JP2013238031A - 油圧式作業機 - Google Patents

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Abstract

【課題】外部の大出力の油圧ユニットから作動油を供給することによって大型の作業装置を効率よく確実に運転することができる油圧式作業機を提供する。
【解決手段】油圧作業装置を備えた作業機本体に連結される外部油圧ユニットを備え、作業機本体は、内部油圧ユニットと、油圧作業装置を制御する運転制御部と、内部油圧ユニットからの作動油の流れを制御する内部制御弁と、作業装置に供給する作動油を切り替える作動油供給経路切替部と、油圧ユニット切替スイッチと、運転制御部から内部制御弁に伝達される操作信号を外部油圧ユニットに伝達する操作信号出力部とを備え、外部油圧ユニットは、操作信号出力部からの操作信号に基づいて外部制御弁を作動させる操作信号中継手段と、外部油圧ユニットのアイドリング時の吐出量を、内部油圧ユニットのアイドリング時の吐出量と同等に設定する流量調節手段とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、油圧式作業機に関し、詳しくは、小型低出力の油圧式作業機に大型の油圧作業装置を装着して作業できるようにした油圧式作業機に関する。
油圧作業機の一つである地盤改良機として、狭隘な住宅地でも作業可能な小型の地盤改良機が多く用いられている。このような小型の地盤改良機は、サイズ的な制約から、エンジンや油圧ポンプなども小型で小出力のものが搭載されている。しかし、近年は、小型の地盤改良機であっても、許す限り大出力の作業装置、例えば大型のオーガを使用して地盤改良工事の効率を高めることが望まれている。
このため、地盤改良機とは別に出力が大きな油圧ユニットを外部に用意し、この大出力の油圧ユニットから小型の地盤改良機に作動油を供給することにより、大型のオーガを駆動することが可能となる。小型の地盤改良機に外部の油圧ユニットから作動油を供給する際には、外部の油圧ユニットの適宜な油圧経路と小型の地盤改良機に設けられている適宜な油圧経路とを油圧ホースを介して連結することにより行うことができる(例えば、特許文献1参照。)。
特開2010−180539号公報
しかし、一般に、油圧ユニットの操作は、該油圧ユニット自身に配置されたパネル面で操作するようになっているので、操作のたびに移動する必要が生じてしまう。また、外部の油圧ユニットを操作するリモコンを地盤改良機の運転室に配置し、リモコンによって外部の油圧ユニットを操作することも可能であるが、地盤改良機自体の操作レバーなどとリモコンの操作レバーなどとを使い分けなければならず、操作が煩雑になって誤操作を生じるおそれもある。さらに、地盤改良機に搭載した小出力の油圧ユニットと、外部の大出力の油圧ユニットとでは、アイドリング時の油量が異なるため、アイドリング状態で行うインチングの操作感が大きく異なり、位置合わせのような微妙なインチングが困難になることがある。
そこで本発明は、外部の大出力の油圧ユニットから作動油を供給することによって大型の作業装置を効率よく運転することができ、しかも、インチングのような微妙な作業の操作感を良好に保つことができる油圧式作業機を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明の油圧式作業機は、油圧作業装置を備えた作業機本体と、該作業機本体に着脱可能な油圧ホースを介して連結される外部油圧ユニットとを備え、前記作業機本体は、該作業機本体に設けられた内部油圧ユニットと、前記油圧作業装置の運転状態を制御する運転制御部と、該運転制御部から伝達される操作信号に基づいて前記内部油圧ユニットから前記作業装置に供給する作動油の流れを制御する内部制御弁と、前記作業装置に作動油を供給する経路を内部油圧ユニットから供給される内部作動油の経路と前記外部油圧ユニットから油圧ホースを介して供給される外部作動油の経路とに切り替える作動油供給経路切替部と、前記作業装置に作動油を供給する油圧ユニットを内部油圧ユニット又は外部油圧ユニットに切り替える油圧ユニット切替スイッチと、前記運転制御部から前記内部制御弁に伝達される操作信号を遮断するとともに該操作信号を前記外部油圧ユニットに伝達する操作信号出力部とを備え、前記外部油圧ユニットは、前記作業機本体に設けられた内部油圧ユニットの最大出力よりも大きな最大出力を有しており、エンジンで駆動される油圧ポンプと、該油圧ポンプから前記油圧ホースを介して前記作業装置に供給する作動油の流れを制御する外部制御弁と、前記操作信号出力部からの操作信号に基づいて前記外部制御弁を作動させる操作信号中継手段と、該外部油圧ユニットのアイドリング時の吐出量を、前記内部油圧ユニットのアイドリング時の吐出量と同等に設定する流量調節手段とを備えていることを特徴としている。
さらに、本発明の油圧式作業機は、前記外部油圧ユニットに設けられている油圧ポンプが可変容量ポンプであり、該外部油圧ユニットのエンジンをアイドリング状態に切り替えたときに、該可変容量ポンプの吐出量を前記内部油圧ユニットのアイドリング時の吐出量と同等に調節する容量制御手段、あるいは、前記外部制御弁が、前記外部油圧ユニットのエンジンをアイドリング状態に切り替えたときに、該外部制御弁から前記油圧ホースを介して前記作業装置に供給する作動油の流量を前記内部油圧ユニットのアイドリング時の吐出量と同等に設定するための弁開度規制手段を備えていることを特徴としている。
また、前記運転制御部から前記内部制御弁に伝達される前記操作信号が油圧信号であり、前記操作信号出力部から前記外部油圧ユニットに伝達される操作信号は、前記油圧信号の圧力変化に基づいて電気信号を発生する圧力検出器から出力され、前記操作信号中継手段は、前記電気信号によって作動するコントロール弁であることを特徴としている。
本発明の油圧式作業機によれば、作業機本体に設けられている運転制御部の操作で外部油圧ユニットを操作することができ、操作性を損なうことなく大型の作業装置を運転することができる。また、アイドリング時の吐出量を内部油圧ユニットと外部油圧ユニットとで同等に設定することにより、インチング時の操作感を外部油圧ユニットを使用しないときと同じ操作感に保つことができる。さらに、外部油圧ユニットを使用するときに、運転制御部から内部制御弁に伝達される操作信号を遮断することにより、内部油圧ユニットの負担を軽減することができる。
本発明の油圧式作業機の一形態例を示す要部の油圧回路図である。 本発明の油圧式作業機における油圧回路の全体構成の一例を示す概略ブロック図である。 作動油供給経路切替部の他の形態例を示す説明図である。 小型地盤改良機に外部油圧ユニットを連結した状態を示す正面図である。 同じく平面図である。
本形態例は、油圧作業機の一つである地盤改良機に高出力の外部油圧ユニットから作動油を供給して油圧作業装置であるオーガを回転駆動する状態の一例を示すしている。
まず、図4及び図5に示すように、作業機本体となる地盤改良機11は、左右一対のクローラを備えた下部走行体12と、該下部走行体12上に旋回可能に設けられた上部旋回体13と、上部旋回体13の前部に起伏可能に設けられたリーダ14と、該リーダ14を後方から支持する起伏シリンダ15と、前記リーダ14に昇降可能に設けられた油圧作業装置である回転駆動装置(オーガ)16と、該オーガ16を昇降用チェーンを介して昇降させる昇降装置17と、上部旋回体13に設けられた運転室18及び油圧ユニット(内部油圧ユニット)や発電機などを収納した機器室19とを備えている。また、上部旋回体13の前部左右には一対のフロントジャッキ13aが、後部左右には一対のリアジャッキ13bがそれぞれ設けられ、上部旋回体13の前部上面にはウインチ(図示せず)が設けられている。
地盤改良機11は、掘削刃21a及び撹拌翼21bを有する掘削ヘッド21を下端に装着し、上端にスイベルジョイント22を装着した中空ロッド23を前記オーガ16で回転させながら、昇降装置17でオーガ16をリーダ14に沿って昇降させるとともに、スイベルジョイント22を介して供給される地盤改良剤を掘削ヘッド21から地中に注入することによって地盤改良を行う。
外部油圧ユニット51は、エンジン52や、該エンジン52によって駆動される油圧ポンプ53などを防音構造を有するケーシング54の内部に収納したものであって、この外部油圧ユニット51には、前記地盤改良機11に搭載された内部油圧ユニットの最大出力よりも大きな最大出力、例えば2倍程度の最大出力を有するものが好適に用いられる。このような外部油圧ユニット51の油圧回路と前記地盤改良機11に設けられている油圧回路とは、両端にセルフシールカップリングを装着した送り側及び戻り側の一対の油圧ホース55によって着脱可能に連結できるように形成されている。
図2に示すように、地盤改良機11の機器室19内に収納された内部油圧ユニット30は、エンジン31によって駆動される複数の油圧ポンプ32と、各油圧ポンプ32から吐出された作動油の流れを制御する複数の制御弁を備えた運転制御部33と、各機器を接続する複数の油圧配管とが設けられており、運転室18に設けられた操作レバーやペダルなどの操作状態に応じて各制御弁が作動し、下部走行体12の左右のクローラをそれぞれ駆動する走行用油圧モータ12M、上部旋回体13を旋回させる旋回用油圧モータ13M、起伏シリンダ15を伸縮させる油圧シリンダ15S、フロントジャッキ13a及びリアジャッキ13bを伸縮させるそれぞれの油圧シリンダ13S,オーガ16を回転駆動するオーガ回転用油圧モータ16M、昇降装置17を駆動する昇降用油圧モータ17M、ウインチ駆動用油圧モータ20Mなどに、各油圧ポンプ32から吐出された作動油をそれぞれ供給する。また、この内部油圧ユニット30は、リモコン34によって前記運転制御部33の一部の制御を行えるように形成されている。
これらの各油圧シリンダ及び油圧モータの中で、最も大きな出力を必要とするオーガ回転用油圧モータ16Mに作動油を供給する油圧経路には、オーガ回転用油圧モータ16Mに接続されたモータ側経路35に作動油を供給する経路を、内部油圧ユニット30からの内部作動油を供給する内部側経路36と前記外部油圧ユニット51からの外部作動油を供給する外部側経路56とに切り替える作動油供給経路切替部37が設けられている。
作動油供給経路切替部37は、図2に示すように、前記モータ側経路35、前記内部側経路36及び前記外部側経路56の各先端にセルフシールカップリング35a、36a、56aをそれぞれ装着しておき、モータ側油圧経路35のセルフシールカップリング35aに、内部側経路36のセルフシールカップリング36aと外部側経路56のセルフシールカップリング56aとのいずれかを油圧ホースを介して連結することで作動油の供給元を内部側又は外部側に設定するようにしてもよく、図3に示すように、モータ側油圧経路35に連通する経路を、内部側経路36と外部側経路56とに切替可能な方向切替弁38を設け、該方向切替弁38を切り替えることによって作動油の供給元を内部側又は外部側に設定するようにしてもよい。
オーガ回転用油圧モータ16Mに供給する作動油の供給元を作動油供給経路切替部37で外部油圧ユニット51に切り替えた場合、エンジン52によって駆動される油圧ポンプ53から吐出された外部作動油は、外部制御弁57によって流れを制御された状態で、前記油圧ホース55を含む外部側経路56からモータ側経路35に供給され、オーガ回転用油圧モータ16Mを回転駆動する。
次に、図1に基づいて外部油圧ユニット51からオーガ回転用油圧モータ16Mに供給する作動油の流れを、地盤改良機11の運転室18に設けられた操作レバーにて制御可能とした回路構成を説明する。なお、以下の説明において、図2乃至図5に示した地盤改良機11、内部油圧ユニット30及び外部油圧ユニット51の構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
まず、内部油圧ユニット30において、オーガ回転用油圧モータ16Mに作動油を供給する油圧ポンプ32からの油圧回路には、起伏シリンダ15を伸縮させる油圧シリンダ15S及び一方の走行用油圧モータ12Mに作動油を供給する油圧回路が含まれている。油圧ポンプ32の吐出経路32aには、リリーフ弁32bを介して走行用油圧モータ12Mを作動させる走行用制御弁12Cと、オーガ回転用油圧モータ16Mを作動させるオーガ用制御弁16Cと、油圧シリンダ15Sを作動させる起伏用制御弁15Cとが設けられている。前記運転室18には、前記走行用制御弁12Cを前進方向又は後進方向に操作する走行用レバー12Lが設けられるとともに、パイロットポンプ32Pから供給されるパイロット作動油の流れを制御して前記オーガ用制御弁16C及び前記起伏用制御弁15Cを作動させるためのオーガ用パイロット弁16P及び起伏用パイロット弁15Pが設けられている。
さらに、オーガ回転用油圧モータ16Mに供給する作動油の供給元を内部油圧ユニット30と外部油圧ユニット51とに切り替えるため、前記作動油供給経路切替部37に加えて、前記オーガ用パイロット弁16Pからオーガ用制御弁16Cに接続した正転用パイロット経路16N及び逆転用パイロット経路16Rには、各経路16N,16R内の圧力を検出する圧力検出器41N,41Rと、各経路16N,16Rを遮断する遮断弁42N,42Rとがそれぞれ設けられるとともに、油圧ユニット切替スイッチ43が設けられている。この油圧ユニット切替スイッチ43は、前記遮断弁42N,42Rを電気的に開閉する電気信号や外部油圧ユニット51のエンジン52を制御する電気信号のON・OFFを行う。
前記遮断弁42N,42Rは、油圧ユニット切替スイッチ43を内部側(OFF)にしたときに流路を開き、油圧ユニット切替スイッチ43を外部側(ON)にしたときに流路を遮断するように作動する。また、前記圧力検出器41N,41Rは、内部油圧ユニット30の操作信号を外部油圧ユニット51に伝達するための操作信号出力部となるもので、各経路16N,16R内のパイロット作動油の圧力変化に応じた電圧の電気信号を発生し、発生した電気信号を、外部油圧ユニット51に設けられた操作信号中継手段である外部パイロット弁58に操作信号として伝達する。
外部油圧ユニット51を使用せず、地盤改良機11を単独で使用して地盤改良工事を行う際には、前記モータ側経路35を前記内部側経路36に連結して作動油供給経路切替部37を内部側に設定するとともに、前記油圧ユニット切替スイッチ43を内部側(OFF)に設定する。この状態で 例えば、起伏用パイロット弁15Pを起伏用操作レバーによって伸び側又は縮み側に操作すると、起伏用パイロット弁15Pからパイロット作動油の圧力からなる操作信号としての油圧信号が起伏用制御弁15Cに伝達され、起伏用制御弁15Cが前記油圧信号の方向及び圧力に応じて所定方向に所定量作動し、油圧ポンプ32からの作動油を油圧シリンダ15Sの伸び側又は縮み側に供給して起伏シリンダ15を伸縮させる。
また、前記操作レバーを操作してオーガ用パイロット弁16Pを、例えば正転側に操作すると、遮断弁42Nが開状態となっているので、オーガ用パイロット弁16Pから正転用パイロット経路16Nを通してオーガ用制御弁16Cに正転側の油圧信号が伝達され、オーガ用制御弁16Cが油圧信号に基づいて正転方向に作動し、油圧ポンプ32からの作動油(内部作動油)を、オーガ用制御弁16Cから内部側経路36及びモータ側経路35を介してオーガ回転用油圧モータ16Mの正転側に供給し、オーガ16を正方向に回転駆動する。
オーガ用パイロット弁16Pは、操作レバーの操作量に応じた量のパイロット作動油を油圧信号としてオーガ用制御弁16Cに伝達するように形成されており、操作レバーの操作量を大きくすると、オーガ用パイロット弁16Pからオーガ用制御弁16Cに伝達される油圧信号の圧力が上昇し、オーガ用制御弁16Cの動作量が大きくなって油圧ポンプ32からオーガ用制御弁16Cを通ってオーガ回転用油圧モータ16Mに供給される作動油の流量が増加するので、オーガ回転用油圧モータ16Mを高速で回転させることができる。
大型のオーガ16を高出力の外部油圧ユニット51からの作動油で駆動する場合は、前記モータ側経路35を前記外部側経路56に連結して作動油供給経路切替部37を外部側に切り替えるとともに、油圧ユニット切替スイッチ43を外部側(ON)に切り替えて前記遮断弁42N,42Rを閉じた状態にする。この状態で前記オーガ用パイロット弁16Pの操作レバーを操作すると、例えば、正転側に操作レバーを倒してオーガ用パイロット弁16Pから正転用パイロット経路16Nにパイロット作動油を供給すると、正転用パイロット経路16N内の圧力が上昇するため、圧力上昇に応じた電気信号が圧力検出器41Nから外部パイロット弁58に伝達され、外部パイロット弁58が電気信号の大きさに応じて正転方向に作動し、外部油圧ユニット51に設けられたパイロットポンプ53Pから供給されるパイロット作動油を、前記外部制御弁57を油圧で作動させる操作信号として供給する。
これにより、油圧ポンプ53の吐出経路53aに吐出された作動油(外部作動油)は、外部制御弁57を介して油圧ホース55を含む外部側経路56を通り、正転側のモータ側経路35からオーガ回転用油圧モータ16Mの正転側に供給され、オーガ16によって中空ロッド23を正方向に回転させる。オーガ16を逆方向に回転させる場合は、オーガ用パイロット弁16Pの操作レバーを逆転側に操作することにより、逆転用パイロット経路16Rの圧力上昇を圧力検出器41Rが電気信号に変換して外部パイロット弁58に伝達することにより、外部制御弁57を逆転方向に作動させてオーガ16を逆方向に回転させる。
したがって、外部油圧ユニット51を利用する場合でも、運転室18に設けたオーガ用パイロット弁16Pの操作レバーを、外部油圧ユニット51を利用せずに地盤改良機11のみを使用して内部油圧ユニット30を作動油の供給元としている場合と同様に操作することで、外部油圧ユニット51からの作動油をオーガ16に供給することができる。これにより、操作性を損なうことなく内部油圧ユニット30に比べて大きな出力を有する外部油圧ユニット51からの作動油によって大型のオーガ16を駆動することができ、地盤改良機11による地盤改良工事を効率よく行うことができる。
さらに、遮断弁42N,42Rによって正転用パイロット経路16N及び逆転用パイロット経路16Rを遮断しているため、オーガ用制御弁16Cが作動せず、内部油圧ユニット30の作動油が内部側経路36に供給されて内部側経路36内の圧力が上昇することがないので、内部油圧ユニット30の負荷の軽減や機器の保護を図ることができ、内部油圧ユニット30からの作動油を、例えば、昇降用油圧モータ17Mなどに有効に利用することができる。
また、外部油圧ユニット51には、エンジン52の運転制御部に設けた運転切替スイッチ61をアイドリング位置61aに切り替えてエンジン52をアイドリング状態としたときの外部側経路56への作動油の吐出量を、内部油圧ユニット30のエンジン31がアイドリング状態のときの内部側経路36への吐出量と同等に設定する流量調節手段が設けられている。
まず、本形態例に示す第1の流量調節手段は、前記油圧ポンプ53に可変容量ポンプ、例えば斜板式可変容量ポンプを使用し、運転切替スイッチ61がアイドリング位置61aに切り替えられたときに、容量制御手段である斜板角度制御部62を電気的に作動させて斜板の角度を調節することにより、油圧ポンプ53から吐出経路53aに吐出される作動油の量を、内部油圧ユニット30のエンジン31がアイドリング状態のときに油圧ポンプ32から吐出経路32aに吐出される作動油の量と同等に設定するように形成している。
第2の流量調節手段は、前記油圧ポンプ53が固定容量ポンプの場合、前記運転切替スイッチ61がアイドリング位置61aに切り替えられたときに、電気的に弁開度規制手段63を作動させて外部制御弁57の最大弁開度を規制することにより、外部制御弁57を通過して外部側経路56に吐出される作動油の量を、内部油圧ユニット30のエンジン31がアイドリング状態のときに内部側経路36に吐出される作動油の量と同等に設定し、余剰の作動油をリリーフ弁53bから戻すように形成している。
このような流量調節手段を外部油圧ユニット51に設けておくことにより、アイドリング時に外部油圧ユニット51からオーガ16に供給する作動油の流量を、アイドリング時の内部油圧ユニット30から供給される作動油の流量と同等に設定することができ、アイドリング時に操作レバーを細かく操作して位置合わせなどを行うインチング作業の操作感を損なうことがなくなり、外部油圧ユニット51を利用しているときでも、インチングを容易かつ確実に行うことができる。
なお、図1に示す油圧回路図では、流量調節手段として、前記第1の流量調節手段及び前記第2の流量調節手段の双方を記載しているが、いずれか一方の流量調節手段を適宜選択して採用することができる。さらに、外部パイロット弁58や外部制御弁57を電気的に制御して流量調節を行うことも可能である。
また、本形態例に示す運転切替スイッチ61は、外部油圧ユニット51から作動油を供給するオーガ16などの油圧作業装置の能力に合わせてエンジン31の回転数を調節可能とするため、アイドリング位置61aの他に中速位置61bと高速位置61cとを設けているが、アイドリング位置61aと通常運転位置との2段切替に形成することもできる。
さらに、本形態例では、狭隘な住宅地などで地盤改良工事を行うための小型の地盤改良機に本発明を適用した例を示したが、他の各種油圧作業装置を備えた油圧作業機にも同様にして適用することが可能である。
11…地盤改良機、12…下部走行体、12C…走行用制御弁、12L…走行用レバー、12M…走行用油圧モータ、13…上部旋回体、13M…旋回用油圧モータ、13S…油圧シリンダ、13a…フロントジャッキ、13b…リアジャッキ、14…リーダ、15…起伏シリンダ、15C…起伏用制御弁、15P…起伏用パイロット弁、15S…油圧シリンダ、16…回転駆動装置(オーガ)、16C…オーガ用制御弁、16M…オーガ回転用油圧モータ、16N…正転用パイロット経路、16P…オーガ用パイロット弁、16R…逆転用パイロット経路、17…昇降装置、17M…昇降用油圧モータ、18…運転室、19…機器室、20M…ウインチ駆動用油圧モータ、21…掘削ヘッド、21a…掘削刃、21b…撹拌翼、22…スイベルジョイント、23…中空ロッド、30…内部油圧ユニット、31…エンジン、32…油圧ポンプ、32P…パイロットポンプ、32a…吐出経路、32b…リリーフ弁、33…運転制御部、34…リモコン、35…モータ側経路、35a…セルフシールカップリング、36…内部側経路、36a…セルフシールカップリング、37…作動油供給経路切替部、38…方向切替弁、41N,41R…圧力検出器、42N,42R…遮断弁、43…油圧ユニット切替スイッチ、51…外部油圧ユニット、52…エンジン、53…油圧ポンプ、53P…パイロットポンプ、53a…吐出経路、53b…リリーフ弁、54…ケーシング、55…油圧ホース、56…外部側経路、56a…セルフシールカップリング、57…外部制御弁、58…外部パイロット弁、61…運転切替スイッチ、61a…アイドリング位置、61b…中速位置、61c…高速位置、62…斜板角度制御部、63…弁開度規制手段

Claims (4)

  1. 油圧作業装置を備えた作業機本体と、該作業機本体に着脱可能な油圧ホースを介して連結される外部油圧ユニットとを備え、前記作業機本体は、該作業機本体に設けられた内部油圧ユニットと、前記油圧作業装置の運転状態を制御する運転制御部と、該運転制御部から伝達される操作信号に基づいて前記内部油圧ユニットから前記作業装置に供給する作動油の流れを制御する内部制御弁と、前記作業装置に作動油を供給する経路を内部油圧ユニットから供給される内部作動油の経路と前記外部油圧ユニットから油圧ホースを介して供給される外部作動油の経路とに切り替える作動油供給経路切替部と、前記作業装置に作動油を供給する油圧ユニットを内部油圧ユニット又は外部油圧ユニットに切り替える油圧ユニット切替スイッチと、前記運転制御部から前記内部制御弁に伝達される操作信号を遮断するとともに該操作信号を前記外部油圧ユニットに伝達する操作信号出力部とを備え、前記外部油圧ユニットは、前記作業機本体に設けられた内部油圧ユニットの最大出力よりも大きな最大出力を有しており、エンジンで駆動される油圧ポンプと、該油圧ポンプから前記油圧ホースを介して前記作業装置に供給する作動油の流れを制御する外部制御弁と、前記操作信号出力部からの操作信号に基づいて前記外部制御弁を作動させる操作信号中継手段と、該外部油圧ユニットのアイドリング時の吐出量を、前記内部油圧ユニットのアイドリング時の吐出量と同等に設定する流量調節手段とを備えていることを特徴とする油圧式作業機。
  2. 前記外部油圧ユニットに設けられている油圧ポンプが可変容量ポンプであり、該外部油圧ユニットのエンジンをアイドリング状態に切り替えたときに、該可変容量ポンプの吐出量を前記内部油圧ユニットのアイドリング時の吐出量と同等に調節する容量制御手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の油圧式作業機。
  3. 前記外部制御弁は、前記外部油圧ユニットのエンジンをアイドリング状態に切り替えたときに、該外部制御弁から前記油圧ホースを介して前記作業装置に供給する作動油の流量を前記内部油圧ユニットのアイドリング時の吐出量と同等に設定するための弁開度規制手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の油圧式作業機。
  4. 前記運転制御部から前記内部制御弁に伝達される前記操作信号が油圧信号であり、前記操作信号出力部から前記外部油圧ユニットに伝達される操作信号は、前記油圧信号の圧力変化に基づいて電気信号を発生する圧力検出器から出力され、前記操作信号中継手段は、前記電気信号によって作動するコントロール弁であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の油圧式作業機。
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