JP2013237483A - 包装装置および包装方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】円筒状物の円筒面が粘着剤や接着剤により汚れてしまうことを防止することができ、かつ、円筒状物を載置台上で転動させるため、円筒状物を搬送する搬送機構を設けた場合と比較して包装装置の構成を簡素化することができる包装装置および包装方法を提供する。
【解決手段】包装装置10は、円筒状物12を包装すべき包装材14の表面に液体40aを供給するための液体供給部40と、円筒状物12を包装すべき包装材14の表面における、液体供給部40により液体40aが供給される箇所とは異なる箇所に粘着剤または接着剤42aを供給するための接着剤供給部42と、載置台20に載置された包装材14の表面における液体40aが供給された箇所から粘着剤または接着剤42aが供給された箇所に向かって円筒状物12を載置台20上で転動させることが可能となるような載置台20と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、円筒状物の円筒面(胴部)に包装材を包装するための包装装置および包装方法に関する。
従来から、円筒状物の円筒面(胴部)に包装材を包装するための包装装置として様々なタイプのものが知られている。具体的には、包装装置として、平行に配列された一対の回転ロールの谷間に円筒状物を置き、先端に粘着剤や接着剤が塗布された包装材を円筒状物に供給し、この円筒状物の円筒面に包装材を貼着した後、一対の回転ロールを回転させることにより円筒状物の円筒面に包装材を包装するもの(タイプ1)が知られている。他のタイプの包装装置としては、円筒状物を固定し、包装材をガイドベルトの走行またはそれに代わる機構により案内し、このことにより円筒状物の円筒面に包装材を包装するもの(タイプ2)がある(例えば、特許文献1等参照)。更に他のタイプの包装装置としては、円筒状物を包装材の上に載置し、湾曲した案内板を用いて円筒状物の円筒部を被覆した後、円筒状物を回転させることにより当該円筒状物の円筒面に包装材を包装するもの(タイプ3)が知られている。
特許第2003315号
しかしながら、上述した様々なタイプの包装装置のうち、上記タイプ1に係る包装装置では、その先端に粘着剤や接着剤が塗布された包装材を用いるため、円筒状物の円筒面が粘着剤や接着剤により汚れてしまうという問題がある。また、上記タイプ2に係る包装装置では、ガイドベルト等が円筒状物に直接接触するため、円筒状物の円筒面に傷がついてしまうおそれがある。また、このようなタイプの包装装置は、構造が複雑でありコストがかかる上、当該包装装置の占有スペースが大きくなってしまうという問題がある。また、上記タイプ3に係る包装装置では、円筒状物の円筒面に包装材を緊密に包装することができず、かつ、ロールの適用直径範囲が限定されるという問題がある。さらに、このようなタイプの包装装置も、構造が複雑でありコストがかかる上、当該包装装置のメンテナンスが困難であるという問題がある。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、円筒状物の円筒面が粘着剤や接着剤により汚れてしまうことを防止することができ、かつ、円筒状物を載置台上で転動させるため、円筒状物を搬送する搬送機構を設けた場合と比較して包装装置の構成を簡素化することができる包装装置および包装方法を提供することを目的とする。
本発明は、円筒状物に包装材を包装するための包装装置であって、円筒状物を包装すべき包装材の表面に液体を供給するための液体供給部と、円筒状物を包装すべき包装材の表面における、前記液体供給部により液体が供給される箇所とは異なる箇所に粘着剤または接着剤を供給するための接着剤供給部と、円筒状物を包装すべき包装材が載置される載置台であって、前記載置台に載置された包装材の表面における液体が供給された箇所から粘着剤または接着剤が供給された箇所に向かって円筒状物を前記載置台上で転動させることが可能となるような載置台と、を備えた、包装装置である。
このような包装装置によれば、円筒状物を包装すべき包装材の表面に、液体供給部により液体を供給するとともに、この包装材の表面における、液体が供給される箇所とは異なる箇所に、接着剤供給部により粘着剤または接着剤を供給し、載置台上で、包装材の表面における液体が供給された箇所から接着剤が供給された箇所に向かって円筒状物を転動させることが可能となっている。この場合、円筒状物には液体供給部により供給された液体が付着するが、このような液体は蒸発することにより円筒状物の表面が汚されることはない。また、円筒状物を載置台上で転動させるため、円筒状物を搬送する搬送機構を設けた場合と比較して包装装置の構成を簡素化することができる。
本発明の包装装置においては、前記載置台は、その表面が略水平状態となるような略水平位置と、円筒状物が前記載置台上で自重により転動するようその表面が傾斜するような傾斜位置との間で移動するようになっており、前記載置台が傾斜位置にあるときに、前記載置台に載置された包装材の表面における液体が供給された箇所から粘着剤または接着剤が供給された箇所に向かって円筒状物は自重により前記載置台上で転動するようになっていてもよい。
この際に、前記載置台を前記略水平位置と前記傾斜位置との間で移動させるための載置台傾斜機構が設けられていてもよい。
本発明の包装装置においては、前記載置台には複数の包装材が積層状態で集積されるようになっていてもよい。
この際に、前記載置台に集積されるべき包装材における、円筒状物が当該包装材上で転動したときにこの円筒状物に接触しないような箇所に孔部が設けられており、前記載置台には、当該載置台に積層状態で集積された複数の包装材の各孔部を貫通して各包装材の位置ずれを防止する包装材位置ずれ防止機構が設けられていてもよい。
また、前記包装材位置ずれ防止機構は、前記載置台に積層状態で集積された複数の包装材の各孔部を貫通するよう設けられた棒状部材と、前記棒状部材を略鉛直方向に移動させる棒状部材駆動部と、前記棒状部材の先端に設けられ、当該棒状部材の先端の周囲にある包装材を検出する包装材検出部とを有しており、前記包装材検出部による包装材の検出情報に基づいて、前記載置台に集積された包装材の枚数が減るにしたがって前記棒状部材駆動部は前記棒状部材を徐々に下方に移動させるようになっていてもよい。
本発明の包装装置においては、包装材が巻回された包装材原反から前記載置台上に包装材が供給されるようになっており、前記包装材原反から前記載置台上に送られた包装材を断裁するための断裁機構が設けられていてもよい。
本発明の包装装置においては、円筒状物が前記載置台上で転動する前に当該円筒状物を前記載置台上の所定の位置で停止させるための止め板が設けられており、前記止め板は、前記載置台上の所定の位置で円筒状物を停止させる停止位置と、前記停止位置から退避し、前記載置台上で転動する円筒状物に接触しないような退避位置との間で移動自在となっていてもよい。
本発明の包装装置においては、前記載置台の近傍には傾斜部が設けられており、当該傾斜部で自重により転動した円筒状物が前記載置台上に送られるようになっていてもよい。
本発明は、円筒状物に包装材を包装するための包装方法であって、円筒状物を包装すべき包装材の表面に液体を供給する工程と、円筒状物を包装すべき包装材の表面における、液体が供給される箇所とは異なる箇所に粘着剤または接着剤を供給する工程と、円筒状物を包装すべき包装材を載置台に載置する工程と、前記載置台上で、包装材の表面における液体が供給された箇所から粘着剤または接着剤が供給された箇所に向かって円筒状物を転動させる工程と、を備えた、包装方法である。
このような包装方法によれば、円筒状物を包装すべき包装材の表面に液体を供給するとともに、この包装材の表面における、液体が供給される箇所とは異なる箇所に粘着剤または接着剤を供給し、載置台上で、包装材の表面における液体が供給された箇所から接着剤が供給された箇所に向かって円筒状物を転動させる。この場合、円筒状物には液体が付着するが、このような液体は蒸発することにより円筒状物の表面が汚されることはない。また、円筒状物を載置台上で転動させるため、円筒状物を搬送する搬送機構を設けた場合と比較して、本発明の包装方法を実行する際に用いられる包装装置の構成を簡素化することができる。
本発明の包装装置および包装方法によれば、円筒状物の円筒面が粘着剤や接着剤により汚れてしまうことを防止することができ、かつ、円筒状物を載置台上で転動させるため、円筒状物を搬送する搬送機構を設けた場合と比較して包装装置の構成を簡素化することができる。
本発明の実施の形態における包装装置の概略の構成を示す構成図である。 本発明の実施の形態における包装装置の概略の構成を示す構成図であって、図1に示す状態から円筒状物が傾斜部上で転動して載置台に到達したときの状態を示す図である。 本発明の実施の形態における包装装置の概略の構成を示す構成図であって、図2に示す状態から円筒状物が載置台上で転動しているときの状態を示す図である。 本発明の実施の形態における包装装置の概略の構成を示す構成図であって、図3に示す状態から円筒状物が平板部上まで転動したときの状態を示す図である。 本発明の実施の形態における包装装置の概略の構成を示す斜視図である。 図5等に示す包装装置における包装材位置ずれ防止機構の構成を示す構成図である。 図6に示す包装材位置ずれ防止機構における棒状部材の先端部分の構成の詳細を示す拡大構成図である。 図1等に示す包装装置における止め板およびこの止め板の駆動を行う止め板駆動機構の構成を示す構成図である。 本発明の実施の形態における他の包装装置の概略の構成を示す斜視図である。 図9に示す包装装置を左方から見たときの概略の構成を示す構成図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1乃至図10は、本実施の形態による包装装置および包装方法を示す図である。このうち、図1乃至図4は、本実施の形態における包装装置の概略の構成を示す構成図である。また、図5は、本実施の形態における包装装置の概略の構成を示す斜視図であり、図6は、図5等に示す包装装置における包装材位置ずれ防止機構の構成を示す構成図であり、図7は、図6に示す包装材位置ずれ防止機構における棒状部材の先端部分の構成の詳細を示す拡大構成図である。また、図8は、図1等に示す包装装置における止め板およびこの止め板の駆動を行う止め板駆動機構の構成を示す構成図である。また、図9は、本実施の形態における他の包装装置の概略の構成を示す斜視図であり、図10は、図9に示す包装装置を左方から見たときの概略の構成を示す構成図である。
本実施の形態による包装装置10は、円筒状物12の円筒面(胴部)に包装材14を包装するためのものである。図1では、円筒状物12を点線で示すとともに、包装材14を実線で示している。より詳細には、本実施の形態による包装装置10は、円筒状物12を包装すべき包装材14が載置される載置台20と、載置台20に載置された包装材14の表面に水やアルコール等の液体を供給するための液体供給部40と、載置台20に載置された包装材14の表面における、液体供給部40により液体が供給される箇所とは異なる箇所に接着剤を供給するための接着剤供給部42とを備えている。ここで、図1乃至図6に示す包装装置10では、載置台20には複数の包装材14が積層状態で集積されるようになっている。また、図1等において、液体供給部40により載置台20上の包装材14に供給された液体を参照符号40aにより、また、接着剤供給部42により載置台20上の包装材14に供給された接着剤を参照符号42aによりそれぞれ示している。なお、液体供給部40により包装材14に供給される液体としては、揮発性を有するものが用いられることが好ましい。
本実施の形態の包装装置10では、載置台20は、当該載置台20に載置された包装材14の表面における液体40aが供給された箇所から接着剤42aが供給された箇所に向かって(すなわち、図1において左方から右方向に向かって)円筒状物12を自重により載置台20上で転動させることが可能となるような構成となっている。より具体的には、図1に示すように、載置台20には、当該載置台20を傾斜させるための載置台傾斜機構22が設けられている。より詳細には、載置台20の端部近傍には軸20aが設けられており、この載置台20は軸20aを中心として回転可能となっている。また、載置台傾斜機構22には伸縮運動を行うピストン部22aが設けられており、このピストン部22aは載置台20における軸20aが設けられた側とは反対側の端部に接続されている。そして、載置台傾斜機構22のピストン部22aが伸縮することにより、載置台20は、図1、図2および図4に示すような、その表面が略水平状態となるような略水平位置と、図3に示すような、円筒状物12が載置台20上で転動するようその表面が傾斜するような傾斜位置との間で移動するようになっている。すなわち、ピストン部22aが収縮しているときには、載置台20は、図1、図2および図4に示すような略水平位置に維持され、このような状態からピストン部22aが伸長することにより、載置台20は軸20aを中心として図1等における時計回りの方向に回転し、図3に示すような傾斜位置に移動するようになる。
また、図1に示すように、載置台20の左方には傾斜部24が設けられており、この傾斜部24で自重により転動した円筒状物12が載置台20上に送られるようになっている。また、載置台20の右方には平板部26が設けられており、載置台20が図3に示すような傾斜位置に移動したときにこの載置台20で自重により転動した円筒状物12が平板部26上に送られるようになっている。すなわち、円筒状物12は、最初は傾斜部24上に載置されるが、傾斜部24で自重により転動して載置台20に到達し、その後、載置台20が略水平位置から傾斜位置に移動することにより円筒状物12は載置台20上で自重により転動して最終的に平板部26に到達するようになる。
また、図2等に示すように、本実施の形態の包装装置10では、傾斜部24から載置台20に送られた円筒状物12が当該載置台20上で転動する前に円筒状物12を載置台20上の所定の位置で停止させるための止め板30が設けられている。止め板30の上端部には軸30aが設けられており、この止め板30は軸30aを中心として回転自在となっている。より詳細には、止め板30は、図2の実線で示すような、載置台20上の所定の位置で円筒状物12を停止させる停止位置と、図2の二点鎖線で示すような、停止位置から退避し、載置台20上で転動する円筒状物12に接触しないような退避位置との間で移動自在となっている。このような止め板30を駆動するための止め板駆動機構32の構成について図8を用いて詳細に説明する。図8に示すように、止め板駆動機構32には伸縮運動を行うピストン部34が設けられており、このピストン部34は軸34aを介して止め板30に接続されている。ここで、ピストン部34は、軸34aを中心として止め板30に対して回転自在となっている。また、止め板駆動機構32の基端部にも軸32aが設けられており、止め板駆動機構32は、軸32aを中心として回転自在となっている。そして、止め板駆動機構32のピストン部34が伸長した状態のときには、止め板30は図2および図8の実線で示すような停止位置に維持される。一方、止め板30が停止位置にあるときに、止め板駆動機構32のピストン部34が収縮すると、止め板駆動機構32が軸32aを中心として回転するとともにピストン部34が軸34aを中心として止め板30に対して回転し、この際に止め板30が軸30aを中心として図2や図8における反時計回りの方向に回転することにより、止め板30は図2および図8の二点鎖線で示すような退避位置に移動するようになる。
図5は、図1乃至図4に示すような包装装置10の構成を示す斜視図である。図5に示すように、本実施の形態の包装装置10では、液体供給部40を支持する液体供給部支持部材40bおよび接着剤供給部42を支持する接着剤供給部支持部材42bがそれぞれ設けられている。そして、図5の矢印に示すように、液体供給部40および接着剤供給部42はそれぞれ、円筒状物12の長手方向に沿って移動自在となっている。このことにより、載置台20に載置された包装材14に対して、円筒状物12の長手方向に沿って水40aや接着剤42aをまんべんなく供給することができるようになる。
また、図5に示すように、載置台20に集積された包装材14における2箇所の隅部近傍の位置には左右一対の孔部14aが設けられている。なお、包装材14において孔部14aが設けられる位置は、包装材14における隅部近傍の位置に限定されることはない。孔部14aは、載置台20に集積された包装材14における、円筒状物12が包装材14上で転動したときに当該円筒状物12が接触しないような位置に設けられていればよい。また、本実施の形態の包装装置10では、載置台20には、当該載置台20に積層状態で集積された複数の包装材14の各孔部14aを貫通して各包装材14の位置ずれを防止する包装材位置ずれ防止機構50が設けられている。このような包装材位置ずれ防止機構50が設けられていることにより、載置台20上における各包装材14の位置がずれてしまうことを防止することができ、このことにより、液体供給部40や接着剤供給部42から包装材14上に供給される液体40aや接着剤42aの位置がずれてしまうことを防止することができる。包装材位置ずれ防止機構50の構成の詳細について図6を用いて説明する。図6は、図5に示す包装装置10を左方から見たときの構成図である。
図6に示すように、包装材位置ずれ防止機構50は、載置台20に積層状態で集積された複数の包装材14の各孔部14aを貫通するよう設けられた棒状部材52と、棒状部材52を略鉛直方向に移動させる棒状部材駆動部56と、棒状部材52の先端に設けられ、この棒状部材52の先端の周囲にある包装材14を検出する包装材検出センサ54とを有している。図7に、棒状部材52の先端部分の構成の詳細を示す。図7に示すように、棒状部材52は、内部が空洞である円筒形状となっており、この棒状部材52の先端部には開口52aが設けられている。また、棒状部材52の上端部の内側には包装材検出センサ54が設けられている。そして、包装材検出センサ54は、棒状部材52の開口52aを介して、棒状部材52の先端の周囲にある包装材14を検出するようになっている。より詳細には、包装材検出センサ54は、棒状部材52の開口52a近傍の周囲の明るさを検出するようになっている。そして、包装材検出センサ54は、棒状部材52の開口52a近傍の周囲が暗いときには、この棒状部材52の開口52aの周囲に包装材14が存在していることを検出し、一方、棒状部材52の開口52a近傍の周囲が明るいときには、この棒状部材52の開口52aの周囲に包装材14が存在していないことを検出する。そして、包装材位置ずれ防止機構50において、包装材検出センサ54による包装材14の検出情報に基づいて、載置台20に集積された包装材14の枚数が減るにしたがって棒状部材駆動部56は棒状部材52を徐々に下方に移動させるようになっている。より詳細には、棒状部材52の開口52a近傍の周囲が明るいこと、すなわちこの棒状部材52の開口52aの周囲に包装材14が存在していないことを包装材検出センサ54が検出したときに、棒状部材52の開口52a近傍の周囲が暗くなったことを包装材検出センサ54が検出するまで、棒状部材駆動部56は棒状部材52を徐々に下方に移動させる。このため、載置台20に集積された包装材14の枚数が減っても、棒状部材52はこれに対応して下方に移動するため、棒状部材52の先端部から包装材14から上方に大きく突出してしまうことを防止することができる。
次に、このような構成からなる包装装置10の動作、すなわち包装装置10により円筒状物12の円筒面(胴部)に包装材14を包装する方法について以下に説明する。
まず、図1に示すように、円筒状物12を包装すべき包装材14の表面に、液体供給部40によって水やアルコール等の液体40aを供給する。また、円筒状物12を包装すべき包装材14の表面における、液体40aが供給される箇所とは異なる箇所に、接着剤供給部42によって接着剤42aを供給する。その後、包装材14が包装されるべき円筒状物12を傾斜部24上に載置する。この際に、載置台傾斜機構22のピストン部22aは収縮した状態となっており、載置台20は略水平位置に維持されている。また、止め板駆動機構32のピストン部34は伸長した状態となっており、止め板30は停止位置に維持されている。傾斜部24上に円筒状物12を載置すると、当該円筒状物12は自重により傾斜部24上で転動し、図2に示すように載置台20に到達する。
円筒状物12が載置台20に到達すると、この円筒状物12は止め板30により止められるようになる(図2参照)。この際に、包装材14上に供給された液体40aを介して、包装材14の一方の端縁が液体40aの表面張力により円筒状物12の円筒面に付着する。その後、止め板駆動機構32のピストン部34を収縮させることにより、止め板30を停止位置から退避位置(図2における二点鎖線参照)に移動させる。また、載置台傾斜機構22のピストン部22aを伸長させることにより、載置台20を略水平位置から傾斜位置に移動させる。このことにより、図3に示すように、円筒状物12は、載置台20に載置された包装材14上で自重により転動するようになる。また、この際に、載置台20に載置された複数の包装材14のうち最上層の包装材14が円筒状物12の円筒面に巻かれるようになる。そして、円筒状物12が載置台20上の軸20a側の端部に到達すると、包装材14に供給された接着剤42aを介して包装材14の他方の端縁が円筒状物12に巻かれる。そして、図4に示すように、載置台20から平板部26に円筒状物12が送られ、この円筒状物12の円筒面には包装材14が完全に巻かれた状態となる。このようにして、包装材14が完全に巻かれた円筒状物12が得られるようになる。この際に、円筒状物12に付された水やアルコール等の液体40aは蒸発するため、円筒状物12の表面が汚されることはない。
以上のように本実施の形態の包装装置10および包装方法によれば、円筒状物12を包装すべき包装材14の表面に、液体供給部40により液体40aを供給するとともに、この包装材14の表面における、液体40aが供給される箇所とは異なる箇所に、接着剤供給部42により接着剤42aを供給し、載置台20上で、包装材14の表面における液体40aが供給された箇所から接着剤42aが供給された箇所に向かって円筒状物12を転動させることが可能となっている。この場合、円筒状物12には液体供給部40により供給された液体40aが付着するが、このような液体40aは蒸発することにより円筒状物12の表面が汚されることはない。また、円筒状物12を載置台20上で転動させるため、円筒状物12を搬送する搬送機構を設けた場合と比較して包装装置10の構成を簡素化することができる。
また、本実施の形態の包装装置10においては、載置台20は、その表面が略水平状態となるような略水平位置と、円筒状物12が載置台20上で自重により転動するようその表面が傾斜するような傾斜位置との間で移動するようになっている。このような包装装置10によれば、円筒状物12を転動させる動力として当該円筒状物12の重力を用いることにより装置全体のランニングコストを低減することができる。また、本実施の形態の包装装置10においては、載置台20を略水平位置と傾斜位置との間で移動させるための載置台傾斜機構22が設けられている。
また、本実施の形態の包装装置10においては、載置台20には複数の包装材14が積層状態で集積されるようになっている。また、載置台20に集積されるべき包装材14における、円筒状物12が包装材14上で転動したときにこの円筒状物12に接触しないような箇所に孔部14aが設けられており、載置台20には、当該載置台20に積層状態で集積された複数の包装材14の各孔部14aを貫通して包装材14の位置ずれを防止する包装材位置ずれ防止機構50が設けられている。このような包装材位置ずれ防止機構50が設けられていることにより、載置台20上における各包装材14の位置がずれてしまうことを防止することができ、このため、液体供給部40や接着剤供給部42から包装材14上に供給される液体40aや接着剤42aの位置がずれてしまうことを防止することができる。
また、本実施の形態の包装装置10においては、包装材位置ずれ防止機構50は、載置台20に積層状態で集積された複数の包装材14の各孔部14aを貫通するよう設けられた棒状部材52と、棒状部材52を略鉛直方向に移動させる棒状部材駆動部56と、棒状部材52の先端に設けられ、この棒状部材52の先端の周囲にある包装材14を検出する包装材検出センサ54とを有しており、包装材検出センサ54による包装材14の検出情報に基づいて、載置台20に集積された包装材14の枚数が減るにしたがって棒状部材駆動部56は棒状部材52を徐々に下方に移動させるようになっている。このことにより、載置台20に集積された包装材14の枚数が減っても、棒状部材52はこれに対応して下方に移動するため、棒状部材52の先端部から包装材14から上方に大きく突出してしまうことを防止することができる。
また、本実施の形態の包装装置10においては、円筒状物12が載置台20上で転動する前に当該円筒状物12を載置台20上の所定の位置で停止させるための止め板30が設けられており、この止め板30は、載置台20上の所定の位置で円筒状物12を停止させる停止位置と、停止位置から退避し、載置台20上で転動する円筒状物12に接触しないような退避位置との間で移動自在となっている。このことにより、傾斜部24において自重により転動することによって載置台20に送られた円筒状物12を停止させることができ、載置台20において円筒状物12の円筒面に包装材14を巻く作業を確実に精度良く行うことができるようになる。
また、本実施の形態の包装装置10においては、載置台20の近傍には傾斜部24が設けられており、当該傾斜部24で自重により転動した円筒状物12が載置台20上に送られるようになっている。
なお、本実施の形態における包装装置および包装方法は、上記の態様に限定されるものではなく、様々の変更を加えることができる。例えば、載置台20に載置された包装材14に対して、接着剤供給部42により接着剤42aが供給される代わりに、粘着剤が供給されるようになっていてもよい。包装材14に粘着剤が供給された場合でも、円筒状物12の円筒面に包装材14が巻かれたときに、この包装材14の端縁をしっかりと留めることができる。
また、本実施の形態における包装装置および包装方法は、載置台20に複数の包装材14が積層状態で集積されるものに限定されることはない。本実施の形態における他の構成の包装装置について図9および図10を用いて説明する。なお、図9および図10に示すような変形例に係る包装装置を説明するにあたり、図1乃至図8に示す包装装置と同じ構成要素については同じ参照符号を付してその説明を省略する。
図9および図10に示すような包装装置10aでは、包装材14が巻回された包装材原反60から載置台20上に包装材64が供給されるようになっている。なお、包装材原反60から載置台20上に包装材64が供給される方向は、当該載置台20上で円筒状物12が転動する方向と直交するようになっている。また、このような包装装置10aでは、包装材原反60から載置台20上に送られた包装材64を切断するための切断機構62が設けられており、このような切断機構62により包装材64は所定の大きさに切断されて載置台20上に載置されるようになる。また、図9に示すように、包装装置10aには支持部材74が設けられており、この支持部材74に液体供給部70および接着剤供給部72がそれぞれ支持されている。そして、これらの液体供給部70および接着剤供給部72により、載置台20上に送られる直前の包装材64に液体70aおよび接着剤72aがそれぞれ供給されるようになる。そして、載置台20上にある包装材64上で円筒状物12が転動し、この円筒状物12に包装材64が完全に巻かれると、次の包装材64が包装材原反60から載置台20上に供給され、切断機構62によりこの包装材64は所定の大きさに切断されて載置台20上に載置されるようになる。
図9および図10に示すような包装装置10aを用いた場合でも、図1乃至図8に示すような包装装置10を用いた場合と同様に、円筒状物12を包装すべき包装材64の表面に、液体供給部70により液体70aを供給するとともに、この包装材64の表面における、液体70aが供給される箇所とは異なる箇所に、接着剤供給部72により接着剤72aを供給し、載置台20上で、包装材64の表面における液体70aが供給された箇所から接着剤72aが供給された箇所に向かって(すなわち、図10の左方から右方向に向かって)円筒状物12を転動させることが可能となっている。この場合、円筒状物12には液体供給部70により供給された液体70aが付着するが、このような液体70aは蒸発することにより円筒状物12の表面が汚されることはない。また、円筒状物12を載置台20上で転動させるため、円筒状物12を搬送する搬送機構を設けた場合と比較して包装装置10aの構成を簡素化することができる。
10 包装装置
12 円筒状物
14 包装材
20 載置台
20a 軸
22 載置台傾斜機構
22a ピストン部
24 傾斜部
26 平板部
30 止め板
30a 軸
32 止め板駆動機構
32a 軸
34 ピストン部
34a 軸
40 液体供給部
40a 液体
40b 液体供給部支持部材
42 接着剤供給部
42a 接着剤
42b 接着剤供給部支持部材
50 包装材位置ずれ防止機構
52 棒状部材
52a 開口
54 包装材検出センサ
56 棒状部材駆動部
60 包装材原反
62 断裁機構
64 包装材
70 液体供給部
70a 液体
72 接着剤供給部
72a 接着剤
74 支持部材

Claims (10)

  1. 円筒状物に包装材を包装するための包装装置であって、
    円筒状物を包装すべき包装材の表面に液体を供給するための液体供給部と、
    円筒状物を包装すべき包装材の表面における、前記液体供給部により液体が供給される箇所とは異なる箇所に粘着剤または接着剤を供給するための接着剤供給部と、
    円筒状物を包装すべき包装材が載置される載置台であって、前記載置台に載置された包装材の表面における液体が供給された箇所から粘着剤または接着剤が供給された箇所に向かって円筒状物を前記載置台上で転動させることが可能となるような載置台と、
    を備えた、包装装置。
  2. 前記載置台は、その表面が略水平状態となるような略水平位置と、円筒状物が前記載置台上で自重により転動するようその表面が傾斜するような傾斜位置との間で移動するようになっており、前記載置台が傾斜位置にあるときに、前記載置台に載置された包装材の表面における液体が供給された箇所から粘着剤または接着剤が供給された箇所に向かって円筒状物は自重により前記載置台上で転動するようになっている、請求項1記載の包装装置。
  3. 前記載置台を前記略水平位置と前記傾斜位置との間で移動させるための載置台傾斜機構が設けられている、請求項2記載の包装装置。
  4. 前記載置台には複数の包装材が積層状態で集積されるようになっている、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の包装装置。
  5. 前記載置台に集積されるべき包装材における、円筒状物が当該包装材上で転動したときにこの円筒状物に接触しないような箇所に孔部が設けられており、
    前記載置台には、当該載置台に積層状態で集積された複数の包装材の各孔部を貫通して各包装材の位置ずれを防止する包装材位置ずれ防止機構が設けられている、請求項4記載の包装装置。
  6. 前記包装材位置ずれ防止機構は、前記載置台に積層状態で集積された複数の包装材の各孔部を貫通するよう設けられた棒状部材と、前記棒状部材を略鉛直方向に移動させる棒状部材駆動部と、前記棒状部材の先端に設けられ、当該棒状部材の先端の周囲にある包装材を検出する包装材検出部とを有しており、
    前記包装材検出部による包装材の検出情報に基づいて、前記載置台に集積された包装材の枚数が減るにしたがって前記棒状部材駆動部は前記棒状部材を徐々に下方に移動させるようになっている、請求項5記載の包装装置。
  7. 包装材が巻回された包装材原反から前記載置台上に包装材が供給されるようになっており、
    前記包装材原反から前記載置台上に送られた包装材を断裁するための断裁機構が設けられている、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の包装装置。
  8. 円筒状物が前記載置台上で転動する前に当該円筒状物を前記載置台上の所定の位置で停止させるための止め板が設けられており、前記止め板は、前記載置台上の所定の位置で円筒状物を停止させる停止位置と、前記停止位置から退避し、前記載置台上で転動する円筒状物に接触しないような退避位置との間で移動自在となっている、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の包装装置。
  9. 前記載置台の近傍には傾斜部が設けられており、当該傾斜部で自重により転動した円筒状物が前記載置台上に送られるようになっている、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の包装装置。
  10. 円筒状物に包装材を包装するための包装方法であって、
    円筒状物を包装すべき包装材の表面に液体を供給する工程と、
    円筒状物を包装すべき包装材の表面における、液体が供給される箇所とは異なる箇所に粘着剤または接着剤を供給する工程と、
    円筒状物を包装すべき包装材を載置台に載置する工程と、
    前記載置台上で、包装材の表面における液体が供給された箇所から粘着剤または接着剤が供給された箇所に向かって円筒状物を転動させる工程と、
    を備えた、包装方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109220243A (zh) * 2018-08-31 2019-01-18 芜湖苜邦智能装备有限公司 一种圆草捆打捆机圆草捆打包装置

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