JP2013239515A - 収容什器 - Google Patents

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Abstract

【課題】隣接する収容什器の両側からの操作により開口部を開口可能とすることで、安全性を向上させた収容什器を提供する。
【解決手段】収容什器2は、隣り合う収容部1,200同士の一方の収容部1に設けられ、該隣り合う収容部1,200同士を画成するとともに、互いを連通する連通孔52が穿設された仕切り板50と、前記一方の収容部1の内部における第一固定部39にて固定されるとともに、前記連通孔52を閉塞し、被係合部109が設けられたカバー部材100と、前記隣り合う収容部1,200のうち他方の収容部200の内部における第二固定部239にて固定されるとともに、前記被係合部109と係合する係合部149が設けられたストッパー部材140とを備え、前記被係合部109と前記係合部149とが係合した状態で、前記カバー部材100と前記ストッパー部材140とが分離不能とされていることを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、収容什器に関するものである。
一般に、サーバ等の電子機器は、サーバラックと呼ばれる収容什器に載置されてサーバルーム等の部屋で集中管理されている。
このようなサーバラックとしては、四方枠で構成される底部及び天部と、該底部及び天部の角部を連結する縦フレーム(垂直フレーム)と、該底部と天部との間に設けられサーバを設置可能とされた略矩形状の棚板とを有する構成が提案されている(下記特許文献1、2参照)。
また、上記のサーバラックにおいては、側面を構成する縦フレーム間は開放された開口部を形成しているため該開口部を介して、当該サーバラックに設置されたサーバと、隣接するサーバラックに設置されたサーバとがケーブルにて接続可能とされており、開口部は隣接するサーバ同士の接続上有効である。
特開2011−155211号公報 特許第2570191号公報
ここで、上記の特許文献1等に記載のサーバラックを隣接設置し、それぞれのサーバラックを別々の使用者が使用する場合がある。この場合には、開口部を介して他のクライアントのサーバラックに設置されたサーバへのアクセスが可能となりセキュリティー上好ましくないため、開口部を閉塞することが望まれている。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、隣接する収容什器の両側からの操作により開口部を開口可能とすることで、安全性を向上させた収容什器を提供するものである。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を採用している。
すなわち、本発明に係る収容什器は、並べて配置されるとともに、それぞれ電子機器を収容可能とされた複数の収容部を有する収容什器であって、隣り合う前記収容部同士の一方の収容部に設けられ、該隣り合う収容部同士を画成するとともに、互いを連通する連通孔が穿設された仕切り板と、前記一方の収容部の内部における第一固定部にて固定されるとともに、前記連通孔を閉塞し、被係合部が設けられたカバー部材と、前記隣り合う収容部のうち他方の収容部の内部における第二固定部にて固定されるとともに、前記被係合部と係合する係合部が設けられたストッパー部材とを備え、前記被係合部と前記係合部とが係合した状態で、前記カバー部材と前記ストッパー部材とが分離不能とされていることを特徴とする。
このような収容什器では、一方の収容部に設けられた仕切り板の連通孔を、該一方の収容部の内部に固定されたカバー部材で閉塞することができる。このとき、カバー部材に設けられた被係合部は、他方の収容部の内部に固定されたストッパー部材の係合部と係合されており、該カバー部材とストッパー部材とは分離不能とされている。ここで、該カバー部材を連通孔から取り外すためには、第一固定部においてカバー部材を取り外し、第二固定部においてストッパー部材を取り外すとともに、被係合部と係合部との係合を外さなければならない。よって、一方の収容部及び他方の収容部のいずれか一方側からのみの操作では連通孔は開口せず、一方の収容部の内部及び他方の収容部の内部からの取り外し操作によらなければ連通孔は開口しない。したがって、一方の収容部側から他方の収容部側へアクセスして該一方の収容部に配設された機器や該機器内の情報の盗難、いたずら等を防止することができるため、什器としての安全性を向上させることができる。
また、上記のように連通孔が閉塞された状態から開口された状態へと変更が可能であるため、利用者の使い勝手を向上させることができる。
また、本発明に係る収容什器は、前記被係合部は、前記カバー部材の板厚方向に設けられた貫通孔であり、前記係合部は、前記貫通孔に挿通された突出部であることが好ましい。
このような収容什器では、貫通孔に突出部を係合することで、カバー部材とストッパー部材とを確実に係合することができる。よって、カバー部材で連通孔を確実に閉塞された状態を維持することができる。したがって、一方の収容部側から他方の収容部側へアクセスして該一方の収容部に配設された機器や該機器内の情報の盗難、いたずら等を防止することができるため、什器としての安全性を向上させることができる。
また、本発明に係る収容什器は、前記隣り合う収容部には、それぞれ前方に向かって開口する第一開口部、第二開口部が形成されており、前記第一固定部及び前記第二固定部は、前記連通孔よりもそれぞれ前記第一開口部側、前記第二開口部側に位置していてもよい。
このような収容什器では、第一開口部及び第二開口部から、第一固定部及び第二固定部におけるカバー部材及びストッパー部材の固定と取り外しが可能であるため、利用者の使い勝手を向上させることができる。
一般に、収容什器内に電子機器が収容されている場合には該電子機器に接続された配線が煩雑に配設されているがことがある。このような場合に、カバー部材及びストッパー部材の固定と取り外しを第一開口部及び第二開口部からできるため、利用者の使い勝手を向上させることができる。
また、本発明に係る収容什器は、前記電子機器は、サーバであり、前記連通孔には、該サーバに接続される配線が挿通されていることを特徴とする。
このような収容什器では、一方の収容部及び他方の収容部にそれぞれサーバを収容し、連通孔を介してそれぞれのサーバの配線を接続することができる。
本発明に係る収容什器によれば、カバー部材に設けられた被係合部は、一方の収容部の内部及び他方の収容部の内部からの取り外し操作によらなければ連通孔の開口しないため、安全性を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る収容什器の一例であるサーバラック装置の正面図である。 本発明の一実施形態に係るサーバラック装置を構成する一方の収容部と他方の収容部を分解した状態を一の方向から見た分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係るサーバラック装置を構成する一方の収容部と他方の収容部を分解した状態を他の方向から見た分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係るサーバラック装置を構成する一方の収容部と他方の収納部との接合箇所の前側断面図である。 本発明の一実施形態に係るサーバラック装置を構成する一方の収容部と他方の収納部との接合箇所の後側断面図である。 本発明の一実施形態に係るサーバラック装置を構成する一方の収容部を一の方向から見た斜視図である。 本発明の一実施形態に係るサーバラック装置を構成する一方の収容部に固定されたカバー部材を内方から見た図である。 本発明の一実施形態に係るサーバラック装置を構成する一方の収容部に固定されたカバー部材の斜視図である。 本発明の一実施形態に係るサーバラック装置を構成する一方の収容部に固定された別のカバー部材の斜視図である。 本発明の一実施形態に係るサーバラック装置を構成する他方の収納部に固定されストッパー部材の斜視図である。 本発明の一実施形態に係るサーバラック装置を構成する他方の収納部を他の方向から見た斜視図である。
以下、本発明の一実施形態に係る収容什器の一例として、サーバ等の電子機器(不図示。以下同じ。)を収容するサーバラック装置について説明する。
なお、サーバとは、ネットワークに接続され、クライアント(パソコン等)からの要求にしたがって処理を行う装置である。
図1は、サーバラック(収容部)が並べて3個配置されたサーバラック装置の正面図である。
ここで、便宜上、図1に示す左右方向を左右方向、紙面の奥行き方向を前後方向、上下方向を上下方向と称する。
図1に示すように、サーバラック装置2は、サーバをそれぞれ収容可能な収容部として複数のサーバラック1,200,300を備えている。
具体的には、本実施形態において、サーバラック装置2は、第一のサーバを収容可能とされた第一サーバラック(一方の収容部)1と、該第一サーバラック1に隣接して第二のサーバを収容可能とされた第二サーバラック(他方の収容部)200と、該第二サーバラック200と隣接して第三のサーバを収容可能とされた第三サーバラック300とを有している。
そして、サーバラック装置2は、隣り合うサーバラック1,200,300を互いに連通する連通孔52等を閉塞可能な構成を有している。以下、詳細に説明する。
(第一サーバラック)
図2及び図3に示すように、第一サーバラック1は、底壁部10と、該底壁部10から立設する前壁部20と、該前壁部20と直交する第一側壁部40及び第二側壁部50(仕切り板)と、該第一側壁部40と第二側壁部50とを連結する後壁部70と、底壁部10と対向する上壁部15とを有している。
底壁部10は、四方枠状の底フレーム11と、該底フレーム11内に設けられた板状部材の床壁本体12とを有している。
上壁部15は、床壁部と対向した構成であり、四方枠状の上フレーム16と、該上フレーム16内に設けられた板状部材の上壁本体17とを有している。
前壁部20は、底フレーム11の前部と上フレーム16の前部とを連結する左右一対の前フレーム21と、底フレーム11の前部、上フレーム16の前部及び前フレーム21で囲まれた部分内に設けられた前扉部22とを有している。
図4に示すように、前フレーム21は、前部を形成する前壁本体30と、該前壁本体30の一端から折曲して前後方向に延在する第一折曲前壁部31と、該第一折曲前壁部31の端部から左右方向内方に向かって折曲した第二折曲前壁部32と、該第二折曲前壁部32の端部から後方に折曲した第三折曲前壁部33と、該第三折曲前壁部33の端部から左右方向外方に向かって折曲した第四折曲前壁部34とを有している。
さらに、前フレーム21は、前壁本体30の他端から折曲して前後方向に延在する第五折曲前壁部35と、該第五折曲前壁部35の端部から左右方向内方に向かって折曲した第六折曲前壁部36と、該第六折曲前壁部36の端部から後方に向かって折曲した第七折曲前壁部37とを有している。
第三折曲前壁部33には、カバー部材を固定可能とする板厚方向に貫通する第一前壁孔部39(第一固定部)が穿設されている。
図2に示すように、前扉部22にはその表面の左側に前把手23が設けられており、該前扉部22は右側に設けられた上下方向を軸線方向とする回動軸(不図示。以下同じ。)を中心として、前方に回動可能とされている。ここで、前把手23を把持して前方に引き前扉部22が開いた状態で、第一サーバラック1では前方に向かって開口する第一開口部24が形成される。
後壁部70は、前壁部20と対向した構成であり、底フレーム11の後部と上フレーム16の後部とを連結する左右一対の後フレーム71と、底フレーム11の後部、上フレーム16の後部及び後フレーム71とで囲まれた部分内に設けられた後扉部72とを有している。
図5に示すように、後フレーム71は、後部を形成する後壁本体80と、該後壁本体80の一端から折曲して前後方向に延在する第一折曲後壁部81と、該第一折曲後壁部81の端部から左右方向内方に向かって折曲した第二折曲後壁部82と、該第二折曲後壁部82の端部から前方に折曲した第三折曲後壁部83と、該第三折曲後壁部83の端部から左右方向外方に向かって折曲した第四折曲後壁部84とを有している。
さらに、後フレーム71は、後壁本体80の他端から折曲して前後方向に延在する第五折曲後壁部85と、該第五折曲後壁部85の端部から左右方向内方に向かって折曲した第六折曲後壁部86と、該第六折曲後壁部86の端部から前方に向かって折曲した第七折曲後壁部87とを有している。
第三折曲後壁部83には、板厚方向に貫通する第一後壁孔部89が穿設されている。
後扉部72にはその表面の右側に後把手(不図示。以下同じ。)が設けられており、該後扉部72は右側に設けられた上下方向を軸線方向とする回動軸(不図示。以下同じ。)を中心として、後方に回動可能とされている。ここで、後把手を把持して後方に引き後扉部72が開いた状態で、第一サーバラック1では後方に向かって開口する後側開口部(不図示。以下同じ。)が形成される。
図3に示すように、第一側壁部40は、底フレーム11の左部、上フレーム16の左部、前フレーム21の左部及び後フレーム71の左部とで囲まれた部分内に設けられた板状部材である。
(第二側壁部(仕切り板))
図6に示すように、第二側壁部50は、底フレーム11の右部、上フレーム16の右部、前フレーム21の右部及び後フレーム71の右部とで囲まれた部分内に設けられた板状部材である。
側壁本体51には、上下方向及び前後方向に間隔を有して板厚方向に貫通する前側の第一連通孔52(連通孔)と後側の第二連通孔53とが穿設されている。この第一連通孔52及び第二連通孔53には、サーバに接続される配線(不図示。以下同じ。)が挿通可能とされている。
図4に示すように、前フレーム21に穿設された第一前壁孔部39は、この第一連通孔52よりも第一開口部24側に位置している。
また、図4及び図5に示すように、第一連通孔52及び第二連通孔53の外縁部には、パッキン等で構成される緩衝部材59が設けられている。
図4に示すように、この第二側壁部50は、前部において、第一サーバラック1と第二サーバラック200とを画成する側壁本体51と、該側壁本体51の前部から前フレーム21の第二折曲前壁部32に沿って折曲した第一折曲側壁部61と、該第一折曲側壁部61の端部から第三折曲前壁部33に沿って折曲した第二折曲側壁部62とを有している。
図5に示すように、さらにこの第二側壁部50は、側壁本体51の後部から後フレーム71の第二折曲後壁部82に沿って折曲した第三折曲側壁部63と、該第三折曲側壁部63の端部から第三折曲後壁部83に沿って折曲した第四折曲側壁部69とを有している。
また、図4に示すように、第二側壁部50には、第一連通孔52の後部に、後述するカバー部材100を支持する前カバー支持部54が形成されている。前カバー支持部54は、側壁本体51に沿って設けられた前後一対の前支持底部55と、該前支持底部55の端部から立設する前後一対の前支持立設部56と、該一対の前支持立設部56を連結する前支持連結部57とを有している。
一対の前支持立設部56のうち前側の前支持立設部56には、板厚方向に貫通する挿入孔58が設けられている。
また、図5に示すように、第二側壁部50には、第二連通孔53の前部に、後述する第二カバー部材120を支持する後カバー支持部64が形成されている。後カバー支持部64は、側壁本体51に沿って設けられた前後一対の後支持底部65と、該後支持底部65の端部から立設する前後一対の後支持立設部66と、該一対の後支持立設部66を連結する後支持連結部67とを有している。
(第一カバー部材(カバー部材))
また、図7に示すように、第一連通孔52には第一カバー部材100(カバー部材)が設けられ、第二連通孔53には第二カバー部材120が設けられている。
図4及び図8に示すように、第一カバー部材100は、第一連通孔52を閉塞する第一カバー本体101と、該第一カバー本体101の前部から折曲した第一カバー折曲壁部102と、該第一カバー折曲壁部102の端部から前フレーム21の第三折曲前壁部33に沿って配設された第一カバー固定壁部103と、該第一カバー固定壁部103の端部から第二折曲前壁部32と係合された第一カバー係合壁部104とを有している。
第一カバー固定壁部103には、上下方向に離間して板厚方向に貫通する第一カバー孔部105が穿設されている。
この第一カバー孔部105と前フレーム21の第三折曲前壁部33に穿設された第一前壁孔部39とは連通されており、第一カバー孔部105側から第一ボルト111が螺合され第一前壁孔部39側から第一ナット112にて締め付けられている。このようにして、第一カバー部材100は第一サーバラック1の内部において固定されている。
また、第一カバー本体101の後部には、上下方向に幅を狭めた第一カバー挿入部108が形成されている。この第一カバー挿入部108が第二側壁部50に形成された前支持立設部56の挿入孔58に挿入されて、第一カバー部材100は前支持立設部56に支持されている。
第一カバー折曲壁部102には、第一カバー本体101と連続する部分において板厚方向に貫通する貫通孔であり、ストッパー部材140係合用の被係合部109が設けられている。
図5及び図9に示すように、第二カバー部材120は、第二連通孔53を閉塞する第二カバー本体121と、該第二カバー本体121の後部から折曲した第二カバー折曲壁部122と、該第二カバー折曲壁部122の端部から後フレーム71の第三折曲後壁部83に沿って配設された第二カバー固定壁部123とを有している。
さらに、第二カバー部材120は、第二カバー本体121の上部から折曲された第二カバー上壁部124と、該第二カバー上壁部124の端部から折曲された第二カバー上折曲壁部125と、第二カバー本体121の下部から折曲された第二カバー下壁部126と、該第二カバー下壁部126の端部から折曲された第二カバー下折曲壁部127とを有している。
第二カバー固定壁部123には、上下方向に離間して板厚方向に貫通する第二ストッパー孔部129が穿設されている。
この第二ストッパー孔部129と後フレーム71の第三折曲後壁部83に穿設された第一後壁孔部89とは連通されており、第二ストッパー孔部129側から第二ボルト131が螺合され第一後壁孔部89側から第二ナット132にて締め付けられている。このようにして、第二カバー部材120は第一サーバラック1の内部において固定されている。
(第二サーバラック)
図2及び図3に示すように、第二サーバラック200は、底壁部210と、該底壁部210から立設する前壁部220と、該前壁部220と直交する第二側壁部250(仕切り板)と、前壁部220と対向する後壁部270と、底壁部210と対向する上壁部215とを有している。
底壁部210、前壁部220、第二側壁部250、後壁部270及び上壁部215は、第一サーバラック1を構成する底壁部10、前壁部20、第二側壁部50、後壁部70及び上壁部15と同一であるため、説明を省略する。
すなわち、第一連通孔252には第一カバー部材100が設けられ、第二連通孔253には第二カバー部材120が設けられている。
また、前壁部220における前扉部222が開いた状態で、第二サーバラック200に前方に向かって開口する開口部を、第二開口部224とする。
(ストッパー部材)
図4及び図10に示すように、前フレーム221には、第一サーバラック1に設けられた第一カバー部材100と対応する位置に、ストッパー部材140が設けられている。
ストッパー部材140は、前フレーム221の第三折曲前壁部233に沿って配設されたストッパー固定壁部141と、該ストッパー固定壁部141の一端から第二折曲前壁部232と係合されたストッパー係合壁部142と、ストッパー固定壁部141の他端から折曲されたストッパー折曲壁部143とを有している。
ストッパー固定壁部141には、上下方向に離間して板厚方向に貫通するストッパー孔部144が穿設されている。
このストッパー孔部144と前フレーム221の第三折曲前壁部233に穿設された第一前壁孔部239(第二固定部)とは連通されており、ストッパー孔部144側から第三ボルト151が螺合され第一前壁孔部239側から第三ナット152にて締め付けられている。このようにして、ストッパー部材140は第二サーバラック200の内部において固定されている。
また、前フレーム221に穿設された第一前壁孔部239は、第一連通孔52よりも第二開口部224側に位置している。
ストッパー折曲壁部143の端部には、上下方向の幅を狭めるとともに後方に向かって折曲した係合部149が設けられている。
係合部149は、第一カバー部材100に設けられた貫通孔である被係合部109に挿通された突出部であり、該係合部149は被係合部109と係合されている。
また、図5及び図11に示すように、後フレーム271の第三折曲後壁部283には、
第一サーバラック1と同様に第二カバー部材120が固定されている。
(第三サーバラック)
図2及び図3に示すように、第三サーバラック300は、底壁部310と、該底壁部310から立設する前壁部320と、該前壁部320と直交する第二側壁部350と、前壁部320と対向する後壁部370と、底壁部310と対向する上壁部315とを有している。
底壁部310、前壁部320、後壁部370及び上壁部315は、第一サーバラック1を構成する底壁部10、前壁部20、第二側壁部50、後壁部70及び上壁部15と同一であるため、説明を省略する。
すなわち、前壁部320には第二サーバラック200と同様にストッパー部材140が設けられ、後壁部370には、第二サーバラック200と同様に第二カバー部材120が設けられている。
また、第二側壁部350は、第一サーバラック1を構成する第一側壁部40を対向配置した構成であるため、説明を省略する。
次に、第一カバー部材100とストッパー部材140との固定手順について、第一サーバラック1と第二サーバラック200とを例に挙げて説明する。
まず、図4に示すように、第一サーバラック1において、第一カバー部材100の第一カバー固定壁部103を前フレーム21の第三折曲前壁部33に当接させる。次いで、第一カバー部材100の第一カバー挿入部108を、第二側壁部50に形成された前カバー支持部54の挿入孔58に挿入する。
そして、第一カバー固定壁部103に穿設された第一カバー孔部105と第三折曲前壁部33に穿設された第一前壁孔部39とを連通し、第一カバー孔部105側から第一ボルト111を螺合して第一前壁孔部39側から第一ナット112にて締め付ける。このようにして、第一カバー部材100を第一サーバラック1の内部において固定する。
次いで、ストッパー部材140に設けられた係合部149を、第一サーバラック1に固定された第一カバー部材100に設けられた被係合部109に係合させる。
そして、第二サーバラック200の第三折曲前壁部233に穿設された第一前壁孔部239と、ストッパー部材140のストッパー固定壁部141に穿設されたストッパー孔部144とを連通し、ストッパー孔部144側から第三ボルト151を螺合して第一前壁孔部239側から第三ナット152にて締め付ける。これにより、第一連通孔52は第一カバー部材100にて閉塞される。
次に、第一カバー部材100とストッパー部材140との取り外し手順について説明する。
まず、第二サーバラック200において、ストッパー部材140に螺着された第三ボルト151と第三ナット152とを緩めて、該ストッパー部材140を前フレーム221から取り外す。
次いで、第一カバー部材100の被係合部109とストッパー部材140の係合部149との係合を外す。
そして、第一サーバラック1において、第一カバー部材100に螺着された第一ボルト111と第一ナット112とを緩めて、該第一カバー部材100を前フレーム21から取り外す。これにより、第一連通孔52は開口された状態となる。
このように構成されたサーバラック装置2では、第一サーバラック1に設けられた第二側壁部50の第一連通孔52を、該第一サーバラック1の内部に固定された第一カバー部材100で閉塞することができる。このとき、第一カバー部材100に設けられた被係合部109は、第二サーバラック200の内部において固定されたストッパー部材140の係合部149と係合しており、該第一カバー部材100とストッパー部材140とは分離不能とされている。
ここで、第一カバー部材100を第一連通孔52から取り外して該第一カバー部材100が開口された状態とするためには、被係合部109と係合部149との係合を外すとともに、第一カバー部材100に螺合された第一ボルト111と第一ナット112とを緩め、ストッパー部材140に螺合された第三ボルト151と第三ナット152とを緩めなければならない。よって、第一サーバラック1及び第二サーバラック200のいずれか一方側からのみの操作では第一連通孔52は開口せず、第一サーバラック1の内部及び第二サーバラック200の内部からの取り外し操作によらなければ第一連通孔52は開口しない。したがって、例えば第一サーバラック1から第二サーバラック200へアクセスして第二のサーバや該第二のサーバ内の情報の盗難、いたずら等を防止することができるため、什器としての安全性を向上させることができる。
また、上記のように第一連通孔52が閉塞された状態から、開口された状態へと変更が可能であるため、利用者の使い勝手を向上させることができる。
例えば、同一の利用者が、第一サーバラック1に収容された第一のサーバと、第二サーバラック200に収容された第二のサーバとを使用する場合には、第一連通孔52が開口された状態とする。これにより、第一のサーバに接続された配線を第一連通孔52に通して、第二のサーバに接続することができるため、利便性が高い。
一方、異なる利用者が、第一のサーバと第二のサーバとを使用する場合には、第一連通孔52が閉塞された状態とする。これにより、第一サーバラック1側からは第二のサーバに進入することができず、かつ第二サーバラック200側からは第一のサーバに進入することができないため、第一サーバ及び第二サーバの什器としての安全性を向上させることができる。
また、上記の第一連通孔52が開口された状態と閉塞された状態との切替は、第一ボルト111及び第一ナット112、第三ボルト151及び第三ナット152の締め付けと取り外しとともに、被係合部109と係合部149との係合と係合の外しにより可能である。よって、簡易な作業で容易に切替が可能であるため、利用者の使い勝手を向上させることができる。
また、前フレーム21に穿設された第一前壁孔部39,239は、第一連通孔52,252よりもそれぞれ第一開口部24側、第二開口部224側に位置している。よって、該第一開口部24、第二開口部224から第一カバー部材100及びストッパー部材140の固定及び取り外しが可能であるため、利用者の使い勝手を向上させることができる。
具体的には、第一サーバラック1内に第一のサーバが、第二サーバラック200内に第二のサーバがそれぞれ収容されている場合、第一サーバラック1及び第二サーバラック200内には第一のサーバ及び第二のサーバに接続された配線が煩雑に配設されているがことがある。このような場合に、第一カバー部材100及びストッパー部材140の固定と取り外しを第一開口部24及び第二開口部224からできるため、利用者の使い勝手を向上させることができる。
また、上述した実施の形態において示した動作手順、あるいは各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、第二側壁部50の後部に設けられた第二連通孔53にも第一カバー部材100とストッパー部材140とを設けてもよい。この場合には、第二連通孔53が閉塞された状態から開口された状態へと変更が可能であるため、利用者の使い勝手をより一層向上させることができる。
また、第一カバー部材100とストッパー部材140との固定及び取り外しは、後扉部72(不図示。以下同じ。)から可能であるため、利用者の使い勝手を向上させることができる。
また、第一カバー部材100、ストッパー部材140の前フレーム21,221の第三折曲前壁部33,233への固定は、第一ボルト111、第三ボルト151と、該第三折曲前壁部33,233に設けられた雌ねじ(不図示)による螺合であってものでもよい。この場合には、第一サーバラック1と第二サーバラック200とを隣接配置した後に、該第一サーバラック1の内側及び第二サーバラック200の内側から、第一カバー部材100、ストッパー部材140の固定と取り外しが可能である。
1…第一サーバラック(一方の収容部)
2…サーバラック装置(収容什器)
24…第一開口部
39…第一前壁孔部(第一固定部)
50…第二側壁部(仕切り板)
52…第一連通孔(連通孔)
100…第一カバー部材(カバー部材)
109…被係合部
140…ストッパー部材
149…係合部
200…第二サーバラック(他方の収容部)
224…第二開口部
239…第一前壁孔部(第二固定部)

Claims (4)

  1. 並べて配置されるとともに、それぞれ電子機器を収容可能とされた複数の収容部を有する収容什器であって、
    隣り合う前記収容部同士の一方の収容部に設けられ、該隣り合う収容部同士を画成するとともに、互いを連通する連通孔が穿設された仕切り板と、
    前記一方の収容部の内部における第一固定部にて固定されるとともに、前記連通孔を閉塞し、被係合部が設けられたカバー部材と、
    前記隣り合う収容部のうち他方の収容部の内部における第二固定部にて固定されるとともに、前記被係合部と係合する係合部が設けられたストッパー部材とを備え、
    前記被係合部と前記係合部とが係合した状態で、前記カバー部材と前記ストッパー部材とが分離不能とされていることを特徴とする収容什器。
  2. 請求項1に記載の収容什器において、
    前記被係合部は、前記カバー部材の板厚方向に設けられた貫通孔であり、
    前記係合部は、前記貫通孔に挿通された突出部であることを特徴とする収容什器。
  3. 請求項1または請求項2に記載の収容什器において、
    前記隣り合う収容部には、それぞれ前方に向かって開口する第一開口部、第二開口部が形成されており、
    前記第一固定部及び前記第二固定部は、前記連通孔よりもそれぞれ前記第一開口部側、前記第二開口部側に位置していることを特徴とする収容什器。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の収容什器において、
    前記電子機器は、サーバであり、
    前記連通孔には、該サーバに接続される配線が挿通されていることを特徴とする収容什器。
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