のポジションが偏るということはない。また、回動板8はベースプレート2の中心を中心として回動するため、回動板8の中心がベースプレート2の中心からずれることによるばね力の損失が少なく、渦巻きばね7の効率が良い。更に、ロック解除の操作時に、従来のようにカム6がガイド突起に接触しながら回転するという動きがなく、操作フィーリングが良い。
この実施の形態によれば、図3に示す円形孔8cの内部で円形突起6aが隙間の分だけ移動することができ、この移動できる分だけ回動板8に対してカム6の中心が軸直角方向へ相対的に移動することができ、カム6のロック用押圧部6d,ロック解除用押圧部6eが一部のロックツース5の凸部5b,凸部5cにだけ片当たりする場合には全てのロックツース5の凸部5b,凸部5cに当接する位置までカム6の中心が移動し、複数のロックツース5を半径方向外側へ確実に押し出し、あるいは複数のロックツース5を半径方向内側へ略同時に引き戻す。
この車両のシートリクライニング装置によれば、円形孔8cと円形突起6aの隙間の分だけ、回動板8に対してカム6の中心が相対的に軸直角方向へ移動できるので、各ロックツース5のロックが確実に行われると共に調心手段におけるカム6の移動量の管理が容易である。
この実施の形態によれば、ガイド突起2iがガイド長孔8fの内部で相対的に移動することにより、回動板8がベースプレート2の中心を中心として回動することができ、カム6もベースプレート2の中心を中心として回動することができる。
この車両のシートリクライニング装置によれば、ガイド突起2iとガイド長孔8fとによってガイド手段を構成するので、カム6と渦巻きばね7との間に配置した薄板状の回動板8にガイド手段を設けることができ、ガイド手段の構成が簡単である。
なお、本実施の形態ではロックツース5が3つの場合を示したが、4つ以上にすることもできる。また、調心手段としてカムに円形突起を形成し、回動板に円形孔を形成したが、カムに円形孔を形成し、回動板に円形突起を形成してもよい。更に、ガイド手段としてガイド突起2i・ガイド長孔8fの組合せを用い、調心手段として円形突起6a・円形孔8cの組合せを用いたが、このような構成に限定されるものではない。また更に、本実施の形態では調心手段として、カムに形成した円形突起と、回動板に形成した円形孔とを、円周方向の2箇所に設けたが、円周方向に120度間隔で3箇所に設け、バネ掛け孔の位置を変更してもよい。
1…リクライナ
2…ベースプレート(ベース部材)
2i…ガイド突起(ガイド手段)
3…カバープレート(蓋体)
3e…内歯歯車
4…ホルダ
5…ロックツース
5a…外歯
6…カム
6a…円形突起(調心手段)
7…渦巻きばね(ばね)
8…回動板
8c…円形孔(調心手段)
8f…ガイド長孔(ガイド手段)
2…ベースプレート(ベース部材)
2i…ガイド突起(ガイド手段)
3…カバープレート(蓋体)
3e…内歯歯車
4…ホルダ
5…ロックツース
5a…外歯
6…カム
6a…円形突起(調心手段)
7…渦巻きばね(ばね)
8…回動板
8c…円形孔(調心手段)
8f…ガイド長孔(ガイド手段)
Claims (3)
- シートクッションに設けられたベースブラケットとシートバックに設けられたアッパブラケットとのいずれか一方が固定されるベース部材と、他方に固定され前記ベース部材に対して回動自在な蓋体と、該蓋体と前記ベース部材とを相対回動自在に保持するホルダと、前記ベース部材と前記蓋体との間であって前記ベース部材に半径方向へ移動自在に設けられた複数のロックツースと、該ロックツースの夫々を押し出して該ロックツースに形成された外歯を前記蓋体の内周面に形成された内歯歯車に押圧してロックするカムと、該カムと前記蓋体との間に設けられ該カムをロック方向へ回転付勢するばねとを備えた車両のシートリクライニング装置において、
前記カムと前記ばねとの間に回動板を設け、該回動板を前記ベース部材の中心を中心として相対的に回動させるガイド手段を設け、前記ばねの一端を前記ベース部材に掛けて他端を前記回動板に掛け、前記回動板と前記カムとを円周方向に一体に回転するように調心手段を介して連結したことを特徴とする車両のシートリクライニング装置。 - 請求項1に記載の車両のシートリクライニング装置において、
前記調心手段は、前記カムまたは前記回動板のいずれか一方には、円周方向に所定の間隔を設けて少なくとも2つの円形孔を形成し、他方には該円形孔に所定の隙間を設けて挿入される円形断面の円形突起を軸方向へ突出形成したことを特徴とする車両のシートリクライニング装置。 - 請求項1または2に記載の車両のシートリクライニング装置において、
前記ガイド手段は、前記ベース部材に軸方向へ突出するガイド突起を円周方向に所定の間隔を設けて少なくとも2つ形成する一方、前記回動板には前記ガイド突起の夫々が挿入される円周方向に沿うガイド長孔を形成したことを特徴とする車両のシートリクライニング装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019147419A (ja) * | 2018-02-26 | 2019-09-05 | トヨタ紡織株式会社 | 乗物用シートリクライニング装置 |
-
2012
- 2012-05-18 JP JP2012114039A patent/JP2013241033A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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