JP2013240836A - ペンチ - Google Patents

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Ryota Hiramatsu
良太 平松
Masami Mitsumoto
昌美 光本
Isato Amano
勇人 天野
Shinji Sugimoto
真志 杉本
Noboru Nakayama
昇 中山
Kojiro Hirano
浩二郎 平野
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    • B25B27/00Hand tools, specially adapted for fitting together or separating parts or objects whether or not involving some deformation, not otherwise provided for
    • B25B27/14Hand tools, specially adapted for fitting together or separating parts or objects whether or not involving some deformation, not otherwise provided for for assembling objects other than by press fit or detaching same
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Abstract

【課題】 割りピンのピン孔への取り付け作業を容易に、効率よく行うことが可能なペンチを提供する。
【解決手段】 割りピン15を開くためのペンチ1であって、操作部7の操作に応じて開閉する一対の掴み6a、6bからなる掴み部6を備え、前記一方の掴み6aの先端には、前記割りピン15の頭部16の内側に嵌合される嵌合突起8が設けられ、前記他方の掴み6bの先端には、前記割りピン15の2本の脚部17、18間に押し込まれることにより、両脚部17、18間を開いて所定の角度に折り曲げる係合突起10が設けられている。嵌合突起8は、先端が尖った円錐形状に形成されている。係合突起10は、両掴み6a、6bの開閉方向に対して所定の角度をなす第1傾斜面11と第2傾斜面12の2つの傾斜面を有している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ペンチに関し、特に、割りピンの先端を開いて折り曲げるのに好適なペンチに関する。
送電鉄塔に送電線を支持するとともに、送電鉄塔と送電線とを絶縁するために用いられる架線金具の碍子連は、複数枚の碍子を連結金具によって直列に連結することにより、所定の長さに形成されている。例えば、クレビス型の複数枚の碍子を直列に連結してなる碍子連の場合には、隣接する一方の碍子のU型金具と他方の碍子のI型金具とを合わせ、U型金具のピン挿通孔とI型金具のピン挿通孔との間に連結ピンを挿入し、U型金具から突出させた連結ピンの先端のピン孔内に割りピンを挿入し、ピン孔から突出させた割りピンの先端を開いて折り曲げることにより、割りピンを連結ピンのピン孔に取り付けし、隣接する2枚の碍子間を連結している。
このような碍子の連結作業は、割りピンを連結ピンのピン孔に取り付けするための専用の工具がないため、例えば、市販のペンチを用い、ペンチの先端の部分で割りピンの先端を掴んで開き、所定の角度以上に折り曲げることにより、割りピンを連結ピンのピン孔に取り付けている。
ところで、上記のような碍子の連結作業は、碍子間の狭い箇所に割りピンを挿入して、先端を開いて折り曲げる必要があるため、市販のペンチでは作業効率が悪く、割りピンの取り付け作業に手間がかかる。また、碍子間の狭い箇所での作業となるため、ペンチや割りピン等を誤って落下させたり、ペンチが碍子の陶器の部分に当たって、陶器の部分を損傷させるおそれがある。
さらに、割りピンの合否判定基準の判定指針によれば、「割りピンは、ピン孔内に完全に挿入され、かつ先端が45°以上に開かれている」ことが必要であるが、この判定基準を満たしているか否かは作業者の目視によるため、作業者によって多少の誤差が生じる。このため、点検作業の際に、割りピンの挿入不足、割りピンの開き不足が発見されることがあり、そのような場合には、補修作業が必要となるが、送電線路を停電させる必要があるため、補修作業に制約がかかる。
特許文献1には、一端間が接近又は離反するように構成された一対のアームを備え、一方のアームの一端側に、他方のアームに向けて開口するピン嵌合凹部が設けられ、他方のアームの一端側に、ピン嵌合凹部と相対する尖頭突出部が設けられたペンチが記載されている。
このような構成のペンチによれば、軸のピン挿入孔内に割りピンを挿入し、ペンチの一方のアームのピン嵌合凹部に割りピンの頭部を合わせ、他方のアームの尖頭突出部を割りピンの脚部の先端に合わせ、ペンチの両アームを接近する方向に動かすことにより、割りピンの脚部の先端を開いて折り曲げることができる。
しかし、上記のような構成のペンチを碍子の連結作業に用いた場合、ペンチのピン嵌合凹部に割りピンの頭部を合わせ、尖頭突出部に脚部を合わせるのに手間がかかる。また、送電鉄塔上での高所作業では、ペンチや割りピンを誤って落下させたり、ペンチが碍子の陶器の部分に当たって、陶器の部分を損傷させるおそれがある。
特開2011−152607号公報
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みなされたものであって、碍子連の隣接する碍子間の連結作業を容易に行うことができるペンチを提供することを目的とする。
上記のような課題を解決するために、本発明は、以下のような手段を採用している。
すなわち、本発明は、割りピンを開くためのペンチであって、操作部の操作に応じて開閉する一対の掴みからなる掴み部を備え、前記一方の掴みの先端には、前記割りピンの頭部の内側に嵌合される嵌合突起が設けられ、前記他方の掴みの先端には、前記割りピンの2本の脚部間に押し込まれることにより、両脚部間を開いて所定の角度に折り曲げる係合突起が設けられていることを特徴とする。
本発明のペンチによれば、割りピンをピン孔内に挿入し、割りピンの頭部の内側にペンチの一方の掴みの先端の嵌合突起を嵌合させ、この状態で、操作部の操作によって両掴みを閉じる方向に動かし、他方の掴みの先端の係合突起を両脚部間に押し込むことにより、両脚部間を開いて所定の角度に折り曲げることができる。
従って、送電鉄塔上で行う碍子連の隣接する碍子間の連結作業に用いた場合には、割りピンを誤って落下させるようなことはなく、ペンチで碍子の陶器の部分を損傷させるようなこともなく、碍子間の狭い箇所での連結ピンの取り付け作業を容易に、効率よく行うことができる。
また、本発明において、前記嵌合突起は、先端が尖った円錐形状に形成されていることとしてもよい。
本発明のペンチによれば、嵌合突起は、先端が尖った円錐形状に形成されているので、割りピンの頭部の内側へ容易に嵌合させることができる。
また、本発明において、前記嵌合突起の周面には、滑り止めが設けられていることとしてもよい。
本発明のペンチによれば、嵌合突起の周面の滑り止めにより、嵌合突起と割りピンの頭部の内面側との摩擦力を高めることができ、割りピンが嵌合突起から脱落するのを防止できる。
また、本発明において、前記係合突起は、前記両掴みの開閉方向に対して所定の角度をなす第1傾斜面と第2傾斜面の2つの傾斜面を有していることとしてもよい。
本発明のペンチによれば、係合突起を割りピンの脚部間に押し込むことにより、係合突起の第1傾斜面と第2傾斜面とによって割りピンの先端間が開かれて所定の角度に折り曲げられることになる。
さらに、本発明において、前記第1傾斜面は、前記両掴みの開閉方向と同一方向を向き、又は前記両掴みの開閉方向に対して所定の角度をなす先端側傾斜面と、先端側傾斜面に連続するとともに、前記両掴みの開閉方向に対して所定の角度をなす後端側傾斜面とからなることとしてもよい。
本発明のペンチによれば、割りピンの脚部間は、まず、係合突起の第1傾斜面の先端側傾斜面と第2傾斜面の先端側の部分とによって開かれ、その後に、第1傾斜面の後端側傾斜面と第2傾斜面の後端側の部分とによって更に開かれ、所定の角度に折り曲げられることになる。
以上、説明したように、本発明のペンチによれば、ピン孔への割りピンの取り付け作業を容易に、効率よく行うことができる。
本発明によるペンチの一実施の形態の全体を示した平面図である。 図1のA−A線断面図である。 図1のペンチによる割りピンの取り付け作業を示した説明図であって、割りピンをピン孔内に挿入した状態を示した説明図である。 ペンチの嵌合突起を割りピンの頭部に嵌合させ、係合突起の先端を割りピンの両脚部間に位置させた状態を示した説明図である。 係合突起の先端側を割りピンの両脚部間に押し込んだ状態を示した説明図である。 係合突起の全体を割りピンの両脚部間に更に押し込み、両脚部を所定の角度に折り曲げた状態を示した説明図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
図1及び図2には、本発明によるペンチの一実施の形態が示されている。本実施の形態のペンチ1は、例えば、送電鉄塔に送電線を支持するとともに、かつ送電鉄塔と送電線とを絶縁するために用いられる架線金具の碍子連の連結作業に使用される。
碍子連は、複数枚の碍子を連結金具によって直列に連結したものであって、例えば、クレビス型の碍子の場合には、図3に示すように、隣接する一方の碍子のU型金具と他方の碍子のI型金具とを合わせ、U型金具のピン挿通孔とI型金具のピン挿通孔との間に連結ピン20を挿入し、U型金具から突出させた連結ピン20の先端のピン孔21内に割りピン15を挿入し、ピン孔21から突出させた割りピン15の先端の部分を開いて折り曲げることにより、割りピン15を連結ピン20のピン孔21に取り付けている。
ここで、割りピン15は、例えば、JIS B1351に規定される割ピンであって、環状の頭部16と、頭部16から延出する長さの異なる2本の脚部17、18とから構成されている。割りピン15の2本の脚部17、18をピン孔21内に挿入し、頭部16をピン孔21の一端開口に係止させ、ピン孔21の他端開口から突出させた2本の脚部17、18の先端の部分を開いて折り曲げることにより、割りピン15をピン孔21内に取り付けることができる。この割りピン15のピン孔21への取り付け作業に本実施の形態のペンチ1が使用される。
本実施の形態のペンチ1は、図1及び図2に示すように、一対の棒状のステー2a、2bをX状に交差させて、両ステー2a、2bを軸受3を介して回動自在(開閉自在)に連結したものであって、両ステーの2a、2b軸受3よりも左側の部分で一対の掴み6a、6bからなる掴み部6を構成し、両ステー2a、2bの軸受3よりも右側の部分で一対の柄7a、7bからなる操作部7を構成したものである。操作部7の両柄7a、7bを開閉させることにより、操作部7の両柄7a、7bの操作に応じて、掴み部6の両掴み6a、6bを開閉させることができる。
軸受3は、例えば、両ステーの2a、2b交差部分にそれぞれ一体に設けられる筒状のブッシュ4と、両ブッシュ4、4間に挿着される丸棒状の支持軸5とから構成されている。支持軸5の軸周りに両ブッシュ4、4を回動させることにより、両ブッシュ4、4を介して両ステー2a、2bを支持軸5の軸周りに回動させることができ、掴み部6の両掴み6a、6bを開閉させることができる。
なお、軸受3は、ブッシュ4と支持軸5との組み合わせに限らず、両ステー2a、2bを回動自在に連結できる構成のものであればよい。
掴み部6の両掴み6a、6bは、両ステー2a、2bの軸受3よりも左側の部分を、長さ方向の略中央から内側に所定の角度で折り曲げて構成したものであって、一方の掴み6aの先端には、先端が尖った略円錐形状の嵌合突起8が設けられ、他方の掴み6bの先端には、一方の掴み6a側に突出する山形状の係合突起10が設けられている。
嵌合突起8は、割ピン15の頭部16の内側に嵌合可能な形状、寸法に形成されている。具体的には、嵌合突起8の先端が割りピン15の頭部16から所定の長さ突出した位置に割りピン15の頭部16が嵌合されるように、嵌合突起8の周面のテーパ角度が設定されている。これにより、割りピン15の頭部16と嵌合突起8との間にガタ生じることなく、嵌合突起8の周面上の所定の位置に割りピン15を取り付けることができる。
嵌合突起8の周面には、ラバーコーティングによる滑り止め9が設けられ、この滑り止め9によって嵌合突起8の周面と割りピン15の頭部16の内面との間の摩擦力が高められ、割りピン15の頭部16が嵌合突起8の周面上から脱落するのが防止される。
なお、ラバーコーティングに代わりに嵌合突起8の周面にローレット溝を設け、このローレット溝によって割りピン15の頭部16の脱落を防止する滑り止め9を構成してもよい。
係合突起10は、掴み部6の両掴み6a、6bの開閉方向に対して所定で傾斜する、傾斜角度の異なる2つの傾斜面(第1傾斜面11及び第2傾斜面12)を有し、この2つの傾斜面11、12によって割りピン15の2本の脚部17、18の先端間を開いて所定の角度に折り曲げることができる。
第1傾斜面11は、両掴みの6a、6b開閉方向と同一方向、又は両掴み6a、6bの開閉方向に対して所定の角度をなす先端側傾斜面11aと、先端側傾斜面11aに連続するとともに、両掴み6a、6bの開閉方向に対して所定の角度をなす後端側傾斜面11bの2つの傾斜面から構成されている。先端側傾斜面11aは、先端から後端側傾斜面11bとの境界までの長さが、割りピン15の短い方の脚部17の先端と長い方の脚部18の先端との距離よりも長く形成されている。
第1傾斜面11の先端側傾斜面11aと後述する第2傾斜面12の先端側の部分とによって割りピン15の2本の脚部17,18の先端間が最初に開かれ、第1傾斜面11の後端側傾斜面11bと第2傾斜面12の後端側の部分とによって割りピン15の2本の脚部17、18の先端間が更に開かれ、2本の脚部17、18の先端間が所定の角度に折り曲げられる。
第2傾斜面12は、両掴み6a、6bの開閉方向に対して所定の角度をなす1つの傾斜面から構成されている。本実施の形態においては、第2傾斜面12は、第1傾斜面11の後端側傾斜面11bよりも緩い角度に設定され、この第2傾斜面12と第1傾斜面11の先端側傾斜面11a及び後端側傾斜面11bとによって割りピン15の2本の脚部17、18の先端間が開かれて所定の角度に折り曲げられる。
本実施の形態においては、割りピン15の2本の脚部16、17の先端間を開いて45°以上に折り曲げることができるように、係合突起10の第1傾斜面11の後端側傾斜面11bの傾斜角度、及び第2傾斜面12の傾斜角度が設定されている。具体的には、第2傾斜面12は、両掴み6a、6bの開閉方向に対して22.5°以上の傾斜角度に設定され、第1傾斜面11の後端側傾斜面11bは、両掴み6a、6bの開閉方向に対して第2傾斜面12よりも傾斜がきつくなるように、傾斜角度が設定されている。
そして、上記のように構成した本実施の形態のペンチ1を用いて、碍子連の隣接する碍子間の連結作業を行うには、図3に示すように、隣接する一方の碍子のU型金具と他方の碍子のI型金具とを合わせ、U型金具のピン挿通孔とI型金具のピン挿通孔との間に連結ピン20を挿入し、U型金具から突出させた連結ピン20の先端のピン孔21内に割りピン15の2本の脚部17、18を挿入し、割りピン15の頭部16をピン孔21の一端開口に係止させ、2本の脚部17、18の先端をピン孔21の他端開口から突出させる。
そして、図4に示すように、ペンチ1の操作部7の両柄7a、7bを開く方向に操作して、掴み部6の両掴み6a、6b間の間隔を拡げ、この状態で、一方の掴み6aの先端の嵌合突起8を割りピン15の頭部16の内側に嵌合させ、他方の掴み6bの先端の係合突起10を割りピン15の2本の脚部17、18の先端の外側に位置させる。
そして、図5に示すように、ペンチ1の操作部7の両柄7a、7bを閉じる方向に操作して、掴み部6の両掴み6a、6bを閉じる方向に動かし、他方の掴み6bの先端の係合突起10の先端を割りピン15の2本の脚部17、18の先端間に合わせ、両掴み6a、6bを閉じる方向に更に動かすことにより、係合突起10の先端の第1傾斜面11の先端側傾斜面11a及び第2傾斜面12の先端側の部分を2本の脚部17、18の先端間に押し込み、2本の脚部17、18の先端間を開いていく。
そして、図6に示すように、両掴み6a、6bを閉じる方向に更に動かすことにより、係合突起10の第1傾斜面11の後端側傾斜面11b及び第2傾斜面12の後端側の部分を2本の脚部17、18の先端間に更に押し込み、2本の脚部17、18の先端間を更に開き、両脚部17、18の先端間を45°以上の角度に折り曲げ、割りピン15を連結ピン20のピン孔21内に取り付ける。
そして、このような割りピン15のピン孔21への取り付け作業を各隣接する碍子に対して繰り返し行うことにより、複数枚の碍子を連結してなる碍子連を構成することができる。
上記のように構成した本実施の形態のペンチ1にあっては、一方の掴み6aの先端の嵌合突起8を割りピン15の頭部16の内側に嵌合させるように構成したので、他方の掴み6bの先端の係合突起10で割りピン15の2本の脚部17、18の先端間を開いて折り曲げる場合に、割りピン15が連結ピン20のピン孔21内で回転するようなことはなく、他方の掴み6bの先端の係合突起10を2本の脚部17、18の先端間に確実に押し込むことができ、割りピン15のピン孔21内への取り付け作業を容易に行うことができる。
また、一方の掴み6aの先端の嵌合突起8で割りピン15を支持することができるので、送電鉄塔上の高所作業においても、割りピン15を誤って落下させるようなことはなく、割りピン15のピン孔21への取り付け作業を効率よく行うことができる。
また、他方の掴み6bの先端の係合突起10を2本の脚部17、18間に押し込むことにより、2本の脚部17、18間を開いて所定の角度に折り曲げることができるので、ペンチ1で割りピン15の2本の脚部17、18を折り曲げる際に、ペンチ1が碍子に誤って当たって、碍子の陶器の部分を損傷させるようなことはない。
また、係合突起10を第1傾斜面11と第2傾斜面12の2つの傾斜面で構成するとともに、第1傾斜面11を傾斜角度の異なる先端側傾斜面11aと後端側傾斜面11bの2つの傾斜面で構成しているので、長さの異なる2本の脚部17、18の先端間に係合突起10を確実に押し込んで、2本の脚部17、18の先端間を開いて所定の角度に折り曲げることができ、割りピン15のピン孔21への取り付け作業を効率よく行うことができる。
さらに、割りピン15の2本の脚部17、18間に他方の掴み6bの先端の係合突起10を押し込むことにより、2本の脚部17、18を所定の角度に折り曲げることができので、作業者によって2本の脚部17、18の折り曲げ角度に誤差が生じることがない。従って、作業者によって割りピン15の2本の脚部17、18のピン孔21への挿入不足や、折り曲げ角度の不足が生じることはなく、常に一定の品質で割りピン15をピン孔21に取り付けることができる。
さらに、他方の掴み6bの先端の係合突起10は、所定の角度の第1傾斜面11と第2傾斜面12を有しているので、この係合突起10をピン孔21内に既に取り付けされている割ピン15の脚部17、18の内側に当てることにより、脚部17、18が所定の角度以上に折り曲げられているか否かの検査を行うこともできる。
なお、前記の説明においては、本発明によるペンチ1を碍子連の隣接する碍子間を連結する連結ピン20のピン孔21への割りピン15の取り付け作業に適用したが、その他の連結ピンのピン孔への割りピンの取り付け作業、各種の軸のピン孔への割りピンの取り付け作業等に適用してもよいものであり、その場合にも同様の作用効果を奏する。
1 ペンチ
2a 一方のステー
2b 他方のステー
3 軸受
4 ブッシュ
5 支持軸
6 掴み部
6a 一方の掴み
6b 他方の掴み
7 操作部
7a 一方の柄
7b 他方の柄
8 嵌合突起
9 滑り止め
10 係合突起
11 第1傾斜面
11a 先端側傾斜面
11b 後端側傾斜面
12 第2傾斜面
15 割りピン
16 頭部
17 脚部
18 脚部
20 連結ピン
21 ピン孔

Claims (5)

  1. 割りピンを開くためのペンチであって、
    操作部の操作に応じて開閉する一対の掴みからなる掴み部を備え、
    前記一方の掴みの先端には、前記割りピンの頭部の内側に嵌合される嵌合突起が設けられ、前記他方の掴みの先端には、前記割りピンの2本の脚部間に押し込まれることにより、両脚部間を開いて所定の角度に折り曲げる係合突起が設けられていることを特徴とするペンチ。
  2. 前記嵌合突起は、先端が尖った円錐形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のペンチ。
  3. 前記嵌合突起の周面には、滑り止めが設けられていることを特徴とする請求項2に記載のペンチ。
  4. 前記係合突起は、前記両掴みの開閉方向に対して所定の角度をなす第1傾斜面と第2傾斜面の2つの傾斜面を有していることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のペンチ。
  5. 前記第1傾斜面は、前記両掴みの開閉方向と同一方向を向き、又は前記両掴みの開閉方向に対して所定の角度をなす先端側傾斜面と、先端側傾斜面に連続するとともに、前記両掴みの開閉方向に対して所定の角度をなす後端側傾斜面とからなることを特徴とする請求項4に記載のペンチ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103904589A (zh) * 2014-04-24 2014-07-02 国家电网公司 输电线路地电位更换耐张绝缘子拔销钳及其使用方法
CN104993425A (zh) * 2015-08-14 2015-10-21 国网山东省电力公司枣庄供电公司 一种多功能拔销钳

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