JP2013227797A - サッシ枠の交換方法およびその取付構造 - Google Patents

サッシ枠の交換方法およびその取付構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2013227797A
JP2013227797A JP2012101043A JP2012101043A JP2013227797A JP 2013227797 A JP2013227797 A JP 2013227797A JP 2012101043 A JP2012101043 A JP 2012101043A JP 2012101043 A JP2012101043 A JP 2012101043A JP 2013227797 A JP2013227797 A JP 2013227797A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sash frame
frame
new
opening
wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012101043A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Handa
徹 半田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Excel Shanon Corp
Original Assignee
Excel Shanon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Excel Shanon Corp filed Critical Excel Shanon Corp
Priority to JP2012101043A priority Critical patent/JP2013227797A/ja
Publication of JP2013227797A publication Critical patent/JP2013227797A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Door And Window Frames Mounted To Openings (AREA)

Abstract

【課題】外装材、胴縁、防水シート、額縁等を可及的に解体することなく、手間を少なくして、工期の短縮化を図るとともに、費用を低減し、かつ窓の開口面積を小さくすることのないサッシ枠の交換方法とその構造を提供する。
【解決手段】室外側より切断工具をもって外鍔3を切断する工程と、外鍔3を切断した既存サッシ枠1を取外す工程と、新規サッシ枠14を取付ける工程とを具備してなるサッシ枠の交換方法であって、開口部内方より、内鍔4も切断し、外鍔3と内鍔4が切断された既存サッシ枠1を取外した後に、内鍔4を固定しているビス15bを切断し、内鍔4を取外した後に、新規サッシ枠14を室外側から開口部内に取付ける。
【選択図】 図2

Description

本発明は、住宅や事務所等の建物の開口部に取付けられるサッシ枠の交換方法およびその取付構造に関する。
建物のリフォームや改築時に、外壁本体の開口部に取付けられている既存サッシを新規サッシに交換することは、しばしばみられる。この場合、既存サッシ枠を新規サッシ枠に交換する従来の一般的な方法は、外壁本体の室外側に胴縁を介して取付けられている外装材や必要に応じて取付けられている透湿防水シートならびに外壁本体の開口部における室内側の内周面にスペーサを介して取付けられている額縁等をすべて解体し、既存サッシ枠を撤去し、新規サッシ枠を取付けた後に、再度、復旧させる工法を採用している。しかし、この方法では、工事が大規模となり、多くの労力や手間を必要とするため、工期が長くなるばかりでなく、多くの費用を要するという問題があった。
このためサッシ周りの内装壁や開口枠等を解体することなく、既存サッシを新規サッシに短期間で交換する方法が提供されている。たとえば、特許文献1では、既存開口枠と既存サッシ周囲の外壁構造を残存させたまま既存サッシを撤去し、新規開口枠を既存開口枠に重ね合わせて貼付し、既存サッシに比べ開口枠取付片の内法寸法が小さな新規サッシを、残存した外壁構造に取付けるサッシの交換方法が開示されている。
また、特許文献2では、既存サッシ枠を撤去せずに新規サッシ枠を設置するために、既存サッシ枠に固定される固定部を備えるリフォーム用のサッシ枠が開示されている。
特開2010−24683号公報 特開2001−82031号公報
特許文献1および2に開示されるものは、いずれも工期が短縮され、費用もある程度、低減されるものの、窓としての開口面積が小さくなるという問題がある。
このため本発明は、外装材、胴縁、透湿防水シート、額縁等を可及的に解体することなく、労力や手間を少なくして、工期の短縮化を図るとともに、費用を低減し、かつ窓としての開口面積を小さくすることのないサッシ枠の交換方法およびその取付構造を提供することを目的とする。
上記課題は、次のような構成からなる発明によって解決される。
(1)建物の外壁本体の開口部に取付けられ、前記外壁本体の室外側の側面に固定された外鍔と、前記開口部の内周面に固定された内鍔とを備えた既存サッシ枠を新規サッシ枠に交換する方法において、
a)室外側より切断工具をもって、既存サッシ枠の外鍔を切断する工程と、
b)外鍔を切断した既存サッシ枠を取外す工程と、
c)新規サッシ枠を外壁本体に取付ける工程と、
を具備してなることを特徴とするサッシ枠の交換方法とする。
このような構成にすれば、室外側より切断工具をもって外鍔を切断することにより、外装材、胴縁、透湿防水シート、額縁等のサッシ周りの構造体を可及的に解体することなく、外鍔を切断した既存サッシ枠を容易に取外すことができる。
すなわち、室外側より切断工具をもって外鍔を切断するためには、単に切断工具を通す程度の狭小な間隙が存在すればよく、そのためには、たとえば外装材の端部と既存サッシ枠間を閉塞しているシーリング材を除去するか、またはこれに加えて外装材の端部をわずかに切除することにより形成された間隙を利用して、室外側より切断工具を既存サッシ枠の外鍔に向けてすすめ、外鍔を切断することができるため、サッシ周りの構造体を解体する必要がない。
このため前記した従来のサッシ周りを解体して行うサッシ枠の交換方法と対比して、労力や手間を大幅に少なくして、工期の短縮化を図ることができるとともに、費用を低減することができる。さらに、外鍔を切断した既存サッシ枠を取外した後に、新規サッシ枠を取付けるために、窓としての開口面積が小さくなることもない。
(2)上記(1)項において、「c)新規サッシ枠を外壁本体に取付ける工程」よりも前に、外壁本体の開口部の内方より切断工具をもって、既存サッシ枠の内鍔を切断する工程を有し、外鍔を切断した既存サッシ枠を取外す工程においては、外鍔と内鍔を切断した既存サッシ枠を取外すようにする。
このような構成にすれば、内鍔を切断することにより、外鍔と内鍔を切断した既存サッシ枠を容易に取外すことができる。
また内鍔を切断する作業は、サッシ周りの構造体を何ら解体することなく、外壁本体の開口部の内方より、容易に行うことができる。
(3)上記(2)項において、外鍔と内鍔を切断した既存サッシ枠を取外した後に、内鍔を外壁本体の開口部内周面に固定しているビスを切断し、内鍔を取外すとの工程を有するようにする。
このような構成にすれば、外鍔と内鍔を切断した既存サッシ枠を取外すことにより、室外側から切断工具をもって、内鍔を開口部の内周面に固定しているビスを容易に切断することができ、その切断により、内鍔を室外側に移動させることにより、額縁を取外すことなく、内鍔を容易に取外すことができる。
(4)上記(1)〜(3)項のいずれかにおいて、「c)新規サッシ枠を外壁本体に取付ける工程」において、既存サッシ枠の切断した外鍔を外壁本体の室外側の側面に残存させた状態で、新規サッシ枠を外壁本体に取付けるようにする。
このような構成にすれば、既存サッシ枠の外鍔を外壁本体の室外側の側面に残存させた状態で、新規サッシ枠を外壁本体に取付けるため、前記外鍔を取外す手段が省けるとともに、この外鍔の室外側に配設されている、例えば防水シートや防水テープ等を取外す必要がない。
(5)上記(1)〜(3)項のいずれかにおいて、「c)新規サッシ枠を外壁本体に取付ける工程」の前に、切断された外鍔を外壁本体の室外側の側面に固定しているビスを切断し、外鍔を取外すとの工程を有するようにする。
このような構成にすれば、外鍔、または外鍔と内鍔を切断した既存サッシ枠を取外した後は、外壁本体の開口部の内方より、切断工具をもって外鍔を外壁本体の室外側の側面に固定しているビスを切断することは容易であるとともに、前記ビスの切断により容易に外鍔を取外すことができる。
(6)上記(1)〜(5)項のいずれかにおいて、「c)新規サッシ枠を外壁本体に取付ける工程」において、外壁本体の開口部における室内側の内周面に取付けられている額縁を取外すことなく、新規サッシ枠の内鍔を、取外した既存サッシ枠の内鍔が配設されていた、額縁と外壁本体の開口部の内周面との間の空間内に室外側から嵌挿させて、新規サッシ枠を外壁本体に取付けるようにする。
このような構成にすれば、既存サッシ枠の内鍔を取外すことによって、額縁を取外すことなく新規サッシ枠を容易に取付けることができるとともに、額縁を取外すことなく新規サッシ枠を外壁本体に取付けることにより、手数を低減することができる。
(7)上記(6)項において、「c)新規サッシ枠を外壁本体に取付ける工程」において、新規サッシ枠の内鍔を、取外した既存サッシ枠の内鍔が配設されていた、額縁と外壁本体の開口部の内周面との間の空間内に室外側から嵌挿させるとともに、前記新規サッシ枠の外鍔を、外壁本体の室外側の側面に残存させた既存サッシ枠の切断された外鍔の室外側に配設し、かつ前記新規サッシ枠の内鍔を除く室内側の側面と、前記額縁の室外側の側面との間に生じる間隙を利用して、新規サッシ枠の内鍔を、ビスをもって外壁本体の開口部内に固定するとともに前記間隙を化粧アングル材をもって閉塞し、さらに新規サッシ枠の外鍔をビスをもって固定することにより、新規サッシ枠を外壁本体に取付けるようにする。
このような構成にすれば、新規サッシ枠の外鍔を、既存サッシ枠の切断された外鍔の室外側に配設してビスをもって固定することにより、既存サッシ枠の外鍔を取外す必要がなくなるとともに、これにより必然的に新規サッシ枠の内鍔を除く室内側の側面と、額縁の室外側の側面との間に間隙が生じ、この間隙を利用して、新規サッシ枠の内鍔を、ビスをもって外壁本体の開口部内に固定することができる。
(8)上記(6)項において、「c)新規サッシ枠を外壁本体に取付ける工程」において、外壁本体の室外側の側面に残存させた既存サッシ枠の切断された外鍔を取外すとともに、外壁本体の開口部における室内側の内周面に取付けられている額縁の室外側端部を切断工具をもって切除し、その後、新規サッシ枠の内鍔を、取外した既存サッシ枠の内鍔が配設されていた、額縁と外壁本体の開口部の内周面との間の空間内に室外側から嵌挿させ、かつ新規サッシ枠の内鍔を除く室内側の側面と、前記額縁の室外側の側面との間に生じる間隙を利用して、新規サッシ枠の内鍔を、ビスをもって外壁本体の開口部内に固定するとともに前記間隙を化粧アングル材をもって閉塞し、さらに新規サッシ枠の外鍔をビスをもって固定することにより、新規サッシ枠を外壁本体に取付けるようにする。
このような構成にすれば、額縁の室外側の端部を切除することにより、既存サッシ枠の切断された外鍔を取外した後に、新規サッシ枠の内鍔を、取外した既存サッシ枠の内鍔が配設されていた、額縁と外壁本体の開口部の内周面との間の空間内に室外側から嵌挿させた場合にも、新規サッシ枠の内鍔を除く室内側の側面と、額縁の室外側の側面との間に間隙が生じるため、この間隙を利用して、新規サッシ枠の内鍔を、ビスをもって外壁本体の開口部内に固定することができる。また、前記間隙が化粧アングル材をもって閉塞されるため見栄えがよい。
(9)上記(1)〜(5)項のいずれかにおいて、「c)新規サッシ枠を外壁本体に取付ける工程」において、外壁本体の室外側の側面に残存させた既存サッシ枠の切断された外鍔を取外すとともに、外壁本体の開口部における室内側の内周面に取付けられている額縁を取外し、新規サッシ枠を、その内鍔、外鍔をそれぞれビスをもって固定することにより、外壁本体の開口部に取付け、かつ再度、額縁を取付けるようにする。
このような構成にすれば、既存サッシ枠の切断された外鍔を取外す場合に、外鍔が切断された既存サッシ枠を取外すことにより、外鍔を固定しているビスを、外壁本体の開口部の内方より、切断工具をもって容易に切断することができるため、前記外鍔を簡単に取外すことができ、その後、新規サッシ枠を容易に取付けることができる。
(10)上記(1)〜(9)項のいずれかにおいて、「a)室外側より切断工具をもって外鍔を切断する工程」の前に、外壁本体の室外側に胴縁を介して設けられている外装材の一部の切除または前記外装材と既存サッシ枠との間に設けられているシーリング材の除去を行う工程を有するようにする。
このような構成にすれば、外装材の一部または前記外装材と既存サッシ枠との間に設けられているシーリング材の除去を行うことにより、室外側より切断工具をもって、既存サッシ枠の外鍔を切断する作業がし易くなる。また切断した外鍔を取外す場合や、新規サッシ枠を取付ける際の作業も容易となる。
(11)新規サッシ枠の外鍔を、外壁本体の室外側の側面に残存させた既存サッシ枠の切断された外鍔の室外側に配設して、新規サッシ枠を外壁本体に取付けたことを特徴とするサッシ枠の取付構造とする。
このような構成にすれば、新規サッシ枠の外鍔を、既存サッシ枠の切断された外鍔の室外側に配設して固定することにより、既存サッシ枠の外鍔を取外す必要がなくなるとともに、これにより必然的に新規サッシ枠の内鍔を除く室内側の側面と、額縁の室外側の側面との間に間隙が生じ、この間隙を利用して、新規サッシ枠の内鍔を、ビスをもって外壁本体の開口部内に固定することができる。
したがって、新規サッシ枠を取付けるための額縁の取外しが不要となり、手数の低減と作業の効率向上により、工期の短縮化と費用の低減を図ることができる。
(12)上記(11)項において、新規サッシ枠の内鍔を外壁本体の開口部の内周面に固定するビスを、新規サッシ枠の内鍔を除く室内側の側面と、前記外壁本体の開口部における室内側の内周面に取付けられている額縁の室外側の側面との間に生じる間隙内に配設するとともに、前記間隙を化粧アングル材をもって閉塞して、新規サッシ枠を外壁本体に取付けたことを特徴とするサッシ枠の取付構造とする。
このような構成にすれば、額縁を取外すことなく、新規サッシ枠の内鍔を外壁本体の開口部の内周面に固定するビスを、開口部の内方から容易にドライバーを使用して締付けることができるため、手数の低減と作業の効率向上により、工期の短縮化と費用の低減を図ることができる。
本発明によると、次のような効果を奏することができる。
すなわち、本発明は、従来のサッシ周りを解体して行うサッシ枠の交換方法と対比して、外装材、胴縁、透湿防水シート、額縁等を可及的に解体することなく、労力や手間を大幅に少なくして、工期の短縮化を図ることができるとともに、費用を低減することができる。さらに、外鍔を切断した既存サッシ枠を取外した後に、新規サッシ枠を取付けるために、窓としての開口面積が小さくなることもないサッシ枠の交換方法およびその取付構造を提供することができる。
サッシ枠を建物の外壁本体の開口部に取付けた場合の下枠部分の取付形態を示す端面図である。 既存サッシ枠を新規サッシ枠に交換する第一実施例の工程を示す図である。 既存サッシ枠を新規サッシ枠に交換する第二実施例の工程を示す図である。 既存サッシ枠を新規サッシ枠に交換する第三実施例の工程を示す図である。 既存サッシ枠を新規サッシ枠に交換する第四実施例の工程を示す図である。 サッシ枠を建物の外壁本体の開口部に取付けた場合の下枠部分の取付形態を示す端面図であり、図1に示すものとは異なる他の取付形態を示す。
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。一般に住宅や事務所等の建物の外壁本体の開口部には、通常、上下枠材、左右側枠材からなる方形のサッシ枠が取付けられ、サッシ枠内に、各種のいわゆる障子が装着されて、たとえば引違い窓、外開き窓、縦または横の辷り出し窓、ドレーキップ窓、嵌め殺し窓、台形出窓等の窓部が形成される。本発明のサッシ枠の交換方法およびその取付構造は、前記各種の窓部におけるサッシ枠に適用される。以下の実施例では、主として引違い窓用のサッシ枠を例にとり説明する。
図1は、サッシ枠を建物の外壁本体の開口部に取付けた場合の下枠部分の取付形態を示す端面図である。
一般にサッシ枠1は、枠本体2と、この枠本体2の外周面に付設されている外鍔3と、枠本体2の室内側Aの側面の外周面近傍に付設されている内鍔4とよりなり、枠本体2の内周面には、引違い障子用の2本のレール2a、2bと室内側立上部2cと、室外側立上部2dとを備えている。
サッシ枠1は、外鍔3を外壁本体5の室外側Bの側面5aに、内鍔4を外壁本体5の開口部の内周面5bに、それぞれビス6a、6bをもって固定することにより、外壁本体5に取付けられている。
外壁本体5は、通常は建物?体である外壁を称するが、たとえば図6に示すように、建物?体の室外側に断熱材5cを配設した所謂、外断熱工法を採用している場合には、この断熱材5cを含めて、本明細書においては外壁本体5と称する。すなわち、サッシ枠が取付けられる壁体を外壁本体5と指称する。
サッシ枠1を外壁本体5に取付けた後に、胴縁7を介して外装材8が設けられ、また必要に応じて、外壁本体5の室外側Bの側面に防水シート9を張設し、防水テープ10をもって固定される。
外装材8の端部とサッシ枠1との間隙は、シーリング材11によって閉塞される。
また、内鍔4を開口部の内周面5bにビス止めした後に、スペーサ12を介して額縁13が設けられ、内鍔4の被覆とともに開口部の室内側の内周面の外観が整えられる。
図2は、既存サッシ枠1を新規サッシ枠14に交換する第一実施例の工程を示す図である。
既存サッシ枠1は、(a)に示す形態で外壁本体5に取付けられているが、まず(b)に示すように、シーリング材11の室外側から鋸やカッターなどの切断工具(図示省略、以下同じ)を矢印Xで示す方向にすすめ、外鍔3を切断する。
この切断に先立って、必要に応じて予めシーリング材11を除去しておくと切断作業が容易である。
次いで外壁本体5の開口部の内方から切断工具を矢印Yで示す方向にすすめ、既存サッシ枠1を内鍔4を残して切断する。
本実施例では、室内側立上部2cとレール2bとの間を切断している。このように、「内鍔4を残して切断」とは、内鍔4とともに枠本体2の一部を一体として切断する場合も含む。
外鍔3と内鍔4の両者を切断した既存サッシ枠は、室外側に移動させることにより、容易に取外すことができる。
次いで、(c)に示すように、室外側から切断工具を矢印Zで示す方向にすすめ、内鍔4を固定しているビス6bを切断し、内鍔4を取外す。これにより、既存サッシ枠1は、外鍔3を除いて、外壁本体5から取外されたこととなる。なお、内鍔4を固定しているビス6bの切断は、切断工具を矢印Xで示す方向にすすめ、外鍔3を切断する際に、切断工具を更にすすめて、ビス6bの切断も併せて行ってもよい。
次いで、(d)に示すように、新規サッシ枠14を、外装材8の端部を切除することなく、シーリング材11を除去しただけで、室外側から外壁本体5の開口部に嵌め込むことができるようにするために、新規サッシ枠14の外鍔14aの下部を、切断工具をもって矢印Pで示すように切断する。
次いで、(e)に示すように、既存サッシ枠1の切断した外鍔3を外壁本体5の室外側の側面に残存させた状態で、外鍔14aの下部を切断した新規サッシ枠14を、室外側から外壁本体5の開口部に嵌め込む。この嵌め込みにより、新規サッシ枠14の外鍔14aは、既存サッシ枠1の切断されて残存する外鍔3に、室外側に当接した状態で配設される。新規サッシ枠14の外鍔14aは、ビス15aをもって固定される。また新規サッシ枠14の内鍔14bは、取外した既存サッシ枠1の内鍔4が配設されていた、額縁13と外壁本体5の開口部の内周面5bとの間の空間内に嵌挿される。
この場合、新規サッシ枠14の外鍔14aが、既存サッシ枠1の残存する外鍔3に室外側から当接した状態で配設されているため、新規サッシ枠14の内鍔14bを除く室内側の側面14cと、額縁13の室外側の側面13aとの間に間隙16が生じる。
この間隙16を利用して、新規サッシ枠14の内鍔14bを、ビス15bをもって外壁本体5の開口部の内周面5bに固定するとともに、前記間隙16を樹脂製や木製などの化粧アングル材17をもって閉塞する。
また、(d)に示すように、必要に応じて、新規サッシ枠14の外鍔14aの室内側空間内に防水用シール材18を取付けることにより、より良好な防水効果が得られる。
なお、既存サッシ枠1および新規サッシ枠14の外壁本体5からの取外しや取付けは、通常、上下枠材と左右側枠材とが方形状に組立てられた状態で行われる。
本実施例に示すサッシ枠の交換は、外装材8、胴縁7、防水シート9、額縁13等を全く取外すことなく実施することができるとともに、窓としての開口面積も小さくなることはない。
図3は、第二実施例の工程を示す図である。図3の(a)(b)(c)で示す工程は、図2の(a)(b)(c)で示す工程と同一であるので説明を省略する。
本実施例では、(f)に示すように、(c)の工程に続いて、新規サッシ枠19の外鍔19aを切断することなく、新規サッシ枠19を、室外側から外壁本体5の開口部に嵌め込むことができるようにするため、切断工具をもって矢印Qに示すように外装材8の端部を切除する。
次いで(g)に示すように、新規サッシ枠19を、実施例1の場合と同様に、既存サッシ枠1の外鍔3を残存させたままで、かつ額縁13を取外すことなく、室外側から外壁本体5の開口部に嵌め込む。
次いで(h)に示すように、外鍔19aおよび内鍔19bをビス20a、20bでもって固定するとともに、化粧アングル材17をもって新規サッシ枠19と額縁13間の間隙を閉塞する。
外鍔19aの室外側には必要に応じて防水シート21を張設した後に、外装材8と新規サッシ枠19との間隙を、外モール22で閉塞する。なお、実施例1と同様に、必要に応じて、新規サッシ枠19の外鍔19aの室内側空間内に防水用シール材18を取付けることにより、より良好な防水効果が得られる。
本実施例に示すサッシ枠の交換方法は、外装材8の端部の切除と、外モール22で閉塞することを除いて、第一実施例と同様な効果を奏する。
図4は、第三実施例の工程を示す図である。
図4の(a)(b)(c)で示す内容は、図2の(a)(b)(c)で示す内容と同一であるので説明を省略する。
本実施例では、(i)に示すように、(c)に続いて、新規サッシ枠23の外鍔23aを切断することなく、新規サッシ枠23を、室外側から外壁本体5の開口部に嵌め込むことができるようにするため、切断工具をもって矢印Rに示すように外装材8の端部を切除する。次いで同じく切断工具をもって矢印Sに示すように、既存サッシ枠1の切断された外鍔3を外壁本体5の室外側の側面5aに固定しているビス6aを切断し、外鍔3を取外す。
この外鍔3を取外すに先立って、外鍔3の室外側の側面を覆っている防水シート9や防水テープ10を一時的に剥離するか、あるいは、外装材8の端部を切除する際に、同時に防水シート9、防水テープ10を部分的に切除してもよい。
また、切断工具をもって矢印Tに示すように額縁13の端部を切除する。
次いで、(j)に示すように、新規サッシ枠23を、室外側から外壁本体5の開口部に嵌め込み、外鍔23a、内鍔23bをそれぞれビス24a、24bをもって固定するとともに、(k)に示すように、化粧アングル材17をもって新規サッシ枠23と額縁13間の間隙を閉塞する。外鍔23aの室外側には必要に応じて防水シート21を張設し、外装材8と新規サッシ枠23との間隙を外モール22で閉塞する。
本実施例に示すサッシ枠の交換方法は、外装材8と額縁13の端部の切除と、外鍔3の取外しと、外モール22で閉塞することを除いて、第一実施例と同様な効果を奏する。
図5は、第四実施例の工程を示す図である。
図5の(a)(b)(c)で示す内容は、図2の(a)(b)(c)で示す内容と同一であるので説明を省略する。
本実施例では、(l)に示すように、(c)に続いて、第三実施例における(i)の場合と同様に、切断工具をもって矢印Uに示すように外装材8の端部の切除と、同じく切断工具をもって矢印Vに示すように、既存サッシ枠1の切断された外鍔3を固定しているビス6aを切断し、外鍔3の取外しを行う。さらに額縁13も取外す。
次いで、(m)に示すように、新規サッシ枠25を、室外側から外壁本体5の開口部に嵌め込み、外鍔25a、内鍔25bをそれぞれビス26a、26bをもって固定する。
外鍔25aの室外側には必要に応じて防水シート27を張設し、外装材8と新規サッシ枠25との間隙を外モール28で閉塞する。また、額縁13の取外しの際には、室内側のクロス5dを一部切断したり損傷する場合があるため、額縁13の室内側の側面に化粧枠13Aを施すとよい。
本実施例に示すサッシ枠の交換方法は、外装材8の端部の切除と、額縁13の取外しと、外鍔3の取外しと、外モール28で閉塞することを除いて、第一実施例と同様な効果を奏する。
図6は、サッシ枠を建物の外壁本体の開口部に取付けた場合の下枠部分の取付形態を示す端面図であり、図1に示すものとは異なる他の取付形態を示す。すなわち、建物?体である外壁5eの室外側に断熱材5cを配設した所謂、外断熱工法を採用した形態であり、このような場合には、前記したように本明細書においては、この断熱材5cも含めて外壁本体5と称する。
図6においては、サッシ枠は嵌め殺し用サッシ枠29が取付けられている場合を示す。
嵌め殺し用サッシ枠29は見込み方向の寸法が小さいためもあり、外鍔29aのみならず、内鍔29bも断熱材層の木枠5c1にそれぞれビス30a、30bをもって固定されている。
1 サッシ枠(既存サッシ枠)
2 枠本体
2a、2b レール
2c 室内側立上部
2d 室外側立上部
3 外鍔
4 内鍔
5 外壁本体
5a 室外側の側面
5b 内周面
5c 断熱材
5c1 木枠
5d クロス
5e 外壁
6a、6b ビス
A 室内側
B 室外側
7 胴縁
8 外装材
9 防水シート
10 防水テープ
11 シーリング材
12 スペーサ
13 額縁
13a 室外側の側面
13A 化粧枠
14 新規サッシ枠
14a 外鍔
14b 内鍔
14c 室内側の側面
15a、15b ビス
16 間隙
17 化粧アングル材
18 防水用シール材
19 新規サッシ枠
19a 外鍔
19b 内鍔
20a、20b ビス
21 防水シート
22 外モール
23 新規サッシ枠
23a 外鍔
23b 内鍔
24a、24b ビス
25 新規サッシ枠
25a 外鍔
25b 内鍔
26a、26b ビス
27 防水シート
28 外モール
29 サッシ枠(嵌め殺し用サッシ枠)
29a 外鍔
29b 内鍔
30a、30b ビス

Claims (12)

  1. 建物の外壁本体の開口部に取付けられ、前記外壁本体の室外側の側面に固定された外鍔と、前記開口部の内周面に固定された内鍔とを備えた既存サッシ枠を新規サッシ枠に交換する方法において、
    a)室外側より切断工具をもって、既存サッシ枠の外鍔を切断する工程と、
    b)外鍔を切断した既存サッシ枠を取外す工程と、
    c)新規サッシ枠を外壁本体に取付ける工程と、
    を具備してなることを特徴とするサッシ枠の交換方法。
  2. 「c)新規サッシ枠を外壁本体に取付ける工程」よりも前に、外壁本体の開口部の内方より切断工具をもって、既存サッシ枠の内鍔を切断する工程を有し、外鍔を切断した既存サッシ枠を取外す工程においては、外鍔と内鍔を切断した既存サッシ枠を取外すことを特徴とする請求項1記載のサッシ枠の交換方法。
  3. 外鍔と内鍔を切断した既存サッシ枠を取外した後に、内鍔を外壁本体の開口部内周面に固定しているビスを切断し、内鍔を取外すとの工程を有することを特徴とする請求項2記載のサッシ枠の交換方法。
  4. 「c)新規サッシ枠を外壁本体に取付ける工程」において、既存サッシ枠の切断した外鍔を外壁本体の室外側の側面に残存させた状態で、新規サッシ枠を外壁本体に取付けることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のサッシ枠の交換方法。
  5. 「c)新規サッシ枠を外壁本体に取付ける工程」の前に、切断された外鍔を外壁本体の室外側の側面に固定しているビスを切断し、外鍔を取外すとの工程を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のサッシ枠の交換方法。
  6. 「c)新規サッシ枠を外壁本体に取付ける工程」において、外壁本体の開口部における室内側の内周面に取付けられている額縁を取外すことなく、新規サッシ枠の内鍔を、取外した既存サッシ枠の内鍔が配設されていた、額縁と外壁本体の開口部の内周面との間の空間内に室外側から嵌挿させて、新規サッシ枠を外壁本体に取付けることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のサッシ枠の交換方法。
  7. 「c)新規サッシ枠を外壁本体に取付ける工程」において、新規サッシ枠の内鍔を、取外した既存サッシ枠の内鍔が配設されていた、額縁と外壁本体の開口部の内周面との間の空間内に室外側から嵌挿させるとともに、前記新規サッシ枠の外鍔を、外壁本体の室外側の側面に残存させた既存サッシ枠の切断された外鍔の室外側に配設し、かつ前記新規サッシ枠の内鍔を除く室内側の側面と、前記額縁の室外側の側面との間に生じる間隙を利用して、新規サッシ枠の内鍔を、ビスをもって外壁本体の開口部内に固定するとともに前記間隙を化粧アングル材をもって閉塞し、さらに新規サッシ枠の外鍔をビスをもって固定することにより、新規サッシ枠を外壁本体に取付けることを特徴とする請求項6記載のサッシ枠の交換方法。
  8. 「c)新規サッシ枠を外壁本体に取付ける工程」において、外壁本体の室外側の側面に残存させた既存サッシ枠の切断された外鍔を取外すとともに、外壁本体の開口部における室内側の内周面に取付けられている額縁の室外側端部を切断工具をもって切除し、その後、新規サッシ枠の内鍔を、取外した既存サッシ枠の内鍔が配設されていた、額縁と外壁本体の開口部の内周面との間の空間内に室外側から嵌挿させ、かつ新規サッシ枠の内鍔を除く室内側の側面と、前記額縁の室外側の側面との間に生じる間隙を利用して、新規サッシ枠の内鍔を、ビスをもって外壁本体の開口部内に固定するとともに前記間隙を化粧アングル材をもって閉塞し、さらに新規サッシ枠の外鍔をビスをもって固定することにより、新規サッシ枠を外壁本体に取付けることを特徴とする請求項6記載のサッシ枠の交換方法。
  9. 「c)新規サッシ枠を外壁本体に取付ける工程」において、外壁本体の室外側の側面に残存させた既存サッシ枠の切断された外鍔を取外すとともに、外壁本体の開口部における室内側の内周面に取付けられている額縁を取外し、新規サッシ枠を、その内鍔、外鍔をそれぞれビスをもって固定することにより、外壁本体の開口部に取付け、かつ再度、額縁を取付けることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のサッシ枠の交換方法。
  10. 「a)室外側より切断工具をもって外鍔を切断する工程」の前に、外壁本体の室外側に胴縁を介して設けられている外装材の一部の切除または前記外装材と既存サッシ枠との間に設けられているシーリング材の除去を行う工程を有することを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のサッシ枠の交換方法。
  11. 新規サッシ枠の外鍔を、外壁本体の室外側の側面に残存させた既存サッシ枠の切断された外鍔の室外側に配設して、新規サッシ枠を外壁本体に取付けたことを特徴とするサッシ枠の取付構造。
  12. 新規サッシ枠の内鍔を外壁本体の開口部の内周面に固定するビスを、新規サッシ枠の内鍔を除く室内側の側面と、前記外壁本体の開口部における室内側の内周面に取付けられている額縁の室外側の側面との間に生じる間隙内に配設するとともに、前記間隙を化粧アングル材をもって閉塞して、新規サッシ枠を外壁本体に取付けたことを特徴とする請求項11記載のサッシ枠の取付構造。
JP2012101043A 2012-04-26 2012-04-26 サッシ枠の交換方法およびその取付構造 Pending JP2013227797A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012101043A JP2013227797A (ja) 2012-04-26 2012-04-26 サッシ枠の交換方法およびその取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012101043A JP2013227797A (ja) 2012-04-26 2012-04-26 サッシ枠の交換方法およびその取付構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013227797A true JP2013227797A (ja) 2013-11-07

Family

ID=49675679

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012101043A Pending JP2013227797A (ja) 2012-04-26 2012-04-26 サッシ枠の交換方法およびその取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013227797A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019002180A (ja) * 2017-06-14 2019-01-10 Ykk Ap株式会社 建具
CN113898271A (zh) * 2021-10-15 2022-01-07 广东福临门世家智能家居有限公司 一种基于人工智能技术的门窗快速更换方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019002180A (ja) * 2017-06-14 2019-01-10 Ykk Ap株式会社 建具
CN113898271A (zh) * 2021-10-15 2022-01-07 广东福临门世家智能家居有限公司 一种基于人工智能技术的门窗快速更换方法
CN113898271B (zh) * 2021-10-15 2023-03-07 广东福临门世家智能家居有限公司 一种基于人工智能技术的门窗快速更换方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20100269432A1 (en) Fixed Frame Window or Door System
JP5946869B2 (ja) 外壁取付部材及び外壁構造
JP5917875B2 (ja) 建具
JP2013227797A (ja) サッシ枠の交換方法およびその取付構造
JP5378853B2 (ja) 改修用サッシ窓枠装置
JP5903060B2 (ja) 内窓および内窓施工方法
JP2010270525A (ja) 開口部装置
JP4446470B2 (ja) 改装サッシ
JP2019002170A (ja) 建具の取付構造
JP2017025555A (ja) 建具
JP5264809B2 (ja) 改修サッシ
JP2008144502A (ja) 建具
JP2019002180A (ja) 建具
CN104018770B (zh) 带百叶的全玻幕墙窗系统
JP7221760B2 (ja) サッシ及び開口部構造
CN216076803U (zh) 一种便于拆卸的拼接型材阳台窗安装结构
AU2011205195A1 (en) Access Panel
JP2008285921A (ja) 片引き戸及び片引き戸の施工方法
JP2006233756A (ja) 窓枠およびこれを備えた窓
JP2005320741A (ja) サッシ窓
JP2017078320A (ja) レール部材の改修方法
JPH09151670A (ja) 木調サッシへの改窓方法
JP6450644B2 (ja) 建具
JP2023029506A (ja) 改装建具及び改装建具の施工方法
JP2024015714A (ja) サッシの改修方法