JP2013227938A - 冷却ファン装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 熱交換器の全域に空気流を通過させ、熱交換器における熱交換の効率を向上できる冷却ファン装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る冷却ファン装置20は、送風機21と、熱交換器10の前部に配設されて送風機21から送られる空気を熱交換器10に向けて吹き付ける空気案内器100を備える。空気案内器100は、熱交換器10の車幅方向の側部に配設され、送風機21から空気が送られる側部ダクト110と、熱交換器10の前部で前記車幅方向に沿って熱交換器10の全面に対応して車両上下方向に複数段に配設されるとともに、側部ダクト110と連通される前部ダクト120とによって構成される。前部ダクト120には、側部ダクト110から送られた空気を熱交換器10に向けて吹き付けるエジェクタノズル130が形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、熱交換ユニットを構成する冷却ファン装置に関する。
従来から、車両のフロントエンドモジュールには、熱交換ユニットが設けられている。この熱交換ユニットは、ラジエータ及びコンデンサからなる熱交換器と、電動ファン及びファンモータなどからなる冷却ファン装置とによって大略構成されている(例えば、特許文献1参照)。
熱交換器の後部には、熱交換器と電動ファンとの間の流路を形成するシュラウドが設けられている。シュラウドには、正面視で略円形状の左右一対の開口部が形成されており、該開口部には、電動ファンが取り付けられている。
このような熱交換ユニットでは、電動ファンの回転によって、車両前部から導入した空気を熱交換器に通過させ、熱交換器内を循環する冷媒や冷却水を放熱させて冷却できるようになっている。
特開2005−83321号公報
しかしながら、上述した従来の冷却ファン装置では、シュラウドに形成された開口部が略円形状であることによって、該開口部の周囲の壁部(特に、正面視で四隅)に空気が通過しにくい。つまり、熱交換器の端部(特に、正面視で四隅)に空気が通過しにくいのが現状であった。このため、熱交換器の全域に空気流を通過させて、熱交換器における熱交換の効率をより向上させる技術が望まれていた。
そこで、本発明は、熱交換器の全域に空気流を通過させ、熱交換器における熱交換の効率を向上できる冷却ファン装置の提供を目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明は、次のような特徴を有している。まず、本発明の第1の特徴は、車両前部側に配設される熱交換器に空気を送風する冷却ファン装置であって、送風機と、前記熱交換器の前部に配設されて前記送風機から送られる空気を前記熱交換器に向けて吹き付ける空気案内器を備え、前記空気案内器は、前記熱交換器の車幅方向の側部に配設され、前記送風機から空気が送られる側部ダクトと、前記熱交換器の前部で前記車幅方向に沿って前記熱交換器の全面に対応して車両上下方向に複数段に配設されるとともに、前記側部ダクトと連通される前部ダクトとによって構成され、前記前部ダクトには、前記側部ダクトから送られた空気を前記熱交換器に向けて吹き付けるエジェクタノズルが形成されることを要旨とする。
本発明の第2の特徴は、本発明の第1の特徴に係る冷却ファン装置であって、前記前部ダクトには、前記熱交換器に対して上部側に送風するエジェクタノズル、及び、前記熱交換器に対して下部側に送風するエジェクタノズルのうち、少なくとも一方が形成されることを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、本発明の第1又は第2の特徴に係る冷却ファン装置であって、前記前部ダクトは、最上段に設けられて前記熱交換器に対して下部側に送風する前記エジェクタノズルが形成された上段ダクトと、最下段に設けられて前記熱交換器に対して上部側に送風する前記エジェクタノズルが形成された下段ダクトと、前記上段ダクトと前記下段ダクトとの間に設けられて前記熱交換器に対して上部側及び下部側に送風する前記エジェクタノズルが形成された中段ダクトとを備えることを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、本発明の第1乃至第3の特徴に係り、前記送風機及び前記空気案内器は、前記熱交換器が固定される前記車両のラジエータコアサポートに取り付けられることを要旨とする。
本発明の第5の特徴は、本発明の第1乃至第4の特徴に係る冷却ファン装置であって、前記前部ダクトは、前記車幅方向で二分割される分割部を有し、前記空気案内器は、前記熱交換器が固定される前記車両のラジエータコアサポートに前記空気案内器を取り付けるための取付部材によって、前記分割部を介して前記ラジエータコアサポートに取り付けられることを要旨とする。
本発明の冷却ファン装置では、エジェクタノズルから放出された空気は、前部ダクトの前部の空気を誘引しながら熱交換器を通過する。つまり、エジェクタノズルから放出された空気は、当該空気に誘引された空気とともに、熱交換器の全面を通過する。このため、熱交換器の全面を確実に冷却でき、熱交換器における熱交換の効率をより向上できる。
図1は、本実施形態に係る熱交換ユニットを示す分解斜視図である。 図2は、本実施形態に係る熱交換ユニットを示す平面図である。 図3は、本実施形態に係る熱交換ユニットを示す拡大平面図(図2の一部拡大図)である。 図4は、本実施形態に係る熱交換ユニットを示す側面図(一部断面図)である。 図5(a)は、図1のA−A断面図であり、図5(b)は、図1のB−B断面図である。 図6は、変更例1に係る熱交換ユニットを示す分解斜視図である。 図7は、図6のY−Y断面図である。 図8は、変更例2に係る熱交換ユニットを示す分解斜視図である。 図9は、図8のZ−Z断面図である。
次に、本発明に係る冷却ファン装置を備えた熱交換ユニットの実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれ得る。
(熱交換ユニットの構成)
まず、本実施形態に係る熱交換ユニット1の構成について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る熱交換ユニット1を示す分解斜視図である。図2及び図3は、本実施形態に係る熱交換ユニット1を示す平面図(一部断面図)である。図4は、本実施形態に係る熱交換ユニット1を示す側面図(一部断面図)である。なお、以下の説明においては、車両の前方(FD)を「前部」と称し、車両の後方(RD)を「後部」と称し、車両の幅方向(WD)を「車幅方向」や「側部」と称し、車両の上下方向(UD・DD)を「上部」或いは「下部」と称することがある。
本実施形態に係る熱交換ユニット1は、車両のフロントエンドモジュールに設けられるものである。図1〜図4に示すように、熱交換ユニット1は、熱交換器10と、冷却ファン装置20と、ラジエータコアサポート30とによって大略構成される。
熱交換器10は、ラジエータ11とコンデンサ12とによって構成されており、ラジエータコアサポート30に固定される。冷却ファン装置20は、熱交換器10の車幅方向の両側部に取り付けられる一対の送風機21と、各送風機21から送られる空気を熱交換器10に向けて吹き付ける空気案内器100とを備えている。各送風機21は、ラジエータコアサポート30の近傍の空気を空気案内器100に送風するものである。なお、空気案内器100の詳細については、後述する。
ラジエータコアサポート30は、車両の前部に設けられている。ラジエータコアサポート30には、熱交換器10が収容される熱交換器収容部31が設けられている。熱交換器収容部31には、熱交換器10を通過した空気がエンジンルーム(不図示)側に送風される空気送風開口31Aが形成されている。熱交換器収容部31の車幅方向の側部には、空気案内器100の一部(後述する側部ダクト110)が収容されるダクト収容部32が設けられている。
ダクト収容部32には、係止突起32A(図3参照)が形成されている。ダクト収容部32の車幅方向の側部には、壁面35を介して、下方に送風機21が収容される送風機収容部33が設けられ、上方にライト(不図示)が収容されるライト収容部34が設けられている。ダクト収容部32と送風機収容部33及びライト収容部34との間に設けられる壁面35には、送風機21から送られる空気が通過する空気通過開口35Aが形成されている。
(空気案内器の構成)
次に、上述した空気案内器100の構成について、図面を参照しながら説明する。図5は、本実施形態に係る中段ダクト120Cを示す断面図(図1のA−A断面図又はB−B断面図)である。
図1〜図3に示すように、空気案内器100は、樹脂やアルミ等によって形成されており、熱交換器10の周囲に配設されている。空気案内器100は、熱交換器10が固定されるラジエータコアサポート30に取り付けられる。空気案内器100は、熱交換器10の車幅方向の両側部に配設される一対の側部ダクト110と、熱交換器10の前部に配設される前部ダクト120とによって構成される。
各側部ダクト110は、送風機21から送られた空気を前部ダクト120に分岐させる。各側部ダクト110には、送風機21から送られる空気が通過する内部空間111が形成されている。
各側部ダクト110の熱交換器10側の面110Aには、熱交換器10側に向けて突出して前部ダクト120が取り付けられる取付部112が形成されている。取付部112は、車両上下方向に等間隔で複数(図面では、4つ)設けられている。この取付部112の内面には、前部ダクト120の外周が嵌合されるようになっている。側部ダクト110の車両後部に向かう側縁には、係止突起32Aと係止する係止凹部113(図4参照)が形成されている。
各前部ダクト120は、側部ダクト110により分岐された空気を熱交換器10に向けて吹き付ける。各前部ダクト120は、車幅方向に沿って延在されており、熱交換器10の全面に対応して車両上下方向に複数段(図面では、4段)設けられている。
各前部ダクト120には、側部ダクト110から送られた空気を熱交換器10に向けて吹き付けるエジェクタノズル130(図1参照)が形成されている。具体的には、前部ダクト120は、上段ダクト120Aと、下段ダクト120Bと、2つの中段ダクト120Cとを備えている。
上段ダクト120Aは、図4に示すように、最上段に設けられており、熱交換器10に対して下部側に送風するエジェクタノズル131が形成されている。上段ダクト120Aは、前部側に位置して側面視で湾曲状に形成された湾曲部121Aと、湾曲部121Aに連結されて側面視で熱交換器10に向けて先細り状に形成された先細部122Aとによって構成されている。この上段ダクト120Aのエジェクタノズル131では、湾曲部121Aの端縁121Aeが、先細部122Aの端縁122Aeをラップした状態で端縁122Aeの外周に位置している。
下段ダクト120Bは、図4に示すように、最下段に設けられており、熱交換器10に対して上部側に送風するエジェクタノズル132が形成されている。下段ダクト120Bは、前部側に位置して側面視で湾曲状に形成された湾曲部121Bと、湾曲部121Bに連結されて側面視で熱交換器10に向けて先細り状に形成された先細部122Bとによって構成されている。この下段ダクト120Bのエジェクタノズル132では、湾曲部121Bの端縁121Beが、先細部122Bの端縁122Beをラップした状態で端縁122Beの外周に位置している。
各中段ダクト120Cは、図4に示すように、上段ダクト120Aと下段ダクト120Bとの間に設けられており、熱交換器10に対して上部側に送風するエジェクタノズル133、及び熱交換器10に対して下部側に送風するエジェクタノズル134が形成されている。各中段ダクト120Cは、前部側に位置する湾曲部121Cと、湾曲部121Cに連結されて側面視で熱交換器10に向けて先細り状に形成される先細部122Cとによって構成されている。図5に示すように、湾曲部121Cは、先細部122Cの湾曲部121C側に設けられた連結基台123にビスBを介して連結されている。連結基台123は、車幅方向に対して所定間隔おき(図1参照)に設けられている。そして、各中段ダクト120Cのエジェクタノズル133,134では、湾曲部121Cの端縁121Ce,121Ceが、先細部122Cの端縁122Ce,122Ceをそれぞれラップした状態での端縁122Ce,122Ceの外周に位置している。
(熱交換ユニットの組立方法)
次に、上述した熱交換ユニット1の組立方法について、図面を参照しながら簡単に説明する。
まず、側部ダクト110の取付部112に前部ダクト120を取り付けて、空気案内器100を形成する。
次いで、図2〜図4に示すように、ラジエータコアサポート30に、熱交換器10や送風機21、空気案内器100、ライト(不図示)を組み付けて熱交換ユニット1を組み立てる。つまり、熱交換器収容部31に熱交換器10を組み付け、ダクト収容部32に空気案内器100を組み付け、送風機収容部33に送風機21を組み付け、ライト収容部34にライト(不図示)を組み付ける。
この際、ダクト収容部32の係止突起32Aに側部ダクト110の係止凹部113が係止されることによって、空気案内器100がラジエータコアサポート30に固定されるとともに熱交換器10の前部に配設される。
(空気の流れ)
次に、上述した熱交換ユニット1の空気の流れについて、図面を参照しながら簡単に説明する。
まず、送風機21が駆動すると送風機21から側部ダクト110へ空気が送り込まれる。側部ダクト110へ送り込まれた空気は、側部ダクト110の各取付部112から分岐して前部ダクト120(上段ダクト120Aや下段ダクト120B、中段ダクト120C)に導入される。なお、送風機21の回転速度の速度を調整することによって空気の速度を制御できる。
そして、前部ダクト120に導入された空気は、前部ダクト120の内周面を通過してエジェクタノズル130から熱交換器10に対して送風される(図4参照)。このとき、前部ダクト120内の空気は、前部ダクト120の内周面において先端部分から湾曲部にかけて誘導されてエジェクタノズル130から放出される。
エジェクタノズル130から放出された空気は、前部ダクト120の前部の空気を誘引しながら(巻き込みながら)、熱交換器10を通過する。つまり、エジェクタノズル130から放出された空気は、当該空気に誘引された空気とともに、熱交換器10の全面を通過することで熱交換器10の全面を冷却できる。
(作用・効果)
以上説明した本実施形態では、前部ダクト120は、熱交換器10の前部で車幅方向に沿って熱交換器10の全面に対応して車両上下方向に複数段に配設され、前部ダクト120に形成されたエジェクタノズル130は、側部ダクトから送られた空気を熱交換器に向けて吹き付ける。これにより、エジェクタノズル130から放出された空気は、前部ダクト120の前部の空気を誘引しながら熱交換器10を通過する。つまり、エジェクタノズル130から放出された空気は、当該空気に誘引された空気とともに、熱交換器10の全面を通過する。このため、熱交換器10の全面を確実に冷却でき、熱交換器10における熱交換の効率をより向上できる。
本実施形態では、前部ダクト120には、熱交換器10に対して上部側に送風するエジェクタノズル130、及び、熱交換器10に対して下部側に送風するエジェクタノズル130のうち、少なくとも一方が形成されている。これにより、エジェクタノズル130から放出された空気が不要な箇所へ流れることなく、当該空気を熱交換器10の全面に対して効率的に通過させることができる。
本実施形態では、前部ダクト120は、熱交換器10に対して下部側に送風するエジェクタノズル131が形成される上段ダクト120Aと、熱交換器10に対して上部側に送風するエジェクタノズル132が形成される下段ダクト120Bと、熱交換器10に対して上部側に送風するエジェクタノズル133及び熱交換器10に対して下部側に送風するエジェクタノズル134が形成される中段ダクト120Cとを備える。これにより、エジェクタノズル130から放出された空気が不要な箇所へ流れることをより確実に防止でき、当該空気を熱交換器10の全面に対して効率的に通過させることができる。
本実施形態では、送風機21及び空気案内器100は、熱交換器10が固定されるラジエータコアサポート30に取り付けられる。これにより、送風機21及び空気案内器100を別途固定するための部材が不要である。このため、車両重量の増大を招くことなく、熱交換ユニット1の製造コストの低減にも寄与する。
本実施形態では、各中段ダクト120Cの湾曲部121Cは、ビスBを介して先細部122Cの連結基台123に連結されている。これにより、湾曲部121Cと先細部122Cとの固定強度(保持力)を増大させることでき、エジェクタノズル133,134の周囲の剛性を確保できる。つまり、エジェクタノズル133,134の周囲がばたつくことなく、異音の発生を防止できるとともに、エジェクタノズル133,134から放出する空気を安定させることができる。
なお、上段ダクト120Aの湾曲部121Aや下段ダクト120Bの湾曲部121Bについても、ビスBを介して先細部122A,122Bの連結基台(不図示)に連結されていてもよい。この場合、湾曲部121A,121Bと先細部122A,122Bとの固定強度(保持力)を増大させることでき、エジェクタノズル131,132の周囲の剛性を確保できる。
(変更例)
次に、上述した実施形態に係る前部ダクト120の変更例について、図面を参照しながら説明する。なお、上述した実施形態に係る前部ダクト120と同一部分には同一の符号を付して、相違する部分を主として説明する。
(変更例1)
まず、変更例1に係る前部ダクト120の構成について、図面を参照しながら説明する。図6は、変更例1に係る熱交換ユニット1を示す分解斜視図である。図7は、変更例1に係る前部ダクト120の一部断面図(図6のY−Y断面図)である。
上述した実施形態では、前部ダクト120は、熱交換器10の全面に対応して車幅方向に沿って延在している。これに対して、変更例1では、前部ダクト120は、車幅方向で二分割されている。
具体的には、図6に示すように、前部ダクト120は、車幅方向の中央で前部ダクト120内で左右に分割する分割部としての壁面125を備えている。図7に示すように、この壁面125には、ビス孔125Aが形成されている。このビス孔125AへのビスBの螺合によって、取付部材200が前部ダクト120の壁面125に固定される。
ここで、図6に示すように、ラジエータコアサポート30への空気案内器100の取り付けにあたり、取付部材200として、車両ボンネットフード(不図示)のロック部を支える部材(フードロックステイ)を利用している。この取付部材200には、ラジエータコアサポート30の上方に設けられた取付ベース37のビス孔37Aに対応するビス孔201と、各壁面125のビス孔125Aに対応する複数のビス孔202と、ラジエータコアサポート30の下方に設けられた取付ベース38のビス孔38Aに対応するビス孔203とが形成されている。このような取付部材200は、前部ダクト120の車幅方向の中央で前部ダクト120を支持してラジエータコアサポート30に固定している。
このような変更例1では、上述した実施形態の作用・効果と同様に、エジェクタノズル130から放出された空気は、当該空気に誘引された空気とともに、熱交換器10の全面を通過する。このため、熱交換器10の全面を確実に冷却でき、熱交換器10における熱交換の効率をより向上できる。
変更例1では、前部ダクト120は、車幅方向で二分割されている。これにより、前部ダクト120が分割されない場合と比べて、送風機21から送られる空気圧が前部ダクト120内でばらつきにくくなり、エジェクタノズル130から放出された空気を車幅方向で均等になり易くなる。このため、熱交換器10の全面をより効率的に冷却できる。
変更例1では、取付部材200として、車両ボンネットフード(不図示)のロック部を支える部材(フードロックステイ)を利用している。これにより、ラジエータコアサポート30への空気案内器100の取り付けにあたって新たな部材を追加することなく、ラジエータコアサポート30に空気案内器100を取り付けることができるため、製造コストの低減にも寄与する。
(変更例2)
次に、変更例2に係る前部ダクト120の構成について、図面を参照しながら説明する。図8は、変更例2に係る熱交換ユニット1を示す分解斜視図である。図9は、変更例2に係る前部ダクト120の一部断面図(図8のZ−Z断面図)である。
上述した実施形態では、前部ダクト120は、熱交換器10の全面に対応して車幅方向に沿って延在している。これに対して、変更例2では、前部ダクト120は、変更例1と同様に、車幅方向で二分割されている。
具体的には、図8に示すように、前部ダクト120は、車幅方向で完全に二分割されている。つまり、前部ダクト120は、一方(図面奥側)に位置する第1ダクト150と、他方(図面手前側)に位置する第2ダクト160とによって構成されている。
図9に示すように、第1ダクト150の第2ダクト160側の壁面151には、第2ダクト160側に向かって突出する取付面152が形成されている。同様に、第2ダクト160の第1ダクト150側の壁面161には、第1ダクト150側に向かって突出する取付面162が形成されている。
各壁面151,161及び各取付面152,162は、前部ダクト120を車幅方向で二分割される分割部を構成している。各取付面152,162には、ビス孔152A,162Aが形成されている。このビス孔152A,162AへのビスBの螺合によって、変更例1で説明した取付部材200が取付面152,162に固定される。そして、取付部材200は、第1ダクト150と第2ダクト160との間で前部ダクト120を支持してラジエータコアサポート30に固定している。
このような変更例2では、上述した実施形態の作用・効果と同様に、エジェクタノズル130から放出された空気は、当該空気に誘引された空気とともに、熱交換器10の全面を通過する。このため、熱交換器10の全面を確実に冷却でき、熱交換器10における熱交換の効率をより向上できる。
変更例2では、上述した変更例1の作用・効果と同様に、前部ダクト120は、車幅方向で二分割されている。これにより、前部ダクト120が分割されない場合と比べて、送風機21から送られる空気圧が前部ダクト120内でばらつきにくくなり、エジェクタノズル130から放出された空気を車幅方向で均等になり易くなる。このため、熱交換器10の全面をより効率的に冷却できる。
(その他の実施形態)
上述したように、本発明の実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
例えば、本発明の実施形態は、次のように変更することができる。具体的には、冷却ファン装置20は、一対の送風機21を備えているものとして説明したが、これに限定されるものではなく、熱交換器10の車幅方向のいずれか一方の側部に取り付けられる一つの送風機21を備えるものであってもよい。この場合、空気案内器100は、熱交換器10の車幅方向のいずれか一方の側部に取り付けられる一つの側部ダクト110を備えることになる。
また、側部ダクト110と前部ダクト120とは、別体に設けられるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、一体形成されていてもよい。また、前部ダクト120の形状については、実施形態で説明した形状に限定されるものではなく、熱交換器10に向けて吹き付けられる形状であればよいことは勿論である。
また、前部ダクト120は、上段ダクト120A、下段ダクト120B及び2つの中段ダクト120Cを備えるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、少なくとも何れか一つのダクトによって構成されていればよく、例えば、上段ダクト120A及び下段ダクト120Bのみによって構成されていてもよい。
さらに、上段ダクト120Aは、熱交換器10に対して下部側に送風するものとして説明したが、これに限定されるものではなく、熱交換器10に対して上部側にも送風してもよい。同様に、下段ダクト120Bについても、熱交換器10に対して上部側に加えて下部側にも送風してもよい。つまり、各前部ダクト120には、熱交換器10に対して上部側に送風するエジェクタノズル130、及び、熱交換器10に対して下部側に送風するエジェクタノズル130のうち、少なくとも一方が形成されていればよい。
このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態などを含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められる。
1…熱交換ユニット
10…熱交換器
20…冷却ファン装置
21…送風機
30…ラジエータコアサポート
100…空気案内器
110…側部ダクト
111…内部空間
112…取付部
120…前部ダクト
120A…上段ダクト
120B…下段ダクト
120C…中段ダクト
130(131〜134)…エジェクタノズル
150…第1ダクト
160…第2ダクト
200…取付部材

Claims (5)

  1. 車両前部側に配設される熱交換器(10)に空気を送風する冷却ファン装置(20)であって、
    送風機(21)と、
    前記熱交換器(10)の前部に配設されて前記送風機(21)から送られる空気を前記熱交換器(10)に向けて吹き付ける空気案内器(100)を備え、
    前記空気案内器(100)は、
    前記熱交換器(10)の車幅方向の側部に配設され、前記送風機(21)から送られる空気が送られる側部ダクト(110)と、
    前記熱交換器(10)の前部で前記車幅方向に沿って前記熱交換器(10)の全面に対応して車両上下方向に複数段に配設されるとともに、前記側部ダクト(110)と連通される前部ダクト(120)と
    によって構成され、
    前記前部ダクト(120)には、前記側部ダクト(110)から送られた空気を前記熱交換器(10)に向けて吹き付けるエジェクタノズル(130)が形成されることを特徴とする冷却ファン装置(20)。
  2. 請求項1に記載の冷却ファン装置(20)であって、
    前記前部ダクト(120)には、前記熱交換器(10)に対して上部側に送風するエジェクタノズル(130)、及び、前記熱交換器(10)に対して下部側に送風するエジェクタノズル(130)のうち、少なくとも一方が形成されることを特徴とする冷却ファン装置(20)。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の冷却ファン装置(20)であって、
    前記前部ダクト(120)は、
    最上段に設けられて前記熱交換器(10)に対して下部側に送風する前記エジェクタノズル(131)が形成された上段ダクト(120A)と、
    最下段に設けられて前記熱交換器(10)に対して上部側に送風する前記エジェクタノズル(132)が形成された下段ダクト(120B)と、
    前記上段ダクト(120A)と前記下段ダクト(120B)との間に設けられて前記熱交換器(10)に対して上部側及び下部側に送風する前記エジェクタノズル(133,134)が形成された中段ダクト(120C)と
    を備えることを特徴とする冷却ファン装置(20)。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れかに記載の冷却ファン装置(20)であって、
    前記送風機(21)及び前記空気案内器(100)は、前記熱交換器(10)が固定される前記車両のラジエータコアサポート(30)に取り付けられることを特徴とする冷却ファン装置(20)。
  5. 請求項1乃至請求項4の何れかに記載の冷却ファン装置(20)であって、
    前記前部ダクト(120)は、前記車幅方向で二分割される分割部(125,151,152,161,162)を有し、
    前記空気案内器(100)は、前記熱交換器(10)が固定される前記車両のラジエータコアサポート(30)に前記空気案内器(100)を取り付けるための取付部材(200)によって、前記分割部を介して前記ラジエータコアサポート(30)に取り付けられることを特徴とする冷却ファン装置(20)。
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