JP2013233700A - インクジェット記録装置および記録方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】記録媒体の後端が、搬送ローラとピンチローラのニップを通過するとき、キャリッジを基準位置に退避させる退避手段と、前記記録媒体の後端が検出手段により検出されてから、前記記録媒体の後端が前記搬送ローラと前記ピンチローラのニップを通過するまでの間の、前記キャリッジの往走査を行ってから復走査を行うまでの時間と、前記記録キャリッジの復走査を行ってから往走査を行うまでの時間を、前記退避手段により前記キャリッジを退避させたときにかかる往走査を行ってからの復走査を行うまでの時間と復走査を行ってから往走査を行うまでの時間と、前記記録媒体の後端からの距離により、それぞれ求める搬送制御手段と、を有する。
【選択図】図11
Description
図1は、本実施形態のインクジェット記録装置を示す斜視図である。また、図2は、本実施形態のインクジェット記録装置を示す側断面図である。
(i)0≦d≦600 tA=1.5/600*d
(ii)600<d tA=1.5
となる。なお、キャリッジ停止時間の単位は秒[sec]であり、小数第2位以下は切り捨てされるものとする。
(i)0≦d≦600 tB=0.2/600*d
(ii)600<d tB=0.2
となる。なお、キャリッジ停止時間の単位は秒[sec]であり、小数第2位以下は切り捨てされるものとする。また、ニップ通過タイミング時は、ニップ通過時の待機時間のみとし、後端キャリッジ停止処理の値は加算しない。
第1の実施形態では、記録媒体の後端が検出されたタイミングで記録走査の方向を検知して搬送制御を行うものであった。しかしながら、本実施形態では、記録媒体の後端がシートセンサ10によって検出されたタイミングにおいて、退避する直前の記録走査方向が正確に検知できない場合について説明をする。記録装置方向が正確に検知できないのは、例えば、シートセンサ10による記録媒体の後端検知における検知タイミングの記録走査を仕組み上、検出できないあるいは検出精度が低い記録装置により記録を行うことによる。
(i)0≦d≦600 tA=0.8/600*d
(ii)600<d tA=0.8
となる。なお、キャリッジ停止時間の単位は秒[sec]であり、小数第2位以下は切り捨てされるものとする。
上記実施形態にて説明したキャリッジ停止時間制御は、記録モードに応じて実行するものであってもよい。本実施形態では、記録モードに応じて制御を変える方法について説明をする。
本実施形態は、第2実施形態の記録媒体の幅に比べて更に広い記録媒体に記録を行う場合もしくはキャリッジ速度が遅い記録装置により記録を行う場合について説明する。
=(ニップ通過直前スキャンが往路時の増加時間+ニップ通過直前スキャンが復路時の増加時間)/2
=(2.2sec+0.2sec)/2=1.2sec
と設定される。すると、記録媒体の後端が搬送ローラとピンチローラのニップから抜ける直前の記録走査がどちらであっても、記録媒体の後端が搬送ローラとピンチローラのニップ通過時の損失時間の変化が約1.0秒となり、ムラを解消できない可能性がある。よって、本実施形態では、キャリッジ退避に伴うインターバルが0.2秒、2.2秒どちらになっても、損失時間の変化が約0.8秒となるよう、ニップ通過時にキャリッジ往復動作が行われたかを判定する。そして、往復動作が発生しない場合は、ニップ通過後後端スキャン間キャリッジ停止時間tB=Kを設定することで損失時間の変化が約0.8秒となるようにし、ムラ発生を抑制する。Kの算出方法は以下の式となる。
K=ニップ通過直前スキャンが往路時の時間―ニップ通過直前スキャンが復路時の時間−0.8sec×2
=2.2sec−0.2sec−1.6sec=0.4sec
上記値を加算すると、ニップ通過時に往復動作が発生しない場合のニップ通過後後端スキャン停止時間
=K+ニップ通過直前スキャンが復路時の時間
=0.4sec+0.2sec=0.6secとなる。
最後に後端スキャン間キャリッジ停止目標時間Bの値
=(ニップ通過直前スキャンが往路時の時間+ニップ通過直前スキャンが復路時の時間)/2=(2.2sec+0.6sec)/2=1.4secと設定される。以上により、記録媒体の後端が搬送ローラとピンチローラのニップから抜ける直前の記録走査がどちらであっても、記録媒体の後端が搬送ローラとピンチローラのニップ通過時の損失時間の変化を約0.8秒とほぼ同じに設定することができる。
(i)0≦d≦600 tD=1.4/600*d
(ii)600<d tD=1.4
となる。キャリッジ停止時間の単位は秒[sec]であり、小数第2位以下は切り捨てされるものとする。
本実施形態では、第2の実施形態で説明した、後端キャリッジ停止制御以外のキャリッジ停止制御として、ヘッド昇温に伴う画像劣化抑制のためのキャリッジ停止時間が発生した場合について示す。
(i)0≦d≦600 tE=0.8/600*d、
(ii)600<d tE=0.8
となる。なお、後端キャリッジ停止時間の単位は秒[sec]であり、小数第2位以下は切り捨てされるものとする。更に本実施形態では、ヘッド昇温抑制制御のためのhaも参照し、tEとhaの値を比較し、
(iii)tE<ha tE=ha
(iv)tE≧ha tE=tE
と後端キャリッジ停止時間を設定する。
12 ピンチローラ
13 記録ヘッド
14 プラテン
Claims (4)
- 搬送ローラとピンチローラにより記録媒体を搬送する搬送手段と、該搬送手段の下流に配置され、記録媒体にインクを付与する吐出口が配列された吐出口配列面を有する記録ヘッドと、該記録ヘッドを搭載し、記録媒体の搬送方向と交差する方向に往復走査を行うキャリッジと、前記記録ヘッドが記録を行わないときに位置する基準位置と、前記記録媒体の端部を検出する検出手段と、を備えたインクジェット記録装置であって、
前記記録媒体の後端が、前記搬送ローラと前記ピンチローラのニップを通過するとき、前記キャリッジを前記基準位置に退避させる退避手段と、
前記記録媒体の後端が前記検出手段により検出されてから、前記記録媒体の後端が前記搬送ローラと前記ピンチローラのニップを通過するまでの間の、前記キャリッジの往走査を行ってから復走査を行うまでの時間と、前記キャリッジの復走査を行ってから往走査を行うまでの時間を、前記退避手段により前記キャリッジを退避させたときにかかる往走査を行ってからの復走査を行うまでの時間と復走査を行ってから往走査を行うまでの時間と、前記記録媒体の後端からの距離により、それぞれ求める搬送制御手段と、
を有することを特徴とするインクジェット記録装置。 - 前記搬送制御手段は、前記記録媒体の前記キャリッジの走査方向の幅に応じて行われるか否かを決定することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
- 前記搬送制御手段は、記録モードによって行われるか否かを決定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のインクジェット記録装置。
- 搬送ローラとピンチローラにより記録媒体を搬送する搬送手段と、前記搬送手段の下流に配置され、記録媒体にインクを付与する吐出口が配列された吐出口配列面を有する記録ヘッドと、該記録ヘッドを搭載し、記録媒体の搬送方向と交差する方向に往復走査を行うキャリッジと、前記記録ヘッドが記録を行わないときに位置する基準位置と、前記記録媒体の端部を検出する検出手段と、を備えたインクジェット記録装置の記録方法であって、
前記記録媒体の後端が、前記搬送ローラと前記ピンチローラのニップを通過するとき、前記キャリッジを前記基準位置に退避させる退避工程と、
前記記録媒体の後端が前記検出手段により検出されてから、前記記録媒体の後端が前記搬送ローラと前記ピンチローラのニップを通過するまでの間の、前記キャリッジの往走査を行ってから復走査を行うまでの時間と、前記キャリッジの復走査を行ってから往走査を行うまでの時間を、前記退避工程により前記キャリッジを退避させたときにかかる往走査を行ってからの復走査を行うまでの時間と復走査を行ってから往走査を行うまでの時間と、前記記録媒体の後端からの距離により、それぞれ求める搬送制御工程と、
を有することを特徴とする記録方法。
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