JP2013240239A - 電気自動車 - Google Patents

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Abstract

【課題】電気自動車において、走行中でも電流センサの補正値を取得することができる技術を提供する。
【解決手段】電気自動車は、モータとインバータと電流センサとコントローラを備える。インバータは、バッテリの直流電力をモータ駆動に適した交流電力に変換するDC/AC変換の機能と、モータが発生した交流電力を直流電力に変換するAC/DC変換の機能を兼ね備える。電流センサは、インバータとモータの間を流れる電流を計測する。コントローラは、制動時、インバータにAC/DC変換させてモータが発電した電力でバッテリを充電する第1制動モードと、インバータを停止するとともにメカニカルブレーキを動作させておき、電流センサが計測した値を電流センサの補正値として取得する第2制動モードのいずれかを実行する。
【選択図】図3

Description

本明細書が開示する技術は、電気自動車に関する。特に、本明細書は、インバータの出力電流を計測する電流センサの補正値(オフセット値)を取得する技術に関する。本明細書における電気自動車には、モータとエンジンの双方を備えるいわゆるハイブリッド車や燃料電池車が含まれる。
電気自動車手は、バッテリの直流電力をモータの駆動に適した交流に変換するインバータを備える。インバータの出力は、車速やアクセル開度に応じて調整される。一般には、電気自動車のモータ制御には、車速やアクセル開度からモータの目標出力を算出し、モータの実際の出力が目標出力に一致するようにフィードバック制御が組み込まれる。モータの出力はインバータの出力電流で定まるため、このフィードバック制御には、インバータの出力電流がフィードバック量に用いられる。それゆえ、電気自動車はインバータの出力電流を計測する電流センサを搭載している。
一般に、電流センサには、計測対象のケーブルに電流が流れていないにもかかわらずに計測値がゼロにならない、いわゆるオフセット値が存在する。そのオフセット値を相殺するために、オフセット値を推定し、電流センサの計測値からその推定値を差し引くことで正確な計測値を得ることが行われる。オフセット値を相殺するための値は補正値と呼ばれる。あるいは、「オフセット値」が、補正値と同義で用いられることがある。
補正値を取得する技術が例えば特許文献1や2に開示されている。特許文献1の技術では、イグニッションスイッチがONからOFFに切り換わった場合、あるいはOFFからONに切り換わったときであって、モータが回転していないときに電流センサの計測値を取得し、その取得値に基づいて電流センサの補正値(いわゆるオフセット)を得る。特許文献2の技術では、電流センサ自体を計測対象のケーブルから物理的に切り離しておいてセンサの出力を取得し、電流センサの補正値を得る。
特開2005−020877号公報 特開2008−072875号公報
特許文献1の技術は車両が停止しているときに限られる。長時間走行していると電流センサの温度が変化し、温度変化に伴ってオフセット値も変化することが予想される。そこで、電流センサの補正値は車両が走行中であっても取得できることが好ましい。特許文献2の技術は、走行中でも補正値を取得することができるが、電流センサをケーブルから物理的に切り離すスイッチを備える必要がありコストが嵩む。本明細書は、特許文献2におけるスイッチなど特別のデバイスを追加することなく、走行中でも電流センサの補正値を取得することができる技術を提供する。
本明細書が開示する技術は、インバータがモータに電流を供給しない減速時に着目する。ただし、多くの電気自動車では、減速エネルギを利用してモータで発電し、バッテリを充電する。減速エネルギで発電した電力は一般に回生電力と呼ばれている。回生電力を発生している間はインバータの交流出力側に電流が流れるため補正値を求めることはできない。そこで、本明細書が開示する電気自動車では、回生電力を発生する制動モード(後述する第1制動モード)に加え、インバータを停止し、代わりにメカニカルブレーキを動作させる第2制動モードを備える。第2制動モードではインバータに電流が流れないので、このときの電流センサの値(センサ出力)をオフセット値(補正値)として取得する。この技術は、特別なデバイスを追加することなく、走行中に電流センサの補正値を取得することができる。
本明細書が開示する電気自動車は、インバータと電流センサとコントローラを備える。インバータは、バッテリの直流電力をモータ駆動に適した交流電力に変換するDC/AC変換の機能と、モータが発生した交流電力を直流電力に変換するAC/DC変換の機能を兼ね備えている。電流センサは、モータのフィードバック制御に用いる電流を計測するために備えられており、インバータとモータの間を流れる電流を計測する。コントローラは、インバータを制御する。コントローラは、制動時に、次の第1制動モードと第2制動モードのいずれかを選択して車両の制動を実施する。第1制動モードは、インバータにAC/DC変換させてモータが発電した電力でバッテリを充電する。第2制動モードは、インバータを停止するとともにメカニカルブレーキを動作させておき、電流センサが計測した値を電流センサの補正値として取得する。第1制動モードの場合、回生だけでは所望の減速トルクが得られない場合、メカニカルブレーキを併用してもよい。また、本明細書が開示する技術は、上記した第1制動モードと第2制動モードのほかに別の制動モードを有することを妨げない。
上記における制動時とは、具体的にはアクセル開度がゼロの場合、あるいは、ブレーキペダルが踏まれたときでよい。アクセル開度がゼロの場合、電気自動車は通常のエンジン車のエンジンブレーキに相当する減速を実現する。その減速の際に、状況に応じて第1制動モードと第2制動モードのいずれかを実施する。
コントローラは、アクセル開度がゼロあるいはブレーキペダルが踏まれたときに必要に応じて電流センサの出力を補正値として取得すればよい。なお、コントローラは、アクセル開度がゼロの場合だけ、あるいは、ブレーキペダルが踏まれている間だけ、電流センサの補正値を取得するようにプログラムされていてもよい。
コントローラは、電流センサの補正値を取得する処理を、典型的には、電流センサの温度が予め定められた温度差分閾値以上変化した場合に実行するのがよい。だたし、温度差分閾値以上変化した場合に必ず補正値を取得する処理を実行する必要はない。例えば目標減速度が大きい場合は、モータの発電量も大きくなり、インバータを停止してもインバータを超えて電流が流れる可能性がある。即ち、インバータの出力ケーブルに電流が流れる可能性がある。そのような可能性がある場合には、補正値取得処理をキャンセルするのがよい。本明細書が開示する技術の詳細、及び、さらなる改良は、発明の実施の形態にて説明する。
ハイブリッド車の駆動系のブロック図を示す。 制動モード選択処理のフローチャート図を示す。 制動制御のフローチャート図を示す。
図面を参照して実施例の電気自動車を説明する。実施例の電気自動車は、走行用のモータとエンジンの双方を備えるハイブリッド車である。図1に、ハイブリッド車2の駆動系の概略ブロック図を示す。図1は、本明細書が開示する技術の特徴を説明するのに必要な部品だけを示しており、ハイブリッド車(電気自動車)が本来備える部品のいくつかは図示を省略していることに留意されたい。なお、ハイブリッド車は、機能に応じて複数のコントローラを備えており、コントローラ同士が連携して動作する。しかし、以下では説明を簡単にするため、ハイブリッド車2は、一つのコントローラ(コントローラ6)が全て制御を行うものとする。
ハイブリッド車2は、走行用のモータ21とエンジン22を備える。モータ21とエンジン22の出力は動力分配機構23で適宜に合成/分配され、デフ24を介して車軸25に伝達される。目標出力が小さい場合には、動力分配機構23はエンジン22の出力の一部をモータ21へ伝達する。即ち、エンジン22でモータ21を駆動し発電する。発電電力はインバータ5を通じて直流電力に変換され、さらに昇降圧コンバータ4によってバッテリ3の充電に適した電圧まで降圧される。こうして、ハイブリッド車2は、エンジン22の駆動力でバッテリ3を充電することができる。あるいは、ハイブリッド車2は、ブレーキペダルが踏まれた場合に、減速エネルギをモータ21で受け、発電する場合もある。車両の運動エネルギの一部がモータ21によって電気エネルギに変換され、その分車速が低下する。即ちハイブリッド車2に制動が加わる。減速エネルギによる発電電力は一般に回生電力と呼ばれる。なお、ハイブリッド車2には、メカニカルブレーキ27も備えられており、回生だけでは減速力が足りない場合、あるいは、後述するように回生を行なわない場合、メカニカルブレーキ27によって必要な制動力を得る。
電力系について説明する。バッテリ3は、システムメインリレー12を介して昇降圧コンバータ4に接続している。昇降圧コンバータ4は、バッテリ3の出力電圧をモータ駆動に適した電圧へ昇圧する昇圧機能と、インバータ5を通じて直流電力に変換された回生電力をバッテリ3の充電に最適な電圧に降圧する降圧機能の双方を備える。昇降圧コンバータ4で昇圧されたバッテリ電力(直流)はインバータ5で交流電力に変換されてモータ21に供給される。昇降圧コンバータ4とインバータ5は良く知られているように多数のスイッチング素子(例えば、スイッチングトランジスタ51と還流ダイオード52)を備え、そのスイッチング素子はPWM信号で制御される。コントローラ6が、昇降圧コンバータ4とインバータ5へ指令するPWM信号を生成する。コントローラ6は、車速センサ17、アクセル開度を計測するアクセルペダルセンサ31などのセンサデータに基づいてモータ21が出力すべき目標出力を算出する。そしてコントローラ6は、モータ21の実際の出力が目標出力に一致するように昇降圧コンバータ4とインバータ5を制御する。また、コントローラ6は、ブレーキの踏み込み量を計測するブレーキペダルセンサ32のセンサデータに基づいて必要な目標減速度を算出し、その目標減速度を達成するように、回生とメカニカルブレーキ27を制御する。なお、回生を制御するとは、減速エネルギによってモータ21が得た回転に応じてインバータ5と昇降圧コンバータ4を制御し、モータ21に発生する誘導起電力を適宜に直流電力に変換することを意味する。
前述したように、コントローラ6は、車速センサ17によって計測される車速やアクセルペダルセンサ31によって計測されるアクセル開度に基づいてモータ21が出力すべき目標出力を決定し、モータ21の出力が目標出力に一致するように昇降圧コンバータ4とインバータ5へ与える夫々のPWM信号を決定する。なお、実際にはコントローラ6は、エンジン22が出力すべき目標出力も決定し、その目標出力に応じてエンジンへの燃料噴射量を制御する。
モータ21のフィードバック制御に必要なセンサとして、ハイブリッド車2は、インバータ5のUVW3相出力のうち2相(実施例ではV相とW相)の電流を計測する電流センサ15と、モータ21の回転数を計測する回転数センサ(不図示)を備える。2相を流れる電流と回転数から残りの相の電流を決定することができる。ハイブリッド車2は、他に、インバータ5への入力電圧を計測する電圧センサ14、及び、電流センサ15の温度を計測する温度センサ16を備える。電流センサ15は、インバータ5とモータ21を繋ぐ交流側出力ケーブルに備えられている。コントローラ6は、それらセンサのデータを参照し、インバータ5などを制御するとともに、電流センサ15が有するオフセット値を相殺するための補正値を取得する。
電流センサ15のオフセット値と補正値を説明する。電流センサ15には、非接触で電流を計測することができるホール素子などが用いられる。ただし、ホール素子などを使った電流センサ15には、計測対象のケーブルに実際に電流が流れていなくともなんらかの値が出力されることがよくある。そのような出力値がオフセットと呼ばれる。オフセット値は計測誤差となるので、オフセット値を特定し、その値をセンサ出力から差し引くことによって正確な計測値が得られる。オフセット値を相殺する定数を補正値と称する。ケーブルに電流が流れていないことが確かである状況下におけるセンサ出力が補正値(オフセット値)として採用される。典型的には、イグニッションスイッチがOFFからONに切り換えられたときであって車速がゼロのときに電流センサ15の出力値が補正値として保持される。保持された補正値は不揮発性メモリ33に格納され、電流センサ15の計測値に対して適用される。
電流センサ15のオフセット値(補正値)は、温度によって変化する。そこで、ハイブリッド車2は、電流センサ15の温度を計測する温度センサ16を備え、その計測値Tsが前回の計測値から大きく変化したときに、補正値の更新(取得)を行う。補正値の取得は、減速時に行われる。コントローラ6は、通常の制動時は、可能な限り回生を活用し、できるだけバッテリ3を充電する。他方、コントローラ6は、補正値を更新する場合は、インバータ5を停止し回生は行わず、メカニカルブレーキ27だけで制動力を確保し、その間に補正値を取得する。前者の制動制御を第1制動モードと称し、後者の制動制御を第2制動モードと称する。
制動制御は、図2と図3に示したフローチャートの処理で構成される。図2は、制動モードを選択する処理のフローチャート図である。図2の処理は、制動中であるか否かに関わらずに、所定の周期毎に実行される。なお、コントローラ6は、走行に先立って、車両のイグニッションスイッチがOFFからONに切り換えられたときに、補正値の初期値として電流センサ15のセンサデータを取得し、保持する。補正値は、コントローラ6内の不揮発性メモリ33に格納される。また、このとき、コントローラ6は、電流センサ15の温度も初期値として取得しておく。電流センサ15の温度は温度センサ16によって計測される。
図2のフローチャートに沿って、制動モードの選択処理を説明する。コントローラ6はまず、電流センサ15の温度を取得する(S2)。次にコントローラ6は、電流センサ15の温度の前回計測値と今回の計測値の差が閾値(温度差分閾値)よりも大きいか否かを判断する(S3)。なお、温度差分閾値は、予め決定されており、コントローラ6内の不揮発性メモリ33に記憶されている。温度差分閾値の値は、例えば20度である。温度差が閾値以内である場合(S3:NO)、コントローラ6は、第1制動モードを選択する(S5)。他方、温度差が閾値を超えている場合(S3:YES)、コントローラ6は、第2制動モードを選択する(S4)。なお、ステップS4、S5の処理は、プログラム内でいわゆるフラグを立てる処理であり、実際の制動は、ブレーキペダルが踏まれている間に実行される。
図3が、ブレーキペダルが踏まれている間に実行される制動制御のフローチャート図である。即ち図3の処理は、ブレーキペダルが踏み込まれていることを検知すると起動される。制動制御では、コントローラ6はまず、ブレーキペダルの踏み込み量と車速から必要な制動トルクを決定する(S12)。以降の処理は、制動モードによって分かれる(S13)。第1制動モードの場合は、コントローラ6は、回生によりモータが発電した交流電力を直流に変換するようにインバータ5を駆動する(S24)。回生では制動トルクが不足する場合は、コントローラ6は、不足分を補うようにメカニカルブレーキ27を作動させる(S25)。
他方、第2制動モードが選択されている場合は、コントローラ6は、車速から推定されるモータ21の逆起電力を算出し(S14)、推定される逆起電力がシステム電圧VHよりも小さいか否かを判断する(S15)。ここで、システム電圧VHとは、インバータ5の直流側の電圧を意味する。図1の電圧センサ14が、システム電圧VHを計測する。
逆起電力がシステム電圧VHよりも小さくなることが予想される場合(S15:YES)、インバータ5を停止すれば逆起電力によってはインバータ5に電流が流れ込まないので、即ち、電流センサ15の対象となるケーブルには電流が流れないので、コントローラ6は、補正値を取得する処理(ステップS16〜S19)を実行する。他方、逆起電力がシステム電圧VHよりも大きくなることが予想される場合(S15:NO)、図1のインバータ5の回路図から明らかなように、還流ダイオード52を通じて電流がインバータ5の交流側(図1におけるインバータ5の右側)から直流側(図1におけるインバータ5の左側)へと電流が流れる。このときは補正値を取得することができないので、第2制動モードをキャンセルし、第1制動モードに切り換える(S15:NO、S24)。
逆起電力がシステム電圧VHよりも小さいことが予想される場合(S15:YES)、コントローラ6は、ステップS12で決定した制動トルクの全てをメカニカルブレーキ27で達成するようにメカニカルブレーキ27を制御する(S16)。次いでコントローラ6は、インバータ5を停止する(S17)。インバータ5を停止すると、推定される逆起電力がシステム電圧VHよりも小さいのでモータ21からインバータ5へ電流が流れることがない。そこでコントローラ6は、このときの電流センサ15の値(センサデータ)を新たな補正値として保持する(S18)。また、コントローラ6は、このときの電流センサの温度も取得し、保持しておく(S19)。このときの電流センサの温度は、次回に図2の処理が実行される場合のステップS3における「前回の温度」として利用される。
取得した補正値は、モータ21のフィードバック制御時、電流センサ15のセンサデータからオフセット値を相殺するために用いられる。具体的にはコントローラ6は、電流センサ15のセンサデータから補正値を差し引いた後にフィードバック制御に用いる。そうすることで、電流センサ15の計測値に含まれるオフセット値を相殺することができ、正確な電流フィードバック制御を達成することができる。
実施例のハイブリッド車2の利点を説明する。実施例のハイブリッド車2は、電流センサ15の温度が前回の測定値から温度差分閾値以上変化した場合、制動時にインバータ5を停止してインバータ/モータ間に電流が流れないようにして電流センサ15のオフセット値(補正値)を取得する。上記の処理は、走行しながら行うことができる。また、上記の処理は、ハイブリッド車(電気自動車)が本来備えているデバイスだけで実現できる。
図3のフローチャートの処理の改良を説明する。ステップS15の処理は、逆起電力がシステム電圧VHよりも大きいとインバータ5の交流側から直流側へ電流が流れてしまうので、推定される逆起電力がシステム電圧VHよりも小さい場合に補正値を取得する処理を実行するために用意されている。そこで、コントローラ6は、第2制動モードを実行する際、昇降圧コンバータ4を駆動し、システム電圧VHを高めておくことも好適である。具体的には第2制動モードを実行する際、コントローラ6は、システム電圧VH(インバータの直流側電圧)を、バッテリの電力によってモータを駆動する場合よりも高い電圧に変更する。そうすることで、推定値を取得することができる逆起電力の範囲を拡げることができる。
実施例で説明した技術に関する留意点を述べる。実施例では、図3の処理は、ブレーキペダルが踏み込まれた場合に起動される。コントローラ6は、ブレーキペダルが踏み込まれた場合だけでなく、アクセル開度がゼロの場合に図3の処理を実行するようにプログラムされていることも好適である。あるいは、コントローラ6は、アクセル開度が所定の閾値開度(例えば開度5%)よりも小さい場合に図3の処理を実行するようにプログラムされていてもよい。さらに、コントローラ6は、アクセル開度が所定の開度閾値よりも小さく、かつ、車速が所定の車速閾値よりも小さい場合に、図3の処理を実行するようにプログラムされていてもよい。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:ハイブリッド車
3:バッテリ
4:昇降圧コンバータ
5:インバータ
6:コントローラ
12:システムメインリレー
14:電圧センサ
15:電流センサ
16:温度センサ
17:車速センサ
21:モータ
22:エンジン
27:メカニカルブレーキ
31:アクセルペダルセンサ
32:ブレーキペダルセンサ
33:不揮発性メモリ
51:スイッチングトランジスタ
52:還流ダイオード

Claims (3)

  1. 制動時の減速エネルギによってモータを回転させ、発電した電力でバッテリを充電することができる電気自動車であって、
    バッテリの直流電力をモータ駆動に適した交流電力に変換するDC/AC変換の機能と、モータが発生した交流電力を直流電力に変換するAC/DC変換の機能を兼ね備えたインバータと、
    インバータとモータの間を流れる電流を計測する電流センサと、
    インバータを制御するコントローラと、
    を備えており、コントローラは、制動時、
    インバータにAC/DC変換させてモータが発電した電力でバッテリを充電する第1制動モードと、
    インバータを停止するとともにメカニカルブレーキを動作させておき、電流センサが計測した値を電流センサの補正値として取得する第2制動モードと、
    のいずれかを実行することを特徴とする電気自動車。
  2. 電流センサの温度を計測する温度センサをさらに備えており、
    コントローラは、電流センサの温度が前回の測定値から予め定められた温度差分閾値以上変化したら前記第2制動モードを実行することを特徴とする請求項1に記載の電気自動車。
  3. コントローラは、第2制動モードを実行する際にインバータの直流側の電圧を高めることを特徴とする請求項1又は2に記載の電気自動車。
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