JP2013232182A - コンテンツ配信システム、サーバ装置及び端末装置 - Google Patents
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- H04N21/4394—Processing of audio elementary streams involving operations for analysing the audio stream, e.g. detecting features or characteristics in audio streams
Abstract
【課題】コンテンツ配信システムにおいてコンテンツが配信されたときの配信経路に関する情報を一元的に記録する。
【解決手段】コンテンツを表すコンテンツ識別子と、情報の発信者を識別する発信者識別子との組は、0及び1のデジタルデータの組み合わせからなり、0及び1にそれぞれ割り当てられた音の波形に基づいて、音響IDとして音に変換される。クライアント端末20aは、テレビ10から放音された音を収音し、収音内容から音響IDを復調する。クライアント端末20aは、音響IDに含まれるコンテンツ識別子及び発信者識別子と、自装置に割り当てられたユーザ識別子とをまとめて管理サーバ装置30へ送信する。
【選択図】図1
【解決手段】コンテンツを表すコンテンツ識別子と、情報の発信者を識別する発信者識別子との組は、0及び1のデジタルデータの組み合わせからなり、0及び1にそれぞれ割り当てられた音の波形に基づいて、音響IDとして音に変換される。クライアント端末20aは、テレビ10から放音された音を収音し、収音内容から音響IDを復調する。クライアント端末20aは、音響IDに含まれるコンテンツ識別子及び発信者識別子と、自装置に割り当てられたユーザ識別子とをまとめて管理サーバ装置30へ送信する。
【選択図】図1
Description
本発明は、コンテンツの配信を管理する技術に関する。
コンテンツの配信を管理するシステムにおいて、コンテンツの伝播を目的として、ユーザが所持する端末間でコンテンツの転送を可能とし、他の端末へコンテンツを転送した端末のユーザには特典を付与する技術が知られている。例えば、特許文献1に記載されたシステムでは、各無線端末が、直接通信可能な他の無線端末と相互にノードのリンク状態を交換し、ルーティングテーブルを構築する。そして、各無線端末が、このルーティングテーブルを参照して他の無線端末へコンテンツを転送し、転送を行った無線端末のユーザは、コンテンツ購入に係るクーポン又はポイントを得る。また、このシステムでは、無線端末間でコンテンツを転送するときに、転送人数を含む転送経路に関する情報を同時に送信することで、コンテンツを受信した端末のユーザが、転送人数を参照してコンテンツを試聴するかどうかを判断している。
特許文献1に記載の技術では、転送経路に関する情報を実際に用いることができるのはユーザが所持する無線端末のみであり、これらの情報が一元的に管理されているわけではないため、例えばこの転送経路に関する情報をまとめてシステム提供者に提供することで、システム提供者がこの情報を分析し、マーケティングに役立てるというようなことができない。
本発明は、上述した背景に鑑みたものであり、コンテンツ配信システムにおいてコンテンツが配信されたときの配信経路に関する情報を一元的に記録することを目的とする。
本発明は、上述した背景に鑑みたものであり、コンテンツ配信システムにおいてコンテンツが配信されたときの配信経路に関する情報を一元的に記録することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明は、サーバ装置と、前記サーバ装置と通信を行う複数の端末装置とを備え、各々の前記端末装置は、コンテンツに割り当てられたコンテンツ識別子と、当該コンテンツ識別子の発信者に割り当てられた発信者識別子とを取得する識別子取得手段と、前記識別子取得手段によって取得された前記コンテンツ識別子及び前記発信者識別子と、自装置のユーザに割り当てられたユーザ識別子とを前記サーバ装置へ送信する送信手段と、前記識別子取得手段によって取得された前記コンテンツ識別子が割り当てられたコンテンツを取得するコンテンツ取得手段と、前記識別子取得手段によって取得された前記コンテンツのコンテンツ識別子と、当該コンテンツ識別子の発信者の前記発信者識別子である、自装置のユーザの前記ユーザ識別子とを含む音データに応じた音を出力する出力手段とを有し、前記サーバ装置は、前記端末装置から送信された前記コンテンツ識別子、前記発信者識別子、及び前記ユーザ識別子を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された前記コンテンツ識別子、前記発信者識別子、及び前記ユーザ識別子を対応付けて記憶する記憶手段とを有することを特徴とするコンテンツ配信システムを提供する。
また、別の好ましい態様において、一の前記端末装置の識別子取得手段が、他の前記端末装置の出力手段が出力した音に基づいて音データを取得し、当該一の端末装置の前記送信手段が、前記コンテンツ識別子、前記発信者識別子、及び自装置のユーザに割り当てられた前記ユーザ識別子を前記サーバ装置へ送信するという手順が行われる場合に、前記サーバ装置の記憶手段は、当該一の端末装置から送信された前記コンテンツ識別子、前記発信者識別子、及び前記ユーザ識別子を記憶するとともに、当該コンテンツ識別子が当該一の端末装置に記憶されるまでに介在した他の端末装置の数に応じた値を記憶することを特徴とする。
また、別の好ましい態様において、前記サーバ装置の記憶手段は、前記受信手段によって受信されたコンテンツ識別子に対応付けて前記ユーザ識別子を既に記憶している場合、当該受信手段で受信したコンテンツ識別子、発信者識別子、及びユーザ識別子を記憶しないことを特徴とする。
また、別の好ましい態様において、前記サーバ装置の記憶手段は、前記受信手段によって前記コンテンツ識別子、前記発信者識別子、及び前記ユーザ識別子が受信されるたびに、受信された当該発信者識別子に対応付けて、当該発信者識別子が割り当てられた発信者に与えられる特典を意味する特典情報を記憶することを特徴とする。
また、別の好ましい態様において、前記サーバ装置は、前記記憶手段に記憶されたコンテンツ識別子の発信者に割り当てられた前記発信者識別子と、当該コンテンツ識別子の受信者であるユーザに割り当てられた前記ユーザ識別子とに基づいて、前記発信者と前記受信者との間のコンテンツの配信経路を、時系列に沿って表現した情報として出力する情報出力手段を備えることを特徴とする。
また、本発明は、サーバ装置と通信を行う端末装置であって、コンテンツに割り当てられたコンテンツ識別子と、当該コンテンツ識別子の発信者に割り当てられた発信者識別子とを識別子取得手段と、前記識別子取得手段によって取得された前記コンテンツ識別子及び前記発信者識別子と、自装置のユーザに割り当てられたユーザ識別子とを前記サーバ装置へ送信する送信手段と、前記抽出手段によって抽出された前記コンテンツ識別子が割り当てられたコンテンツを取得するコンテンツ取得手段と、前記識別子取得手段によって取得された当該コンテンツのコンテンツ識別子と、当該コンテンツ識別子の発信者の前記発信者識別子である、自装置のユーザの前記ユーザ識別子とを含む音データに応じた音を出力する出力手段とを有することを特徴とする端末装置を提供する。
好ましい態様において、この端末装置は、前記識別子取得手段は、前記コンテンツ識別子及び前記発信者識別子を音データとして取得し、前記識別子取得手段によって取得された音データから前記コンテンツ識別子及び前記発信者識別子を抽出する抽出手段を備えることを特徴とする。
さらに好ましい態様において、この端末装置は、0というビット値を示す音の波形を表す第1の音素データ、及び1というビット値を示す音の波形を表す第2の音素データを受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された前記第1の音素データ及び前記第2の音素データを記憶する記憶手段とを備え、前記抽出手段は、前記記憶手段によって記憶されている前記第1の音素データ及び前記第2の音素データに基づいて、前記識別子取得手段によって取得された音データを前記コンテンツ識別子及び前記発信者識別子を示すビット列に変換することにより、当該音データから前記コンテンツ識別子及び前記発信者識別子を抽出し、前記出力手段は、前記記憶手段によって記憶されている前記第1の音素データ及び前記第2の音素データに基づいて、前記コンテンツ識別子及び前記ユーザ識別子を含む音データを生成し、生成した当該音データに応じた音を出力することを特徴とする。
好ましい態様において、この端末装置は、前記識別子取得手段は、前記コンテンツ識別子及び前記発信者識別子を音データとして取得し、前記識別子取得手段によって取得された音データから前記コンテンツ識別子及び前記発信者識別子を抽出する抽出手段を備えることを特徴とする。
さらに好ましい態様において、この端末装置は、0というビット値を示す音の波形を表す第1の音素データ、及び1というビット値を示す音の波形を表す第2の音素データを受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された前記第1の音素データ及び前記第2の音素データを記憶する記憶手段とを備え、前記抽出手段は、前記記憶手段によって記憶されている前記第1の音素データ及び前記第2の音素データに基づいて、前記識別子取得手段によって取得された音データを前記コンテンツ識別子及び前記発信者識別子を示すビット列に変換することにより、当該音データから前記コンテンツ識別子及び前記発信者識別子を抽出し、前記出力手段は、前記記憶手段によって記憶されている前記第1の音素データ及び前記第2の音素データに基づいて、前記コンテンツ識別子及び前記ユーザ識別子を含む音データを生成し、生成した当該音データに応じた音を出力することを特徴とする。
また、本発明は、上記の端末装置と通信を行うサーバ装置であって、前記端末装置から送信された、コンテンツに割り当てられたコンテンツ識別子、当該コンテンツ識別子の発信者に割り当てられた発信者識別子、及び当該端末装置のユーザに割り当てられたユーザ識別子を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された前記コンテンツ識別子、前記発信者識別子、及び前記ユーザ識別子を対応付けて記憶する記憶手段とを有するサーバ装置を提供する。
本発明によれば、コンテンツ配信システムにおいてコンテンツが配信されたときの配信経路に関する情報を一元的に記録することができる。
<実施形態>
以下に、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
<構成>
図1は、本発明の一実施形態であるコンテンツ配信システム100の構成を示すブロック図である。コンテンツ配信システム100は、テレビ10と、クライアント端末20a及び20bと、管理サーバ装置30と、広告配信サーバ装置40と、ウェブサーバ装置50と、移動通信網NWと、インターネットNETとを備える。クライアント端末20a及び20bを区別する必要がない場合には、符号の末尾に付されたアルファベットを省略して、クライアント端末20という。また、テレビ10、クライアント端末20及びウェブサーバ装置50の数は、図1に示したものに限らない。移動通信網NWは、例えば携帯電話網や無線LAN(Local Area Network)などの構内通信網を含む移動通信網である。インターネットNETは、複数のネットワークを相互に接続する固定通信網である。移動通信網NW及びインターネットNETは、クライアント端末20と、管理サーバ装置30と、広告配信サーバ装置40と、ウェブサーバ装置50との間の通信を接続する。クライアント端末20は、本発明に係る端末装置の一例である。また、管理サーバ装置30は、本発明に係るサーバ装置の一例である。
以下に、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
<構成>
図1は、本発明の一実施形態であるコンテンツ配信システム100の構成を示すブロック図である。コンテンツ配信システム100は、テレビ10と、クライアント端末20a及び20bと、管理サーバ装置30と、広告配信サーバ装置40と、ウェブサーバ装置50と、移動通信網NWと、インターネットNETとを備える。クライアント端末20a及び20bを区別する必要がない場合には、符号の末尾に付されたアルファベットを省略して、クライアント端末20という。また、テレビ10、クライアント端末20及びウェブサーバ装置50の数は、図1に示したものに限らない。移動通信網NWは、例えば携帯電話網や無線LAN(Local Area Network)などの構内通信網を含む移動通信網である。インターネットNETは、複数のネットワークを相互に接続する固定通信網である。移動通信網NW及びインターネットNETは、クライアント端末20と、管理サーバ装置30と、広告配信サーバ装置40と、ウェブサーバ装置50との間の通信を接続する。クライアント端末20は、本発明に係る端末装置の一例である。また、管理サーバ装置30は、本発明に係るサーバ装置の一例である。
コンテンツ配信システム100においては、広告情報の伝播が行われる。広告情報とは、番組や商品、あるいはサービスの広告に関する情報であり、広告情報の伝播には、広告情報自身に含まれる音響IDが用いられる。音響IDとは、広告情報の実体的な内容である広告コンテンツと、広告情報を発信した発信者とに応じて一意に生成された「0」及び「1」のデジタルデータの組み合わせである。広告コンテンツは、本発明に係るコンテンツの一例である。このデジタルデータの組み合わせ、すなわち音響IDは、広告コンテンツを一意に識別するコンテンツ識別子と、広告情報の発信者を一意に識別する発信者識別子との組み合わせからなる。また、「0」及び「1」のデジタルデータの各々には、人間には聞き取り難い周波数帯域である18kHz〜20kHzの音の波形が、それぞれ異なるように割り当てられている。このような「0」及び「1」のデジタルデータの組み合わせからなる音響IDについて、「0」及び「1」にそれぞれに割り当てられた音の波形を組み合わせることで、音データが生成される。そして、生成された音データに基づく音の放音によって、音響IDが音として再生される。広告情報は、音響IDと、広告コンテンツと、広告情報に関する広告メタデータ(後述)とを含む。
また、このような音響IDを用いるクライアント端末20には、予めクライアント端末20の所持者であるユーザの操作に基づいて、例えば広告配信サーバ装置40内に構築されたサイトから、音響IDを取得するためのアプリケーションプログラムである専用ブラウザがダウンロードされて、インストールされている。この専用ブラウザは、マイクロフォンなどの収音機能により収音された音のうち、上述の18kHz〜20kHzの音を抽出して取得する機能を実現する。この専用ブラウザは、音響IDが割り当てられた広告情報をユーザが閲覧する際に用いられる。
クライアント端末20aが、音響IDを意味する「0」及び「1」のデジタルデータにそれぞれ割り当てられた音の波形を組み合わせて音データを生成し、生成した音データに基づいて放音すると、別のクライアント端末20bが、マイクロフォンなどの収音機能を用いてこの音を収音する。そしてクライアント端末20bは、専用ブラウザを実行して、収音された音の信号のうち、上述の18kHz〜20kHzの音の信号を抽出する。そして、クライアント端末20bは、抽出した信号の波形データから、上述した「0」及び「1」のデジタルデータに割り当てられた波形と一致するものを抽出して、音響IDを復調する。このように、音響IDは、音を用いてクライアント端末20間を伝えられる。以降において、テレビ10やクライアント端末20において音響IDの授受が音を介して行なわれることから、テレビ10又はクライアント端末20が音響IDに基づいて音データを生成し、生成した音データに基づく音を放音することを、音響IDの転送という。また、クライアント端末20が収音した音の波形から音響IDを示す波形を抽出し、音響IDを復調することを、音響IDの受信という。また、音響IDの転送及び受信の双方をまとめて、音響IDの配信という。
テレビ10は、放送局から提供される番組及び広告を受像して表示する機器であり、コンテンツの配信経路において発信の起点に位置する。つまり、テレビ10は、放送予定の番組や広告の音声に重ねて、これらの番組や広告に関連した広告情報に割り当てられた音響IDに基づく音を放音するが、音響IDの受信は行わない。ここで、コンテンツの配信経路とは、テレビ10からクライアント端末20aに音響IDの転送が行われ、音響IDを受信したクライアント端末20aからクライアント端末20bに音響IDの転送がさらに行われる、というように、音響IDの転送及び受信が繰り返されていくときに音響IDによって広告コンテンツが伝わっていく経路のことである。クライアント端末20は、例えば携帯電話機、無線LANに接続可能な無線端末、又は通信機能を備えたノートパソコン等であって、収音及び放音の機能と、移動通信網NW及びインターネットNETを介して管理サーバ装置30、広告配信サーバ装置40及びウェブサーバ装置50と通信する通信機能とを備えた携帯可能な端末装置である。図1では携帯電話機の例を挙げている。クライアント端末20は、テレビ10から放音された音に含まれる音響IDを受信するとともに、他のクライアント端末20との間で、音響IDの転送と音響IDの受信とを行う。
管理サーバ装置30は、テレビ10とクライアント端末20との間及びクライアント端末20同士の間における音響IDの転送及び受信の履歴(広告配信履歴という)を管理するとともに、音響IDが割り当てられた広告情報に関する広告メタデータを記憶する。この広告メタデータには、広告のタイトル、広告の属性及び広告コンテンツへのリンク先を示すURL(Uniform Resource Locater)が含まれる。また、管理サーバ装置30は、クライアント端末20の所持者であるユーザに対して特典情報として付与されるポイントを管理する。このポイントは、例えば、クライアント端末20間で音響IDの転送が行われた場合に、転送を行った発信者であるユーザのクライアント端末20に与えられる広告配信ポイントである。また、このポイントは、例えば、音響IDの転送を受けた受信者であるクライアント端末20のユーザが、受信した音響IDに割り当てられた広告情報に基づいて商品又はサービスの購入を行った場合に、その音響IDの転送を行った発信者であるユーザのクライアント端末20に与えられるアフィリエイトポイントである。広告配信ポイント及びアフィリエイトポイントは、本発明に係る特典情報の一例である。
広告配信サーバ装置40は、音響IDが割り当てられた広告情報の実体的な内容である広告コンテンツを記憶している。具体的には、広告コンテンツは、クライアント端末20が上述した広告メタデータに含まれるURLにアクセスした際に取得される内容である。管理サーバ装置30及び広告配信サーバ装置40は、コンテンツ配信システム100の提供者により管理され運営される。
ウェブサーバ装置50には、EC(Electronic commerce)サイトが構築されている。
ユーザは、受信した音響IDが割り当てられた広告情報のコンテンツを閲覧した場合に、その広告情報によって宣伝されている物品やサービス或いは情報(以下、単に商品という)を気に入って購入するときがある。このとき、ウェブサーバ装置50は、このユーザの購入に係る処理を行うとともに、管理サーバ装置30に対して、購入者であるユーザを識別する識別子と、購入した商品の宣伝に用いられた広告情報に割り当てられた音響IDと、購入者にこの音響IDを転送したユーザを識別する識別子とを通知する。管理サーバ装置30は、これを受けて、購入者に音響IDの転送を行ったユーザのクライアント端末20に対してアフィリエイトポイントを付与する。ウェブサーバ装置50は、広告情報の広告主である事業者により管理され運営される。
ユーザは、受信した音響IDが割り当てられた広告情報のコンテンツを閲覧した場合に、その広告情報によって宣伝されている物品やサービス或いは情報(以下、単に商品という)を気に入って購入するときがある。このとき、ウェブサーバ装置50は、このユーザの購入に係る処理を行うとともに、管理サーバ装置30に対して、購入者であるユーザを識別する識別子と、購入した商品の宣伝に用いられた広告情報に割り当てられた音響IDと、購入者にこの音響IDを転送したユーザを識別する識別子とを通知する。管理サーバ装置30は、これを受けて、購入者に音響IDの転送を行ったユーザのクライアント端末20に対してアフィリエイトポイントを付与する。ウェブサーバ装置50は、広告情報の広告主である事業者により管理され運営される。
ここで、各装置が連携して行う処理の概要を説明する。クライアント端末20aは、テレビ10が放音する音を収音して、収音した音に含まれる音響IDを受信する。そして、クライアント端末20aは、受信した音響IDに含まれるコンテンツ識別子が割り当てられた広告メタデータを管理サーバ装置30から取得する。そして、クライアント端末20aは、広告配信サーバ装置40から、広告メタデータに含まれるURLが示すリンク先に格納された広告コンテンツを取得する。クライアント端末20aは、専用ブラウザを実行して広告コンテンツを表示する。この場合、クライアント端末20aに音響IDを転送したのがテレビ10であって、コンテンツ配信システム100の利用者であるユーザのクライアント端末20ではないため、音響IDの転送に伴う広告配信ポイントやアフィリエイトポイントは、テレビ10に対して発生しない。
次に、ユーザの操作に基づいて、クライアント端末20aが、受信した音響IDをクライアント端末20bに転送した場合について説明する。クライアント端末20bは、受信した音響IDが割り当てられた広告情報に関する広告メタデータを管理サーバ装置30から取得する。そして、クライアント端末20bは、広告配信サーバ装置40から、広告メタデータに含まれるURLが示すリンク先に格納された広告コンテンツを取得する。クライアント端末20bは、広告コンテンツの内容を専用ブラウザに表示させる。管理サーバ装置30は、クライアント端末20aからクライアント端末20bに対して音響IDの転送が行われると、転送を行ったクライアント端末20aに広告配信ポイントを付与する。その後、クライアント端末20bのユーザが、表示された広告コンテンツからリンクを指定して商品のECサイトへアクセスし、商品を購入した場合は、以下の処理を実行する。即ち、このECサイトが構築されたウェブサーバ装置50は、クライアント端末20bのユーザが、クライアント端末20aからの音響IDの転送に基づいて、どの音響IDが割り当てられた広告情報に基づく商品を購入したかを、管理サーバ装置30に対して通知する。管理サーバ装置30は、これに応じて、クライアント端末20aにアフィリエイトポイントを付与する。
図2は、テレビ10のハードウェア構成を示すブロック図である。テレビ10は、制御部11、記憶部12、通信部13、操作部14、表示部15及び放音部16を有する。各部はバスによって電気的に接続されている。制御部11は、CPU(Central Processing
Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を有する。
CPUは、ROM又は記憶部12に記憶されている制御プログラムを実行することにより、制御部11と接続されている各部を制御する。記憶部12は、例えばハードディスクのような記憶装置であって、各種プログラムを記憶する。通信部13は、アンテナ及びチューナーを備え、制御部11の制御の下で、各放送局から送信される電波を受信すると、この電波をデジタル信号に変換して制御部11に供給する。操作部14は、例えば複数のキーを有しており、ユーザによってこれらのキーが操作されるとその操作内容に応じた信号を制御部11へ供給する。制御部11は、この信号に基づいて操作内容を判断して処理を行う。表示部15は、例えば液晶ディスプレイのような表示体やVRAM(Video Random Access Memory)などのメモリを備えており、制御部11の制御の下で、受信した電波に応じた映像を含む各種の画像を液晶ディスプレイに表示する。放音部16は、例えばスピーカのような放音装置を備え、制御部11の制御の下で、受信した電波に応じた音をスピーカから放音する。
Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を有する。
CPUは、ROM又は記憶部12に記憶されている制御プログラムを実行することにより、制御部11と接続されている各部を制御する。記憶部12は、例えばハードディスクのような記憶装置であって、各種プログラムを記憶する。通信部13は、アンテナ及びチューナーを備え、制御部11の制御の下で、各放送局から送信される電波を受信すると、この電波をデジタル信号に変換して制御部11に供給する。操作部14は、例えば複数のキーを有しており、ユーザによってこれらのキーが操作されるとその操作内容に応じた信号を制御部11へ供給する。制御部11は、この信号に基づいて操作内容を判断して処理を行う。表示部15は、例えば液晶ディスプレイのような表示体やVRAM(Video Random Access Memory)などのメモリを備えており、制御部11の制御の下で、受信した電波に応じた映像を含む各種の画像を液晶ディスプレイに表示する。放音部16は、例えばスピーカのような放音装置を備え、制御部11の制御の下で、受信した電波に応じた音をスピーカから放音する。
図3は、クライアント端末20のハードウェア構成を示すブロック図である。クライアント端末20は、制御部21、記憶部22、無線通信部23、UI(User Interface)部24、収音部25、放音部26及び図示せぬ計時部を有するコンピュータとして構成されている。各部はバスによって電気的に接続されている。制御部21は、CPU、ROM、RAMを有する。CPUは、ROM又は記憶部22に記憶されている制御プログラムを実行することにより制御部21と接続されている各部を制御する。記憶部22は、例えばEEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)やフラッシュメモリなどの不揮発性の記憶手段であり、各種プログラムや、後述するユーザ識別子、音素データ221及び音響ID222を記憶する。
無線通信部23は、制御部11の制御の下で、移動通信網NWに接続するとともに、インターネットNETを介して、管理サーバ装置30、広告配信サーバ装置40及びウェブサーバ装置50と通信を行う。UI部24は、タッチスクリーンと複数のキーを有しており、ユーザによってタッチスクリーン及びキーが操作されると、その操作内容に応じた信号を制御部21へ供給する。制御部21は、この信号に基づいて操作内容を判断して、操作内容に応じた画像をタッチスクリーンに表示させる。収音部25は、例えばマイクロフォンなどの収音装置を備え、収音した音をデジタル信号に変換して制御部21へ供給する。放音部26は、例えばスピーカなどの放音装置を備え、制御部21から供給されるデジタル信号を音に変換してスピーカから放音する。計時部は、時刻を計測する。
次に、記憶部22に記憶されるユーザ識別子、音素データ221及び音響ID222の内容について説明する。ユーザ識別子は、ユーザの所持するクライアント端末20に対して一意に割り当てられた識別子である。この実施形態では、或る一台のクライアント端末20を所持するユーザは一人であって、クライアント端末20とユーザとは一対一で対応付いていることを前提としており、この場合、ユーザ識別子は、クライアント端末20の所持者であるユーザを識別する識別子であるともいえる。ユーザ識別子は、「0」及び「1」を含む予め決められた長さを持つビット列で表されるが、以降においては、説明の便宜上、「User0001」という文字列で表現する。
なお、ユーザ識別子は、ユーザを識別し得るようにそのユーザに固有の情報であればよい。つまり、ユーザ識別子は、それぞれのユーザに対応付けられたものであればよい。従って、クライアント端末20とユーザとが対応付けられていることが前提であれば、上記のとおり、ユーザ識別子はクライアント端末20に対して一意に割り当てられた識別子であってもよいし、また、例えばクライアント端末20の記憶部22に記憶されたソフトウェアに割り当てられた識別子や、記憶部22のメモリチップに割り当てられた識別子などをユーザ識別子として用いてもよい。
なお、ユーザ識別子は、ユーザを識別し得るようにそのユーザに固有の情報であればよい。つまり、ユーザ識別子は、それぞれのユーザに対応付けられたものであればよい。従って、クライアント端末20とユーザとが対応付けられていることが前提であれば、上記のとおり、ユーザ識別子はクライアント端末20に対して一意に割り当てられた識別子であってもよいし、また、例えばクライアント端末20の記憶部22に記憶されたソフトウェアに割り当てられた識別子や、記憶部22のメモリチップに割り当てられた識別子などをユーザ識別子として用いてもよい。
図4は、音素データ221を表す図である。上述したように、音響IDは「0」及び「1」を情報の最小単位(ビット)とするデジタルデータの組み合わせからなり、これらの「0」及び「1」のそれぞれには、異なる音の波形が割り当てられている。このときの「0」及び「1」を、音の波形が割り当てられる最小単位とすることから、以後「音素」と称することとする。音素データ221では、「0」及び「1」のそれぞれの音素番号に対して、各々に割り当てられた音の波形を有する音データが対応付けられている。つまり、音響IDに含まれる「0」及び「1」のビット列に応じて、これらの音データが組み合わせられることで、音響IDに対する音データが生成されることになる。ユーザは、コンテンツ配信システム100を利用するにあたり、上述したように予め専用ブラウザをクライアント端末20にダウンロードさせるが、このとき、音素データ221もダウンロードさせて、記憶部22に記憶させる。
図5は、クライアント端末20が記憶する音響ID222の一例を表す図である。音響ID222には、広告情報を識別するコンテンツ識別子と、音響IDによる広告情報の発信を行った発信者を識別する発信者識別子に加えて、広告情報のタイトルと、広告情報の属性と、広告コンテンツへのリンク先を示すURLとが対応付けて記憶されている。これらのうち、コンテンツ識別子と発信者識別子との組は、音響IDとして転送される。また、タイトル、属性及びURLは、コンテンツ識別子が示す広告情報の広告メタデータを表す。コンテンツ識別子は、クライアント端末20が受信した音響IDに含まれる情報であり、コンテンツを識別するためのコンテンツ識別子である。発信者識別子は、クライアント端末20が受信した音響IDに含まれるデータであって、音響IDの転送を行った放送局の放送局識別子または音響IDの転送を行ったクライアント端末20のユーザ識別子である。ここで、放送局識別子とは、配信経路において発信の起点に位置するテレビ10において、各放送局を識別する識別子である。テレビ10は、番組の音声に重畳して音響IDに基づく音を放音するが、この音響IDにおける発信者識別子には、放送局識別子が記憶される。放送局識別子は、ユーザ識別子と同様に、「0」及び「1」を含む予め決められた長さを持つビット列で表されるが、以降においては、説明の便宜上、「TVch0001」という文字列で表現する。
タイトル、属性及びURLには、上述した広告メタデータの内容が記憶される。タイトルは、広告情報の内容を表す文字列である。属性は、広告情報の属性を表す文字列である。また、URLのリンク先のサイトは、広告配信サーバ装置40に構築されている。音響ID222において、広告メタデータに相当するデータは、音響IDが受信された直後は、まだ記憶されていない。その後、クライアント端末20の制御部21は、通信部23を用いて、受信した音響IDのコンテンツ識別子に応じた広告メタデータを管理サーバ装置30から取得すると、音響ID222における広告メタデータに、取得内容に応じたデータを記憶させる。
図6は、管理サーバ装置30のハードウェア構成を表すブロック図である。管理サーバ装置30は、制御部31、記憶部32、通信部33及び図示せぬ計時部を有するコンピュータとして構成されている。各部はバスによって電気的に接続されている。制御部31は、CPU、ROM及びRAMを有する。CPUは、ROM又は記憶部32に記憶されている制御プログラムを実行することにより制御部31と接続されている各部を制御する。記憶部32は、例えばハードディスクのような記憶装置であって、各種プログラムや、後述する広告配信履歴321、広告メタデータ322及びポイントデータ323を記憶する。通信部33は、制御部31の制御の下で、インターネットNETを介して、ウェブサーバ装置50及び移動通信網NWに接続されたクライアント端末20と通信を行う。計時部は、時刻を計測する。
図7は、広告配信履歴321の一例を表す図である。広告配信履歴321は、コンテンツ識別子と、発信者識別子と、受信者識別子と、日時と、転送ステップ数と、アフィリエイト購入フラグとの組であり、これらは互いに対応付けられて記憶部32に記憶される。コンテンツ識別子及び発信者識別子の内容は、上述したとおりである。また、受信者識別子は、音響IDを受信した受信者であるクライアント端末20のユーザ識別子である。日時は、クライアント端末20により音響IDの受信が行われた日時である。転送ステップ数は、複数のクライアント端末20の間で音響IDが転送されたステップ数である。但し、2台以上のクライアント端末20に対して、音響IDが同時に転送された場合は、転送ステップ数においては、これが1回分の転送とみなされる。つまり、転送ステップ数は、音響IDの転送が行われた機会の回数であり、一度の機会に複数のクライアント端末20に対して音響IDの転送が行われても、これらは制御部31により同じ1回とカウントされる。ここで、広告配信履歴321において機会が同じ転送履歴であるとは、広告配信履歴321における各々の日時が、予め決められた範囲内にあることをいう。予め決められた範囲とは、例えば「1分」であり、同じ機会の転送履歴であると見なすことが妥当な数値が、設定値として記憶部32に記憶されている。
換言すれば、転送ステップ数は、或るコンテンツ識別子が、或るクライアント端末20に記憶されるまでに、音響IDが転送された経路上に介在した他のクライアント端末20の数に応じた値である、ともいえる。例えば、受信者識別子「User0005」のクライアント端末20は、コンテンツ識別子「1010011010011101」を受信して記憶手段20に記憶させるまでに、「User0004」、「User0003」及び「User0001」の3台のクライアント端末20を介在しているから、転送ステップ数が「3」となっている。管理サーバ装置30の制御部31は、一の受信者であるクライアント端末20がコンテンツ識別子を受信したときの転送ステップ数を求める際に、以下のような処理を行う。制御部31は、対象となる受信者識別子と対応が付く発信者識別子を広告配信履歴321から特定し、特定した発信者識別子がこのコンテンツ識別子の受信者となるときの発信者識別子を特定する、という処理を、発信者が放送局となるまで繰り返し、介在した他のクライアント端末20の数を転送ステップ数として特定する。
アフィリエイト購入フラグは、受信者識別子で示されるクライアント端末20のユーザが、受信した音響IDに基づく広告コンテンツからECサイトへアクセスして商品の購入を行ったか否かを示している。アフィリエイト購入フラグが「0」の場合は購入が行われていないことを表し、「1」の場合は購入が行われたことを表す。受信者識別子で表されるクライアント端末20のユーザの操作に基づいて、クライアント端末20が、コンテンツ識別子に応じた広告メタデータからURLを指定して広告コンテンツにアクセスし、そこからさらに商品のECサイトにアクセスして、商品を購入する処理を行ったとする。このとき、クライアント端末20は、ECサイトを管理しているウェブサーバ装置50に対して、コンテンツ識別子と、音響IDの受信者である自身のユーザ識別子と、このコンテンツ識別子を含む音響IDを転送した発信者識別子とをまとめて送信する。ウェブサーバ装置50は、購入処理が完了すると、受信したコンテンツ識別子と、ユーザ識別子と、発信者識別子との組を、商品が購入された旨の通知に含めて、管理サーバ装置30へ送信する。通信部33を用いて、コンテンツ識別子と、ユーザ識別子と、発信者識別子との組及び商品が購入された旨の通知を受信した管理サーバ装置30の制御部31は、広告配信履歴321のうち、受信内容に応じたアフィリエイト購入フラグを「1」に変更する。
図8は、広告メタデータ322の一例を表す図である。広告メタデータ322は、コンテンツ識別子と、タイトルと、属性と、URLとの組により構成され、各内容については上述したとおりである。管理サーバ装置30の制御部31は、通信部32を用いて、広告情報の広告主である事業者により管理されるウェブサーバ装置50から、広告情報の広告メタデータ322を取得して、予め記憶部32に記憶させている。
図9は、ポイントデータ323の一例を表す図である。ポイントデータ323は、ユーザ識別子と、広告配信ポイントと、アフィリエイトポイントとの組により構成される。ポイントデータ323においては、広告配信履歴321において発信者識別子に記憶された全てのユーザ識別子を対象として、広告配信ポイント及びアフィリエイトポイントが対応付けられて記憶されている。ここで、一度に付与される広告配信ポイント及びアフィリエイトポイントは、ともに100ポイントであるとする。また、広告配信ポイントの総数は、転送ステップ数ではなく、音響IDの転送先となるクライアント端末20の台数によって決定される。図7に示すように、発信者識別子「User0001」のクライアント端末20は、「User0002」及び「User0003」の2台のクライアント端末20に音響IDを転送しているため、「User0001」に付与される広告配信ポイントは、200ポイントとなる(図9参照)。また、発信者識別子「User0002」、「User0003」及び「User0004」のクライアント端末20は、図7に示すように、1回ずつ他のクライアント端末20へ音響IDを転送しているため、これらのユーザ識別子に付与される広告配信ポイントは、100ポイントずつとなる(図9参照)。
また、図7に示すように、受信者識別子「User0002」及び「User0003」のクライアント端末20が、発信者識別子「User0001」から転送されたコンテンツ識別子「1010011010011101」に基づく広告コンテンツからリンクを辿って、ECサイトから商品の購入を行っているため、アフィリエイト購入フラグが「1」となっている。従って、ユーザ識別子「User0001」には200ポイントのアフィリエイトポイントが付与される(図9参照)。同様に、図7に示すように、受信者識別子「User0005」のクライアント端末20が、発信者識別子「User0004」から転送されたコンテンツ識別子「1010011010011101」に基づく広告コンテンツからリンクを辿って、ECサイトから商品の購入を行っているため、アフィリエイト購入フラグが「1」となっている。従って、ユーザ識別子「User0004」には100ポイントのアフィリエイトポイントが付与される(図9参照)。
図10は、広告配信サーバ装置40のハードウェア構成を表すブロック図である。広告配信サーバ装置40は、制御部41、記憶部42及び通信部43を有するコンピュータとして構成されている。各部はバスによって電気的に接続されている。制御部41は、CPU、ROM及びRAMを有する。CPUは、ROM又は記憶部42に記憶されている制御プログラムを実行することにより制御部41と接続されている各部を制御する。記憶部42は、例えばハードディスクのような記憶装置であって、各種プログラムや、広告情報の実体的内容である広告コンテンツを記憶する。広告コンテンツの各々は、広告メタデータに含まれるURLと対応付けられて記憶されている。通信部43は、制御部41の制御の下で、インターネットNETを介して、移動通信網NWに接続されたクライアント端末20と通信を行う。制御部41は、通信部43を用いて、広告情報の広告主である事業者が管理するウェブサーバ装置50から、予め広告コンテンツを取得し、記憶部42に記憶させている。
図11は、ウェブサーバ装置50のハードウェア構成を表すブロック図である。ウェブサーバ装置50は、制御部51、記憶部52及び通信部53を有するコンピュータとして構成されている。各部はバスによって電気的に接続されている。制御部51は、CPU、ROM及びRAMを有する。CPUは、ROM又は記憶部52に記憶されている制御プログラムを実行することにより制御部51と接続されている各部を制御する。記憶部52は、例えばハードディスクのような記憶装置であって、各種プログラムを記憶する。通信部53は、制御部51の制御の下で、インターネットNETを介して、移動通信網NWに接続されたクライアント端末20と通信を行う。記憶部52には、広告配信サーバ装置40に記憶されている広告コンテンツが取り扱う商品の購入を受け付けるECサイトが構築され、記憶されている。
図12は、コンテンツ配信システム100における、クライアント端末20及び管理サーバ装置30の機能的構成を表すブロック図である。
クライアント端末20の制御部21によって実現される音データ取得部211(識別子取得部)は、コンテンツに割り当てられたコンテンツ識別子と、当該コンテンツ識別子の発信者に割り当てられた発信者識別子との組を含む音データを取得する。クライアント端末20の制御部21によって実現される抽出部212は、上記音データからコンテンツ識別子及び発信者識別子を抽出する。クライアント端末20の制御部21及び無線通信部23が協働することで実現する送信部213は、上記コンテンツ識別子及び発信者識別子と、自装置のユーザに割り当てられたユーザ識別子との組を管理サーバ装置30へ送信する。クライアント端末20の制御部21によって実現されるコンテンツ取得部214は、上記コンテンツ識別子が割り当てられたコンテンツを取得する。クライアント端末20の制御部21によって実現される出力部215は、上記コンテンツ識別子と、当該コンテンツ識別子の発信者の発信者識別子としての、自装置のユーザのユーザ識別子との組を含む音データに応じた音を出力する。管理サーバ装置30の制御部31及び通信部33が協働することで実現する受信部311は、クライアント端末20から送信されたコンテンツ識別子、発信者識別子、及びユーザ識別子を受信する。管理サーバ装置30の記憶部32は、受信部311によって受信されたコンテンツ識別子、発信者識別子、及びユーザ識別子を記憶する。
クライアント端末20の制御部21によって実現される音データ取得部211(識別子取得部)は、コンテンツに割り当てられたコンテンツ識別子と、当該コンテンツ識別子の発信者に割り当てられた発信者識別子との組を含む音データを取得する。クライアント端末20の制御部21によって実現される抽出部212は、上記音データからコンテンツ識別子及び発信者識別子を抽出する。クライアント端末20の制御部21及び無線通信部23が協働することで実現する送信部213は、上記コンテンツ識別子及び発信者識別子と、自装置のユーザに割り当てられたユーザ識別子との組を管理サーバ装置30へ送信する。クライアント端末20の制御部21によって実現されるコンテンツ取得部214は、上記コンテンツ識別子が割り当てられたコンテンツを取得する。クライアント端末20の制御部21によって実現される出力部215は、上記コンテンツ識別子と、当該コンテンツ識別子の発信者の発信者識別子としての、自装置のユーザのユーザ識別子との組を含む音データに応じた音を出力する。管理サーバ装置30の制御部31及び通信部33が協働することで実現する受信部311は、クライアント端末20から送信されたコンテンツ識別子、発信者識別子、及びユーザ識別子を受信する。管理サーバ装置30の記憶部32は、受信部311によって受信されたコンテンツ識別子、発信者識別子、及びユーザ識別子を記憶する。
<動作>
次に、図面を参照してコンテンツ配信システム100における各装置の動作について説明する。
図13は、テレビ10とクライアント端末20との間で音響IDの転送及び受信を含む各処理が行われる際のシーケンスチャートである。まず、テレビ10の制御部11は、音を放音部16から放音させる(ステップSa1)。このとき放音される音には、番組やCM(Commercial)の音声に、音響IDに基づく音が重畳されている。放音された音は、空間を伝搬する(ステップSa2)。このとき、ユーザは、クライアント端末20aにおいて専用ブラウザを予め起動している。クライアント端末20aの制御部21は、専用ブラウザを実行して、収音部25によって収音された音の信号のうち、テレビ10が放音した音に含まれる音響IDを表す波形を有する信号を抽出し、抽出した信号の波形データを記憶部22に記憶させる(ステップSa3)。制御部21は、ステップSa3で記憶された波形データから、音素データ221に割り当てられた波形と一致するものを抽出して、音響IDを復調する(ステップSa4)。制御部21は、復調した音響IDを音響ID222として記憶部22に記憶させる(ステップSa5)。具体的には、ステップSa5で、制御部21は、復調した音響IDを示す波形データを、音素データ221に基づいて、「0」及び「1」を含むビット列に変換する。そして制御部21は、変換したビット列のうち、先頭から予め決められた桁のビット列を音響ID222におけるコンテンツ識別子に記憶させるとともに、その後続のビット列を音響ID222における発信者識別子に記憶させる。なお、このときの音響ID222には、後述するように管理サーバ装置30から送信される広告メタデータの情報は、まだ含まれていない。
次に、図面を参照してコンテンツ配信システム100における各装置の動作について説明する。
図13は、テレビ10とクライアント端末20との間で音響IDの転送及び受信を含む各処理が行われる際のシーケンスチャートである。まず、テレビ10の制御部11は、音を放音部16から放音させる(ステップSa1)。このとき放音される音には、番組やCM(Commercial)の音声に、音響IDに基づく音が重畳されている。放音された音は、空間を伝搬する(ステップSa2)。このとき、ユーザは、クライアント端末20aにおいて専用ブラウザを予め起動している。クライアント端末20aの制御部21は、専用ブラウザを実行して、収音部25によって収音された音の信号のうち、テレビ10が放音した音に含まれる音響IDを表す波形を有する信号を抽出し、抽出した信号の波形データを記憶部22に記憶させる(ステップSa3)。制御部21は、ステップSa3で記憶された波形データから、音素データ221に割り当てられた波形と一致するものを抽出して、音響IDを復調する(ステップSa4)。制御部21は、復調した音響IDを音響ID222として記憶部22に記憶させる(ステップSa5)。具体的には、ステップSa5で、制御部21は、復調した音響IDを示す波形データを、音素データ221に基づいて、「0」及び「1」を含むビット列に変換する。そして制御部21は、変換したビット列のうち、先頭から予め決められた桁のビット列を音響ID222におけるコンテンツ識別子に記憶させるとともに、その後続のビット列を音響ID222における発信者識別子に記憶させる。なお、このときの音響ID222には、後述するように管理サーバ装置30から送信される広告メタデータの情報は、まだ含まれていない。
次に、クライアント端末20aの制御部21は、通信部23を用いて、音響ID222に含まれるコンテンツ識別子及び発信者識別子の組と、前述の音響IDを含む音を収音した受信者である自装置に割り当てられたユーザ識別子とを対応付けて管理サーバ装置30へ送信する(ステップSa6)。管理サーバ装置30の制御部31は、通信部33を用いて、これらのコンテンツ識別子、発信者識別子及びユーザ識別子の組を受信すると、受信内容に応じて広告配信履歴321を記憶部32に記憶させる(ステップSa7)。以降において、受信内容に応じて広告配信履歴321を記憶部32に記憶させるとは、制御部31が、受信したコンテンツ識別子及び発信者識別子を、広告配信履歴321におけるコンテンツ識別子及び発信者識別子として記憶させるとともに、受信したユーザ識別子を、広告配信履歴321における受信者識別子として記憶部32に記憶させることをいう。
ステップSa7の次に、制御部31は、広告配信履歴321における転送ステップ数を更新する(ステップSa8)。具体的には、ステップSa8で、制御部31は、広告配信履歴321において、ステップSa7で受信したコンテンツ識別子をコンテンツ識別子に記憶し、ステップSa7で受信したユーザ識別子を受信者識別子に記憶するデータにおける発信者識別子を特定する。そして、制御部31は、特定した発信者識別子が上記コンテンツ識別子と対応付けて受信者識別子として記憶されているデータにおける発信者識別子を特定する、という処理を、発信者が放送局となるまで繰り返す。そして、制御部31は、特定した発信者識別子ごとに上記処理において介在した他のクライアント端末20の数を転送ステップ数として特定する。そして、制御部31は、広告配信履歴321において、特定した発信者識別子ごとに特定した転送ステップ数を記憶させる。
そして制御部31は、記憶部32に記憶された広告メタデータ322のうち、受信したコンテンツ識別子と対応付けられた広告メタデータを抽出する(ステップSa9)。制御部31は、通信部33を用いて、抽出した広告メタデータをクライアント端末20aに送信する(ステップSa10)。クライアント端末20aの制御部21は、通信部23を用いて広告メタデータを受信すると、受信した広告メタデータを、この広告メタデータの抽出に用いられたコンテンツ識別子と対応付けて、音響ID222として記憶部22に記憶させるとともに、UI部24に表示させる(ステップSa11)。ここで、ユーザが、UI部24に表示された広告メタデータのうちURLへのリンク先を指定した場合、制御部21は、指定されたURLを取得する(ステップSa12)。一方、ステップSa11の後に、ユーザによりURLへのリンク先が指定されない場合、以降のステップSa12からステップSa16までの処理は行われない。
そして、クライアント端末20aの制御部21は、通信部23を用いて、ステップSa12でユーザの操作に基づいて取得したURLを指定して広告配信サーバ装置40へアクセスする(ステップSa13)。広告配信サーバ装置40の制御部41は、指定されたURLのリンク先に格納された広告コンテンツを抽出する(ステップSa14)。そして制御部41は、通信部43を用いて、抽出した広告コンテンツをクライアント端末20aに送信する(ステップSa15)。クライアント端末20aの制御部21は、通信部23を用いて広告コンテンツを受信すると、受信した広告コンテンツをUI部24に表示させる(ステップSa16)。ステップSa1からステップSa16までのステップでは、音響IDの発信者がテレビであるため、音響IDの転送が行われたり、受信者がECサイトから商品の購入を行ったりしても、広告配信ポイントやアフィリエイトポイントの付与は行われない。
図14A及び図14Bは、クライアント端末20同士の間で音響IDの転送及び受信を含む各処理が行われる際のシーケンスチャートである。ここでは、クライアント端末20aからクライアント端末20bに音響IDの転送が行われるものとする。はじめに、クライアント端末20aの制御部21は、UI部24を用いたユーザの操作に基づいて、音響IDとして放音するコンテンツ識別子を選択する(ステップSb1)。そして制御部21は、選択したコンテンツ識別子に、発信者である自装置(クライアント端末20a)に割り当てられたユーザ識別子を付与して、放音対象の音響IDを生成する(ステップSb2)。そして制御部21は、生成した音響IDと音素データ221とに基づいて音データを生成する(ステップSb3)。制御部21は、生成した音データに基づく音を放音部26から放音させる(ステップSb4)。
以降のステップSb5〜ステップSb19までの処理は、図13におけるステップSa2〜ステップSa16までの処理と同様の処理が行われる。また、ステップSb20以降の処理は、クライアント端末20同士の間で音響IDの転送及び受信が行われた場合に特有の処理であって、テレビ10からクライアント端末20へ音響IDの転送が行われた場合には行われることがない。管理サーバ装置30の制御部31は、ステップSb10で受信内容に応じて広告配信履歴321を記憶部32に記憶させた際に、ステップSb5の転送における音響IDの発信者であるクライアント端末20aのユーザ識別子を特定しているから、ステップSb20では、クライアント端末20bへ転送を行った発信者であるクライアント端末20aに対して、広告配信ポイントを付与する。具体的には、ステップSb20において、制御部31は、記憶部32に記憶されたポイントデータ323において、クライアント端末20aに割り当てられたユーザ識別子の広告配信ポイントに100ポイントを加算する。
その後、クライアント端末20bのユーザが、UI部24を用いて、広告コンテンツに表示されたリンク先のECサイトへアクセスして、当該サイトで提供する商品を購入する指示を行った場合、クライアント端末20bの制御部21は、この指示を受け付ける(ステップSb21)。制御部21は、通信部23を用いて、ECサイトが構築されているウェブサーバ装置50へアクセスし、購入する商品に関する広告情報に割り当てられたコンテンツ識別子と、このコンテンツ識別子を含む音響IDを発信した発信者識別子(クライアント端末20aの識別子)と、自装置に割り当てられたユーザ識別子(クライアント端末20bの識別子)と、商品購入の旨の指示とを送信する(ステップSb22)。ウェブサーバ装置50の制御部51は、通信部53を用いて、コンテンツ識別子と、発信者識別子と、ユーザ識別子との組及び商品購入の指示を受信すると、指示された商品の購入処理を行う(ステップSb23)。
制御部51は、指示された商品の購入処理を完了すると、通信部53を用いて、商品購入の手続きが完了した旨の通知をクライアント端末20bに送信する(ステップSb24)。また、制御部31は、受信したコンテンツ識別子と、発信者識別子(クライアント端末20aの識別子)と、商品の購入者であるユーザ識別子(クライアント端末20bの識別子)との組を、通信部33を用いて管理サーバ装置30へ送信する(ステップSb25)。管理サーバ装置30の制御部31は、通信部33を用いて、コンテンツ識別子と、発信者識別子と、ユーザ識別子との組を受信すると、受信内容に応じて、広告配信履歴321におけるアフィリエイトフラグの内容を更新するとともに、受信内容において発信者識別子で表されるクライアント端末20aに対してアフィリエイトポイントを付与する(ステップSb26)。具体的には、ステップSb26で、制御部31は、広告配信履歴321において、受信したコンテンツ識別子及び発信者識別子の組に対して受信したユーザ識別子を受信者識別子として記憶するデータのアフィリエイト購入フラグを「1」に更新する。また、ステップSb26で、制御部31は、記憶部32に記憶されたポイントデータ323において、クライアント端末20aに割り当てられたユーザ識別子のアフィリエイトポイントに100ポイントを加算する。
このように、本実施形態によれば、広告コンテンツを識別するコンテンツ識別子と、発信者を識別する発信者識別子との組からなる音響IDに基づく音が放音されて、これを収音したクライアント端末20が、収音内容と音素データ221とに基づいて音響IDを復調することで、音響IDを用いた広告情報の伝播が、複数のクライアント端末20の間で行われる。音響IDの転送の際には、コンテンツ識別子と、発信者識別子と、受信者であるユーザ識別子との組が管理サーバ装置30へ送信されることで、管理サーバ装置30には、音響IDの転送及び受信の履歴が記憶されることとなる。本実施形態によれば、広告情報を閲覧するのが、最初にテレビ10から音響IDを受信したクライアント端末20のユーザに限らず、クライアント端末20同士の間で音響IDの転送が行われていくので、広告事業者にとっては、最初に広告情報を取得したユーザだけでなく、さらに他のユーザにまで広告情報を伝播させることができるので、広告情報の拡大、伝播が期待できる。
また、ユーザにとっては、クライアント端末20間で音響IDを用いて広告情報を伝播させるため、ブログやホームページなどのメディアを持っていなくとも、広告情報の伝播を行うことができる。広告情報の伝播手段にブログやホームページなどのメディアが用いられる場合、不特定多数に対して広告情報が開示されるとともに、そのブログやホームページにアクセスしたユーザに対してのみ広告情報が伝播される。これに対して、本実施形態では、広告情報の伝播手段として、音響IDを用いているため、音響IDの転送と受信を行うユーザ(クライアント端末20)同士が、直接対面して情報をやり取りする態様となり、広告情報がユーザ間においてより信頼性、有用性の高い情報としてやり取りされる。その結果、本実施形態では、ユーザが、広告配信ポイントを獲得するだけではなく、その後、購入行動まで実行することを期待できる。また、音響IDは音を介して伝播されるため、発信者から伝播された音響IDが、受信者のクライアント端末20に留まらず、さらに他のクライアント端末20へ拡散されていくことが可能であり、広告情報の伝播効果が期待できる。また、広告情報の伝播手段として、音響IDを用いているため、音響IDに基づく音の録音及び再生が可能でありさえすれば、容易に広告情報の複製及び配信が行える。また、広告情報の伝播手段として、音響IDを用いているため、クライアント端末20間で事前にペアリングの設定を行う手間を省略することができる。また、音響IDを転送することで広告配信ポイントが得られるため、ユーザが、クライアント端末20を用いて広告情報を示す音響IDを受信する動機付けとなり、広告事業者にとっては、より広告情報を広められる機会となる。このように、本実施形態によれば、コンテンツ配信システムにおいてコンテンツが配信されたときの配信経路に関する情報を一元的に記録することができる。
<変形例>
以上の実施形態は次のように変形可能である。なお、以下の変形例は、適宜組み合わせて実施されてもよい。
(変形例1)
管理サーバ装置30が、広告メタデータ322に代えて広告コンテンツそのものを記憶してもよい。この場合、図13のステップSa9において、管理サーバ装置30の制御部31は、受信したコンテンツ識別子に対応する広告コンテンツを記憶部32から読み出す。そして、図13のステップSa10において、管理サーバ装置30の制御部31が、通信部33を用いて、読み出した広告コンテンツをクライアント端末20aへ送信する。そして、図13のステップSa11〜ステップSa15までの処理を省略して、クライアント端末20aの制御部21は、受信した広告コンテンツをUI部24に表示させる。このような変形の適用は、図14A及び図14Bにおいても同様である。このようにすれば、広告配信サーバ装置40を別途設ける場合と比較して、管理コストを抑えながら、実施形態と同様の効果を奏することができる。
以上の実施形態は次のように変形可能である。なお、以下の変形例は、適宜組み合わせて実施されてもよい。
(変形例1)
管理サーバ装置30が、広告メタデータ322に代えて広告コンテンツそのものを記憶してもよい。この場合、図13のステップSa9において、管理サーバ装置30の制御部31は、受信したコンテンツ識別子に対応する広告コンテンツを記憶部32から読み出す。そして、図13のステップSa10において、管理サーバ装置30の制御部31が、通信部33を用いて、読み出した広告コンテンツをクライアント端末20aへ送信する。そして、図13のステップSa11〜ステップSa15までの処理を省略して、クライアント端末20aの制御部21は、受信した広告コンテンツをUI部24に表示させる。このような変形の適用は、図14A及び図14Bにおいても同様である。このようにすれば、広告配信サーバ装置40を別途設ける場合と比較して、管理コストを抑えながら、実施形態と同様の効果を奏することができる。
(変形例2)
コンテンツ配信システム100をユーザに提供するにあたり、システムの提供者が、事前にユーザに対して、ユーザに関する情報を登録させるユーザ情報登録作業を行わせるようにしてもよい。例えば、専用ブラウザのダウンロード時に、ユーザに関する情報を登録させるようにしてもよい。登録させる情報の内容は任意であるが、例えば、生年月日、住所、氏名、年齢、性別、家族構成などである。このようにすれば、システムの提供者は、管理サーバ装置30に記憶された広告配信履歴321と、登録されたユーザに関する情報とに基づいて、例えば、30代の独身男性にはこのような商品が人気のようである、といったようなマーケティング分析を詳細に行うことが可能となる。
コンテンツ配信システム100をユーザに提供するにあたり、システムの提供者が、事前にユーザに対して、ユーザに関する情報を登録させるユーザ情報登録作業を行わせるようにしてもよい。例えば、専用ブラウザのダウンロード時に、ユーザに関する情報を登録させるようにしてもよい。登録させる情報の内容は任意であるが、例えば、生年月日、住所、氏名、年齢、性別、家族構成などである。このようにすれば、システムの提供者は、管理サーバ装置30に記憶された広告配信履歴321と、登録されたユーザに関する情報とに基づいて、例えば、30代の独身男性にはこのような商品が人気のようである、といったようなマーケティング分析を詳細に行うことが可能となる。
(変形例3)
コンテンツ識別子ごとに広告配信ポイントを付与する有効期限を設定可能としてもよい。このような有効期限は、広告メタデータ322に記述される。音響IDの受信を行ったクライアント端末20から、コンテンツ識別子と、発信者識別子と、受信者であるユーザ識別子との組が管理サーバ装置30に送信されると、管理サーバ装置30の制御部31は、計時部が計測する現在時刻が、このコンテンツ識別子に対応付けられた広告メタデータ322に含まれる有効期限を過ぎているか否かを判断する。そして、制御部31は、通信部33を用いて、広告メタデータとともに、有効期限を過ぎているか否かの通知を、クライアント端末20へ送信する。クライアント端末20の制御部21は、この通知を受けて、有効期限が過ぎている場合は、有効期限が過ぎていることにより広告配信ポイントを受け取れない旨をUI部24に表示させる。有効期限が過ぎていない場合は、通常の内容がUI部24に表示される。管理サーバ装置30の制御部31は、有効期限が過ぎていた場合、この音響IDの転送を行った発信者に対して広告配信ポイントを付与しない。このように、広告配信ポイントの付与に関する有効期限を設ければ、期間限定のキャンペーンにおける広告情報の伝播を促進させたりすることができる。
コンテンツ識別子ごとに広告配信ポイントを付与する有効期限を設定可能としてもよい。このような有効期限は、広告メタデータ322に記述される。音響IDの受信を行ったクライアント端末20から、コンテンツ識別子と、発信者識別子と、受信者であるユーザ識別子との組が管理サーバ装置30に送信されると、管理サーバ装置30の制御部31は、計時部が計測する現在時刻が、このコンテンツ識別子に対応付けられた広告メタデータ322に含まれる有効期限を過ぎているか否かを判断する。そして、制御部31は、通信部33を用いて、広告メタデータとともに、有効期限を過ぎているか否かの通知を、クライアント端末20へ送信する。クライアント端末20の制御部21は、この通知を受けて、有効期限が過ぎている場合は、有効期限が過ぎていることにより広告配信ポイントを受け取れない旨をUI部24に表示させる。有効期限が過ぎていない場合は、通常の内容がUI部24に表示される。管理サーバ装置30の制御部31は、有効期限が過ぎていた場合、この音響IDの転送を行った発信者に対して広告配信ポイントを付与しない。このように、広告配信ポイントの付与に関する有効期限を設ければ、期間限定のキャンペーンにおける広告情報の伝播を促進させたりすることができる。
(変形例4)
コンテンツ識別子ごとに付与可能な広告配信ポイントの残数を設定可能としてもよい。このような残数は、広告メタデータ322に記述される。音響IDの受信を行ったクライアント端末20から、コンテンツ識別子と、発信者識別子と、受信者であるユーザ識別子との組が管理サーバ装置30に送信されると、管理サーバ装置30の制御部31は、このコンテンツ識別子に対応付けられた広告メタデータ322において、広告配信ポイントの残数があるかを判断する。そして、制御部31は、通信部33を用いて、広告メタデータとともに、広告配信ポイントの残数があるか否かの通知を、クライアント端末20へ送信する。クライアント端末20の制御部21は、この通知を受けて、広告配信ポイントの残数がない場合は、残数がないことにより広告配信ポイントを受け取れない旨をUI部24に表示させる。広告配信ポイントの残数がある場合は、通常の内容がUI部24に表示される。このとき、ポイントの残数をクライアント端末20のUI部24に表示させてもよい。このようにすれば、ポイントの残数が少なく表示された場合に、ユーザが、ポイントを得ようとして出来るだけ早く音響IDを他のクライアント端末20へ転送しようという動機付けとなるため、より広告情報の伝播効果が期待できる。管理サーバ装置30の制御部31は、広告配信ポイントの残数がない場合、この音響IDの転送を行った発信者に対して広告配信ポイントを付与しない。このように、広告配信ポイントのうち付与可能な残数を管理すれば、広告主である事業者が、広告に関する予算を組む際に、ポイントについて予算内で管理しやすくなる。
コンテンツ識別子ごとに付与可能な広告配信ポイントの残数を設定可能としてもよい。このような残数は、広告メタデータ322に記述される。音響IDの受信を行ったクライアント端末20から、コンテンツ識別子と、発信者識別子と、受信者であるユーザ識別子との組が管理サーバ装置30に送信されると、管理サーバ装置30の制御部31は、このコンテンツ識別子に対応付けられた広告メタデータ322において、広告配信ポイントの残数があるかを判断する。そして、制御部31は、通信部33を用いて、広告メタデータとともに、広告配信ポイントの残数があるか否かの通知を、クライアント端末20へ送信する。クライアント端末20の制御部21は、この通知を受けて、広告配信ポイントの残数がない場合は、残数がないことにより広告配信ポイントを受け取れない旨をUI部24に表示させる。広告配信ポイントの残数がある場合は、通常の内容がUI部24に表示される。このとき、ポイントの残数をクライアント端末20のUI部24に表示させてもよい。このようにすれば、ポイントの残数が少なく表示された場合に、ユーザが、ポイントを得ようとして出来るだけ早く音響IDを他のクライアント端末20へ転送しようという動機付けとなるため、より広告情報の伝播効果が期待できる。管理サーバ装置30の制御部31は、広告配信ポイントの残数がない場合、この音響IDの転送を行った発信者に対して広告配信ポイントを付与しない。このように、広告配信ポイントのうち付与可能な残数を管理すれば、広告主である事業者が、広告に関する予算を組む際に、ポイントについて予算内で管理しやすくなる。
(変形例5)
特定のユーザのクライアント端末20間で、繰り返し音響IDの転送及び受信が行われることで、広告配信ポイントの二重取りが発生することを防いでもよい。この場合、上述したように広告配信履歴321を参照すれば、広告情報の転送及び受信の経路が分かるようになっているため、次のようにすればよい。管理サーバ装置30の制御部31は、音響IDを受信したクライアント端末20から、コンテンツ識別子と、発信者識別子と、受信者であるユーザ識別子との組を受信すると、広告配信履歴321において、受信したコンテンツ識別子と対応付けられた受信者識別子に、受信したユーザ識別子が記憶されていないか否かを判断する。つまり、ここでは、受信したユーザ識別子のクライアント端末20が、以前に同じ音響IDを受信しているかどうかを判定する。そして、制御部31は、通信部33を用いて、広告メタデータとともに、過去に受信したことのある音響IDであるか否かの通知を、クライアント端末20へ送信する。クライアント端末20の制御部21は、この通知を受けて、以前に受信したことのある音響IDである場合は、付与済みのため広告配信ポイントが加算されない旨をUI部24に表示させる。また、このように、管理サーバ装置30の記憶部32が、受信したコンテンツ識別子に対応付けて、受信したユーザ識別子を既に記憶している場合、制御部31は、受信したコンテンツ識別子、発信者識別子、及びユーザ識別子を記憶部32に記憶させない。
特定のユーザのクライアント端末20間で、繰り返し音響IDの転送及び受信が行われることで、広告配信ポイントの二重取りが発生することを防いでもよい。この場合、上述したように広告配信履歴321を参照すれば、広告情報の転送及び受信の経路が分かるようになっているため、次のようにすればよい。管理サーバ装置30の制御部31は、音響IDを受信したクライアント端末20から、コンテンツ識別子と、発信者識別子と、受信者であるユーザ識別子との組を受信すると、広告配信履歴321において、受信したコンテンツ識別子と対応付けられた受信者識別子に、受信したユーザ識別子が記憶されていないか否かを判断する。つまり、ここでは、受信したユーザ識別子のクライアント端末20が、以前に同じ音響IDを受信しているかどうかを判定する。そして、制御部31は、通信部33を用いて、広告メタデータとともに、過去に受信したことのある音響IDであるか否かの通知を、クライアント端末20へ送信する。クライアント端末20の制御部21は、この通知を受けて、以前に受信したことのある音響IDである場合は、付与済みのため広告配信ポイントが加算されない旨をUI部24に表示させる。また、このように、管理サーバ装置30の記憶部32が、受信したコンテンツ識別子に対応付けて、受信したユーザ識別子を既に記憶している場合、制御部31は、受信したコンテンツ識別子、発信者識別子、及びユーザ識別子を記憶部32に記憶させない。
初めて受信した音響IDである場合は、通常の内容がUI部24に表示される。管理サーバ装置30の制御部31は、以前に同じ音響IDの転送が行われていた場合、この音響IDの転送を行った発信者に対して広告配信ポイントを1度しか付与しない。このように、広告配信ポイントの二重取りを防止するようにすれば、広告配信ポイントがより多くのユーザに行き渡り、広告配信ポイントを動機として広告情報を伝播させるユーザが増えるため、より多くのユーザに広告情報が伝播されるようになる。
(変形例6)
広告配信履歴321においては、転送ステップ数を管理しているが、転送ステップ数によって付与する広告配信ポイントに重み付けを行っても良い。例えば、配信経路において発信の起点に位置するのはテレビの放送局であるが、テレビ10からクライアント端末20が音響IDを受信するステップは、その後に音響IDが転送されていく配信経路のスタート地点であるから、重要であると考えられる。従って、配信経路の上流に位置するクライアント端末20には、配信経路の下流に位置するクライアント端末20よりも高い広告配信ポイントが支払われるようにすればよい。この場合、記憶部32は、転送ステップ数と広告配信ポイントとの対応表を記憶している。対応表においては、より小さい転送ステップ数に対しては、より高い広告配信ポイントが記述され、より大きい転送ステップ数に対しては、より低い広告配信ポイントが記述されている。制御部31は、広告配信履歴321における転送ステップ数と、この対応表とに基づいて、音響IDの発信者に対して付与する広告配信ポイントを決定する。このような重み付けをすれば、配信経路の上流に位置するほうがより高い広告配信ポイントを得られるため、ユーザが配信経路の上流に積極的に位置しようという動機付けとなり、より広告情報の伝播が行われる機会が多くなる。
広告配信履歴321においては、転送ステップ数を管理しているが、転送ステップ数によって付与する広告配信ポイントに重み付けを行っても良い。例えば、配信経路において発信の起点に位置するのはテレビの放送局であるが、テレビ10からクライアント端末20が音響IDを受信するステップは、その後に音響IDが転送されていく配信経路のスタート地点であるから、重要であると考えられる。従って、配信経路の上流に位置するクライアント端末20には、配信経路の下流に位置するクライアント端末20よりも高い広告配信ポイントが支払われるようにすればよい。この場合、記憶部32は、転送ステップ数と広告配信ポイントとの対応表を記憶している。対応表においては、より小さい転送ステップ数に対しては、より高い広告配信ポイントが記述され、より大きい転送ステップ数に対しては、より低い広告配信ポイントが記述されている。制御部31は、広告配信履歴321における転送ステップ数と、この対応表とに基づいて、音響IDの発信者に対して付与する広告配信ポイントを決定する。このような重み付けをすれば、配信経路の上流に位置するほうがより高い広告配信ポイントを得られるため、ユーザが配信経路の上流に積極的に位置しようという動機付けとなり、より広告情報の伝播が行われる機会が多くなる。
(変形例7)
広告配信履歴321から特定される配信経路において、自端末のクライアント端末20よりも下流に位置する端末の総数に応じて、このクライアント端末20に付与される広告配信ポイントに重み付けを行ってもよい。例えば、図7に示すように、「User0001」を発信者とする配信経路には、「User0001」よりも下流において、「User0002」〜「User0005」の4台のクライアント端末20が存在している。一方、「User0003」を発信者とする配信経路には、「User0003」よりも下流において「User0004」及び「User0005」の2台のクライアント端末20が存在している。記憶部32は、配信経路において下流に位置する端末台数と広告配信ポイントとの対応表を記憶している。対応表においては、配信経路において下流に位置する端末台数がより多い場合、より高い広告配信ポイントが記述され、配信経路において下流に位置する端末台数がより少ない場合、より低い広告配信ポイントが記述されている。制御部31は、広告配信履歴321の内容と、この対応表とに基づいて、音響IDの発信者に対して付与する広告配信ポイントを決定する。例えば、月末などの予め決められたタイミングで、管理サーバ装置30の制御部31が、このような広告配信ポイントを決定し、通常のポイントとは異なるボーナスポイントとして付与するようにしてもよい。このような重み付けをすれば、より多くのユーザに広告情報を伝播させた方がより多くの広告配信ポイントを得られるため、ユーザにとっては広告情報を伝播させる動機付けとなり、より効果的に広告情報の伝播が行われる。
広告配信履歴321から特定される配信経路において、自端末のクライアント端末20よりも下流に位置する端末の総数に応じて、このクライアント端末20に付与される広告配信ポイントに重み付けを行ってもよい。例えば、図7に示すように、「User0001」を発信者とする配信経路には、「User0001」よりも下流において、「User0002」〜「User0005」の4台のクライアント端末20が存在している。一方、「User0003」を発信者とする配信経路には、「User0003」よりも下流において「User0004」及び「User0005」の2台のクライアント端末20が存在している。記憶部32は、配信経路において下流に位置する端末台数と広告配信ポイントとの対応表を記憶している。対応表においては、配信経路において下流に位置する端末台数がより多い場合、より高い広告配信ポイントが記述され、配信経路において下流に位置する端末台数がより少ない場合、より低い広告配信ポイントが記述されている。制御部31は、広告配信履歴321の内容と、この対応表とに基づいて、音響IDの発信者に対して付与する広告配信ポイントを決定する。例えば、月末などの予め決められたタイミングで、管理サーバ装置30の制御部31が、このような広告配信ポイントを決定し、通常のポイントとは異なるボーナスポイントとして付与するようにしてもよい。このような重み付けをすれば、より多くのユーザに広告情報を伝播させた方がより多くの広告配信ポイントを得られるため、ユーザにとっては広告情報を伝播させる動機付けとなり、より効果的に広告情報の伝播が行われる。
(変形例8)
制御部31が、広告配信履歴321を参照することでコンテンツの配信経路を特定し、特定した配信経路に関する情報を加工して時系列に沿った情報として出力可能としてもよい。ここで、配信経路を特定するとは、制御部31が、広告配信履歴321におけるコンテンツ識別子ごとに、音響IDの発信の起点となる放送局から音響IDの受信の終点となるクライアント端末20までの間における、発信者と受信者との間の音響IDの転送及び受信を時系列に沿って特定することをいう。つまり、このようにして特定された配信経路に関する情報は、コンテンツ識別子ごとに発信者識別子及びユーザ識別子が管理サーバ装置30の記憶部32に記憶された順序に基づいて、コンテンツ識別子ごとに発信者識別子及びユーザ識別子を時系列に沿って表現した情報である。制御部31は、本発明に係る情報出力手段の一例である。
制御部31が、広告配信履歴321を参照することでコンテンツの配信経路を特定し、特定した配信経路に関する情報を加工して時系列に沿った情報として出力可能としてもよい。ここで、配信経路を特定するとは、制御部31が、広告配信履歴321におけるコンテンツ識別子ごとに、音響IDの発信の起点となる放送局から音響IDの受信の終点となるクライアント端末20までの間における、発信者と受信者との間の音響IDの転送及び受信を時系列に沿って特定することをいう。つまり、このようにして特定された配信経路に関する情報は、コンテンツ識別子ごとに発信者識別子及びユーザ識別子が管理サーバ装置30の記憶部32に記憶された順序に基づいて、コンテンツ識別子ごとに発信者識別子及びユーザ識別子を時系列に沿って表現した情報である。制御部31は、本発明に係る情報出力手段の一例である。
コンテンツの配信経路を特定する処理は、具体的には以下のようなものである。まず、制御部31は、広告配信履歴321におけるコンテンツ識別子を一意に特定する。そして、制御部31は、広告配信履歴321から、一意に特定したコンテンツ識別子のうち一のコンテンツ識別子を記憶するデータを抽出する。そして、制御部31は、抽出したデータにおいて放送局識別子を発信者識別子として記憶するデータを特定する。そして、制御部31は、上記抽出したデータにおいて、上記特定したデータにおける受信者識別子を発信者識別子として記憶するデータを特定するという処理を、抽出したデータを対象として未処理のデータがなくなるまで繰り返す。そして、制御部31は、上述した処理を、一意に特定したコンテンツ識別子の全てを対象として、未処理のデータがなくなるまで繰り返す。これにより、或るコンテンツ識別子を有する音響IDについて、放送局を発信の起点として転送及び受信が行われたときの配信経路が、時系列に沿って特定される。配信経路に関する情報の加工の方法としては、例えば、配信経路をツリー状に表現して出力する方法がある。
図15は、配信経路をツリー状に表現した情報を表す図である。図15は、図7に示す広告配信履歴321に基づいて、各コンテンツ識別子が割り当てられたコンテンツの配信経路を表している。制御部31は、広告配信履歴321から、音響IDを用いたコンテンツの配信経路を特定することができる。例えば、「1010011010011101」のコンテンツ識別子で表される広告情報は、配信経路において「TVch0001」が発信の起点に位置する。「TVch0001」から転送された音響IDは、「User0001」のクライアント端末20によって受信され、「User0001」のクライアント端末20は、この音響IDを「User0002」及び「User0003」のクライアント端末20へ転送している。音響IDを受信した「User0003」のクライアント端末20は、受信した音響IDを「User0004」のクライアント端末20に転送している。音響IDを受信した「User0004」のクライアント端末20は、受信した音響IDを「User0005」のクライアント端末20に転送している。このように、広告配信履歴321における発信者識別子及び受信者識別子を辿っていけば、コンテンツ識別子が割り当てられたコンテンツの配信経路が分かる。このようにツリー状に表現された配信経路を分析すれば、このユーザは上流に頻繁に位置しているから重要な顧客である、とか、ツリーが横に伸びていかないからこの広告情報は広告コンテンツが適切ではないのではないか、とかいった分析結果を得ることができる。
(変形例9)
テレビ10が音響IDを放音するタイミングを、例えば、CM放映中に限らず、番組放映中も含むものとしてもよい。この場合、例えばバラエティ番組であれば、番組内で紹介される菓子やお店、服や雑貨といった商品について、予めコンテンツ識別子を割り当て、広告メタデータ及び広告コンテンツを用意しておけばよい。このようにすれば、テレビ10は、CMの時間帯に限らず、放映時間内において番組と関連するコンテンツに対応する音響IDを放音可能であるから、放送局にとっては、番組の放映時間を短縮させることなく広告を行うことができる。
テレビ10が音響IDを放音するタイミングを、例えば、CM放映中に限らず、番組放映中も含むものとしてもよい。この場合、例えばバラエティ番組であれば、番組内で紹介される菓子やお店、服や雑貨といった商品について、予めコンテンツ識別子を割り当て、広告メタデータ及び広告コンテンツを用意しておけばよい。このようにすれば、テレビ10は、CMの時間帯に限らず、放映時間内において番組と関連するコンテンツに対応する音響IDを放音可能であるから、放送局にとっては、番組の放映時間を短縮させることなく広告を行うことができる。
(変形例10)
音響IDの転送を、カラオケの配信と連係するようにしてもよい。
図16は、変形例10に係るコンテンツ配信システム100aの構成を示すブロック図である。図16では、図1と異なる点を以下に例示して説明する。専用回線PLは、カラオケサーバ装置70とカラオケ端末60とを繋ぐ専用の通信網である。カラオケサーバ装置70は、カラオケの楽曲データを記憶しており、専用回線PLを通じて、カラオケ端末60に楽曲データを配信する。カラオケ端末60は、ユーザの指示に基づく楽曲データをカラオケサーバ装置70からダウンロードするとともに、ダウンロードした楽曲データを再生し、ユーザは、再生される楽曲に応じて、所謂カラオケの歌唱を行う。
音響IDの転送を、カラオケの配信と連係するようにしてもよい。
図16は、変形例10に係るコンテンツ配信システム100aの構成を示すブロック図である。図16では、図1と異なる点を以下に例示して説明する。専用回線PLは、カラオケサーバ装置70とカラオケ端末60とを繋ぐ専用の通信網である。カラオケサーバ装置70は、カラオケの楽曲データを記憶しており、専用回線PLを通じて、カラオケ端末60に楽曲データを配信する。カラオケ端末60は、ユーザの指示に基づく楽曲データをカラオケサーバ装置70からダウンロードするとともに、ダウンロードした楽曲データを再生し、ユーザは、再生される楽曲に応じて、所謂カラオケの歌唱を行う。
図17は、カラオケ端末60のハードウェア構成を表すブロック図である。カラオケ端末60は、制御部61、記憶部62、通信部63、操作部64、表示部65、放音部66及び収音部67を有するコンピュータとして構成されている。各部はバスによって電気的に接続されている。制御部61は、CPU、ROM及びRAMを有する。CPUは、ROM又は記憶部62に記憶されている制御プログラムを実行することにより、制御部61と接続されている各部を制御する。記憶部62は、例えばハードディスクなどの不揮発性の記憶手段であり、各種プログラムや、端末識別子及び音素データ621を記憶する。端末識別子は、カラオケ端末60を一意に識別する識別子であり、「0」及び「1」を含む予め決められた長さのビット列で表される。カラオケ端末60における端末識別子は、クライアント端末20にとってのユーザ識別子と同様である。音素データ621は、音素データ221と同様である。
通信部63は、制御部11の制御の下で、専用回線PLを介して、カラオケサーバ装置70と通信を行う。操作部64は、複数のキーを有しており、ユーザによってキーが操作されると、その操作内容に応じた信号を制御部61へ供給する。制御部61は、この信号に基づいて操作内容を判断して、処理を行う。表示部65は、例えば液晶ディスプレイのような表示体やVRAMなどのメモリを備えており、制御部61の制御の下で、各種の画像を液晶ディスプレイに表示する。放音部66は、例えばスピーカなどの放音装置を備え、制御部61から供給されるデジタル信号を音に変換してスピーカから放音する。収音部67は、例えばマイクロフォンなどの収音装置を備え、収音した音をデジタル信号に変換して制御部61へ供給する。
図18は、カラオケサーバ装置70のハードウェア構成を表すブロック図である。カラオケサーバ装置70は、制御部71、記憶部72及び通信部73を有するコンピュータとして構成されている。各部はバスによって電気的に接続されている。制御部61は、CPU、ROM及びRAMを有する。CPUは、ROM又は記憶部72に記憶されている制御プログラムを実行することにより制御部71と接続されている各部を制御する。記憶部72は、例えばハードディスクなどの不揮発性の記憶手段であり、各種プログラムや、楽曲データ721及び音素データ722を記憶する。音素データ722は、音素データ221と同様である。通信部73は、制御部11の制御の下で、専用回線PLを介して、カラオケ端末60と通信を行う。
図19は、楽曲データ721の一例を表す図である。
楽曲データ721は、楽曲IDと、曲名と、歌唱者(演奏者)と、コンテンツ識別子と、歌唱回数と、音声データとから構成される。楽曲IDは、個々の楽曲を一意に識別する識別子である。曲名は、楽曲の名称である。歌唱者(演奏者)は、楽曲の歌い手又は楽曲を演奏する者である。コンテンツ識別子は、各々の楽曲に関する広告コンテンツを識別するものである。歌唱回数は、各々の楽曲が歌唱された回数を表す。音声データは、楽曲データの音声データである。
楽曲データ721は、楽曲IDと、曲名と、歌唱者(演奏者)と、コンテンツ識別子と、歌唱回数と、音声データとから構成される。楽曲IDは、個々の楽曲を一意に識別する識別子である。曲名は、楽曲の名称である。歌唱者(演奏者)は、楽曲の歌い手又は楽曲を演奏する者である。コンテンツ識別子は、各々の楽曲に関する広告コンテンツを識別するものである。歌唱回数は、各々の楽曲が歌唱された回数を表す。音声データは、楽曲データの音声データである。
図20は、変形例10に係る音響IDの転送が行われる際のシーケンスチャートである。まず、ユーザが、操作部64を用いて歌いたい楽曲の楽曲IDを指定すると、カラオケ端末60の制御部61が指定された楽曲IDを取得する(ステップSc1)。そして制御部61は、通信部63を用いて、指定された楽曲IDに係る楽曲の音声データの要求をカラオケサーバ装置70へ送信する(ステップSc2)。カラオケサーバ装置70の制御部71は、通信部73を用いてこの要求を受信すると、記憶部72に記憶された楽曲データ721のうち、指定された楽曲の歌唱回数を1増加する(ステップSc3)。また、カラオケサーバ装置70の制御部71は、記憶部72に記憶された楽曲データ721から、指定された楽曲のコンテンツ識別子及び音声データを抽出する(ステップSc4)。制御部71は、通信部73を用いて、抽出したコンテンツ識別子及び音声データをカラオケ端末60へ送信する(ステップSc5)。カラオケ端末60の制御部61は、通信部63を用いてコンテンツ識別子及び音声データを受信すると、受信したコンテンツ識別子に、自装置に割り当てられた端末識別子を付与して放音対象の音響IDを生成する(ステップSc6)。そして制御部61は、生成した音響IDと音素データ621とに基づいて音データを生成する(ステップSc7)。制御部61は、生成した音データに基づく音を放音部66から放音させる(ステップSc8)。
カラオケ端末60から放音された音は、空間を伝搬する(ステップSc9)。このとき、ユーザは、クライアント端末20aにおいて専用ブラウザを予め起動している。クライアント端末20aの制御部21は、収音部25によってカラオケ端末60から放音された音を収音し、収音された音の信号のうち、専用ブラウザを実行して抽出された音の信号を記憶部22に記憶させる(ステップSc10)。制御部21は、ステップSc10で記憶された音の信号の波形データから、音素データ221に割り当てられた波形と一致するものを抽出して、音響IDを復調する(ステップSc11)。制御部21は、生成し直した音響IDを音響ID222として記憶部22に記憶させる(ステップSc12)。以降の処理は、図14に示すステップSa7以降の処理と同様である。
このように、変形例10によれば、カラオケ端末60で歌唱を指定した楽曲に関する広告情報が、楽曲の再生時に音響IDとして転送される。これにより、ユーザは、この楽曲に関する広告などの情報を得られるから、表示されたコンテンツから、あるいは表示されたコンテンツのリンクを辿って、この楽曲に関する商品を購入して、より詳細に楽曲の特徴を覚えることなどが可能である。楽曲に関する商品は、楽曲に関連する物品、サービス、情報であればよく、例えば、楽曲の音声データ、公演チケット、歌唱アーティストに関連するグッズ、楽譜データ、歌詞データ、プロモーションビデオ等の画像データなどである。また、ユーザが歌唱を指定した楽曲に関する広告情報に限らず、ユーザにより楽曲が指定されると、そのとき楽曲データ721において最も歌唱回数が多い楽曲に関する広告情報が、音響IDとして転送されるようにしてもよい。
(変形例11)
また、ユーザがクライアント端末20を携帯して移動する際に、専用ブラウザを常時実行させることで、このクライアント端末20に記憶されている音響IDを常時放音させるようにしてもよい。このとき、クライアント端末20がGPSサーバ装置及び地図サーバ装置から取得する現在位置に関する情報に基づいて、例えば、郊外であれば、すれ違う人が少ないので、専用ブラウザを実行させず、街中であれば、すれ違う人が多いので、専用ブラウザを実行させるような制御を行わせてもよい。また、繁華街のファッションビルや、ターミナル駅など、人の集まりやすい特定の建物や場所において、専用ブラウザを実行させて音響IDを常時放音させるようにしてもよい。
また、ユーザがクライアント端末20を携帯して移動する際に、専用ブラウザを常時実行させることで、このクライアント端末20に記憶されている音響IDを常時放音させるようにしてもよい。このとき、クライアント端末20がGPSサーバ装置及び地図サーバ装置から取得する現在位置に関する情報に基づいて、例えば、郊外であれば、すれ違う人が少ないので、専用ブラウザを実行させず、街中であれば、すれ違う人が多いので、専用ブラウザを実行させるような制御を行わせてもよい。また、繁華街のファッションビルや、ターミナル駅など、人の集まりやすい特定の建物や場所において、専用ブラウザを実行させて音響IDを常時放音させるようにしてもよい。
この場合、管理サーバ装置30の管理者が、専用ブラウザを常時実行させて音響IDを常時放音させる制御をクライアント端末20に行わせる空間の範囲を設定して、設定内容を記憶部32に記憶させるようにすればよい。クライアント端末20の制御部21は、通信部23を用いて管理サーバ装置30と通信を行った際に、この設定内容を取得して記憶部22に記憶させる。クライアント端末20の制御部21は、取得した設定内容と、GPSサーバ装置及び地図サーバ装置から取得する現在位置に関する情報とに基づいて、設定された空間の範囲に現在位置が含まれる間、専用ブラウザを常時実行させるとともに、記憶部22に記憶されている音響IDを常時放音させる。このようにすれば、ユーザは、街中や特定の場所或いは建物に位置するだけで、対面的な接触を必要とせずに、音響IDの転送及び受信が可能であるから、ユーザに対して、何時どんな内容のコンテンツを取得できるか判らないという未知の期待感を抱かせることができる。これにより、ユーザが、設定された空間の範囲に含まれる場所へ自ら赴いて、広告情報の伝播機会が増大することを期待できる。また、このようにすれば、不特定多数に対して音響IDの転送を行うことができる。
(変形例12)
実施形態においては、テレビ10がコンテンツの配信経路における発信の起点に位置するものとしたが、これに限ったものではない。例えば、発信の起点に位置するメディアが、ラジオやウェブサイトに掲載された動画であってもよいし、街中に存在する巨大モニターから放音される音に、音響IDに基づく音を含めさせても良い。また、コンビニエンスストア又はスーパーマーケットなどの店舗や、役所又は公民館などの公共スペースなどに設置された放音装置から放音される音に、音響IDに基づく音を含めさせてもよい。要するに、音によってクライアント端末20に音響IDを含む音を最初に放音して、情報コンテンツの発信の起点となるものであればよい。
コンテンツの配信経路における発信の起点から、音以外のものを用いてクライアント端末20に音響IDに含まれる識別子、つまり、広告コンテンツを一意に識別するコンテンツ識別子と、広告情報の発信者を一意に識別する発信者識別子との組み合わせを取得させてもよい。例えば、表示装置に表示されたり又は紙などの媒体に印刷された、QRコード(登録商標)やバーコード等の画像によってコンテンツ識別子及び発信者識別子を表すようにして、クライアント端末20がカメラなどの撮像手段によってこの画像を読み取り、コンテンツ識別子及び発信者識別子を認識するようにしてもよい。また、IrDA(Infrared Data Association)やBLUETOOTH(登録商標)やNFC(Near Field Communication)などの規格に従って通信する通信装置から、これらの通信規格に従ってコンテンツ識別子及び発信者識別子を送信し、クライアント端末20がこれらの通信規格に従ってコンテンツ識別子及び発信者識別子を受信するようにしてもよい。また、クライアント端末20がインターネットなどのネットワーク上の情報(例えばWebサイト)にアクセスし、その情報に含まれるバナー広告やソフトボタンなどのオブジェクトを選択すると、そのオブジェクトに関連付けられていたコンテンツ識別子及び発信者識別子を取得するようにしてもよい。要するに、クライアント端末20に対して、コンテンツ識別子及び発信者識別子を知らせる仕組みであればどのようなものでもよい。なお、上記の画像や、IrDAやBLUETOOTH(登録商標)やNFCなどの通信規格を用いる場合、表示装置や通信装置は、前述したように、例えば市街地、店舗或いは公共スペースなどの様々な場所に設置し得る。
以上のことから、本発明の識別子取得手段は、コンテンツに割り当てられたコンテンツ識別子と、当該コンテンツ識別子の発信者に割り当てられた発信者識別子とを取得するが、特にこれらのコンテンツ識別子及び発信者識別子が音データに含まれている場合には、これらの識別子を音データとして取得する。
実施形態においては、テレビ10がコンテンツの配信経路における発信の起点に位置するものとしたが、これに限ったものではない。例えば、発信の起点に位置するメディアが、ラジオやウェブサイトに掲載された動画であってもよいし、街中に存在する巨大モニターから放音される音に、音響IDに基づく音を含めさせても良い。また、コンビニエンスストア又はスーパーマーケットなどの店舗や、役所又は公民館などの公共スペースなどに設置された放音装置から放音される音に、音響IDに基づく音を含めさせてもよい。要するに、音によってクライアント端末20に音響IDを含む音を最初に放音して、情報コンテンツの発信の起点となるものであればよい。
コンテンツの配信経路における発信の起点から、音以外のものを用いてクライアント端末20に音響IDに含まれる識別子、つまり、広告コンテンツを一意に識別するコンテンツ識別子と、広告情報の発信者を一意に識別する発信者識別子との組み合わせを取得させてもよい。例えば、表示装置に表示されたり又は紙などの媒体に印刷された、QRコード(登録商標)やバーコード等の画像によってコンテンツ識別子及び発信者識別子を表すようにして、クライアント端末20がカメラなどの撮像手段によってこの画像を読み取り、コンテンツ識別子及び発信者識別子を認識するようにしてもよい。また、IrDA(Infrared Data Association)やBLUETOOTH(登録商標)やNFC(Near Field Communication)などの規格に従って通信する通信装置から、これらの通信規格に従ってコンテンツ識別子及び発信者識別子を送信し、クライアント端末20がこれらの通信規格に従ってコンテンツ識別子及び発信者識別子を受信するようにしてもよい。また、クライアント端末20がインターネットなどのネットワーク上の情報(例えばWebサイト)にアクセスし、その情報に含まれるバナー広告やソフトボタンなどのオブジェクトを選択すると、そのオブジェクトに関連付けられていたコンテンツ識別子及び発信者識別子を取得するようにしてもよい。要するに、クライアント端末20に対して、コンテンツ識別子及び発信者識別子を知らせる仕組みであればどのようなものでもよい。なお、上記の画像や、IrDAやBLUETOOTH(登録商標)やNFCなどの通信規格を用いる場合、表示装置や通信装置は、前述したように、例えば市街地、店舗或いは公共スペースなどの様々な場所に設置し得る。
以上のことから、本発明の識別子取得手段は、コンテンツに割り当てられたコンテンツ識別子と、当該コンテンツ識別子の発信者に割り当てられた発信者識別子とを取得するが、特にこれらのコンテンツ識別子及び発信者識別子が音データに含まれている場合には、これらの識別子を音データとして取得する。
(変形例13)
実施形態中では、コンテンツの一例として広告コンテンツを挙げていたが、コンテンツの種類はこれに限らない。具体的には、広告を表すデータではなく、例えば楽曲を表すデータや、静止画や動画を表すデータ、文書を表すデータ、各種資料を表すデータ、または様々なコンピュータプログラムなどのデータをコンテンツとしてもよい。要するに、コンテンツとは、有償無償を問わず利用者に提供される何らかの情報であればよい。
実施形態中では、コンテンツの一例として広告コンテンツを挙げていたが、コンテンツの種類はこれに限らない。具体的には、広告を表すデータではなく、例えば楽曲を表すデータや、静止画や動画を表すデータ、文書を表すデータ、各種資料を表すデータ、または様々なコンピュータプログラムなどのデータをコンテンツとしてもよい。要するに、コンテンツとは、有償無償を問わず利用者に提供される何らかの情報であればよい。
(変形例14)
音響IDを受信した後にユーザが各操作を行って反応するまでにかかる時間(反応時間という)によって、付与するポイント数や提供するコンテンツの品質に差を設けるようにしてもよい。この場合、例えば、ユーザが、音響IDの受信に対して早い反応を起こしたほど、ポイントやコンテンツの品質といった報酬が高くなるようにすればよい。
音響IDを受信した後にユーザが各操作を行って反応するまでにかかる時間(反応時間という)によって、付与するポイント数や提供するコンテンツの品質に差を設けるようにしてもよい。この場合、例えば、ユーザが、音響IDの受信に対して早い反応を起こしたほど、ポイントやコンテンツの品質といった報酬が高くなるようにすればよい。
例えば、図13において、ステップSa5で音響IDがクライアント端末20aに記憶されてから、ステップSa12でユーザの操作に基づいてURLが取得されるまでに計時部により計測された時間が短いほど、広告配信サーバ装置40は、ステップSa15で送信するコンテンツの品質を高くする。ここで、コンテンツの品質を高くするとは、例えば、コンテンツとして表示させる情報の種類や量を増やすことである。この場合、広告配信サーバ装置40の記憶部42に、反応時間に応じて各々内容が異なるコンテンツを予め複数記憶させておけばよい。制御部21は、ステップSa5で音響IDを記憶部22に記憶させると、計時部に時間の計測を開始させる。そして、制御部21は、計測開始からステップSa12でユーザの操作に基づいてURLが取得されるまでに計時部により計測された時間を、ステップSa13で、通信部23を用いて、広告配信サーバ装置40に送信する。広告配信サーバ装置40の制御部41は、受信内容に含まれる反応時間に応じた広告コンテンツを記憶部42から抽出し、通信部43を用いて、抽出した広告コンテンツをクライアント端末20aに送信する。
また、上述した処理は、図14の場合、ステップSb8で音響IDがクライアント端末20bに記憶されてから、ステップSb15でユーザの操作に基づいてURLが取得されるまでに計時部により計測された時間が短いほど、広告配信サーバ装置40が、ステップSb18で送信するコンテンツの品質を高くする。また、図14の場合、ステップSb16とステップSb17との間のタイミングで、クライアント端末20bの制御部21は、通信部23を用いて、上記計測された時間を管理サーバ装置30に送信する。これにより、管理サーバ装置30の制御部31は、上記計測された時間が短いほど、ステップSb20でクライアント端末20aに付与する広告配信ポイントを高くする。
また、例えば、図14において、クライアント端末20bの制御部21は、ステップSb19で受信した広告コンテンツをUI部24に表示させると、計時部に時間の計測を開始させる。そして、クライアント端末20bの制御部21は、計測開始からステップSb21で商品購入の指示を受け付けるまでに計測された時間を、通信部23を用いて、ステップSb22とステップSb23との間のタイミングで管理サーバ装置30に送信する。これにより、管理サーバ装置30の制御部31は、上記計測された時間が短いほど、ステップSb26でクライアント端末20aに付与するアフィリエイトポイントを高くする。このようにすれば、反応時間が短いほど報酬が高くなるため、ユーザに対してより素早い反応の動機付けとなり、広告情報に対するユーザのより素早い反応を期待することができる。
(変形例15)
また、本発明は、コンピュータを制御装置として機能させるためのプログラムとしても特定され得るものである。かかるプログラムは、光ディスク等の記録媒体に記録した形態で提供されたり、インターネット等の通信回線を介して、コンピュータにダウンロードさせ、これをインストールして利用するなどの形態で提供されたりしてもよい。
また、本発明は、コンピュータを制御装置として機能させるためのプログラムとしても特定され得るものである。かかるプログラムは、光ディスク等の記録媒体に記録した形態で提供されたり、インターネット等の通信回線を介して、コンピュータにダウンロードさせ、これをインストールして利用するなどの形態で提供されたりしてもよい。
(変形例16)
クライアント端末20は、前述したように、0というビット値及び1というビット値をそれぞれ示す音の波形を表す音素データを無線通信部23によって受信し、これらの音素データを記憶部23に記憶させる。そして、制御部21は、記憶部23に記憶されている音素データに基づいて、取得した音データをコンテンツ識別子及び前記発信者識別子を示すビット列に変換することにより、この音データからコンテンツ識別子及び前記発信者識別子を抽出する。そして、制御部21は、記憶部23に記憶されている音素データに基づいて、コンテンツ識別子及びユーザ識別子を含む音データを生成し、生成した当該音データに応じた音を放音部から出力させる。つまり、クライアント端末20は、コンテンツに割り当てられたコンテンツ識別子と、当該コンテンツ識別子の発信者に割り当てられた発信者識別子とを取得する識別子取得手段と、前記識別子取得手段によって取得された音データから前記コンテンツ識別子及び前記発信者識別子を抽出する抽出手段と、前記抽出手段によって抽出された前記コンテンツ識別子及び前記発信者識別子と、自装置のユーザに割り当てられたユーザ識別子とを前記サーバ装置へ送信する送信手段と、前記抽出手段によって抽出された前記コンテンツ識別子が割り当てられたコンテンツを取得するコンテンツ取得手段と、前記抽出手段によって抽出された当該コンテンツのコンテンツ識別子と、当該コンテンツ識別子の発信者の前記発信者識別子である、自装置のユーザの前記ユーザ識別子とを含む音データに応じた音を出力する出力手段と、0というビット値を示す音の波形を表す第1の音素データ、及び1というビット値を示す音の波形を表す第2の音素データを受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された前記第1の音素データ及び前記第2の音素データを記憶する記憶手段とを備えており、さらに、前記抽出手段は、前記記憶手段によって記憶されている前記第1の音素データ及び前記第2の音素データに基づいて、前記音データ取得手段によって取得された音データを前記コンテンツ識別子及び前記発信者識別子を示すビット列に変換することにより、当該音データから前記コンテンツ識別子及び前記発信者識別子を抽出し、前記出力手段は、前記記憶手段によって記憶されている前記第1の音素データ及び前記第2の音素データに基づいて、前記コンテンツ識別子及び前記ユーザ識別子を含む音データを生成し、生成した当該音データに応じた音を出力する。
この構成によれば、例えば製造出荷段階で音素データを保持していないクライアント端末であっても、音データの取得に先立って音素データを入手しておくことで、その音素データに基づいて、音データからコンテンツ識別子及び前記発信者識別子を抽出し、且つ、コンテンツ識別子及び前記発信者識別子を含む音データを生成してその音データに応じた音を放音することが可能となる。つまり、クライアント端末は、製造出荷段階で音素データを保持していないクライアント端末であっても、他のクライアント端末に対してコンテンツの伝搬を行うことができる。
クライアント端末20は、前述したように、0というビット値及び1というビット値をそれぞれ示す音の波形を表す音素データを無線通信部23によって受信し、これらの音素データを記憶部23に記憶させる。そして、制御部21は、記憶部23に記憶されている音素データに基づいて、取得した音データをコンテンツ識別子及び前記発信者識別子を示すビット列に変換することにより、この音データからコンテンツ識別子及び前記発信者識別子を抽出する。そして、制御部21は、記憶部23に記憶されている音素データに基づいて、コンテンツ識別子及びユーザ識別子を含む音データを生成し、生成した当該音データに応じた音を放音部から出力させる。つまり、クライアント端末20は、コンテンツに割り当てられたコンテンツ識別子と、当該コンテンツ識別子の発信者に割り当てられた発信者識別子とを取得する識別子取得手段と、前記識別子取得手段によって取得された音データから前記コンテンツ識別子及び前記発信者識別子を抽出する抽出手段と、前記抽出手段によって抽出された前記コンテンツ識別子及び前記発信者識別子と、自装置のユーザに割り当てられたユーザ識別子とを前記サーバ装置へ送信する送信手段と、前記抽出手段によって抽出された前記コンテンツ識別子が割り当てられたコンテンツを取得するコンテンツ取得手段と、前記抽出手段によって抽出された当該コンテンツのコンテンツ識別子と、当該コンテンツ識別子の発信者の前記発信者識別子である、自装置のユーザの前記ユーザ識別子とを含む音データに応じた音を出力する出力手段と、0というビット値を示す音の波形を表す第1の音素データ、及び1というビット値を示す音の波形を表す第2の音素データを受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された前記第1の音素データ及び前記第2の音素データを記憶する記憶手段とを備えており、さらに、前記抽出手段は、前記記憶手段によって記憶されている前記第1の音素データ及び前記第2の音素データに基づいて、前記音データ取得手段によって取得された音データを前記コンテンツ識別子及び前記発信者識別子を示すビット列に変換することにより、当該音データから前記コンテンツ識別子及び前記発信者識別子を抽出し、前記出力手段は、前記記憶手段によって記憶されている前記第1の音素データ及び前記第2の音素データに基づいて、前記コンテンツ識別子及び前記ユーザ識別子を含む音データを生成し、生成した当該音データに応じた音を出力する。
この構成によれば、例えば製造出荷段階で音素データを保持していないクライアント端末であっても、音データの取得に先立って音素データを入手しておくことで、その音素データに基づいて、音データからコンテンツ識別子及び前記発信者識別子を抽出し、且つ、コンテンツ識別子及び前記発信者識別子を含む音データを生成してその音データに応じた音を放音することが可能となる。つまり、クライアント端末は、製造出荷段階で音素データを保持していないクライアント端末であっても、他のクライアント端末に対してコンテンツの伝搬を行うことができる。
10…テレビ、20a,20b…クライアント端末、30…管理サーバ装置、40…広告配信サーバ装置、50…ウェブサーバ装置、60…カラオケ端末、70…カラオケサーバ装置、100…コンテンツ配信システム、11,21,31,41,51,61,71…制御部、12,22,32,42,52,62,72…記憶部、13,33,43,53,63,73…通信部、23…無線通信部、14,64…操作部、24…UI部、15,65…表示部、16,26,66…放音部、25,67…収音部、121,221,621,722…音素データ、122,222…音響ID、321…広告配信履歴、322…広告メタデータ、323…ポイントデータ、721…楽曲データ、NW…移動通信網、NET…インターネット、PL…専用回線
Claims (9)
- サーバ装置と、前記サーバ装置と通信を行う複数の端末装置とを備え、
各々の前記端末装置は、
コンテンツに割り当てられたコンテンツ識別子と、当該コンテンツ識別子の発信者に割り当てられた発信者識別子とを取得する識別子取得手段と、
前記識別子取得手段によって取得された前記コンテンツ識別子及び前記発信者識別子と、自装置のユーザに割り当てられたユーザ識別子とを前記サーバ装置へ送信する送信手段と、
前記識別子取得手段によって取得された前記コンテンツ識別子が割り当てられたコンテンツを取得するコンテンツ取得手段と、
前記識別子取得手段によって取得された前記コンテンツのコンテンツ識別子と、当該コンテンツ識別子の発信者の前記発信者識別子である、自装置のユーザの前記ユーザ識別子とを含む音データに応じた音を出力する出力手段とを有し、
前記サーバ装置は、
前記端末装置から送信された前記コンテンツ識別子、前記発信者識別子、及び前記ユーザ識別子を受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信された前記コンテンツ識別子、前記発信者識別子、及び前記ユーザ識別子を対応付けて記憶する記憶手段とを有する
ことを特徴とするコンテンツ配信システム。 - 一の前記端末装置の識別子取得手段が、他の前記端末装置の出力手段が出力した音に基づいて音データを取得し、当該一の端末装置の前記送信手段が、前記コンテンツ識別子、前記発信者識別子、及び自装置のユーザに割り当てられた前記ユーザ識別子を前記サーバ装置へ送信するという手順が行われる場合に、
前記サーバ装置の記憶手段は、
当該一の端末装置から送信された前記コンテンツ識別子、前記発信者識別子、及び前記ユーザ識別子を記憶するとともに、当該コンテンツ識別子が当該一の端末装置に記憶されるまでに介在した他の端末装置の数に応じた値を記憶する
ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ配信システム。 - 前記サーバ装置の記憶手段は、
前記受信手段によって受信されたコンテンツ識別子に対応付けて前記ユーザ識別子を既に記憶している場合、当該受信手段で受信したコンテンツ識別子、発信者識別子、及びユーザ識別子を記憶しない
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のコンテンツ配信システム。 - 前記サーバ装置の記憶手段は、
前記受信手段によって前記コンテンツ識別子、前記発信者識別子、及び前記ユーザ識別子が受信されるたびに、受信された当該発信者識別子に対応付けて、当該発信者識別子が割り当てられた発信者に与えられる特典を意味する特典情報を記憶する
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のコンテンツ配信システム。 - 前記サーバ装置は、
前記記憶手段に記憶されたコンテンツ識別子の発信者に割り当てられた前記発信者識別子と、当該コンテンツ識別子の受信者であるユーザに割り当てられた前記ユーザ識別子とに基づいて、前記発信者と前記受信者との間のコンテンツの配信経路を、時系列に沿って表現した情報として出力する情報出力手段を備える
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のコンテンツ配信システム。 - サーバ装置と通信を行う端末装置であって、
コンテンツに割り当てられたコンテンツ識別子と、当該コンテンツ識別子の発信者に割り当てられた発信者識別子とを取得する識別子取得手段と、
前記識別子取得手段によって取得された前記コンテンツ識別子及び前記発信者識別子と、自装置のユーザに割り当てられたユーザ識別子とを前記サーバ装置へ送信する送信手段と、
前記識別子取得手段によって取得された前記コンテンツ識別子が割り当てられたコンテンツを取得するコンテンツ取得手段と、
前記識別子取得手段によって取得された前記コンテンツのコンテンツ識別子と、当該コンテンツ識別子の発信者の前記発信者識別子である、自装置のユーザの前記ユーザ識別子とを含む音データに応じた音を出力する出力手段と
を有することを特徴とする端末装置。 - 前記識別子取得手段は、前記コンテンツ識別子及び前記発信者識別子を音データとして取得し、
前記識別子取得手段によって取得された音データから前記コンテンツ識別子及び前記発信者識別子を抽出する抽出手段を備えることを特徴とする請求項6記載の端末装置。 - 0というビット値を示す音の波形を表す第1の音素データ、及び1というビット値を示す音の波形を表す第2の音素データを受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信された前記第1の音素データ及び前記第2の音素データを記憶する記憶手段とを備え、
前記抽出手段は、前記記憶手段によって記憶されている前記第1の音素データ及び前記第2の音素データに基づいて、前記識別子取得手段によって取得された音データを前記コンテンツ識別子及び前記発信者識別子を示すビット列に変換することにより、当該音データから前記コンテンツ識別子及び前記発信者識別子を抽出し、
前記出力手段は、前記記憶手段によって記憶されている前記第1の音素データ及び前記第2の音素データに基づいて、前記コンテンツ識別子及び前記ユーザ識別子を含む音データを生成し、生成した当該音データに応じた音を出力する
ことを特徴とする請求項7に記載の端末装置。 - 請求項6〜8のいずれか1項に記載の端末装置と通信を行うサーバ装置であって、
前記端末装置から送信された、コンテンツに割り当てられたコンテンツ識別子、当該コンテンツ識別子の発信者に割り当てられた発信者識別子、及び当該端末装置のユーザに割り当てられたユーザ識別子を受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信された前記コンテンツ識別子、前記発信者識別子、及び前記ユーザ識別子を対応付けて記憶する記憶手段と
を有するサーバ装置。
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