JP2013232405A - 照明装置、車両用灯具、車両用制動灯、車両用方向指示灯、車両用補助灯および車両用前照灯装置 - Google Patents

照明装置、車両用灯具、車両用制動灯、車両用方向指示灯、車両用補助灯および車両用前照灯装置 Download PDF

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Abstract

【課題】広い面積から視認性の高い光を出射する照明装置を提供する。
【解決手段】本発明に係るブレーキランプ1は、レーザ光を発するレーザ素子2と、レーザ素子2から発せられるレーザ光を、少なくとも一方の端面51から入射させ、他方の端面52に向けて導光する導光部5とを備え、導光部5は、端面51・52を結ぶ周面から当該光を外部に漏出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体発光素子を備えた照明装置、車両用灯具、車両用制動灯、車両用方向指示灯、車両用補助灯および車両用前照灯装置に関する。
近年、自動車等に備えられるブレーキランプ、ハイマウントブレーキランプ、またはウインカーランプ等の車両用灯具では、従来の管球からLED(Light Emitting Diode)への光源の置き換えが進められている。
LEDは、管球に比べて、消費電力が小さく、応答速度が速いという利点がある。また、LEDは、配置変更等により様々な発光パターンを得ることができるので、車両用灯具の発光パターン(例えば、粒状の発光パターン、ライン状の発光パターン)の設計自由度が高い等の特徴がある。
このような車両用灯具には、より高い視認性、およびこれまでにない斬新なデザイン性が求められる。特に高い視認性は交通事故の発生を防止する上で重要であり、車両用灯具の視認性のさらなる向上が望まれている。
これに関して、例えば、特許文献1には、レーザ光を発する半導体レーザおよび発光ダイオードの両方を一組の光源として備え、これらの光源からの光をリフレクタにより拡散反射させて投光する自動車用の車両用灯具が開示されている。半導体レーザから発せられるレーザ光はコヒーレント光であるため、干渉によりスペックルを発生し、ぎらついた斑点状の模様として視認されるので、ブレーキランプの視認性を向上させることができる。
特開2010−198897号公報(2010年09月09日公開)
しかしながら、特許文献1の車両用灯具のように、半導体レーザから発せれたレーザ光をリフレクタによって反射して投光する構成では、リフレクタの開口部からレーザ光を均一に分散させて投光することは容易ではない。そのため、高いエネルギーを有するレーザ光を外部に出射したときの安全性を十分に確保することは困難である。
また、特許文献1では、半導体レーザおよび発光ダイオードを一組の光源として備えているため、LEDと同数のレーザ光源を駆動する必要があり、消費電力を低減する効果は得られない。さらに、従来のLEDの配置と同じように半導体レーザが配列されているため、ブレーキランプの発光パターンのデザイン的な目新しさはない。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、レーザ光源から発せられた光を投光する照明装置であって、広い発光面から視認性の高い光を分散させて投光することが可能であり、且つ、発光パターンの設計自由度の高い照明装置を提供することにある。
本発明に係る照明装置は、上記の課題を解決するために、光を発するレーザ光源と、前記レーザ光源から発せられる前記光を、少なくとも一方の端面から入射させ、他方の端面に向けて導光する導光部とを備え、前記導光部は、前記光の導光過程にわたって、前記端面同士を結ぶ周面から当該光を外部に漏出することを特徴としている。
上記の構成では、照明装置は、レーザ光源と、このレーザ光源から発せられた光を、一方の端面から他方の端面に向けて導光する導光過程にわたって、端面同士を結ぶ周面から外部に漏出する導光部とを備えている。
そのため、導光部の周面を発光面として機能させることができるので、広い発光面から光を分散させて出射することが可能となる。これにより、従来のように、レーザ光源から発せられた光を、導光部を介さずに反射して投光する構成に比べて、より分散した光を照明装置から投光することが可能となるため、レーザ光源から発せられた光を外部に出射したときの安全性を十分に確保することができる。
また、レーザ光源から発せられる光はコヒーレントであるため、干渉によりスペックルを発生し、ぎらついた斑点状の模様として視認される。そのため、照明装置から投光される光の視認性を向上させることができる。
さらに、導光部を、縦縞状、横縞状または格子状等、種々の形状に変更することで、導光部の形状に応じて所望の発光パターンを得ることができる。そのため、照明装置の発光パターンの設計自由度を向上させることができる。
従って、上記の構成によれば、レーザ光源から発せられた光を投光する照明装置において、広い発光面から視認性の高い光を分散させて投光することが可能であり、且つ、発光パターンの設計自由度の高い照明装置を提供することにある。
また、本発明に係る照明装置では、前記導光部は、導光する前記光を散乱させる散乱構造を有し、前記散乱構造によって散乱させた前記光を前記周面から外部に漏出することが好ましい。
上記の構成では、導光部は、導光する光を散乱させる散乱構造を有し、この散乱構造によって散乱させた光を周面から外部に漏出する。
従って、上記の構成によれば、散乱構造によって光を散乱させることで、導光部の広い発光面から光を分散させて出射することができる。
また、本発明に係る照明装置では、前記導光部は、一方の前記端面から入射させた前記光を導光するものであり、前記散乱構造が前記光の一部を散乱させる程度を示す散乱度は、前記光を入射させた前記端面からの距離が遠くなるにしたがって、連続的または断続的に大きくなることが好ましい。
上記の構成では、導光部は一方の端面から入射させた光を導光するものであり、この場合、散乱構造は、光を入射させた端面からの距離が遠くなるにしたがって、連続的または断続的に散乱度が大きくなるように導光部に設けられている。
導光部の内部を導光する光は、その導光過程にわたって外部に漏出されるため、光を入射させた端面からの距離が遠くなるにしたがって、その光量が減少していく。そのため、光を入射させた端面からの距離が遠くなるにしたがって、散乱構造の散乱度を、連続的または断続的に大きくすることで、導光部の周面から漏出される光の密度(輝度)を均一化することができる。
従って、上記の構成によれば、照明装置の発光特性を向上させることができる。
また、本発明に係る照明装置では、前記導光部は、両方の前記端面から入射させた前記光を導光するものであり、前記散乱構造が前記光の一部を散乱させる程度を示す散乱度は、前記光を入射させた前記端面からの距離が遠くなるにしたがって、連続的または断続的に大きくなり、前記導光過程の略中間位置で最大となることが好ましい。
上記の構成では、導光部は両方の端面から入射させた光を導光するものであり、この場合、散乱構造は、光を入射させた端面からの距離が遠くなるにしたがって、連続的または断続的に散乱度が大きくなり、且つ、導光過程の略中間位置で最大となるように導光部に設けられている。
上述のとおり、導光部の内部を導光する光は、その導光過程において、その光量が減少していく。そのため、導光部の両方の端面から光を入射させた場合、散乱構造の散乱度を、導光過程(導光部)の略中間位置で最大となるように、両方の端面から連続的または断続的に大きくすることで、導光部の周面から漏出される光の密度の均一化を図ることができる。
従って、上記の構成によれば、発光特性を向上させた高輝度な照明装置を得ることができる。
また、本発明に係る照明装置では、前記散乱構造は、前記周面に形成された凹凸であり、前記凹凸が深くなるにしたがって、前記散乱度は大きくなることが好ましい。
上記の構成では、散乱構造は、周面に形成された凹凸であり、発光部の周面に形成された凹凸が浅いほど散乱度は小さくなり、深いほど散乱度は大きくなる。
従って、上記の構成によれば、導光部の周面に形成された凹凸の深さを変化させることにより、当該周面から漏出される光の密度を均一化することができる。
また、本発明に係る照明装置では、前記散乱構造は、前記周面に形成された凹凸であり、前記凹凸の密度が高くなるにしたがって、前記散乱度は大きくなることが好ましい。
上記の構成では、散乱構造は、周面に形成された凹凸であり、発光部の周面に形成された凹凸の密度が低いほど散乱度は小さくなり、高いほど散乱度は大きくなる。
従って、上記の構成によれば、導光部の周面に形成された凹凸の密度を変化させることにより、当該周面から漏出される光の密度を均一化することができる。
また、本発明に係る照明装置では、前記散乱構造は、前記周面に被覆された散乱材料を含み、前記散乱材料の被覆量が多くなるにしたがって、前記散乱度は大きくなることが好ましい。
上記の構成では、散乱構造は、周面に被覆された散乱材料であり、発光部の周面に被覆された散乱材料の被覆量が少ないほど散乱度は小さくなり、多いほど散乱度は大きくなる。
従って、上記の構成によれば、導光部の周面に被覆された散乱材料の被覆量を変化させることにより、当該周面から漏出される光の密度を均一化することができる。
また、本発明に係る照明装置では、前記散乱構造は、前記周面に被覆された散乱材料を含み、前記散乱材料の密度が高くなるにしたがって、前記散乱度は大きくなることが好ましい。
上記の構成では、散乱構造は、周面に被覆された散乱材料であり、発光部の周面に被覆された散乱材料の密度が低いほど散乱度は小さくなり、高いほど散乱度は大きくなる。
従って、上記の構成によれば、導光部の周面に被覆された散乱材料の密度を変化させることにより、当該周面から漏出される光の光密度を均一化することができる。
また、本発明に係る照明装置では、前記周面から漏出された前記光を所定の方向に反射する反射部をさらに備えることが好ましい。
上記の構成によれば、周面から漏出された光を所定の方向に反射する反射部をさらに備えるため、照明装置の投光特性および光利用効率を向上させることができる。
また、本発明に係る照明装置では、前記周面から漏出された前記光、および前記反射部によって反射された前記光を透過させる透光カバーをさらに備えることが好ましい。
上記の構成によれば、周面から漏出された光、および反射部によって反射された光を透過させる透光カバーをさらに備えるため、レーザ光源および導光部等を外部環境から保護することができる。
本発明に係る車両用灯具は、上記の課題を解決するために、上記照明装置を備えることを特徴としている。
上記の構成によれば、広い発光面から視認性の高い光を分散させて投光することが可能であり、且つ、発光パターンの設計自由度の高い車両用灯具を提供することができる。
本発明に係る車両用制動灯は、上記の課題を解決するために、上記照明装置を備える車両用制動灯であって、前記光は、赤色光であることを特徴としている。
上記の構成では、レーザ光源から発せられる光は赤色光であるため、上記照明装置を車両用制動灯に好適に適用することができる。
従って、上記の構成によれば、広い発光面から視認性の高い光を分散させて投光することが可能であり、且つ、発光パターンの設計自由度の高い車両用制動灯を提供することができる。
また、本発明に係る車両用制動灯では、前記照明装置は、当該照明装置が搭載された車両の左右制動灯および補助制動灯として機能するものであり、前記左右制動灯および前記補助制動灯の位置に配設された前記導光部は連結されていることが好ましい。
上記の構成では、左右制動灯(ブレーキランプ)および補助制動灯(ハイマウントブレーキランプ)の位置に配設された導光部は連結されている。そのため、左右制動灯および補助制動灯の位置に配設された導光部を単一のレーザ光源によって同時に点灯させることができる。
従って、上記の構成によれば、1系統のレーザ光源の点灯回路/制御系によって、左右制動灯および補助制動灯の点灯を制御することができるため、システム構成を簡略化することができる。
本発明に係る車両用方向指示灯は、上記の課題を解決するために、上記照明装置を備える車両用方向指示灯であって、前記光は、燈色光であることを特徴としている。
上記の構成によれば、レーザ光源から発せられる光は燈色光であるため、上記照明装置を車両用方向指示灯に好適に適用することができる。
従って、上記の構成によれば、広い発光面から視認性の高い光を分散させて投光することが可能であり、且つ、発光パターンの設計自由度の高い車両用方向指示灯を提供することができる。
また、本発明に係る車両用方向指示灯では、前記照明装置は、当該照明装置が搭載された車両の少なくとも前後に設けられた左右一方の方向指示灯として機能するものであり、前記車両の前後に設けられた一組の前記方向指示灯の位置に配設された前記導光部は連結されていることが好ましい。
上記の構成では、前後一組の方向指示灯の位置に配設された導光部は連結されているため、当該一組の方向指示灯の位置に配設された導光部を単一のレーザ光源によって同時に点灯させることができる。
従って、上記の構成によれば、1系統のレーザ光源の点灯回路/制御系によって、前後一組の方向指示灯の点灯を制御することができるため、システム構成を簡略化することができる。
本発明に係る車両用補助灯は、上記の課題を解決するために、上記照明装置を備えていることを特徴としている。
上記の構成によれば、広い発光面から視認性の高い光を分散させて投光することが可能であり、且つ、発光パターンの設計自由度の高い車両用補助灯を提供することができる。
また、本発明に係る車両用補助灯では、前記光は、青色光または青紫色光であることが好ましい。
上記の構成によれば、車両用補助灯から、広い発光面から視認性の高い青色または青紫色の光を分散させて投光することが可能となる。
本発明に係る車両用前照灯装置は、上記の課題を解決するために、上記車両用補助灯と、前記光を受けて発光する蛍光部、および該蛍光部から出射された出射光を投光する投光部を備える車両用前照灯とを有し、前記導光部は、前記投光部の近傍に配置されていることを特徴とする。
上記の構成では、車両用前照灯はレーザ光源から発せられた光を受けて発光する蛍光部を備えるため、該レーザ光源によって、車両用補助灯と車両用前照灯とを同時に点灯させることが可能となる。
従って、上記の構成によれば、車両用前照灯の投光部の近傍に配置された視認性の高い車両用補助灯と、高輝度な車両用前照灯とを備えた、低消費電力の車両用前照灯装置を提供することができる。
本発明に係る車両用前照灯装置は、上記の課題を解決するために、上記照明装置を備える車両用補助灯と、前記光を受けて発光する蛍光部、および該蛍光部から出射された出射光を投光する投光部を備える車両用前照灯とを有し、前記蛍光部は、前記導光部の前記他方の端面から出射された前記光を受けて、蛍光を含む前記出射光を出射することを特徴とする。
上記の構成では、車両用前照灯はレーザ光源から発せられた光を受けて発光する蛍光部を備え、この蛍光部は導光部の他方の端面から出射された光を受けて発光する。そのため、1つのレーザ光源によって車両用補助灯と車両用前照灯とを同時に点灯させることが容易となる。
従って、上記の構成によれば、視認性の高い車両用補助灯と、高輝度な車両用前照灯とを備えた、低消費電力の車両用前照灯装置を提供することができる。
また、本発明に係る車両用前照灯装置では、前記導光部の一部が、搭載される車両の車内から視認可能な位置に配置されていることが好ましい。
上記構成によれば、車両用前照灯の蛍光部を励起するための光を導光する導光部の一部が車内から視認可能な位置に配置されているため、レーザ光源の故障を車内から視覚的に確認することができる。
したがって、上記の構成によれば、レーザ光源の故障を容易、且つ、早期に発見することができる。
また、本発明に係る車両用前照灯装置では、前記出射光は、白色であることが好ましい。
上記の構成によれば、高輝度な白色光を投光する車両用前照灯を得ることができる。
以上のように、本発明に係る照明装置は、上記の課題を解決するために、光を発するレーザ光源と、前記レーザ光源から発せられる前記光を、少なくとも一方の端面から入射させ、他方の端面に向けて導光する導光部とを備え、前記導光部は、前記光の導光過程にわたって、前記端面同士を結ぶ周面から当該光を外部に漏出するものである。
それゆえ、本発明によれば、広い発光面から視認性の高い光を分散させて投光することが可能であり、且つ、発光パターンの設計自由度の高い照明装置等を提供することができるという効果を奏する。
実施形態1に係るブレーキランプの外観構成を示す正面図である。 図1に示されるブレーキランプの外観構成を示す上面図である。 (a)〜(c)は、図2に示される導光部に設けられた散乱構造の一例を示す断面図である。 (a)および(b)は、図2に示される導光部に設けられた散乱構造の他の一例を示す断面図である。 (a)は、光を入射させた端面からの距離と、導光部の内部を導光するレーザ光の光強度との関係を示すグラフであり、(b)は、光を入射させた端面からの距離と、散乱構造の散乱度との関係を示すグラフであり、(c)は、光を入射させた端面からの距離と、導光部の表面の輝度との関係を示すグラフである。 (a)は、図1に示されるブレーキランプを車両に取り付ける一例を示す模式図であり、(b)は、(a)に示されるブレーキランプが備える透光カバーを示す正面図である。 図1に示されるブレーキランプの変形例を示す正面図である。 図1に示されるブレーキランプの別の変形例を示す正面図である。 (a)は、図1に示されるブレーキランプのさらに別の変形例を示す正面図であり、(b)は、(a)に示される丸囲み破線部を図中の矢印の方向から見たときの上面図である。 図1に示されるブレーキランプを車両に取り付ける変形例を示す、車両を後方から見たときの模式図である。 実施形態2に係るウインカーランプの外観構成を示す正面図である。 (a)は、図11に示されるウインカーランプを車両に取り付ける一例を示す正面図であり、(b)は、(a)に示されるブレーキランプが備える透光カバーを示す正面図である。 図11に示されるウインカーランプの変形例を示す正面図である。 (a)は、図13に示されるウインカーランプを車両に取り付ける一例を示す正面図であり、(b)は、(a)に示されるウインカーランプが備える透光カバーを示す正面図である。 図11に示されるウインカーランプを車両に取り付ける変形例を示す、車両を上方から見たときの模式図である。 実施形態3に係るヘッドランプユニットを示す正面図である。 図16に示されるヘッドランプユニットの変形例を示す正面図である。 実施形態4に係るヘッドランプユニットを示す斜視図である。 実施形態5に係るヘッドランプユニットを示す斜視図である。
〔実施形態1〕
本発明の実施の一形態について、図1〜図10に基づいて説明すれば以下のとおりである。本実施形態では、本発明に係る照明装置を、自動車のブレーキランプ(車両用灯具・車両用制動灯・左右制動灯)に適用した場合を例に挙げて説明する。
なお、本発明に係る車両用灯具は、自動車以外の車両・移動物(例えば、船舶・航空機・潜水艇・ロケット等)の灯具に適用してもよい。
また、本発明に係る照明装置は、車両用灯具以外にも、例えば、家庭用照明器具、商業用照明装置、屋外照明装置等に適用可能である。
<ブレーキランプ1の構成>
まず、図1および図2を参照して、本実施形態に係るブレーキランプ1の構成について説明する。
図1は、本実施形態に係るブレーキランプ1の外観構成を示す正面図であり、図2は、図1に示されるブレーキランプ1の外観構成を示す上面図である。図1に示されるように、ブレーキランプ1は、レーザ素子(レーザ光源)2、ヒートシンク3、放熱フィン4、導光部5、エンドキャップ6、およびリフレクタ(反射部)7を備えている。
(レーザ素子2)
レーザ素子2は、レーザ光(光)を発する光源として機能するものである。レーザ素子2は、1チップに1つの発光点を有するものであってもよく、1チップに複数の発光点を有するものであってもよい。レーザ素子2から発せられるレーザ光は可視光であり、本実施形態では、例えば、波長635nmの赤色レーザ光(赤色光)が、出力500mWでレーザ素子2から発せられる。このレーザ素子2は、導光部5の一方の端面51にバットジョイントによって接続されている。
なお、本実施形態では、レーザ素子2を導光部5の一方の端面51側に1つ接続しているが、レーザ素子2の数はこれに限定されず、端面51側に複数のレーザ素子2を接続してもよい。また、レーザ素子2を導光部5の他方の端面52側にも接続してもよい。これにより、高出力のレーザ光を得ることができるため、高輝度なブレーキランプ1を実現することができる。
(ヒートシンク3)
ヒートシンク3は、レーザ素子2を支持する板状の支持部材であり、金属(例えば、アルミニウム、銅や鉄)等からなっている。そのため、ヒートシンク3は熱伝導性が高く、レーザ素子2で発生した熱を効率的に受け取ることができる。
なお、ヒートシンク3は、金属以外の熱伝導性が高い物質(例えば、高熱伝導セラミックス)を含む部材でもよい。
(放熱フィン4)
放熱フィン4は、ヒートシンク3を放熱させる放熱機構として機能するものである。放熱フィン4は、ヒートシンク3と同様に、熱伝導率の高い材料からなっている。この放熱フィン4は、複数の放熱板を有するものであり、大気との接触面積を増加させることにより放熱効率が高められている。
(導光部5)
導光部5は、レーザ素子2から発せられたレーザ光を導光する導光部材であり、ブレーキランプ1の線状発光部として機能するものである。本実施形態では、導光部5は、レーザ素子2から発せられるレーザ光を、一方の端面51から入射させ、他方の端面52に向けて導光する。
この導光部5には、内部を導光するレーザ光を散乱させるための散乱構造が周面に設けられている。この散乱構造により、導光過程にわたって、導光部5の周面から、レーザ光を効率的に外部に漏出(リーク)することができる。導光部5から漏出されたレーザ光はコヒーレントであるため、干渉によりスペックルを発生し、ぎらついた斑点状の模様として視認される。そのため、ブレーキランプ1の視認性を向上させることができる。なお、散乱構造の詳細については後述する。
本実施形態では、導光部5は、周面と垂直な断面が四角形(一例として、幅3mm×厚さ1mm)のアクリル樹脂からなる。ただし、導光部5の断面形状は特に限定されず、如何なる形状であってもよい。また、導光部5の材料としては、アクリル樹脂の他、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、またはガラス等の透明性がよく、且つ、透過率の大きなものを用いることもできる。
この導光部5は、様々な形状に形成することが可能であり、導光部5の形状に応じて、所望の発光パターンを得ることができる。そのため、ブレーキランプ1の発光パターンの設計自由度を向上させることができる。
本実施形態では、導光部5は、複数の湾曲部分において約180度折り曲げられることで、水平方向に沿って、直線的に延伸する各直線部分が互いに略平行に並んだ形状に形成されている。
なお、以下では、説明の便宜上、導光部5の周面のうち、ブレーキランプ1の主たる投光方向(外部)側に位置する面を表面53とし、この表面53と対向する面を裏面54と称する。
(エンドキャップ6)
エンドキャップ6は、導光部5の他方の端面52に取り付けられた、反射部材または無反射部材である。エンドキャップ6には、導光部5の端面52を挿入可能な挿入孔(図示省略)が形成されており、この挿入孔に導光部5を挿入させた状態で、導光部5に取り付けられている。
なお、エンドキャップ6に反射部材を用いた場合、導光部5の端面52まで導光されたレーザ光を反射させて導光部5へ向かわせることができる。そのため、エンドキャップ6に反射部材を用いることによって、導光部5の内部を導光するレーザ光の利用効率を向上させることができる。
(リフレクタ7)
リフレクタ7は、導光部5の周面から漏出されたレーザ光を反射するものである。このリフレクタ7は、例えば、金属薄膜がその表面に形成された樹脂製の部材であってもよく、金属製の部材であってもよい。
図2に示されるように、リフレクタ7は、導光部5の裏面54側に、導光部5と略平行に設けられている。そのため、リフレクタ7は、主に導光部5の裏面54から漏出したレーザ光を導光部5の表面53側へ向けて反射して、外部に向かわせることができる。そのため、リフレクタ7を設けることによって、導光部5から漏出したレーザ光の利用効率およびブレーキランプ1の投光特性を向上させることができる。
<散乱構造の詳細>
次に、図3〜図5を参照して、導光部5に設けられる散乱構造の詳細について説明する。
図3(a)〜(c)は、図2に示される導光部5に設けられた散乱構造の一例を示す断面図である。上述のように、導光部5には、内部を導光するレーザ光を散乱させるための散乱構造が設けられている。この散乱構造は、例えば、導光部5の周面に凹凸を形成することによって実現することができる。
例えば、図3(a)に示されるように、導光部5の表面53にわたって、断面が四角形である筋状の凸部55を、導光部5の長手方向に対して垂直な方向に複数形成することにより、導光部5の内部を導光するレーザ光を散乱させることができる。これにより、導光部5の周面、特に表面53の全域からレーザ光を外部に漏出させることができる。
また、図3(b)に示されるように、導光部5の表面53にわたって、断面が三角形である筋状の凹部56を、導光部5の長手方向に対して垂直な方向に複数形成してもよい。
なお、凸部55および凹部56の形状は特に限定されず、導光部5の内部を導光するレーザ光を散乱させることが可能であれば、如何なる形状であってもよい。
また、凸部55および凹部56が形成される導光部5の面は、表面53に限られず、その他の周面であってもよい。例えば、図3(c)に示されるように、導光部5の裏面54にわたって、凹部56が複数形成されていてもよい。この場合であっても、導光部5の内部を導光するレーザ光を裏面54側で散乱させることで、導光過程にわたって、導光部5からレーザ光を外部に漏出させることが可能である。
図4(a)および(b)は、図2に示される導光部5に設けられた散乱構造の他の一例を示す断面図である。散乱構造は、導光部5に散乱体(散乱材料)57aを被覆するによって実現することも可能である。
例えば、図4(a)に示されるように、導光部5の表面53にわたって、散乱体57aを含む散乱膜57を形成することにより、導光部5の内部を導光するレーザ光を散乱させることができる。また、図4(b)に示されるように、導光部5の裏面54にわたって、散乱体57aを含む散乱膜57を形成してもよい。
これにより、導光部5の内部を導光するレーザ光を、表面53または裏面54側で散乱させることで、導光過程にわたって、導光部5からレーザ光を外部に漏出させることが可能である。
ここで、導光部5では、導光部5から漏出するレーザ光の密度(輝度)を均一化するために、散乱構造の散乱度(レーザ光を散乱させる程度)を、レーザ光を入射させた端面51からの距離に応じて連続的または断続的に変化させている。
図5(a)は、端面51からの距離と、導光部5の内部を導光するレーザ光の光強度との関係を示すグラフであり、図5(b)は、端面51からの距離と、散乱構造の散乱度との関係を示すグラフであり、図5(c)は、端面51からの距離と、導光部5の表面53の輝度との関係を示すグラフである。
導光部5の内部を導光するレーザ光は、その導光過程にわたって外部に漏出される。そのため、図5(a)に示されるように、導光部5の内部を導光するレーザ光の光強度(光量)は、レーザ光が入射した端面51からの距離が遠くなるにしたがって小さくなる。
そこで、図5(b)に示されるように、導光部5では、レーザ光を入射させた端面51からの距離が遠くなるにしたがって散乱構造の散乱度が大きくなるように、散乱構造の散乱度を調整している。
例えば、散乱構造が導光部5の周面に形成された凹凸である場合、レーザ光が入射した端面51からの距離が遠くなるにしたがって、凹凸が連続的または断続的に深くなるように、導光部5の周面に凹凸を形成する。これにより、レーザ光が入射した端面51からの距離が遠くなるにしたがって、凹凸(散乱構造)による散乱度を大きくことができる。
或いは、レーザ光が入射した端面51からの距離が遠くなるにしたがって、凹凸の密度が連続的または断続的に高くなるように、導光部5の周面に凹凸を形成する。これにより、レーザ光が入射した端面51からの距離が遠くなるにしたがって、凹凸による散乱度を大きくことができる。
また、散乱構造が導光部5の周面に被覆された散乱体57aである場合、レーザ光が入射した端面51からの距離が遠くなるにしたがって、散乱体57aの被覆量が連続的または断続的に多くなるように、導光部5の周面に散乱膜57を形成する。これにより、これにより、レーザ光が入射した端面51からの距離が遠くなるにしたがって、散乱体57aによる散乱度を大きくことができる。
或いは、レーザ光が入射した端面51からの距離が遠くなるにしたがって、散乱体57aの密度が連続的または断続的に高くなるように、導光部5の周面に散乱膜57を形成する。これにより、レーザ光が入射した端面51からの距離が遠くなるにしたがって、散乱体57aによる散乱度を大きくことができる。
このように、レーザ光を入射させた端面51からの距離が遠くなるにしたがって、散乱構造の散乱度が大きくなるように、散乱構造の散乱度を変化させることにより、図5(c)に示されるように、端面51からの距離に関わらず、導光部5の表面53の輝度を一定することができる。
従って、ブレーキランプ1では、導光部5から漏出するレーザ光の密度を均一化することができるため、ブレーキランプ1の発光特性を向上させることができる。
<ブレーキランプ1の取り付け例>
次に、図6を参照して、本実施形態に係るブレーキランプ1の取り付け例について説明する。
図6(a)は、図1に示されるブレーキランプ1を車両Mに取り付ける一例を示す正面図であり、図6(b)は、図6(a)に示されるブレーキランプ1が備える透光カバー8を示す正面図である。
図6(a)に示されるように、ブレーキランプ1は、例えば、レーザ素子2および導光部5の湾曲部分が車両Mのボディパネルに覆われた状態で車両Mに取り付けられる。そのため、水平方向に沿って並んだ導光部5の直線部分およびリフレクタ7が外部に露出した状態となる。
さらに、外部に露出した導光部5およびリフレクタ7を覆うように、図6(b)に示される、透明または半透明のプラスチック等からなる透光カバー8が取り付けられる。この透光カバー8を設けることにより、ブレーキランプ1の内部を外部環境から保護することができる。
このように、ブレーキランプ1は、導光部5のうち、水平方向に沿って互いに略平行に並んだ直線部分が外部から視認されるように車両Mに取り付けられる。
従って、ブレーキランプ1によれば、横縞状の発光パーンで視認性の高い高輝度な光を投光することができる。また、導光部5の形状を適宜変更することで、例えば、縦縞状の発光パターンまたは格子状の発光パターン等、ブレーキランプ1の様々な発光パターンを容易に得ることができる。
さらに、ブレーキランプ1では、ブレーキランプ1の主たる投光方向(外部)側に対して、レーザ素子2の光軸が略90度傾いた状態で、レーザ素子2が配設される。そのため、振動等によって、レーザ素子2と導光部5との間で位置ずれが生じた場合でも、高いエネルギーを有するレーザ光が外部に向けて発せられることを防止することができる。
従って、ブレーキランプ1によれば、レーザ素子2の光軸が外部に向いた状態でレーザ素子2が配設される構成に比べて、高いエネルギーを有するレーザ光に対する安全性を十分に確保することができる。
<実施形態1の効果>
以上のように、本実施形態に係るブレーキランプ1は、赤色レーザ光を発するレーザ素子2と、レーザ素子2から発せられるレーザ光を、少なくとも一方の端面51から入射させ、他方の端面52に向けて導光する導光部5とを備え、導光部5は、レーザ光の導光過程にわたって、端面51と端面52とを結ぶ周面からレーザ光を外部に漏出するものである。
そのため、導光部5の周面を発光面として機能させることで、広い発光面からレーザ光を分散させて出射することができる。これにより、従来のように、レーザ素子2から発せられた光を、導光部5を介さずに反射して投光する構成に比べて、より分散した光を投光することが可能となるため、レーザ素子2から発せられたレーザ光を外部に出射したときの安全性を十分に確保することができる。
また、レーザ素子2から発せられる光はコヒーレントであるため、干渉によりスペックルを発生し、ぎらついた斑点状の模様として視認されるので、ブレーキランプ1から投光された光の視認性を向上させることができる。
さらに、導光部5を、縦縞状、横縞状または格子状等、種々の形状に変更することで、導光部5の形状に応じて所望の発光パターンを得ることができる。そのため、ブレーキランプ1の発光パターンの設計自由度を向上させることができる。
従って、本実施形態によれば、広い発光面から視認性の高い光を分散させて投光することが可能であり、且つ、発光パターンの設計自由度の高いブレーキランプ1を提供することができる。
<変形例>
次に、図7〜図10を参照して、本実施形態に係るブレーキランプ1の変形例について説明する。
(変形例1)
図7は、図1に示されるブレーキランプ1の変形例を示す正面図である。図7に示されるように、ブレーキランプ1aは、導光部5の端面51および端面52のそれぞれに、レーザ素子2が接続されている点において、ブレーキランプ1と主に異なっている。
ブレーキランプ1aのように、導光部5の端面51および端面52のそれぞれに、レーザ素子2を接続することにより、高出力のレーザ光を得ることができる。
また、例えば、1つのレーザ素子2が故障した場合であっても、残りのレーザ素子2によって、導光部5を発光させることが可能となる。そのため、ブレーキランプ1aが全不灯することを回避することができる。
従って、本変形例によれば、より視認性の高い光を出射可能であり、且つ、機械的信頼性の高い高輝度なブレーキランプ1を実現することができる。
なお、ブレーキランプ1aの場合、導光部5から漏出するレーザ光の密度を均一化するためには、例えば、導光部5(導光過程)の略中間位置において散乱構造の散乱度が最大となるように、散乱構造を導光部5の周面に形成すればよい。
(変形例2)
図8は、図1に示されるブレーキランプ1の別の変形例を示す正面図である。図7に示されるように、ブレーキランプ1bは、1つの分枝部分において複数に枝分かれしている導光部15を備えている点において、ブレーキランプ1と主に異なっている。
導光部15は、1つの分枝部分において複数に枝分かれすることで、直線的に延伸する直線部分が、水平方向に沿って互いに略平行に並んだ形状に形成されている。また、導光部15の各直線部分の端面52には、それぞれエンドキャップ6が取り付けられている。
ブレーキランプ1bでは、レーザ光を入射させた端面51と各端面52との距離がほぼ等しいため、導光部5の各直線部分から漏出するレーザ光の光密度を均一化することが容易になる。
従って、本変形例によれば、より均一な光密度で、視認性の高い光を出射可能なブレーキランプ1bを実現することができる。
(変形例3)
図9(a)は、図1に示されるブレーキランプ1のさらに別の変形例を示す正面図であり、図9(b)は、図9(a)に示される丸囲み破線部を図中の矢印Aの方向から見たときの上面図である。図9(a)および(b)に示されるように、ブレーキランプ1cは、細線状の導光ロッド25aが複数束ねられて構成された導光部25を備えている点おいて、ブレーキランプ1と主に異なっている。
導光部25は、細線状の導光ロッド25aが複数束ねられて、レーザ素子2に接続されているため、例えば、1つの導光ロッド25aが断線した場合であっても、残りの導光ロッド25aによってレーザ光を導光して、発光することが可能となる。また、細線状の発光パターンが組み合わされた独特の発光パターンを得ることができ、ブレーキランプ1cの発光パターンの設計自由度を向上させることができる。
さらに、導光ロッド25aは、レーザ光に対する結合効率が高いため、レーザ光を導光する導光部25として好適に構成することで、レーザ素子2から発せられたレーザ光の利用効率を向上させることができる。
従って、本変形例によれば、独特の発光パターンで発光可能であり、且つ、機械的信頼性の高い高輝度なブレーキランプ1cを実現することができる。
(変形例4)
図10は、図1に示されるブレーキランプ1を車両Mに取り付ける変形例を示す、車両Mを後方から見たときの模式図である。図10に示されるように、車両Mのリア部分には、左側端部に導光部5a、右側端部に導光部5bがそれぞれ配置されている。また、中央上方部に導光部35が配置されている。
導光部35は、車両Mのハイマウントブレーキランプ(車両用灯具・車両用制動灯・補助制動灯)の線状発光部として機能するものである。導光部35は、導光部5a・5bと同じ材料からなり、水平方向に沿って直線的に延伸するように配置されている。
ここで、レーザ素子2と導光部5a、導光部5aと導光部35、および導光部35と導光部5bとは、それぞれ導光部36によって連結されている。そのため、車両Mでは、左右ブレーキランプの線状発光部として機能する導光部5a・5b、およびハイマウントブレーキランプの線状発光部として機能する導光部35を、単一のレーザ素子2によって同時に点灯させることができる。
従って、本変形例に構成によれば、1系統のレーザ素子2の点灯回路/制御系によって、左右ブレーキランプおよびハイマウントブレーキランプの点灯を制御することができるため、システム構成を簡略化することができる。
なお、導光部36は、導光部5a・5bおよび導光部35と同じ材料のものを用いてもよく、異なる材料(例えば、光ファイバ等)で実現されていてもよい。
また、導光部5a、導光部5bおよび導光部35ごとに、専用のレーザ素子2を接続してもよい。これにより、導光部36を省略することが可能となると共に、高輝度な左右ブレーキランプおよびハイマウントブレーキランプを得ることができる。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施の一形態について、図11〜図15に基づいて説明すれば以下のとおりである。本実施形態では、本発明に係る照明装置を、自動車のウインカーランプ(車両用灯具・車両用方向指示灯)に適用した場合を例に挙げて説明する。
なお、説明の便宜上、実施形態にて説明した図面と同じ機能を有する部材については同じ符号を付記し、その説明を省略する。
<ウインカーランプ101の構成>
まず、図11を参照して、本実施形態に係るウインカーランプ101の構成について説明する。図11は、本実施形態に係るウインカーランプ101の外観構成を示す正面図である。図11に示されるように、ウインカーランプ101は、レーザ素子(レーザ光源)102、ヒートシンク3、放熱フィン4、導光部105、エンドキャップ6、およびリフレクタ7(反射部)を備えている。
(レーザ素子102)
レーザ素子102は、レーザ光(光)を発する光源として機能するものである。レーザ素子102から発せられるレーザ光は可視光であり、本実施形態では、例えば、波長610nmの燈色レーザ光(燈色光)が、出力500mWでレーザ素子102から発せられる。
(導光部105)
導光部105は、レーザ素子102から発せられたレーザ光を導光する導光部材であり、ウインカーランプ101の線状発光部として機能するものである。
この導光部105は、様々な形状に形成することが可能であり、導光部105の形状に応じて、所望の発光パターンを得ることができる。そのため、ウインカーランプ101の発光パターンの設計自由度を向上させることができる。
本実施形態では、導光部105は、複数の湾曲部分において折り曲げられることで、直線的に延伸する直線部分の間隔が徐々に減少するように、水平方向に並んだ形状に形成されている。
<ウインカーランプ101の取り付け例>
次に、図12を参照して、本実施形態に係るウインカーランプ101の取り付け例について説明する。
図12(a)は、図11に示されるウインカーランプ101を車両Mに取り付ける一例を示す正面図であり、図12(b)は、図12(a)に示されるウインカーランプ101が備える透光カバー108を示す正面図である。
図12(a)に示されるように、ウインカーランプ101は、例えば、レーザ素子102および導光部105の湾曲部分が車両Mのボディパネルに覆われた状態で車両Mに取り付けられる。そのため、間隔が徐々に減少するように水平方向に並んだ導光部105の直線部分およびリフレクタ7が外部に露出した状態となる。
さらに、外部に露出した導光部5およびリフレクタ7を覆うように、図12(b)に示される、透明または半透明のプラスチック等からなる透光カバー108が取り付けられる。
このように、ウインカーランプ101は、導光部105のうち、間隔が徐々に減少するように水平方向に並んだ直線部分が外部から視認されるように車両Mに取り付けられる。
従って、ウインカーランプ101によれば、左右一方の方向に向かってテーパーした横縞状の発光パーンで視認性の高い高輝度な光を投光することができる。
<実施形態2の効果>
以上のように、本実施形態に係るウインカーランプ101は、燈色レーザ光を発するレーザ素子2と、レーザ素子2から発せられるレーザ光を、少なくとも一方の端面51から入射させ、他方の端面52に向けて導光する導光部105とを備え、導光部105は、レーザ光の導光過程にわたって、端面51と端面52とを結ぶ周面からレーザ光を外部に漏出するものである。
従って、本実施形態によれば、広い発光面から視認性の高い光を分散させて投光することが可能であり、且つ、発光パターンの設計自由度の高いウインカーランプ101を提供することができる。
<変形例>
次に、図13〜図15を参照して、本実施形態に係るウインカーランプ101の変形例について説明する。
(変形例1)
図13は、図11に示されるウインカーランプ101の変形例を示す正面図である。図13に示されるように、ウインカーランプ101aは、矢印の形状に形成された導光部115を備える点において、ウインカーランプ101と主に異なっている。
上述のように、導光部は様々な形状に形成することが可能である。そのため、ウインカーランプ101aのように、導光部115を矢印の形状としてもよい。
なお、導光部115では、レーザ光を入射させる端面51は、図11に示される導光部105の端面51に比べてのその面積が大きくなる。このような場合、レーザ素子102から発せられたレーザ光が導光部115の端面51に適切に照射されるように、レーザ光の照射範囲を調節(拡大)するレンズ103を、レーザ素子102と導光部115の端面51との間に設けてもよい。
図14(a)は、図13に示されるウインカーランプ101aを車両Mに取り付ける一例を示す正面図であり、図14(b)は、図14(a)に示されるウインカーランプ101aが備える透光カバー118を示す正面図である。
図14(a)に示されるように、ウインカーランプ101aは、例えば、レーザ素子102が車両Mのボディパネルに覆われた状態で車両Mに取り付けられる。そのため、矢印の形状の導光部115およびリフレクタ7が外部に露出した状態となる。
さらに、導光部115およびリフレクタ7を覆うように、図14(b)に示される、透明または半透明のプラスチック等からなる透光カバー118が取り付けられる。
本実施例のように、導光部は様々な形状に形成することが可能である。そのため、導光部の形状に応じて所望の発光パターンを得ることができるので、ウインカーランプの発光パターンの設計自由度を向上させることができる。
(変形例2)
図15は、図11に示されるウインカーランプ101を車両Mに取り付ける変形例を示す、車両Mを上方から見たときの模式図である。模式図である。図15に示されるように、車両Mのフロント部分には、左側端部に導光部105a、右側端部に導光部105dがそれぞれ配置されている。また、車両Mのサイド部分には、左側前方部に導光部105b、右側前方部に導光部105eがそれぞれ配置されている。さらに、車両Mのリア部分には、左側端部に導光部105c、右側端部に導光部105fがそれぞれ配置されている。
導光部105a〜105cは、左折用のウインカーランプの線状発光部として機能するものである。また、導光部105d〜105fは、右折用のウインカーランプの線状発光部として機能するものである。
ここで、導光部105a〜105cは、導光部106aによってレーザ素子102aに連結されている。そのため、車両Mでは、左折用のウインカーランプの線状発光部として機能する導光部105a〜105cを、単一のレーザ素子102aによって同時に点灯させることができる。
また、導光部105d〜105fは、導光部106bによってレーザ素子102bに連結されている。そのため、車両Mでは、右折用のウインカーランプの線状発光部として機能する導光部105d〜105fを、単一のレーザ素子102bによって同時に点灯させることができる。
従って、本変形例に構成によれば、1系統のレーザ光源の点灯回路/制御系によって、右折用または左折用の、一組のウインカーランプの点灯を制御することができるため、システム構成を簡略化することができる。
なお、導光部106a・106bは、導光部105a〜105fと同じ材料のものを用いてもよく、異なる材料(例えば、光ファイバ等)で実現されていてもよい。
また、導光部105a〜105fごとに、専用のレーザ素子102を接続してもよい。これにより、導光部106a・106bを省略することが可能となると共に、高輝度なウインカーランプを得ることができる。
〔実施形態3〕
本発明の他の実施の一形態について、図16および図17に基づいて説明すれば以下のとおりである。本実施形態では、本発明に係る照明装置をデイタイムランニングランプ(車両用灯具・車両用補助灯・昼間点灯用ライト)として備えたヘッドランプユニット(車両用灯具・車両用前照灯装置)を例に挙げて説明する。
なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した図面と同じ機能を有する部材については同じ符号を付記し、その説明を省略する。
<ヘッドランプユニット200の構成>
図16を参照して、本実施形態に係るヘッドランプユニット200の構成について説明する。図16は、本実施形態に係るヘッドランプユニット200の構成を示す正面図である。図16に示されるように、ヘッドランプユニット200は、デイタイムランニングランプ201、2つのヘッドランプ(車両用前照灯)210、および透光カバー208を備えている。
<デイタイムランニングランプ201>
デイタイムランニングランプ201は、昼間走行時に車両が視認され易くすることを目的として昼間点灯されるものである。デイタイムランニングランプ201は、レーザ素子(レーザ光源)202、ヒートシンク3、放熱フィン4、導光部205、およびエンドキャップ6を備えている。
(レーザ素子202)
レーザ素子202は、レーザ光(光)を発する光源として機能するものである。レーザ素子202から発せられるレーザ光は可視光である。本実施形態では、例えば、波長405nmの青紫色レーザ光(青紫光)、または波長450nmの青色レーザ光(青色光)がレーザ素子202から発せられる。
このレーザ素子202は、車両の進行方向(前方)側に対して、光軸が略90度傾いた状態で配設される。そのため、振動等によって、レーザ素子202と導光部205との間で位置ずれが生じた場合でも、高いエネルギーを有するレーザ光が車両前方に向けて発せられることを防止することができる。従って、高いエネルギーを有するレーザ光が人の眼に直接照射されることを抑止できるので、レーザ素子202の光軸が外部に向いた状態でレーザ素子202が配設される構成に比べて安全性を十分に確保することができる。
(導光部205)
導光部205は、レーザ素子202から発せられたレーザ光を導光する導光部材であり、デイタイムランニングランプ201の線状発光部として機能するものである。本実施形態では、導光部205は、レーザ素子202から発せられたレーザ光を、一方の端面51から入射させ、他方の端面52に向けて導光する。
この導光部205には、内部を導光するレーザ光を散乱させるための散乱構造が周面に設けられている。この散乱構造により、導光過程にわたって、導光部205の周面から、レーザ光を効率的に外部に漏出(リーク)することができる。導光部205から漏出されたレーザ光はコヒーレントであるため、干渉によりスペックルを発生し、ぎらついた斑点状の模様として視認される。そのため、デイタイムランニングランプ201の視認性を向上させることができる。
また、導光部205は、様々な形状に形成することが可能であり、導光部205の形状に応じて、所望の発光パターンを得ることができる。そのため、デイタイムランニングランプ201の発光パターンの設計自由度を向上させることができる。本実施形態では、導光部205は、ヘッドランプユニット200が備える2つのヘッドランプ210のリフレクタ212を囲むように、透光カバー208の形状に沿って配置されている。
<ヘッドランプ210>
ヘッドランプ210は、走行用前照灯(ハイビーム)およびすれ違い用前照灯(ロービーム)の配光特性基準を満たす光を車両前方に向けて照射するものである。各ヘッドランプ210は、蛍光部211、およびリフレクタ(投光部)212を備えている。
(蛍光部211)
蛍光部211は、図示しない励起用のレーザ素子から発せられたレーザ光を受けて発光するものである。具体的には、蛍光部211は、励起用のレーザ素子から発せられたレーザ光により励起され、レーザ光およびレーザ光の一部を波長変換した蛍光を含む出射光を放出する。
蛍光部211は、蛍光を発する蛍光体を含んでいる。具体的には、蛍光部211は、蛍光体の粒子をガラスや樹脂等に混ぜて固めたもの、蛍光体の粒子をバインダーに混ぜて塗布したもの、蛍光体の粒子を焼結・プレス成形等で固めたもの、蛍光体の粒子をバルク状に加工したもの、バルク内に蛍光体の粒子を分散させたもの、熱伝導率の高い材質からなる基板上にバインダーに覆われた蛍光体の粒子を堆積させたもの、或いは、樹脂等に蛍光体の粒子を混ぜて薄膜状に形成したもの等である。
蛍光体としては、例えば、酸窒化物系蛍光体(例えば、サイアロン蛍光体)またはIII−V族化合物半導体ナノ粒子蛍光体等を用いることができる。これらの蛍光体は、高い出力(および/または光密度)のレーザ光に対しての熱耐性が高いので、蛍光部211に含まれる蛍光体として最適である。
ただし、蛍光部211に含まれる蛍光体は、上述したものに限定されず、窒化物蛍光体等、その他の蛍光体であってもよい。
また、ヘッドランプ210の出射光の色は法律により規定されており、所定の範囲の色度を有する白色にしなければならない。そこで、出射光を白色とするために、レーザ光と蛍光体との組み合わせが適宜選択される。
例えば、レーザ光としての青色レーザ光を、黄色蛍光体を含む蛍光部211に照射することにより、青色レーザ光の青色成分と黄色蛍光とを混色して白色の出射光を生成することができる。
また、青色レーザ光を、赤色蛍光体および黄色蛍光体を含む蛍光部211に照射することにより、青色レーザ光の青色成分と、赤色蛍光および緑色蛍光とを混色して白色の出射光を生成することができる。
さらに、青色レーザ光および緑色レーザ光を、赤色蛍光体を含む蛍光部211に照射することにより、青色レーザ光の青色成分および緑色レーザ光の緑色成分と、赤色蛍光とを混色して白色の出射光を生成することができる。
(リフレクタ212)
リフレクタ212は、蛍光部211から放出された出射光を投光するための投光部材である。本実施形態では、リフレクタ212は、パラボラミラーをベースとして所定の配光が得られるように設計されている。リフレクタ212は、蛍光部211から放出された出射光を反射し、所定の立体角内を進む光線束を形成する。
このリフレクタ212には、蛍光部211から放出された出射光を反射する方向に円形の開口部212aが形成されている。また、リフレクタ212には、励起用のレーザ素子から発せられたレーザ光を透過または通過させる窓部が形成されている。この窓部を介して、リフレクタ212の外部に配設された励起用のレーザ素子から発せられたレーザ光が、リフレクタ212内に配置された蛍光部211に照射される。この窓部は、貫通孔であってもよく、レーザ光を透過可能な透明部材を含むものであってもよい。
リフレクタ212は、パラボラミラーをベースとしたものに限定されず、楕円面ミラーと投影レンズとを組み合わせたプロジェクション型のものであってもよい。或いは、リフレクタ212は、マルチファセット化されたマルチリフレクタであってもよい。
また、リフレクタ212に代えて、蛍光部211から放出された出射光を透過して、屈折させることで所定の投光方向に向けて投光する投影レンズ412(図19を参照)を用いてもよい。
なお、本実施形態では、ヘッドランプ210は、蛍光部211を励起する励起光源としてレーザ素子を備えているが、レーザ素子に代えてLEDを用いてもよい。また、ヘッドランプ210は、ハロゲンランプやHIDランプ(High Discharge Lamp)等、各種のものを用いることが可能である。
<透光カバー208>
透光カバー208は、導光部205、蛍光部211およびリフレクタ212等を覆うように設けられた透明または半透明のプラスチック等からなる。この透光カバー208は、ヘッドランプユニット200の内部を外部環境から保護する。
<実施形態3の効果>
以上のように、本実施形態に係るヘッドランプユニット200が備えるデイタイムランニングランプ201は、レーザ光を発するレーザ素子202と、レーザ素子202から発せられるレーザ光を、少なくとも一方の端面51から入射させ、他方の端面52に向けて導光する導光部205とを備え、導光部205は、レーザ光の導光過程にわたって、端面51と端面52とを結ぶ周面からレーザ光を外部に漏出するものである。
そのため、導光部205の周面を発光面として機能させることで、広い発光面からレーザ光を分散させて出射することができる。したがって、人の眼の網膜上に集光される光密度をLED並みに低くすることができる。
また、レーザ素子202から発せられるレーザ光はコヒーレントであるため、干渉によりスペックルを発生し、ぎらついた斑点状の模様として視認されるので、導光部205の周面から漏出された光の視認性を向上させることができる。そのため、対向車、歩行者等の注意を喚起し、交通事故の抑制に寄与するデイタイムランニングランプ201を得ることができる。
さらに、導光部205を、縦縞状、横縞状または格子状等、種々の形状に変更することで、導光部205の形状に応じて所望の発光パターンを得ることができる。そのため、デイタイムランニングランプ201の発光パターンの設計自由度を向上させることができる。また、LEDの粒状の発光ではなく、ライン状の均一な発光となるため、ラインの配列によって、これまでに無い斬新なデザインも可能となる。
従って、本実施形態によれば、広い発光面から視認性の高い光を分散させて投光することが可能であり、且つ、発光パターンの設計自由度の高いデイタイムランニングランプ201を提供することができる。
<変形例>
次に、図17を参照して、本実施形態に係るヘッドランプユニット200の変形例について説明する。
図17は、図16に示されるヘッドランプユニット200の変形例を示す正面図である。図17に示されるように、ヘッドランプユニット200aは、デイタイムランニングランプ201aを備えている点において、ヘッドランプユニット200と主に異なっている。
デイタイムランニングランプ201aは、導光部205の端面51および端面52のそれぞれにレーザ素子202が接続されている。このように、導光部205の端面51および端面52のそれぞれにレーザ素子202を接続することにより、高出力のレーザ光を得ることができる。
また、例えば、1つのレーザ素子202が故障した場合であっても、残りのレーザ素子202によって、導光部205を発光させることが可能となる。そのため、デイタイムランニングランプ201aが全不灯することを回避することができる。
なお、導光部205の端面51および端面52に接続された各レーザ素子202から発せられるレーザ光の波長は、同一であってもよく、異なっていてもよい。例えば、端面51に接続されたレーザ素子202から波長520nmの緑色レーザ光を発し、端面52に接続されたレーザ素子202から波長450nmの青色レーザを発してもよい(図17を参照)。
また、デイタイムランニングランプ201aの導光部205は、2つのリフレクタ212のうち、1つのリフレクタ212の外周に沿って配置されている。このように、導光部205は種々の形状に変更可能である。そのため、高い視認性、或いは、所望の発光パターンが得られるように、導光部205を任意の位置に配置することができる。
従って、本変形例によれば、より視認性の高い光を出射可能であり、且つ、機械的信頼性の高い高輝度なデイタイムランニングランプ201aを実現することができる。
〔実施形態4〕
本発明の他の実施の一形態について、図18に基づいて説明すれば以下のとおりである。本実施形態では、本発明に係る照明装置をデイタイムランニングランプとして備えたヘッドランプユニットの他の例を説明する。
なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した図面と同じ機能を有する部材については同じ符号を付記し、その説明を省略する。
<ヘッドランプユニット300の構成>
図18を参照して、本実施形態に係るヘッドランプユニット300の構成について説明する。図18は、本実施形態に係るヘッドランプユニット300の構成を示す斜視図である。
本実施形態に係るヘッドランプユニット300は、1つのレーザ素子202を用いてデイタイムランニングランプ301およびヘッドランプ310の両方を点灯させる点において、デイタイムランニングランプ201およびヘッドランプ210を点灯させるためのレーザ光源を個別に備えたヘッドランプユニット200と主に異なっている。
図18に示されるように、ヘッドランプユニット300は、デイタイムランニングランプ301と、凸レンズ303と、ヘッドランプ310とを備えている。
<デイタイムランニングランプ301>
デイタイムランニングランプ301は、レーザ素子202、ヒートシンク3、放熱フィン4、および光ファイバ(導光部)305を備えている。
(光ファイバ305)
光ファイバ305は、レーザ素子202から発せられたレーザ光を導光する導光部材であり、デイタイムランニングランプ301の線状発光部として機能するものである。本実施形態では、光ファイバ305は、レーザ素子202から発せられたレーザ光を、一方の端面51から入射させ、他方の端面52に向けて導光する。
この光ファイバ305には、内部を導光するレーザ光を散乱させるための散乱構造が周面に設けられている。この散乱構造により、導光過程にわたって、光ファイバ305の周面から、レーザ光を効率的に外部に漏出(リーク)することができる。光ファイバ305から漏出されたレーザ光はコヒーレントであるため、干渉によりスペックルを発生し、ぎらついた斑点状の模様として視認される。そのため、デイタイムランニングランプ301の視認性を向上させることができる。
また、光ファイバ305は可撓性を有し、縦縞状、横縞状または格子状等、種々の形状に容易に変更することが可能であるため、光ファイバ305の形状に応じて所望の発光パターンを容易に得ることができる。そのため、デイタイムランニングランプ301の発光パターンの設計自由度をさらに向上させることができる。
本実施形態では、光ファイバ305は、レーザ光が入射する端面51から該レーザ光が出射する端面52に至る周面の一部が、ヘッドランプ310が備えるリフレクタ312の開口部312aに沿って配置されている。光ファイバ305の周面のうち、リフレクタ312の開口部312aに沿って配置されている部分のみが車両の外部から視認されるように、その他の部分は車両の内部側に配置されるか、或いは、遮光性のカバー等によって覆われている。
この光ファイバ305は、端面52がリフレクタ312の背面側(開口部312と反対側)に位置するように取り回しされており、端面52から出射したレーザ光が、凸レンズ303を介して蛍光部311の上面に照射されるように位置決めされている。
<凸レンズ303>
凸レンズ303は、光ファイバ305の端面52から出射されたレーザ光のビーム径を、蛍光部311に照射されるように調整するものである。凸レンズ303は、光ファイバ305の端面52から出射されたレーザ光を屈折させて、ビーム径を調整したレーザ光を蛍光部311に照射する。
<ヘッドランプ310>
ヘッドランプ310は、蛍光部311、リフレクタ(投光部)312、および金属ベース313を備えている。
(蛍光部311)
蛍光部311は、レーザ素子202から発せられたレーザ光を受けて発光するものである。具体的には、蛍光部311は、光ファイバ305の端面52から出射されて、凸レンズ303によってビーム系が調整されたレーザ光により励起されて、レーザ光およびレーザ光の一部を波長変換した蛍光を含む出射光を放出する。
(リフレクタ312)
リフレクタ312は、蛍光部311から出射された出射光を投光するための投光部材である。本実施形態では、リフレクタ312は、放物線の対称軸を回転軸として当該放物線を回転させることによって形成される曲面(放物曲面)を、同回転軸を含む平面で切断することによって得られるハーフパラボラミラーをベースに所定の配光が得られるように設計されている。
このリフレクタ312は、奥行き30mmであり、蛍光部311か放出された出射光を反射する方向に半径30mmの半円形の開口部312aが形成されている。光ファイバ305の端面52は、リフレクタ312の外部に配置されており、リフレクタ312には光ファイバ305の端面52から出射されたレーザ光を透過または通過させる窓部が形成されている。
本実施形態では、蛍光部311に3Wの青紫色レーザ光(波長405nm)が照射されて、リフレクタ312から450lmの白色の出射光が投光されるように、レーザ素子202の出力および蛍光部311に含まれる蛍光体の種類が調整されている。
(金属ベース313)
金属ベース313は、蛍光部311およびリフレクタ312を支持する板状の支持部材であり、例えば、銅や鉄等の金属からなる。そのため、金属ベース313は熱伝導性が高く、蛍光部311で発生した熱を効率的に放熱させることができる。
なお、本実施形態では、金属ベース313を金属で構成しているが、金属からなるものに限定されず、金属以外の熱伝導性が高い物質(ガラス、サファイア等)を含む部材で構成でもよい。
ただし、蛍光部311と当接する金属ベース313の表面は、反射加工が施されて、反射面として機能することが好ましい。当該表面を反射面として機能させることにより、蛍光部311に照射されたレーザ光、および蛍光体から放射された蛍光を、当該反射面によって反射させることで、リフレクタ312へ向かわせることができる。
<実施形態4の効果>
以上のように、本実施形態に係るヘッドランプユニット300は、レーザ光を発するレーザ素子202、および該レーザ素子202から発せられるレーザ光を一方の端面51から入射させ、レーザ光の導光過程にわたって、端面51と端面52とを結ぶ周面から外部に漏出する光ファイバ305を有するデイタイムランニングランプ301と、レーザ光を受けて発光する蛍光部311、および該蛍光部311から放出された出射光を投光するリフレクタ312を有するヘッドランプ310とを備え、蛍光部311は、光ファイバ305の他方の端面52から出射されたレーザ光を受けて、蛍光を含む出射光を放出するものである。
そのため、光ファイバ305の周面を発光面として機能させることで、広い発光面からレーザ光を分散させて出射することができる。したがって、網膜上に集光される光密度をLED並みに低くすることができる。
また、レーザ素子202から発せられる光はコヒーレントであるため、干渉によりスペックルを発生し、ぎらついた斑点状の模様として視認されるので、光ファイバ305の周面から漏出された光の視認性を向上させることができる。そのため、対向車、歩行者等の注意を喚起し、交通事故の抑制に寄与するデイタイムランニングランプ301を得ることができる。
また、光ファイバ305は可撓性を有し、縦縞状、横縞状または格子状等、種々の形状に容易に変更することが可能であるため、光ファイバ305の形状に応じて所望の発光パターンを容易に得ることができる。そのため、デイタイムランニングランプ301の発光パターンの設計自由度を向上させることができる。光ファイバ305の周面から漏出されるレーザ光は、LEDの粒状の発光ではなく、ライン状の均一な発光となるため、ラインの配列によって、これまでに無い斬新なデザインも可能となる。
さらに、ヘッドランプユニット300では、光ファイバ305の他方の端面52から出射されたレーザ光により、蛍光部311を発光させる。そのため、必要なレーザ素子の数を減少させることができるので、ヘッドランプユニット300の製造コストを低減することができる。また、レーザ光は、光ファイバ305への結合効率も高いため、ヘッドランプユニット300の低消費電力化を実現することができる。
従って、本実施形態によれば、広い発光面から視認性の高い光を分散させて投光することが可能であり、且つ、発光パターンの設計自由度の高いデイタイムランニングランプ301と、高輝度なヘッドランプ310とを備えた、低消費電力のヘッドランプユニット300を提供することができる。
なお、ヘッドランプユニット300では、ヘッドランプ310の蛍光部311を励起するためのレーザ光を導光する光ファイバ305が外部から認識可能である。そのため、万一、レーザ素子202が故障した場合であっても、光ファイバ305の点灯・不灯に基づいて、外部からレーザ素子202の故障を視覚的に確認することが可能であるので、レーザ素子202の故障を早期(例えば、昼間)に発見することができる。また、光ファイバ305の一部を車内から認識できる位置に露出させることにより、車内からレーザ素子202の故障を視覚的に確認することができるので、より早期にレーザ素子202の故障を発見することができる。
さらに、ヘッドランプユニット300では、中間走行時にデイタイムランニングランプ301のみを点灯させ、夜間走行時にデイタイムランニングランプ301およびヘッドランプ310の両方を点灯させるように、ヘッドランプユニット300の点灯を切り替えることも可能である。この場合、例えば、光ファイバ305の端面52を塞ぐ開閉式の遮光部材を設け、この遮光部材の開閉動作を制御することにより、ヘッドランプ310の点灯・消灯を切り替えてもよい。
デイタイムランニングランプ301のみを点灯させる場合、青紫色レーザ光を発するレーザ素子202を発振閾値電流前後で駆動することにより、リフレクタ312の開口部312aに沿って線状に発光する視認性の高い青紫色のデイタイムランニングランプ301を得ることができる。
一方、デイタイムランニングランプ301およびヘッドランプ310の両方を点灯させる場合、レーザ素子202の出力を十分に上げることで、蛍光部311から放出された強い白色の出射光を車両前方に投光可能なヘッドランプ310と、リフレクタ312の開口部312aに沿って線状に発光する視認性の高い青紫色のデイタイムランニングランプ301とを同時に点灯させることができる。
〔実施形態5〕
本発明の他の実施の一形態について、図19に基づいて説明すれば以下のとおりである。本実施形態では、本発明に係る照明装置をデイタイムランニングランプとして備えたヘッドランプユニットのさらに他の例を説明する。
なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した図面と同じ機能を有する部材については同じ符号を付記し、その説明を省略する。
<ヘッドランプユニット400の構成>
図19を参照して、本実施形態に係るヘッドランプユニット400の構成について説明する。図19は、本実施形態に係るヘッドランプユニット400の構成を示す斜視図である。
本実施形態に係るヘッドランプユニット400は、リフレクタ312に代えて投影レンズ(投光部)412を備えている点において、ヘッドランプユニット300と主に異なっている。
図19に示されるように、ヘッドランプユニット400は、デイタイムランニングランプ301、凸レンズ303、およびヘッドランプ410を備えている。
<ヘッドランプ410>
ヘッドランプ410は、蛍光部311、投影レンズ412、およびヒートシンク413を備えている。
(投影レンズ412)
投影レンズ412は、蛍光部311から放出された出射光を投光するための投光部材である。投影レンズ412は、平坦な入射面412aと凸状の出射面412bとから構成されている。投影レンズ412は、蛍光部311から出射された出射光を屈折させることで所定の投光方向に向けて投光する。
本実施形態では、デイタイムランニングランプ301の光ファイバ305は、この投光レンズの入射面412aの外周に沿って配置されている。また、光ファイバ305は、端面52が蛍光部311の下方に位置するように取り回しされており、端面52から出射したレーザ光が、凸レンズ303を介して蛍光部311に照射されるように位置決めされている。
(ヒートシンク413)
ヒートシンク413は、光ファイバ305の端面52から出射されたレーザ光が照射されることで蛍光部311に生じる熱を、蛍光部311と接触する接触面を介して放熱させる。ヒートシンク413は、熱が伝導しやすいアルミや銅等の金属材料が用いることが好ましいが、熱伝導性の高い材料であれば特に限定されない。
ヒートシンク413の蛍光部311との接触面は、反射加工が施されて、反射面として機能することが好ましい。当該接触面を反射面として機能させることにより、蛍光部311に照射されたレーザ光、および蛍光体から放射された蛍光を、当該反射面によって反射させることで、投影レンズ412へ向かわせることができる。
<実施形態5の効果>
以上のように、本実施形態に係るヘッドランプユニット400は、レーザ光を発するレーザ素子202、および該レーザ素子202から発せられるレーザ光を、一方の端面51から入射させレーザ光の導光過程にわたって、端面51と端面52とを結ぶ周面から外部に漏出する光ファイバ305を有するデイタイムランニングランプ301と、蛍光体を含む蛍光部311、および該蛍光部311から放出された出射光を投光する投影レンズ412を有するヘッドランプ410とを備え、蛍光部311は、光ファイバ305の端面52から出射されたレーザ光を受けて、蛍光を含む出遮光を放出するものである。
従って、本実施形態によれば、広い発光面から視認性の高い光を分散させて投光することが可能であり、且つ、発光パターンの設計自由度の高いデイタイムランニングランプ301と、高輝度なヘッドランプ410とを備えた、低消費電力のヘッドランプユニット400を提供することができる。
なお、ヘッドランプユニット400では、光ファイバ305の端面52から出射されたレーザ光を蛍光部311に照射することで、デイタイムランニングランプ301とヘッドランプ410とを同時に点灯させているが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、光ファイバ305と励起用の光ファイバとをそれぞれレーザ素子202に接続し、励起用の光ファイバから出射されたレーザ光を蛍光部311に照射することで、デイタイムランニングランプ301とヘッドランプ410とを同時に点灯させてもよい。このことは、上述したヘッドランプユニット300においても同様である。
本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
〔補足〕
なお、本発明は、以下のように表現することもできる。すなわち、本発明に係る照明装置は、レーザと、それを導光する導光部材とを有し、導光部材の第一の面から漏れる可視光を利用することを特徴としている。
また、本発明に係る照明装置では、導光部材の第一の面に対向して透光性カバーがあり、第二の面に対向して反射材が設けられることを特徴としている。
また、本発明に係る照明装置では、導光部材は導光するレーザ光の一部を散乱させることを特徴としている。
また、本発明に係る照明装置では、その散乱度は、レーザ素子に近い側では小さく、遠い側では大きいことを特徴としている。
本発明に係る照明装置では、散乱させる構造は、表面の凹凸であることを特徴としている。
また、本発明に係る照明装置では、その凹凸は、レーザ素子に近い側では浅く、遠い側では深いことを特徴としている。
また、本発明に係る照明装置では、散乱させる構造は、表面の被覆であることを特徴としている。
また、本発明に係る照明装置では、その被覆は、レーザ素子に近い側では散乱度が小さく、遠い側では散乱度が大きいことを特徴としている。
また、本発明に係る照明装置では、レーザ光は赤色であることを特徴としている。
また、本発明に係る照明装置では、レーザ光は燈色であることを特徴としている。
また、本発明に係る照明装置では、それは車両用のランプであることを特徴としている。
また、本発明に係る車両用灯具は、ブレーキランプであることを特徴としている。
また、本発明に係る車両用灯具では、左右のブレーキランプとハイマウントブレーキランプとが導光部材で繋がれており、一式のレーザからの光が導光されて一斉に点灯する方向指示器であることを特徴としている。
また、本発明に係る車両用灯具では、前後左右の方向指示器が導光部材で繋がれており、一式のレーザからの光が導光されて一斉に点滅することを特徴としている。
本発明は、車両用灯具、車両以外の移動物体の灯具等、様々な照明装置として利用することができる。
1 ブレーキランプ(車両用灯具・車両用制動灯・左右制動灯)
1a ブレーキランプ(車両用灯具・車両用制動灯・左右制動灯)
1b ブレーキランプ(車両用灯具・車両用制動灯・左右制動灯)
1c ブレーキランプ(車両用灯具・車両用制動灯・左右制動灯)
2 レーザ素子(レーザ光源)
5 導光部
5a 導光部
5b 導光部
7 リフレクタ(反射部)
8 透光カバー
15 導光部
25 導光部
25a 導光ロッド(導光部)
35 導光部
36 導光部
51 端面(一方の端面)
52 端面(他方の端面)
53 表面(周面)
54 裏面(周面)
55 凸部(散乱構造)
56 凹部(散乱構造)
57 散乱膜(散乱構造)
57a 散乱体(散乱材料)
101 ウインカーランプ(車両用灯具・車両用方向指示灯)
101a ウインカーランプ(車両用灯具・車両用方向指示灯)
102 レーザ素子(レーザ光源)
102a レーザ素子(レーザ光源)
102b レーザ素子(レーザ光源)
105 導光部
105a 導光部
105b 導光部
105c 導光部
105d 導光部
105e 導光部
105f 導光部
106a 導光部
106b 導光部
115 導光部
200 ヘッドランプユニット(車両用灯具・車両用前照灯装置)
200a ヘッドランプユニット(車両用灯具・車両用前照灯装置)
201 デイタイムランニングランプ(車両用灯具・車両用補助灯・昼間点灯用ライト)
201a デイタイムランニングランプ(車両用灯具・車両用補助灯・昼間点灯用ライト)
202 レーザ素子(レーザ光源)
205 導光部
208 透光カバー
210 ヘッドランプ(車両用前照灯)
211 蛍光部
212 リフレクタ(投光部)
300 ヘッドランプユニット(車両用灯具・車両用前照灯装置)
301 デイタイムランニングランプ(車両用灯具・車両用補助灯・昼間点灯用ライト)
305 光ファイバ(導光部)
310 ヘッドランプ(車両用前照灯)
311 蛍光部
312 リフレクタ(投光部)
400 ヘッドランプユニット(車両用灯具・車両用前照灯装置)
410 ヘッドランプ(車両用前照灯)
412 投影レンズ(投光部)
M 車両

Claims (21)

  1. 光を発するレーザ光源と、
    前記レーザ光源から発せられる前記光を、少なくとも一方の端面から入射させ、他方の端面に向けて導光する導光部とを備え、
    前記導光部は、前記光の導光過程にわたって、前記端面同士を結ぶ周面から当該光を外部に漏出することを特徴とする照明装置。
  2. 前記導光部は、導光する前記光を散乱させる散乱構造を有し、
    前記散乱構造によって散乱させた前記光を前記周面から外部に漏出することを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記導光部は、一方の前記端面から入射させた前記光を導光するものであり、
    前記散乱構造が前記光の一部を散乱させる程度を示す散乱度は、前記光を入射させた前記端面からの距離が遠くなるにしたがって、連続的または断続的に大きくなることを特徴とする請求項2に記載の照明装置。
  4. 前記導光部は、両方の前記端面から入射させた前記光を導光するものであり、
    前記散乱構造が前記光の一部を散乱させる程度を示す散乱度は、前記光を入射させた前記端面からの距離が遠くなるにしたがって、連続的または断続的に大きくなり、前記導光過程の略中間位置で最大となることを特徴とする請求項2に記載の照明装置。
  5. 前記散乱構造は、前記周面に形成された凹凸であり、
    前記凹凸が深くなるにしたがって、前記散乱度は大きくなることを特徴とする請求項3または4に記載の照明装置。
  6. 前記散乱構造は、前記周面に形成された凹凸であり、
    前記凹凸の密度が高くなるにしたがって、前記散乱度は大きくなることを特徴とする請求項3または4に記載の照明装置。
  7. 前記散乱構造は、前記周面に被覆された散乱材料を含み、
    前記散乱材料の被覆量が多くなるにしたがって、前記散乱度は大きくなることを特徴とする請求項3または4に記載の照明装置。
  8. 前記散乱構造は、前記周面に被覆された散乱材料を含み、
    前記散乱材料の密度が高くなるにしたがって、前記散乱度は大きくなることを特徴とする請求項3または4に記載の照明装置。
  9. 前記周面から漏出された前記光を所定の方向に反射する反射部をさらに備えることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の照明装置。
  10. 前記周面から漏出された前記光、および前記反射部によって反射された前記光を透過させる透光カバーをさらに備えることを特徴とする請求項9に記載の照明装置。
  11. 請求項1から10のいずれか1項に記載の照明装置を備えることを特徴とする車両用灯具。
  12. 請求項1から10のいずれか1項に記載の照明装置を備える車両用制動灯であって、
    前記光は、赤色光であることを特徴とする車両用制動灯。
  13. 前記照明装置は、当該照明装置が搭載された車両の左右制動灯および補助制動灯として機能するものであり、
    前記左右制動灯および前記補助制動灯の位置に配設された前記導光部は連結されていることを特徴とする請求項12に記載の車両用制動灯。
  14. 請求項1から10のいずれか1項に記載の照明装置を備える車両用方向指示灯であって、
    前記光は、燈色光であることを特徴とする車両用方向指示灯。
  15. 前記照明装置は、当該照明装置が搭載された車両の前後に設けられた左右一方の方向指示灯として機能するものであり、
    前記車両の前後に設けられた一組の前記方向指示灯の位置に配設された前記導光部はそれぞれ連結されていることを特徴とする請求項14に記載の車両用方向指示灯。
  16. 請求項1から10のいずれか1項に記載の照明装置を備えることを特徴とする車両用補助灯。
  17. 前記光は、青色光または青紫色光であることを特徴とする請求項16に記載の車両用補助灯。
  18. 請求項16または17に記載の車両用補助灯と、
    前記光を受けて発光する蛍光部、および該蛍光部から出射された出射光を投光する投光部を備える車両用前照灯とを有し、
    前記導光部は、前記投光部の近傍に配置されていることを特徴とする車両用前照灯装置。
  19. 請求項1から3のいずれか1項に記載の照明装置を備える車両用補助灯と、
    前記光を受けて発光する蛍光部、および該蛍光部から出射された出射光を投光する投光部を備える車両用前照灯とを有し、
    前記蛍光部は、前記導光部の前記他方の端面から出射された前記光を受けて、蛍光を含む前記出射光を出射することを特徴とする車両用前照灯装置。
  20. 前記導光部の一部が、搭載される車両の車内から視認可能な位置に配置されていることを特徴とする請求項19に記載の車両用前照灯装置。
  21. 前記出射光は、白色であることを特徴とする請求項19または20に記載の車両用前照灯装置。
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