JP2013231965A - 赤外線フィルターを備えるカメラ対物レンズ及びカメラ対物レンズを備えるカメラモジュール - Google Patents

赤外線フィルターを備えるカメラ対物レンズ及びカメラ対物レンズを備えるカメラモジュール Download PDF

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Abstract

【課題】赤外線フィルターを備えるカメラモジュールをよりコンパクトに設計するレンズ系を提供する。
【解決手段】カメラモジュール3のためのレンズ系1は、色消しレンズ系であり、2つのレンズを備え、第1のレンズ5は正の焦点距離を有し、第2のレンズ7は負の焦点距離を有し、第1のレンズ5は、赤外線を吸収し、赤外線フィルターとしての役割を果たす銅イオン含有ガラスから形成され、負の焦点距離を有する第2のレンズ7は、正の焦点距離を有する第1のレンズ5のアッベ数よりも小さなアッベ数を有し、第1のレンズ5のアッベ数と第2のレンズ7のアッベ数との間の差は少なくとも15である。
【選択図】図1

Description

本発明は包括的にはカメラのための対物レンズに関する。より詳細には、本発明は、カメラセンサー前方の光の赤外線成分をフィルタリングにより除去する、カメラモジュールのための赤外線フィルターに関する。
既知のように、一般的にカメラセンサーには、センサーのピクセルが赤外線スペクトル範囲においても感度を有するという特性がある。さらに、その光学構成要素が標準的なガラス又はプラスチック材料から形成されるカメラモジュールの光学系は一般的に、或る特定の量の赤外線透過を示す。しかしながら、赤外光がセンサーに達する結果として、色及び明度に望ましくない歪みが生じる。
このために、カメラモジュールは通常、赤外線フィルターを備えている。最も一般的な赤外線フィルターは干渉フィルターである。そのようなフィルターの場合、多層化された誘電体層系が基板、通常、ガラス基板上に堆積される。多層化された誘電体層系は、赤外線放射を反射するが、可視光を透過するように設計される。そのようなフィルターは作製するのに比較的費用がかからないが、幾つかの欠点を有する。干渉フィルターは多くの場合に、透過曲線に或る特定の変調を与える。この変調は櫛形フィルターに類似の効果を有し、個々の色に影響を及ぼす場合がある。
さらに、干渉層は、フィルター曲線(透過スペクトル)に関して、フィルターガラスから形成される赤外線フィルターよりもはるかに大きな角度依存性を示す。
さらに、赤外光は干渉層によって反射され、光学系内の中に戻される。干渉フィルターは一般的に、少なくとも近赤外範囲において依然として残留透過を示すので、何度も反射することに起因して、光学系内にゴースト像が生じる場合がある。
それに対する代替形態は、フィルターガラスの形の赤外線フィルターによって与えられる。フィルターガラスは、その特性のおかげで、上記の櫛形フィルター効果も示さなければ、ガラスを通り抜けるときに赤外光が吸収されるので、何度も赤外光が反射されることに起因するゴースト像も示さない。通常、そのようなフィルターは、干渉フィルターと同様に、薄いガラスシートの形でセンサー上に配置される。さらに、米国特許第7,618,909号及び米国特許出願公開第2007/0051930号から、ブランク成形によってフィルターガラスからレンズを作製することが既知である。
その構造的な設計とは関係なく、赤外線フィルターは空間を占有する。しかしながら、例えば、携帯電話において使用されるような小型のカメラモジュールでは特に、カメラモジュールのために利用可能な空間は非常に限られる。この問題は、今日のように対物レンズに対して短い焦点距離が要求される場合に更に深刻になる。さらに、そのようなモジュールからなる小型で安価な光学系を用いる場合であっても、良好な画像品質が望まれる。それゆえ、そのようなカメラモジュールの光学特性を改善しながら、赤外線フィルターを犠牲にすることなく、カメラモジュールの光学系をより一層コンパクトに設計できることが望ましい。
この目的は独立請求項の主題によって達成される。本発明の有利な実施の形態及び変更形態はそれぞれの従属請求項において記述される。
したがって、本発明はカメラモジュールのためのレンズ系、又はカメラモジュールのための対物レンズを提供し、そのレンズ系は色消しレンズ系であり、2つのレンズを備える。
本発明の構成
それらのレンズのうちの1つは正の焦点距離を有し、それゆえ、収束レンズ又は正のレンズである。このレンズは、これ以降、第1のレンズと呼ばれる。更なるレンズは負の焦点距離を有し、それゆえ、負のレンズ又は発散レンズである。このレンズは、これ以降、第2のレンズと呼ばれる。本明細書における用語「第1のレンズ」及び「第2のレンズ」は、レンズ系内の順序を指すのではなく、2つのレンズを区別するために、かつこれらのレンズをオプションで設けられる更なるレンズと区別するために用いられ、更なるレンズは収束レンズ及び/又は発散レンズの場合がある。
第1のレンズは、赤外光を吸収し、それゆえ、赤外線フィルターを形成するか、又は赤外線フィルターとしての役割を果たす銅イオン含有ガラスから形成される。負の焦点距離を有する第2のレンズは、正の焦点距離を有する第1のレンズよりも小さなアッベ数を有し、第1のレンズ及び第2のレンズのアッベ数の差は少なくとも15である。レンズダブレットが合焦効果を有することになる場合には、第2のレンズの焦点距離の絶対値は、第1のレンズの焦点距離よりも小さい。本発明の実施の形態は、特に短い焦点距離を実現できるようにするために好ましい。
このようにして、ここで、センサーの前方にある、吸収シート又は誘電体干渉層系のいずれかの形の個別のシートの形をとる、別の状況では一般的な赤外線フィルターを省くことができる。さらに、同時に、用いられるフィルターガラスによれば、アクロマートが形成される。それゆえ、本発明によれば、光学構成要素の数を削減できるようになる。また、ここで、別の状況では赤外線フィルターによって占有される空間を他の目的のために利用することができる。例えば、対物レンズ全体を短くすることができ、それゆえ、対応するカメラモジュールを全体的に小型化することができる。また、個別の赤外線フィルターシートが排除されるとき、作製コストが削減される。
本明細書における赤外線フィルターは、包括的には、センサーの前方のビーム経路内に配置され、それによって、センサーによって検出された光ビームが通り抜ける光学素子として理解され、フィルターガラスの厚みが0.3mmである場合、その光学素子の透過性は、850ナノメートルの波長では、500ナノメートルの波長の少なくとも8分の1である。
第1のレンズ及び第2のレンズは合わせて、色消しレンズ系を形成する。驚くことに、この関連で、少なくとも、可視スペクトル範囲に隣接する近赤外範囲において著しい吸収性を有する銅含有ガラスは、低分散を示すことができるので、良好な色補正のために十分である2つのレンズのアッベ数の差を得ることできる。
詳細には、第1のレンズのそのような銅イオン含有、及び赤外光吸収ガラスは、更には、少なくとも55、好ましくは少なくとも60のアッベ数を有することができる。
高いアッベ数は、特に、第1のレンズのために銅イオン含有リン酸塩ガラス又はフルオロリン酸塩ガラスを用いることによって達成することができる。
アッベ数は無次元パラメーターとして規定される。
Figure 2013231965
ただし、nは約587nmの光の波長における屈折率を示し、nは約486nmの光の波長における屈折率を示し、nは約656nmの光の波長における屈折率を示す。
しかしながら、多くの場合に青ガラスと呼ばれる赤外線フィルターガラスは、当該技術分野においてシュリーレンとしても知られる縞を或る程度含む場合がある。シュリーレンはDIN/ISO 10110−4において規定されている。センサー付近に赤外線フィルターが配置されるとき、これらの縞の光学的影響は小さい。しかしながら、本発明によって示唆されるように、そのフィルターガラスがレンズとして用いられる場合には、この結果として、通常、フィルターガラスからセンサーまで距離が長くなる。距離が長くなることに起因して、シュリーレンによって引き起こされるガラスの屈折率の局所的な変化は、より強い光偏向効果を有する。それゆえ、本発明の一実施形態によれば、第1のレンズに対して低シュリーレンガラスが用いられ、それにより、シュリーレンによって引き起こされる波面誤差は30ナノメートル以下であり、好ましくは15ナノメートル以下である。波面誤差はDIN/ISO 10110−14に従って規定される。波面誤差又は波面歪みはDIN/ISO 14999−4に従って測定することができる。波面誤差は、546.07nmの波長を有する光を用いて測定されることが好ましい。
赤外線フィルターガラスの形でそのような低シュリーレンガラスを作製するために、ここでもリン酸塩ガラスが適しており、特にフルオロリン酸塩ガラスが適している。フルオロリン酸塩ガラスは、より高い耐腐食性を示すことがわかっているので、本発明にとってリン酸塩ガラスよりもフルオロリン酸塩ガラスがはるかに適している。これは、フィルターガラスがセンサーに適用されず、他の光学構成要素によって環境的な作用からより良好に保護される場合に重要である。ガラスがレンズの形で用いられる場合には、そのガラスは、より多く腐食作用に晒される。第1のレンズが最も前方にあるレンズ、すなわち、光入射口側にあるレンズであるとき、これが特に当てはまる。
本明細書において、リン酸塩ガラスが光学ガラスを指しており、Pがガラス形成体としての役割を果たし、ガラス内に主成分として存在する。リン酸塩ガラス内のリン酸塩の一部をフッ素で置き換えるとき、フルオロリン酸塩ガラスが得られる。フルオロリン酸塩ガラスを合成する場合、NaOのような酸素化合物の代わりに、NaFのような対応するフッ化物がガラスバッチに追加される。
リン酸塩ガラス及びフルオロリン酸塩ガラスは、高いアッベ数の観点から、かつ低いシュリーレン光学構成要素であることを考慮すると、第1のレンズに非常に適している。
第2のレンズの場合、フリントガラスが有用である。フリントガラスは50未満のアッベ数を有するガラスを指している。しかしながら、本発明による色消しレンズ系を得るために、十分に高い分散性を有するプラスチック材料も、同様に、赤外線吸収ガラスの第1のレンズと組み合わせることが考えられる。好ましくは、第2のレンズのフリントガラスは、第1のレンズの銅含有ガラスよりも高い屈折率を有する。
さらに、光入射口側に第1のレンズを配置することが有利である。光出射口側に配置されるセンサーへの距離が長くなるので、一方では、これはシュリーレンの光偏向効果を高めるが、他方では、焦点距離が短縮される。特に、第1のレンズはレンズ系の入射口レンズ、すなわち、そこを通って光線が本発明によるレンズ系を含むカメラモジュールのセンサーまで進むことになる第1のレンズとしての役割を果たすことが有利な場合がある。
最も簡単な場合、レンズ系は第1のレンズ及び第2のレンズのみを備える。しかしながら、有益な撮像特性を得るために、及び/又は焦点距離を短くするために、1つ又は複数の更なるレンズを設けることが有利である。
また、本発明は、上記のような本発明による半導体アレイセンサー及びレンズ系を備えるカメラモジュールに関し、そのレンズ系は、半導体アレイセンサーの前方、すなわち、上流に配置される。
また、上記のように、第1のレンズは第2のレンズに対して光入射口側に配置されることが有利である。レンズ系内に更なるレンズが設けられる場合には、レンズ系の色消し特性にとって、それゆえ、レンズ系を含むカメラモジュールの光学解像度にとって、第1のレンズ及び第2のレンズは、何も介在することなく縦一列に配置されることが有利である。言い換えると、レンズ系、及びこのレンズ系を含むカメラモジュールの一実施形態によれば、第1のレンズ及び第2のレンズに加えて、少なくとも1つ、好ましくは2つの更なるレンズが設けられるが、第1のレンズ及び第2のレンズは、何も介在することなく、光路に沿って縦列するように配置される。
本発明によるレンズ系を備えるカメラモジュールと、そのレンズ系によって、異なる角度からカメラモジュールのセンサー上に合焦される3つの光ビームとを示す図である。 図1において類似の形で示されるようなレンズ系のシュリーレンのない理想的な光学構成要素の場合の光ビームの焦点スポットを示す図である。 図1において類似の形で示されるような、レンズ系のシュリーレンのない理想的な光学構成要素の場合の光ビームの焦点スポットを示す図である。 図1において類似の形で示されるような、レンズ系のシュリーレンのない理想的な光学構成要素の場合の光ビームの焦点スポットを示す図である。 複数の波を有するレンズ表面のモデルを示す図である。 図5に従って変更されたレンズを含むレンズ系の光ビームの焦点スポットを示す、図2に対応する図である。 図5に従って変更されたレンズを含むレンズ系の光ビームの焦点スポットを示す、図3に対応する図である。 図5に従って変更されたレンズを含むレンズ系の光ビームの焦点スポットを示す、図4に対応する図である。 同じ青ガラス(同じ銅イオン濃度)を用いるときの青ガラスフィルターシート及び青ガラスレンズの場合の、反射防止膜を用いない光学カメラモジュール全体の透過特性を示す図である。
ここで、本発明は、例示的な実施形態によって、かつ添付の図面を参照しながら更に詳細に説明される。図面において、同じ参照番号は同じ、又は対応する要素を示す。
図1に示されるようなカメラモジュール3は、レンズ系1と、半導体アレイセンサー10とを備える。レンズ系1は半導体アレイセンサー10の前方に配置され、入射光を半導体アレイセンサー10上に合焦する。明確にするために、3つの光線ビーム15、16、17が示される。これら光線ビーム15、16、17は異なる角度において入射する平行光線のビームである。したがって、図示されるビーム経路は、非常に離れた物体の撮像に対応する。ここで、ビーム15は近軸の光線束である。
それに対して、他のビーム16、17は光軸20に対して或る角度で入射する。光軸に対するビーム17の角度は、半導体アレイセンサー10のエッジに入射する光の角度に対応する。さらに、図1の例示では、ビーム16の角度は、光が半導体アレイセンサー10の中心とエッジとの間の領域上に合焦されるように選択される。これら3つのビーム15、16、17によって、シュリーレンがカメラモジュール3の解像度に及ぼす影響が以下に説明される。
レンズ系1は、正の焦点距離を有する第1のレンズ5を備える。この実施形態では、第1のレンズは両凸レンズとして設計される。第1のレンズ5は光入射口側に配置され、そこを通って光が半導体アレイセンサーまで進む第1のレンズである。言い換えると、第1のレンズ5はレンズ系1の入射口レンズを形成する。
直ぐ下流に第2のレンズ7が配置され、第2のレンズは負の焦点距離を有する。図1に示される例示的な実施形態では、第2のレンズ7は両凹レンズとして設計される。2つのレンズ5、7は合わせてレンズ系1の一部としてアクロマートを形成する。このために、2つのレンズ5、7がビーム経路内に順次に、すなわち、ビーム経路に沿って互いに隣接して配置されることが有利である。2つのレンズ5、7は、図示される例示的な実施形態の場合のように、空隙が介在することなく、直接互いに隣接して配置することができる。これは、反射損を低減するために、かつ互いの界面においてレンズ5及び7の反射防止膜を省略できるようにするために有利である。しかしながら、2つの隣接するレンズ5と7との間に空隙を設けることもできる。これは、より高次の色誤差を補正する可能性を広げるが、一方で、反射損が増加し、調整が多くなり、組み立てが複雑になる。
さらに、第1のレンズ5及び第2のレンズ7のレンズ対は合わせて合焦効果を有することが意図される。それゆえ、第2のレンズ7の負の焦点距離の絶対値が第1のレンズ5の正の焦点距離よりも小さいように、それぞれの屈折率を考慮に入れながら、レンズ5、7の屈折面の形状が選択される。
2つの更なるレンズ8、9は、焦点距離を短くし、かつ球面誤差、歪み及びコマ収差のような単色収差を更に補正するのに役立つ。この目的を果たすために、2つの更なるレンズ8、9のうちの少なくとも1つは、図示される特定の例に限定されることなく、非球面レンズとすることができる。
本発明によれば、第1のレンズ5は銅イオン含有ガラスから形成され、そのガラスは赤外光を吸収し、赤外光フィルターとしての役割を果たす。スペクトル透過に影響を及ぼす、近赤外範囲内の銅イオンの吸収にかかわらず、そのアッベ数は第2のレンズのアッベ数よりも少なくとも15だけ大きい。
驚くことに、銅イオン含有ガラスは少なくとも60のアッベ数を有する場合があることがわかったので、これにより、十分な色補正を達成するために、第2のレンズ7としてフリントガラスを使用できるようになる。同時に、第1のレンズ5の赤外線フィルター効果に起因して、優れた色補正が達成される。強い分散を達成するために、第2のレンズ7にとってフリントガラスが好ましい。第2のレンズ7のアッベ数は50未満であることが好ましい。更に好ましくは、第2のレンズ7の屈折率は少なくとも1.5である。
そのレンズ対の色消し補正素子としての効果は、小さなアッベ数を有する材料を選択することによって更に高めることができる。一般的に、図1に示される特定のレンズ系1に限定されることなく、第2のレンズ7のアッベ数は、40以下、更には30未満の値を有することが好ましい。
そのような低いアッベ数を有するガラスは、手頃な価格で市販されている。詳細には、ここでは、重フリントガラス、ランタン重フリントガラス及びランタンフリントガラスを考慮することができる。一例を与えるために、N−SF6の商品名で販売される本出願人の光学ガラスを挙げることができ、そのガラスは25.4のアッベ数及びn=1.8052の屈折率を有する。別の例は、N−SF2の商品名で本出願人によって販売される重フリントガラスであり、そのガラスは33.8のアッベ数及びn=1.6477の屈折率を有する。
第1のレンズの場合、高いアッベ数を達成するために、赤外線吸収銅イオンにかかわらず、リン酸塩ガラス、特にフルオロリン酸塩ガラスが適している。
異なるCuO濃度を有し、それゆえ、異なる吸収特性を有するCuOドープフルオロリン酸塩ガラスは、例えば、ガラスBG60、BG61を含むか、又はリン酸塩ガラスとして、SCHOTT AGのBG39、BG18、BG55を含む。
しかしながら、第1のレンズ5のために本発明において用いられるような、銅イオンを含有するガラスでは特に、ガラスの製造中にシュリーレンが形成される場合がある。シュリーレンは化学組成の局所的な変動を表し、それゆえ、ガラスの屈折率の局所的な変動も引き起こす。それに関連付けられるのは、DIN/ISO14999−4に従って測定することができる波面の歪みであり、それゆえ、光線の対応する偏向である。意図した経路からのこれらの偏向が小さい場合であっても、それらの偏向はセンサーまでの距離とともに増大し続ける。それゆえ、センサーの前方に青ガラスの赤外線フィルターシートが配置される場合、通常は、強いシュリーレンのみが目立つようになる。一方、本発明によるレンズ系のレンズでは、シュリーレンの悪影響が著しく強くなることがわかった。ここで、シュリーレンの影響が、シミュレーションによって更に詳細に説明される。
この目的を果たすために、図2、図3及び図4は、シュリーレンのない理想的な光学構成要素の場合に、半導体アレイセンサー10上にレンズ系1によって生成される3つの光ビーム15、16、17の焦点を示す。それらの焦点は、シミュレーションプログラムを用いて計算された。各図は、半導体アレイセンサー10の表面の20μm×20μmのサイズのエリアを示す。図2は、近軸光ビーム15の焦点150を示す。比較のために、理想的な回折限界焦点(いわゆる、エアリー円盤)が、参照番号149で示される。焦点149、150を比較することによって、レンズ系1の焦点150が、理想的な光学系の最適に達成可能な焦点、すなわち、エアリー円盤よりもわずかだけ大きいことが明らかになる。
半導体アレイセンサー10の中心とエッジとの間に入射する中間の光ビーム16の場合、図3に示されるようなその焦点160は、既にわずかなコマ収差を示す。しかしながら、センサーの中心において生成される焦点150と同様に、著しい横方向の色誤差は検出されない。それゆえ、例示される焦点150、160は、赤色光、緑色光及び青色光に対して概ね当てはまる。
図4は、半導体アレイセンサー10のエッジ上に合焦される光ビーム17の焦点170を示す。ここでは、理想的な回折限界光学系の焦点149はわずかなコマ収差を示し、それゆえ、幾分長円形であることを見ることができる。実際の焦点170は既にはるかに大きい。さらに、ここでは色誤差が現れており、図4に示される焦点170の下側部分は主に青色成分を含む。これは、例示的な実施形態の基本的な光学系が横方向色収差を完全には補正しないためである。
シュリーレンの影響を評価するために、ガラス内部のシュリーレンによって生成される波面変形の代わりに、表面上の波状構造によって、等価な波面変形を生成することができる。それゆえ、そのシミュレーションの場合、レンズ5は、レンズ表面50上に波状構造を有すると仮定される。
図5は、そのシミュレーションが基にするレンズ表面50のモデルを示す。図5では、波51は誇張されており、シミュレーションを簡単にするために、一方向に延在すると仮定された。波51は、60ナノメートルの波面変形を引き起こすように選択された。そのような値は、比較的強いシュリーレンにおいても達成される。そのような波面変形を得るために、それらの波は、116ナノメートルの高さ(頂部−谷部間)を有する。ここで、比較のために、図6乃至図8は、図2乃至図4に対応し、図5に示されるように変更されたレンズ5を有するレンズ系1の計算された焦点を示す。
図6乃至図8において見ることができるように、全ての焦点150、160、170は図2、図3、図4に示される焦点に比べて著しく拡大される。既に、近軸光線ビーム15の焦点150は、波51の縦方向を横切る方向において2.5倍よりも大きく広げられる。
それゆえ、本発明によるレンズ系の光学特性にとって、低シュリーレンガラスを選択することが一般的に好都合である。それゆえ、本発明の一実施形態によれば、第1のレンズ5のガラスは、シュリーレンによって引き起こされる波面誤差が大きくても30ナノメートルであり、好ましくは大きくても15ナノメートルであるように選択される。
ガラスが製造関連のシュリーレンを含む場合には、例えば、レンズ、又はレンズのブランク成形のためのガラス塊のようなプリフォームを選り抜くことによって、そのような値を得ることができる。しかしながら、製造中に既に、過剰な縞が生成されるのを回避することが特に望ましい。
したがって、本発明は、本出願に記載のレンズ系を作製するための方法であって、
銅イオン含有ガラスを溶解するステップと、
ガラス溶解物からガラス塊を作製するステップと、
ガラス塊から、好ましくは両凸レンズの形をとる、正の焦点距離を有する第1のレンズ5を作製するステップと、
負の焦点距離を有し、第1のレンズ5のアッベ数よりも小さなアッベ数を有する第2のレンズ7を用いてレンズ系1を組み立てるステップと、を含み、それによって、
第1のレンズ5のアッベ数と第2のレンズ7のアッベ数との間の差は少なくとも15となる、レンズ系を作製するための方法に関する。
ガラス塊はニアネットシェイププリフォームの形で準備されることが好ましい。この目的を果たすために、0.5mm乃至10.0mmの直径を有する球体がプリフォームとして特に適している。
第1の実施形態によれば、ガラス塊からのレンズ5の製造はブランク成形によって成し遂げることができる。
別の実施形態によれば、レンズは、ガラス溶解物から直接、すなわち、ガラス塊を用いることなく、ブランク成形によって製造することができる。
更に別の実施形態によれば、ガラス塊から形成されたレンズは、研削し、その後、研磨することによって作製することができる。
さらに、ここでも、この方法では、リン酸塩ガラス、好ましくは、フルオロリン酸塩ガラスを用いることが有利である。これらのタイプのガラスは、その組成内に銅が含まれるにもかかわらず、シュリーレンの数を削減し、強度を低減するのに特に適していることがわかった。材料の研磨除去中に、シュリーレンは表面変形につながるおそれがあるので、シュリーレンは、研削及び研磨を含む上記の方法の変形形態において悪影響を及ぼす場合もある。また、シュリーレンは膨張係数の局所的な変化も引き起こすので、シュリーレンは、ブランク成形においても、レンズ表面の輪郭忠実性に関して悪影響を及ぼす場合がある。それゆえ、好ましくはリン酸塩ガラス、特にフルオロリン酸塩ガラスを使用して、幾つかの点で、作製されたレンズの光学品質を改善する。
また、本発明は、図1に示されるようなカメラモジュールの製造にも関連し、この製造プロセスは上記の方法に基づいており、レンズ系1及び半導体アレイセンサー10の組み立てを更に含む。この場合、レンズ系1の組み立て及びカメラモジュール3の組み立ては必ずしも連続して実行される必要はない。また、個々のレンズ、図1に示される例ではレンズ5、7、8、9は、逐次的に1つずつ、又はまとめて半導体アレイセンサー10に取り付けることもできる。
本発明によるレンズアセンブリのレンズ5は、その正の焦点距離のために、少なくとも1つの曲面を成す屈折面を有する。それゆえ、光ビームの経路は、光軸20への入射角に依存するだけでなく、レンズ上の入射点にも依存する。それゆえ、通常、そのレンズを通しての透過は光軸に対する角度に依存すると予想される。
しかしながら、驚くことに、従来のように青ガラスを半導体アレイセンサーの前方にある薄いシートの形の赤外線フィルターとして配置する場合と同様に、その透過は、光軸に対する入射角に大きく依存しないことがわかった。しかしながら、レンズ5は通常、従来の青ガラス赤外線フィルターよりも厚いので、同じ銅イオン含有量の場合、透過曲線が全体として変化する。図9は、本発明によるレンズの場合のスペクトル透過曲線、及び同じガラスから形成されるセンサーの前方にある青ガラスシートの場合のスペクトル透過曲線の比較を示す。そのガラスはここでも、64のアッベ数を有する上記のフルオロリン酸塩ガラスである。参照番号30によって示される曲線は、これまでに赤外線フィルター素子として使用されてきたような、青ガラスシートの場合の透過曲線を表す。比較のために、参照番号31によって表される曲線は、本発明によるレンズ系1のために用いられるようなレンズ5のためのスペクトル透過曲線を表す。その差が非常に小さく、個々の曲線が互いに概ね重なり、それによって、図9のグラフにおいて差を示すことができないので、異なる光ビーム15、16、17のための個々の透過特性は示されない。したがって、同じ量の酸化銅を有する場合、レンズ5を通しての透過は、対応する青ガラスフィルターシートを通しての透過よりも小さい。
一方、本発明による配置の有利な効果は、赤外線成分がはるかに実効的に抑圧されることである。例えば、この例示的な実施形態では、700ナノメートルより上の透過は実質的に0であり、一方、青ガラスフィルターシートの場合、800ナノメートルの光波長であっても、測定可能な透過が存在する。可視スペクトル範囲内の透過を著しく低減しないようにするために、図1のレンズ系の特定の配置に限定されることなく、レンズ5のために、酸化銅含有量が少ないリン酸塩ガラス、又はフルオロリン酸塩ガラスが好ましい。
酸化銅含有量を変更することによって、以下の特徴を有する透過曲線が得られることになる。400nm乃至550nmの範囲において、フィルターの透過は80%よりも大きく、650nmにおいて、透過は55%よりも小さく、850nmにおいて、透過は10%より小さい。
例えば、1ミリメートル厚のレンズ5が設けられ、0.3ミリメートル厚のフィルターシートと同じ透過を有することが意図される場合には、そのレンズのフィルターガラスのために、1/0.3=3.33分の1のCuイオンの濃度を用いることができる。
透過曲線30、31から見ることができるように、ガラスに含まれる銅イオンは、可視スペクトル範囲内の透過にも影響を及ぼす。それゆえ、驚くことに、そのようなガラスによって高いアッベ数を達成できるようになり、それにより、このガラスと、別のガラスからなり、かつ色消しレンズ系が得られるように低いアッベ数を有するレンズとを組み合わせることができるようになる。
1 レンズ系
3 カメラモジュール
5 正の焦点距離を有する第1のレンズ
7 負の焦点距離を有する第2のレンズ
8、9 レンズ
10 半導体アレイセンサー
15、16、17 光線ビーム
20 光軸
30、31 透過曲線
50 5のレンズ表面
51 50上の波
149 回折限界焦点
150 15の焦点
160 16の焦点
170 17の焦点

Claims (15)

  1. カメラモジュール(3)のためのレンズ系(1)であって、
    前記レンズ系は色消しレンズ系であり、2つのレンズを備え、
    第1のレンズ(5)は正の焦点距離を有し、
    第2のレンズ(7)は負の焦点距離を有し、
    前記第1のレンズ(5)は、赤外線を吸収し、赤外線フィルターとしての役割を果たす銅イオン含有ガラスから形成され、
    負の焦点距離を有する前記第2のレンズ(7)は、正の焦点距離を有する前記第1のレンズ(5)のアッベ数よりも小さなアッベ数を有し、
    前記第1のレンズ(5)のアッベ数と前記第2のレンズ(7)のアッベ数との間の差は少なくとも15である、カメラモジュールのためのレンズ系。
  2. 請求項1に記載のレンズ系(1)であって、
    前記第1のレンズ(5)の前記ガラスは少なくとも55のアッベ数を有する、レンズ系。
  3. 請求項1又は2に記載のレンズ系(1)であって、
    前記第1のレンズ(5)の前記ガラスは、シュリーレンによって引き起こされる波面誤差が30ナノメートル以下であり、好ましくは15ナノメートル以下であるような低シュリーレンガラスである、レンズ系。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載のレンズ系(1)であって、
    前記第1のレンズ(5)は銅イオン含有のリン酸塩ガラス又はフルオロリン酸塩ガラスから形成される、レンズ系。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載のレンズ系(1)であって、
    前記第2のレンズ(7)の焦点距離の絶対値は前記第1のレンズ(5)の焦点距離よりも小さい、レンズ系。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載のレンズ系(1)であって、
    前記第2のレンズ(7)はフリントガラスから形成される、レンズ系。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載のレンズ系(1)であって、
    前記第2のレンズ(7)の前記アッベ数は40以下の値を有する、レンズ系。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載のレンズ系(1)であって、
    前記第1のレンズ(5)は光入射口側に配置される、レンズ系。
  9. 半導体アレイセンサー(10)と、請求項1乃至8のいずれか一項に記載のレンズ系(1)とを備えるカメラモジュール(3)であって、前記レンズ系は前記半導体アレイセンサー(10)の前方に配置される、カメラモジュール。
  10. 請求項9に記載のカメラモジュール(3)であって、
    好ましくは、前記第1のレンズ(5)及び前記第2のレンズ(7)に加えて2つの更なるレンズ(8、9)を備え、前記第1のレンズ(5)及び前記第2のレンズ(7)は何も介在することなく、光路に沿って縦列するように配置される、カメラモジュール。
  11. 請求項9又は10に記載のカメラモジュール(3)であって、
    前記第1のレンズ(5)は前記レンズ系の入射口レンズを形成する、カメラモジュール。
  12. 請求項1乃至8のいずれか一項に記載のレンズ系(1)を作製するための方法であって、
    銅イオン含有ガラスを溶解するステップと、
    前記ガラス溶解物からガラス塊を作製するステップと、
    前記ガラス塊から、好ましくは両凸レンズの形をとる、正の焦点距離を有する第1のレンズ(5)を作製するステップと、
    負の焦点距離を有し、前記第1のレンズ(5)のアッベ数よりも小さなアッベ数を有する第2のレンズ(7)を用いてレンズ系(1)を組み立てるステップと、を含み、それによって、
    前記第1のレンズ(5)のアッベ数と前記第2のレンズ(7)のアッベ数との間の差は少なくとも15となる、レンズ系(1)を作製するための方法。
  13. 前記ガラス塊は0.5ミリメートル乃至10.0ミリメートルの直径を有する球体の形をとる、請求項12に記載の方法。
  14. 前記ガラス塊から前記レンズ(5)を前記作製するステップは、ブランク成形によって、又は研削、及びその後の研磨によって成し遂げられる、請求項12又は13に記載の方法。
  15. 前記レンズ(5)を前記作製するステップは、前記ガラス溶解物から直接ブランク成形することによって成し遂げられる、請求項12乃至14のいずれか一項に記載の方法。
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