JP2013228777A - 制御画面作成支援装置及び制御画面作成支援方法 - Google Patents

制御画面作成支援装置及び制御画面作成支援方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2013228777A
JP2013228777A JP2012098483A JP2012098483A JP2013228777A JP 2013228777 A JP2013228777 A JP 2013228777A JP 2012098483 A JP2012098483 A JP 2012098483A JP 2012098483 A JP2012098483 A JP 2012098483A JP 2013228777 A JP2013228777 A JP 2013228777A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
symbol
equipment
screen
control screen
displayed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012098483A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5859907B2 (ja
Inventor
Yusuke Okitsu
佑輔 興津
Masayasu Fujiwara
正康 藤原
Takumi Fushiki
伏木  匠
Hidetaka Osumi
英貴 大隅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2012098483A priority Critical patent/JP5859907B2/ja
Publication of JP2013228777A publication Critical patent/JP2013228777A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5859907B2 publication Critical patent/JP5859907B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
  • Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)

Abstract

【課題】制御画面の作成時のチェック工程の省略を図る。
【解決手段】制御画面に表示すべき設備を記憶した設備定義書及び記憶部に格納したシンボルに基づいて、表示すべき設備とシンボルとを関連付けて記憶した設備リストデータを作成し、作成した設備リストデータ及びシンボルに基づいて、制御画面に表示すべき設備ごとに、シンボルとシンボルの構成要素の形状とを記憶したシンボルリストデータ45を作成し、作成したシンボルリストデータに基づいて、制御画面に表示すべき設備に対応するシンボルを画面表示し、ユーザが画面表示したシンボルを、制御画面を摸擬する画面上に配置するのを受け付けることによって、シンボルの制御画面上での位置を決定し、制御画面に表示すべき設備ごとにシンボルの制御画面上での位置を記憶した画面仕様書46を作成する。
【選択図】図4

Description

本発明は、制御画面作成支援装置及び制御画面作成支援方法に関する。
例えば、鉄道車両の運行を管理するに際して、制御画面が使用される。制御画面とは、駅又はセンタから、車両の位置を確認し、信号、転てつ器(ポイント切替装置)等の設備を遠隔制御するための画面である。設備には、駅、軌道回路、信号、転てつ器のように様々な種類が存在する。これらの種類及び配置状況が一覧してわかるように、制御画面は、これらの設備を図案化された「シンボル」として表示する。図1は、制御画面に表示されるシンボルの集合の例である。例えば符号61は「信号機」のシンボルであり、符号62は、「転てつ器」のシンボルである。これ以外にも図1には多くの種類の「シンボル」が表示されており、図1を見る管理者は、駅及びその周辺の設備の状況を全体的にかつ容易に理解できる。因みに、符号63、64は、車両を示している。
このような制御画面は、通常、駅の新設時に作成され、設備の増改築があった場合等は、制御画面を作成し直すことになる。
特許文献1のデータベース生成装置は、設備を示す図形であるシンボルと設備の種類とを対応付けて記憶したシンボル定義書、及び、制御画面上でのシンボルの座標値とシンボルの識別子を、設備の種類ごとに記憶した画面仕様書を格納する。そして、画面仕様書に基づいて、シンボルが表されている制御画面を表示する。
特開2006−344161号公報(段落0009)
しかしながら、特許文献1のデータベース生成装置は、設備の数が膨大であると、画面仕様書の作成に多大な時間を必要とする。さらに、作成した画面仕様書が、必要な設備をすべて記載しているか、不要な設備を記載していないかをチェックすることも大きな手間である。
そこで、本発明は、制御画面の作成時のチェック工程の省略を図れる制御画面作成支援装置を提供することを課題とする。
本発明は、記憶部と、設備の図形情報を画面表示することによって、設備を示すシンボルをユーザが作成するのを受け付け、受け付けたシンボルを記憶部に格納し、制御画面に表示すべき設備を記憶した設備定義書及び記憶部に格納したシンボルに基づいて、表示すべき設備とシンボルとを関連付けて記憶した設備リストデータを作成し、作成した設備リストデータ及び記憶部に格納したシンボルに基づいて、制御画面に表示すべき設備ごとに、シンボルとシンボルの構成要素の形状とを記憶したシンボルリストデータを作成し、作成したシンボルリストデータに基づいて、制御画面に表示すべき設備に対応するシンボルを画面表示し、ユーザが画面表示したシンボルを、制御画面を摸擬する画面上に配置するのを受け付けることによって、シンボルの制御画面上での位置を決定し、制御画面に表示すべき設備ごとにシンボルの制御画面上での位置を記憶した画面仕様書を作成し、作成した画面仕様書を記憶部に格納する制御部と、を有すること、を特徴とする制御画面作成支援装置である。
その他の手段については、発明を実施するための形態のなかで説明する。
本発明によれば、制御画面の作成時のチェック工程の省略を図れる制御画面作成支援装置を提供することが可能になる。
本実施形態に係る制御画面に表示されるシンボルの集合の例である。 本実施形態に係る制御画面作成支援装置の構成図である。 本実施形態に係る制御画面新設処理手順における情報の流れを説明する図である。 本実施形態に係る制御画面変更処理手順における情報の流れを説明する図である。 (a)は、本実施形態に係る設備形状定義書の例であり、(b)は、本実施形態に係るシンボル定義データの例である。 (a)は、本実施形態に係る設備定義書の例であり、(b)は、本実施形態に係る設備リストデータの例である。 (a)は、本実施形態に係るシンボルリストデータの例であり、(b)は、本実施形態に係る画面仕様書の例である。 本実施形態に係るシンボル定義画面の例である。 本実施形態に係るレイアウト定義画面の例である。 本実施形態に係る制御画面新設処理手順のフローチャートである。 本実施形態に係る制御画面変更処理手順のフローチャートである。
以降、本発明を実施するための形態(「本実施形態」という)を、図等を参照しながら詳細に説明する。鉄道業の例によって本実施形態を説明する。しかしながら、本発明は、例えばプラント制御のように、多くの設備を制御画面により制御する分野に対して適用可能である。
(制御画面作成支援装置)
図2に沿って、制御画面作成支援装置1を説明する。制御画面作成支援装置1は、一般的なコンピュータであり、中央制御装置11、キーボード、マウスなどの入力装置12、ディスプレイなどの出力装置13、主記憶装置14及び補助記憶装置15を有する。これらはバスによって相互に接続されている。主記憶装置14における、シンボル定義部21、設備情報解析部22、差分情報解析部23、設備情報取込部24及びレイアウト定義部25は、プログラムである。以降、「○○部は」と主体を記した場合は、中央制御装置11が、補助記憶装置15から各プログラムを読み出し、主記憶装置14にロードしたうえで、各プログラムの機能を実現するものとする(詳細後記)。また、補助記憶装置15は、シンボル定義用データベース31及び設備リスト用データベース32を記憶する。
図3に沿って、制御画面新設処理手順における情報の流れを説明する。当該情報の流れは、制御画面新設処理手順のフローチャートにおいても詳しく後記する。
シンボル定義部21は、設備形状定義書41に基づいて、シンボル定義データ42を作成し、作成したシンボル定義データ42を、シンボル定義用データベース31に格納する(ステップS1)。すなわち、シンボル定義部21は、ユーザがシンボル定義画面51(図8)に対して線分、円等の図形を描画するのを受け付ける。そして、シンボルの形状を表すベクタデータを作成する。
設備情報解析部22は、設備定義書43に基づいて、設備リストデータ44を作成し、作成した設備リストデータ44を、設備リスト用データベース32に格納する(ステップS2)。すなわち、設備情報解析部22は、駅等の設備設計者が必要であると判断した設備に対し、その設備のシンボルを割り当てる。なお、ステップS3については図4において後記する。
設備情報取込部24は、シンボル定義データ42及び設備リストデータ44に基づいて、シンボルリストデータ45を作成する(ステップS4)。すなわち、設備情報取込部24は、制御画面に表示すべきシンボルの種類と種類ごとの数を特定する。
レイアウト定義部25は、シンボルリストデータ45に基づいて、画面仕様書46を作成する(ステップS5)。すなわち、レイアウト定義部25は、ユーザがレイアウト定義画面52(図9)に対してシンボルを配置するのを受け付けることによって、制御画面に表示すべきシンボルの位置を特定する。
このとき、レイアウト定義部25は、制御画面において使用されるシンボルを、過不足なくレイアウト定義画面52に表示(準備)する。ここで、「準備」するとは、レイアウト定義画面52のシンボル準備エリア271にシンボルを表示することを意味する(詳細後記)。
図4に沿って、制御画面変更処理手順における情報の流れを説明する。当該情報の流れは、制御画面変更処理手順のフローチャートにおいても詳しく後記する。設備が変更された場合、制御画面上に表示されるシンボルも変更されることになる。つまり、設備設計者は、変更後の設備定義書43bを作成する。
設備情報解析部22は、変更後の設備定義書43bに基づいて、変更後の設備リストデータ44bを作成し、作成した設備リストデータ44bを、設備リスト用データベース32に格納する(ステップS2b)。すなわち、設備情報解析部22は、駅等の設備設計者が変更後の制御画面において必要であると判断した設備に対し、その設備のシンボルを割り当てる。
差分情報解析部23は、変更前の設備リストデータ44(制御画面新設処理手順のステップS2において作成されたものである)及び変更後の設備リストデータ44bに基づいて、差分情報付きの設備リストデータ44cを作成する(ステップS3)。すなわち、差分情報解析部23は、変更前の設備リストデータ44と変更後の設備リストデータ44bとを比較し、変更後の制御画面において、不要となる設備、新たに必要となる設備、引続き必要である設備を区分する。ここで作成された差分情報付きの設備リストデータ44cには、設備ごとに当該区分が記憶されている。
設備情報取込部24は、シンボル定義データ42及び差分情報付きの設備リストデータ44cに基づいて、シンボルリストデータ45を作成する(ステップS4b)。すなわち、設備情報取込部24は、制御画面に表示すべきシンボルの種類と種類ごとの数を特定する。このとき、レイアウト定義部25は、制御画面上にシンボルを表示(準備)すべきか否かを前記区分に応じて決定する。
レイアウト定義部25は、シンボルリストデータ45に基づいて、画面仕様書46を作成する(ステップS5b)。すなわち、レイアウト定義部25は、ユーザがレイアウト定義画面52(図9)に対してシンボルを配置するのを受け付けることによって、制御画面に表示すべきシンボルの位置を特定する。このとき、レイアウト定義部25は、制御画面において使用されるシンボルを、前記区分に基づいて限定したうえでレイアウト定義画面52に表示する。つまり、不要となる設備のシンボルについては、位置を特定されるべき対象として表示(準備)しない。さらに、引続き必要である設備については、ユーザの操作を受け付けるまでもなく、レイアウト定義画面52の制御画面作成エリア272上の前回決定された位置に表示する(詳細後記)。
(設備形状定義書)
図5(a)に沿って、設備形状定義書41を説明する。設備形状定義書41は、設備の種類ごとに作成される。図5(a)は、「信号機」についての設備形状定義書41であるが、その他にも転てつ器についての設備形状定義書41、軌道回路についての設備形状定義書41等が存在する。
設備形状定義書41には、設備の種類欄201に記憶された設備の種類に関連付けて、形状欄202には設備の形状が記憶されている。
設備の種類欄201の設備の種類は、設備の種類を示す文字列である。設備の種類としては、例えば、「信号機」、「転てつ器」、「軌道回路」等がある。設備の種類は、同じ性質を持つ設備をまとめて示すことができるものであればなんでもよく、例えば、「3灯式信号」、「4灯式信号」のようにさらに粒度を細かくしてもよい。
形状欄202の設備の形状は、設備を制御画面上で表示するシンボルのもとになる図形であり、データの形式は画像データである。画像データとは、画素の位置に関連付けて画素値が記憶されたデータであり、例えば、デザイナーが描画した絵画又は図面をスキャナで取り込んだものであってもよいし、デジタルデータとしての写真であってもよい。
図5(b)に沿って、シンボル定義データ42を説明する。シンボル定義データ42と設備形状定義書41とは、1対1に対応している。
シンボル定義データ42においては、データ種別欄211に記憶されたデータ種別に関連付けて、シンボル名称欄212にはシンボルの名称が、構成要素(矩形)欄213には、シンボルの構成要素のうち矩形の構成要素の形状が、構成要素(線分)欄213には、シンボルの構成要素のうち線分の構成要素の形状が記憶されている。
データ種別欄211のデータ種別は、構成要素欄213、214に記憶されているデータの種別であり、例えば、「数値」、「文字列」等が想定されている。
シンボル名称欄212のシンボルの名称は、設備を表すシンボルそのものの名称である。シンボル定義データ42と設備形状定義書41とは1対1に対応していることから、シンボルの名称は、対応する設備の種類と同じになっている。
構成要素(矩形)欄213及び構成要素(線分)欄214を説明する前提として、「構成要素」について説明する。構成要素とは、シンボルを構成する幾何学的単位であり、例えば、線分、曲線、矩形(長方形)等である。シンボルを説明するための文字列も構成要素になり得る。したがって、シンボルがどのようなものであるかによって、そのシンボルの構成要素は異なり、構成要素の種類は多数存在することになる。単純化のために、以降では、「矩形」及び「線分」を構成要素の代表として説明を続ける。
構成要素(矩形)欄213の矩形の構成要素の形状は、矩形(長方形)を制御画面上に表示する場合の、その長方形の縦及び横の長さである。
構成要素(線分)欄214の線分の構成要素の形状は、線分を制御画面上に表示する場合の、線分の長さ及びその線分と水平線とがなす角度である。
図6(a)に沿って、設備定義書43を説明する。設備定義書43においては、設備名称欄221に記憶されている設備の名称に関連付けて、関連設備欄222には関連設備の名称が、時素欄223には時素が、鎖錠設備欄224には鎖錠設備の名称が記憶されている。
鉄道の設備においては、例えば、軌道に車両が進入することによって軌道回路が電気的に短絡すると、その軌道回路に対応する信号機のランプの色が変わる。さらに、当該軌道回路が短絡すると、車両の進行方向の1つ先の区間の転てつ器が機械的にロックされる。このような複数設備間の関連を充分に考慮したうえで、設備定義書43は作成される。
例えば図1において、本線の軌道回路65に車両64が、図1の下の方から進入してくる。すると、軌道回路65は電気的に短絡し、信号機61(待避線発車信号機)のランプが赤に変わる。さらに、待避線が本線に合流する位置にある転てつ器62を本線側に切り替え、待避線から本線に車両63が進入できないようにする。この例において、信号機61を「基準設備」と呼び、軌道回路65を「関連設備」と呼び、転てつ器62を「鎖錠設備」と呼ぶ。
設備名称欄221の設備の名称は、個々の基準設備の名称である。設備の名称は、前記した設備の種類よりも粒度が細かく、実際の現場では「第1本線発車信号機」、「待避線発車信号機」のような具体的なものである。ここでは、単純化して「信号機1」のように記載する。
関連設備欄222の関連設備の名称は、関連設備の名称である。前記の例で明らかなように、関連設備とは、基準設備の動作を発生させる原因となる設備である。
時素欄223の時素は、関連設備においてある事象が発生してから、基準設備の動作が発生するまでの許容時間である。
鎖錠設備欄224の鎖錠設備の名称は、鎖錠設備の名称である。鎖錠設備とは、前記の例で明らかなように、基準設備及び関連設備と組合せになっている設備であって、関連設備においてある事象が発生すると機械的にロックがかかる設備である。
因みに、設備定義書43の1行目は、「軌道回路1」に車両が進入すると、「30秒」以内に「信号機1」のランプの色が変わり、「転てつ器1」がロックされることを意味する。
(設備リストデータ)
図6(b)に沿って、設備リストデータ44を説明する。設備リストデータ44においては、設備ID欄231に記憶された設備IDに関連付けて、設備名称欄232には設備の名称が、シンボル名称欄233にはシンボルの名称が、シンボルID欄234にはシンボルIDが、動作1欄235には(基準)設備の第1の動作が、動作2欄236には(基準)設備の第2の動作が、差分情報欄237には区分が記憶されている。
設備ID欄231の設備IDは、設備を一意に特定する識別子である。
設備名称欄232の設備の名称は、図6(a)の設備の名称と同じである。
シンボル名称欄233のシンボルの名称は、図5(b)のシンボルの名称と同じである。
シンボルID欄234のシンボルIDは、シンボルを一意に特定する識別子である。複数の設備IDに1つのシンボルIDが対応することもある。
動作1欄235の設備の第1の動作は、制御画面上のシンボルを管理者がクリックした結果、そのシンボルが示す設備に制御信号が送られ、そのシンボルが示す設備がある動作を行う場合における、当該動作のうちの1つである。第1の動作は、例えば「赤信号を点灯させる」である。動作は、このような具体的な動作を一意に特定する識別子(コード)であってもよい。
動作2欄236の設備の第2の動作は、前記した場合における、当該動作のうちの他の1つである。第2の動作は、例えば「青信号を点灯させる」である。
管理者がシンボルを1回クリックした場合にはその設備は第1の動作を行い、ダブルクリックをした場合は、その設備は第2の動作を行うことにしてもよい。第1の動作中(赤信号が点灯している)にシンボルをクリックすると、第2の動作を行い(赤信号が消えて青信号が点灯する)、第2の動作中(青信号が点灯している)にシンボルをクリックすると、第1の動作を行う(青信号が消えて赤信号が点灯する)というようにしてもよい。
差分情報欄237の区分は、「追加」、「削除」及び「継続」のうちの何れかである。「追加」は、当該レコードの設備が、前回の処理手順において作成された設備リストデータ44には存在せず、今回の処理手順において作成された設備リストデータ44に存在することを示す(前記した新たに必要となる設備に相当する)。なお、「前回の処理手順」とは、例えば後記する制御画面新設処理手順であり、「今回の処理手順」とは、例えば後記する制御画面変更処理手順である。
「削除」は、当該レコードの設備が、前回の処理手順において作成された設備リストデータ44に存在し、今回の処理手順において作成された設備リストデータ44には存在しないことを示す(前記した不要となる設備に相当する)。「継続」は、当該レコードの設備が、前回の処理手順において作成された設備リストデータ44に存在し、今回の処理手順において作成された設備リストデータ44にも存在することを示す(前記した引続き必要である設備に相当する)。
(シンボルリストデータ)
図7(a)に沿って、シンボルリストデータ45を説明する。シンボルリストデータ45においては、データ種別欄241に記憶されたデータ種別に関連付けて、設備ID欄242には設備IDが、シンボル名称欄243にはシンボルの名称が、シンボルID欄244にはシンボルIDが、動作1欄245には(基準)設備の第1の動作が、動作2欄246には(基準)設備の第2の動作が、差分情報欄247には区分が、構成要素(矩形)欄248には矩形の構成要素の形状が、構成要素(線分)欄249には線分の構成要素の形状が記憶されている。
データ種別欄241のデータ種別は、図5(b)のデータ種別と同じである。
設備ID欄242の設備IDは、図6(b)の設備IDと同じである。
シンボル名称欄243のシンボルの名称は、図5(b)のシンボルの名称と同じである。
シンボルID欄244のシンボルIDは、図6(b)のシンボルIDと同じである。
動作1欄245の設備の第1の動作は、図6(b)の設備の第1の動作と同じである。
動作2欄246の設備の第2の動作は、図6(b)の設備の第2の動作と同じである。
差分情報欄247の区分は、図6(b)の区分と同じである。ただし、シンボルリストデータ45においては、区分の値は「追加」及び「継続」に限定される(詳細後記)。
構成要素(矩形)欄248の矩形の構成要素の形状は、図5(b)の矩形の構成要素の形状と同じである。
構成要素(線分)欄249の線分の構成要素の形状は、図5(b)の線分の構成要素の形状と同じである。
なお、レコード中の「・・・」は、当該欄に何らかの情報が記憶されていることを省略的に示している(図7(b)についても同様)。
シンボルリストデータ45においては、別々の複数の設備に対して同じ名称のシンボルが共通して表示される場合の重複分も含めて、制御画面上に表示されるべきすべてのシンボルが列挙されていることになる。かつ、今回の処理手順において表示する必要がない設備、すなわち、差分情報欄247の区分の値が「削除」となるような設備に対応するシンボルについてのレコードは存在しない。なお、シンボルリストデータ45においては、シンボルが制御画面においてどの位置に表示されるかを示す情報は存在しない。
ちなみに、ユーザは、レイアウト定義画面52(図9)のシンボル準備エリア271に表示(準備)されているシンボル(必ず位置を決定しなければならない設備に対応する)のうちから、任意のものをマウス等で選択し、制御画面作成エリア272に貼り付ける。このとき、シンボルリストデータ45に表示されているシンボルのすべてが、同じ設備の名称のシンボルが複数ある場合はその重複分も含めて、シンボル準備エリア271に表示される。したがって、ユーザは、シンボル準備エリア271のシンボルを1つ1つ制御画面作成エリア272にコピーしていけば、必要な設備のシンボルのコピー(すなわち制御画面における位置の決定)を失念することがなくなり、かつ、不要な設備のシンボルを誤ってコピーすることもなくなる。
(画面仕様書)
図7(b)に沿って、画面仕様書46を説明する。前記のシンボルリストデータ45と比較すると、画面仕様書46は、シンボルリストデータ45の差分情報欄247がシンボル座標欄257に置換されている点のみが異なる。したがって、欄251〜256、258及び259については、説明を省略する。
シンボル座標欄257のシンボル座標値は、制御画面におけるシンボルの代表点の座標値である。シンボルは形状を有する図形であるので、例えば、シンボルの重心等をシンボルの代表点とする。図9の制御画面作成エリア272は、制御画面を摸擬したエリアであり、ユーザが、制御画面作成エリア272にシンボルを手動で配置した際の当該エリアにおけるシンボル座標値が、実際の制御画面における当該シンボルの(重心の)座標値となる。
(処理手順)
以降で、本実施形態の処理手順を説明する。処理手順には、(1)制御画面新設処理手順及び(2)制御画面変更処理手順の2つが存在する。(2)の実行は、(1)が既に実行されていることが前提となっている。
(制御画面新設処理手順)
図10に沿って、制御画面新設処理手順を説明する。当該処理手順が開始される時点において、設備形状定義書41(図5(a))及び設備定義書43(図6(a))が既に完成した状態で補助記憶装置15に格納されているものとする。
ステップS301において、シンボル定義部21は、シンボル定義画面51(図8)を出力装置13に表示する。シンボル定義画面51は、パレットエリア261、キャンバスエリア262及び名称入力エリア263を有する。パレットエリア261には、シンボルの構成要素である図形(矩形、線分など)が表示されることになる。ステップS301の段階では、キャンバスエリア262及び名称入力エリア263の名称欄264は空欄である。
ステップS302において、シンボル定義部21は、設備形状定義書41(図5(a))を読み出す。具体的には、シンボル定義部21は、補助記憶装置15から、設備形状定義書41のうちの任意の1つ、又はユーザが指定する1つを読み出す。そして、読み出した設備形状定義書41の設備の形状(図5(a)符号202)を、シンボル定義画面51のキャンバスエリア262に表示する(符号265)。この画像を以降「シャドウ画像」と呼ぶことがある。このとき、シンボル定義部21は、シャドウ画像を、もとの状態に比して明度又は彩度を落として表示すると、後記するユーザの作業が行い易くなる。
ステップS303において、シンボル定義部21は、シンボル定義データ42を作成する。具体的には、シンボル定義部21は、第1に、ユーザが、パレットエリア261に表示されている任意の1又は複数の図形をマウスで掴みキャンバスエリア262に移動することによってコピーするのを受け付ける。ユーザは、例えばシャドウ画像が信号機である場合、信号機のランプを示す形状(符号266)の上に、円形の図形267をコピーする。なお、ユーザは、既存の技術を使用して、例えば円の半径を変更する、円に色を付ける等の加工ができるものとする。
シンボル定義部21は、第2に、ユーザが名称入力エリア263の名称欄264にシンボルの名称を入力し、登録ボタン268を押下するのを受け付ける。
シンボル定義部21は、第3に、シンボル定義データ42を新たに1つ作成し、データ種別欄211に「数値」を記憶し、シンボル名称欄212にステップS303の「第2」において受け付けたシンボルの名称を記憶する。
シンボル定義部21は、第4に、ステップS303の「第1」においてユーザがコピーした結果、現在キャンバスエリア262に表示されているすべての図形の形状を、構成要素の形状を示すデータ(縦の長さ及び横の長さ等)に変換し、変換したデータを、その形状が矩形であれば、新たなシンボル定義データ42の構成要素(矩形)欄213に記憶し、その形状が線分であれば、新たなシンボル定義データ42の構成要素(線分)欄214に記憶し、・・・等の処理を行う。そして、完成したシンボル定義データ42をシンボル定義用データベース31に格納する。
なお、図5(b)には表現されていないが、1つのシンボルに含まれる複数の構成要素間の相対的な位置関係を示す情報が、「構成要素の形状」に含まれているものとする。例えば、図5(b)の構成要素(矩形)欄213及び構成要素(線分)欄214に注目する。任意の1つの構成要素(例えば構成要素(矩形)欄213の矩形)の重心を原点とするローカル座標系において、他の構成要素(例えば線分)の重心が位置する座標値が、構成要素(線分)欄214には含まれているものとする。このようにすれば、シンボル定義データ42を使用して、キャンバスエリア262に表示されているシンボル全体(シャドウ画像を除く)をそのまま再現することができる。
シンボル定義部21は、ステップS302及びS303の処理を、補助記憶装置15に格納されているすべての設備形状定義書41について(信号機について→転てつ器について→軌道回路について→・・・)繰り返す。
ステップS304において、設備情報解析部22は、設備定義書43を読み出す。具体的には、設備情報解析部22は、補助記憶装置15から、設備定義書43(図6(a))を読み出す。
ステップS305において、設備情報解析部22は、設備リストデータ44(図6(b))を作成する。具体的には、設備情報解析部22は、第1に、設備リストデータ44の新たなレコードを作成する。
設備情報解析部22は、第2に、設備定義書43の未処理の任意のレコードを取得する。取得したレコードを「処理対象レコード」と呼ぶことがある。
設備情報解析部22は、第3に、新たなレコードの設備名称欄232に、処理対象レコードの設備の名称を記憶する。
設備情報解析部22は、第4に、ユーザが入力装置12を介してシンボルの名称を入力するのを受け付ける。このとき、設備情報解析部22は、処理対象レコードを出力装置13に表示し、ユーザが当該設備の関連設備等を理解するのを支援してもよい。さらに、すべての設備形状定義書41を出力装置13に表示し、ユーザが当該設備の形状と設備の種類(シンボル名称と同じ)との関係を理解するのを支援してもよい。
さらに、設備情報解析部22は、処理対象レコードの関連設備の名称及び鎖錠設備の名称の組合せに基づいて、ユーザの手動入力によることなく、シンボルの名称を決定してもよい。この場合、当該組合せとシンボルの名称を関連付けて記憶したテーブル(図示せず)が補助記憶装置15に記憶されているものとする。そして、設備情報解析部22は、受け付けたシンボルの名称又は決定したシンボルの名称を、新たなレコードのシンボル名称欄233に記憶する。
設備情報解析部22は、第5に、ユーザが入力装置12を介して、設備の第1の動作及び設備の第2の動作を入力するのを受け付ける。このとき、設備情報解析部22は、処理対象レコードの関連設備の名称及び鎖錠設備の名称の組合せに基づいて、ユーザの手動入力によることなく、設備の第1の動作及び設備の第2の動作を決定してもよい。この場合、処理対象レコードの関連設備の名称及び鎖錠設備の名称の組合せと、設備の第1の動作、設備の第2の動作、・・・の組合せを関連付けて記憶したテーブル(図示せず)が補助記憶装置15に記憶されているものとする。そして、設備情報解析部22は、受け付けた設備の第1の動作及び設備の第2の動作、又は、決定した設備の第1の動作及び設備の第2の動作を、新たなレコードの、それぞれ動作1欄235及び動作2欄236に記憶する。当然、第3の動作、第4の動作、・・・が入力(決定)されて記憶されてもよい。
設備情報解析部22は、第6に、設備ID及びシンボルIDを採番し、新たなレコードのそれぞれ、設備ID欄231及びシンボルID欄234に記憶する。そして、新たなレコードの差分情報欄237に「追加」を記憶する。
設備情報解析部22は、ステップS305の処理を、未処理の処理対象レコードがなくなるまで繰り返す。繰り返し処理が終了した後、設備情報解析部22は、設備リストデータ44(処理対象レコードの数だけレコードが存在する)を、設備リスト用データベース32に格納する。
ステップS306において、設備情報取込部24は、シンボルリストデータ45(図7(a))を作成する。具体的には、設備情報取込部24は、第1に、シンボルリストデータ45の新たなレコードを作成する。
設備情報取込部24は、第2に、設備リストデータ44の未処理の任意のレコードを取得する。取得したレコードを「処理対象シンボルレコード」と呼ぶことがある。
設備情報取込部24は、第3に、新たなレコードの設備ID欄242、シンボル名称欄243、シンボルID欄244、動作1欄245及び動作2欄246に、処理対象シンボルレコードの、それぞれ、設備ID、シンボルの名称、シンボルID、設備の第1の動作及び設備の第2の動作を記憶する。
設備情報取込部24は、第4に、処理対象シンボルレコードのシンボルの名称を検索キーとして、補助記憶装置15に格納されているすべてのシンボル定義データ42(図5(b))を検索し、該当したシンボル定義データ42を取得する。
設備情報取込部24は、第5に、取得したシンボル定義データ42のデータ種別(欄211)、処理対象シンボルレコードの区分、取得したシンボル定義データ42の矩形の構成要素の形状(欄213)及び線分の構成要素の形状(欄214)を、新たなレコードの、それぞれ、データ種別欄241、差分情報欄247、構成要素(矩形)欄248及び構成要素(線分)欄249に記憶する。
設備情報取込部24は、ステップS306の処理を、未処理の処理対象シンボルレコードがなくなるまで繰り返す。
ステップS307において、レイアウト定義部25は、レイアウト定義画面52(図9)を出力装置13に表示する。具体的には、レイアウト定義画面52は、シンボルリストデータ45のすべてのレコードについて、設備ID、及び、矩形の構成要素の形状、線分の構成要素の形状、・・・を取得し、これらの形状に関するデータを図形(シンボル)に変換したうえで、シンボル準備エリア271に表示する。このとき、レイアウト定義部25は、個々のシンボルに対して設備IDを関連付けたうえでシンボル準備エリア271に表示する。ただし、図9のように、設備IDを「非表示」とすることもできるものとする。
例えば、図5(b)の「信号機」についてのシンボルが、図9では、符号273として表示されている。シンボル準備エリア271に表示(準備)されているシンボルの数は、シンボルリストデータ45のレコードの数に等しい。
ステップS307の段階では、制御画面作成エリア272は空欄である。
ステップS308において、レイアウト定義部25は、シンボルの位置を決定する。具体的には、レイアウト定義部25は、第1に、ユーザが、シンボル準備エリア271に表示されているシンボルを1つずつ、マウス等で掴んで制御画面作成エリア272に移動することによってコピーするのを受け付ける。そして、制御画面作成エリア272におけるコピーした位置の座標値(実際の制御画面における座標値に等しい)を取得し、シンボル準備エリア271において、コピーが終了したシンボルに「レイアウト済マーク」を重ねて表示する。レイアウト済みマークは、例えば「×」でもよい(符号274)。さらに、コピーが終了したシンボルの設備IDに関連付けて、取得した座標値を、主記憶装置14に一時的に記憶する。
レイアウト定義部25は、第2に、シンボル準備エリア271にレイアウト済みマークが付されていないシンボルが残っているか否かを判断する。そして、残っている場合には、レイアウト定義部25は、ユーザに対してシンボルの移動を促すメッセージを出力装置13に表示し、ステップS308の「第1」の処理を繰り返す。このメッセージは、例えば「次のシンボルの位置を決定してください」である。残っていない場合には、レイアウト定義部25は、ステップS309に進む。つまり、レイアウト定義部25は、シンボル準備エリア271に表示したすべてのシンボルにレイアウト済みマークが付されることを確認した後にステップS309に進む。
ステップS309において、レイアウト定義部25は、画面仕様書46(図7(b))を作成する。具体的には、レイアウト定義部25は、第1に、シンボルリストデータ45の差分情報欄247を削除し、その位置にシンボル座標欄257を設けて、画面仕様書46とする。
レイアウト定義部25は、第2に、画面仕様書46のシンボル座標欄257に、ステップS308の「第1」において一時的に記憶した座標値を記憶する。このとき、それぞれの座標値は、対応する設備IDが記憶されているレコードのシンボル欄257に記憶されることになる。
レイアウト定義部25は、第3に、画面仕様書46を補助記憶装置15に格納する。
その後、制御画面新設処理手順を終了する。
任意のコンピュータは、このように作成された画面仕様書46に基づいて制御画面を表示することができる。制御画面には、図1のようにシンボルの集合が表示されることになる。
(変形例1)
ユーザがシンボルの位置を順に決定して行く場合、その順番(位置決定順序)によっては、勘違い等による誤りを回避しやすくなる。例えば、軌道回路の位置を決定する→信号機の位置を決定する→転てつ器の位置を決定する→・・・という位置決定順序は、ユーザにとっては自然である。一方、転てつ器の位置を決定する→信号機の位置を決定する→軌道回路の位置を決定する→・・・という位置決定順序はユーザにとって不自然であり、誤りを生じさせ易い。
そこで、ステップS307において、ユーザが設定する位置決定順序に従って、シンボルをシンボル準備エリア271に表示することにしてもよい。ユーザが設定する位置決定順序が補助記憶装置15に記憶されているものとする。
(制御画面変更処理手順)
図11に沿って、制御画面変更処理手順を説明する。当該処理手順が開始される時点において、設備形状定義書41(図5(a))が既に完成した状態で補助記憶装置15に記憶されているものとする。さらに、制御画面新設処理手順において使用された設備定義書43(変更前の設備定義書43)に対してユーザが変更を加えたもの(変更後の設備定義書43b)が存在するものとする。
このような変更は、設備情報解析部22が、ユーザによる設備定義書43(図6(a))のレコードの追加、削除、部分的変更を受け付けることによって実行される。
ステップS351において、設備情報解析部22は、変更後の設備定義書43bを読み出す。具体的には、設備情報解析部22は、補助記憶装置15から、変更後の設備定義書43bを読み出す。
ステップS352において、設備情報解析部22は、変更後の設備リストデータ44b(図6(b))を作成する。ステップS352の処理は、以下の相違点を除いて、ステップS305と同様である。
ステップS305の「第6」において、設備情報解析部22は、「新たなレコードの差分情報欄237に「追加」を記憶する」こととした。しかしながら、ステップS352において、設備情報解析部22は、当該処理を行わない。
なお、設備情報解析部22は、設備IDを採番する際(ステップS305の「第6」に対応する処理)、設備IDが既に割り当てられている設備に対しては、同じ設備IDを割り当てる。同様に、設備情報解析部22は、シンボルIDを採番する際(ステップS305の「第6」に対応する処理)、シンボルIDが既に割り当てられているシンボルに対しては、同じシンボルIDを割り当てる。
ステップS353において、差分情報解析部23は、設備リストデータの差分を解析する。具体的には、差分情報解析部23は、第1に、設備リスト用データベース32に格納されている変更前の設備リストデータ44のレコードと、ステップS352において作成した変更後の設備リストデータ44bのレコードとを突合する。すなわち、差分情報解析部23は、まず、変更後の設備リストデータ44bのレコードを以下の2つに区分する。
(区分1)変更前の設備リストデータ44のレコードのなかに、設備IDが一致し、かつ、シンボルIDも一致するものが存在する。
(区分2)変更前の設備リストデータ44のレコードのなかに、設備IDが一致し、かつ、シンボルIDも一致するものが存在しない。
次に、差分情報解析部23は、変更前の設備リストデータ44のレコードを以下の2つに区分する。
(区分3)変更後の設備リストデータ44bのレコードのなかに、設備IDが一致し、かつ、シンボルIDも一致するものが存在する。
(区分4)変更後の設備リストデータ44bのレコードのなかに、設備IDが一致し、かつ、シンボルIDも一致するものが存在しない。
差分情報解析部23は、第2に、変更後の設備リストデータ44bについて、「区分1」のレコードの差分情報欄237に「継続」を記憶し、「区分2」のレコードの差分情報欄237に「追加」を記憶する。
差分情報解析部23は、第3に、変更前の設備リストデータ44について、「区分3」のレコードの差分情報欄237に「継続」を記憶し、「区分4」のレコードの差分情報欄237に「削除」を記憶する。
ステップS354において、差分情報解析部23は、差分情報付きの設備リストデータ44cを作成する。具体的には、差分情報解析部23は、ステップS353の「第2」において「継続」又は「追加」を記憶したレコードと、ステップS353の「第3」において「継続」又は「削除」を記憶したレコードを合成し、「継続」を記憶したレコードの重複分を消去し、最後に、消去せずに残ったレコードを設備IDの昇順に並び変えたものを、差分情報付きの設備リストデータ44cとする。
ステップS355において、設備情報取込部24は、シンボルリストデータ45を作成する。ステップS355の処理は、以下の読み替え点以外は、ステップS306と同様である。すなわち、ステップS306において、「設備情報取込部24は、第2に、設備リストデータ44の未処理の任意のレコードを取得する。」とあるのは、ステップS355においては、「設備情報取込部24は、第2に、設備リストデータ44のうち、未処理であり、かつ、差分情報欄237の区分が「削除」以外である任意のレコードを取得する。」と読み替える。
ステップS356において、レイアウト定義部25は、レイアウト定義画面52(図9)を表示する。具体的には、レイアウト定義部25は、第1に、シンボルリストデータ45のレコードのうち、区分が「追加」であるレコードについて、設備ID、及び、矩形の構成要素の形状、線分の構成要素の形状、・・・を取得し、これらの形状に関するデータを図形(シンボル)に変換したうえで、シンボル準備エリア271に表示する。ただし、設備IDは「非表示」とすることもできるものとする。
レイアウト定義部25は、第2に、シンボルリストデータ45のレコードのうち、区分が「継続」であるレコードの設備IDを検索キーとして前回の処理手順において作成済の画面仕様書46を検索し、該当したレコードのシンボル座標値、及び、矩形の構成要素の形状、線分の構成要素の形状、・・・を取得し、これらの形状に関するデータを図形(シンボル)に変換したうえで、制御画面作成エリア272に表示する。
ステップS357において、レイアウト定義部25は、シンボルの位置を決定する。ステップS357の処理は、ステップS308と同様である。
ステップS358において、レイアウト定義部25は、画面仕様書46(図7(b))を作成する。ステップS358の処理は、ステップS309と同様である。
その後、制御画面変更処理手順を終了する。
(変形例2)
設備の変更がある都度、設備定義書43及び設備リストデータ44は更新されて行くことになる。しかしながら、過去において使用された回数が多いシンボルは、相対的に重要な設備に対応するシンボルであることが多い。したがって、ユーザにとっては、まずそのようなシンボルの位置を決定し、その後、相対的に重要度の低い設備に対応するシンボルの位置を決めることが便宜であり、やり直しの手間も削減できる。
前記のステップS353〜S356を以下の処理に代替することも可能である。
ステップS353において、差分情報解析部23は、第1に、変更後の設備リストデータ44bのレコードの「設備IDとシンボルIDとの組合せ」が、過去に作成された全ての設備リストデータ44において出現する件数をカウントする。そして、出現する件数が多い順番に、1、2、3、・・・のような順位(使用実績順位)を、「設備IDとシンボルIDとの組合せ」に対して関連付けて記憶する。
差分情報解析部23は、第2に、変更後の設備リストデータ44bの差分情報欄237に使用実績順位を記憶する。
ステップS354において、差分情報解析部23は、変更後の設備リストデータ44bのレコードを使用実績順位の昇順に並び変えたものを、使用実績順位付きの設備リストデータ44d(44dとしては図示せず)とする。
ステップS355において、設備情報取込部24は、シンボルリストデータ45を作成する。ステップS355の処理は、以下の読み替え点以外は、ステップS306と同様である。すなわち、ステップS306において、「設備情報取込部24は、第5に、取得したシンボル定義データ42のデータ種別(欄211)、処理対象シンボルレコードの区分、取得したシンボル定義データ42の矩形の構成要素の形状(欄213)及び線分の構成要素の形状(欄214)を」とあるのを、ステップS355においては、「設備情報取込部24は、第5に、取得したシンボル定義データ42のデータ種別(欄211)、使用実績順位、取得したシンボル定義データ42の矩形の構成要素の形状(欄213)及び線分の構成要素の形状(欄214)を」と読み替える。
ステップS356において、レイアウト定義部25は、レイアウト定義画面52(図9)を表示する。ステップS356の処理は、以下の追加記述以外は、ステップS307と同様である。すなわち、ステップS307において、『ただし、図9のように、設備IDを「非表示」とすることもできるものとする。』とある直後に、「レイアウト定義部25は、シンボルを、シンボルリストデータ45の差分情報欄247の使用実績順位の順に、シンボル準備エリア271に、例えば、上から表示してもよい。」を加えるものとする。
(実施形態の効果)
本実施形態によれば、ユーザは、設備定義書43に記憶されているすべての設備に対応するシンボルについて、過不足なくそれらの制御画面上の位置を決定することできる。ユーザは、位置を決定すべきであるにもかかわらず決定していないシンボルが残っているか否か、位置を決定する必要のないシンボルについて位置を決めているか否かをチェックする手間を省略することができる。
さらに、本実施形態によれば、ユーザは、新たに必要となった設備に対応するシンボル、過去において使用実績の多い設備に対応するシンボルを容易に視認できるので、例えば、そのようなシンボルの位置を先に決定することが可能になり、作業効率が向上する。
本発明は、前記した実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で、変更実施が可能である。
1 制御画面作成支援装置
11 中央制御装置(制御部)
12 入力装置
13 出力装置
14 主記憶装置(記憶部)
15 補助記憶装置(記憶部)
21 シンボル定義部
22 設備情報解析部
23 差分情報解析部
24 設備情報取込部
25 レイアウト定義部
31 シンボル定義用データベース
32 設備リスト用データベース
41 設備形状定義書
42 シンボル定義データ
43 設備定義書
44 設備リストデータ
45 シンボルリストデータ
46 画面仕様書
51 シンボル定義画面
52 レイアウト定義画面

Claims (6)

  1. 記憶部と、
    設備の図形情報を画面表示することによって、前記設備を示すシンボルをユーザが作成するのを受け付け、
    前記受け付けたシンボルを前記記憶部に格納し、
    制御画面に表示すべき前記設備を記憶した設備定義書及び前記記憶部に格納したシンボルに基づいて、前記表示すべき設備と前記シンボルとを関連付けて記憶した設備リストデータを作成し、
    前記作成した設備リストデータ及び前記記憶部に格納したシンボルに基づいて、前記制御画面に表示すべき設備ごとに、前記シンボルと前記シンボルの構成要素の形状とを記憶したシンボルリストデータを作成し、
    前記作成したシンボルリストデータに基づいて、前記制御画面に表示すべき設備に対応する前記シンボルを画面表示し、
    ユーザが前記画面表示したシンボルを、前記制御画面を摸擬する画面上に配置するのを受け付けることによって、前記シンボルの前記制御画面上での位置を決定し、
    前記制御画面に表示すべき設備ごとに前記シンボルの前記制御画面上での位置を記憶した画面仕様書を作成し、
    前記作成した画面仕様書を前記記憶部に格納する制御部と、
    を有すること、
    を特徴とする制御画面作成支援装置。
  2. 前記制御部は、
    ユーザによって設定される位置決定順序に従って、前記シンボルを画面表示すること、
    を特徴とする請求項1に記載の制御画面作成支援装置。
  3. 記憶部と、
    設備の図形情報を画面表示することによって、前記設備を示すシンボルをユーザが作成するのを受け付け、
    前記受け付けたシンボルを前記記憶部に格納し、
    制御画面に表示すべき前記設備を記憶した第1の設備定義書及び前記記憶部に格納したシンボルに基づいて、前記表示すべき設備と前記シンボルとを関連付けて記憶した第1の設備リストデータを作成し、
    前記第1の設備定義書に対して変更が加えられた第2の設備定義書及び前記記憶部に格納したシンボルに基づいて、前記表示すべき設備と前記シンボルとを関連付けて記憶した第2の設備リストデータを作成し、
    前記第1の設備リストデータと前記第2の設備リストデータとの差分を検出することによって、前記変更によって削除される設備及び前記変更によって追加される設備を特定し、
    前記作成した第1の設備リストデータ、第2の設備リストデータ及び前記記憶部に格納したシンボルに基づいて、前記第2の設備定義書に基づく制御画面に表示すべき設備ごとに、前記削除される設備以外の設備に対応する前記シンボルと前記シンボル構成要素の形状とを記憶したシンボルリストデータを作成し、
    前記作成したシンボルリストデータに基づいて、前記追加される設備に対応する前記シンボルを画面表示し、
    ユーザが前記画面表示したシンボルを、前記制御画面を摸擬する画面上に配置するのを受け付けることによって、前記シンボルの前記制御画面上での位置を決定し、
    前記第2の設備定義書に基づく制御画面に表示すべき設備ごとに前記シンボルの前記制御画面上での位置を記憶した画面仕様書を作成し、
    前記作成した画面仕様書を前記記憶部に格納する制御部と、
    を有すること、
    を特徴とする制御画面作成支援装置。
  4. 前記制御部は、
    過去における前記シンボルの使用実績の順位に従って、前記シンボルを画面表示すること、
    を特徴とする請求項3に記載の制御画面作成支援装置。
  5. 制御画面作成支援装置の制御部は、
    設備の図形情報を画面表示することによって、前記設備を示すシンボルをユーザが作成するのを受け付け、
    前記受け付けたシンボルを前記制御画面作成支援装置の記憶部に格納し、
    制御画面に表示すべき前記設備を記憶した設備定義書及び前記記憶部に格納したシンボルに基づいて、前記表示すべき設備と前記シンボルとを関連付けて記憶した設備リストデータを作成し、
    前記作成した設備リストデータ及び前記記憶部に格納したシンボルに基づいて、前記制御画面に表示すべき設備ごとに、前記シンボルと前記シンボルの構成要素の形状とを記憶したシンボルリストデータを作成し、
    前記作成したシンボルリストデータに基づいて、前記制御画面に表示すべき設備に対応する前記シンボルを画面表示し、
    ユーザが前記画面表示したシンボルを、前記制御画面を摸擬する画面上に配置するのを受け付けることによって、前記シンボルの前記制御画面上での位置を決定し、
    前記制御画面に表示すべき設備ごとに前記シンボルの前記制御画面上での位置を記憶した画面仕様書を作成し、
    前記作成した画面仕様書を前記記憶部に格納すること、
    を特徴とする前記制御画面作成支援装置の制御画面作成支援方法。
  6. 制御画面作成支援装置の制御部は、
    設備の図形情報を画面表示することによって、前記設備を示すシンボルをユーザが作成するのを受け付け、
    前記受け付けたシンボルを前記制御画面作成支援装置の記憶部に格納し、
    制御画面に表示すべき前記設備を記憶した第1の設備定義書及び前記記憶部に格納したシンボルに基づいて、前記表示すべき設備と前記シンボルとを関連付けて記憶した第1の設備リストデータを作成し、
    前記第1の設備定義書に対して変更が加えられた第2の設備定義書及び前記記憶部に格納したシンボルに基づいて、前記表示すべき設備と前記シンボルとを関連付けて記憶した第2の設備リストデータを作成し、
    前記第1の設備リストデータと前記第2の設備リストデータとの差分を検出することによって、前記変更によって削除される設備及び前記変更によって追加される設備を特定し、
    前記作成した第1の設備リストデータ、第2の設備リストデータ及び前記記憶部に格納したシンボルに基づいて、前記第2の設備定義書に基づく制御画面に表示すべき設備ごとに、前記削除される設備以外の設備に対応する前記シンボルと前記シンボルの構成要素の形状とを記憶したシンボルリストデータを作成し、
    前記作成したシンボルリストデータに基づいて、前記追加される設備に対応する前記シンボルを画面表示し、
    ユーザが前記画面表示したシンボルを、前記制御画面を摸擬する画面上に配置するのを受け付けることによって、前記シンボルの前記制御画面上での位置を決定し、
    前記第2の設備定義書に基づく制御画面に表示すべき設備ごとに前記シンボルの前記制御画面上での位置を記憶した画面仕様書を作成し、
    前記作成した画面仕様書を前記記憶部に格納すること、
    を特徴とする前記制御画面作成支援装置の制御画面作成支援方法。
JP2012098483A 2012-04-24 2012-04-24 制御画面作成支援装置及び制御画面作成支援方法 Active JP5859907B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012098483A JP5859907B2 (ja) 2012-04-24 2012-04-24 制御画面作成支援装置及び制御画面作成支援方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012098483A JP5859907B2 (ja) 2012-04-24 2012-04-24 制御画面作成支援装置及び制御画面作成支援方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013228777A true JP2013228777A (ja) 2013-11-07
JP5859907B2 JP5859907B2 (ja) 2016-02-16

Family

ID=49676371

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012098483A Active JP5859907B2 (ja) 2012-04-24 2012-04-24 制御画面作成支援装置及び制御画面作成支援方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5859907B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58159110A (ja) * 1982-03-18 1983-09-21 Mitsubishi Electric Corp 対話形図形デ−タベ−ス作成及び修正方式
JPS6217876A (ja) * 1985-07-17 1987-01-26 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 図面情報入力方式
JPH08314670A (ja) * 1995-05-16 1996-11-29 Hitachi Ltd 画面部品の並べ替え方法
JP2000148232A (ja) * 1998-11-05 2000-05-26 Nissin Electric Co Ltd 中央監視制御装置のディスプレイ画像データ作成システム
JP2009245202A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Hitachi Ltd 監視制御画面作成装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58159110A (ja) * 1982-03-18 1983-09-21 Mitsubishi Electric Corp 対話形図形デ−タベ−ス作成及び修正方式
JPS6217876A (ja) * 1985-07-17 1987-01-26 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 図面情報入力方式
JPH08314670A (ja) * 1995-05-16 1996-11-29 Hitachi Ltd 画面部品の並べ替え方法
JP2000148232A (ja) * 1998-11-05 2000-05-26 Nissin Electric Co Ltd 中央監視制御装置のディスプレイ画像データ作成システム
JP2009245202A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Hitachi Ltd 監視制御画面作成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5859907B2 (ja) 2016-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009044328A (ja) 会議システム、サーバ、画像表示方法、コンピュータプログラム及び記録媒体
JP2009042912A (ja) グラフィカルユーザインタフェース装置
US10504258B2 (en) Information processing device editing map acquired from server
JP4479761B2 (ja) 会議システム、接続方法
JP2008249908A (ja) プロジェクタ
CN105426056A (zh) 一种桌面启动器Launcher菜单的展现方法和装置
CN103648043A (zh) 对智能电视的搜索控制方法和控制装置
JP5825324B2 (ja) 画像表示装置が表示する分割画面に画像の割り当てを行う端末装置、端末装置の制御方法およびコンピュータープログラム
JP5859907B2 (ja) 制御画面作成支援装置及び制御画面作成支援方法
JP2014236336A (ja) 情報共有システム、情報共有装置、端末装置、プログラム、及び情報共有方法
JP4767287B2 (ja) 輸送情報表示システム
JP4157458B2 (ja) 輸送情報表示システム
US11997379B2 (en) Image processing system, image processing apparatus, and image processing method
JP2005080321A (ja) ケーブル接続図作成装置、ケーブル接続図作成方法、および、プログラム
JP3985531B2 (ja) 路線図作成装置
CN102082932A (zh) 在二次软件中更新字幕的方法及装置
JPH05314093A (ja) 画像シナリオ作成装置
JPH05189509A (ja) 配電系統図面作成装置
JP2008003670A (ja) 図面管理システム及び管理方法
JP6508982B2 (ja) 進路情報自動生成装置および進路情報自動生成方法
JP2018005708A (ja) 制御情報設定装置、制御情報設定方法および制御情報設定プログラム
CN104660826B (zh) 一种手机大屏转小屏的方法
JP3195394B2 (ja) 回路図入力装置
JPH04205471A (ja) 論理・回路図入力装置
JP2001117486A (ja) 地図情報システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140821

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150612

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150623

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150818

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151215

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151217

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5859907

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150