JP2013233184A - 装着型人支援装置 - Google Patents

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泰久 長谷川
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Abstract

【課題】本発明は被装着者が腰を低くした姿勢のときに後方に倒れることを防止することを課題とする。
【解決手段】装着型人支援装置10は、当接部材20と、支持部材30と、角度調整機構40とを有する。角度調整機構40は、プーリ50と、タイミングベルト60と、ハウジング70とを有する。プーリ50は、支持部材30の下端に回転可能に設けられ、被装着者Hの腰の昇降位置に応じて床面を転動する。タイミングベルト60は、プーリ50に巻き付けられ、一端が支持部材30のシリンダ32の下端に固定された第1の結合部35に結合され、他端が被装着者Hの足首にストラップ124などを通して締結される第2の結合部36に結合される。また、プーリ50は、被装着者Hが腰の位置が低くなると、被装着者Hの後方に転動して支持部材30を起立状態から水平方向に近づく方向に傾斜させ、支持部材30の傾斜角度を調整する。
【選択図】図6

Description

本発明は装着型人支援装置の改良に関する。
病院や介護施設等では、下肢運動機能が麻痺している高齢者あるいは障害者等の患者を車椅子からベッドに移乗させたり、ベッドから車椅子に移乗させる場合、介護士あるいは看護師などの介護者が患者の両脇から抱えるようにして起したり、あるいは手を貸すことで転倒しないように手助けしている。
近年、介護者の負担が増加していることから、介護者の負担を軽減するように構成された人支援装置が開発されつつある(例えば、特許文献1参照)。この人支援装置は、患者の臀部を包むように装着されたベルトをアクチュエータの駆動力で引き上げることで、当該患者の移乗を支援できるように構成されている。
さらに、この人支援装置は、底部に車輪を有する台車に搭載された移動可能な構成であるので、介護者が台車を押して当該患者のベッド又は車椅子の近くまで移動し、当該患者の移乗を補助している。
特開2010−246635号公報
従来の人支援装置は、全体的に大掛かりな構成であり、介護士や看護士が台車を押して装置を移動させるのにかなりの手間と労力がかかり、患者の要望に対して速やかに移動させることが難しいという問題があった。
また、従来の装置は、ベッドや車椅子の周囲の空間が狭いと、装置を患者の近くまで移動させることができず、ベッドと車椅子との間で当該患者の移乗を適確に支援できない場合がある。
また、上記のような人支援装置の代わりに椅子などをベッドと車椅子との間に置いて患者を移乗させる場合、椅子に患者を座らせる際に、介護者が腰を曲げて患者を支えることになり、腰の負担が大きく、また介護者が腰を低くした場合には、後方に倒れるおそれもあり、特に患者が体格の大きな男性の場合には、介護者が1人では支えきれずにバランスを崩してしまうおそれがあった。
そこで、本発明は上記事情に鑑み、上記課題を解決した装着型人支援装置の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下のような手段を有する。
本発明は、被装着者を背後から支持する装着型人支援装置であって、
前記被装着者の大腿部の後側に接する当接部材と、
該当接部材に連結され、前記被装着者を支持する支持部材と、
前記被装着者の腰の昇降位置に応じて前記支持部材の角度を調整する角度調整機構と、
を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、被装着者の腰の昇降位置に応じて支持部材の角度が調整されると共に、被装着者の体重を後方から支持することが可能になり、被装着者の姿勢(腰を低くした姿勢)に応じて被装着者の体重を支えることができ、介護作業を行う際に被装着者が後方に倒れることが防止されると共に、被装着者が歩行する際には、支持部材が邪魔にならす、容易に移動することができ、例えば階段の昇り降りも容易に行える。
本発明による装着型人支援装置の一実施例を示す正面図である。 本発明による装着型人支援装置の一実施例を示す背面図である。 本発明による装着型人支援装置の一実施例を示す側面図である。 装着型人支援装置の当接部材の構成を背面側からみた斜視図である。 装着型人支援装置の連結機構を示す斜視図である。 装着型人支援装置を被装着者に装着した状態を背面側からみた示す斜視図である。 ガススプリングの下端に設けられた角度調整機構を示す分解斜視図である。 被装着者が患者を移乗させる際の装着型人支援装置の動作を示す図である。 被装着者が膝を曲げたときの装着型人支援装置の状態を示す図である。 被装着者の腰の位置が低い状態のときの装着型人支援装置の動作を示す図である。 装着型人支援装置の連結機構の動作を示す横断面図である。 装着型人支援装置の連結機構の連結を解除した状態を示す斜視図である。 装着型人支援装置の連結機構の連結状態を示す斜視図である。 装着型人支援装置の連結機構による連結を解除した状態を背面側からみた斜視図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。
〔装着型人支援装置の構成〕
図1は本発明による装着型人支援装置の一実施例を示す正面図である。図2は本発明による装着型人支援装置の一実施例を示す背面図である。図3は本発明による装着型人支援装置の一実施例を示す側面図である。
図1〜図3に示されるように、装着型人支援装置10は、当接部材20と、支持部材30と、角度調整機構40とを有する。
当接部材20は、被装着者の腰部又は大腿部の後側に接するように湾曲した第1の湾曲部21と、第2の湾曲部23とが形成されている。第1の湾曲部21が、被装着者の右脚の大腿部の裏側に対応するように形成され、第2の湾曲部23が被装着者の左脚の大腿部の裏側に対応するように形成されている。
また、当接部材20は、アルミ合金製の中空円筒形状のパイプを曲げ加工したものであり、軽量化されている。さらに、当接部材20の後側には、被装着者に締結されるストラップを通すためのストラップ通し部材24〜26が取り付けられている。
支持部材30は、ガススプリングからなり、上端が当接部材20に連結され、下端には角度調整機構40が設けられている。支持部材30は、金属製の円筒形状からなるシリンダ32と、シリンダ32内を摺動するピストンに結合されたピストンロッド34とを有する。シリンダ32の内部には、所定圧力のガスが封入されており、ピストンの上面と下面との受圧面積の差によって、ピストンロッド34を一定の力で押し出す。
ピストンロッド34の下端には、支持部材30の角度を調整する角度調整機構40が設けられている。角度調整機構40は、プーリ50と、タイミングベルト60と、ハウジング70とを有する。
プーリ50は、支持部材30の下端に回転可能に設けられ、被装着者の腰の昇降位置に応じて床面を転動する。タイミングベルト60は、プーリ50に巻き付けられ、一端が支持部材30のシリンダ32の下端に固定された第1の結合部35に結合され、他端が被装着者の足首にストラップなどを通して締結される第2の結合部36に結合される。また、プーリ50は、被装着者の腰の高さ位置が低くなると、被装着者の後方に転動して支持部材30を起立状態から水平方向に近づく方向に傾斜させ、支持部材30の傾斜角度を調整する。そして、被装着者が腰の位置を高くすると、プーリ50が前方に転動して支持部材30を水平方向から起立方向に近づく方向に動作させて傾斜角度が調整される。
このように、タイミングベルト60は、両端が被装着者及び支持部材30に結合されており、且つプーリ50の回転量及び回転方向に応じて支持部材30の角度を変更するように動作する。
図4は装着型人支援装置10の当接部材20の構成を背面側からみた斜視図である。図5は装着型人支援装置10の連結機構80を示す斜視図である。図4及び図5に示されるように、当接部材20には、支持部材30の上端を前後方向に回動可能に連結された連結機構80と、支持部材30の上端を保持する保持機構90とが設けられている。
連結機構80は、当接部材20の下側に設けられ、支持部材30のシリンダ32の上端連結部32bを回動可能に連結されている。また、支持部材30のシリンダ32は、保持機構90により垂直状態に保持されると共に、前後方向にも揺動可能に保持されている。
また、保持機構90は、当接部材20の下方に平行に配された回動アーム100と、支持部材30を保持する保持部材110と、回動アーム100の端部と保持部材110との間を結合する結合部130とを有する。
保持部材110は、支持部材30のシリンダ32の外周をクランプするクランプ機構を構成しており、結合部130は、回動アーム100と保持部材110との間を第1、第2の結合部材112,113を介して結合している。また、第1、第2の結合部材112,113は、夫々第1、第2の軸114、115により回動可能に結合されており、シリンダ32と回動アーム100との間の位置調整が行えるように構成されている。
尚、回動アーム100及び保持部材110は、当接部材20に対して水平方向に回動可能に連結されており、連結機構80による連結が解除されると、回動アーム100の当接部材20の下方に突出する回動軸102を中心に水平方向に回動可能となる。そのため、支持部材30を被装着者の後方から側方へ移動することができるので、例えば被装着者が階段を上り下りする際に、支持部材30は被装着者の側方に位置するため、被装着者の足が支持部材30に接触せず、被装着者の歩行動作を妨げないように退避させることが可能である。
〔装着型人支援装置10の装着状態〕
図6は装着型人支援装置10を被装着者に装着した状態を背面側からみた示す斜視図である。図6に示されるように、装着型人支援装置10は、当接部材20を被装着者Hの大腿部の後部に当接させる。そして、装着型人支援装置10の支持部材30を被装着者Hの背後中央に位置させると共に、当接部材20のストラップ通し部材24、25に掛止された第1のストラップ120を被装着者Hの右脚の大腿部に巻き付けると共に、当接部材20のストラップ通し部材26に掛止された第2のストラップ122を被装着者Hの腰ベルト140に締結する。さらに、タイミングベルト60の端部に固定された第2の結合部36に通された第3のストラップ124を被装着者Hの右足首に締結する。尚、第3のストラップ124は、被装着者Hの利き足に締結すれば良いので、被装着者Hの左足首に締結しても良い。
このように、装着型人支援装置10は、各ストラップ120、122、124により被装着者Hの腰より下方の後部側に締結されるため、被装着者Hと常に一緒に移動することができるので、患者に呼ばれたときに、何処かに置き忘れることがない。
支持部材30の全長は、被装着者Hの腰の高さより短くなっている。そのため、支持部材30の下端に設けられた角度調整機構40のプーリ50は、被装着者Hが膝を伸ばして立っている場合に床面に接していない。従って、被装着者Hが歩行する際は、角度調整機構40のプーリ50が床面から離間しているので、支持部材30が歩行動作の邪魔にならない。
また、被装着者Hが膝を曲げて腰の位置を低くするような姿勢をとった場合、角度調整機構40のプーリ50は床面に接する。そのため、被装着者Hが患者を介護する際に腰の位置を低くした場合、角度調整機構40のプーリ50が床面を転動して支持部材30の傾き(傾斜角度)を調整すると共に、タイミングベルト60の繰り出し長さを調整する。
プーリ50は、タイミングベルト60の歯と噛み合うように外周面に歯が形成された歯付きプーリである。また、プーリ50は、タイミングベルト60の端部が係止された脚が後方に移動することにより、タイミングベルト60を回転方向に送りながら床面を転動する。その際、支持部材30は、シリンダ32の上端が当接部材20に対して前後方向に回動可能に支持され、且つシリンダ32の下端がタイミングベルト60に引張られて後方に移動するため、後方に傾斜した状態になる。
そのため、被装着者Hが腰の位置を低くした場合でも、支持部材30が後方に傾斜し、且つプーリ50が床面に接しているので、支持部材30により被装着者Hが後方にバランスを崩すことが防止される。すなわち、被装着者Hが腰を低くした姿勢で患者の介護を行う際は、被装着者Hの重心が後方にずれても支持部材30が体重を支えることができ、ガススプリングによる反発力が被装着者Hの腰を支えて後方への転倒を防止する。
また、装着型人支援装置10は、被装着者Hに装着されたまま移動することが可能であるので、患者が狭い場所にいる場合、あるいはベッドと車椅子との間隔が狭い場合でも使用することが可能であり、使用する場所を選ばずに使用できる。
〔角度調整機構40の構成〕
図7はガススプリング30の下端に設けられた角度調整機構40を示す分解斜視図である。図7に示されるように、角度調整機構40は、上記プーリ50、タイミングベルト60、ハウジング70の他に、プーリ50の回転軸52の両端を軸承する一対の軸受54と、タイミングベルト60の走行位置をガイドするガイドピン62、64とを有する。
また、ハウジング70は、ハウジング半体72と74とを組み合わせた構成であり、一方のハウジング半体72には、ガススプリング30のピストンロッド34の下端34aが固定されている。また、他方のハウジング半体74には、ガイドピン62、64にガイドされたタイミングベルト60が挿通される挿通口74aが形成されている。
また、プーリ50は、タイミングベルト60が巻き掛けされるギヤ部51と、ギヤ部51の両側を囲む円盤状のフランジ部53とを有する。フランジ部53は、外周がギヤ部51より大径であるので、タイミングベルト60が巻き掛けされた状態でも床面を転動することが可能である。
角度調整機構40は、プーリ50のギヤ部51の外周にタイミングベルト60が巻き掛けされているので、プーリ50が床面を転動すると共に、プーリ50の回転方向及び回転角度(回転量)に応じてハウジング70に対するタイミングベルト60の相対位置を調整する。すなわち、被装着者Hが膝を曲げて腰の位置が低くなるような姿勢になった場合、支持部材30の傾斜角度が大きくなると共に、支持部材30が被装着者Hの体重を支えるように圧縮され、被装着者Hの右足首の位置に応じてハウジング70の挿通口74aから繰り出されるタイミングベルト60の長さが調整される。
〔装着型人支援装置10の動作〕
図8は被装着者Hが患者Kを移乗させる際の装着型人支援装置10の動作を示す図である。図8に示されるように、装着型人支援装置10を装着された被装着者Hが車椅子200に座った患者Kをベッドに移乗させる場合について説明する。被装着者Hは、車椅子200の前に立ち、右足を後にし、左足を前に位置させた状態で、両手で患者Kの両脇を抱えるように前屈姿勢となる。
図9は被装着者Hが膝を曲げたときの装着型人支援装置10の状態を示す図である。図9に示されるように、被装着者Hは、右膝を曲げて腰をやや低くした姿勢になる。この姿勢では、装着型人支援装置10の支持部材30が被装着者Hの後方に所定角度θ1(鉛直方向に対する角度)傾斜してプーリ50を床面に接触される。この姿勢では、被装着者Hの後方に支持部材30が傾斜した状態でプーリ50が床面に接触しているので、被装着者Hは支持部材30により後方に倒れないように支持される。
図10は被装着者Hの腰の位置が低い状態のときの装着型人支援装置10の動作を示す図である。図10に示されるように、被装着者Hが右膝をさらに曲げて腰の昇降位置を低くすると共に、患者Kの両脇を下方から上方に持ち上げる場合、床面に接しているプーリ50が回転しながら当該被装着者Hの後方へ移動する。その際、支持部材30は、当該被装着者Hの体重を支えると共に、圧縮荷重を受けてシリンダ32に対してピストンロッド34が縮み、全長が短くなり、シリンダ内のガス圧による反発力が当接部材20に作用する。
この支持部材30の反発力により被装着者Hの体重が支えられ、後方への転倒が防止される。また、支持部材30の圧縮動作に伴うピストンロッド34の縮み動作は、プーリ50が床面を転動してタイミングベルト60をハウジング70内に巻き取りながら挿通口74aより繰り出すことで、被装着者Hの右足首に結合されたタイミングベルト60の端部とハウジング70との離間距離に応じた長さ分が繰り出されて支持部材30の傾斜角度θ2(鉛直方向に対する角度)に調整される(θ1<θ2)。
〔連結機構80の構成〕
図11は装着型人支援装置10の連結機構80の動作を示す図であり、(A)は連結前の状態を示し、(B)は連結動作途中の状態を示し、(C)は連結完了の状態を示す横断面図である。
図11(A)に示されるように、連結機構80は、当接部材20の下側に固定された長方形状のケース82と、ケース82に形成された垂直方向の第1のスリット84と、第1のスリット84内を横断するように配された係止ピン86と、係止ピン86を係止方向(X1方向)に付勢するコイルバネ88とを有する。第1のスリット84は、垂直方向(Z方向)に延在形成され、且つ前後方向(Y方向)に貫通している。従って、シリンダ32の上端に形成された板状の上端連結部32bは、第1のスリット84に前後方向又は下方から挿入される。
係止ピン86は、ケース82内に形成された円筒形状の挿入孔82a内にコイルバネ88と共に挿入され、端部86cが第1のスリット84を介して対向するケース82内の凹部82bに挿入されている。
係止ピン86は、ケース82の背面側に形成された第2のスリット87内をスライドする操作ノブ86aを有する。操作ノブ86aは、端部が第2のスリット87より側方に突出しており、水平方向(X1、X2方向)に延在形成された第2のスリット87に沿って移動可能に設けられている。そのため、操作ノブ86aをX2方向にスライド操作することにより、係止ピン86を支持部材30の上端を係止する係止位置から係止を解除する係止解除位置へ移動させることができる。
さらに、係止ピン86の端部86cの片側には、傾斜面86bが形成されている。この傾斜面86bは、第1のスリット84に挿入されるシリンダ32の上端連結部32bのY方向の挿入操作により、X2方向にスライドするように押圧される。
図11(B)に示されるように、シリンダ32の上端連結部32bが後方から前方に第1のスリット84に挿入されると、シリンダ32の上端連結部32bの縁部が係止ピン86の端部86cの傾斜面86bに当接し、傾斜面86bをX2方向に押圧する。そのため、係止ピン86は、コイルバネ88のばね力に抗してX2方向にスライドする。
図11(C)及び図12に示されるように、シリンダ32の上端連結部32bが第1のスリット84の中心まで挿入されると、係止ピン86がコイルバネ88のばね力によりX1方向にスライドし、係止ピン86の先端86cが上端連結部32bの貫通孔32cに挿通される。さらに、係止ピン86の先端86cは、上端連結部32bの貫通孔32cを貫通されてケース82内の凹部82bに挿入される。これにより、シリンダ32の上端連結部32bは、貫通孔32cに係止ピン86の端部86cが貫通されて離脱不可状態に係止されると共に、回動可能に連結される。
〔連結機構80の解除動作〕
図13は装着型人支援装置10の連結機構80の連結状態を示す斜視図である。図13に示されるように、係止ピン86の操作ノブ86aをX2方向に押圧操作して係止ピン86をX2方向にスライドさせる。このように、係止ピン86の操作ノブ86aを手動操作することにより、シリンダ32の上端連結部32bに対する係止を解除することができる。従って、支持部材30と連結機構80との連結を解除する操作は、操作ノブ86aをX2方向に押圧操作することで簡単に行える。
上記のように係止ピン86によるシリンダ32の上端連結部32bに対する係止が解除された状態でシリンダ32の上端連結部32bを後方にスライドさせ、上端連結部32bを第1のスリット84から離間させる。これにより、支持部材30のシリンダ32は、連結機構80による連結を解除され、保持機構90の回動アーム100の回動により側方(水平方向)に移動することが可能になる。
図14は装着型人支援装置10の連結機構80による連結を解除した状態を背面側からみた斜視図である。図14に示されるように、例えば被装着者Hが椅子300に腰掛ける場合、連結機構80の係止ピン86によるシリンダ32の上端連結部32bに対する係止を解除してシリンダ32の上端連結部32bを第1のスリット84から離間させることで、支持部材30を保持機構90により被装着者Hの側方に揺動可能な状態に切替えることができる。また、被装着者Hが階段を上り下りする場合も、同様に連結機構80による連結を解除して足の動作を妨げないように支持部材30を被装着者Hの側方に移動させることができる。
10 装着型人支援装置
20 当接部材
21 第1の湾曲部
23 第2の湾曲部
24〜26 ストラップ通し部材
30 支持部材
32 シリンダ
32b 上端連結部
32c 貫通孔
34 ピストンロッド
35 第1の結合部
36 第2の結合部
40 角度調整機構
50 プーリ
60 タイミングベルト
70 ハウジング
80 連結機構
82 ケース
84 第1のスリット
86 係止ピン
86a 操作ノブ
86b 傾斜面
87 第2のスリット
88 コイルバネ
90 保持機構
100 回動アーム
110 保持部材
120 第1のストラップ
122 第2のストラップ
124 第3のストラップ
130 結合部
200 車椅子

Claims (7)

  1. 被装着者の腰部を支持する装着型人支援装置であって、
    前記被装着者の大腿部の後側に接する当接部材と、
    該当接部材に連結され、前記被装着者を支持する支持部材と、
    前記被装着者の腰の昇降位置に応じて前記支持部材の角度を調整する角度調整機構と、
    を備えたことを特徴とする装着型人支援装置。
  2. 前記角度調整機構は、
    該支持部材の下端に回転可能に設けられ、前記被装着者が腰を低くした姿勢になると共に床面を転動するプーリと、
    該プーリに巻き付けられ、前記プーリの回転角度及び回転方向に応じて前記支持部材の角度を変更するように前記被装着者及び前記支持部材に結合されたベルトと、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の装着型人支援装置。
  3. 前記支持部材は、前記当接部材に作用する荷重に応じて軸方向に伸縮すると共に、前記当接部材に対して所定の反発力を発生するガススプリングであることを特徴とする請求項1又は2に記載の装着型人支援装置。
  4. 前記プーリは、前記支持部材の全長と前記被装着者の腰部の高さ位置に応じて床面に接触または非接触となることを特徴とする請求項2に記載の装着型人支援装置。
  5. 前記ベルトは、中間部分が前記プーリの外周に巻き付けられると共に、一端が前記支持部材に結合され、他端が前記被装着者の足首に結合されたことを特徴とする請求項1に記載の装着型人支援装置。
  6. 前記当接部材は、前記被装着者の大腿部の後部外周形状に応じた湾曲形状に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の装着型人支援装置。
  7. 前記当接部材は、
    前記支持部材の上端が回動可能に連結された連結機構と、
    前記支持部材の上端を前記連結機構に連結された状態に保持すると共に、前記連結機構による連結を解除された状態の前記支持部材を回動可能に保持する保持機構と、
    を有することを特徴とする請求項1または6に記載の装着型人支援装置。
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