JPH09151670A - 木調サッシへの改窓方法 - Google Patents

木調サッシへの改窓方法

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JPH09151670A
JPH09151670A JP7336198A JP33619895A JPH09151670A JP H09151670 A JPH09151670 A JP H09151670A JP 7336198 A JP7336198 A JP 7336198A JP 33619895 A JP33619895 A JP 33619895A JP H09151670 A JPH09151670 A JP H09151670A
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wooden
window
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Junichi Kikuta
純一 菊田
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Shin Nikkei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】施工が容易で費用も少なくて済む木調サッシへ
の改窓方法。 【解決手段】既設の単板ガラス2を取り付けた嵌め殺し
サッシ窓のサッシ枠1から押し縁9を外して単板ガラス
2を取り外し、このサッシ枠1に複層ガラス10を納め
るとともに、複層ガラス10の屋内側周縁部をサッシ枠
1の内側に固定されたガラス支持枠12に支持させ、最
後に枠組みした木枠18を躯体開口部3の内面に添わせ
て上記ガラス支持枠12に形成した取付手段16に脱着
自在に取り付けるとともに、ガラス支持枠12と取付手
段16とは木枠18で覆う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物躯体に取り付
けられた単板ガラスの嵌め殺しサッシ窓を木調サッシに
改窓する改窓方法に関する。
【0002】
【従来技術】一般に、木調サッシはアルミニウム等の金
属枠部の屋内側に木枠部を結合させたもので、次のよう
な特長を有する。 (a) 屋外側に金属枠部が位置するため、隣り合うサッシ
枠の色の統一を図ることが できるほか、風雨に強く、
耐久性に優れるとともに、強度も高い。 (b) 屋内側には木枠部が位置し、金属枠が現われないた
め、意匠性に優れ、室内に 木の温かみや優しさを感じ
させる質感を付与できる。 (c) 室内側の木枠部により断熱性、防露性に優れる。ガ
ラスを複層ガラスにすれば 上記効果は一層向上する。
【0003】このような多くの長所を備えるため、最近
では既設の金属製サッシを木調サッシへ変更し、同時に
単板ガラスを複層ガラスに変更する改窓方法の要望が高
まりつつある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の改
窓法は、既設のサッシを取り外して予め規格された複層
ガラス用のサッシ枠に交換することにより行なわれてい
た。このため、既設のサッシ枠の取り外し作業が必要と
なり、施工が面倒であるほか、取り外したサッシ枠の処
理も必要となるので、かなりの費用がかかるという欠点
があった。
【0005】本発明は上記欠点を解消し、単板ガラスの
嵌め殺しサッシ窓から木調サッシへの改窓方法であっ
て、施工が容易で、費用も少なくて済む改窓方法を提供
することをその課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明に係る木調サッシへの改窓方法は、建物躯体
に取り付けられた単板ガラスの嵌め殺しサッシ窓を次の
工程により複層ガラスの木調サッシに変更することを特
徴とする。 (イ)上記嵌め殺しサッシ窓のサッシ枠から押し縁を外
して単板ガラスを取り外すこと (ロ)上記サッシ枠に複層ガラスを納めるとともに、複
層ガラスの屋内側周縁部を上記サッシ枠の内側に固定さ
れたガラス支持枠に支持させること (ハ)枠組みした木枠を躯体開口部の内面に添わせて上
記ガラス支持枠に形成した取付手段に脱着自在に取り付
けるとともに、ガラス支持枠と取付手段とは木枠で覆う
こと
【0007】なお、前記ガラス支持枠を、前記サッシ枠
の内側に固定する代りに、前記躯体開口部の内側に固定
してもよい。
【0008】また、前記取付手段はガラス支持枠とは別
体に形成してもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は改窓前の嵌め殺しサッシ窓
で、このサッシ窓はアルミニウム等の金属製の上下枠1
a、1bと左右両側の縦枠1cとを方形に枠組みしたサ
ッシ枠1内に単板ガラス2を固定したもので、建物躯体
の開口部3に各枠の取付縁4を介して止着固定されてい
る。上記開口部3の内面には額縁5が取り付けられてい
る。
【0010】上記単板ガラス2の屋外側の周縁部は上記
サッシ枠1の内周面に方形状に形成された支持縁6にビ
ード材7を介して当接支持され、また屋内側の周縁部は
上記サッシ枠1の係止部8に係着された押し縁9に支持
されている。
【0011】次に、上記構成の嵌め殺しサッシ窓は、次
の工程により木調サッシへ改窓することができる。
【0012】まず、図3に示されるように上記サッシの
サッシ枠1から押し縁9を外して単板ガラス2を取り外
す。押し縁9はサッシ枠1の係止部8に係着されている
ので、屋内側から上下枠1a、1b及び縦枠1cの各押
し縁9を外す。そして、単板ガラス2を屋内側に引き出
して取り外す。
【0013】次に、図4に示されるように上記サッシ枠
1の屋内側から複層ガラス10を納める。この複層ガラ
ス10は2枚のガラス10aをスペーサ11を介して平
行に対向した状態で固定したもので、開口部3の屋内側
から押し入れ、複層ガラス10の屋外側の周縁部をサッ
シ枠1の支持縁6に当接させる。さらに、屋内側の周縁
部はガラス支持枠12で支持する。このガラス支持枠1
2は金属でもよいが、好ましくは合成樹脂からなる上下
及び両側の枠部材12a、12b、12cを上記サッシ
枠1の屋内側の内周面に嵌合する大きさに枠組みしたも
ので、各枠部材12a、12b、12cは屋内側と屋外
側に二重の中空部13を有するとともに、サッシ枠1の
上下及び両側の枠部材1a、1b、1cにネジ止めされ
ている。なお、ネジ14は額縁5まで螺入させるのが望
ましい。また、ガラス支持枠12の各枠部材12a、1
2b、12cの屋外側には複層ガラス10の屋内側面に
当接するビード材15が保持されている。
【0014】上記ガラス支持枠12には、図6に詳しく
示すように、取付手段16が固定されている。この取付
手段16は金属又は合成樹脂からなり、上記ガラス支持
枠12の各枠部材12a、12b、12cの内面にネジ
21により固定され、上記内面のさらに内方に突出する
「ヘ」の字形の弾性を有する係合片17が形成されてい
る。
【0015】さらに、枠組みした木枠18を図4、図5
及び図7、図8に示されるように、躯体開口部3の内面
に添わせて上記ガラス支持枠12に形成した取付手段1
6に取り付ける。木枠18は木製の枠で、外周面の屋内
側の端部は外方に膨突し、さらに外周面の屋外側にはV
字形の係合溝19が形成されている。木枠18は開口部
3の屋内側から嵌め込んで上記係合溝19を取付手段1
6の係合片17に係合させることにより取り付けられ
る。ところで、既設サッシの開口部3の内側に木枠18
を隙間なく嵌合するのは難しい。そこで、木枠18の膨
突部20の縦横の寸法を開口部3の寸法よりも小さくし
て形成し、木枠18の膨突部20の外周面に柔軟な合成
樹脂製又はゴム製のビード材21を取り付けておくのが
好ましい。これにより、木枠18の嵌合作業が容易にな
るとともに、額縁5と木枠18との間の隙間はビード材
21によって塞がれる。また、木枠18の取付けにより
ガラス支持枠12と取付手段16とは木枠18で覆われ
る。したがって、内観が良好となる。
【0016】上記工程により、単板ガラスの嵌め殺しサ
ッシ窓が、図7、図8に示す複層ガラスを備えた木調サ
ッシに改窓される。
【0017】以上のように、既設のサッシ枠1を取り付
けたままでも、このサッシ枠1の単板ガラス2の押し縁
9を外し、屋内側にガラス支持枠12を取り付けるだけ
で複層ガラス10に転換できるとともに、上記サッシ枠
1の屋内側に簡単な構造の取付手段16を介して木枠1
8を取り付けるだけで木調サッシが得られる。したがっ
て、既設の単板ガラス2の嵌め殺しサッシ窓を、簡単な
施工により低コストで断熱性能、防露性能等に優れた高
級感のある複層ガラス10を有する木調サッシに変更す
ることができる。
【0018】また、木枠18は強制的に屋内側に引き出
すことにより上記取付手段16から取り外すことがで
き、このように木枠18は脱着することができるから、
木枠18が腐食したとき、インテリアに合わせて木枠1
8も変えたいときなど、簡単に新しい木枠18に交換す
ることができる。
【0019】なお、取付手段16はガラス支持枠12の
枠部材12a、12b、12cと同じ長さでもよいが、
枠部材よりも短いものとし、1つの枠部材に対して複数
個を取り付けるようにしてもよい。
【0020】また、ガラス支持枠12はサッシ枠1でな
く、開口部3の内側に直接に固定する構成であってもよ
い。取付手段16もガラス支持枠12でなく、開口部3
の内側に直接に固定してもよい。
【0021】さらに、取付手段16はガラス支持枠12
とは別体に形成しなくてもよい。ガラス支持枠12に一
体に形成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】既設のサッシ枠の縦断面図
【図2】上記サッシ枠の横断面図
【図3】上記サッシ枠から単板ガラスを外した状態の縦
断面図
【図4】上記サッシ枠に対し複層ガラスとともにガラス
支持枠を取り付けた状態の縦断面図
【図5】上記サッシの横断面図
【図6】ガラス支持枠と取付手段の分解図
【図7】上記サッシ枠に木枠を取り付けて改窓が完成し
た状態の縦断面図
【図8】改窓が完成した状態の横断面図
【符号の説明】
1 サッシ枠 2 単板ガラス 10 複層ガラス 12 支持枠 16 取付手段 18 木枠

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物躯体に取り付けられた単板ガラスの
    嵌め殺しサッシ窓を次の工程により複層ガラスの木調サ
    ッシに変更する木調サッシへの改窓方法。 (イ)上記嵌め殺しサッシ窓のサッシ枠から押し縁を外
    して単板ガラスを取り外すこと(ロ)上記サッシ枠に複
    層ガラスを納めるとともに、複層ガラスの屋内側周縁部
    を上記サッシ枠の内側に固定されたガラス支持枠に支持
    させること(ハ)枠組みした木枠を躯体開口部の内面に
    添わせて上記ガラス支持枠に形成した取付手段に脱着自
    在に取り付けるとともに、ガラス支持枠と取付手段とは
    木枠で覆うこと
  2. 【請求項2】 前記ガラス支持枠を前記サッシ枠の内側
    に固定する代りに、前記躯体開口部の内側に固定した請
    求項1記載の木調サッシへの改窓方法。
  3. 【請求項3】 前記取付手段はガラス支持枠とは別体に
    形成された請求項1記載の木調サッシへの改窓方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011132798A (ja) * 2009-11-27 2011-07-07 Sankyo Tateyama Aluminium Inc ドアの製造方法及びドア
KR101273556B1 (ko) * 2011-08-12 2013-06-17 전남대학교산학협력단 탈착식 이중외피시스템
CN103883205A (zh) * 2012-12-20 2014-06-25 南通海鹰木业有限公司 一种摇臂外开窗结构

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