JP2013240744A - 木材破砕機および固定刃交換方法 - Google Patents

木材破砕機および固定刃交換方法 Download PDF

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怜 手原
Kazunori Ueda
和憲 植田
秀徳 ▲高▼橋
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Abstract

【課題】破砕室内に配置された固定刃のメンテナンスを容易に行うことができる木材破砕機および固定刃交換方法を提供する。
【解決手段】側面フレーム19に回転自在に支持され破砕ロータ32と、側面フレーム19に設けられたハウジング41に機体幅方向に移動可能に支持されて破砕ロータ32周りの破砕室31に臨む固定刃33aとを備えた木材破砕機において、破砕ロータ32の回転により破砕室31に生じる被破砕物の流れに晒されない位置に配置されたボルト33dを緩めて、ハウジング41に対する固定刃33aの機体幅方向への移動が可能な状態とし、側面フレーム19の機体幅方向両面に設けられた作業口38から、固定刃33aを機体幅方向に移動させて抜き出し、作業口38から新品の固定刃33aや上下反転した固定刃33aを機体幅方向に挿入し、ボルト33dを締め付けて、ハウジング41に対する固定刃33aの機体幅方向への移動を制限する。
【選択図】 図8

Description

本発明は、剪定枝材、間伐材、枝木材、廃木材等を破砕対象とする木材破砕機に関し、例えば、破砕ロータを回転させて被破砕木材を破砕する木材破砕機および固定刃交換方法に関する。
例えば、森林の造成・維持管理等で発生する剪定枝材や間伐材、森林で伐採した木材の枝払い等で発生する枝木材、或いは、木造建築物の解体等で発生する廃木材などは、通常、最終的に産業廃棄物等として処理される。このような廃棄物としての木材の減容化や、破砕後の木材(木材チップ)を発酵させて有機肥料として再利用すること等を目的とし、木質系の被破砕物を所定の大きさに破砕するものとして木材破砕機が知られている。
このような木材破砕機として、例えば、特許文献1には、外周部に破砕ビットを配設し回転自在に支持された破砕ロータと、この破砕ロータの外周側に設けた支持部材と、この支持部材にボルトにより交換可能に設けられ、破砕ビットの回転軌跡の近傍に配設された固定刃とを破砕室内に備えたものが開示されている。この木材破砕機においては、送りコンベヤによって搬送された被破砕物を押圧ローラと送りコンベヤの間に押圧把持した状態で破砕室内へと導入し、回転する破砕ロータの破砕ビットとの衝突によって粗破砕(1次破砕)した後、さらに、破砕室内に設けられた固定刃等に衝突させて所定の大きさに破砕(2次破砕)し、排出コンベヤにより排出する。
特開2006−181508号公報
このような木材破砕機においては、固定刃の交換や再配置等のメンテナンスを適宜実施することによって破砕効率の維持を図る必要がある。
しかしながら、上記従来技術においては、固定刃を支持部材に固定するボルトの座繰り穴に被破砕物が硬く強固に詰まってしまい、座繰り穴の詰まり除去を含むボルトの取り外し作業は非常に手間がかかっていた。また、破砕室内における固定刃のメンテナンスを行う作業空間は非常に狭く、ボルトの取り付け・取り外し作業や重量物である固定刃の取り扱いは容易ではなかった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、破砕室内に配置された固定刃のメンテナンスを容易に行うことができる木材破砕機および固定刃交換方法を提供することを目的とする。
(1)上記目的を達成するために、本発明は、破砕機フレームと、前記破砕機フレームの機体幅方向軸回りに回転自在に支持され、外周面に複数の破砕ビットを配設した破砕ロータと、前記破砕ロータ周りの破砕室に臨むように配置された固定刃と、前記破砕機フレームに回動可能に取り付けられたハウジングに設けられ、前記固定刃を支持すると共に、前記固定刃の機体幅方向への移動をガイドするガイド手段と、前記破砕機フレームの機体幅方向両側であって、前記ハウジングを回動させて前記固定刃が前記破砕室から退避する開位置とした場合に前記固定刃の端部と対向する位置に設けられ、前記ガイド手段に沿って機体幅方向に移動する固定刃の抜出および挿入を行う作業口と、前記破砕ロータの回転により前記破砕室内に生じる被破砕物の流れに晒されない位置に配置した操作部により、前記ハウジングに対する前記固定刃の機体幅方向への移動を許可する状態と制限して固定する状態との間で操作可能な固定手段とを備えたものとする。
これにより、固定刃をハウジングに固定するボルトの座繰り穴に被破砕物が硬く強固に詰まってしまうことが無くなるので、座繰り穴の詰まり除去を行う必要が無くなり、ボルトの取り外し作業を容易に行うことができる。また、固定刃のメンテナンスを破砕室外から行うことが出来るので、ボルトの取り付け・取り外し作業や重量物である固定刃の取り扱いを容易に行うことができる。したがって、破砕室内に配置された固定刃のメンテナンスを容易に行うことができる。
(2)上記(1)において、好ましくは、前記破砕ロータ周りの破砕室における前記破砕機フレームの内面の少なくとも一部を覆うように設けられたウェアプレートを備え、前記固定手段は、前記ハウジングにおける前記固定刃の機体幅方向両端部に設けられ、前記ハウジングを回動して前記固定刃が前記破砕室に臨む姿勢とした場合に、機体前後方向において前記ウェアプレートの端部に対向して近接するよう設けられたブラケットの該ウェアプレートとの対向部に頭部を配置し、前記ハウジングに対する前記固定刃の機体幅方向への移動を許可する状態と制限して固定する状態とを操作するボルトであるものとする。
(3)また、上記目的を達成するために、本発明は、破砕機フレームの機体幅方向軸周りに回転自在に支持され、外周面に複数の破砕ビットを配設した破砕ロータと、前記破砕機フレームに回動可能に取り付けられたハウジングに設けられ、前記破砕ロータ周りの破砕室に臨むように配置された固定刃とを備えた木材破砕機の固定刃交換方法であって、前記ハウジングを回動させて前記固定刃が前記破砕室から退避する開位置とする手順と、前記破砕ロータの回転により前記破砕室内に生じる被破砕物の流れに晒されない位置に配置した操作部により、前記ハウジングに対する前記固定刃の機体幅方向への移動を許可する状態とする手順と、前記ハウジングに設けられ、前記固定刃を支持すると共に、前記固定刃の機体幅方向への移動をガイドするガイド手段に沿って、前記破砕機フレームの機体幅方向に設けられた作業口から、前記固定刃を抜き出す手順と、ガイド手段に沿って、前記作業口から所望の固定刃を機体幅方向に挿入する手順と、前記操作部により、前記ハウジングに対する前記固定刃の機体幅方向への移動を制限して固定する手順と前記ハウジングを回動させて前記固定刃が前記破砕室に臨む閉位置とする手順とを有するものとする。
破砕室内に配置された固定刃のメンテナンスを容易に行うことができる。
第1の実施の形態に係る木材破砕機の全体構成を示す側面図である。 第1の実施の形態に係る木材破砕機の全体構成を示す平面図である。 外装カバーを外した状態の破砕装置の様子を示す拡大図であり、ハウジングが閉位置にある様子を示す図である。 ハウジングが閉位置にある場合の破砕装置内部の様子を示す透視側面図である。 外装カバーを外した状態の破砕装置の様子を示す拡大図であり、ハウジングが開位置にある様子を示す図である。 ハウジングが開位置にある場合の破砕装置内部の様子を示す透視側面図である。 ハウジングを抜き出して示す側面図である。 ハウジングを抜き出して示す斜視図である。 図4の矢示Aにおける断面図である。 図9における固定刃設置部とウェアプレートの対向部分の拡大図である。 第1の実施の形態の変形例におけるガイドレールおよび固定刃を拡大して示す側面図である。
以下、本発明の第1の実施の形態を図面を参照しつつ詳細に説明する。
本実施の形態では、破砕機の一例として自走式木材破砕機を例にとり説明する。図1及び図2は、本発明の一実施の形態に係る木材破砕機の全体構成を示す側面図及び平面図である。また、図3及び図5は外装カバーを外した状態の破砕装置の様子を示す拡大図であり、図4及び図6は破砕装置内部の様子を示す透視側面図である。特に、図3及び図4は、ハウジングが閉位置に有る様子、図5及び図6はハウジングが開位置に有る様子をそれぞれ示している。なお、以下において、図1における左・右に対応する方向を木材破砕機の後・前とする。
図1及び図2において、本実施の形態の木材破砕機は、自力走行を可能にする走行体1と、被破砕物を受け入れて搬送する供給装置10と、供給装置10により搬送された被破砕物を破砕する破砕装置2と、破砕装置2で破砕された被破砕物を搬送し機外に排出する排出コンベヤ3と、木材破砕機上に搭載した各機器の動力源であるエンジン等を備えた動力装置(パワーユニット)4とによって概略構成されている。
走行体1は、トラックフレーム5と、このトラックフレーム5の前後両端部に設けた駆動輪6及び従動輪7と、出力軸を駆動輪6の軸に連結した駆動装置(走行用油圧モータ)8と、駆動輪6及び従動輪7に掛け回した履帯(無限軌道履帯)9とで構成されている。また、トラックフレーム5上には本体フレーム30が設けられており、この本体フレーム30によって、送りコンベヤ11、破砕装置2、排出コンベヤ3、及び動力装置4等が支持されている。なお、走行装置1は、図示したクローラ式に代えて、複数のタイヤで構成されるホイール式等にしても良い。
供給装置10は、機体前方側の破砕装置2内部に配置されたスプロケット状の駆動輪15と、その反対側(機体後方側)に設けた従動輪(図示せず)と、これら搬送方向両端部に設けた駆動輪15及び従動輪の間に巻回され、幅方向に複数列列設された搬送体(搬送ベルト、チェーンベルト)16とにより構成された送りコンベヤ11と、破砕装置2の機体後方側において送りコンベヤ11の上方に拡開して設けられたホッパ17と、送りコンベヤ11上における破砕装置2の供給方向手前で破砕装置2に導入される被破砕物を送りコンベヤ11に押し付ける押圧ローラ装置13とを備えている。
送りコンベヤ11の従動輪は、ホッパ17の後部に設けた軸受18(図1参照)によって支持され、駆動輪15は回転軸20を介して、破砕装置2の側方両側に配置された破砕機のフレーム(側面フレーム)19に設けた軸受20aによって支持されている。送りコンベヤ11の駆動輪15の回転軸20は、機体左側(図1の紙面直交方向奥側)の軸受(図示せず)よりも幅方向外側に設けた駆動装置の出力軸にカップリング等を介して連結されている。送りコンベヤ11は、その図示しない駆動装置で回転軸20及び駆動輪15を回転駆動させることにより、駆動輪15及び従動輪の間で搬送体16を循環駆動させる。
押圧ローラ装置13は、破砕装置2の破砕ロータ32(後述)の機体後方側に近接するように、かつ、送りコンベヤ11の上部にその搬送面に対向するように設けられており、送りコンベヤ11上を搬送される被破砕物を上部から押さえ込みながら破砕ロータ32に向かって導入する。この押圧ローラ装置13は、破砕装置2の上方において側面フレーム19に設けた軸受22aによってその回動軸22が軸支され、これにより鉛直面内を回動自在に(すなわち、図4及び図6中を上下方向に揺動自在に)支持された支持部材(アーム)23と、この支持部材23に対して回転自在に設けられた押えローラ24と、支持部材23を回動駆動する油圧シリンダ28とを備えている。
支持部材23は、機体前方側の一端に回動軸22を備え、他端に押えローラ24を備えている。支持部材23の下部側の端面(破砕ロータ32の上部に対向する端面)は円弧状に湾曲して形成されており、この湾曲部には、後述する破砕室31の一部を構成する湾曲板27が取付けられている。一方、支持部材23の押えローラ24の取付け部分は、押えローラ24の径よりも小径の円弧状に形成されており、押えローラ24の外周面が支持部材23から突出した構成となっている。押えローラ24の幅方向(図4及び図6中の紙面直交方向)の寸法は、送りコンベヤ11の搬送面の幅と同等かそれよりも大きく設定されている。
押えローラ24は、その胴部内に駆動装置(図示せず)を内蔵しており、この駆動装置によって、送りコンベヤ11の搬送面上を搬送される被破砕物の搬送速度とほぼ同じ周速度で回転駆動され、送りコンベヤ11上で被破砕物を押え込み、送りコンベヤ11と協動して破砕室31に導入するようになっている。
油圧シリンダ28は、そのボトム側先端部を側面フレーム19に固定したブラケット29にピン53を介して回動可能に連結され、そのロッド側先端部を支持部材23の後方側(図2中左側)先端部に設けられたブラケット54にピン82を介して回動可能に連結されている。この油圧シリンダ28の伸縮動作により、押圧ローラ装置13が回動軸22を中心に回動される。押圧ローラ13の回動は、送りコンベヤ11に対する上下動である。つまり、押圧ローラ13は、油圧シリンダ28の伸縮動作によって、送りコンベヤ11に対して離間又は近接させることが可能なようになっている。
図1に示すように、破砕装置2は、少なくとも側方を図示しない蝶番等によって開閉可能に設けられた外装カバー2aにより覆われており、メンテナンス等を行う場合に、図3及び図5に示すような側面フレーム19に機体側方からアクセスできるようになっている。
また、破砕装置2は、本体フレーム30(図1参照)の長手方向ほぼ中央部に位置し、図4及び図6に示すように、破砕室31内で高速回転する破砕ロータ32と、この破砕ロータ32の径方向外側に設けられた固定刃設置部33とを備えている。ここで、破砕ロータ32の正転方向を図4及び図6中における時計回り方向とする。
破砕ロータ32の周囲には、破砕ロータ32の正転方向に沿って、送りコンベヤ11及び押えローラ24によって被破砕物が供給される部分(すなわち、破砕装置2の後方部分)から順に、支持部材23に取り付けられた湾曲板27、ハウジング41(後述)に設けられた固定刃設置部33と湾曲板39、及び、スクリーン(篩部材)40が、破砕ロータ32を包囲するように設けられている。そして、これら湾曲板27、固定刃設置部33、湾曲板39、スクリーン40等によって破砕ロータ32周りに破砕片(被破砕物)が周回する円筒状の空間である上記破砕室31が概ね画定されている。
破砕ロータ32は、破砕装置2の側面フレーム19、又は本体フレーム30上に設けた支持部材等に設けた軸受30aに回転自在に支持されており、その外周部には、複数の支持部材34と、各支持部材34の正転方向前面側にボルト(図示せず)等で取り付けられた破砕ビット35とを備えている。なお、図4及び図6においては、支持部材34及び破砕ビット35を1組のみ代表して示す。破砕ビット35は、破砕ロータ32が正転方向に回転する際に、その刃面が支持部材34に先行するように配置されており、この刃面により被破砕物を打撃する。この破砕ビット35による打撃によって、破砕室31内では、破砕ロータ32の回転方向に被破砕物の流れが形成される。以降、破砕ロータ32の回転方向に形成される被破砕物の流れの上流側及び下流側を単に上流側及び下流側とそれぞれ記載する。
破砕室31における破砕機ロータ32の外周部であって、機体左右方向両側の内面には、破砕ロータ32の正転方向に沿って、送りコンベヤ11及び押えローラ24によって被破砕物が供給される部分から順に、押圧ローラ13の回転軸22付近まで延在するウェアプレート85a、回転軸22付近からハウジング41における湾曲板39の下流側終端部付近まで延在するウェアプレート85b、湾曲板39の下流側終端部付近から破砕機ロータ32下方まで延在するウェアプレート85c、及び、破砕機ロータ32下方から被破砕物が供給される部分(ウェアプレート85aの始端部付近)まで延在するウェアプレート85dが、側面フレーム19を覆うように設けられている。ウェアプレート85a〜85dは、破砕室31内における側面フレーム19の被破砕物との衝突による磨耗を防止する保護部材である。ウェアプレート85aは、破砕ロータ32の周方向におけるウェアプレート85bと対向する端部85eに向けて、破砕ロータ32の径方向外側に広くなるよう形成されている。
図7及び図8は、ハウジングを抜き出して示す側面図および斜視図である。また、図9は、図4の矢示Aにおける断面図であり、図10は図9における固定刃設置部とウェアプレートの対向部分の拡大図である。
ハウジング41は、前出の押圧ローラ装置13の回動軸22の上方において、側面フレーム19に設けられた軸受42aによって支持された回動軸42を支点に前後方向に回動可能に支持されており、図4に示したように固定刃設置部33が破砕室31に臨む位置(以降、閉位置と称する)と、図6に示したように固定刃設置部33が破砕室31から退避した位置(以降、開位置と称する)の間で回動可能となっている。ハウジング41の前端部には吊り環部93が設けられており、吊り上げ手段(例えば、チェーンブロック)で上方に引き上げることにより、ハウジング41を回動させることができる。また、ハウジング41の破砕室31側には、前出の湾曲板39が配置されており、その湾曲板39の被破砕物の流れの上流側端部付近に固定刃設置部33が設けられている。
固定刃設置部33は、破砕室31内を周回する被破砕物と衝突する固定刃(アンビル)33aと、アンビル33aの動きを抑制するためのブラケット33b及びボルト33dと、アンビル33aの機体幅方向への移動をガイドするガイドレール33cとから構成されている。
ガイドレール33cは、ハウジング41における上記湾曲板39の取り付け部よりも破砕ロータ32の正転方向上流側(以下、上流側と称する)に機体幅方向両側近傍まで延在するように設けられている。本実施の形態において、ガイドレール33cは、その長手方向に直交する平面における断面が、長方形となるよう形成されている。
アンビル33aは、ガイドレール33cに沿って機体幅方向両側近傍まで延在するように設けられている。アンビル33aは、下流側にガイドレール33cに嵌合する溝部33fを有しており、この溝部33fとガイドレール33cとを嵌め合わせることによって、ハウジング41に支持されている。これにより、破砕処理時におけるアンビル33aの破砕ロータ32径方向外向きへの動きを規制することができる。また、アンビル33aは、溝部33fを介してガイドレール33cに沿って機体幅方向に摺動可能に支持されており、アンビル33aの機体幅方向への移動がガイドされる。
アンビル33aは、溝部33fと反対側(すなわち上流側)に、破砕室31に導入された被破砕物が衝突する衝突面33eを有しており、破砕ロータ32の回転に伴って破砕室31内を周回する破砕片(被破砕物)に衝突面33eが対向するように配置されている。
ブラケット33bは、アンビル33aを機体の上下方向および前後方向から囲むことにより、上下及び前後への動きを制限するアンビル押さえとしての門型ブラケットであり、アンビル33aの機体幅方向両端部において、ハウジング41に溶接等により固定されている。
また、図9及び図10に示すように、ブラケット33bは、アンビル33aの機体幅方向両端部において、ウェアプレート85aの内面位置よりも外側に配置されており、ウェアプレート85aとブラケット33bは、側面フレーム19の内面に沿って機体前後方向に並ぶ配置となる。特に、ハウジング41が閉位置(図4参照)にある場合において、ウェアプレート85aの下流側の端部85eとブラケット33bの上流側の面が対向して近接するよう設けられており、両流側から見た場合にウェアプレート85aとブラケット33bが重なる配置となるので、ブラケット33bの上流側に配置されたボルト33d(固定手段)の頭部33g(操作部)が破砕室31内を周回する被破砕物の流れに晒されることが防止される。
ボルト33dは、各ブラケット33bの上流側に設けられた座繰り穴に頭部33gを埋め込むように配置されている。ボルト33の頭部33gには、六角穴等の操作用構造が形成されており、この頭部33gを介してボルト33を回転操作し締めつけることによって、ブラケット33bに対してアンビル33aをハウジング41側に押し付けて、アンビル33aの機体前後方向および上下方向の動きを抑制するとともに、機体幅方向の移動、すなわち、ガイドレール33cに対するアンビル33aの機体幅方向への摺動を制限して固定する。また、頭部33gを介してボルト33dを回転操作し緩めることによって、アンビル33aの機体幅方向への移動が許容される。
ハウジング41の前端部には、シアピン49を固定する固定部材91が設けられている。また、側面フレーム19に固定した支持部材48には、シアピン49を固定する固定部材92が設けられており、ハウジング41は、固定部材91,92によりシアピン49を介して支持部材48及び側面フレーム19に連結されている。ハウジング41は、破砕作業時には、固定刃設置部33のアンビル33aが破砕室31に臨む閉位置で固定、保持されている。ハウジング41を閉位置とした状態での破砕作業中に、アンビル33に過大な負荷が作用してシアピン49にも許容を超える負荷がかかった場合には、シアピン49が破断してハウジング41の拘束が解かれ、固定刃設置部33及びアンビル33aが破砕室31から退避するようにハウジング41が回動軸42を中心に回動することにより、各部の損傷が防止される。
ハウジング41の幅方向一方側(本例では右側)には、図6に示すように、ハウジング41を開位置で固定するための固定ピン36aを挿入するための固定ピン挿入孔36が設けられている。図3及び図5に示すように、側面フレーム19には、ハウジング41が開位置である場合の固定ピン挿入孔36に対応する位置に固定ピン挿入孔37が設けられている。そして、ハウジング41を開位置とした状態で、固定ピン挿入孔36及び固定ピン挿入孔37に固定ピン36aを挿入することにより、ハウジング41を開位置で固定することができる。
また、機体幅方向両側に配置された各側面フレーム19には、ハウジング41が開位置である場合の固定刃設置部33に対応する位置に、アンビル33aに機体外部からアクセス可能な作業口38がそれぞれ設けられている。なお、機体幅方向左側(図4中奥側)の作業口は不図示とする。作業口38は、ハウジング41が開位置である場合に、固定刃設置部33のアンビル33a及びボルト33dにアクセスできる程度の大きさを有しており、この作業口38を介して、ボルト33dの緩め作業や締め付け作業、アンビル33aの挿入や抜出作業等を行うことができる。また、各作業工38には蓋部材38aが開閉可能に設けられており、破砕作業時には閉状態とすることにより被破砕物の飛び出し等が防止される。
スクリーン40は、ハウジング41が閉位置である場合の湾曲板39の被破砕物流通方向下流側、かつ破砕ロータ32の径方向外側に設けられ、破砕ロータ32と同心の円にほぼ沿って湾曲している。また、スクリーン40は、破砕ロータ32に対向する内径面から反対面に貫通し、被破砕物を破砕機外に排出する複数の排出孔(図示せず)を有している。この図示しない排出孔の孔径より小さくなった被破砕物が破砕機外に排出される。
破砕ロータ32の下方には、スクリーン40を破砕ロータ32の外周側位置に保持する枠型のスクリーン支持部材(スクリーンホルダ)63が設けられている。このスクリーン支持部材63は、後端部が回動軸64を介して側面フレーム19、又は本体フレーム30上に設けた図示しない支持部材等に固定され、回動軸64を中心に上下方向に回動する構成となっており、前端部に設けられたリンク機構69により破砕ロータ32に対して進退駆動される。
リンク機構69は、ボトム側端部を側面カバー19に回動可能に連結された油圧シリンダ66の伸縮動作をスクリーン支持部材63の破砕ロータ32に対する進退動作に変換するものであり、油圧シリンダ66のロッド側端部に設けられ、油圧シリンダ66の伸縮方向に沿って移動するスライドリンク70と、一方側端部(図4中上側端部)を上記スクリーン支持部材63の前端部(図4中右側端部)に回動可能に連結され、他方側端部(図4中下側端部)をピン71を介してスライドリンク70と回動自在に連結された保持リンク72とを備えている。また、73は上記スライドリンク70の移動方向をガイドすると共に、スライドリンク70が保持リンク72から受ける縦荷重を支持するガイド部材である。
破砕作業時には、油圧シリンダ66が伸長してリンク機構69のスライドリンク70と保持リンク72とがほぼ直角に折れ曲がった状態となり、スクリーン支持部材63が破砕ロータ32に最も近づいた位置に位置する状態となる。この状態から油圧シリンダ66が縮短するにつれてスライドリンク70と保持リンク72とが回動して徐々に開き、スクリーン支持部材63が徐々に破砕ロータ32から離間する方向に移動する(下降する)。そして、油圧シリンダ66が最も縮短した状態になると、スライドリンク70と保持リンク72とがほぼ伸びきった状態となり、スクリーン支持部材63が破砕ロータ32から最も遠い位置に位置する状態となる。このように、リンク機構69によってスクリーン支持部材63が回動軸64を中心に下方へ回動下降されると、側面フレーム19の下部に形成した切り欠き部(図示せず)からスクリーン支持部材63に載置されたスクリーン40を側方に引き抜くことができ、容易にスクリーン40を交換することができる。
排出コンベヤ3は、排出側(前方側)寄りの部分において、動力装置4から突出して設けた支持部材75に支持されており、その反対側(後方側)部分が本体フレーム30に支持されている。これにより、排出コンベヤ3は、破砕装置2の下方から動力装置4の下方を通され、動力装置4の下方から破砕機前方側へ上り傾斜となるように配置されている。排出コンベヤ3は、長手方向(前後方向)両端に設けた駆動輪と従動輪(共に図示せず)との間に巻回したコンベヤベルト(図示せず)上に設けたコンベヤカバー78を備えている。また、排出コンベヤ3の駆動輪(図示せず)は、軸受の幅方向外側に設けた駆動装置(排出コンベヤ用油圧モータ)79の出力軸にカップリング等を介して連結されており、この駆動装置79を回転駆動させることにより、駆動輪及び従動輪の間でコンベヤベルトを循環駆動させるようになっている。また、排出コンベヤ3の搬送経路上には磁選機(図示せず)が設けられており、運搬の途中で被破砕物に混入している釘や鉄片等の金属を吸着して取り除き最終的に搬出するようになっている。
動力装置4は、本体フレーム30の長手方向前方側の端部上に搭載されており、その下方側面には、木材破砕機の走行や破砕処理に関する操作・設定、モニタリング等を行うための操作盤83が設けられている。
以上のように構成した本実施の形態の動作を説明する。
<破砕作業時>
ハウジング41を閉位置とし、シアピン49を介して固定部材91及び固定部材92を連結する。
この状態で、動力装置4及び各駆動部を起動し、グラップル等の適宜の作業具を備えた重機(油圧ショベル等)等によって供給装置10のホッパ17内に被破砕物を投入すると、被破砕物が送りコンベヤ11の搬送ベルト16上に載置され、循環駆動する搬送ベルト16によって破砕装置2に向かって搬送される。被破砕物が押圧ローラ装置13付近まで搬送されると、押えローラ24が被破砕物上に乗り上げ、押えローラ24の自重により被破砕物が送りコンベヤ11の搬送面に押し付けられる格好となる。このようにして押えローラ24は、送りコンベヤ11との間に被破砕物を挟持した状態で、送りコンベヤ11と協働して破砕室31へ被破砕物を導入する。その際、被破砕物は押えローラ24と送りコンベヤ11とに挟持された部分を支点に片持ち梁状に破砕室31内に向かって突出する。
破砕室31内に突出した被破砕物には高速回転する破砕ロータ32の破砕ビット35が下方から衝突し、これにより被破砕物が粗破砕される(1次破砕)。このように粗破砕されて破砕室31内に跳ね上げられた被破砕物の破砕片はアンビル33に衝突し、その衝撃力によりさらに細かく破砕される。はその後も破砕ロータ32の回転に伴って破砕室31内を周回し破砕ビット35、アンビル33、破砕室31の内壁面等と衝突して破砕される(2次破砕)。そして、周回する破砕片のうちスクリーン40の排出孔を通過する大きさに細粒化されたもの(2次破砕物)が順次スクリーン40を通過して破砕室31から排出される。破砕室31から排出された被破砕物は、排出コンベヤ3上に落下して排出コンベヤ3によって搬送され機外に排出される。
上記のように破砕処理を行うとき、2次破砕が行われる際に、万一、破砕ビット35とアンビル33の間に石や金属などの異物が噛み込んだ場合には、破砕ビット35からアンビル33に過大な負荷が加わり、その負荷がハウジング41の固定部材91と支持部材48の固定部材92を連結するシアピン98に伝わる。このように、アンビル33に過大な負荷が作用してシアピン98にも許容を超える負荷がかかった場合には、シアピン98が破断してハウジング41の拘束が解かれ、アンビル33が破砕室31から退避するようにハウジング41が回動軸42を中心に回動する。ハウジング41が回動した際のハウジング41の跳ね上がり衝撃力は図示しないストッパ等により吸収される。また、ハウジング41は自重で元の姿勢(閉位置)に戻る。但し、図示しないセンサなどにより、ハウジング41の回動退避を検出すると、木材破砕機は被破砕物の破砕動作、すなわち、被破砕物の搬入(コンベヤ11の動作)及び破砕ロータ32の回転等を停止する。
<固定刃(アンビル)33aのメンテナンス時>
まず、動力装置4及び各駆動部を停止した状態で、機体幅方向両側に設けられた外装カバー2aを開ける。続いて、シアピン49による固定部材91及び固定部材92の連結を解除し、チェーンブロック等の吊り上げ手段により、ハウジング41を開位置とした状態で、固定ピン挿入孔36,37に固定ピン36aを挿入し、ハウジング41を開位置に固定する。
次に、側面フレーム19に設けられた作業口38の蓋部材38aを開けて、機体幅方向両側のブラケット33bに設けられたボルト33dを緩める。
続いて、作業口38aを介して、アンビル33aを機体幅方向一方から引き抜く。このとき、機体幅方向他方の作業口38からアンビル33aを叩いたり押したりすると、アンビル33aの移動をより簡単に行うことができる。アンビル33aの機体幅方向への移動は、溝部33fを介してガイドレール33cに沿うことによりガイドされる。
次に、新たにハウジング41に取り付けるアンビルを準備し、一方の作業口38から溝部33fをガイドレール33cに嵌め込むようにして、アンビルを機体幅方向に挿入する。このときの新たなアンビルは、引き抜いたアンビル33aとは別のアンビル、或いは、引き抜いた元のアンビル33aの上下方向、言い換えると、機体幅方向左右の位置を入れ替えたアンビル33aである。
そして、作業口38を介して、機体幅方向両側のブラケット33bに設けられたボルト33dを締め、作業口38の蓋部材38aを閉めて、ハウジング41の吊り下げを解除して閉位置とする。続いて、シアピン49により固定部材91と固定部材92を連結し、外装カバー2aを閉じる。
以上のように構成した本実施の形態における効果を説明する。
木質系の被破砕物を所定の大きさに破砕する木材破砕機に係る従来技術としては、例えば、外周部に破砕ビットを配設し回転自在に支持された破砕ロータと、この破砕ロータの外周側に設けた支持部材と、この支持部材にボルトにより交換可能に設けられ、破砕ビットの回転軌跡の近傍に配設された固定刃とを破砕室内に備えたものが知られており、送りコンベヤによって搬送された被破砕物を押圧ローラと送りコンベヤの間に押圧把持した状態で破砕室内へと導入し、回転する破砕ロータの破砕ビットとの衝突によって粗破砕(1次破砕)した後、さらに、破砕室内に設けられた固定刃等に衝突させて所定の大きさに破砕(2次破砕)し、排出コンベヤにより排出する。このような木材破砕機においては、固定刃の交換や再配置等のメンテナンスを適宜実施することによって破砕効率の維持を図る必要がある。
しかしながら、上記従来技術においては、固定刃を支持部材に固定するボルトの座繰り穴に被破砕物が硬く強固に詰まってしまい、座繰り穴の詰まり除去を含むボルトの取り外し作業は非常に手間がかかっていた。また、破砕室内における固定刃のメンテナンスを行う作業空間は非常に狭く、ボルトの取り付け・取り外し作業や重量物である固定刃の取り扱いは容易ではなかった。
これに対し、本実施の形態においては、ハウジングに設けられたガイドレール33cにより、アンビル33aを支持すると共に機体幅方向への移動をガイドし、側面フレーム19の機体幅方向両側に設けられた作業口38を介して、アンビル33aを機体幅方向に抜出および挿入を行うように構成し、かつ、破砕ロータ32の回転により破砕室31内に生じる被破砕物の流れに晒されない位置に配置したボルト33dにより、アンビル33aのハウジング41に対する機体幅方向への移動を制限して固定するように構成した。これにより、アンビル33aをハウジングに固定するボルト33dの座繰り穴に被破砕物が硬く強固に詰まってしまうことが無くなり、座繰り穴の詰まり除去を行う必要が無くなるので、ボルト33dの取り外し作業を容易に行うことができる。また、アンビル33aのメンテナンスを破砕室31外から行うことが出来るので、ボルト33dの取り付け・取り外し作業や重量物であるアンビル33dの取り扱いを容易に行うことができる。したがって、破砕室31内に配置されたアンビルのメンテナンスを容易に行うことができる。
<変形例>
第1の実施の形態の変形例について図面を参照しつつ説明する。
本変形例は、アンビルの溝部およびガイドレールの断面形状を略台形としたものである。図中、第1の実施の形態と同様の構成については同じ符号を付し、説明を省略する。
図11は、本変形例のガイドレールおよびアンビル(固定刃)を拡大して示す側面図である。
図11において、本変形例の固定刃設置部133は、破砕室31内を周回する被破砕物と衝突する固定刃(アンビル)133aと、アンビル133aの動きを抑制するためのブラケット33b及びボルト(図示せず)と、アンビル133aの機体幅方向への移動をガイドするガイドレール133cとから構成されている。
ガイドレール133cは、その長手方向に直交する平面における断面が、ハウジング41側、言い換えると、被破砕物の流れの下流側に行くに従って上下幅が縮幅する略台形状となるよう形成されている。
アンビル133aは、ガイドレール133cに沿って機体幅方向両側近傍まで延在するように設けられている。また、アンビル133aは、下流側にガイドレール133cに嵌合する溝部133fを有している。溝部133fは、その長手方向に直交する平面における断面が、ハウジング41側、言い換えると、被破砕物の流れの下流側に行くに従って上下幅が縮幅する略台形状となるよう形成されている。そして、アンビル133aは、溝部133fとガイドレール133cとを嵌め合わせることによって、ハウジング41に支持されている。これにより、アンビル133aの破砕ロータ32径方向外向きへの動き、及び、周方向への動きを規制することができる。また、アンビル133aは、溝部133fを介してガイドレール133cに沿って機体幅方向に摺動可能に支持されており、アンビル133aの機体幅方向への移動が容易にガイドされる。
アンビル133aは、溝部133fと反対側(すなわち上流側)に、破砕室31に導入された被破砕物が衝突する衝突面133eを有しており、破砕ロータ32の回転に伴って破砕室31内を周回する破砕片(被破砕物)に衝突面133eが対向するように配置されている。
その他の構成は、第1の実施の形態と同様である。
以上のように構成した本変形例においても、第1の実施の形態と同様の効果を得ることが出来る。
また、アンビル133aの溝部133fおよびガイドレール133cの断面が、ハウジング41側に行くに従って上下幅が縮幅する略台形状となるよう形成したので、アンビル133aのメンテナンス作業時における作業口83からのアンビル133aの抜出作業および挿入作業中に、アンビル133fがガイドレール133cからより確実に脱落しないので、さらに、アンビル133aのメンテナンスを容易に行うことができる。
1 走行体
2 破砕装置
3 排出コンベヤ
4 動力装置(パワーユニット)
5 トラックフレーム
6 駆動輪
7 従動輪
8 駆動装置(走行用油圧モータ)
9 履帯(無限軌道履帯)
10 供給装置
11 送りコンベヤ
13 押圧ローラ装置
15 駆動輪
16 搬送体(搬送ベルト、チェーンベルト)
17 ホッパ
19 フレーム(側面フレーム)
20 回転軸
30 本体フレーム
31 破砕室
32 破砕ロータ
33,133 固定刃設置部
33a,133a 固定刃(アンビル)
33b ブラケット
33c,133c ガイドレール(ガイド手段)
33d ボルト(固定手段)
33e 衝突面
33f 溝部
33g 頭部(操作部)
36,37 固定ピン挿入孔
36a 固定ピン
39 湾曲板
40 スクリーン
41 ハウジング
42 回動軸
48 支持部材
49 シアピン
63 スクリーン支持部材(スクリーンホルダ)
64 回動軸
66 油圧シリンダ
69 リンク機構
70 スライドリンク
72 保持リンク
73 ガイド部材
85a〜85d ウェアプレート
91,92 固定部材

Claims (3)

  1. 破砕機フレームと、
    前記破砕機フレームの機体幅方向軸回りに回転自在に支持され、外周面に複数の破砕ビットを配設した破砕ロータと、
    前記破砕ロータ周りの破砕室に臨むように配置された固定刃と、
    前記破砕機フレームに回動可能に取り付けられたハウジングに設けられ、前記固定刃を支持すると共に、前記固定刃の機体幅方向への移動をガイドするガイド手段と、
    前記破砕機フレームの機体幅方向両側であって、前記ハウジングを回動させて前記固定刃が前記破砕室から退避する開位置とした場合に前記固定刃の端部と対向する位置に設けられ、前記ガイド手段に沿って機体幅方向に移動する固定刃の抜出および挿入を行う作業口と、
    前記破砕ロータの回転により前記破砕室内に生じる被破砕物の流れに晒されない位置に配置した操作部により、前記ハウジングに対する前記固定刃の機体幅方向への移動を許可する状態と制限して固定する状態との間で操作可能な固定手段と
    を備えたことを特徴とする木材破砕機。
  2. 請求項1記載の木材破砕機において、
    前記破砕ロータ周りの破砕室における前記破砕機フレームの内面の少なくとも一部を覆うように設けられたウェアプレートを備え、
    前記固定手段は、前記ハウジングにおける前記固定刃の機体幅方向両端部に設けられ、前記ハウジングを回動して前記固定刃が前記破砕室に臨む姿勢とした場合に、機体前後方向において前記ウェアプレートの端部に対向して近接するよう設けられたブラケットの該ウェアプレートとの対向部に頭部を配置し、前記ハウジングに対する前記固定刃の機体幅方向への移動を許可する状態と制限して固定する状態とを操作するボルトであることを特徴とする木材破砕機。
  3. 破砕機フレームの機体幅方向軸周りに回転自在に支持され、外周面に複数の破砕ビットを配設した破砕ロータと、前記破砕機フレームに回動可能に取り付けられたハウジングに設けられ、前記破砕ロータ周りの破砕室に臨むように配置された固定刃とを備えた木材破砕機の固定刃交換方法であって、
    前記ハウジングを回動させて前記固定刃が前記破砕室から退避する開位置とする手順と、
    前記破砕ロータの回転により前記破砕室内に生じる被破砕物の流れに晒されない位置に配置した操作部により、前記ハウジングに対する前記固定刃の機体幅方向への移動を許可する状態とする手順と、
    前記ハウジングに設けられ、前記固定刃を支持すると共に、前記固定刃の機体幅方向への移動をガイドするガイド手段に沿って、前記破砕機フレームの機体幅方向に設けられた作業口から、前記固定刃を抜き出す手順と、
    ガイド手段に沿って、前記作業口から所望の固定刃を機体幅方向に挿入する手順と、
    前記操作部により、前記ハウジングに対する前記固定刃の機体幅方向への移動を制限して固定する手順と
    前記ハウジングを回動させて前記固定刃が前記破砕室に臨む閉位置とする手順と
    を有することを特徴とする固定刃交換方法。
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