JP2013236100A - 装着ヘッドメンテナンス装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品装着機から取り外した装着ヘッドのメンテナンスを簡単化する。
【解決手段】装着ヘッド11のメンテナンスを行う場合は、部品装着機から取り外した装着ヘッド11を装着ヘッドメンテナンス装置30の台座33にセットし、該装着ヘッド11の上面にメンテナンスアダプタ40を取り付けて、該メンテナンスアダプタ40のメンテナンス液供給通路41を装着ヘッド11内部のエアー通路に接続する。この後、洗浄剤となる揮発性の溶剤にグリースが溶解されたメンテナンス液の混合エアーをメンテナンス液供給通路41から装着ヘッド11内部のエアー通路に供給しながら、装着ヘッド11をノズルホルダの配列ピッチに相当する所定角度ずつ回転させて、装着ヘッド11内部のエアー通路からノズルホルダ内部のエアー通路にメンテナンス液の混合エアーを順番に供給して、ノズルホルダ内部のエアー通路の洗浄と給油を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、部品装着機から装着ヘッドを取り外して該装着ヘッド内部のエアー通路を洗浄及び/又は給油する装着ヘッドメンテナンス装置に関する発明である。
特許文献1(特開2006−261325号公報)に記載されているように、リボルバヘッド型(ロータリヘッド型)の部品装着機は、回転可能な装着ヘッド(リボルバヘッド)の下面側に、複数の吸着ノズルを交換可能に保持する複数のノズルホルダ(ノズルシャフト)の同一円周に沿って等ピッチで昇降可能に設けると共に、前記複数のノズルホルダ内部のエアー通路と装着ヘッド内部のエアー通路との連通/遮断を各ノズルホルダ毎に切り換える複数の操作部材(回動レバー、真空ピン、真空破壊ピン)を設け、部品吸着動作時に、装着ヘッドを前記ノズルホルダの配列ピッチに相当する所定角度ずつ回転させる毎に、所定位置に位置するノズルホルダと吸着ノズルを一体に下降させて該吸着ノズルに部品を吸着する際に、操作部材(回動レバー、真空ピン)を上下動させてノズルホルダ内部のエアー通路を装着ヘッド内部のエアー通路に連通させて負圧を該吸着ノズルに作用させて部品を吸着し、その後、該吸着ノズルに吸着した部品を回路基板上に移送して該部品を回路基板に装着する際に、操作部材(回動レバー、真空破壊ピン)を上下動させてエアー通路の接続経路を切り換えて該吸着ノズルに正圧を作用させて該吸着ノズルの部品吸着を解除するようにしている。
このような構成のリボルバ型の部品装着機は、部品装着精度の高精度化やエアー漏れ防止の観点から、装着ヘッドとノズルホルダとの摺動部分の隙間(クリアランス)が非常に小さくなっているが、部品吸着時には、この摺動部分の微小な隙間から外気がエアー通路内に吸い込まれるため、この摺動部分の微小な隙間に外気中の塵埃が嵌まり込んでノズルホルダの摺動抵抗が大きくなったり、外気中の塵埃がエアー通路の内壁面に堆積することがある。また、部品吸着時や吸着解除時に装着ヘッド内部のエアー通路に供給するエアー(負圧又は正圧)にも微小な塵埃が僅かに含まれているため、この塵埃がエアー通路の内壁面に堆積して、堆積した塵埃の一部がノズルホルダの摺動時に装着ヘッド内部のエアー通路とノズルホルダ内部のエアー通路との接続部分の微小な隙間からノズルホルダの摺動部分の微小な隙間に噛み込まれてノズルホルダの摺動抵抗が大きくなることもある。ノズルホルダの摺動抵抗が大きくなると、ノズルホルダ(吸着ノズル)の動きが悪くなって、部品の吸着・装着動作に支障を来す場合がある。
このため、装着ヘッドを定期的にメンテナンス(洗浄・給油)する必要がある。現状の定期メンテナンスでは、作業者が部品装着機から装着ヘッドを取り外してから、装着ヘッドを分解して装着ヘッドから各ノズルホルダ等の部品を取り外して、各部品を手で洗浄して各部品に給油した上で、各部品を装着ヘッドに組み付けるという作業を行うようにしている。このような定期メンテナンスは、分解する部品が小さいため、非常に複雑で繊細な作業である。このため、定期メンテナンスは、誰にでも出来る作業ではなく、熟練者でないと出来ない作業となっている。しかも、多くの工数がかかるため、熟練者でも、3時間程度もかかってしまい、定期メンテナンスが非常に面倒な作業となっている。
そこで、特許文献1(特開平8−70199号公報)、特許文献2(特開2000−120986公報)に記載されているように、部品装着機に装着ヘッドを取り付けた状態で、該装着ヘッドの摺動部分に自動的に給油できるように部品装着機に給油機構を取り付けるようにしたものがある。
特開平8−70199号公報 特開2000−120986公報
しかし、上記特許文献1,2の構成では、部品装着機の装着ヘッド毎に給油機構を取り付ける必要があり、部品装着機の高コスト化や装着ヘッドの重量増加の問題が生じるばかりか、1つの装着ヘッドに例えば12本のノズルホルダ(吸着ノズル)を設けるリボルバ型の部品装着機では、各ノズルホルダの摺動部周辺のスペースが狭く、全てのノズルホルダの摺動部に自動給油する給油機構を取り付けることは困難である。
このため、装着ヘッドのメンテナンスを部品装着機から装着ヘッドを取り外して行う方法を簡単化することが近年の重要な技術的課題となっている。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、複数の吸着ノズルを脱着可能に保持し且つ部品吸着用の負圧又は吸着解除用の正圧を前記複数の吸着ノズルに供給するためのエアー通路が形成された装着ヘッドを部品装着機から取り外して該装着ヘッドをメンテナンスする装着ヘッドメンテナンス装置であって、前記装着ヘッドを脱着可能にセットする支持部を備えた構成としたものである。
本発明の装着ヘッドメンテナンス装置を用いれば、部品装着機から取り外した装着ヘッドを装着ヘッドメンテナンス装置の支持部にセットして該装着ヘッド内部のエアー通路を洗浄したり給油することができ、熟練者でなくても、装着ヘッドのメンテナンスを簡単に行うことができる。
この場合、請求項2のように、装着ヘッドから複数の吸着ノズルを取り外した状態で支持部に支持させるように構成すると良い。吸着ノズル内部のエアー通路は、装着ヘッド内部のエアー通路に比べて径が細いため、吸着ノズル内部のエアー通路にメンテナンス液を流すと、吸着ノズル内部のエアー通路が詰まってしまう可能性がある。従って、装着ヘッドから吸着ノズルを取り外した状態でメンテナンスを行うようにすれば、吸着ノズル内部のエアー通路の詰まりを未然に防止できる。
図1は本発明の一実施例の装着ヘッドメンテナンス装置に装着ヘッドをセットした状態を示す正面図である。 図2は装着ヘッドメンテナンス装置の主要部の拡大正面図である。 図3は装着ヘッドの外観を示す正面図である。 図4は装着ヘッドの主要部の構成を説明する正面図である。
以下、本発明を実施するための形態を具体化した一実施例を説明する。
まず、図3及び図4を用いて、本実施例の装着ヘッドメンテナンス装置30でメンテナンスする装着ヘッド11の構成を概略的に説明する。尚、装着ヘッド11の構成は、例えば特開2006−261325号公報にも記載されている。
装着ヘッド11(リボルバヘッド)は、リボルバ型(ロータ型)の部品装着機のヘッド保持装置12(図4参照)に交換可能(脱着可能)に保持されている。ヘッド保持装置12には、装着ヘッド11をZ軸方向(上下方向)に駆動するヘッド昇降装置(Z軸駆動手段)と、装着ヘッド11を回転駆動するヘッド回転装置(図示せず)等が設けられている。
装着ヘッド11の下面側には、複数本(例えば12本)の吸着ノズル13が同一円周に沿って等ピッチで配列され、各吸着ノズル13は、それぞれ装着ヘッド11に組み付けられたノズルホルダ14(図4参照)に係合手段等により交換可能(脱着可能)に保持されている。各ノズルホルダ14は、装着ヘッド11の各ノズルホルダ摺動穴に上下方向に摺動可能に嵌合支持されている。各ノズルホルダ14の内部には、各ノズルホルダ14に保持された各吸着ノズル13のノズル先端開口に部品吸着用の負圧や吸着解除用の正圧を作用させるためのエアー通路15が形成され、このエアー通路15が装着ヘッド11内部のエアー通路(図示せず)と連通するように構成されている。
更に、装着ヘッド11のうちの各ノズルホルダ14の上端部に隣接する位置には、それぞれ、回動軸16を支点にして上下方向に回動する回動レバー17(操作部材)が取り付けられ、その回動レバー17の一端部に形成したU溝部18を、ノズルホルダ14の上端部に設けた係合ピン19に嵌め込むことで、吸着ノズル13の上下動に連動して回動レバー17が上下方向(時計方向・反時計方向)に回動するように構成されている。
装着ヘッド11には、回動レバー17のうちの回動軸16よりもノズルホルダ14側の部分を押し上げる方向(時計方向)にばね力(付勢力)を作用させるスプリング20が設けられ、このスプリング20のばね力によりノズルホルダ14と吸着ノズル13を上昇限界位置まで上昇させるように構成されている。
図3に示すように、各回動レバー17の左右両側には、真空ピン21(操作部材)と真空破壊ピン22(操作部材)が設けられ、回動レバー17と真空ピン21と真空破壊ピン22の上下動によりノズルホルダ14内部のエアー通路15と装着ヘッド11内部のエアー通路との連通/遮断を各ノズルホルダ14毎に切り換えるようになっている。例えば、部品吸着動作時に、装着ヘッド11をノズルホルダ14の配列ピッチに相当する所定角度ずつ回転させる毎に、所定位置に位置するノズルホルダ14と吸着ノズル13を一体に下降させて該吸着ノズル13に部品を吸着する際に、回動レバー17と真空ピン21を上下動させてノズルホルダ14内部のエアー通路15を装着ヘッド11内部のエアー通路に連通させて負圧を該吸着ノズル13に作用させて部品を吸着し、その後、該吸着ノズル13に吸着した部品を回路基板上に移送して該部品を回路基板に装着する際に、回動レバー17と真空破壊ピン21を上下動させてエアー通路の接続経路を切り換えて該吸着ノズル13に正圧を作用させて該吸着ノズル13の部品吸着を解除する。
次に、部品装着機のヘッド保持装置12から取り外した装着ヘッド11をメンテナンスするための装着ヘッドメンテナンス装置30の構成を図1及び図2に基づいて説明する。装着ヘッドメンテナンス装置30の本体ケース31内には、装着ヘッド11を脱着可能にセットする支持装置32が設けられている。この支持装置32は、装着ヘッド11の下部を嵌合支持する筒状の台座33(支持部)がその中心軸を中心に回転可能且つ上下動するように構成され、台座33上の装着ヘッド11に押し下げ力が作用しない状態では、スプリング等の付勢手段(図示せず)により台座33が上限位置まで押し上げられた状態に保持され、台座33上の装着ヘッド11に押し下げ力が作用すると、台座33が装着ヘッド11と一体に下降するようになっている。
台座33の円筒部33aの外周面には、装着ヘッド11のノズルホルダ14の配列ピッチに相当する所定角度毎に台座33の回転を停止させるための回転停止位置規制溝34が該所定角度ピッチで上下方向に延びるように形成され、この回転停止位置規制溝34に嵌まり込むプランジャ35が本体ケース31側に取付部材36を介して固定されている。プランジャ35は、スプリング等の付勢手段(図示せず)により台座33側に突出するように付勢され、該プランジャ35が回転停止位置規制溝34に嵌まり込んだ位置で台座33の回転が停止される。
台座33上の装着ヘッド11の操作部材(回動レバー17、真空ピン21、真空破壊ピン22)に対応して、係合部材37が取付部材38を介して本体ケース31側に固定され、プランジャ35が台座33の回転停止位置規制溝34に嵌まり込んで台座33の回転が停止された位置で、該係合部材37の上方に、装着ヘッド11の操作部材(回動レバー17、真空ピン21、真空破壊ピン22)が位置し、台座33上の装着ヘッド11が押し下げられると、装着ヘッド11の操作部材が係合部材37に係合して、装着ヘッド11の下降に伴って当該操作部材が相対的に押し上げられた状態となり、それによって、当該操作部材で切り換える1本のノズルホルダ14内部のエアー通路15が装着ヘッド11内部のエアー通路に連通した状態に切り換えられる。
台座33上の装着ヘッド11の上面には、メンテナンスアダプタ40がねじ止め等により取り付けられる。メンテナンスアダプタ40には、メンテナンス液供給通路41が設けられ、該メンテナンスアダプタ40を装着ヘッド11の上面に取り付けることで、該メンテナンス液供給通路41が装着ヘッド11内部のエアー通路と接続されるようになっている。このメンテナンスアダプタ40のメンテナンス液供給通路41は、外部のメンテナンス液供給装置(図示せず)に接続され、該メンテナンス液供給装置からメンテナンスアダプタ40のメンテナンス液供給通路41にメンテナンス液が供給されるようになっている。
ここで、メンテナンス液としては、洗浄剤となる揮発性の溶剤にグリースを溶解した混合液を用い、該混合液をミスト状に混合させたエアーを外部のメンテナンス液供給装置からメンテナンス液供給通路41に供給するようになっている。グリースのみでは粘性が高く、ミスト状にできないので、洗浄剤となる揮発性の溶剤にグリースを溶解して粘性を低下させてミスト状にする。揮発性の溶剤を使用すれば、メンテナンス液の混合エアーを装着ヘッド11内部に供給した後、装着ヘッド11内部に残留した揮発性の溶剤を揮発させてグリースのみを装着ヘッド11内部に残すことができる。
なお、揮発性の溶剤にグリースを溶解したメンテナンス液を用いる場合、メンテナンス液を長時間大気にさらすと、メンテナンス液の表面から溶剤が揮発してメンテナンス液の粘性が高くなる。この対策として、比重の軽いタービン油系の潤滑油をメンテナンス液に少量混合することで、メンテナンス液の表層にタービン油系の油膜を形成して溶剤の揮発を防止するようにすると良い。メンテナンス液を長時間放置すると、メンテナンス液中の比重の軽いタービン油系の潤滑油成分が表層に浮き上がって揮発防止用の油膜が形成される。メンテナンス液をミスト化する際に、タービン油系の潤滑油成分が混入する可能性があるが、もともと潤滑油であるので問題ない。
一方、図2に示すように、メンテナンスアダプタ40の外周部には、該メンテナンスアダプタ40を装着ヘッド11と一体に回転させるためのフランジ部42が設けられ、更に、メンテナンスアダプタ40の上面には、該メンテナンスアダプタ40と装着ヘッド11をノズルホルダ14の配列ピッチに相当する所定角度ずつ回転させるための係合ピン43が同一円周に沿って当該所定角度ピッチで上向きに設けられている。
メンテナンスアダプタ40のフランジ部42上には、円盤状のベアリング44が垂直に配置され、該ベアリング44の外輪がメンテナンスアダプタ40のフランジ部42の上面に当接している。ベアリング44は、その中心から偏心した位置に回転軸45が設けられ、該回転軸45の回転によりベアリング44が回転しながら上下運動するようになっている。この際、ベアリング44の外輪は、メンテナンスアダプタ40のフランジ部42の上面に当接しているため、回転軸45が回転しても、ベアリング44の外輪は回転せず、ベアリング44の内輪のみが回転するようになっている。これにより、ベアリング44の内輪が1回転する過程で、ベアリング44の外輪が下降・上昇して、メンテナンスアダプタ40と装着ヘッド11と台座33が一体的に下降・上昇するようになっている。
ベアリング44の内輪と一体に回転する部分の側面には、1本の回転駆動ピン46がメンテナンスアダプタ40側に突出するように設けられ、ベアリング44の内輪が1回転する間に、回転駆動ピン46がメンテナンスアダプタ40上の1本の係合ピン43に係合して該メンテナンスアダプタ40と装着ヘッド11と台座33を一体的にノズルホルダ14の配列ピッチに相当する所定角度だけ回転させるようになっている。更に、回転駆動ピン46が係合ピン43から離れる瞬間に、プランジャ35が台座33の円筒部33aの回転停止位置規制溝34に嵌まり込んで、メンテナンスアダプタ40と装着ヘッド11と台座33の回転を停止させるようになっている。これにより、ベアリング44の内輪を1回転させることで、装着ヘッド11をノズルホルダ14の配列ピッチに相当する所定角度だけ回転させて、該装着ヘッド11を下降・上昇させるようになっている。以上のようにして、特許請求の範囲でいう回転昇降装置が構成されている。
図1に示すように、ベアリング44の回転軸45には、操作ハンドル47が取り付けられ、作業者が操作ハンドル47を回転操作することで、回転軸45を手動で回転させるようになっている。尚、回転軸45にモータを連結して電動で回転軸45を回転させるようにしても良い。
次に、上記構成の装着ヘッドメンテナンス装置30を用いて、装着ヘッド11をメンテナンス(洗浄・給油)する方法を説明する。
まず、部品装着機のヘッド保持装置12から装着ヘッド11を取り外すと共に、装着ヘッド11の各ノズルホルダ14から吸着ノズル13を取り外す。この後、装着ヘッド11を装着ヘッドメンテナンス装置30の支持装置32の台座33にセットすると共に、該装着ヘッド11の上面にメンテナンスアダプタ40をねじ止め等により取り付けて、該メンテナンスアダプタ40のメンテナンス液供給通路41を装着ヘッド11内部のエアー通路に接続する。この際、装着ヘッド11の上面にメンテナンスアダプタ40を取り付けてから、該装着ヘッド11を支持装置32の台座33にセットするようにしても良い。
この後、装着ヘッドメンテナンス装置30外部のメンテナンス液供給装置を作動させて、洗浄剤となる揮発性の溶剤にグリースが溶解されたメンテナンス液をミスト状に混合させたエアーを該メンテナンス液供給装置からメンテナンスアダプタ40のメンテナンス液供給通路41に供給する。この状態で、作業者が操作ハンドル47を回転操作して、ベアリング44の内輪を1回転させる間に、メンテナンスアダプタ40と装着ヘッド11と台座33を一体的にノズルホルダ14の配列ピッチに相当する所定角度だけ回転させて、プランジャ35を台座33の円筒部33aの回転停止位置規制溝34に嵌まり込ませて回転を停止させると共に、メンテナンスアダプタ40と装着ヘッド11と台座33を一体的に下降・上昇させる。
装着ヘッド11が下降する過程で、装着ヘッド11の操作部材(回動レバー17、真空ピン21、真空破壊ピン22)が係合部材37に係合して、装着ヘッド11の下降に伴って当該操作部材が相対的に押し上げられた状態となり、それによって、当該操作部材で切り換える1本のノズルホルダ14内部のエアー通路15が装着ヘッド11内部のエアー通路に連通した状態に切り換えられる。これにより、メンテナンスアダプタ40のメンテナンス液供給通路41からメンテナンス液の混合エアーが装着ヘッド11内部のエアー通路を通して1本のノズルホルダ14内部のエアー通路15に供給される。エアー通路15を通過した混合エアーは、支持装置32内部の回収通路(図示せず)を通して外部のメンテナンス液回収装置(図示せず)に回収され、このメンテナンス液回収装置で混合エアー中の溶剤とグリースが回収される。
メンテナンス液の混合エアーが装着ヘッド11内部のエアー通路を通して1本のノズルホルダ14内部のエアー通路15に供給されることで、当該ノズルホルダ14内部のエアー通路15の洗浄と摺動部分への給油が同時に行われる。操作ハンドル47の回転回数が着ヘッド11のノズルホルダ14の本数分に相当する回数に達すると、装着ヘッド11内部のエアー通路と全てのノズルホルダ14内部のエアー通路15の洗浄と給油が一通り行われる。
この後、メンテナンスアダプタ40のメンテナンス液供給通路41を外部の乾燥用エアー供給装置(図示せず)に接続して、該乾燥用エアー供給装置からメンテナンスアダプタ40のメンテナンス液供給通路41に乾燥用エアーを供給する。この状態で、作業者が操作ハンドル47を回転操作して、上記洗浄・給油作業時と同様に、12本のノズルホルダ14のうち乾燥用エアーを供給するノズルホルダ14を1本ずつ順番に切り換えて、装着ヘッド11内部のエアー通路とノズルホルダ14内部のエアー通路15を順番に乾燥させる。この後、装着ヘッドメンテナンス装置30から装着ヘッド11を取り外せば、メンテナンス作業が完了する。
以上説明した本実施例では、部品装着機から取り外した装着ヘッド11を装着ヘッドメンテナンス装置30の台座33にセットして該装着ヘッド11内部のエアー通路をメンテナンス液供給通路41に接続した後、該メンテナンス液供給通路41からメンテナンス液の混合エアーを装着ヘッド11内部のエアー通路とノズルホルダ14内部のエアー通路15に供給して該装着ヘッド11内部のエアー通路とノズルホルダ14内部のエアー通路15を洗浄・給油するようにしているため、装着ヘッド11のメンテナンスを行う際に、部品装着機から取り外した装着ヘッド11を、分解することなく装着ヘッドメンテナンス装置30にセットして装着ヘッド11内部を洗浄・給油することができ、熟練者でなくても、装着ヘッド11のメンテナンスを簡単に行うことができる。
また、本実施例では、メンテナンス液として、洗浄剤となる揮発性の溶剤にグリースが溶解された混合液をミスト状に混合させたエアーをメンテナンス液供給通路41から装着ヘッド11内部のエアー通路に供給するようにしたので、メンテナンス液が装着ヘッド11内部のエアー通路やノズルホルダ14内部のエアー通路15に流れやすくり、装着ヘッド11内部の摺動部分にメンテナンス液が行き渡りやすくなると共に、装着ヘッド11内部の洗浄と給油を同時に行うことが可能となり、メンテナンス性を更に向上できる利点がある。
ところで、吸着ノズル13内部のエアー通路は、装着ヘッド11内部のエアー通路に比べて径が細いため、吸着ノズル13内部のエアー通路にメンテナンス液の混合エアーを流すと、吸着ノズル13内部のエアー通路が詰まってしまう可能性がある。
この点を考慮して、本実施例では、装着ヘッド11から吸着ノズル13を取り外した状態で支持装置32の台座33にセットしてメンテナンスを行うようにしたので、吸着ノズル13内部のエアー通路の詰まりを未然に防止できる。
しかも、本実施例では、装着ヘッド11内部の洗浄・給油作業終了後(メンテナンス液供給通路41からメンテナンス液の混合エアーを装着ヘッド11内部のエアー通路とノズルホルダ14内部のエアー通路15に供給した後)、メンテナンス液供給通路41から乾燥用エアーを装着ヘッド11内部のエアー通路とノズルホルダ14内部のエアー通路15に供給して装着ヘッド11内部のエアー通路とノズルホルダ14内部のエアー通路15を乾燥させるようにしたので、メンテナンス液の混合エアー供給終了後に装着ヘッド11内部のエアー通路とノズルホルダ14内部のエアー通路15を能率良く乾燥させることができて、乾燥時間を短縮することができ、その分、メンテナンス作業時間を短縮することができる。
尚、本発明は、装着ヘッド11の操作部材(回動レバー17、真空ピン21、真空破壊ピン22)を順番に上下動させる方法(メンテナンス液の混合エアーを供給するノズルホルダ14を順番に切り換える方法)を適宜変更しても良く、例えば、2本以上のノズルホルダ14のエアー通路15に同時にメンテナンス液の混合エアーを供給するようにしても良い。また、最初に洗浄剤のみを装着ヘッド11内部に供給して装着ヘッド11内部を洗浄した後、グリースをミスト化した混合エアーを装着ヘッド11内部に供給して装着ヘッド11内部に給油するようにしても良い。
その他、本発明は、装着ヘッドメンテナンス装置30にメンテナンス液供給装置や乾燥用エアー供給装置を設けた構成としても良い等、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。
11…装着ヘッド、12…ヘッド保持装置、13…吸着ノズル、14…ノズルホルダ、15…エアー通路、17…回動レバー(操作部材)、21…真空ピン(操作部材)、22…真空破壊ピン(操作部材)、30…装着ヘッドメンテナンス装置、31…本体ケース、32…支持装置、33…台座(支持部)、34…回転停止位置規制溝、35…プランジャ、37…係合部材、40…メンテナンスアダプタ、41…メンテナンス液供給通路、42…フランジ部、43…係合ピン、44…ベアリング、45…回転軸、46…回転駆動ピン、47…操作ハンドル

Claims (2)

  1. 複数の吸着ノズルを脱着可能に保持し且つ部品吸着用の負圧又は吸着解除用の正圧を前記複数の吸着ノズルに供給するためのエアー通路が形成された装着ヘッドを部品装着機から取り外して該装着ヘッドをメンテナンスする装着ヘッドメンテナンス装置であって、
    前記装着ヘッドを脱着可能にセットする支持部を備えていることを特徴とする装着ヘッドメンテナンス装置。
  2. 前記支持部は、前記装着ヘッドから前記複数の吸着ノズルを取り外した状態で支持するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の装着ヘッドメンテナンス装置。
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