JP2013230722A - 作業車両の原動部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ファンとエンジンの間にファン用無段変速装置を設けているので、ファンの回転軸方向のエンジンルームの幅が大きくなるという課題がある。
【解決手段】エンジン10とエンジン10の外側のラジエーター17との間にファン16を設け、ファン16をファン用無段変速装置20により正回転駆動の冷却状態と、逆回転駆動の除塵状態とに切替自在にする。ファン用無段変速装置20で駆動される伝動軸21をエンジン10の上方に設け、該伝動軸21のファン16側の端部に設けたプーリー22とファン16の回転軸23に設けたファン駆動プーリー24との間にベルト25を掛け回し、回転軸23におけるファン16とファン駆動プーリー24との間の部位をファン支持フレーム26により支持し、該ファン支持フレーム26は回転軸23の軸心方向において前記ベルト25と少なくとも一部が重なるように配置した作業車両の原動部構造。
【選択図】図2

Description

本発明は、作業車両の原動部構造に係るものである。
従来、エンジン冷却用のファンをファン用無段変速装置の出力軸に設け、ファン用無段変速装置により正回転と逆回転とに切り替える構成は、公知である(特許文献1)。
特開2008−87723号公報
前記公知例は、ファンとエンジンの間にファン用無段変速装置を設けているので、ファンの回転軸方向のエンジンルームの幅が大きくなるという課題がある。
本願は、ファンおよびファン用無段変速装置をコンパクトに配置するように工夫したものである。
請求項1記載の発明は、エンジン10の外側にラジエーター17を設け、該ラジエーター17と前記エンジン10との間にファン16を設け、前記ラジエーター17の外側に防塵ネット18を有するラジエーターカバー11を設け、前記エンジン10からの駆動力を無段階に変速して前記ファン16を駆動するファン用無段変速装置20は、該ファン16を正回転駆動して防塵ネット18の外側から内側へ送風する冷却状態と、該ファン16を逆回転駆動して防塵ネット18の内側から外側へ送風する除塵状態とに切替自在な構成とし、前記ファン用無段変速装置20で駆動される伝動軸21をエンジン10の上方に設け、該伝動軸21のファン16側の端部に設けたプーリー22とファン16の回転軸23に設けたファン駆動プーリー24との間にベルト25を掛け回し、回転軸23におけるファン16とファン駆動プーリー24との間の部位をファン支持フレーム26により支持し、該ファン支持フレーム26は回転軸23の軸心方向において前記ベルト25と少なくとも一部が重なるように配置した作業車両の原動部構造としたものであり、ファン用無段変速装置20の駆動回転が伝動軸21と、プーリー22およびファン駆動プーリー24とベルト25とを介して、ファン16の回転軸23に伝達され、ファン16を回転させて送風する。ファン16は、ファン16の軸心方向においてベルト25と少なくとも一部が重なるファン支持フレーム26により支持されてラジエターカバー11に近い状態で送風する。
請求項2記載の発明は、前記ファン支持フレーム26とファン16の間に軸受部材30を設け、該軸受部材30はファン16の軸心方向視において、ファン16に少なくとも一部が入り込むように配置した作業車両の原動部構造としたものであり、ファン16は軸受部材30とファン16の軸心方向視において少なくとも一部が重なった状態で回転して送風する。
請求項3記載の発明は、前記ファン支持フレーム26はシュラウド32の一部を構成するファン取付フレーム33に固定し、このファン取付フレーム33を操作席フレーム37と機体フレーム1の何れか一方または両方に固定した作業車両の原動部構造としたものであり、ファン16は、シュラウド32の一部を構成するファン取付フレーム33に固定されたファン支持フレーム26により支持されて回転する。
請求項4記載の発明は、 前記ラジエーター17は、ラジエーターフレーム42に取付け、ラジエーターフレーム42の上部は、このラジエーターフレーム42の前後に夫々位置する操作席フレーム37の前縦フレーム38と後縦フレーム39に取付軸43により取付け、取付軸43を上方支点としてラジエーター17の下部を上方回動可能に構成した作業車両の原動部構造としたものであり、ラジエーター17は、取付軸43を上方支点としてラジエーター17の下部が上方回動オープンさせて、メンテナンスを行う。
請求項5記載の発明は、前記エンジン10の前方内側に位置する内側前フレーム47Aとエンジン10の後方内側に位置する内側後フレーム47Bの上側の部位に両端を夫々固定した内側連結フレーム48に前記ファン用無段変速装置20を取付けた作業車両の原動部構造としたものであり、ファン用無段変速装置20は、エンジン10の内側に配置されるので、ファン16の送風の障害にならない。
請求項1記載の発明では、ファン用無段変速装置20によりファン16を正回転駆動状態と逆回転駆動状態とに切替え、ラジエーターカバー11の防塵ネット18の付着物を除去することができるものでありながら、ファン16が回転軸23の軸心方向においてベルト25と少なくとも一部が重なるファン支持フレーム26により支持されることでラジエターカバー11に近い位置から送風することができ、ラジエター17の冷却効率を向上させることができる。
請求項2記載の発明では、上記請求項1記載の発明の効果に加え、ファン16の支持構成を、機体の左右幅方向においてコンパクトにすることができ、機体の左右幅をコンパクトにすることができる。
請求項3記載の発明では、上記請求項1または請求項2記載の発明の効果に加え、ファン16の支持強度を向上させ、振動や騒音を抑制することができる。
請求項4記載の発明では、上記請求項1または請求項2または請求項3記載の発明の効果に加え、ラジエーター17の下部を上方回動オープンさせることができ、メンテナンス作業を容易にできる。
請求項5の発明では、上記請求項1または請求項2または請求項3または請求項4記載の発明の効果に加え、ファン用無段変速装置20をファン16の送風に影響を与えない位置に設置でき、エンジン10の冷却効率の低下を少なくできる。
作業車両(コンバイン)の側面図。 エンジン周辺の一部省略正面図。 同一部省略左側面図。 同一部省略正面図。 同平面図。 ファン周辺の正面図。 同拡大図。 同側面図 ラジエーターオープン状態正面図。 ファン用無段変速装置の側面図。 同平面図。 ファンの制御ブロック図。 同フロー図。 ファンの他の実施例の制御ブロック図。 同フロー図。 ミッションケースの断面図。 エンジンオイルフィルタ付近の側面図。 同平面図。
本発明の作業車両をコンバインの例にて図面により説明すると、1はコンバインの機体フレーム、2は走行装置、3は走行装置2の上方の一側に設けた脱穀装置、4は刈取装置、5は脱穀装置4の側方に設けたグレンタンク、6は操縦部である。
操縦部6は、作業者の立つステップ7および作業者の着座する運転座席8および運転座席8の前側に設けたスイッチやレバー類を有する操作ボックス8A等により構成する。
前記操縦部6は機体フレーム1の上方に設けたエンジン10の一部または全部を包囲するエンジンカバー(以下、ラジエターカバー)11と一体または別体の任意形状のキャビン12内に設ける。
しかして、操縦部6の運転座席8の下方(後側)付近には周囲を包囲されたエンジンルーム15を形成し、エンジンルーム15内にエンジン10を設ける。エンジン10の外側(右側)にはエンジン冷却用ファン16を設ける(図2)。冷却用ファン16の外側にラジエーター17を設け、ラジエーター17の外側には前記ラジエターカバー11を設ける。ラジエターカバー11に設けた開口部には防塵ネット18を設ける(図1)。
前記冷却用ファン16はエンジン10の駆動回転を無段階に変速するファン用無段変速装置(H.S.T)20により正逆駆動回転させる。
前記ファン用無段変速装置20は、前記冷却用ファン16を機体外部から機体内部方向へ送風するべく正回転駆動する冷却状態と、前記冷却用ファン16を機体内部から機体外部方向へ送風するべく逆回転駆動する除塵状態とに切替自在に構成する。
即ち、ファン用無段変速装置20は、通常作業時で冷却用ファン16を、機体外部から機体内部方向へ送風する正回転させ、所定の場合に、ファン用無段変速装置20から逆回転を出力して冷却用ファン16を機体内部から機体外部方向へ送風する逆回転させ、ラジエターカバー11の防塵ネット18の表側に付着している藁屑や塵埃等の付着物を吹散させて除去する。
前記ファン用無段変速装置20はエンジン10の上方内側に配置し、ファン用無段変速装置20からの駆動力が伝達する伝動軸21をエンジン10の上方に設ける。エンジン10の冷却用ファン16側の端部にプーリー22を設け、プーリー22には冷却用ファン16の回転軸23に設けたファン駆動プーリー24との間にベルト25を掛け回す。
前記ファン駆動プーリー24は冷却用ファン16よりも内側の回転軸23の部分に固定し、冷却用ファン16とファン駆動プーリー24との間の回転軸23をファン支持フレーム26により支持する。ファン支持フレーム26は冷却用ファン16の軸心方向においてエンジン11に近接するように前記ベルト25と少なくとも一部が重なるように配置する。
そのため、冷却用ファン16の近傍で冷却用ファン16を支持するので、強度を確保するのに合理的な支持構成となり、空間を有効利用できる。
ファン支持フレーム26のラジエターカバー11側にファン駆動プーリー24があるので、ファン駆動プーリー24に掛け回したベルト25の交換等のメンテナンスが容易となる。
27はファン用無段変速装置20の油圧ポンプ、28は同油圧モータである。
前記ファン支持フレーム26と冷却用ファン16の間に軸受部材30を設け、該軸受部材30は冷却用ファン16の軸心方向において、冷却用ファン16と少なくとも一部が重なるように配置する。
即ち、前記軸受部材30のベアリング部31は、正面視において、冷却用ファン16の前後幅(軸心方向を前後とする)と全部または一部において重なるように、ベアリング部31を冷却用ファン16の前後幅内に入れ込んで配置構成する。
そのため、冷却用ファン16をラジエターカバー11に接近させられ、ラジエターカバー11の冷却効率を向上させると共に、冷却用ファン16と軸受部材30の構成をコンパクトに収められる。
また、ラジエターカバー11の機体右側への張り出しを少なくすることができ、機体をコンパクトにできる。
軸受部材30にはファン支持フレーム26の一端を固定する。ファン支持フレーム26は、側面視において軸受部材30より放射方向に複数突出させ、複数のファン支持フレーム26うちの一部の他端はシュラウド32の一部を構成するファン取付フレーム33に固定し、ファン支持フレーム26うちの一部の他端は、シュラウド32に固定する。
実施例では、冷却用ファン16を、その軸心方向から見た場合において、図8に示すように、時計の略9時の方向と略1時の方向と略5時の方向の三カ所にファン支持フレーム26を設け、略9時の方向と略1時の方向とに設けたファン支持フレーム26の間に、前記伝動軸21およびプーリー22と、ベルト25を位置させている。
そのため、伝動軸21と回転軸23を結ぶ線上にファン支持フレーム26(5じ方向のもの)があるので、ベルト25の引っ張りに対する冷却ファン16の支持剛性を高めることができ、ベルト25の張り具合を安定させられる。
34はベルト25のテンションプーリー、35はテンションアーム、36はテンションアーム35を付勢するバネである。
前記ファン支持フレーム26を固定したファン取付フレーム33は、操作席フレーム37または機体フレーム1の何れか一方または両方に固定する。
即ち、前記シュラウド32は冷却ファン16の周方向に位置し、前記ファン取付フレーム33は冷却ファン16の交差方向に位置する。
そのため、シュラウド32の一部を構成するファン取付フレーム33を、操作席フレーム37の前縦フレーム38と後縦フレーム39に固定しているので、シュラウド32およびファン支持フレーム26を強固に支持する。
また、前記後縦フレーム39の下部は機体フレーム1の横フレーム部40に固定するので、一層、強固に支持する。
前記ラジエーター17は、ラジエーターフレーム42に取付け、ラジエーターフレーム42の上部は操作席フレーム37の前縦フレーム38と後縦フレーム39に取付軸43により取付け、取付軸43を上方支点としてラジエーター17の下部を上方回動オープンする構成とする。
そのため、ラジエーター17のラジエターカバー11側面(裏面)の掃除等のメンテナンスを容易に行える。
また、ラジエーター17をオープンすることで、冷却用ファン16のメンテナンスも容易にする。
そのため、ラジエーター17は横フレーム部40を回動支点として上方へ回動オープンさせられ、ラジエーター17の裏面側の掃除を容易にし、ラジエーター17を回動オープンさせると、冷却用ファン16を露出させられ、冷却用ファン16のメンテナンスを容易にする。
前記ファン用無段変速装置20は、フライホイール44の上方に設け、操作席フレーム37と走行用無段変速装置45の間を連結するフレーム50によって支持する構成とする。
操縦部6の左側をミッションケース46により支持することで、操縦部6を強固に支持すると共に、ファン用無段変速装置20を支持するフレームを兼用する。
操作席フレーム37の内側前フレーム47Aと内側後フレーム47Bの上側の部位に内側連結フレーム48の両端を夫々固定し、該内側連結フレーム48には変速装置取付用ステー49を固定し、変速装置取付用ステー49に前記ファン用無段変速装置20を取付ける。
前記ファン用無段変速装置20は、所定時間毎に、冷却用ファン16の正回転と逆回転とを切り替えるように構成し、エンジン10の負荷が小さいときに、冷却用ファン16が逆転する構成とする(図13)。
56はコントローラーである。
また、ファン用無段変速装置20は、エンジン10の始動時には、中立とする(図13,図15)。
51はファン用無段変速装置20の制御モータ51、52は制御モータ51の出力軸52、53はギヤ53、54はギヤ53に噛み合うセクタギヤ54、55はギヤ53を取付けたファン用無段変速装置20のトラニオン軸55である。
したがって、エンジン10の始動時には、制御モータ51を作動させてトラニオン軸55を中立位置に位置するように制御する。
そのため、エンジン10の始動時に、トラニオン軸55を中立位置として冷却用ファン16の回転を停止させ、ファン用無段変速装置20を作動させるための負荷発生を停止させ、エンジン10の始動性を向上させられる。
56はエンジン10の出力プーリー、57は入力プーリー、57Aはベルト、58は入力プーリー、58Aはベルト、59はテンションプーリーである。
ファン用無段変速装置20は、出力プーリー56、ベルト57A、入力プーリー57,ベルト58A、入力プーリー58を介して回転が伝達される。
図16は、前記走行装置2に駆動を伝達するミッションケース46を示し、ディスクサイドクラッチ60およびブレーキ・スピンクラッチ61の何れかをまたは両方を設け、前記ディスクサイドクラッチ60およびブレーキ・スピンクラッチ61をミッションケース46内のクラッチ室62に設け、クラッチ室62はミッションケース46内のミッションギヤ群63を設けたミッション室64と前記クラッチ室62とは遮蔽部材65により別室とし、ミッション室64とミッション室64内にはミッションオイルを充填し、クラッチ室62には走行用無段変速装置45のHSTオイルを充填する。
そのため、従来では、ディスクサイドクラッチ60およびブレーキ・スピンクラッチ61とミッションギヤ群63はミッションオイルにより潤滑させていたので、走行用無段変速装置45のHSTオイルを冷却するHST用オイルクーラー65とミッションオイルを冷却するミッションオイルクーラーの両者を必要としていたが、本願では、ミッションギヤ群63をミッション室64に設けており、ミッションギヤ群63だけではそれほど発熱せず、発熱するディスクサイドクラッチ60およびブレーキ・スピンクラッチ61をクラッチ室62に設け、クラッチ室62には走行用無段変速装置45のHSTオイルを充填しているので、走行用無段変速装置45のHST用オイルクーラーをディスクサイドクラッチ60とブレーキ・スピンクラッチ61のクラッチ用オイルの冷却用クーラーと兼用させられ、ミッションオイルクーラーを不要にする。
また、ディスクサイドクラッチ60およびブレーキ・スピンクラッチ61はミッションケース46の左右側面側に配置しているので、メンテナンス容易である。
前記ミッションケース46は、左ケース66と右ケース67とにより左右2分割構成とし、ミッションケース46の下部には左右車軸68、69の左右ホイルケース70との間に門型の空間部71を形成する。
即ち、左ケース66と右ケース67の下部の左右ミッション出力軸72、73を軸装し、ミッション出力軸72とミッション出力軸73の左右外側に伝動ギヤ74、75を夫々設け、伝動ギヤ74、75に左右車軸68、69の伝達ギヤ76、77を噛み合わせる。
伝動ギヤ74および伝達ギヤ75と伝達ギヤ76および伝達ギヤ77は、上下に配置して、ミッションケース46の下部と車軸68と車軸69との間に、ミッションケース46の下部とホイルケース70とが門型となるように、空間部71を形成する。
そのため、部品点数削減によるコストメリットと、門型構成による湿田走破性の向上を図れる。
エンジンオイルフィルタ78をラジエターカバー11と別の箇所に設けたリモート構成とし、エンジンオイルフィルタ78を操縦部6のステップ7の下方空間内に配置する。
そのため、ステップ7の下方の開放空間内にエンジンオイルフィルタ78を設けているので、メンテナンスが容易になる。
79はメイン燃料フィルタ、80はプレ燃料フィルタである。
(実施例の作用)
エンジン10を始動して、走行装置2により走行し、走行中に刈取装置4で刈取った穀稈を脱穀装置で脱穀する。
エンジン10を始動すると、エンジン10の回転がファン用無段変速装置20に伝達され、ファン用無段変速装置20が無段階に変速して冷却用ファン16を正回転させ、ラジエターカバー11の防塵ネット18から外気を吸引し、吸引した外気はラジエーター17を通過してエンジン10の冷却用の冷却水を冷却すると共に、エンジン10の外周を冷却しながら吹き抜ける。
刈取脱穀作業を続けると、ラジエターカバー11の防塵ネット18の表側に藁屑や塵埃等の付着物が付着するので、ファン用無段変速装置20により冷却用ファン16を逆回転させて、機体内部から機体外部方向へ送風させ、吹散させて除去する。
即ち、ファン用無段変速装置20は、通常作業時で冷却用ファン16を、機体外部から機体内部方向へ送風する正回転させ、所定の場合に、ファン用無段変速装置20から逆回転を出力して冷却用ファン16を機体内部から機体外部方向へ送風する逆回転させ、ラジエターカバー11の防塵ネット18の表側に付着している藁屑や塵埃等の付着物を吹散させて除去する。
ファン用無段変速装置20はエンジン10の上方内側に配置し、ファン用無段変速装置20からの駆動力が伝達する伝動軸21をエンジン10の上方に設ける。エンジン10の冷却用ファン16側端部にプーリー22を設け、プーリー22には冷却用ファン16の回転軸23に設けたファン駆動プーリー24との間にベルト25を掛け回し、ファン駆動プーリー24は冷却用ファン16の内側の回転軸23に固定し、冷却用ファン16とファン駆動プーリー24との間の回転軸23をファン支持フレーム26により支持し、ファン支持フレーム26は冷却用ファン16の軸心方向において前記ベルト25と少なくとも一部が重なるように配置しているので、冷却用ファン16の近傍でファン支持フレーム26により冷却用ファン16を支持するので、強度を確保するのに合理的な支持構成となり、空間を有効利用できる。
また、ファン支持フレーム26のラジエターカバー11側にファン駆動プーリー24があるので、ファン駆動プーリー24に掛け回したベルト25の交換等のメンテナンスが容易となる。
前記ファン支持フレーム26はシュラウド32の一部を構成するファン取付フレーム33に固定し、このファン取付フレーム33を操作席フレーム37または機体フレーム1の何れか一方または両方に固定しているので、シュラウド32およびファン支持フレーム26を強固に支持する。
また、後縦フレーム39の下部は機体フレーム1の横フレーム部40に固定するので、一層、強固に支持する。
ファン支持フレーム26と冷却用ファン16の間に設けた軸受部材30は、冷却用ファン16の軸心方向視において、防塵ネット18と少なくとも一部が重なるように配置しているので、冷却用ファン16をラジエターカバー11に接近させられ、ラジエターカバー11の冷却効率を向上させると共に、冷却用ファン16と軸受部材30の構成をコンパクトに収められる。
この場合、軸受部材30のベアリング部31は、正面視において、冷却用ファン16の前後幅と全部または一部において重なるように、ベアリング部31を冷却用ファン16の前後幅内にオーバーラップ量L(図7)の分だけ入り込ませて配置構成しているので、一層、冷却用ファン16の支持構成の左右幅をコンパクトにする。
また、ラジエターカバー11の機体右側への張り出しを少なくすることができ、機体をコンパクトにできる。
ファン用無段変速装置20は、フライホイール44の上方に設け、操作席フレーム37と走行用無段変速装置45の間の両方で支持する構成としているので、操縦部6の左側をミッションケース46により支持することで、操縦部6を強固に支持すると共に、ファン用無段変速装置20を支持するフレームを兼用する。
ファン用無段変速装置20は、所定時間毎に、冷却用ファン16の正回転と逆回転とを切り替えるように構成し、エンジン10の負荷が小さいときに、冷却用ファン16が逆転する構成としているので、冷却用ファン16の逆転で除塵するが、この除塵時のエンジン10の冷却水などの温度上昇を抑制する。
また、ファン用無段変速装置20は、エンジン10の始動時には中立とするので、エンジン10の始動時に、トラニオン軸55を中立位置として冷却用ファン16の回転を停止させ、ファン用無段変速装置20を作動させるための負荷発生を停止させ、エンジン10の始動性を向上させられる。
なお、前記した各実施例は、理解を容易にするために、個別または混在させて図示および説明しているが、これらの各図の実施例は夫々種々組合せ可能であり、一部図示を他の実施例と共用している場合もあり、これらの表現によって、構成・作用等が限定されるものではなく、また、相乗効果を奏する場合も勿論存在する。
1…機体フレーム、2…走行装置、3…脱穀装置、4…刈取装置、5…グレンタンク、6…操縦部、7…ステップ、8…運転座席、10…エンジン、11…エンジンカバー、12…キャビン、15…エンジンルーム、16…冷却用ファン、17…ラジエーター、18…防塵ネット、20…ファン用無段変速装置、21…伝動軸、22…プーリー、23…回転軸、24…ファン駆動プーリー、25…ベルト、26…ファン支持フレーム、27…油圧ポンプ、28…油圧モータ、30…軸受部材、31…ベアリング部、32…シュラウド、33…ファン取付フレーム、34…テンションプーリー、35…テンションアーム、36…バネ、37…操作席フレーム、38…前縦フレーム、39…後縦フレーム、40…横フレーム部、42…ラジエーターフレーム、43…取付軸、44…フライホイール、45…走行用無段変速装置、46…ミッションケース、47A…内側前フレーム、47B…内側後フレーム、48…内側連結フレーム、49…変速装置取付用ステー、51…制御モータ、52…出力軸、53…ギヤ、54…セクタギヤ、55…トラニオン軸、60…ディスクサイドクラッチ、61…ブレーキ・スピンクラッチ、62…クラッチ室、63…ミッションギヤ群、64…ミッション室、65…遮蔽部材、66…左ケース、67…右ケース、68、69…車軸、70…ホイルケース、71…空間部、72、73…ミッション出力軸、74、75…伝動ギヤ、76,77…伝達ギヤ、78…エンジンオイルフィルタ。

Claims (5)

  1. エンジン(10)の外側にラジエーター(17)を設け、該ラジエーター(17)と前記エンジン(10)との間にファン(16)を設け、前記ラジエーター(17)の外側に防塵ネット(18)を有するラジエーターカバー(11)を設け、前記エンジン(10)からの駆動力を無段階に変速して前記ファン(16)を駆動するファン用無段変速装置(20)は、該ファン(16)を正回転駆動して防塵ネット(18)の外側から内側へ送風する冷却状態と、該ファン(16)を逆回転駆動して防塵ネット(18)の内側から外側へ送風する除塵状態とに切替自在な構成とし、前記ファン用無段変速装置(20)で駆動される伝動軸(21)をエンジン(10)の上方に設け、該伝動軸(21)のファン(16)側の端部に設けたプーリー(22)とファン(16)の回転軸(23)に設けたファン駆動プーリー(24)との間にベルト(25)を掛け回し、回転軸(23)におけるファン(16)とファン駆動プーリー(24)との間の部位をファン支持フレーム(26)により支持し、該ファン支持フレーム(26)は回転軸(23)の軸心方向において前記ベルト(25)と少なくとも一部が重なるように配置した作業車両の原動部構造。
  2. 請求項1記載の発明において、前記ファン支持フレーム(26)とファン(16)の間に軸受部材(30)を設け、該軸受部材(30)はファン(16)の軸心方向視において、ファン(16)に少なくとも一部が入り込むように配置した作業車両の原動部構造。
  3. 請求項1または請求項2記載の発明において、前記ファン支持フレーム(26)はシュラウド(32)の一部を構成するファン取付フレーム(33)に固定し、このファン取付フレーム(33)を操作席フレーム(37)と機体フレーム(1)の何れか一方または両方に固定した作業車両の原動部構造。
  4. 請求項3記載の発明において、前記ラジエーター(17)は、ラジエーターフレーム(42)に取付け、ラジエーターフレーム(42)の上部は、このラジエーターフレーム(42)の前後に夫々位置する操作席フレーム(37)の前縦フレーム(38)と後縦フレーム(39)に取付軸(43)により取付け、取付軸(43)を上方支点としてラジエーター(17)の下部を上方回動可能に構成した作業車両の原動部構造。
  5. 請求項1または請求項2または請求項3または請求項4記載の発明において、前記エンジン(10)の前方内側に位置する内側前フレーム(47A)とエンジン(10)の後方内側に位置する内側後フレーム(47B)の上側の部位に両端を夫々固定した内側連結フレーム(48)に前記ファン用無段変速装置(20)を取付けた作業車両の原動部構造。
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